JP2018005155A - アタッチメント及びダーモスコピーカメラ - Google Patents

アタッチメント及びダーモスコピーカメラ Download PDF

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芳治 北條
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Abstract

【課題】容易な操作で一つのカメラをダーモスコピーカメラ態様とリングフラッシュカメラ態様とに切り換えることができるアタッチメント及びダーモスコピーカメラを提供する。
【解決手段】撮影画像から病変を診断するために用いられるカメラ1のアタッチメント20であって、光源32と、光源32を内包するようにカメラ1に取り付けられる基端部30と、基端部30の遠位側に着脱可能に取り付けられ、コンバージョンレンズ43が配置された先端部40と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影画像から病変を診断するために用いられるカメラのアタッチメント及びダーモスコピーカメラに関するものである。
近年、皮膚科の診療においては、カメラ撮影が多用されている。例えば、カメラ本体にリングフラッシュが装着されたリングフラッシュカメラを用い、影が写り込まないように疾患部及びその周辺を撮影するリングフラッシュ撮影や、カメラ本体にダーモスコピー用アタッチメントが装着されたダーモスコピーカメラを用い、偏光作用を有するジェルを介して強いLED光を当てながら疾患部を10倍〜30倍に拡大して撮影するダーモスコピー撮影が行われている(例えば、特許文献1参照)。
ダーモスコピー撮影は、ダーモスコピー診断に際して行われる撮影であり、ダーモスコピー診断では、ダーモスコピー撮影により得られた疾患部の拡大画像に基づいて、皮膚表面だけでなく皮膚下の状態を認識することにより、病変が詳細に診断される。
ダーモスコピー診断を行う際、多くの皮膚科医は、下記の手順で撮影を行っている。
1)個人を特定するために、通常のカメラ又はリングフラッシュカメラを用いて患者のカルテを撮影する。
2)疾患部の位置を特定するために、リングフラッシュカメラを用いて疾患部及びその周辺を非接触状態で撮影する。
3)ダーモスコピーカメラを用いて疾患部を接触状態で撮影する。
上記のような一連の撮影手順によれば、他の患者の撮影画像と誤認したり、疾患部の位置を誤認したりすることを防止できる。さらに、上記のような一連の撮影手順を一つのカメラで実行すれば、一連の撮影画像に連番が付与されるので、撮影画像の管理が容易になるという利点がある。
しかしながら、一つのカメラを用いて上記のような手順で撮影を行う場合、疾患部及びその周辺をリングフラッシュ撮影した後、カメラ本体からリングフラッシュを外すとともに、ダーモスコピー用アタッチメントを装着して疾患部をダーモスコピー撮影する必要があるので、一連の撮影に手間と時間がかかるという問題があった。
特開2005−192944号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、容易な操作で一つのカメラをダーモスコピーカメラ態様とリングフラッシュカメラ態様とに切り換えることができるアタッチメント及びダーモスコピーカメラを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の一態様は、撮影画像から病変を診断するために用いられるカメラのアタッチメントであって、光源と、前記光源を内包するように前記カメラに取り付けられる基端部と、前記基端部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、コンバージョンレンズが配置された先端部と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、容易な操作で一つのカメラをダーモスコピーカメラ態様とリングフラッシュカメラ態様とに切り換えることができるアタッチメント及びダーモスコピーカメラの提供が可能になる。
本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラを示す図であり、(a)はダーモスコピーカメラの平面図、(b)はダーモスコピーカメラの正面図、(c)はダーモスコピーカメラの背面図、(d)はダーモスコピーカメラの側面図である。 図1の(b)のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラの基端部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラの基端部に先端部のレンズ部を装着した状態を仮想線で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラのダーモスコピー撮影時の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラの接触部交換時又はマクロ撮影時の状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラのリングフラッシュ撮影時の状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るダーモスコピーカメラを示す図であり、(a)はダーモスコピーカメラの平面図、(b)はダーモスコピーカメラの正面図、(c)はダーモスコピーカメラの底面図、(d)はダーモスコピーカメラの側面図である。
以下、本発明に係る実施形態のアタッチメント20及びダーモスコピーカメラ1について、図面を用いて説明する。
(ダーモスコピーカメラ)
図1は、本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ1を示す図であり、(a)はダーモスコピーカメラ1の平面図、(b)はダーモスコピーカメラ1の正面図、(c)はダーモスコピーカメラ1の背面図、(d)はダーモスコピーカメラ1の側面図、図2は、図1の(b)のA−A断面図である。
図1及び図2に示すように、ダーモスコピーカメラ1は、カメラ本体10と、カメラ本体10に取り付けられるアタッチメント20と、を備える。なお、アタッチメント20は、カメラ本体10に対して着脱自在に取り付けられてもよいし、カメラ本体10に対して着脱不能に取り付けられてもよい。
(カメラ本体)
カメラ本体10は、デジタルカメラであり、筐体11と、撮影時に筐体11の前面から遠位側に突出し、被写体の像を筐体11の内部に設けられる撮像素子(図示せず)上に結像させるズームレンズ部12と、筐体11の背面に設けられ、撮像素子が読み取った撮影画像を表示する液晶表示部13と、筐体11の上面に設けられるシャッタボタン14と、を備える。
さらに、筐体11の内部には、上述した撮像素子の他に、シャッタボタン14の操作に応じて、撮像素子が読み取った撮影画像を記憶する記憶部と、記憶した撮影画像を無線又は有線で外部機器(例えば、ダーモスコピー診断を行うコンピュータ)に送信する通信部と、上述した各部を制御する制御部と、上述した各部に電源を供給するバッテリー部と、が設けられているが、これらの図示は省略する。
(アタッチメント)
アタッチメント20は、全体として概ね円筒形状を有し、ズームレンズ部12の外周を囲むようにカメラ本体10の前面に取り付けられる。アタッチメント20は、カメラ本体10の前面に着脱可能に取り付けられ、ズームレンズ部12の外周を囲む基端部30と、基端部30の遠位側に着脱自在に取り付けられる先端部40と、を備える。アタッチメント20は、例えば、基端部30の周囲及びズームレンズ部12の周囲にそれぞれ設けられているマグネット(不図示)によって着脱可能に固定することができる。
(基端部)
図3は、本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ1の基端部30を示す斜視図である。図2及び図3に示すように、基端部30は、ズームレンズ部12の外周を囲む第1カバー部材31と、第1カバー部材31の遠位側の内周縁部に配置される光源32と、を備える。第1カバー部材31は、径寸法が均等な円筒状に形成される円筒部31aと、円筒部31aから遠位側に向かって拡がるようにテーパ状に形成された拡径テーパ部31bと、を一体に有している。なお、光源32は、基端部30の第1カバー部材31の遠位側の内周縁部のほかにも、例えば、ズームレンズ部12の周辺のカメラ本体10に配置されていてもよく、要するに、基端部30とカメラ本体10によって囲われる領域に内包されるように配置されていればよい。
光源32は、ズームレンズ部12の外周位置から遠位側に向けて光を出射するように、拡径テーパ部31bの内周部に取り付けられる。本実施形態の光源32は、複数のLEDランプ33からなり、拡径テーパ部31bの内周部に周方向に所定の間隔を置いて配置されている。
このように構成された光源32は、基端部30の遠位側に先端部40が取り付けられている状態では、先端部40内を介して患者の疾患部を照らすダーモスコピー撮影用フラッシュ(又はマクロ撮影用フラッシュ)として機能する一方、基端部30の遠位側に先端部40が取り付けられていない状態では、ズームレンズ部12の外周位置から遠位側に光を出射するリングフラッシュとして機能することが可能になる。
なお、本実施形態のLEDランプ33は、基板33aに3つのLED素子33bを実装して構成され、拡径テーパ部31bの内周部に周方向に所定の間隔を置いて4つ配置されているが、LEDランプ33やLED素子33bの数は適宜変更することができる。例えば、リング状の基板に多数のLED素子を等間隔で実装したリング形状のLEDランプとしてもよい。また、本実施形態のLEDランプ33は、カメラ本体10に電気的に接続され、カメラ本体10のバッテリー部を電源として点灯されるが、アタッチメント20に専用のバッテリー部を設けてもよい。
基端部30の遠位側端面と先端部40の近位側端面との間には、先端部40を容易な操作で着脱可能にする第1着脱部J1が構成されている。本実施形態の第1着脱部J1は、基端部30の遠位側端面に突設される複数の係合凸部31c(係合部)と、基端部30の遠位側端面に埋設される複数のマグネット部34と、先端部40の近位側端面に形成される複数の係合凹部42a(被係合部)と、先端部40の近位側端面に埋設される複数のマグネット部44(図4参照)と、を備えて構成されている。
このように構成された第1着脱部J1によれば、係合凸部31cと係合凹部42aとを係合させるだけで、基端部30の遠位側端面と先端部40の近位側端面とを位置決め状態で当接させつつ、マグネット部34、44同士の吸着力で基端部30と先端部40とを連結状態に保つことができる一方、マグネット部34、44同士の吸着力を超える操作力で先端部40を基端部30から引き離すだけで、先端部40を基端部30から取り外すことが可能になる。なお、マグネット部34、44は、両方が着磁された磁石の場合と、一方が着磁された磁石で、他方が磁石に吸着可能な磁性材の場合と、が含まれる。
(先端部)
本実施形態の先端部40は、基端部30の遠位側に着脱可能に取り付けられ、内部にコンバージョンレンズ43が配置されたレンズ部41と、レンズ部41の遠位側に着脱可能に取り付けられ、患者の疾患部にその先端が接触する接触部46と、を含んでいる。
(レンズ部)
レンズ部41は、上述した第1着脱部J1を介して基端部30の遠位側端面に着脱自在に取り付けられる第2カバー部材42と、第2カバー部材42の近位側内部空間に配置されるコンバージョンレンズ43と、を備える。第2カバー部材42は、遠位側に向かって細くなるようにテーパ角θ1をもって形成された縮径テーパ形状を有し、光源32から出射された光を遠位側に向かって集光する機能を備える。なお、第2カバー部材42は、光が透過せず、光源32の光を効率良く集光可能であれば、任意の材料(例えば、不透明樹脂)で形成することができる。
コンバージョンレンズ43は、カメラ本体10のズームレンズ部12と患者の疾患部との間に介在し、撮影画像の拡大倍率を増大させる。具体的には、ズームレンズ部12の拡大倍率と合わせて、患者の疾患部を10倍〜30倍に拡大可能なレンズ部材43aが用いられる。レンズ部材43aは、レンズ支持部材43bを介して第2カバー部材42の内周部に取り付けられる。
図4は、本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ1の基端部30に先端部40のレンズ部41を装着した状態を仮想線で示す斜視図である。図4に示すように、本実施形態のコンバージョンレンズ43は、1つのレンズ部材43aと、レンズ部材43aの外周部から放射方向に延在して第2カバー部材42の内周部に固定される4つのレンズ支持部材43bと、を備える。
光源32を構成する4つのLEDランプ33の光は、レンズ部材43aの外周部と第2カバー部材42の内周部との間の空間を通って患者の疾患部に向けて出射される。このとき4つのレンズ支持部材43bは、4つのLEDランプ33と光軸方向に重ならないように配置される。これにより、レンズ支持部材43bの影が撮影画像に映り込むことが回避される。
レンズ部41の遠位側端面と接触部46の近位側端面との間には、接触部46を容易な操作で着脱可能にする第2着脱部J2が構成されている。本実施形態の第2着脱部J2は、レンズ部41の遠位側端面に突設される複数の係合凸部42b(係合部)と、レンズ部41の遠位側端面に埋設される複数のマグネット部45と、接触部46の近位側端面に形成される複数の係合凹部47a(被係合部)と、接触部46の近位側端面に埋設される複数のマグネット部49と、を備えて構成されている。
このように構成された第2着脱部J2によれば、係合凸部42bと係合凹部47aとを係合させるだけで、レンズ部41の遠位側端面と接触部46の近位側端面とを位置決め状態で当接させつつ、マグネット部45、49同士の吸着力でレンズ部41と接触部46とを連結状態に保つことができる一方、マグネット部45、49同士の吸着力を超える操作力で接触部46をレンズ部41から引き離すだけで、接触部46をレンズ部41から取り外すことが可能になる。なお、マグネット部45、49は、両方が着磁された磁石の場合と、一方が着磁された磁石で、他方が磁石に吸着可能な磁性材の場合と、が含まれる。
(接触部)
接触部46は、上述した第2着脱部J2を介してレンズ部41の遠位側端面に着脱自在に取り付けられる第3カバー部材47と、第3カバー部材47の遠位側の開口部47bを覆うカバーガラス48と、を備える。第3カバー部材47は、遠位側に向かって細くなるようにテーパ角θ2をもって形成された縮径テーパ形状を有し、光源32から出射された光を遠位側に向かって集光する機能を備える。
つまり、先端部40においては、レンズ部41の第2カバー部材42及び接触部46の第3カバー部材47が、遠位側に向かって細くなるように、テーパ状にそれぞれ形成されているが、接触部46の第3カバー部材47がレンズ部41の第2カバー部材42よりも光軸に向かって急角度なテーパ状(θ2>θ1)に形成されている。これにより、アタッチメント20の光軸方向の長さを抑えつつ、光源32からの光を第3カバー部材47の遠位側の開口部47b内に集光することが可能になる。なお、第3カバー部材47は、光が透過せず、光源32の光を効率良く集光可能であれば、任意の材料(例えば、不透明樹脂)で形成することができる。
カバーガラス48は、第3カバー部材47の遠位側の開口部47bを覆いつつ、光源32からの光やその反射光を透過させる透明板部材からなり、ダーモスコピー撮影に際しては、偏光作用を有するジェル(図示せず)を介して患者の疾患部に接触される。疾患部との接触部位は、他の患者への細菌の感染を防止するために、ダーモスコピー撮影後に洗浄・除菌が行われる。このとき、本実施形態のアタッチメント20では、先端部40全体を基端部30から取り外すことなく、基端部30側に先端部40のレンズ部41を残しつつ、先端部40の接触部46だけを取り外すことができるので、ダーモスコピー撮影後の洗浄・除菌作業が容易になるだけでなく、予備の接触部46を用意しておけば、接触部46を交換して直ちに他の患者の撮影に移行することも可能になる。
(アタッチメントの使用例)
つぎに、ダーモスコピーカメラ1におけるアタッチメント20の使用例について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ1のダーモスコピー撮影時の状態を示す斜視図である。この図に示すように、ダーモスコピー撮影時には、基端部30の遠位側に先端部40(レンズ部41及び接触部46)を取り付けるとともに、先端部40の遠位側端面であるカバーガラス48をジェルを介して患者の疾患部に接触させる。この状態で光源32を点灯させると、光源32から出射されるLED光が、第2カバー部材42及び第3カバー部材47で集光された後、カバーガラス48及びジェルを介して患者の疾患部に照射される。
疾患部に照射されたLED光は、ジェルの偏光作用によって皮膚表面での乱反射を抑制されながら皮膚下に到達し、皮膚下の物質によって反射される。この反射光は、ジェル及びカバーガラス48を介してアタッチメント20内に取り込まれるとともに、コンバージョンレンズ43及びズームレンズ部12を介して10倍〜30倍に拡大され、カメラ本体10の撮像素子上に結像される。任意のタイミングでカメラ本体10のシャッタボタン14を操作すると、撮像素子が読み取った撮影画像がカメラ本体10の記憶部に記憶される。記憶部に記憶された撮影画像は、カメラ本体10の通信部を介して無線又は有線でダーモスコピー診断を行うコンピュータに送信される。
図6は、本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ1の接触部交換時又はマクロ撮影時の状態を示す斜視図である。この図に示すように、本実施形態のアタッチメント20では、先端部40のレンズ部41を残しつつ、先端部40の接触部46だけを取り外すことができる。つまり、ダーモスコピー撮影後、疾患部との接触部位を除菌するにあたり、先端部40全体を基端部30から取り外すことなく、先端部40の接触部46だけを取り外すことができるので、ダーモスコピー撮影後の除菌作業が容易になるだけでなく、予備の接触部46と交換して直ちに他の患者の撮影に移行することができる。
また、図6に示す状態では、光源32の光で暗部を局所的に照射しながらコンバージョンレンズ43及びズームレンズ部12を介して10倍〜30倍に拡大撮影するマクロ撮影を行うことができる。例えば、暗部である口腔内の撮影に用いることができる。
図7は、本発明の第1実施形態に係るダーモスコピーカメラ1のリングフラッシュ撮影時の状態を示す斜視図である。この図に示すように、本実施形態のアタッチメント20では、基端部30をカメラ本体10側に残しつつ、先端部40全体を取り外すことができる。この状態では、基端部30に設けられる光源32が、ズームレンズ部12の外周位置から遠位側に光を出射するリングフラッシュとして機能するので、ダーモスコピーカメラ1をリングフラッシュカメラ態様に切り替え、リングフラッシュ撮影を行うことができる。
(ダーモスコピー診断における撮影手順)
つぎに、本実施形態のダーモスコピーカメラ1を用いてダーモスコピー診断を行う際の撮影手順について説明する。
ダーモスコピー診断を行う皮膚科医は、まず、個人を特定するために患者のカルテを撮影する。カルテの撮影に際しては、図7に示すように、基端部30をカメラ本体10側に残しつつ、先端部40全体を取り外したリングフラッシュカメラ態様のダーモスコピーカメラ1で撮影を行うことができる。
つぎに、皮膚科医は、疾患部の位置を特定するために、患者の疾患部及びその周辺をリングフラッシュ撮影する。この撮影は、カルテの撮影と同様、リングフラッシュカメラ態様のダーモスコピーカメラ1で撮影を行うため、カルテの撮影後、直ちに行うことができる。
つぎに、皮膚科医は、患者の疾患部をダーモスコピー撮影する。この撮影は、図5に示すように、基端部30の遠位側に先端部40を取り付けたダーモスコピーカメラ態様で行う。このような一連の撮影手順によれば、先端部40を着脱するだけの簡単な操作でダーモスコピーカメラ1をリングフラッシュカメラ態様とダーモスコピーカメラ態様に切り替えながら行うことができるので、リングフラッシュとダーモスコピー用アタッチメントを用意し、両者を付け替えながらリングフラッシュ撮影とダーモスコピー撮影を行っていた従来に比べ、ダーモスコピー診断時の撮影を大幅に簡略化できる。
(実施形態の効果)
以上に述べた実施形態によれば、撮影画像から病変を診断するために用いられるダーモスコピーカメラ1であって、ダーモスコピーカメラ1は、カメラ本体10と、カメラ本体10に取り付けられるアタッチメント20と、を備え、アタッチメント20は、カメラ本体10に取り付けられ、遠位側の周縁の少なくとも一部に光源32が配置された基端部30と、基端部30の遠位側に着脱可能に取り付けられ、コンバージョンレンズ43が配置された先端部40と、を備えるので、基端部30の遠位側に先端部40が取り付けられた状態では、光源32の光を先端部40で集光して患者の疾患部を照射しつつ、コンバージョンレンズ43を介して患者の疾患部を拡大撮影するダーモスコピーカメラとして使用できる一方、基端部30から先端部40を取り外した状態では、光源32の光で前方を照射しつつ、コンバージョンレンズ43を介さずに撮影するリングフラッシュカメラとして使用できる。
また、基端部30は、遠位側端面に係合凸部31c及びマグネット部34を有し、先端部40は、近位側端面に係合凹部42a及びマグネット部44を有するので、ワンタッチ操作で先端部40を着脱することができる。
また、先端部40は、遠位側に向かって細くなるように、テーパ角θ1及びテーパ角θ2をもって段階的にテーパ状に形成されているので、アタッチメント20の光軸方向の長さを抑えつつ、光源32からの光を先端部40の遠位側端面に形成される開口部47b内に集光することができる。
また、先端部40は、基端部30の遠位側に着脱可能に取り付けられ、コンバージョンレンズ43が配置されたレンズ部41と、レンズ部41の遠位側に着脱可能に取り付けられ、患者の疾患部にその先端が接触する接触部46と、を含むので、先端部40全体を基端部30から取り外すことなく、基端部30側に先端部40のレンズ部41を残しつつ、先端部40の接触部46だけを取り外すことができる。その結果、ダーモスコピー撮影後の洗浄・除菌作業が容易になるだけでなく、予備の接触部46を用意しておけば、接触部46を交換して直ちに他の患者の撮影に移行することも可能になる。
また、接触部46だけを取り外した状態では、光源32の光で暗部を局所的に照射しながらコンバージョンレンズ43及びズームレンズ部12を介して10倍〜30倍に拡大撮影するマクロ撮影を行うことができる。
また、レンズ部41は、遠位側端面に係合凸部42b及びマグネット部45を有し、接触部46は、近位側端面に係合凹部47a及びマグネット部49を有するので、ワンタッチ操作で接触部46を着脱することができる。
また、レンズ部41及び接触部46は、遠位側に向かって細くなるように、テーパ状にそれぞれ形成されており、接触部46がレンズ部41よりも光軸に向かって急角度なテーパ状に形成されているので、遠位側に向かって細くなるように、テーパ角θ1及びテーパ角θ2をもって段階的にテーパ状に形成された先端部40を容易に構成できる。
また、光源32には、LEDランプ33が用いられるので、光源32をコンパクトに構成しつつ、ダーモスコピー撮影及びリングフラッシュ撮影の光源に兼用できる。
(第2実施形態)
つぎに、本発明の第2実施形態に係るダーモスコピーカメラ1Bについて、図8を参照して説明する。ただし、上述した実施形態と共通の構成については、上述した実施形態と同じ符号を用いることにより、上述した実施形態の説明を援用する。
図8は、本発明の第2実施形態に係るダーモスコピーカメラ1Bを示す図であり、(a)はダーモスコピーカメラ1Bの平面図、(b)はダーモスコピーカメラ1Bの正面図、(c)はダーモスコピーカメラ1Bの底面図、(d)はダーモスコピーカメラ1Bの側面図である。この図に示すように、第2実施形態のダーモスコピーカメラ1Bに取り付けられるアタッチメント20Bは、基端部30の外周部からカメラ本体10の前面に沿って一側方に延在する延在部50を備える。延在部50は、前方に膨出したバッテリー部51を有し、このバッテリー部51に内装されるバッテリー(図示せず)を電源として光源32が点灯される。
このような第2実施形態のダーモスコピーカメラ1Bによれば、アタッチメント20Bの光源32をカメラ本体10のバッテリー部に電気的に接続する必要がないので、配線の簡略化が図れる。また、バッテリー部51は、カメラ本体10の一端部で前方に膨出することにより、カメラ本体10及びアタッチメント20Bを同時に把持可能なグリップ部としても機能させることができる。
なお、本発明の技術的範囲には、本発明の目的が達成される範囲での様々な変形や改良などが含まれるものである。
例えば、上述の実施形態では、アタッチメントが基端部とレンズ部と接触部とに3分割されているが、レンズ部と接触部とを一体化し、基端部と先端部との2分割としてもよい。
また、上述の実施形態では、第1着脱部及び第2着脱部が係合部(被係合部)とマグネット部によって構成されているが、マグネット部に代えて面ファスナを使用したり、係合部(被係合部)及びマグネット部に代えてねじ式の着脱構造を採用したりしてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[請求項1]
撮影画像から病変を診断するために用いられるカメラのアタッチメントであって、
光源と、
前記光源を内包するように前記カメラに取り付けられる基端部と、
前記基端部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、コンバージョンレンズが配置された先端部と、を備えることを特徴とするアタッチメント。
[請求項2]
前記光源が前記基端部の遠位側の周縁の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアタッチメント。
[請求項3]
前記基端部が遠位側端面に係合部及びマグネット部を有し、前記先端部が近位側端面に被係合部及びマグネット部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のアタッチメント。
[請求項4]
前記先端部が、遠位側に向かって細くなるように、段階的にテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアタッチメント。
[請求項5]
前記先端部が、
前記基端部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、前記コンバージョンレンズが配置されたレンズ部と、
前記レンズ部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、患者の疾患部にその先端が接触する接触部と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のアタッチメント。
[請求項6]
前記レンズ部が遠位側端面に係合部及びマグネット部を有し、前記接触部が近位側端面に被係合部及びマグネット部を有することを特徴とする請求項5に記載のアタッチメント。
[請求項7]
前記レンズ部及び前記接触部が、遠位側に向かって細くなるように、テーパ状にそれぞれ形成されており、前記接触部が前記レンズ部よりも光軸に向かって急角度なテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のアタッチメント。
[請求項8]
前記光源がLEDランプであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアタッチメント。
[請求項9]
さらに、前記基端部の周面の一部に設けられ、前記光源を点灯するバッテリー部を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のアタッチメント。
[請求項10]
撮影画像から皮膚病変を診断するために用いられるダーモスコピーカメラであって、
カメラ本体と、
前記カメラ本体に着脱可能に取り付けられる、請求項1から9のいずれか1項に記載のアタッチメントと、を備えることを特徴とするダーモスコピーカメラ。
1、1B ダーモスコピーカメラ
10 カメラ本体
20、20B アタッチメント
30 基端部
31c 係合凸部
32 光源
34 マグネット部
40 先端部
41 レンズ部
42a 係合凹部
42b 係合凸部
43 コンバージョンレンズ
44 マグネット部
45 マグネット部
46 接触部
47a 係合凹部
48 カバーガラス
49 マグネット部
51 バッテリー部

Claims (10)

  1. 撮影画像から病変を診断するために用いられるカメラのアタッチメントであって、
    光源と、
    前記光源を内包するように前記カメラに取り付けられる基端部と、
    前記基端部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、コンバージョンレンズが配置された先端部と、を備えることを特徴とするアタッチメント。
  2. 前記光源が前記基端部の遠位側の周縁の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアタッチメント。
  3. 前記基端部が遠位側端面に係合部及びマグネット部を有し、前記先端部が近位側端面に被係合部及びマグネット部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のアタッチメント。
  4. 前記先端部が、遠位側に向かって細くなるように、段階的にテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアタッチメント。
  5. 前記先端部が、
    前記基端部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、前記コンバージョンレンズが配置されたレンズ部と、
    前記レンズ部の遠位側に着脱可能に取り付けられ、患者の疾患部にその先端が接触する接触部と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のアタッチメント。
  6. 前記レンズ部が遠位側端面に係合部及びマグネット部を有し、前記接触部が近位側端面に被係合部及びマグネット部を有することを特徴とする請求項5に記載のアタッチメント。
  7. 前記レンズ部及び前記接触部が、遠位側に向かって細くなるように、テーパ状にそれぞれ形成されており、前記接触部が前記レンズ部よりも光軸に向かって急角度なテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載のアタッチメント。
  8. 前記光源がLEDランプであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアタッチメント。
  9. さらに、前記基端部の周面の一部に設けられ、前記光源を点灯するバッテリー部を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のアタッチメント。
  10. 撮影画像から皮膚病変を診断するために用いられるダーモスコピーカメラであって、
    カメラ本体と、
    前記カメラ本体に着脱可能に取り付けられる、請求項1から9のいずれか1項に記載のアタッチメントと、を備えることを特徴とするダーモスコピーカメラ。
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