JP2018007120A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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淳 谷口
Atsushi Taniguchi
淳 谷口
聖二 日比野
Seiji Hibino
聖二 日比野
塩賀 健司
Kenji Shioga
健司 塩賀
阿部 知行
Tomoyuki Abe
知行 阿部
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Abstract

【課題】携帯型電子機器を保持するユーザの手が接触する部分における筐体の温度上昇を抑制すること。【解決手段】筐体10と、前記筐体の内部に設けられたCPU20と、前記筐体の内部に前記筐体の側壁に対向して設けられ、前記CPUと熱的に接続されたヒートパイプ30c、30dと、前記筐体を保持するユーザの手の接触を検知するための接触検知センサ32a〜32fと、前記接触検知センサで検知された前記ユーザの手の接触位置に基づき、前記ヒートパイプと前記筐体の側壁との接触状態が変化するように前記ヒートパイプを移動させる移動制御部52と、を備える携帯型電子機器。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯型電子機器に関する。
ヒートパイプを用いた熱交換器が知られている。例えば、床温度に差が生じる2つ部屋の床にわたって長さ方向に伸縮可能なヒートパイプを設けることで、2つ部屋の床温度を調整することが知られている(例えば、特許文献1)。また、例えば、ヒートパイプの端部が支持されたエンドプレートが、ヒートパイプが内部に配置されるケーシングに対して進退自在に設けられることで、ヒートパイプの熱膨張を吸収する構成が知られている(例えば、特許文献2)。
特開昭59−118924号公報 特開昭63−126775号公報
近年、スマートフォンなどの携帯型電子機器の高性能化及び薄型化が進んでいる。これにより、CPU(Central Processing Unit)の高性能化及び実装部品の高密度化が進み、発熱密度が高くなっている。CPUなどの発熱体を冷却するために、発熱体に熱的に接続されたヒートパイプを熱伝導性の良好な筐体に接続させることが考えられる。しかしながらこの場合、ヒートパイプと筐体との接続部の温度が局所的に上昇し、筐体を保持するユーザに不快感を与えることや、場合によっては低温火傷を引き起こすことが生じてしまう。
本発明は、携帯型電子機器を保持するユーザの手が接触する部分における筐体の温度上昇を抑制することを目的とする。
1つの態様では、携帯型電子機器は、筐体と、前記筐体の内部に設けられた発熱体と、前記筐体の内部に前記筐体の側壁に対向して設けられ、前記発熱体と熱的に接続されたヒートパイプと、前記筐体を保持するユーザの手の接触を検知するための接触検知センサと、前記接触検知センサで検知された前記ユーザの手の接触位置に基づき、前記ヒートパイプと前記筐体の側壁との接触状態が変化するように前記ヒートパイプを移動させる移動制御部と、を備える。
1つの側面として、ユーザの手が接触する部分における筐体の温度上昇を抑制することができる。
図1は、比較例に係る携帯型電子機器の平面図である。 図2は、実施例1に係る携帯型電子機器の平面図である。 図3(a)及び図3(b)は、導電性高分子アクチュエータの断面図である。 図4は、CPUによって実現される機能を示すブロック図である。 図5は、実施例1に係る携帯型電子機器の冷却方法を示すフローチャートである。 図6(a)から図6(c)は、実施例1に係る携帯型電子機器の冷却方法において、ヒートパイプと筐体の側壁との接触状態を示す平面図である。 図7(a)及び図7(b)は、携帯型電子機器の温度に関するシミュレーションの結果を示す図である。 図8は、低温火傷が発症する時間と温度との関係を示す図である。 図9は、実施例2に係る携帯型電子機器の平面図である。 図10は、実施例2に係る携帯型電子機器の冷却方法を示すフローチャートである。 図11(a)及び図11(b)は、実施例2に係る携帯型電子機器の冷却方法において、ヒートパイプと筐体の側壁との接触状態を示す平面図である。 図12は、実施例3に係る携帯型電子機器の平面図である。 図13は、実施例3のCPUによって実現される機能を示すブロック図である。 図14は、実施例3に係る携帯型電子機器の冷却方法を示すフローチャートである。 図15(a)から図15(d)は、実施例3に係る携帯型電子機器の冷却方法において、ヒートパイプと筐体の側壁との接触状態を示す平面図である。 図16は、実施例4に係る携帯型電子機器の平面図である。 図17は、実施例4に係る携帯型電子機器の冷却方法を示すフローチャートである。 図18(a)から図18(d)は、実施例4に係る携帯型電子機器の冷却方法において、ヒートパイプと筐体の側壁との接触状態を示す平面図(その1)である。 図19(a)から図19(d)は、実施例4に係る携帯型電子機器の冷却方法において、ヒートパイプと筐体の側壁との接触状態を示す平面図(その2)である。 図20は、実施例5に係る携帯型電子機器の平面図である。 図21は、実施例5のCPUによって実現される機能を示すブロック図である。 図22は、実施例5に係る携帯型電子機器の冷却水の制御を示すフローチャートである。 図23(a)から図23(d)は、実施例5に係る携帯型電子機器において、冷却水の循環方向を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
まず、比較例に係る携帯型電子機器について説明する。図1は、比較例に係る携帯型電子機器1000の平面図である。なお、図1では、筐体10を透視して内部を図示している(以下同様である)。図1のように、比較例の携帯型電子機器1000は、筐体10と、筐体10の内部に設けられたCPU(Central Processing Unit)20と、CPU20に熱的に接続され、筐体10の側壁に接続したヒートパイプ30と、を備える。
比較例によれば、CPU20を効果的に冷却するために、CPU20に熱的に接続されたヒートパイプ30を筐体10に接続させている。この場合、ヒートパイプ30と筐体10とが接続する接続部28がホットスポットとなって局所的な温度上昇が生じてしまう。このため、携帯型電子機器1000を保持するユーザの手が接続部28に接触する場合には、ユーザは不快感を覚え、場合によっては低温火傷をする場合がある。
そこで、携帯型電子機器を保持するユーザの手が接触する部分における筐体の温度上昇を抑制することが可能な例を以下に説明する。
図2は、実施例1に係る携帯型電子機器100の平面図である。実施例1の携帯型電子機器100は、ユーザにより携帯された状態で利用される電子機器であり、例えばスマートフォンであるが、携帯電話、タブレット型パソコン、又はPHS(Personal Handy Phone)などであってもよい。図2のように、実施例1の携帯型電子機器100は、筐体10と、CPU20が搭載された基板22と、枠体24と、アクチュエータ26a、26bと、ヒートパイプ30a〜30dと、接触検知センサ32a〜32fと、を備える。
筐体10は、矩形形状をしている。なお、矩形形状には、角部が丸みを帯びた場合も含まれる。筐体10は、長手方向で対向する第1側壁12及び第2側壁14と、短手方向で対向する第3側壁16及び第4側壁18と、を有する。筐体10は、RFID(Radio Frequency Identification)の電波透過性維持を考慮してポリカーボネートやABS樹脂などの樹脂で形成されている。
CPU20が搭載された基板22は、筐体10の内部に設けられている。CPU20は、不図示のROM(Read Only Memory)などに格納されたプログラムを実行することで携帯型電子機器100全体を制御する。CPU20が実行する処理については後述する。CPU20は、プログラムを実行することによって発熱することから、発熱体である。
枠体24は、筐体10の内部に基板22を囲んで設けられている。枠体24は、筐体10と同様に、矩形形状をしている。筐体10と枠体24とは、ほぼ相似形となっている。枠体24は、例えば樹脂や金属で形成されている。
アクチュエータ26a、26bは、枠体24の長手方向で対向する側壁の外側面に固定して設けられている。アクチュエータ26a、26bは、例えば導電性高分子アクチュエータである。図3(a)及び図3(b)は、導電性高分子アクチュエータの断面図である。図3(a)のように、導電性高分子アクチュエータは、高分子アクチュエータ40とセパレータ42と対極44との3層構造を有する。高分子アクチュエータ40、セパレータ42、及び対極44は、水分の透過を抑制し且つ水やイオン水などの電解液46で満たされた可撓性のバッグ48に封入されている。高分子アクチュエータ40は、例えばポリピロール樹脂を用いることができる。セパレータ42は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、又はグラスウールなどの電池用セパレータに用いられる材料を用いることができる。対極44は、例えば白金又はカーボンなどの電気化学的に不活性な材料を用いることができる。図3(b)のように、高分子アクチュエータ40と対極44との間に、高分子アクチュエータ40が正となる電圧を印加することで、高分子アクチュエータ40は伸長する。
図2のように、ヒートパイプ30a、30bは、薄型のヒートパイプであり、CPU20に熱的に接続されている。例えば、ヒートパイプ30a、30bはCPU20に直接接している。ヒートパイプ30a、30bは、銅などの金属からなる円筒が変形された扁平形状を有し、内部に水やフッ素系液体(例えばフロリナート(登録商標)やノベック(登録商標))などの作動液が封入されている。ヒートパイプ30a、30bは、枠体24の短手方向に延びていて、枠体24の短手方向で対向する側壁に設けられた切り欠けに嵌め込まれている。ヒートパイプ30a、30bの端面は、枠体24の側壁の外側面とほぼ同一面を形成又は枠体24の側壁の外側面よりわずかに突出している。
ヒートパイプ30c、30dは、L字形状をしている。ヒートパイプ30c、30dは、銅などの金属からなる円筒形状を有し、内部に水やフッ素系液体などの作動液が封入されている。ヒートパイプ30c、30dは、枠体24の短手方向で対向する側壁から長手方向で対向する側壁に沿って延在している。ヒートパイプ30cは、筐体10の第1側壁12及び第3側壁16に対向して設けられている。ヒートパイプ30dは、筐体10の第2側壁14及び第4側壁18に対向して設けられている。ヒートパイプ30cはヒートパイプ30aに接し、ヒートパイプ30dはヒートパイプ30bに接している。これにより、ヒートパイプ30c、30dは、CPU20に熱的に接続されている。したがって、CPU20は、ヒートパイプ30a〜30dによって冷却される。
ヒートパイプ30cはアクチュエータ26aに接着され、ヒートパイプ30dはアクチュエータ26bに接着されている。このため、ヒートパイプ30cは、アクチュエータ26aが駆動して伸びることで、筐体10の第1側壁12の内側面に接触する。ヒートパイプ30dは、アクチュエータ26bが駆動して伸びることで、筐体10の第2側壁14の内側面に接触する。ヒートパイプ30c、30dは、レール上に設けられていて、アクチュエータ26a、26bが伸びることでレールに沿って移動するようにしてもよい。レールを用いることで、ヒートパイプ30c、30dの移動を正確に行うことができる。
なお、ヒートパイプ30c、30dは、アクチュエータ26a、26bに接着せずに接触している場合でもよい。この場合、アクチュエータ26a、26bが伸長した後に収縮した場合に、ヒートパイプ30c、30dも元の位置に戻るように、例えばバネなどの復帰機構を設けるようにすればよい。
接触検知センサ32a〜32fは、筐体10の側壁の外側面に設けられている。接触検知センサ32a〜32fは、例えば静電容量センサである。接触検知センサ32a〜32fは、携帯型電子機器100を保持するユーザの手が接触したことを検知する。接触検知センサ32aは、筐体10の第1側壁12の外側面に設けられている。接触検知センサ32b、32cは、筐体10の第3側壁16の外側面に設けられている。接触検知センサ32dは、筐体10の第2側壁14の外側面に設けられている。接触検知センサ32e、32fは、筐体10の第4側壁18の外側面に設けられている。
図4は、CPU20によって実現される機能を示すブロック図である。図4のように、CPU20は、接触位置判断部50及び移動制御部52として機能する。接触位置判断部50は、接触検知センサ32a〜32fの検知結果に基づき、携帯型電子機器100を保持するユーザの手の接触位置を判断する。例えば、接触位置判断部50は、ユーザの手が筐体10の第1側壁12、第2側壁14、第3側壁16、及び第4側壁18のいずれに接触しているかを判断する。移動制御部52は、接触位置判断部50で判断された接触位置に基づき、筐体10の側壁とヒートパイプ30c、30dとの接触状態が変化するようにアクチュエータ26a、26bを用いてヒートパイプ30c、30dを移動させる。
図5は、実施例1に係る携帯型電子機器100の冷却方法を示すフローチャートである。図6(a)から図6(c)は、実施例1に係る携帯型電子機器100の冷却方法において、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁との接触状態を示す平面図である。図5のように、CPU20は、ステップS10において、接触検知センサ32a〜32fの検知結果に基づき、ユーザの手が筐体10の側壁に接触するまで待機する。ユーザの手が筐体10の側壁に接触していない場合は、図6(a)のように、ヒートパイプ30c、30dは筐体10の側壁に接触していない状態となっている。
CPU20は、ステップS10においてユーザの手が筐体10の側壁に接触したと判断すると、ステップS12に移行する。ステップS12では、CPU20は、ユーザの手が筐体10の第1側壁12及び第2側壁14に接触しているか、又は、第3側壁16及び第4側壁18に接触しているかを判断する。ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14の少なくとも一方に接触していると判断した場合、CPU20は、ステップS14に移行する。ステップS14では、CPU20は、アクチュエータ26a、26bを駆動せず、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁とが接触しない状態を維持する。すなわち、図6(b)のように、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合には、ヒートパイプ30c、30dを筐体10の側壁に接触させない。
その後、CPU20は、ステップS16に移行し、ユーザの手が筐体10の第1側壁12及び第2側壁14から離れるまで、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁とが接触しない状態を維持する。ステップS16において、CPU20は、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14から離れたと判断すると、ステップS10に戻る。
一方、ステップS12において、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18の少なくとも一方に接触していると判断した場合、CPU20は、ステップS18に移行する。ステップS18では、CPU20は、アクチュエータ26a、26dを駆動し、ヒートパイプ30cを筐体10の第1側壁12に接触するように移動させ、ヒートパイプ30dを筐体10の第2側壁14に接触するように移動させる。すなわち、図6(c)のように、ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させ、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。
その後、CPU20は、ステップS20に移行し、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18から離れるまで、ヒートパイプ30cが第1側壁12に接触し、ヒートパイプ30dが第2側壁14に接触した状態を維持する。ステップS20において、CPU20は、ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18から離れたと判断すると、ステップS22に移行する。ステップS22では、CPU20は、アクチュエータ26a、26bの駆動を停止し、ヒートパイプ30c、30dを筐体10の側壁に接触しないように移動させる。すなわち、図6(a)の状態とする。その後、ステップS10に戻る。
図7(a)及び図7(b)は、携帯型電子機器の温度に関するシミュレーションの結果を示す図である。シミュレーションに用いた携帯型電子機器は、ヒートパイプ30bが設けられていない点以外は、実施例1の携帯型電子機器100と同様の構造をしている。シミュレーションの条件は、外気温25℃、CPU20の発熱量3.05W、CPU20のサイズ10.6×11.1×1.2mm、筐体10のサイズ70×140×10mm、ヒートパイプ30c、30dと筐体10との間隔5mmとした。なお、上記サイズは幅×奥行き×高さである。
図7(a)のように、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接触していない場合では、例えば第1側壁12の最高温度は47.3℃で、第3側壁16の最高温度は49.2℃であった。図7(b)のように、ヒートパイプ30cが第1側壁12に接触し、ヒートパイプ30dが第2側壁14に接触している場合では、例えば第1側壁12の最高温度は49.2℃で、第3側壁16の最高温度は47.9℃であった。図5のフローチャートで説明したように、ユーザの手が筐体10の第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合には、ヒートパイプ30c、30dを筐体10の側壁に接触させない。これにより、図7(a)から分かるように、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制できる。一方、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cを筐体10の第1側壁12に接触させ、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。これにより、図7(b)から分かるように、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制できる。
なお、比較のために、ヒートパイプ30c、30dの全体が筐体10の側壁に接触した状態で固定された場合についてもシミュレーションを行った。シミュレーションの結果は、第1側壁12の最高温度が48.0℃で、第3側壁16の最高温度が48.4℃であった。この結果から、ヒートパイプ30c、30dを動かすことで、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制できることが分かる。
図8は、低温火傷が発症する時間と温度との関係を示す図である。図8の横軸は時間(min)で、縦軸は温度(℃)である。図8のように、温度が低くなる程、低温火傷になるまでの時間が長くなる。例えば温度が49.2℃の場合では約15min程度で低温火傷になるのに対し、温度が47.9℃の場合では低温火傷になるまでの時間が約2.5倍の約40min程度となる。したがって、図7(a)及び図7(b)のシミュレーション結果と図8とから、ユーザの手の接触位置に基づいてヒートパイプ30c、30dを移動させることで低温火傷になることを抑制できることが分かる。
以上のように、実施例1によれば、接触検知センサ32a〜32fで検知されたユーザの手の接触位置に基づき、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁との接触状態が変化するようにヒートパイプ30c、30dを移動させる。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制することができる。例えば、筐体10のユーザの手が接触していない側壁にヒートパイプ30c、30dが接触し、ユーザの手が接触している側壁にはヒートパイプ30c、30dが接触しないように、ヒートパイプ30c、30dを移動させる。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制することができる。
また、実施例1によれば、ユーザの手が筐体10の短手方向で対向する第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cが第1側壁12に接触し、ヒートパイプ30dが第2側壁14に接触するようにする。一方、ユーザの手が筐体10の長手方向で対向する第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合には、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接触しないようにする。これによっても、図7(a)及び図7(b)のように、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制することができる。
なお、実施例1では、ユーザの手が筐体10の短手方向で対向する側壁に接触している場合に、ヒートパイプ30c、30dの両方が筐体10の長手方向で対向する側壁に接触する場合を例に示した。しかしながら、この場合に限られず、ヒートパイプ30c、30dの一方が筐体10の長手方向で対向する側壁に接触し、他方は筐体10の側壁に接触しない場合でもよい。この場合、アクチュエータを駆動させるための電力を低減することができる。
なお、実施例1では、接触位置判断部50及び移動制御部52として機能するCPU20を冷却する場合を例に示したが、CPU20以外の発熱体を冷却する場合でもよい。しかしながら、CPU20は発熱量が多いことから、CPU20を冷却する場合が好ましい。
なお、実施例1では、アクチュエータ26a、26bが導電性高分子アクチュエータである場合を例に示したが、その他のアクチュエータである場合でもよい。しかしながら、導電性高分子アクチュエータは、発生力が大きく軽量であるとの利点があるため、アクチュエータ26a、26bは導電性高分子アクチュエータである場合が好ましい。
なお、実施例1では、CPU20とヒートパイプ30c、30dとがヒートパイプ30a、30bによって熱的に接続される場合を例に示したが、これに限られない。CPU20とヒートパイプ30c、30dとを熱的に接続させることが可能であれば、ヒートパイプ30a、30bの代わりに、例えばグラファイトシートなどの他の部品を用いてもよい。
図9は、実施例2に係る携帯型電子機器200の平面図である。図9のように、実施例2の携帯型電子機器200では、CPU20に熱的に接続されたヒートパイプ30e、30fが、枠体24の長手方向に延びていて、枠体24の長手方向で対向する側壁に設けられた切り欠けに嵌め込まれている。ヒートパイプ30e、30fの端面は、枠体24の側壁の外側面とほぼ同一面を形成又は枠体24の側壁の外側面よりわずかに突出している。ヒートパイプ30eはヒートパイプ30cに接し、ヒートパイプ30fはヒートパイプ30dに接している。ヒートパイプ30e、30fは、ヒートパイプ30a、30bと同じく扁平形状を有し且つ内部に作動液が封入されている。枠体24の側壁の外側面には、アクチュエータ26a、26bに加えて、アクチュエータ26c、26dが設けられている。アクチュエータ26c、26dは、枠体24の短手方向で対向する側壁の外側面に固定して設けられ、アクチュエータ26a、26bと同じく例えば導電性高分子アクチュエータからなる。アクチュエータ26a〜26dは、枠体24に設けられた凹部に収まっている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
CPU20によって実現される機能は、接触位置判断部50及び移動制御部52であり、実施例1と同じであるため説明を省略する。図10は、実施例2に係る携帯型電子機器200の冷却方法を示すフローチャートである。図11(a)及び図11(b)は、実施例2に係る携帯型電子機器200の冷却方法において、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁との接触状態を示す平面図である。図10のように、CPU20は、まずステップS30、S32を実行する。ステップS30、S32は、実施例1の図5のステップS10、S12の処理と同じであるため説明を省略する。
CPU20は、ステップS32でユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14の少なくとも一方に接触していると判断した場合、ステップS34に移行する。ステップS34では、CPU20は、アクチュエータ26c、26dを駆動し、ヒートパイプ30cを第3側壁16に接触するように移動させ、ヒートパイプ30dを第4側壁18に接触するように移動させる。すなわち、図11(a)のように、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合には、ヒートパイプ30cを第3側壁16に接触させ、ヒートパイプ30dを第4側壁18に接触させる。
その後、CPU20は、ステップS36に移行し、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14から離れるまで、ヒートパイプ30cが第3側壁16に接触し、ヒートパイプ30dが第4側壁18に接触した状態を維持する。ステップS36において、CPU20は、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14から離れたと判断すると、ステップS38に移行する。ステップS38では、CPU20は、アクチュエータ26c、26dの駆動を停止し、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接触しないように移動させる。すなわち、図9の状態とする。その後、ステップS30に戻る。
一方、ステップS32において、ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18の少なくとも一方に接触していると判断した場合、CPU20は、ステップS40に移行する。ステップS40からS44の処理は、実施例1の図5のステップS18からS22の処理と同じであるため説明を省略する。ステップS40の処理を行うことで、図11(b)のように、ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cが第1側壁12に接触し、ヒートパイプ30dが第2側壁14に接触する。
以上のように、実施例2によれば、ヒートパイプ30c、30dを、ユーザの手が接触していない側壁に接触し、ユーザの手が接触している側壁には接触しないように移動させる。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制することができる。例えば、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合には、ヒートパイプ30cが第3側壁16に接触し、ヒートパイプ30dが第4側壁18に接触するようにする。一方、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cが第1側壁12に接触し、ヒートパイプ30dが第2側壁14に接触するようにする。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制することができる。
図12は、実施例3に係る携帯型電子機器300の平面図である。図12のように、実施例3の携帯型電子機器300では、基板22上に姿勢検知センサ34が設けられている。姿勢検知センサ34は、例えば加速度センサである。姿勢検知センサ34は、例えば重力や振動、動きなどを測定することができる。このため、姿勢検知センサ34によって携帯型電子機器300の姿勢(例えば縦横や傾きなど)を検知することができる。なお、以下において、筐体10の第1側壁12が重力方向で上側となった携帯型電子機器300の姿勢を順姿勢と称し、第2側壁14が上側となった姿勢を逆姿勢と称す場合がある。また、第4側壁18が上側となった姿勢を右姿勢と称し、第3側壁16が上側となった姿勢を左姿勢と称す場合がある。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
図13は、実施例3のCPU20によって実現される機能を示すブロック図である。図13のように、CPU20は、接触位置判断部50及び移動制御部52に加えて、姿勢判断部54として機能する。姿勢判断部54は、姿勢検知センサ34の検知結果に基づき、携帯型電子機器300の姿勢を判断する。例えば、姿勢判断部54は、携帯型電子機器300が縦向き又は横向きのいずれの状態にあるか、筐体10の第1側壁12から第4側壁18のいずれが重力方向で上側に位置しているかなど、携帯型電子機器300の姿勢を判断する。移動制御部52は、接触位置判断部50で判断されたユーザの手の接触位置と姿勢判断部54で判断された携帯型電子機器300の姿勢とに基づき、ヒートパイプ30c、30dを移動させて筐体10の側壁との接触状態を変化させる。
図14は、実施例3に係る携帯型電子機器300の冷却方法を示すフローチャートである。図15(a)から図15(d)は、実施例3に係る携帯型電子機器300の冷却方法において、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁との接触状態を示す平面図である。なお、図15(a)から図15(d)では、接触検知センサ32a〜32fのうちのユーザの手の接触を検知している接触検知センサをクロスハッチで示している。図14のように、CPU20は、まずステップS50、S52を実行する。ステップS50、S52は、実施例1の図5のステップS10、S12の処理と同じであるため説明を省略する。
CPU20は、ステップS52でユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14の少なくとも一方に接触していると判断した場合、ステップS54、S56を実行する。ステップS54、S56は、実施例1の図5のステップS14、S16の処理と同じであるため説明を省略する。すなわち、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合は、携帯型電子機器300が順姿勢、逆姿勢、右姿勢、及び左姿勢のいずれの場合であっても、ヒートパイプ30c、30dが筐体10に接触しないようにする。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度が上昇することを抑制できる。
一方、ステップS52において、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18の少なくとも一方に接触していると判断した場合、CPU20は、ステップS58に移行する。ステップS58では、CPU20は、姿勢検知センサ34の検知結果に基づき、携帯型電子機器300の姿勢が縦を向いているか又は横を向いているかを判断する。
携帯型電子機器300が縦向きであると判断した場合、CPU20は、ステップS60に移行する。ステップS60では、CPU20は、アクチュエータ26a又は26bを駆動し、ヒートパイプ30c又は30dを筐体10の第1側壁12及び第2側壁14のうちのCPU20の上方に位置する側壁に接触するように移動させる。すなわち、図15(a)のように、携帯型電子機器300が順姿勢であって第1側壁12が重力方向でCPU20の上側に位置する場合には、アクチュエータ26aを駆動してヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させる。図15(b)のように、携帯型電子機器300が逆姿勢であって第2側壁14が重力方向でCPU20の上側に位置する場合には、アクチュエータ26bを駆動してヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度が上昇することを抑制できる。また、CPU20の重力方向で上側に位置する側壁にヒートパイプを接触させることで、CPU20の冷却を効率良く行うことができる。これは、ヒートパイプが筐体10の側壁に接触する部分よりも発熱体であるCPU20が重力方向で下側に位置するようになるため、ヒートパイプ内の作動液の気化及び凝縮が効率良く行われるためである。
一方、ステップS58において、携帯型電子機器300が横向きであると判断した場合、CPU20は、ステップS62に移行する。ステップS62では、CPU20は、アクチュエータ26a、26bを駆動し、ヒートパイプ30cを筐体10の第1側壁12に接触するように移動させ、ヒートパイプ30dを筐体10の第2側壁14に接触するように移動させる。すなわち、図15(c)のように、携帯型電子機器300が右姿勢で且つユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合は、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させ、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。図15(d)のように、携帯型電子機器300が左姿勢で且つユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合は、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させ、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度が上昇することを抑制することができる。
ステップS60、S62の後はステップS64に移行し、CPU20は、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18から離れたか否かを判断する。ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18から離れていない場合、ステップS64の判断は否定されて、ステップS58に戻る。一方、ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18から離れた場合、ステップS66に移行し、CPU20は、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接触しないように、アクチュエータ26a、26bの駆動を停止する。その後、ステップS50に戻る。
以上のように、実施例3によれば、接触検知センサ32a〜32fで検知されたユーザの手の接触位置と姿勢検知センサ34で検知された筐体10の姿勢とに基づき、ヒートパイプ30c、30dの位置を移動させる。これにより、図15(a)及び図15(b)で説明したように、アクチュエータ26a、26bの一方のみを駆動させて電力の低減を図りつつ、CPU20を効率的に冷却することができる。例えば、図15(a)及び図15(b)のように、ユーザの手が筐体10の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触している場合、CPU20の重力方向で上側に位置する側壁に接触するようにヒートパイプを移動させる。これにより、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制しつつ、CPU20を効率的に冷却することができる。
なお、実施例3において、図14のステップS62で、アクチュエータ26a、26bを駆動せずに、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接しないようにしてもよい。この場合、電力の低減が図れる。
図16は、実施例4に係る携帯型電子機器400の平面図である。図16のように、実施例4の携帯型電子機器400では、基板22上に姿勢検知センサ34が設けられている。姿勢検知センサ34は、実施例3で説明したように、例えば加速度センサであり、重力や振動、動きなどを測定することができる。その他の構成は、実施例2と同じであるため説明を省略する。また、CPU20によって実現される機能は、接触位置判断部50、移動制御部52、及び姿勢判断部54であり、実施例3と同じであるため説明を省略する。
図17は、実施例4に係る携帯型電子機器400の冷却方法を示すフローチャートである。図18(a)から図19(d)は、実施例4に係る携帯型電子機器400の冷却方法において、ヒートパイプ30c、30dと筐体10の側壁との接触状態を示す平面図である。なお、図18(a)から図19(d)では、接触検知センサ32a〜32fのうちのユーザの手の接触を検知している接触検知センサをクロスハッチで示している。図17のように、CPU20は、まずステップS70、S72を実行する。ステップS70、S72は、実施例1の図5のステップS10、S12の処理と同じであるため説明を省略する。
CPU20は、ステップS72でユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14の少なくとも一方に接触していると判断した場合、ステップS74に移行する。ステップS74では、CPU20は、姿勢検知センサ34の検知結果に基づき、携帯型電子機器400の姿勢が縦を向いているか又は横を向いているかを判断する。
携帯型電子機器400が縦向きであると判断した場合、CPU20は、ステップS76に移行する。ステップS76では、CPU20は、アクチュエータ26c、26dを駆動し、ヒートパイプ30cを第3側壁16に接触するように移動させ、ヒートパイプ30dを第4側壁18に接触するように移動させる。すなわち、図18(a)のように、携帯型電子機器400が順姿勢で且つユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合は、ヒートパイプ30cを第3側壁16に接触させ、ヒートパイプ30dを第4側壁18に接触させる。図18(b)のように、携帯型電子機器400が逆姿勢で且つユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14に接触している場合は、ヒートパイプ30cを第3側壁16に接触させ、ヒートパイプ30dを第4側壁18に接触させる。
一方、ステップS74において携帯型電子機器400が横向きであると判断した場合、CPU20は、ステップS78に移行する。ステップS78では、CPU20は、アクチュエータ26a又は26bを駆動し、ヒートパイプ30c又は30dを筐体10の第3側壁16及び第4側壁18のうちのCPU20の上方に位置する側壁に接触するように移動させる。すなわち、図18(c)のように、携帯型電子機器400が右姿勢となって第4側壁18が重力方向でCPU20の上側に位置する場合には、アクチュエータ26dを駆動してヒートパイプ30dを第4側壁18に接触させる。図18(d)のように、携帯型電子機器400が左姿勢となって第3側壁16が重力方向でCPU20の上側に位置する場合には、アクチュエータ26cを駆動してヒートパイプ30cを第3側壁16に接触させる。
ステップS76、S78の後はステップS80に移行し、CPU20は、ユーザの手が筐体10の第1側壁12及び第2側壁14から離れたか否かを判断する。ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14から離れていない場合、ステップS80の判断は否定されて、ステップS74に戻る。一方、ユーザの手が第1側壁12及び第2側壁14から離れた場合、ステップS82に移行し、CPU20は、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接触しないように、アクチュエータ26c、26dの駆動を停止する。その後、ステップS70に戻る。
一方、ステップS72において、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18の少なくとも一方に接触していると判断した場合、CPU20は、ステップS84に移行する。ステップS84では、CPU20は、姿勢検知センサ34の検知結果に基づき、携帯型電子機器400の姿勢が縦を向いているか又は横を向いているかを判断する。
携帯型電子機器400が縦向きであると判断した場合、CPU20は、ステップS86に移行する。ステップS86では、CPU20は、アクチュエータ26a又は26bを駆動し、ヒートパイプ30c又は30dを筐体10の第1側壁12及び第2側壁14のうちのCPU20の上方に位置する側壁に接触するように移動させる。すなわち、図19(a)のように、携帯型電子機器400が順姿勢となって第1側壁12が重力方向でCPU20の上側に位置する場合には、アクチュエータ26aを駆動してヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させる。図19(b)のように、携帯型電子機器400が逆姿勢となって第2側壁14が重力方向でCPU20の上側に位置する場合には、アクチュエータ26bを駆動してヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。
一方、ステップS84において、携帯型電子機器300が横向きであると判断した場合、CPU20は、ステップS88に移行する。ステップ88では、CPU20は、アクチュエータ26a、26bを駆動し、ヒートパイプ30cを筐体10の第1側壁12に接触するように移動させ、ヒートパイプ30dを筐体10の第2側壁14に接触するように移動させる。すなわち、図19(c)のように、携帯型電子機器400が右姿勢で且つユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合は、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させ、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。図19(d)のように、携帯型電子機器400が左姿勢で且つユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合は、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触させ、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触させる。
ステップS86、S88の後はステップS90に移行し、CPU20は、ユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18から離れたか否かを判断する。ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18から離れていない場合、ステップS90の判断は否定されて、ステップS84に戻る。一方、ユーザの手が第3側壁16及び第4側壁18から離れた場合、ステップS92に移行し、CPU20は、ヒートパイプ30c、30dが筐体10の側壁に接触しないように、アクチュエータ26a、26bの駆動を停止する。その後、ステップS70に戻る。
以上のように、実施例4によれば、ユーザの手が筐体10の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触している場合には、筐体10の重力方向でCPU20の上側に位置する側壁に接触するようにヒートパイプを移動させる。ユーザの手が筐体10の重力方向で対向する側壁に接触している場合には、筐体10の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触するようにヒートパイプを移動させる。これにより、CPU20を効率的に冷却しつつ、ユーザの手が接触している部分の温度上昇を抑制することができる。
実施例4では、図17のステップS76、S88において、ヒートパイプ30c、30dの両方が筐体10の側壁に接触する場合を例に示したが、いずれか一方が接触する場合でもよい。
図20は、実施例5に係る携帯型電子機器500の平面図である。図20のように、実施例5の携帯型電子機器500では、ヒートパイプ30a、30bの代わりに、冷却水循環部60が設けられている。冷却水循環部60は、CPU20からヒートパイプ30c、30dに熱を輸送する冷却水を循環させる。冷却水循環部60は、冷却水が流通する循環流路62と、第1ポンプ64a及び第2ポンプ64bと、第1バルブ66a及び第2バルブ66bと、を備える。循環流路62は、CPU20に冷却水が流入又は流出する側の一方に第1ポンプ64aを有する流路と第2バルブ66bを有する流路とが並列に接続されている。他方に第2ポンプ64bを有する流路と第1バルブ66aを有する流路とが並列に接続されている。第1ポンプ64aが動作し且つ第1バルブ66aがオープンとなり、第2ポンプ64bが動作せず且つ第2バルブ66bがクローズとなることで、図20の実線矢印のように、冷却水はCPU20から時計回りに循環する。一方、第2ポンプ64bが動作し且つ第2バルブ66bがオープンとなり、第1ポンプ64aが動作せず且つ第1バルブ66aがクローズとなることで、図20の破線矢印のように、冷却水はCPU20から反時計回りに循環する。循環流路62は、ヒートパイプ30c、30dに熱を伝える点から金属製の配管で形成されている場合が好ましい。バルブ66a、66bは、例えば電磁弁である。その他の構成は、実施例3と同じであるため説明を省略する。
図21は、実施例5のCPU20によって実現される機能を示すブロック図である。図21のように、CPU20は、接触位置判断部50、移動制御部52、及び姿勢判断部54に加えて、循環制御部56として機能する。循環制御部56は、姿勢判断部54で判断された携帯型電子機器500に姿勢に基づき、第1ポンプ64a及び第2ポンプ64bの駆動並びに第1バルブ66a及び第2バルブ66bの開閉を制御して冷却水の流通方向を制御する。
図22は、実施例5に係る携帯型電子機器500の冷却水の制御を示すフローチャートである。図23(a)から図23(d)は、実施例5に係る携帯型電子機器500において、冷却水の循環方向を示す平面図である。なお、実施例5の携帯型電子機器500において、ヒートパイプ30c、30dに関する制御は、実施例3と同じであるため説明を省略する。
図22のように、CPU20は、ステップS100において、姿勢検知センサ34の検知結果に基づき、携帯型電子機器500の姿勢が順姿勢であるか否かを判断する。順姿勢であると判断した場合、CPU20は、ステップS102に移行し、第1ポンプ64aを駆動させ且つ第1バルブ66aをオープンとし、第2ポンプ64bを停止させ且つ第2バルブ66bをクローズとする。これにより、冷却水はCPU20から時計回りに循環する。したがって、図23(a)のように、携帯型電子機器500が順姿勢である場合には、CPU20から重力方向でCPU20の上側に位置する第1側壁12に対向するヒートパイプ30cに向かって冷却水が流れる。実施例3で説明したように、携帯型電子機器500が順姿勢で且つユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触するように移動させる。したがって、CPU20から筐体10の第1側壁12に接触しているヒートパイプ30cに向かって冷却水が流れ出るようになる。このため、CPU20を効率良く冷却することができる。
ステップS100において順姿勢ではないと判断した場合、CPU20は、ステップS104に移行し、携帯型電子機器500の姿勢が逆姿勢であるか否かを判断する。逆姿勢であると判断した場合、CPU20は、ステップS106に移行し、第1ポンプ64aを停止させ且つ第1バルブ66aをクローズとし、第2ポンプ64bを駆動させ且つ第2バルブ66bをオープンとする。これにより、冷却水はCPU20から逆時計回りに循環する。したがって、図23(b)のように、携帯型電子機器500が逆姿勢である場合には、CPU20から重力方向でCPU20の上側に位置する第2側壁14に対向するヒートパイプ30dに向かって冷却水が流れる。実施例3で説明したように、携帯型電子機器500が逆姿勢で且つユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触するように移動させる。したがって、CPU20から筐体10の第2側壁14に接触しているヒートパイプ30dに向かって冷却水が流れ出るようになる。このため、CPU20を効率良く冷却することができる。
ステップS104において逆姿勢ではないと判断した場合、CPU20は、ステップS108に移行し、携帯型電子機器500の姿勢が右姿勢であるか否かを判断する。右姿勢であると判断した場合、CPU20は、ステップS110に移行し、第1ポンプ64aを駆動させ且つ第1バルブ66aをオープンとし、第2ポンプ64bを停止させ且つ第2バルブ66bをクローズとする。これにより、図23(c)のように、携帯型電子機器500が右姿勢である場合には、CPU20から重力方向にヒートパイプ30cに向かって冷却水が流れるようになる。実施例3で説明したように、携帯型電子機器500が右姿勢で且つユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30cを第1側壁12に接触するように移動させる。しがたって、CPU20から筐体10の第1側壁12に接触しているヒートパイプ30cに向かって冷却水が流れ出るようになる。また、ヒートパイプ30cでは、冷却水との熱交換によって作動液が気化する部分が、ヒートパイプ30cが第1側壁12に接することで作動液が凝縮する部分よりも重力方向で下側に位置するため、CPU20の冷却を効率良く行える。
ステップS108において右姿勢ではないと判断した場合、CPU20は、ステップS112に移行し、携帯型電子機器500の姿勢が左姿勢であるか否かを判断する。左姿勢ではないと判断した場合は、携帯型電子機器500の姿勢検知が上手く行われなかったことが考えられるため、再度ステップS100に戻る。一方、左姿勢であると判断した場合は、CPU20は、ステップS114に移行し、第1ポンプ64aを停止させ且つ第1バルブ66aをクローズとし、第2ポンプ64bを駆動させ且つ第2バルブ66bをオープンとする。これにより、図23(d)のように、携帯型電子機器500が左姿勢である場合には、CPU20から重力方向に向かって冷却水が流れ出るようになる。実施例3で説明したように、携帯型電子機器500が左姿勢で且つユーザの手が筐体10の第3側壁16及び第4側壁18に接触している場合には、ヒートパイプ30dを第2側壁14に接触するように移動させる。しがたって、CPU20から筐体10の第2側壁14に接触しているヒートパイプ30dに向かって冷却水が流れ出るようになる。また、ヒートパイプ30dでは、冷却水との熱交換によって作動液が気化する部分が、ヒートパイプ30dが第2側壁14に接することで作動液が凝縮する部分よりも重力方向で下側に位置するため、CPU20の冷却を効率良く行える。
以上のように、実施例5によれば、CPU20に冷却水が流入する側及びCPU20から冷却水が流出する側の一方には第1ポンプ64aを有する流路と第1バルブ66aを有する流路とが並列に接続されている。他方には第2ポンプ64bを有する流路と第2バルブ66bを有する流路とが並列に接続されている。そして、筐体10の姿勢に基づき、冷却水がCPU20から筐体10の側壁に接触しているヒートパイプ側に流れ出るように、第1ポンプ64a、第2ポンプ64b、第1バルブ66a、及び第2バルブ66bの動作を制御している。これにより、図23(a)及び図23(b)で説明したように、CPU20からの温度の高い冷却水を筐体10の側壁に接触しているヒートパイプに向かって流すことができる。
なお、実施例5のような冷却水循環部60を備える場合でも、実施例4と同様に、ヒートパイプ30c、30dを筐体10の第3側壁16、第4側壁18に接触するように移動させてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)筐体と、前記筐体の内部に設けられた発熱体と、前記筐体の内部に前記筐体の側壁に対向して設けられ、前記発熱体と熱的に接続されたヒートパイプと、前記筐体を保持するユーザの手の接触を検知するための接触検知センサと、前記接触検知センサで検知された前記ユーザの手の接触位置に基づき、前記ヒートパイプと前記筐体の側壁との接触状態が変化するように前記ヒートパイプを移動させる移動制御部と、を備える携帯型電子機器。
(付記2)前記筐体は矩形形状をしていて、前記移動制御部は、前記筐体の4つの前記側壁のうちの前記ユーザの手が接触していない側壁に接触し、前記ユーザの手が接触している側壁には接触しないように前記ヒートパイプを移動させる、付記1記載の携帯型電子機器。
(付記3)前記筐体は矩形形状をしていて、前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の短手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させ、前記ユーザの手が前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の側壁に前記ヒートパイプを接触させないようにする、付記1または2記載の携帯型電子機器。
(付記4)前記筐体は矩形形状をしていて、前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の短手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させ、前記ユーザの手が前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の短手方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させる、付記1または2記載の携帯型電子機器。
(付記5)前記筐体の姿勢を検知するための姿勢検知センサを備え、前記移動制御部は、前記接触検知センサで検知された前記ユーザの手の接触位置と前記姿勢検知センサで検知された前記筐体の姿勢とに基づき、前記ヒートパイプを移動させる、付記1から4のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
(付記6)前記筐体は矩形形状をしていて、前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の重力方向で前記発熱体の上側に位置する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させる、付記5記載の携帯型電子機器。
(付記7)前記筐体は矩形形状をしていて、前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の重力方向で前記発熱体の上方に位置する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させ、前記ユーザの手が前記筐体の重力方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させる、付記5または6記載の携帯型電子機器。
(付記8)前記筐体の内部に設けられて前記発熱体から前記ヒートパイプに熱を輸送する冷却水を循環させ、前記発熱体に前記冷却水が流入する流入側と前記発熱体から前記冷却水が流出する流出側との両方においてポンプを有する流路とバルブを有する流路の2つの流路が並列に設けられた冷却水循環部と、前記姿勢検知センサで検知された前記筐体の姿勢に基づき、前記冷却水が前記発熱体から前記筐体の側壁に接触している前記ヒートパイプに向かって流れ出るように、前記ポンプ及び前記バルブの動作を制御する循環制御部と、を備える付記5から7のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
(付記9)前記移動制御部は、導電性高分子アクチュエータを用いて前記ヒートパイプの位置を移動させる、付記1から8のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
(付記10)前記発熱体は、前記移動制御部として前記ヒートパイプの位置を移動させるCPUである、付記1から9のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
(付記11)前記接触検知センサは、静電容量センサである、付記1から10のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
(付記12)前記姿勢検知センサは、加速度センサである、付記5から8のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
10 筐体
12 第1側壁
14 第2側壁
16 第3側壁
18 第4側壁
20 CPU
22 基板
24 枠体
26a〜26d アクチュエータ
28 接続部
30〜30f ヒートパイプ
32a〜32f 接触検知センサ
34 姿勢検知センサ
40 高分子アクチュエータ
42 セパレータ
44 対極
46 電解液
48 可撓性のバッグ
50 接触位置判断部
52 移動制御部
54 姿勢判断部
56 循環制御部
60 冷却水循環部
62 循環流路
64a 第1ポンプ
64b 第2ポンプ
66a 第1バルブ
66b 第2バルブ
100〜500 携帯型電子機器

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に設けられた発熱体と、
    前記筐体の内部に前記筐体の側壁に対向して設けられ、前記発熱体と熱的に接続されたヒートパイプと、
    前記筐体を保持するユーザの手の接触を検知するための接触検知センサと、
    前記接触検知センサで検知された前記ユーザの手の接触位置に基づき、前記ヒートパイプと前記筐体の側壁との接触状態が変化するように前記ヒートパイプを移動させる移動制御部と、を備える携帯型電子機器。
  2. 前記筐体は矩形形状をしていて、
    前記移動制御部は、前記筐体の4つの前記側壁のうちの前記ユーザの手が接触していない側壁に接触し、前記ユーザの手が接触している側壁には接触しないように前記ヒートパイプを移動させる、請求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 前記筐体は矩形形状をしていて、
    前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の短手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させ、前記ユーザの手が前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の側壁に前記ヒートパイプを接触させないようにする、請求項1または2記載の携帯型電子機器。
  4. 前記筐体は矩形形状をしていて、
    前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の短手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させ、前記ユーザの手が前記筐体の長手方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の短手方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させる、請求項1または2記載の携帯型電子機器。
  5. 前記筐体の姿勢を検知するための姿勢検知センサを備え、
    前記移動制御部は、前記接触検知センサで検知された前記ユーザの手の接触位置と前記姿勢検知センサで検知された前記筐体の姿勢とに基づき、前記ヒートパイプを移動させる、請求項1から4のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
  6. 前記筐体は矩形形状をしていて、
    前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の重力方向で前記発熱体の上側に位置する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させる、請求項5記載の携帯型電子機器。
  7. 前記筐体は矩形形状をしていて、
    前記移動制御部は、前記ユーザの手が前記筐体の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の重力方向で前記発熱体の上方に位置する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させ、前記ユーザの手が前記筐体の重力方向で対向する側壁に接触している場合には、前記筐体の重力方向と交差する方向で対向する側壁に接触するように前記ヒートパイプを移動させる、請求項5または6記載の携帯型電子機器。
  8. 前記筐体の内部に設けられて前記発熱体から前記ヒートパイプに熱を輸送する冷却水を循環させ、前記発熱体に前記冷却水が流入する流入側と前記発熱体から前記冷却水が流出する流出側との両方においてポンプを有する流路とバルブを有する流路の2つの流路が並列に設けられた冷却水循環部と、
    前記姿勢検知センサで検知された前記筐体の姿勢に基づき、前記冷却水が前記発熱体から前記筐体の側壁に接触している前記ヒートパイプに向かって流れ出るように、前記ポンプ及び前記バルブの動作を制御する循環制御部と、を備える請求項5から7のいずれか一項記載の携帯型電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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