JP2018001897A - 車両用制御装置 - Google Patents

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憲治 板垣
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Abstract

【課題】ハイブリッド動力分配機の差動制限セレクタブルワンウェイクラッチ異常時の、リンプホーム制御。
【解決手段】セレクタブルワンウェイクラッチに非係合モード指示が出ているにも関わらず係合モードであることを検出した異常時に、セレクタブルワンウェイクラッチを負回転に制御する退避走行を行い、エンジン始動時の目標回転数を通常時と比較して低下させることで、エンジンの始動頻度を増やし、退避走行時のSOCが低下することを抑制できる制御装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンと電動機とを駆動力源として備えたハイブリッド車両を制御する装置に関し、特にセレクタブルワンウェイクラッチ(以下、SOWCと記す)を備えている車両の退避走行時の制御に関するものである。
従来のハイブリッド車両には、共線図上で左から順に入力要素にエンジン、出力要素に駆動輪、反力要素に電動機、反力要素と入力要素との間に、係合することでエンジンからの入力回転に係る変速比を固定変速比にできるSOWCが設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
SOWCはそれぞれ環状に形成されたポケットプレートとノッチプレートとの間に、セレクタプレートが挟み込まれた状態で同一軸線上に配置されている。ポケットプレートには複数のストラットが凹部に収容され、ノッチプレートにはそのストラットに対応するように凹部が形成され、セレクタプレートには板厚方向に複数の窓部が形成され、その窓部からポケットプレートのストラットが突出させることでノッチプレートの凹部と係合させる係合モードと、セレクタプレートの窓部以外の孔が設けられていない箇所にストラットを接触させることでストラットを突出させない非係合モードとを切替える。
また係合モード、非係合モードの切替えは、セレクタプレートに設けられたアクチュエータによってセレクタプレートが所定角度回転させることによって行われ、アクチュエータのストロークを検出するセンサによってセレクタプレートが回転したことを判別している。
特開2015−202788号公報
上記特許文献1では、SOWCを非係合モードにして車両が走行している際に、何らかの異常によってセンサが、係合モードに切り替わったことを検出した場合、SOWCの意図しない係合を抑制するためエンジンの回転方向に対し負の方向へ回転させて所定回転を維持する退避走行が行われ、低車速かつ充電量(以下、SOC)が十分であれば、EV走行することが記載されている。
しかしながら、退避走行時においても、センサが異常を検出していない通常の走行時にと同様に燃費やNV等を考慮した最適なエンジン動作点でエンジンを始動させるようにエンジン始動時の目標回転数が決定されている。そのため燃費やNV等を考慮しない場合のエンジン始動時の目標回転数と比較して高い。エンジン始動時の目標回転数が高いことからエンジンを始動させるために高いエンジン回転数まで引き上げてからでないとエンジンが始動できず、エンジン始動の機会が減ってしまう。これによりSOCが減少しやすくなり、退避走行可能な距離が短くなってしまう可能性がある。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、退避走行可能な距離を長くすることができる車両の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンが連結された第1回転要素と、前記エンジンの出力トルクの反力を受け持つことが可能な第1電動機が連結された第2回転要素と、出力軸及び第2電動機が連結された第3回転要素と、前記第2回転要素を0回転に固定する場合よりも前記第3回転要素が増速となるように0回転に固定可能に設けられるセレクタブルワンウェイクラッチが連結された第4回転要素と、を備える遊星歯車機構と、前記セレクタブルワンウェイクラッチは、回転不能に固定された第1部材と、前記第1部材に対して相対回転し互いに係合可能であって、係合時には一方向への回転を規制するとともに前記一方向に対し他方向への回転を許容し、非係合時には両方向への回転を許容する、前記第4回転要素としての第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを係合可能な状態にする係合モードと非係合可能な状態にする非係合モードを切替える切替機構と、を備え、前記切替機構に係合モードまたは非係合モードにするよう指示を行う指示手段と、前記切替機構が係合モードまたは非係合モードであることを検出する検出手段と、前記エンジンの目標回転数を決定する目標回転数決定手段と、前記指示手段により前記非係合モードを指示している状態で、前記検出手段が前記係合モードであることを検出した場合に、前記第2部材を前記他方向に回転させて退避走行する退避走行制御を行う車両の制御装置において、前記目標回転数決定手段は、前記退避走行時、前記非係合モード時に非係合となる動作を検出した通常時よりもエンジン始動時の目標回転数を引き下げることを特徴とする。
この発明によれば、上記の退避走行時には、上記の通常時よりもエンジンの始動時の目標回転数が引き下がるため、高い回転数まで引き上げてからエンジンを始動させることがなくなる。そのため低い回転数でもエンジンを始動できるようになるため、エンジンの始動機会が増え、充電量が多くなり退避走行可能な距離が長くすることができる。
また、前記エンジンまたは前記第1電動機または前記第2電動機による発電による充電量の目標を決定する目標充電量決定手段を備え、前記退避走行時は前記通常時より前記充電量の目標を引き上げるように構成されていてもよい。
これにより、上記の退避走行時には、上記の通常時よりも充電量の目標値が引き上がるためより蓄電できる量が増えるため、充電量が多くなり退避走行可能な距離が長くすることができる。
また、前記充電量の上限を決定する上限充電量決定手段を備え、退避走行時は通常走行時より前記充電量の上限値を引き上げるように構成されていてよい。
これにより、上記の退避走行時には、上記の通常時よりも充電量の上限値が引き上がることで、充電量の目標値を引き上げることが可能となるため、充電量が多くなり退避走行可能な距離が長くすることができる。
本発明の実施形態に係る一例を説明するためのスケルトン図である。 本発明で対象にすることのできるSOWCの構成を示す模式的な断面図である。 図2におけるSOWCを軸方向から見た場合の図である。 本発明における制御の一例を説明するためのフローチャートである。 通常時のEV走行及びHV走行状態を表す共線図である。 図5を説明するためのタイムチャートである。 退避走行時のEV走行及びHV走行状態を表す共線図である。 図7を説明するためのタイムチャートである。
以下、本発明の一例について図面を参照しながら説明する。
この発明は、エンジンと電動機とを駆動力源とする車両における動力伝達機構を対象とする制御装置に適用することができる。図1は、2つの電動機を有するハイブリッド車における動力伝達機構を模式的に示しており、駆動力源としてのエンジン1と、第1電動機2と、第2電動機3とを備えている。第1電動機2は、エンジン1の回転数制御およびクランキングを行い、さらに差動機構によって構成された動力分割機構4にエンジン1と共に連結されている。第2電動機3は、第2電動機3のトルクを、その動力分割機構4から出力されたトルクに加減するように構成され、走行のための駆動力源としている。
動力分割機構4は、図1に示す例では、サンギア5とキャリア6とリングギア7を回転要素とするシングルピニオン型の遊星歯車機構によって構成され、サンギア5に第1電動機2のロータが、キャリア6にエンジン1の図示しないクランクシャフトが、リングギア7に出力ギア8が取り付けられている。その出力ギア8がカウンタドリブンギア9に噛み合っている。カウンタドリブンギア9が取り付けられているカウンタシャフト10にはカウンタドライブギア11が取り付けられ、そのカウンタドライブギア11とデファレンシャル12におけるリングギア13とが噛み合っている。このデファレンシャル12から左右の駆動輪14に駆動トルクを出力するようになっている。第2電動機3のロータ軸に取り付けられたドライブギア15が前記カウンタドリブンギア9に噛み合っている。なお、この発明における第1回転要素はキャリア6、第2回転要素はサンギア5、第3回転要素はリングギア7、遊星歯車機構はシングルピニオン型の遊星歯車機構に相当している。
そして、サンギア5とケーシング16との間にSOWC17が設けられている。このSOWC17は非係合モードでは正負いずれの方向にも相対回転可能でありトルク伝達をすることがなく、係合モードでは正負いずれか一方の方向の相対回転を規制することでその相対回転方向のトルク伝達をしかつその相対回転の反対方向には相対回転を可能でありトルク伝達をすることがないように構成されたクラッチである。ここで、正回転とはエンジン1の回転方向と同方向の回転であり、負回転とは、エンジン1の回転方向とは反対方向の回転である。なお、SOWC17の具体的な構成は後述する。
第1電動機2と第2電動機3とは、図示しない蓄電装置やインバータなどのコントローラユニットに接続されるとともに、相互に電力を授受できるように電気的に接続されている。また、これらの蓄電装置やコントローラユニットあるいはSOWC17などを制御するための制御装置(以下、ECU)18が設けられている。このECU18は車速やアクセル開度やSOC、エンジン回転数や推定出力トルク、各電動機2,3の回転数やトルク、SOWC17の動作状態などの検出信号がデータとして入力され、そのデータに基づいて、エンジン1に指令信号を出力する出力制御手段や各電動機2,3に指令信号を出力する電動機制御手段やSOWC17を係合モードまたは非係合モードにするよう指示する指示手段及び検出する検出手段を備えている。
また、オーバードライブ機構19はサンギア20およびキャリア21およびリングギア22を回転要素とするダブルピニオンギア型の遊星歯車機構によって構成されている。このオーバードライブ機構19をSOWC17によって選択的にロックするように構成されている。そのサンギア20に前記の動力分割機構4におけるサンギア5が、そのキャリア21に前記の動力分割機構4におけるキャリア6が、そのリングギア22にケーシング16とSOWC17が連結されている。これらの構成によってエンジン1の出力トルクや第1電動機2のトルクが伝達されるようになっている。リングギア22とケーシング16との間にSOWC17が配置され、リングギア22の正回転を規制してオーバードライブ状態にするように構成されている。したがって、動力分割機構4を構成しているシングルピニオン型遊星歯車機構とオーバードライブ機構19を構成しているダブルピニオン型遊星歯車機構とが連結されていることで4要素の複合遊星歯車機構を構成している。なお、動力分割機構4を構成しているのはダブルピニオン型遊星歯車機構としてもよく、オーバードライブ機構19を構成しているシングルピニオン型遊星歯車機構としてもよい。
ここでSOWC17の構成について説明する。図2には、軸方向にポケットプレート23(第1部材)とノッチプレート24(第2部材)とセレクタプレート25(切替機構)とスナップリング26とアーム27とを組み付けることで構成されるSOWC17が記載されている。
ポケットプレート23は、図示しないケース等に固定され回転不能に設けられる。またポケットプレート23は円筒状に形成され、内周側に向かって環状のフランジ部231が形成され、フランジ部231には軸方向に凹み、環状に複数のポケット232が備えられ、そのポケット232の内部に板状のストラット233(係合部材)が取り付けられている。ポケット232の底部とストラット233との間には図示しない弾性部材が備えられ軸方向におけるセレクタプレート25側に向かって弾性力が付与されている。このポケットプレート23の外周側には切欠き部235が形成され、この切欠き部235にアーム27が差し込まれることでアーム27とセレクタプレート25とが連結されている。
ノッチプレート24は、ポケットプレート23のフランジ部231の外径とほぼ同じ大きさでかつ環状で形成され、軸方向に凹み、環状に複数のノッチ部241が備えられている。このノッチ部241は、ポケットプレート23のストラット233が立ち上がった場合にそのストラット233を入り込ませられる形状となっている。また、ノッチプレートは本発明における第4回転要素と同一軸上に設けられている。
セレクタプレート25は、ポケットプレート23のフランジ部231の外径とほぼ同じ大きさでかつ環状で形成され、ポケットプレート23のポケット232とノッチプレート24のノッチ241とに対応する箇所に軸線方向に貫通した複数の窓部251が備えられている。また、セレクタプレート25は、ポケットプレート23およびノッチプレート24と同軸で所定角度回転可能に構成されている。
スナップリング26はポケットプレート23とノッチプレート24とセレクタプレート25を一体に組み付けるためのものであり、ポケットプレート23のフランジ部231の外径とほぼ同じ大きさでかつ環状に形成されている。
アーム27は、上記のようにポケットプレート23の切欠き部235に差し込まれて連結されている。アーム27は図3に示すようアクチュエータ28に設けられたプランジャ29と連結され、アクチュエータ28が作動することでプランジャ29が動きアーム27が周方向へ回転し、セレクタプレート23が所定角度回転する。なお、図3はSOWC17を軸方向から見た(図2におけるA側から見た)場合の図面である。
ここでSOWC17の動作について説明する。SOWC17には「係合モード」と「非係合モード」の2つのモードがある。「係合モード」とは、図1のECU18の指示手段からSOWC17へ係合指示があった場合、アクチュエータ28の動作によりセレクタプレート25を所定角度回転させることで、セレクタプレート25の窓部251がポケットプレート23のストラット233の位置が一致する。一致することでポケットプレート23のストラット233とノッチプレート24のノッチ部241とが係合し、ポケットプレート23とノッチプレート24との間でトルクが伝達される状態となる。係合時にはポケットプレート23に対してノッチプレート24が正回転(本発明における一方向へ回転)することを規制し、負回転(本発明における他方向へ回転)することを許容する。
一方、「非係合モード」とは、図1のECU18の指示手段からSOWC17へ非係合指示があった場合、アクチュエータ28の動作によりセレクタプレート25が所定角度回転させることで、セレクタプレート25の窓部251が形成されていない位置とポケットプレート23のストラット233の位置とが一致する。一致することでポケットプレート23のストラット233がポケット232に収容されるためポケットプレート23のストラット233とノッチプレート24のノッチ部241との係合が解除され、ポケットプレート23とノッチプレート24との間でトルクが伝達されない状態となる。非係合時にはポケットプレート23に対してノッチプレート24が正負両方向へ回転することを許容する。なお指示手段は、「係合モード」と「非係合モード」との両方を指示するようにしたが、それぞれのモードの指示は別々の手段として有していても良い。
また、セレクタプレート25が所定角度回転し、「係合モード」または「非係合モード」であることを検出するために、アクチュエータ28のストローク位置を検出するストロークセンサ(検出手段)がアクチュエータ28に設けられている。なお検出手段は、「係合モード」と「非係合モード」との両方を指示するようにしたが、それぞれのモードの指示は別々の手段として有していても良い。
この発明に係る制御装置の実施形態について図4の制御の一例を示すフローチャートを用いて説明する。なお、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。図4のフローチャートは本発明の技術思想を表した概念図である。先ず、車両の走行中に、ECU18の指示手段によりSOWC17へ非係合モードとなるよう指示がされているか否かが判断される(S1)。
このS1で否定的に判断された場合には、SOWC17は係合モードであるため、特に制御内容を変更せず、通常の制御を実行する通常走行を行う。一方で、S1で肯定的に判断された場合には、SOWC17に非係合モードとなるよう指示が出ているにも関わらず係合モードとなっている異常状態か否かが判断される(S2)。
このS2で否定的に判断された場合には、SOWC17は非係合モードとなるよう指示されている際に非係合モードとなっている通常の状態であるため、特に制御内容を変更せず通常走行を行う。一方で、S2で肯定的に判断された場合には、ECU18の指示手段により非係合モードとなるよう指示がされているにも関わらず係合モードであることを検出している異常状態であることからSOWC17の意図しない係合を抑制するためエンジンの回転方向に対し負の方向へSOWC17を回転させて所定回転を維持する退避走行が行われる(S3)。その後通常走行時におけるエンジン1始動時の目標回転数を引き下げる制御と通常走行時におけるSOCの目標値・上限値を引き上げる制御とが実行される。
通常走行時とS3及びS4を実行する退避走行時とについて図5、図7の共線図及び図6、図8のタイムチャートを用いて説明する。図5は通常走行時の共線図である。先ず、1通常時EVでは、SOWC17に非係合モード指示が出ており、非係合モードを検出しているため通常の走行状態である。この場合では特にSOCの上限値や目標値は平均放電量や車両の要求駆動力等の変化が無い限り変更はされない。また、EV走行を行っていることからエンジン1が始動していないため、エンジン1始動時の目標回転数は0となっている。よって共線図では、エンジン1の回転数が0のためSOWCの回転数は負となっている。図6に示すよう時刻t1でHV走行に切り替わった場合、図5や図6の2通常時HVで示すように、エンジン1が始動するため、エンジン1始動時の目標回転数が変更される。エンジン1始動時の目標回転数はドライバビリティや燃費やNV等の要求に応じて最適なエンジン動作点となるように決定されている。またエンジン1を始動させるために第1電動機2の出力トルクによりエンジン1の回転数を引き上げる、所謂モータリングを実行している。なお、エンジン1始動時の目標回転数をエンジン1始動後に下回った場合はエンジン1を停止させる制御を行う。
一方、図7及び図8に示す3退避時EVでは、SOWC17に非係合モード指示が出ているにも関わらず係合モードであることを検出している。この場合では上記の退避走行を行うためSOWC17の回転数は負になるように制御され、SOCの目標値や上限値を引き上げるように制御がされる。またEV走行をしているため、エンジン1始動時の目標回転数は0となっている。図8に示すよう時刻t2でHV走行に切り替わった場合、図7や図8の4退避時HVで示すように、エンジン1が始動するため、エンジン1始動時の目標回転数が変更される。この退避時におけるエンジン1始動時の目標回転数は、図8に示す通り通常時におけるエンジン1始動時の目標回転数よりも低い数値に設定されている。なお、上述のように通常時の場合と同様で退避時においても、エンジン1始動時の目標回転数をエンジン1始動後に下回った場合はエンジン1を停止させる制御を行う。
通常時ではドライバビリティや燃費やNV等の要求に応じて最適なエンジン1動作点となるようにエンジン1始動時の目標回転数が決定されているため、それら要求を考慮しない場合のエンジン1始動時の目標回転数よりも高く設定されている。そのためSOWC17を負回転に制御した状態で高い目標回転数となるようにエンジン1を始動させなければならないことから、エンジン1が始動できる場合が車速によっては限られてしまいエンジン1が始動できる機会が減少してしまう。そこで、この発明の実施形態では、退避時にはエンジン1の始動時の目標回転数が通常時よりも低くなるように変更されることから、エンジン1が始動できる機会が増加する。そのためエンジン1による充電機会が増えるためSOCが増加して退避走行可能な距離を長くできる。また、SOCの目標値や上限値についても通常時よりも高い値に引き上げることからSOCを多くすることが可能となるため退避走行可能な距離を長くできる。
1…エンジン、2…第1電動機、3…第2電動機、4…動力分割機構、5…サンギア(第2回転要素)、6…キャリア(第1回転要素)、7…リングギア(第3回転要素)、8…出力ギア、9…カウンタドリブンギア、16…ケーシング、17…セレクタブルワンウェイクラッチ(SOWC)、18…電子制御装置(ECU)、19…オーバードライブ機構、20…サンギア、21…キャリア、22…リングギア、23…ポケットプレート(第1部材)、24…ノッチプレート(第2部材)、25…セレクタプレート。

Claims (1)

  1. エンジンが連結された第1回転要素と、
    前記エンジンの出力トルクの反力を受け持つことが可能な第1電動機が連結された第2回転要素と、
    出力軸及び第2電動機が連結された第3回転要素と、
    前記第2回転要素を0回転に固定する場合よりも前記第3回転要素が増速となるように0回転に固定可能に設けられるセレクタブルワンウェイクラッチが連結された第4回転要素と、
    を備える遊星歯車機構と、
    前記セレクタブルワンウェイクラッチは、
    回転不能に固定された第1部材と、
    前記第1部材に対して相対回転し互いに係合可能であって、係合時には一方向への回転を規制するとともに前記一方向に対し他方向への回転を許容し、非係合時には両方向への回転を許容する、前記第4回転要素としての第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを係合可能な状態にする係合モードと非係合可能な状態にする非係合モードを切替える切替機構と、
    を備え、
    前記切替機構に係合モードまたは非係合モードにするよう指示を行う指示手段と、
    前記切替機構が係合モードまたは非係合モードであることを検出する検出手段と、
    前記エンジンの目標回転数を決定する目標回転数決定手段と、
    前記指示手段により前記非係合モードを指示している状態で、前記検出手段が前記係合モードであることを検出した場合に、前記第2部材を前記他方向に回転させて退避走行する退避走行制御を行う車両の制御装置において、
    前記目標回転数決定手段は、前記退避走行時、前記非係合モード時に非係合となる動作を検出した通常時よりもエンジン始動時の目標回転数を引き下げることを特徴とする車両用制御装置。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108382389A (zh) * 2018-02-23 2018-08-10 安徽江淮汽车集团股份有限公司 并联混合动力汽车发动机启动方法及系统
DE102020211371A1 (de) 2020-09-10 2022-03-10 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zum Betrieb eines Kraftfahrzeugs mit einer e-clutch

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