前記技術的課題を解決するための本発明の実施形態によるユーザデバイスは、データが保存される保存部、及びユーザデバイスによって撮影された映像に含まれた人物を認識するか、あるいは外部ソースからユーザデバイスによって受信され、前記保存部に保存されたデータを利用して、前記認識された人物と、前記ユーザデバイスのユーザとの類似度(degree of closeness)が所定のレベルより低いことにより、前記認識が不可能になるように、前記認識された人物に対応する映像の一部を修正する制御部を含む。
このとき、前記ユーザデバイスは、映像を撮影する撮影部(カメラ)をさらに含んでもよい。
このとき、前記制御部は、前記映像が撮影された位置が、撮影が制限される位置であるか否かということを判断し、撮影が制限される位置である場合、前記認識された人物に対応する映像の一部を修正するように構成される。
このとき、前記保存部に保存されたデータがアドレスブックでもあり、前記制御部は、前記認識された人物が前記アドレスブックに存在しないことにより、類似度が所定レベルより低いと判断することができる。
このとき、前記保存部に保存されたデータが少なくとも1枚の写真でもあり、前記制御部は、前記認識された人物が、前記少なくとも1枚の写真に存在しないことによって、前記ユーザと、前記認識された人物との類似度が低いと判断することができる。
前記保存部に保存されたデータは、前記ユーザのSNS(social network service)使用記録でもあり、前記制御部は、前記SNS使用記録を分析することにより、類似度判断を行うことができる。
このとき、前記制御部は、外部サーバのデータベースにアクセスし、前記映像が撮影された位置が、撮影が制限される位置であるか否かということを判断することができ、撮影が制限される位置であると判断されれば、前記映像を修正することができる。
前記制御部は、前記映像で撮影制限事物を認識すれば、前記映像が撮影された位置を撮影が制限される位置と判断することができる。
前記制御部は、前記映像の一部に、モザイク処理(mosaic process)、ブラー(blur)処理、背景画面合成処理(background image composing process)または代替映像合成処理(alternative image composing process)のうち少なくとも一つを遂行することができる。
前記技術的課題を解決するための本発明の他の実施形態による、映像を修正するシステムにおいて映像処理を行うためのサーバと、映像をサーバに伝送する間、映像処理を要請するユーザデバイスと、を含み、前記サーバは、前記ユーザデバイスから受信された映像に含まれた人物を認識し、前記認識された人物と、前記ユーザとの類似度が所定レベルより低いことにより、認識されることがないように、前記認識された人物に対応する映像の一部を修正する。
前記サーバは、既保存のデータを利用して、前記映像が撮影された位置が、撮影が制限される位置であるか否かということを判断し、撮影が制限される位置である場合、前記認識された人物に対応する映像の一部を修正することができる。
前記サーバは、前記ユーザデバイスから、前記映像が撮影された時間及び位置を受信し、既保存のデータを利用して、前記受信した時間及び位置で、前記認識された人物の撮影が制限されるか否かということを判断することができる。
前記ユーザデバイスは、前記サーバから受信された暗号化キーを利用して、前記映像を符号化し、符号化された映像を前記サーバに伝送することができ、前記サーバは、前記符号化された映像を復号し、前記認識された人物に対応する復号された映像の一部を修正することができる。
前記技術的課題を解決するための本発明の他の実施形態によるユーザデバイスは、映像を撮影する撮影部、映像が撮影される被撮影者のデバイスに撮影通知を伝送し、前記被撮影者のデバイスから撮影通知に対する応答を受信する通信インターフェース、及び前記撮影が許容されたか否かということを示す応答に基づいて、映像を修正する制御部を含む。
前記技術的課題を解決するための本発明の実施形態による映像を修正する方法は、映像に含まれた人物を認識する段階、前記認識された人物が、前記ユーザデバイスのユーザ間の類似度が所定基準以下であるか否かということを判断する段階、及び前記類似度が所定レベル以下であるならば、前記認識された人物の識別が不可能になるように、前記認識された人物に対応する前記映像の一部を修正する段階を含む。
前記判断する段階は、前記映像が撮影される位置が、撮影が制限される位置であるか否かということを判断する段階を含み、前記修正する段階は、前記位置が、撮影が制限される位置である場合、前記映像の一部を修正する段階を含んでもよい。
前記判断する段階は、前記ユーザデバイスに保存されたアドレスブックに、前記認識された人物が含まれなければ、前記類似度は、所定レベル以下であると判断する段階であることを特徴とする。
前記判断する段階は、前記認識された人物が、前記ユーザデバイスに保存された少なくとも1枚の写真に含まれていないのであるならば、前記類似度は、所定レベル以下であると判断する段階を含んでもよい。
前記判断する段階は、前記ユーザデバイスに保存されたデータを利用して、前記ユーザのSNS使用記録を分析することにより、前記ユーザと、前記認識された人物との類似度が所定レベル以下であると判断する段階を含んでもよい。
前記修正する段階は、前記映像の一部に、モザイク処理、ブラー処理、背景画面合成処理または代替映像合成処理のうち少なくとも一つを遂行する段階を含んでもよい。
前記本発明の実施形態によるサーバで映像を修正する方法は、ユーザデバイスから映像及び映像処理要請を受信する段階と、前記映像処理要請に応答し、前記映像に含まれた客体を認識する段階と、前記映像が撮影された位置、前記映像が撮影された時刻、ユーザと、前記認識された客体との類似度のうち少なくとも一つに基づいて、前記客体が撮影制限要素(photographing restricted element)であるか否かということを判断する段階と、前記客体が前記撮影制限要素と決定されることにより、前記映像に含まれた前記客体を修正するために映像処理を行う段階と、を含む。
前記映像処理要請は、前記客体に対して遂行される前記映像処理のタイプを示すことができ、前記映像処理のタイプは、モザイク処理、ブラー処理、背景映像合成処理または代替映像合成処理に対応する。
前記客体が撮影制限要素であるか否かということを判断する段階は、位置情報を示す特徴を抽出するために、前記受信された映像を分析する段階と、前記位置を探すために抽出された特徴を、前記サーバに保存されたデータと比較する段階と、前記位置が撮影禁止領域に指定された位置によって、前記客体を撮影制限要素と判断する段階と、を含んでもよい。
ユーザデバイスは、映像を撮影する撮影部と、前記撮影された映像に含まれた人物、事物、または前記映像が撮影された位置のうち少なくとも一つを認識し、前記デバイスのユーザと、前記認識された人物との関係(relationship)、前記認識された事物、または前記認識された位置のうち少なくとも一つに基づいて、前記映像の修正を行う制御部と、を含んでもよい。
以下では、図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。
以下の実施形態において、類似した図面番号は、他の図面においても、類似した構成要素に使用される。詳細な構造及び要素と共に、詳細な説明に定義された事項は、例示的な実施形態をさらに良好に理解することができるように提供される。しかし、例示的な実施形態は、具体的に定義された事項なしに実施されるということは、明白である。また、必要以上に詳細に説明する場合、詳細な説明が明瞭に記載されないために、周知の機能及び構造については、詳細に説明しない。
図1は、本発明の実施形態による、撮影制限要素を含む映像を修正する方法の実施環境を図示した図面である。
図1を参照すれば、ユーザAは、スマートグラス100を利用して、人物または事物を含む映像、または特定位置に係わる映像を撮影することができる。このとき、撮影される映像とは、写真のような静止映像だけではなく、動画も含む。
スマートグラス100は、図示されているように、人物(ユーザB)、事物(彫刻品20)または撮影禁止標識30などを含む映像も撮影する。スマートグラス100は、撮影された映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置のうち少なくとも一つを認識し、認識結果に基づいて、映像に、撮影が制限される要素、すなわち、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断することができる。
このとき、撮影制限要素とは、プライバシー、著作権または保安などの理由で撮影が制限される人物、事物または位置などを意味する。かような撮影制限要素は、全ての人に一括しても適用され、あるいは撮影者によって、撮影制限要素が異なることもある。例えば、軍事保安地域に対する撮影は、全ての人に制限されるが、特定人物に対する撮影は、前記特定人物を知らない人にだけ制限されるのである。撮影が制限される人物または事物が映像に含まれているか、あるいは前記映像が、撮影が制限される位置で撮影されているならば、当該映像は、撮影制限要素を含むと判断する。
一方、スマートグラス100が映像を撮影し、撮影された映像を、スマートグラス100と連結された他のデバイスやサーバに伝送すれば、映像を受信したデバイスまたはサーバが、人物、事物または位置の認識を行い、映像に撮影制限要素が含まれているか否かということを判断することもできる。
該映像に撮影制限要素が含まれていると判断されれば、スマートグラス100、スマートグラス100と連結された他のデバイスまたはサーバは、撮影された映像を修正する。詳細には、撮影された映像において、撮影制限要素を識別または区別することができないように映像を修正する。映像を修正する具体的な方法については、以下、図面を参照して詳細に説明する。
一方、ユーザA 1は、スマートグラス100以外にも、多様なデバイスを利用して、撮影が行うことができるが、スマートウォッチ100−1のようなウェアラブルデバイス、スマートフォン100−2またはタブレットPC(personal computer)100−5のようなモバイルデバイス、カメラ100−3またはカムコーダ100−4のような一般的な撮影デバイスなどを使用することができる。また、たとえ以上で言及されていないデバイスであっても、写真または動画の撮影が可能な多様なデバイスが、本発明の実施形態に適用されるということは、自明である。
一般的に、最も多くのユーザが携帯するデバイスがスマートフォン100−2であろう上に、スマートフォン100−2に、本発明の実施に必要なユーザの情報が保存される可能性が高く、スマートフォン100−2は、映像修正のような処理の遂行も可能であるので、以下の実施形態においては、ユーザデバイスとして、スマートフォン100−2を利用する場合を仮定する。
図2は、本発明の実施形態による、撮影制限要素を含む映像を修正する方法の段階を図示したフローチャートである。
図2を参照すれば、201段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
202段階において、ユーザのデバイスは、撮影された映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置のうち少なくとも一つを認識する。このとき、ユーザのデバイスが、映像に含まれた人物を認識する具体的な方法は、例えば、顔認識(face recognition)方式が利用されてもよい。ただし、それに限定されずに、人物を識別することができる多様な方式が利用されもする。該顔認識は、具体的に映像から顔を検出し、一方、ユーザのデバイスは、映像に含まれた事物を検出し、検出された事物の形態及び色相のような特徴を抽出する方式で事物の認識を行うことができる。
一方、ユーザのデバイスが、映像が撮影された位置を認識する方法には、絶対的な位置を認識する方法、前記位置が特定場所であるか否かということを判断する方法、または前記位置が、撮影が制限される位置であるか否かということを判断する方法などが利用される。
第一に、絶対的な位置を認識する方法は、撮影を行うユーザのデバイスが直接内蔵したGPS(global position system)、または位置システムに基づいたWi−Fi(wireless fidelity)(WPS(Wi-Fi-based positioning system))を介して、撮影が行われた時点の緯度及び経度のような絶対的な位置を認識する方式によって遂行される。
第二に、特定場所に該当するか否かということを判断する方法は、撮影を行うユーザのデバイスが、撮影が行われる時点に、特定場所(例えば、博物館、レストランまたは教会など)内に位置するか否かということを判断する方式によって遂行される。例えば、ユーザのデバイスが特定場所に位置する場合、当該場所に具備されたサーバなどとの通信を介して、特定場所に位置すると判断することができる。または、ユーザのデバイスが、無線接触装置(wireless access point)またはGPSを利用した絶対的な位置を認識した後、データベースに既保存の特定場所の絶対的位置と比較することもできる。
第三に、撮影が制限される位置に該当するか否かということを判断する方法は、撮影を行うユーザのデバイスが、撮影が行われる時点に、撮影禁止区域に位置するか否かということを判断する方式によって遂行される。例えば、ユーザのデバイスが、撮影された映像に含まれた表示板(例えば、撮影禁止区域標識)を認識及び分析し、撮影禁止区域であるか否かということを判断することができる。または、ユーザのデバイスがGPSを利用した絶対的な位置を認識した後、データベースに既保存の撮影禁止区域の絶対的位置と比較することもできる。
映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置のうち少なくとも一つに対する認識が完了したならば、203段階において、ユーザのデバイスは、デバイスのユーザと、認識された人物との関係、認識された事物、及び認識された位置のうち少なくとも一つに基づいて、映像に撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する。すなわち、ユーザのデバイスは、該映像に修正が必要であるか否かということを判断する。もし該映像に撮影制限要素が含まれているのであるならば、ユーザのデバイスは、映像の修正が必要であると判断し、含まれていないのであるならば、修正が必要ではないと判断する。
このとき、デバイスのユーザと、認識された人物との関係とは、言い換えれば、撮影者と被撮影者との関係であり、撮影者と被撮影者とが互いに知り合いであるか否かということ、被撮影者が撮影者に自分の撮影を許容した関係であるか否かということ、または被撮影者が有名人であるので、特別に撮影者の撮影が制限されない関係であるか否かということなどを意味する。かようなデバイスのユーザと、認識された人物との関係に基づいて、該映像に含まれた被撮影者の撮影が制限される場合であるならば、映像に撮影制限要素が含まれていると判断する。
一方、認識された事物が、撮影が制限される事物であるならば、ユーザのデバイスは、映像に撮影制限要素が含まれていると判断する。撮影が制限される事物とは、例えば、芸術品のように、著作権保護の対象になる事物でもあり、それ以外にも、多様な理由で、一般人の撮影が制限される事物でもある。
認識された事物が撮影が制限される事物に該当するか否かということに係わる具体的な判断は、多様な方法によって行われるが、例えば、ユーザのデバイス内のメモリに、撮影が制限される事物に係わるデータベースが保存され、ユーザのデバイスは、認識された事物を、保存されたデータベースと比較することができる。または、外部のサーバに、撮影が制限される事物に係わるデータベースが保存されており、ユーザのデバイスは、サーバと通信を行い、データベースにアクセスし、認識された事物をデータベースと比較することもできる。または、選択的に、ユーザデバイスは、前記認識された事物の映像を前記外部サーバに伝送した後、前記外部サーバは、前記伝送された映像を自体のデータベースに保存された映像と比較し、比較結果を、前記ユーザデバイスに伝送することができる。または、ユーザのデバイスは、博物館のような特定場所に入ったとき、当該場所で管理するサーバから、当該場所内に存在する撮影が制限される事物に係わるデータベースを受信し、それを、認識された事物と比較することもできる。それ以外にも、認識された事物が撮影が制限される事物であるか否かということに係わる判断は、多様な方法によって行われる。
一方、認識された位置が、撮影が制限される位置であるならば、ユーザのデバイスは、映像に撮影制限要素が含まれていると判断する。撮影が制限される位置とは、例えば、軍事保安地域のように、保安上の理由で撮影が制限される位置でもあり、または公演場のように、著作権上の理由で撮影が制限される位置でもある。それ以外にも、多様な理由によって、許可されない人物による撮影が制限される位置がある。
認識された位置が、撮影が制限される位置に該当するか否かということに係わる具体的な判断は、多様な方法によって遂行されるが、例えば、ユーザのデバイス内のメモリに、撮影が制限される位置に係わるデータベースが保存され、ユーザのデバイスは、認識された位置を、保存されたデータベースと比較することができる。または、外部のサーバに、撮影が制限される位置に係わるデータベースが保存されており、ユーザのデバイスは、サーバと通信を行い、データベースにアクセスし、認識された位置をデータベースと比較することもできる。または、ユーザのデバイスは、撮影された映像に含まれた表示板(例えば、撮影禁止区域標識)を認識及び分析し、撮影禁止区域であるか否かということを判断することもできる。
204段階において、映像撮影制限要素が含まれているのであるならば、205段階に進み、ユーザのデバイスは、撮影映像を修正することができる。詳細には、ユーザのデバイスは、映像に含まれた撮影制限要素が識別または区別が不可能になるように、映像を修正することができる。例えば、ユーザのデバイスは、撮影が制限される人物または事物をモザイク処理するか、またはブラー処理することができる。または、ユーザのデバイスは、撮影が制限される人物または事物を除いた撮影された映像内の画面と合成するか、または既設定の代替イメージを合成することもできる。一方、撮影が制限される位置で撮影された映像であるならば、ユーザのデバイスは、映像全体に対して、識別または区別することができないように、モザイク処理、ブラー処理するか、あるいは映像全体に既設定の代替イメージを合成することもできる。それ以外にも、ユーザのデバイスは、映像に含まれた撮影制限要素を識別または区別が不可能になるように、映像を修正することができる。映像を修正する具体的な方法は、以下で当該図面を参照して詳細に説明する。
204段階において、映像に撮影制限要素が含まれていないのであるならば、映像の修正なしにプロセスを終了する。
一方、前記においては、図2の202段階ないし205段階が、撮影を行ったユーザのデバイスで遂行されると説明したが、それとは異なり、ユーザのデバイスと連結された他のデバイスまたはサーバにおいて、前記段階のうち一部または全部を遂行することもできる。詳しい例示は、以下で説明する。
図3ないし図6は、本発明の実施形態による、撮影制限要素を含む映像を修正する方法について説明するための図面である。
図3を参照すれば、ユーザAのスマートフォン100−2において、ユーザB及びユーザC含む映像を撮影する。次に、スマートフォン100−2は、撮影された映像に、撮影が制限される人物が含まれているか否かということを判断し、撮影が制限される人物が含まれている場合、映像を修正する。
図4ないし図6には、スマートフォン100−2がそれぞれ異なる方法によって映像に撮影が制限される人物が含まれているか否かということを判断し、映像を修正する例をそれぞれ図示している。
図4を参照すれば、スマートフォン100−2は、撮影された原本映像400aにおいて顔認識を行い、ユーザB及びユーザCの顔を認識する。スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザBとの類似度、及びユーザAとユーザCとの類似度が所定レベル以下であるか否かということを決定することができる。スマートフォン100−2は、映像で認識された顔を、それぞれスマートフォン100−2に保存されたアドレスブックに含まれた写真と比較する。スマートフォン100−2に保存されたアドレスブックには、氏名及び電話番号共に、対応する人の写真が保存されている。
図4において、スマートフォン100−2は、原本映像400aで認識された顔と、アドレスブックに含まれた写真とを比較した結果、ユーザBの写真がアドレスブックに存在することを確認する。スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザBとの類似度が所定レベルと同じであるか、あるいはそれより高く、ユーザBが撮影が許容される人物ということを決定する。
しかし、スマートフォン100−2は、ユーザCと一致する写真をアドレスブックで探し出すことができなければ、ユーザAとユーザCとの類似度が所定レベル以下であり、ユーザCは撮影が制限される人物であるということを決定する。言い換えれば、スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザCとが互いに関連性がないと判断することができる。従って、スマートフォン100−2は、映像に撮影制限要素が含まれていると判断して映像を修正する。例えば、スマートフォン100−2は、認識されたユーザCの識別または区別が不可能になるよう、にユーザCに対応する映像の一部を修正することができる。具体的には、スマートフォン100−2は、図4に図示されているように、撮影が制限される人物であるユーザCの顔領域に、モザイク処理を行い、修正映像400bを出力する。
例示的な実施形態において、前記モザイク処理は、さらに低い解像度で、ユーザCの顔領域を出力することを含む。
かように、スマートフォン100−2が認識された顔を、アドレスブックに含まれた写真と比較し、撮影制限要素を判断する理由は、ユーザAのスマートフォン100−2のアドレスブックに登録された人であるならば、ユーザAと互いに知り合い関係である可能性が高いからである。すなわち、スマートフォン100−2は、保存されたアドレスブックを利用して、ユーザAと被撮影者との関係を把握し、それに基づいて、撮影制限要素を含んでいるか否かということを判断する。
図5を参照すれば、スマートフォン100−2は、撮影された原本映像500aで顔認識を行い、ユーザBとユーザCとの顔を認識する。ユーザスマートフォン102−2は、ユーザAとユーザBとの類似度と、ユーザAとユーザCとの類似度とが所定レベル以下であるか否かということを決定する。スマートフォン100−2は、映像で認識された顔を、それぞれスマートフォン100−2のアルバムに保存された写真と比較する。
図5において、スマートフォン100−2は、原本映像500aで認識された顔と、アルバムに保存された写真とを比較した結果、ユーザBが、アルバムに保存された写真のうち少なくとも一つに含まれているということを確認する。スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザBとの類似度が所定レベルと同じであるか、あるいはそれより高く、ユーザBを撮影が許容される人物と決定する。
しかし、スマートフォン100−2は、ユーザC 3が含まれた写真をアルバムで探し出すことができなければ、スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザCとの類似度が所定レベルより低く、ユーザCを、撮影が制限される人物と判断する。言い換えれば、スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザCとが互いに関連性がないと判断することができる。従って、スマートフォン100−2は、映像に撮影制限要素が含まれていると判断して映像を修正する。例えば、スマートフォン100−2は、認識されたユーザCの識別または区別が不可能になるように、ユーザCに対応する映像の一部を修正することができる。具体的には、スマートフォン100−2は、図5に図示されているように、撮影が制限される人物であるユーザCの顔領域にモザイク処理を行い、修正映像500bを出力する。
スマートフォン100−2が、認識された顔を、アルバムに保存された写真と比較し、撮影制限要素を判断する理由は、ユーザAのスマートフォン100−2のアルバムに保存された写真に含まれた人であるならば、ユーザAと互いに知り合い関係である可能性が高いからである。すなわち、スマートフォン100−2は、保存されたアルバムの写真を利用して、ユーザAと被撮影者との関係を把握し、それに基づいて、撮影制限要素を含んでいるか否かということを判断する。
図6を参照すれば、スマートフォン100−2は、撮影された原本映像600aで顔認識を行い、ユーザBとユーザCとの顔を認識する。ユーザスマートフォン102−2は、ユーザAとユーザBとの類似度と、ユーザAとユーザCとの類似度とが所定レベル以下であるか否かということを決定する。スマートフォン100−2は、ユーザAのSNS使用記録を分析し、認識された人物とユーザAとの関係を把握する。例示的な実施形態において、SNSは、社会的ネットワーク(social networks)または社会的関係(social relations)を構築するプラットホームでもあるウェブ基盤またはインターネット基盤のonline SNSでもある。
図6において、スマートフォン100−2は、SNSの使用記録を分析し、ユーザAとユーザBとの類似度所定レベルが同しであるか、あるいはそれ以上であると決定すれば、スマートフォン100−2は、ユーザBを、撮影が許容される人物であると判断する。例えば、類似度は、ユーザAとユーザBとがSNS上で友人であるか否かということ、二人のうちいずれか一人が、SNS上に登録した掲示物に、他の一人がコメントを書き込んだか否かということなどのファクタ(factor)によって決定する。
ファクタそれぞれは、ユーザ設定またはデフォルトに基づいて、同一加重値または異なる加重値を有することができる。例えば、ユーザA及びユーザBが、SNS上で友人であるというファクタに対して、加重値3が与えられ、ユーザ二人のうちいずれか一つが、登録した掲示物に対して、他の一人がコメントを残したか否かということについては、加重値0.2が与えられる。所定レベルが10に設定され、ユーザA及びユーザBは、友人として登録されており(すなわち、ウェート3)、二人が他のユーザの掲示物にコメントを残した場合(すなわち、ウェート20)、前記類似度(すなわち、23)は、所定レベル(すなわち、10)より高いと決定される。
しかし、スマートフォン100−2は、SNSの使用記録を分析した結果、ユーザAとユーザCとの類似度が所定レベルより低い場合、スマートフォン100−2は、ユーザCが、撮影が制限される人物と判断する。言い換えれば、スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザCとが互いに関連性がないと判断することができる。従って、スマートフォン100−2は、映像に撮影制限要素が含まれていると判断し、映像を修正する。例えば、スマートフォン100−2は、認識されたユーザCの識別または区別が不可能になるように、ユーザCに対応する映像の一部を修正することができる。具体的には、スマートフォン100−2は、図6に図示されているように、撮影が制限される人物であるユーザCの顔領域にモザイク処理を行い、修正映像600bを出力する。
ユーザAとユーザBとの類似度と、ユーザAとユーザCとの類似度とを決定するとき、スマートフォン100−2は、アドレスブック、アルバム、SNS使用記録を共に分析することができる。例えば、スマートフォン100−2は、ユーザAとユーザBとの類似度を決定するとき、次のファクタ、すなわち、ユーザBがユーザAのアドレスブックに登録されているか否かということ、ユーザAのアルバムにユーザBの写真が保存された回数、ユーザAとBとが互いの掲示物に対してコメントを作成したか否かということなどを考慮することができる。例示的な実施形態は、それらに限定されるものではなく、撮影者と被撮影者との類似度を決定するとき、他のファクタを考慮することができる。
図7ないし図12には、本発明の実施形態による、撮影制限要素が映像に含まれた場合、映像を修正する多様な方法を図示している。
図7には、撮影制限要素にブラー処理を行う例を図示している。図7を参照すれば、原本映像700aには、ユーザB 2及びユーザC 3が含まれている。このうち、ユーザC 3が撮影制限要素に該当すると仮定する。従って、該映像において、ユーザC 3が表示された領域は、ブラー処理される。修正映像700bを参照すれば、ユーザC 3がブラー処理されているということを確認することができる。一方、映像の特定領域にブラー処理を行う具体的な方法は、一般的に周知の技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
図8には、撮影制限要素を背景画面と合成する例を図示している。図8を参照すれば、原本映像800aには、ユーザB 2及びユーザC 3が含まれている。そのうちユーザC 3が撮影制限要素に該当すると仮定する。従って、映像において、ユーザC 3は、背景画面と合成される。
このとき、ユーザC 3を背景画面と合成する方法は、具体的には、映像からユーザC 3を削除し、ユーザC 3周辺の背景画面と類似したイメージで、ユーザC 3が削除された領域を充填する。
図8の修正映像800bを参照すれば、ユーザC 3の枠(edge)3−1を境界に、外部に存在するピクセルと同一または類似したピクセルで、枠3−1の内部を充填する。例えば、枠3−1に隣接した内部のピクセル802は、枠3−1に隣接した外部のピクセル801と同一または類似した色相、彩度及び明度を有するように設定される。また、枠3−1内部のピクセルのうちピクセル802と隣接した他のピクセルは、ピクセル802と類似した色相、彩度及び明度などを有するように設定される。一方、映像のうち特定領域を背景画面と合成する方法には、当該技術分野で一般的に使用される多様な技術が適用されるので、ここで詳細な説明は省略する。
図9には、撮影制限要素を含む映像、に既保存の背景画面を合成する例を図示している。図9を参照すれば、原本映像900aには、ユーザB 2、ユーザC 3及び構造物901が含まれている。このうちユーザC 3が撮影制限要素に該当すると仮定する。原本映像900aを参照すれば、ユーザC 3は、構造物901と一部が重なるように表示されている。従って、該映像からユーザC 3を削除し、既保存の構造物901のイメージで、ユーザC 3が削除された領域を充填する。修正映像900bを参照すれば、映像からユーザC 3が表示された領域のうち構造物901と重なる部分は、既保存の構造物901のイメージで代替されているということが分かる。このとき、構造物901の全体イメージは、映像を修正するユーザデバイスまたはサーバなどにあらかじめ保存されている。
図10には、撮影制限要素を、既保存の代替イメージと合成する例を図示している。図10を参照すれば、原本映像1000aには、ユーザB 2及びユーザC 3が含まれている。このうちユーザC 3が撮影制限要素に該当すると仮定する。既保存の代替イメージ1001でユーザC 3を代替することにより、修正映像1000bを生成する。図10において、代替イメージ1001は、人物の顔を代替するためのイメージとして選択された。しかし、それとは異なり、人物全体を代替するためのイメージが選択されもする。
一方、撮影制限要素に該当する人物の顔に代替イメージを合成するにおいて、さらに自然な映像を得るために、原本映像での人物の顔の方向及び角度によって、代替イメージを合成することもできる。それに係わる例を、図11及び図12に図示している。
図11を参照すれば、原本映像1100aに含まれた人物の顔が正面を見ている。従って、修正映像1100bに図示されているように、原本映像1100aの人物の顔の方向及び角度によって、正面を見る代替イメージ1110を人物の顔部分に合成した。
一方、図12を参照すれば、原本映像1200aに含まれた人物の顔が側面を見ている。従って、修正映像1200bに図示されているように、原本映像1200aの人物の顔の方向及び角度によって、側面を見る代替イメージ1210を人物の顔部分に合成した。
かように、人物の顔の方向及び角度によって、対応する代替イメージを合成することにより、さらに自然な映像を得ることができる。
図13ないし図16は、本発明の実施形態による、撮影が制限される人物が含まれた映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図13を参照すれば、1301段階において、ユーザデバイスで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
1302段階において、ユーザデバイスは、撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。具体的には、映像から顔領域を検出し、検出された顔領域から特徴を抽出する方式で顔認識を行うことができる。
1303段階において、ユーザデバイスは、ユーザデバイスに保存されたデータを利用して、撮影者と被撮影者との関連度を判断する。すなわち、ユーザデバイスは、撮影者と被撮影者とが互いに知り合いであるか否かということを判断する。
1304段階において、ユーザデバイスは、撮影された映像に、撮影者と関連のない人物が含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影者と被撮影者との関連度を判断し、映像に、撮影者と関連のない人物が含まれているか否かということを判断する具体的な方法は、多様に具現され、何種類かの実施形態を、以下の図14ないし図16に図示している。
判断結果、撮影者と関連のない人物が撮影映像に含まれているのであるならば、1305段階に進み、ユーザデバイスは、撮影者と関連性がない人物に対する保護処理を行う。すなわち、ユーザデバイスは、撮影者と関連性がない人物を、映像で識別することができないように、映像を修正する。映像を修正する具体的な方法は、先に図7ないし図12を参照して説明した通りである。
図14を参照すれば、1401段階において、スマートフォンで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
1402段階において、スマートフォンは、撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。具体的には、映像から顔領域を検出し、検出された顔領域から特徴を抽出する方式で顔認識を行うことができる。
1403段階において、スマートフォンは、認識された人物がスマートフォンのアドレスブックに存在するか否かということを判断する。詳細には、認識された人物がスマートフォンのアドレスブックに含まれた少なくとも1枚の写真と一致するか否かということを判断する。判断結果、認識された人物がスマートフォンのアドレスブックに存在しないのであるならば、1404段階に進む。
1404段階において、スマートフォンは、認識された人物に対してモザイク処理を行う。一方、スマートフォンは、認識された人物に対して、ブラー処理、背景画面との合成処理などを行うこともできる。
図15を参照すれば、1501段階において、スマートフォンで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
1502段階において、スマートフォンは、撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。具体的には、映像から顔領域を検出し、検出された顔領域から特徴を抽出する方式で顔認識を行うことができる。
1503段階において、スマートフォンは、認識された人物がスマートフォンのアルバムに保存された写真に存在するか否かということを判断する。詳細には、認識された人物と一致する人物が、アルバムに保存された少なくとも1枚の写真に含まれているか否かということを判断する。判断結果、認識された人物が、スマートフォンのアルバムに保存された写真に存在しないのであるならば、1504段階に進む。
1504段階において、スマートフォンは、認識された人物に対して、モザイク処理を行う。一方、スマートフォンは、認識された人物に対して、ブラー処理、背景画面との合成処理などを行うこともできる。
図16を参照すれば、1601段階において、スマートフォンで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
1602段階において、スマートフォンは、撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。具体的には、映像から顔領域を検出し、検出された顔領域から特徴を抽出する方式で顔認識を行うことができる。
1603段階において、スマートフォンは、撮影者、すなわち、スマートフォンユーザのSNS使用記録を分析する。スマートフォンには、ユーザがスマートフォンを使用した多様な記録が保存されており、そのうちSNS使用記録を分析する。
1604段階において、スマートフォンは、認識された人物が、SNS上で撮影者の知人として登録されているか否かということを判断する。判断結果、認識された人物が、SNS上で撮影者の知人として登録されていないのであるならば、1605段階に進む。
1605段階において、スマートフォンは、認識された人物に対して、モザイク処理を行う。一方、スマートフォンは、認識された人物に対して、ブラー処理、背景画面との合成処理などを行うこともできる。
一方、図14ないし図16では、ユーザデバイスがスマートフォンである場合を例として挙げたが、それとは異なり、タブレットPCのように、写真撮影が可能であり、アドレスブックを含む多様なデバイスが使用されてもよい。
図17及び図18は、本発明の実施形態による、2以上のユーザデバイスを利用して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法について説明するための図面である。特に、図17及び図18に図示された実施形態においては、撮影を行うユーザデバイスと、映像処理を行うユーザデバイスとが互いに分離される。
図17を参照すれば、ユーザA 1は、自分のウェアラブルデバイスであるスマートグラス100を利用して、人物を含む映像を撮影する。このとき、撮影映像には、ユーザB 2及びユーザC 3が含まれる。スマートグラス100は、撮影された映像を、やはりユーザA 1のデバイスであるスマートフォン100−2に伝送する。撮影映像を受信したスマートフォン100−2は、受信された映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、含まれていると判断されれば、映像の修正を行う。
図18を参照すれば、スマートフォン100−2は、スマートグラス100から受信した原本映像1800aに含まれた人物の顔認識を行う。原本映像1800aに含まれたユーザB 2及びユーザC 3の顔認識が完了すれば、スマートフォン100−2は、認識された人物の顔を、それぞれスマートフォン100−2に保存されたアドレスブックに含まれた写真と比較する。スマートフォン100−2に保存されたアドレスブックには、氏名及び電話番号と共に、対応する人の写真が保存されている。
図18において、スマートフォン100−2が、原本映像1800aで認識された顔と、アドレスブックに含まれた写真とを比較した結果、ユーザB 2の写真が、アドレスブックに存在すると確認されたならば、スマートフォン100−2は、ユーザB 2を、撮影が許容される人物であると判断する。しかし、スマートフォン100−2は、ユーザC 3と一致する写真は、アドレスブックで探し出すことができなければ、ユーザC 3を、撮影が制限される人物と判断する。従って、スマートフォン100−2は、映像に、撮影制限要素が含まれていると判断し、映像を修正する。例えば、スマートフォン100−2は、撮影が制限される人物であるユーザC 3を背景画面と合成し、修正映像1800bを出力することができる。ユーザC 3を背景画面と合成する具体的な方法は、先に図8を参照して説明した通りである。
それ以外にも、スマートフォン100−2は、原本映像1800aで認識された顔をスマートフォン100−2のアルバムに保存された写真と比較したり、ユーザA 1のSNS使用記録を分析したりする方法で、撮影が制限される人物を判断することもできる。具体的な方法は、先に図5及び図6を参照して説明した部分を参照する。
また、図18には、スマートフォン100−2が、ユーザC 3を背景画面と合成する例を図示したが、それ以外にも、ユーザC 3に対して、モザイク処理するか、ブラー処理するか、または代替イメージで合成するなど多様な方法で映像を修正することができる。詳細な内容は、図7ないし図12を参照する。
図19は、本発明の実施形態による、撮影制限要素を含む映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図19を参照すれば、1901段階において、ウェアラブルデバイスで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、ウェアラブルデバイスは、スマートグラスまたはスマートウォッチのように撮影機能が具備されたウェアラブルデバイスが使用されてもよい。
1902段階において、ウェアラブルデバイスは、撮影映像をスマートフォンに伝送する。このとき、ウェアラブルデバイスのユーザが所持したスマートフォンに映像が伝送されるが、スマートフォンではないタブレットPCなどのデバイスが使用されもする。
1903段階において、映像を受信したスマートフォンは、映像に含まれた人物の顔認識を行う。具体的には、映像から顔領域を検出し、検出された顔領域から特徴を抽出する方式で顔認識を行うことができる。
1904段階において、スマートフォンは、認識された人物がスマートフォンのアドレスブックに存在するか否かということを判断する。すなわち、スマートフォンは、認識された顔を、アドレスブックに保存された写真と比較し、一致する写真があるか否かということを判断する。
判断結果、認識された人物がスマートフォンのアドレスブックに存在しないのであるならば、1905段階に進み、認識された人物に対して、背景画面と合成処理する。
図20ないし図22は、本発明の実施形態による、被撮影者のデバイスとの通信を介して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法について説明するための図面である。特に、図20ないし図22に図示された実施形態においては、被撮影者のデバイスが撮影者のデバイスに撮影許容いかんを伝送する。
図20を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2で、ユーザB 2を含む映像を撮影する。ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影を行うとき、被撮影者であるユーザB 2のスマートフォン200に、撮影通知を伝送する。このとき、伝送される撮影通知には、ユーザA 1を識別することができる識別情報が含まれている。
撮影通知を受信したユーザB 2のスマートフォン200は、撮影通知に含まれた識別情報を利用して、撮影者がユーザA 1であることを確認し、ユーザA 1の撮影を許容するか否かということを判断する。撮影通知に含まれた識別情報を利用して撮影者を識別し、撮影許容いかんを判断する具体的な方法は、以下、図21を参照して説明する。
ユーザB 2のスマートフォン200は、撮影許容いかんを判断したならば、ユーザA 1のスマートフォン100−2に撮影許容いかんを伝送する。ユーザA 1のスマートフォン100−2は、受信した撮影許容いかんにより、映像を修正するか、あるいは修正せずに保存する。
図21には、ユーザA 1のスマートフォン100−2が、ユーザB 2のスマートフォン200に撮影通知を伝送し、ユーザB 2のスマートフォン200が撮影許容いかんを判断した後、それをユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する過程を図示している。
図21を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2を撮影するとき、ユーザB 2のスマートフォン200に、ユーザA 1の識別情報を含む撮影通知を伝送する。このとき、撮影通知に含まれる識別情報には、ユーザA 1の氏名及び写真などが含まれている。
ユーザB 2のスマートフォン200は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した撮影通知に含まれたユーザA 1の識別情報を利用して、撮影許容いかんを判断する。詳細には、ユーザB 2のスマートフォン200は、識別情報に含まれたユーザA 1の写真を、アドレスブックに保存された写真と比較するか、あるいは識別情報に含まれたユーザA 1の氏名を、アドレスブックに保存された氏名と比較する。比較した結果、アドレスブックにユーザA 1の写真または氏名が存在しないのであるならば、スマートフォン200は、撮影が許容されないと判断する。反対に、アドレスブックに、ユーザA 1の写真または氏名が存在するのであるならば、スマートフォン200は、撮影が許容されると判断する。
一方、ユーザB 2のスマートフォン200は、識別情報に含まれたユーザA 1の写真を、スマートフォン200のアルバムに保存された写真と比較するか、あるいはユーザB 2のSNS使用記録分析を介して、撮影許容いかんを判断することもできる。
図21において、ユーザB 2のスマートフォン200は、アドレスブックに、ユーザA 1の写真が存在しないのであるならば、撮影が不可能であると判断し、ユーザA 1のスマートフォン100−2に撮影不可メッセージを伝送する。このとき、ユーザB 2のスマートフォン200は、撮影不可メッセージと共に、ユーザB 2の写真を、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。
次に、図22を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影された原本映像1600aで顔認識を行う。顔認識が完了すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2のスマートフォン200から、撮影不可メッセージと共に受信したユーザB 2の写真と、原本映像1600aで認識された顔とを比較する。比較結果、認識された顔が、撮影不可メッセージと共に受信したユーザB 2の写真と一致すると判断されれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、原本映像1600aにおいて、ユーザB 2の顔部分をモザイク処理し、修正映像1600bを出力する。一方、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、モザイク処理以外に、ブラー処理、背景画面との合成、または代替イメージとの合成などの方法で映像を修正することもできる。
図23は、本発明の実施形態による、被撮影者のデバイスとの通信を介して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図23を参照すれば、2301段階において、撮影者のデバイスは、被撮影者のデバイスに、撮影者の識別情報を含む撮影通知を伝送する。例えば、撮影者のデバイスは、撮影遂行時、周辺の一定距離以内に位置するデバイスを検索し、検索されたデバイスに、撮影通知を伝送することができる。デバイスの検索、及び撮影通知の伝送には、Wi−Fiダイレクトまたはブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))のような近距離無線通信が使用され、撮影通知を受信するためには、被撮影者のデバイスで同意が必要でもある。
2302段階において、被撮影者のデバイスは、受信した撮影通知に含まれた撮影者の識別情報を利用して、撮影の許容いかんを判断する。
判断結果、撮影が許容されると判断されれば、2303段階を経て、2307段階に進む。2307段階において、被撮影者のデバイスは、撮影許容メッセージを撮影者のデバイスに伝送する。それを受信した撮影者のデバイスは、撮影された映像に、撮影制限要素が含まれていないと判断し、映像を、修正なしに保存する。
一方、判断結果、撮影が許容されないと判断されれば、2303段階を経て2304段階に進む。2304段階において、被撮影者のデバイスは、被撮影者の写真と共に、撮影不可メッセージを撮影者のデバイスに伝送する。
2305段階において、撮影者のデバイスは、撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。
2306段階において、撮影者のデバイスは、撮影映像で認識された顔を、受信した被撮影者の写真と比較し、被撮影者の写真と一致する顔を保護処理する。すなわち、被撮影者の写真と一致する顔に、モザイク処理、ブラー処理、背景画面との合成処理、または代替イメージとの合成処理などを行う。
図24には、被撮影者のデバイスのアドレスブックを利用して、撮影許容いかんを判断する具体的な実施形態のフローチャートを図示している。
図24を参照すれば、2401段階において、撮影者のスマートフォンは、被撮影者のスマートフォンに、撮影者の識別情報を含む撮影通知を伝送する。
2402段階において、被撮影者のスマートフォンは、受信した撮影者の識別情報を利用して、アドレスブックに撮影者が存在するか否かということを判断する。詳細には、撮影者の識別情報に含まれた撮影者の氏名または写真を、アドレスブックに保存された氏名または写真と比較する。一方、被撮影者のスマートフォンは、撮影者の識別情報を、被撮影者のスマートフォンに保存されたアルバムと比較するか、被撮影者のSNS使用記録を分析することにより、撮影許容いかんを判断することもできる。
判断結果、アドレスブックに撮影者が存在するのであるならば、撮影が許容されると判断し、2406段階に進み、被撮影者のスマートフォンは、撮影許容メッセージを撮影者のスマートフォンに伝送する。
一方、判断結果、アドレスブックに撮影者が存在しないのであるならば、撮影が許容されないと判断して2403段階に進む。
2403段階において、被撮影者のスマートフォンは、被撮影者の写真と共に、撮影不可メッセージを撮影者のスマートフォンに伝送する。
2404段階において、撮影者のスマートフォンは、撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。
2405段階において、撮影者のスマートフォンは、撮影映像で認識された顔を、受信した被撮影者の写真と比較し、被撮影者の写真と一致する顔を保護処理する。すなわち、被撮影者の写真と一致する顔に、モザイク処理、ブラー処理、背景画面との合成処理、または代替イメージとの合成処理などを行う。
図25及び図26は、本発明の実施形態による、サーバを利用して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法について説明するための図面である。
図25を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2及びユーザC 3を含む映像を撮影し、撮影された原本映像をサーバ300に伝送し、映像処理を要請する。サーバ300は、受信した原本映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断した後、含まれていると判断された場合、映像を修正し、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。サーバ300が、映像に撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する具体的な方法は、以下、図26を参照して詳細に説明する。
図26を参照すれば、サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した原本映像2600aで、ユーザB 2及びユーザC 3の顔認識を行う。サーバ300は、既保存のプライバシー保護情報2610を参照し、認識された人物が撮影が許容されるか否かということを判断する。
このとき、プライバシー保護情報2610は、少なくとも1人のユーザに対して、撮影が許容される他のユーザを定義する。図26を参照すれば、プライバシー保護情報2610には、各ユーザ別に撮影が許容される他のユーザがマッピングされている。例えば、ユーザAは、他のユーザの撮影を全く許容しない。また、ユーザBは、ユーザAの撮影のみを許容し、ユーザCは、ユーザB及びユーザDの撮影を許容する。
サーバ300は、原本映像2600aで認識されたユーザB 2及びユーザC 3の顔を、プライバシー保護情報2610と比較し、撮影許容いかんを判断する。プライバシー保護情報2610によれば、ユーザB 2は、ユーザA 1の撮影を許容し、ユーザC 3は、ユーザA 1の撮影を許容しないので、サーバ300は、ユーザC 3を撮影制限要素と判断する。
一方、撮影許容いかんの判断のために、サーバ300は、原本映像2600aの撮影者が、ユーザA 1であるということを確認しなければならないが、このために、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、原本映像2600aと共に、ユーザA 1の識別情報をサーバ300に伝送することができる。
サーバ300は、ユーザC 3が撮影制限要素であるということを確認すれば、原本映像2600aにおいて、ユーザC 3にモザイク処理して修正映像2600bを生成し、生成された修正映像2600bを、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。一方、サーバ300は、モザイク処理以外に、ブラー処理、背景画面合成処理または代替イメージ合成処理を介して、映像を修正することもできる。
図27は、本発明の実施形態による、サーバを利用して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図27を参照すれば、2701段階において、ユーザデバイスで映像を撮影する。
2702段階において、ユーザデバイスは、撮影された映像をサーバに伝送し、映像処理を要請する。
2703段階において、サーバは、ユーザデバイスから受信した撮影映像に含まれた人物の顔認識を行う。
2704段階において、サーバは、既保存のプライバシー保護情報を参照し、認識された人物の撮影許容いかんを判断する。すなわち、サーバは、受信した撮影映像の撮影者に認識された人物の撮影が許容されるか否かということを判断する。プライバシー保護情報を利用して、撮影許容いかんを判断する具体的な方法は、前述の図26を参照する。
2705段階において、サーバは、認識された人物がユーザの撮影を許容しないと判断すれば、2706段階に進み、受信した撮影映像において、人物に対する保護処理を行う。次に、2707段階において、サーバは、修正された映像をユーザデバイスに伝送する。
一方、2705段階において、サーバは、認識された人物がユーザの撮影を許容すると判断すれば、2707段階に進み、受信した映像を、修正なしにユーザデバイスに伝送する。
図28ないし図31は、本発明の実施形態による、サーバを利用して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法について説明するための図面である。特に、図28ないし図31に図示された実施形態において、撮影を行うユーザデバイスは、サーバが管理する暗号化キーを利用して撮影映像を暗号化した後、サーバに伝送することにより、撮影者は、サーバでの処理を経ていない原本映像にアクセスすることができない。
図28を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、サーバ300から暗号化キーを受信する。このとき、暗号化キーは、サーバ300によって管理される。ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2及びユーザC 3を撮影し、サーバ300から受信した暗号化キーを利用して、撮影映像を暗号化する。このとき、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影後直ちに映像を暗号化するので、ユーザA 1は、原本映像にアクセスすることができない。
図29に図示されているように、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、暗号化された映像をサーバ300に伝送する。
図30を参照すれば、サーバ300は、受信した映像を復号する。映像の暗号化に使用された暗号化キーは、サーバ300で管理されるので、サーバ300は、それを利用して、受信した映像を復号することができる。サーバ300は、復号された映像で顔認識を行い、ユーザB 2及びユーザC 3の顔を認識する。顔認識遂行後、サーバ300は、既保存のプライバシー保護情報3010を利用して、認識された人物の撮影許容いかんを判断する。プライバシー保護情報3010を利用して、撮影許容いかんを判断する具体的な方法は、先に図26を参照して説明した通りである。
サーバ300は、プライバシー保護情報3010を参照し、撮影許容いかんを判断した結果、ユーザC 3の撮影が許容されないと判断されれば、映像において、ユーザC 3をモザイク処理して映像を修正する。
次に、サーバ300は、図31に図示されているように、修正された映像を、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。
図32は、本発明の実施形態による、サーバを利用して、撮影制限要素を含む映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図32を参照すれば、3201段階において、ユーザデバイスは、人物が含まれた映像を撮影する。
3202段階において、ユーザデバイスは、サーバから受信した暗号化キーを利用して、撮影映像を暗号化する。このとき、暗号化キーは、サーバで管理する。
3203段階において、ユーザデバイスは、暗号化された映像をサーバに伝送する。
3204段階において、サーバは、ユーザデバイスから受信した映像を復号し、映像に含まれた人物の顔認識を行う。
3205段階において、サーバは、既保存のプライバシー保護情報を参照し、認識された人物の撮影許容いかんを判断する。プライバシー保護情報を参照し、撮影許容いかんを判断する具体的な方法は、先に図26を参照して説明した通りである。
3206段階において、サーバは、撮影が許容されない人物に対する保護処理を行う。例えば、映像に含まれた人物のうち撮影が許容されない人物に対して、モザイク処理、ブラー処理、背景画面合成処理または代替イメージ合成処理などを行う。
3207段階において、サーバは、修正された映像を、ユーザデバイスに伝送する。
図33ないし図37は、本発明の実施形態による、撮影が制限される事物を含む映像を修正する方法について説明するための図面である。
図33を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2及び彫刻品20を含む映像を撮影する。ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影映像をサーバ300に伝送し、映像処理を要請する。サーバ300は、受信した映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、含まれていると判断される場合、映像を修正し、修正された映像を、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。このとき、サーバ300が、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、映像を修正する実施形態を、図34ないし図37に図示する。
図34を参照すれば、サーバ300は、原本映像3400aに含まれた事物を認識する。すなわち、原本映像3400aに含まれた彫刻品20の形態及び色相などの特徴を抽出する方式で、彫刻品20を認識する。サーバ300は、認識した彫刻品20が、サーバ300に保存された撮影制限事物データベースに存在するか否かということを判断する。撮影制限事物データベースには、撮影が制限される事物の写真が保存されている。
判断結果、撮影制限事物データベースに認識された彫刻品20が含まれているならば、サーバ300は、彫刻品20を、撮影制限要素と判断する。サーバ300は、原本映像3400aにおいて、彫刻品20をモザイク処理し、修正映像3400bを生成し、生成された修正映像3400bを、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。
一方、図35ないし図37には、他の方法で映像を修正する実施形態を図示している。図35ないし図37において、サーバ300が、映像で事物を認識し、既保存の撮影制限事物データベースを利用して、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する方法は、図34で説明した通りである。ただし、映像修正において、図35では、ブラー処理を行い、修正映像3500bを生成する。図36では、背景画面合成処理を行い、修正映像3600bを生成するが、背景画面と合成をする具体的な方法は、先に図8で説明した通りである。図37では、代替イメージ3710を合成し、修正映像3700bを生成する。
図38は、本発明の実施形態による、撮影が制限される事物を含む映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図38を参照すれば、3801段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。
3802段階において、ユーザのデバイスは、撮影映像をサーバに伝送する。
3803段階において、サーバは、撮影映像に含まれた事物の認識を行う。具体的には、映像に含まれた事物を検出し、検出された事物の形態及び色相のような特徴を抽出する。
3804段階において、サーバは、認識された事物が、既保存の撮影制限事物データベースに存在するか否かということを判断する。撮影制限事物データベースには、撮影が制限される事物のリストが保存されている。
判断結果、認識された事物が、撮影制限事物データベースに存在すれば、3805段階に進み、サーバは、認識された事物に対する保護処理を行って映像を修正し、3806段階において、サーバは、修正された映像を、ユーザデバイスに伝送する。
しかし、判断結果、認識された事物が、撮影制限事物データベースに存在しないのであるならば、3806段階に進み、サーバは、映像の修正なしに、映像をユーザデバイスに伝送する。
図39ないし図41は、本発明の実施形態による、撮影が制限される位置で撮影された映像を修正する方法について説明するための図面である。
図39を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影が制限される公演場で撮影を行い、撮影映像をサーバ300に伝送し、映像処理を要請する。このとき、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影映像と共に、位置情報を、サーバ300に伝送する。伝送される位置情報は、スマートフォン100−2が撮影を行った位置に係わる情報であり、スマートフォン100−2は、内蔵されたGPSなどを利用して、撮影時の位置を確認し、確認された位置を、サーバ300に伝送する。または、スマートフォン100−2は、連結された基地局またはAP(access point)の位置などを利用して、撮影時の位置を確認するような多様な方法で、位置情報を生成することができる。
サーバ300は、受信した位置情報を利用して、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する。サーバ300が、映像に撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する具体的な方法は、以下、図40及び図41を参照して説明する。
一方、サーバ300は、映像に、撮影制限要素が含まれているならば、映像を修正し、修正された映像を、ユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。
図40を参照すれば、サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した位置情報を分析して撮影が行われた位置を確認し、確認された位置が、撮影が制限される位置に該当するか否かということを判断する。すなわち、サーバ300は、既保存の撮影制限位置データベースに確認された撮影位置が含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影制限位置データベースには、公演場、博物館または軍事保安地域のように、一般人の撮影が制限される位置情報が保存されている。
判断結果、確認された撮影位置が、撮影制限位置データベースに含まれているならば、サーバ300は、映像に、撮影制限要素が含まれていると判断し、映像を修正する。図40において、サーバ300は、原本映像4000a全体にモザイク処理を行い、修正映像4000bを生成した。
図41を参照すれば、サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した位置情報を分析して撮影が行われた位置を確認し、確認された位置が、撮影が制限される位置に該当するか否かということを判断する。すなわち、サーバ300は、既保存の撮影制限位置データベースに確認された撮影位置が含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影制限位置データベースには、公演場、博物館または軍事保安地域のように、一般人の撮影が制限される位置情報が保存されている。
判断結果、確認された撮影位置が、撮影制限位置データベースに含まれているならば、サーバ300は、映像に、撮影制限要素が含まれていると判断し、映像を修正する。図41において、サーバ300は、原本映像4100a全体に代替イメージを合成し、修正映像4100bを生成した。一方、それ以外にも、サーバ300は、映像全体をブラー処理する方式で映像を修正することもできる。
一方、図39ないし図41では、サーバ300が映像を修正する実施形態について説明したが、それとは異なり、サーバ300は、単に、スマートフォン100−2から受信した位置情報を分析し、撮影制限位置に該当するか否かということのみを判断し、スマートフォン100−2に伝送し、それを受信したスマートフォン100−2が映像を修正することもできる。
図42は、本発明の実施形態による、撮影が制限される位置で撮影された映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図42を参照すれば、4201段階において、ユーザのデバイスで、映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
4202段階において、ユーザのデバイスは、撮影時の位置を認識し、位置情報を、サーバに伝送する。このとき、ユーザのデバイスは、内蔵されたGPSなどを利用して、撮影時の位置を確認することができる。または、ユーザのデバイスは、連結された基地局またはAPの位置などを利用して、撮影時の位置を確認することもできる。
4203段階において、サーバは、認識された位置が、撮影制限位置に含まれるか否かということを判断する。詳細には、サーバは、受信した位置情報を分析して撮影が行われた位置を確認し、確認された位置を、既保存の撮影制限位置データベースと比較する。このとき、撮影制限位置データベースには、公演場、博物館または軍事保安地域のように、一般人の撮影が制限される位置情報が保存されている。
判断結果、確認された撮影位置が、撮影制限位置データベースに含まれているならば、サーバは、映像に、撮影制限要素が含まれていると判断し、4204段階に進む。4204段階において、サーバは、映像を修正し、修正された映像をユーザのデバイスに伝送する。すなわち、サーバは、映像に、モザイク処理、ブラー処理または代替イメージ合成処理を行い、修正映像を生成し、生成された修正映像をユーザのデバイスに伝送する。
図43ないし図45は、本発明の実施形態による、撮影が制限される位置で撮影された映像を修正する方法について説明するための図面である。特に、図43ないし図45に図示された実施形態において、ユーザデバイスは、撮影禁止標識の認識を介して、撮影制限位置に該当すると判断する。
図43を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2及び撮影禁止標識30を含む映像を撮影する。このとき、撮影禁止標識30は、図43に図示されているように、撮影禁止を意味する記号及び文言で構成され、あるいは、それと異なる形態で構成されもする。例えば、撮影禁止の意味を含むバーコード、QRコード(登録商標)またはカラーコードの形態で構成されもする。撮影禁止標識が、バーコード、QRコード(登録商標)またはカラーコードで構成されれば、撮影者は、当該標識が撮影禁止標識に該当するということを知ることができないこともあるが、スマートフォン100−2は、撮影者が、不注意にまたは意図的に、標識を避けて撮影することを防止することがである。
図44を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、原本映像4400aに含まれた撮影禁止標識30を認識する。詳細には、スマートフォン100−2は、撮影禁止標識30に含まれた記号30−1または文言30−2のうち少なくとも一つを認識する。撮影禁止標識30を認識したスマートフォン100−2は、映像が撮影制限位置で撮影されたと判断する。すなわち、スマートフォン100−2は、映像に、撮影制限要素が含まれていると判断する。従って、スマートフォン100−2は、原本映像4400a全体をモザイク処理し、修正映像4400bを生成する。
図45を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、原本映像4500aに含まれた撮影禁止標識30を認識する。詳細には、スマートフォン100−2は、撮影禁止標識30に含まれた記号30−1または文言30−2のうち少なくとも一つを認識する。撮影禁止標識30を認識したスマートフォン100−2は、映像が撮影制限位置で撮影されたと判断する。すなわち、スマートフォン100−2は、映像に、撮影制限要素が含まれていると判断する。従って、スマートフォン100−2は、原本映像4500a全体に代替イメージを合成し、修正映像4500bを生成する。
図46は、本発明の実施形態による、撮影が制限される位置で撮影された映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図46を参照すれば、4601段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。
4602段階において、ユーザのデバイスは、映像に含まれた客体を認識する。
4603段階において、ユーザのデバイスは、認識された客体において、撮影制限標識が存在するか否かということを判断する。判断結果、認識された客体内に、撮影制限標識が存在するならば、4604段階に進み、ユーザデバイスは、映像を修正する。このとき、ユーザデバイスは、映像全体を、モザイク処理、ブラー処理または代替イメージ合成処理する方式で映像を修正する。
図47ないし図49は、本発明の実施形態による、プライバシー保護情報によって、人物の撮影を制限する実施形態について説明するための図面である。
図47を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、ユーザB 2及びユーザC 3を含む映像を撮影する。撮影後、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、サーバ300に撮影映像を伝送し、映像処理を要請する。このとき、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、サーバ300から受信した暗号化キーを利用して、撮影映像を暗号化した後、サーバ300に伝送することもできる。
サーバ300は、既保存のプライバシー保護情報4710を利用して、受信した映像に、撮影制限要素が含まれるか否かということを判断する。もし受信した映像が、暗号化された映像であるならば、サーバ300は、暗号化キーを利用して、映像の復号を行った後、撮影制限要素を含んでいるか否かということを判断する。このとき、プライバシー保護情報4710には、各ユーザ別に撮影が制限される時間及び位置がマッピングされて保存されている。
一方、プライバシー保護情報4710を利用して、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する具体的な方法は、以下、図48及び図49を参照して詳細に説明する。
サーバ300は、受信した映像に、撮影制限要素が含まれていると判断された場合、映像を修正し、修正された映像をユーザA 1のスマートフォン100−2に伝送する。
以下では、図48及び図49を参照し、サーバ300が、プライバシー保護情報4710を利用して、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、映像を修正する具体的な方法について詳細に説明する。
図48を参照すれば、スマートフォン100−2は、暗号化された撮影映像を、サーバ300に伝送する。このとき、スマートフォン100−2は、映像と共に、撮影が行われた位置に係わる位置情報も、サーバ300に伝送する。スマートフォン100−2は、内蔵されたGPSを利用するか、連結された基地局またはAPの位置を利用して、撮影が行われる位置を把握し、それを、位置情報として、サーバ300に伝送することができる。図48に図示された実施形態においては、スマートフォン100−2は、撮影位置に係わる位置情報として、「学校」をサーバ300に伝送した。
図49を参照すれば、サーバ300は、受信した映像を復号した後、映像で、ユーザB 2及びユーザC 3に対する顔認識を行う。サーバ300は、認識された顔のユーザに対応する撮影制限時間及び位置を、既保存のプライバシー保護情報4910から確認する。プライバシー保護情報4910には、各ユーザ別に、撮影が制限される時間または位置のうち少なくとも一つが保存されている。
図49に図示されたプライバシー保護情報4910を見れば、ユーザAは、24時から06時の間には、撮影を許容せず、「家」での撮影を許容しない。ユーザBは、22時から09時の間には、撮影を許容しないが、撮影が制限される位置は設定していない。ユーザCは、撮影が制限される時間を設定せず、「学校」での撮影を許容しない。
サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した位置情報(「学校」)及び撮影時刻に基づいて、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する。このために、サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から、撮影映像の受信時、撮影が行われた時刻を共に受信することができる。
図49において、サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した位置情報及び時刻情報を利用して、撮影が行われた位置及び時刻が、それぞれ「学校」及び「21時」であるということを確認する。
サーバ300は、プライバシー保護情報4710を参照し、ユーザB 2は、22時から9時の間に撮影が制限され、位置については、撮影制限条件がないということを確認する。サーバ300は、確認された撮影時刻(「21時」)は、ユーザB 2の撮影制限時間帯に含まれないので、ユーザB 2は、撮影が制限されないと判断する。すなわち、サーバ300は、ユーザB 2は、撮影制限要素ではないと判断する。
一方、サーバ300は、プライバシー保護情報4710を参照し、ユーザC 3は、「学校」での撮影が制限され、時間については、撮影制限条件がないということを確認する。サーバ300は、確認された撮影位置(「学校」)が、ユーザC 3の撮影制限位置に含まれるので、ユーザC 3は、撮影が制限されると判断する。すなわち、サーバ300は、ユーザC 3は、撮影制限要素に該当すると判断する。
従って、サーバ300は、ユーザC 3に対してのみモザイク処理を行い、映像を修正する。
図50は、本発明の実施形態による、プライバシー保護情報によって、人物の撮影を制限する実施形態を示すフローチャートである。
図50を参照すれば、5001段階において、ユーザデバイスで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
5002段階において、ユーザデバイスは、サーバから受信した暗号化キーを利用して、撮影映像を暗号化する。このとき、暗号化キーは、サーバで管理する。
5003段階において、ユーザデバイスは、暗号化された映像、及びデバイスの位置情報をサーバに伝送する。
5004段階において、サーバは、受信した映像を復号し、映像に含まれた人物の顔認識を行う。具体的には、映像から顔領域を検出し、検出された顔領域から特徴を抽出する方式で顔認識を行うことができる。
5005段階において、サーバは、ユーザデバイスから受信した位置情報及び撮影時刻に基づいて、既保存のプライバシー保護情報を参照し、認識された人物の撮影許容いかんを判断する。
5006段階において、サーバは、撮影が許容されない人物に対する保護処理を行う。すなわち、サーバは、映像で、撮影が許容されない人物を識別することができないように、モザイク処理、ブラー処理、背景画面合成処理または代替イメージ合成処理のうち少なくとも一つを行い、映像を修正することができる。
5007段階において、サーバは、修正された映像をユーザデバイスに伝送する。
図51は、本発明の実施形態によるユーザデバイスの構成を図示した図面である。図51を参照すれば、本発明の実施形態によるユーザデバイス1000は、ユーザ・インターフェース部1100、カメラ1200、保存部1300、通信インターフェース1400及び制御部1500を含んでもよい。そして、制御部1500は、映像分析部1510及び映像修正部1520を含んでもよい。
一方、本発明の実施形態によるユーザデバイス1000は、前述のように、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートフォン、タブレットPC、カメラまたはカムコーダのように撮影が可能なデバイスのうち一つでもある。
ユーザ・インターフェース部1100は、ユーザから入力を受信し、ユーザに画面を表示する構成であり、デバイスの種類によって、多様に具現される。例えば、ユーザデバイス1000がスマートフォンであるならば、ユーザ・インターフェース部1100は、タッチスクリーンを含んでもよい。
カメラ1200は、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートフォンまたはタブレットPCなどに内蔵されたカメラモジュールを含んでもよい。カメラ1200は、静止映像または動画などを撮影し、撮影されたイメージを、制御部1500に伝送することができる。
保存部1300は、撮影された映像が保存されるか、あるいは多様なデータが保存されるメモリを含む。例えば、保存部1300には、アドレスブック、写真、動画またはデバイスの使用記録などが保存され、制御部1500で修正された映像が保存されもする。
通信インターフェース1400は、外部の他のデバイスまたはサーバと、有無線を介してデータ通信を行うことができる。
制御部1500は、ユーザデバイス1000に含まれた構成の動作を制御する構成であり、特に、撮影映像を分析し、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、撮影制限要素が含まれている場合、映像を修正する。制御部1500は、映像分析部1510及び映像修正部1520を含んでもよい。
映像分析部1510は、映像分析を介して、撮影映像において、人物、事物、または映像が撮影された位置を認識し、デバイスのユーザと、認識された人物との関係、認識された事物、または認識された位置のうち少なくとも一つに基づいて、映像の修正が必要であるか否かということ判断することができる。特に、映像分析部1510は、保存部1300に保存されたデータを利用して、デバイスのユーザと、認識された人物とが互いに関連性があるか否かということを判断し、関連性がないと判断されれば、映像の修正が必要であると判断することができる。
例えば、映像分析部1510は、認識された人物が、保存部1300に保存されたアドレスブックに存在するか否かということを確認し、認識された人物が、アドレスブックに存在しないのであるならば、デバイスのユーザと、認識された人物とが互いに関連性がないと判断することができる。
または、映像分析部1510は、認識された人物が、保存部1300に保存された少なくとも1枚の写真に存在するか否かということを確認し、認識された人物が、保存された少なくとも1枚の写真に存在しないのであるならば、デバイスのユーザと、認識された人物とが互いに関連性がないと判断することができる。
または、映像分析部1510は、保存部1300に保存されたデータを利用して、デバイスのユーザのSNS使用記録を分析することにより、デバイスのユーザと、認識された人物とが互いに関連性があるか否かということを判断することができる。
または、映像分析部1510は、通信インターフェース1400を介して、外部サーバのデータベースにアクセスし、認識された事物または位置の撮影が制限されるか否かということを判断し、撮影が制限されるのであるならば、映像の修正が必要であると判断することができる。
また、映像分析部1510は、撮影映像において、撮影禁止標識を認識すれば、映像が撮影された位置を、撮影が制限される位置と判断し、従って、映像の修正が必要であると判断することができる。
一方、映像修正部1520は、映像分析部1510において、映像の修正が必要であると判断された場合、映像の修正を行う構成である。映像修正部1520は、映像に含まれた人物、事物または映像全体に、モザイク処理、ブラー処理、背景画面合成処理または代替イメージ合成処理のうち少なくとも一つを行うことができる。映像修正部1520が映像を修正する具体的な例示は、前述の図7ないし図12を参照する。
一方、前記ユーザデバイス1000に含まれた構成は、たとえ図51を参照して説明されていない動作であるにしても、先に図1ないし図50を参照して説明したコンテンツ再生制御方法を実施するための動作を遂行することができる。
一方、撮影された映像が修正される時点は、多様に設定されてもよい。例えば、撮影後、ユーザ端末に保存される前に映像が修正されてもよい。または、ユーザ端末には、原本映像が保存され、その後に保存された映像を、外部のサーバ、または他の端末に伝送するときに映像が修正されもする。または、撮影を行うユーザ端末には、映像を保存せず、撮影された映像をすぐに修正し、外部のサーバ、または他の端末に伝送することもできる。以下では、かように、映像の修正時点を異にする多様な実施形態について説明する。
図52は、本発明の実施形態による、撮影映像の修正方法において、撮影された映像を、ユーザ端末に保存する前に修正する実施形態について説明するための図面である。
図52の左側には、スマートフォン100−2において、ギャラリーアプリケーションが実行され、複数のイメージが画面に表示された状態を図示しており、複数のイメージのうちいずれか1つのイメージ5210をタッチして選択する場合、右側に図示されているように、選択されたイメージ5210が拡大イメージ5220として表示される。
図52の左側に表示される複数のイメージのうちから選択されたイメージ5210は、撮影が制限される人物を含んでおり、従って、撮影が制限される人物の顔に該当する領域5211は、モザイク処理されているということが分かる。また、右側に表示される拡大イメージ5220においても、撮影が制限される人物の顔に該当する領域5221は、モザイク処理されている。
スマートフォン100−2で映像を撮影し、撮影された映像をスマートフォン100−2に保存する前に、撮影された映像に、撮影制限要素があるか否かということを判断し、撮影制限要素があると判断される場合、映像を修正した後、修正された映像をスマートフォン100−2に保存する。すなわち、スマートフォン100−2には、原本映像が保存されず、スマートフォン100−2上で保存された映像にアクセスしても、修正された映像のみを確認することができる。従って、本実施形態による場合、スマートフォン100−2のユーザでも、修正された映像にしかアクセスすることができない。
撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、映像を修正する具体的な方法は、前述のところを参照する。
図53は、本発明の実施形態による、撮影映像の修正方法において、撮影された映像を、ユーザ端末に保存する前に、修正する実施形態について説明するためのフローチャートである。
図53を参照すれば、5301段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。このとき、ユーザのデバイスは、スマートフォン、カメラまたはタブレットPCのように撮影が可能な多様なデバイスでもある。
5302段階において、ユーザのデバイスは、撮影された映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置のうち少なくとも一つを認識する。このとき、映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置を認識する具体的な方法は、先に図2を参照して説明したところを参照する。
5303段階において、ユーザのデバイスは、デバイスのユーザと、認識された人物との関係、認識された事物、または認識された位置のうち少なくとも一つに基づいて、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影制限要素を含んでいるか否かということを判断する具体的な方法は、先に図2を参照して説明したところを参照する。
5304段階において、ユーザのデバイスは、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、もし含まれているのであるならば、5305段階に進み、撮影された映像を修正し、修正された映像をユーザのデバイスに保存する。しかし、判断結果映像に、撮影制限要素が含まれていないのであるならば、5306段階に進み、ユーザのデバイスは、撮影された映像を、修正なしに保存する。
図54及び図55は、本発明の実施形態による、撮影映像の修正方法において、ユーザ端末に保存された映像を外部に伝送するときに修正する実施形態について説明するための図面である。
図54の左側には、スマートフォン100−2でギャラリーアプリケーションが実行され、複数のイメージが画面に表示された状態を図示しており、複数のイメージのうちいずれか1つのイメージ5410をタッチして選択する場合、右側に図示されているように、選択されたイメージ5410が拡大イメージ5420として表示される。
図54の左側に表示される複数のイメージのうちから選択されたイメージ5410は、撮影が制限される人物を含んでいるが、撮影が制限される人物の顔に該当する領域5411には、モザイク処理がなされていないということが分かる。また、右側に表示される拡大イメージ5420においても、撮影が制限される人物の顔に該当する領域5421には、モザイク処理になされていない。
本実施形態において、スマートフォン100−2は、撮影後、撮影された映像を、修正なしに保存するので、ユーザは、スマートフォン100−2のギャラリーアプリケーションを介して、修正されていない原本映像にアクセスすることができる。
しかし、本実施形態においては、スマートフォン100−2に保存された映像を、外部のサーバ、または他のデバイスに伝送する場合、保存された映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、含まれているのであるならば、映像を修正した後で外部に伝送する。
図55を参照すれば、ユーザが、スマートフォン100−2のギャラリーアプリケーションに表示された複数のイメージのうちいずれか1つのイメージ5510を選択し、選択されたイメージ5510を共有するためのsendボタン5530を選択すれば、スマートフォン100−2は、保存された原本映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、含まれているのであるならば、映像を修正した後、修正された映像を外部に伝送する。
図55において、スマートフォン100−2は、撮影が制限される人物の顔に該当する領域5521がモザイク処理された修正された映像5520を目的地(destination)に指定されたサーバ300に伝送する。
図56は、本発明の実施形態による、撮影映像の修正方法において、ユーザ端末に保存された映像を外部に伝送するときに修正する実施形態について説明するためのフローチャートである。
図56を参照すれば、5601段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。このとき、ユーザのデバイスは、スマートフォン、カメラまたはタブレットPCのように撮影が可能な多様なデバイスでもある。
5602段階において、ユーザデバイスは、撮影された映像をユーザデバイス内部のメモリに保存する。
5603段階において、ユーザデバイスは、ユーザから保存された映像を、外部のサーバ、または他のデバイスに伝送せよという要請を受信する。
5604段階において、ユーザデバイスは、保存された映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置のうち少なくとも一つを認識する。このとき、映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置を認識する具体的な方法は、先に図2を参照して説明したところを参照する。
5605段階において、ユーザデバイスは、デバイスのユーザと、認識された人物との関係、認識された事物、または認識された位置のうち少なくとも一つに基づいて、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影制限要素を含んでいるか否かということを判断する具体的な方法は、先に図2を参照して説明したところを参照する。
5606段階において、ユーザデバイスは、保存された映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、もし含まれているのであるならば、5607段階に進み、保存された映像を修正し、修正された映像を外部に伝送する。しかし、判断結果映像に、撮影制限要素が含まれていないのであるならば、5608段階に進み、ユーザデバイスは、保存された映像を、修正なしに外部に伝送する。
図57は、本発明の実施形態による、撮影映像の修正方法において、撮影された映像をユーザ端末に保存せずに、すぐ修正して外部に伝送する実施形態について説明するための図面である。
図57には、互いに映像通話を行う2台のスマートフォン100−2a,100−2bを図示している。
映像通話を行う場合、スマートフォン100−2a,100−2bは、特別な要請がなければ、映像通話画面を保存しない。しかし、映像通話の場合にも、撮影制限要素に対する修正の必要性があるために、本実施形態において、スマートフォン100−2aは、撮影映像を保存なしにすぐ修正し、他のスマートフォン100−2bに伝送する。スマートフォン100−2bに表示された映像通話画面5710を参照すれば、映像通話の当事者の顔領域5712には、何らの修正も加えられていないが、撮影が制限される人物の顔領域5711は、モザイク処理がなされているということが分かる。
図58は、本発明の実施形態による、撮影映像の修正方法において、撮影された映像をユーザ端末に保存せずに、すぐ修正して外部に伝送する実施形態について説明するためのフローチャートである。
図58を参照すれば、5801段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。このとき、ユーザのデバイスは、スマートフォン、カメラまたはタブレットPCのように撮影が可能な多様なデバイスでもある。
5802段階において、ユーザのデバイスは、撮影された映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置のうち少なくとも一つを認識する。このとき、映像に含まれた人物、事物、または映像が撮影された位置を認識する具体的な方法は、先に図2を参照して説明したところを参照する。
5803段階において、ユーザのデバイスは、デバイスのユーザと、認識された人物との関係、認識された事物、または認識された位置のうち少なくとも一つに基づいて、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影制限要素を含んでいるか否かということを判断する具体的な方法は、先に図2を参照して説明したところを参照する。
5804段階において、ユーザのデバイスは、映像に、撮影制限要素が含まれているか否かということを判断し、もし含まれているのであるならば、5805段階に進み、撮影された映像を修正し、修正された映像を、外部のサーバ、または他のデバイスに伝送する。しかし、判断結果映像に、撮影制限要素が含まれていないのであるならば、5806段階に進み、ユーザのデバイスは、撮影された映像を、修正なしに外部のサーバ、または他のデバイスに伝送する。
図59ないし図61は、本発明の他の実施形態による、特定位置での撮影が制限される人物が撮影された映像を修正する実施形態について説明するための図面である。
図59を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、同一人物5911に対して、撮影が許可される場所(例えば、通り、飲食店など)5910a、または撮影が制限される場所(例えば、公演場、博物館または軍事保安地域など)5920aに係わる映像を撮影することがある。同一人物5911であるにしても、撮影位置によって、撮影制限いかんが異なる。例えば、芸能人の場合、公演場での写真撮影は、著作権問題によって制限されるが、通りでの写真撮影は、制限されないこともある。ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影映像をサーバ300に伝送し、映像処理を要請する。このとき、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影映像と共に、位置情報をサーバ300に伝送する。伝送される位置情報は、スマートフォン100−2が撮影を行った位置に係わる情報であり、スマートフォン100−2は、内蔵されたGPSなどを利用して、撮影時の位置を確認し、確認された位置を、サーバ300に伝送することができる。または、スマートフォン100−2は、連結された基地局またはAPの位置などを利用して、撮影時の位置を確認するような多様な方法で、位置情報を生成することができる。
図60を参照すれば、サーバ300は、ユーザA 1のスマートフォン100−2から受信した位置情報を分析し、撮影が行われた位置を確認し、確認された位置が、映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置に該当するか否かということを判断することができる。すなわち、サーバ300は、既保存の撮影制限位置データベースに、確認された撮影位置が、映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置として含まれているか否かということを判断する。このとき、撮影制限位置データベースには、ユーザ別に、撮影が制限される位置が保存されもし、公演場、博物館または軍事保安地域のように、一般人の撮影が制限される位置情報が保存されてもいる。
判断結果、原本映像5910aが撮影された撮影位置が、映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置ではないならば、サーバ300は、修正されていない映像5910bを、ユーザのデバイスに伝送することができる。または、サーバ300は、映像が修正される必要がないというメッセージを、ユーザのデバイスに伝送することができる。
一方、判断結果、原本映像5920aが撮影された撮影位置が、映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置であるならば、サーバ300は、原本映像5920aに、撮影制限要素が含まれていると判断する。そして、サーバ300は、撮影が制限される人物に対応する映像の一部を修正することができる。具体的には、スマートフォン100−2は、原本映像5920aにおいて、撮影が制限される人物5911の顔領域に、モザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行い、修正映像5920bを出力することができる。
一方、図59及び図60では、サーバ300が、映像を修正する実施形態について説明したが、それとは異なり、サーバ300は、単に、スマートフォン100−2から受信した位置情報を分析し、撮影制限位置に該当するか否かということのみを判断し、スマートフォン100−2に伝送し、それを受信したスマートフォン100−2が映像を修正することもできる。
また、図59及び図60では、被撮影者によって、撮影が制限される位置が異なるように適用される実施形態について説明したが、それとは異なり、全てのユーザに対して、撮影が制限される位置が同一に適用されもする。すなわち、撮影映像に含まれた人物と係わりなく、撮影制限位置を判断し、撮影制限位置に該当すると判断されれば、映像に含まれた人物または事物に対応する映像の一部を修正することもできる。
または、図61に図示されているように、ユーザA 1のスマートフォン100−2が、確認された位置情報を分析して撮影が行われた位置を確認し、確認された位置が、撮影が制限される位置に該当するか否かということを判断することもできる。すなわち、スマートフォン100−2は、スマートフォン100−2の保存部1300の撮影制限位置データベースに確認された撮影位置が含まれているか否かということを判断する。
判断結果、原本映像5910aが撮影された撮影位置が、映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置ではないならば、スマートフォン100−2は、映像が修正されていない映像5910bを保存することができる。
一方、判断結果、原本映像5920aが撮影された撮影位置が映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置であるならば、スマートフォン100−2は、原本映像5920aに、撮影制限要素が含まれていると判断する。そして、スマートフォン100−2は、撮影が制限される人物に対応する映像の一部を修正することができる。具体的には、スマートフォン100−2は、原本映像5920aにおいて、人物5911の顔領域にモザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行い、修正映像5920bを生成して出力することができる。
かように、人物または事物を撮影する場合、人物または事物が撮影された撮影位置によって、人物または事物の撮影が制限されもし、人物または事物の撮影が制限されないこともある。
図62は、本発明の実施形態による、撮影が制限される位置で撮影された映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図62を参照すれば、6201段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。このとき、撮影には、カメラまたはカムコーダなどの一般的な撮影デバイス、スマートグラスまたはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、スマートフォンまたはタブレットPCなどのモバイルデバイスのうちいずれか一つが使用され、それ以外にも、撮影が可能な多様なデバイスが使用されてもよい。
6202段階において、ユーザのデバイスは、撮影時の位置を認識する。このとき、ユーザのデバイスは、内蔵されたGPSなどを利用して、撮影時の位置を確認することができる。または、ユーザのデバイスは、連結された基地局またはAPの位置などを利用して、撮影時の位置を確認することもできる。
6203段階において、サーバは、認識された位置が撮影制限位置に含まれるか否かということを判断する。または、ユーザのデバイスが、認識された位置が撮影制限位置に含まれるか否かということを判断することができる。具体的には、映像に含まれた人物に対する撮影が制限される位置に該当するか、あるいは被撮影者に係わりなく、撮影が制限される位置に該当するかということを判断することができる。このために、サーバ、またはユーザのデバイスは、受信した位置情報を分析し、撮影が行われた位置を確認し、確認された位置を、既保存の撮影制限位置データベースと比較する。このとき、撮影制限位置データベースには、人物別に撮影が制限される位置情報が保存されるか、あるいは公演場、博物館または軍事保安地域のように、一般人の撮影が制限される位置情報が保存されている。
判断結果、認識された撮影位置が撮影制限位置に該当すれば、6204段階において、サーバ、またはユーザのデバイスは、映像に、撮影制限要素があるか否かということを判断することができる。すなわち、認識された撮影位置が、特定人物に対する撮影が制限される位置であるならば、撮影が制限される特定人物が含まれているか、あるいは認識された撮影位置が、全ての人物または事物に撮影が制限される位置であるならば、少なくとも1個体の人物または事物が含まれているか否かということを判断することができる。映像に、撮影制限要素が含まれているならば、6205段階において、サーバは、映像を修正し、修正された映像をユーザのデバイスに伝送することができる。または、ユーザのデバイスが映像を修正し、修正された映像を保存することができる。例えば、サーバ、またはユーザのデバイスは、映像に、モザイク処理、ブラー処理または代替イメージ合成処理を行い、修正映像を生成することができる。
図63ないし図66Bは、本発明の実施形態による、ユーザの選択によって、撮影された映像を修正する実施形態について説明するための図面である。
図63を参照すれば、ユーザA 1のスマートフォン100−2で、ユーザB 2及びユーザC 3を含む映像を撮影する。次に、ユーザA 1のスマートフォン100−2は、撮影された映像を画面に表示する。
図64Aないし及び図65Bは、それぞれ異なる方法によって、ユーザが撮影された映像において、保護処理を行う人物を選択すれば、選択された人物の対応する映像の一部が修正される例を図示している。ここで、ユーザが保護処理を行う人物を選択する状況は、例えば、撮影された映像がスマートフォン100−2の保存部に保存されるか、あるいは外部機器で共有される前に、スマートフォン100−2上で、プレビュー画面または臨時画面として提供された状態で、ユーザが撮影された映像において保護処理を行う人物を選択する状況にもなる。
図64Aを参照すれば、スマートフォン100−2は、撮影された原本映像6400aにおいて顔認識を行い、ユーザB 2及びユーザC 3の顔を認識する。次に、スマートフォン100−2は、ユーザB 2及びユーザC 3の顔が認識されたことを示す認識結果を提供することができる。認識結果は、例えば、視覚的フィードバックとして認識されたユーザB 2及びユーザC 3の顔、または顔の外郭線を、ハイライト(例えば、点滅または彩色など)して表示することにもなる。次に、ユーザが、ユーザB 2及びユーザC 3のうちいずれか一つを選択すれば(例えばC 3)、スマートフォン100−2は、選択されたユーザC 3に対して保護処理を行うことができる。例えば、スマートフォン100−2は、選択されたユーザC 3の識別が不可能になるように、ユーザC 3に対応する映像の一部を修正することができる。詳細には、図64Bに図示されているように、スマートフォン100−2は、ユーザC 3の顔領域に、モザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行い、修正された映像6400bを画面に表示することができる。
他の実施例として、図65Aを参照すれば、スマートフォン100−2は、撮影された原本映像において顔認識を行い、ユーザB 2及びユーザC 3の顔を認識する。次に、スマートフォン100−2は、認識された顔が撮影が制限される人物であるか否かということを判断することができる。判断結果、ユーザB 2及びユーザC 3が、撮影が制限される人物であるならば、スマートフォン100−2は、ユーザB 2及びユーザC 3に対して保護処理を行うことができる。例えば、スマートフォン100−2は、ユーザB 2及びユーザC 3の識別が不可能になるように、ユーザB 2に対応する映像の一部、及びユーザC 3に対応する映像の一部を修正することができる。詳細には、スマートフォン100−2は、撮影が制限される人物であるユーザB 2及びユーザC 3の顔領域に、モザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行い、修正された映像6500aを画面に表示することができる。次に、ユーザが、ユーザB 2及びユーザC 3のうちいずれか一つを選択すれば(例えば、B 2)、スマートフォン100−2は、選択されたユーザB 2の保護処理を解除する人物と判断することができる。次に、スマートフォン100−2は、選択されたユーザB 2の識別が可能になるように、ユーザB 2に対応する映像の一部を修正することができる。詳細には、図65Bに図示されているように、スマートフォン100−2は、ユーザB 2の顔領域に、モザイク処理を解除するか、代替イメージの合成を解除するか、あるいはブラー処理を解除し、修正された映像6500bを画面に表示することができる。
さらに他の実施例として、図66Aを参照すれば、スマートフォン100−2は、撮影された原本映像6600aにおいて顔認識を行い、ユーザB 2及びユーザC 3の顔を認識する。次に、スマートフォン100−2は、認識されたユーザC 3に対して、保護処理の遂行いかんを問うポップアップ画面6610を提供することができる。ポップアップ画面6610を介して、ユーザが、保護処理の遂行を要請するボタンを選択すれば、スマートフォン100−2は、ユーザC 3に対して保護処理を行うことができる。そして、図66Bに図示されているように、スマートフォン100−2は、ユーザC 3の顔領域に、モザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行い、修正された映像6600bを画面に表示することができる。
前述のユーザが保護処理を行う人物を選択することができる画面は、映像が撮影された後、スマートフォン100−2が、撮影された映像をスマートフォン100−2の保存部に保存する前に表示されてもよい。または、スマートフォン100−2が、撮影された映像を、外部機器(例えば、サーバまたは第3者のスマートフォン)に提供する前に表示されてもよい。
一方、ユーザによって、保護処理を行う人物が選択されれば、選択された人物に係わる情報は、スマートフォン100−2、またはサーバ300のデータベースに保存されてもよい。例えば、選択された人物の写真が、撮影制限要素として保存されてもよい。この場合、追って撮影された映像に、ユーザが保護処理を行った人物がいれば、スマートフォン100−2は、自動的に保護処理が行われた人物を、撮影が制限される人物と判断することができる。そして、スマートフォン100−2は、前記人物に対応する映像領域に、モザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行うことができる。
かように、ユーザが、撮影を制限する人物を選択する方法は、スマートフォン100−2またはサーバ300が、撮影された映像の認識された顔に係わる情報を有さない状況でさらに有用である。すなわち、認識された顔に係わる情報がない場合、認識された顔に対して、撮影を制限したり、撮影を解除したりするなどの画一的な処理を行わず、ユーザの選択によって、認識された顔の処理を決定することにより、映像を処理するユーザの自由度がさらに上昇する。
図67及び図68は、本発明の実施形態による、ユーザの選択によって、撮影された映像を修正する方法を示すフローチャートである。
図67を参照すれば、6701段階において、ユーザのデバイスで、人物が含まれた映像を撮影する。このとき、ユーザのデバイスは、スマートフォン、カメラまたはタブレットPCのように撮影が可能な多様なデバイスでもある。
6702段階において、ユーザのデバイスは、撮影された映像に含まれた人物の顔認識を行う。
6703段階において、ユーザのデバイスは、撮影された映像において顔が認識されたことを示す認識結果を提供することができる。例えば、ユーザのデバイスは、認識された人物に、視覚的フィードバックが適用された画面を表示することができる。
6704段階において、認識結果が提供された画面が表示された状態で、ユーザのデバイスは、ユーザから保護処理が必要な人物を選択される。
ユーザによって、保護処理が必要な人物が選択されれば、6705段階において、ユーザデバイスは、選択された人物に対する保護処理を行うことができる。例えば、ユーザデバイスは、選択された人物が映像で識別されることができないように、k像を修正することができる。
他の実施例として、図68を参照すれば、6801段階において、ユーザのデバイスで映像を撮影する。
6802段階において、ユーザのデバイスは、撮影された映像に含まれた人物の顔認識を行う。
6803段階において、ユーザのデバイスは、認識された顔が、撮影が制限される人物であるか否かということを判断することができる。判断結果、認識された人物が、撮影が制限される人物であるならば、6804段階において、ユーザのデバイスは、撮影が制限される人物に対して保護処理を行うことができる。判断結果、認識された人物が、撮影が制限されない人物であるならば、ユーザのデバイスは、保護処理を行わない。
6805段階において、ユーザのデバイスは、保護処理が行われた人物を表示することができる。例えば、ユーザのデバイスは、撮影された映像において認識された人物に対応する領域に、モザイク処理を行うか、代替イメージを合成するか、あるいはブラー処理を行うことができる。
6806段階において、保護処理が行われた人物が表示された状態で、ユーザのデバイスは、ユーザから保護処理を解除する人物を選択される。
保護処理を解除する人物が選択されれば、6807段階において、ユーザのデバイスは、保護処理が行われた人物に対して、保護処理を解除することができる。例えば、ユーザのデバイスは、撮影された映像において選択された人物に対応する領域に、モザイク処理を解除するか、代替イメージの合成を解除するか、あるいはブラー処理を解除することができる。
以上、1以上の例示的な実施形態に対して、前述のように、ユーザデバイスによって撮影された映像に、撮影制限される人物、事物、位置が含まれる場合、映像が制限された人物、事物または位置が識別されないように、映像の一部が変形され、それによって撮影が制限された人物のプライバシーを保護することができ、撮影が制限された事物、保安位置、または著作権関連位置を含む映像の獲得を防止する。
例示的な実施形態は、コンピューター判読可能な記録媒体上に、コンピュータで判読可能なコードとして具体化されるが、それに制限されるものではない。コンピュータ判読可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって判読されたデータを保存することができるいかなる任意のデータ保存装置でもある。コンピュータ判読可能な記録媒体の例としては、判読だけ可能なメモリ(ROM(read only memory))、RAM(random access memory)、CD−ROM(compact disc read only memory)、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ保存装置を含んでもよい。
コンピュータ判読可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムを介して分散され、コンピュータで判断可能なコードは、分散された方式によって保存されて実行される。また、例示的な実施形態において、キャリアウェーブ(carrier wave)のようなコンピュータで判読可能な伝送媒体を介して伝送されたコンピュータプログラムが受信され、該プログラムを遂行する汎用または専用(special purpose)のコンピュータプログラムを遂行する。
かような例示的な実施形態は、例示的なことに過ぎず、発明を制限するものであるとに解釈されるものではない。本明細書で開示された内容は、他種の装置に容易に適用される。また、例示的な実施形態に係わる記述内容は、例示的なものであり、特許請求の範囲を制限するものではなく、多くの代案、修正及び変形が当業者に自明であろう。