JP2018006954A - 音響装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定在波に相当する振動を抑制する技術であり、複数の振動子を連結する連結部材を用いて振動レベルを向上可能にする。【解決手段】左右のエキサイター21L、21Rが、エキサイター21L、21Rを連結する軸部材23に対して加振する振動が減衰しあう所定の周波数帯では、一方のエキサイター21Rに入力する信号の位相を反転することにより連結部材の振動を強くする。【選択図】図1
Description
本発明は、二つの振動子を連結する連結部材を有する音響装置に関する。
筒体の対向する面にそれぞれエキサイターを固定したスピーカーが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、第1音響信号における定在波が生じる周波数成分の位相のみを反転した信号に基づき、第1エキサイターを振動させ、第2音響信号における定在波が生じる周波数成分の位相のみが反転した信号に基づき、第2エキサイターを振動させることが記載されている。
従来の構成は、定在波に相当する振動を抑制する技術であり、振動レベルを積極的に向上させることはできない。このため、十分な振動レベルが得られないおそれがある。
そこで、本発明は、複数の振動子を連結する連結部材を用いて振動レベルを向上可能な音響装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、複数の振動子を連結する連結部材を用いて振動レベルを向上可能な音響装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の音響装置は、第一の振動子と、第二の振動子と、前記第一の振動子と前記第二の振動子とを連結する連結部材と、前記連結部材が装着された被振動部材と、前記第一及び第二の振動子を所定の信号に基づき制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第一及び第二の振動子が前記連結部材に対して加振する振動が減衰しあう所定の周波数帯では、一方の前記振動子に入力する信号の位相を反転することを特徴とする。
上記構成において、前記所定の周波数帯は、前記第一及び第二の振動子を正相で振動させる場合と比べて、一方の前記振動子を正相、他方の前記振動子を逆相で振動させた方が、前記連結部材の振動が強くなる周波数帯に設定されてもよい。
また、上記構成において、前記所定の周波数帯を除く周波数帯では、前記第一及び第二の振動子に入力する信号は正相でもよい。
また、上記構成において、前記所定の周波数帯を除く周波数帯では、前記第一及び第二の振動子に入力する信号は正相でもよい。
また、上記構成において、前記制御部は、規定の周波数以上の領域では、前記振動子に入力する信号の位相を反転させないようにしてもよい。
また、上記構成において、前記制御部は、前記一方の振動子に入力する信号の位相を反転する処理として、前記所定の信号を構成する二種類の音響信号を加算するとともに減衰させ、減衰させた信号の位相を反転させてもよい。
また、上記構成において、前記制御部は、前記一方の振動子に入力する信号の位相を反転する処理として、前記所定の信号を構成する二種類の音響信号を加算するとともに減衰させ、減衰させた信号の位相を反転させてもよい。
また、上記構成において、前記二種類の音響信号は、ステレオ音声を構成してもよい。
本発明では、第一及び第二の振動子が、第一の振動子と第二の振動子とを連結する連結部材に対して加振する振動が減衰しあう所定の周波数帯では、一方の前記振動子に入力する信号の位相を反転するので、複数の振動子を連結する連結部材を用いて振動レベルを向上可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る音響装置10の内部構造を周辺構成と共に模式的に示した図である。
この音響装置10は、自動車などの車両に搭載される車載用音響装置であり、より具体的には、車両の乗員(ユーザー)に対し、振動及び音声によって音楽、音声案内、警告用の振動や音声などの各種情報を伝達可能な車載用情報伝達装置として機能する。この音響装置10は、ヘッドレスト11の下部に着脱自在に取り付けられ、乗員の首を支えるネックパッドを兼用している。この音響装置10を取り付けることで、この種の情報伝達装置を予め備えていない車両に対し、簡易に情報伝達装置を追加可能になる。
なお、この音響装置10を、車両に予め据え付けられる据付型に構成してもよいし、車両以外の移動体などに取り付けてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る音響装置10の内部構造を周辺構成と共に模式的に示した図である。
この音響装置10は、自動車などの車両に搭載される車載用音響装置であり、より具体的には、車両の乗員(ユーザー)に対し、振動及び音声によって音楽、音声案内、警告用の振動や音声などの各種情報を伝達可能な車載用情報伝達装置として機能する。この音響装置10は、ヘッドレスト11の下部に着脱自在に取り付けられ、乗員の首を支えるネックパッドを兼用している。この音響装置10を取り付けることで、この種の情報伝達装置を予め備えていない車両に対し、簡易に情報伝達装置を追加可能になる。
なお、この音響装置10を、車両に予め据え付けられる据付型に構成してもよいし、車両以外の移動体などに取り付けてもよい。
この音響装置10は、第一及び第二の振動子として機能する二つのエキサイター21R、21Lと、これらエキサイター21R、21Lを連結する連結部材を構成する軸部材23とを備える。さらに、音響装置10は、軸部材23が装着されるネックパッド及び被振動部材として機能するパッド部25と、エキサイター21R、21Lを制御する後述する制御装置(制御部)30とを備える。
エキサイター21R、21Lは、平板状等の薄型に形成された振動子21Aを有し、外部から入力された信号に応じて振動子21Aが振動することによってエキサイター21R、21L全体がそれぞれ振動する。各エキサイター21R、21Lの振動によって軸部材23が加振される。軸部材23にはパッド部25が装着されるので、軸部材23の振動がパッド部25を介して乗員に伝達される。これにより、パッド部25を介して特に低音域の振動及び低音が乗員に認識される。
本構成のエキサイター21R、21Lは、更に、空気を振動させる不図示の空気振動部材(例えば、スピーカー振動板)を備え、振動子21Aの振動に応じて空気振動部材が振動する。これにより、軸部材23単体の場合と比べて広い音域の音声を外部に出力可能である。なお、各エキサイター21R、21Lには、公知のエキサイターを広く適用可能である。
各エキサイター21R、21Lは、車内における左右方向に間隔を空けて配置される。左側のエキサイター21Lは、左チャンネル用のエキサイターとして使用され、右側のエキサイター21Rは、右チャンネル用のエキサイターとして使用される。以下、左右一対のエキサイター21R、21Lを特に区別する必要がない場合は、エキサイター21と表記する。
軸部材23は、一端が一方のエキサイター21に連結され、他端が他方のエキサイター21に連結される。この軸部材23は、一直線状に延びる金属製の中実棒で形成される。二つのエキサイターに軸部材23を連結することで、両エキサイター21の振動による軸部材23の振動の方向が同調した場合に、振動量(振幅)を増大させることができる。
この軸部材23は、一本に限らず、複数本でもよい。また、この軸部材23には、様々な剛体を広く適用でき、例えば、金属製の中空棒や金属製の板材でもよく、また、金属以外の材料で形成してもよい。
この軸部材23は、一本に限らず、複数本でもよい。また、この軸部材23には、様々な剛体を広く適用でき、例えば、金属製の中空棒や金属製の板材でもよく、また、金属以外の材料で形成してもよい。
パッド部25は、乗員に当接する当接部であるネックパッドを構成し、ウレタンなどのクッション材で形成されたクッション部25Aと、クッション部25Aを覆う表皮25Bとを有している。軸部材23は、このパッド部25の内部(クッション部25A)を貫通し、軸部材23の振動でパッド部25全体を振動させる。
これにより、各エキサイター21の振動で軸部材23が振動し、パッド部25を介して振動などを乗員に伝達可能である。このパッド部25は、エキサイター21、軸部材23、及び制御装置30を収容するケースを兼ねている。
これにより、各エキサイター21の振動で軸部材23が振動し、パッド部25を介して振動などを乗員に伝達可能である。このパッド部25は、エキサイター21、軸部材23、及び制御装置30を収容するケースを兼ねている。
図2は、制御装置30のブロック図である。
制御装置30は、情報処理部31と、記憶部32と、帯域分割部33と、位相反転部34と、帯域合成部35と、増幅部36とを備える。情報処理部31は、記憶部32に記憶された制御プログラムを実行することにより、制御装置30の各部を制御するコンピューター、及び各種の演算処理を行う演算処理部として機能する。記憶部32は、制御プログラムの他、帯域分割処理及び位相反転処理の内容を決定するためのパラメーター情報などの各種のデータを記憶可能である。
制御装置30は、情報処理部31と、記憶部32と、帯域分割部33と、位相反転部34と、帯域合成部35と、増幅部36とを備える。情報処理部31は、記憶部32に記憶された制御プログラムを実行することにより、制御装置30の各部を制御するコンピューター、及び各種の演算処理を行う演算処理部として機能する。記憶部32は、制御プログラムの他、帯域分割処理及び位相反転処理の内容を決定するためのパラメーター情報などの各種のデータを記憶可能である。
この制御装置30は、外部から2チャンネルの音響信号SL、SRを入力可能に構成される。この2チャンネルの音響信号SL、SRは、音楽、音声案内、又は警告などに対応する音声や振動の波形を示す信号であり、例えば、例えばステレオ(L、R)の音声信号である。なお、音響信号SL、SRは、いずれも正相の信号として入力される。
帯域分割部33は、入力した音響信号SL、SRを所定の周波数帯域毎に分割する帯域分割処理を実行する。位相反転部34は、帯域分割部33が出力した周波数帯域毎の信号のいずれかの位相を反転する位相反転処理を行う。
帯域合成部35は、位相反転部34から出力される複数の左チャンネルに対応する音響信号を合成して単一の左チャンネルの音響信号SLXを生成すると共に、位相反転部34から出力される複数の右チャンネルに対応する音響信号を合成して単一の右チャンネルの音響信号SRXを生成する。
帯域合成部35は、位相反転部34から出力される複数の左チャンネルに対応する音響信号を合成して単一の左チャンネルの音響信号SLXを生成すると共に、位相反転部34から出力される複数の右チャンネルに対応する音響信号を合成して単一の右チャンネルの音響信号SRXを生成する。
増幅部36は、左チャンネルの音響信号SLXを増幅して左チャンネル用のエキサイター21Lに出力し、右チャンネルの音響信号SRXを増幅して右チャンネル用のエキサイター21Rに出力する。各エキサイター21は、入力した音響信号SLX、SRXの波形に応じて振動する。このようにして、制御装置30は、入力信号(音響信号SL、SR)から音響信号SLX、SRXを生成し、音響信号SLX、SRXに基づき各エキサイター21を駆動する。
上記の帯域分割処理、及び位相反転処理の内容は、記憶部32に記憶されるパラメーター情報に基づき情報処理部31が設定する。
このパラメーター情報は、左右のエキサイター21が軸部材23に対して加振する振動が減衰しあう周波数帯(以下、「減衰発生周波数帯Y」と表記する)を記述した情報である。このパラメーター情報は、後述する音響測定処理によって得られる。
このパラメーター情報は、左右のエキサイター21が軸部材23に対して加振する振動が減衰しあう周波数帯(以下、「減衰発生周波数帯Y」と表記する)を記述した情報である。このパラメーター情報は、後述する音響測定処理によって得られる。
図3は、音響測定処理時の制御装置30を周辺構成と共に示したブロック図である。
図3に示すように、制御装置30には、音源部37と収録部38とが接続される。音源部37は、情報処理部31の指示に基づき、二つの測定信号SL0、SR0を出力するユニットである。本実施形態では、音源部37は、測定信号SL0、SR0として、左チャンネルと右チャンネルとが同一のモノラル音声信号を同相で出力する。
図3に示すように、制御装置30には、音源部37と収録部38とが接続される。音源部37は、情報処理部31の指示に基づき、二つの測定信号SL0、SR0を出力するユニットである。本実施形態では、音源部37は、測定信号SL0、SR0として、左チャンネルと右チャンネルとが同一のモノラル音声信号を同相で出力する。
収録部38は、制御装置30の出力結果(音声又は振動の出力結果)を収録するユニットであり、収録結果を示す音響信号SMを制御装置30に出力する。この収録部38は、例えば、集音マイクであり、出力音声を効率よく収録すべくパッド部25の中央に設置されている。
なお、音源部37と収録部38とは、制御装置30の外に設けられる構成に限らず、制御装置30内に設けられる構成でもよい。
なお、音源部37と収録部38とは、制御装置30の外に設けられる構成に限らず、制御装置30内に設けられる構成でもよい。
図4は、音響測定処理のフローチャートである。図4に示すように、音響測定処理は、モノラル音源の再生収録処理(ステップS1)と、位相反転音源の再生収録処理(ステップS2)と、周波数特性の計算処理(ステップS3)と、差分計算処理(ステップS4)と、位相反転帯域Y1の帯域判定処理(ステップS5)とを有している。
モノラル音源の再生収録処理(ステップS1)として、情報処理部31は、音源部37に、測定信号SL0、SR0を出力させ、その出力結果(収録結果)を示す音響信号SMを取得する。この場合、帯域分割部33、位相反転部34、及び帯域合成部35は、何ら処理を行わず、測定信号SL0、SR0をそのまま出力する。
測定信号SL0、SR0は、左チャンネルと右チャンネルが同一のモノラル音声信号であり、M系列符号を用いて生成される。M系列符号を用いることで、広い周波数に渡って信号レベルがフラットで、且つ、ランダムな位相特性を有する音声信号が得られる。この場合、正相同士のモノラル音声信号の出力結果(収録結果)を示す音響信号SMが取得される。情報処理部31は、音響信号SMを取得すると、音響信号SMに対応するデータを記憶部32に記憶する。
位相反転音源の再生収録処理(ステップS2)は、情報処理部31が位相反転部34において測定信号SL0、SR0のいずれか一方の位相を反転する点を除いて、ステップS1の処理と同様である。これにより、正相と逆相のモノラル音声信号の出力結果(収録結果)を示す音響信号SMが取得され、取得した音響信号SMに対応するデータが記憶部32に記憶される。
次に、周波数特性の計算処理(ステップS3)として、情報処理部31は、ステップS1、S2で取得した音響信号SMのデータに対してフーリエ変換を行い、それぞれの周波数特性を特定する。
図5は、ステップS1で取得した音響信号SMの周波数特性f1を示す。この周波数特性f1は、正相同士のモノラル音声信号で各エキサイター21を駆動したときの実際の周波数特性である。
図6は、ステップS2で取得した音響信号SMの周波数特性f2を示す。この周波数特性f2は、正相と逆相のモノラル音声信号で各エキサイター21を駆動したときの実際の周波数特性である。周波数特性f1、f2のいずれもフラットな特性とならないのは、音響装置10の各部の固有振動数、及び各エキサイター21からの振動の干渉などが影響するからである。また、同相の場合と逆相の場合とで周波数特性が異なることは、図5と図6の違いからも明らかである。
図5は、ステップS1で取得した音響信号SMの周波数特性f1を示す。この周波数特性f1は、正相同士のモノラル音声信号で各エキサイター21を駆動したときの実際の周波数特性である。
図6は、ステップS2で取得した音響信号SMの周波数特性f2を示す。この周波数特性f2は、正相と逆相のモノラル音声信号で各エキサイター21を駆動したときの実際の周波数特性である。周波数特性f1、f2のいずれもフラットな特性とならないのは、音響装置10の各部の固有振動数、及び各エキサイター21からの振動の干渉などが影響するからである。また、同相の場合と逆相の場合とで周波数特性が異なることは、図5と図6の違いからも明らかである。
次いで、差分計算処理(ステップS4)として、情報処理部31は、周波数特性f2から周波数特性f1を減算した結果を演算により算出し、差分の周波数特性f3を求める。
図7は、差分の周波数特性f3を示す。ここで、図5〜図7からは、同相の場合、逆相の場合と比べて、特に低い低音域と高音域とが比較的大きく減衰し、エキサイター21のピストンモーション領域において干渉が発生していることが判る。なお、ピストンモーション領域は、軸部材23がエキサイター21と一体に動くことが可能な領域である。
図7は、差分の周波数特性f3を示す。ここで、図5〜図7からは、同相の場合、逆相の場合と比べて、特に低い低音域と高音域とが比較的大きく減衰し、エキサイター21のピストンモーション領域において干渉が発生していることが判る。なお、ピストンモーション領域は、軸部材23がエキサイター21と一体に動くことが可能な領域である。
また、図7に示すハッチングは、信号レベルが零dB以上の領域AR1、AR2、及びAR3を示している。これら領域AR1〜AR3は、左右のエキサイター21を正相で振動させる場合と比べて、一方のエキサイター21を正相、他方のエキサイター21を逆相で駆動させた方が強い振動が得られる領域である。また、これら領域AR1〜AR3は、左右のエキサイター21を正相で駆動させた場合に、左右のエキサイター21が軸部材23に対して加振する振動が干渉によって減衰しあう周波数帯(減衰発生周波数帯Yに相当)でもある。
位相反転帯域Y1の帯域判定処理(ステップS5)として、情報処理部31は、差分計算処理(ステップS4)の結果に基づき、位相反転帯域Y1を特定する。この位相反転帯域Y1は、減衰発生周波数帯Yであって、両エキサイター21を正相で振動させる場合と比べて、一方のエキサイター21を正相、他方のエキサイター21を逆相で振動させた方が強い振動が得られる周波数帯である。
また、この位相反転帯域Y1は、規定の周波数までの領域に限定する。規定の周波数は、エキサイター21のピストンモーション領域の上限周波数であり、本構成では、中音域の上限値である2kHzに設定される。また、エキサイター21の音声再生及び振動再生が可能な下限値として70Hzが設定される。このため、情報処理部31は、70Hz〜2kHzの範囲内で、位相反転帯域Y1を特定する。
これによって、図7の例では、位相反転帯域Y1として、領域AR1に相当する値A(70Hz)〜値B(500Hz)と、領域AR2に相当する値C(700Hz)〜値D(1.7kHz)とが特定される。なお、領域AR3は、規定の周波数を超えるので、位相反転帯域Y1に特定されない。このようにして特定した位相反転帯域Y1を示す各値が、パラメーター情報として記憶部32に記憶される。
次に、音響再生時の制御装置30の動作を説明する。なお、記憶部32には、位相反転帯域Y1のパラメーター情報が記憶済みである。
2チャンネルの音響信号SL、SRを再生する際、まず、情報処理部31は、記憶部32からパラメーター情報を読み出し、位相反転帯域Y1を帯域分割部33及び位相反転部34に設定する。
以下、位相反転帯域Y1として、領域AR1に相当する値A(70Hz)〜値B(500Hz)と、領域AR2に相当する値C(700Hz)〜値D(1.7kHz)とを設定した場合を以下に説明する。
2チャンネルの音響信号SL、SRを再生する際、まず、情報処理部31は、記憶部32からパラメーター情報を読み出し、位相反転帯域Y1を帯域分割部33及び位相反転部34に設定する。
以下、位相反転帯域Y1として、領域AR1に相当する値A(70Hz)〜値B(500Hz)と、領域AR2に相当する値C(700Hz)〜値D(1.7kHz)とを設定した場合を以下に説明する。
図8は、帯域分割部33の帯域分割を示した図である。
図8に示すように、帯域分割部33は、入力したステレオ音声の音響信号SL、SRの周波数帯域を、値B(500Hz)以下とした分割1の領域、値B(500Hz)〜値C(700Hz)とした分割2の領域、値C(700Hz)〜値D(1.7kHz)とした分割3の領域、値D(1.7kHz)以上とした分割4の4つに分割する。なお、70Hz以下は、エキサイター21の音及び振動再生が可能な下限値以下であるため、分割しない。
これによって、音響信号SL、SRは、図2に示すように、分割1に対応する音響信号SL1、SR1、分割2に対応する音響信号SL2、SR2、分割3に対応する音響信号SL3、SR3、及び分割4に対応する音響信号SL4、SR4に分割される。
図8に示すように、帯域分割部33は、入力したステレオ音声の音響信号SL、SRの周波数帯域を、値B(500Hz)以下とした分割1の領域、値B(500Hz)〜値C(700Hz)とした分割2の領域、値C(700Hz)〜値D(1.7kHz)とした分割3の領域、値D(1.7kHz)以上とした分割4の4つに分割する。なお、70Hz以下は、エキサイター21の音及び振動再生が可能な下限値以下であるため、分割しない。
これによって、音響信号SL、SRは、図2に示すように、分割1に対応する音響信号SL1、SR1、分割2に対応する音響信号SL2、SR2、分割3に対応する音響信号SL3、SR3、及び分割4に対応する音響信号SL4、SR4に分割される。
位相反転部34は、位相反転帯域Y1の設定に基づき、音響信号SL、SRを上記4つの帯域で分割した信号のうち、分割1(AR2に相当)の音響信号SL1、SR1と、分割3(AR2に相当)の音響信号SL3、SR3とに対して位相を反転する。
この場合、位相反転部34は、図9に示すように、音響信号SL1、SR1については、左右チャンネルの音響信号SL1、SR1を加算部34Aで加算し、加算した信号を減衰器34Bで減衰し、減衰させた信号を音響信号SL1Aとして出力するとともに、反転部34Cにより位相を反転して音響信号SR1Aとして出力する。つまり、左右チャンネルの音響信号SL1、SR1を加算するとともに減衰させた音響信号SL1Aと、左右チャンネルの音響信号SL1、SR1を加算するとともに減衰させ、位相を反転させた音響信号SL2Aとが出力される。
この場合、位相反転部34は、図9に示すように、音響信号SL1、SR1については、左右チャンネルの音響信号SL1、SR1を加算部34Aで加算し、加算した信号を減衰器34Bで減衰し、減衰させた信号を音響信号SL1Aとして出力するとともに、反転部34Cにより位相を反転して音響信号SR1Aとして出力する。つまり、左右チャンネルの音響信号SL1、SR1を加算するとともに減衰させた音響信号SL1Aと、左右チャンネルの音響信号SL1、SR1を加算するとともに減衰させ、位相を反転させた音響信号SL2Aとが出力される。
なお、加算した信号を減衰させる理由は、他の音響信号SL2、SR2、SL4及びSR4と信号レベルを合わせるためである。
また、位相反転部34は、音響信号SL3、SR3についても、音響信号SL1、SR1と同様に、二種類の音響信号SL3、SR3を加算するとともに減衰させた音響信号SL3Aと、二種類の音響信号SL1、SR1を加算するとともに減衰させ、位相を反転させた音響信号SL23とを生成し、出力する。
なお、本実施形態では、右チャンネル側を位相反転する場合を説明したが、これに限定されず、左チャンネル側を位相反転してもよい。
また、位相反転部34は、音響信号SL3、SR3についても、音響信号SL1、SR1と同様に、二種類の音響信号SL3、SR3を加算するとともに減衰させた音響信号SL3Aと、二種類の音響信号SL1、SR1を加算するとともに減衰させ、位相を反転させた音響信号SL23とを生成し、出力する。
なお、本実施形態では、右チャンネル側を位相反転する場合を説明したが、これに限定されず、左チャンネル側を位相反転してもよい。
次いで、帯域合成部35は、分割及び位相反転したそれぞれの帯域の信号の合成を行い、左チャンネルのエキサイター21Lに出力する音響信号SLXと、右チャンネルのエキサイター21Rに出力する音響信号SRXとをそれぞれ生成し、増幅部36を介して各エキサイター21に出力する。
この場合、音響信号SLXは、左チャンネルの音響信号SL1A、SL2、SL3A、SL4を合成した信号であり、音響信号SRXは、右チャンネルの音響信号SR1A、SR2、SR3A、SR4を合成した信号である。これにより、音響信号SLX、SRXのそれぞれにより各エキサイター21が駆動され、対応する振動及び音声が出力される。以上が音響信号SL、SRの音響再生動作である。
この場合、音響信号SLXは、左チャンネルの音響信号SL1A、SL2、SL3A、SL4を合成した信号であり、音響信号SRXは、右チャンネルの音響信号SR1A、SR2、SR3A、SR4を合成した信号である。これにより、音響信号SLX、SRXのそれぞれにより各エキサイター21が駆動され、対応する振動及び音声が出力される。以上が音響信号SL、SRの音響再生動作である。
以上説明したように、本実施の形態では、音響再生時、位相反転帯域Y1に対応する周波数帯では、左右のエキサイター21の一方に入力する信号の位相を反転する。位相反転帯域Y1は、左右のエキサイター21が軸部材23に対して加振する振動が減衰しあう周波数帯(減衰発生周波数帯Yに相当)である。これらにより、振動の干渉による減衰を抑え、軸部材23の振動レベル(振幅とも称する)を向上可能である。この場合、特定の周波数帯での減衰が抑えられるので、広い周波数帯での高精度な振動再生をし易くなる。
また、本構成では、位相反転帯域Y1を、左右のエキサイター21を正相で振動させる場合と比べて、一方のエキサイター21を正相、他方のエキサイター21を逆相で振動させた方が、軸部材23の振動が強くなる周波数帯に設定している。これにより、振動レベルを効率よく向上させることができる。従って、エキサイター21に小型のエキサイターを用いても、振動レベルを十分に確保し易くなり、振動量及び音量の確保が容易である。
さらに、本構成では、位相反転帯域Y1を除く周波数帯では、左右のエキサイター21に入力する信号を正相にしているので、逆相にすることで生じるおそれのある聴感上の違和感を抑えることができる。
また、本構成では、規定の周波数以上の領域では、エキサイター21に入力する位相を反転させない。これにより、エキサイター21の所定の動作範囲でのみ、例えば、ピストンモーションの領域でのみ、位相を反転させることができる。従って、エキサイター21の分割振動の領域については正相で振動させることができ、分割振動領域での逆相による聴感上の違和感を回避できる。
また、本構成では、規定の周波数以上の領域では、エキサイター21に入力する位相を反転させない。これにより、エキサイター21の所定の動作範囲でのみ、例えば、ピストンモーションの領域でのみ、位相を反転させることができる。従って、エキサイター21の分割振動の領域については正相で振動させることができ、分割振動領域での逆相による聴感上の違和感を回避できる。
さらに、本構成では、一方のエキサイター21に入力する信号の位相を反転する処理として、二種類の音響信号SL1、SR1(SL3、SR3も同様)を加算するとともに減衰させ、減衰させた信号の位相を反転させている。これにより、一方のエキサイター21から二種類の音響信号の両方に対応する振動を出力でき、これによっても振動レベルを向上可能になる。
さらに、本構成では、他方のエキサイター21からも二種類の音響信号SL1、SR1(SL3、SR3も同様)を加算して減衰させ、減衰させた信号に対応する振動を出力させるので、これによっても振動レベルを向上可能になる。
さらに、本構成では、他方のエキサイター21からも二種類の音響信号SL1、SR1(SL3、SR3も同様)を加算して減衰させ、減衰させた信号に対応する振動を出力させるので、これによっても振動レベルを向上可能になる。
ここで、ステレオ音声を構成する二種類の音響信号SL1、SR1(SL3、SR3も同様)を加算すると、ステレオ効果が得にくくなるおそれがあるが、本構成の振動子であるエキサイター21は、主に、人がステレオ効果を認識しづらい低音域の振動を再生するものである。このため、低音域の振動再生に不利とならない。また、本構成では、規定の周波数以上の領域では、エキサイター21に入力する位相を反転させないので、規定の周波数以上の領域、例えば、中音域や高音域においては、ステレオ臨場感を保持できる。
また、位相を反転する処理として、上記処理に代えて、音響信号SL1、SR1(SL3、SR3も同様)のいずれか一方の位相を反転させ、反転させた信号だけを一方のエキサイター21に入力してもよい。また、他方のエキサイター21についても、音響信号SL1、SR1(SL3、SR3も同様)の他方をそのまま入力してもよい。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、エキサイター21を音響装置10の振動子と用いる場合を説明したが、これに限らず、公知の振動子を広く適用可能である。
例えば、上述した実施形態では、エキサイター21を音響装置10の振動子と用いる場合を説明したが、これに限らず、公知の振動子を広く適用可能である。
また、上述した実施形態では、音響装置10がネックパッドを兼用する場合を説明したが、これに限らない。例えば、図10に示すように、音響装置10を、乗員の腰を支えるクッションを兼用するように構成してもよい。図10は、乗員シート40を斜め後方から見た斜視図を示しており、乗員シート40の着座部41とバックレスト42とで形成される境界部分に密着するように音響装置10が配置される。また、この音響装置10からは、帯状の部分27が延在し、この部分27が、着座部41とバックレスト42との間の隙間に押し込まれることによって、音響装置10の乗員シート40からの脱落が防止される。
図11は、他の音響装置100の内部構造を模式的に示した図である。
この音響装置100は、エキサイター21R、21Lの間をつなぐ軸部材23が中央で分離している点が、図1に示した実施形態と異なる。つまり、軸部材23は、左側のエキサイター21Rから右側のエキサイター21Lに向けて延びる第一軸部材23Rと、右側のエキサイター21Lから左側のエキサイター21Rに向けて延びる第二軸部材23Lとで構成される。
この音響装置100は、エキサイター21R、21Lの間をつなぐ軸部材23が中央で分離している点が、図1に示した実施形態と異なる。つまり、軸部材23は、左側のエキサイター21Rから右側のエキサイター21Lに向けて延びる第一軸部材23Rと、右側のエキサイター21Lから左側のエキサイター21Rに向けて延びる第二軸部材23Lとで構成される。
この構成にすることで、右側のエキサイター21Rから第一軸部材23Rを介して乗員に伝わる振動と、左側のエキサイター21Lから第二軸部材23Lを介して乗員に伝わる振動とを左右に離間して発生させることができる。これにより、左右に振動を分けることができ、左側から到来する振動と、右側から到来する振動とを実現できる。これにより、多彩な振動のバリエーションを実現できる。
なお、図11に示す音響装置100のパッド部25は、乗員の腰を支えるクッションとして機能するクッション部25Aと、クッション部25Aを覆う表皮25Bとに加え、クッション部25Aの左右両側部を覆う左右一対のカバー部29R、29Lを有している。クッション部25Aは、左右両端から内側に凹む左右一対の凹み部25Kを有し、これら凹み部25Kに、エキサイター21R、21Lがそれぞれ配置される。左右一対のカバー部29R、29Lは、各凹み部25Kを覆うことで、エキサイター21R、21Lの外部への露出を規制する。
また、カバー部29R、29Lが、エキサイター21R、21Rからの音声を外部に出力可能に覆う保護部材、つまり、スピーカーカバーを兼用するものであってもよい。また、このパッド部25を、ネックパッドの形状にすることによって、この音響装置100をネックパッドに兼用することも容易である。
さらに、図1に示したネックパッド型の音響装置10と、図11に示した腰当て型の音響装置100の両方を組み合わせることで、より多彩な振動のバリエーションを実現することも可能である。
10、100 音響装置
11 ヘッドレスト装置(集音装置)
21、21R、21L エキサイター(第一の振動子、第二の振動子)
23 軸部材(連結部材)
25 パッド部(被振動部材)スピーカー
30 制御装置(制御部)
31 情報処理部
32 記憶部
33 帯域分割部
34 位相反転部
35 帯域合成部
36 増幅部
37 音源部
38 収録部
11 ヘッドレスト装置(集音装置)
21、21R、21L エキサイター(第一の振動子、第二の振動子)
23 軸部材(連結部材)
25 パッド部(被振動部材)スピーカー
30 制御装置(制御部)
31 情報処理部
32 記憶部
33 帯域分割部
34 位相反転部
35 帯域合成部
36 増幅部
37 音源部
38 収録部
Claims (6)
- 第一の振動子と、
第二の振動子と、
前記第一の振動子と前記第二の振動子とを連結する連結部材と、
前記連結部材が装着された被振動部材と、
前記第一及び第二の振動子を所定の信号に基づき制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記第一及び第二の振動子が前記連結部材に対して加振する振動が減衰しあう所定の周波数帯では、一方の前記振動子に入力する信号の位相を反転することを特徴とする音響装置。 - 前記所定の周波数帯は、前記第一及び第二の振動子を正相で振動させる場合と比べて、一方の前記振動子を正相、他方の前記振動子を逆相で振動させた方が、前記連結部材の振動が強くなる周波数帯に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の音響装置。
- 前記所定の周波数帯を除く周波数帯では、前記第一及び第二の振動子に入力する信号は正相であることを特徴とする請求項1又は2に記載の音響装置。
- 前記制御部は、規定の周波数以上の領域では、前記振動子に入力する信号の位相を反転させないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の音響装置。
- 前記制御部は、前記一方の振動子に入力する信号の位相を反転する処理として、
前記所定の信号を構成する二種類の音響信号を加算するとともに減衰させ、減衰させた信号の位相を反転することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の音響装置。 - 前記二種類の音響信号は、ステレオ音声を構成することを特徴とする請求項5に記載の音響装置。
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WO2018143232A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | クラリオン株式会社 | 音響装置、及び音響制御装置 |
WO2021124906A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | ソニーグループ株式会社 | 制御装置、信号処理方法およびスピーカ装置 |
-
2016
- 2016-06-30 JP JP2016129994A patent/JP6568020B2/ja active Active
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US10750283B2 (en) | 2017-02-02 | 2020-08-18 | Clarion Co., Ltd. | Acoustic device and acoustic control device |
WO2021124906A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | ソニーグループ株式会社 | 制御装置、信号処理方法およびスピーカ装置 |
US12075234B2 (en) | 2019-12-19 | 2024-08-27 | Sony Group Corporation | Control apparatus, signal processing method, and speaker apparatus |
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JP6568020B2 (ja) | 2019-08-28 |
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