JP2017533728A5 - - Google Patents

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[0074] 用語“癌腫”は、周囲の組織に浸潤して転移を引き起こす傾向がある上皮細胞からなる悪性の新規の増殖を指す。本明細書で提供される化合物、医薬組成物、または方法により処置されることができる典型的な癌腫は、例えば、甲状腺髄様癌、家族性甲状腺髄様癌、腺房腺癌、膠様腺癌、腺嚢癌腫、腺様嚢胞癌、腺腫様癌、副腎皮質の癌腫、肺胞癌、肺胞上皮細胞癌、基底細胞癌、基底細胞癌腫、類基底細胞癌、基底扁平上皮細胞癌、細気管支肺胞癌、細気管支癌、気管支原性癌、脳状癌(cerebriform carcinoma)、胆管細胞癌、絨毛癌、膠質癌、コメド癌、子宮体癌、篩状癌、鎧状癌、皮膚癌、円筒形癌(cylindrical carcinoma)、円筒細胞癌、腺管癌、導管性癌、硬膜癌(carcinoma durum)、胎生期癌、脳様癌、類表皮癌、上皮アデノイド癌(carcinoma epitheliale adenoides)、外向発育癌、潰瘍癌、線維性癌、ゼラチン状癌腫、膠様癌、巨細胞癌(giant cell carcinoma)、巨細胞癌(carcinoma gigantocellulare)、腺癌、顆粒膜細胞腫、毛母癌、血液様癌、肝細胞癌、ヒュルトレ細胞癌、肺硝子癌(hyaline carcinoma)、腎明細胞癌、幼児型胎児性癌、上皮内癌(carcinoma in situ)、表皮内癌、上皮内癌(intraepithelial carcinoma)、クロンペッカー癌(Krompecher’s carcinoma)、クルチツキー細胞癌(Kulchitzky−cell carcinoma)、大細胞癌、レンズ状癌(lenticular carcinoma)、レンズ状癌(carcinoma lenticulare)、脂肪肉腫、小葉癌、リンパ上皮癌、髄様癌(carcinoma medullare)、髄様癌(medullary carcinoma)、黒色癌、軟癌腫、粘液性癌、粘液性癌腫、粘液細胞癌、粘表皮癌、粘膜癌、粘液癌、粘液腫様癌、鼻咽頭癌、燕麦細胞癌、骨化性癌(carcinoma ossificans)、骨化性癌(osteoid carcinoma)、乳頭状癌、門脈周囲癌、前浸潤癌、棘細胞癌、髄質様癌、腎臓の腎細胞癌、予備細胞癌、肉腫様癌腫、シュナイダー癌腫、硬性癌、陰嚢癌、印環細胞癌、単純癌、小細胞癌、スフェロイド細胞癌(spheroidal cell carcinoma)、紡錘細胞癌、海綿様癌、扁平上皮癌、扁平上皮細胞癌、ストリング癌(string carcinoma)、血管拡張性癌(carcinoma telangiectaticum)、毛細管拡張様癌(carcinoma telangiectodes)、移行上皮癌、結節癌、管状癌、結節状癌、疣贅性癌、または絨毛癌を含む。
[0080] 一側面において、細胞上のトランスフェリン受容体(TfR)に結合して細胞中に内部移行することができるリボ核酸化合物が、提供される。
[0081] 一側面において、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも80%の配列同一性を有するRNA配列を含むリボ核酸化合物が、提供され、そのRNA配列は、少なくとも40ヌクレオチド長である。別の側面において、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも80%の配列同一性を有するRNA配列を含むリボ核酸化合物が、提供され、そのRNA配列は、少なくとも50ヌクレオチド長である。RNA配列がSEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも80%(80%より大きい)の配列同一性を有する場合、そのRNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%の配列同一性を有し得る。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3の配列にハイブリダイズする核酸に対して少なくとも80%(80%より大きい)の配列同一性を有する。RNA配列が少なくとも50(50ヌクレオチド以上)ヌクレオチド長である場合、そのRNA配列は、少なくとも50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190または200ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、少なくとも50ヌクレオチド長である。RNA配列が少なくとも40(40ヌクレオチド以上)ヌクレオチド長である場合、そのRNA配列は、少なくとも40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190または200ヌクレオチド長である。従って、複数の態様において、RNA配列は、約43ヌクレオチド長である。
[0084] 複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも30ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも35ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも40ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも45ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも50ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも55ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも60ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも65ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも70ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも75ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも80ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも85ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも90ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも95ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも85%の配列同一性を有し、少なくとも100ヌクレオチド長である。
[0085] 複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも30ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも35ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも40ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも45ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも50ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも55ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも60ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも65ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも70ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも75ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも80ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも85ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも90ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも95ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも90%の配列同一性を有し、少なくとも100ヌクレオチド長である。
[0086] 複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも30ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも35ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも40ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも45ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも50ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも55ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも60ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも65ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも70ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも75ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも80ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも85ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも90ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも95ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも95%の配列同一性を有し、少なくとも100ヌクレオチド長である。
[0087] 複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも30ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも35ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも40ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも45ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも50ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも55ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも60ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも65ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも70ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも75ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも80ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも85ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも90ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも95ヌクレオチド長である。複数の態様において、RNA配列は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも98%の配列同一性を有し、少なくとも100ヌクレオチド長である。
[0113] バイオセンサーアッセイ
[0114] BIAcore T100(GE Healthcare、ウプサラ、スウェーデン)が、表面プラズモン共鳴(SPR)技法により結合パラメーターを測定するために用いられた。簡潔には、アプタマー鋳型が、5’鋳型プライマーおよびdT16タグ付け3’鋳型プライマーを用いるPCRにより増幅され、3’−末端においてdT16でタグ付けされた。次いで、これらのDNA鋳型が、ポリ(A)テールRNAへと転写された。5’−ビオチン化dT16オリゴマーが、フローセル1および2のストレプトアビジンセンサーチップ(GE Healthcare)の表面に結合させられた。ポリ(A)テールRNAは、フローセル2においてdT16オリゴマーへの相補的ハイブリダイゼーションにより約100RUになるように固定された。100〜6nMの異なる濃度のTfR溶液が、センサーチップのフローセル1および2に注入された。データは、フローセル1のデータをフローセル2のデータから減算することにより得られ、それにより、RNAおよびタンパク質の間の正味の相互作用を示した。センサーチップを再生するため、結合した物質は、50mM NaOHを注入することにより完全に除去された。速度定数が、BIAevaluation 3.0ソフトウェア(GE Healthcare)を用いることにより推定された。
[0140] 態様12.態様5のリボ核酸化合物であって、前記のイメージング部分が、生物発光分子、光活性分子、金属またはナノ粒子であるリボ核酸化合物。
[0141] 態様13.態様1または3〜12の1態様のリボ核酸化合物であって、前記のRNA配列が、87ヌクレオチド長であるリボ核酸化合物。
[0142] 態様14.態様1〜13の1態様のリボ核酸化合物であって、前記のRNA配列が、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3であるリボ核酸化合物。

Claims (19)

  1. SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3に対して少なくとも80%の配列同一性を有するRNA配列を含むリボ核酸化合物であって、前記のRNA配列が、少なくとも40ヌクレオチド長であるリボ核酸化合物。
  2. 請求項1に記載のリボ核酸化合物であって、前記のRNA配列が、約43ヌクレオチド長である、あるいは、87ヌクレオチド長であるリボ核酸化合物。
  3. 請求項1に記載のリボ核酸化合物であって、前記のRNA配列が、少なくとも50ヌクレオチド長であるリボ核酸化合物。
  4. 請求項1〜3の1項に記載のリボ核酸化合物であって、さらに、前記のRNA配列に共有結合した化合物部分を含むリボ核酸化合物。
  5. 請求項4に記載のリボ核酸化合物であって、前記の化合物部分が、前記のRNA配列に共有結合した療法的部分またはイメージング部分であるリボ核酸化合物。
  6. 請求項5に記載のリボ核酸化合物であって、前記の療法的部分が、核酸部分、ペプチド部分、小分子薬物部分、活性化核酸部分またはアンチセンス核酸部分であるリボ核酸化合物。
  7. 請求項5に記載のリボ核酸化合物であって、前記の療法的部分が、miRNA部分、mRNA部分、siRNA部分もしくはsaRNA部分、、抗癌剤部分、またはC/EBPアルファsaRNA部分であるリボ核酸化合物。
  8. 請求項5に記載のリボ核酸化合物であって、前記のイメージング部分が、生物発光分子、光活性分子、金属またはナノ粒子であるリボ核酸化合物。
  9. 請求項1〜8の1項に記載のリボ核酸化合物であって、前記のRNA配列が、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2またはSEQ ID NO:3であるリボ核酸化合物。
  10. 請求項1〜9の1項に記載のリボ核酸化合物および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬配合物。
  11. 請求項1〜3または9の1項に記載のリボ核酸化合物および療法剤を含む医薬配合物。
  12. 請求項11に記載の医薬配合物であって、前記の療法剤が、抗癌剤である医薬配合物。
  13. 化合物部分を細胞中に送達する方法であって、該方法が、以下の工程:
    (i)細胞を請求項4〜9の1項に記載のリボ核酸化合物と接触させ;そして
    (ii)前記のリボ核酸化合物を前記の細胞上のトランスフェリン受容体に結合させ、前記の細胞中に通過させ、それにより前記の化合物部分を前記の細胞中に送達する;
    を含む方法。
  14. 化合物を細胞中に送達する方法であって、該方法が、以下の工程:
    (i)細胞を化合物および請求項1〜3または9の1項に記載のリボ核酸化合物と接触させ;そして
    (ii)前記のリボ核酸化合物を前記の細胞上のトランスフェリン受容体に結合させ、前記の化合物を前記の細胞中に通過させ、それにより前記の化合物を前記の細胞中に送達する;
    を含む方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記の化合物が、療法剤またはイメージング剤である方法。
  16. 癌を処置する方法において使用するための請求項1〜7または9の1項に記載のリボ核酸化合物であって、該方法が、それを必要とする対象に有効量の該リボ核酸化合物を投与することを含み、前記のリボ核酸化合物が、さらに抗癌療法的部分を含む、前記ボ核酸化合物
  17. 該方法が、それを必要とする対象に有効量の抗癌剤および該リボ核酸化合物を投与することを含む、請求項16に記載の、癌を処置する方法において使用するためのリボ核酸化合物
  18. 細胞を検出する方法であって、該方法が、以下の工程:
    (i)細胞を請求項1〜5、8または9の1項に記載のリボ核酸化合物と接触させ、ここで、前記のリボ核酸化合物は、さらに、イメージング部分を含み;
    (ii)前記のリボ核酸化合物を前記の細胞上のトランスフェリン受容体に結合させ、前記の細胞中に通過させ、そして
    (iii)前記のイメージング部分を検出し、それにより前記の細胞を検出する;
    を含む方法。
  19. 細胞を検出する方法であって、該方法が、以下の工程:
    (i)細胞をイメージング剤および請求項1〜3または9の1項に記載のリボ核酸化合物と接触させ;
    (ii)前記のリボ核酸化合物を前記の細胞上のトランスフェリン受容体および前記のイメージング剤に結合させて前記の細胞中に通過させ;そして
    (iii)前記のイメージング剤を検出し、それにより前記の細胞を検出する;
    を含む方法。
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