JP2018006019A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池のオフガス廃熱を用いて加熱された温水を、比較的高温のままボイラへ供給可能で、またボイラの給水需要の変化にも柔軟に対応可能な燃料電池システムを提供する。【解決手段】ボイラ2への給水を貯留する給水タンク3と、この給水タンク3と連通するクッションタンク5と、給水タンク3からクッションタンク5への水が通され、この通水と燃料電池6のオフガスとを熱交換して、通水の加熱を図ると共にオフガスの冷却を図るオフガス熱交換器7とを備える。ボイラ2への給水路8は、クッションタンク5に接続されており、給水タンク3に、給水源からの補給水路13が接続されている。クッションタンク5は、給水タンク3内に仕切板15を設けて形成してもよく、その場合、仕切板15には、クッションタンク5内と給水タンク3内とを連通させる切欠きが設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池のオフガス廃熱を用いて、ボイラへの給水を予熱する燃料電池システムに関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、貯湯タンク(10)内の貯留水を、燃料電池(31)の廃熱を用いて加熱できるシステムが知られている。このシステムでは、貯湯タンク(10)内の貯留水は、燃料電池(31)の廃熱回収用の熱交換器(33)との間で循環されて加熱される。そして、貯湯タンク(10)内の貯留水は、給湯混合弁(17)にて、給水源からの常温水と混合されて、設定温度で出湯される。
特開2007−132539号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の発明では、貯湯タンク(10)内の貯留水は、燃料電池(31)の廃熱回収用の熱交換器(33)との間で循環させて加熱される。そのため、熱交換器(33)で昇温された温水は、貯湯タンク(10)に戻されることになり、比較的高温のまま利用可能ではない。
一方、燃料電池の廃熱をボイラの給水予熱に利用する場合において、仮に、ボイラへの給水路に単に前記熱交換器を設置しただけでは、不十分である。すなわち、燃料電池のオフガスの冷却を優先しようとすれば、ボイラの給水需要の変化に柔軟に対応できないおそれがあるし、逆に、ボイラへの給水を優先しようとすれば、燃料電池のオフガスを所望に冷却できないおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、燃料電池のオフガス廃熱を用いて加熱された温水を、比較的高温のままボイラへ供給可能な燃料電池システムを提供することにある。また、ボイラの給水需要の変化に柔軟に対応可能であると共に、燃料電池のオフガスを所望に冷却可能な燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ボイラへの給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクと連通するクッションタンクと、前記連通する箇所とは別の給水加熱路に設けられ、前記給水タンクから前記クッションタンクへの水が通され、この通水と燃料電池のオフガスとを熱交換して、通水の加熱を図ると共にオフガスの冷却を図るオフガス熱交換器とを備え、前記ボイラへの給水路は、前記クッションタンクに接続されており、前記給水タンクに、給水源からの補給水路が接続されていることを特徴とする燃料電池システムである。
請求項1に記載の発明によれば、給水タンクの他にクッションタンクを備え、クッションタンクは、給水タンクと連通されると共に、給水タンクからオフガス熱交換器を介して給水可能とされる。そして、オフガス熱交換器では、クッションタンクへの給水と燃料電池のオフガスとを熱交換して、クッションタンクへの給水を加熱すると共に、燃料電池のオフガスを冷却する。このようにして、クッションタンクには、オフガス熱交換器で加熱された温水が貯留され、その温水をボイラへ供給可能である。そして、ボイラへの給水分を補う補給水は、クッションタンクではなく給水タンクに供給される。従って、クッションタンク内の貯留水を比較的高温に維持して、ボイラへ供給することができる。また、給水タンクと連通したクッションタンクを備えることで、給水加熱路の通水流量やボイラへの給水流量を変えることもでき、ボイラの給水需要の変化に柔軟に対応可能であると共に、燃料電池のオフガスを所望に冷却可能である。
請求項2に記載の発明は、前記クッションタンクは、前記給水タンク内に仕切板を設けて形成されると共に、その仕切板には、前記クッションタンク内と前記給水タンク内との連通部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムである。
請求項2に記載の発明によれば、給水タンク内に仕切板を設けてクッションタンクを形成することができ、コンパクトな構成とすることができる。
請求項3に記載の発明は、前記クッションタンクは、前記給水タンク外に設けられると共に、前記給水タンク、前記オフガス熱交換器および前記ボイラに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムである。
請求項3に記載の発明によれば、給水タンク外にクッションタンクを設けて、そのクッションタンクを給水タンク、オフガス熱交換器およびボイラに接続するだけで、容易に構成することができる。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記給水タンクから前記オフガス熱交換器への送水路には、空冷式のラジエータが設けられており、前記オフガス熱交換器の入口側水温を目標温度に維持するように、前記ラジエータの通風量を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システムである。
請求項4に記載の発明によれば、オフガス熱交換器の入口側水温を目標温度に維持して、オフガス熱交換器においてオフガスを露点温度以下に確実に冷却して、安定した水自立を図ることができる。しかも、空冷式のラジエータの通風量の制御により、容易に実現することができる。
本発明の燃料電池システムによれば、燃料電池のオフガス廃熱を用いて加熱された温水を、比較的高温のままボイラへ供給可能である。また、ボイラの給水需要の変化に柔軟に対応可能であると共に、燃料電池のオフガスを所望に冷却可能である。
本発明の燃料電池システムの実施例1を示す概略図である。 図1の燃料電池システムのクッションタンクの一例を示す概略斜視図である。 本発明の燃料電池システムの実施例2を示す概略図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の燃料電池システム1の実施例1を示す概略図である。
本実施例の燃料電池システム1は、ボイラ2への給水を貯留する給水タンク3と、この給水タンク3と常時連通すると共に給水タンク3から給水加熱路4を介して給水可能なクッションタンク5と、給水加熱路4に設けられて燃料電池6のオフガス廃熱で給水加熱路4の通水を加熱するオフガス熱交換器7とを主要部として備える。
ボイラ2は、蒸気ボイラであり、給水タンク3からクッションタンク5を介して供給される水を加熱して蒸気にする。ボイラ2は、典型的には、蒸気の圧力を所望に維持するように、燃焼量を調整される。また、ボイラ2は、缶体内の水位を所望に維持するように、クッションタンク5からの給水が制御される。具体的には、クッションタンク5からボイラ2への給水路8に給水ポンプ9が設けられ、缶体内の水位に基づき給水ポンプ9が制御される。
なお、図示例の場合、給水路8には、給水ポンプ9よりも下流側に、逆止弁10が設けられている。また、給水路8には、ボイラ2の缶体内で腐食が発生したり、スケールが付着したりするのを防止するために、ボイラ2への給水に複合清缶剤(腐食抑制成分とスケール防止成分を含む組成物)を注入する薬注装置11が設けられている。この薬注装置11は、図示例では、給水路8の内、給水ポンプ9よりも上流側に設けられているが、給水ポンプ9よりも下流側に設けられてもよい。いずれにしても、ボイラ2への給水に複合清缶剤を注入する場合、薬注装置11は、給水タンク3やクッションタンク5よりも下流側に設けられるのが好ましい。これにより、複合清缶剤が混入された水が給水加熱路4に通されることが防止され、給水加熱路4に設けるラジエータ12を銅製としても腐食抑制成分として配合されているアルカリ金属水酸化物による銅管等の腐食を防止することができる。
給水タンク3は、クッションタンク5ひいてはボイラ2への給水を貯留する。給水タンク3への給水として、本実施例では軟水が用いられる。すなわち、陽イオン交換樹脂を用いた硬水軟化装置(図示省略)にて水中の硬度成分を除去された軟水は、補給水路13を介して給水タンク3に供給され貯留される。
給水タンク3が開放型タンク(つまり大気開放されたタンク)の場合、給水タンク3内の水位に基づき、給水タンク3への給水を制御すればよい。たとえば、給水タンク3への補給水路13に補給水ポンプ14を設け、給水タンク3内の水位を所望に維持するように、給水タンク3内の水位に基づき補給水ポンプ14を制御すればよい。
給水タンク3が密閉型タンク(つまり大気開放されないタンク)の場合、給水タンク3内は水で満たされ、クッションタンク5からボイラ2への給水時、それと対応した量の水を給水タンク3ひいてはクッションタンク5へ供給する。たとえば、給水タンク3への補給水路13に補給水ポンプ14を設け、その補給水ポンプ14を常時作動させておけばよい。その場合でも、クッションタンク5からボイラ2への給水がない限り、給水タンク3への実際の給水はなされない。但し、補給水ポンプ14は、場合により、給水タンク3への給水必要時にのみ作動するよう制御されてもよい。たとえば、補給水ポンプ14は、二次側(出口側つまり給水タンク3側)の圧力を所定圧力に維持するように、オンオフ制御またはインバータ制御されてもよい。この場合、クッションタンク5からボイラ2への給水がなされると、クッションタンク5と連通する給水タンク3内の水も減り、補給水ポンプ14の二次側の圧力が下がるので、それを検知して補給水ポンプ14を作動させる。そして、ボイラ2への給水がなくなると、補給水ポンプ14の二次側の圧力が高まるので、それを検知して補給水ポンプ14を停止させる。
図2は、本実施例のクッションタンク5の一例を示す概略斜視図である。
クッションタンク5は、給水タンク3と常時連通すると共に、これとは別に、給水加熱路4を介して給水タンク3から給水可能とされる。クッションタンク5は、本実施例では、給水タンク3内に設けられている。
具体的には、図2に示すように、クッションタンク5は、給水タンク3内に仕切板15を設けて形成されると共に、その仕切板15には、クッションタンク5内と給水タンク3内との連通部(切欠き16)が設けられている。図示例の場合、直方体状の給水タンク3の下部の一側端部に、中空ボックス状のクッションタンク5を設けている。この例では、クッションタンク5の下板5Aは、給水タンク3の下壁に重ね合わされるか給水タンク3の下壁自体で構成され、クッションタンク5の前後板5B,5Cは、給水タンク3の前後壁に重ね合わされるか給水タンク3の前後壁自体で構成され、クッションタンク5の一側板5Dは、給水タンク3の一側壁に重ね合わされるか給水タンク3の一側壁自体で構成され、クッションタンク5の上板5Eは、給水タンク3の上下方向中途部に水平に配置され、クッションタンク5の他側板5Fは、給水タンク3の左右方向中途部に垂直に配置されている。この場合、上板5Eと他側板5Fとが、給水タンク3とクッションタンク5との実質的な仕切板15となり、この仕切板15に一または複数の切欠き16を設けて、給水タンク3内とクッションタンク5内との連通を確保している。
但し、給水タンク3内に設けるクッションタンク5の配置、大きさおよび形状などは、適宜に変更可能である。いずれにしても、給水タンク3内に適宜の仕切板15を設けてクッションタンク5とすると共に、切欠き16、穴または隙間などにより、給水タンク3内とクッションタンク5内との連通を一部で確保すればよい。
なお、クッションタンク5内に適宜の板材17を設けて、クッションタンク5内をさらに仕切ってもよい。その場合でも、クッションタンク5内において、前記板材17で仕切られた領域同士は、互いに連通するよう構成される。
燃料電池6は、燃料電池本体18を備え、この燃料電池本体18は、図示しないが改質器やセルスタックなどを備える。燃料電池本体18には、原燃料(都市ガス)G、空気A、および水(改質水)Wが供給される。そして、周知のとおり、原燃料(メタンガスを主成分とする都市ガス)と水(水蒸気)とを改質器において水蒸気改質反応させることにより水素を生成し、その水素と空気中の酸素とをセルスタックにおいて化学反応させて発電する。発電した電気は、インバータで交流電流に変換され、各種の電気機器へ供給される。なお、燃料電池6の種類は、特に問わない。本実施例では、固体酸化物形(SOFC)が用いられるが、たとえば固体高分子形(PEFC)などを用いてもよい。
燃料電池6のオフガス廃熱を用いて、給水タンク3からクッションタンク5への給水加熱路4の水を加熱する。つまり、燃料電池6における発電時、セルスタックや改質器からはオフガス(排ガス)が排出されるが、そのオフガス廃熱を用いて、給水加熱路4の通水を加熱する。そのために、給水加熱路4には、オフガス熱交換器7が設けられている。
オフガス熱交換器7は、燃料電池本体18からのオフガスとその冷却水とを混ぜることなく熱交換する。そのために、オフガス熱交換器7には、燃料電池本体18からオフガス路19を介してオフガスが通されると共に、給水タンク3からクッションタンク5への給水がオフガスの冷却水として通される。これにより、オフガス熱交換器7において、オフガスは給水加熱路4の通水により冷却され、オフガス中の水分の凝縮が図られる。一方、給水加熱路4の通水は、オフガス熱交換器7において、オフガスと熱交換することで加熱される。
オフガス熱交換器7からのオフガスの出口側には、セパレータ20が設けられており、オフガス熱交換器7に通されたオフガスの気液分離が図られる。そして、気体は、外部へ排出され、凝縮水は、燃料電池本体18への給水として、供給ポンプ21を介して燃料電池本体18へ再供給可能とされる。
本実施例では、給水タンク3からクッションタンク5への給水加熱路4には、給水タンク3からクッションタンク5へ向けて順に、ラジエータ12、送水ポンプ22、オフガス熱交換器7および流量調整弁23が設けられる。なお、送水ポンプ22は、給水加熱路4のいずれの位置に設置されてもよく、たとえば、ラジエータ12よりも上流側に設置されたり、オフガス熱交換器7よりも下流側に設置されたりしてもよい。
ラジエータ12は、冷却ファン24を備え、所望時に冷却ファン24を作動させることで、オフガス熱交換器7へ供給する冷却水を空冷することができる。これは、燃料電池6において、いわゆる水自立を実現するためである。
つまり、オフガス熱交換器7においてオフガスを露点温度以下に冷却して、オフガス中の水分を凝縮させ、その凝縮水を前記改質器へ再供給(つまり水自立)するには、オフガス熱交換器7への供給水温が高まり過ぎるのを防止する必要がある。そこで、本実施例では、ラジエータ12を設けて、オフガス熱交換器7へ供給する水温を第一目標温度以下に維持するのがよい。具体的には、給水加熱路4には、ラジエータ12の出口側に第一温度センサ25が設けられ、その検出温度を第一目標温度(たとえば40℃)に維持するように、ラジエータ12の通風量を調整する。ここでは、冷却ファン24のモータの駆動周波数ひいては回転数をインバータで制御することで、ラジエータ12の通風量を調整する。このようにして、オフガス熱交換器7への水温が所定以上の際には、ラジエータ12の冷却ファン24を作動させて水温を下げることで、燃料電池6の水自立を確実に図ることができる。
さらに、給水加熱路4には、通水流量調整手段が設けられる。本実施例では、通水流量調整手段として、流量調整弁23が、オフガス熱交換器7より下流側に設けられている。送水ポンプ22の作動中、流量調整弁23の開度を調整することで、給水加熱路4の通水流量を調整することができる。なお、流量調整弁23は、本実施例では、給水加熱路4の内、オフガス熱交換器7よりも下流側に設けられているが、場合により、オフガス熱交換器7よりも上流側に設けられてもよい。また、通水流量調整手段は、送水ポンプ22の駆動周波数ひいては回転数を変更するためのインバータから構成されてもよい。つまり、送水ポンプ22をインバータ制御して、給水加熱路4の通水流量を調整してもよい。
クッションタンク5内の水温(ひいてはボイラ2への給水温)を安定させるために、給水加熱路4を介してクッションタンク5へ供給する水の温度を第二目標温度に維持するのがよい。具体的には、給水加熱路4には、オフガス熱交換器7よりも下流に第二温度センサ26が設けられ、その検出温度を第二目標温度(たとえ60〜75℃)に維持するように、流量調整弁23の開度を調整して、給水加熱路4の通水流量を調整するのが好ましい。
ところで、前述したように、本実施例では、給水タンク3内にクッションタンク5が設けられる。この場合、クッションタンク5外の給水タンク3には、補給水路13が接続されると共に、給水加熱路4の基端部が接続される。一方、給水タンク3内のクッションタンク5には、給水加熱路4の先端部が接続されると共に、ボイラ2への給水路8が接続される。従って、給水タンク3にはクッションタンク5よりも低温の水を貯留でき、クッションタンク5には給水タンク3よりも高温の水を貯留できる。そして、給水タンク3内の比較的低温の水をオフガス熱交換器7に供給できる一方、クッションタンク5内の比較的高温の水をボイラ2へ供給できる。
なお、給水加熱路4と給水路8とは、クッションタンク5に対する各接続箇所が、図1に示すように互いに異なってもよいし、図2に示すように同じであってもよい。図2の場合、給水加熱路4と給水路8の各端部が共通管路とされて、クッションタンク5に接続されている。
次に、本実施例の燃料電池システム1の運転について説明する。以下に説明する一連の制御は、図示しない制御器を用いて自動でなされる。
ボイラ2および燃料電池6の運転に伴い、燃料電池システム1を稼働させる。ボイラ2では、缶体内の水位を所望に維持するように、給水ポンプ9による給水が制御される。燃料電池6では、送水ポンプ22を作動させて、給水加熱路4を介してオフガス熱交換器7に通水する。オフガス熱交換器7では、給水加熱路4の通水と燃料電池6のオフガスとを熱交換して、クッションタンク5への給水を加熱すると共にオフガスの冷却が図られる。
この際、燃料電池6において水自立を実現するために、第一温度センサ25の検出温度を第一目標温度に維持するように、ラジエータ12の冷却ファン24のモータがインバータ制御される。また、クッションタンク5への給水温度を所望に維持するために、第二温度センサ26の検出温度を第二目標温度に維持するように、流量調整弁23の開度が制御される。
このような運転に伴い、クッションタンク5内の貯留水は、給水タンク3内の貯留水よりも高温に維持される。従って、その比較的高温の水を、ボイラ2へ供給することができ、その分だけボイラ2での燃費を抑えることができる。一方、給水タンク3には、比較的低温の水が貯留でき、その水をオフガス熱交換器7に通して、オフガスの冷却に用いることで、燃料電池6の水自立を実現しやすい。
ところで、送水ポンプ22の作動中、クッションタンク5には、オフガス熱交換器7を通過後の比較的高温の水が供給される。給水加熱路4によるクッションタンク5への流入量が、給水路8を介したボイラ2への流出量よりも多い場合、余剰の温水は仕切板15の切欠き16から給水タンク3へ戻される。逆に、もし、給水加熱路4によるクッションタンク5への流入量が、給水路8を介したボイラ2への流出量よりも少ない場合、仕切板15の切欠き16からもクッションタンク5へ給水され、ボイラ2への給水に供される。このようにして、ボイラ2の給水需要の変化にも柔軟に対応することができる。
図2は、本発明の燃料電池システム1の実施例2を示す概略図である。
本実施例2の燃料電池システム1は、基本的には前記実施例1と同様である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
前記実施例1では、給水タンク3内にクッションタンク5を設けたが、本実施例2では、給水タンク3外にクッションタンク5が設けられる。そして、そのクッションタンク5に、給水タンク3、オフガス熱交換器7およびボイラ2が接続される。具体的には、以下のとおりである。
すなわち、まず、給水タンク3とは別に、給水タンク3外に、クッションタンク5が設けられる。このクッションタンク5の容量は、給水タンク3の容量よりも小さい。また、給水タンク3とクッションタンク5とは、連通路27で接続されている。この連通路27には、弁は設けられず、それ故、給水タンク3とクッションタンク5とは、連通路27を介して常時連通する。そして、そのクッションタンク5には、前記実施例1と同様に、ボイラ2への給水路8が接続される。また、給水タンク3からの給水加熱路4も、クッションタンク5に接続される。給水加熱路4には、前記実施例1と同様に、ラジエータ12やオフガス熱交換器7などが設けられている。
本実施例2では、給水タンク3外にクッションタンク5を設けて、そのクッションタンク5を給水タンク3、オフガス熱交換器7およびボイラ2に接続するだけで、容易に燃料電池システム1を構成することができる。その他の構成および制御は、前記実施例1と同様のため、説明を省略する。
本発明の燃料電池システム1は、前記各実施例の構成(制御を含む)に限らず、適宜変更可能である。特に、ボイラ2への給水を貯留する給水タンク3と、この給水タンク3と連通するクッションタンク5と、前記連通する箇所とは別の給水加熱路4に設けられ、給水タンク3からクッションタンク5への水が通され、この通水と燃料電池6のオフガスとを熱交換して、通水の加熱を図ると共にオフガスの冷却を図るオフガス熱交換器7とを備え、ボイラ2への給水路8は、クッションタンク5に接続されており、給水タンク3に、給水源からの補給水路13が接続されているのであれば、その他の構成は適宜に変更可能である。
1 燃料電池システム
2 ボイラ
3 給水タンク
4 給水加熱路
5 クッションタンク
6 燃料電池
7 オフガス熱交換器
8 給水路
9 給水ポンプ
10 逆止弁
11 薬注装置
12 ラジエータ
13 補給水路
14 補給水ポンプ
15 仕切板
16 切欠き
17 板材
18 燃料電池本体
19 オフガス路
20 セパレータ
21 供給ポンプ
22 送水ポンプ
23 流量調整弁
24 冷却ファン
25 第一温度センサ
26 第二温度センサ
27 連通路

Claims (4)

  1. ボイラへの給水を貯留する給水タンクと、
    この給水タンクと連通するクッションタンクと、
    前記連通する箇所とは別の給水加熱路に設けられ、前記給水タンクから前記クッションタンクへの水が通され、この通水と燃料電池のオフガスとを熱交換して、通水の加熱を図ると共にオフガスの冷却を図るオフガス熱交換器とを備え、
    前記ボイラへの給水路は、前記クッションタンクに接続されており、
    前記給水タンクに、給水源からの補給水路が接続されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記クッションタンクは、前記給水タンク内に仕切板を設けて形成されると共に、その仕切板には、前記クッションタンク内と前記給水タンク内との連通部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記クッションタンクは、前記給水タンク外に設けられると共に、前記給水タンク、前記オフガス熱交換器および前記ボイラに接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記給水タンクから前記オフガス熱交換器への送水路には、空冷式のラジエータが設けられており、
    前記オフガス熱交換器の入口側水温を目標温度に維持するように、前記ラジエータの通風量を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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