JP2018009589A - ギヤセット - Google Patents

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飯島 章
Akira Iijima
章 飯島
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Abstract

【課題】起振力による騒音の発生を抑えることが可能なギヤセット提供すること。【解決手段】第一および第二のはすば歯車を有するギヤセットにおいて、第一はすば歯車は、歯幅方向に分割された複数の第一分割体を備え、第二はすば歯車は、歯幅方向に分割された複数の第二分割体を備え、複数の第一分割体において隣接する第一分割体のうちの一方の歯車を、複数の第二分割体において隣接する第二分割体の両方の歯車にかみ合わせ、かつ、隣接する第一分割体のうちの他方の歯車を、隣接する第二分割体のうちのいずれか一方の歯車にかみ合わせる。【選択図】図1

Description

本開示は、ギヤセットに関する。
例えば、自動車の駆動系におけるギヤセットでは、歯車のかみ合いによって起振力が発生する。起振力によって発生する振動は、駆動系および車両に伝えられる。
起振力によって発生する振動の周波数(かみ合い周波数)は、歯車の回転数に応じて変動する。かみ合い周波数の変動範囲の中に駆動系等の固有振動数が含まれていて、かつ、かみ合い周波数が固有振動数と一致したとき、大きな騒音を発生させる。
騒音を低減するための技術の一例として、歯をスリットによって歯幅方向に二分割した歯車が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−271912号公報
しかしながら、上記特許文献に開示された歯車は、スリットによって、かみ合い状態にある歯の歯幅を狭くして、歯の見かけ上のこわさを減少させ、駆動系のねじり振動を低減させることで、騒音を低減させるものである。
つまり、スリットによって、かみ合い周波数の変動範囲をシフトさせるわけではなく、依然として、かみ合い周波数の変動範囲の中に駆動系等の固有振動数が含まれていて、かつ、かみ合い周波数が固有振動数と一致した場合に、起振力によって大きな騒音を発生させるという問題点があった。
本開示の目的は、起振力による騒音の発生を抑えることが可能なギヤセットを提供することである。
本開示のギヤセットは、
第一および第二のはすば歯車を有するギヤセットにおいて、
前記第一はすば歯車は、歯幅方向に分割された複数の第一分割体を備え、
前記第二はすば歯車は、歯幅方向に分割された複数の第二分割体を備え、
前記複数の第一分割体において隣接する第一分割体のうちの一方の歯車を、前記複数の第二分割体において隣接する第二分割体の両方の歯車にかみ合わせ、かつ、前記隣接する第一分割体のうちの他方の歯車を、前記隣接する第二分割体のうちのいずれか一方の歯車にかみ合わせる。
また、本開示のギヤセットは、
第一および第二のはすば歯車を有するギヤセットにおいて、
前記第一はすば歯車は、歯幅方向に分割された少なくとも3つ以上の分割体を備え、
前記3つ以上の分割体を前記第二はすば歯車にかみ合わせる。
本開示によれば、起振力による騒音の発生を抑えることができる。
本開示の第1実施の形態に係るギヤセットの一例を概略的に示す図 第1実施の形態における第一はすば歯車と第二はすば歯車とのかみ合い部分の一例を概略的に示す図 かみ合い周波数と騒音レベルとの関係を示す図 本開示の第2実施の形態に係るギヤセットの一例を概略的に示す図 第2実施の形態における第一はすば歯車と第二はすば歯車とのかみ合い部分の一例を概略的に示す図
[第1実施の形態]
以下、本開示の第1実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<ギヤセットの構成>
まず、本開示の第1実施の形態に係るギヤセットの構成について説明する。
図1は、本開示の第1実施の形態に係るギヤセット1の一例を概略的に示す図である。図1に歯車の歯幅方向をxで示し、歯車の径方向をyで示す。
図1に示すギヤセット1は、第一はすば歯車10と、第二はすば歯車20とを備えている。
第一はすば歯車10における歯車軸11および第二はすば歯車20における歯車軸21は、互いに平行に配置されている。
第一はすば歯車10および第二はすば歯車20は、それぞれ円筒形状を有し、円筒上にねじれ角βの歯すじが設けられた円筒歯車である。
第一はすば歯車10は、スリット12によって歯幅方向に分割された2つの第一分割体14a,14bを備えている。スリット12は、第一はすば歯車10の円周に沿って環状に設けられ、第一はすば歯車10における歯先から歯底に向かって(y方向)に凹入されている。第一分割体14a,14bが本開示の「隣接する第一分割体」に対応する。
第二はすば歯車20は、スリット22によって歯幅方向に分割された2つの第二分割体24a,24bを備えている。スリット22は、第二はすば歯車20の円周に沿って環状に設けられ、第二はすば歯車20における歯先から歯底に向かって(y方向)に凹入されている。第二分割体24a,24bが本開示の「隣接する第二分割体」に対応する。
スリット12,22は、歯幅方向(x方向)において互いに異なる位置に設けられている。
図2は、第一はすば歯車10と第二はすば歯車20とのかみ合い部分の一例を概略的に示す図である。図2に、歯車の歯幅方向をxで示し、歯車の径方向をyで示す。また、図2に、第一はすば歯車10の一部を実線で示し、第二はすば歯車20の一部を破線で示す。
第一はすば歯車10と第二はすば歯車20とのかみ合いにおいて、図2に示すように、第一分割体14aと第二分割体24a,24bとがかみ合わせられる。また、第一分割体14bと第二分割体24bとがかみ合わせられる。これにより、第一および第二のはすば歯車10,20の見かけ上の歯数が増加する。ここで、「見かけ上の歯数」とは、ある回数ギヤセットが回転するあいだに噛合う回数を言う。
歯車のかみ合い周波数は、歯車の回転数および歯数に応じて変動する。したがって、第一および第二のはすば歯車10,20の見かけ上の歯数が増加することで、第一および第二のはすば歯車10,20の噛み合い周波数の変動範囲が高い領域にシフトされる。
<第1実施の形態の効果>
次に、第1実施の形態に係るギヤセット1の効果について図3を参照して説明する。図3に、かみ合い周波数kHzを横軸に示し、騒音レベルdBを縦軸に示す。また、図3に、駆動系等の固有振動数kHzを“f1”,f2”で示す。
以下、商業車用や産業車用のディーゼルエンジンの通常運転を一例に挙げて説明する。第一および第二のはすば歯車10,20は、エンジンの動弁系や補機の駆動にタイミングギアとして用いられる。
例えば、通常運転時において、第一および第二のはすば歯車10,20の両方に起振力がそれぞれ発生し、回転数に応じて第一および第二のはすば歯車10,20の噛み合い周波数がそれぞれ変動するが、ここでは、通常運転時における第一はすば歯車10のかみ合い周波数の変動について述べる。また、比較例として、分割されていない第一はすば歯車について説明する。
図3に示すように、通常運転時における比較例に係る第一はすば歯車のかみ合い周波数の変動範囲R1の中に、駆動系等の固有振動数f1,f2が含まれていて、かつ、かみ合い周波数と固有振動数f1,f2とが一致したとき、騒音レベルdBを大きくする要因となる。これにより、通常運転時における静粛性を低減させる。
これに対し、第1実施の形態に係るギヤセット1では、第一分割体14aを第二分割体24a,24bにかみ合わせることにより、第一はすば歯車10の見かけ上の歯数が増加する。これにより、通常運転時における第一はすば歯車10のかみ合い周波数の変動範囲を高い領域にシフトさせことができる。図3に高い領域にシフトされたかみ合い周波数の変動範囲を“R2”で示す。
通常運転時における第一はすば歯車10のかみ合い周波数の変動範囲R2が高い領域にシフトされることにより、変動範囲R2の中に駆動系等の固有振動数f1、f2が含まれないようになる。これにより、通常運転時において、かみ合い周波数と固有振動数とが一致しないため、騒音レベルdBを大きくする要因が除去され、通常運転時における静粛性を向上させることができる。
また、上記第1実施の形態では、第一および第二のはすば歯車10,20の見かけ上の歯数を増やすために、第一および第二のはすば歯車10,20を歯幅方向に2つに分割したので、それぞれの歯の剛性の低下を抑えることができる。
なお、上記第1実施の形態では、第一および第二のはすば歯車10,20を歯幅方向に2つに分割したが、3以上に分割してもよい。この場合において、3以上の第一分割体において隣接する第一分割体のうちの一方の分割体を、3以上の第二分割体において隣接する第二分割体の両方の分割体にかみ合わせればよい。
また、上記第1実施の形態では、第一および第二のはすば歯車10,20を歯車の円周に沿って環状に設けられたスリット12,22によって歯幅方向にそれぞれ分割したが、本発明は、これに限らず、各歯車10,20を、歯車の円周に沿った方向に対して傾斜するスリット12,22を所定ピッチ(例えば、歯車における円周方向で連続する所定数の歯毎に1つのスリットを入れるようなピッチ)で設けることによってそれぞれ分割するようにしてもよい。この場合に、例えば、各スリット12,22のx方向における位置をずらし、かつ、各スリット12,22のピッチを一致させればよい。ここで、本開示の第一および第二のはすば歯車10,20を分割する方向である「歯幅方向」とは、上記傾斜するスリット12,22によって分割する方向が含まれる。
[第2実施の形態]
次に、本開示の第2実施の形態に係るギヤセットについて説明する。
上記する第1実施の形態に係るギヤセット1では、第一および第二のはすば歯車10,20の見かけ上の歯数を増加させるため、第一および第二のはすば歯車10、20をスリット12、22により歯幅方向に2つにそれぞれ分割した。
これに対し、本開示の第2実施の形態に係るギヤセット1では、第一はすば歯車10のみを歯幅方向に3以上に分割し、第二はすば歯車20を分割しない。
<ギヤセット1の構成>
本開示の第2実施の形態に係るギヤセット1の構成について図4および図5を参照して詳細に説明する。
図4は、本開示の第2実施の形態に係るギヤセット1の一例を概略的に示す図である。図4に歯車の歯幅方向をxで示し、歯車の径方向をyで示す。
図4に示す第一はすば歯車10は、スリット12によって歯幅方向に分割された3つの第一分割体16a,16b、16cを備えている。
図5は、第一はすば歯車10と第二はすば歯車20とのかみ合い部分の一例を概略的に示す図である。図5に、歯車の歯幅方向をxで示し、歯車の径方向をyで示す。また、図5に、第一はすば歯車10の一部を実線で示し、第二はすば歯車20の一部を破線で示す。
図5に示すように、第一分割体16a,16b,16cは、第二はすば歯車20にそれぞれかみ合わせられる。これにより、第一はすば歯車10のかみ合い周波数を増加させることが可能となる。
なお、上記第2実施の形態では、第一はすば歯車10をスリット12によって歯幅方向に3つに分割したが、本発明はこれに限らず、第一はすば歯車10を4以上に分割してもよい。また、第一分割体の個数に応じて、第一はすば歯車10のかみ合い周波数の変動範囲をより高い領域にシフトさせることが可能であるため、かみ合い周波数の変動範囲をシフトさせる領域の高さに応じて、第一分割体の個数を設定すればよい。
<第2実施の形態の効果>
以上のように、第2実施の形態に係るギヤセット1では、第一分割体16a,16b,16cを第二はすば歯車20にかみ合わせることにより、第一はすば歯車10のかみ合い周波数を増加させ、通常運転時におけるかみ合い周波数の変動範囲を高い領域にシフトさせ、変動範囲の中に駆動系等の固有振動数が含まれないようにして、かみ合い周波数と固有振動数とを一致させないようにし、騒音レベルを大きくする要因をなくし、通常運転時における静粛性を向上させることができる。
また、本第2実施の形態に係るギヤセット1は、二つのはすば歯車のうち一方だけのかみ合い周波数の変動範囲を高い領域にシフトさせる場合に利点がある。
なお、上記実施の形態における第一および第二のはすば歯車10,20のいずれか一つを、はすば内歯車としてもよい。この場合に、はすば内歯車とこれに噛み合うはすば歯車との両歯車を、第1実施の形態のように、それぞれ分割してもよく、第2実施の形態のように、両歯車の一方を分割してもよい。
本開示は、起振力による騒音の発生を抑えることが要求されるギヤセットとして有用である。
1 ギヤセット
10 第一はすば歯車
12 スリット
14a 第一分割体
14b 第一分割体
20 第二はすば歯車
22 スリット
24a 第二分割体
24b 第二分割体

Claims (2)

  1. 第一および第二のはすば歯車を有するギヤセットにおいて、
    前記第一はすば歯車は、歯幅方向に分割された複数の第一分割体を備え、
    前記第二はすば歯車は、歯幅方向に分割された複数の第二分割体を備え、
    前記複数の第一分割体において隣接する第一分割体のうちの一方の歯車を、前記複数の第二分割体において隣接する第二分割体の両方の歯車にかみ合わせ、かつ、前記隣接する第一分割体のうちの他方の歯車を、前記隣接する第二分割体のうちのいずれか一方の歯車にかみ合わせる、ギヤセット。
  2. 第一および第二のはすば歯車を有するギヤセットにおいて、
    前記第一はすば歯車は、歯幅方向に分割された少なくとも3つ以上の分割体を備え、
    前記3つ以上の分割体を前記第二はすば歯車にかみ合わせる、ギヤセット。
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