JP2018014504A - 装置、方法およびメモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気メモリの面積抵抗(RA)生成物を減少する。【解決手段】磁化自由層425、磁化固定層および磁化自由層と固定層との間のトンネル障壁426を含む磁気トンネル接合(MTJ)と、磁化自由層の第2の面に直に接触する酸化物層420とを備える。トンネル障壁は、磁化自由層の第1の面に直に接触する。トンネル障壁は、酸化物を含み、第1面積抵抗(RA)生成物を有する。酸化物層は、第1RA生成物より低い第2RA生成物を有する。MTJは、垂直スピン注入磁化反転メモリに含まれてよい。トンネル障壁および酸化物層は、単一の酸化物層だけのMTJを有するより小さいテーブルメモリより、実質的に高くないRA生成物を有する高安定性を持ったメモリを形成する。【選択図】図4

Description

本発明の複数の実施形態は、複数の半導体デバイス、具体的には、高安定スピントロニクスメモリの分野にある。
スピン注入磁化反転メモリ(STTM)などのいくつかの磁気メモリは、メモリの磁性状態の切り替え及び検出のために磁気トンネル接合(MTJ)を利用する。図1は、STTMの一種であるスピン注入磁化反転ランダムアクセスメモリ(STTRAM)を含む。図1は、強磁性体(FM)層125、127及びトンネル障壁126(例えば、酸化マグネシウム(MgO))から成るMTJを含む。MTJは、ビットライン(BL)105を選択スイッチ120(例えば、トランジスタ)、ワードライン(WL)110、およびセンスライン(SL)115に結合する。メモリ100は、複数のFM層125、127の異なる相対的な磁化に対する抵抗(例えば、トンネル型磁気抵抗(TMR))の変化を評価することにより「読み出」される。
より具体的には、MTJ抵抗は、層125、127の相対的な磁化方向により決定される。2つの層の間の磁化方向が、逆平行である場合、MTJは、高抵抗状態にある。2つの層の間の磁化方向が平行である場合、MTJは、低抵抗状態にある。層127は、その磁化方向が不変なので、「基準層」または「固定層」である。層125は、その磁化方向が基準層により分極された駆動電流を通すことにより変化するので、「自由層」である(例えば、層127に印加された正電圧が層127の磁化方向に対して反対の層125の磁化方向を回転させ、層127に印加された負電圧が層127と同じ方向の層125の磁化方向を回転させる)。
本発明の複数の実施形態の複数の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲、以下の1つ又は複数の例示的な実施形態の詳細な説明、および対応する図面から明確になるであろう。
従来の磁気メモリセルを示す。 従来のMTJを示す。 従来のMTJを示す。 本発明の一実施形態におけるMTJの一部分を含む。 本発明の一実施形態についてどれほど安定性が向上するかを示す。 本発明の一実施形態におけるMTJの一部分を含む。 本発明の一実施形態における多層スタックを有するMTJを含む。 本発明の一実施形態におけるメモリセルを含む。 本発明の複数の実施形態で使用するためのシステムを示す。 本発明の一実施形態におけるメモリを形成する方法を示す。
以下では図面を参照する。図中、同様の構造には同様の参照符号を語尾に付与している。様々な実施形態の構造をより明確に説明するべく、本明細書に含む図面は、集積回路構造を線図で表現している。したがって、製造された集積回路構造の実際の外見は、例示された実施形態について請求した構造が組み込まれていることに変わりはないが、例えば、顕微鏡写真で見ると異なる場合がある。さらに、図面は、説明した実施形態を理解するために有用な構造のみを図示しているとしてよい。複数の図面の明確性を維持するために、当技術分野において知られている追加の構造は含まれていない。「一実施形態」、「様々な実施形態」などは、そう説明される実施形態が特定の特徴、構造物または特性を含んでよいことを示すが、必ずしもすべての実施形態が特定の特徴、構造物または特性を含むわけではない。いくつかの実施形態は、他の実施形態に関して説明された特徴のいくつか、または全てを有し得、若しくは、それら特徴を全く有さない。「第1の」、「第2の」、「第3の」などは、共通のオブジェクトを記述し、類似するオブジェクトの異なるインスタンスが参照されていることを示す。その種の修飾語は、そのように述べられたオブジェクトが、時間的、空間的、ランク、またはそのほかのあらゆる態様において既定のシーケンスになければならないことを暗示しない。「接続される」は、互いの要素の直接物理的に又は電気的に接触を示すことができ、「結合される」は、互いの要素の協働または相互作用を示すことができるが、それらが直接物理的に又は電気的に接触することもあれば、接触しないこともある。また、異なる図面内における同一または類似の部品を示すために類似のまたは同一の番号が使用されることがあるが、そのようにすることが、類似のまたは同一の番号を含むすべての図面が、単一の、または同一の実施態様を構成することを意味しない。
上述のSTTRAMは、「ビヨンドCMOS」技術(又は「ノンCOMSベース」技術)のほんの一例にすぎず、その技術は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術で完全に実装されるわけではない複数のデバイス及び複数のプロセスに関する。ビヨンドCOMS技術は、(素粒子のスピン、または固有の角運動量が既定の方向に向けられている度合いにとって重要である)スピン分極、より一般的には、(電子の固有のスピン、それに関連する磁気モーメント、および電子の基本電子電荷にとって需要である電子工学の一分野である)スピントロンクスに依存してよい。スピントロニクスデバイスは、TMRにとって重要であってよく、TMRは、薄膜絶縁体を通る量子力学の電子トンネルを使用して、複数の強磁性体層とSTTとを分離し、そこで、スピン分極電子の電流が強磁性体の電極の磁化方向を制御するのに用いられてよい。
ビヨンドCMOSデバイスは、例えば、メモリ(例えば、3端子STTRAM)に実装されたスピントロニクスデバイス、スピンロジックデバイス(例えば、ロジックゲート)、トンネル電界効果トランジスタ(TFET)、イオン注入MOS(IMOS)デバイス、ナノエレクトロメカニカルスイッチ(NEMS)、負共通ゲートFET、共鳴トンネルダイオード(RTD)、単一電子トランジスタ(SET)、スピンFET、ナノ磁気ロジック(NML)、ドメインウォールロジック、ドメインウォールメモリなどを含む。
STTMに関して、特に、STTMの一種は、垂直STTM(pSTTM)を含む。ここで、従来のMTJまたは非垂直MTJは、(「高い」および「低い」メモリ状態が設定されている)「面内に」磁化を生成する。垂直MTJ(pMTJ)は、「面外に」磁化を生成する。これは、高いメモリ状態と低いメモリ状態との間で切り替えるのに必要なスイッチング電流を低減させる。これは、また、より良いスケーリング(例えば、より小さいサイズのメモリセル)を可能にさせる。従来のMTJは、例えば、自由層を薄くすることにより、pMTJに変換される。それによって、トンネル障壁/自由層は、磁界影響下でより支配的に接触させられる(その接触面は、面外磁化の異方性を促進する)。その接触面は、図2(および本明細書に含まれる他の図面)において、太い破線およびKでハイライトされており、その接触面で異方性エネルギーを案内する。図2は、CoFeB固定層227にさらに結合するMgOトンネル障壁226に接触するCoFeB自由層225、および(図1のトランジスタ120などの選択スイッチに結合されてよい)タンタル(Ta)コンタクト214、(図1のビットライン105などのビットラインに、1つ又は複数のバイアスにより結合されてよい)タンタル(Ta)コンタクト216を有するそのようなシステムを含む。
図3は、MTJを示す。ここで、第2酸化MgOインターフェース320は、CoFeB自由層325に接触する(CoFeB自由層325は、トンネル障壁MgO326にさらに結合され、トンネル障壁MgO326は、CoFeB固定層327上に形成される)。図2のデバイスなどのデバイスで課題になるメモリに対する安定性を、そのようにすることで向上させることができる。したがって、図3は、両方の自由層インターフェース(すなわち、層320、326)にMgOを含む。しかしながら、CoFeB自由層325の上にMgO層320を導入することで、(図2に示すようにほんの1つの酸化物層を自由層に接触させることと比較して)全体の抵抗が著しく増加する。これにより、面積抵抗(RA)生成物およびTMRの劣化のために、スケールデバイス(例えば、22nm)に対して現実的ではない設計をもたらす。言い換えれば、MgO層326が従来のMTJにおける抵抗及び電圧降下に対して主な原因となる場合、層326に連続してさらにもう一つのMgOの層を追加することで、RA生成物が増加する。それによって、書き込み電圧を押し上げたり、バッテリ寿命を低下させたりなどする。
RA生成物は、抵抗に等しくない測定を参照する。抵抗は、Ω・cmの単位を有する。ここで、RA生成物=MgO/A*A∝TMgOで、Ω・umの単位を有する(pは、材料抵抗を表し、Aは、ドット面積を表し、TMgOは、MgOの厚さを表す)。抵抗が自然抵抗を表し、材料層の厚さと独立している一方で、RA生成物は、その材料の厚さに正比例する(「厚さ」に関して、層320は、本明細書での説明を目的として、「水平に」配置され、垂直方向における「厚さ」を有する。層320の長さ及び幅は、「面内」であり、高さまたは厚さは、「面外」である。)。
したがって、図3に戻ると、より高いRA生成物がSTTMの抵抗を増加させる。これは、必ずしも書き込み電流を増加させない一方で、より高いRA生成物は、書き込み電圧を増加させる(書き込み電圧=Jc*RA生成物)(Jcは、1ビットを書き込むための臨界スイッチング電流密度のことをいう)。また、STTMの抵抗の全域でのより大きなIRドロップによりゲート・ソース間電圧がより小さくなるので、より大きいSTTMの抵抗は、選択トランジスタ(例えば、図1のMOSトランジスタ120)により供給される電流を低下させる。
図4は、図3とは異なる。しかしながら、酸化タンタル(TaO)インターフェース420を含む酸化物層を有する、本発明の一実施形態におけるMTJの一部分を含む。これは、RA生成物を過剰に増加させることなく、デバイスに対する安定性を増加させる。層420は、Co20Fe6020自由層425と接触する。Co20Fe6020自由層425は、MgO層426にさらに結合する。MgO層426は基板(層414)に結合する。そして、他の層は、必ずしも図示していない。(図4におけるスタックは、以下で説明する図5のEHEデータを生成するのに使用された。自由層上の第2酸化物を追加することによるEHE効果により良く焦点を当てるために、スタックには、固定層が含まれていない。固定層の存在は、図5のデータを生成する上で役に立たないであろう。)「第2酸化物膜」420(すなわち、「第1酸化膜」を構成するトンネル障壁に追加した第2酸化物膜)は、自由層425の熱安定性(強度)を向上させ、それによって、不完全な高/低または低/高メモリ状態変換の可能性を減少させる。酸化物層420の挿入が、CoFeB自由膜425を用いることで含まれてよい。CoFeB自由膜425は、以前から薄くすることが可能であるのでpSTTMに対する異方性磁気特性をさらに促進させる。
例えば、層425は、水平面内に主に位置付けられ、自由層425の面に直交する厚さ(垂直寸法)は、2nm未満であり、さらに酸化物層426の厚さは、3nm未満である(かつ、自由層425の厚さよりも大きい)。一実施形態において、層426は、約10Ω・umのRA生成物を有し、約1nmの厚さを有してよい。複数の他の実施形態において、層426の厚さは、より厚くでもより薄くてもよい(そして、結果的にRA生成物は、同様におおよそ10Ω・um変化し得る。)いくつかの実施形態は、2〜3nmの厚さの層426を含んでよい。自由層425の厚さは、おおよそ1〜2nmでよいが、複数の他の実施形態は、それに限定されない。層420は、(例えば、直列抵抗の追加が無視できる、または低いので)層426のRA生成物より一層さらに小さくRA生成物を増加させることにしたがって変化し得る。例えば、一実施形態は、電気抵抗上の層420の効果は、層426での効果より一層小さいので、層426(例えば、MgO)および層420に対して10倍より低いRA生成物に対して10Ω・umのRA生成物を含んでよい。これらの同じ寸法は、本明細書で説明される複数の他の実施形態(例えば、図6)に適用でき、その寸法は、全ての実施形態において限定されない。
したがって、図4は、本発明の複数の実施形態のより一般的な概念の一例であり、ここで、層420などの高い伝導率の酸化物が、CoFeB自由層425の接触面に隣接して形成される。これは、(図3に含まれている二重のMgO層を用いた場合のように)RA生成物およびTMRを不必要に低下させずに大きく安定性を生じさせる。言い換えれば、これは、過度に(書き込み/読み出し電圧に悪影響を与えるかもしれない)RA生成物を増加させることなく、又は(メモリ状態の正確な読み出しを複雑化させるかもしれない)TMRを小さくすることなく高い安定性を生じさせる。CoFeB自由層425の他方の接触面は、MgOスピン膜426(すなわち、トンネル障壁)である。
図5は、図4の実施形態に対して安定性を増加させることを示す。図5は、酸化タンタル(TaO)に接続する自由層及びトンネル障壁(正方形のプロットを参照)と対比されるタンタル(Ta)に接続される自由層及びトンネル障壁(円形のプロットを参照)に関係する。酸化されていない場合において(円形のプロット)、Ta上にルテニウム(Ru)キャップがある。トンネル障壁/自由層/Ta/Ru配列に対するナローギャップは、(低い、安定性または飽和保磁力を示す)短磁場偏差を超える急速な異常ホール効果(EHE)遷移を示す非常に狭い水平バンドを有する。対照的に、トンネル障壁/自由層/TaO配列に対する広範囲水平ギャップは、(より高い、安定性または飽和保磁力を示す)より広い磁場偏差を超えるより耐性のあるEHE遷移を示すより広いバンドを有する。図5に示すように、障壁/自由層/TaO配列は、トンネル障壁/自由層/Ta/Ru配列に亘って4倍の飽和保磁力の改善を有する。
この第2酸化物接触面(層425、420の間の接触面)は、トンネル障壁についてのRA生成物より一層より低いRA生成物で設計され得る。したがって、自由層の上の高伝導性酸化物(すなわち、より低いRA生成物)は、より高い安定性という結果につながり得る。複数の実施形態は、層420の導電性酸化物がトンネル障壁より100〜1000倍低い導電性であってよいことを提供する。例えば、トンネル障壁MgOは、約1Ω・cmの抵抗を有してよい。対照的に、例えば、高い導電性酸化物は、以下の、酸化タングステン(WO)、酸化バナジウム(VO、及び/又はV)、酸化インジウム(InOx)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ルテニウム(RuOx)、及び/又はTaOの任意の1つ又は複数を含んでよい。例えば、Inは、1〜10mΩ・cmの調整可能な抵抗を含む。VO及びVは、1mΩ・cmより低い抵抗を含む。WOは、1mΩ・cmより低い抵抗を含む。そして、錫(Sn)ドープIn(ITO)は、0.1mΩ・cmより低い抵抗を含む。
図6は、CoFeB625及びTaコンタクト616の間に配置された第2障壁620を示す。自由層625は、トンネル障壁626及び固定層627の上にある。
図7は、CoFeB725と、小フィルムMTJに対して安定性の向上を助けるコバルト(Co)及びパラジウム(Pd)交互層を含む多層配列713との間に配置される第2酸化物障壁720を示す。第2酸化物障壁720は、(固定層727の上、及びTaコンタクト層716の下方にある)第1酸化物層MgOスピン膜726に接触する薄膜CoFeB自由層725に隣接してよい。薄膜CoFeB自由層725は、垂直異方性の状態にすべく、強スピン軌道結合で層を提供する。
したがって、様々な実施形態は、自由層の次に第2酸化物層を導入する。自由層は、RA生成物又はTMRに悪影響(すなわち、RA生成物を過度に増加又はTMRを過度に減少)させずに、(自由層の上部または下部の)二重の酸化物接触面を通じて安定性を向上させる。したがって、第2酸化物層は、トンネル障壁と比較して低いRA生成物を有する。いくつかの実施形態は、自由層及び多層スタックを有するこの第2酸化物層を含む。
図8は、本発明の一実施形態におけるメモリセルを含む。メモリセルは、小さいセルサイズで、1T−1X(T=トランジスタ、X=キャパシタ又は抵抗)を含む。MTJは、固定/自由層827、825、トンネル障壁826、及び酸化物層820を備える。MTJは、ビットライン805を選択スイッチ821(例えば、トランジスタ)、ワードライン810、及びセンスライン815に結合する。MTJは、基板上に位置付けられてよい。
一実施形態において、基板は、ウェハの一部としてバルク半導体材料である。一実施形態において、半導体基板は、ウェハから個片化されたチップの一部としてバルク半導体材料である。一実施形態において、半導体基板は、セミコンダクタオンインシュレータ(SOI)基板上の半導体などの絶縁体の情報に形成される半導体材料である。一実施形態において、半導体基板は、バルク半導体材料の上方に延長するフィンなどの突出構造である。MTJと基板との間に1つ又は複数の層があってよい。MTJの上方に1つ又は複数の層があってもよい。
一実施形態は、装置を形成する方法1000を含む(図10)。ブロック1005において、MTJの固定層は、基板の表面に形成される。ブロック1010において、トンネル障壁(第1酸化物層)が固定層の表面に形成される。ブロック1015において、自由層は、トンネル障壁の表面に形成される。ブロック1020において、酸化物層(第2酸化物層)が、自由層上に形成される。自由層及び固定層、トンネル障壁、及び酸化物層は、全て薄膜(厚さが数マクロメータ未満の層)である。一実施形態において、CoFeB層と第2酸化物堆積物との間に真空破壊がない。真空破壊は、薄いCoFeBの制御できない酸化/劣化という結果につながる可能性がある。したがって、全体のスタックは、一実施形態において、(真空破壊のない)その場で堆積される。
本明細書の様々な実施形態は、垂直なSTTMについて説明する一方で、複数の他の実施形態は、そのような限定はされず、面内(非垂直)STTMに関係してよく、同様に、複数の実施形態は、完全に面内(非垂直)又は完全に面外(垂直)のどちらでもないが、代わりに、面内及び面外の間のものである。
本明細書で、時折、第1酸化物層は、トンネル障壁及び/又は自由層の第1の面を直に接触するといわれ、第2酸化物層は、自由層の第2の面に直に接触する。これは、1つが、例えば、トンネル障壁及び/又は自由層の何れかのサブレイヤである酸化物層と見なす複数の状況を含む。これは、1つが、例えば、トンネル障壁のいくつか又は全てになる酸化物層と見なす複数の状況を含む。さらに、トンネル障壁は、酸化物を含んでよいが、さらに、その表面での酸化/自由層への接触面を含んでよい。そのような状況は、さらに、自由層及びトンネル障壁の両方に接触する酸化物層を含むだろう。さらに、例えば、第2金属酸化物の層の間にCoFeB層のいくつかの酸化物が存在し得る。
一実施形態において、金属酸化物(第2酸化物層)は、自由層の第2の面(例えば、上面)に直に接触してよい。コンタクトは、CoFeB自由層の熱安定性を増加させる(複数の図でKiで示される)界面異方性を形成する。
様々な実施形態は、CoFeBを含む固定層及び自由層を含む一方で、複数の他の実施形態は、CoFe/CoFeB、CoFeB/Ta/CoFeB、又はCoFe/CoFeB/Ta/CoFeB/CoFeを含んでよい。さらに、複数の他の実施形態は、他の酸化物などの他の何らかのMgO以外のもの有するトンネル障壁を含んでよい。
複数の実施形態は、多くの異なる種類のシステムにおいて用いられてよい。例えば、1つの実施形態において、通信デバイス(例えば、携帯電話、スマートフォン、ネットブック、ノートブック、パーソナルコンピュータ、時計、及びカメラ)は、本明細書で説明される様々な実施形態を含むように設定され得る。ここで、本発明の実施形態に係るシステムのブロック図を示す図9を参照する。システム700は、ポイントツーポイント相互接続システムであり、ポイントツーポイント相互接続750を介して結合される第1のプロセッサ770及び第2のプロセッサ780を含む。プロセッサ770および780のそれぞれは、例えば、本明細書で説明されるpSTTMなどの埋め込み不揮発性メモリを含むマルチコアプロセッサでよい。第1のプロセッサ770は、メモリコントローラハブ(MCH)及びポイントツーポイント(P‐P)インターフェースを含んでよい。同様に第2プロセッサ780は、MCHおよびP−Pインターフェースを含んでよい。MCHは、複数のプロセッサを各メモリ、即ちメモリ732及びメモリ734に結合してよい。メモリ732及びメモリ734は、各プロセッサに局所的に取り付けられたメインメモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、又は本明細書で説明したpSTTM)の一部でよい。しかしながら、複数のプロセッサは、本明細書で説明されたメモリと同じチップ上に位置付けられてよい。第1のプロセッサ770および第2のプロセッサ780は、P−P相互接続によってチップセット790にそれぞれ結合されてよい。チップセット790は、P−Pインターフェースを含んでよい。さらに、チップセット790は、インターフェースを介して第1のバス799に結合されてよい。第1のバス799を第2のバス798に結合させるバスブリッジ718とともに、様々な入力/出力(I/O:input/output)デバイス714が第1のバス799に結合されてよい。様々なデバイスは、1つの実施形態において、例えば、キーボード/マウス722、通信デバイス797、及び、コード730を含んでよいディスクドライブ又は他のマスストレージデバイスなどのデータストレージユニット728を含む第2のバス798に結合されてよい。コードは、メモリ728、732、734、ネットワークを介してシステム700に結合されたメモリなどを含む1つ又は複数のメモリに含まれてよい。さらに、オーディオI/O724は、第2のバス798に結合されてよい。
以下の複数の例がさらに複数の実施形態に関係する。
一例は、磁化自由層、磁化固定層、および自由層と固定層との間のトンネル障壁を含む磁気トンネル接合(MTJ)と、自由層の第2の面に直に接触する酸化物層とを備え、トンネル障壁は、自由層の第1の面に接触し、トンネル障壁は、酸化物を含み、第1面積抵抗(RA)生成物を有し、酸化物層は、第1RA生成物より低い第2RA生成物を有する、装置を含む。
他の例において、前例の主題は、トンネル障壁が、酸化マグネシウムを含み、酸化物層は、酸化タングステン、酸化バナジウム、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化ルテニウム、酸化タンタルの少なくとも1つを含むことを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、第2RA生成物が、10mΩ・cm未満であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、第2の面が、主に平面に位置付けられ、自由層の平面に直交する厚さは、2nm未満であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、トンネル障壁の厚さが、3nm未満であり、かつ自由層の厚さよりも大きいことを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、自由層が、コバルト、鉄、およびホウ素を含むことを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、MTJを含む垂直スピン注入磁化反転メモリ(SUM)を必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、第2の面が、平面にあり、自由層の面に直交する厚さは、トンネル障壁の厚さ未満であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、トンネル障壁が、第1金属を含み、酸化物層は、第1金属と同じでない第2金属を含むことを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、第1の面が、第2の面に対して正反対であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、第1材料および第2材料の複数の交互層を必要に応じて含むことができ、複数の交互層の1つは、自由層が酸化物層に接触するのと反対側で酸化物層に直に接触する。
他の例において、前例の主題は、酸化物層、固定層、自由層、およびトンネル障壁が、全て薄膜であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、第2RA生成物が、第1RA生成物の10%未満であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、前例の主題は、MTJが、垂直異方性を有することを必要に応じて含むことができる。
他の例は、磁化自由層、磁化固定層、および自由層と固定層との間のトンネル障壁層を含む磁気トンネル接合(MTJ)を基板上に形成する段階であって、トンネル障壁層は、自由層の第1の面に直に接触する、段階と、自由層の第2の面に直に接触する酸化物層を形成する段階とを備え、トンネル障壁層は、第1面積抵抗(RA)生成物を有し、酸化物層は、第1RA生成物より低い第2RA生成物を有する、方法を含む。
他の例において、先の方法例の主題は、酸化物層、固定層、自由層、およびトンネル障壁層は、全て薄膜であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、先の方法例の主題は、第2の面は、主に平面に位置付けられ、自由層の平面に直交する厚さは、2nm未満であり、トンネル障壁層の厚さは、3nm未満であり、かつ自由層の厚さよりも大きいことを必要に応じて含むことができる。
他の例において、先の方法例の主題は、第2RA生成物は、第1RA生成物の10%未満であることを必要に応じて含むことができる。
他の例は、自由層と固定層との間のトンネル障壁層を含み、自由層の一面に直に接触する磁気トンネル接合(MTJ)と、自由層の反対の面に直に接触する酸化物層とを備える垂直スピン注入磁化反転メモリ(STTM)を含む。トンネル障壁層は、第1面積抵抗(RA)生成物を有し、酸化物層は、第1RA生成物より低い第2RA生成物を有する。
他の例において、先のSTTMの例の主題は、第2RA生成物が、第1RA生成物の10%未満であることを必要に応じて含むことができる。
他の例において、先のSTTMの例の主題は、酸化物層、固定層、自由層、およびトンネル障壁は、全て薄膜であることを必要に応じて含むことができる。
本発明の複数の実施形態のこれまでの記述は、例示および記載目的で提示されてきた。網羅的であること、または本発明を開示された複数の詳細な形式に限定しようとする意図はない。開示および以下の請求項は、左、右、上面、底面、上方、下方、上部、底部、第1、第2などの用語を含むが、これらは記述上の目的だけしか持たず、制限的に解釈されるべきものではない。例えば、相対的な垂直位置を表す用語は、基板または集積回路のデバイス側(アクティブな面)が基板の上面であるという場合のことを示し、基板が実際にはいかなる配向であってもよく、基板の「上部」側が地球基準座標系でいうところの「底部」側より低くても、「上部」と用語の意味に含まれるとする。本明細書でいう「接する/上の(on)」という用語は(請求項にも含まれる)、特にそうであると明示しない場合には、第2の層上の(on)第1の層が、第2の層の直ぐ上にある、及び第2の層と直に接触していることを示さず、第3の層または他の構造が、第1の層層と第1の層上の第2の層との間に介在する場合がある。本明細書で説明したデバイスまたは物品の複数の実施形態は、幾らもの位置および配向で製造、利用、または出荷されてよい。当業者であれば、上述の教示に照らして多くの変形例および変更例が可能であることを理解しよう。当業者は、図面に示された様々なコンポーネントに関する様々な均等な組み合わせおよび代替物を想到するであろう。よって、本発明の範囲は、本詳細な説明による限定ではなく、むしろ添付された請求項による限定を意図している。

Claims (19)

  1. 磁化自由層、磁化固定層、および前記自由層と前記固定層との間のトンネル障壁を含む磁気トンネル接合(MTJ)と、
    前記自由層の第2の面に直に接触する酸化物層と、
    第1材料および第2材料の複数の交互層と
    を備え、
    前記トンネル障壁は、前記自由層の第1の面に直に接触し、
    前記トンネル障壁は、酸化物を含み、第1面積抵抗(RA)積を有し、前記酸化物層は、前記第1RA積より低い第2RA積を有し、
    前記第1の面は、前記第2の面に対して正反対であり、
    前記複数の交互層の1つは、前記自由層が前記酸化物層に接触するのと反対側で前記酸化物層に直に接触し、
    前記第1材料の層上の前記第2材料の層は、前記第1材料の層と直に接触し、
    前記第2材料の層上の前記第1材料の層は、前記第2材料の層と直に接触する、装置。
  2. 前記トンネル障壁は、酸化マグネシウムを含み、前記酸化物層は、酸化タングステン、酸化バナジウム、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化ルテニウム、酸化タンタルの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第2RA積は、10mΩ・cm2未満である、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第2の面は、主に平面に位置付けられ、前記自由層の前記平面に直交する厚さは、2nm未満である、請求項3に記載の装置。
  5. 前記トンネル障壁の厚さは、3nm未満であり、かつ前記自由層の前記厚さよりも大きい、請求項4に記載の装置。
  6. 前記自由層は、コバルト、鉄、およびホウ素を含む、請求項2から5の何れか1つに記載の装置。
  7. 前記MTJを含む垂直スピン注入磁化反転メモリ(STT)を備える、請求項1から6の何れか1つに記載の装置。
  8. 前記第2の面は、平面であり、前記自由層の前記平面に直交する厚さは、前記トンネル障壁の厚さ未満である、請求項1から7の何れか1つに記載の装置。
  9. 前記トンネル障壁は、第1金属を含み、前記酸化物層は、前記第1金属と同じでない第2金属を含む、請求項1から8の何れか1つに記載の装置。
  10. 前記酸化物層、前記固定層、前記自由層、およびトンネル障壁は、全て薄膜である、請求項1から9の何れか1つに記載の装置。
  11. 前記第2RA積は、前記第1RA積の10%未満である、請求項1から10の何れか1つに記載の装置。
  12. 前記MTJは、垂直異方性を有する、請求項1から11の何れか1つに記載の装置。
  13. 磁化自由層、磁化固定層、および前記自由層と前記固定層との間のトンネル障壁層を含む磁気トンネル接合(MTJ)を基板上に形成する段階であって、前記トンネル障壁層は、前記自由層の第1の面に直に接触する、段階と、
    前記自由層の第2の面に直接接触する酸化物層を形成する段階と、
    第1材料および第2材料の複数の交互層を形成する段階と
    を備え、
    前記トンネル障壁層は、第1面積抵抗(RA)積を有し、前記酸化物層は、前記第1RA積より低い第2RA積を有し、
    前記複数の交互層の1つは、前記自由層が前記酸化物層に接触するのと反対側で前記酸化物層に直に接触し、
    前記第1材料の層上の前記第2材料の層は、前記第1材料の層と直に接触し、
    前記第2材料の層上の前記第1材料の層は、前記第2材料の層と直に接触する、方法。
  14. 前記酸化物層、前記固定層、前記自由層、および前記トンネル障壁層は、全て薄膜である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第2の面は、主に平面に位置付けられ、前記自由層の前記平面に直交する厚さは、2nm未満であり、前記トンネル障壁層の厚さは、3nm未満であり、かつ前記自由層の前記厚さよりも大きい、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第2RA積は、前記第1RA積の10%未満である、請求項14または15に記載の方法。
  17. 垂直スピン注入磁化反転メモリ(STTM)であって、
    自由層と固定層との間のトンネル障壁層を含み、前記自由層の一面に直に接触する磁気トンネル接合(MTJ)と、
    前記自由層の反対の面に直に接触する酸化物層と、
    第1材料および第2材料の複数の交互層と
    を備え、
    前記トンネル障壁層は、第1面積抵抗(RA)積を有し、前記酸化物層は、前記第1RA積より低い第2RA積を有し、
    前記複数の交互層の1つは、前記自由層が前記酸化物層に接触するのと反対側で前記酸化物層に直に接触し、
    前記第1材料の層上の前記第2材料の層は、前記第1材料の層と直に接触し、
    前記第2材料の層上の前記第1材料の層は、前記第2材料の層と直に接触する、メモリ。
  18. 前記第2RA積は、前記第1RA積の10%未満である、請求項17に記載のメモリ。
  19. 前記酸化物層、前記固定層、前記自由層、および前記トンネル障壁は、全て薄膜である、請求項18に記載のメモリ。
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