JP2018009943A - サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ - Google Patents

サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ Download PDF

Info

Publication number
JP2018009943A
JP2018009943A JP2016140722A JP2016140722A JP2018009943A JP 2018009943 A JP2018009943 A JP 2018009943A JP 2016140722 A JP2016140722 A JP 2016140722A JP 2016140722 A JP2016140722 A JP 2016140722A JP 2018009943 A JP2018009943 A JP 2018009943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion exchange
exchange material
ion
eluent
suppressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016140722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6711188B2 (ja
Inventor
寛人 久保田
Hiroto Kubota
寛人 久保田
真治 佐藤
Shinji Sato
真治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2016140722A priority Critical patent/JP6711188B2/ja
Publication of JP2018009943A publication Critical patent/JP2018009943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6711188B2 publication Critical patent/JP6711188B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

【課題】サプレッサーカラム切り替えに由来する検出器信号の変動を抑制したイオンクロマトグラフを提供する。【解決手段】試料および溶離液を、少なくとも分離カラム40、サプレッサー手段60および検出器70を連通する分析流路に導きイオン種を検出するイオンクロマトグラフ装置において、サプレッサー手段60は、バックグラウンド電気伝導度を低減させるためのイオン交換材を保持可能な複数のチャンバー(61a、61b、61c)を備え、複数のチャンバーは分析流路と連通する流路位置61aおよび分析流路と連通しない1以上の流路位置)において切り替え可能に構成されており、分析流路と連通しない流路位置61cに、チャンバー内のイオン交換材を溶離液で平衡化する手段を連結した。【選択図】図2

Description

本発明はイオン種の分離分析に使用するサプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフに関する。
液体試料中のイオン種を分離分析するイオンクロマトグラフィーにおいては、使用する溶離液中の強電解質に由来するバックグラウンド信号を低減させるために、分離カラムと検出器の間にサプレッサーと呼ばれる機能ユニットを接続することが従来から行われている。サプレッサーは、イオン交換反応を利用して溶離液中の強電解質を弱電解質または水に変換することによりバックグラウンド信号となる電気伝導率を低減させる。イオン交換反応は、粒子状、ゲル状、スラリー状、膜状、繊維状等の形態をなす不溶性担体の表面にイオン交換基を固定化したイオン交換材を利用する。
サプレッサー中のイオン交換材は、限られたイオン交換容量のため、溶出液中のイオンとのイオン交換反応の進行につれてイオン交換能が低下する。この問題の解決策として、複数の切り替え可能なサプレッサーカラムを備え、そのうちの一つを分離カラムからの分析流路に配置する一方で、他のサプレッサーカラムを再生液等で処理する方式が報告されている(例えば、特許文献1)。この方式によれば、分析の進行によってサプレッサーのイオン交換能が低下しても、簡単な切り替え操作により再生済みのサプレッサーカラムに交換することができる。
また、スラリー状のイオン交換樹脂を充填した2つ以上のバルブ切り替え可能なサプレッサーチャンバーを用い、一方を測定に使用している間に、他方はイオン交換樹脂の自動排出/自動充填を行なう装置が開示されている(例えば、特許文献2)。サプレッサーとしてのイオン交換能が低下したとき、あるいは任意回数の測定終了後に、使用中のイオン交換樹脂を収容するチャンバーから、新たなイオン交換樹脂を収容するチャンバーに流路を切り替えて測定を継続することが可能となる。
米国特許第6,153,101号明細書 特開2002−48774号公報
上記のように交換したサプレッサーは、使用開始した初期においては、サプレッサー内部の液性の変動等により検出器信号が変動するため、検出器信号が安定するまでに一定の時間(以下、安定時間)を要することがある。サプレッサーカラム中のイオン交換材の保存や洗浄に使用する液体と、分析に使用する溶離液(以下「分析用溶離液」とする)の組成が異なるため、サプレッサーカラム交換時の流路切り替え毎に分析用溶離液に液性の異なる液体が流入することによって電気伝導度が変動し検出器信号の変動が発生するという課題があった。
また、測定の途中でサプレッサーカラムを切り替える場合は、試料中の目的イオン種の検出に影響しないタイミングで切り替える必要があり、イオンクロマトグラフの使用上の制約が課題となっていた。本発明の目的は、サプレッサーカラム切り替えに由来する検出器信号の変動を抑制したイオンクロマトグラフを提供することである。
上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、試料および溶離液を、少なくとも分離カラム、サプレッサー手段および検出器を連通する分析流路に導きイオン種を検出するイオンクロマトグラフ装置において、前記サプレッサー手段は、バックグラウンド電気伝導度を低減させるためのイオン交換材を保持可能な複数のチャンバーを備え、前記複数のチャンバーは分析流路と連通する流路位置および前記分析流路と連通しない1以上の流路位置において切り替え可能に構成されており、前記分析流路と連通しない流路位置に、前記チャンバー内のイオン交換材を溶離液で平衡化する手段を連結したことを特徴とする。
イオン交換材を溶離液で平衡化する手段としては、サプレッサー手段に設けたチャンバー内のイオン交換材に、クロマト分離に用いる溶離液を通液する手段であれば制限はない。平衡化に使用する溶離液としては、チャンバー切り替えの際にバックグラウンド信号の変動を最小限とする溶媒すなわち、チャンバー切り替えの直前に流していた溶離液と同じ組成の溶離液を使用するのが好ましい。チャンバー切り替えを試料注入の前に行うのであれば、試料注入直前に流す溶離液と同じ組成の溶離液を使用するのが好ましい。本発明において、「イオン交換材を溶離液で平衡化する」とは、サプレッサーカラムに設けたチャンバー中のイオン交換材を湿潤状態ないし懸濁状態に保持している液体を溶離液で液置換する操作を意味する。
また、イオン交換材を溶離液で平衡化する手段に加えて、前記分析流路と連通しない流路位置であって、前記チャンバー内のイオン交換材を溶離液で平衡化する手段と連結している流路位置と同一のまたは異なる流路位置に、イオン交換材を再生するための再生液供給手段を連結してもよい。この構成によれば、分析流路で使用して消耗したイオン交換材を保持したサプレッサーチャンバーを、再生液供給手段が接続された流路位置に切り替えて、イオン交換材をその場で再生処理することができるため、分析中にサプレッサー用イオン交換材の再生を行い、適宜サプレッサー内の流路を切り替えることにより、分析作業を効率的に継続できる。ここで、再生液供給手段は、例えば、イオン交換基の再生に有用な酸、塩基等の再生液を収容した容器、その中の再生液をサプレッサー内のチャンバーに導く配管および送液ポンプによって主に構成される。
また、イオン交換材を溶離液で平衡化する手段に加えて、前記再生液供給手段の代わりに、前記分析流路と連通しない少なくとも2つの流路位置に、それぞれイオン交換材を充填する手段、イオン交換材を排出する手段を連結してもよい。ここで、イオン交換材を充填する手段は、例えばスラリー状のイオン交換樹脂を収容した容器、その中のイオン交換樹脂をサプレッサー内のチャンバーに導く配管および送液ポンプによって主に構成される。
イオン交換材を排出する手段は、使用済みのイオン交換材を廃棄する排出口または廃棄容器等に導く排出配管によって主に構成される。なお、イオン交換材を充填する手段が連結される、すなわちイオン交換材が充填されるチャンバーの出口と、イオン交換材を排出する手段が連結されるチャンバーの入り口とをつなぐ配管を設けることが好ましい。このことにより、イオン交換材の充填時に押し出された溶媒を、排出する手段に連結したチャンバー(流路位置)に導くことができ、またイオン交換材の排出を駆動するためにイオン交換材の充填に用いるポンプを利用することができる。
前記イオン交換材を充填する手段は、前記イオン交換材を溶離液で平衡化する手段と、連結している流路位置が同一でも異なっていてもよい。前記イオン交換材を排出する手段を連結する位置は、当然、前記イオン交換材を溶離液で平衡化する手段と連結している位置とも、イオン交換材を充填する手段と連結している位置とも異なる。
平衡化用チャンバーの位置とイオン交換材充填用のチャンバーの位置が同一の場合、チャンバー切り替えの構成を簡素化できるという利点がある。この構成により、サプレッサー用の新品のあるいは別途再生済みのイオン交換材をチャンバーに充填したのち、このイオン交換材の保存液または洗浄水を直ちに溶離液で液置換することができる。
一方、平衡化用チャンバーの位置とイオン交換材充填用のチャンバーの位置が異なる場合、サプレッサー用の未使用のあるいは別途再生済みのイオン交換材を専用の供給流路を経てチャンバーに充填したのち、このチャンバーを溶離液で平衡化する手段が接続された専用の流路位置に切り替えたのち、イオン交換材の保存液または洗浄水を溶離液で液置換することとなる。イオン交換材の充填と溶離液による平衡化を専用の流路位置に設けたこの構成は、それぞれの流路が互いに汚染されることがないという利点を有する。
本発明は、サプレッサー手段のチャンバー切り替えの前に、イオン交換材が接触している溶媒をあらかじめ溶離液で液置換することができるので、チャンバー切り替えの際の溶媒変動を最小限とし、バックグラウンド信号の変動を効果的に抑制することができる。
イオン交換材を交換する方式の従来の切り替え型サプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフ装置の一例を説明するための図である。 イオン交換材を交換する方式の本発明に特徴的な切り替え型サプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフ装置の一例を説明するための図である。 イオン交換材を交換する方式の本発明に特徴的な切り替え型サプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフ装置の他の一例を説明するための図である。 イオン交換材を再生する方式の本発明に特徴的な切り替え型サプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフ装置の一例を説明するための図である。 従来の切り替え型サプレッサー手段の切り替え由来の検出器信号の変動と本発明に特徴的なサプレッサー手段の切り替え由来の検出器信号の抑制された変動とを比較した図である。 測定の途中における従来の切り替え型サプレッサー手段の切り替え由来の検出器信号の変動を伴うクロマトグラムと、本発明に特徴的な切り替え型サプレッサー手段の切り替え由来の検出器信号の変動が抑制されたクロマトグラムと、サプレッサー手段の切り替えのないクロマトグラムとを比較した図である。
以下、本発明に特徴的なサプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフ装置について、図面に表した形態に基づき詳細な説明を行うが、これらは本発明の一実施形態であり、本発明を限定するものではない。
(従来例)
図1は、従来のイオン交換材を交換する方式の切り替え型サプレッサー手段を備えたイオンクロマトグラフ装置の一例を説明するための図である。この装置は、溶離液タンク(10)、分離カラムへ溶離液を送液するための溶離液送液ポンプ(20)、測定試料を注入するための試料導入部(30)、目的のイオン種を分離するための分離カラム(40)、分離カラムの温度を安定させるための温度調節部(カラムオーブン)(50)、イオン交換材を充填可能な内部に3つのチャンバーを有するサプレッサー手段(60)、検出器(電気伝導度検出器)(70)および溶離液廃液タンク(80)から主に構成される。この例では、サプレッサー手段(60)はロータリーバルブを利用した形態であり、チャンバーを保持するローターを、流路接続部を備えたステーターに対して回転させることで3つのチャンバー位置を切り替えることができる。分析流路中の使用位置(61a)にて測定に使用されたイオン交換材は、排出位置(61b)にてイオン交換材廃棄タンク(64)へ排出され、充填位置(61c)にてイオン交換材タンク(62)にある未使用のイオン交換材をイオン交換材充填ポンプ(63)によって充填し、余分な水分等は排出位置(61b)に送液され、チャンバー内を洗浄する。充填が終了後、再び使用位置(61a)に切り替えて測定に使用される。
(実施例1)
図2は、本発明のイオンクロマトグラフ装置の一例を説明するための図である。充填位置(61c)にてイオン交換材タンク(62)にある未使用のイオン交換材をイオン交換材充填ポンプ(63)によって充填した後、チャンバーに送液するための溶離液送液ポンプ(65)によりチャンバー内のイオン交換材が接触している溶媒を溶離液に液置換し、その後に分析流路中の使用位置(61a)に切り替えて測定に使用する。分析流路で使用し、消耗したイオン交換材を保持したサプレッサーチャンバーは使用位置(61a)から排出位置(61b)に流路を切り替えてイオン交換材をイオン交換材廃棄タンクに排出する。チャンバー内へ送液する溶離液の送液量は、多量に過ぎるとイオン交換材のイオン交換能が低下もしくは消尽してしまうため、チャンバー容量の0.1〜5倍程度、さらに好ましくは2〜3倍程度とするのが好適である。
(実施例2)
図3は、本発明のイオンクロマトグラフ装置のもう一つの例を説明するための図である。サプレッサー手段(60)はイオン交換材を充填可能な内部に4つのチャンバーを有する。サプレッサー手段(60)はロータリーバルブであり、回転させることで4つのチャンバー位置を切り替えることができる。充填位置(61c)にてイオン交換材タンク(62)にある未使用のイオン交換材をイオン交換材充填ポンプ(63)によって充填した後、回転させて液置換位置(61d)へチャンバーを移動し、そこで溶離液送液ポンプ(65)によりチャンバー内のイオン交換材を溶離液に液置換し、その後に分析流路中の使用位置(61a)に切り替えて測定に使用する。本実施例2では、実施例1と異なり充填位置(61c)と液置換位置(61d)の流路が分離されているため、チャンバー外の流路内に残存する一部の未使用イオン交換材を溶離液に液置換することがない。また、送液した溶離液をイオン交換材廃棄タンク(64)ではなく、溶離液廃液タンク(80)へ排出することが可能である。実施例1と同様にチャンバー内へ送液する溶離液の送液量は、多量に過ぎるとイオン交換材のイオン交換能が低下もしくは消尽してしまうため、チャンバー容量の0.1〜5倍程度、さらに好ましくは2〜3倍程度とするのが好適である。
(実施例3)
図4は、本発明のイオンクロマトグラフ装置においてサプレッサー手段にイオン交換材の再生液供給手段を連結した場合の一例を説明するための図である。装置構成は図2と同様の3つのチャンバーを備えたロータリーバルブ(60)を使用する。使用済みのイオン交換材は使用位置(61a)から流路位置(61b)に切り替えられる。この流路位置(61b)には図2のイオン交換材を排出する手段を設ける代わりに、今度はイオン交換材を再生するための再生液供給手段を連結している。再生液供給手段は再生液タンク(11)および送液ポンプ(14)を備えている。再生液には通常、塩酸、硫酸などの酸あるいは水酸化ナトリウム、水酸化テトラメチルアンモニウムなどの塩基を使用するため、分析流路に導入する前に精製水等の洗浄液で適切に洗浄しておいた方が良い場合もある。この例では、再生液で処理する流路位置(61b)に置かれたチャンバーは、次に流路位置(61c)に切り替えられ、その位置で精製水(12)が送液ポンプ(13)によってイオン交換材の層を通り、溶離液廃液タンク(80)に流れ込む。その後は、図2と同様に溶離液(10)を送液ポンプ(65)によりイオン交換材に通液して液置換する。液置換が済んだイオン交換材は手動または装置の制御に従って分析流路中の使用位置(61a)に切り替えられる。また、再生液と溶離液が混和しても分析結果へ影響しない場合は、再生液にてイオン交換材を再生後直ちに溶離液に液置換しても良い。
(実施例4)
図5は、従来の切り替え型サプレッサー手段の切り替え由来の検出器信号の変動と本実施例1による切り替え由来の検出器信号の変動の比較を示すための図である。本発明の装置構成および従来の装置構成において、3.8mM炭酸水素ナトリウムおよび3.0mM炭酸ナトリウムの混合水溶液を溶離液として使用し、TSKgel SuperIC−Anion HS(東ソー株式会社製)を分離カラムとして使用して、流量1.5mL/minにて測定を行った。破線が従来の装置構成による検出器のバックグラウンド信号であり、実線が本実施例1の装置構成を使用したときの検出器のバックグラウンド信号である。信号は比較しやすくするため上下にシフトさせている。いずれも図中の矢印で示したタイミングでサプレッサーチャンバーの切り替えを行っている。破線の信号波形には溶離液変動に由来する検出器信号の変動が切り替え時点から数秒後に発生しているが、実施例1の装置構成を使用した実線の信号波形には検出器信号の変動がほとんど検出されていないことが分かる。
(実施例5)
本発明(実施例1、図2)の装置構成および従来の装置構成におけるサプレッサー手段の切り替えを伴う/伴わないイオンクロマトグラムを図5に示した。測定試料はすべて標準陰イオン試料(フッ化物イオン1mg/L、塩化物イオン1mg/L、亜硝酸イオン5mg/L、臭化物イオン5mg/L、硝酸イオン5mg/L、燐酸イオン10mg/L、硫酸イオン5mg/L)を使用した。比較しやすくするため信号は上下にシフトさせている。点線は測定の途中にサプレッサー手段の切り替えを行っていない通常のクロマトグラムであり、プラス側に7つのイオン種(左からフッ化物イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、臭化物イオン、硝酸イオン、燐酸イオン、硫酸イオン)が正常に検出されている。破線は従来の装置構成を使用して図中の矢印で示した測定途中のタイミングでサプレッサー手段の切り替えを行ったときのクロマトグラム、実線は本発明(実施例1)の装置構成を使用し、同じタイミングで測定途中にサプレッサー手段の切り替えを行ったときのクロマトグラムである。破線では、サプレッサー手段切り替え時の溶離液変動に由来する検出器信号が6つ目のイオン種(燐酸イオン)に干渉し、6つ目のイオン種が正常に検出できていないのに対し、実線では正常に検出できていることが分かる。
10 溶離液タンク
11 再生液タンク
12 精製水タンク
13 精製水ポンプ
14 再生液ポンプ
20 溶離液送液ポンプ
30 試料導入部
40 分離カラム
50 カラムオーブン
60 サプレッサー手段
61a 分析流路中の使用位置
61b 排出位置 /再生位置
61c 充填位置 /洗浄位置
61d 液置換(平衡化)位置
62 イオン交換材タンク
63 イオン交換材充填ポンプ
64 イオン交換材廃棄タンク
65 溶離液送液ポンプ
70 検出器
80 溶離液廃液タンク

Claims (4)

  1. 試料および溶離液を、少なくとも分離カラム、サプレッサー手段および検出器を連通する分析流路に導きイオン種を検出するイオンクロマトグラフ装置において、
    前記サプレッサー手段は、バックグラウンド電気伝導度を低減させるためのイオン交換材を保持可能な複数のチャンバーを備え、前記複数のチャンバーは前記分析流路と連通する流路位置および前記分析流路と連通しない1以上の流路位置において切り替え可能に構成されており、
    前記分析流路と連通しない流路位置に、前記チャンバー内のイオン交換材を溶離液で平衡化する手段を連結したことを特徴とする前記イオンクロマトグラフ装置。
  2. 前記分析流路と連通しない流路位置であって、前記チャンバー内のイオン交換材を溶離液で平衡化する手段と連結している位置と同一のまたは異なる流路位置に、イオン交換材を再生するための再生液供給手段と連結したことを特徴とする請求項1記載のイオンクロマトグラフ装置。
  3. 前記分析流路と連通しない少なくとも2つの流路位置に、それぞれイオン交換材を充填する手段、イオン交換材を排出する手段を連結したことを特徴とする請求項1記載のイオンクロマトグラフ装置。
  4. 前記チャンバー内のイオン交換材を溶離液で平衡化する手段と連結している流路位置と同一のまたは異なる流路位置に、前記イオン交換材を充填する手段を連結したことを特徴とする請求項3記載のイオンクロマトグラフ装置。
JP2016140722A 2016-07-15 2016-07-15 サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ Active JP6711188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016140722A JP6711188B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016140722A JP6711188B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018009943A true JP2018009943A (ja) 2018-01-18
JP6711188B2 JP6711188B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=60993813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016140722A Active JP6711188B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6711188B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10037823B2 (en) 2010-05-11 2018-07-31 Thorium Power, Inc. Fuel assembly
CN115541800A (zh) * 2022-10-20 2022-12-30 山东省计量科学研究院 一种离子色谱仪及其抑制器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07181173A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Kawatetsu Techno Res Corp 液体クロマトグラフィーのグラジエント分析方法および装置
JPH08502830A (ja) * 1993-08-27 1996-03-26 ダイオネックス コーポレイション バッチ型サプレッサの頻繁な再生を使用するイオンクロマトグラフィ
JP2001083130A (ja) * 1995-03-03 2001-03-30 Alltech Associates Inc クロマトアフィー物質を電気化学的に改良するためのシステム
JP2002048774A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Tosoh Corp サプレッサ内のイオン交換材を交換するイオンクロマトグラフシステム及びサプレッサ手段
JP2010139387A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Tosoh Corp イオンクロマトグラフ装置
CN103760262A (zh) * 2014-01-07 2014-04-30 安徽皖仪科技股份有限公司 利用单泵阀切换技术测定食品中亚硝酸根的离子色谱方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08502830A (ja) * 1993-08-27 1996-03-26 ダイオネックス コーポレイション バッチ型サプレッサの頻繁な再生を使用するイオンクロマトグラフィ
JPH07181173A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Kawatetsu Techno Res Corp 液体クロマトグラフィーのグラジエント分析方法および装置
JP2001083130A (ja) * 1995-03-03 2001-03-30 Alltech Associates Inc クロマトアフィー物質を電気化学的に改良するためのシステム
JP2002048774A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Tosoh Corp サプレッサ内のイオン交換材を交換するイオンクロマトグラフシステム及びサプレッサ手段
JP2010139387A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Tosoh Corp イオンクロマトグラフ装置
CN103760262A (zh) * 2014-01-07 2014-04-30 安徽皖仪科技股份有限公司 利用单泵阀切换技术测定食品中亚硝酸根的离子色谱方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10037823B2 (en) 2010-05-11 2018-07-31 Thorium Power, Inc. Fuel assembly
CN115541800A (zh) * 2022-10-20 2022-12-30 山东省计量科学研究院 一种离子色谱仪及其抑制器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6711188B2 (ja) 2020-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5363810B2 (ja) サプレッサ用再生剤の再循環
JP3348079B2 (ja) イオンクロマトグラフィー用電解液充填層抑制器の間欠的再生
CA2214427C (en) Intermittent electrolytic membrane suppressor regeneration for ion chromatography
JP5947367B2 (ja) Co2除去装置及び方法
KR101256401B1 (ko) 모세관 칼럼 이온 크로마토그래피
Haddad et al. Developments in suppressor technology for inorganic ion analysis by ion chromatography using conductivity detection
US9664655B2 (en) Electrolytic eluent recycle device, apparatus and method of use
JP4485368B2 (ja) 改善された容量を持つ化学的サプレッサーおよび使用法
US20140332387A1 (en) Current efficient electrolytic device and method
KR100918531B1 (ko) 오염 이온을 함유하는 수성 스트림을 정제하기 위한크로마토그래피 장치 및 전기분해 방법
CA2498217A1 (en) Electrolytic eluent generator and method of use
DE60138815D1 (de) Kontinuierlicher, elektrolytisch regenerierter, gepackter ionenchromatographiesuppressor
JP2011033640A (ja) ガス−アシスト抑圧クロマトグラフィー法および装置
US11332391B2 (en) Ion exchange based volatile component removal device for ion chromatography
KR20100138949A (ko) 용리액 재순환을 동반하는 이온 크로마토그래피 시스템
JP6711188B2 (ja) サプレッサーを切り替えるイオンクロマトグラフ
JP2002048774A (ja) サプレッサ内のイオン交換材を交換するイオンクロマトグラフシステム及びサプレッサ手段
JP4845316B2 (ja) 置換化学的再生方法及び装置
JP2016118452A (ja) イオンクロマトグラフ用装置、イオンクロマトグラフ、イオン成分分析方法及び電解質溶液生成方法
US20170212087A1 (en) Chambered ion reflux system for ion chromatography, apparatus and method of use
JP4487426B2 (ja) 液体クロマトグラフ
CN102253163A (zh) 电化学连续再生co2抑制器
JP2018146583A (ja) イオンクロマトグラフィのための電解試薬濃縮器
JPH07181173A (ja) 液体クロマトグラフィーのグラジエント分析方法および装置
JP6687310B2 (ja) 電気再生式イオン生成除去一体型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200511

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6711188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151