JP2018005815A - 入力システム及びその入力装置 - Google Patents

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照夫 岸
Teruo Kishi
照夫 岸
信 柳瀬
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Abstract

【課題】非接触による入力を安価な設備と簡単な操作で実現することができる入力システム及びその入力装置を提供する。【解決手段】入力システムは、撮影手段により撮像された映像を特定のタイミングで画像データに変換する撮影装置10と、非接触による入力装置20と、撮影装置10から出力された画像データと仮想アイテム領域が分かるように表示させた画像データを合成する画像合成装置30と、画像合成装置30から出力された画像データを表示する表示装置50とを備える。そして、入力装置20は、撮影装置10から出力された画像データに基づいて初期に撮影された画像と過去に撮影された画像をそれぞれ現在に撮影された画像と比較し、その比較結果に基づいて座標入力が行われたと判断した場合、その座標に対応した制御信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、入力システム及びその入力装置に関する。
従来、機器を利用するためのインターフェイスとして、非接触による入力装置が知られている。例えば、特許文献1には、「座標入力が行われる平面上の領域を撮像する複数の1次元撮像素子と1または複数の2次元撮像素子を配置した画像入力手段」が記載されている(請求項12参照)。また、特許文献2には、「表示部に表示された仮想アイテムを用いて情報の入力を行う情報入力装置20であって、前記仮想アイテムを操作する指示体を連続的に撮像して指示体画像データを得る撮像手段と、前記指示体と前記撮像手段との距離を検出して検出距離を得る測距手段」が記載されている(請求項1参照)。また、特許文献3には、「操縦者のジェスチャーから制御命令を選択する制御命令選択手段」が記載されている(請求項1参照)。また、特許文献4には、「撮像素子と、前記撮像素子の前面に配置した、人間の肌色近傍の波長の光を透過する肌色透過フィルタとによって撮像部を構成」したインターフェイス装置が記載されている(請求項10参照)。
特開2001−125745号公報 特開2012−248067号公報 特開2009−042796号公報 特開2004−078977号公報
しかし、特許文献1〜4によると、非接触による入力を安価な設備と簡単な操作で実現することが困難である。例えば、特許文献1では、撮影するための装置が複数必要である。また、特許文献2では、距離を得る測距手段が必要である。また、特許文献3では、操縦者にジェスチャーを覚える訓練が必要である。また、特許文献4では、肌色透過フィルタ必要である。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、非接触による入力を安価な設備と簡単な操作で実現することができる入力システム及びその入力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、入力システムであって、撮影手段により撮像された映像を特定のタイミングで画像データに変換する撮影装置と、非接触による入力装置と、前記撮影装置から出力された画像データと仮想アイテム領域が分かるように表示させた画像データを合成する画像合成装置と、前記画像合成装置から出力された画像データを表示する表示装置とを備え、前記入力装置は、前記撮影装置から出力された画像データに基づいて初期に撮影された画像と過去に撮影された画像をそれぞれ現在に撮影された画像と比較し、その比較結果に基づいて座標入力が行われたと判断した場合、その座標に対応した制御信号を出力することを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、前記入力装置が、座標入力が複数あった場合、あらかじめ決めておいた優先順位の高い制御信号を出力することを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、さらに、前記入力装置から出力された制御信号に基づいて所定の処理を実行する制御装置を備えることを要旨とする。
第4の態様に係る発明は、上記いずれか1つの態様に係る入力システムが備える入力装置であることを要旨とする。
本発明によれば、非接触による入力を安価な設備と簡単な操作で実現することができる入力システム及びその入力装置を提供することが可能である。
本発明の実施の形態に係る入力システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る入力システムの動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る入力システムの動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る入力システムの適用例を示す図。 本発明の実施の形態に係る仮想アイテムテーブルのイメージ図。 本発明の実施の形態に係る抽象化テーブルのイメージ図。 本発明の実施の形態に係る基準抽象化テーブルのイメージ図。 本発明の実施の形態に係る過去抽象化テーブルのイメージ図。 本発明の実施の形態に係る基準比較抽象化テーブルのイメージ図。 本発明の実施の形態に係る過去比較抽象化テーブルのイメージ図。 本発明の実施の形態に係るテーブル遷移の説明図。 本発明の実施の形態に係るテーブル遷移の説明図。 本発明の実施の形態に係る入力システムの応用例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。構造に関する図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(概要)
衛生上、手で触る部位を限定したい現場(例えば手術室や食品加工場)、汚れた手で触る事で不具合の発生が大きくなる現場(例えば工事現場)、不特定多数の人に盗難や破損の心配も無く利用をしてほしい現場(例えばアミューズメント施設)のように、直接手で機械などを制御できない現場がある。本発明の実施の形態に係る入力システムは、このような現場において利用される入力システムであって、初期に撮影された画像と過去に撮影された画像をそれぞれ現在に撮影された画像と比較することにより座標入力が行われたと判断して、その座標に対応した制御信号を出力する。また、座標入力が複数あった場合は、あらかじめ決めておいた優先順位の高い制御信号を出力する。このような入力システムによれば、操縦者の動きと制御させたい内容と関連した仮想アイテムが目に見えて操作できるので、操作の内容が理解しやすい。また、ジェスチャーなど複雑な内容も覚える必要がないというメリットもある。さらに、安価な装置の組合せで非接触による入力装置を実現することが可能である。
(構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る入力システムの構成を示すブロック図である。この入力システムは、撮影装置10と、非接触による入力装置20と、画像合成装置30と、制御装置40と、表示装置50とを備える。入力装置20には、仮想アイテム領域選択装置21と、CPU22と、抽象化装置23と、記憶装置24と、比較装置25と、記憶テーブル選択装置26と、優先領域選択装置27とが含まれる。
撮影装置10は、撮影手段(カメラ等)により撮像された映像を特定のタイミングで画像データに変換し、仮想アイテム領域選択装置21と画像合成装置30に出力する。
仮想アイテム領域選択装置21は、撮影装置10が出力した画像データの中から、CPU22から設定された各仮想アイテムに対応した領域を切り出して、抽象化装置23に出力する。
仮想アイテムは、仮想的な制御アイテム(ボタン等)であり、1つ以上存在する。具体的には、各仮想アイテムに対応した優先順位、制御信号、表示領域が設定された仮想アイテムテーブルT1を備える。仮想アイテムテーブルT1は、仮想アイテムの選択優先順位順に規則的(例えば昇順)に従って並べられている状態であるとする。
抽象化装置23は、仮想アイテム領域選択装置21が切り出した領域の画像データすべての画素から注目すべき要素を重点的に抜き出して抽象化し、その値を仮想アイテムに関連した抽象化テーブルT2として比較装置25に出力する。抽象化する手段としては、仮想アイテム領域選択装置21が切り出した領域の画像データすべての画素の輝度の平均を算出することが一般的であるが、その手段に限定されることはない。
比較装置25は、抽象化装置23からの抽象化テーブルT2と記憶装置24に記憶されている基準抽象化テーブルT3の差分を計算し、記憶装置24に記憶されている閾値αと比較し、閾値αより大きい場合は変化あり、閾値αより小さい場合は変化なしとし、その結果を仮想アイテムに関連させて基準比較抽象化テーブルT5とする。また、抽象化装置23からの抽象化テーブルT2と記憶装置24に記憶されている過去抽象化テーブルT4の差分を計算し、記憶装置24に記憶されている閾値βと比較し、閾値βより大きい場合は変化あり、閾値βより小さい場合は変化なしとし、その結果を仮想アイテムに関連させて過去比較抽象化テーブルT6として、優先領域選択装置27へ出力する。さらに、抽象化装置23からの抽象化テーブルT2を記憶テーブル選択装置26へ出力する。
なお、比較装置25は、記憶装置24に基準抽象化テーブルT3がなかった場合、基準比較抽象化テーブルT5はすべて変化なしとする。同様に、記憶装置24に基準抽象化テーブルT3にデータがなかった場合、基準比較抽象化テーブルT5はすべて変化なしとする。
記憶テーブル選択装置26は、CPU22が映像を画像データに変換するたびにカウントする値(以下、画像カウント)を取得し、その画像カウントが0の場合は、比較装置25からの抽象化テーブルT2を基準抽象化テーブルT3として記憶装置24に出力する。また、その画像カウントが0以外の場合は、過去抽象化テーブルT4として記憶装置24に出力する。
優先領域選択装置27は、画像カウントが2以上であり、基準比較抽象化テーブルT5の中に1つ以上変化ありの状態の仮想アイテムがあり、過去比較抽象化テーブルT6の中のすべてが変化なしの状態ならば、基準比較抽象化テーブルT5の中の変化ありの状態の仮想アイテムに関連する優先順位の高い仮想アイテムに関連した制御信号を制御装置40に出力する。優先順位の高い仮想アイテムを検索する手段としては、仮想アイテムテーブルT1は優先順位に並べられているので順位カウンタを用いて検査することが一般的であるが、その手段に限定されることはない。
すべての仮想アイテムについて検索が終わった状態(順位カウンタが仮想アイテムの数以上)になったとき、基準比較抽象化テーブルT5のすべての値が変化なしの場合、画像カウントを0に戻し、基準比較抽象化テーブルT5の設定からやり直す。1つでも変化がある場合、抽象化テーブルT2を過去抽象化テーブルT4として記憶装置24に出力する。
優先領域選択装置27は、仮想アイテムが選択され、制御信号が制御装置40に出力された情報を画像合成装置30へ出力する。また、仮想アイテムが選択されず、制御信号が制御装置40に出力されなかった情報を画像合成装置30へ出力する。
画像合成装置30は、撮影装置10から出力された画像データとCPU22から設定された仮想アイテム領域が分かるように表示させた画像データを合成して表示装置50に出力する。
表示装置50は、画像合成装置30からの画像データを表示する装置である。画像合成装置30からの画像データを表示することで、撮影された画像の変化と仮想アイテム領域の関係性を制御装置40の操縦者に知らせ、適切な制御を可能にする。
CPU22は、あらかじめ設定された仮想アイテム領域を仮想アイテム領域選択装置21や画像合成装置30に与えたり、画像カウントを行ったりする。また、仮想アイテムの不適切な選択を防ぐために仮想アイテム選択カウンタを設け、仮想アイテムの選択が所定の回数(例えば3回)以上続いた場合、画像カウントを0に戻し、基準比較抽象化テーブルT5の設定からやり直す。
(動作)
図2A及び図2Bは、本発明の実施の形態に係る入力システムの動作を示すフローチャートである。以下、図2A及び図2Bに従って、入力装置20が制御内容を選択し、制御信号を出力する動作について説明する。
まず、画像カウント=0として初期化し(ステップS1)、撮影装置10から画像データを取得し(ステップS2)、仮想アイテム領域選択と抽象化処理を実行する。仮想アイテム領域選択と抽象化処理とは、図2において二重線で囲われた範囲の処理を指す。
具体的には、順位カウンタ=0として初期化し(ステップS3)、順位カウンタ>=仮想アイテムの数であるか判定する(ステップS4)。ステップS4の判定がNOである場合、順位カウンタで指定された仮想アイテムテーブルの表示領域を切り出し(ステップS5)、抽象化し、その結果を順位カウンタで指定された抽象化テーブルT2に保存し(ステップS6)、順位カウンタをカウントアップし(ステップS7)、ステップS4に移行する。
ステップS4の判定がYESである場合、抽象化テーブルT2を基準比較抽象化テーブルT5へコピーし(ステップS8)、画像カウント=1を設定し(ステップS9)、撮影装置10から画像データを取得し(ステップS10)、仮想アイテム領域選択と抽象化処理を実行する(ステップS11)。このステップS11の仮想アイテム領域選択と抽象化処理は、ステップS3〜S7と同様である。
次いで、抽象化テーブルT2を過去比較抽象化テーブルT6へコピーし(ステップS12)、画像カウント=2を設定し(ステップS13)、撮影装置10から画像データを取得し(ステップS14)、仮想アイテム領域選択と抽象化処理を実行する(ステップS15)。このステップS15の仮想アイテム領域選択と抽象化処理も、ステップS3〜S7と同様である。
次いで、順位カウンタ=0として初期化し(ステップS16)、順位カウンタ>=仮想アイテムの数であるか判定する(ステップS17)。ステップS17の判定がNOである場合、順位カウンタで指定された抽象化テーブルT2の値と基準抽象化テーブルT3の差分が閾値αより大きいか判定する(ステップS18)。ステップS18の判定がYESである場合、順位カウンタで指定された抽象化テーブルT2の値と過去抽象化テーブルT4の差分が閾値βより大きいか判定する(ステップS19)。
ステップS18の判定がNOである場合、及びステップS19の判定がYESである場合、仮想アイテム選択カウント=0として初期化し(ステップS20)、順位カウンタをカウントアップし(ステップS21)、ステップS17に移行する。
次いで、ステップS19の判定がNOである場合、順位カウンタで指定された仮想アイテムテーブルT1の制御信号を出力し(ステップS22)、仮想アイテム選択カウントをカウントアップし(ステップS23)、仮想アイテム選択カウント>=所定の回数であるか判定する(ステップS24)。ステップS24の判定がNOである場合、抽象化テーブルT2を過去比較抽象化テーブルT6へコピーし(ステップS25)、画像カウントをカウントアップし(ステップS26)、ステップS14に移行する。ステップS24の判定がYESである場合、ステップS1に移行する。
ステップS17の判定がYESである場合、基準比較抽象化テーブルT5のすべてが無しであるか判定する(ステップS27)。ステップS27の判定がYESである場合、ステップS1に移行し、ステップS27の判定がNOである場合、ステップS25に移行する。
(テーブル内部構成)
次に、各テーブルの内部構成について説明する。ここでは、図3に示すように、上ボタン71、下ボタン72、左ボタン73、右ボタン74、取消ボタン75、決定ボタン76等の仮想アイテムが表示されたタブレット60を操縦者Uが直接手で触れることなく操作する場合を想定している。図中の符号77は、カメラ61によって撮影された操縦者Uの映像である。
図4は、仮想アイテムテーブルT1のイメージ図である。この図に示すように、仮想アイテムテーブルT1には、各仮想アイテムに対応した優先順位、制御信号、表示領域が設定されている。優先順位は、各仮想アイテムの優先順位である。制御信号は、各仮想アイテムが操作されたときに出力される制御信号である。表示領域は、各仮想アイテムが表示される領域(x座標,y座標,幅,高さ)である。
図5は、抽象化テーブルT2のイメージ図である。この図に示すように、抽象化テーブルT2には、優先順位と、抽象化値とが設定されている。優先順位については既に説明した通りである。抽象化値は、仮想アイテム領域を抽象化した値(例えば、画像データすべての画素の輝度の平均値)である。
図6は、基準抽象化テーブルT3のイメージ図である。この図に示すように、基準抽象化テーブルT3には、優先順位と、抽象化値とが設定されている。優先順位、抽象化値については既に説明した通りである。
図7は、過去抽象化テーブルT4のイメージ図である。この図に示すように、過去抽象化テーブルT4には、優先順位と、抽象化値とが設定されている。優先順位、抽象化値については既に説明した通りである。
図8は、基準比較抽象化テーブルT5のイメージ図である。この図に示すように、基準比較抽象化テーブルT5には、優先順位と、変化とが設定されている。優先順位については既に説明した通りである。ここでいう変化とは、初期に撮影された画像と現在に撮影された画像とを比較した場合の変化である。抽象化テーブルT2と基準抽象化テーブルT3の差分が閾値αより大きい場合は変化あり、閾値αより小さい場合は変化なしとなる。
図9は、過去比較抽象化テーブルT6のイメージ図である。この図に示すように、過去比較抽象化テーブルT6には、優先順位と、変化とが設定されている。優先順位については既に説明した通りである。ここでいう変化とは、過去に撮影された画像と現在に撮影された画像とを比較した場合の変化である。抽象化テーブルT2と過去抽象化テーブルT4の差分が閾値βより大きい場合は変化あり、閾値βより小さい場合は変化なしとなる。
(テーブル遷移)
図10A及び図10Bは、テーブル遷移の説明図である。ここでは、仮想アイテムテーブルT1に示される優先順位(図4参照)の場合に基準比較抽象化テーブルT5と過去比較抽象化テーブルT6がどのように変化するかを例示している。
まず、画像カウントが「0」のとき、操縦者Uが何も操作しなかったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「無(初期化)」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「無(初期化)」、変化ありの仮想アイテムは「無」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「1」のとき、操縦者Uが何も操作しなかったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「無(初期化)」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「無(初期化)」、変化ありの仮想アイテムは「無」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「2」のとき、操縦者Uが下ボタン72に手をかざしたものとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化あり」、変化ありの仮想アイテムは「下」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「3」のとき、操縦者Uが下ボタン72に手をかざしたままであったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化あり」、変化ありの仮想アイテムは「下」、選択された仮想アイテムは「下を選択」、仮想アイテム選択カウントは「1」である。
次いで、画像カウントが「4」のとき、操縦者Uが手をかざさなかったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「無」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化あり」、変化ありの仮想アイテムは「無」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「5」のとき、操縦者Uが手をかざさなかったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「無」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「無」、変化ありの仮想アイテムは「無」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「6」のとき、操縦者Uが右ボタン74と下ボタン72に手をかざしたものとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化あり」、変化ありの仮想アイテムは「右と下」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「7」のとき、操縦者Uが右ボタン74と下ボタン72に手をかざしたままであったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化なし」、変化ありの仮想アイテムは「右と下」、選択された仮想アイテムは「優先順位が高い右が選択」、仮想アイテム選択カウントは「1」である。すなわち、変化した仮想アイテムが複数ある場合、優先順位が高い仮想アイテムが選択されるようになっている。
次いで、画像カウントが「8」のとき、操縦者Uが手をかざさなかったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「無」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化あり」、変化ありの仮想アイテムは「無」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「9」のとき、操縦者Uが手をかざさなかったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「無」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「無」、変化ありの仮想アイテムは「無」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「10」のとき、右ボタン74と下ボタン72に対応する表示領域の背景が変わったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化あり」、変化ありの仮想アイテムは「右と下」、選択された仮想アイテムは「無」、仮想アイテム選択カウントは「0」である。
次いで、画像カウントが「11」のとき、右ボタン74と下ボタン72に対応する表示領域の背景が変わったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化なし」、変化ありの仮想アイテムは「右と下」、選択された仮想アイテムは「優先順位が高い右が選択」、仮想アイテム選択カウントは「1」である。
次いで、画像カウントが「12」のとき、右ボタン74と下ボタン72に対応する表示領域の背景が変わったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化なし」、変化ありの仮想アイテムは「右と下」、選択された仮想アイテムは「優先順位が高い右が選択」、仮想アイテム選択カウントは「2」である。
次いで、画像カウントが「13」のとき、右ボタン74と下ボタン72に対応する表示領域の背景が変わったとする。このとき、基準比較抽象化テーブルT5の変化は「1つ以上変化あり」、過去比較抽象化テーブルT6の変化は「1つ以上変化なし」、変化ありの仮想アイテムは「右と下」、選択された仮想アイテムは「優先順位が高い右が選択」、仮想アイテム選択カウントは「3」である。
このように、背景が変わるなどの理由で基準抽象化テーブルT3に変化がある状態が続くと、操縦者Uが意図する選択ができなくなる可能性がある。そこで、このような場合は、基準抽象化テーブルT3を作り直すために画像カウントをゼロ(初期化)にする。
(応用例)
図11は、本発明の実施の形態に係る入力システムの応用例を示す図である。ここでは、手術室において直接手で触れることなくタブレット60を操作する場合を例示している。
図11に示すように、タブレット60には、2つのウィンドウW1,W2が表示されている。ウィンドウW1には、上ボタン81、下ボタン82、左ボタン83、右ボタン84、レントゲンボタン85、CTボタン86、内視鏡ボタン87、縮小ボタン88、拡大ボタン89等の仮想アイテムが表示されている。一方、ウィンドウW2には、レントゲン写真Pが表示されている。操縦者Uが拡大ボタン89に手をかざすとレントゲン写真Pが拡大され、縮小ボタン88に手をかざすとレントゲン写真Pが縮小される。また、操縦者UがCTボタン86に手をかざすとウィンドウW2にCT画像が表示され、内視鏡ボタン87に手をかざすとウィンドウW2に内視鏡映像が表示される。制御装置40は、レントゲン写真P等を管理する医療システムそのものと考えることもできるし、このような医療システムを制御する装置と考えることもできる。ここでは、2つのウィンドウW1,W2が同一のタブレット60内に表示されているが、別々の表示装置50に表示することも可能である。
なお、上記の説明では特に言及しなかったが、操縦者Uによってボタンに手がかざされたとき、そのかざされた時間に応じてボタンの表示色を変更するようにしてもよい。これにより、操作の内容がより理解しやすくなるため、誤入力を防止できる効果がある。
また、撮影手段としてカメラ61を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、赤外線センサや温度センサを撮影手段として採用することもできる。もちろん、どのような撮影手段を採用するかは、本入力システムの用途や使用環境等に応じて適宜選択すればよい。
以上のように、本発明の実施の形態に係る入力システムは、撮影手段により撮像された映像を特定のタイミングで画像データに変換する撮影装置10と、非接触による入力装置20と、撮影装置10から出力された画像データと仮想アイテム領域が分かるように表示させた画像データを合成する画像合成装置30と、画像合成装置30から出力された画像データを表示する表示装置50とを備える。そして、入力装置20は、撮影装置10から出力された画像データに基づいて初期に撮影された画像と過去に撮影された画像をそれぞれ現在に撮影された画像と比較し、その比較結果に基づいて座標入力が行われたと判断した場合、その座標に対応した制御信号を出力する。これにより、以下に説明するように、非接触による入力を安価な設備と簡単な操作で実現することが可能である。
すなわち、特許文献1では、撮影するための装置が複数必要であるが、本入力システムでは、撮影するための装置が1つで済むため、その分のコストダウンと設置の簡略化を実現できる。また、特許文献2では、距離を得る測距手段が必要であるが、本入力システムでは、そのような測距手段が必要なく、その分のコストダウンと設置の簡略化を実現できる。また、特許文献3では、操縦者にジェスチャーを覚える訓練が必要であるが、本入力システムでは、表示装置50に手と制御の内容が表示され、手と制御の内容に対応した領域を重ねることで入力できるため、操作を簡単に理解でき、それほど訓練を必要としない。また、特許文献4では、肌色透過フィルタが必要であるが、本入力システムでは、肌色透過フィルタが必要なく、その分のコストダウンと設置の簡略化を実現できる。
また、入力装置20は、座標入力が複数あった場合、あらかじめ決めておいた優先順位の高い制御信号を出力する。これにより、多数のボタンが配置されている場合でも、優先順位が高い仮想アイテムを容易に選択することができるため、操作性に優れた入力システムを実現することが可能である。
さらに、入力装置20から出力された制御信号に基づいて所定の処理を実行する制御装置40を備える。すなわち、本入力システムは、様々な制御装置40の入力システムとして利用することが可能である。
なお、本発明は、入力装置20として実現することができるだけでなく、入力装置20が備える機能部に対応するステップを実行する入力方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することも可能である。
10…撮影装置
20…入力装置
21…仮想アイテム領域選択装置
22…CPU
23…抽象化装置
24…記憶装置
25…比較装置
26…記憶テーブル選択装置
27…優先領域選択装置
30…画像合成装置
40…制御装置
50…表示装置

Claims (4)

  1. 撮影手段により撮像された映像を特定のタイミングで画像データに変換する撮影装置と、
    非接触による入力装置と、
    前記撮影装置から出力された画像データと仮想アイテム領域が分かるように表示させた画像データを合成する画像合成装置と、
    前記画像合成装置から出力された画像データを表示する表示装置と
    を備え、
    前記入力装置は、前記撮影装置から出力された画像データに基づいて初期に撮影された画像と過去に撮影された画像をそれぞれ現在に撮影された画像と比較し、その比較結果に基づいて座標入力が行われたと判断した場合、その座標に対応した制御信号を出力する
    ことを特徴とする入力システム。
  2. 前記入力装置は、座標入力が複数あった場合、あらかじめ決めておいた優先順位の高い制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の入力システム。
  3. さらに、前記入力装置から出力された制御信号に基づいて所定の処理を実行する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の入力システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の入力システムが備える入力装置。
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