JP2018008385A - システム、制御装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な操作で必要なログ情報を取得可能とすることを目的とする。【解決手段】制御装置と外部装置とを含むシステムであって、制御装置は、近距離無線通信を介して接続された外部装置との距離を取得する取得手段と、取得手段により取得された距離に基づき、近距離無線通信を介して外部装置に出力するログ情報を制御する制御手段と、を有し、外部装置は、出力されたログ情報を表示する表示手段を有する。ことによって課題を解決する。【選択図】図7
Description
本発明は、システム、制御装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
複写機等、主たる制御を機器内部に搭載されたプロセッサーによって実現する制御装置において、制御装置内の動作履歴やユーザインタフェースを介したユーザの操作履歴(以下、ログ情報という)に関する記録は重要である。なぜなら、例えば、制御装置に障害が発生した場合、ログ情報は障害の解析に有効な情報となる。また、例えば、ユーザ要求を適切に処理したことを保障する記録としてもログ情報は有効である。
しかしながら、制御装置内のメモリは有限であり、その大部分を制御装置が本来提供すべき機能の実現に割り当てるため、制御装置内には一定量のログ情報しか蓄積できない。特に、詳細なログ情報を取得するためには所定の記憶容量以上のメモリが必要となり、常時すべてのログ情報を取得し制御装置内に蓄積することは難しい。
上記問題を解決するために、制御装置内にRFタグ制御ICを備え、外部装置から無線送信されるログ情報要求信号に応じて、予め制御装置内に記憶されているログ情報を外部装置に無線送信する方法がある(特許文献1)。
しかしながら、制御装置内のメモリは有限であり、その大部分を制御装置が本来提供すべき機能の実現に割り当てるため、制御装置内には一定量のログ情報しか蓄積できない。特に、詳細なログ情報を取得するためには所定の記憶容量以上のメモリが必要となり、常時すべてのログ情報を取得し制御装置内に蓄積することは難しい。
上記問題を解決するために、制御装置内にRFタグ制御ICを備え、外部装置から無線送信されるログ情報要求信号に応じて、予め制御装置内に記憶されているログ情報を外部装置に無線送信する方法がある(特許文献1)。
しかしながら、上記の方法は制御装置外にログ情報を抽出する提案ではあるが、抽出対象のログ情報は予め制御装置内に蓄積したものである。そのため、必要な場面で必要な詳細度のログ情報を取得することができない。複写機の例では、「起動後10秒間のログ情報」や「コピー1枚分の紙搬送ユニットの詳細ログ情報」等、期間や処理内容を特定してログ情報を取得したい場合がある。特にエンドユーザ環境では、このように期間や処理内容を特定してログ情報を収集することは難しい。
また、ログ情報の出力を開始する際は、ログ情報の内容・詳細度・出力先等を指定して制御装置にログ情報生成及びログ情報出力指示を与え、ログ情報の出力完了後にはログ情報生成終了及びログ情報出力停止指示を与える必要がある。通常、これらの指示には特別な操作や制御装置に関する専門的な知識を必要とする。
本発明は、簡易な操作で必要なログ情報を取得可能とすることを目的とする。
また、ログ情報の出力を開始する際は、ログ情報の内容・詳細度・出力先等を指定して制御装置にログ情報生成及びログ情報出力指示を与え、ログ情報の出力完了後にはログ情報生成終了及びログ情報出力停止指示を与える必要がある。通常、これらの指示には特別な操作や制御装置に関する専門的な知識を必要とする。
本発明は、簡易な操作で必要なログ情報を取得可能とすることを目的とする。
本発明は、制御装置と外部装置とを含むシステムであって、前記制御装置は、近距離無線通信を介して接続された前記外部装置との距離を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された距離に基づき、前記近距離無線通信を介して前記外部装置に出力するログ情報を制御する制御手段と、を有し、前記外部装置は、前記出力された前記ログ情報を表示する表示手段を有する。
本発明によれば、簡易な操作で必要なログ情報を取得可能とすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御装置100のコントローラユニット40は、文書等の画像を読み取って画像データを入力する画像入力デバイスとしてのスキャナ51や画像出力デバイスであるプリンタ52と接続する。また、コントローラユニット40は、外部装置110と無線アクセスポイントや無線ダイレクト接続43を経由して通信を行う。コントローラユニット40は、外部装置110と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラである。
CPU11は、図1の制御装置100内のシステム全体を制御するコントローラである。RAM12は、CPU11が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ、画像データを一時記憶するための画像メモリである。ROM15は、ブートROMであり、制御装置100のシステムのブートプログラムが格納されている。
メモリ16は、制御装置100のハードディスクドライブである。メモリ16には図2に示す制御装置100のソフトウェア構成に係るプログラムや、画像データが格納される。メモリ16の画像データ用格納領域としては、外部装置110から受信した印刷ジョブを格納する。
CPU11がメモリ16に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することにより図2に示す制御装置100のソフトウェア構成及び後述する図3、4、10のフローチャートの処理が実現される。
図1は、制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御装置100のコントローラユニット40は、文書等の画像を読み取って画像データを入力する画像入力デバイスとしてのスキャナ51や画像出力デバイスであるプリンタ52と接続する。また、コントローラユニット40は、外部装置110と無線アクセスポイントや無線ダイレクト接続43を経由して通信を行う。コントローラユニット40は、外部装置110と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラである。
CPU11は、図1の制御装置100内のシステム全体を制御するコントローラである。RAM12は、CPU11が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ、画像データを一時記憶するための画像メモリである。ROM15は、ブートROMであり、制御装置100のシステムのブートプログラムが格納されている。
メモリ16は、制御装置100のハードディスクドライブである。メモリ16には図2に示す制御装置100のソフトウェア構成に係るプログラムや、画像データが格納される。メモリ16の画像データ用格納領域としては、外部装置110から受信した印刷ジョブを格納する。
CPU11がメモリ16に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することにより図2に示す制御装置100のソフトウェア構成及び後述する図3、4、10のフローチャートの処理が実現される。
操作部I/F13は、操作部14とのインタフェース部であり、操作部14に表示する画像データを操作部14に対して出力する。また、操作部I/F13は、操作部14から制御装置100のユーザが入力した情報をCPU11に伝える機能を有する。
近接無線通信部18は、NFCタグであり、外部装置110と近接無線通信41を行うことができる。有線ネットワークI/F21は、有線ネットワーク42に接続され、無線アクセスポイント経由で外部装置110と情報の入出力を行う。無線ネットワークI/F19は、無線ダイレクト接続に対応し、無線ネットワークと通信し、外部装置110と情報の入出力を行う。
Image Bus I/F17は、データ構造を変換するバスブリッジであり、システムバス20及び画像データを高速で転送する画像バス37に接続されている。画像バス37は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。画像バス37上には、ラスターイメージプロセッサ(RIP)32、デバイスI/F33、スキャナ画像処理部34、プリンタ画像処理部35、画像回転部36、及び画像圧縮伸張・密度変換部31の各デバイスが配置される。
RIP32は、PDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F33は、スキャナ51やプリンタ52とコントローラユニット40とを接続する。スキャナ画像処理部34は、スキャナ51より入力された画像データに対して補正、加工、及び編集を行う。プリンタ画像処理部35は、プリンタ52に出力する画像データに対して印刷補正、解像度変換等を行う。画像回転部36は、画像データの回転を行う。画像圧縮伸張・密度変換部31は、多値画像データをJPEGに変換したり、2値画像データに対してJBIG、MMR、又はMHの圧縮伸長処理をしたりする。
外部装置110はハードウェア構成として少なくともCPU、メモリ、表示部、近距離無線通信部等を有する。外部装置110のCPUが外部装置110のメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより図2に示す外部装置110のソフトウェア構成及び後述する図6のフローチャートの処理が実現される。
近接無線通信部18は、NFCタグであり、外部装置110と近接無線通信41を行うことができる。有線ネットワークI/F21は、有線ネットワーク42に接続され、無線アクセスポイント経由で外部装置110と情報の入出力を行う。無線ネットワークI/F19は、無線ダイレクト接続に対応し、無線ネットワークと通信し、外部装置110と情報の入出力を行う。
Image Bus I/F17は、データ構造を変換するバスブリッジであり、システムバス20及び画像データを高速で転送する画像バス37に接続されている。画像バス37は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。画像バス37上には、ラスターイメージプロセッサ(RIP)32、デバイスI/F33、スキャナ画像処理部34、プリンタ画像処理部35、画像回転部36、及び画像圧縮伸張・密度変換部31の各デバイスが配置される。
RIP32は、PDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F33は、スキャナ51やプリンタ52とコントローラユニット40とを接続する。スキャナ画像処理部34は、スキャナ51より入力された画像データに対して補正、加工、及び編集を行う。プリンタ画像処理部35は、プリンタ52に出力する画像データに対して印刷補正、解像度変換等を行う。画像回転部36は、画像データの回転を行う。画像圧縮伸張・密度変換部31は、多値画像データをJPEGに変換したり、2値画像データに対してJBIG、MMR、又はMHの圧縮伸長処理をしたりする。
外部装置110はハードウェア構成として少なくともCPU、メモリ、表示部、近距離無線通信部等を有する。外部装置110のCPUが外部装置110のメモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより図2に示す外部装置110のソフトウェア構成及び後述する図6のフローチャートの処理が実現される。
図2は、保守システムのシステム構成及びソフトウェア構成の一例を示す図である。
保守システムでは制御装置100におけるユーザ操作や内部動作がログ情報の取得対象となる。
外部装置110は、制御装置100から送信されるログ情報を受信する。
ログ情報送信部101は、無線通信部を備えた外部装置110に対してログ情報を無線で出力する。ログ情報送信部101が送信するログ情報の種類は、制御装置内の動作履歴やユーザインタフェースを介したユーザの操作履歴等、制御装置100が提供する機能に応じて様々存在する。
取得部102は、外部装置110との距離を取得する。
制御部103は、取得部102で取得した距離に基づきログ情報の生成を制御し、生成したログ情報をログ情報送信部101に送信する。
ここで、ログ情報送信部101及び取得部102は、制御装置100に配置される無線通信モジュールの一部として構成されてもよい。無線通信モジュールの一例としては、ISO/IEC で規格化されているNFCチップやBluetooth(登録商標)モジュー等、多くの種類が想定される。更に、通信周波数帯及び通信距離の異なる複数の無線通信モジュールを組み合わせて1組の無線通信モジュールとして機能させてもよい。何れにせよ、本実施形態では無線通信モジュールの種類や態様を限定しない。
保守システムでは制御装置100におけるユーザ操作や内部動作がログ情報の取得対象となる。
外部装置110は、制御装置100から送信されるログ情報を受信する。
ログ情報送信部101は、無線通信部を備えた外部装置110に対してログ情報を無線で出力する。ログ情報送信部101が送信するログ情報の種類は、制御装置内の動作履歴やユーザインタフェースを介したユーザの操作履歴等、制御装置100が提供する機能に応じて様々存在する。
取得部102は、外部装置110との距離を取得する。
制御部103は、取得部102で取得した距離に基づきログ情報の生成を制御し、生成したログ情報をログ情報送信部101に送信する。
ここで、ログ情報送信部101及び取得部102は、制御装置100に配置される無線通信モジュールの一部として構成されてもよい。無線通信モジュールの一例としては、ISO/IEC で規格化されているNFCチップやBluetooth(登録商標)モジュー等、多くの種類が想定される。更に、通信周波数帯及び通信距離の異なる複数の無線通信モジュールを組み合わせて1組の無線通信モジュールとして機能させてもよい。何れにせよ、本実施形態では無線通信モジュールの種類や態様を限定しない。
ログ情報受信部111は、制御装置100が送信するログ情報を取得する。ここで、ログ情報受信部111は外部装置110に配置される無線通信モジュールの一部として構成されてもよい。また、無線通信モジュールは、制御装置100と通信可能な態様であることが求められる。より具体的には制御装置100に配置される無線通信モジュールと外部装置110に配置される無線通信モジュールとは同一の規格の下で相互に接続可能であり、制御装置100から外部装置110に対してログ情報を含むデータを送信可能な構成であるべきである。
制御部112は、ログ情報受信部111で受信したログ情報を、ログ情報表示部113に送信し、ログ情報を表示させる。
ログ情報表示部113は、ディスプレイ等の表示部にログ情報を表示してもよいし、ログ情報受信部111が受信したログ情報を更に他の装置に転送することで、外部装置110以外の他の装置でログ情報を表示させてもよい。但し、本実施形態では説明の簡略化のため、ログ情報表示部113は、外部装置110のディスプレイ等の表示部にログ情報を表示するものとして説明を行う。
制御部112は、ログ情報受信部111で受信したログ情報を、ログ情報表示部113に送信し、ログ情報を表示させる。
ログ情報表示部113は、ディスプレイ等の表示部にログ情報を表示してもよいし、ログ情報受信部111が受信したログ情報を更に他の装置に転送することで、外部装置110以外の他の装置でログ情報を表示させてもよい。但し、本実施形態では説明の簡略化のため、ログ情報表示部113は、外部装置110のディスプレイ等の表示部にログ情報を表示するものとして説明を行う。
図3は、ログ情報を送信する情報処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、保守システムにおけるログ情報の取得対象である制御装置100上での処理となる。
S201では、制御部103は、制御装置100上のシステムの初期化を実施する。システムの初期化には、制御装置100の電源がONになった際に実施される処理が含まれ、例えば無線通信モジュールの起動や、制御装置100と外部装置110との間の距離L、ログ情報取得機能の有効/無効の設定等の初期化が含まれる。
S202では、制御部103は、以降のS203からS207までの処理を制御装置100上のシステムが起動状態にある限りくり返す。
S203では、制御部103は、ログ情報取得機能が有効か否かを判定する。制御部103は、ログ情報取得機能が有効である場合(S203においてYES)、S204に進む。一方、制御部103は、ログ情報取得機能が有効でない、即ちログ情報取得機能が無効である場合(S203においてNO)、S202のくり返し処理に戻る。ここで、ログ情報取得機能の有効/無効の設定の設定情報は、例えば、RAM12等に保存される。制御部103は、S201にてシステムの初期化と同時に設定情報を設定した後、制御装置100が具備するタッチパネル等のユーザインタフェースを介したユーザの設定操作に応じて、有効/無効の設定を変更してもよい。また、制御部103は、例えばS203の判定処理を省略し、常にログ情報取得機能を有効としてもよい。
S201では、制御部103は、制御装置100上のシステムの初期化を実施する。システムの初期化には、制御装置100の電源がONになった際に実施される処理が含まれ、例えば無線通信モジュールの起動や、制御装置100と外部装置110との間の距離L、ログ情報取得機能の有効/無効の設定等の初期化が含まれる。
S202では、制御部103は、以降のS203からS207までの処理を制御装置100上のシステムが起動状態にある限りくり返す。
S203では、制御部103は、ログ情報取得機能が有効か否かを判定する。制御部103は、ログ情報取得機能が有効である場合(S203においてYES)、S204に進む。一方、制御部103は、ログ情報取得機能が有効でない、即ちログ情報取得機能が無効である場合(S203においてNO)、S202のくり返し処理に戻る。ここで、ログ情報取得機能の有効/無効の設定の設定情報は、例えば、RAM12等に保存される。制御部103は、S201にてシステムの初期化と同時に設定情報を設定した後、制御装置100が具備するタッチパネル等のユーザインタフェースを介したユーザの設定操作に応じて、有効/無効の設定を変更してもよい。また、制御部103は、例えばS203の判定処理を省略し、常にログ情報取得機能を有効としてもよい。
S204では、取得部102は、外部装置110との接続状態を確認する。本処理には、制御装置100に配置される無線通信モジュールの規格に準じた接続処理が含まれる。例えばRFIDとRFリーダとによって無線通信を実現する場合は、RFIDがRFリーダの通信範囲内に入ったことをトリガとして接続処理が開始され、RFIDがRFリーダの通信範囲外に出るまで通信状態が保持される。
S205では、制御部103は、S204の確認の結果に基づき、制御装置100と外部装置110とが現在接続中か否かを判定する。制御部103は、接続中の場合(S205においてYES)、S206に進み、接続状態にない、即ち対向として有効な外部装置110が制御装置100の通信範囲内に存在しない場合(S205においてNO)、S202のくり返し処理に戻る。
S206では、制御部103は、ログ情報を生成する。この処理の詳細は後述する図4を用いて説明する。
S207では、ログ情報送信部101は、ログ情報を外部装置110に出力する。本処理には、制御装置100に配置される無線通信モジュールの規格に準じた通信処理が含まれる。ここで、S206及びS207の処理の関係は、S206の処理の完了後にS207の処理を開始する逐次処理の関係でもよいし、又はS206及びS207の処理が時間的に並行に動作する並行処理の関係でもよい。並行処理の関係について、より具体的には、制御部103及びログ情報送信部101は、S206の処理によってログ情報が生成される都度、S207の処理によってログ情報を外部装置110に出力してもよい。
S205では、制御部103は、S204の確認の結果に基づき、制御装置100と外部装置110とが現在接続中か否かを判定する。制御部103は、接続中の場合(S205においてYES)、S206に進み、接続状態にない、即ち対向として有効な外部装置110が制御装置100の通信範囲内に存在しない場合(S205においてNO)、S202のくり返し処理に戻る。
S206では、制御部103は、ログ情報を生成する。この処理の詳細は後述する図4を用いて説明する。
S207では、ログ情報送信部101は、ログ情報を外部装置110に出力する。本処理には、制御装置100に配置される無線通信モジュールの規格に準じた通信処理が含まれる。ここで、S206及びS207の処理の関係は、S206の処理の完了後にS207の処理を開始する逐次処理の関係でもよいし、又はS206及びS207の処理が時間的に並行に動作する並行処理の関係でもよい。並行処理の関係について、より具体的には、制御部103及びログ情報送信部101は、S206の処理によってログ情報が生成される都度、S207の処理によってログ情報を外部装置110に出力してもよい。
図4は、実施形態1におけるログ情報を生成する処理の詳細を示すフローチャートである。以下では、本フローチャートに沿って、図5の具体例を交えながら説明を行う。
S301では、取得部102は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lを同定する。ここで、近距離無線通信を利用した距離Lの同定方法としては、予め電界強度と距離とを対応付けたテーブルを制御装置100のメモリ16等に用意しておく方法等が知られている。また、制御装置100は、周波数帯及び通信距離の異なる複数の近距離無線通信モジュールを組み合わせ、それぞれの通信状態を監視することでも距離Lを同定することができるが、本実施形態ではこれらの距離Lの同定方法を限定しない。
S302では、制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが前回計測時と同じ距離範囲に含まれるか否かを判定する。制御部103は、例えば、RAM12又はメモリ16等に前回計測時の距離Lを保存しているものとする。制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが前回と同じ距離範囲である場合(S302においてNO)、S304に進む。一方、制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが前回と異なる距離範囲に含まれる場合(S302においてYES)、S303に進む。また、制御部103は、S302の処理によって同定した距離範囲及び距離範囲の変化情報を、制御装置100の操作部14に表示するようにしてもよい。また、制御部103は、S302の処理によって同定した距離範囲及び距離範囲の変化情報を、外部装置110に送信し、外部装置110のディスプレイ等の表示部に表示させるようにしてもよい。更に、制御部103は、S302の処理によって同定した距離範囲及び距離範囲の変化情報を、後述する図5で説明する出力ログ情報に変換して操作部14、又は外部装置110のディスプレイ等の表示部に表示させるようにしてもよい。このような処理を行うことにより、ユーザは現在どの出力ログ情報が出力されるかを逐次確認しながら制御装置100と外部装置110との間の距離Lを調節可能となる。
S303では、制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lから新たな出力ログ情報を決定する。この決定方法については、図5の具体例を用いて説明する。
S304では、制御部103は、S303の処理結果に基づきログ情報を生成する。
S301では、取得部102は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lを同定する。ここで、近距離無線通信を利用した距離Lの同定方法としては、予め電界強度と距離とを対応付けたテーブルを制御装置100のメモリ16等に用意しておく方法等が知られている。また、制御装置100は、周波数帯及び通信距離の異なる複数の近距離無線通信モジュールを組み合わせ、それぞれの通信状態を監視することでも距離Lを同定することができるが、本実施形態ではこれらの距離Lの同定方法を限定しない。
S302では、制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが前回計測時と同じ距離範囲に含まれるか否かを判定する。制御部103は、例えば、RAM12又はメモリ16等に前回計測時の距離Lを保存しているものとする。制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが前回と同じ距離範囲である場合(S302においてNO)、S304に進む。一方、制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが前回と異なる距離範囲に含まれる場合(S302においてYES)、S303に進む。また、制御部103は、S302の処理によって同定した距離範囲及び距離範囲の変化情報を、制御装置100の操作部14に表示するようにしてもよい。また、制御部103は、S302の処理によって同定した距離範囲及び距離範囲の変化情報を、外部装置110に送信し、外部装置110のディスプレイ等の表示部に表示させるようにしてもよい。更に、制御部103は、S302の処理によって同定した距離範囲及び距離範囲の変化情報を、後述する図5で説明する出力ログ情報に変換して操作部14、又は外部装置110のディスプレイ等の表示部に表示させるようにしてもよい。このような処理を行うことにより、ユーザは現在どの出力ログ情報が出力されるかを逐次確認しながら制御装置100と外部装置110との間の距離Lを調節可能となる。
S303では、制御部103は、制御装置100と外部装置110との間の距離Lから新たな出力ログ情報を決定する。この決定方法については、図5の具体例を用いて説明する。
S304では、制御部103は、S303の処理結果に基づきログ情報を生成する。
図5は、実施形態1における制御装置100と外部装置110との間の距離Lと出力ログ情報との関係を示す表の一例を示す図である。図5の示す表は、例えば、メモリ16に記憶されている。制御部103は、制御装置100が具備するタッチパネル等のユーザインタフェースを介したユーザの設定操作に応じて、表400を設定、変更することができる。
列401は制御装置100と外部装置110との間の距離Lを表し、これはS301によって同定された値に相当する。
列402は距離範囲であり、S301によって同定された距離Lに応じて所定値ごとに複数の距離範囲に分類される。表400の例では、制御装置100と外部装置110とが接続状態にある場合の距離範囲A〜C及び、接続状態に無い場合の距離範囲Zがそれぞれ定義されている。特に接続状態にある場合の距離範囲は、制御装置100と外部装置110とが最も近接している距離範囲Aから順に3段階に分かれているが、保守システムの運用形態によってこれら距離範囲をまとめて1段階にしてもよいし、より多段階に細分してもよい。
列403はログ情報出力内容であり、列402に示す距離範囲に応じたログ情報の出力内容が保持されている。表400の例では、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが最も近い距離範囲Aでは、レベル3のログ情報が出力され、以降、距離Lが遠くなるに従いレベル2、レベル1のログ情報が出力される。ここで、例えばレベル1のログ情報には制御装置100の動作上致命的な障害情報を定義する。更に、レベル2のログ情報にはレベル1に加えて警告情報を、レベル3のログ情報にはレベル2に加えてより詳細な動作履歴情報を定義する等して、レベルに応じて出力するログ情報を定義できる。
レベル2の詳細度のログ情報を所定の詳細度のログ情報とすると、レベル3の詳細度のログ情報は、ログ情報の詳細度を所定の詳細度より上げたログ情報の一例となる。また、レベル2の詳細度のログ情報を所定の詳細度のログ情報とすると、レベル1の詳細度のログ情報は、ログ情報の詳細度を所定の詳細度より下げたログ情報の一例となる。
また、図5は、距離Lが近いほどログ情報の出力内容を詳細化する例であるが、これとは逆に距離Lが遠いほどログ情報の出力内容を詳細化するよう図5を設定してもよい。
列401は制御装置100と外部装置110との間の距離Lを表し、これはS301によって同定された値に相当する。
列402は距離範囲であり、S301によって同定された距離Lに応じて所定値ごとに複数の距離範囲に分類される。表400の例では、制御装置100と外部装置110とが接続状態にある場合の距離範囲A〜C及び、接続状態に無い場合の距離範囲Zがそれぞれ定義されている。特に接続状態にある場合の距離範囲は、制御装置100と外部装置110とが最も近接している距離範囲Aから順に3段階に分かれているが、保守システムの運用形態によってこれら距離範囲をまとめて1段階にしてもよいし、より多段階に細分してもよい。
列403はログ情報出力内容であり、列402に示す距離範囲に応じたログ情報の出力内容が保持されている。表400の例では、制御装置100と外部装置110との間の距離Lが最も近い距離範囲Aでは、レベル3のログ情報が出力され、以降、距離Lが遠くなるに従いレベル2、レベル1のログ情報が出力される。ここで、例えばレベル1のログ情報には制御装置100の動作上致命的な障害情報を定義する。更に、レベル2のログ情報にはレベル1に加えて警告情報を、レベル3のログ情報にはレベル2に加えてより詳細な動作履歴情報を定義する等して、レベルに応じて出力するログ情報を定義できる。
レベル2の詳細度のログ情報を所定の詳細度のログ情報とすると、レベル3の詳細度のログ情報は、ログ情報の詳細度を所定の詳細度より上げたログ情報の一例となる。また、レベル2の詳細度のログ情報を所定の詳細度のログ情報とすると、レベル1の詳細度のログ情報は、ログ情報の詳細度を所定の詳細度より下げたログ情報の一例となる。
また、図5は、距離Lが近いほどログ情報の出力内容を詳細化する例であるが、これとは逆に距離Lが遠いほどログ情報の出力内容を詳細化するよう図5を設定してもよい。
図6は、実施形態1における外部装置110がログ情報を受信する情報処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、本保守システムにおけるログ情報の受信先である外部装置110上での処理となる。
S501では、制御部112は、外部装置110上のシステムの初期化を実施する。システムの初期化には、外部装置110の電源がONになった際に実施される処理が含まれ、例えば無線通信モジュールの起動や、それに伴うログ情報表示設定の初期化等が含まれる。
S502では、制御部112は、以降のS503からS505までの処理を外部装置110上のシステムが起動状態にある限りくり返す。
S503では、ログ情報受信部111は、外部装置110と制御装置100との接続状態を確認する。本処理は、制御装置100のS204の処理と連携して実行される。
S504では、ログ情報受信部111は、制御装置100からログ情報を受信する。本処理で受信するログ情報は、制御装置100がS207の処理で出力されたログ情報である。
S505では、ログ情報表示部113は、S504で受信されたログ情報を表示する。ログ情報表示部113は、ディスプレイ等の表示部にログ情報を表示してもよいし、ログ情報受信部111が受信したログ情報を更に他の装置に転送することで、外部装置110以外の他の装置でログ情報を表示させてもよい。また、ログ情報表示部113は、一旦、外部装置110に蓄積したログ情報を、S504にてログ情報を受信したのとは異なるタイミングで表示してもよい。何れにせよ、S505の処理はユーザがログを確認することを目的としており、その構成や確認のタイミングを限定しない。
S501では、制御部112は、外部装置110上のシステムの初期化を実施する。システムの初期化には、外部装置110の電源がONになった際に実施される処理が含まれ、例えば無線通信モジュールの起動や、それに伴うログ情報表示設定の初期化等が含まれる。
S502では、制御部112は、以降のS503からS505までの処理を外部装置110上のシステムが起動状態にある限りくり返す。
S503では、ログ情報受信部111は、外部装置110と制御装置100との接続状態を確認する。本処理は、制御装置100のS204の処理と連携して実行される。
S504では、ログ情報受信部111は、制御装置100からログ情報を受信する。本処理で受信するログ情報は、制御装置100がS207の処理で出力されたログ情報である。
S505では、ログ情報表示部113は、S504で受信されたログ情報を表示する。ログ情報表示部113は、ディスプレイ等の表示部にログ情報を表示してもよいし、ログ情報受信部111が受信したログ情報を更に他の装置に転送することで、外部装置110以外の他の装置でログ情報を表示させてもよい。また、ログ情報表示部113は、一旦、外部装置110に蓄積したログ情報を、S504にてログ情報を受信したのとは異なるタイミングで表示してもよい。何れにせよ、S505の処理はユーザがログを確認することを目的としており、その構成や確認のタイミングを限定しない。
図7は、実施形態1におけるログ情報取得操作の具体例を示す図である。
制御装置100と外部装置110との距離をそれぞれlt0、lt1、lt2とする。以降、ユーザが外部装置110を移動させ、制御装置100との距離を縮める操作によってログを取得する処理を、制御装置100の処理を中心に説明する。
まず、制御装置100と外部装置110との距離がlt0にある状態で各装置の初期化が実施された場合を考える。制御装置100は、S201の処理によってシステムの初期化を実施する。ここで、lt0が近距離無線通信を確立できる距離よりも遠い場合、制御装置100は、制御装置100と外部装置110との距離Lの初期値として∞を設定する。また、制御装置100は、S205の判断の結果としてS206及びS207の処理を実施せずにシステムを動作する。
次に、制御装置100と外部装置110との距離がlt1に縮まり、lt1が近距離無線通信を確立できる設定値として設定された距離より近い場合、制御装置100は、S204の処理により無線通信モジュールの規格に準じた接続処理を実施する。その後、制御装置100は、S206の処理によりログ情報を生成し、S207の処理によりログ情報を外部装置110に出力する。
更に、制御装置100と外部装置110との距離がlt2に縮まった場合、制御装置100は、S206の処理により列402の距離範囲を更新し、更新した距離範囲に応じた出力内容のログ情報を外部装置110に出力する。
また、制御装置100と外部装置110との距離が再度lt0に広がった場合は、近距離無線通信を確立できる設定値として設定された距離より遠いとし、制御装置100と外部装置110との近距離無線通信が切断され、ログ情報の出力が終了する。
制御装置100と外部装置110との距離をそれぞれlt0、lt1、lt2とする。以降、ユーザが外部装置110を移動させ、制御装置100との距離を縮める操作によってログを取得する処理を、制御装置100の処理を中心に説明する。
まず、制御装置100と外部装置110との距離がlt0にある状態で各装置の初期化が実施された場合を考える。制御装置100は、S201の処理によってシステムの初期化を実施する。ここで、lt0が近距離無線通信を確立できる距離よりも遠い場合、制御装置100は、制御装置100と外部装置110との距離Lの初期値として∞を設定する。また、制御装置100は、S205の判断の結果としてS206及びS207の処理を実施せずにシステムを動作する。
次に、制御装置100と外部装置110との距離がlt1に縮まり、lt1が近距離無線通信を確立できる設定値として設定された距離より近い場合、制御装置100は、S204の処理により無線通信モジュールの規格に準じた接続処理を実施する。その後、制御装置100は、S206の処理によりログ情報を生成し、S207の処理によりログ情報を外部装置110に出力する。
更に、制御装置100と外部装置110との距離がlt2に縮まった場合、制御装置100は、S206の処理により列402の距離範囲を更新し、更新した距離範囲に応じた出力内容のログ情報を外部装置110に出力する。
また、制御装置100と外部装置110との距離が再度lt0に広がった場合は、近距離無線通信を確立できる設定値として設定された距離より遠いとし、制御装置100と外部装置110との近距離無線通信が切断され、ログ情報の出力が終了する。
図8は、実施形態1におけるログ情報取得結果の具体例を示す図である。また、図8のログ情報は、図7のログ情報取得操作を実施した結果としてログ情報表示部113に表示されるログ情報の例である。
701は単一の動作や処理を実施した結果として表示されるログ情報である。701の例では、処理が発生した時刻、ログ情報のレベル、処理を実行した制御装置100内のモジュール名、処理の内容を構成要素としているが、本実施形態ではログ情報の構成要素を限定しない。
702、703及び704はそれぞれ複数のログ情報701の集合であり、図8の例では各処理が発生した時刻により整列・表示されている。ここで、集合702は、制御装置100と外部装置110との距離がlt1の時点で取得したログ情報の例であり、レベル1のログのみ表示されている。また、集合703は、制御装置100と外部装置110との距離がlt2の時点で取得したログ情報の例であり、レベル1のログに加え集合704に示すレベル2のログを含む。
以上により、制御装置100と外部装置110との距離に基づき出力するログ情報を制御し、近距離無線通信を用いて制御装置100から外部装置110にログ情報を送信する構成とする。このことで、簡易な操作で必要な期間及び必要な詳細度のログ情報を取得可能とすることができる。
701は単一の動作や処理を実施した結果として表示されるログ情報である。701の例では、処理が発生した時刻、ログ情報のレベル、処理を実行した制御装置100内のモジュール名、処理の内容を構成要素としているが、本実施形態ではログ情報の構成要素を限定しない。
702、703及び704はそれぞれ複数のログ情報701の集合であり、図8の例では各処理が発生した時刻により整列・表示されている。ここで、集合702は、制御装置100と外部装置110との距離がlt1の時点で取得したログ情報の例であり、レベル1のログのみ表示されている。また、集合703は、制御装置100と外部装置110との距離がlt2の時点で取得したログ情報の例であり、レベル1のログに加え集合704に示すレベル2のログを含む。
以上により、制御装置100と外部装置110との距離に基づき出力するログ情報を制御し、近距離無線通信を用いて制御装置100から外部装置110にログ情報を送信する構成とする。このことで、簡易な操作で必要な期間及び必要な詳細度のログ情報を取得可能とすることができる。
<実施形態2>
以下、実施形態2について、実施形態1との差異を中心に説明する。
実施形態2のログ情報を送信する情報処理は、図3のS206の処理を除き、実施形態1と同様である。また、実施形態2のログ情報を生成する処理は、図4のS304の処理を除き、実施形態1と同様である。
図9は、実施形態2における制御装置100と外部装置110との間の距離Lと出力ログ情報との関係を示す表の一例を示す図である。図9の示す表は、例えば、メモリ16に記憶されている。制御部103は、制御装置100が具備するタッチパネル等のユーザインタフェースを介したユーザの設定操作に応じて、表800を設定、変更することができる。
列801は制御装置100と外部装置110との間の距離Lを表し、これはS301によって同定された値に相当する。
列802は距離範囲であり、S301によって同定された距離Lに応じて複数の距離範囲に分類される。表800の例では、制御装置100と外部装置110とが接続状態にある場合の距離範囲a、b及び、接続状態に無い場合の距離範囲zがそれぞれ定義されている。
列803はログ情報出力内容であり、列802に示す距離範囲に応じたログ情報の出力内容が保持されている。表800の例では、距離範囲aでは紙搬送部の動作履歴が出力され、距離範囲bではユーザ操作履歴が出力される。このように、距離範囲毎に異なるログ情報を定義することができる。
以上により、制御装置100と外部装置110との距離に基づき出力するログ情報を制御し、近距離無線通信を用いて制御装置100から外部装置110にログ情報を送信する構成とする。このことで、簡易な操作で必要な期間及び必要な内容のログ情報を取得可能とすることができる。
以下、実施形態2について、実施形態1との差異を中心に説明する。
実施形態2のログ情報を送信する情報処理は、図3のS206の処理を除き、実施形態1と同様である。また、実施形態2のログ情報を生成する処理は、図4のS304の処理を除き、実施形態1と同様である。
図9は、実施形態2における制御装置100と外部装置110との間の距離Lと出力ログ情報との関係を示す表の一例を示す図である。図9の示す表は、例えば、メモリ16に記憶されている。制御部103は、制御装置100が具備するタッチパネル等のユーザインタフェースを介したユーザの設定操作に応じて、表800を設定、変更することができる。
列801は制御装置100と外部装置110との間の距離Lを表し、これはS301によって同定された値に相当する。
列802は距離範囲であり、S301によって同定された距離Lに応じて複数の距離範囲に分類される。表800の例では、制御装置100と外部装置110とが接続状態にある場合の距離範囲a、b及び、接続状態に無い場合の距離範囲zがそれぞれ定義されている。
列803はログ情報出力内容であり、列802に示す距離範囲に応じたログ情報の出力内容が保持されている。表800の例では、距離範囲aでは紙搬送部の動作履歴が出力され、距離範囲bではユーザ操作履歴が出力される。このように、距離範囲毎に異なるログ情報を定義することができる。
以上により、制御装置100と外部装置110との距離に基づき出力するログ情報を制御し、近距離無線通信を用いて制御装置100から外部装置110にログ情報を送信する構成とする。このことで、簡易な操作で必要な期間及び必要な内容のログ情報を取得可能とすることができる。
<実施形態3>
以下、実施形態3について、実施形態1との差異を中心に説明する。
実施形態2のログ情報を送信する情報処理は、図3のS206の処理を除き、実施形態1と同様である。
図10は、実施形態3におけるログ情報を生成する処理の詳細を示すフローチャートである。
S901では、制御部103は、ログ情報を生成する。その際、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離を考慮しない。
以上により、制御装置100と外部装置110とが接続状態にある場合は、近距離無線通信を用いて制御装置100から外部装置110にログ情報を送信する構成とすることで、簡易な操作で必要な期間のログ情報を取得可能となる。特に、制御装置100と外部装置110との距離を同定せず、近距離無線通信が接続状態にある期間において取得するログのレベルは一定である。
以下、実施形態3について、実施形態1との差異を中心に説明する。
実施形態2のログ情報を送信する情報処理は、図3のS206の処理を除き、実施形態1と同様である。
図10は、実施形態3におけるログ情報を生成する処理の詳細を示すフローチャートである。
S901では、制御部103は、ログ情報を生成する。その際、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離を考慮しない。
以上により、制御装置100と外部装置110とが接続状態にある場合は、近距離無線通信を用いて制御装置100から外部装置110にログ情報を送信する構成とすることで、簡易な操作で必要な期間のログ情報を取得可能となる。特に、制御装置100と外部装置110との距離を同定せず、近距離無線通信が接続状態にある期間において取得するログのレベルは一定である。
<その他の実施形態>
実施形態1及び2では制御装置100と外部装置110との距離に応じて制御部103が生成するログ情報を変化させることで、出力・表示するログ情報を制御した。一方で、制御装置100と外部装置110との距離に応じてログ情報送信部101が送信するログ情報を変化させることでも表示するログ情報を制御可能であり、上述した効果を奏することができる。即ち、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離が設定値よりも近くなった場合、近距離無線通信を介したログ情報の出力を開始し、前記距離が設定値よりも遠くなった場合、近距離無線通信を介したログ情報の出力を終了するようにしてもよい。また、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離が設定値よりも近くなった場合、近距離無線通信を介して出力するログ情報の詳細度を所定の詳細度より上げるようにしてもよい。また、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離が設定値よりも遠くなった場合、近距離無線通信を介して出力するログ情報の詳細度を所定の詳細度より下げるようにしてもよい。
また、制御装置100と外部装置110との距離に応じてログ情報表示部113が表示するログ情報を変化させることでも上述した効果を奏することができる。
実施形態1及び2では制御装置100と外部装置110との距離に応じて制御部103が生成するログ情報を変化させることで、出力・表示するログ情報を制御した。一方で、制御装置100と外部装置110との距離に応じてログ情報送信部101が送信するログ情報を変化させることでも表示するログ情報を制御可能であり、上述した効果を奏することができる。即ち、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離が設定値よりも近くなった場合、近距離無線通信を介したログ情報の出力を開始し、前記距離が設定値よりも遠くなった場合、近距離無線通信を介したログ情報の出力を終了するようにしてもよい。また、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離が設定値よりも近くなった場合、近距離無線通信を介して出力するログ情報の詳細度を所定の詳細度より上げるようにしてもよい。また、制御部103は、制御装置100と外部装置110との距離が設定値よりも遠くなった場合、近距離無線通信を介して出力するログ情報の詳細度を所定の詳細度より下げるようにしてもよい。
また、制御装置100と外部装置110との距離に応じてログ情報表示部113が表示するログ情報を変化させることでも上述した効果を奏することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した装置のソフトウェア構成の一部又はすべてをハードウェア構成として各装置に実装してもよい。
制御装置100の一例は、画像形成装置である。外部装置110の一例は、携帯端末装置、スマートフォン等である。
上述した各実施形態の処理によれば、簡易な操作で必要なログ情報を取得可能とすることができる。
制御装置100の一例は、画像形成装置である。外部装置110の一例は、携帯端末装置、スマートフォン等である。
上述した各実施形態の処理によれば、簡易な操作で必要なログ情報を取得可能とすることができる。
11 CPU
100 制御装置
110 外部装置
100 制御装置
110 外部装置
Claims (19)
- 制御装置と外部装置とを含むシステムであって、
前記制御装置は、
近距離無線通信を介して接続された前記外部装置との距離を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された距離に基づき、前記近距離無線通信を介して前記外部装置に出力するログ情報を制御する制御手段と、
を有し、
前記外部装置は、前記出力された前記ログ情報を表示する表示手段を有するシステム。 - 近距離無線通信を介して接続された外部装置との距離を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された距離に基づき、前記近距離無線通信を介して前記外部装置に出力するログ情報を制御する制御手段と、
を有する制御装置。 - 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも近くなった場合、前記ログ情報の生成を開始する請求項2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも遠くなった場合、前記ログ情報の生成を終了する請求項2又は3記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも近くなった場合、前記近距離無線通信を介した前記ログ情報の出力を開始する請求項2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも遠くなった場合、前記近距離無線通信を介した前記ログ情報の出力を終了する請求項2又は5記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも近くなった場合、生成する前記ログ情報の詳細度を所定の詳細度より上げる請求項2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも遠くなった場合、生成する前記ログ情報の詳細度を所定の詳細度より下げる請求項2又は7記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも近くなった場合、前記近距離無線通信を介して出力する前記ログ情報の詳細度を所定の詳細度より上げる請求項2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離が設定値よりも遠くなった場合、前記近距離無線通信を介して出力する前記ログ情報の詳細度を所定の詳細度より下げる請求項2又は9記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離に応じて前記ログ情報の詳細度を変更する請求項2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離に応じて前記ログ情報の内容を変更する請求項2記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離に対応する距離範囲を操作部に表示する請求項2乃至12の何れか1項記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離に対応する距離範囲の変化情報を操作部に表示する請求項2乃至12の何れか1項記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離に対応する距離範囲を、前記近距離無線通信を介して前記外部装置に出力する請求項2乃至12の何れか1項記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記取得手段により取得された距離に対応する距離範囲の変化情報を、前記近距離無線通信を介して前記外部装置に出力する請求項2乃至12の何れか1項記載の制御装置。
- 前記制御装置は、画像形成装置である請求項2乃至16の何れか1項記載の制御装置。
- 制御装置が実行する情報処理方法であって、
近距離無線通信を介して接続された外部装置との距離を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された距離に基づき、前記近距離無線通信を介して前記外部装置に出力するログ情報を制御する制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータを、請求項2乃至17の何れか1項記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016137073A JP2018008385A (ja) | 2016-07-11 | 2016-07-11 | システム、制御装置、情報処理方法及びプログラム |
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JP2016137073A Pending JP2018008385A (ja) | 2016-07-11 | 2016-07-11 | システム、制御装置、情報処理方法及びプログラム |
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