JP2018009568A - ガスタービンエンジンの排気フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスタービンエンジンのための排気フレームを提供する。さらに、ガスタービンエンジンの排気フレームにおける応力集中を分散する方法を提供する。【解決手段】排気フレームは、この排気フレームの長手方向軸に沿って延びる内側ケーシング110と、この内側ケーシングから半径方向外側に配置された外側ケーシングと、内側ケーシングから外側ケーシングまで半径方向に延在するストラット114と、内側ケーシングまたは外側ケーシング内に定められるとともにストラットの周りに配置された逃し溝134とを備えることができる。【選択図】図5A

Description

本出願およびその結果として得られた特許は、一般に、ガスタービンエンジンに関し、より詳細には、燃焼ガスを収容するとともにガスタービンエンジンの高温ガス経路に沿って向ける排気フレームに関する。
ガスタービンエンジンでは、1つまたは複数の燃焼器内で発生する高温燃焼ガスは、一般に、タービンおよびこのタービンの下流に配置された排気フレームを通じて延びる高温ガス経路に沿って流れることができる。この排気フレームは、内側ケーシングと、外側ケーシングと、内側ケーシングと外側ケーシングの間に延在するいくつかのストラットとを備えることができる。内側ケーシングは、ガスタービンエンジンの主シャフトを内部で支持するシャフト軸受けを格納することができる。排気フレームを通じて流れる燃焼ガスは、内側ケーシングと外側ケーシングの間に収容することができ、ストラット上を流れることができる。このようにして、内側ケーシング、外側ケーシング、およびストラットは、高温ガス経路に沿った燃焼ガス流から結果として生じる高温を受ける可能性があり、これは、これらの構成部品およびそれらの間の接合領域において高い熱応力の発生になり得る。ガスタービンエンジンの効率はその動作温度に依存するので、高温ガス経路に沿っておよび高温ガス経路内に配置される、排気フレームの内側ケーシング、外側ケーシング、およびストラットなどの構成要素は、劣化、故障、または有効な寿命の減少となることなしに、ますます高くなる温度に耐えることができることが持続的に必要とされている。
いくつかの排気フレームの構成によれば、各ストラットは、一端で内側ケーシングに溶接されるとともに、他端で外側ケーシングに溶接され得る。ガスタービンエンジンの運転中、排気フレーム内にもたらされる大きい温度勾配により、ストラット内に、特に内側ケーシングおよび外側ケーシングに隣接する溶接した領域内に高い応力が発生し得る。例えば、ガスタービンエンジンの起動中、高い応力は、ストラットが内側ケーシングおよび外側ケーシングよりも速く加熱するときに生じ得る。同様にして、ストラットが内側ケーシングおよび外側ケーシングよりも速く冷めるときに、ガスタービンエンジンのシャットダウン中に高い応力が生じ得る。ガスタービンエンジンの定常運転中、ストラットが高温ガス経路内でより高い温度を受けている間に、冷却空気系統または外部空気などによって内側ケーシングおよび/または外側ケーシングの冷却により高い応力が生じる可能性がある。さらに、内側ケーシングがシャフト軸受けを支持するために使用されるとき、「ブレードアウト」の事象または他の原因により生じ得る主シャフトのアンバランスによりストラット内に高い応力が発生する可能性がある。結局、ストラットにおける応力集中は、溶接部の故障をもたらす可能性があり、これによって一般に溶接されているベース材(すなわち、内側ケーシングまたは外側ケーシング)よりも低い耐疲労性を有し得る。
したがって、高い動作温度で燃焼ガスを収容するとともにガスタービンエンジンの高温ガス経路に沿って向ける改善された排気フレームが必要とされている。そのような改善された排気フレームは、ストラットにおける、特に排気フレームの内側ケーシングと外側ケーシングとに隣接するストラットの溶接した領域における応力集中を減少させるはずである。このようにして、そうした改善された排気フレームは、溶接部の故障のリスクを減少させ、それによってストラットおよび排気フレーム全体の寿命を増加させるはずである。
したがって、本出願およびその結果として得られた特許は、ガスタービンエンジンのための排気フレームを提供する。この排気フレームは、前記排気フレームの長手方向軸に沿って延びる内側ケーシングと、前記内側ケーシングから半径方向外側に配置された外側ケーシングと、前記内側ケーシングから前記外側ケーシングまで半径方向に延在するストラットと、前記内側ケーシングまたは前記外側ケーシング内に定められるとともに前記ストラットの外周の周りに配置された逃し溝とを備えることができる。
本出願およびその結果として得られた特許は、ガスタービンエンジンの排気フレームにおける応力集中を分散する方法をさらに提供する。この方法は、排気フレームを用意するステップであって、前記排気フレームの長手方向軸に沿って延びる内側ケーシングと、前記内側ケーシングから半径方向外側に配置された外側ケーシングと、前記内側ケーシングから前記外側ケーシングまで半径方向に延在するストラットと、前記内側ケーシングまたは前記外側ケーシング内に定められるとともに前記ストラットの外周の周りに配置された逃し溝とを備える排気フレームを用意するステップを含むことができる。この方法は、前記排気フレームを通じて燃焼ガス流を向けるステップも含み、前記逃し溝内に生じる応力は、前記ストラット内に生じる応力よりも大きい。
本出願およびその結果として得られた特許は、ガスタービンエンジンをさらに提供する。このガスタービンエンジンは、圧縮機と、前記圧縮機と連通する燃焼器と、前記燃焼器と連通するタービンと、前記タービンと連通する排気フレームとを備えることができる。前記排気フレームは、前記排気フレームの長手方向軸に沿って延びる内側ケーシングと、前記内側ケーシングから半径方向外側に配置された外側ケーシングと、前記内側ケーシングから前記外側ケーシングまで半径方向に延在するストラットと、前記内側ケーシングまたは前記外側ケーシング内に定められるとともに前記ストラットの外周の周りに配置された逃し溝とを備えることができる。
本出願およびその結果として得られた特許のこれらおよび他の特徴および改善については、いくつかの図面および添付の特許請求の範囲と併せて見たときに以下の詳細な説明を精査すれば当業者には明らかであろう。
圧縮機、燃焼器、タービン、排気フレーム、および外部負荷を備えたガスタービンエンジンの概略図である。 本明細書中に説明され得るような、かつ図1のガスタービンエンジンに使用することができるような、内側ケーシング、外側ケーシング、およびいくつかのストラットを備えた排気フレームの一実施形態の端面図である。 内側ケーシング、外側ケーシング、および複数のストラットのうちの2つのストラットを示す、線3−3に沿った図2の排気フレームの断面図である。 内側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す、線4−4に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 内側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す、線4−4に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 内側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す、線4−4に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 内側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す、線4−4に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 内側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す、線4−4に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 内側ケーシングとストラットの間の接合領域を示す、線5A−5Aに沿った図4Aの排気フレームの各部分の詳細断面図である。 内側ケーシングとストラットの間の接合領域を示す、線5B−5Bに沿った図4Bの排気フレームの各部分の詳細断面図である。 内側ケーシングとストラットの間の接合領域を示す、線5C−5Cに沿った図4Eの排気フレームの各部分の詳細断面図である。 外側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す線6−6に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 外側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す線6−6に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 外側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す線6−6に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 外側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す線6−6に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 外側ケーシングと複数のストラットのうちの一ストラットとの間の接合領域の一実施形態を示す線6−6に沿った図2の排気フレームの一部についての詳細断面図である。 外側ケーシングとストラットの間の接合領域を示す、線7A−7Aに沿った図6Aの排気フレームの各部分の詳細断面図である。 外側ケーシングとストラットの間の接合領域を示す、線7B−7Bに沿った図6Bの排気フレームの各部分の詳細断面図である。 外側ケーシングとストラットの間の接合領域を示す、線7C−7Cに沿った図6Eの排気フレームの各部分の詳細断面図である。
次に図面を参照する。これらの図面において、同じ番号はいくつかの図面全部を通じて同じ要素を指している。本明細書中に使用され得るとき、図1は、ガスタービンエンジン10の概略図を示す。ガスタービンエンジン10は、圧縮機15を備えることができる。圧縮機15は、入ってくる空気流20を圧縮する。圧縮機15は、圧縮された空気流20を燃焼器25へ送り出す。燃焼器25は、圧縮された空気流20を加圧された燃料流30と混合し、この混合気を点火して燃焼ガス流35を生成する。たった1つの燃焼器25が示されているが、ガスタービンエンジン10は、任意の個数の燃焼器25を備えてもよい。燃焼ガス流35は、タービン40へ送り出される。燃焼ガス流35は、力学的仕事をもたらすようにタービン40を駆動する。タービン40においてもたらされた力学的仕事は、シャフト45を介して圧縮機15および発電機等などの外部負荷50を駆動する。燃焼ガス流35は、タービン40からその下流に配置された排気フレーム55へ送り出される。排気フレーム55は、燃焼ガス流35を収容するとともにガスタービンエンジン10の他の構成要素へ向けることができる。例えば、排気フレーム55は、燃焼ガス流35を排気プレナムまたは排気ディフューザへ向けることができる。他の構成および他の構成要素が、本明細書中に使用されてもよい。
ガスタービンエンジン10は、天然ガス、様々なタイプの合成ガス、および/または他のタイプの燃料を使用することができる。ガスタービンエンジン10は、限定するものではないが、7シリーズまたは9シリーズの大型ガスタービンエンジン等などのものを含むニューヨーク州Schenectadyのゼネラルエレクトリックカンパニー(General Electric Company)によって提供されているいくつかの異なるガスタービンエンジンのうちのいずれか1つとすることができる。ガスタービンエンジン10は、異なる構成を有してもよく、他のタイプの構成要素を使用してもよい。他のタイプのガスタービンエンジンが、本明細書中にやはり使用されてもよい。複数のガスタービンエンジン、他のタイプのタービン、および他のタイプの発電設備もともに、本明細書中で使用されてもよい。
図2および図3は、本明細書中に記載され得るような排気フレーム100の一実施形態を示す。排気フレーム100は、ガスタービンエンジン10に使用することができ、一般に、上記排気フレーム55と同様のやり方で構成および配置することができる。特に、排気フレーム100は、タービン40の下流に配置することができ、ガスタービンエンジン10の高温ガス経路102に沿って流れる燃焼ガス流35を受け取ることができる。高温ガス経路102は、以下に説明されるように、タービン40および排気フレーム100を通じて延びることができる。図示した通り、排気フレーム100は、先端または上流端104と、後端または下流端106とを有することができる。排気フレーム100は、燃焼ガス流35を収容するとともに排気フレーム100の下流に配置された排気プレナムまたは排気ディフューザなどのガスタービンエンジン10の他の構成要素へ向けるように構成することができる。
図示した通り、排気フレーム100は、内側ケーシング110と、外側ケーシング112と、内側ケーシング110と外側ケーシング112の間に延在するいくつかのストラット114とを備えることができる。内側ケーシング110は、排気フレーム100の長手方向軸116に沿って軸方向にかつそれと同軸に延びる筒状体として形成することができる。内側ケーシング110は、内部で回転させるためにガスタービンエンジン10のシャフト45を支持するシャフト軸受け120を格納することができる。外側ケーシング112は、排気フレーム100の長手方向軸116に沿ってかつそれと同軸に延びる筒状体として形成することができる。図示した通り、外側ケーシング112は、内側ケーシング110から離間しているとともに、この内側ケーシング110から半径方向外側に配置することができる。このようにして、内側ケーシング110および外側ケーシング112は、それらの間の高温ガス経路102の一部(すなわち、内側ケーシング110と外側ケーシング112の間の環状空間)を画定することができる。いくつかの実施形態では、図8A〜図8Cに関して以下に説明されるように、排気フレーム100は、内側ケーシング110、外側ケーシング112、および/またはストラット114に沿って配設されたライナおよび/または断熱材を備えることもできる。そのような実施形態では、ライナは、排気フレーム100を通じて延びる高温ガス経路102の一部を画定することができる。
ガスタービンエンジン10の運転中、高温ガス経路102に沿って流れる燃焼ガス35は、内側ケーシング110と外側ケーシング112の間に収容可能であり、ストラット114上を流れることができる。内側ケーシング110は、単一の構成要素として形成されてもよく、または内側ケーシング110を形成するように互いに接合された部分をいくつか含んでもよい。同様に、外側ケーシング112は、単一の構成要素として形成されてもよく、または外側ケーシング112を形成するように互いに接合された部分をいくつか含んでもよい。内側ケーシング110および外側ケーシング112は、円形の断面形状を有するものとして示されているが、他の構成において他の形状が使用されてもよい。
ストラット114は、排気フレーム100の長手方向軸116に対して内側ケーシング110から外側ケーシング112まで半径方向に延在することができる。図示した通り、ストラット114は、長手方向軸116を中心にして円周状(circumferential array)に配置することができる。図2には8個のストラット114が示されているが、排気フレーム100は、内側ケーシング110と外側ケーシング112の間に延在する任意の個数のストラット114を備えることができる。各ストラット114は、この各ストラット114の半径方向内側端で内側ケーシング110に取り付けることができるとともに、各ストラット114の半径方向外側端で外側ケーシング112に取り付けることができる。特に、各ストラット114は、この各ストラット114の半径方向内側端で第1の溶接部124を介して内側ケーシング110に溶接することができるとともに、各ストラット114の半径方向外側端で第2の溶接部126を介して外側ケーシング112に溶接することができる。図示した通り、第1の溶接部124および第2の溶接部126はそれぞれ、各ケーシング110、112に沿ってストラット114の外周の周りに広がる連続的な溶接部とすることができる。代替として、第1の溶接部124および/または第2の溶接部126は、各ケーシング110、112に沿ってストラット114の外周の周りに広がる断続的な溶接部としてもよい。いくつかの実施形態では、第1の溶接部124および第2の溶接部126はそれぞれ、隅肉溶接部とすることができるが、他の実施形態において他のタイプの溶接部が使用されてもよい。
内側ケーシング110および/または外側ケーシング112は、それらの中に画定されるとともにガスタービンエンジン10の運転中にストラット114における応力集中を減少させるように構成されたいくつかの逃し溝を備えることができる。特に、図3に図示した通り、内側ケーシング110は、各ストラット114の周りに配置された第1の逃し溝134を備えることができる。同様のやり方で、外側ケーシング112は、ストラット114の周りに配置された第2の逃し溝136を備えることができる。図3には、第1の逃し溝134と第2の逃し溝136の両方が示されているが、いくつかの実施形態では、排気フレーム100は第1の逃し溝134だけを備えてもよく(一方、第2の逃し溝136は省かれる)、他の実施形態では、排気フレーム100は第2の逃し溝136だけを備えてもよい(一方、第1の逃し溝134は省かれる)ことが理解されよう。
図4Aおよび図5Aは、内側ケーシング110と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の一実施形態を示す詳細断面図である。ストラット114の半径方向内側端は、ストラット114の外周を取り囲むことができる第1の溶接部124を介して、内側ケーシング110の半径方向外面140に取り付けることができる。図示した通り、第1の逃し溝134は、内側ケーシング110の半径方向外面140内に定めることができる。第1の逃し溝134は、内側ケーシング110の壁厚wt1よりも小さい深さd1を有することができる。言い換えると、第1の逃し溝134は、内側ケーシング110を通じてその半径方向内面142まで広がらない。いくつかの実施形態では、深さd1は、第1の逃し溝134の経路に沿って一定とすることができる。他の実施形態では、深さd1は、第1の逃し溝134の経路に沿って変化することができる。そのような実施形態では、第1の逃し溝134の経路に沿った深さd1の最大値は、第1の逃し溝134が内側ケーシング110を通じてその半径方向内面142まで広がらないように、内側ケーシング110の壁厚wt1よりも小さくすることができる。
図示した通り、第1の逃し溝134は、ストラット114の外周全体に沿って延在することができ、それによってストラット114の周りに完全なループを形成する。第1の逃し溝134の経路は、全体的に、ストラット114の外周の形状に対応するように輪郭を形成することができる。図示した通り、第1の逃し溝134は、第1の溶接部124から離間していることができる。言い換えると、内側ケーシング110の半径方向外面140の一部は、第1の逃し溝134の経路全体に沿って第1の逃し溝134と第1の溶接部124の間に配設することができる。特に、第1の逃し溝134は、第1の逃し溝134の経路に沿ってオフセット距離od1だけ第1の溶接部124から離間していることができる。いくつかの実施形態では、オフセット距離od1は、第1の逃し溝134の経路に沿って一定とすることができる。他の実施形態では、オフセット距離od1は、第1の逃し溝134の経路に沿って変化することができる。そのような実施形態では、第1の逃し溝134の経路に沿ったオフセット距離od1の最小値は、内側ケーシング110の半径方向外面140の一部が、第1の逃し溝134の経路全体に沿って第1の逃し溝134と第1の溶接部124の間に配設することができるように、ゼロよりも大きくすることができる。
いくつかの実施形態では、図示した通り、第1の逃し溝134は、半円形の断面形状を有することができる。他の実施形態では、第1の逃し溝134は、半楕円形、半卵形、長方形、正方形、または他の多角形または部分多角形の断面形状を有することができる。いくつかの実施形態では、第1の逃し溝134の断面形状は、第1の逃し溝134の経路に沿って一定とすることができる。他の実施形態では、第1の逃し溝134の断面形状は、第1の逃し溝134の経路に沿って変化することができる。
図4Bおよび図5Bは、内側ケーシング110と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第1の逃し溝134は、内側ケーシング110の半径方向外面140内に定めることができるとともに、ストラット114の外周全体に沿って延在することができ、それによってストラット114の周りに完全なループを形成する。第1の逃し溝134の経路は、全体的に、ストラット114の外周の形状に対応するように輪郭を形成することができる。図示した通り、第1の逃し溝134の少なくも一部は、第1の溶接部124に隣接して(すなわち、それから離間せずに)配置することができ、それによって第1の溶接部124から第1の逃し溝134への滑らかな移行部を形成する。例えば、図示した通り、第1の逃し溝134の側面部146は、第1の溶接部124の側面部148に隣接して配置することができる。いくつかの実施形態では、図示した通り、第1の逃し溝134の先端部152は、第1の溶接部124の先端部154から離間していることができ、第1の逃し溝134の後端部156は、第1の溶接部124の後端部158から離間していることができる。他の実施形態では、第1の逃し溝134は、第1の逃し溝134の経路全体に沿って第1の溶接部124に隣接して配置することができる。図示された第1の逃し溝134のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図4Cは、内側ケーシング110と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第1の逃し溝134は、内側ケーシング110の半径方向外面140内に定めることができる。図示した通り。第1の逃し溝134は、ストラット114の外周の一部だけに沿って延在することができる。特に、第1の逃し溝134は、図示した通り、ストラット114の先端162に沿っておよびストラット114の側面164に一部沿って延在することができる。第1の逃し溝134は、ほぼU形の経路を有することができるが、他の形状の第1の逃し溝134の経路が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第1の逃し溝134は、第1の逃し溝134の経路全体に沿って第1の溶接部124から離間していることができる。他の実施形態では、第1の逃し溝134の少なくも一部は、第1の溶接部124に隣接して配置することができる。図示された第1の逃し溝134のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図4Dは、内側ケーシング110と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第1の逃し溝134は、内側ケーシング110の半径方向外面140内に定めることができる。図示した通り、第1の逃し溝134は、ストラット114の外周の一部だけに沿って延在することができる。特に、第1の逃し溝134は、図示した通り、ストラット114の後端166に沿っておよびストラット114の側面164に一部沿って延在することができる。第1の逃し溝134は、ほぼU形の経路を有することができるが、他の形状の第1の逃し溝134の経路が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第1の逃し溝134は、第1の逃し溝134の経路全体に沿って第1の溶接部124から離間していることができる。他の実施形態では、第1の逃し溝134の少なくも一部は、第1の溶接部124に隣接して配置することができる。図示された第1の逃し溝134のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図4Eおよび図5Cは、内側ケーシング110と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第1の逃し溝134は、内側ケーシング110の半径方向内面142内に定めることができる。第1の逃し溝134の深さd1は、内側ケーシング110の壁厚wt1よりも小さくすることができる。言い換えると、第1の逃し溝134は、内側ケーシング110を通じてその半径方向外面140まで広がらない。図示した通り、第1の逃し溝134は、ストラット114の外周全体の半径方向突出部に沿って延在することができ、それによってストラット114の突出部の周りに完全なループを形成する。第1の逃し溝134の経路は、全体的に、ストラット114の外周の形状に対応するように輪郭を形成することができる。図示された第1の逃し溝134のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図6Aおよび図7Aは、外側ケーシング112と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の一実施形態を示す詳細断面図である。ストラット114の半径方向外側端は、ストラット114の外周を取り囲むことができる第2の溶接部126を介して、外側ケーシング112の半径方向内面170に取り付けることができる。図示した通り、第2の逃し溝136は、外側ケーシング112の半径方向内面170内に定めることができる。第2の逃し溝136は、外側ケーシング112の壁厚wt2よりも小さい深さd2を有することができる。言い換えると、第2の逃し溝136は、外側ケーシング112を通じてその半径方向外面172まで広がらない。いくつかの実施形態では、深さd2は、第2の逃し溝136の経路に沿って一定とすることができる。他の実施形態では、深さd2は、第2の逃し溝136の経路に沿って変化ことができる。そのような実施形態では、第2の逃し溝136の経路に沿った深さd2の最大値は、第2の逃し溝136が外側ケーシング112を通じてその半径方向外面172まで広がらないように、外側ケーシング112の壁厚wt2よりも小さくすることができる。
図示した通り、第2の逃し溝136は、ストラット114の外周全体に沿って延在することができ、それによってストラット114の周りに完全なループを形成する。第2の逃し溝136の経路は、全体的に、ストラット114の外周の形状に対応するように輪郭を形成することができる。図示した通り、第2の逃し溝136は、第2の溶接部126から離間していることができる。言い換えると、外側ケーシング112の半径方向内面170の一部は、第2の逃し溝136の経路全体に沿って第2の逃し溝136と第2の溶接部126の間に配設することができる。特に、第2の逃し溝136は、第2の逃し溝136の経路に沿ってオフセット距離od2だけ第2の溶接部126から離間していることができる。いくつかの実施形態では、オフセット距離od2は、第2の逃し溝136の経路に沿って一定とすることができる。他の実施形態では、オフセット距離od2は、第2の逃し溝136の経路に沿って変化ことができる。そのような実施形態では、第2の逃し溝136の経路に沿ったオフセット距離od2の最小値は、外側ケーシング112の半径方向内面170の一部が第2の逃し溝136の経路全体に沿って第2の逃し溝136と第2の溶接部126の間に配設されるように、ゼロよりも大きくすることができる。
いくつかの実施形態では、図示した通り、第2の逃し溝136は、半円形の断面形状を有することができる。他の実施形態では、第2の逃し溝136は、半楕円形、半卵形、長方形、正方形、または他の多角形または部分多角形の断面形状を有することができる。いくつかの実施形態では、第2の逃し溝136の断面形状は、第2の逃し溝136の経路に沿って一定とすることができる。他の実施形態では、第2の逃し溝136の断面形状は、第2の逃し溝136の経路に沿って変化ことができる。
図6Bおよび図7Bは、外側ケーシング112と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第2の逃し溝136は、外側ケーシング112の半径方向内面170内に定めることができ、ストラット114の外周全体に沿って延在することができ、それによってストラット114の周りに完全なループを形成する。第2の逃し溝136の経路は、全体的に、ストラット114の外周の形状に対応するように輪郭を形成することができる。図示した通り、第2の逃し溝136の少なくとも一部は、第2の溶接部126に隣接して(すなわち、それから離間せずに)配置することができ、それによって第2の溶接部126から第2の逃し溝136への滑らかな移行部を形成する。例えば、第2の逃し溝136の側面部176は、図示した通り、第2の溶接部126の側面部178に隣接して配置することができる。いくつかの実施形態では、図示した通り、第2の逃し溝136の先端部182は、第2の溶接部126の先端部184から離間していることができ、第2の逃し溝136の後端部186は、第2の溶接部126の後端部188から離間していることができる。他の実施形態では、第2の逃し溝136は、第2の逃し溝136の経路全体に沿って第2の溶接部126に隣接して配置することができる。図示された第2の逃し溝136のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図6Cは、外側ケーシング112と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第2の逃し溝136は、外側ケーシング112の半径方向内面170内に定めることができる。図示した通り、第2の逃し溝136は、ストラット114の外周の一部だけに沿って延在することができる。特に、第2の逃し溝136は、図示した通り、ストラット114の先端162に沿っておよびストラット114の側面164に一部沿って延在することができる。第2の逃し溝136は、ほぼU形の経路を有することができるが、他の形状の第2の逃し溝136の経路が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第2の逃し溝136は、第2の逃し溝136の経路全体に沿って第2の溶接部126から離間していることができる。他の実施形態では、第2の逃し溝136の少なくとも一部は、第2の溶接部126に隣接して配置することができる。図示された第2の逃し溝136のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図6Dは、外側ケーシング112と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第2の逃し溝136は、外側ケーシング112の半径方向内面170内に定めることができる。図示した通り、第2の逃し溝136は、ストラット114の外周の一部だけに沿って延在することができる。特に、第2の逃し溝136は、図示した通り、ストラット114の後端166に沿っておよびストラット114の側面164に一部沿って延在することができる。第2の逃し溝136は、ほぼU形の経路を有することができるが、他の形状の第2の逃し溝136の経路が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、第2の逃し溝136は、第2の逃し溝136の経路全体に沿って第2の溶接部126から離間していることができる。他の実施形態では、第2の逃し溝136の少なくとも一部は、第2の溶接部126に隣接して配置することができる。図示された第2の逃し溝136のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
図6Eおよび図7Cは、外側ケーシング112と複数のストラット114のうちの一ストラット114との間の接合領域の別の実施形態を示す詳細断面図である。第2の逃し溝136は、外側ケーシング112の半径方向外面172内に定めることができる。第2の逃し溝136の深さd2は、外側ケーシング112の壁厚wt2よりも小さくすることができる。言い換えると、第2の逃し溝136は、外側ケーシング112を通じてその半径方向内面170まで広がらない。図示した通り、第2の逃し溝136は、ストラット114の外周全体の半径方向突出部に沿って延在することができ、それによってストラット114の突出部の周りに完全なループを形成する。第2の逃し溝136の経路は、全体的に、ストラット114の外周の形状に対応するように輪郭を形成することができる。図示された第2の逃し溝136のさらなる特徴は、上記の特徴と同様であり得る。
ガスタービンエンジン10の運転中、内側ケーシング110の第1の逃し溝134および/または外側ケーシング112の第2の逃し溝136は、ストラット114における応力集中を減少させることができる。特に、第1の逃し溝134および/または第2の逃し溝136は、各ケーシング110、112の剛性を局所的に減少させることができ、それによって排気フレーム100に発生する最も高い応力が、ストラット114または溶接部124、126の代わりに第1の逃し溝134および/または第2の逃し溝136内にあるようになる。
このようにして、本明細書中に記載された各実施形態は、高い動作温度で燃焼ガスを収容するとともにガスタービンエンジンの高温ガス経路に沿って向ける改善された排気フレームを提供する。上述したように、排気フレームは、内側ケーシングおよび/または外側ケーシング内に定められるとともに各ストラットの周りに配置された逃し溝を備えることができる。この逃し溝は、各ケーシングの剛性を局所的に減少させることによってストラットにおける応力集中を減少させることができ、それによって排気フレームに発生する最も高い応力が、ストラットまたは溶接部に代わって逃し溝内にあるようになる。このようにして、逃し溝は、溶接部での故障のリスクを減少させることができ、それによってストラットおよび排気フレーム全体の寿命を増加させる。排気フレームは、内側ケーシング、外側ケーシング、および/またはストラットを燃焼ガスに直接的に露出することから保護する1つまたは複数のライナと、内側ケーシング、外側ケーシング、および/またはストラットを燃焼ガスから結果として生じる高温から断熱する1つまたは複数の断熱材層とを備えることもできる。
前述したものは、本出願およびその結果として得られた特許のいくつかの実施形態にのみ関するものであることを理解されたい。添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定められる本発明の全体的な要旨および範囲から逸脱することなく、当業者によって、多数の変更または修正が本明細書中においてなされてもよい。
最後に、代表的な実施態様を以下に示す。
[実施態様1]
ガスタービンエンジン(10)ための排気フレーム(100)であって、
前記排気フレーム(100)の長手方向軸(116)に沿って延びる内側ケーシング(110)と、
前記内側ケーシング(110)から半径方向外側に配置された外側ケーシング(112)と、
前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在するストラット(114)と、
前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められるとともに前記ストラット(114)の周りに配置された逃し溝(134、136)と
を備えた排気フレーム(100)。
[実施態様2]
前記逃し溝(134)は前記内側ケーシング(110)内に定められ、前記逃し溝(134)の深さは前記内側ケーシング(110)の壁厚よりも小さい、実施態様1記載の排気フレーム。
[実施態様3]
前記逃し溝(134)は、前記内側ケーシング(110)の半径方向外面(140)内に定められる、実施態様2記載の排気フレーム。
[実施態様4]
前記逃し溝(134)は、前記内側ケーシング(110)の半径方向内面(142)内に定められる、実施態様2記載の排気フレーム。
[実施態様5]
前記ストラット(114)は、溶接部(124)を介して前記内側ケーシング(110)に取り付けられる、実施態様2記載の排気フレーム。
[実施態様6]
前記逃し溝(134)は、前記溶接部(124)から離間している、実施態様5記載の排気フレーム。
[実施態様7]
前記逃し溝(134)の少なくとも一部は、前記溶接部(124)に隣接して配置される、実施態様5記載の排気フレーム。
[実施態様8]
前記溶接部(124)は、前記ストラット(114)の外周全体の周りに広がる連続的な溶接部を備える、実施態様5記載の排気フレーム。
[実施態様9]
前記逃し溝(136)は前記外側ケーシング(112)内に定められ、前記逃し溝(136)の深さは前記外側ケーシング(112)の壁厚よりも小さい、実施態様1記載の排気フレーム。
[実施態様10]
前記逃し溝(136)は、前記外側ケーシング(112)の半径方向内面(170)内に定められる、実施態様9記載の排気フレーム。
[実施態様11]
前記逃し溝(136)は、前記外側ケーシング(112)の半径方向外面(172)内に定められる、実施態様9記載の排気フレーム。
[実施態様12]
前記逃し溝(134、136)は、前記ストラット(114)の外周全体に沿って延在する、実施態様1記載の排気フレーム。
[実施態様13]
前記逃し溝(134、136)は、前記ストラット(114)の外周の一部だけに沿って延在する、実施態様1記載の排気フレーム。
[実施態様14]
前記逃し溝(134、136)は、半円形の断面形状を備える、実施態様1記載の排気フレーム。
[実施態様15]
ガスタービンエンジン(10)の排気フレーム(100)における応力集中を分散する方法であって、
排気フレーム(100)を用意するステップであって、
前記排気フレーム(100)の長手方向軸(116)に沿って延びる内側ケーシング(110)と、
前記内側ケーシング(110)から半径方向外側に配置された外側ケーシング(112)と、
前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在するストラット(114)と、
前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められるとともに前記ストラット(114)の周りに配置された逃し溝(134、136)と
を備える前記排気フレーム(100)を用意するステップと、
前記排気フレーム(100)を通じて燃焼ガス流(35)を向けるステップと
を含み、前記逃し溝(134、136)内に生じる応力は、前記ストラット(114)内に生じる応力よりも大きい方法。
[実施態様16]
圧縮機(15)と、
前記圧縮機(15)に連通する燃焼器(25)と、
前記燃焼器(25)に連通するタービン(40)と、
前記タービン(40)と連通する排気フレーム(100)と
を備えたガスタービンエンジン(10)であって、
前記排気フレーム(100)は、
前記排気フレーム(100)の長手方向軸(116)に沿って延びる内側ケーシング(110)と、
前記内側ケーシング(110)から半径方向外側に配置された外側ケーシング(112)と、
前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在するストラット(114)と、
前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められるとともに前記ストラット(114)の周りに配置された逃し溝(134、136)と
を備えるガスタービンエンジン(10)。
[実施態様17]
前記逃し溝(134)は前記内側ケーシング(110)内に定められ、前記逃し溝(134)の深さは前記内側ケーシング(110)の壁厚よりも小さい、実施態様16記載のガスタービンエンジン。
[実施態様18]
前記逃し溝(136)は前記外側ケーシング(112)内に定められ、前記逃し溝(136)の深さは前記外側ケーシング(112)の壁厚よりも小さい、実施態様16記載のガスタービンエンジン。
[実施態様19]
前記逃し溝(134、136)は、前記ストラット(114)の外周全体に沿って延在する、実施態様16記載のガスタービンエンジン。
[実施態様20]
前記排気フレーム(100)は、前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在する複数のストラット(114)と、前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められた複数の逃し溝(134、136)とを備え、各逃し溝(134、136)は、前記複数のストラット(114)のうちの一ストラット(114)の外周の周りに配置される、実施態様16記載のガスタービンエンジン。
10 ガスタービンエンジン
15 圧縮機
20 空気流
25 燃焼器
30 燃料流
35 燃焼ガス流
40 タービン
45 シャフト
50 外部負荷
55 排気フレーム
100 排気フレーム
102 高温ガス経路
104 排気フレームの先端
106 排気フレームの後端
110 内側ケーシング
112 外側ケーシング
114 ストラット
116 長手方向軸
120 シャフト軸受け
124 第1の溶接部
126 第2の溶接部
134 第1の逃し溝
136 第2の逃し溝
140 内側ケーシングの半径方向外面
142 内側ケーシングの半径方向内面
146 第1の逃し溝の側面部
148 第1の溶接部の側面部
152 第1の逃し溝の先端部
154 第1の溶接部の先端部
156 第1の逃し溝の後端部
158 第1の溶接部の後端部
162 ストラットの先端
164 ストラットの側面
166 ストラットの後端
170 外側ケーシングの半径方向内面
172 外側ケーシングの半径方向外面
176 第2の逃し溝の側面部
178 第2の溶接部の側面部
182 第2の逃し溝の先端部
184 第2の溶接部の先端部
186 第2の逃し溝の後端部
188 第2の溶接部の後端部

Claims (20)

  1. ガスタービンエンジン(10)ための排気フレーム(100)であって、
    前記排気フレーム(100)の長手方向軸(116)に沿って延びる内側ケーシング(110)と、
    前記内側ケーシング(110)から半径方向外側に配置された外側ケーシング(112)と、
    前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在するストラット(114)と、
    前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められるとともに前記ストラット(114)の周りに配置された逃し溝(134、136)と
    を備えた排気フレーム(100)。
  2. 前記逃し溝(134)は前記内側ケーシング(110)内に定められ、前記逃し溝(134)の深さは前記内側ケーシング(110)の壁厚よりも小さい、請求項1記載の排気フレーム。
  3. 前記逃し溝(134)は、前記内側ケーシング(110)の半径方向外面(140)内に定められる、請求項2記載の排気フレーム。
  4. 前記逃し溝(134)は、前記内側ケーシング(110)の半径方向内面(142)内に定められる、請求項2記載の排気フレーム。
  5. 前記ストラット(114)は、溶接部(124)を介して前記内側ケーシング(110)に取り付けられる、請求項2記載の排気フレーム。
  6. 前記逃し溝(134)は、前記溶接部(124)から離間している、請求項5記載の排気フレーム。
  7. 前記逃し溝(134)の少なくとも一部は、前記溶接部(124)に隣接して配置される、請求項5記載の排気フレーム。
  8. 前記溶接部(124)は、前記ストラット(114)の外周全体の周りに広がる連続的な溶接部を備える、請求項5記載の排気フレーム。
  9. 前記逃し溝(136)は前記外側ケーシング(112)内に定められ、前記逃し溝(136)の深さは前記外側ケーシング(112)の壁厚よりも小さい、請求項1記載の排気フレーム。
  10. 前記逃し溝(136)は、前記外側ケーシング(112)の半径方向内面(170)内に定められる、請求項9記載の排気フレーム。
  11. 前記逃し溝(136)は、前記外側ケーシング(112)の半径方向外面(172)内に定められる、請求項9記載の排気フレーム。
  12. 前記逃し溝(134、136)は、前記ストラット(114)の外周全体に沿って延在する、請求項1記載の排気フレーム。
  13. 前記逃し溝(134、136)は、前記ストラット(114)の外周の一部だけに沿って延在する、請求項1記載の排気フレーム。
  14. 前記逃し溝(134、136)は、半円形の断面形状を備える、請求項1記載の排気フレーム。
  15. ガスタービンエンジン(10)の排気フレーム(100)における応力集中を分散する方法であって、
    排気フレーム(100)を用意するステップであって、
    前記排気フレーム(100)の長手方向軸(116)に沿って延びる内側ケーシング(110)と、
    前記内側ケーシング(110)から半径方向外側に配置された外側ケーシング(112)と、
    前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在するストラット(114)と、
    前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められるとともに前記ストラット(114)の周りに配置された逃し溝(134、136)と
    を備える前記排気フレーム(100)を用意するステップと、
    前記排気フレーム(100)を通じて燃焼ガス流(35)を向けるステップと
    を含み、前記逃し溝(134、136)内に生じる応力は、前記ストラット(114)内に生じる応力よりも大きい方法。
  16. 圧縮機(15)と、
    前記圧縮機(15)に連通する燃焼器(25)と、
    前記燃焼器(25)に連通するタービン(40)と、
    前記タービン(40)と連通する排気フレーム(100)と
    を備えたガスタービンエンジン(10)であって、
    前記排気フレーム(100)は、
    前記排気フレーム(100)の長手方向軸(116)に沿って延びる内側ケーシング(110)と、
    前記内側ケーシング(110)から半径方向外側に配置された外側ケーシング(112)と、
    前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在するストラット(114)と、
    前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められるとともに前記ストラット(114)の周りに配置された逃し溝(134、136)と
    を備えるガスタービンエンジン(10)。
  17. 前記逃し溝(134)は前記内側ケーシング(110)内に定められ、前記逃し溝(134)の深さは前記内側ケーシング(110)の壁厚よりも小さい、請求項16記載のガスタービンエンジン。
  18. 前記逃し溝(136)は前記外側ケーシング(112)内に定められ、前記逃し溝(136)の深さは前記外側ケーシング(112)の壁厚よりも小さい、請求項16記載のガスタービンエンジン。
  19. 前記逃し溝(134、136)は、前記ストラット(114)の外周全体に沿って延在する、請求項16記載のガスタービンエンジン。
  20. 前記排気フレーム(100)は、前記内側ケーシング(110)から前記外側ケーシング(112)まで半径方向に延在する複数のストラット(114)と、前記内側ケーシング(110)または前記外側ケーシング(112)内に定められた複数の逃し溝(134、136)とを備え、各逃し溝(134、136)は、前記複数のストラット(114)のうちの一ストラット(114)の外周の周りに配置される、請求項16記載のガスタービンエンジン。
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