JP2017538351A - 電子デバイス起動のためのシステム、デバイス、および方法 - Google Patents

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Abstract

装置は、ハウジング内に、電源とソリッドステート回路とを含む。回路は、同回路が最初は、電流がソリッドステート回路を通って流れることが回避される非アクティブ状態であって、前記装置のオフモードに対応する非アクティブ状態となるように、電源に接続されている。回路はさらに、電流がソリッドステート回路を通って流れることを許容し、それにより前記装置をオンモードに切り替えるアクティブ状態を含み、アクティブ状態は瞬間電圧によってトリガされ、かつ瞬間電圧が取り除かれた後においてもアクティブのままである。

Description

本発明は、例えば近距離無線通信(NFC)対応デバイスなどの起動デバイスと近接状態に配置することによる回路の起動に関する。
例えばポイントオブケア医療デバイスなどの電子デバイスが小型化および薄型化されるにつれて、電子デバイスに電力を供給するための物理的スイッチは、多くの場合、非実用的である、および/または他の点で望ましくないものとなる。いくつかの解決策が提示されているが、現在の解決策のいずれも十分に良好には機能していない。
例えば、1つの解決策は、電子デバイスを常時待機させることである。この解決策に関連する問題は、ストレージの寿命が制限され、したがって、必要なときに電子デバイスが動作しなくなる可能性があるということである。
別の解決法は、より大きなおよび/または充電可能なバッテリを含むことであった。この解決策に関連する問題は、電子デバイスのコスト、サイズおよび複雑さが増大することである。従って、より嵩高いデバイスの動作に電力を供給するのに必要な電源のサイズのために、既存の医療デバイスは嵩高くなることがある。これは、そのようなより嵩高いデバイスの適用性を制限する可能性がある。バッテリ(または他のエネルギー供給構成要素)のサイズは、多くの既存のデバイスに嵩高さを追加するのみならず、例えば医療デバイスなどのデバイスの構成要素の可能な配置を制限することにもなる。大型電源のコストの結果として、例えば医療デバイスのような既存のデバイスは、製造するのにより費用のかかる可能性が高い。そのような医療デバイスの寸法および/またはコストを低減することは困難であり得る。さらに、より大きなバッテリを備えたそのようなデバイスは、それらのバッテリが消耗されるまで、依然として限られた貯蔵寿命を有する。
さらに別の解決策は、電源ボタンのような物理的スイッチを含むことである。しかしながら、物理的スイッチは、電子デバイスのフォームファクタを損なう可能性があり、動作させるのが困難である可能性がある。
従って、上記およびその他の問題を解決する電子デバイスの開発が絶えず求められている。
いくつかの実施形態によれば、装置は、ハウジング内に配置された電源とソリッドステート回路とを含む。この回路は電源に接続されており、それにより、回路は、最初は、電流がソリッドステート回路を通って流れることを回避された非アクティブ状態にあり、この非アクティブ状態は装置のオフモードに対応する。回路は、ソリッドステート回路を通って電流を流すことができるアクティブ状態をさらに含み、それにより、装置をオンモードに切り替えることができ、このアクティブ状態は瞬間電圧によってトリガされ、瞬間電圧が除去された後もアクティブな状態のままになる。
いくつかの実施形態によれば、例えばポイントオブケアデバイスなどの電子デバイスは(例えば、電源ボタンの形態の)物理的な電源スイッチを欠いており、その代わりに電気回路の形態である電源スイッチを有している。ポイントオブケアデバイスは最初はオフ状態にて非アクティブであり、その状態においては、バッテリからの電力が電気回路を完全に流れることはない。近距離無線通信(near−field communication)(NFC)技術に基づいて、ハンドヘルド式デバイスがポイントオブケアデバイスの近くに配置され、電気回路を起動させる(activate)瞬間電圧を生成する。同時に、ハンドヘルド式デバイスは、ポイントオブケアデバイスの固有識別子(ID)を読み取る。
本発明の概念のいくつかの実施形態によれば、例えば医療ケア用の装置などの電子装置は、ハウジング内に配置された電源とソリッドステート回路とを含む。回路は電源(electrical power source)に接続されており、この回路は、最初は、電流がソリッドステート回路を通って流れることを回避された非アクティブ状態にあり、この非アクティブ状態は装置のオフモードに対応する。回路は、ソリッドステート回路を通って電流を流すことができるアクティブ状態をさらに含み、それにより、装置をオンモードに切り替えることができ、このアクティブ状態は瞬間電圧によってトリガされ、瞬間電圧が除去された後もアクティブな状態のままになる。
本発明の概念の別の態様では、方法は、例えば電子医療デバイスなどの電子デバイスであって最初は非アクティブ状態にある電子デバイスを起動することに関する。瞬間電圧の受承に応答して、デバイスの電源(power source)が起動されてデバイスがアクティブ状態に置かれ、電源は瞬間電圧の除去とは無関係にアクティブな状態のままである。電源を起動することに応答して、起動確認信号(activation confirmation signal)および/または固有識別子(ID)データ信号がデバイスによって自動的に出力される。
本発明の概念のさらに別の態様では、医療システムは、ハウジング内に封入されたバッテリと回路とを有するポイントオブケア医療デバイスを含み、医療デバイスは、最初は非アクティブなオフの状態であり、その状態ではバッテリからの電力が回路を流れることが回避される。システムは、医療デバイスとの近接状態にて(in close proximity with)通信信号を出力する近距離無線通信(NFC)デバイスをさらに含み、通信は、NFC起動デバイスとは独立した医療デバイスのアクティブなオン状態を開始し、その状態ではバッテリからの電力が回路を通って流れることが許容される。
本発明の更なるの態様は、図面を参照してなされる様々な実施形態の詳細な説明を考慮して当業者には明らかであり、図面の簡単な説明は以下に提供される。
本発明は、添付の図面を参照しながら、例示的な実施形態の以下の説明からよりよく理解されるであろう。
電子デバイスを示す斜視図である。 電子デバイス上の回路のブロック図である。 図1のデバイスのソリッドステートスイッチ回路の一実施形態を示す図である。 図1のデバイスのソリッドステートスイッチ回路の別の実施形態を示す図である。 NFCパワーハーベスティング(power−harvesting)回路のブロック図である。 NFC起動デバイスなどの起動デバイス上の例示的な構成要素のブロック図である。 A〜Dは、電子デバイスの起動プロセスを示す斜視図である。 A〜Eは、電子デバイスおよび起動デバイスが互いに対して近接状態であり、起動デバイスと電子デバイスのパワーハーベスティング回路との間で交換されたデータが所定の条件を満たす場合の電子デバイスの選択的起動のプロセスを示す斜視図である。 医療デバイスによる患者の状態の測定を示す斜視図である。 電子デバイスの起動および動作を示すフローチャートである。 電子デバイスの起動プロセスの別の例を示すフローチャートである。 リードスイッチを使用するパワーハーベスティング回路およびスイッチ回路の他の例を示す。 リードスイッチを使用するパワーハーベスティング回路およびスイッチ回路の他の例を示す。 太陽電池パワーハーベスティング回路を示す図である。 いくつかの実施形態による電子デバイス上の回路のブロック図である。 光電子回路を使用するパワーハーベスティング回路およびスイッチ回路の他の例を示す。 光電子回路を使用するパワーハーベスティング回路およびスイッチ回路の他の例を示す。
本発明は、特定の例示的な実施形態に関連して説明されるが、本発明はこれらの特定の実施形態に限定されないことが理解される。それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の精神および範囲内に含まれ得るすべての代替物、修正物、および均等物を網羅することが意図される。
次に図面を検討し、最初に図1を参照すると、電子デバイス100は、ハウジング102、回路104、バッテリ106などの電源、および任意選択の電力インジケータ108を含む。いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、ポイントオブケア(point−of−care)医療デバイスである。いくつかの実施形態によれば、回路104はソリッドステート回路である。いくつかの実施形態によれば、回路104およびバッテリ106は、ハウジング102内に封入されている。いくつかの実施形態によれば、回路104および/またはバッテリ106は、ハウジング102内に部分的に封入されていてもよく、またはハウジング102に取り付けられているか、若しくはハウジング102に連結されていてもよい。バッテリ106は電気接続部110を介して回路104と電気的に接続されている。デバイス100には、物理的な電源スイッチまたはボタンがない。いくつかの実施形態によれば、デバイス100の電力は、以下でより詳細に説明するように、同デバイス100が例えば近距離無線通信(NFC)デバイスのような起動デバイスと近接状態にあることに応答して自動的にオンにされる。デバイス100は、同デバイス100がオフのときにバッテリ106からの電力損失を最小にするために、低リーク構成要素(low leakage components)を含む。回路104は、例えば、デバイス100がポイントオブケアデバイスである場合に、サンプルの測定値または患者の状態を分析するなど、デバイス100の動作を容易にするプロセッサ実行可能命令(ファームウェアを含む)を選択的に含む。いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、1つまたは複数のテストセンサ112を含む。いくつかの実施形態によれば、デバイスは、そこに記憶されたデバイスIDを有するメモリ114を備える。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、医療分野、特に検査が中央検査室の外で行われるヒトの診断で使用されるポイントオブケア医療デバイスである。ポイントオブケアデバイスは、患者自身が検査を行うことを含め、患者がどこにいても診断検査を行うことができるため、患者のケア効率を向上させる。いくつかの実施形態によれば、ポイントオブケア医療デバイスは、患者に自己健康モニタリングの利便性を提供するのみならず、例えば、ポイントオブケア検査結果をインターネットを介して医療従事者のサイトにアップロードすることによって遠隔医療記録の維持および診断を可能にする。
例えば、ポイントオブケアの医療デバイスのような電子デバイスに関する1つの問題は、オンボード電源の寿命が限られているため、そのようなデバイスに制限された動作寿命を与えることである。さらに、電子デバイスをより小型で安価にするために、バッテリなどの電力源の容量が低減され、そのようなデバイスの動作寿命をさらに低減させている。例えば、いくつかの実施形態によれば、電子デバイス100は、わずか15分〜1時間の動作寿命を有するバッテリ106を有しているかもしれない。仮にそのようなデバイスが常にオンであるかまたはスタンバイモードであったならば、そのようなデバイスの保管期間は非常に制限されることになる。例えば、そのようなデバイスが米国で製造され、貨物船などによってアフリカに出荷されなければならない場合、そのデバイスはアフリカに到着するまでにバッテリ切れしているか、動作していない可能性がある。なぜならば、オンであるかまたはスタンバイモードにあることによって電力源が放電されてしまうからである。別の例として、デバイス100がポイントオブケア医療デバイスである場合、そのようなデバイスの十分な供給量を、例えば病院などの医療施設で手元に置いておくことが望ましい場合がある。しかしながら、医療施設で保管中に保持されているそのようなデバイスは、そのデバイスがオンであるかまたはスタンバイモードにて保管場所にて保管されている場合、患者が使用するために取り出したときにはバッテリ切れしているか、動作できない可能性がある。
図2は、デバイス100上の回路104のブロック図である。回路104は、電気回路の少なくとも3つのセクションを含む。セクション104aは外部パワーハーベスティング回路である。セクション104bはスイッチ回路を含む。セクション104cは、例えば、メモリ、マイクロプロセッサ、および/またはテストセンサなどのデバイス100上の他の回路を含み、デバイス100の主要な動作回路とみなすことができる。図3Aおよび図3Bと関連してより詳細に記載されているように、スイッチ回路104bは、電源106が他のまたは主回路104cに電力を供給することを許可または回避することによってデバイス100のターンオン(turning on)を制御する。いくつかの実施形態によれば、回路104a、104b、および/または104cの一部または全部は、ソリッドステート回路である。
図3Aは、スイッチ回路104bの一実施形態、すなわち、電子デバイス100のソリッドステートスイッチ回路304aを示す。スイッチ回路304aは、バッテリ106とデバイス100との間の回路を閉じる受動的な第1のトランジスタM1を備える。受動的な第1のトランジスタM1のソースまたは第1の端子は、第1の抵抗器R1の一端であるノードAに接続されている。バッテリまたは電源106の一方の端子Vbatt+もノードAに接続されている。バッテリまたは電源106の他方の端子Vbatt−は接地に接続されている。M1のゲートおよびR1の他端はノードBに接続されている。M1のドレインまたは第2の端子は、他のまたは主回路104cのMain Turn−on Out+に対応するノードDに接続されている。
スイッチ回路304aは、第2のトランジスタM2と、第2の抵抗器R2と、第3の抵抗器R3と、任意選択のダイオードD1とをさらに備える。ダイオードD1は、パワーハーベスティング回路104aの104a Vout+とスイッチ回路304aのノードCとの間に接続される。第2の抵抗器R2は、ノードCとノードDにおけるトランジスタM1のドレインとの間に接続されている。第2のトランジスタM2のゲートはノードCに接続され、第2のトランジスタM2のドレインはノードBにおいて第1のトランジスタM1のゲートに接続されている。第2のトランジスタM2のソースは、ノードEに接続され、それは、パワーハーベスティング回路104aの104aGNDと、他のまたは主回路104cのMain Turn−on Out−と、接地と、に接続されている。第3の抵抗器R3は、ノードCとノードEとの間に接続されている。
第1の抵抗器R1は、第1のトランジスタM1の閾値電圧Vthを下回るノードAおよびBの両端の電圧(VGS)を維持し、第1のトランジスタM1を開いたままにする。
起動デバイスまたは信号がデバイス100と近接状態になると、起動デバイスの信号はデバイス100のパワーハーベスティング回路104aに信号を誘導し、信号は、104a Vout+にて、瞬間電圧(または電流)などの電圧(または電流)を回路104aに出力させる。104a Vout+は、ノードCで第2のトランジスタM2のゲートをハイに引き上げ、ノードBで第2のトランジスタM2のドレインをローにするのに十分である。次に、ノードBにおいて第1のトランジスタM1のゲートがローに引き下げられ、第1のトランジスタM1が閉じられ、Vbatt+の電圧および電流がMain Turn−on Out+に伝達される(ノードAのバッテリをデバイス100の他のまたは主回路104cに接続する)。
第3の抵抗器R3は、バッテリ電圧が第1のトランジスタM1を通過する前に、ノードCにおける第2のトランジスタM2のゲートをローに保つ。トランジスタM1が閉じられると、第2の抵抗器R2は、第2のトランジスタM2をオンにラッチする(latch)のに役立つ。一例によれば、第1の抵抗器R1は1MΩの抵抗を有し、第2の抵抗器R2は1MΩの抵抗を有し、第3の抵抗器R3は10MΩの抵抗を有する。
いくつかの実施形態によれば、スイッチ回路304aは、任意選択的に、ノードCとノードEとの間に接続されたコンデンサC1を含む。
図3Bは、スイッチ回路104bの別の実施形態、すなわちデバイス100のソリッドステートスイッチ回路304bを示す。ソリッドステート回路304bは、バッテリ106が最初に他のまたは主回路104cから電気的に切り離され、それにより、電力がデバイス100の他のまたは主回路104cをターンオンするのを回避する別の実施形態を示す。スイッチ回路304bは、受動的な第1のトランジスタM3と、第2のトランジスタM4と、第1の抵抗器R4と、第2の抵抗器R5と、第3の抵抗器R6と、任意選択のダイオードD2と、任意選択的にコンデンサC2とを含む。
バッテリ106の一方の端子は接地に接続され、他方の端子はノードFに接続される。第1のトランジスタM3は、ノードGに接続されたゲート、ノードFに接続されたソース、およびノードKに接続されたドレインを有する。第1の抵抗器R4はノードFとGとの間に接続される。
任意選択のダイオードD2は、パワーハーベスティング回路104aの104a Vout+とスイッチ回路304bのノードHとの間に接続される。第2の抵抗器R5は、ノードHとノードJとの間に接続され、ノードJはパワーハーベスティング回路104aの104aGNDと他のまたは主回路104cのMain Turn−on Out−とに接続される。同様に、いくつかの実施形態によれば、コンデンサC2は、ノードHとノードJとの間に接続される。
第2のトランジスタM4のゲートは、ノードHにも接続されている。第2のトランジスタM4のドレインは、ノードGおよび第1のトランジスタM3のゲートに接続されている。第2のトランジスタM4のソースは、接地に接続されたノードJに接続されている。第3の抵抗器R6は、ノードHとノードKとの間に接続されている。
起動デバイスがデバイス100と近接状態になると、起動デバイスの信号はデバイス100のパワーハーベスティング回路104aに信号を誘導し、信号は、104a Vout+にて、瞬間電圧などの電圧をパワーハーベスティング回路104aに出力させる。104a Vout+は、ノードHにて第2のトランジスタM4のゲートをハイにし、ノードGにて第2のトランジスタM4のドレインをローにするのに十分である。次に、ノードGにおける第1のトランジスタM3のゲートがローに引き下げられ、第1のトランジスタM3が閉じられ、それによりVbatt+の電圧および電流がMain Turn−on Out+に伝達される(ノードFのバッテリを、ノードKにおいてデバイス100の他のまたは主回路104cに接続する)。
スイッチ304bは、任意選択的にコンデンサC2を含み、104a Vout+から104a GNDまでの低インピーダンス経路を提供する。しかしながら、スイッチ回路304aと同様に、起動信号によりソリッドステート主回路104cがオンにされる。第3の抵抗器R6は、バッテリ電圧が第1のトランジスタM3を通過した後、ノードHの第2のトランジスタM4のゲートをハイに保つ。したがって、第3の抵抗器R6は、第2のトランジスタM4をオンにラッチする働きをする。いくつかの実施形態によれば、スイッチ回路304bの抵抗器R4、R5、およびR6は、スイッチ回路304aの抵抗器R1、R3およびR2にそれぞれ対応し、同じ値を有する。
次に図4について、いくつかの実施形態によれば、パワーハーベスティング回路104aは、NFCチップ408のようなNFCパワーハーベスティング回路404aであり、NFC起動デバイスの近くに位置することに応答してターンオン信号を生成するためのアンテナ410のような回路を含む。いくつかの実施形態によれば、NFC回路はアンテナ410およびNFCトランシーバIC420を含む。加えて、いくつかの実施形態によれば、NFC回路またはチップは、それ自体の不揮発性メモリ430を有する。いくつかの実施形態によれば、メモリ430は、1つまたは複数のレジスタおよび/または他の不揮発性メモリを含む。
図3Aに関して、NFC起動デバイスが、回路404aのようなNFCパワーハーベスティング回路を含むデバイス100と近接状態になると、NFC起動デバイスの信号は、デバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aに信号を誘導し、同信号は、104a Vout+にて、瞬間電圧などの電圧をNFC集積回路(IC)420に出力させる。104a Vout+は、ノードCで第2のトランジスタM2のゲートをハイに引き上げ、ノードBで第2のトランジスタM2のドレインをローにするのに十分である。次に、ノードBにて第1のトランジスタM1のゲートがローに引き下げられ、第1のトランジスタM1が閉じられ、それによりVbatt+の電圧および電流がMain Turn−on Out+に伝達される(ノードAのバッテリとデバイス100の他の回路104cとを接続する)。
図3Bに関して、NFC起動デバイスが、回路404aのようなNFCパワーハーベスティング回路を含むデバイス100と近接状態になると、NFC起動デバイスの信号は、デバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aに信号を誘導し、同信号は、104a Vout+にて、瞬間電圧などの電圧をNFC集積回路(IC)420に出力させる。104a Vout+は、ノードHにて第2のトランジスタM4のゲートをハイにし、ノードGにて第2のトランジスタM4のドレインをローにするのに十分である。次に、ノードGにて第1のトランジスタM3のゲートがローに引き下げられ、第1のトランジスタM3が閉じられ、それによりVbatt+の電圧および電流がMain Turn−on Out+に伝達される(ノードFのバッテリとノードKでのデバイス100の他の回路104cとを接続する)。
代替的な実施形態では、パワーハーベスティング回路104aは、NFCパワーハーベスティング回路404aの代わりに、またはNFCパワーハーベスティング回路404aに加えて、磁気検出回路などの電磁放射線検出回路、光検出器のような光検出回路、熱および/または低温によって起動され得る熱検出器のうちの1つまたは複数を含む。
例えば、いくつかの実施形態によれば、回路104aおよび104bは、磁石が装置100と近接状態にあることに応答して、通常は開いた状態にあるが、閉じた状態に移動されるリードスイッチを含む。リードスイッチが閉じられると、バッテリ106からの電力が主回路104cを通って流れ、バッテリ106からの電力が装置をオン状態またはアクティブ状態に維持する。例えば、図3Aおよび図3Bに示されるスイッチ回路304a、304bに関連して使用される場合、スイッチ回路304a、304bはラッチとして機能する。スイッチ回路304a、304bは、M2(ノードC)のゲートまたはM4(ノードH)のゲートで信号がハイになると、バッテリと測定または主回路104cの残りとの間の接続を閉じ、ON状態にてラッチする。したがって、信号がノードCまたはHで除去されるとき(磁石がもはやデバイス100の近くにないときなど)、接続は依然として維持される。いくつかの実施形態によれば、ラッチ状態またはオン状態のスイッチ304a、304bの維持は、バッテリ106を使用してノードCまたはノードHのゲートをハイに保つことによって達成される。
図5はNFC起動デバイス500の例示的な構成要素のブロック図である。いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイス500は、プロセッサ512に通信可能に接続されたNFC回路510と、プロセッサ512に通信可能に接続されたメモリ514とを含む。NFC回路510はアンテナを含む。NFC回路510は、デバイス100のNFC回路104aに信号を誘導するRF信号などの信号を生成することができる。当業者であれば分かるように、NFC回路510を使用して、デバイス100などの別のNFC起動デバイスに、データを無線で送信し、かつデータを無線で受信する。
図6A〜図6Dを参照すると、デバイス100の起動は、デバイス100およびNFC起動デバイス500が互いに対して近接状態となったときに達成される。例えば、図6Aにおいて、デバイス100およびNFC起動デバイス500は、デバイス100の近くにNFC起動デバイス500を移動させることによって、またはその逆にて、或いは両方のデバイス100および500を移動させることによって、互いに対して近接状態となるように動かされる。図示された実施形態では、NFC起動デバイス500は、スマートフォンまたは携帯電話の形態であるが、以下で説明するように、NFC起動デバイスのための他の形態もまた企図される。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、任意選択的に、NFC起動デバイス500と近接状態となる前に、滅菌パッケージから最初に取り出される。いくつかの実施形態によれば、デバイス100とNFC起動デバイス500との間の距離は、デバイス100とNFC起動デバイス500とが互いに接触しているゼロから約20センチメートル(または約8インチ)の最大距離までの範囲である。一例として、1つの実用的な操作距離は約4センチメートル(または約1.5インチ)以下である。
NFC起動デバイス500は、無線通信などのNFC通信602を出力し、パワーハーベスティング回路404aをパワーアップし(power up)、これは、バッテリ106とソリッドステート回路104cとの間の電気接続を完了するのを助ける。したがって、いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイス500をデバイス100と近接状態にすることにより、無線周波数(RF)送信/誘導接続によってデバイス100を起動させる。例えば、いくつかの実施形態によれば、NFC通信602は、(例えば、スイッチ回路304aのノードCにて、またはスイッチ回路304bのノードHにて)瞬間電圧を誘発し、スイッチ回路104bを起動し、電力を有効にして、電源106から回路104cの主部分または残りの部分に流すことによって、デバイス100を起動するか、またはターンオンする。
図6Bに示すように、デバイス100は、ここで、オンに切り替えられ、デバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aなどを介して、それ自体のNFC通信604を出力する。いくつかの実施形態によれば、デバイス100のアクティブなオン状態は、任意選択的に、(例えば、点灯するライトを介して)電力インジケータ108によって視覚的に示される。
図6Cに示すように、デバイス100とNFC起動デバイス500は、1つ以上のデータ信号606、608を互いに対して交換することができる。例えば、いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、固有の識別子(ID)および/または例えばメモリ430に記憶された他のデータなどをNFC起動デバイス500に送信する。固有の識別子(ID)および/または他のデータを受信すると、NFC起動デバイス500は、受信されたIDおよび/または他のデータが、本開示の他の場所に記載されているように、許容可能であるか満足できるかを検証および/または確認する。いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイス500は、デバイス100の受信したIDを、NFC起動デバイス500のメモリ514に記憶された患者記録とリンクさせる。IDに加えて、またはそのIDの代わりに、デバイス100および携帯電話のようなNFC起動デバイス500は、他の識別情報を交換することができる。健康記録のような患者記録は、任意選択的に、NFC起動デバイス500のメモリ514に記憶される。いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、患者または個人に関連付けられ、NFC起動デバイス500は、患者の臨床家のスマートフォンなどの患者の臨床家によって使用されるデバイスである。
デバイス100のIDと患者記録とをリンクさせる1つの利点は、測定結果および関連する収集データが正しい患者に関連付けられることを保証することである。したがって、ID患者記録リンクに基づいてデータの完全性が保証される。
任意選択的に、デバイス100およびNFC起動デバイス500は、デバイス100の較正および/またはデバイス100によって実行される測定に関連するデータも転送する。測定には、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)状態、マラリア状態、栄養状態、神経障害状態、心筋梗塞(cardiac infraction)状態、および/または水分状態についての生物学的診断の取得を含む。
図6Dに示すように、デバイス100は、もはや携帯電話500とは近接状態にない。それにもかかわらず、デバイス100は、NFC500の相対的な位置または近接状態とは無関係にオン状態を維持し続ける。
いくつかの実施形態によれば、近接性のみで、起動デバイス500とNFCパワーハーベスティング回路404aとの間の通信が確立されるが、必ずしもスイッチ回路104bを起動したり、デバイス100をオンにする必要はない。スイッチ回路104bを起動させるためには更なる通信が必要かもしれない。例えば、図7A〜図7Dを参照すると、デバイス100の起動は、デバイス100とNFC起動デバイス500とが互いに対して近接状態にあり、NFC起動デバイス500とパワーハーベスティング回路404aとの間で交換されるデータが所定の基準を満たす場合に選択的に達成される。
図7Aにおいて、デバイス100およびNFC起動デバイス500は、デバイス100の近くにNFC起動デバイス500を移動させることによって、またはその逆にて、または両方のデバイス100および500が移動される場合などのように、互いに対して近接状態となるように動かされる。図示された実施形態では、NFC起動デバイス500は、スマートフォンまたは携帯電話の形態であるが、以下で説明するように、NFC起動デバイスのための他の形態もまた企図される。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、任意選択的に、NFC起動デバイス500と近接状態になる前に、滅菌パッケージから最初に取り出される。いくつかの実施形態によれば、デバイス100とNFC起動デバイス500との間の距離は、デバイス100とNFC起動デバイス500とが互いに接触しているゼロから約20センチメートル(または約8インチ)の最大距離までの範囲である。一例として、1つの実用的な操作距離は約4センチメートル(または約1.5インチ)以下である。
NFC起動デバイス500は、無線通信などのNFC通信702を出力して、NFCチップ408などのパワーハーベスティング回路404aをパワーアップする。したがって、いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイス500をデバイス100と近接状態とすることによっては、無線周波数(RF)送信/誘導接続によってパワーハーベスティング回路404aを起動させる。
図7Bに示すように、デバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aは、アンテナ410を介してデバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aを介してなど、それ自体のNFC通信704を出力する。
図7Cに示すように、デバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aおよびNFC起動デバイス500は、1つまたは複数のデータ信号706、708を互いに対して交換することができる。例えば、いくつかの実施形態によれば、NFCパワーハーベスティング回路404aは、固有の識別子(ID)および/または例えばメモリ430に記憶された他のデータをNFC起動デバイス500に送信する。固有の識別子(ID)を受信すると、NFC起動デバイス500は、受信したIDおよび/または他のデータが本開示の他の場所に記載されたように(例えば、デバイス100は起動デバイス500が探しているIDを有するおよび/またはデバイス100は乳がん検査デバイスと対照的なものとして栄養不良検査デバイスである(またはその逆である)など、起動デバイスによって所望されるデバイスのタイプであるか、など)許容可能であるか満足できるかを検証および/または確認する。
図7Cに関連して上述したデータの交換は、スイッチ回路104bを起動させる前に、或いはデバイス100の主回路104cの出力をオンにする前に、すべて行うことができる。従って、この通信の結果は、デバイス500によって使用され、電力を有効にして、電源106から主回路または回路104cの残りに流れることによってデバイス100を起動させるか、またはオンにするかを決定することができる。
このような実施形態によれば、データ信号706および708は、デバイス500からのデータ要求およびNFCパワーハーベスティング回路404aからの応答を含み、この応答は他のデータに加えて固有の識別子(ID)を含むことができる。したがって、デバイス500およびパワーハーベスティング回路104aは、デバイス100がパワーオンされる前に、信号706および708を交換することができる。この交換は、デバイス100(パワーハーベスティング回路104a)から起動デバイス500へのデバイス100の固有ID、デバイス100のタイプを特定するための他の情報などを通信することができる。次に、デバイス500は、この受信データを処理する。
次に、図7Dにおいて、デバイス500がデバイス100を起動することを選択すると、NFC起動デバイス500は、デバイス500からの起動信号を表すターンオンデータ信号710を送信する。この時点で、パワーハーベスティング回路404aはスイッチ回路104bを起動し、回路104cの主部分又は残りの部分をターンオンする。この起動状態を示すLED108は任意選択である。
例えば、いくつかの実施形態によれば、NFC起動回路404aは、(スイッチ回路304aのノードCまたはスイッチ回路304bのノードHなどの)瞬間電圧を誘導し、スイッチ回路104bを起動し、電力を有効にして、電源106から回路104cの主部分または残りの部分に流すことによって、デバイス100を起動するか、またはターンオンする。図7Dに示されているように、デバイス100はここでオンに切り替えられ、デバイス100のNFCパワーハーベスティング回路404aを介してなどそれ自体のNFC通信704を出力する。いくつかの実施形態によれば、デバイス100のアクティブなオン状態は、任意選択的に、(例えば、点灯するライトを介して)電力インジケータ108によって視覚的に示される。
デバイス100は、任意的に、デバイス100が実際にターンオンにされたことを確認する確認信号712を起動デバイス500に送信することができる。
したがって、いくつかの実施形態によれば、NFC起動によって、起動デバイス500(例えば、携帯電話)とNFCチップ408との間で通信が確立される。NFCチップ408は、メモリ430などのそれ自体の不揮発性メモリを有する。NFCチップ408は、起動デバイス500から電力を受け取るが、そうするように指示されるまで、回路104cの残りの部分をオンにする信号706を送信しない。これが起こる前に、起動デバイス500は、例えば、チップのメモリ430に記憶されたデータを読み取るためにNFCチップ408に問い合わせることができる。このデータは、とりわけ、NFCチップ408に接続された回路104cまたはデバイス100のタイプに関する情報、例えば、それが心拍数モニタ、血糖測定器などであるかどうかについての情報を含む。この情報および他の情報に基づいて、起動デバイス500は、ターンオン信号を送信して、デバイス100のスイッチ回路104bを起動させる前に、現在通信しているデバイス100が、オンにすることを予定しているデバイスまたは期待しているデバイスのタイプであるかどうかを判定することができる。例えば、起動デバイス500が、例えば(例えば、心拍数を記録するためのなど)心拍情報を受信することを現在望む場合、起動デバイス500は、NFCチップ408が、デバイス100が血糖測定デバイスであったことを示すデータ708を送信した場合に、起動信号またはターンオン信号710を送信しないであろう。NFC起動デバイス500は、各NFCチップに符号化された固有のIDを記録して、それをそのIDのデータベースと比較して、デバイスが以前に使用されたかどうかを判断するなどの他の情報も調べることができる。例えば、起動デバイス500がデバイス100から心拍情報を読み取ることを所望していて、現在通信可能に接続されたデバイス100が心拍監視デバイスであったデータを送信したが、以前に起動されていないかまたはターンオンされていなかった場合、起動デバイス500は、現在のデバイス100にそのようなデータが記憶されていないことを知るので、起動デバイス500は、起動信号またはターンオン信号710を送信しないであろう。このようなターンオン信号710の制御された、または選択的な送信の1つの利点は、デバイス100が不注意にかつ所望とせずターンオンにされてそれらの電源106を使い果たしてしまうこととならないことである。したがって、例えば、NFC起動デバイス500は、複数のデバイス100の近くを単に通過させるだけで、複数のデバイス100を不注意にターンオンさせないように制御され得る。
いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイス500は、デバイス100の受信したIDを、NFC起動デバイス500のメモリ514に記憶された患者記録にリンクさせる。IDに加えて、またはIDの代わりに、デバイス100および携帯電話のようなNFC起動デバイス500は、他の識別情報を交換することができる。健康記録のような患者記録は、任意選択的に、NFC起動デバイス500のメモリ514に記憶される。いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、患者または個人に関連付けられ、NFC起動デバイス500は、患者の臨床家のスマートフォンなどの患者の臨床家によって使用されるデバイスである。
デバイス100のIDと患者記録とをリンクさせる1つの利点は、測定結果および関連する収集データが正しい患者に関連付けられることを保証することである。したがって、ID患者記録リンクに基づいてデータの完全性が保証される。
任意選択的に、デバイス100およびNFC起動デバイス500は、デバイス100の較正および/またはデバイス100によって実行される測定に関連するデータも転送する。測定には、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)状態、マラリア状態、栄養状態、神経障害状態、心筋梗塞状態、および/または水分状態についての生物学的診断の取得を含む。
図7Eに示すように、デバイス100は、もはや携帯電話500とは近接状態にない。それにもかかわらず、デバイス100は、NFC500の相対的な位置または近接性とは無関係にオン状態を維持し続ける。
いくつかの実施形態によれば、図7A〜図7E(および図6A〜6D)において、起動デバイス500のディスプレイ上の「X」は、デバイス100がまだ起動されていないとデバイス500が信じていることを示し、「V」は、デバイス100が起動されたとデバイス500が考えていることを示す。デバイス500のディスプレイ上の適切なメッセージ(「X」または「V」など)の表示は任意選択である。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100が起動されたことをデバイス500が判断できる2つの方法がある。第1の方法によれば、デバイス500は、ターンオンデータ信号710または起動信号を送信して、デバイス100によって起動信号が受信された場合、デバイス100が実際に起動され、正しく動作していると仮定する。
第2の方法によれば、起動信号710を送信した後、デバイス500は、例えば、確認信号712などのような、デバイス100が起動された確認信号をデバイス100から明示的に要求する。デバイス500によるこの確認の受信は、起動が成功したことを確認するためにデバイス500によって使用される。例えば、いくつかの実施形態によれば、起動時に、デバイス100は、メモリ430内の特定のメモリ位置の値を変更することができる。デバイス500は、デバイス100が成功裏に起動されたことを確認するために、起動信号を送信する前及び後のその値を読み取ることができる(例えば、デバイス100がそのような値をデバイス500に送信することを要求することなどにより)。このアプローチの利点は、デバイス100が起動されたという独立した検証を提供することである。例えば、任意選択的なインジケータ108が存在しない場合、この検証は、起動が成功したことを検証するための主要な方法として機能し得る。この第2のアプローチは図6及び7の両方に適用可能であることを明記したい。いくつかの実施形態によれば、デバイス100が起動前にデバイス500によって検証されているかどうかにかかわらず、デバイス100自体の起動は、その後、デバイス500によって検証することができる。
図8を参照すると、デバイス100は、例えば、患者などのユーザについてのデータを測定するために使用される。例えば、ユーザの指802からの血液小滴800がデバイス100のセンサ112上に置かれる。デバイス100は、ユーザ/患者に関連する測定値または他のデータを決定するために1つまたは複数の分析タスクを実行することができる。NFC起動デバイス500がデバイス100に対して近接状態に配置されると、分析タスクの結果などのデータはNFC起動デバイス500に無線で送信され、NFC起動デバイス500のメモリ514に記録または記憶される。NFC通信602、604、702、704などを介して、デバイス100とNFC起動デバイス500との間で通信されるデータ信号810、812は、分析を完了するために必要な任意のデータ交換を容易にする。
血液小滴800のようなサンプルの分析からの定量的情報は、例えば、グルコースレベルを決定するため、またはデバイス100の使用者のための疾患(例えばマラリア、HIVなど)を診断するために使用され得る。例えば血液小滴800のような(ただしこれに限定されない)サンプルが試験用プラットフォームまたはセンサ112上に置かれたとき、予め配置されたアッセイを使用して、例えば、サンプルの色およびアッセイの組み合わせを決定するために、1つ以上の光センサと併用して、サンプルを分析することができる。非限定的な例として、本明細書において、他の回路104cと関連して説明される例示的な測定デバイスに基づく測定プラットフォームは、サンプルの少なくとも1つの成分を示すデータまたは他の情報を提供するように構成され得る。一例では、データまたは他の情報は、デバイス100のメモリ114および/またはNFCパワーハーベスティング回路404aのメモリ430に記憶することができるか、あるいは無線で送信することができる。別の例では、本明細書において、他の回路104cと関連して説明される例示的な測定デバイスに基づく測定プラットフォーム/センサ112は、色表示、記号、および/またはデジタル読み出しの変化のような(限定するものではないが)定量的測定からのデータまたは他の情報の表示を提供するように構成することができる。
任意選択的に、NFC起動デバイス500上のメモリ514によって受信された、および/または同メモリ514に記憶されたデータは、記憶および/または追加の分析のために、患者管理施設などの外部データ記憶装置804にさらに伝達される。外部データ記憶装置804は、例えば、ネットワーク、サーバ、またはクラウドデータベース、および/またはデータを記憶するためのメモリを有する任意の他の外部装置を含むことができる。データ信号806、808は、NFC起動デバイス500と外部データ記憶装置804との間のデータ交換を容易にする。データ信号806、808は、例えば、セルラ方式、Wi−Fi、RF通信、通信Bluetooth(登録商標)、NFCおよび/または赤外線または非赤外線発光ダイオード(LED)信号を含むことができる。
デバイス100によって測定または生成されたデータは、選択的に1つまたは複数の起動デバイス500に送信することができる。いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、例えば主回路104cおよび/またはパワーハーベスティング回路104aを介して、データが収集され、生成され、記憶され、かつ/または、起動デバイス500によって読み出されたときにメモリ114、430に記録し、そのようなデータを起動デバイス500に送信することができる。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100の電源がオンになると、回路104cの主部分または残りの部分によって取り出されたデータまたは生成されたデータは、NFCパワーハーベスティング回路404aの不揮発性メモリ430に記憶される。このような実施形態によれば、他の回路104cは、メモリ430に通信可能に接続され、そのようなデータがメモリ430に記憶され得る。このような実施形態は、電源106が失われて主回路104c(任意選択的に、例えばメモリ114を含む)がもはや動作可能ではない後においてさえもパワーハーベスティング回路404a内のメモリ430からデータを読み出すことを可能にするという利点を有する。そのような実施形態によれば、たとえデバイス100にもはや電力が供給されなくて、(例えば、バッテリ106が切れているために)再度電源を入れることが不可能でも、デバイス100と起動デバイス500とを互いに対して近接状態に配置させることによって依然としてデータをメモリ430から読み出すことができる。起動デバイス500がデバイス100と近接状態にある場合、NFCパワーハーベスティング回路404aの電源はオンになり、NFCチップ408のような回路404aがメモリ430に記憶されたデータを起動デバイス500に、例えば信号604または704を介して送信することができる。
デバイス100の1つの利点は、以前のデバイスで別々に実行していた2つの異なるアクションを、以前のデバイスより容易で、高速で、かつ信頼性の高い単一のアクションに組み合わせることができることである。より具体的には、デバイス100は、(a)オンにされ、(b)デバイス100のIDおよび/または他のデータは、単に適切な起動デバイス500を適切な電子デバイスの近くに持って来るだけで、起動デバイスと共有することができ、電子デバイス100上の任意のボタンまたはスイッチを、押し下げるまたは選択する必要はない。したがって、従来のデバイスにおける典型的な別個の「ターンオン(turn−ON)」ステップは、デバイス100を用いることによって排除される。
デバイス100のさらに別の利点は、回路104が携帯電話のようなNFC起動デバイス500のNFC出力電力を利用してバッテリ106への回路スイッチを閉じ、回路104cの残りの部分をバッテリ106に接続し、携帯電話500が取り外された後であっても、デバイス100が動作を継続することを可能にする点にある。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100のさらに別の利点は、物理的な電源ボタンがないことである。したがって、いくつかの実施形態によれば、デバイス100は、物理的な電源ボタンが必要な場合に可能な場合よりも小さく、かつ/またはより薄いサイズで製造することができる。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100のさらに別の利点は、より長いバッテリ寿命を可能にすることであるか、またはより小さいバッテリ(プライマリセルを使用する場合)を可能にすることである。バッテリは、起動するまで回路から切り離されているため、バッテリ寿命は実際に必要になるまで保持される。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100のさらに他の利点は、長期間の保管および医療デバイス100の長期間の在庫を可能にすることである。次に、これらの利点は、デバイス100の保管に関連する費用をより少なくする。
いくつかの実施形態によれば、デバイス100のさらに別の利点は、デバイス100が適切に動作していることをユーザに示す、ターンオンのソフトウェア検証を可能にすることである。例えば、電力インジケータ108は、デバイス100がオンであることをユーザに視覚的に示す。
図9を参照すると、フローチャートは、例えば医療デバイスであってもよいデバイス100のような電子デバイスを作動させるプロセスの別の例を示す。最初に、900において、電子デバイスは、電力がアクティブでない(すなわち、デバイス100がオフである)初期非アクティブ状態にあり、電源106からの電力がデバイス100の主回路または他の回路104cを駆動していない。デバイス100およびNFC起動デバイス500などのNFC起動デバイスは、902において、互いに比較的近接した状態に配置され、それに応答して、例えば、電源106からの電力が、デバイス100の主回路または他の回路104cを駆動するなど、904において電源が起動される。いくつかの実施形態によれば、ステップ902または904のアクションに応答して、医療デバイスのIDが、デバイス100によってNFC起動デバイスに自動的に送信され、906にてNFC起動デバイスによって認証され得る。908において、NFC起動デバイスおよびデバイス100は、NFC起動デバイスをデバイス100との近接状態から移動させる場合(またはその逆の場合)などによって、互いに近接した状態から移動させてもよい。その後、910において、デバイス100は、NFC起動デバイスとの相対的な近接性または遠隔性とは関係なく自立的に動作し続ける。いくつかの実施形態によれば、デバイスとNFC起動デバイスを互いに対して近接状態にて配置することによって、または両デバイスがステップ908で互いに離れていなかった場合には、912で2つのデバイス間で追加のデータを共有する。
図10を参照すると、フローチャートは、例えば医療デバイスであってもよいデバイス100のような電子デバイスを作動させるプロセスの別の例を示す。最初に、1000において、電子デバイスは、電力がアクティブでない(すなわち、デバイス100がオフである)初期非アクティブ状態にあり、電源106からの電力がデバイス100の主回路または他の回路104cを駆動していない。デバイス100およびNFC起動デバイス500などのNFC起動デバイスは、1002において、互いに比較的近接した状態にて配置される。
いくつかの実施形態によれば、ステップ1002のアクションに応答して、電子デバイスのパワーハーベスティング回路104a/404aは、起動デバイスと近接状態にすることにより電力供給され、ID、および/または電子デバイスの他のデータ(メモリ430に記憶されたものなど)は、1004にて、電子デバイス100によって(例えば、NFCチップ408によって)、NFC起動デバイスに自動的に送信される。いくつかの実施形態によれば、IDは、特定の電子デバイス100を特定して識別し、それを他のすべての電子デバイス100から区別する固有のIDである。いくつかの実施形態によれば、このIDまたは識別子は、NFCトランシーバIC(またはNFCチップ408)の製造者などのデバイス100またはパワーハーベスティング回路104a/404aの製造者によって不可避的に書き込まれ、デバイス100を固有に識別する。
いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイス500のような起動デバイスは、任意選択的に、これらの識別子の集合に対応するデータにアクセスすることができ、同識別子の集合は、デバイスが何時製造されたか、デバイスがこれまでに使用されていたかなど、そのデバイス100のデバイスのタイプなどの追加情報を提供するために使用することができる。そのようなデータは、起動デバイス500のメモリ514に記憶されてもよく、および/または起動500は、(例えば、無線通信を介して)そのようなデータが記憶されている外部メモリに通信可能に接続されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、NFC起動デバイスは、受信したIDおよび/または他のデータを起動デバイス500のメモリ514に記憶された参照データと比較する。IDおよび/または他のデータが所定の基準または所望の基準を満たす場合、起動デバイス500は、1005において、ターンオン信号または起動信号を電子デバイス100に送信する。1006において、デバイス100は、起動信号を受信し、これに応答して、1004において、例えば、電源106からの電力がデバイス100の電力がデバイス100の主回路または他の回路104cを駆動するなど、デバイス100の電源が起動される。1007において、デバイス100は、デバイス100の電源が正常にオンにされたことを確認または検証するために、起動確認信号を任意選択で起動デバイス500に送信し得る。
1008において、NFC起動デバイスおよび電子デバイス100は、NFC起動デバイスが電子デバイス100との近接状態から移動されるとき(またはその逆)のように、互いに対して近接状態から移動され得る。次に1010において、電子デバイス100は、NFC起動デバイスの相対的な近接性または遠隔性とは関係なく自立的に動作し続ける。いくつかの実施形態によれば、電子デバイス100とNFC起動デバイスを互いに対して近接状態にて配置することによって、または両デバイスがステップ1008で互いに離れていなかった場合には、1012で2つのデバイス間で追加のデータを共有する。
いくつかの実施形態によれば、電子デバイス100の電源がオンにされている間(すなわち、主回路または他の回路104cが電源106によって電力供給されている間)、デバイス100は1つまたは複数のテストを実行し、および/または、種々の読取り(例えば、温度、光の読取りなど)を行う、および/または、そうでなければデータを生成し、このデータをパワーハーベスティング回路104a(404aなど)内の、またはパワーハーベスティング回路104a(404aなど)に電気的に接続されているメモリ(たとえばメモリ430)に記憶し、それにより、メモリは、パワーハーベスティング回路104aによって収穫されたエネルギーによって電力供給され得る。その後、電源106が電力を使い切って(例えば、バッテリが消耗して)、電子デバイス100の電源をもはやオンにすることはできなくなる。いくつかの実施形態によれば、デバイス100の電源をもはやオンにすることはできなくなる間、NFC起動デバイス500などの起動デバイスを電子デバイス100と近接状態となるように持ってくると、パワーハーベスティング回路104a/404aが起動デバイスから電力を収集し、収集された電力を使用して、例えばプロセッサ420およびメモリ430を含むNFCチップ408などのパワーハーベスティング回路104a/404aに電力を供給する。次に、パワーハーベスティング回路104a/404aは、メモリ430などのパワーハーベスティング回路104a/404aによって電力供給されたメモリに記憶されたデータの一部または全部を、NFC起動デバイス500などの起動デバイスに送信する。いくつかの実施形態によれば、デバイス100の主回路または他の回路104cによって収集または生成されたデータを送信する前に、デバイス100および起動デバイス500は認証データを共有して、デバイス100から特定の起動デバイス500にデータを送信することが適切であるか、または望ましいかを決定する(例えば、(電子デバイス100が医療検査デバイスである患者IDデータのような)デバイスIDおよび/またはデバイスタイプのデータおよび/またはユーザーデータを送信することによる)。起動デバイスはこの認証データを受信し、それを所定の基準または所望の基準と比較し、および/またはそれが所定の基準または所望の基準を満たしているかを決定する(例えば、起動デバイス500が、指定されたIDを有する電子デバイスからデータを受信することを望んでいる、および/または特定のデバイスタイプ(血糖値測定用医療デバイス、および/またはそれに関連する特定の患者IDコードを有している患者のような特定の患者と関連しているもののような)を有している(例えば、Mary J.Smithは患者IDコードMJS2200013625を有しているなど))。認証データが所望の基準または所定の基準を満たす場合、起動デバイス500は、デバイス100の主回路または他の回路104cおよびパワーハーベスティングチップ104a/404a(例えば、NFCチップ408)によって収集され、または生成されるデータについての要求を送信し、デバイス100の主回路または他の回路104cによって収集または生成された要求されたデータを起動デバイス500に送信する。いくつかのそのような実施形態によれば、この最後のアクションは、電子デバイスの電源106が切れていて、電子デバイス100の電源がオンになっていなくても達成される。
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスの固有の識別子および/または他のデータは、デバイス100またはパワーハーベスティング回路104a、404aの製造時(例えば、NFCチップ408の製造時)に、暗号化され、パワーハーベスティング回路104a/404aのメモリ(たとえばメモリ430)に記憶されてもよい。この暗号化されたデータは、NFC起動デバイス500に送信され、NFC起動デバイス500によって読み取られ、解読され、固有の識別子と比較されて、デバイスの真正性を検証することができる。上述したように、パワーハーベスティング回路104a/404aのメモリ(例えばメモリ430)に記憶された追加のデータまたは情報を使用して、デバイスのタイプ、製造日、較正データなどの他の情報を提供することができる。いくつかの実施形態によれば、この追加の情報を用いて、デバイスを検証し、認証することもできる。
上記の実施形態のいずれかに適用可能なNFC起動デバイス500の非限定的な例には、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、スレート、電子リーダーまたは他の電子リーダー、またはハンドヘルド式、携帯用、または着用可能なコンピューティングデバイス(Xbox(登録商標)、Wii(登録商標)、または他のゲームシステムを含む)が含まれる。
図11Aおよび図11Bは、リードスイッチパワーハーベスティング回路1104aおよび1104a’ならびにパワーハーベスティング回路1104aおよび1104a’とともに動作される図3Aおよび図3Bのスイッチ回路304aおよび304bの変形例を示す。パワーハーベスティング回路1104aは、図3Aに関連して上述された、電源Vbatt+とスイッチ回路304aのノードCとの間に接続されたリードスイッチS1を含む。パワーハーベスティング回路1104aはまた、リードスイッチS1と電源Vbatt+との間に接続された抵抗器R7を備えていてもよい。パワーハーベスティング回路1104a’は、図3Bに関連して上述された、電源Vbatt+とスイッチ回路304bのノードHとの間に接続されたリードスイッチS2を含む。パワーハーベスティング回路1104a’はまた、リードスイッチS2と電源Vbatt+との間に接続された抵抗器R8を備えていてもよい。いくつかの実施形態によれば、磁場によってトリガされるデバイス100は、ソフトウェアイベント(ユーザが起動デバイス500上のオンスクリーンボタンに触れるなど)が電磁石を起動してこの磁場を生成するときに起動され得る。
例えば、図3A及び3Bに示されるスイッチ回路304a、304bに関連して使用される場合、スイッチ回路304a、304bはラッチとして機能する。信号がM2のゲート(ノードC)またはM4のゲート(ノードH)でハイになると、スイッチ回路304a、304bが起動し、バッテリ106と測定または主回路104cの残りとの間の接続を閉じ、また、オン状態でラッチする。したがって、信号がノードCまたはHで除去されるとき(磁石がもはやデバイス100の近くにないときなど)、接続は依然として維持される。いくつかの実施形態によれば、ラッチ状態またはオン状態のスイッチ304a、304bの維持は、バッテリ106を使用してノードCまたはノードHのゲートをハイに保つことによって達成される。いくつかの実施形態によれば、デバイス500には、メモリ430、114、または104dのようなデバイス100のメモリ内のステータスビットをチェックするラッチがある。
例えば、いくつかの実施形態によれば、デバイス100を起動デバイス500と近接状態にすると、デバイス100内のNFCチップ408が起動デバイス500と通信する。その時点で、NFCチップ408は、固有の識別子などの一部のデータのみを送信し得る。起動デバイス500上で動作するアプリケーションがデータを読み出すことを決定すると、NFC IC420から送信された追加のデータを読み取ることができる。ハンドセットなどの起動デバイス500上で動作するアプリケーションが、NFC IC420に、ターンオン信号または起動信号を送信するなどして、デバイス100の主回路104cに電力を供給するように命令すると、スイッチ104bは、バッテリ106からの電力をデバイス100の回路104cの残りの部分に接続する。
このアイデアを非NFC起動に一般化すると、起動デバイス500は、起動機構に接続された任意のタイプの電子デバイスまたはコンピューティングデバイスとすることができる。例えば、それは、リードスイッチを作動させる電磁石に接続されたコンピュータであってもよい。デバイス100は、多数の潜在的なソース(例えば、ユーザが起動デバイス500上のオンスクリーンボタンに触れる、マウスなどで起動デバイス500のボタンをクリックする、起動デバイス500上の物理的なボタンを押す、別のコンピュータがインターネットを介して信号を送信する、など)のいずれかから適切な信号(例えば、ターンオン信号または起動信号)を受信する。適切な信号(例えば、ユーザがデバイス500のタッチスクリーンに触れることに応答して生成される信号、または起動デバイスのマウスボタンをクリックすることに応答して生成される信号)を受信すると、起動デバイス500は、ターンオン信号または起動信号を送信することによってデバイス100を起動する。例えば、起動デバイスとして機能するコンピュータは、デバイス100内のリードスイッチを起動するために電磁石をターンオンする。
動作中、磁石が電子デバイス100と近接状態にあるとき、磁石によって生成された磁場は、リードスイッチS1またはS2を閉じて、ノードCまたはHに瞬間電圧を加える。次に、スイッチ回路304aおよび304bは、上述したように電源106を主回路または他の回路104cに接続するために上述したように動作する。同様に、デバイス100は、磁石がもはやデバイス100とは近接状態にはなく、リードスイッチS1またはS2が開いた後でも、オンのままである。
図14Aおよび図14Bは、光電子回路1404aおよび1404a’ならびにパワーハーベスティング回路1404aおよび1404a’とともに動作される図3Aおよび図3Bのスイッチ回路304aおよび304bの変形例を示す。パワーハーベスティング回路1404aは、図3Aに関連して上述された、スイッチ回路304aのノードCとスイッチ回路304aのノードEとの間に接続された光電子デバイス1404bを含む。パワーハーベスティング回路1404a’は、図3Bに関連して上述された、スイッチ回路304bのノードHとスイッチ回路304bのノードJとの間に接続された光電子デバイス1404b’を含む。いくつかの実施形態によれば、光電子デバイス1404bまたは1404b’に衝突した光が、光電効果によってノードCまたはノードHで電圧を生成する場合にデバイス100が起動される。次に、スイッチ回路304及び304bが上記したように動作し、上記したように電源106を主回路または他の回路104cを接続する。同様に、デバイス100は、デバイス1404bまたは1404b’がもはや光にさらされていない後でさえもオンのままであろう。
図12を参照すると、いくつかの実施形態によれば、パワーハーベスティング回路104aは、太陽電池1210上を照らす光に応答してターンオン信号を生成する太陽電池1210などの回路を含む太陽電池チップ1208などの受動光電回路1204aである。いくつかの実施形態によれば、太陽電池回路は、太陽電池1210およびトランシーバIC1220を含む。加えて、いくつかの実施形態によれば、太陽電池回路またはチップは、それ自体の不揮発性メモリ1230を有する。いくつかの実施形態によれば、メモリ1230は、1つまたは複数のレジスタおよび/または他の不揮発性メモリを備える。他の実施形態によれば、パワーハーベスティング回路104aは、太陽電池上を照らす光から電力またはエネルギーを収穫する太陽電池を含む。その後、パワーハーベスティング回路104aは、例えば図3Aおよび3Bに関連して上述したように、104a Vout+で瞬間電圧を誘導し、スイッチ回路304aまたは304bをトリガして、上述のように電源106を主回路または他の回路104cに接続する。
固有のIDおよび/または主回路104cによって後で生成されるデータを含む他のデータは、メモリ1230に記憶されてもよく、デバイス10は、上述のように、NFCパワーハーベスティング回路404aを参照して、およびデバイス100をオンにする前に、そして、データ交換が上記のような所定のまたは所望の基準を満たす場合、デバイス100を条件付きでオンにする前に、パワーハーベスティング回路1204aと起動デバイス500との間でデータを交換する能力を参照して、動作する。同様に、電源106が枯渇し、デバイス100がオフ状態になった後であっても、主回路または他の回路104cからメモリ1230に受信されたデータ(例えば、テスト結果または測定結果)は、パワーハーベスティング回路1204aから通信されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、図11および図12と関連して上記した記載は、電磁スイッチおよび熱スイッチの両方に適用可能である。熱スイッチは、リードスイッチの実施形態で説明した場合と同じように動作するが、磁気ではなく熱によって作動する。例えば、旧式の水銀サーモスタットは、そのような熱スイッチの一例である。いくつかの実施形態によれば、光学的方法は、瞬間電圧を生成するために光電効果に依存してもよく、太陽電池、フォトダイオード、LED、または任意の他の受動光電デバイスを含むことができる。
パワーハーベスティングを介して電力供給され得るメモリを欠いている電磁起動およびパワーハーベスティング回路104aを使用するものなどのいくつかの実施形態によれば、上記のようなメモリ(例えば、メモリ114、430、1230)は、主電源106によって供給されてもよい。いずれの場合も、メモリ(例えば、メモリ114、430、1230)は、回路104cの残りの部分に任意選択的に接続されてもよい(それにより、例えば、主回路または他の回路104cによって生成または収集されるデータは、NFCチップ408またはいくつかの他の方法のいずれかを介して、後で検索するためにこのようなメモリに記憶されていてもよい)。
図13は、いくつかの実施形態によるデバイス100上の回路104’のブロック図である。回路104’は、上述の回路104と同様であり、回路の少なくとも3つのセクションを含む。セクション104aは外部パワーハーベスティング回路である。セクション104bはスイッチ回路を含む。セクション104cは、デバイス100の主な動作回路と考えられる、例えばメモリ、マイクロプロセッサ、および/またはテストセンサなどのデバイス100上の他の回路を含む。さらに、メモリ104dは、パワーハーベスティング回路104aおよび/または主回路または他の回路104cに通信可能に接続される。図3Aおよび図3Bを参照してより詳細に説明したように、スイッチ回路104bは、電源106が他の回路または主回路104cに電力を供給することを許可または回避することによってデバイス100のターンオンを制御する。いくつかの実施形態によれば、回路104a、104b、および/または104cの一部または全部は、ソリッドステート回路である。回路104aは、上述のように起動信号を検出するための回路を含む。例えば、上述したように、このような検出は、アンテナおよびNFCトランシーバICを含むNFC回路によって実行することができる。いくつかの実施形態によれば、回路104aは、代替的または追加的に、光センサ、磁気スイッチ、または他のタイプの提案されたセンサのいずれかを備える。いくつかの実施形態によれば、メモリ104dは、パワーハーベスティング回路104aまたは主回路104cの一部であってもよく、例えば、メモリ104dは、NFCチップ408のメモリ430、または主回路によってアクセスされ得るおよび/または主回路104cからのデータを受信するメモリ1230であってもよい。いくつかの実施形態によれば、メモリ104dは、スイッチ回路104bがオフであり、主回路104cがオンでないときに、起動デバイス500などの起動デバイスによってアクセスすることもできる。本開示の特定の実装形態および適用例を図示および説明してきたが、本開示は、本明細書に開示される詳細な構造および組成に限定されず、様々な修正、変更、および変形が、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の範囲から逸脱することなく上述の記載から明らかとなるであろう。

Claims (24)

  1. 電子装置であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された電源と、
    前記ハウジング内に配置されるとともに前記電源からの電力を選択的に受承することができるように前記電源に接続されているソリッドステート回路と、を含み、
    前記ソリッドステート回路は:
    電流が前記ソリッドステート回路を通って流れることが回避される非アクティブ状態であって、前記装置のオフモードに対応する非アクティブ状態と、
    電流が前記ソリッドステート回路を通って流れることを許容し、それにより前記装置をオンモードに切り替えるアクティブ状態と、
    を有し、
    前記アクティブ状態は、前記装置と近接状態にある外部に生成された瞬間的な電磁放射線によってトリガされ、かつ前記瞬間的な電磁放射線が前記装置とはもはや近接状態にはない後においてもアクティブのままである、電子装置。
  2. 前記外部に生成された電磁放射線により前記装置内に瞬間電圧が生成され、前記アクティブ状態は、前記瞬間電圧によりトリガされる、請求項1に記載の装置。
  3. 医療のための装置であって、前記装置は、
    電源と、
    ソリッドステート回路と、
    スイッチ回路と、
    前記スイッチ回路が前記電源から前記ソリッドステート回路を通って電流を流すことを回避する非アクティブ状態であって、前記装置のオフモードに対応する非アクティブ状態と、
    前記スイッチ回路が前記電源から前記ソリッドステート回路を通って電流を流すことを許容し、それにより前記装置をオンモードに切り替えるアクティブ状態であって、前記装置と近接状態にある外部に生成された瞬間的な電磁放射線によってトリガされるアクティブ状態と、
    を含む装置。
  4. 前記装置は、前記瞬間的な電磁放射線が前記装置とはもはや近接状態にない後においてさえもアクティブ状態のままである請求項3に記載の装置。
  5. 前記外部に生成された電磁放射線により前記装置の前記スイッチ回路のノードにて瞬間電圧が生成され、前記アクティブ状態は、前記スイッチ回路の前記ノードでの瞬間電圧の存在によってトリガされる、請求項3に記載の装置。
  6. 前記瞬間的な電磁放射線は、近距離無線通信(NFC)デバイスによって前記装置に誘導される、請求項1または3に記載の装置。
  7. 前記近距離無線通信(NFC)デバイスは携帯用端末である、請求項6に記載の装置。
  8. 前記携帯用端末は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)及びタブレットからなる群より選択されるハンドヘルド式デバイスである、請求項7に記載の装置。
  9. 前記装置は、NFC回路及びスイッチ回路をさらに含み、
    前記NFC回路は、NFC起動回路のNFC信号と近接状態にあることに応答して信号を生成し、前記信号が前記スイッチ回路に瞬間電圧を誘導し、
    前記スイッチ回路における前記瞬間電圧の存在に応答して、前記スイッチ回路は、前記電源から前記ソリッドステート回路を通って電流が流れることを許容する、請求項6に記載の装置。
  10. 前記電源はバッテリである、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記装置は、固有識別子(ID)を有するポイントオブケアデバイスであり、前記ソリッドステート回路は、前記IDを示すデータ信号を出力する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記アクティブ状態において、前記ソリッドステート回路は、較正データ、測定データおよび識別データからなる群より選択されるデータを示す1つ以上の出力信号を生成する、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記アクティブ状態において、前記ソリッドステート回路は、測定データを示す1つ以上の出力信号を生成し、
    前記測定データは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)状態、マラリア状態、栄養状態、神経障害状態、心筋梗塞状態、および/または水分状態の1つ以上についての生物学的診断を含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記瞬間電圧は、前記ソリッドステート回路が携帯用端末と近接状態に配置されたときに受承され、前記近接状態は約4センチメートル以下の距離にある状態である、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 最初は非アクティブ状態で存在する電子デバイスを起動させるための方法であって、前記方法は、
    瞬間電圧を受承することに応答して、前記電子デバイスをアクティブ状態にするために同電子デバイスの電源を起動することであって、前記電源は前記瞬間電圧の除去とは関係なくアクティブのままである、起動することと、
    前記電源の起動に応答して、前記電子デバイスが前記アクティブ状態にされていることを確認するために使用される確認信号を自動的に出力することと、
    を含む、方法。
  16. 前記電子デバイスが、同電子デバイスの固有識別子(ID)を送信することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 較正データ、測定データおよび識別データからなる群より選択されるデータを示す1つ以上の出力信号を、前記電子デバイスを介して出力することをさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記電子デバイスが、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)状態、マラリア状態、栄養状態、神経障害状態、心筋梗塞状態、および水分状態の1つ以上についての生物学的診断を測定することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 医療用システムであって、前記医療用システムは、
    ハウジング内に封入されるバッテリと回路とを有するポイントオブケア医療デバイスであって、前記医療デバイスは、最初は、前記バッテリからの電力が前記回路を通って流れることを回避される非アクティブなオフ状態である、ポイントオブケア医療デバイスと、
    前記医療デバイスとの近接状態にて通信信号を出力する近距離無線通信(NFC)起動デバイスと、を含み
    前記通信は、前記バッテリからの電力が前記回路を通って流れることを許容する前記医療デバイスのアクティブなオン状態を開始し、前記医療デバイスのオン状態は、前記NFC起動デバイスがその後、前記医療デバイスとの近接状態を維持しているかどうかに関わらず、維持される、医療用システム。
  20. 前記医療デバイスは、同医療デバイスのアクティブなオン状態が開始される前に、前記起動デバイスに自動的に送信される固有識別子(ID)を有する、請求項19に記載の医療用システム。
  21. 前記NFC起動デバイスは、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)及びタブレットからなる群より選択されるハンドヘルド式デバイスである、請求項16に記載の医療用システム。
  22. 前記医療デバイス及び前記NFC起動デバイスは、較正データ、測定データおよび識別データからなる群より選択されるデータを通信するように構成される、請求項19または20に記載の医療用システム。
  23. 前記医療デバイス及び前記NFC起動デバイスは、測定データを通信するように構成されており、
    前記測定データは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)状態、マラリア状態、栄養状態、神経障害状態、心筋梗塞状態、および水分状態の1つ以上についての生物学的診断を含む、請求項20に記載の医療用システム。
  24. 前記通信された測定データは、前記NFC起動デバイス及び外部保存施設の1つ以上に記憶される、請求項23に記載の医療用システム。
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