JP2018001679A - Image formation apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus.
特許文献1には、LPH(LED Print Head)を用いて感光体に静電潜像を形成する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、出力したテストパターンを読み取り、読み取った結果に基づいて、各画素の濃度比(各画素の濃度を全画素の濃度の平均値で割って得る)が予め定められた値となるように、LPHが備えるLEDのそれぞれの光量を調整して濃度むらの発生を抑えている。
LPHの中には、複数のLEDが配置されたチップを主走査方向へ複数配列したものがある。LPHが複数のチップを主走査方向へ配列して構成されている場合、隣り合うチップ同士において、一方のチップにおいて他方のチップ側の端にあるLEDの光量と、他方のチップにおいて一方のチップ側の端にあるLEDの光量とに差があると、差がある部分で濃度むらが発生してしまう。 Some LPHs have a plurality of chips in which a plurality of LEDs are arranged in the main scanning direction. When the LPH is configured by arranging a plurality of chips in the main scanning direction, between adjacent chips, the light quantity of the LED at the end of the other chip side in one chip and the one chip side in the other chip If there is a difference in the amount of light of the LED at the end of the light, density unevenness occurs in the portion where there is a difference.
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、複数の発光素子が配置されたチップを複数配列したヘッドで露光を行う際に濃度むらの発生を抑える技術を提供することを目的とする。 The present invention has been made under the above-described background, and an object of the present invention is to provide a technique for suppressing the occurrence of density unevenness when performing exposure with a head in which a plurality of chips each having a plurality of light emitting elements are arranged. To do.
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、複数の発光素子を有するチップが主走査方向へ複数配列され、前記発光素子により像保持体を露光し、当該露光によって前記像保持体に形成された静電潜像を現像して記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体に形成された画像を定着させる定着部と、前記定着部によって前記記録媒体に定着した画像を読み取る読み取り部と、前記読み取り部が読み取った画像において、複数の前記チップ毎に前記チップに対応した領域の前記主走査方向の端部の濃度を特定する濃度特定部と、前記チップを順次選択し、選択した第1チップに主走査方向に隣り合う第2チップが発する光の光量の補正量を、前記濃度特定部が特定した濃度であって前記第1チップに対応した領域の端部の濃度と、前記濃度特定部が特定した濃度であって前記第2チップに対応した領域の端部の濃度との差により特定する補正量特定部と、前記チップが発する光の光量を前記補正量特定部が特定した補正量に応じて補正する補正部とを備える。
In the image forming apparatus according to
本発明の請求項2に係る画像形成装置においては、前記補正量特定部は、前記第1チップに対応した領域の端部の濃度と、前記第2チップに対応した領域の端部の濃度との差が予め定められた閾値以上である場合、前記補正量を特定する。
In the image forming apparatus according to
本発明の請求項3に係る画像形成装置においては、前記補正量特定部は、一の前記チップについて前記補正量を特定した場合、未選択の全チップについて前記補正量を順次特定する。
In the image forming apparatus according to
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、複数の発光素子が配置されたチップを複数配列したヘッドで露光を行う際に濃度むらを抑えることができる。
本発明の請求項2に係る画像形成装置によれば、隣り合うチップ同士の間で端部の光量の差が大きいチップについて補正量を特定し、濃度むらの発生を抑えることができる。
本発明の請求項3に係る画像形成装置によれば、チップ間で濃度の差が開くのを抑えることができる。
According to the image forming apparatus of the first aspect of the present invention, it is possible to suppress density unevenness when performing exposure with a head in which a plurality of chips each having a plurality of light emitting elements are arranged.
According to the image forming apparatus of the second aspect of the present invention, it is possible to specify the correction amount for the chip having a large difference in the light amount at the end portion between the adjacent chips, and suppress the occurrence of density unevenness.
According to the image forming apparatus of the third aspect of the present invention, it is possible to suppress the difference in density between the chips from being opened.
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置1は、複写機能、ファクシミリ機能、スキャン機能、外部のコンピュータ装置から取得した画像データが表す画像を用紙に形成する画像形成機能などを有する。
[Embodiment]
FIG. 1 is a diagram illustrating a hardware configuration of an
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。CPUは、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより、画像形成装置1の各部を制御する。操作部15は、画像形成装置1を操作するためのタッチパネルや複数のボタンを備えている。記憶部17は、画像データや画像形成装置1を制御するために使用する各種データを記憶する。
The
通信部16は、通信回線に接続されており、通信回線に接続されている他の装置とデータ通信を行う。なお、通信回線としては、電話回線やLAN(local Area Network)等が挙げられる。通信部16は、用紙に形成する画像を示す画像データを他の装置から取得する。
スキャン部14は、文書を光学的に読み取り、読み取った文書の画像を表す画像データを生成する。スキャン部14は、生成した画像データを制御部11へ出力する。本実施形態においては、画像データはビットマップ形式であり、各画素はRGBの表色系に基づいた濃度の情報を有する。スキャン部14は、記録媒体に形成された画像を読み取る読み取り部の一例である。
The
The
画像処理部12は、制御部11から供給される画像データに各種画像処理を施すものである。画像処理部12は、供給される画像データが表す画像に色補正や階調補正等の画像処理を施し、画像処理が施された画像からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像の画像データを生成して画像形成部13へ出力する。
The
画像形成部13は、供給されるYMCKの画像データに応じて、電子写真方式により用紙(記録媒体)に画像を形成する画像形成部の一例である。画像形成部13は、画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kと、中間転写ベルト22と、二次転写ローラ23と、定着器24とを備えている。画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kはそれぞれ、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光装置33と、現像器34と、一次転写ローラ35とを備えている。画像形成エンジン21Yは、供給されるイエローの画像データに応じてイエローのトナー像を形成し、画像形成エンジン21Mは、供給されるマゼンタ画像データに応じてマゼンタのトナー像を形成し、画像形成エンジン21Cは、供給されるシアンの画像データに応じてシアンのトナー像を形成し、画像形成エンジン21Kは、供給される黒の画像データに応じて黒のトナー像を形成する。
各画像形成エンジンの感光体ドラム31、帯電器32、露光装置33、現像器34、一次転写ローラ35を区別する場合、それぞれに画像形成エンジンの符号の末尾を付す。例えば、画像形成エンジン21Yの露光装置33について説明する場合、露光装置33Yと表記する。
The
When the
像保持体の一例である感光体ドラム31は、表面に感光層が形成されており、軸を中心に回転する。帯電器32は、感光体ドラム31の表面を予め定められた電位に帯電させる。
露光装置33は、LPHと、LPHが備える発光素子を駆動する駆動回路330を備えている。本発明に係るLPHは、複数の発光素子(本実施形態においてはLED)がライン状に配列されたチップを複数備えている。また、LPHは、発光素子から出射された光を感光体ドラム31上に結像させるためのレンズアレイを備えている。LPHにおいては、発光素子が主走査方向に沿って並ぶように複数のチップが配置されている。
A
The
図2は、LPHにおけるチップの配列を説明するための図である。LPHにおいては、感光体ドラム31の軸方向と水平な方向(主走査方向)へm個のチップC1〜Cmが配列されている。また、チップC1〜Cmの各々においては、感光体ドラム31へ光を照射するn個の発光素子L1〜Lnが感光体ドラム31の軸方向(主走査方向)へ配列されている。以下の説明では、チップC1〜Cmを各々区別する必要がない場合には、説明の便宜上、これらを「チップC」と称して説明する。同様に、発光素子L1〜Lnを各々区別する必要がない場合には、説明の便宜上、これらを「発光素子L」と称して説明する。また、主走査方向の原点から数えて偶数番目にあるチップCを偶数チップと称し、主走査方向の原点から数えて奇数番目にあるチップCを奇数チップと称する。
FIG. 2 is a diagram for explaining the arrangement of chips in the LPH. In the LPH, m chips C1 to Cm are arranged in a direction (main scanning direction) horizontal to the axial direction of the
露光装置33は、帯電した感光体ドラム31に対し、供給された画像データに応じて発光素子Lから光を照射することにより、感光体ドラム31の表面を露光して感光体ドラム31に静電潜像を形成する。現像器34は、感光体ドラム31に形成された静電潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する。一次転写ローラ35は、感光体ドラム31上に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に転写する。
The
中間転写ベルト22は、駆動ローラ22aとバックアップローラ22bにより支持されており、駆動ローラ22aにより図中の矢印A方向に回転させられる。中間転写ベルト22は、画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム31から転写されたトナー像を二次転写ローラ23へと搬送する。二次転写ローラ23は、中間転写ベルト22上に形成されたトナー像を用紙等の記録媒体に転写する。トナー像が転写された記録媒体は、定着器24へと搬送される。定着器24は、加熱及び加圧によりトナー像を記録媒体に定着させる。定着器24は、記録媒体に画像を定着させる定着部の一例である。トナー像が定着された記録媒体は、画像形成装置1から排出される。
The
図3は、制御部11のCPUがプログラムを実行することにより実現する機能の機能ブロック図である。濃度特定部111は、スキャン部14が生成した画像データが表す画像において、チップC1〜Cmに対応した領域の濃度をチップC1〜Cm毎に特定する。補正量特定部112は、濃度特定部111が特定した濃度や画像形成部13の状態に応じて、チップC1〜Cmが発する光の光量の補正量を特定する。補正部113は、補正量特定部112が特定した補正量に応じて駆動回路を制御し、チップC1〜Cmが発する光の光量を補正する。
FIG. 3 is a functional block diagram of functions realized by the CPU of the
(実施形態の動作例)
図4は、用紙に形成される画像の濃度むらを抑えるために、制御部11が行う処理の流れを示したフローチャートである。用紙に形成される画像の濃度むらを抑えるために画像形成装置1が行う動作の一例を、図4を用いて説明する。
(Operation example of embodiment)
FIG. 4 is a flowchart showing a flow of processing performed by the
まず、画像形成装置1のユーザーが、トナー像の濃度むらの補正を指示する操作を操作部15において行うと、制御部11は、各部を制御してテストチャートの画像を用紙に形成する(ステップSA1)。具体的には、制御部11は、画像処理部12へ予め定められたテストチャートの画像データを供給する。画像処理部12は、供給された画像データに応じて、Y、M、C,Kの各色の画像データを生成する。画像処理部12は、Yの画像データを画像形成エンジン21Yへ供給し、Mの画像データを画像形成エンジン21Mへ供給する。また、画像処理部12は、Cの画像データを画像形成エンジン21Cへ供給し、Kの画像データを画像形成エンジン21Kへ供給する。画像形成部13は、画像形成エンジン21Y、画像形成エンジン21M、画像形成エンジン21C、画像形成エンジン21Kへ画像データが供給されると、供給された画像に対応したトナー像を用紙に転写し、トナー像を用紙に定着させ、トナー像が定着した用紙を画像形成装置1から排出する。
First, when the user of the
図5は、画像形成装置1が用紙に形成するテストチャートの一例を示した図である。テストチャートは、テスト画像CY、テスト画像CM、テスト画像CC及びテスト画像CKを有する。テスト画像CYは、イエローのトナーでのみ形成された画像であり、テスト画像CMは、マゼンタのトナーでのみ形成された画像である。また、テスト画像CCは、シアンのトナーでのみ形成された画像であり、テスト画像CKは、黒のトナーでのみ形成された画像である。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a test chart that the
各テスト画像は、主走査方向に沿って、予め定められた第1濃度に基づいて形成された矩形の画像G1と、予め定められた第2濃度に基づいて形成された矩形の画像G2とを有する。本実施形態においては、第1濃度の濃度が第2濃度より高濃度となっている。また、各テスト画像は、複数のラインLEを有する。隣り合うラインLEの間の距離Dは、一個のチップCの露光により得られる画像の幅を表す。例えば、図5の主走査方向左端のラインLEと、図5の主走査方向左端のラインLEの隣にあるラインLEとの間の距離は、チップC1の露光により得られる画像の幅に対応している。 Each test image includes a rectangular image G1 formed based on a predetermined first density and a rectangular image G2 formed based on a predetermined second density along the main scanning direction. Have. In the present embodiment, the first concentration is higher than the second concentration. Each test image has a plurality of lines LE. A distance D between adjacent lines LE represents the width of an image obtained by exposure of one chip C. For example, the distance between the line LE at the left end in the main scanning direction in FIG. 5 and the line LE adjacent to the line LE at the left end in the main scanning direction in FIG. 5 corresponds to the width of the image obtained by the exposure of the chip C1. ing.
画像形成装置1のユーザーは、テストチャートが画像形成装置1から排出されると、排出されたテストチャートをスキャン部14にセットし、テストチャートの読み取りを指示する操作を操作部15において行う。制御部11は、この操作が行われると、スキャン部14を制御してテストチャートを読み取り、テストチャートの濃度をチップC単位で取得する(ステップSA2)。
When the test chart is discharged from the
具体的には、スキャン部14がテストチャートを読み取ると、読み取ったテストチャートを表す画像データが制御部11へ供給される。この画像データはビットマップ形式であり、各画素はRGBの表色系に基づいた濃度の情報を有する。制御部11へ供給された画像データは、記憶部17に記憶される。ここで、図6に示したように、点線で示した領域A1〜Anは、チップC1〜Cmの露光により得られる画像である。制御部11(濃度特定部111)は、画像データが供給されると、各テスト画像の濃度をチップC単位で算出する。例えば、制御部11は、テスト画像CYについて、チップC1に対応した領域A1のR(赤)の濃度の平均値、G(緑)の濃度の平均値及びB(青)の濃度の平均値を算出する。また、制御部11は、テスト画像CYの領域A2〜Amについても、RGBの色毎に濃度の平均値を算出する。また、制御部11は、テスト画像CM、テスト画像CC及びテスト画像CKについても、領域A1〜AmについてRGBの色毎に濃度の平均値を算出する。
Specifically, when the
次に制御部11(濃度特定部111)は、用紙に形成する画像の濃度むらを抑えるために用いるデータをRAMに展開する(ステップSA3)。図7は、ステップSA3の処理によりRAMに展開されたデータの一例を示した図である。具体的には、制御部11は、テスト画像CYの領域A1〜Amから得たRGBの各色の平均濃度のうち、領域A1〜AmのB(青)の平均濃度を平均濃度Y_B[1]〜[m]としてRAMに展開する。また、制御部11は、テスト画像CMの領域A1〜Amから得たRGBの各色の平均濃度のうち、領域A1〜AmのG(緑)の平均濃度を平均濃度M_G[1]〜[m]としてRAMに展開する。また、制御部11は、テスト画像CCの領域A1〜Amから得たRGBの各色の平均濃度のうち、領域A1〜AmのR(赤)の平均濃度を平均濃度C_R[1]〜[m]としてRAMに展開する。また、制御部11は、テスト画像CKの領域A1〜Amから得たRGBの各色の平均濃度のうち、領域A1〜AmのG(緑)の平均濃度を平均濃度K_G[1]〜[m]としてRAMに展開する。
Next, the control unit 11 (density specifying unit 111) develops data used for suppressing density unevenness of the image formed on the sheet in the RAM (step SA3). FIG. 7 is a diagram showing an example of data expanded in the RAM by the process of step SA3. Specifically, the
制御部11(濃度特定部111)は、ステップSA3の処理を終えると、RAMに展開した平均濃度の中に予め定められた範囲外の値があるか判断する(ステップSA4)。例えば、読み取ったテストチャート上にゴミが付着していた場合や、スキャン部14にゴミが付着していた場合、スキャン部14が生成した画像データにはゴミの画像が含まれる。このような場合、ゴミの画像がある部分については、他の部分とは濃度が大きくことなり、平均濃度が予め定められた範囲外となる。制御部11は、RAMに展開した平均濃度の中に予め定められた範囲外の値がある場合(ステップSA4でYES)、テストチャートのスキャン結果に異常があることを報知するエラー画面が操作部15のタッチパネルに表示されるように操作部15を制御する(ステップSA6)。
When the process of step SA3 is completed, the control unit 11 (density specifying unit 111) determines whether there is a value outside the predetermined range in the average density developed in the RAM (step SA4). For example, when dust adheres to the read test chart or when dust adheres to the
一方、制御部11(濃度特定部111)は、RAMに展開した平均濃度の中に予め定められた範囲外の値がない場合(ステップSA4でNO)、平均濃度の値をL*a*b*の表色系の値に変換する(ステップSA5)。ここで制御部11は、平均濃度Y_B[1]〜[m]の値をb*の値に変換し、得られたb*の値をY_b*[1]〜[m]として記憶する。また、制御部11は、平均濃度M_G[1]〜[m]の値をL*の値に変換し、得られたL*の値をM_L*[1]〜[m]として記憶する。また、制御部11は、平均濃度C_R[1]〜[m]の値をL*の値に変換し、得られたL*の値をC_L*[1]〜[m]として記憶する。また、制御部11は、平均濃度K_G[1]〜[m]の値をL*の値に変換し、得られたL*の値をK_L*[1]〜[m]として記憶する。平均濃度の値をL*a*b*の表色系の値に変換する方法としては、例えば、RGBの表色系の濃度値をL*a*b*の表色系の値に変換する変換テーブルを記憶部17に記憶させ、この変換テーブルを用いて値を変換する。
On the other hand, when there is no value outside the predetermined range in the average density developed in the RAM (NO in step SA4), the control unit 11 (density specifying unit 111) sets the average density value to L * a * b. The value is converted to a color system value of * (step SA5). Here, the
制御部11(補正量特定部112)は、ステップSA5の処理を終えると、偶数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する(ステップSA7)。具体的には、まず、チップC1〜Cmに係るY_b*[1]〜[m]、M_L*[1]〜[m]、C_L[1]〜[m]*及びK_L*[1]〜[m]の値を、補正前Y_b*[1]〜[m]、補正前M_L*[1]〜[m]、補正前C_L*[1]〜[m]及び補正前K_L*[1]〜[m]としてRAMにコピーする。次に制御部11は、以下の(1)〜(4)の式により、偶数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する。
Y_b*[i]=(Y_b*[i+1]−Y_b*[i−1])÷2+Y_b*[i−1]・・・(1)
M_L*[i]=(M_L*[i+1]−M_L*[i−1])÷2+M_L*[i−1]・・・(2)
C_L*[i]=(C_L*[i+1]−C_L*[i−1])÷2+C_L*[i−1]・・・(3)
K_L*[i]=(K_L*[i+1]−K_L*[i−1])÷2+K_L*[i−1]・・・(4)
When finishing the process of step SA5, the control unit 11 (correction amount specifying unit 112) corrects the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * related to the even chip (step SA7). Specifically, first, Y_b * [1] to [m], M_L * [1] to [m], C_L [1] to [m] *, and K_L * [1] to [m] related to the chips C1 to Cm. m], Y_b * [1] to [m] before correction, M_L * [1] to [m] before correction, C_L * [1] to [m] before correction, and K_L * [1] to before correction. Copy to RAM as [m]. Next, the
Y_b * [i] = (Y_b * [i + 1] −Y_b * [i−1]) ÷ 2 + Y_b * [i−1] (1)
M_L * [i] = (M_L * [i + 1] −M_L * [i−1]) ÷ 2 + M_L * [i−1] (2)
C_L * [i] = (C_L * [i + 1] −C_L * [i−1]) ÷ 2 + C_L * [i−1] (3)
K_L * [i] = (K_L * [i + 1] −K_L * [i−1]) ÷ 2 + K_L * [i−1] (4)
制御部11は、ステップSA7においては、iの初期値を2とし、iの値を2つずつ増やしていき、iの値がm−2を超えると、偶数チップに係る補正を終了する。図8は、ステップSA7における補正の動作を説明するための図である。例えば、チップC1に係るY_b*[1]及びチップC3に係るY_b*[3]に対してチップC2に係るY_b*[2]の値が図8の左側に示した関係にある場合、(1)の式によりチップC2に係るY_b*[2]の値を補正すると、図8の右側に示したように、チップC2のY_b*[2]は、チップC1のY_b*[1]とチップC3のY_b*[3]との平均値に補正される。
In step SA7, the
制御部11(補正量特定部112)は、ステップSA7の処理を終えると、奇数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する(ステップSA8)。具体的には、上記の(1)〜(4)の式において、iの初期値を3とし、iの値を2つずつ増やしていき、iの値がチップCの数のmを超えると、奇数チップに係る補正を終了する。
ステップSA7とステップSA8の処理を終えると、各チップCに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値は、主走査方向に隣り合うチップCに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値に対して、その差が小さくなるように補正された状態となる。
When finishing the process of step SA7, the control unit 11 (correction amount specifying unit 112) corrects the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * related to the odd-numbered chip (step SA8). Specifically, in the above formulas (1) to (4), when the initial value of i is set to 3, the value of i is incremented by two, and the value of i exceeds the number m of chips C. Then, the correction related to the odd-numbered chip is finished.
When the processes of step SA7 and step SA8 are completed, the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * for each chip C are Y_b *, M_L *, C_L * and the chip C adjacent to each other in the main scanning direction. The state is corrected so that the difference is small with respect to the value of K_L *.
次に制御部11は、領域A1〜領域Amの端部の濃度に基づいて、各チップCに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する(ステップSA9)。図9は、制御部11がステップSA9で行う処理の流れを示したフローチャートである。まず制御部11(濃度特定部111)は、ステップSA2で記憶部17に記憶したテストチャートの画像データを解析し、画像CY,画像CM、画像CC及び画像CK毎に、領域A1〜Amのそれぞれについて両端のR(赤)、G(緑)、B(青)の濃度を特定する(ステップSB1)。次に制御部11は、画像CY、画像CM、画像CC及び画像CKの中から補正に使用する画像を選択し(ステップSB2)、繰り返しの処理のカウンターとなる変数のiの値を初期化して1とする(ステップSB3)。
Next, the
制御部11は、ステップSB3の後、選択した画像の領域Aiの端の濃度と、領域Aiに隣り合う領域Ai+1の領域の領域Ai側の端の濃度との差が予め定められた閾値以上であるか判断する(ステップSB4)。この閾値は、例えば濃度の差が人間の目で目視可能な値である。制御部11は、ステップSB4でNOと判断した場合、i=m−1であるか、即ちiの値がチップCの個数−1であるか判断する(ステップSB6)。制御部11は、iの値がm−1ではない場合(ステップSB6でNO)、iの値をインクリメントし(ステップSB7)、処理の流れをステップSB4へ戻す。
After step SB3, the
一方、制御部11は、ステップSB4でYESと判断した場合、ステップSA7及びステップSA8で補正された濃度の平均値を、領域Aiの領域Ai+1側の端の濃度と領域Aiに隣り合う領域Ai+1の領域の領域Ai側の端の濃度との差に基づいて補正する(ステップSB5)。
On the other hand, when the
例えば、制御部11は、ステップSB2で選択した画像が画像CYであり、i=2であって、画像CYの領域A2の領域A3側の端の濃度と、画像CYの領域A3の領域A2側の端の濃度の差が閾値以上である場合、ステップSB4でYESと判断する。そして、制御部11は、画像CYの領域A2の領域A3側の端の青の濃度(第1濃度)と、画像CYの領域A3の領域A2側の端の青の濃度(第2濃度)をb*の値に変換し、第1濃度と第2濃度の差を算出する。制御部11は、第1濃度に対して第2の濃度が−aである場合、Y_b*[3]に対して算出した差の絶対値を加算し、第1濃度に対して第2の濃度が+aである場合、Y_b*[3]に対して算出した差を減算する。
For example, the
また、制御部11は、例えば、ステップSB2で選択した画像が画像CMであり、i=2であって、画像CMの領域A2の領域A3側の端の濃度と、画像CMの領域A3の領域A2側の端の濃度の差が閾値以上である場合、ステップSB4でYESと判断する。そして、制御部11は、画像CMの領域A2の領域A3側の端の緑の濃度(第1濃度)と、画像CMの領域A3の領域A2側の端の緑の濃度(第2濃度)をL*の値に変換し、第1濃度と第2濃度の差を算出する。制御部11は、第1濃度に対して第2の濃度が−bである場合、M_L*[3]に対して算出した差の絶対値を加算し、第1濃度に対して第2の濃度が+bである場合、M_L*[3]に対して算出した差を減算する。
For example, the
また、制御部11は、例えば、ステップSB2で選択した画像が画像CCであり、i=2であって、画像CCの領域A2の領域A3側の端の濃度と、画像CCの領域A3の領域A2側の端の濃度の差が閾値以上である場合、ステップSB4でYESと判断する。そして、制御部11は、画像CCの領域A2の領域A3側の端の赤の濃度(第1濃度)と、画像CCの領域A3の領域A2側の端の赤の濃度(第2濃度)をL*の値に変換し、第1濃度と第2濃度の差を算出する。制御部11は、第1濃度に対して第2の濃度が−cである場合、C_L*[3]に対して算出した差の絶対値を加算し、第1濃度に対して第2の濃度が+cである場合、C_L*[3]に対して算出した差を減算する。
For example, the
また、制御部11は、例えば、ステップSB2で選択した画像が画像CKであり、i=2であって、画像CKの領域A2の領域A3側の端の濃度と、画像CKの領域A3の領域A2側の端の濃度の差が閾値以上である場合、ステップSB4でYESと判断する。そして、制御部11は、画像CKの領域A2の領域A3側の端の緑の濃度(第1濃度)と、画像CKの領域A3の領域A2側の端の緑の濃度(第2濃度)をL*の値に変換し、第1濃度と第2濃度の差を算出する。制御部11は、第1濃度に対して第2の濃度が−dである場合、K_L*[3]に対して算出した差の絶対値を加算し、第1濃度に対して第2の濃度が+dである場合、K_L*[3]に対して算出した差を減算する。
In addition, for example, the
制御部11は、ステップSB5の処理を終えると、i=m−1であるか判断する(ステップSB6)。制御部11は、iの値がm−1ではない場合(ステップSB6でNO)、iの値をインクリメントし(ステップSB7)、処理の流れをステップSB4へ戻す。制御部11は、iの値がm−1である場合(ステップSB6でYES)、画像CY、画像CM、画像CC及び画像CKの全てを選択し終えたか判断する(ステップSB8)。制御部11は、ステップSB8でNOと判断した場合、処理の流れをステップSB2に戻し、補正に使用されていない画像を選択する。制御部11は、画像CY、画像CM、画像CC及び画像CKの全てを選択し終えた場合(ステップB8でYES)、図9の処理を終了して処理の流れをステップSA10へ移す。
When the process of step SB5 is completed, the
制御部11(補正量特定部112)は、ステップSA9の処理を終えると、ステップSA9で補正後のY_b*[1]〜[m]、M_L*[1]〜[m]、C_L*[1]〜[m]及びK_L*[1]〜[m]の値と、補正前Y_b*[1]〜[m]、補正前M_L*[1]〜[m]、補正前C_L*[1]〜[m]及び補正前K_L*[1]〜[m]の値との差分を算出する(ステップSA10)。具体的には、制御部11は、補正後のY_b*[1]〜[m]と補正前Y_b*[1]〜[m]との差分を求め、求めた差分をΔY_b*[1]〜[m]としてRAMに記憶させる。また、制御部11は、補正後のM_L*[1]〜[m]と補正前M_L*[1]〜[m]との差分を求め、求めた差分をΔM_L*[1]〜[m]としてRAMに記憶させる。また、制御部11は、補正後のC_L*[1]〜[m]と補正前C_L*[1]〜[m]との差分を求め、求めた差分をΔC_L*[1]〜[m]としてRAMに記憶させる。また、制御部11は、補正後のK_L*[1]〜[m]と補正前K_L*[1]〜[m]との差分を求め、求めた差分をΔK_L*[1]〜[m]としてRAMに記憶させる。例えば、制御部11は、補正後のY_b*[1]と補正前Y_b*[1]との差分を、ΔY_b*[1]としてRAMに記憶させる。
When finishing the process of step SA9, the control unit 11 (correction amount specifying unit 112) corrects Y_b * [1] to [m], M_L * [1] to [m], and C_L * [1 after step SA9. ] To [m] and K_L * [1] to [m], Y_b * [1] to [m] before correction, M_L * [1] to [m] before correction, C_L * [1] before correction The difference between ~ [m] and the values of K_L * [1] to [m] before correction is calculated (step SA10). Specifically, the
制御部11(補正量特定部112)は、ステップSA10の処理を終えると、露光装置33のチップC1〜Cmが出力する光の光量の補正量を算出する(ステップSA11)。
具体的には、露光装置33YのチップC1〜Cmが出力する光の光量の補正量を表すY_Δ光量[1]〜[m]を、(5)の式を用いて算出する。
Y_Δ光量[i]=(ΔY_b*[i]÷Y_光量感度)×(Y_光量ゲイン÷100)・・・(5)
制御部11は、iの初期値を1とし、iの値を一つずつ増やしていき、iの値がmを超えると、Y_Δ光量[i]の算出を終了する。
When the control unit 11 (correction amount specifying unit 112) finishes the process of step SA10, the control unit 11 (correction amount specifying unit 112) calculates the correction amount of the light amount output from the chips C1 to Cm of the exposure apparatus 33 (step SA11).
Specifically, Y_Δ light amounts [1] to [m] representing the correction amounts of the light amounts output from the chips C1 to Cm of the exposure apparatus 33Y are calculated using the equation (5).
Y_Δ light quantity [i] = (ΔY_b * [i] ÷ Y_light quantity sensitivity) × (Y_light quantity gain ÷ 100) (5)
The
ここで、Y_光量ゲインは、露光装置33Yに対して予め定められた係数であり、記憶部17に記憶されている。また、Y_光量感度は、感光体ドラム31Yの光感度に応じた係数であり、記憶部17に記憶されている。Y_光量感度は、光量を予め定められた分(例えば出力可能な光量の1%)だけ変化させるとイエローのb*の値がどれだけ変化するかを表す。なお、感光体ドラム31の光感度は、感光体ドラム31の膜厚に応じて異なる。このため、本実施形態においては、図10に示したように、感光体ドラム31Yの膜厚に応じたY_光量感度を格納したテーブルが記憶部17に記憶されており、制御部11は、感光体ドラム31Yの膜厚に応じたY_光量感度をテーブルから取得してY_Δ光量[i]の算出を行う。
換言すると、制御部11は、感光体ドラム31Yの膜厚(画像形成プロセスの状態)に対応して、Y_Δ光量[i]の特定方法として複数の方法を備えており、膜厚の状態に対応した方法を選択し、選択した方法でY_Δ光量[i]の特定を行う。
Here, the Y_light quantity gain is a coefficient predetermined for the exposure apparatus 33Y and is stored in the storage unit 17. The Y_light quantity sensitivity is a coefficient corresponding to the photosensitivity of the
In other words, the
また、制御部11は、露光装置33MのチップC1〜Cmが出力する光の光量の補正量を表すM_Δ光量[1]〜[m]を、(6)の式を用いて算出する。
M_Δ光量[i]=(ΔM_L*[i]÷M_光量感度)×(M_光量ゲイン÷100)・・・(6)
制御部11は、iの初期値を1とし、iの値を一つずつ増やしていき、iの値がmを超えると、M_Δ光量[i]の算出を終了する。
Further, the
M_Δlight quantity [i] = (ΔM_L * [i] ÷ M_light quantity sensitivity) × (M_light quantity gain ÷ 100) (6)
The
ここで、M_光量ゲインは、露光装置33Mに対して予め定められた係数であり、記憶部17に記憶されている。また、M_光量感度は、感光体ドラム31Mの光感度に応じた係数であり、記憶部17に記憶されている。M_光量感度は、光量を予め定められた分(例えば出力可能な光量の1%)だけ変化させるとマゼンタのL*の値がどれだけ変化するかを表す。図10に示したように、M_光量感度も、Y_光量感度と同様に感光体ドラム31Mの膜厚に応じた値がテーブルに格納されており、制御部11は、感光体ドラム31Mの膜厚に応じたM_光量感度をテーブルから取得してM_Δ光量[i]の算出を行う。
換言すると、制御部11は、感光体ドラム31Mの膜厚(画像形成プロセスの状態)に対応して、M_Δ光量[i]の特定方法として複数の方法を備えており、膜厚の状態に対応した方法を選択し、選択した方法でM_Δ光量[i]の特定を行う。
Here, the M_light quantity gain is a coefficient predetermined for the exposure apparatus 33M, and is stored in the storage unit 17. The M_light quantity sensitivity is a coefficient corresponding to the photosensitivity of the
In other words, the
また、制御部11は、露光装置33CのチップC1〜Cmが出力する光の光量の補正量を表すC_Δ光量[1]〜[m]を、(7)の式を用いて算出する。
C_Δ光量[i]=(ΔC_L*[i]÷C_光量感度)×(C_光量ゲイン÷100)・・・(7)
制御部11は、iの初期値を1とし、iの値を一つずつ増やしていき、iの値がmを超えると、C_Δ光量[i]の算出を終了する。
Further, the
C_Δ light quantity [i] = (ΔC_L * [i] ÷ C_light quantity sensitivity) × (C_light quantity gain ÷ 100) (7)
The
ここで、C_光量ゲインは、露光装置33Cに対して予め定められた係数であり、記憶部17に記憶されている。また、C_光量感度は、感光体ドラム31Cの光感度に応じた係数であり、記憶部17に記憶されている。C_光量感度は、光量を予め定められた分(例えば1%)だけ変化させるとシアンのL*の値がどれだけ変化するかを表す。図10に示したように、C_光量感度も、Y_光量感度と同様に感光体ドラム31Cの膜厚に応じた値がテーブルに格納されており、制御部11は、感光体ドラム31Cの膜厚に応じたC_光量感度をテーブルから取得してC_Δ光量[i]の算出を行う。
換言すると、制御部11は、感光体ドラム31Cの膜厚(画像形成プロセスの状態)に対応して、C_Δ光量[i]の特定方法として複数の方法を備えており、膜厚の状態に対応した方法を選択し、選択した方法でC_Δ光量[i]の特定を行う。
Here, the C_light quantity gain is a coefficient predetermined for the
In other words, the
また、制御部11は、露光装置33KのチップC1〜Cmが出力する光の光量の補正量を表すK_Δ光量[1]〜[m]を、(8)の式を用いて算出する。
K_Δ光量[i]=(ΔK_L*[i]÷K_光量感度)×(K_光量ゲイン÷100)・・・(8)
制御部11は、iの初期値を1とし、iの値を一つずつ増やしていき、iの値がmを超えると、K_Δ光量[i]の算出を終了する。
Further, the
K_Δlight quantity [i] = (ΔK_L * [i] ÷ K_light quantity sensitivity) × (K_light quantity gain ÷ 100) (8)
The
ここで、K_光量ゲインは、露光装置33Kに対して予め定められた係数であり、記憶部17に記憶されている。また、K_光量感度は、感光体ドラム31Kの光感度に応じた係数であり、記憶部17に記憶されている。K_光量感度は、光量を予め定められた分(例えば出力可能な光量の1%)だけ変化させると黒のL*の値がどれだけ変化するかを表す。図10に示したように、K_光量感度も、Y_光量感度と同様に感光体ドラム31Kの膜厚に応じた値がテーブルに格納されており、制御部11は、感光体ドラム31Kの膜厚に応じたK_光量感度をテーブルから取得してK_Δ光量[i]の算出を行う。
換言すると、制御部11は、感光体ドラム31Kの膜厚(画像形成プロセスの状態)に対応して、K_Δ光量[i]の特定方法として複数の方法を備えており、膜厚の状態に対応した方法を選択し、選択した方法でK_Δ光量[i]の特定を行う。
Here, the K_light quantity gain is a coefficient predetermined for the
In other words, the
制御部11(補正部113)は、ステップSA11の処理を終えると、チップC1〜Cmの光量をステップSA11で算出した補正量の分だけ変化させるために駆動回路330へ供給するデータを取得する(ステップSA12)。
具体的には、記憶部17には、光量の補正量と、当該補正量の分だけ光量を変化させるために駆動回路330へ供給するデータとを対応付けたテーブルを記憶している。制御部11は、算出したY_Δ光量[1]〜[m]毎に、当該テーブルから対応するデータを取得して補正データYdata[1]〜[m]とする。また、制御部11は、算出したM_Δ光量[1]〜[m]毎に、当該テーブルから対応するデータを取得して補正データMdata[1]〜[m]とする。また、制御部11は、算出したC_Δ光量[1]〜[m]毎に、当該テーブルから対応するデータを取得して補正データCdata[1]〜[m]とする。また、制御部11は、算出したK_Δ光量[1]〜[m]毎に、当該テーブルから対応するデータを取得して、補正データKdata[1]〜[m]とする。即ち、制御部11は、露光装置33Y、露光装置33M、露光装置33C、露光装置33KのチップC1〜Cmのそれぞれに対して、光量を補正するための補正データを取得する。
When the control unit 11 (correction unit 113) finishes the process of step SA11, the control unit 11 (correction unit 113) acquires data to be supplied to the drive circuit 330 in order to change the light amount of the chips C1 to Cm by the correction amount calculated in step SA11 ( Step SA12).
Specifically, the storage unit 17 stores a table in which a correction amount of light amount is associated with data supplied to the drive circuit 330 in order to change the light amount by the correction amount. The
制御部11(補正部113)は、ステップSA12の処理を終えると、ステップSA11で取得した補正データを露光装置33の駆動回路330へ供給する(ステップSA13)。具体的には、制御部11は、補正データYdata[1]〜[m]を駆動回路330Yへ供給し、補正データMdata[1]〜[m]を駆動回路330Mへ供給する。また、制御部11は、補正データCdata[1]〜[m]を駆動回路330Cへ供給し、補正データKdata[1]〜[m]を駆動回路330Kへ供給する。各駆動回路330は、供給された補正データに応じてチップC1〜Cmを駆動し、チップC1〜Cmが出力する光の光量を制御する。例えば、駆動回路330Yは、補正データYdata[2]に基づいてチップC2を制御する。これにより、チップC2の光量は、Y_Δ光量[2]の分だけ変化する。
When the process of step SA12 is completed, the control unit 11 (correction unit 113) supplies the correction data acquired in step SA11 to the drive circuit 330 of the exposure apparatus 33 (step SA13). Specifically, the
本実施形態によれば、図10の処理により、隣り合うチップ同士において、一方のチップCにおいて他方のチップ側の端にあるLEDの光量と、他方のチップにおいて一方のチップ側の端にあるLEDの光量との差を縮めるように光量の補正が行われるため、濃度むらの発生を抑えられる。 According to the present embodiment, by the processing of FIG. 10, between adjacent chips, the light quantity of the LED at the other chip side end in one chip C and the LED at the one chip side end in the other chip Since the light amount is corrected so as to reduce the difference from the light amount, the occurrence of uneven density can be suppressed.
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
[Modification]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to embodiment mentioned above, It can implement with another various form. For example, the present invention may be implemented by modifying the above-described embodiment as follows. In addition, you may combine each of embodiment mentioned above and the following modifications.
上述した実施形態においては、ステップSA8の後、領域A1〜領域Amの端部の濃度に基づいて、各チップCに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正しているが、ステップSA9の処理を行うタイミングは、実施形態のタイミングに限定されるものではない。例えば、変形例においては、図4の処理において、ステップSA8の後、ステップSA9の処理を行わずにステップSA10〜ステップSA13の処理を行う。次に制御部11は、図11に示した処理を行う。なお、図11のステップSC1〜ステップSC6の処理は、上述したステップSA1〜ステップSA6の処理と同じであるため、その説明を省略する。
In the embodiment described above, after step SA8, the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * related to each chip C are corrected based on the densities of the end portions of the areas A1 to Am. The timing for performing the process of step SA9 is not limited to the timing of the embodiment. For example, in the modified example, in the process of FIG. 4, after step SA8, the process of step SA10 to step SA13 is performed without performing the process of step SA9. Next, the
次に制御部11は、ステップSC5で記憶したチップC1〜Cmに係るY_b*[1]〜[m]、M_L*[1]〜[m]、C_L[1]〜[m]*及びK_L*[1]〜[m]の値を、補正前Y_b*[1]〜[m]、補正前M_L*[1]〜[m]、補正前C_L*[1]〜[m]及び補正前K_L*[1]〜[m]としてRAMにコピーする(ステップSC7)。
Next, the
次に制御部11は、領域A1〜領域Amの端部の濃度に基づいて、各チップCに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する(ステップSC8)。ステップSC8の処理はステップSA9の処理と同じであり、ここで制御部11は、図10に示した処理を実行する。制御部11は、ステップSC8の処理を終えると、ステップSC9〜ステップSC12の処理を行う。なお、ステップSC9〜ステップSC12の処理は、上述したステップSA10〜ステップSA13の処理と同じであるため、その説明を省略する。
本変形例においても、上述した実施形態と同様に、一方のチップCにおいて他方のチップ側の端にあるLEDの光量と、他方のチップにおいて一方のチップ側の端にあるLEDの光量との差を縮めるように光量の補正が行われるため、濃度むらの発生を抑えられる。
Next, the
Also in this modification, as in the above-described embodiment, the difference between the light amount of the LED at the other chip side end in one chip C and the light amount of the LED at the one chip side end in the other chip. Since the amount of light is corrected so as to reduce the density, the occurrence of uneven density can be suppressed.
図9の処理においては、制御部11は、ステップSB7の後、処理の流れをステップSB4へ戻しているが、ステップSB4に戻すのではなくステップSB5へ戻すようにしてもよい。
In the process of FIG. 9, the
上述した実施形態においては、偶数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値の補正を行った後、奇数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値の補正を行っているが、奇数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値の補正を行った後、偶数チップに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値の補正を行う構成としてもよい。 In the above-described embodiment, after correcting Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * values for even chips, correction of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * values for odd chips is performed. However, after correcting the Y_b *, M_L *, C_L * and K_L * values related to the odd-numbered chips, the Y_b *, M_L *, C_L * and K_L * values related to the even-numbered chips are corrected. It is good also as a structure to perform.
上述した実施形態においては、ステップSA7及びステップSA8でチップCに係るY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する際に、隣接するチップCのY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値に基づいて値を補正しているが、補正するチップとして着目したチップから予め定められた範囲内にあるチップCのY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値に基づいて値を補正してもよく、例えば、以下の(9)〜(12)の式により、Y_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正してもよい。
Y_b*[i]=(Y_b*[i+2]−Y_b*[i−2])÷2+Y_b*[i−2]・・・(9)
M_L*[i]=(M_L*[i+2]−M_L*[i−2])÷2+M_L*[i−2]・・・(10)
C_L*[i]=(C_L*[i+2]−C_L*[i−2])÷2+C_L*[i−2]・・・(11)
K_L*[i]=(K_L*[i+2]−K_L*[i−2])÷2+K_L*[i−2]・・・(12)
In the embodiment described above, when correcting the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * related to the chip C in step SA7 and step SA8, the Y_b *, M_L *, C_L *, and the adjacent chip C are corrected. The value is corrected based on the value of K_L *, but based on the values of Y_b *, M_L *, C_L * and K_L * of the chip C within a predetermined range from the chip of interest as a chip to be corrected. For example, the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * may be corrected by the following equations (9) to (12).
Y_b * [i] = (Y_b * [i + 2] −Y_b * [i−2]) ÷ 2 + Y_b * [i−2] (9)
M_L * [i] = (M_L * [i + 2] −M_L * [i−2]) ÷ 2 + M_L * [i−2] (10)
C_L * [i] = (C_L * [i + 2] −C_L * [i−2]) ÷ 2 + C_L * [i−2] (11)
K_L * [i] = (K_L * [i + 2] −K_L * [i−2]) ÷ 2 + K_L * [i−2] (12)
上述した実施形態においては、(1)〜(4)の式によって線形近似により、Y_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正しているが、Y_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正する方法は線形近似に限定されるものではない。例えば、多項式近似によってY_b*、M_L*、C_L*及びK_L*の値を補正してもよい。 In the above-described embodiment, the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * are corrected by linear approximation using the equations (1) to (4), but Y_b *, M_L *, C_L *, and The method for correcting the value of K_L * is not limited to linear approximation. For example, the values of Y_b *, M_L *, C_L *, and K_L * may be corrected by polynomial approximation.
上述した実施形態では、画像形成装置1は、乾式トナーを用いる構成であるが、液体トナーを用いる構成、即ち、液体現像を行う構成であってもよい。また、上述した実施形態においては、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成する装置であるが、電子写真方式に限定されるものではない。例えば、複数のプリントヘッドを備えたシングルパス方式のインクジェットプリンタにおいて、テストチャートの読み取りの結果に応じて、主走査方向に奇数番目のプリントヘッドが形成する画像の濃度の補正量と、偶数番目のプリントヘッドが形成する画像の濃度の補正量とを求め、求めた補正量に応じて、プリントヘッドの駆動を制御するようにしてもよい。
In the above-described embodiment, the
上述した実施形態においては、ステップSA10において、Y_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度を感光体ドラム31の膜厚に応じた値としているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、膜厚に応じてY_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を変えるのではなく、予め定められた固定値を使用する構成としてもよい。
また、本発明においては、基準となる光量(基準光量)を複数設定し、画像形成部13の状態(例えば、画像形成部13内の温度)に応じて基準となる光量を選択し、選択した光量を中心にして光量の補正を行う構成としてもよい。この場合、選択した光量に応じて、Y_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を変える構成としてもよい。
また、感光体ドラム31の明電位や暗電位、現像器34のバイアス電圧に応じて、Y_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を変える構成としてもよい。
また、現像器34内にあるトナーの状態(現像器34内にトナーが何%入っているか)に応じて、Y_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を変える構成としてもよい。
In the above-described embodiment, in step SA10, the Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity are set in accordance with the film thickness of the
For example, instead of changing the values of Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity according to the film thickness, a predetermined fixed value may be used.
In the present invention, a plurality of reference light amounts (reference light amounts) are set, and the reference light amount is selected and selected according to the state of the image forming unit 13 (for example, the temperature in the image forming unit 13). A configuration in which the light amount is corrected around the light amount may be employed. In this case, the values of Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity may be changed according to the selected light quantity.
Alternatively, the Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity values may be changed according to the light potential or dark potential of the
Further, the Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity values are changed in accordance with the state of toner in the developing unit 34 (how much toner is contained in the developing unit 34). Also good.
上述した実施形態においては、テーブルを用いてY_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を取得しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、感光体ドラム31の膜厚に応じてY_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を変える構成においては、予め定められた初期値に対して膜厚に応じた係数を乗じることにより、Y_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を取得する構成としてもよい。
また、本発明においては、チップC1〜Cmが出力する光の基準光量、感光体ドラム31の明電位や暗電位、現像器34のバイアス電圧、現像器34内にあるトナーの割合などの画像形成部13の状態に応じて、Y_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を求める数式を設定し、パラメータに応じた数式を選択してY_光量感度、M_光量感度、C_光量感度及びK_光量感度の値を取得するようにしてもよい。
In the above-described embodiment, values of Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity are acquired using a table, but the present invention is not limited to this configuration. For example, in the configuration in which the values of Y_light quantity sensitivity, M_light quantity sensitivity, C_light quantity sensitivity, and K_light quantity sensitivity are changed according to the film thickness of the
Further, in the present invention, image formation such as the reference light quantity of light output from the chips C1 to Cm, the light and dark potentials of the
1…画像形成装置、11…制御部、12…画像処理部、13…画像形成部、14…スキャン部、15…操作部、16…通信部、17…記憶部、21K、21C、21M、21Y…画像形成エンジン、31…感光体ドラム、33…露光装置、111…濃度特定部、112…補正量特定部、113…補正部、330…駆動回路、C1〜Cm…チップ、CY、CM、CC、CK…テスト画像、L1〜Ln…発光素子
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記記録媒体に形成された画像を定着させる定着部と、
前記定着部によって前記記録媒体に定着した画像を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部が読み取った画像において、複数の前記チップ毎に前記チップに対応した領域の前記主走査方向の端部の濃度を特定する濃度特定部と、
前記チップを順次選択し、選択した第1チップに主走査方向に隣り合う第2チップが発する光の光量の補正量を、前記濃度特定部が特定した濃度であって前記第1チップに対応した領域の端部の濃度と、前記濃度特定部が特定した濃度であって前記第2チップに対応した領域の端部の濃度との差により特定する補正量特定部と、
前記チップが発する光の光量を前記補正量特定部が特定した補正量に応じて補正する補正部と
を備える画像形成装置。 A plurality of chips having a plurality of light emitting elements are arranged in the main scanning direction, the image holding member is exposed by the light emitting elements, and the electrostatic latent image formed on the image holding member by the exposure is developed to form an image on a recording medium. An image forming unit for forming
A fixing unit for fixing an image formed on the recording medium;
A reading unit for reading an image fixed on the recording medium by the fixing unit;
In the image read by the reading unit, a density specifying unit that specifies the density of the end in the main scanning direction of the region corresponding to the chip for each of the plurality of chips;
The chips are sequentially selected, and the correction amount of the amount of light emitted from the second chip adjacent to the selected first chip in the main scanning direction is the density specified by the density specifying unit and corresponds to the first chip. A correction amount specifying unit that is specified by the difference between the density at the end of the region and the density at the end of the region corresponding to the second chip, the density specified by the density specifying unit;
An image forming apparatus comprising: a correction unit that corrects the amount of light emitted from the chip according to the correction amount specified by the correction amount specifying unit.
請求項1に記載の画像形成装置。 When the difference between the density of the edge of the area corresponding to the first chip and the density of the edge of the area corresponding to the second chip is equal to or greater than a predetermined threshold, The image forming apparatus according to claim 1, wherein a correction amount is specified.
請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 The image forming apparatus according to claim 1, wherein the correction amount specifying unit sequentially specifies the correction amounts for all unselected chips when the correction amount is specified for one of the chips.
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