JP2018018373A - 抽出装置および抽出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験工程の開始前に適切に試験項目を抽出し、開発期間の延伸や追加費用の発生を抑止して高品質のソフトウェアを開発すること。
【解決手段】特定部15bが、過去に開発された機能部のうち、解析部15aが抽出した試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定し、判定部15cが、特定された過去の機能部についてのバグ情報14bを参照し、該機能部について発見されたバグの傾向を示す特徴量に基づいて、試験対象の機能部について実施する試験の数の重み付けを反映する重要度を判定し、抽出部15dが、特定された過去の機能部についての試験項目情報14aを参照し、判定された重要度に応じて優先度の高い順に実施する試験項目を抽出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、抽出装置および抽出方法に関する。
一般に、ウォーターフォールモデルによるソフトウェア開発において、方式検討/基本設計、機能設計、詳細設計、製造、単体試験、結合試験、および複数複合試験/安定化試験等の各工程が順次実施される(非特許文献1参照)。従来、上流工程と呼ばれる方式検討/基本設計、機能設計、および詳細設計において生成される仕様書や設計書を基に、下流工程と呼ばれる単体試験、結合試験、および複数複合試験/安定化試験における試験項目が手動で抽出されている。
下流工程の各試験工程においては、品質評価のためのバグ密度等の指標値が定められており、各試験工程が完了した後に、指標値の実績値が所定の目標値の範囲を満たしているか否かの品質評価が行われる。その結果、指標値の実績値が所定の目標値の範囲を満たしている場合に、当該試験工程の終了判定が行われる。一方、指標値の実績値が所定の目標値の範囲を満たしていない場合には、品質向上のため、試験項目を追加した強化試験が行われる場合がある。
SQuBOK策定部会 村上和夫、「ソフトウェア品質知識体系ガイド(第2版)−SQuBOK Guide V2−」、株式会社オーム社、2014年11月28日、p.94−95、p.169−170
しかしながら、強化試験は各試験工程の完了後に行われるため、強化試験の実施に伴い、開発期間の延伸や追加費用の発生等の問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、試験工程の開始前に適切に試験項目を抽出し、開発期間の延伸や追加費用の発生を抑止して高品質のソフトウェアを開発することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る抽出装置は、過去に開発された機能部と実施された試験と各試験の実施の優先度合いを示す優先度とを対応付けした試験項目情報と、前記機能部と実施された試験で発見されたバグとを対応付けしたバグ情報とを記憶する記憶部と、前記機能部のうち、試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する特定部と、特定された前記機能部についての前記バグ情報を参照し、該機能部について発見されたバグの傾向に基づいて、前記試験対象の機能部について実施する試験の数の重み付けを反映する重要度を判定する判定部と、特定された前記機能部についての前記試験項目情報を参照し、判定された前記重要度に応じて前記優先度の高い順に試験を抽出する抽出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、試験工程の開始前に適切に試験項目を抽出し、開発期間の延伸や追加費用の発生を抑止して高品質のソフトウェアを開発することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る抽出装置の処理の概要を例示する模式図である。 図2は、本実施形態に係る抽出装置の概略構成を例示する模式図である。 図3は、試験項目情報のデータ構成を例示する図である。 図4は、バグ情報のデータ構成を例示する図である。 図5は、抽出処理手順を示すフローチャートである。 図6は、抽出装置の抽出処理による効果を説明するための説明図である。 図7は、抽出装置の抽出処理による効果を説明するための説明図である。 図8は、抽出プログラムを実行するコンピュータを例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[抽出装置の処理概要]
図1は、本実施形態に係る抽出装置1の処理の概要を例示する模式図である。図1に例示するように、抽出装置1は、仕様書または設計書に記載されている開発対象の機能部を試験対象として、過去に開発された機能部の試験に関する統計情報を参照し、試験対象の機能部で実施する試験の試験項目表を出力する。その際、抽出装置1は、過去に開発された機能部について実施された試験で発見されたバグ数、開発規模数に対するバグ数の割合を意味するバグ密度、バグ解決期間、または複雑度を表すメトリクス指標等で表されるバグの傾向を参照して、試験項目数の重み付けを行う。併せて、抽出装置1は、バグ傾向に応じた品質評価の指標値を出力する。
具体的に、試験対象の機能部について、統計情報から推定されるバグの傾向に基づいて試験項目数の重み付けを反映する重要度が判定され、重要度に応じて各機能部の試験項目が決定される。図1に示す例において、重要度1は、強化対象すなわち強化試験対象を意味する。また重要度2は、通常すなわち通常の試験対象を意味する。また、重要度3は、軟化対象すなわち試験項目数を低減する軟化試験対象を意味する。例えば、試験対象の機能部Aについて、判定された重要度1に応じて、10項目の試験項目が決定される。また、機能部Bについて、判定された重要度2に応じて、5項目の試験項目が決定される。また、機能部Cについて、判定された重要度3に応じて、2項目の試験項目が決定される。
[抽出装置の構成]
図2は、本実施形態に係る抽出装置1の概略構成を例示する図である。図2に例示するように、抽出装置1は、パソコン等の汎用コンピュータで実現され、入力部11、出力部12、通信制御部13、記憶部14、および制御部15を備える。
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部15に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部12は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンター等の印刷装置等によって実現される。
通信制御部13は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの電気通信回線を介した各種のセンサ等の外部の装置と制御部15との通信を制御する。
記憶部14は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。本実施形態において、記憶部14には、過去に開発された機能部の試験に関する統計情報として、試験項目情報14aおよびバグ情報14bが記憶される。なお、記憶部14は、通信制御部13を介して制御部15と通信する構成でもよい。
試験項目情報14aは、過去に開発された機能部と実施された試験と各試験の実施の優先度合いを示す優先度とが対応付けされた情報である。図3は、試験項目情報14aのデータ構成を例示する図である。図3に例示するように、本実施形態の試験項目情報14aは、機能部と試験項目とを含む。各試験項目には、優先度が対応付けされている。
ここで、機能部とは、過去に開発された機能部を意味する。試験項目とは、実施された試験を識別する項目名を意味する。優先度とは、各試験の実施の優先度合いを意味し、予め設定される。例えば、後述するバグ情報14bの各バグの重大性に応じて、当該バグが発見された試験に対する優先度が設定される。
図3には、例えば、機能部aについて、試験項目1〜試験項目4の4つの試験が実施されたことが例示されている。また実施された試験のうち、例えば、試験項目1および試験項目2の優先度が1すなわち最も高い優先度が設定されていることが例示されている。
バグ情報14bは、過去に開発された機能部と実施された試験で発見されたバグとが対応付けされた情報である。図4は、バグ情報14bのデータ構成を例示する図である。図4に例示するように、本実施形態のバグ情報14bは、機能部とバグと試験項目と特徴量とを含む。各試験項目には優先度が対応付けされている。
ここで、バグとは、実施された試験で発見されたバグを意味する。試験項目とは、バグが発見された試験を識別する項目名を意味する。また、特徴量は、発見されたバグの傾向を示す。例えば、バグ数、バグ密度、バグ解決期間、またはメトリクス指標等のうち、1つあるいは複数の組み合わせで表される。
図4には、例えば、機能部aについて実施された試験においてバグa〜バグdの4つのバグが発見されたこと、また特徴量としてバグ密度がαであったことが例示されている。また、発見されたバグのうち、例えば、バグaは、優先度が1に設定された試験項目4の試験において発見されたことが例示されている。
図2の説明に戻る。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、メモリに記憶された処理プログラムを実行する。これにより、制御部15は、図1に例示するように、解析部15a、特定部15b、判定部15cおよび抽出部15dとして機能する。
解析部15aは、入力された仕様書または設計書を解析して、試験対象の機能部を抽出する。例えば、仕様書または設計書に記載されている自然言語情報から、開発対象の機能部が抽出される。ここで抽出された開発対象の機能部が試験対象とされる。
特定部15bは、過去に開発された機能部のうち、試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する。具体的に、特定部15bは、試験項目情報14aまたはバグ情報14bに含まれる機能部のうち、解析部15aが抽出した試験対象の各機能部と、例えば名称や構成要件等が同一または類似の機能部を特定する。
判定部15cは、特定された過去の機能部についてのバグ情報14bを参照し、該機能部について発見されたバグの傾向を示す特徴量に基づいて、試験対象の機能部について実施する試験の数の重み付けを反映する重要度を判定する。すなわち、過去の機能部のバグの傾向が試験対象の機能部のバグの傾向として推定され、推定されたバグの傾向に基づいて試験対象の機能部の重要度が判定される。例えば、特徴量がバグ数で表されている場合に、バグ数を所定の閾値で3段階に分類し、バグ数が多い順に重要度が高いものと判定する。図1に示した例では、重要度1が最も高い重要度とされている。
なお、後述する抽出部15dの処理において、ここで判定された重要度に応じて、図1に例示したように、試験対象の機能部が強化試験対象、通常試験対象、または軟化試験対象等に分類され、分類に応じて各機能部で実施される試験項目数の重み付けが行われる。
また、判定部15cは、特徴量に基づいて、バグに関する品質評価の指標値を決定する。これにより、バグ傾向に応じて適切に品質評価の指標値が決定されるので、開発期間の延伸を防止することができる。
抽出部15dは、特定部15bにより特定された過去の機能部についての試験項目情報14aを参照し、判定部15cにより判定された重要度に応じて優先度の高い順に実施する試験項目を抽出する。例えば、図1に例示したように、重要度が高いほど多数の試験項目が、優先度の高い順に抽出される。これにより、試験に関する統計情報から、試験対象の機能部に対して実施される試験のバグの傾向が推定され、推定されたバグの傾向に応じて試験項目数に重み付けされて試験項目が抽出される。また、試験項目は、統計情報から優先度の高い順に抽出されるので、重要な試験項目の試験漏れが防止される。
なお、抽出部15dが、特定された過去の機能部についてのバグ情報14bを参照し、過去の機能部の特徴量に応じてバグを重大性の順に特定し、そのバグに対応する試験項目を実施する試験項目として抽出してもよい。その場合、抽出部15dが、特徴量に基づいて、バグに関する品質評価の指標値を決定する。また、上記の判定部15cの処理を省略できる。
[抽出処理]
次に、図5を参照して、本実施形態に係る抽出装置1による抽出処理について説明する。図5は、抽出処理手順を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、例えば、仕様書または設計書が入力されたタイミングで開始される。
まず、解析部15aが、入力された仕様書または設計書を解析し、試験対象の機能部を抽出する(ステップS1)。
次に、特定部15bが、過去に開発され、試験項目情報14aまたはバグ情報14bに含まれる機能部のうち、試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する(ステップS2)。
次に、判定部15cが、特定された過去の機能部についてのバグ情報14bを参照し、該機能部について発見されたバグの傾向を示す特徴量に基づいて、試験対象の機能部について実施する試験の数の重み付けを反映する重要度を判定する。また、判定部15cが、特徴量に基づいて、バグに関する品質評価の指標値を決定する(ステップS3)。
次に、抽出部15dが、特定された過去の機能部についての試験項目情報14aを参照し、判定された重要度に応じて、優先度の高い順に試験項目を抽出し(ステップS4)、試験対象の機能部に対して実施する試験の試験項目表として出力する。これにより、一連の抽出処理が終了する。
以上、説明したように、本実施形態の抽出装置1において、特定部15bが、過去に開発された機能部のうち、解析部15aが抽出した試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する。また、判定部15cが、特定された過去の機能部についてのバグ情報14bを参照し、該機能部について発見されたバグの傾向を示す特徴量に基づいて、試験対象の機能部について実施する試験の数の重み付けを反映する重要度を判定する。また、抽出部15dが、特定された過去の機能部についての試験項目情報14aを参照し、判定された重要度に応じて優先度の高い順に実施する試験項目を抽出する。
これにより、試験に関する統計情報から、試験対象の機能部に対して実施される試験のバグの傾向が推定され、推定されたバグの傾向に応じて試験項目数に重み付けされて試験項目が抽出される。その際、試験項目は、統計情報から優先度の高い順に抽出されるので、重要な試験項目の試験漏れが防止される。
図6および図7は、抽出装置1による抽出処理の効果を説明するための説明図である。図6に示すように、従来、試験工程の終了後に品質評価が行われ、品質に問題がなければ開発終了と判定されていた。一方、品質に問題があれば、その後に強化試験が実施されていたため、開発期間の延伸やそれに伴うコスト増加が発生していた。これに対し、本実施形態の抽出装置1の抽出処理によれば、限られた開発期間内に限られたコストを分配して強化試験を先行的に実施できる。したがって、開発期間の延伸やそれに伴うコスト増加を防止することができる。
例えば、図7には、3つの機能部A、機能部B、機能部Cを含む開発において、通常の試験のコストが各1であり合計3であった場合について例示されている。従来、強化試験を実施する場合、3つの機能部の全てを強化試験の対象とするため、強化試験のコストが各2であれば合計6になっていた。
これに対し、本実施形態の抽出装置1は、3つの機能部のそれぞれについて、試験に関する統計情報に基づいて強化対象、軟化対象、または通常等に分類する重要度を判定して、重要度に応じて試験項目数の重み付けを行う。これにより、例えば、機能部Aおよび機能部Cは軟化対象として試験項目数を半減させコストを0.5に抑える一方、機能部Bのみを強化対象としてコスト2として、合計3のコストを重要度に応じて分配することができる。このように、本実施形態の抽出装置1によれば、試験工程の開始前に適切に試験項目を抽出し、開発期間の延伸や追加費用の発生を抑止して高品質のソフトウェアを開発することができる。
また、判定部15cが、バグの傾向を示す特徴量に基づいて、バグに関する品質評価の指標値を決定する。これにより、バグ傾向に応じて適切に品質評価の指標値が決定されるので、開発期間の延伸を防止することができる。
[プログラム]
上記実施形態に係る抽出装置1が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。一実施形態として、抽出装置1は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の抽出処理を実行する抽出プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記の抽出プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を抽出装置1として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)などのスレート端末などがその範疇に含まれる。また、ユーザが使用する端末装置をクライアントとし、当該クライアントに上記の抽出処理に関するサービスを提供するサーバ装置として実装することもできる。例えば、抽出装置1は、仕様書または設計書を入力とし、試験項目を出力する抽出処理サービスを提供するサーバ装置として実装される。この場合、抽出装置1は、Webサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の抽出処理に関するサービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。以下に、抽出装置1と同様の機能を実現する抽出プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図8に示すように、抽出プログラムを実行するコンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
ここで、図8に示すように、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
また、抽出プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した抽出装置1が実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、抽出プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、抽出プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、抽出プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 抽出装置
11 入力部
12 出力部
13 通信制御部
14 記憶部
14a 試験項目情報
14b バグ情報
15 制御部
15a 解析部
15b 特定部
15c 判定部
15d 抽出部

Claims (4)

  1. 過去に開発された機能部と実施された試験と各試験の実施の優先度合いを示す優先度とを対応付けした試験項目情報と、前記機能部と実施された試験で発見されたバグとを対応付けしたバグ情報とを記憶する記憶部と、
    前記機能部のうち、試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する特定部と、
    特定された前記機能部についての前記バグ情報を参照し、該機能部について発見されたバグの傾向に基づいて、前記試験対象の機能部について実施する試験の数の重み付けを反映する重要度を判定する判定部と、
    特定された前記機能部についての前記試験項目情報を参照し、判定された前記重要度に応じて前記優先度の高い順に実施する試験を抽出する抽出部と、
    を備えることを特徴とする抽出装置。
  2. 前記判定部は、さらに、前記バグの傾向に基づいて、バグに関する品質評価の指標値を決定することを特徴とする請求項1に記載の抽出装置。
  3. 過去に開発された機能部と実施された試験と各試験の実施の優先度合いを示す優先度とを対応付けした試験項目情報と、前記機能部と実施された試験で発見されたバグとを対応付けしたバグ情報とを記憶する記憶部と、
    前記機能部のうち、試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する特定部と、
    特定された前記機能部についての前記バグ情報を参照し、該機能部について発見されたバグの傾向に応じて、該バグ情報の各バグを重大性の順に特定し、該バグに対応する試験を実施する試験として抽出する抽出部と、
    を備えることを特徴とする抽出装置。
  4. 抽出装置において実行される抽出方法であって、
    前記抽出装置は、過去に開発された機能部と実施された試験と各試験の実施の優先度合いを示す優先度とを対応付けした試験項目情報と、前記機能部と実施された試験で発見されたバグとを対応付けしたバグ情報とを記憶する記憶部を備え、
    前記機能部のうち、試験対象の機能部と同一または類似の機能部を特定する特定工程と、
    特定された前記機能部についての前記バグ情報を参照し、該機能部について発見されたバグの傾向に基づいて、前記試験対象の機能部について実施する試験の数の比率を表す重要度を判定する判定工程と、
    特定された前記機能部についての前記試験項目情報を参照し、判定された前記重要度に応じて前記優先度の高い順に実施する試験を抽出する抽出工程と、
    を含んだことを特徴とする抽出方法。
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