JP2018015510A - 布団はさみ補強器具 - Google Patents

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知士 三室
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Abstract

【課題】従来、回転軸で接合された二本の腕から成る布団はさみを使用し布団を干す際、強風下では布団はさみが布団からはずれてしまうことがある。はさむ力が強力な布団はさみでは、はさむ力が一般的な布団はさみに比べるとかなり高価になってしまう。
本発明は、これらの問題点を解決するための布団はさみ補強器具を提供する。
【解決手段】左右の梁によって一定の間隔が保たれている状態で結合されている二枚一組の基盤板を設け、それらの基盤板の中央部分に、左右の梁を結ぶ直線とほぼ垂直方向に可動し一端または両端が梁で結合された二枚一組の可動板を設け、その二枚の可動板と二枚の基盤板の上部に向かい合う穴を開け、それらの穴を貫いて固定される棒状の貫通棒を設ける。
以上の構成よりなる布団はさみ補強器具。
【選択図】図1

Description

本発明は、布団をベランダ手すりなどに掛けて干す際に使用する布団はさみに取り付ける補強器具に関するものである。
布団を強い力ではさむ布団はさみとして、二本の腕を接合している回転軸に回転制御装置を付けたものがある(特許文献1参照)。
特開2000−14989号公報
従来、回転軸で接合された二本の腕で布団をはさむ布団はさみを使用し布団をベランダ手すりなどに掛けて干す際、強風が吹いている状況では、布団が風によりめくりあがり、それにより布団はさみが布団からはずれてしまうことがある。
強力なはさむ力を有する布団はさみは構造が複雑であるため、一般的なはさむ力の布団はさみに比べるとかなり高価になってしまう。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
左右の梁によって一定の間隔が保たれている状態で結合されている二枚一組の基盤板を設け、それらの基盤板の中央部分に、左右の梁を結ぶ直線とほぼ垂直方向に可動し一端または両端が梁で結合された二枚一組の可動板を設け、その二枚の可動板と二枚の基盤板には穴を開け、それらの穴を貫いて固定される棒状の貫通棒を設ける。
以上の構成よりなる布団はさみ補強器具。
はさむ力が強力な高価な布団はさみを使用しなくても、一般的なはさむ力の布団はさみに本発明をとりつけることによって、風の強い状況でも布団をベランダ手すりなどに干すことができる。
本発明の斜視図 本発明の使用状態を示す斜視図 本発明の基盤板のうち一枚と可動板を外したところを示す斜視図 本発明の基盤板の溝に可動部位を設けた場合の斜視図 本発明の基盤板の溝に可動部位を設けた場合の上から見た図 本発明の基盤板の溝に可動部位を設けた場合の使用状態を示す斜視図 本発明の基盤版が二枚一組の板二組で構成されている場合の斜視図 本発明の基盤版が二枚一組の板二組で構成されている場合の上から見た図 本発明に二本の棒によるアームが設けられている場合の正面図
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(ア)六角形である二枚の基盤板(1)が、一般的な布団はさみ(7)の幅よりもい間隔を保つように二本の棒状の梁(2)によって結合されている。
それらの梁(2)は、それらの基盤板(1)に左右対称に設けられている。
(イ)二枚の基盤板(1)の中央部分に、左右の梁(2)を結ぶ直線とほぼ垂直方向に可動し一端または両端が梁で結合された二枚一組の可動板(3)が設けられている。
その可動板(3)の一端の梁には厚みがあり弾力性がある滑り止めゴム(4)が付いている。
(ウ)その二枚の可動板(3)と二枚の基盤板(1)には穴(6)を開け、それらの穴(6)を貫いて固定される棒状の貫通棒(5)が設けられている。
二枚の可動板(3)の穴は縦方向に複数が対になって並んでおり、貫通棒(5)をどの対の穴に通すかを選ぶことができるようになっている。
一枚の基盤板の穴(6)にはらせん状の溝があり、貫通棒(5)の一端はその溝に合うようなネジ状になっている。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用する方法は以下のとおりである。
(エ)まず、ベランダ手すりなどに、回転軸で接合された二本の腕で布団をはさむ布団はさみ(7)を使用して、布団を干す。
(オ)布団はさみ(7)の一つの腕の端を少し上げ、そこから本発明の二枚の可動板(3)の滑り止めゴム(4)が付いている梁を通す。
(カ)可動板(3)が布団はさみ(7)の回転軸と重なるところまで、本発明を動かす。
そして、基盤板(1)の左右の梁(2)が布団はさみ(7)の腕に接するように基盤板(1)を動かす。
(キ)基盤板(1)を布団はさみ(7)の腕に押さえ付けたまま、可動板(3)の滑り止めゴム(4)がついた梁を布団はさみ(7)の回転軸に接するように動かす。
そして、可動板(3)の梁がなるべく強く布団はさみ(7)の回転軸に密着するような可動板(3)の穴を選び、その穴と基盤板の穴(6)を貫通棒(5)で貫いて固定する。
貫通棒(5)で貫く際には、らせん状の溝がある穴(6)が開いている基盤板(1)の方から貫通棒(5)を差し入れ、貫いた後は貫通棒(5)のネジ状の部分を、基盤板(1)のらせん状の溝に合わせて固定する。
これにより、布団はさみ(7)の腕がそれ以上開かないようになり、強風による布団のめくりあがりが防止される。
(ク)本発明を布団はさみ(7)からはずす際には、まず貫通棒(5)を引き抜き、布団はさみ(7)の一つの腕の端を少し上げ、そこから可動板(3)の梁を抜く。
また、本発明では以下の構造である場合があり、図4、図5及び図6に示す。
(ケ)(ア)のように二枚の基盤板(1)が設けられているが、梁(2)のうち一つは基盤板の下部に設けられている。
この梁(2)の布団はさみと接する部分には、厚みがあり弾力性がある滑り止めゴムが付いている。
(コ)二枚の基盤板(1)の左右には、斜め上下方向または上下方向に走る溝が設けられている。
これらの溝は、二枚の基盤板(1)のそれぞれ向かい合う場所に同じ形で設けられている。
(サ)(コ)で述べた溝には、それらの溝に沿って移動させることができる棒状または板状の可動部位(8)が設けられている。
この可動部位(8)の幅は二枚の基盤板(1)の間隔よりもやや大きく、溝から脱落しないように二枚の基盤板の溝からはみ出た両端に溝の幅より大きい板が付いている。
(シ)(サ)で述べた可動部位(8)については、断面は楕円形を長径部分で切断した形になっている。このため、溝の中で転がってしまうことはない。
さらに、その可動部位における、楕円形の長径部分での切断面には滑り止めのゴムが付いている。
なお、可動部位における、楕円形の長径部分での切断面に滑り止めのゴムが付いてなくのこぎり状に歯が多く並んでいる場合があり、この場合には、溝の上部長辺にものこぎり状に歯が多く並んでいる。
(ス)(サ)で述べた可動部位(8)を溝の最上部で留めておくことができるよう、溝の最上部には鉄板(9)があり、そこに接する可動部位(8)の部分には磁石が付いている。
本発明の使用時以外には、可動部位(8)を溝の最上部に留めておくことができる。
また、溝の最上部には小さな突起があり、可動部位の最上部には小さな穴があり、はめ込み式で留めておく場合もある。
他にも、マジックテープ(登録商標)を付け、可動部位の最上部にもマジックテープ(登録商標)を付けることもある。
(セ)(ケ)から(シ)で述べたような構造である場合の使用方法は次のとおりである。
まず、布団はさみの一つの腕を少し上げ、そこから基盤板(1)の下部にある梁(2)を通し、その梁(2)が布団はさみの回転軸と重なるところまで本発明を動かす。
次に、その通した梁(2)を布団はさみの回転軸に押し付けた状態で、左右の可動部位(8)を布団はさみの腕に密着するところまで移動させる。
(ソ)本発明をはずす際には、まず、左右の可動部位(8)を上に上げ、溝の最上部に留める。
その後、布団はさみの腕を少し上げ、通してあった基盤板(1)の梁(2)を抜く。
また、本発明では以下のような構造である場合もあり、図7及び図8に示す。
(タ)基盤板(1)が、二枚の板ではなく、四枚の板で構成されている。
細長い同じ形の板が二枚ずつで計四枚である。
同じ形の二枚の板が、梁(2)によって間隔をあけて結合されている。その間隔は、一般的な布団はさみの幅より広い間隔である。
梁(2)の布団はさみの腕と接する部分には滑り止めゴム(4)が付いている。
(チ)結合された二枚の基盤板(1)の二組が、それぞれの下部で回転軸(10)によって接合されている。
なお、それらの回転軸(10)は棒によって結合されており、その棒の布団はさみと接する部分には滑り止めゴムが付いている。
(ツ)(タ)で述べた梁(2)の一つには、自在にうごく回転軸(10)で接合されている固定棒(11)が設けられている。そして、その固定棒(11)の下面には、細かい間隔で溝が設けられている。
回転軸(10)が接合されている梁(2)がある二枚一組の基盤板(1)ではない方の二枚一組の基盤板(1)の梁(2)の上面には、上述した固定棒(11)の溝にはまる突起がある。
(テ)(タ)から(ツ)で述べた構造である場合の使用方法は、次のとおりである。
まず、布団はさみの一つの腕を少し上げ、そこから基盤板(1)の回転軸(10)部分を結合する棒を通し、その棒が布団はさみの回転軸と重なるところまで本発明を動かす。
そして、二枚一組の基盤板(1)の梁(2)が布団はさみの腕に接するように、基盤板(1)をそれぞれ動かす。
次に、基盤板(1)の梁(2)に回転軸(10)によって接合する固定棒(11)を、それが付いている二枚一組の基盤板(1)ではない方の二枚一組の基盤板(1)の梁(2)のところまで持ってくる。
その後、固定棒(11)が接する梁(2)の上面にある突起に、その固定棒(11)の溝をはめ込んで固定する。
これで、布団はさみの腕がこれ以上開かないようになる。
本発明をはずす際には、固定棒(11)のはめ込みをはずし、布団はさみの一つの腕を上げ、そこから基盤板(1)どうしを接合している回転軸(10)部分を結合する棒を抜く。
さらに、本発明については以下のような構造になっている場合もあり、図9に示す。
(ト)二本の棒がそれぞれ回転軸で接合されているアーム(12)があり、その両端にはさらに回転軸(10)が設置されている。
それらの両端の回転軸(10)は、滑り止めゴムバンド(13)で布団はさみの腕の上面にとりつけることができるようになっている。
(ナ)トで述べた構造である場合の使用方法は次のとおりである。
布団を干し布団はさみで挟んだ後、アーム(12)の両端にある回転軸(10)を、布団はさみの二本の腕にそれぞれ滑り止めゴムバンドで取り付ける。
これで、布団はさみの腕がこれ以上開かないようになる。
本発明をはずす際には、アーム(12)の両端の回転軸(10)に付いている滑り止めゴムバンド(13)を布団はさみの腕からはずせばよい。
1 基盤板、2 梁、3 可動板、4 滑り止めゴム、5 貫通棒、6 穴、
7 布団はさみ、8 可動部位、9 鉄板、10 回転軸、11 固定棒、
12 アーム、13 滑り止めゴムバンド

Claims (4)

  1. 左右の梁によって一定の間隔が保たれている状態で結合されている二枚一組の基盤板を設け、それらの基盤板の中央部分に、左右の梁を結ぶ直線とほぼ垂直方向に可動し一端または両端が梁で結合された二枚一組の可動板を設け、その二枚の可動板と二枚の基盤板の上部に向かい合う穴を開け、それらの穴を貫いて固定される棒状の貫通棒を設けた布団はさみ補強器具。
  2. 下部にある梁によって一定の間隔が保たれている状態で結合されている二枚一組の基盤板を設け、それらの基盤板の左右に上下または斜め上下方向に走る溝を設け、それらの基盤板の溝に沿って移動する棒状の可動部位を左右に設けた布団はさみ補強器具。
  3. 二枚の基盤板が梁によって一定の間隔が保たれている状態で固定され二枚一組になっており、その二枚一組の基盤板が二組設けられ、それらの二枚一組の基盤板二組が回転軸で接合されており、その回転軸は棒で結合されており、回転軸を中心とするそれらの二枚一組の板二組の角度を固定する棒状または板状の部位を設けた布団はさみ補強器具。
  4. 二本の棒がそれぞれ回転軸で接合されているアームを設け、そのアームの両端には滑り止めゴムバンドが付いている回転軸を設けた布団はさみ補強器具。
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