JP2018014180A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2018014180A
JP2018014180A JP2016141560A JP2016141560A JP2018014180A JP 2018014180 A JP2018014180 A JP 2018014180A JP 2016141560 A JP2016141560 A JP 2016141560A JP 2016141560 A JP2016141560 A JP 2016141560A JP 2018014180 A JP2018014180 A JP 2018014180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
terminal
protrusion
mating
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016141560A
Other languages
English (en)
Inventor
慧吾 坪
Keigo Tsubo
慧吾 坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2016141560A priority Critical patent/JP2018014180A/ja
Publication of JP2018014180A publication Critical patent/JP2018014180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】端子の変形等を出来る限り確実に防止可能なコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1は、相手側コネクタが嵌合される嵌合室13を有するハウジング10と、相手側コネクタの嵌合方向に沿って嵌合室13内に延びるようにハウジング10に保持された端子20と、嵌合方向に沿って嵌合室13内に延びるようにハウジング10に設けられた突起部40と、を備える。突起部40は、突起部40の変形を防止するための補強部材として、嵌合方向に沿って延びる金属部材41を備える。端子20が、嵌合方向の前方から後方に向けて延びると共に、且つ、端子20の嵌合方向の後方側の端部23が突起部40の嵌合方向の後方側の端部43よりも嵌合方向の前方側に位置するようにハウジング10に保持される。【選択図】図4

Description

本発明は、相手側コネクタが嵌合される嵌合室を備えたハウジングと、相手側コネクタの嵌合方向に沿って嵌合室内に延びるようにハウジングに保持される端子と、嵌合方向に沿って嵌合室内に延びるようにハウジングに設けられる突起部と、を備えたコネクタ、に関する。
従来から、相手側コネクタの嵌合方向に沿って延びる端子がハウジングの嵌合室に設けられたコネクタが提案されている(例えば、特許文献1,2を参照。)。
例えば、このような構成を有する従来のコネクタの一つ(以下「従来コネクタ」という。)は、相手側コネクタが嵌合される嵌合室を有するハウジングと、相手側コネクタの嵌合方向に沿って嵌合室内に延びる端子と、嵌合方向に沿って嵌合室内に延びる案内用リブ(突起部)と、を備えている。一方、相手側コネクタには、案内用リブが挿入されるガイド溝が形成されている。そして、相手側コネクタの嵌合時、案内用リブがガイド溝に挿入されることにより、相手側コネクタの傾き及び位置ずれ等が補正され(即ち、位置合わせがなされ)、相手側コネクタが嵌合室に嵌合方向の通りに挿入されることになる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−151682号公報 特開2008−198528号公報
従来コネクタでは、嵌合室に対して傾いた状態にて相手側コネクタが嵌合室に近づいた場合であっても、従来コネクタの案内用リブと相手側コネクタのガイド溝とが互いに干渉(接触・衝突等)しながら案内用リブが相手側コネクタのガイド溝に入り込むことにより、上述した位置合わせがなされると共に、相手側コネクタが従来コネクタの端子と接触することが防止されている。
ところが、このような干渉(接触・衝突等)の際に案内用リブに過大な外力が及ぶと、案内用リブが変形・破損する可能性がある。案内用リブに変形が生じると、相手側コネクタの位置合わせが十分になされず、相手側コネクタの嵌合が困難となる可能性がある。また、案内用リブが破損した場合、相手側コネクタと従来コネクタの端子とが接触し、端子が変形する可能性もある。コネクタ本来の機能を確保する観点から、このような端子の変形は、出来る限り避けることが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、相手側コネクタが嵌合される嵌合室に設けられる案内用リブ(突起部)の変形・破損を防止することにより、端子の変形を防止可能なコネクタ、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1)
相手側コネクタが嵌合される嵌合室を有するハウジングと、前記相手側コネクタの嵌合方向に沿って前記嵌合室内に延びるように前記ハウジングに保持される端子と、前記嵌合方向に沿って前記嵌合室内に延びるように前記ハウジングに設けられる突起部と、を備えたコネクタであって、
前記突起部は、
該突起部の変形を防止するための補強部材を備え、
前記端子は、
前記嵌合方向の前方から後方に向けて延びると共に、且つ、該端子の前記嵌合方向の後方側の端部が前記突起部の前記嵌合方向の後方側の端部よりも前記嵌合方向の前方側に位置するように前記ハウジングに保持される、
コネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記突起部が、
前記補強部材として、前記嵌合方向に沿って延びる金属部材を有する、
コネクタであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記突起部が、
平板状の形状を有すると共に、該突起部の一の側面及び他の側面に前記嵌合方向に沿って延びるように形成された複数の凸条部であって前記一の側面上の前記凸条部の配置と前記他の側面上の前記凸条部の配置とが面対称ではない複数の凸条部、を有する、
コネクタであること。
(4)
上記(3)に記載のコネクタであって、
前記ハウジングが、
複数の前記端子であって、各々の前記端子が所定の幅の端子間空隙を隣接する前記端子との間に有するように配置された複数の前記端子、を保持し、
前記複数の前記凸条部が、
前記端子間空隙に対応する位置に配置された、
コネクタであること。
上記(1)の構成のコネクタによれば、端子部の先端(嵌合方向の後方側の端部)が、突起部の先端(嵌合方向の後方側の端部)よりも嵌合室の奥側の位置(嵌合方向の前方側)に存在する。そのため、相手側コネクタの嵌合時、相手側コネクタは、補強部材によって補強された突起部に接触し得る位置を経て、その後に端子に接触し得る位置に移動することになる。換言すると、仮に位置合わせが十分になされない状態(例えば、傾いた状態)にて相手側コネクタが嵌合室に挿入されても、先ず、相手側コネクタが突起部によって位置合わせされ、次いで、相手側コネクタと端子とが電気的に接続されることになる。よって、位置合わせが不十分な状態にて相手側コネクタが端子に接触することがない。更に、突起部は、補強部材によって補強されており、補強部材を有さない場合に比べて変形し難い。
よって、本構成のコネクタは、嵌合室に設けられる突起部(案内用リブ)の変形・破損を防止することにより、端子の変形を防止できる。更に、これにより、相手側コネクタとの確実な電気的接続に貢献し得る。
上記(2)の構成のコネクタによれば、突起部が、金属部材によって補強されている。よって、突起部が金属部材を有さない場合に比べ、突起部に相手側コネクタが干渉した際の突起部の変形等をより確実に防止できることになる。
この補強は、例えば、突起部の内側に中空部分を設けておき、この中空部分に金属部材を挿入(圧入)することにより、行い得る。更に、この補強は、例えば、突起部に金属部材をインサート成形することにより、行い得る。金属部材は、単一でも複数でもよい。
更に、本構成のコネクタは、他の効果(コネクタの小型化)も有する。具体的には、コネクタを小型化する方法として、例えば、突起部の大きさ(例えば、厚さ)を小さく(薄く)することが考えられる。一方、突起部を不要に小さくすると、突起部の強度が相手側コネクタの挿入力に対して不十分となり、突起部の変形等が生じる可能性がある。これに対し、本構成のコネクタでは、突起部に金属部材が設けられているため、突起部を薄くしてもその強度を維持できる。よって、本構成のコネクタは、コネクタの小型化に貢献し得る。
上記(3)の構成のコネクタによれば、平板形状の突起部の両側面(例えば、上面および下面)に設けられる凸条部が、面対称ではないように配置されている。そのため、従来コネクタのように相手側コネクタにガイド溝(突起部が挿入される案内用の溝)を設けて位置合わせを行う場合、相手側コネクタの向き(例えば、上下)が逆になったときには突起部の凸条部がガイド溝に干渉し、突起部がガイド溝に侵入できない。これにより、相手側コネクタが向きを誤った状態にて嵌合室に挿入されることを防止できる。
更に、本構成のコネクタは、他の効果(誤挿入の検知)も有する。具体的には、突起部に形成される凸条部を相手側コネクタの種別ごとに異なる形態とし、相手側コネクタのガイド溝を凸条部に対応した形態とすれば、コネクタが有する凸条部(相手側コネクタの種別ごとに固有の形状)と、相手側コネクタのガイド溝(相手側コネクタの種別ごとに固有の形状)と、が合致した場合に限り、相手側コネクタが嵌合室に嵌合されることになる。逆に、これらが合致しない場合、嵌合室に相手側コネクタを嵌合させることができない。換言すると、後者(誤挿入)の場合、相手側コネクタのガイド溝と、嵌合室の突起部の凸条部と、が干渉することにより、相手側コネクタを嵌合室に挿入できない。よって、この嵌合(挿入)の可否により、相手側コネクタの種別に対応した(正しい)嵌合室に相手側コネクタが選択されているか否かを検知できる。
なお、上述した凸条部の「形態」とは、相手側コネクタのガイド溝の形状に対応する位置、長さ及び幅などを表す。
上記(4)の構成のコネクタによれば、凸条部が端子間空隙に対応した位置(例えば、突起部の上面の凸条部と下面の凸条部とが互い違いに配置される位置。即ち、千鳥状の位置)に配置される。そのため、突起部に凸条部を設けても、コネクタの端子と相手側コネクタの相手側端子との接続が妨げられることがない。別の言い方をすると、端子の配置等を変更しなくても(ひいては、その変更に伴ってコネクタを大型化させなくても)、突起部に凸条部を設けることができる。
本発明によれば、端子の変形を防止可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、基板に実装された状態にある本発明の実施形態に係るコネクタを後方側から視た斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタの分解斜視図である。 図3(a)は、図1に示すコネクタの後面図であり、図3(b)は、同コネクタの側面図である。 図4は、図3(a)のA−A断面図である。 図5は、図4のB部拡大図である。 図6(a)は、図3(a)のC部拡大図であり、図6(b)は、本発明の実施形態の変形例に係るコネクタの図6(a)に対応する図である。 図7(a)は、図4に示す断面図において、突起部を含むハウジングのみを示した図であり、図7(b)は、突起部の内側に形成された中空部分に金属板を圧入する様子を示した図である。 図8は、本発明の実施形態の他の変形例に係るコネクタの図1に対応する図である。 図9(a)は、図8に示すコネクタの図3(a)に対応する図であり、図9(b)は、図9(a)のD部拡大図である。 図10(a)及び図10(b)は、本発明の実施形態の他の変形例に係るコネクタの図9(b)に対応する図である。
<実施形態>
以下、図1〜図7を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について、説明する。
図1及び図2に示すように、コネクタ1は、ハウジング10と、複数の端子20と、アライニングプレート30と、突起部40と、を備えている。コネクタ1は、基板50に実装される基板実装型コネクタ(PCBコネクタ)である。
以下、図1及び図2(後述する図8も同様)に示すように、「嵌合方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「嵌合方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
図2〜図4に示すように、ハウジング10は、樹脂から形成される(例えば、射出成形によって成形される)。ハウジング10は、複数の端子20を覆う箱状の端子保持部11と、端子保持部11の後側に接続する角筒状のフード部12と、を一体に有している。フード部12には、相手側コネクタのハウジング(図示省略)が嵌合方向に沿って嵌合される。換言すると、フード部12の内部空間は、相手側コネクタのハウジングが嵌合される嵌合室13として機能する。
図2〜図4及び図7(b)に示すように、端子保持部11は、幅方向及び上下方向に延びる平板状の後壁14と、後壁14の上端縁から前方側に延びる上壁15と、後壁14の幅方向両側縁から前方側に延びる一対の側壁16と、後壁14の下端縁から前方側に延びる下壁17とを有する。下壁17の嵌合方向長さは、上壁15及び一対の側壁16の嵌合方向長さより短い。よって、端子保持部11は、前方側の全域、及び、下側の前方側部分が開口する箱状を呈している。
図4及び図7(b)に示すように、後壁14の所定位置には、嵌合方向に貫通する複数の圧入孔18が形成されている。後述するように、各圧入孔18には、前方側から対応する端子20の接続端子部21がそれぞれ圧入・固定される。更に、図7(b)に示すように、各側壁16における下壁17の前方側端部より前方側の下側縁には、上方に向けて窪んだ嵌合凹部19がそれぞれ形成されている。一対の嵌合凹部19には、後述するように、アライニングプレート30の一対の凸部32(図2を参照)が嵌合・固定される。
端子20は、銅または銅合金等の導電性金属材料から形成され、棒状に形成されている。端子20は、断面四角形状(典型的には、断面正方形状)に形成されている。図2及び図4に示すように、端子20は、一端側が接続端子部21とされ、他端側が実装端子部22とされている。端子20は、側面視L字状に屈曲されており、接続端子部21に対して実装端子部22が直交する方向へ延在されている。
端子20は、接続端子部21が、ハウジング10の前方側から端子保持部11に形成された圧入孔18へ、実装端子部22を下方側へ向けた状態で圧入・固定される。これにより、端子20は、その接続端子部21が嵌合室13内にて嵌合方向に沿って延びるように配置され、実装端子部22が端子保持部11の下壁17の底面よりも下方側へ突出されている。なお、端子20を側面視L字状へ屈曲する処理は、端子20の圧入孔18への圧入の前後の何れであってもよい。
図3に示すように、端子20の接続端子部21は、ハウジング10の嵌合室13内において、上下左右方向(本例では、上下方向に2箇所、及び、幅方向に13箇所)に配列されている。上段及び下段の複数の端子20の幅方向の位置はそれぞれ一致している。図4に示すように、端子20の実装端子部22は、ハウジング10の下壁17の前方側端部より前方側の位置にて、前後左右方向(本例では、前後方向に2箇所、及び、幅方向に13箇所)に配列されている。
図4に示すように、それぞれの端子20の接続端子部21の先端部(後方側の端部)の嵌合方向の位置は一致しており、同様に、それぞれの端子20の実装端子部22の先端部(下方側の端部)の上下方向の位置も一致している。なお、これらの端子20は、ハウジング10を成形する際に、インサート成形によってハウジング10の端子保持部11に一体化させても良い。
図2に示すように、アライニングプレート30は、樹脂から形成され、細長の平板状に形成されている。アライニングプレート30には、表裏に貫通する複数の位置決め孔31が形成されている。位置決め孔31は、前後左右方向(本例では、前後方向に2箇所、及び、幅方向に13箇所)に配列されており、ハウジング10に固定された端子20の実装端子部22が挿通される。位置決め孔31の配列は、基板50に形成されたスルーホール51と同一配列とされている。
アライニングプレート30の長手方向の両端部には、外側へ突出する一対の凸部32が形成されている。一対の凸部32は、ハウジング10の一対の嵌合凹部19(図7(b)を参照)に嵌合・固定される。
アライニングプレート30をハウジング10に組み付けるには、アライニングプレート30の上面をハウジング10側へ向けて近接させ、アライニングプレート30の位置決め孔31に端子20の実装端子部22を挿通させる。そして、アライニングプレート30の一対の凸部32をハウジング10の一対の嵌合凹部19に嵌合・固定させる。
これにより、アライニングプレート30が、ハウジング10に組み付けられ、ハウジング10に対して位置決めされ固定される。そして、アライニングプレート30の位置決め孔31に挿通された端子20の実装端子部22が、その先端部がアライニングプレート30から突出された状態で位置決めされる(図4を参照)。よって、端子20の実装端子部22は、位置決め孔31に挿通されることによって傾き及び配置などが補正され、その配列が、基板50のスルーホール51と同一配列となるように高精度に整列される。
複数の端子20及びアライニングプレート30が取付けられたハウジング10(即ち、コネクタ1)を基板50に実装するには、アライニングプレート30で位置決めされた端子20の実装端子部22を基板50のスルーホール51へ挿通させ、基板50の上面をハウジング10の下壁17の底面に密着させる(図4を参照)。そして、この状態で、端子20の実装端子部22とスルーホール51とをハンダ付けする。
これにより、各端子20と基板50の導体パターンとが電気的に接続されると共に、コネクタ1の基板50への実装が完了する。基板50への実装が完了したコネクタ1の嵌合室13には、相手側コネクタのハウジング(図示省略)が嵌合される。この結果、相手側コネクタのメス端子(図示省略)にコネクタ1の端子20の接続端子部21が接続され、相手側コネクタのメス端子が基板50の導体パターンに導通されることになる。
次いで、ハウジング10に設けられた突起部40について説明する。図1〜図4に示すように、ハウジング10には、後壁14から後方側に向けて嵌合方向及び幅方向に沿って嵌合室13内に延びる平板状の突起部40が設けられている。
突起部40は、上下方向において、嵌合室13内に位置する上段及び下段の端子20の間に位置している。図5(図4のB部拡大図)に示すように、嵌合室13内において、端子20の端部23(嵌合方向の後方側の先端)は、突起部40の端部43(嵌合方向の後方側の先端)よりも嵌合方向の前方側(嵌合室13の奥側の位置)に位置している。
相手側コネクタのハウジング(図示省略)には、突起部40が挿入されるガイド溝(図示省略)が形成されている。相手側コネクタの嵌合時、突起部40がガイド溝に挿入されることにより、相手側コネクタの傾き及び位置ずれ等が補正され(位置合わせがなされ)、相手側コネクタがコネクタ1の嵌合室13に嵌合方向の通りに挿入されることになる。この結果、相手側コネクタのメス端子及び端子20の接続端子部21を変形させることなく確実に接続することができる。即ち、突起部40は、相手側コネクタのガイド溝との協働によって、少なくとも相手側コネクタ嵌合時のガイド機能と、端子保護機能とを発揮させるために設けられている。
図5、図6(a)(図3(a)のC部拡大図)、及び、図7に示すように、突起部40は、内部に中空部分42(図7(b)を参照)が形成されるように、ハウジング10(より具体的には、後壁14)と一体成形されている。中空部分42は、前方側に開口すると共に、幅方向に延びる薄い直方体状の空間である。
図7(b)に示すように、この中空部分42には、中空部分42に対応する形状を有する薄い直方体状(平板状)の金属板41が後方側から圧入・固定される。この結果、突起部40が、その内部に位置する金属板41によって補強される。
なお、金属板41は、突起部40の成形時(即ち、ハウジング10の成形時)にインサート成形されてもよい。また、図6(b)に示すように、突起部40が、嵌合方向に沿って延びる複数枚の金属板41を、その上下面に沿って離散的に露出するように有していてもよい。図6(b)に示す例では、嵌合方向に延びる複数の金属板41が、幅方向に沿って千鳥状に配置されている。
以上、上記実施形態に係るコネクタ1によれば、嵌合室13内において、端子20の先端23(嵌合方向の後方側の端部)は、突起部40の端部43(嵌合方向の後方側の端部)よりも嵌合方向の前方側(嵌合室13の奥側の位置)に位置している。このため、相手側コネクタの嵌合時、相手側コネクタは、先ず、金属板41によって補強された突起部40に接触し、その後に端子20に接触することになる。換言すると、相手側コネクタの傾き及び位置ずれ等が補強された(変形し難い)突起部40によって正された後、端子20が相手側コネクタのメス端子に挿入されることになる。そのため、相手側コネクタのメス端子と端子20との位置関係が不適切な状態(相手側コネクタの傾き等が生じている状態)にて両者が接触することが防がれる。よって、上記実施形態に係るコネクタ1は、端子20の変形(歪み)を防止できると共に、相手側コネクタとの確実な電気的接続に貢献し得る。
また、突起部40が、金属板41によって補強されている。そのため、従来コネクタ(背景技術の欄を参照)に比べ、突起部40に相手側コネクタが衝突等しても、突起部40の変形・破損をより確実に防止できる。
更に、上記実施形態に係るコネクタ1は、コネクタの小型化に貢献し得る。具体的には、コネクタを小型化する方法として、例えば、突起部40の大きさ(例えば、厚さ)を小さく(薄く)することが考えられる。一方、突起部40を不要に小さくすると、突起部40の強度が相手側コネクタの挿入力に対して不十分となり、突起部40の変形・破損が生じる可能性がある。これに対し、上記実施形態に係るコネクタ1では、突起部40に金属板41が設けられている。このため、突起部40を薄くしてもその強度を維持できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、平板状の突起部40の内部に金属板41を設けることによって突起部40が補強されているが、図8及び図9に示すように、平板状の突起部40の上面及び下面において嵌合方向に沿って延びる複数の凸条部44を設けることによって突起部40が補強されてもよい。なお、図8及び図9に示す例において、突起部40の内部に金属板41を設けることが好ましいが、設けなくてもよい。
図8及び図9に示す例では、複数の凸条部44は突起部40と一体成形されている。この例では、幅方向において、一定の端子間空隙を有して並ぶ上段の複数の端子20のそれぞれが、一定の端子間空隙を有して並ぶ下段の複数の端子20における対応する端子間空隙の中央に位置するように、上段及び下段の複数の端子20が配置されている。
加えて、幅方向において、突起部40の上面に設けられた複数の凸条部44のそれぞれが、上段の複数の端子20における対応する端子間空隙の中央に位置するように、且つ、突起部40の下面に設けられた複数の凸条部44のそれぞれが、下段の複数の端子20における対応する端子間空隙の中央に位置するように、上下の複数の凸条部44が配置されている。この結果、上下の複数の凸条部44が、幅方向に沿って千鳥状に配置されている。
このため、突起部40の上面に設けられた複数の凸条部44の配置と、突起部40の下面に設けられた複数の凸条部44の配置とが、面対称とはなっていない。この結果、相手側コネクタの上下が逆になった場合には突起部40が相手側コネクタのガイド溝に挿入できない状態となる。これにより、相手側コネクタが誤って上下を逆にして嵌合室13に挿入されることを防止できる。
また、各凸条部44が対応する端子間空隙に対応した位置に千鳥状に配置されている。そのため、凸条部44を設けても、コネクタ1の端子20と相手側コネクタのメス端子との接続の妨げとならない。別の言い方をすると、端子20の配置等を設計変更しなくても(ひいては、コネクタ1を大型化させなくても)、突起部40に凸条部44を設けられる。よって、コネクタ1の大きさに影響を与えることなく、凸条部44を設けられる。
また、図9(b)に加えて、図10(a)及び図10(b)に示すように、種々の凸条部44の配置パターンを用意し、凸条部44の配置を相手側コネクタの種別ごとに異なる形態とし、相手側コネクタのガイド溝を相手側コネクタの種別ごとに異なり且つ凸条部44に対応した形態とすることができる。
これによれば、嵌合室13内に位置する凸条部44(相手側コネクタの種別ごとに固有の形状)と、相手側コネクタのガイド溝(相手側コネクタの種別ごとに固有の形状)と、が合致した場合に限り、相手側コネクタが嵌合室13に嵌合されることになる。逆に、これらが合致しない場合、嵌合室13に相手側コネクタを嵌合させることができない。換言すると、後者(誤挿入)の場合、相手側コネクタのガイド溝と、嵌合室13の突起部40の凸条部44と、が干渉することにより、相手側コネクタを嵌合室13に挿入できない。よって、この嵌合(挿入)の可否により、相手側コネクタの種別に対応した(正しい)嵌合室13に相手側コネクタが選択されているか否かを検知できる。
更に、上述した各実施形態では、本発明のコネクタを基板実装型コネクタ(PCBコネクタ)に適用したコネクタ1が例示されている。しかし、本発明のコネクタは、基板実装型コネクタに限らず、多種多様なコネクタに適用され得る。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
相手側コネクタが嵌合される嵌合室(13)を有するハウジング(10)と、前記相手側コネクタの嵌合方向に沿って前記嵌合室内に延びるように前記ハウジングに保持される端子(20)と、前記嵌合方向に沿って前記嵌合室内に延びるように前記ハウジングに設けられる突起部(40)と、を備えたコネクタ(1)であって、
前記突起部(40)は、
該突起部の変形を防止するための補強部材(41,44)を備え、
前記端子(20)は、
前記嵌合方向の前方から後方に向けて延びると共に、且つ、該端子の前記嵌合方向の後方側の端部(23)が前記突起部(40)の前記嵌合方向の後方側の端部(43)よりも前記嵌合方向の前方側に位置するように前記ハウジングに保持される、
コネクタ。
(2)
上記(1)に記載のコネクタにおいて、
前記突起部(40)が、
前記補強部材として、前記嵌合方向に沿って延びる金属部材(41)を有する、
コネクタ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のコネクタにおいて、
前記突起部(40)が、
平板状の形状を有すると共に、該突起部の一の側面及び他の側面に前記嵌合方向に沿って延びるように形成された複数の凸条部(44)であって前記一の側面上の前記凸条部の配置と前記他の側面上の前記凸条部の配置とが面対称ではない複数の凸条部(44)、を有する、
コネクタ。
(4)
上記(3)に記載のコネクタであって、
前記ハウジング(10)が、
複数の前記端子(20)であって、各々の前記端子が所定の幅の端子間空隙を隣接する前記端子との間に有するように配置された複数の前記端子(20)、を保持し、
前記複数の前記凸条部(44)が、
前記端子間空隙に対応する位置に配置された、
コネクタ。
1 コネクタ
10 ハウジング
13 嵌合室
20 端子
23 端部
40 突起部
41 金属板(補強部材、金属部材)
44 凸条部(補強部材)

Claims (4)

  1. 相手側コネクタが嵌合される嵌合室を有するハウジングと、前記相手側コネクタの嵌合方向に沿って前記嵌合室内に延びるように前記ハウジングに保持される端子と、前記嵌合方向に沿って前記嵌合室内に延びるように前記ハウジングに設けられる突起部と、を備えたコネクタであって、
    前記突起部は、
    該突起部の変形を防止するための補強部材を備え、
    前記端子は、
    前記嵌合方向の前方から後方に向けて延びると共に、且つ、該端子の前記嵌合方向の後方側の端部が前記突起部の前記嵌合方向の後方側の端部よりも前記嵌合方向の前方側に位置するように前記ハウジングに保持される、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記突起部が、
    前記補強部材として、前記嵌合方向に沿って延びる金属部材を有する、
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記突起部が、
    平板状の形状を有すると共に、該突起部の一の側面及び他の側面に前記嵌合方向に沿って延びるように形成された複数の凸条部であって前記一の側面上の前記凸条部の配置と前記他の側面上の前記凸条部の配置とが面対称ではない複数の凸条部、を有する、
    コネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタであって、
    前記ハウジングが、
    複数の前記端子であって、各々の前記端子が所定の幅の端子間空隙を隣接する前記端子との間に有するように配置された複数の前記端子、を保持し、
    前記複数の前記凸条部が、
    前記端子間空隙に対応する位置に配置された、
    コネクタ。
JP2016141560A 2016-07-19 2016-07-19 コネクタ Pending JP2018014180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016141560A JP2018014180A (ja) 2016-07-19 2016-07-19 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016141560A JP2018014180A (ja) 2016-07-19 2016-07-19 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018014180A true JP2018014180A (ja) 2018-01-25

Family

ID=61020397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016141560A Pending JP2018014180A (ja) 2016-07-19 2016-07-19 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018014180A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5059571B2 (ja) 基板用雌端子金具
US7651372B2 (en) Electric connector with shields on mating housings
JP5660756B2 (ja) 基板対基板コネクタ
US7252549B2 (en) Connector, receptacle for connector and plug for connector
JP7207975B2 (ja) コネクタ
US7637786B2 (en) Electrical connector
KR101232437B1 (ko) 보드간 컨넥터
JP6663565B2 (ja) 基板用コネクタ
CN111934110B (zh) 连接器
US6997752B2 (en) Connector
US6866522B2 (en) Electrical connector
US20110159739A1 (en) Electrical card connector
TWI628881B (zh) Connector device for substrate connection
JP2009048922A (ja) ジャック用コネクタ
JP7283971B2 (ja) 基板用コネクタ、及び基板用コネクタ構造
JP4353932B2 (ja) グランド板付電気コネクタ
CN110233370B (zh) 端子、连接器以及连接器装置
JP2018014180A (ja) コネクタ
US10985483B2 (en) Electrical connector to increase connection reliability and control the impedance of the terminals
WO2011148638A1 (ja) 電気コネクタ組立体
JP5626104B2 (ja) 電気接続箱
JP2019061770A (ja) 電気コネクタ及び端子
CN110829061B (zh) 板安装型连接器
JP2021061124A (ja) 電気コネクタ及び端子
JP2024013564A (ja) 電気コネクタ、電気コネクタ連結体、ユニットおよびユニット連結体