JP2018009811A - 地震検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震の検知精度を確保しつつ、消費電力を低減することができる地震検知装置を提供する。【解決手段】加速度検出信号読込み部11aは、所定震度以上の地震発生時に生じる加速度の変動周波数を想定して設定された地震判定用周波数範囲の最高周波数に基づいて設定されたサンプリング周期により、前記加速度検出信号を読込む。合成加速度算出部12は、加速度検出信号読込み部11aにより読み込まれた加速度検出信号から認識されたXYZ方向の加速度Ax,Ay,Azから、XYZ方向の合成加速度Axyzを算出する。震度判定部13は、合成加速度Axyzから震度Edを判定し、地震発生判断部14は、震度Edが前記所定震度に基づいて設定された震度閾値以上であるときに、地震が発生していると判断する。【選択図】 図1

Description

本発明は、地震の発生を検知する地震検知装置に関する。
従来、地震検知装置を備えて、地震検知装置により地震の発生が検知されたときに、コンロバーナに対する燃料ガスの供給を遮断するようにしたガスコンロが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された地震検知装置は、XYZ3軸の加速度センサを備え、加速度センサの出力を、ピークホールド回路を介してマイクロコンピュータに取り込んでいる。ピークホールド回路により、加速度センサから出力される加速度検出信号のピーク値が一定期間保持されるため、マイクロコンピュータは、比較的長いサンプリング周期(0.1秒)によって、加速度検出信号を読み込んで処理している。
そして、マイクロコンピュータは、加速度検出信号に基づいて加速度の変動周波数と振幅を算出し、変動周波数により地震波と人為振動とを区別している。そして、マイクロコンピュータは、地震波であると判断し、且つ加速度検出信号の振幅が振幅閾値以上であるとき(震度4以上と想定されるとき)に、燃料ガスの供給を遮断している。
特開2015−145780号公報
加速度センサから出力される加速度検出信号をマイクロコンピュータにより読み込んで、加速度の変動周波数を算出する場合、高性能のマイクロコンピュータを採用して加速度検出信号のサンプリング周期を短くすることによって、精度良く算出することが可能な加速度の変動周波数の上限を高めることができる。しかしながら、高性能のマイクロコンピュータを採用した場合は、マイクロコンピュータの消費電力が増大する。
そこで、上記特許文献1に記載された地震検知装置においては、加速度センサから出力される加速度検出信号をピークホールド回路を介してマイクロコンピュータに取り込む構成として、加速度検出信号のピークレベルを一定時間保持することにより、汎用的な低消費電力のマイクロコンピュータを用いて、比較的長いサンプリング周期により変動周波数が高い加速度検出信号のピークレベルを読み込むことを可能としている。しかしながら、このようにピークホールド回路を備えることにより、地震検知装置の消費電力が増大するという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、地震の検知精度を確保しつつ、消費電力を低減することができる地震検知装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、所定箇所に取り付けられ、該所定箇所における3方向の加速度を検出して、検出した3方向の加速度の大きさを示す加速度検出信号を出力する加速度検出部と、
所定震度以上の地震発生時に前記所定箇所において生じる加速度の変動周波数を想定して設定された地震判定用周波数範囲に対して、該地震判定用周波数範囲の最高周波数に基づいて設定されたサンプリング周期により、前記加速度検出信号を読込む加速度検出信号読込み部と、
前記加速度検出信号読込み部により読み込まれた前記加速度検出信号から、前記所定箇所における前記3方向の合成加速度を算出する合成加速度算出部と、
前記合成加速度から震度を判定する震度判定部と、
前記震度判定部により判定された震度が、前記所定震度に基づいて設定された震度閾値以上であるときに、地震が発生していると判断する地震発生判断部と
を備えていることを特徴とする。
かかる本発明によれば、加速度検出信号読込み部が加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期が、所定震度以上の地震発生時に生じる加速度の変動周波数を想定して設定された地震判定用周波数範囲の最高周波数に基づいて、例えば、この最高周波数までの加速度の変動周波数を精度良く算出することができるサンプリング周期の範囲内で極力長く設定される。この場合、地震判定用周波数範囲の最高周波数を超える加速度の変動周波数を精度良く算出するために、高性能で消費電力が大きくなるマイクロコンピュータ等の演算回路を採用して、短いサンプリング周期で加速度検出信号を読込む必要がなく、汎用的なマイクロコンピュータ等の演算回路を採用することができる。そのため、加速度検出信号の読込みに要する消費電力を抑えることができる。
さらに、本発明によれば、上記特許文献1に記載された地震検知装置のように、サンプリング周期を長くするためにピークホールド回路を備える必要がないため、ピークホールド回路を備えることによる消費電力の増加を回避して、地震を検知する際の消費電力を低減することができる。
次に、本発明の第2の態様は、所定箇所に取り付けられ、該所定箇所における3方向の加速度を検出して、検出した3方向の加速度の大きさを示す加速度検出信号を出力する加速度検出部と、
所定震度以上の地震発生時に前記所定箇所において生じる加速度の変動周期を想定して設定された地震判定用周期範囲に対して、該地震判定用周期範囲の最短周期に基づいて設定されたサンプリング周期により、前記加速度検出信号を読込む加速度検出信号読込み部と、
前記加速度検出信号読込み部により読み込まれた前記加速度検出信号から、前記所定箇所における前記3方向の合成加速度を算出する合成加速度算出部と、
前記合成加速度から震度を判定する震度判定部と、
前記震度判定部により判定された震度が、前記所定震度に基づいて設定された震度閾値以上であるときに、地震が発生していると判断する地震発生判断部と
を備えていることを特徴とする。
かかる本発明によれば、加速度検出信号読込み部が加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期が、所定震度以上の地震発生時に生じる加速度の変動周期を想定して設定された地震判定用周期範囲の最短周期に基づいて、例えば、この最短周期までの加速度の変動周期を精度良く算出することができるサンプリング周期の範囲内で極力長く設定される。この場合、地震判定用周期範囲の最短周期よりも短い加速度の変動周期を精度良く算出するために、高性能で消費電力が大きくなるマイクロコンピュータ等の演算回路を採用して、短いサンプリング周期で加速度検出信号を読込む必要がなく、汎用的で低消費電力のマイクロコンピュータ等の演算回路を採用することができる。そのため、加速度検出信号の読込みに要する消費電力を抑えることができる。
さらに、本発明によれば、上記特許文献1に記載された地震検知装置のように、サンプリング周期を長くするためにピークホールド回路を備える必要がないため、ピークホールド回路を備えることによる消費電力の増加を回避して、地震を検知する際の消費電力を低減することができる。
また、上記第1の態様又は第2の態様において、
検知対象とする地震のレベルを示す検知対象レベルを設定する検知対象レベル設定部と、
前記検知対象レベル設定部により設定された検知対象レベルに応じて、前記加速度検出部が前記3方向の加速度を検出して前記加速度検出信号を出力する周期である加速度検出周期を設定する加速度検出周期設定部と
を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、地震検知装置の使用者或はメンテナンス者等は、検知対象レベル設定部により、検知対象レベル(例えば、人が立っていることができないレベル、建物が損壊するレベル等)を設定することができる。そして、加速度検出周期設定部により、例えば、検知対象レベルに応じた加速度の変動周波数と震度を生じる地震を検知するために必要な加速度検出周期を極力長く設定して、加速度検出部の消費電力を低減することができる。
地震検知装置の構成図。 X方向の加速度の変動周期及び変動振幅の説明図。 地震検知処理のフローチャート。 ローパスフィルタ回路及びハイパスフィルタ回路を備えた地震検知装置の構成図。
本発明の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
[1.地震検知装置の構成]
図1を参照して、本実施形態の地震検知装置1aは、マイクロコンピュータ10a、加速度センサ20a(本発明の加速度検出部に相当する)、及び検知対象とする地震のレベル(強さ)を設定するための検知対象レベル設定スイッチ25(本発明の検知対象レベル設定部に相当する)を備えている。地震検知装置1aはガスコンロに搭載され、マイクロコンピュータ10aは、ガスコンロに備えられた電気負荷(ガス供給管を開閉する電磁弁、ガスバーナの点火電極に高電圧を印加するイグナイタ等)を作動させる負荷駆動回路32、音声回路30、及びブザー回路31の作動を制御する機能も有している。
地震検知装置1aは、電池を電源とするガスコンロ又は商用電源を電源とするガスコンロに搭載して使用することができるが、電池を電源とするガスコンロに搭載した場合に、後述する消費電力低減の効果が高くなる。
また、マイクロコンピュータ10aには、ガスコンロに備えらえた各種センサ(バーナの燃焼状態を検出する熱電対、被調理物の温度を検出するサーミスタ等)が接続された各種センサ回路22から、各センサの検出信号が入力される。
加速度センサ20aは、ガスコンロの筐体内に配置された制御基板に実装されており、実装箇所(本発明の所定箇所に相当する)において生じる加速度(互いに直交するXYZの3方向の加速度)の大きさを示すデジタルデータを、加速度検出信号として出力する。加速度センサ20aは、Xが南北(NS)方向、Yが東西(EW)方向、Zが上下(UD)方向となるように配置されている。
マイクロコンピュータ10aは、発振回路33から入力されるクロック信号に同期して動作し、メモリ(図示しない)に保持された地震検知用プログラム(ガスコンロの制御用プログラムに含まれる)を実行することによって、加速度検出信号読込み部11a、合成加速度算出部12、震度判定部13、地震発生判断部14、及び加速度検出周期設定部15として機能する。
加速度検出信号読込み部11aは、加速度センサ20aから出力されるX,Y,Zの3方向の加速度検出信号を16msecのサンプリング周期Psで読み込む。そして、ハイパス(低周波成分の除去)及びローパス(高周波成分の除去)処理を行って、X,Y,Zの3方向の加速度Ax,Ay,Azを取得する。
ここで、16msecのサンプリング周期Psは、震度5(本発明の所定震度に相当する)以上の地震発生時に生じると想定される加速度の変動周波数を上限(最高周波数)として設定された地震判定用周波数範囲(例えば、0.1〜10Hz)の最高周波数に基づいて設定されたものである。
本願発明者らは、サンプリング周期を変更して、加速度の変動周波数が10Hzとなる震度5の地震を精度良く(誤検知することなく)検知することができるか否かを、実験又はコンピュータシミュレーション等により検討した。そして、加速度の変動周波数が10Hzとなる震度5の地震を精度良く検知することができる最長のサンプリング周期である16msecを、加速度検出信号読込み部11aが加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期Psとして決定した。
なお、加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期は厳密に16msecである必要はなく、例えば、10msecよりも長く32msecよりも短い範囲(地震判定用周波数範囲の最高周波数の3.1倍よりも高く10倍よりも低い周波数の範囲に相当する周期の範囲)内で設定すればよい。
合成加速度算出部12は、加速度検出信号読込み部11aにより取得されたX,Y,Z方向の加速度Ax,Ay,Azの合成加速度Axyzを算出する。震度判定部13は、合成加速度算出部12により算出された合成加速度Axyzに対応する震度Edを検知する。
地震発生判断部14は、震度判定部13により検知された震度Edが震度閾値(例えば震度5)以上であるときに、地震が発生している判断する。地震発生判断部14は、地震が発生していると判断したときに、ガス開閉弁を閉弁してガスバーナへの燃料ガスの供給を遮断すると共に、音声回路30から地震の発生を報知する音声を出力する処理(地震発生対応処理)を実行する。
加速度検出周期設定部15は、検知対象レベル設定スイッチ25により設定された検知対象レベルLvに対応する加速度検出周期Stを取得する。そして、加速度検出周期設定部15は、取得した加速度検出周期Stを示すデータを加速度センサ20aに出力する。
加速度センサ20aは、加速度検出周期設定部15から出力されたデータから認識した加速度検出周期Stにより、X,Y,Z方向の加速度を検出して加速度検出信号を加速度検出信号読込み部11aに出力する。
ここで、検知対象レベルは、例えば地震により生じる事象(建物の崩壊等)の危険度のレベルを複数段階に設定したものである。マイクロコンピュータ10aのメモリには、検知対象レベル設定スイッチ25により設定される複数段階の検知対象レベルに対して、各段階の検知対象レベルに対応する加速度検出周期を示す加速度検出周期設定用の相関マップのデータが保持されている。
そして、加速度検出周期設定部15は、検知対象レベル設定スイッチ25により設定された検知対象レベルLvを、加速度検出周期決定用の相関マップに適用して、対応する加速度検出周期Stを取得する。
加速度検出周期決定用の相関マップは、各段階の検知対象レベルが想定する地震が発生したときに生じる加速度の変動周波数(又は変動周期)と震度を、精度良く検出するために必要となる加速度検出周期(最短となる周期が望ましい)を、実験やコンピュータシミュレーションにより設定して、作成されたものである。
地震検知装置1aの使用者、メンテナンス作業者等は、検知対象レベル設定スイッチ25を操作して検知対象レベルを設定することにより、ガスコンロが設置された家屋の被害がある程度大きくなると想定される地震が発生した場合にのみ、地震検知装置1aによる地震発生対応処理が実行されるようにすることができる。
ここで、図2は、加速度センサ20aから出力される加速度検出信号により示されるX方向の加速度が変動する様子を例示したものであり、横軸が時間t(msec)に設定され、縦軸がX方向の加速度(gal,cm/s)に設定されている。また、各黒点は加速度検出信号読込み部11aによる加速度検出信号の読込みタイミングを示しており、Psはサンプリング周期である。図2では、例えば、t=220msec〜380msecの期間では、X方向の加速度の変動周波数がfa_x(変動周期Ta_x=1/fa_x)となり、変動振幅がAw_xとなっている。
検知対象レベル設定スイッチ25により設定された検知対象レベルLvは、地震発生判断部14にも入力される。地震発生判断部14は、地震の発生を判断するための震度閾値を、検知対象レベルLvに応じて設定する。
[2.地震検知処理]
次に、図3に示したフローチャートに従って、加速度検出信号読込み部11a、合成加速度算出部12、震度判定部13、及び地震発生判断部14により実行される一連の処理について説明する。
図3のSTEP1で電源ON(ガスコンロの電源ON)がなされたときに、STEP2に進んで、地震検知処理が開始される。STEP2は加速度検出信号読込み部11aによる処理であり、加速度検出信号読込み部11aは、加速度センサ20aから出力されるX,Y,Zの3方向の加速度を示す加速度検出信号を、16msecのサンプリング周期Psで順次読み込んでメモリに保持する。
続くSTEP3は合成加速度算出部12による処理である。合成加速度算出部12は、STEP2でメモリに保持されたX,Y,Zの3方向の加速度Ax,Ay,Azの合成加速度Axyzを算出する。
次のSTEP4は震度判定部13による処理である。震度判定部13は、メモリに保持された震度と合成加速度との対応を示す震度判定用の相関マップに、STEP3で合成加速度算出部12により算出された合成加速度Axyzを適用して、対応する震度Edを判定する。
続くSTEP5は地震発生判断部14による処理である。地震発生判断部14は、震度判定部13により判定された震度Edが5以上であるか否かを判断する。そして、震度Edが5以上であるとき(地震が発生していると判断できるとき)はSTEP6に進み、地震発生判断部14は、ガス電磁弁を閉弁してガスバーナへの燃料供給を遮断する「器具エラー停止」の処理を実行する。一方、震度Edが5よりも小さいときにSTEP1に分岐し、この場合は地震検知処理が再度実行される。
ここで、STEP5における地震発生の判断閾値である震度5は、本発明の所定震度に基づいて設定された震度閾値に相当する。なお、STEP5では、震度閾値が所定震度(震度5)に設定されているが、震度閾値を所定震度とは異なる値(例えば、震度4.8等)に設定してもよい。震度閾値は、上述したように、検知対象レベル設定スイッチ25により設定された検知対象レベルLvに応じて設定される。
地震検知装置1aは、地震を検知するための加速度の変動周波数の検出対象を、地震判定用周波数範囲(上記実施形態では0.1Hz〜10Hz)に限定して、地震判定用周波数範囲の最高周波数を超える変動周波数を有する加速度検出信号については、地震検知の対象外としている。そして、これにより以下の(1)、(2)の効果を得ている。
(1)地震判定用周波数範囲の最高周波数を超える加速度検出信号の変動周波数についても精度良く検出するために、高性能で消費電力が多くなるマイクロコンピュータを採用して、短いサンプリング周期で加速度検出信号を読込む必要がない。そのため、汎用的な消費電力が少ないマイクロコンピュータを採用して、比較的長いサンプリング周期で加速度検出信号を読込めばよく、これにより加速度検出信号の読込みに要する消費電力を抑えることができる。なお、地震判定用周波数範囲を、地震による建物の被害が拡大すると想定されるより低い範囲(例えば、1Hz〜2Hz)に設定した場合には、サンプリング周期をさらに長くして、消費電力をさらに抑えることができる。
(2)長いサンプリング周期により、地震判定用周波数範囲の最高周波数を超える高い周波数を精度良く算出するために、加速度検出信号のピークレベルを一定時間保持するピークホールド回路を備える必要がない。そのため、ピークホールド回路を備えることによる消費電力の増大を回避して、地震検知装置1aの消費電力を低減することができる。
[3.他の実施形態]
上記実施形態においては、図1に示したように、検出したX,Y,Zの3方向の加速度検出信号を、デジタル信号により出力する加速度センサ20aを用いて、加速度検出信号読込み部11aにより、ソフトウェア処理によってハイパス及びローパス処理を行ったが、図4に示したように、X,Y,Zの3方向の加速度検出信号sx、sy、szをアナログ信号により出力する加速度センサ20bを用いてもよい。
図4に示した地震検知装置1bにおいて、マイクロコンピュータ10bは、A/D入力(アナログ/デジタル変換入力)ポートを備えている。そして、加速度センサ20bから出力されるX,Y,Zの3方向の加速度検出信号sx,sy,szがローパス&ハイパスフィルタ(バンドパスフィルタ)回路21a,21b,21cを介して、A/D入力ポートに入力される。
これにより、加速度検出信号読込み部11bは、ローパス&ハイパスフィルタ回路21a,21b,21cにより高周波成分及び低周波成分が除去されたX,Y,Zの3方向のアナログの加速度検出信号をデジタル値に変換して読み込むことができる。加速度センサ20bによる加速度検出信号を、ローパス&ハイパスフィルタ回路21a,21b,21cを介して加速度検出信号読込み部11bが入力する構成以外につていは、図1に示した地震検知装置1aと同様である。
なお、上記実施形態では、検知対象とする地震により生じる加速度の変動周波数の範囲(地震判定用周波数範囲)の最高周波数に基づいて、加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期を設定したが、検知対象とする地震により生じる加速度の変動周期の範囲(地震判定用周期範囲)の最短周期に基づいて、加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期Psを設定してもよい。
この場合、地震判定用周期範囲(例えば、0.1〜10秒)は、震度5(本発明の所定震度に相当する)の地震発生時に生じると想定される加速度の変動周期を最小周期として設定され、16msecのサンプリング周期Psは、地震検知装置1aと同様に、実験又はコンピュータシミュレーション等により、加速度の変動周期が地震判定用周期範囲の最短周期であって震度が5である地震を、精度良く算出可能なサンプリング周期の範囲のうち、極力長いサンプリング周期に設定されている。
地震検知装置1bにおいても、加速度検出信号を読込む際のサンプリング周期Psは厳密に16msecである必要はなく、例えば、10msecよりも長く32msecよりも短い範囲(地震判定用周期範囲の最短周期である0.1秒の0.1倍よりも長く0.32倍よりも短い範囲)内で設定すればよい。
なお、図1、図4には、ハイパス&ローパスのフィルタリング処理を行う構成を示したが、ハイパス&ローパスのフィルタリング処理を行わない場合にも本発明の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、本発明の検知対象レベル設定部として、検知対象レベル設定スイッチ25を示したが、地震検知装置1a,1bに通信機能を備え、通信端末(スマートフォン、携帯電話、タブレット等)により入力された検知対象レベルのデータを通信端末から地震検知装置1a,1bに送信して、検知対象レベルを設定するようにしてもよい。この場合は、通信端末から検知対象レベルのデータを受信して、加速度検出周期設定部15に出力する構成が、本発明の検知対象レベル設定部に相当する。
1a,1b…地震検知装置、10a,10b…マイクロコンピュータ、11a,11b…加速度検出信号読込み部、12…合成加速度算出部、13…震度判定部、14…地震発生判断部、15…加速度検出周期設定部、20a,20b…加速度センサ、25…検知対象レベル設定スイッチ(検知対象レベル設定部)。

Claims (3)

  1. 所定箇所に取り付けられ、該所定箇所における3方向の加速度を検出して、検出した3方向の加速度の大きさを示す加速度検出信号を出力する加速度検出部と、
    所定震度以上の地震発生時に前記所定箇所において生じる加速度の変動周波数を想定して設定された地震判定用周波数範囲に対して、該地震判定用周波数範囲の最高周波数に基づいて設定されたサンプリング周期により、前記加速度検出信号を読込む加速度検出信号読込み部と、
    前記加速度検出信号読込み部により読み込まれた前記加速度検出信号から、前記所定箇所における前記3方向の合成加速度を算出する合成加速度算出部と、
    前記合成加速度から震度を判定する震度判定部と、
    前記震度判定部により判定された震度が、前記所定震度に基づいて設定された震度閾値以上であるときに、地震が発生していると判断する地震発生判断部と
    を備えていることを特徴とする地震検知装置。
  2. 所定箇所に取り付けられ、該所定箇所における3方向の加速度を検出して、検出した3方向の加速度の大きさを示す加速度検出信号を出力する加速度検出部と、
    所定震度以上の地震発生時に前記所定箇所において生じる加速度の変動周期を想定して設定された地震判定用周期範囲に対して、該地震判定用周期範囲の最短周期に基づいて設定されたサンプリング周期により、前記加速度検出信号を読込む加速度検出信号読込み部と、
    前記加速度検出信号読込み部により読み込まれた前記加速度検出信号から、前記所定箇所における前記3方向の合成加速度を算出する合成加速度算出部と、
    前記合成加速度から震度を判定する震度判定部と、
    前記震度判定部により判定された震度が、前記所定震度に基づいて設定された震度閾値以上であるときに、地震が発生していると判断する地震発生判断部と
    を備えていることを特徴とする地震検知装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の地震検知装置において、
    検知対象とする地震のレベルを示す検知対象レベルを設定する検知対象レベル設定部と、
    前記検知対象レベル設定部により設定された検知対象レベルに応じて、前記加速度検出部が前記3方向の加速度を検出して前記加速度検出信号を出力する周期である加速度検出周期を設定する加速度検出周期設定部と
    を備えていることを特徴とする地震検知装置。
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