JP2018013013A - Fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、枠体とパネル体を備えた建具に関する。 The present invention relates to a joinery including a frame body and a panel body.
パネル体の表面での結露等により、建具の下枠の上面に水が溜まることがある。そのため、排水孔が下枠の上面を貫通して形成されて、水が排水孔から排水される。しかしながら、排水孔が露出するときには、排水孔を通して、下枠の内部がみえることがある。また、下枠の上面で排水孔が目立つことで、建具の外観に影響が生じる虞がある。 Water may accumulate on the upper surface of the lower frame of the joinery due to condensation on the surface of the panel body. Therefore, a drain hole is formed through the upper surface of the lower frame, and water is drained from the drain hole. However, when the drain hole is exposed, the inside of the lower frame may be seen through the drain hole. Further, the drainage hole is conspicuous on the upper surface of the lower frame, which may affect the appearance of the joinery.
これに対し、従来、排水口(排水孔)と縦枠の押桟(縦押縁)の間に配置した排水体により、排水孔を塞ぐ排水装置が知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された従来の排水装置では、排水体が、排水孔に挿入される排水弁と、排水弁に収容される球体と、排水弁を係止するキャップを有する。そのため、排水のための部品の数が増加して、排水装置のコストが高くなることがある。また、キャップに形成された水の導入口が露出しており、導入口の孔が目立つ虞がある。
On the other hand, a drainage device that closes a drainage hole by a drainage body arranged between a drainage port (drainage hole) and a vertical bar (vertical pressing edge) has been known (see Patent Document 1).
However, in the conventional drainage device described in
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、縦押縁を備えた建具の排水孔を目立たなくして、排水のための部品の数を増加させずに、排水孔による排水を確実に行うことである。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and its purpose is to make the drainage holes of the fittings provided with vertical pressing edges inconspicuous, and without increasing the number of parts for drainage, drainage by the drainage holes. Is to make sure.
本発明は、上枠、下枠、及び、一対の縦枠により開口部を形成する枠体と、前記枠体の開口部に配置されるパネル体と、を備えた建具である。前記下枠は、前記一対の縦枠の間で前記パネル体に沿って配置される上面部を有する。前記縦枠は、前記下枠の上面部と前記上枠の間で前記パネル体に沿って配置される縦押縁を有する。前記下枠の上面部は、前記縦押縁により遮蔽される遮蔽部と、前記縦押縁により遮蔽されずに露出する露出部と、前記遮蔽部に形成されるとともに前記縦押縁から前記露出部にはみ出す排水孔と、前記露出部にはみ出す前記排水孔のはみ出し外縁部から前記縦押縁の下方位置まで斜め下方に傾斜する傾斜部と、を有する。 This invention is a fitting provided with the frame which forms an opening part with an upper frame, a lower frame, and a pair of vertical frame, and the panel body arrange | positioned at the opening part of the said frame. The lower frame has an upper surface portion arranged along the panel body between the pair of vertical frames. The vertical frame has a vertical pressing edge disposed along the panel body between an upper surface portion of the lower frame and the upper frame. An upper surface portion of the lower frame is formed in the shielding portion that is shielded by the vertical pressing edge, an exposed portion that is exposed without being shielded by the vertical pressing edge, and protrudes from the vertical pressing edge to the exposed portion. A drainage hole, and an inclined part inclined obliquely downward from a protruding outer edge part of the drainage hole protruding to the exposed part to a position below the vertical pressing edge.
本発明によれば、縦押縁を備えた建具の排水孔を目立たなくして、排水のための部品の数を増加させずに、排水孔による排水を確実に行うことができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, drainage by a drainage hole can be performed reliably, without making the drainage hole of the fitting provided with the vertical pressing edge inconspicuous, and increasing the number of parts for drainage.
本発明の建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の建具は、枠体にパネル体が固定された固定窓であり、パネル体により、枠体の開口部を閉鎖する。
An embodiment of the joinery of the present invention will be described with reference to the drawings.
The joinery of this embodiment is a fixed window in which a panel body is fixed to a frame body, and the opening of the frame body is closed by the panel body.
図1、図2は、本実施形態の建具1の断面図であり、建具1の概略構成を示している。図1は、建具1を垂直方向に切断した縦断面図であり、図2は、建具1を水平方向に切断した横断面図である。
図示のように、建具1は、建築物の開口部に設置されて、建築物の室内と室外の間に配置される。また、建具1は、パネル体2と、パネル体2を囲む枠体3を備えている。パネル体2は、方形状の固定面材であり、枠体3の開口部3Aに配置される。また、パネル体2は、2枚のガラス板2A、2Bを有する複層ガラスであり、枠体3の内側に嵌め込まれて、枠体3に固定される。
1 and 2 are cross-sectional views of the
As shown in the figure, the
枠体3は、方形状の開口枠(窓枠)であり、複数の取付部材4(ここでは、ねじ)により、建築物の開口部を囲む縁部に取り付けられる。また、枠体3は、枠組みされた4つの枠5〜7(上枠5、下枠6、一対の縦枠7)を有し、枠5〜7により、方形状の開口部3Aを形成する。枠5〜7は、枠体3を構成する長尺部材であり、それぞれパネル体2の縁部(上縁部、下縁部、一対の縦縁部)に沿って配置される。パネル体2の縁部が枠5〜7により保持されて、パネル体2が枠体3の開口部3Aに保持される。
The
枠体3は、金属と樹脂からなる複合サッシであり、4つの枠5〜7に、金属製の金属枠部5A〜7Aと、合成樹脂製の樹脂枠部5B〜7Bを有する。金属枠部5A〜7Aは、枠5〜7のベース部(枠本体)であり、樹脂枠部5B〜7Bは、金属枠部5A〜7Aに装着される装着部である。金属枠部5A〜7Aは、金属(ここでは、アルミニウム合金)の押出成形により成形されて、方形状に組み合わされる。樹脂枠部5B〜7Bは、合成樹脂の押出成形により成形されて、それぞれ金属枠部5A〜7Aに取り付けられる。樹脂枠部5B〜7Bは、それぞれ枠5〜7の長手方向に沿って配置されて、金属枠部5A〜7Aの室内に露出する部分を覆う。
The
上枠5の樹脂枠部5Bは、上アングル部10と上押縁20を有し、パネル体2の室内側に配置されるとともに、一対の縦枠7の間に配置される。また、上アングル部10は、上押縁20の室内側に配置され、上押縁20は、パネル体2と上アングル部10の間に配置される。上アングル部10は、係合部である1つの突出部11を有し、屈曲形状に形成されている。上押縁20は、係合部である2つの突出部21と、パネル体2を保持する保持部22を有し、中空状に形成されている。
The
上枠5の金属枠部5Aは、パネル体2を保持する保持部5Cと、アングル取付部5Dと、押縁取付部5Eを有する。保持部5Cは、開口部3Aの内側(パネル体2側)に突出する突出部であり、パネル体2の室外側で、パネル体2の上縁部に沿って配置される。密閉材8が、保持部5Cに取り付けられて、パネル体2の室外側の面に接触する。上アングル部10の突出部11は、溝状の被係合部であるアングル取付部5Dに挿入されて、アングル取付部5Dに係合する。これにより、上アングル部10が金属枠部5Aのアングル取付部5Dに取り付けられる。
The
上押縁20の2つの突出部21は、押縁取付部5Eの2つの被係合部の内側に挿入されて、それぞれ押縁取付部5Eの被係合部に係合する。これにより、上押縁20が金属枠部5Aの押縁取付部5Eに取り付けられる。上押縁20は、パネル体2の室内側で、パネル体2の上縁部に沿って配置される。密閉材8が、上押縁20の保持部22に取り付けられて、パネル体2の室内側の面に接触する。パネル体2の上縁部は、金属枠部5Aの保持部5Cと上押縁20の保持部22の間に配置されて、保持部5C、22に保持される。
The two protruding
下枠6の樹脂枠部6Bは、下アングル部30を有し、パネル体2の室内側に配置されるとともに、一対の縦枠7の間に配置される。下アングル部30は、係合部である2つの突出部31と、パネル体2を保持する保持部32を有し、屈曲形状に形成されている。下枠6の金属枠部6Aは、パネル体2を保持する保持部6Cと、アングル取付部6Dを有する。保持部6Cは、開口部3Aの内側に突出する突出部であり、パネル体2の室外側で、パネル体2の下縁部に沿って配置される。密閉材8が、保持部6Cに取り付けられて、パネル体2の室外側の面に接触する。
The
下アングル部30の2つの突出部31は、アングル取付部6Dの2つの被係合部の外側に配置されて、それぞれアングル取付部6Dの被係合部に係合する。これにより、下アングル部30が金属枠部6Aのアングル取付部6Dに取り付けられる。下アングル部30は、パネル体2の室内側で、パネル体2の下縁部に沿って配置される。密閉材8が、下アングル部30の保持部32に取り付けられて、パネル体2の室内側の面に接触する。パネル体2の下縁部は、金属枠部6Aの保持部6Cと下アングル部30の保持部32の間に配置されて、保持部6C、32に保持される。
The two protruding
縦枠7の樹脂枠部7Bは、縦アングル部40と縦押縁50を有し、パネル体2の室内側に配置されるとともに、上枠5と下枠6の間に配置される。また、縦アングル部40は、縦押縁50の室内側に配置され、縦押縁50は、パネル体2と縦アングル部40の間に配置される。縦アングル部40は、係合部である1つの突出部41を有し、屈曲形状に形成されている。縦押縁50は、係合部である2つの突出部51と、パネル体2を保持する保持部52を有し、中空状に形成されている。
The
縦枠7の金属枠部7Aは、パネル体2を保持する保持部7Cと、アングル取付部7Dと、押縁取付部7Eを有する。保持部7Cは、開口部3Aの内側に突出する突出部であり、パネル体2の室外側で、パネル体2の縦縁部に沿って配置される。密閉材8が、保持部7Cに取り付けられて、パネル体2の室外側の面に接触する。縦アングル部40の突出部41は、溝状の被係合部であるアングル取付部7Dに挿入されて、アングル取付部7Dに係合する。これにより、縦アングル部40が金属枠部7Aのアングル取付部7Dに取り付けられる。
The
縦押縁50の2つの突出部51は、押縁取付部7Eの2つの被係合部の内側に挿入されて、それぞれ押縁取付部7Eの被係合部に係合する。これにより、縦押縁50が金属枠部7Aの押縁取付部7Eに取り付けられる。縦押縁50は、パネル体2の室内側で、パネル体2の縦縁部に沿って配置される。密閉材8が、縦押縁50の保持部52に取り付けられて、パネル体2の室内側の面に接触する。パネル体2の縦縁部は、金属枠部7Aの保持部7Cと縦押縁50の保持部52の間に配置されて、保持部7C、52に保持される。
The two protruding
下枠6は、パネル体2の下縁部に沿って配置される上面部60を有する。上面部60は、下枠6の上面を構成する部分であり、上枠5の下面部23と対向して配置される。上面部60の上側の表面は、下枠6の上面であり、平面状に形成されている。上面部60は、枠体3の内周部のうちの一部(下部)でり、パネル体2の室内側で、枠体3の開口部3Aの下部を区画する。ここでは、上面部60は、下アングル部30の上面を含む板状の見込み部であり、パネル体2から室内側に突出して、下枠6の見込み方向(室内外方向)に沿って配置される。
The
下枠6の上面部60と縦枠7の縦押縁50は、パネル体2の室内側に配置されて、パネル体2に隣接する。また、上面部60は、一対の縦枠7の間でパネル体2に沿って配置され、縦押縁50は、上面部60と上枠5(ここでは、下面部23)の間でパネル体2に沿って配置される。縦枠7側に位置する上面部60の端部が縦押縁50の下方に配置されて、縦押縁50の下端部53が上面部60の端部に接触する。
The
下枠6の上面部60は、縦押縁50により遮蔽される遮蔽部61と、枠体3の開口部3Aの内側に露出する露出部62と、縦押縁50の下方に配置される排水孔70を有する。遮蔽部61は、縦枠7側に位置する上面部60の所定部であり、遮蔽部61と排水孔70は、一対の縦枠7側に位置する上面部60の両端部に設けられている。縦押縁50の下端部53が遮蔽部61に配置されて、遮蔽部61が縦押縁50により隠される。
The
露出部62は、縦押縁50により遮蔽されずに露出する上面部60の非遮蔽部である。縦押縁50の下端部53は、露出部62に配置されず、露出部62は、パネル体2の室内側で露出する。排水孔70は、上面部60を貫通する矩形状の貫通孔であり、上面部60に溜まった水を上面部60から排水する。上面部60の水は、排水孔70を通って、下枠6の外部に排水される。排水孔70は、上面部60の遮蔽部61に形成されるとともに、縦押縁50(遮蔽部61)から上面部60の露出部62にはみ出す。
The exposed
図3は、本実施形態の下枠6の断面図であり、縦押縁50の一部を破線で示している。図3Aは、図2のX−X線で切断した下枠6を示し、図3Bは、図3Aの排水孔70を含む部分を拡大して示している。図4は、枠体3の下側の角部を示す斜視図であり、下枠6と縦枠7が交わる角部を斜め上方からみて示している。
図示のように、排水孔70の一部は、縦押縁50の下端部53(遮蔽部61)からはみ出して、上面部60の露出部62に形成される。そのため、排水孔70は、縦押縁50により遮蔽される遮蔽領域71と、縦押縁50から露出部62にはみ出すはみ出し領域72を有する。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the
As shown in the figure, a part of the
排水孔70の遮蔽領域71は、上面部60の遮蔽部61に形成され、排水孔70のはみ出し領域72は、上面部60の露出部62に形成される。はみ出し領域72は、排水孔70のはみ出し外縁部73を含む外縁領域であり、縦押縁50により遮蔽されずに露出する。はみ出し外縁部73は、露出部62にはみ出す排水孔70の外縁部(排水孔70の上側の開口面の外縁部)であり、露出部62において、縦押縁50の下端部53の外面に沿って形成される。排水孔70は、所定寸法(例えば、8×8mm)に形成されて、縦押縁50から僅かに(例えば、0.5mm)はみ出す。
The shielding area 71 of the
下枠6の上面部60は、排水孔70の開口領域に、水平方向に対して傾斜する傾斜部63を有する。傾斜部63は、排水孔70のはみ出し外縁部73から縦押縁50の下方位置まで斜め下方に傾斜する。パネル体2の室内側で排水孔70をみたときには、排水孔70のはみ出し領域72が視認される。その際、傾斜部63により、視線が遮られて、排水孔70の開口が隠される。これに伴い、排水孔70を通して下枠6の内部がみえるのが抑制される。
The
上面部60の傾斜部63は、縦押縁50に接触せず、縦押縁50の下方に配置される。傾斜部63と縦押縁50の間には隙間が形成される。その結果、排水孔70のはみ出し領域72が縦押縁50により塞がれず、水が排水孔70により排水される。水は、はみ出し領域72から遮蔽領域71に流動して、排水孔70から下枠6の内部に移動する。続いて、水は、下枠6内の排水経路を通って、下枠6の外部(室外側)に排水される(図3Aの矢印W参照)。
The
上面部60の傾斜部63は、排水孔70のはみ出し領域72の全体に形成されて、縦押縁50の下方に向かって傾斜する。また、傾斜部63は、排水孔70のはみ出し領域72から遮蔽領域71まで形成される。傾斜部63の上端部は、はみ出し外縁部73であり、はみ出し領域72(露出部62)に位置する。傾斜部63の下端部は、遮蔽領域71(縦押縁50の下方)に位置する。ここでは、傾斜部63は、はみ出し外縁部73を含む排水孔70の内面部74である。例えば、加圧部材により、内面部74を斜めに潰すように加圧して、内面部74を傾斜面に形成する。内面部74は、はみ出し外縁部73から縦押縁50の下方位置まで斜め下方に傾斜する。
The
以上説明した建具1では、傾斜部63により、排水孔70を目立たなくして、建具1の外観を向上させることができる。また、排水孔70により必要な排水性能を確保して、排水孔70による排水を確実に行うことができる。排水のための部品の数を増加させることなく、円滑に排水でき、建具1のコストを削減することができる。下枠6の上面を平面状に形成して、下枠6の上面の凹凸を少なくすることもできる。
In the
排水孔70のはみ出し外縁部73は、縦押縁50の下端部53の外面に沿って形成される。これにより、はみ出し外縁部73を含む排水孔70のはみ出し領域72を、より目立たなくすることができる。上面部60の傾斜部63が排水孔70の内面部74であるときには、簡単な加工により傾斜部63を形成することができる。排水孔70の遮蔽領域71を大きくすることで、排水孔70を目立たせずに、排水孔70を大きくすることができる。
The protruding
排水孔70のはみ出しが大きくなるほど、排水孔70が目立ちやすくなり、排水孔70のはみ出しが小さくなるほど、排水孔70により排水しにくくなる。そのため、排水孔70は、縦押縁50から0.5mm程度(例えば、0.3〜0.7mm)はみ出すのが好ましい。また、水平方向に対する傾斜部63の傾斜角度が大きくなるほど、排水孔70が目立ちやすくなり、水平方向に対する傾斜部63の傾斜角度が小さくなるほど、傾斜部63が加工しにくくなる。そのため、水平方向に対する傾斜部63の傾斜角度は、45°程度(例えば、40〜50°)の角度であるのが好ましい。
The larger the protrusion of the
なお、傾斜部63は、加圧以外の加工により、下枠6の上面部60に形成してもよい。例えば、機械加工(切削加工、研削加工等)により、傾斜部63を形成してもよく、突出し加工により、傾斜部63を形成してもよい。また、上面部60の露出部62に、排水孔70による排水を補助する溝を形成してもよい。
The
図5は、他の実施形態の傾斜部63を有する下枠6を示す断面図であり、図3と同様に、縦押縁50の一部と下枠6を示している。
図示のように、ここでは、傾斜部63は、水平方向に対して傾斜する突片64である。突片64は、排水孔70のはみ出し外縁部73から排水孔70に向かって突出する板状の傾斜片であり、はみ出し外縁部73から縦押縁50の下方位置まで斜め下方に傾斜する。
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the
As illustrated, the
下枠6の上面部60に排水孔70を形成するときに、はみ出し外縁部73以外の排水孔70の縁部を切り抜く。また、排水孔70の内側の部分を、斜め下方に突出するように、はみ出し外縁部73の位置で曲げ変形させる。これにより、突片64(傾斜部63)を上面部60に形成する。傾斜部63が突片64であるときには、排水孔70と傾斜部63を同時に形成することができる。突片64により、水を上面部60の下方に向かって円滑に排水でき、水が上面部60の下側の面に付着するのを抑制することもできる。
When the
図6、図7は、上面部60の露出部62に形成された溝65、66の例を示す斜視図であり、図4と同様に、枠体3の下側の角部を示している。
図示のように、ここでは、下枠6の上面部60は、1つ以上の溝65、66(図6では1つの溝65、図7では1つの溝66)を有する。溝65、66は、排水孔70へ水を誘導する誘導溝であり、排水孔70の周囲の露出部62に形成されている。図6に示す溝65は、排水孔70のはみ出し外縁部73に接続し、はみ出し外縁部73から突出する。図7に示す溝66は、はみ出し外縁部73に沿って形成されて、排水孔70から離れた位置に設けられる。
6 and 7 are perspective views showing examples of
As illustrated, the
上面部60の溝65、66に水が接触したときに、溝65、66により、表面張力に応じた水の形状が壊されて、水が上面部60に拡がる。これにより、水を上面部60から排水孔70に誘導して、排水孔70から水を円滑に排水することができる。はみ出し外縁部73に接続する溝65では、水を溝65に沿ってはみ出し外縁部73まで、より確実に誘導することができる。はみ出し外縁部73に沿う溝66では、溝66により、はみ出し外縁部73に沿う広い領域で、水をはみ出し外縁部73に向かって誘導することができる。
When water contacts the
以上、上面部60が下アングル部30の一部である実施形態について説明したが、上面部60は、下アングル部30以外の下枠6の部材(又は、部材の一部)であってもよい。例えば、下枠6が下アングル部30を有さないときには、上面部60は、下アングル部30以外の樹脂枠部6Bの一部である。或いは、下枠6が樹脂枠部6Bを有さないときには、上面部60は、金属枠部6Aの一部である。このように、上面部60は、樹脂製であってもよく、金属製であってもよい。
The embodiment in which the
傾斜部63は、少なくとも、上面部60の露出部62に位置する排水孔70のはみ出し領域72に形成される。また、露出部62に位置する排水孔70の1つの辺(露出辺)に傾斜部63を形成してもよく、露出辺を含む排水孔70の複数の辺に傾斜部63を形成してもよい。排水孔70のはみ出し領域72は、縦押縁50に対して、室内側の位置に配置されていてもよく、他の位置(例えば、一対の縦枠7の内側の位置)に配置されていてもよい。排水孔70の形状は、矩形状以外の形状(例えば、円形状、種々の多角形状)であってもよい。
The
1・・・建具、2・・・パネル体、3・・・枠体、4・・・取付部材、5・・・上枠、6・・・下枠、7・・・縦枠、8・・・密閉材、10・・・上アングル部、11・・・突出部、20・・・上押縁、21・・・突出部、22・・・保持部、23・・・下面部、30・・・下アングル部、31・・・突出部、32・・・保持部、40・・・縦アングル部、41・・・突出部、50・・・縦押縁、51・・・突出部、52・・・保持部、53・・・下端部、60・・・上面部、61・・・遮蔽部、62・・・露出部、63・・・傾斜部、64・・・突片、65・・・溝、66・・・溝、70・・・排水孔、71・・・遮蔽領域、72・・・はみ出し領域、73・・・はみ出し外縁部、74・・・内面部。
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記下枠は、前記一対の縦枠の間で前記パネル体に沿って配置される上面部を有し、
前記縦枠は、前記下枠の上面部と前記上枠の間で前記パネル体に沿って配置される縦押縁を有し、
前記下枠の上面部は、前記縦押縁により遮蔽される遮蔽部と、前記縦押縁により遮蔽されずに露出する露出部と、前記遮蔽部に形成されるとともに前記縦押縁から前記露出部にはみ出す排水孔と、前記露出部にはみ出す前記排水孔のはみ出し外縁部から前記縦押縁の下方位置まで斜め下方に傾斜する傾斜部と、を有する建具。 A joinery comprising an upper frame, a lower frame, and a frame that forms an opening with a pair of vertical frames, and a panel that is disposed in the opening of the frame,
The lower frame has an upper surface portion arranged along the panel body between the pair of vertical frames,
The vertical frame has a vertical pressing edge disposed along the panel body between the upper surface of the lower frame and the upper frame,
An upper surface portion of the lower frame is formed in the shielding portion that is shielded by the vertical pressing edge, an exposed portion that is exposed without being shielded by the vertical pressing edge, and protrudes from the vertical pressing edge to the exposed portion. A fitting having a drainage hole and an inclined part that is inclined obliquely downward from a protruding outer edge part of the drainage hole protruding to the exposed part to a position below the vertical pressing edge.
前記下枠の上面部は、前記排水孔の周囲の前記露出部に形成された溝を有する建具。 In the joinery described in claim 1,
The upper part of the lower frame is a joinery having a groove formed in the exposed part around the drain hole.
前記溝は、前記はみ出し外縁部に接続する建具。 In the joinery described in claim 2,
The groove is a joiner connected to the protruding outer edge.
前記溝は、前記はみ出し外縁部に沿って形成された建具。 In the joinery described in claim 2,
The groove is a joinery formed along the protruding outer edge.
前記はみ出し外縁部は、前記縦押縁の下端部の外面に沿って形成された建具。 In the joinery according to any one of claims 1 to 4,
The protruding outer edge portion is a joinery formed along the outer surface of the lower end portion of the vertical pressing edge.
前記傾斜部は、前記はみ出し外縁部から前記縦押縁の下方位置まで斜め下方に傾斜する前記排水孔の内面部である建具。 In the fitting according to any one of claims 1 to 5,
The inclined portion is a fitting that is an inner surface portion of the drainage hole that is inclined obliquely downward from the protruding outer edge portion to a position below the vertical pressing edge.
前記傾斜部は、前記はみ出し外縁部から前記縦押縁の下方位置まで斜め下方に傾斜する突片である建具。 In the fitting according to any one of claims 1 to 5,
The inclined portion is a joinery that is a protruding piece that is inclined obliquely downward from the protruding outer edge portion to a position below the vertical pressing edge.
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2016
- 2016-07-22 JP JP2016144804A patent/JP2018013013A/en active Pending
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