JP2018006366A - 防爆弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】膜部におけるガス透過性を向上させることができ、しかも破裂時の圧力が低下することもない防爆弁を提供する。【解決手段】圧力容器の開口部に装着される防爆弁であって、圧力容器内部の圧力が所定値未満であるときにガスを透過させるとともに圧力が所定値に達したときに破裂作動して圧力を開放する膜部を備える防爆弁において、膜部に、穴部を設けた基布を埋設することにより、破裂作動する部位を穴部を設けた箇所に限定したことを特徴とする。穴部は、平面円形、十字形、角形または線形などの穴部とされる。【選択図】図1
Description
本発明は、防爆弁に関する。本発明の防爆弁は例えば、自動車関連の分野または電気機器関連の分野などで用いられる。また、本発明の防爆弁は例えば、コンデンサの封口部に装着され、あるいはキャパシタや二次電池の封口部などに装着される。
現在、大型コンデンサの内部で発生するガス圧を調整するため、図3(A)に示すような、膜部52を備えるシリコーン製の弁51が用いられている。
この弁51は、機器の定常作動時、膜部52からガスを透過させることで微圧を調整するとともに、異常時、急激な圧力上昇が生じたときに膜部52が破裂作動して圧力を開放することによりコンデンサが爆発するのを防止する。
よって、この弁51は「防爆弁」または「安全弁」とも称され、その機能として膜部52には、定常時おける「ガス透過性」と、異常時における膜部52の破裂による「防爆性」とが必要とされる。
ここで、前者のガス透過性を向上するには、図3(B)に示すように膜部52の透過面積を増大し(図3(A)における透過面積をS1、図3(B)における透過面積をS2として、S1<S2とする)、膜部52の厚みを薄くすることが有効であるが、このように透過面積を増大し厚みを薄くすると、膜部52の強度が低下するため、破裂時の圧力(膜部52を破裂させる圧力の大きさ)が低下してしまうことになる。
昨今におけるコンデンサの性能向上により、発生する内部ガスは増える傾向にあり、よってガス透過性を向上するようにとの要求があるが、その一方で、防爆弁51の破裂はコンデンサの寿命に直接つながるため、破裂時の圧力が低下することは避けたいとの要求がある。
本発明は以上の点に鑑みて、膜部におけるガス透過性を向上させることができ、しかも破裂時の圧力が低下することもない防爆弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の防爆弁は、圧力容器の開口部に装着される防爆弁であって、前記圧力容器内部の圧力が所定値未満であるときにガスを透過させるとともに前記圧力が所定値に達したときに破裂作動して前記圧力を開放する膜部を備える防爆弁において、前記膜部に、穴部を設けた基布を埋設することにより、前記破裂作動する部位を前記穴部を設けた箇所に限定したことを特徴とする。
上記構成を備える本発明の防爆弁においては、膜部に基布が埋設されているため、膜部の透過面積が大きく厚みが小さい場合でも、膜部の強度を確保することが可能とされる。基布は布目を備え、ガスは布目を通過するため、膜部に基布が埋設されていても、膜部全体としてガス透過性が確保される。また、基布が穴部を備え、破裂作動する部位が穴部を設けた箇所に限定されているため、従来(図3(A))と同等ないし略同等の破裂特性が確保される。
穴部は、平面円形、十字形、角形または線形などの穴部とされる。
したがって本発明によれば所期の目的どおり、膜部におけるガス透過性を向上させることができ、しかも破裂時の圧力が低下することもない防爆弁を提供することができる。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)ガス透過性向上のため、膜部の透過面積を増大させ厚みを薄くした仕様でも、膜部の強度が低下しないようにし、従来の問題を解決する。具体的には、膜部に厚み0.05〜0.3mm程度の布を入れることにより、薄くした膜部の強度を確保する。布を入れることで膜部の強度は上がるが、発生するガスは布目を通るため、布を入れることで透過性は損なわれない。また、異常時の急激な圧力上昇による膜部の破裂については、布に穴を開けて強度を持たせないゴムだけの部分を設けることで、従来の破裂特性は確保できるものと考える。
(2)基布はガスを透過するので、ガス透過性を維持しながら、基布の無い中央破裂部(穴部により形成される)のみが所定の圧力で破裂するので、破裂時の圧力の大きさが低下するのを抑制する。これにより、防爆性能を維持しながら、透過部の面積を増大させることができる。
(3)ガス透過性能は基布の形状に依存しないので、基布としての強度が保てる範囲で防爆性能を考慮した自由な形状とすることができる。
(4)本発明によれば、内圧を多く逃がすことができるようになり、このため、電解液の増量や電圧の増大が可能となり、自動車関連や電機関連に使用するキャパシタ・コンデンサの性能向上に寄与することができる。
(1)ガス透過性向上のため、膜部の透過面積を増大させ厚みを薄くした仕様でも、膜部の強度が低下しないようにし、従来の問題を解決する。具体的には、膜部に厚み0.05〜0.3mm程度の布を入れることにより、薄くした膜部の強度を確保する。布を入れることで膜部の強度は上がるが、発生するガスは布目を通るため、布を入れることで透過性は損なわれない。また、異常時の急激な圧力上昇による膜部の破裂については、布に穴を開けて強度を持たせないゴムだけの部分を設けることで、従来の破裂特性は確保できるものと考える。
(2)基布はガスを透過するので、ガス透過性を維持しながら、基布の無い中央破裂部(穴部により形成される)のみが所定の圧力で破裂するので、破裂時の圧力の大きさが低下するのを抑制する。これにより、防爆性能を維持しながら、透過部の面積を増大させることができる。
(3)ガス透過性能は基布の形状に依存しないので、基布としての強度が保てる範囲で防爆性能を考慮した自由な形状とすることができる。
(4)本発明によれば、内圧を多く逃がすことができるようになり、このため、電解液の増量や電圧の増大が可能となり、自動車関連や電機関連に使用するキャパシタ・コンデンサの性能向上に寄与することができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る防爆弁11を示し、図1(A)はその断面図、図1(B)は膜部15の平面図を示している。
当該実施例に係る防爆弁11は、圧力容器の一種であるコンデンサ等の開口部(封口板の貫通穴部など)21に装着(圧入)され、機器の定常作動時、コンデンサ内部Iで発生するガスの一部を透過させて外部Oへ放出することによりコンデンサ内部Iの圧力を調整するとともに、異常発生時、コンデンサ内部Iで急激な圧力上昇が生じたときに破裂作動して内部Iの高圧を外部Oへ開放することによりコンデンサが爆発するのを防止する。
また、当該防爆弁11は、シリコーンゴム等の、ガス透過性を備える弾性体ないしゴム状弾性体を成形材料として金型にて一体に成形されており、筒状の取付部12の一端(下端)に正圧(内圧)に対するフランジ状の抜け止め用係合部(抜け止め部)13が設けられるとともに、他端(上端)に逆圧(外圧)に対する抜け止め用係合部(抜け止め部)14および膜部15が設けられ、この膜部15がコンデンサの内部Iと外部Oを遮断するよう配置されるので、この膜部15が上記した定常作動時におけるガス透過性と異常発生時における防爆性(防爆作動性)とを発揮する。
膜部15は、所定の厚みを備える薄肉の膜状に形成されているが、当該実施例ではとくに、この膜部15の厚み内に所定の布よりなる基布16が埋設されており、基布16にはその平面上一部に穴部17が設けられている。
図1(B)に示すように当該実施例では、膜部15が平面円形とされているので、これに対応して基布16も同径ないし略同径の平面円形とされており、この平面円形の基布16の平面上一部であってその中心位置に同じく平面円形の穴部17が設けられている。
膜部15の平面のうちで穴部17と重なる部位は、ガス透過性を発揮するとともにコンデンサ内部の圧力が所定値に達したときに破裂作動する。これに対し、膜部15の平面のうちで基布16と重なる部位は、ガス透過性を発揮するが、コンデンサ内部の圧力が所定値に達しても破裂作動しない。
上記構成の防爆弁11においては、膜部15に基布16が埋設されているため、上記図3(B)に示した従来技術のように膜部15の透過面積S2が大きく厚みが小さい場合でも、膜部15の強度を確保することが可能とされている。基布16は布目を備え、ガスは布目を通過するため、膜部15に基布16が埋設されていても、膜部15全体として膜部15の平面全面に亙ってのガス透過性が確保されている。また、基布16が穴部17を備え、破裂作動する部位が穴部17を設けた箇所に限定されているため、上記図3(A)に示した従来技術と同等ないし略同等の破裂特性が確保されている。したがって膜部15におけるガス透過性を向上させることができ、しかも破裂時の圧力が低下することもない防爆弁11を提供することができる。
尚、基布16に設ける穴部17の大きさや平面形状を変更することにより、破裂時の圧力の大きさを調整することができる。穴部17の平面形状については上記した平面円形のほか様々なものが考えられ、例えば図2(A)に示す十字形、図2(B)に示す角形、図2(C)に示す線形などであっても良い。また、基布16はその一部が膜部15に対し表面露出していても良い。
11 防爆弁
12 取付部
13,14 抜け止め用係合部
15 膜部
16 基布
17 穴部
21 コンデンサ開口部
12 取付部
13,14 抜け止め用係合部
15 膜部
16 基布
17 穴部
21 コンデンサ開口部
Claims (2)
- 圧力容器の開口部に装着される防爆弁であって、
前記圧力容器内部の圧力が所定値未満であるときにガスを透過させるとともに前記圧力が所定値に達したときに破裂作動して前記圧力を開放する膜部を備える防爆弁において、
前記膜部に、穴部を設けた基布を埋設することにより、前記破裂作動する部位を前記穴部を設けた箇所に限定したことを特徴とする防爆弁。 - 請求項1記載の防爆弁において、
前記穴部は、平面円形、十字形、角形または線形の穴部とされていることを特徴とする防爆弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016126385A JP2018006366A (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 防爆弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016126385A JP2018006366A (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 防爆弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018006366A true JP2018006366A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60949670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016126385A Pending JP2018006366A (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 防爆弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018006366A (ja) |
-
2016
- 2016-06-27 JP JP2016126385A patent/JP2018006366A/ja active Pending
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