JP2018009464A - 圧電ポンプ及びその操作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の逆流を抑制し、流体輸送効率を高めることができる、圧電ポンプを提供する【解決手段】圧電ポンプ100は、圧電素子110、振動片120、弁130及び流れ案内部材140を含む。振動片は、圧電素子に取り付けられた中央領域121と、周縁領域122と、第1の凹部123と共に、第1の凹部から突出するストッパ124及び位置制限壁125と、中央領域と周縁領域との間に位置し、第1の凹部を通って接続される、1つの通し溝126とを有する。弁は周縁領域に取り付けられ、非直線状貫通スリット132を有する。流れ案内部材は弁に取り付けられ、共に流れ案内部材内に突出する第2の凹部及びチャネルと、貫通孔146とを有する。チャネルは第2の凹部及び貫通孔を通って接続される。第2の凹部の、弁が存在する平面上への投影は、非直線状貫通スリットを覆う。圧電ポンプの操作方法を更に提供する。【選択図】図2

Description

本開示は、圧電ポンプ及びその操作方法に関する。より詳細には、本開示は、逆流を抑制でき、輸送効率を改善できる、圧電ポンプ及びその操作方法に関する。
圧電ポンプは、駆動モータが必要ない新しい種類の流体アクチュエータであり、これは単に、圧電振動子を変形させることによって、圧電振動子の変形がポンプ室の容積変化を引き起こす又は圧電振動子が生成した変動によって流体を輸送する、圧電セラミックの逆圧電効果によって、流体の輸送を実装する。そのため、圧電ポンプは従来のポンプに徐々に取って代わっており、エレクトロニクス、生物医学、航空宇宙、自動車及び石油化学産業において広範に使用されている。
一般に圧電ポンプは、圧電振動子及びポンプ本体を含み、圧電振動子に給電すると、圧電振動子は電場によって径方向に圧縮され得、誘起された内部引張応力によって屈曲及び変形が発生し得る。圧電振動子が前方に屈曲すると、ポンプ本体のチャンバ(これ以降ポンプ室と呼ぶ)の容積が増大し得、これによってポンプ室内の圧力が低下して、流体が流入口からポンプ室へと流れ込むことができる。一方、圧電振動子が後方に屈曲すると、ポンプ室の容積が低下し得、これによってポンプ室内の圧力が上昇して、ポンプ室内の流体が絞り出され、流出口から流れ出ることができる。従って、圧電振動子を作動させた場合に、逆流を発生させることなく、流体が流入口を通ってポンプ室内へ流れ込み、及び流出口を通ってポンプ室から流れ出るのを維持するための方法が、現在解決するべき喫緊の課題の1つとなっている。
本開示は、流体の逆流を抑制し、流体輸送効率を高めることができる、圧電ポンプを提供する。
上述の圧電ポンプに適合する圧電ポンプの操作方法も提供される。
本開示の圧電ポンプは、圧電素子、振動片、弁及び流れ案内部材を含む。振動片は、中央領域、周縁領域、第1の凹部、ストッパ、少なくとも1つの位置制限壁、及び少なくとも1つの通し溝を含む。中央領域は圧電素子に対応し、振動片の中央領域は圧電素子に取り付けられる。周縁領域は中央領域を取り囲む。第1の凹部は、中央領域の、圧電素子とは反対側の表面に設けられる。ストッパ及び位置制限壁は第1の凹部から突出し、通し溝は中央領域と周縁領域との間に位置し、第1の凹部を通って接続される。弁は、振動片の周縁領域の、圧電素子とは反対側の表面に取り付けられ、少なくとも1つの非直線状貫通スリットを有する。振動片のストッパの、弁上への投影は、上記非直線状貫通スリットを覆う。流れ案内部材は、弁の、振動片とは反対側の表面に取り付けられ、第2の凹部、少なくとも1つのチャネル及び少なくとも1つの貫通孔を有する。第2の凹部及びチャネルは、流れ案内部材の、弁に対面する表面に設けられる。チャネルは第2の凹部及び貫通孔を通って接続される。第2の凹部の、弁が存在する平面上への投影は、上記非直線状貫通スリットを覆う。圧電素子をある特定の周波数の駆動電圧で駆動すると、振動片及び弁はそれぞれ共振し、振動片の中央領域と、弁の、上記中央領域に対応する領域とが、最大振幅となる。
本開示のある実施形態によると、圧電素子は穿通孔を含み、振動片は第3の凹部を含み、この第3の凹部は、中央領域の、圧電素子側の表面に設けられ、上記穿通孔の位置に対応している。
本開示のある実施形態によると、振動片は、それぞれ中央領域及び周縁領域に接続された複数のアーム部分を含み、上記アーム部分は直線状又は弧状に延在する。
本開示のある実施形態によると、弁は複数の穿通溝を含み、流れ案内部材は複数のスロットを含み、穿通溝及びスロットそれぞれの位置は、アーム部分の位置に対応し、アーム部分は上記穿通溝及びスロット内へと延在する。
本開示のある実施形態によると、弁は第4の凹部を含み、この第4の凹部は、弁の、流れ案内部材に対面する表面に設けられ、また上記第4の凹部は上記第2の凹部に対応している。
本開示のある実施形態によると、上記チャネルの流入口の直径は、貫通孔から第2の凹部へと徐々に減少する。
本開示のある実施形態によると、振動片は複数の位置制限壁を含み、これら位置制限壁はストッパを取り囲み、弁上に投影された各位置制限壁の投影の形状は、湾曲形状、細長形状、丸みを帯びた形状、正方形、円形若しくは不規則な形状を含み、又は振動片は位置制限壁を含み、上記位置制限壁の形状は円形であり、ストッパを取り囲む。
本開示のある実施形態によると、弁上に投影されたストッパの投影の形状は、丸みを帯びた形状、楕円形若しくは多角形又は不規則な形状を含む。
本開示のある実施形態によると、各非直線状貫通スリットの形状は、弧状、U字型、多角形の一部又は不規則な形状を含む。
本開示の圧電ポンプの操作方法は:上述の圧電ポンプを提供するステップ;圧電素子を駆動するために、ある特定の周波数の駆動電圧を提供するステップであって、振動片及び弁が互いに共振することにより、振動片の中央領域と、弁の、上記中央領域に対応する領域とが最大振幅となる、ステップを含む。
以上から、本開示の圧電ポンプの圧電素子は、給電された場合に、上下に駆動するが、ある特定の周波数の駆動電圧が圧電素子に入力されることによって、振動片を直接駆動する以外に、振動片及び弁は共振状態を生成でき、この共振状態では、振動片の中央領域と、弁の、上記中央領域に対応する領域とが最大振幅となることができ、これにより振動片及び弁の振動振幅が増大し、更に流体を駆動して貫流させることができる。より詳細には、圧電素子が流れ案内部材から離れる方向に移動すると、振動片の中央領域が弁から離間し、ストッパ及び位置制限壁を弁から小さな距離だけ分離させることができ、これによって流体を、貫通孔、チャネル、第2の凹部及び非直線状貫通スリットから、弁と振動片の第1の凹部との間の空間へと案内できる。非直線状貫通スリットの設計によって、流体がこの非直線状貫通スリットを通過する際、非直線状貫通スリットを開放でき、また共振によってこの開口のサイズを増大させることができ、これによって流れ抵抗が低減され、換気率が上昇する。圧電素子がその位置に戻り、流れ案内部材に近づく方向に移動すると、弁と振動片の第1の凹部との間に位置する流体を、振動片の通し溝から絞り出すことができ、振動片の中央領域は弁に接近でき、非直線状貫通スリットは、共振によって平面状スリット状態に復元され、非直線状貫通スリットの開口を小さくすることができ、従って流れ抵抗は増大し、更に第1の凹部から突出するストッパを弁に対してもたせかけて、非直線状貫通スリットを遮蔽でき、流体は、上記非直線状貫通スリットから流れ案内部材の第2の凹部へと流れるのが困難になる。換言すると、弁と流れ案内部材との間の流路の流れ抵抗を徐々に増大させて一時的に閉鎖でき、これによって流体の逆流が抑制された状態が達成される。更に振動片は、弁に対面する表面に配置された位置制限壁を有し、これは、振動片が弁の方向に移動する際に、振動片の運動の大きさを制限でき、即ち、弁から離れる方向に移動する振動片の運動の大きさを、弁に近づく方向に移動する運動の大きさより大きくすることができ、これにより流体を貫通孔から圧電ポンプへと単一方向に流し、チャネル、第2の凹部、非直線状貫通スリット、第1の凹部を通過させて、通し溝を介して圧電ポンプから出すことができる。
本開示の上述の特徴及び利点をより分かりやすくするために、図面を伴ったいくつかの実施形態について以下に詳細に説明する。
添付の図面は、本開示の更なる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。これらの図面は本開示の実施形態を図示しており、本記載と併せて、本開示の原理を説明する役割を果たす。
図1は、本開示のある実施形態による圧電ポンプの概略分解立体図である。 図2は、別の角度から見た、図1に示す概略図である。 図3は、組み立てた後の図1の圧電ポンプを示す概略断面図である。 図4は、図3の概略部分拡大図である。 図5は、本開示の別の実施形態による圧電ポンプの概略部分断面図である。 図6は、作動中の図1の圧電ポンプを示す概略断面図である。 図7は、作動中の図1の圧電ポンプを示す概略断面図である。 図8は、作動中の図1の圧電ポンプを示す概略断面図である。 図9A〜9Hは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの弁を示す部分概略図である。 図10A〜Cは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの振動片のアーム部分を示す部分概略図である。 図11A〜Cは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの振動片の位置制限壁を示す部分概略図である。 図12A〜Bは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの振動片のストッパを示す部分概略図である。 図13は、従来の圧電ポンプの流量と、図1の圧電ポンプの流量との間の比較を概略的に示す図である。
ここで、本発明の好ましい実施形態を詳細に参照する。上記実施形態の例を添付の図面に図示している。同一の又は同様の部分について言及する際、可能な場合は常に、図面及び本記載において同一の参照番号を使用する。
図1は、本開示のある実施形態による圧電ポンプの概略分解立体図である。図2は、別の角度から見た、図1に示す概略図である。図3は、組み立てた後の図1の圧電ポンプを示す概略断面図である。図4は、図3の概略部分拡大図である。図1〜図4を参照すると、この実施形態の圧電ポンプ100は、圧電素子110、振動片120、弁130及び流れ案内部材140を含む。
この実施形態では、圧電素子110の外側プロファイル形状は、丸みを帯びた形状であり、シート状に見え、また圧電素子110は、圧電素子110の中央に位置する穿通孔112を含む。当然のことながら、他の実施形態では、圧電素子110の外側プロファイル形状は丸みを帯びた形状、楕円形、三角形、正方形、六角形又は他のいずれの多角形等であってよく、圧電素子110の形状は本開示において限定されない。
振動片120は、中央領域121、周縁領域122、(図2に示されている)第1の凹部123、(図2に示されている)ストッパ124、(図2に示されている)少なくとも1つの位置制限壁125、少なくとも1つの通し溝126、第3の凹部127及び複数のアーム部分128を含む。この実施形態では、振動片120の材料は、銅、ステンレス鋼又は可撓性を有する他のいずれの好適な金属若しくは金属合金を含んでよいが、振動片120の材料はこれらに限定されない。
中央領域121は、振動片120上の、圧電素子110に対応する領域であり、振動片120の中央領域121は圧電素子110に取り付けられる。周縁領域122は中央領域121を取り囲む。図2に示すように、第1の凹部123は、中央領域121の、圧電素子110とは反対側の表面、即ち図面に示す下面に設けられる。
図2に示すように、ストッパ124及び位置制限壁125は第1の凹部123から突出する。この実施形態では、振動片120は4つの位置制限壁125を含み、位置制限壁125は弧状に見え、ストッパ124を取り囲む。この実施形態では、ストッパ124、位置制限壁125及び周縁領域122は同一平面上に位置するが、他の実施形態では、ストッパ124及び位置制限壁125は、周縁領域122が存在する平面より僅かに低いか又は高くてよい。
他の実施形態では、振動片120は複数の通し溝126を含み、上記通し溝126は弧状に見え、中央領域121を取り囲み、各通し溝126は中央領域121と周縁領域122との間に位置し、第1の凹部123を通って接続される。
この実施形態では、アーム部分128は弧状に見え、中央領域121を取り囲む。アーム部分128はそれぞれ中央領域121及び周縁領域122に接続され、より具体的には、アーム部分128の2つの端部は中央領域121に接続され、アーム部分128の中央は周縁領域122に接続される。
図1を参照すると、第3の凹部127は中央領域121の、圧電素子110側の表面に設けられ、穿通孔112の位置に対応している。振動片120は、中央領域121を介する第3の凹部127の設計を有し、中央領域121の厚さを削減し、従って振動片120が上下振動する際に、中央領域121はより大きな振動を有することができる。当然のことながら、他の実施形態では、振動片120は第3の凹部127の設計を省略することもできる。
弁130は、振動片120の周縁領域122の、圧電素子110とは反対側の表面(振動片120の下面)に取り付けられ、即ち振動片120は圧電素子110と弁130との間に配置される。弁130は、中央に配置された少なくとも1つの非直線状貫通スリット132と、この非直線状貫通スリット132を取り囲む複数の穿通溝134とを含む。この実施形態では、弁130上に投影された振動片120のストッパ124の投影は、非直線状貫通スリット132を覆い、即ち非直線状貫通スリット132の位置はストッパ124の位置に対応する。更に穿通溝134の位置は振動片120のアーム部分128に対応し、アーム部分128のための空間を設けるために使用され、これによりアーム部分128は、振動中に穿通溝134を貫通でき、より大きな振動を有することができる。弁130の材料は、銅、ステンレス鋼又は可撓性を有する他のいずれの好適な金属若しくは金属合金を含んでよいが、弁130の材料はこれらに限定されない。
当然のことながら、弁130の設計はこれに限定されない。図5は、本開示の別の実施形態による圧電ポンプの概略部分断面図である。図5を参照すると、弁130aは第4の凹部136aを含み、この第4の凹部136aは、弁130aの、流れ案内部材140aに対面する表面に設けられ、また上記第4の凹部136aは上記第2の凹部142aに対応している。第4の凹部136aは、弁130aと圧電素子110との間で共振が生成された場合に、この設計によって弁130aの中央部分の厚さを削減するために使用され、中央部分が薄いほど振動を大きくすることができる。
図1を参照すると、流れ案内部材140は、弁130の、振動片120とは反対側の表面(弁130の下面)に取り付けられ、即ち弁130は、振動片120と流れ案内部材140との間に配置される。流れ案内部材140は、第2の凹部142、少なくとも1つのチャネル144、少なくとも1つの貫通孔146及び複数のスロット148を含む。第2の凹部142は、流れ案内部材140の、弁130に対面する表面(流れ案内部材140の上面)に設けられ、弁130が存在する平面上に投影された第2の凹部142の投影は、非直線状貫通スリット132を覆う。
チャネル144は、流れ案内部材140の上面に設けられ、またチャネル144は第2の凹部142及び貫通孔146を通って接続される。この実施形態では、流れ案内部材140は4つのチャネル144及び4つの貫通孔146を含むが、流れ案内部材140及びチャネル144の数はこれに限定されない。チャネル144は、第2の凹部142を中心として放射状であり、チャネル144の流入口の直径は貫通孔146から第2の凹部142へと徐々に減少し、これによって流体は、チャネル144が第2の凹部142に容易に流れ込むことができるものの貫通孔146から流れ出るのは困難である単方向抑制設計を通って流れ、チャネル144内を流れる流体の流れ方向を制御する機能が達成される。
スロット148の位置は、弁130の穿通溝134と同様に、アーム部分128の位置に対応し、スロット148は、アーム部分128をスロット148内へと延在させるために使用され、これによりアーム部分128はより大きな振動を得ることができる。更にこの実施形態では、流れ案内部材140の材料は、銅、ステンレス鋼又は他のいずれの好適な金属若しくは金属合金を含むが、流れ案内部材140の材料はこれらに限定されない。
これより、圧電ポンプ100の作動中の圧電素子110、振動片120、弁130及び流れ案内部材140の相対位置について更に説明する。図6〜図8は、作動中の図1の圧電ポンプを示す概略断面図である。圧電ポンプ100内を貫流する流体の流れ経路を明瞭に視認するために、振動片120と弁130との間に位置する第1の接着層150の厚さ、及び弁130と流れ案内部材140との間に位置する第2の接着層160の厚さは、故意に拡大して示されていることを注記しておく。更に図6及び図7は、図1の圧電ポンプ100の上向き及び下向き変形量が最大となったときをそれぞれ示す概略図である。
まず図6を参照すると、図6では、圧電ポンプ100は初期位置に配置され、この時点において圧電素子110、振動片120、弁130及び流れ案内部材140は、非屈曲水平状態であるように見える。圧電ポンプ100が回路制御によって作動し始めると、圧電素子110は移動してよく、また振動片120を駆動して運動させる。圧電素子110が振動片120を直接駆動する以外に、本実施形態では、圧電ポンプ100の振動片120及び弁130は圧電素子110と共振でき、従って圧電素子110は、単にある特定の周波数の小さな電場を駆動することによって、振動片120及び弁130に大きな振幅の振動を生成させることができる。共振は、振動片120と弁130との間の空間に比較的大きな変化を引き起こすことができる。振動片120及び弁130が共振しない状況に比べて、圧電ポンプ100の振動片120及び弁130が圧電素子110によって共振することの効果は、振動振幅を20%超まで増大させることができ、これによって圧電ポンプ100の作動効率が上昇する。
より詳細には、圧電素子110を駆動するためにある具体的な周波数の駆動電圧を圧電素子110に供給する(例えば圧電素子110の直径が8mm〜22mmである場合、20kHz〜30kHzの駆動電圧を印加する)ことによって、圧電ポンプ100を操作する際、振動片120の中央領域121が、圧電素子110によって駆動されるため、流れ案内部材140から離れる方向(即ち図面の上方)に移動するだけでなく、振動片120が圧電素子110の振動周波数に対応する共振周波数を生成でき、従って振動片120はより大きい振動を生成できる。弁130もまた、圧電素子110の振動周波数に対応する共振周波数を生成できる。弁130は、第2の凹部142を覆って流れ案内部材140の領域に取り付けられるため、弁130が流れ案内部材140に取り付けられていない部分は、共振によって上下に振動できる。本実施形態では、振動片120及び弁130の共振モードにより、振動片120の中央領域121、及び中央領域121に対応する弁130の領域が最大振幅を生成するのを促進でき、これにより圧電素子110は、図6の状態から図7の状態へと変化できる。
図7では、共振の効果により、振動片120は上方に移動し、これに対応して弁130は下向きに移動し、これにより振動片120の中央領域121は弁130から離れ、振動片120の第1の凹部123と弁130との間の空間をより大きくすることができ、従って圧力がより小さくなり、これにより、貫通孔146、チャネル144、第2の凹部142及び非直線状貫通スリット132から、弁130と振動片120の第1の凹部123との間の空間に、外部からの流体を案内できる。
続いて振動片120は下方に移動し、図6に示す位置へと徐々に戻る。次に振動片120は連続的に下方に移動し、図8に示すように下向きにくぼんだ形状に見える。図7の振動が図6及び図8へと徐々に振動するプロセス中、振動片120の第1の凹部123と弁130との間の空間が徐々に小さくなり、上記空間内の圧力が大きくなるため、振動片120の第1の凹部123と弁130との間に元々位置する流体を絞り出して、振動片120の通し溝126に向かって移動させることができ、次に圧電ポンプ100から流れ出る。
図8に示すように、振動片120が下向きにくぼんで見えるとき、振動片120の下面に位置するストッパ124を弁130に対してもたせかけて、非直線状貫通スリット132を遮蔽でき、そして元々振動片120の第1の凹部123と弁130との間に位置している流体は、非直線状貫通スリット132から流れ案内部材140の第2の凹部142へと流れることができなくなる。換言すると、弁130と流れ案内部材140との間の流路が一時的に閉鎖され、これによって流れの逆流が抑制される。
本実施形態では、振動片120が図8に示されている状態にある場合、振動片120の下面に位置する位置制限壁125は弁130と接触でき、弁130によって制限され、連続的に下方に移動できないことを注記しておく。換言すると、圧電ポンプ100は、振動片120の、弁130に対面する表面上に配置された位置制限壁125によって、弁130の方向へ下方に移動する振動片120の移動量を制限でき、これにより、振動片120が上下に振動するプロセス中、弁130から離れる方向に移動する振動片120の移動量(即ち図7に示す上向きに突出する量)を、振動片120が弁130に近づく方向に移動する移動量(即ち図8に示す下向きにくぼむ量)よりも大きくすることができる。この設計により、流体を流れ案内部材140の貫通孔146へと指向させて、チャネル144、第2の凹部142及び非直線状貫通スリット132に沿って、振動片120の第1の凹部123と弁130との間の空間に吸収されるのを促進でき、これにより流体は一方向に流れる。
更に、弁130の非直線状貫通スリット132は弧状の設計を有し、これは非直線状、非円形又は他の形状であるため、流体がこの非直線状貫通スリット132を通過する際、弁130の、非直線状貫通スリット132以外の部分(即ち弁130の、舌状に見える部分)を開放でき、換気のための開口サイズが増大する。換言すると、弁130を通過する際の流体の領域を、非直線状貫通スリット132自体の領域より大きくすることができ、これによって流体は弁130をより滑らかに通過できる。
このような構成により、振動片120が上方に移動すると、流体は振動片120の第1の凹部123と弁130との間の空間に迅速に入ることができ、振動片120が下方に移動すると、ストッパ124を弁130の非直線状貫通スリット132に対してもたせかけて、流体が下向きに逆流しないようにすることができる。換言すると、圧電素子110が振動片120を相互的に駆動して上下に振動させ(図6、図7、図6、図8の位置を繰り返させ)、振動片120及び弁130がこれに対応して共振することにより、流体は、流れ案内部材140の貫通孔146から一方向に、極めて効率的に圧電ポンプ100に入り、チャネル144、第2の凹部142、非直線状貫通スリット132及び第1の凹部123を通過して、通し溝126を通って圧電ポンプ100を出ることができる。
上述の実施形態では、弁130の非直線状貫通スリット132のうちの1つのみが弧状に見えるが、弁130の非直線状貫通スリット132の数及び形状はこれに限定されないことに留意されたい。図9A〜図9Hは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの弁を示す部分概略図である。図9A及び図9Bを参照すると、非直線状貫通スリット132a、132bは複数の直線からなり、即ち非直線状貫通スリット132a、132bの形状は、多角形の一部分となる。例えば図9Aでは、非直線状貫通スリット132aは、2つの接続された直線で形成され、図9Bでは、非直線状貫通スリット132bは3つの接続された直線で形成され、そのうちいずれの2つが接続されている。当然のことながら、非直線状貫通スリット132a、132bは、2つの接続された線又は3つの接続された線によって形成されるとは限定されない。
図9C及び図9Dでは、非直線状貫通スリット132c、132dの数は複数であり、より具体的には、非直線状貫通スリット132c、132dの数はそれぞれ2個及び4個である。図9E、図9Fと図9C、図9Dとの間の違いは、非直線状貫通スリット132e、132fの弧状の方向である。図9E及び図9Fの非直線状貫通スリット132e、132fの弧状の方向は、非直線状貫通スリット132c、132dの弧状の方向とは反対である。図9Gでは、非直線状貫通スリット132gの形状はU字型であり、これによりこの非直線状貫通スリット132gが取り囲む弁の領域130gは舌のような形状となる。図9Hと図9Gとの間の違いは、各非直線状貫通スリット132hの形状がU字型の一部分であることである。当然のことながら、以上の記載は単に非直線状貫通スリット132a〜132hの形状の一部分を示したものであるが、非直線状貫通スリットの形状は不規則な形状又は複数の上述の形状の組み合わせであってもよく、本開示によって限定されない。
更に上述の実施形態では、アーム部分128は弧状であり、中央領域121を取り囲み、またアーム部分128の2つの端部は周縁領域122に接続されるが、アーム部分128のタイプはこれに限定されない。ここで、他のタイプの振動片のアーム部分について参考のために記載する。図10A〜図10Cは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの振動片のアーム部分を示す部分概略図である。図10Aを参照すると、アーム部分128aは中央領域121aを超えて配置され、真っ直ぐ放射状に延在し、アーム部分128aの一方の端部が中央領域121aに接続され、もう一方の端部は周縁領域122aに接続される。図10Bでは、アーム部分128bは弧状であり、中央領域121bを取り囲み、アーム部分128bの一方の端部は中央領域121bに接続され、もう一方の端部は周縁領域122bに接続される。図10Cでは、アーム部分128cの一部分は図1のアーム部分128と同一であり、アーム部分128cは弧状であり、中央領域121cを取り囲み、アーム部分128cの2つの端部は中央領域121cに接続され、アーム部分128cの中央が周縁領域122cに接続される。アーム部分128cの別の部分は図10Aのアーム部分128aと同一であり、アーム部分128cは中央領域121cを超えて配置され、真っ直ぐ放射状に延在し、アーム部分128cの一方の端部は中央領域121cに接続され、もう一方の端部は周縁領域122cに接続される。当然のことながら、上述の説明は単にアーム部分128a〜128cの形状の一部分を示しているが、アーム部分の形状は不規則な形状又は複数の上述の形状の組み合わせであってもよく、本開示によって限定されない。
上述の実施形態では、振動片120は、4つの位置制限壁125を含み、これら位置制限壁125は弧状に見えるが、位置制限壁の数及びタイプはこれに限定されない。
ここで、他のタイプの位置制限壁について参考のために記載する。図11A及び図11Bは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの振動片の位置制限壁を示す部分概略図である。図11Aでは、位置制限壁125aの形状はストリップ状であり、図11Bでは、位置制限壁125bの形状は丸みを帯びた形状である。図11Cでは、位置制限壁125cの数は1つのみであり、形状は円形であるが、他の実施形態では、位置制限壁125cは複数であってよく、また直径が異なる円形であってよい。あるいは他の実施形態では、位置制限壁の形状は正方形又は不規則な形状であってよく、図面によって限定されない。
上述の実施形態では、弁130上に投影されたストッパ124の投影の形状は丸みを帯びた形状であるが、ストッパ124の形状はこれに限定されない。図12A及び図12Bは、本開示の他の実施形態による様々なタイプの圧電ポンプの振動片のストッパを示す部分概略図である。図12Aでは、ストッパ124aの形状は四辺形であり、図12Bでは、ストッパ124bの形状は六角形である。当然のことながら、他の実施形態では、ストッパの形状は楕円形、他のいずれの多角形又は不規則な形状であってよく、図面によって限定されない。
図13は、従来の圧電ポンプの流量と、図1の圧電ポンプの流量との間の比較を概略的に示す図である。図13を参照すると、従来の圧電ポンプが出力する1分あたりの流体の流量は約160mlであり、その一方で本実施形態の圧電ポンプが出力する1分あたりの流体の流量は約230mlであり、即ち従来の圧電ポンプに比べて、本実施形態の圧電ポンプは1分あたり70ml増量しており、その成長率は略40%である。
以上から、本開示の圧電ポンプの圧電素子は、給電された場合、上下に駆動するが、ある特定の周波数の駆動電圧が圧電素子に入力されることによって、振動片を直接駆動する以外に、振動片及び弁は共振状態を生成でき、この共振状態では、振動片の中央領域と、弁の、上記中央領域に対応する領域とが最大振幅となることができ、これにより振動片及び弁の振動振幅が増大し、更に流体を駆動して貫流させることができる。より詳細には、圧電素子が流れ案内部材から離れる方向に移動すると、振動片の中央領域が弁から離間し、ストッパ及び位置制限壁を弁から小さな距離だけ分離させることができ、これによって流体を、貫通孔、チャネル、第2の凹部及び非直線状貫通スリットから、弁と振動片の第1の凹部との間の空間へと案内できる。非直線状貫通スリットの設計によって、流体がこの非直線状貫通スリットを通過する際、非直線状貫通スリットを開放でき、また共振によってこの開口のサイズを増大させることができ、これによって流れ抵抗が低減され、換気率が上昇する。圧電素子がその位置に戻り、流れ案内部材に近づく方向に移動すると、弁と振動片の第1の凹部との間に位置する流体を、振動片の通し溝から絞り出すことができ、振動片の中央領域は弁に接近でき、非直線状貫通スリットは、共振によって平面状スリット状態に復元され、非直線状貫通スリットの開口を小さくすることができ、従って流れ抵抗は増大し、更に第1の凹部から突出するストッパを弁に対してもたせかけて、非直線状貫通スリットを遮蔽でき、流体は、上記非直線状貫通スリットから流れ案内部材の第2の凹部へと流れるのが困難になる。換言すると、この時点において、弁と流れ案内部材との間の流路の流れ抵抗を徐々に増大させて一時的に閉鎖でき、これによって流体の逆流が抑制された状態が達成される。更に振動片は、弁に対面する表面に配置された位置制限壁を有し、これは、振動片が弁の方向に移動する際に、振動片の運動の大きさを制限でき、即ち、弁から離れる方向に移動する振動片の運動の大きさを、弁に近づく方向に移動する運動の大きさより大きくすることができ、これにより流体を貫通孔から圧電ポンプへと単一方向に流し、チャネル、第2の凹部、非直線状貫通スリット、第1の凹部を通過させて、通し溝を介して圧電ポンプから出すことができる。
本開示を上述の実施形態を参照して説明したが、本開示の精神から逸脱することなく、説明した実施形態に対する修正を行ってよいことは、当業者には明らかだろう。従って、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されるものとし、上述の詳細な説明によって定義されない。
本開示は、逆流を抑制でき、輸送効率を改善できる、圧電ポンプ及びその操作方法に関する。
100 圧電ポンプ
110 圧電素子
112 穿通孔
120 振動片
121、121a〜121c 中央領域
122、122a〜122c 周縁領域
123 第1の凹部
124、124a、124b ストッパ
125、125a、125b、125c 位置制限壁
126 通し溝
127 第3の凹部
128、128a〜128c アーム部分
130、130a、130g 弁
132、132a〜132h 非直線状貫通スリット
134 穿通溝
136a 第4の凹部
140、140a 流れ案内部材
142、142a 第2の凹部
144 チャネル
146 貫通孔
148 スロット
150 第1の接着層
160 第2の接着層
本開示の圧電ポンプは、圧電素子、振動片、弁及び流れ案内部材を含む。振動片は、中央領域、周縁領域、第1の凹部、ストッパ、少なくとも1つの位置制限壁、及び少なくとも1つの通し溝を含む。中央領域は圧電素子に対応し、振動片の中央領域は圧電素子に取り付けられる。周縁領域は中央領域を取り囲む。第1の凹部は、中央領域の、圧電素子とは反対側の表面に設けられる。ストッパ及び位置制限壁は第1の凹部から突出し、通し溝は中央領域と周縁領域との間に位置し、通し溝と第1の凹部とを連通させている。弁は、振動片の周縁領域の、圧電素子とは反対側の表面に取り付けられ、少なくとも1つの非直線状貫通スリットを有する。振動片のストッパの、弁上への投影は、上記非直線状貫通スリットを覆う。流れ案内部材は、弁の、振動片とは反対側の表面に取り付けられ、第2の凹部、少なくとも1つのチャネル及び少なくとも1つの貫通孔を有する。第2の凹部及びチャネルは、流れ案内部材の、弁に対面する表面に設けられる。チャネルは第2の凹部貫通孔とを連通させている。第2の凹部の、弁が存在する平面上への投影は、上記非直線状貫通スリットを覆う。圧電素子をある特定の周波数の駆動電圧で駆動すると、振動片及び弁はそれぞれ共振し、振動片の中央領域と、弁の、上記中央領域に対応する領域とが、最大振幅となる。
他の実施形態では、振動片120は複数の通し溝126を含み、上記通し溝126は弧状に見え、中央領域121を取り囲み、各通し溝126は中央領域121と周縁領域122との間に位置し、各通し溝126と第1の凹部123とを連通させている
チャネル144は、流れ案内部材140の上面に設けられ、またチャネル144は第2の凹部142貫通孔146とを連通させている。この実施形態では、流れ案内部材140は4つのチャネル144及び4つの貫通孔146を含むが、流れ案内部材140及びチャネル144の数はこれに限定されない。チャネル144は、第2の凹部142を中心として放射状であり、チャネル144の流入口の直径は貫通孔146から第2の凹部142へと徐々に減少し、これによって流体は、チャネル144が第2の凹部142に容易に流れ込むことができるものの貫通孔146から流れ出るのは困難である単方向抑制設計を通って流れ、チャネル144内を流れる流体の流れ方向を制御する機能が達成される。

Claims (10)

  1. 圧電ポンプであって:
    圧電素子;
    中央領域、周縁領域、第1の凹部、ストッパ、少なくとも1つの位置制限壁、及び少なくとも1つの通し溝を有する、振動片であって、前記中央領域は前記圧電素子に対応し、前記振動片の前記中央領域は前記圧電素子に取り付けられ、前記周縁領域は前記中央領域を取り囲み、前記第1の凹部は、前記中央領域の、前記圧電素子とは反対側の表面に設けられ、前記ストッパ及び前記少なくとも1つの位置制限壁は前記第1の凹部から突出し、前記少なくとも1つの通し溝は前記中央領域と前記周縁領域との間に位置し、前記第1の凹部を通って接続される、振動片;
    前記振動片の前記周縁領域の、前記圧電素子とは反対側の表面に取り付けられ、少なくとも1つの非直線状貫通スリットを有する、弁であって、前記振動片の前記ストッパの、前記弁上への投影は、前記少なくとも1つの非直線状貫通スリットを覆う、弁;および
    前記弁の、前記振動片とは反対側の表面に取り付けられ、第2の凹部、少なくとも1つのチャネル及び少なくとも1つの貫通孔を有する、流れ案内部材であって、前記第2の凹部及び前記少なくとも1つのチャネルは、前記流れ案内部材の、前記弁に対面する表面に設けられ、前記少なくとも1つのチャネルは前記第2の凹部及び前記少なくとも1つの貫通孔を通って接続され、前記第2の凹部の、前記弁が存在する平面上への投影は、前記少なくとも1つの非直線状貫通スリットを覆う、流れ案内部材
    を備え、
    前記圧電素子をある特定の周波数の駆動電圧で駆動すると、前記振動片及び前記弁はそれぞれ共振し、前記振動片の前記中央領域と、前記弁の、前記中央領域に対応する領域とが、最大振幅となる、圧電ポンプ。
  2. 前記圧電素子は穿通孔を備え、
    前記振動片は第3の凹部を備え、
    前記第3の凹部は、前記中央領域の、前記圧電素子側の表面に設けられ、前記穿通孔の位置に対応している、請求項1に記載の圧電ポンプ。
  3. 前記振動片は、それぞれ前記中央領域及び前記周縁領域に接続された複数のアーム部分を備え、
    前記アーム部分は直線状又は弧状に延在する、請求項1又は2に記載の圧電ポンプ。
  4. 前記弁は複数の穿通溝を備え、
    前記流れ案内部材は複数のスロットを備え、
    前記穿通溝及び前記スロットそれぞれの位置は、前記アーム部分の位置に対応し、これにより前記アーム部分は前記穿通溝及び前記スロット内へと延在する、請求項3に記載の圧電ポンプ。
  5. 前記弁は第4の凹部を備え、
    前記第4の凹部は、前記弁の、前記流れ案内部材に対面する表面に設けられ、
    前記第4の凹部は前記第2の凹部に対応している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電ポンプ。
  6. 前記少なくとも1つのチャネルの流入口の直径は、前記貫通孔から前記第2の凹部へと徐々に減少する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電ポンプ。
  7. 前記振動片は複数の位置制限壁を備え、
    前記位置制限壁は前記ストッパを取り囲み、
    前記弁上に投影された各前記位置制限壁の投影の形状は、湾曲形状、細長形状、丸みを帯びた形状、正方形、円形若しくは不規則な形状を含み、又は
    前記振動片は前記位置制限壁を備え、前記位置制限壁の形状は円形であり、前記ストッパを取り囲む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧電ポンプ。
  8. 前記弁上に投影された前記ストッパの投影の形状は、丸みを帯びた形状、楕円形若しくは多角形又は不規則な形状を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の圧電ポンプ。
  9. 各前記非直線状貫通スリットの形状は、弧状、U字型、多角形の一部又は不規則な形状を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の圧電ポンプ。
  10. 圧電ポンプの操作方法であって:
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の圧電ポンプを提供するステップ;および
    圧電素子を駆動するために、ある特定の周波数の駆動電圧を提供するステップであって、振動片及び弁が互いに共振することにより、前記振動片の中央領域と、前記弁の、前記中央領域に対応する領域とが最大振幅となる、ステップ
    を含む、操作方法。
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