JP2018007590A - Cultivation method of cucurbita pepo l. - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、長期栽培が可能なズッキーニの栽培方法に関するものである。 The present invention relates to a method for cultivating zucchini capable of long-term cultivation.
ズッキーニはカボチャ属の野菜であり茎を長く伸ばしながら生育する。しかしながらズッキーニは葉の重量に対して茎が細く、ある程度生長すると折れて長期栽培を行うことが難しい。このため、ズッキーニの栽培は茎を地面に這わせて栽培する「這いづくり」か、地面に支柱を立てヒモもしくはマジックテープ(登録商標)等で茎を固定する「立ちづくり」で行われることが多い。ただし、「這いづくり」においては、地面との接触による病気の感染が懸念される他、実の変形や不均等な日照による色付き不良等が発生する可能性がある。この問題点に対し下記[特許文献1]では「這いづくり」において茎を地面から離して支持するズッキーニ用支柱に関する発明が開示されている。 Zucchini is a vegetable of the genus Pumpkin and grows with a long stem. However, zucchini has a thin stem relative to the weight of the leaf, and when it grows to some extent, it breaks and is difficult to cultivate for a long time. For this reason, zucchini can be cultivated by “making ugly” by cultivating stalks on the ground, or by “standing making” by setting up a strut on the ground and fixing the stalk with string or Velcro (registered trademark). Many. However, in the case of “cracking”, there is a concern about disease infection due to contact with the ground, and there is a possibility of color defects due to actual deformation or uneven sunshine. In response to this problem, the following [Patent Document 1] discloses an invention relating to a zucchini support that supports a stem away from the ground in “crawl making”.
しかしながら、ズッキーニの長期栽培では茎の長さが4m以上にもなり、従来の「這いづくり」や[特許文献1]に記載の発明では株を這わすための広いスペースが必要となり、また通路等も確保しにくいことから、長期栽培には向かないという問題点がある。また、「立ちづくり」でも栽培ハウスの軒高や支柱の長さに限界があり長期栽培は難しいという問題点がある。 However, in the long-term cultivation of zucchini, the length of the stem becomes 4 m or more, and the conventional “cracking” and the invention described in [Patent Document 1] require a wide space for wrinkling the strain, as well as passages, etc. However, there is a problem that it is not suitable for long-term cultivation. In addition, there is a problem that even with “standing creation”, there is a limit to the height of the eaves of the cultivation house and the length of the support column, making long-term cultivation difficult.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ズッキーニの茎を接地することなく誘引し長期間栽培することが可能なズッキーニの栽培方法を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the said situation, and it aims at providing the cultivation method of the zucchini which can attract and cultivate the zucchini stem without grounding for a long period of time.
本発明は、
(1)ズッキーニの栽培方法であって、
ズッキーニPが所定の茎長となった時に、上方に張られた誘引線30から垂下した誘引紐32とズッキーニPの茎とを固定具34によって固定し、さらに前記固定具34の固定位置よりも上方でズッキーニPの茎と前記誘引紐32とを掛止する誘引紐固定工程と、
前記ズッキーニPの生長に応じて前記掛止位置と前記固定具34の固定位置とをズッキーニPの茎の上方に移動させる掛止部移動工程と、
前記ズッキーニPの茎長が所定の長さを超えた時に前記ズッキーニPの茎が接地しないよう保持しながら前記誘引紐32を前記誘引線30に沿って横方向に移動させ、前記掛止部移動工程を行う横誘引工程と、
を有することを特徴とするズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)ズッキーニPの葉を下から除去してズッキーニPの葉の茂る範囲を先端から所定の長さに維持する葉欠き工程をさらに有するとともに、
葉の除去に応じて固定具34の固定位置を上方に移動させ掛止部移動工程を行うことを特徴とする上記(1)記載のズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)ズッキーニPの茎と誘引紐32との掛止を、前記誘引紐32に沿ってスライド可能な複数の可動掛止具36によって行うことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)ズッキーニPの茎長が30cm±10cmのときに誘引紐固定工程を行い、
掛止位置の間隔を15cm〜30cm以下とし、
ズッキーニPの茎長が80cm〜150cmを超えた場合に葉欠き工程を行って、葉の茂る範囲を先端から50cm〜150cmに維持することを特徴とする上記(2)または(3)に記載のズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
The present invention
(1) A method for cultivating zucchini,
When the zucchini P reaches a predetermined stem length, the attracting
A latching portion moving step of moving the latching position and the fixing position of the
When the stem length of the zucchini P exceeds a predetermined length, the
By providing a method for cultivating zucchini characterized by having
(2) The method further includes a leaf notching step for removing the zucchini P leaves from below to maintain the leafy zucchini P leaves at a predetermined length from the tip,
The above-mentioned problem is solved by providing the method for cultivating zucchini according to the above (1), wherein the
(3) In the above (1) or (2), the zucchini P stem and the attracting
(4) When the stem length of zucchini P is 30 cm ± 10 cm, an attracting string fixing process is performed,
The interval between the latching positions is 15 cm to 30 cm or less,
When the stem length of zucchini P exceeds 80 cm to 150 cm, the leaf notching step is performed, and the leafy area is maintained at 50 cm to 150 cm from the tip, as described in (2) or (3) above The above problems are solved by providing a method for cultivating zucchini.
本発明に係るズッキーニの栽培方法は、上方から垂下した誘引紐によってズッキーニを支持する。そして、ズッキーニの生長に応じて固定位置、掛止位置を茎の上方に移動させるとともに、適宜下方の葉を切除する。また、ズッキーニの茎長が所定の長さを超えた場合、誘引紐を横方向に移動してズッキーニを横方向に誘引する。これにより、ズッキーニの長期栽培を可能とし、その収穫期間、収穫量を向上させることができる。 In the cultivation method of zucchini according to the present invention, the zucchini is supported by an attracting string hanging from above. Then, according to the growth of zucchini, the fixed position and the latching position are moved above the stem, and the lower leaf is appropriately excised. When the stem length of the zucchini exceeds a predetermined length, the attracting string is moved in the horizontal direction to attract the zucchini in the horizontal direction. Thereby, long-term cultivation of zucchini is enabled, and the harvest period and yield can be improved.
本発明に係るズッキーニの栽培方法の実施の形態について図面に基づいて説明する。先ず、図1を用いて本発明に係るズッキーニの栽培方法に好適な栽培具を説明する。本発明に係るズッキーニの栽培方法に好適な栽培具は、栽培ハウスや露地の農地等の上方に張られた誘引線30と、この誘引線30から垂下した誘引紐32と、この誘引紐32の先側に着脱可能に固定した固定具34と、誘引紐32に沿ってスライド可能な複数の可動掛止具36と、誘引紐32の上端を保持するとともに誘引線30に沿ってスライド可能な横スライド部38と、を有している。尚、本発明に係るズッキーニの栽培方法では、必ずしも可動掛止具36を用いる必要は無く、誘引紐32を直接ズッキーニPの茎に巻き付けて掛止するようにしても良い。また、ここでは横スライド部38が誘引紐32を巻回して保持する例を示しているが、誘引紐32はズッキーニPの栽培中は基本的に巻き伸ばされることは無い。
Embodiment of the cultivation method of zucchini concerning this invention is described based on drawing. First, the cultivation tool suitable for the cultivation method of zucchini based on this invention is demonstrated using FIG. A cultivation tool suitable for the method of cultivating zucchini according to the present invention includes an attracting
また、誘引線30はズッキーニの株を定植する畝や水耕栽培の栽培槽等の培地10に沿って設置する。誘引線30の設置高さには特に限定は無いが通常180cm〜200cm程度とする。また、ズッキーニPは、図2(a)に示すように単条植えとしても良いし、二条植えとしても良い。ただし、二条植えとする場合には、図2(b)に示すように斜向かいに定植する二条千鳥植えを採用することが好ましい。そして、二条植えの場合には誘引線30を培地10を挟んで両側に1本ずつ設置する。また、単条植えの場合でも誘引線30を培地10を挟んで両側に1本ずつ設けることが好ましい。この際、誘引線30はズッキーニの株の真上ではなく、株の定植位置から外側にずらして設置する。そして、後述の横誘引工程を行う場合には、単条植えの場合では図2(a)に示すように誘引方向を株毎に逆方向とし、株同志の重なりを回避する。また、二条植えの場合では図2(b)に示すように誘引方向を条ごとに逆方向とし、株同志の重なりを回避する。これにより、ズッキーニPへの日照と風通しを確保するとともに作業性の向上を図ることができる。
Moreover, the attracting
また、本発明に係るズッキーニの栽培方法に用いる固定具34には特に限定は無いが、一端に誘引紐32が着脱可能に固定し、他端が開閉可能なクリップやリング、ピンチ等を用いることが好ましい。また、可動掛止具36に関しても特に限定は無いが、誘引紐32及びズッキーニPの茎への着脱及び移動が容易なS字フック等を用いることが好ましい。
Moreover, although there is no limitation in particular in the
次に、本発明に係るズッキーニの栽培方法に関して説明する。尚、ここでは可動掛止具36を4つ用いて説明を行うが、可動掛止具36の数には特に限定は無く、いくつ使用しても良い。尚、可動掛止具36の数はズッキーニの種類や大きさにもよるが概ね4個〜7個が好適である。
Next, a method for cultivating zucchini according to the present invention will be described. Here, the description will be made using four
先ず、図1に示すように、培地10の所定の位置にズッキーニPの株を定植する。そして、誘引線30から株毎に誘引紐32を垂下する。
First, as shown in FIG. 1, a zucchini P strain is planted at a predetermined position in the
次に、ズッキーニPが生長し茎長T1が所定の長さ(草丈)となった時に、ズッキーニPの茎の下方に固定具34を固定する。尚、このときのズッキーニPの茎長T1としては概ね30cm±10cmとし、30cm〜35cmが特に好ましい。これにより、図3に示すように、ズッキーニPの茎に誘引紐32が固定具34を介して固定する。尚、固定具34を固定する際には、予めズッキーニPの葉を下から8枚から10枚切除し、この葉欠き部の上端近傍に固定具34を固定することが好ましい。このときのズッキーニPの葉欠きは基本的に1日あたり概ね3枚を上限に行う。
Next, when the zucchini P grows and the stem length T1 reaches a predetermined length (plant height), the
次に、第1の可動掛止具36aを固定具34の固定位置よりも上方でズッキーニPの茎に引掛け掛止する。これにより、ズッキーニPは固定具34と第1の可動掛止具36aを介して誘引紐32によって支持される。尚、このときの第1の可動掛止具36aの掛止位置はズッキーニPの先端から10cm前後の位置とすることが好ましい。以上が、本発明に係るズッキーニの栽培方法における誘引紐固定工程に相当する。
Next, the first
そして、ズッキーニPが生長して先端が伸びると、これに応じて第1の可動掛止具36aを適宜移動させ、掛止位置を先端から10cm前後の位置に維持する。そして図4に示すように固定具34と第1の可動掛止具36aとの間隔L1が所定の値に達した場合、第1の可動掛止具36aの移動を停止するとともに、第1の可動掛止具36aの上方に第2の可動掛止具36bを設けてズッキーニPの茎を掛止する。尚、このときの固定具34と最下段の可動掛止具36(第1の可動掛止具36a)との間隔L1の最大値は、ズッキーニPの種類や大きさにもよるが概ね15cm〜30cmの範囲で設定され、20cmが特に好ましい。この値は後述の各可動掛止具36間の間隔L2、L3、L4の最大値にも適用され、よって、間隔L1〜L4は上記の最大値以下の値を推移する。
And if zucchini P grows and a front-end | tip extends, according to this, the 1st
また、第2の可動掛止具36bはズッキーニPの生長に応じて適宜移動させ、掛止位置をズッキーニPの先端から10cm前後の位置に維持する。そしてさらにズッキーニPが生長し、第1の可動掛止具36aと第2の可動掛止具36bとの間隔L2が上記の最大値に達した場合、第2の可動掛止具36bの移動を停止して、第2の可動掛止具36bの上方に第3の可動掛止具36cを設けズッキーニPの茎を掛止する。そして、同様にズッキーニPの生長に応じて第3の可動掛止具36cを移動させる。そしてさらに、第2の可動掛止具36bと第3の可動掛止具36cとの間隔L3が上記の最大値に達した場合、第3の可動掛止具36cの移動を停止して、第3の可動掛止具36cの上方に第4の可動掛止具36dを設けズッキーニPの茎を掛止する。そして、同様にズッキーニPの生長に応じて第3の可動掛止具36cを移動させる。これにより、ズッキーニPは図5に示すように、固定具34と4つの可動掛止具36a〜36dを介して誘引紐32によって支持される。尚、可動掛止具36を用いずに誘引紐32を直接ズッキーニPの茎に巻き付ける構成では、誘引紐32を適宜巻き付けてズッキーニPを支持する。
Further, the second
さらに、ズッキーニPが生長し葉の茂る範囲が所定の長さ(80cm〜150cmの範囲が好ましく、80cmが特に好ましい)を超えた場合、ズッキーニPの葉を下から順に除去して、図6に示すように、葉の茂る範囲の長さT2を略一定の長さ(50cm〜150cmの範囲が好ましく、80cmが特に好ましい)に維持する。これが、本発明に係るズッキーニの栽培方法における葉欠き工程に相当する。尚、ズッキーニPの葉欠きは基本的に1日あたり3枚を上限とする。 Further, when the zucchini P grows and the leafy range exceeds a predetermined length (preferably in the range of 80 cm to 150 cm, particularly preferably 80 cm), the zucchini P leaves are removed in order from the bottom, and FIG. As shown, the length T2 of the leafy range is maintained at a substantially constant length (preferably in the range of 50 cm to 150 cm, particularly preferably 80 cm). This corresponds to the leaf notching step in the method of cultivating zucchini according to the present invention. Zucchini P leaves are basically limited to 3 per day.
また、葉欠き工程を行った際には、固定具34を誘引紐32及びズッキーニPの茎から一旦取り外し、葉欠き部の上端近傍に位置させて再度固定する。これにより、固定具34の固定位置が上方に移動する。尚、可動掛止具36の掛止位置まで葉欠きが行われた場合には、その可動掛止具36は一旦取り外し、ズッキーニPの生長に応じて適宜再利用する。また、可動掛止具36を用いずに誘引紐32を直接ズッキーニPの茎に巻き付ける構成では、固定具34を取り外した後、茎に巻き付いた下方の誘引紐32を適宜巻きほどき固定具34の移動を行う。
Further, when the leaf notching step is performed, the fixing
そして、葉欠き工程と固定具34の移動とを随時行い、固定具34と最下段の可動掛止具36との間隔L1が概ね5cm以下となった場合、最下段の可動掛止具36(ここでは、第1の可動掛止具36a)を誘引紐32から取り外し、図7に示すように、最上段の可動掛止具36(ここでは、第4の可動掛止具36d)の上に設置してズッキーニPの茎の掛止に用いる。そして、これらの動作を繰り返し行う事で、可動掛止具36が順番に繰り上がりながら固定具34及び可動掛止具36がズッキーニPの茎の上方に移動する。以上が本発明に係るズッキーニの栽培方法における掛止部移動工程に相当する。尚、固定具34の移動に伴い、固定具34の下に残った誘引紐32は適宜切断しても良いし、束ねるなどしても良い。
Then, the leaf notch process and the movement of the
さらに、ズッキーニPが生長し茎長が例えば180cm等の所定の長さを超えた場合、図8に示すように、ズッキーニPの茎が接地しないよう保持しながら横スライド部38を誘引線30に沿って横方向に移動させる。これにより、誘引紐32が誘引線30に沿って横方向に移動し、誘引紐32に支持されたズッキーニPも横方向に誘引される。そして、ズッキーニPの収穫位置T3を作業者が作業し易い概ね100cm〜150cmの範囲に維持する。そして、その後は適宜誘引紐32を横方向に移動させながら掛止部移動工程及び葉欠き工程を行う。これにより、ズッキーニPの収穫位置T3は常に略一定の位置に維持されながら、ズッキーニPは横方向に誘引されていく。以上が本発明に係るズッキーニの栽培方法における横誘引工程に相当する。
Further, when the zucchini P grows and the stem length exceeds a predetermined length such as 180 cm, for example, as shown in FIG. Move horizontally along. Thereby, the attracting
そして、本発明に係るズッキーニの栽培方法と、従来の「這いづくり」「立ちづくり」による栽培方法とを比較したところ、従来の栽培方法では収穫期間が約2ヶ月〜3ヶ月であったのに対し、本発明に係るズッキーニの栽培方法では収穫期間が約9ヶ月と長期間に亘る栽培と収穫が可能となった。また、収穫量は従来の栽培方法が10a(アール)当たり約2.1tであったのに対し、本発明に係るズッキーニの栽培方法では10a当たり約16.4tで約8倍に増加した。 And, when comparing the cultivation method of zucchini according to the present invention with the conventional cultivation method by “crack making” and “standing creation”, the harvest period was about 2 to 3 months in the conventional cultivation method. On the other hand, the zucchini cultivation method according to the present invention enables cultivation and harvesting over a long period of about 9 months. Further, the yield was about 2.1 tons per 10a in the conventional cultivation method, while the zucchini cultivation method according to the present invention increased about 8 times at about 16.4 tons per 10a.
以上のように、本発明に係るズッキーニの栽培方法は、上方の誘引線30から垂下した誘引紐32によってズッキーニPを支持する。そして、ズッキーニPの生長に応じて固定位置、掛止位置を茎の上方に移動させるとともに、適宜下方の葉を切除する。そして、ズッキーニPの茎の葉の茂る範囲を誘引紐32によって常に支持する。これにより、ズッキーニPの茎に過剰な負荷が掛からず茎の折れが防止され、ズッキーニPの長期栽培が可能となる。
As mentioned above, the cultivation method of the zucchini which concerns on this invention supports the zucchini P with the attracting
また、ズッキーニPの茎長が所定の長さを超えた場合、誘引紐32を横方向に移動してズッキーニPを誘引線30に沿って横方向に誘引する。そして、ズッキーニPの収穫位置T3を作業者が作業し易い位置に維持する。これにより、収穫作業の効率を向上させることができる。また、ズッキーニPは誘引線30に沿って誘引されるため通路が塞がれることも無く、また這いづくりと比較して省スペースでの長期栽培が可能となる。さらに、この横誘引はズッキーニPの茎が接地しないよう行うため、地面から病気が感染することも無い。
When the stem length of the zucchini P exceeds a predetermined length, the attracting
そして、本発明に係るズッキーニの栽培方法によれば、従来長期間の栽培が困難であったズッキーニの長期栽培を可能とし、その収穫期間、収穫量を飛躍的に向上させることができる。 And according to the cultivation method of zucchini which concerns on this invention, long-term cultivation of zucchini conventionally difficult for long-term cultivation is enabled, and the harvest period and yield can be improved dramatically.
尚、本例で示したズッキーニの栽培方法は一例であり、各工程の手法、各段階での数値、用いる栽培具の部材、形状、個数等は上記の例に限定されるものではなく、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。 In addition, the cultivation method of zucchini shown in this example is an example, and the method of each process, the numerical value in each stage, the member of the growing tool, the shape, the number, etc. are not limited to the above example. The invention can be modified and implemented without departing from the scope of the invention.
30 誘引線
32 誘引紐
34 固定具
36、36a〜36d 可動掛止具
P ズッキーニ
30 Lead line
32 Attraction string
34 Fixing tool
36, 36a-36d Movable latch
P Zucchini
本発明は、長期栽培が可能なズッキーニの栽培方法に関するものである。 The present invention relates to a method for cultivating zucchini capable of long-term cultivation.
ズッキーニはカボチャ属の野菜であり茎を長く伸ばしながら生育する。しかしながらズッキーニは葉の重量に対して茎が細く、ある程度生長すると折れて長期栽培を行うことが難しい。このため、ズッキーニの栽培は茎を地面に這わせて栽培する「這いづくり」か、地面に支柱を立てヒモもしくはマジックテープ(登録商標)等で茎を固定する「立ちづくり」で行われることが多い。ただし、「這いづくり」においては、地面との接触による病気の感染が懸念される他、実の変形や不均等な日照による色付き不良等が発生する可能性がある。この問題点に対し下記[特許文献1]では「這いづくり」において茎を地面から離して支持するズッキーニ用支柱に関する発明が開示されている。 Zucchini is a vegetable of the genus Pumpkin and grows with a long stem. However, zucchini has a thin stem relative to the weight of the leaf, and when it grows to some extent, it breaks and is difficult to cultivate for a long time. For this reason, zucchini can be cultivated by “making ugly” by cultivating stalks on the ground, or by “standing making” by setting up a strut on the ground and fixing the stalk with string or Velcro (registered trademark). Many. However, in the case of “cracking”, there is a concern about disease infection due to contact with the ground, and there is a possibility of color defects due to actual deformation or uneven sunshine. In response to this problem, the following [Patent Document 1] discloses an invention relating to a zucchini support that supports a stem away from the ground in “crawl making”.
しかしながら、ズッキーニの長期栽培では茎の長さが4m以上にもなり、従来の「這いづくり」や[特許文献1]に記載の発明では株を這わすための広いスペースが必要となり、また通路等も確保しにくいことから、長期栽培には向かないという問題点がある。また、「立ちづくり」でも栽培ハウスの軒高や支柱の長さに限界があり長期栽培は難しいという問題点がある。 However, in the long-term cultivation of zucchini, the length of the stem becomes 4 m or more, and the conventional “cracking” and the invention described in [Patent Document 1] require a wide space for wrinkling the strain, as well as passages, etc. However, there is a problem that it is not suitable for long-term cultivation. In addition, there is a problem that even with “standing creation”, there is a limit to the height of the eaves of the cultivation house and the length of the support column, making long-term cultivation difficult.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ズッキーニの茎を接地することなく誘引し長期間栽培することが可能なズッキーニの栽培方法を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the said situation, and it aims at providing the cultivation method of the zucchini which can attract and cultivate the zucchini stem without grounding for a long period of time.
本発明は、
(1)ズッキーニの栽培方法であって、
ズッキーニPが所定の茎長となった時に、上方に張られた誘引線30から垂下した誘引紐32とズッキーニPの茎とを前記ズッキーニPの葉を下から切除した葉欠き部の上端近傍で、一端が前記誘引紐32に着脱可能に固定し他端が開閉可能なクリップ型の固定具34によって固定し、さらに前記固定具34の固定位置よりも上方でズッキーニPの茎と前記誘引紐32とを前記誘引紐32に沿ってスライド可能で前記誘引紐32側が小さく他端が大きいS字フック型の可動掛止具36によって掛止する誘引紐固定工程と、
前記ズッキーニPの生長に応じて前記可動掛止具36の掛止位置と前記固定具34の固定位置とをズッキーニPの茎の上方に移動させる掛止部移動工程と、
前記ズッキーニPの茎長が所定の長さを超えた時に前記ズッキーニPの茎が接地しないよう保持しながら前記誘引紐32を前記誘引線30に沿って横方向に移動させ、前記掛止部移動工程を行う横誘引工程と、
を有することを特徴とするズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)ズッキーニPの葉を下から除去してズッキーニPの葉の茂る範囲を先端から所定の長さに維持する葉欠き工程をさらに有するとともに、
葉の除去に応じて固定具34の固定位置を上方に移動させ掛止部移動工程を行うことを特徴とする上記(1)記載のズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)誘引紐固定工程は、ズッキーニPの茎長が30cm±10cmのときにズッキーニPの茎の下方に固定具34を固定するとともに、ズッキーニPの先端から所定の位置に可動掛止具36を掛け止めし、
葉欠き工程は、ズッキーニPの茎長が80cm〜150cmを超えた場合に1日あたり3枚を上限に行って、葉の茂る範囲を先端から50cm〜150cmに維持し、
掛止部移動工程は、前記ズッキーニPの生長に応じて複数の可動掛止具36を設置するとともに、最上段の可動掛止具36をズッキーニPの先端から所定の位置に維持し、さらに可動掛止具36の掛止位置の間隔の最大値を15cm〜30cmの範囲とすることを特徴とする上記(2)記載のズッキーニの栽培方法を提供することにより、上記課題を解決する。
The present invention
(1) A method for cultivating zucchini,
When the zucchini P reaches a predetermined stem length, the attracting
A latching portion moving step of moving the latching position of the
When the stem length of the zucchini P exceeds a predetermined length, the attracting
By providing a method for cultivating zucchini characterized by having
(2) The method further includes a leaf notching step for removing the zucchini P leaves from below to maintain the leafy zucchini P leaves at a predetermined length from the tip,
The above-mentioned problem is solved by providing the method for cultivating zucchini according to the above (1), wherein the fixing
(3) In the attracting string fixing step, when the stem length of the zucchini P is 30 cm ± 10 cm, the
When the stem length of zucchini P exceeds 80 cm to 150 cm , the leaf notching step is performed up to 3 per day , and the leafy area is maintained at 50 cm to 150 cm from the tip,
In the latching portion moving step, a plurality of
本発明に係るズッキーニの栽培方法は、上方から垂下した誘引紐によってズッキーニを支持する。そして、ズッキーニの生長に応じて固定位置、掛止位置を茎の上方に移動させるとともに、適宜下方の葉を切除する。また、ズッキーニの茎長が所定の長さを超えた場合、誘引紐を横方向に移動してズッキーニを横方向に誘引する。これにより、ズッキーニの長期栽培を可能とし、その収穫期間、収穫量を向上させることができる。 In the cultivation method of zucchini according to the present invention, the zucchini is supported by an attracting string hanging from above. Then, according to the growth of zucchini, the fixed position and the latching position are moved above the stem, and the lower leaf is appropriately excised. When the stem length of the zucchini exceeds a predetermined length, the attracting string is moved in the horizontal direction to attract the zucchini in the horizontal direction. Thereby, long-term cultivation of zucchini is enabled, and the harvest period and yield can be improved.
本発明に係るズッキーニの栽培方法の実施の形態について図面に基づいて説明する。先ず、図1を用いて本発明に係るズッキーニの栽培方法に好適な栽培具を説明する。本発明に係るズッキーニの栽培方法に好適な栽培具は、栽培ハウスや露地の農地等の上方に張られた誘引線30と、この誘引線30から垂下した誘引紐32と、この誘引紐32の先側に着脱可能に固定した固定具34と、誘引紐32に沿ってスライド可能な複数の可動掛止具36と、誘引紐32の上端を保持するとともに誘引線30に沿ってスライド可能な横スライド部38と、を有している。
Embodiment of the cultivation method of zucchini concerning this invention is described based on drawing. First, the cultivation tool suitable for the cultivation method of zucchini based on this invention is demonstrated using FIG. A cultivation tool suitable for the method of cultivating zucchini according to the present invention includes an attracting
また、誘引線30はズッキーニの株を定植する畝や水耕栽培の栽培槽等の培地10に沿って設置する。誘引線30の設置高さには特に限定は無いが通常180cm〜200cm程度とする。また、ズッキーニPは、図2(a)に示すように単条植えとしても良いし、二条植えとしても良い。ただし、二条植えとする場合には、図2(b)に示すように斜向かいに定植する二条千鳥植えを採用することが好ましい。そして、二条植えの場合には誘引線30を培地10を挟んで両側に1本ずつ設置する。また、単条植えの場合でも誘引線30を培地10を挟んで両側に1本ずつ設けることが好ましい。この際、誘引線30はズッキーニの株の真上ではなく、株の定植位置から外側にずらして設置する。そして、後述の横誘引工程を行う場合には、単条植えの場合では図2(a)に示すように誘引方向を株毎に逆方向とし、株同志の重なりを回避する。また、二条植えの場合では図2(b)に示すように誘引方向を条ごとに逆方向とし、株同志の重なりを回避する。これにより、ズッキーニPへの日照と風通しを確保するとともに作業性の向上を図ることができる。
Moreover, the attracting
また、本発明に係るズッキーニの栽培方法に用いる固定具34は一端に誘引紐32が着脱可能に固定し、他端が開閉可能なクリップを用いる。また、可動掛止具36は誘引紐32及びズッキーニPの茎への着脱及び移動が容易なS字フックを用いる。
Further, the
次に、本発明に係るズッキーニの栽培方法に関して説明する。尚、ここでは可動掛止具36を4つ用いて説明を行うが、可動掛止具36の数には特に限定は無く、いくつ使用しても良い。尚、可動掛止具36の数はズッキーニの種類や大きさにもよるが概ね4個〜7個が好適である。
Next, a method for cultivating zucchini according to the present invention will be described. Here, the description will be made using four
先ず、図1に示すように、培地10の所定の位置にズッキーニPの株を定植する。そして、誘引線30から株毎に誘引紐32を垂下する。
First, as shown in FIG. 1, a zucchini P strain is planted at a predetermined position in the
次に、ズッキーニPが生長し茎長T1が所定の長さ(草丈)となった時に、ズッキーニPの茎の下方に固定具34を固定する。尚、このときのズッキーニPの茎長T1としては概ね30cm±10cmとし、30cm〜35cmが特に好ましい。これにより、図3に示すように、ズッキーニPの茎に誘引紐32が固定具34を介して固定する。尚、固定具34を固定する際には、予めズッキーニPの葉を下から8枚から10枚切除し、この葉欠き部の上端近傍に固定具34を固定することが好ましい。このときのズッキーニPの葉欠きは基本的に1日あたり概ね3枚を上限に行う。
Next, when the zucchini P grows and the stem length T1 reaches a predetermined length (plant height), the
次に、第1の可動掛止具36aを固定具34の固定位置よりも上方でズッキーニPの茎に引掛け掛止する。これにより、ズッキーニPは固定具34と第1の可動掛止具36aを介して誘引紐32によって支持される。尚、このときの第1の可動掛止具36aの掛止位置はズッキーニPの先端から10cm前後の位置とすることが好ましい。以上が、本発明に係るズッキーニの栽培方法における誘引紐固定工程に相当する。
Next, the first
そして、ズッキーニPが生長して先端が伸びると、これに応じて第1の可動掛止具36aを適宜移動させ、掛止位置を先端から10cm前後の位置に維持する。そして図4に示すように固定具34と第1の可動掛止具36aとの間隔L1が所定の値に達した場合、第1の可動掛止具36aの移動を停止するとともに、第1の可動掛止具36aの上方に第2の可動掛止具36bを設けてズッキーニPの茎を掛止する。尚、このときの固定具34と最下段の可動掛止具36(第1の可動掛止具36a)との間隔L1の最大値は、ズッキーニPの種類や大きさにもよるが概ね15cm〜30cmの範囲で設定され、20cmが特に好ましい。この値は後述の各可動掛止具36間の間隔L2、L3、L4の最大値にも適用され、よって、間隔L1〜L4は上記の最大値以下の値を推移する。
And if zucchini P grows and a front-end | tip extends, according to this, the 1st
また、第2の可動掛止具36bはズッキーニPの生長に応じて適宜移動させ、掛止位置をズッキーニPの先端から10cm前後の位置に維持する。そしてさらにズッキーニPが生長し、第1の可動掛止具36aと第2の可動掛止具36bとの間隔L2が上記の最大値に達した場合、第2の可動掛止具36bの移動を停止して、第2の可動掛止具36bの上方に第3の可動掛止具36cを設けズッキーニPの茎を掛止する。そして、同様にズッキーニPの生長に応じて第3の可動掛止具36cを移動させる。そしてさらに、第2の可動掛止具36bと第3の可動掛止具36cとの間隔L3が上記の最大値に達した場合、第3の可動掛止具36cの移動を停止して、第3の可動掛止具36cの上方に第4の可動掛止具36dを設けズッキーニPの茎を掛止する。そして、同様にズッキーニPの生長に応じて第3の可動掛止具36cを移動させる。これにより、ズッキーニPは図5に示すように、固定具34と4つの可動掛止具36a〜36dを介して誘引紐32によって支持される。
Further, the second
さらに、ズッキーニPが生長し葉の茂る範囲が所定の長さ(80cm〜150cmの範囲が好ましく、80cmが特に好ましい)を超えた場合、ズッキーニPの葉を下から順に除去して、図6に示すように、葉の茂る範囲の長さT2を略一定の長さ(50cm〜150cmの範囲が好ましく、80cmが特に好ましい)に維持する。これが、本発明に係るズッキーニの栽培方法における葉欠き工程に相当する。尚、ズッキーニPの葉欠きは基本的に1日あたり3枚を上限とする。 Further, when the zucchini P grows and the leafy range exceeds a predetermined length (preferably in the range of 80 cm to 150 cm, particularly preferably 80 cm), the zucchini P leaves are removed in order from the bottom, and FIG. As shown, the length T2 of the leafy range is maintained at a substantially constant length (preferably in the range of 50 cm to 150 cm, particularly preferably 80 cm). This corresponds to the leaf notching step in the method of cultivating zucchini according to the present invention. Zucchini P leaves are basically limited to 3 per day.
また、葉欠き工程を行った際には、固定具34を誘引紐32及びズッキーニPの茎から一旦取り外し、葉欠き部の上端近傍に位置させて再度固定する。これにより、固定具34の固定位置が上方に移動する。尚、可動掛止具36の掛止位置まで葉欠きが行われた場合には、その可動掛止具36は一旦取り外し、ズッキーニPの生長に応じて適宜再利用する。
Further, when the leaf notching step is performed, the fixing
そして、葉欠き工程と固定具34の移動とを随時行い、固定具34と最下段の可動掛止具36との間隔L1が概ね5cm以下となった場合、最下段の可動掛止具36(ここでは、第1の可動掛止具36a)を誘引紐32から取り外し、図7に示すように、最上段の可動掛止具36(ここでは、第4の可動掛止具36d)の上に設置してズッキーニPの茎の掛止に用いる。そして、これらの動作を繰り返し行う事で、可動掛止具36が順番に繰り上がりながら固定具34及び可動掛止具36がズッキーニPの茎の上方に移動する。以上が本発明に係るズッキーニの栽培方法における掛止部移動工程に相当する。尚、固定具34の移動に伴い、固定具34の下に残った誘引紐32は適宜切断しても良いし、束ねるなどしても良い。
Then, the leaf notch process and the movement of the
さらに、ズッキーニPが生長し茎長が例えば180cm等の所定の長さを超えた場合、図8に示すように、ズッキーニPの茎が接地しないよう保持しながら横スライド部38を誘引線30に沿って横方向に移動させる。これにより、誘引紐32が誘引線30に沿って横方向に移動し、誘引紐32に支持されたズッキーニPも横方向に誘引される。そして、ズッキーニPの収穫位置T3を作業者が作業し易い概ね100cm〜150cmの範囲に維持する。そして、その後は適宜誘引紐32を横方向に移動させながら掛止部移動工程及び葉欠き工程を行う。これにより、ズッキーニPの収穫位置T3は常に略一定の位置に維持されながら、ズッキーニPは横方向に誘引されていく。以上が本発明に係るズッキーニの栽培方法における横誘引工程に相当する。
Further, when the zucchini P grows and the stem length exceeds a predetermined length such as 180 cm, for example, as shown in FIG. Move horizontally along. Thereby, the attracting
そして、本発明に係るズッキーニの栽培方法と、従来の「這いづくり」「立ちづくり」による栽培方法とを比較したところ、従来の栽培方法では収穫期間が約2ヶ月〜3ヶ月であったのに対し、本発明に係るズッキーニの栽培方法では収穫期間が約9ヶ月と長期間に亘る栽培と収穫が可能となった。また、収穫量は従来の栽培方法が10a(アール)当たり約2.1tであったのに対し、本発明に係るズッキーニの栽培方法では10a当たり約16.4tで約8倍に増加した。 And, when comparing the cultivation method of zucchini according to the present invention with the conventional cultivation method by “crack making” and “standing creation”, the harvest period was about 2 to 3 months in the conventional cultivation method. On the other hand, the zucchini cultivation method according to the present invention enables cultivation and harvesting over a long period of about 9 months. Further, the yield was about 2.1 tons per 10a in the conventional cultivation method, while the zucchini cultivation method according to the present invention increased about 8 times at about 16.4 tons per 10a.
以上のように、本発明に係るズッキーニの栽培方法は、上方の誘引線30から垂下した誘引紐32によってズッキーニPを支持する。そして、ズッキーニPの生長に応じて固定位置、掛止位置を茎の上方に移動させるとともに、適宜下方の葉を切除する。そして、ズッキーニPの茎の葉の茂る範囲を誘引紐32によって常に支持する。これにより、ズッキーニPの茎に過剰な負荷が掛からず茎の折れが防止され、ズッキーニPの長期栽培が可能となる。
As mentioned above, the cultivation method of the zucchini which concerns on this invention supports the zucchini P with the attracting
また、ズッキーニPの茎長が所定の長さを超えた場合、誘引紐32を横方向に移動してズッキーニPを誘引線30に沿って横方向に誘引する。そして、ズッキーニPの収穫位置T3を作業者が作業し易い位置に維持する。これにより、収穫作業の効率を向上させることができる。また、ズッキーニPは誘引線30に沿って誘引されるため通路が塞がれることも無く、また這いづくりと比較して省スペースでの長期栽培が可能となる。さらに、この横誘引はズッキーニPの茎が接地しないよう行うため、地面から病気が感染することも無い。
When the stem length of the zucchini P exceeds a predetermined length, the attracting
そして、本発明に係るズッキーニの栽培方法によれば、従来長期間の栽培が困難であったズッキーニの長期栽培を可能とし、その収穫期間、収穫量を飛躍的に向上させることができる。 And according to the cultivation method of zucchini which concerns on this invention, long-term cultivation of zucchini conventionally difficult for long-term cultivation is enabled, and the harvest period and yield can be improved dramatically.
尚、本例で示したズッキーニの栽培方法は一例であり、各工程の手法、各段階での数値、用いる栽培具の部材、形状、個数等は上記の例に限定されるものではなく、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。 In addition, the cultivation method of zucchini shown in this example is an example, and the method of each process, the numerical value in each stage, the member of the growing tool, the shape, the number, etc. are not limited to the above example. The invention can be modified and implemented without departing from the scope of the invention.
30 誘引線
32 誘引紐
34 固定具
36、36a〜36d 可動掛止具
P ズッキーニ
30 Lead line
32 Attraction string
34 Fixing tool
36, 36a-36d Movable latch
P Zucchini
Claims (4)
ズッキーニが所定の茎長となった時に、上方に張られた誘引線から垂下した誘引紐とズッキーニの茎とを固定具によって固定し、さらに前記固定具の固定位置よりも上方でズッキーニの茎と前記誘引紐とを掛止する誘引紐固定工程と、
前記ズッキーニの生長に応じて前記掛止位置と前記固定具の固定位置とをズッキーニの茎の上方に移動させる掛止部移動工程と、
前記ズッキーニの茎長が所定の長さを超えた時に前記ズッキーニの茎が接地しないよう保持しながら前記誘引紐を前記誘引線に沿って横方向に移動させ、前記掛止部移動工程を行う横誘引工程と、
を有することを特徴とするズッキーニの栽培方法。 Zucchini cultivation method,
When the zucchini has a predetermined stem length, the attracting string hanging from the pulling line stretched upward and the zucchini stem are fixed by a fixture, and further the zucchini stem is positioned above the fixing position of the fixture. An attraction string fixing step for hooking the attraction string;
A latching portion moving step of moving the latching position and the fixing position of the fixture to a position above the stem of zucchini according to the growth of the zucchini,
When the stem length of the zucchini exceeds a predetermined length, the attracting cord is moved laterally along the attraction line while holding the stem of the zucchini so that it does not come into contact with the zucchini, and the latching portion moving step is performed. The attraction process,
A method for cultivating zucchini, comprising:
葉の除去に応じて固定具の固定位置を上方に移動させ掛止部移動工程を行うことを特徴とする請求項1記載のズッキーニの栽培方法。 It further has a leaf notching step of removing the zucchini leaves from below to maintain the zucchini leafy area from the tip to a predetermined length,
The method for cultivating zucchini according to claim 1, wherein the latching portion moving step is performed by moving the fixing position of the fixture upward in accordance with the removal of the leaves.
掛止位置の間隔を15cm〜30cm以下とし、
ズッキーニの茎長が80cm〜150cmを超えた場合に葉欠き工程を行って、葉の茂る範囲を先端から50cm〜150cmに維持することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のズッキーニの栽培方法。 When the zucchini stalk length is 30 cm ± 10 cm, the attracting string fixing process is performed,
The interval between the latching positions is 15 cm to 30 cm or less,
When the stem length of zucchini exceeds 80 cm to 150 cm, a leaf notching step is performed to maintain the leafy area from 50 cm to 150 cm from the tip. Cultivation method.
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