JP2018011993A - 木製フィギュア - Google Patents
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Abstract
Description
このような組立玩具は、複数種類のうち、輪郭が角形状あるいは矩形状の扁平形状のものがあり、幼児が適宜載置形態を選択したり、複数を積み上げることで興趣性を満たすものとなっている。
このような組立玩具は、各端面が平坦面であるため、それぞれの端面を載置面に載置させることにより、複数の直立状態が得られる。
また、近年の組立玩具では、多様な幼児の興趣性を満たすために、輪郭が曲線のものも提供されている。
ところが、このような組立玩具では、端面が円弧面となるため、安定的な直立状態が得難く、幼児にとっての取り扱い性が低いという問題がある。
り前記頭部が前記胴体部の上方となる正立状態が得られる正立支持部と、前記頭部における頭部側面及び頭頂面のうちの一方と、前記胴体部における胴体部側面とに設けられ、前記載置面に載置することにより横立状態が得られる横立支持部と、を備え、前記頭部における頭部正面及び前記胴体部における胴体部正面が同一平坦面であるとともに、前記頭部における頭部背面及び前記胴体部における胴体部背面が同一平坦面であり、前記頭部における頭部側面及び前記胴体部における前記胴体部側面が互いに異なる曲率の円弧面であるとともに、前記頭部側面及び前記胴体部側面の少なくとも一部が窪みを形成する。
図1(A)は、本発明の実施形態を説明するための、木製フィギュアの全体構成を示す正面図である。また、図1(B)は前上方から見た斜視図であり、図1(C)は後上方から見た斜視図である。
なお、木製フィギュア10は、例えば平板状の木製板材から切り抜いて製造することができるが、製造方法は特に限定しない。
胴体部20は、例えば、正面から見て外側に凸の一対の曲線(曲面)からなる胴体部側面21、21と、胴体部側面21の下端部に連続し頭部30とは反対側の端面である胴体部底面22で形成することができる。また、頭部30は、例えば、全体円形とすることができる。
なお、突出部として、耳のかわりに角を設けることもできる。
従って、木製フィギュア10は、胴体部20及び頭部30を同じ板厚Tの材料で形成することができる。あるいは、木製フィギュア10の最下面である胴体部底面22から頭頂面31まで、板厚Tが直線的に変化する材料を用いることもできる。
また、頭部30及び胴体部20のうちの少なくとも一方は、人物、動植物、キャラクターのうちのいずれか1つを模した輪郭形状となっている。
また、図1(B)及び図1(C)に示すように、胴体部正面25、胴体部側面21、胴体部背面26のうちの互いに隣り合う複数の面の少なくとも一部に連続した色彩が施されている。ここでは、胴体部20の下部に全周にわたって模様が設けられている。
このため、木製フィギュア10を形成している材料の木目等が透けて見えるので、材料の特性を生かすことができる。
木製フィギュア10を机や台や床等の上面である載置面40に載置する際に、胴体部底面22を正立支持部23として載置することにより、頭部30が胴体部20の上方となる正立状態が得られる(図1(A)参照)。すなわち、正立状態は、胴体部底面22が載置面40に面接触することにより行われているので、正立支持部23は、一面で構成される。
なお、ここでは、胴体部側面21を厚さ方向に横切る直線が、胴体部側面21と胴体部底面22との交線となっているが、胴体部側面21の曲率が大きい場合には、胴体部側面21の途中部分に位置することもある。この場合、頭部側面32と胴体部側面21の共通接線(すなわち、載置面40)が胴体部側面21を支持する位置となる。
このため、木製フィギュア10を容易に指等で把持することができる。
本実施形態に係る木製フィギュア10は、胴体部20における頭部30とは反対側の胴体部底面22に設けられ、載置面40に載置することにより頭部30が胴体部20の上方となる正立状態が得られる正立支持部23と、頭部側面32及び頭頂面31のうちの一方と、胴体部側面21とに設けられ、載置面40に載置することにより横立状態が得られる横立支持部24と、を備える。
このため、木製フィギュア10は、安定的な直立状態を容易に得ることができ、幼児にとっても取り扱い性のよい木製フィギュア10を提供することができる。また、木製フィギュア10は、正立状態及び横立状態の起立状態が可能になるので、興趣性を増すことができる。
このため、倒立状態の起立状態が可能になるので、興趣性を増すことができる。
また、胴体部正面25、胴体部側面21、胴体部背面26のうちの互いに隣り合う複数の面の一部に連続した色彩が施されている。このため、胴体部20の立体感が得られる。
このため、材料の木目が透けて見えるので、材料の特性を生かすことができる。
これにより、倒立状態が可能になる。
このため、入隅(窪み)S2を指で摘むことにより、木製フィギュア10を容易に摘むことができる。
すなわち、胴体部20よりも頭部30の方が大きくなるので、全体として仮分数(頭でっかち)の状態となり、かわいい印象を与える。
このため、木製フィギュア10は、かわいい印象を与える。
複数個の木製フィギュアを用いて遊ぶ際には、輪郭形状が異なる他の種類の木製フィギュアを用いることができる。このとき、横立支持部を異なる位置に設けることもできる。
図4(A)〜図4(C)には、前述した木製フィギュア10とは輪郭形状及び図柄等が異なる他の種類の木製フィギュアが示されている。
胴体部20Aでは、胴体部正面25A及び胴体部側面21Aに跨って図柄が設けられるとともに、胴体部正面25Aの中央部には、腹が白色等で設けられている。
胴体部20Bは、頭部30Bと比べて非常に小さい。胴体部正面25B及び胴体部側面21Bに跨って、丸印の図柄が設けられる。なお、胴体部背面(図示省略)にも同様な図柄が連続して設けられている。
胴体部20Cでは、胴体部正面25C及び胴体部側面21Cに跨って図柄が設けられるとともに、胴体部正面25Cの中央部には、腹が白色等で設けられている。
横立状態では、耳側面331Aの一部及び胴体部側面21Aの一部を通る直線を横立支持部24Aとする。従って、頭部側面32Aは載置面40に接触しない。なお、耳側面331Aの一部としては、耳側面331Aにおける接点または耳側面331Aの先端点がある。同様に、胴体部側面21Aの一部としては、胴体部側面21Aにおける接点または胴体部側面21Aと胴体部底面22Aとの交点(交線)がある。
さらに、倒立状態では、一対の耳33A、33Aの共通接線、あるいは一対の耳33A、33Aの先端を結ぶ線を倒立支持部34Aとする。
横立状態では、頭部側面32Bと胴体部側面21Bとの共通接線、あるいは胴体部側面21Bと胴体部底面22Bとの交点(交線)を通る頭部側面32Bの接線を横立支持部24Bとする。
さらに、倒立状態では、一対の耳33B、33Bの共通接線、あるいは一対の耳33B、33Bの先端を結ぶ線を倒立支持部34Bとする。
横立状態では、頭部側面32Cと胴体部側面21Cとの共通接線、あるいは胴体部側面21Cと胴体部底面22Cとの交点(交線)を通る頭部側面32Cの接線を横立支持部24Cとする。
さらに、倒立状態では、一対の耳33C、33Cの共通接線、あるいは一対の耳33C、33Cの先端を結ぶ線を倒立支持部34Cとする。
載置面40に、木製フィギュア10Bを図5(B)で示される横立状態で載置し、木製フィギュア10Bの上に木製フィギュア10Cを横立状態で重ねた。この場合、木製フィギュア10Bの頭部側面32Bの上に、木製フィギュア10Cの頭部側面32C及び胴体部側面21Cが載置されており、2本の直線により横立状態が保持されている。
載置面40に、木製フィギュア10Aを図5(A)で示される横立状態で載置し、木製フィギュア10Aの上に木製フィギュア10Cを横立状態で重ねた。この場合、木製フィギュア10Aの耳側面331Aの上に、木製フィギュア10Cの胴体部側面21Cを載置し、木製フィギュア10Aの胴体部側面21Aの上に木製フィギュア10Cの頭部側面32Cを載置している。この場合も、2本の直線により横立状態が保持されている。
また、複数の木製フィギュアを重ねる際に、入隅(窪み)S1、S2を用いることも可能である。
載置面40には、木製フィギュア10Aが正立状態で載置されている。木製フィギュア10Aの頭部30Aには、木製フィギュア10Bが横立状態で載置されている。木製フィギュア10Bは、3線支持で木製フィギュア10Aの上に載置されている。
また、複数の木製フィギュアを重ねる際に、入隅(窪み)S1、S2を用いることも可能である。
まず、載置面40に木製フィギュア10を厚さ方向が直交するように載置し、木製フィギュア10の上に木製フィギュア10Bを厚さ方向が直交するように平積みし、さらに木製フィギュア10Bの上に木製フィギュア10Cを厚さ方向が直交するように平積している。
これにより、この木製フィギュアを複数個用いて遊ぶ際や、他の種類の木製フィギュアをも用いる際に、厚み方向に重畳する(積み重ねる)ことができる。
本実施形態に係る木製フィギュア10においては、頭部30の輪郭形状及び胴体部20の輪郭形状は、他の種類の木製フィギュア10A、10B、10Cにおける頭部30A、30B、30Cの輪郭形状及び胴体部20A、20B、20Cの輪郭形状と異なってもよい。
これにより、色々な遊び方ができる。
これにより、色々な遊び方ができる。
これにより、異なる複数の木製フィギュア10、10A、10B、10Cを容易に積層することができる。
これにより、入隅(窪み)を利用して、異なる複数の木製フィギュア10、10A、10B、10Cを容易に積層することができる。
20、20A、20B、20C 胴体部
21、21A、21B、21C 胴体部側面
22、22A、22B、22C 胴体部底面(端面)
23、23A、23B、23C 正立支持部
24、24A、24B、24C 横立支持部
25、25A、25B、25C 胴体部正面
26 胴体部背面
30、30A、30B、30C 頭部
31 頭頂面
32、32A、32B、32C 頭部側面
33、33A、33B、33C 耳(突出部)
331、331A 耳側面(突出部側面)
34、34A、34B、34C 倒立支持部
35、35A、35B、35C 頭部正面
36 頭部背面
40 載置面
S1、S2 入隅(窪み)
W1 頭部の幅寸法
W2 胴体部の幅寸法
Claims (13)
- 頭部と胴体部とが一体に成形された扁平形状とされ、
前記胴体部において前記頭部とは反対側の端面に設けられ、載置面に載置することによ
り前記頭部が前記胴体部の上方となる正立状態が得られる正立支持部と、
前記頭部における頭部側面及び頭頂面のうちの一方と、前記胴体部における胴体部側面
とに設けられ、前記載置面に載置することにより横立状態が得られる横立支持部と、を備
え、
前記頭部における頭部正面及び前記胴体部における胴体部正面が同一平坦面であるとと
もに、前記頭部における頭部背面及び前記胴体部における胴体部背面が同一平坦面であり
、
前記頭部における頭部側面及び前記胴体部における前記胴体部側面が互いに異なる曲率
の円弧面であるとともに、前記頭部側面及び前記胴体部側面の少なくとも一部が窪みを形
成する木製フィギュア。 - 請求項1記載の木製フィギュアであって、
前記頭部における前記頭頂面に設けられ、前記載置面に載置することにより倒立状態が
得られる倒立支持部を備える木製フィギュア。 - 請求項1または請求項2記載の木製フィギュアであって、
前記頭部の前記頭部正面に顔面模様が施されているとともに、
前記頭部における前記頭頂面、前記頭部正面、前記頭部側面、前記頭部背面のうちの互
いに隣り合う複数の面の少なくとも一部に連続した色彩が施され、
前記胴体部における前記胴体部正面、前記胴体部側面、前記胴体部背面のうちの互いに
隣り合う複数の面の少なくとも一部に連続した色彩が施されている木製フィギュア。 - 請求項3記載の木製フィギュアであって、
前記色彩は透視性を有する塗料により施されている木製フィギュア。 - 請求項2記載の木製フィギュアであって、
前記倒立支持部は、前記頭部における前記頭頂面に設けられた一対の突出部である木製
フィギュア。 - 請求項5記載の木製フィギュアであって、
前記各突出部における突出部側面が円弧面であるとともに、前記頭部側面及び前記突出
部側面の少なくとも一部が窪みを形成する木製フィギュア。 - 請求項6記載の木製フィギュアであって、
前記突出部側面が前記頭部における前記頭部側面と異なる曲率の円弧面である木製フィ
ギュア。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1項記載の木製フィギュアであって、
前記頭部の幅寸法が、前記胴体部の幅寸法よりも大きい木製フィギュア。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1項記載の木製フィギュアであって、
前記頭部及び前記胴体部のうちの少なくとも一方は、人物、動植物、キャラクターのう
ちのいずれか1つを模した輪郭形状である木製フィギュア。 - 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1項記載の木製フィギュアであって、
前記頭部の輪郭形状及び前記胴体部の輪郭形状は、他の種類の木製フィギュアにおける
頭部の輪郭形状及び胴体部の輪郭形状と異なる木製フィギュア。 - 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1項記載の木製フィギュアであって、
前記横立支持部は、他の種類の木製フィギュアにおける横立支持部と異なる位置に設け
られている木製フィギュア。 - 請求項1ないし請求項11のうちのいずれか1項記載の木製フィギュアであって、
他の種類の木製フィギュアと、厚み方向及び厚み方向に対して直交する方向に沿って重
畳可能である木製フィギュア。 - 請求項1記載の木製フィギュアであって、
他の種類の木製フィギュアと、厚み方向に対して直交する方向に沿って前記窪みを介し
て重畳可能である木製フィギュア。
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