JP2018017266A - Damper gear, and process of manufacture thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば自動車、鉄道車両等の車両の振動を緩衝するのに好適に用いられるダンパ装置およびその製造方法に関する。 The present invention relates to a damper device suitably used for buffering vibrations of vehicles such as automobiles and railway vehicles, and a method for manufacturing the same.
一般に、自動車等の車両には、車体(ばね上)側と各車輪(ばね下)側との間に油圧緩衝器に代表されるダンパ装置が設けられている。ここで、特許文献1には、機能性流体を用いたダンパ(緩衝器)において、内筒と外側の筒部材(電極筒)との間に流路形成部材を設け、該流路形成部材に機能性流体を流通させることで減衰特性を変化させる構成が開示されている。 Generally, in a vehicle such as an automobile, a damper device represented by a hydraulic shock absorber is provided between a vehicle body (spring top) side and each wheel (spring bottom) side. Here, in Patent Document 1, in a damper (buffer) using a functional fluid, a flow path forming member is provided between an inner cylinder and an outer cylindrical member (electrode cylinder). A configuration is disclosed in which a damping characteristic is changed by circulating a functional fluid.
ところで、ダンパ装置は、電極筒と流路形成部材との間での機能性流体の漏れを抑制するために、例えば電極筒と流路形成部材との嵌め合いに締め代を設定する構成が考えられる。しかしながら、締め代を大きくすると、流路形成部材によじれやずれが生じる可能性があり、組付け性が悪くなるという問題がある。 By the way, in order to suppress the leakage of the functional fluid between the electrode cylinder and the flow path forming member, for example, the damper device may be configured to set a tightening margin for fitting between the electrode cylinder and the flow path forming member. It is done. However, when the tightening margin is increased, there is a possibility that the flow path forming member may be kinked or displaced, and there is a problem that the assembling property is deteriorated.
本発明の目的は、内筒と外側の筒部材(電極筒)と流路形成部材との組付け性を向上することができるダンパ装置およびその製造方法を提供することにある。 The objective of this invention is providing the damper apparatus which can improve the assembly | attachment property of an inner cylinder, an outer cylinder member (electrode cylinder), and a flow-path formation member, and its manufacturing method.
上述した課題を解決するため、本発明によるダンパ装置は、内筒と該内筒の外側に設けられた筒部材との間の環状通路に電界または磁界を印加させ、電界または磁界により流体性状が変化する機能性流体を流通させることで減衰力特性を変化させるダンパ装置であって、前記内筒と前記筒部材との間に設けられ、前記環状通路内の機能性流体の流路を形成する流路形成部材と、前記筒部材の軸方向に延びて前記筒部材に形成された離間部と、を備えている。 In order to solve the above-described problems, a damper device according to the present invention applies an electric field or a magnetic field to an annular passage between an inner cylinder and a cylindrical member provided outside the inner cylinder, and the fluid property is changed by the electric field or the magnetic field. A damper device that changes damping force characteristics by circulating a changing functional fluid, and is provided between the inner cylinder and the cylinder member, and forms a flow path of the functional fluid in the annular passage. A flow path forming member, and a spacing portion extending in the axial direction of the cylindrical member and formed in the cylindrical member.
また、本発明によるダンパ装置の製造方法は、内筒と該内筒の外側に設けられた筒部材との間の環状通路に電界または磁界を印加させ、電界または磁界により流体性状が変化する機能性流体を流通させることで減衰力特性を変化させるダンパ装置の製造方法であって、前記環状通路内に機能性流体の流路を形成するために前記内筒の外周側に配置された流路形成部材を、前記内筒または前記筒部材に固着する固着工程と、前記内筒を冷間収縮させるか、または前記筒部材を熱膨張させる熱変形工程と、前記熱変形工程の後に前記内筒を前記筒部材内に挿入する挿入工程と、を有している。 Also, the damper device manufacturing method according to the present invention has a function in which an electric field or a magnetic field is applied to an annular passage between an inner cylinder and a cylindrical member provided outside the inner cylinder, and a fluid property is changed by the electric field or the magnetic field. A damper device manufacturing method for changing a damping force characteristic by flowing a functional fluid, wherein the flow path is disposed on the outer peripheral side of the inner cylinder in order to form a functional fluid flow path in the annular passage A fixing step of fixing the forming member to the inner cylinder or the cylindrical member, a thermal deformation step of cold-shrinking the inner cylinder or thermally expanding the cylindrical member, and the inner cylinder after the thermal deformation step And an insertion step of inserting the inside into the cylindrical member.
本発明のダンパ装置およびその製造方法によれば、内筒と外側の筒部材(電極筒)と流路形成部材との組付け性を向上することができる。 According to the damper device and the manufacturing method thereof of the present invention, it is possible to improve the assembling property of the inner cylinder, the outer cylinder member (electrode cylinder), and the flow path forming member.
以下、実施の形態によるダンパ装置について、4輪自動車等の車両に設けられる緩衝器に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って説明する。 Hereinafter, the damper device according to the embodiment will be described with reference to the accompanying drawings, taking as an example a case where the damper device is applied to a shock absorber provided in a vehicle such as a four-wheeled vehicle.
図1ないし図6は、第1の実施の形態を示している。図1において、ダンパ装置としての緩衝器1は、内部に封入する作動油(後述の作動流体21)として機能性流体(即ち、電気粘性流体)を用いた減衰力調整式の油圧緩衝器(セミアクティブダンパ)として構成されている。緩衝器1は、例えば、コイルばねからなる懸架ばね(図示せず)と共に、車両用のサスペンション装置を構成する。なお、以下の説明では、緩衝器1の軸方向の一端側を「上端」側とし、軸方向の他端側を「下端」側として記載するものとする。
1 to 6 show a first embodiment. In FIG. 1, a shock absorber 1 as a damper device includes a damping force adjustment type hydraulic shock absorber (semi-semiconductor) that uses a functional fluid (that is, electrorheological fluid) as a working oil (a working
緩衝器1は、外筒2、内筒4、ピストン5、ピストンロッド8、電極筒17、環状通路18、作動流体21、流路形成部材22等を含んで構成されている。外筒2は、緩衝器1の外殻をなすもので、円筒体として形成されている。外筒2は、その下端側がボトムキャップ3により溶接手段等を用いて閉塞された閉塞端となっている。
The shock absorber 1 includes an
ボトムキャップ3は、後述するボトムバルブ12のバルブボディ13と共にベース部材を構成している。外筒2の上端側は、開口端となり、この開口端側には、かしめ部2Aが径方向内側に屈曲して形成されている。かしめ部2Aは、シール部材11の環状板体11Aの外周側を抜け止め状態で保持している。
The bottom cap 3 constitutes a base member together with a
内筒4は、軸方向に延びる円筒状の筒体として形成され、後述の作動流体21(即ち、機能性流体)が封入されている。内筒4は、外筒2内に該外筒2と同軸に設けられ、内筒4の内部には、後述のピストンロッド8が挿入されている。内筒4は、下端側がボトムバルブ12のバルブボディ13に嵌合して取付けられ、上端側はロッドガイド9に嵌合して取付けられている。内筒4には、後述の流路27に常時連通する油穴4Aが、径方向の横孔として周方向に離間して複数(例えば、4個)形成されている。内筒4内のロッド側油室Bは、油穴4Aによって流路27と連通している。
The
内筒4は、外筒2と共にシリンダを構成し、該シリンダ内には、作動流体21が封入されている。ここで、実施の形態では、シリンダ内に充填(封入)される流体、即ち、作動油となる作動流体21として、電気粘性流体(ERF:Electro Rheological Fluid)を用いている。なお、図1では、封入されている作動流体21を無色透明としている。
The
電気粘性流体は、電界により流体の性状が変化する機能性流体の一種であり、電気粘性流体は、電界(電圧)により性状が変化する流体である。即ち、電気粘性流体は、印加される電圧に応じて流通抵抗(減衰力特性)が変化するものである。電気粘性流体は、例えば、シリコンオイル等からなる基油と、該基油に混ぜ込まれ電界の変化に応じて粘性を可変にする粒子とにより構成されている。緩衝器1は、後述の流路27内に電位差を発生させ、該流路27を流通する電気粘性流体の粘度を制御することで、発生減衰力を制御(調整)する構成となっている。
The electrorheological fluid is a kind of functional fluid whose properties change by an electric field, and the electrorheological fluid is a fluid whose properties change by an electric field (voltage). That is, the electrorheological fluid has a flow resistance (damping force characteristic) that changes according to the applied voltage. The electrorheological fluid is composed of, for example, a base oil made of silicon oil or the like, and particles that are mixed in the base oil and change the viscosity according to a change in electric field. The shock absorber 1 is configured to control (adjust) the generated damping force by generating a potential difference in a
内筒4と外筒2との間には、環状のリザーバ室Aが形成されている。リザーバ室A内には、作動流体21と共に作動気体となるガスが封入されている。このガスは、大気圧状態の空気であってもよく、また圧縮された窒素ガス等の気体を用いてもよい。リザーバ室A内のガスは、ピストンロッド8の縮小(縮み行程)時に、当該ピストンロッド8の進入体積分を補償すべく圧縮される。
An annular reservoir chamber A is formed between the
ピストン5は、内筒4内に摺動可能に嵌装(挿嵌)されている。ピストン5は、内筒4内をロッド側油室Bとボトム側油室Cとに画成している。ピストン5には、ロッド側油室Bとボトム側油室Cとを連通可能とする油路5A,5Bがそれぞれ複数個、周方向に離間して形成されている。ここで、実施の形態による緩衝器1は、ユニフロー構造となっている。このため、内筒4内の作動流体21は、ピストンロッド8の縮み行程と伸び行程との両行程で、ロッド側油室B(即ち、内筒4の油穴4A)から流路27に向けて常に一方向(即ち、図1中に二点鎖線で示す矢印Fの方向)に流通する。
The
このようなユニフロー構造を実現するため、ピストン5の上端面には、例えば、ピストンロッド8の縮小行程(縮み行程)でピストン5が内筒4内を下向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する縮み側逆止弁6が設けられている。縮み側逆止弁6は、ボトム側油室C内の油液(作動流体21)がロッド側油室Bに向けて各油路5A内を流通するのを許し、これとは逆向きに油液が流れるのを阻止する。
In order to realize such a uniflow structure, the upper end surface of the
ピストン5の下端面には、例えば、伸長側のディスクバルブ7が設けられている。伸長側のディスクバルブ7は、ピストンロッド8の伸長行程(伸び行程)でピストン5が内筒4内を上向きに摺動変位するときに、ロッド側油室B内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を、各油路5Bを介してボトム側油室C側にリリーフする。
On the lower end surface of the
ピストンロッド8は、内筒4内を軸方向(内筒4および外筒2、延いては、緩衝器1の中心軸線と同方向であり、図1の上下方向)に延びるロッドである。ピストンロッド8の下端側は、内筒4内でピストン5に連結(固定)されている。即ち、ピストンロッド8の下端側には、ナット8A等を用いてピストン5が固定(固着)されている。一方、ピストンロッド8の上端側は、シリンダとなる内筒4および外筒2の外部へ延出している。即ち、ピストンロッド8の上端側は、ロッドガイド9を介して外部に突出している。なお、ピストンロッド8の下端をさらに延ばしてボトム部(例えば、ボトムキャップ3)側から外向きに突出させ、所謂、両ロッドとしてもよい。
The piston rod 8 is a rod that extends in the
ロッドガイド9は、内筒4と外筒2の上端側(一端側)に設けられている。ロッドガイド9は、内筒4と外筒2の上端側を閉塞するように、これら内筒4および外筒2に嵌合している。ロッドガイド9は、ピストンロッド8を支持するもので、例えば金属材料、硬質な樹脂材料等に成形加工、切削加工等を施すことにより所定形状の筒体(段付円筒状)として形成されている。ロッドガイド9は、内筒4の上側部分および後述の電極筒17の上側部分を、外筒2の中央に位置決めする。これと共に、ロッドガイド9は、その内周側でピストンロッド8を軸方向に摺動可能に案内(ガイド)する。
The
ロッドガイド9は、上側に位置して外筒2の内周側に挿嵌される環状の大径部9Aと、該大径部9Aの下側に位置して内筒4の内周側に挿嵌される短尺筒状の小径部9Bとにより段付円筒状に形成されている。ロッドガイド9の小径部9Bの内周側には、ピストンロッド8を軸方向に摺動可能にガイドするガイド部9Cが設けられている。ガイド部9Cは、例えば金属筒の内周面に4フッ化エチレンコーティングを施すことにより形成されている。
The
一方、ロッドガイド9の外周側で大径部9Aと小径部9Bとの間には、環状の保持部材10が嵌合して取付けられている。保持部材10は、後述する電極筒17の上端側を軸方向に位置決めした状態で保持している。保持部材10は、例えば電気絶縁性材料(アイソレータ)により形成され、内筒4およびロッドガイド9と電極筒17との間を電気的に絶縁した状態に保っている。
On the other hand, an annular holding
シール部材11は、ロッドガイド9の大径部9Aと外筒2のかしめ部2Aとの間に設けられている。シール部材11は、全体として円環状に形成されている。即ち、シール部材11は、中心にピストンロッド8が挿通される孔が設けられた金属性の環状板体11Aと、該環状板体11Aに焼き付等の手段で固着されたゴム等の弾性材料からなる環状の弾性体11Bとを含んで構成されている。シール部材11は、弾性体11Bの内周がピストンロッド8の外周側に摺接することにより、ピストンロッド8との間を液密、気密に封止(シール)する。
The
ボトムバルブ12は、内筒4の下端側(他端側)に位置して該内筒4とボトムキャップ3との間に設けられている。ボトムバルブ12は、バルブボディ13と、伸び側逆止弁15と、ディスクバルブ16とを含んで構成されている。バルブボディ13は、ボトムキャップ3と内筒4との間でリザーバ室Aとボトム側油室Cとを画成する。バルブボディ13には、リザーバ室Aとボトム側油室Cとを連通可能とする油路13A,13Bがそれぞれ周方向に間隔をあけて形成されている。
The
バルブボディ13の外周側には、段差部13Cが形成され、該段差部13Cには、内筒4の下端内周側が嵌合して固定されている。また、段差部13Cには、環状の保持部材14が内筒4の外周側に嵌合して取付けられている。
A stepped
保持部材14は、後述する電極筒17の下端側を軸方向に位置決めした状態で保持している。保持部材14は、例えば電気絶縁性材料(アイソレータ)により形成され、内筒4およびバルブボディ13と電極筒17との間を電気的に絶縁した状態に保っている。また、保持部材14には、後述の流路27をリザーバ室Aに対して連通させる複数の油路14Aが形成されている。
The holding
伸び側逆止弁15は、例えば、バルブボディ13の上面側に設けられている。伸び側逆止弁15は、ピストンロッド8の伸長行程でピストン5が上向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する。伸び側逆止弁15は、リザーバ室A内の油液(作動流体21)がボトム側油室Cに向けて各油路13A内を流通するのを許し、これとは逆向きに油液が流れるのを阻止する。
The extension
縮小側のディスクバルブ16は、例えば、バルブボディ13の下面側に設けられている。縮小側のディスクバルブ16は、ピストンロッド8の縮小行程でピストン5が下向きに摺動変位するときに、ボトム側油室C内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を、各油路13Bを介してリザーバ室A側にリリーフする。
The reduction-
電極筒17は、内筒4の外側に設けられた筒部材(中間筒)である。即ち、電極筒17は、外筒2と内筒4との間で軸方向に延びる圧力管となっている。電極筒17は、導電性材料を用いて筒状に形成することにより、断面円形状または断面O字状の電極を構成している。この場合、電極筒17は、半円形状をなす2個の半割体17A,17Aを用いて、分割構造体として形成されている。即ち、半割体17Aは、電極筒17を2分割することにより形成されている。この半割体17Aの周方向両端は、電極筒17の軸方向に直線状に延びる一対の離間部17Bとなっている。即ち、各半割体17Aの離間部17Bは、電極筒17の周方向に離間して一対のスリットを形成することにより構成される。この離間部17Bは、2個の半割体17Aを組合わせて電極筒17を形成する際に、互いに接合(当接)される接合(当接)部位となるものである。
The
ここで、電極筒17は、内筒4の外周側に軸方向(上下方向)に離間して設けられた保持部材10,14を介して取付けられている。この場合に、電極筒17の上端側は、例えば、保持部材10およびロッドガイド9を介して、外筒2に対して回り止め状態で固定されている。一方、電極筒17の下端側は、例えば、保持部材14、バルブボディ13およびボトムキャップ3を介して、外筒2に対して回り止め状態で固定されている。
Here, the
電極筒17は、電源となるバッテリ20の正極に、例えば、高電圧を発生する高電圧ドライバ(図示せず)を介して接続されている。一方、内筒4は、ロッドガイド9、ボトムバルブ12、ボトムキャップ3、外筒2、高電圧ドライバ等を介して負極(グランド)に接続されている。電極筒17は、流路27内の流体である作動流体21に電界(電圧)をかける電極(エレクトロード)となる。この場合、電極筒17の両端側は、電気絶縁性の保持部材10,14によって電気的に絶縁されている。
The
環状通路18は、電極筒17の内周側と内筒4の外周側との間に位置して、電極筒17が内筒4の外周側を全周に亘って取囲むことにより形成されている。この環状通路18は、内筒4と電極筒17との間を作動流体21が流通する中間通路を構成している。環状通路18内には、後述する流路形成部材22によって、複数の流路27が形成されている。
The
ここで、前記高電圧ドライバは、緩衝器1の減衰力を可変に調整するためのコントローラ(図示せず)から出力される指令(高電圧指令)に基づいて、バッテリ20から出力される直流電圧を昇圧して電極筒17に出力する。これにより、電極筒17と内筒4との間の環状通路18内(流路27内)には、電極筒17に印加される電圧に応じた電位差が発生し、電気粘性流体である作動流体21の粘度が変化する。即ち、高電圧ドライバは、環状通路18内に電界を印加させるものである。この場合、緩衝器1は、電極筒17に印加される電圧に応じて、発生減衰力の特性(減衰力特性)をハード(Hard)な特性(硬特性)からソフト(soft)な特性(軟特性)に連続的に調整することができる。なお、緩衝器1は、減衰力特性を連続的でなくとも、2段階または複数段階に調整可能なものであってもよい。
Here, the high voltage driver outputs a DC voltage output from the
リング19は、電極筒17の上側および下側に位置して、それぞれ1つずつ設けられている。このリング19は、内筒4の外周側に電極筒17を固定するための結合部材を構成している。この場合、2個の半割体17Aを組合わせて電極筒17を形成した状態で、リング19は電極筒17の外側に嵌合するように取付けられる。これにより、各リング19は、後述の流路27を密封して作動流体21が離間部17Bから漏れるのを防止している。
One
流路形成部材22は、接触部材をなし、内筒4と電極筒17との間に位置して、これら内筒4および電極筒17と同軸に設けられている。流路形成部材22は、流路形成部材22の周方向に互いに離間して配置された複数(例えば、4個)の支持梁23と、該各支持梁23の軸方向で互いに離間し周方向一側(例えば、時計周り方向)へと円弧状に延びて形成された多数の一側櫛歯状部24Aと、該各一側櫛歯状部24Aとは異なる位置で各支持梁23の軸方向に互いに離間して形成され、各支持梁23の周方向他側(例えば、反時計周り方向)へと円弧状に延びて形成された多数の他側櫛歯状部24Bと、流路形成部材22の軸方向一側端部(例えば、上端側)に配置され各支持梁23を流路形成部材22の周方向で一体的に連結した環状連結部25と、により構成されている。
The flow
この場合、流路形成部材22は、支持梁23と一側櫛歯状部24Aと他側櫛歯状部24Bと環状連結部25とにより、全体として略筒状に形成されている。流路形成部材22は、例えば、絶縁性の樹脂材料を用いて形成されている。この流路形成部材22は、電極筒17と内筒4との間に迷路状の流路27を複数(例えば、4個)形成するものである。換言すれば、流路形成部材22は、環状通路18内を仕切り、作動流体21を案内する流路27を形成するものである。
In this case, the flow
ここで、流路形成部材22は、接着等の手段を用いて内筒4に固着されている。これにより、流路形成部材22の内周面は内筒4の外周面と密着し、流路形成部材22の外周面は電極筒17の内周面と密着している。即ち、流路27を流れる作動流体21が、流路形成部材22の支持梁23、一側櫛歯状部24A、他側櫛歯状部24B、環状連結部25を超えて流出しないようにしている。
Here, the flow
各支持梁23は、周方向に離間した各油穴4Aの間に位置して、軸方向に延びている。一側櫛歯状部24Aは、その基端側が支持梁23に接続され、時計回り方向に延びている。また、他側櫛歯状部24Bは、その基端側が支持梁23に接続され、反時計回り方向に延びている。これにより、一側櫛歯状部24Aと他側櫛歯状部24Bとは、支持梁23を介して繋がれている。この場合、各一側櫛歯状部24Aと各他側櫛歯状部24Bとは、流路形成部材22の環状部を構成している。また、複数の支持梁23は、これらの環状部(各一側櫛歯状部24Aと各他側櫛歯状部24B)を軸方向で繋ぐ軸方向繋ぎ部を構成している。
Each
ここで、各支持梁23のうち周方向に離間した隣り合う2個の支持梁23は、一方の支持梁23に形成した各一側櫛歯状部24Aと他方の支持梁23に形成した各他側櫛歯状部24Bとが互い違いとなって軸方向で対向するように、配置されている。即ち、各一側櫛歯状部24Aと各他側櫛歯状部24Bとは、互い違いに入り込むように対向配置されている。これにより、軸方向に隣り合う一側櫛歯状部24Aと他側櫛歯状部24Bとの間には、クランク状または迷路状をなす流路27が形成されている。
Here, two adjacent support beams 23 that are spaced apart from each other in the circumferential direction among the support beams 23 are each one-side comb-like portion 24 </ b> A formed on one
凸形状部26は、径方向に対向する各支持梁23の軸方向に沿って延び、2個設けられている。凸形状部26の径方向基端側は、例えば支持梁23に一体形成されて、支持梁23と一体化されている。一方、凸形状部26の径方向先端側は、支持梁23から径方向外向きに突出している。この凸形状部26は、径方向に対向した2つの半割体17Aを組合わせて電極筒17を形成する際に、2つの離間部17B間に挟まれた状態で固定または係合される。即ち、凸形状部は、2つの半割体17Aの周端に挟まれた状態で固定または係合される。
Two convex-shaped
流路27は、内筒4と電極筒17との間の環状通路18内に位置して設けられている。この流路27は、流路形成部材22の周方向に隣り合う一側櫛歯状部24Aと他側櫛歯状部24Bとにより、蛇行したクランク状の流通路として形成されている。この場合、流路27は、4個の支持梁23により、内筒4と電極筒17との間に複数本(例えば、4本)形成されている。この各流路27は、ピストンロッド8の進退動に伴って、軸方向の上端側から下端側に向けて作動流体21が流動するものである。
The
流路27は、内筒4の油穴4Aによりロッド側油室Bと常時連通している。即ち、図1で作動流体21の流れの方向を矢印Fで示すように、緩衝器1は、ピストン5の圧縮行程および伸び行程の両方で、ロッド側油室Bから油穴4Aを通じて流路27に作動流体21が流入する。流路27内に流入した作動流体21は、ピストンロッド8が内筒4内を進退動するとき(即ち、縮み行程と伸び行程を繰返す間)に、この進退動により流路27の軸方向の上端側から下端側に向けて流動する。
The
流路27内に流入した作動流体21は、電極筒17の下端側から保持部材14の油路14Aを介してリザーバ室Aへと流出する。このとき、作動流体21の圧力は、流路27の上流側(即ち、油穴4A側)で最も高く、流路27内を流通する間に流通抵抗(流動抵抗)を受けるため漸次低下する。このため、流路27内の作動流体21は、流路27の下流側(即ち、保持部材14の油路14A)を流通するときに最も低い圧力となっている。
The working
次に、緩衝器1の製造方法となる内筒4と電極筒17との組み付け方法について、説明する。
Next, a method for assembling the
まず、流路形成部材22を、内筒4に対して軽圧入により挿嵌する。この場合、図6の展開図に示すように、流路形成部材22を接着等の手段により内筒4に固着する。なお、図6は、説明の便宜上、右端Rと左端Lとに沿って内筒4および流路形成部材22を展開した展開図としたが、実際は、右端Rと左端Lとは連続した一体物となって、略円筒状に形成されている。
First, the flow
次に、半割体17Aの離間部17Bが、流路形成部材22の凸形状部26に両側から挟むように当接する。この状態で、2個の半割体17Aは、流路形成部材22の外周側に、各離間部17Bが凸形状部26を両側から挟んだ状態で組付けられる。この場合、離間部17Bは、凸形状部26が設けられた2つの支持梁23と径方向に対向する位置にそれぞれ固定(接合)される。そして、2個のリング19を、電極筒17の外側から挿入して2個の半割体17Aを組付ける。これにより、流路27の漏れの抑制と、組付け性を向上させる。そして、これらの組付けられた内筒4、電極筒17および流路形成部材22は、ロッドガイド9、保持部材10,14、バルブボディ13を用いて、外筒2とピストンロッド8との間に固定される。
Next, the
第1の実施の形態による緩衝器1は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。 The shock absorber 1 according to the first embodiment has the above-described configuration, and the operation thereof will be described next.
緩衝器1を自動車等の車両に実装するときは、例えば、ピストンロッド8の上端側を車両の車体側に取付け、外筒2の下端側(ボトムキャップ3側)を車輪側(車軸側)に取付ける。車両の走行時には、路面の凹凸等により、上,下方向の振動が発生すると、ピストンロッド8が外筒2から伸長、縮小するように変位する。このとき、コントローラからの指令に基づいて流路27内に電位差を発生させ、流路27を通過する作動流体21の粘度を制御することにより、緩衝器1の発生減衰力を可変に調整する。
When mounting the shock absorber 1 on a vehicle such as an automobile, for example, the upper end side of the piston rod 8 is attached to the vehicle body side, and the lower end side (bottom cap 3 side) of the
例えば、ピストンロッド8の伸び行程時には、内筒4内のピストン5の移動によってピストン5の縮み側逆止弁6が閉じる。ピストン5のディスクバルブ7の開弁前には、ロッド側油室Bの油液(作動流体21)が加圧され、内筒4の油穴4Aを通じて流路27内に流入する。このとき、ピストン5が移動した分の油液は、リザーバ室Aからボトムバルブ12の伸び側逆止弁15を開いてボトム側油室Cに流入する。
For example, during the expansion stroke of the piston rod 8, the contraction-
一方、ピストンロッド8の縮み行程時には、内筒4内のピストン5の移動によってピストン5の縮み側逆止弁6が開き、ボトムバルブ12の伸び側逆止弁15が閉じる。ボトムバルブ12(ディスクバルブ16)の開弁前には、ボトム側油室Cの油液がロッド側油室Bに流入する。これと共に、ピストンロッド8が内筒4内に浸入した分に相当する油液が、ロッド側油室Bから内筒4の油穴4Aを通じて流路27内に流入する。
On the other hand, during the contraction stroke of the piston rod 8, the contraction-
いずれの場合も(伸び行程時も縮み行程時も)、流路27内に流入した油液は、流路27の電位差(電極筒17と内筒4との間の電位差)に応じた粘度で流路27内を出口側(下側)に向けて通過し、流路27から保持部材14の油路14Aを介してリザーバ室Aに流れる。ここで、内筒4の油穴4Aから内筒4と電極筒17との間に流入した油液である作動流体21は、流路形成部材22によって形成された蛇行する4個の流路27を上端側から下端側に向けて流れる。即ち、作動流体21は、支持梁23、一側櫛歯状部24A、他側櫛歯状部24Bに沿って、クランク状または迷路状に流通する。このとき、緩衝器1は、流路27内を通過する油液の粘度に応じた減衰力(圧力損失)が発生し、車両の上下振動を緩衝(減衰)することができる。
In any case (both during the expansion stroke and during the contraction stroke), the oil that has flowed into the
かくして、第1の実施の形態では、緩衝器1は、内筒4と電極筒17との間の環状通路18内に、流路27を形成する流路形成部材22を設けている。また、緩衝器1の電極筒17は、軸方向に延びる離間部17Bを有する2個の半割体17Aにより、分割構造体として形成されている。これにより、内筒4および流路形成部材22の外周側に、2個の半割体17Aを組合わせることにより、電極筒17を構成することができる。この結果、分割構造でない電極筒を内筒4および流路形成部材22の外周側に嵌合する場合に比べて、流路形成部材22と電極筒17との間に生じるせん断力を小さくすることができる。このため、流路形成部材22のよじれやずれを抑制することができるので、内筒4と電極筒17と流路形成部材22との組付け性を向上することができる。
Thus, in the first embodiment, the shock absorber 1 is provided with the flow
また、第1の実施の形態では、流路形成部材22は、内筒4の外周側に固着して設けられ、複数の一側櫛歯状部24Aおよび他側櫛歯状部24Bと、これらの一側櫛歯状部24Aおよび他側櫛歯状部24Bを軸方向に離間させて配しそれらを軸方向に繋ぐ支持梁23と、を有している。これにより、内筒4と電極筒17との間の環状通路18内に、クランク状または迷路状の流路27を形成することができる。この結果、流路27の全長を、軸方向に直線的に延びる流路と比較して長くすることができる。
Further, in the first embodiment, the flow
また、第1の実施の形態では、電極筒17の離間部17Bは、支持梁23と対向する位置で接合されている。この場合、径方向に対向する2個の支持梁23に凸形状部26を設けて、該凸形状部26と離間部17Bとを係合させて、電極筒17と流路形成部材22とを組付ける構成としている。また、リング19を電極筒17の外周側に嵌合して、2個の半割体17Aを締結する構成としている。これにより、2個の半割体17A(電極筒17)を内筒4および流路形成部材22の外周側に安定して固定することができると共に、流路27を密封して作動流体21が離間部17Bから漏れるのを防止することができる。
In the first embodiment, the
次に、図7は、第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、電極筒に離間部を1個設ける構成としたことにある。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。 Next, FIG. 7 shows a second embodiment. The feature of the second embodiment resides in that one spacing portion is provided in the electrode cylinder. In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
第2の実施の形態の電極筒31は、第1の実施の形態の電極筒17と同様に、内筒4の外側に設けられた筒部材(中間筒)を構成し、外筒2と内筒4との間で軸方向に延びる圧力管となっている。この場合、電極筒31は、周方向の1箇所にのみ軸方向に直線状に延びる離間部31Aを設けている点で、第1の実施の形態の電極筒17と異なっている。即ち、電極筒31は、導電性材料を用いて筒状に形成することにより、断面C字状の電極を構成している。この場合、電極筒31の離間部31Aと係合する凸形状部(図示せず)は、流路形成部材22の1個の支持梁23上にのみ設ければよい。
Similarly to the
この場合、流路形成部材22を固着した内筒4と電極筒31との組付け方法は、例えば以下のように行う。即ち、電極筒31を僅かに拡径した状態で、電極筒31の軸方向一側から、内筒4と流路形成部材22とを一緒に電極筒31内に挿嵌する。そして、2個のリング19を、電極筒31の外側から嵌合し、内筒4に対して電極筒31を組付けて固定する。これにより、流路27の漏れの抑制と、組付け性を向上させる。
In this case, the method of assembling the
かくして、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。即ち、第2の実施の形態では、電極筒31の周方向の1箇所にのみ離間部31Aを設けて、電極筒31を断面C型状の筒体としている。これにより、電極筒を分割構造としている構成に比べて、緩衝器1の内圧に対して強固な構造とすることができる。
Thus, in the second embodiment, it is possible to obtain substantially the same operational effects as those in the first embodiment. In other words, in the second embodiment, the
次に、図8および図9は、第3の実施の形態を示している。第3の実施の形態の特徴は、離間部を設けない電極筒を熱膨張させて内筒に組付ける構成としたことにある。なお、第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。 Next, FIG. 8 and FIG. 9 show a third embodiment. A feature of the third embodiment resides in that an electrode cylinder not provided with a separation portion is thermally expanded and assembled to the inner cylinder. In the third embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
第3の実施の形態の電極筒41は、第1の実施の形態の電極筒17と同様に、内筒4の外側に設けられた筒部材(中間筒)を構成し、外筒2と内筒4との間で軸方向に延びる圧力管となっている。この場合、電極筒41は、離間部を設けない点で、第1の実施の形態の電極筒17と異なっている。
Similarly to the
次に、緩衝器1の製造方法となる内筒4と電極筒41との組付け方法(手順)について、図9を用いて説明する。
Next, an assembly method (procedure) of the
まず、ステップ1では、内筒4の外周面に流路形成部材22を固着する。具体的には、流路形成部材22を、接着、溶着等の接合手段により、内筒4の外周に固着する。この場合、流路形成部材22の各支持梁23の間に油穴4Aが配置されるように、流路形成部材22を固着する。このステップ1は、内筒4に流路形成部材22を固着する固着工程を構成している。
First, in step 1, the flow
次に、ステップ2では、流路形成部材22が固着されていない電極筒41を熱膨張させる。この場合、電極筒41を所定の温度まで加熱して、電極筒41の径方向寸法を拡大させる。具体的には、流路形成部材22が固着された内筒4を、電極筒41内に隙間を有して嵌合できる程度まで、電極筒41を熱膨張させて拡径する。このステップ2は、電極筒41を熱膨張させる熱変形工程を構成している。
Next, in
ステップ3では、熱膨張させた電極筒41内に、流路形成部材22が固着された内筒4を挿入する。このステップ3は、熱変形工程の後に内筒4を電極筒41内に挿入する挿入工程を構成している。
In step 3, the
ステップ4では、内筒4を挿入した電極筒41が、外気温により冷やされ冷間収縮する。この場合、冷間収縮により縮径した電極筒41の内周面は、流路形成部材22の外周面と密着する。これにより、電極筒41は、流路27を密封して、作動流体21が流路形成部材22の途中部位を超えて漏れるのを防止している。なお、この場合、加熱後の冷間収縮は、電極筒41を冷却装置を用いて冷却する工程としてもよい。このステップ4は、電極筒41を縮径させる戻し工程を構成している。
In
かくして、第3の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。即ち、第3の実施の形態では、内筒4の外周側に配置される流路形成部材22を内筒4に固着する固着工程と、電極筒41を熱膨張させる熱変形工程と、熱変形工程の後に内筒4を電極筒41内に挿入する挿入工程と、により緩衝器1を製造している。これにより、内筒4と電極筒41と流路形成部材22との組付け性を向上することができる。
Thus, in the third embodiment, it is possible to obtain substantially the same operational effects as in the first embodiment. That is, in the third embodiment, an adhering step of adhering the flow
また、内筒4を熱変形させて内筒4と電極筒41とを組付けているので、組付けるための部品(例えば、リング19等)を省くことができる。この結果、製造工程を簡略化して、緩衝器1の製造コストを抑えることができる。
Further, since the
次に、図8および図10は、第4の実施の形態を示している。第4の実施の形態の特徴は、冷間収縮させた内筒と離間部を設けない電極筒とを組付ける構成としたことにある。なお、第4の実施の形態では、第1の実施の形態および第3の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。 Next, FIG. 8 and FIG. 10 show a fourth embodiment. A feature of the fourth embodiment is that a cold-shrinkable inner cylinder and an electrode cylinder not provided with a separation portion are assembled. In the fourth embodiment, the same components as those in the first embodiment and the third embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
第4の実施の形態の電極筒51は、第3の実施の形態の電極筒41と同様に、内筒4の外側に設けられた筒部材(中間筒)を構成し、外筒2と内筒4との間で軸方向に延びる圧力管となっている。
Similarly to the
次に、緩衝器1の製造方法となる内筒4と電極筒51との組付け方法(手順)について、図10を用いて説明する。
Next, an assembly method (procedure) of the
まず、ステップ11では、電極筒51の内周面に流路形成部材22を固着する。具体的には、流路形成部材22を、接着、溶着等の接合手段により、電極筒51の内周に固着する。このステップ11は、電極筒51に流路形成部材22を固着する固着工程を構成している。
First, in
次に、ステップ12では、流路形成部材22が固着されていない内筒4を冷間収縮させる。この場合、内筒4を所定の温度まで冷却して、内筒4の径方向寸法を縮小させる。具体的には、流路形成部材22が固着された電極筒51を、内筒4の外周に隙間を有して嵌合できる程度まで、内筒4を冷間収縮させて縮径する。このステップ12は、内筒4を冷間収縮させる熱変形工程を構成している。
Next, in
ステップ13では、流路形成部材22が固着された電極筒51内に、冷間収縮させた内筒4を挿入する。この場合、流路形成部材22の各支持梁23の間に油穴4Aが配置されるように、内筒4を電極筒51内に挿入する。このステップ13は、熱変形工程の後に内筒4を電極筒51内に挿入する挿入工程を構成している。
In
ステップ14では、電極筒51を挿入された内筒4が、外気温により温められ熱膨張する。この場合、熱膨張により拡径した内筒4の外周面は、流路形成部材22の内周面と密着する。これにより、内筒4は、流路27を密封して、作動流体21が流路形成部材22の途中部位を超えて漏れるのを防止している。なお、この場合、冷間収縮後の加熱は、内筒4を加熱装置を用いて加熱する工程としてもよい。このステップ4は、内筒4を拡径させる戻し工程を構成している。
In
かくして、第4の実施の形態でも、第1の実施の形態および第3の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。即ち、第4の実施の形態では、電極筒51の内周側に配置される流路形成部材22を電極筒51に固着する固着工程と、内筒4を冷間収縮させる熱変形工程と、熱変形工程の後に内筒4を電極筒51内に挿入する挿入工程と、により緩衝器1を製造している。これにより、内筒4と電極筒51と流路形成部材22との組付け性を向上することができる。
Thus, in the fourth embodiment, it is possible to obtain substantially the same operational effects as those in the first embodiment and the third embodiment. That is, in the fourth embodiment, a fixing process for fixing the flow
なお、前記第1の実施の形態では、リング19を電極筒17の外側から挿入して2個の半割体17Aを組合わせる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、図11に示す第1の変形例のように構成してもよい。即ち、電極筒61は、半円形状をなす2個の半割体61A,61Aと、該半割体61Aの周方向両端に形成された一対の離間部61Bと、該離間部61Bに形成された4個のL字状の突起部61Cとにより構成されている。そして、2個のクランプ62を、各突起部61Cに嵌合することにより、2個の半割体61Aを組合わせて電極筒61を形成することができる。このことは、第2の実施の形態についても同様である。
In the first embodiment, the case where the
また、前記第1の実施の形態では、流路27が蛇行する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、流路を螺旋状に形成して、作動流体が一方向(時計回り方向または反時計回り方向)にのみ流れる構成としてもよい。このことは、第2、第3、第4の実施の形態についても同様である。
In the first embodiment, the case where the
また、前記第1の実施の形態では、流路形成部材22を絶縁体からなる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、流路形成部材を絶縁体以外からなる構成としてもよい。例えば、流路形成部材を、導電体、磁性体、非磁性体等からなる構成としてもよい。このことは、第2、第3、第4の実施の形態についても同様である。
In the first embodiment, the flow
また、前記第1の実施の形態では、作動流体21は、軸方向の上端側から下端側に向けて流動する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、緩衝器の配設方向に応じて、例えば、下端側から上端側に向けて流動する構成、左端側(または右端側)から右端側(または左端側)に向けて流動する構成、前端側(または後端側)から後端側(または前端側)に向けて流動する構成等、軸方向の一端側から他端側に向けて流動する構成としてもよい。このことは、第2、第3、第4の実施の形態についても同様である。
In the first embodiment, the case where the working
また、前記第1の実施の形態では、電極筒17の軸方向の両端をそれぞれ保持部材10,14により保持する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、電極筒の軸方向の一端のみを保持部材により保持する(例えば、上端側の保持部材10のみにより保持し、電極筒17の下端側を作動流体21の流出口となる開口とする)構成としてもよい。このことは、第2、第3、第4の実施の形態についても同様である。
In the first embodiment, the case where both ends of the
また、前記第1の実施の形態では、電極筒17に2個の離間部17Bを設けることにより電極筒を2分割する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば3個以上の離間部を設けて電極筒を3分割以上とする構成としてもよい。
In the first embodiment, the electrode cylinder is divided into two parts by providing the
また、前記第1の実施の形態では、電極筒17の離間部17Bは、軸方向に直線状に延びる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば離間部は、軸方向に、波状、鋸歯状、クランク状等に延びる構成としてもよい。また、例えば離間部は、軸方向に斜めに延びる構成としてもよい。
In the first embodiment, the
また、前記第3の実施の形態では、内筒4に流路形成部材22を固着して、電極筒41を熱膨張させる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、流路形成部材を固着した内筒を冷間収縮させ、この状態で、電極筒を外側から嵌合する構成としてもよい。
In the third embodiment, the case where the flow
また、前記第4の実施の形態では、電極筒51に流路形成部材22を固着して、内筒4を冷間収縮させる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、流路形成部材を固着した電極筒を熱膨張させ、この状態で、内筒を内側に挿入する構成としてもよい。
In the fourth embodiment, the case where the flow
また、前記各実施の形態では、機能性流体としての作動流体21を、電気粘性流体(ER流体)により構成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば磁界により流体の性状が変化する磁性流体(MR流体)を用いて機能性流体としての作動流体を構成してもよい。磁性流体を用いる場合には、筒部材としての電極筒17を電極に代えて磁極とする。この場合は、例えば、内筒4と筒部材(磁極筒)との間に磁界を発生させ、発生減衰力を可変に調整するときには、外部から磁界を可変に制御する構成とすればよい。また、絶縁用の保持部材10,14等は、例えば、非磁性材料により形成することができる。
Moreover, in each said embodiment, the case where the working
また、前記各実施の形態では、ダンパ装置としての緩衝器1を4輪自動車に用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、2輪車に用いる緩衝器、鉄道車両に用いる緩衝器、一般産業機器を含む各種の機械機器に用いる緩衝器、建築物に用いる緩衝器等、緩衝すべき対象を緩衝する各種の緩衝器(ダンパ装置)として広く用いることができる。 Moreover, in each said embodiment, the case where the shock absorber 1 as a damper apparatus was used for a four-wheel vehicle was mentioned as an example, and was demonstrated. However, the present invention is not limited to this. For example, a shock absorber used for a two-wheeled vehicle, a shock absorber used for a railway vehicle, a shock absorber used for various mechanical devices including general industrial equipment, a shock absorber used for a building, etc. It can be widely used as various shock absorbers (damper devices) for buffering an object to be processed.
また、前記各実施の形態では、接触部材は、内筒4と電極筒17との間に位置して、これら内筒4および電極筒17と同軸に設けられ、流路を形成している流路形成部材22である場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、接触部材は、例えば、内筒4と電極筒17にそれぞれ接触し、それらの間を絶縁する部材であってもよい。つまり、接触部材は、流路を形成していなくてもよい。
Further, in each of the above embodiments, the contact member is located between the
さらに、前記各実施の形態は例示であり、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換または組合わせが可能であることは言うまでもない。 Furthermore, it is needless to say that each of the embodiments described above is an exemplification, and partial replacement or combination of the configurations shown in different embodiments is possible.
以上説明した実施形態に基づく緩衝器として、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。 As the shock absorber based on the embodiment described above, for example, the following modes can be considered.
ダンパ装置の第1の態様としては、内筒と該内筒の外側に設けられた筒部材との間の環状通路に電界または磁界を印加させ、電界または磁界により流体性状が変化する機能性流体を流通させることで減衰力特性を変化させるダンパ装置であって、前記内筒と前記筒部材との間に設けられ、一側が前記内筒と接触または固着し、他側が前記筒部材と接触または固着する接触部材と、前記筒部材の軸方向に延びて前記筒部材に形成された離間部と、を備えたことを特徴とする。これにより、内筒と電極筒と接触部材との組付け性を向上することができる。 A first aspect of the damper device is a functional fluid in which an electric field or a magnetic field is applied to an annular passage between an inner cylinder and a cylindrical member provided outside the inner cylinder, and a fluid property is changed by the electric field or the magnetic field. A damper device that changes a damping force characteristic by circulating a gas, and is provided between the inner cylinder and the cylinder member, wherein one side is in contact with or fixed to the inner cylinder, and the other side is in contact with the cylinder member or It is characterized by comprising a contact member to be fixed, and a spacing portion formed in the cylindrical member extending in the axial direction of the cylindrical member. Thereby, the assembly | attachment property of an inner cylinder, an electrode cylinder, and a contact member can be improved.
第2の態様としては、第1の態様において、前記接触部材は、前記環状通路内の機能性流体の流路を形成する流路形成部材であることを特徴とする。これにより、内筒と電極筒と流路形成部材との組付け性を向上することができる。 As a second aspect, in the first aspect, the contact member is a flow path forming member that forms a flow path of a functional fluid in the annular passage. Thereby, the assembly | attachment property of an inner cylinder, an electrode cylinder, and a flow-path formation member can be improved.
第3の態様としては、第1の態様において、前記接触部材は、絶縁部材であることを特徴とする。これにより、内筒と筒部材との間を絶縁することができる。 As a third aspect, in the first aspect, the contact member is an insulating member. Thereby, between an inner cylinder and a cylinder member can be insulated.
第4の態様としては、第1乃至第3の態様の何れかにおいて、前記流路形成部材は、前記内筒の外周側に設けられ、かつ、前記流路形成部材は、複数の環状部と、該各環状部を軸方向に離間させて配しそれらを軸方向に繋ぐ軸方向繋ぎ部と、を有し、前記筒部材の前記離間部は、前記軸方向繋ぎ部と対向する位置で接合された構造であることを特徴とする。これにより、蛇行した流路を形成することができると共に、流路を密封して作動流体が離間部から漏れるのを防止することができる。 As a fourth aspect, in any one of the first to third aspects, the flow path forming member is provided on an outer peripheral side of the inner cylinder, and the flow path forming member includes a plurality of annular portions. The annular portions are separated from each other in the axial direction and are connected in the axial direction, and the separation portions of the cylindrical members are joined at positions facing the axial connection portions. It is characterized by having a structure. As a result, a meandering flow path can be formed, and the flow path can be sealed to prevent the working fluid from leaking from the separation portion.
また、ダンパ装置の製造方法の態様としては、内筒と該内筒の外側に設けられた筒部材との間の環状通路に電界または磁界を印加させ、電界または磁界により流体性状が変化する機能性流体を流通させることで減衰力特性を変化させるダンパ装置の製造方法であって、前記環状通路内に機能性流体の流路を形成するために前記内筒の外周側に配置された流路形成部材を、前記内筒または前記筒部材に固着する固着工程と、前記内筒を冷間収縮させるか、または前記筒部材を熱膨張させる熱変形工程と、前記熱変形工程の後に前記内筒を前記筒部材内に挿入する挿入工程と、を有することを特徴とする。これにより、内筒と電極筒と流路形成部材との組付け性を向上することができる。 In addition, as an aspect of the manufacturing method of the damper device, a function in which an electric field or a magnetic field is applied to an annular passage between an inner cylinder and a cylindrical member provided outside the inner cylinder, and a fluid property is changed by the electric field or the magnetic field. A damper device manufacturing method for changing a damping force characteristic by flowing a functional fluid, wherein the flow path is disposed on the outer peripheral side of the inner cylinder in order to form a functional fluid flow path in the annular passage A fixing step of fixing the forming member to the inner cylinder or the cylindrical member, a thermal deformation step of cold-shrinking the inner cylinder or thermally expanding the cylindrical member, and the inner cylinder after the thermal deformation step And an insertion step of inserting the inside into the cylindrical member. Thereby, the assembly | attachment property of an inner cylinder, an electrode cylinder, and a flow-path formation member can be improved.
1 緩衝器(ダンパ装置)
4 内筒
17,31,41,51,61 電極筒(筒部材)
17B,31A,61B 離間部
18 環状通路
21 作動流体(機能性流体)
22 流路形成部材(接触部材)
23 支持梁(軸方向繋ぎ部)
24A 一側櫛歯状部(環状部)
24B 他側櫛歯状部(環状部)
27 流路
1 Shock absorber (damper device)
4
17B, 31A,
22 Channel formation member (contact member)
23 Support beam (joint part in the axial direction)
24A One side comb-shaped part (annular part)
24B Other side comb tooth part (annular part)
27 Flow path
Claims (5)
前記内筒と前記筒部材との間に設けられ、一側が前記内筒と接触または固着し、他側が前記筒部材と接触または固着する接触部材と、
前記筒部材の軸方向に延びて前記筒部材に形成された離間部と、を備えたことを特徴とするダンパ装置。 The damping force characteristic is changed by applying an electric field or magnetic field to the annular passage between the inner cylinder and the cylindrical member provided outside the inner cylinder, and causing a functional fluid whose fluid properties change by the electric field or magnetic field to flow. A damper device,
A contact member provided between the inner cylinder and the cylinder member, wherein one side contacts or adheres to the inner cylinder, and the other side contacts or adheres to the cylinder member;
A damper device extending in the axial direction of the cylindrical member and formed in the cylindrical member.
前記流路形成部材は、複数の環状部と、該各環状部を軸方向に離間させて配しそれらを軸方向に繋ぐ軸方向繋ぎ部と、を有し、
前記筒部材の前記離間部は、前記軸方向繋ぎ部と対向する位置で接合された構造であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のダンパ装置。 The flow path forming member is provided on the outer peripheral side of the inner cylinder, and
The flow path forming member has a plurality of annular portions, and axial connecting portions that are arranged by separating the annular portions in the axial direction and connect them in the axial direction,
4. The damper device according to claim 1, wherein the separation portion of the cylindrical member has a structure joined at a position facing the axial connection portion. 5.
前記環状通路内に機能性流体の流路を形成するために前記内筒の外周側に配置された流路形成部材を、前記内筒または前記筒部材に固着する固着工程と、
前記内筒を冷間収縮させるか、または前記筒部材を熱膨張させる熱変形工程と、
前記熱変形工程の後に前記内筒を前記筒部材内に挿入する挿入工程と、を有することを特徴とするダンパ装置の製造方法。 The damping force characteristic is changed by applying an electric field or magnetic field to the annular passage between the inner cylinder and the cylindrical member provided outside the inner cylinder, and causing a functional fluid whose fluid properties change by the electric field or magnetic field to flow. A damper device manufacturing method,
An adhering step of adhering a flow path forming member disposed on the outer peripheral side of the inner cylinder to the inner cylinder or the cylinder member in order to form a functional fluid flow path in the annular passage;
A thermal deformation step of cold shrinking the inner cylinder or thermally expanding the cylinder member;
And a inserting step of inserting the inner cylinder into the cylindrical member after the thermal deformation step.
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