JP2017532729A - フロー電池電極の再生 - Google Patents

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Abstract

フロー電池の電極を再生するための方法が開示される。方法は、作動充電/放電モードから、負の電解質液も正の電解質液もフロー電池の少なくとも1つのセルを通して循環しない非作動停止モードへのフロー電池の停止中に実行できる。方法は、少なくとも1つのセルの負の電解質液をより高い酸化状態に原位置で変換することによって、フロー電池の少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かすことを含む。負の電解質液は少なくとも1つのセルの電極と接触している。より高い酸化状態の負の電解質液は、少なくとも1つのセルの電極の触媒活性表面を原位置で再生するために使用される。

Description

レドックスフロー電池またはレドックスフローセルとしても知られるフロー電池は、貯蔵し、需要があるときに放出することができる化学エネルギーに電気エネルギーを変換することを目的としている。一例に、フロー電池は、消費者の需要を超えるエネルギーを貯蔵し、後により大きな需要があるときにそのエネルギーを放出するために、風力システム等の再生可能エネルギーシステムと使用され得る。
典型的なフロー電池は、イオン交換膜等の分離器を含んでよい電解質層によって分離される負の電極及び正の電極を有するレドックスフローセルを含む。電気化学的に可逆の酸化還元反応を促進させるために、負の流体電解質液(陽極液と呼ばれることもある)は負の電極に送られ、正の流体電解質液(陰極液と呼ばれることがある)は正の電極に送られる。充電時、供給される電気エネルギーは、一方の電解質液の中で化学還元反応を、他方の電解質液の中で酸化反応を引き起こす。分離器は電解質液が自由にかつ急速に混合するのを妨げるが、選択されたイオンが通過して酸化還元反応を完了するのを許す。放電時、液体電解質に含まれる化学エネルギーは逆の反応で放出され、電気エネルギーは電極から引き出すことができる。フロー電池は、とりわけ、可逆電気化学反応に関与する反応物質を含む外部で供給される流体電解質溶液の使用によって他の電気化学装置から区別される。
本開示の例に従ってフロー電池の炭素電極を再生するための方法は、作動充電/放電モードから、負の電解質液も正の電解質液もフロー電池の少なくとも1つのセルを通って循環しない非作動停止モードへのフロー電池の停止中に、少なくとも1つのセルの負の電解質液をより高い酸化電位に原位置で変換することによってフロー電池の少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向けて動かすことを含む。負の電解質液は少なくとも1つのセルの電極と接触し、より高い電位の負の電解質液を使用して、電極の触媒活性表面に関して少なくとも1つのセルの電極を原位置で再生する。
上述の実施形態の追加の実施形態では、触媒活性表面は酸素含有基を有する。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、フロー電池の少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かすことは、少なくとも1つのセルを通る電極への負の電解質液の流れを中止すること、及び少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことを含む。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、少なくとも1つのセルを通る電極への負の電解質液の流れを中止することは、作動中であるとき、少なくとも1つのセルと外部貯蔵容器との間で負の電解質液を循環させる少なくとも1つのポンプの動作を停止させることを含む。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことは周期的である。
上記実施形態のいずれかの追加の実施形態では、少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことに、少なくとも1つのセルの正の電解質液を少なくとも部分的に空にすることが先行する。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態は、少なくとも1つのセルの負の電解質液をより高い酸化電位にさらに変換するためにより高い酸化電位の負の電解質液を有する少なくとも1つのセルの電圧を周期的に変動させることを含む。
上記実施形態のいずれかの追加の実施形態では、電圧の周期変動は+/−400ミリボルトの範囲内である。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、電圧の周期変動は10分以下のサイクル周期を有する。
本開示の例に係るフロー電池は、第1の電極、第1の電極から間隔をあけて置かれた第2の電極、及び第1の電極と第2の電極の間に配置される電解質分離器層を含む少なくとも1つのセルを含む。少なくとも1つのセルの外部の供給/貯蔵システムは、第1の電極と第1のループで流体的に連通する第1の容器、第2の電極と第2のループで流体的に連通する第2の容器を含む。第1のループ及び第2のループは、第1のループと第2のループの間の開かれた流体の流れに関して互いから隔離される。コントローラは、少なくとも1つのセルの負の電解質液をより高い酸化状態へ原位置で変換することにより少なくとも1つのセルの電圧をゼロに動かすことによって、作動充電/放電モードから、負の電解質液も正の電解質液も少なくとも1つのセルを循環しない非作動停止モードへのフロー電池の停止中に第1の電極または第2の電極のうちの1つの触媒活性表面を再生するように構成される。負の電解質液は第1の電極または第2の電極のうちの1つと接触し、より高い酸化状態の負の電解質液を使用して、電極の触媒活性表面を原位置で再生する。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、フロー電池の少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かすことは、少なくとも1つのセルを通る電極への負の電解質液の流れを中止すること、及び少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことを含む。
上記実施形態のいずれかの追加の実施形態では、少なくとも1つのセルを通る電極への負の電解質液の流れを中止することは、作動中であるときに、第1のループまたは第2のループのどちらかで負の電解質液を循環させる少なくとも1つのポンプの動作を停止させることを含む。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことは周期的である。
上記実施形態のいずれかの追加の実施形態では、少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことに、少なくとも1つのセルの正の電解質液を少なくとも部分的に空にすることが先行する。
上記実施形態のいずれかの追加の実施形態では、コントローラは、少なくとも1つのセルの負の電解質液をより高い電荷の状態にさらに変換するためにより高い酸化状態の負の電解質液を有する少なくとも1つのセルの電圧を周期的に変動させるように構成される。
上述の実施形態のいずれかの追加の実施形態では、電圧の周期変動は+/−400ミリボルトの範囲内である。
上記実施形態のいずれかの追加の実施形態では、電圧の周期変動は10分以下のサイクル周期を有する。
本開示の多様な特徴及び優位点は、以下の発明を実施するための形態から当業者に明らかになる。発明を実施するための形態に添付する図面は以下の通り簡単に説明できる。
フロー電池の電極を再生するための方法を実行するように構成されるコントローラを有する例のフロー電池を示す図である。
図1は、電気エネルギーを選択的に貯蔵し、排出するための例のフロー電池20の部分を概略で示す。一例に、フロー電池20は、再生可能エネルギーシステムで生成される電気エネルギーを、より大きい需要がある後の時点まで貯蔵される化学エネルギーに変換するために使用でき、また、より大きい需要がある後の時点ではフロー電池20は化学エネルギーを電気エネルギーに変換して戻すために使用できる。フロー電池20は例えば配電網に電気エネルギーを供給できる。説明されるように、開示されているフロー電池20は、炭素電極の原位置での再生によって高いセル性能を維持することに関して耐久性が強化された特徴を含む。
フロー電池20は、少なくとも1つの電気化学的活性種28を有する追加の流体電解質液26に関して酸化還元対で機能する少なくとも1つの電気化学的活性種24を有する流体電解質液22を含む。例えば、電気化学的活性種24/28はバナジウムまたは鉄ベースのものである。電気化学的活性種24/28は、水溶液または1−5M硫酸等の酸性水溶液等であるが、これに限定されるものではない選択された液体溶液中の複数の可逆酸化状態を有する元素のイオンを含むことがある。いくつかの例では、複数の酸性状態は、例えばバナジウム、鉄、マンガン、クロム、亜鉛、モリブデン、及びその組合せを含むが、これに限定されるものではない遷移金属、ならびに硫黄、セリウム、鉛、スズ、チタン、ゲルマニウム、及びその組合せを含むが、これに限定されるものではない他の元素のための非ゼロ酸化状態である。いくつかの例では、複数の酸化状態は、元素がゼロ酸化状態の選択された液体溶液中で容易に溶解できる場合にゼロ酸化状態を含むことがある。係る元素は臭素、塩素、及びその組合せ等のハロゲンを含むことがある。また、電気化学的活性種24/28はキノン等の電気化学的に可逆の反応を経る基を含有する有機分子であることもあるだろう。実施形態では、流体電解質液22及び26は、電気化学的活性種24/28の1つまたは複数を含む溶液である。第1の流体電解質液22(例えば、負の電解質液)及び第2の流体電解質液26(例えば、正の電解質液)は、第1の容器及び第2の容器32/34を含む供給/貯蔵システム30に入れられる。
流体電解質液22/26は、それぞれのフィードライン38を通ってフロー電池20の少なくとも1つのセル36にポンプ35によって循環され、戻り配管40を介してセル36から容器32/34に返される。理解できるように、流れを制御するためにフロー電池20の構成部品の入口/出口にあるバルブ(不図示)だけではなく、必要な場合には追加ポンプ35も使用できる。フィードライン38及び戻り配管40はそれぞれのループL1/L2の容器32/34を第1の電極及び第2の電極42/44に接続する。複数のセル36は、ループL1/L2の中でスタックとして提供できる。
1つまたは複数のセル36はそれぞれ第1の電極42、第1の電極42から間隔をあけて置かれた第2の電極44、及び第1の電極42と第2の電極44の間に配置された電解質分離器層46を含む。例えば、電極42/44は、カーボン紙または炭素フェルト等の多孔性炭素構造である。また、電極は、例えば金属酸化物等、触媒活性である追加材料を含んでもよい。一般に、1つまたは複数のセル36は、電極42/44に流れフィールドチャネルを通して流体電解質液22/26を送るためのバイポーラ板、マニホールド等を含むことがある。ただし、他の構成が使用できることが理解されるべきである。例えば、1つまたは複数のセル36は、代わりに、流体電解質液22/26が流れフィールドチャネルを使用することなく電極42/44の中に直接的に注ぎ込まれる流水式操作のために構成できる。
電解質分離器層46は、流体電解質液22/26が自由にかつ急速に混合するのを妨げるが、電極42/44を電気的に絶縁しつつ、選択されたイオンが通過して酸化還元反応を完了するのを許す、イオン交換膜、微多孔ポリマー膜、または炭化ケイ素(Sic)等の材料の電気絶縁微多孔基質であることがあるが、これに限定されるものではない。この点で、ループL1/L2は、充電状態、放電状態、及び停止状態等の通常の動作中に互いから隔離される。
流体電解質液22/26は、電気エネルギーを化学エネルギーに変換する、または逆反応で、化学エネルギーを排出される電気エネルギーに変換するかのどちらかのために作動充電/放電モードの間に1つまたは複数のセル36に送られ、1つまたは複数のセル36を通って循環する。電気エネルギーは、電極42/44と電気的に結合される電気回路48を通して1つまたは複数のセル36に、及び1つまたは複数のセル36から伝えられる。
また、フロー電池20は作動充電/放電モードから、流体電解質液22/26のどちらもセル36を通って循環しない完全停止モードに移行することもできる。例えば、完全停止モードでは、流体電解質液22/26はセル36から空にされる、又はセル36に残されるが、循環しない、のどちらかである。この点で、フロー電池20は、本明細書でさらに詳細に説明される、作動充電/放電モードからの停止、非作動停止モードからの起動、及び1つまたは複数のセル36の選択的再生を含むフロー電池20の操作を制御するように構成されるマイクロプロセッサ等のハードウェア、ソフトウェア、または両方を有するコントローラも含む。
負の第1の電極42に存在する触媒活性表面種は減衰し、したがって性能にマイナスに働く及び/またはフロー電池20の寿命を削減することがある。例えば、第1の電極42の表面上の酸素含有基が、通常は触媒として機能して第1の電気化学的活性種24との電気化学反応を引き起こす炭素をベースにした電極は、作動充電/放電モードでフロー電池20の動作中に化学還元反応を通して減衰することがある。特に組み合わされて減衰に影響することがあるいくつかの要因がある。電極42/44のそれぞれでの半電池電位はフロー電池20の動作中に異なることがある。半電池電位は、開回路で(つまり、セルが通電していない状態で)測定された半電池電位に影響を与える活性種の相対濃度の変化に起因して変化することがあり、半電池電位は動作電流を含むさまざまな要因に起因して動作中に変わる。動作中に測定された半電池電位と、開回路で測定された半電池電位との差は、本明細書では電極過電圧として定義される。したがって、負の電極は、充電動作中負の過電圧を経験し、放電中正の過電圧を経験する。特に、第1の電極42での半電池電位又は過電圧が減衰の場合の閾値電位よりもより負である場合、第1の電極42が減衰することがある。これらの閾値電位は電極材料に存在する触媒活性種に依存するが、閾値半電池電位は約‐400mVSHEであり、閾値過電圧は通常‐200mVとなる。特定の反応に制限されていないが、これらの電極減衰の仕組みは、低局所電位で発生する傾向がある、酸化還元反応の反応速度を強化することがある炭素電極上での酸化物種の電気化学還元等の反応を含むだろう。
さらに、第2の流体電解質液26と比較すると、負の第1の流体電極22の活性種は(例えば拡散によって)電解質分離器層46を通過し、第2の流体電解質液26の中に混合するより高い傾向を有する。経時的に、第1の流体電解質液22の活性種の量は減少し、第2の流体電解質液26の量は増加する。第1の電極42で局所的に利用可能な第1の流体電解質液22の活性種の減少量は、このようにして全体的な電気化学反応の制限要因になる。これは第1の電極でより負の過電圧を促進する。第1の電極42での半電池電位又は過電圧が閾値過電圧よりもより負であるとき、減衰反応が発生することがある。以下により詳細に説明されるように、フロー電池20は、負の電極での電位をより正の電位に増加することによって、第1の電極42に存在する触媒活性種を原位置で再生するための特徴を含む。
一例では、コントローラは、第1の電極42の触媒活性種を再生するための方法を選択的に実行するよう作動する。方法の「選択的な」実行は、減衰または減衰の閾値レベルを示してよい1つまたは複数の要因に応じて方法を実行するようにプログラミングされるコントローラの能力を指す。例えば係る要因は、時間、充電/放電のサイクル、減衰を引き起こすことに関連付けられた事象、またはその組合せを含むことがあるが、これに限定されるものではない。
方法は、作動充電/放電モードから非作動停止モードへのフロー電池20の移行中に実行される。例えば、いくつかの例では第2の流体電解質液(例えば、正の電解質液)は再生プロセスに先立ってまたは再生プロセスの一部として完全にまたは部分的に空にすることができるが、方法は流体電解質液22/26の両方の1つまたは複数のセル36を完全に空にするまたは充填する前に実施される。
方法は、1つまたは複数のセル36の循環していない第1流体電解質液22(例えば、負の電解質液)の活性種を原位置でより高い酸化電位の種に変換することによってフロー電池20の1つまたは複数のセル36の電圧をゼロに向かって動かすことを含む。第1の流体電解質液22(例えば、負の電解質液)は、少なくともなんらかの減衰を有する第1の電極42の炭素と接触している。第1の流体電解質液22のより高い酸化電位は次いで、第1の電極42の触媒活性種を原位置で再生するために使用される。例えば、酸素含有種が触媒活性種である炭素専用電極では、これらの酸素含有種は十分に高い正の電位の炭素表面で再生できる。すなわち、より高い酸化電位に変換された負の電解質液は、炭素表面を酸化し、酸素含有基の数を増加するために酸化剤として働く。
ゼロ電圧は、電極42/44の間のセル電圧差である。例えば、基準に対するセル電圧差はゼロまたはゼロ近くであってよいが、各電極42/44の半電池電位はゼロではないことがある。例えば、フロー電池20では、ゼロのまたはゼロに近いセル電圧差で、半電池電位は1VSHE以上であってよい。本明細書に使用されるように、ゼロのセル電圧差は、それぞれのセル36ごとに400mV未満及び好ましくは200mV[MLP1]未満の差を含む。
1つまたは複数のセル36の第1の流体電解質液22のより高い酸化電位への変換は、分離器46を通る電解質液の入れ替えによって達成されてよい。バナジウムベースの流体電解質液22/26の一例では、完全に平衡状態の平均酸化状態は、電気化学的活性種24/28として(4及び5の酸化状態でのバナジウム種の原子価は必ずしも4+及び5+ではないが、V(ii)/V(iii)及びV(iv)/V(v)として示すこともできる)V2+/V3+及びV4+/V5+の使用に基づいて+3.5である。例えば、電解質溶液が含水硫酸である場合、次いでV(iv)/V(v)種はそれぞれVO2+及びVO2+として存在する。
電圧をゼロに向かって動かすために、コントローラは1つまたは複数のセル36を通る第1の流体電解質液22の流れを中止し、1つまたは複数のセル36を通る第2の流体電解質液26(例えば、正の電解質液)を循環させる(つまり、流す)。第1の流体電解質液22の流れを中止するために、コントローラはループL1のポンプ35の動作を停止させる。一方、ループL2のポンプは第2の流体電解質液26を循環させるために作動中のままとなる、または起動される。分離器46を通る電解質液の入れ替えによって、第1の流体電解質液22は動かされる。つまり、酸化電位が正(第2の流体26)の電解質液に類似する平衡に向かって変換される。第2の流体電解質液26の循環はより高い速度で変換を推進することを容易にして、再生プロセスの時間を削減する。このようにして、第1の流体電解質液22のV(ii)/V(iii)は、より強い酸化効果のためにV(iv)/V(v)に向かって、及び好ましくはV(v)に向かって動かされる。
追加の例では、第1の流体電解質液22の流れは停止され、1つまたは複数のセル36を通る第2の流体電解質液26の流れは続行されるが、外部電気回路48は電流が流れるのを可能にするために閉じることができる。外部回路を短絡することができる、または所望される電流を得るために一定の抵抗器もしくは可変抵抗器もしくは負荷を使用することができ、このことは通常の動作中に電池を放電することと基本的に同じである。代わりに、定電流または定電圧はコントローラによって印加できる。この外部放電電流が、負の電気化学的活性種24を酸化させ、それによってセルに留まる第1の流体電解質液22が所望されるより高い酸化電位状態に向かって動かされるために必要とされる時間を減少する。追加の例では、1つまたは複数のセル36を通る第2の流体電解質液26の流れは周期的である。例えば、コントローラは周期的にループL2のポンプ35を断続的に運転させる。ポンプ35の断続的な運転は、例えば全体的なエネルギー消費を削減する。
追加の例では、1つまたは複数のセル36を通して第2の流体電解質液26を循環させる前に、コントローラは第2の流体電解質液26の1つまたは複数のセル36を少なくとも部分的に空にするまたは枯渇させる。このようにして、(電荷の状態に関して)完全にまたは実質的に完全に充電された第2の流体電解質液26は再生のために1つまたは複数のセル36を通って循環できる。完全にまたは実質的に完全に充電された第2の流体電解質液26は、より強い酸化効果のために第1の流体電解質液22を最高の酸化電位に動かすことを容易にする。
追加の例では、第1の流体電解質液22は、外部双方向電源50を使用し、ブーストプロセスでより正の電位にさらに変換できる。ブーストプロセスの間、コントローラはポンプ35の動作を停止させる。少なくともループL1のポンプ35は、上述された例からすでに動作を停止されてよい。コントローラは、外部電源50を通して、1つまたは複数のセル36に循環電圧を印加する。例えば、電圧の周期変動は+/−400ミリボルトの範囲内である、または追加の例では+/−200ミリボルトの範囲内である。より高い電圧は、炭素の二酸化炭素への変換等の炭素との有害な副次的影響を引き起こす、またはシステム内の水の電気分解を引き起こすことがある。例えば、炭素は0.4VSHEを超える電圧で反応して二酸化炭素を形成する。ただし、この反応の速度は遅い。約1.2VSHEを超える電圧で、水の電気分解が発生することがある。
追加の例では、循環は相対的に急速であり、10分以下または1分以下のサイクル周期で実施できる。循環は、1つまたは複数のセル36が作動モードと非作動モードとの間の循環から経験するだろう通常の電圧サイクルに関して急速と見なされる。循環はシステムに追加の電流を投入して、第1の流体電解質液22をより高いまたは最高可能酸化電位にさらに動かし、このようにして第1の電極42上の触媒活性種の追加のまたはより急速な酸化(再生)を促進する。
特徴の組合せが示されている例に示されているが、本開示の多様な実施形態の利点を実現するためにそれらのうちのすべてを組み合わせることは必要とされない。言い換えると、本開示の実施形態に従って設計されたシステムは図の任意の1つに示される特徴のすべてまたは図に概略で示されるすべての部分を必ずしも含まない。さらに、1つの例の実施形態の選択された特徴は、他の例の実施形態の選択された特徴と結合されてよい。
上記説明の性質は制限的よりむしろ例示的である。本開示の本質から必ずしも逸脱しない、開示されている実施例に対する変形形態及び変更形態が当業者に明らかになることがある。本開示に与えられる法的保護の範囲は、以下の特許請求の範囲を検討することによってのみ決定できる。

Claims (19)

  1. フロー電池の電極を再生するための方法であって、
    作動充電/放電モードから、負の電解質液も正の電解質液も前記フロー電池の少なくとも1つのセルを通って循環しない非作動停止モードへの前記フロー電池の停止中に、前記少なくとも1つのセルの前記負の電解質液をより高い酸化電位に原位置で変換することによって前記フロー電池の前記少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かし、前記負の電解質液は、前記少なくとも1つのセルの電極と接触しており、
    前記より高い電位の負の電解質液を使用して、前記電極の触媒活性表面について前記少なくとも1つのセルの前記電極を原位置で再生すること、
    を含む、方法。
  2. 前記触媒活性表面が酸素含有基を有する炭素である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フロー電池の前記少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かすことは、前記少なくとも1つのセルを通る前記電極への前記負の電解質液の流れを中止し、前記少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのセルを通る前記電極への前記負の電解質液の流れを中止することは、作動中であるときに、前記少なくとも1つのセルと外部貯蔵容器との間で前記負の電解質液を循環する少なくとも1つのポンプの動作を停止させることを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのセルを通して前記正の電解質液を流すことは、周期的に行われる、請求項3に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのセルを通して前記正の電解質液を流す前に、前記少なくとも1つのセルの正の電解質液が少なくとも部分的に空にされる、請求項3に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのセルの前記負の電解質液を前記より高い酸化電位にさらに変換するために、前記より高い酸化電位の負の電解質液を有する前記少なくとも1つのセルの電圧を周期的に変動させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記電圧の周期変動が+/−400ミリボルトの範囲内である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記電圧の周期変動が10分以下のサイクル周期を有する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのセルの前記負の電解質液を前記より高い酸化電位にさらに変換するために、前記より高い酸化電位の負の電解質液を有する前記少なくとも1つのセルに外部放電電流を印加することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. フロー電池であって、
    第1の電極、前記第1の電極から間隔をあけて置かれた第2の電極、及び前記第1の電極と前記第2の電極との間に配置される電解質分離器層を含む少なくとも1つのセルと、
    前記少なくとも1つのセルの外部の供給/貯蔵システムであって、
    前記第1の電極と第1のループで流体的に連通する第1の容器と、
    前記第2の電極と第2のループで流体的に連通する第2の容器であって、前記第1のループ及び前記第2のループが前記第1のループ及び前記第2のループの間の開放流体流れに関して互いから隔離されている、前記第2の容器と、
    を含む、前記供給/貯蔵システムと、
    前記少なくとも1つのセルの前記負の電解質液をより高い酸化状態に原位置で変換することにより前記少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かすことによって、作動充電/放電モードから、負の電解質液も正の電解質液も前記少なくとも1つのセルを通して循環しない非作動停止モードへの前記フロー電池の停止中に前記第1の電極または前記第2の電極のうちの1つの触媒活性表面を再生するように構成されるコントローラであって、前記負の電解質液が前記第1の電極または前記第2の電極のうちの1つと接触し、前記より高い酸化状態の負の電解質液を使用し、前記電極の前記触媒活性表面を原位置で再生する、前記コントローラと、
    を備える、前記フロー電池。
  12. 前記フロー電池の前記少なくとも1つのセルの電圧をゼロに向かって動かすことは、前記少なくとも1つのセルを通る前記電極への前記負の電解質液の流れを中止し、前記少なくとも1つのセルを通して正の電解質液を流すことを含む、請求項11に記載のフロー電池。
  13. 前記少なくとも1つのセルを通る前記電極への前記負の電解質液の流れを中止することは、作動中であるときに、前記第1のループまたは前記第2のループのどちらかで前記負の電解質液を循環させる少なくとも1つのポンプの動作を停止させることを含む、請求項12に記載のフロー電池。
  14. 前記少なくとも1つのセルを通して前記正の電解質液を流すことは、周期的に行われる、請求項12に記載のフロー電池。
  15. 前記少なくとも1つのセルを通して前記正の電解質液を流す前に、前記少なくとも1つのセルの正の電解質液が少なくとも部分的に空にされる、請求項12に記載のフロー電池。
  16. 前記コントローラが、前記少なくとも1つのセルの前記負の電解質液を前記より高い電荷の状態にさらに変換するために、前記より高い酸化状態の負の電解質液を有する前記少なくとも1つのセルの電圧を周期的に変動させるように構成される、請求項11に記載のフロー電池。
  17. 前記電圧の周期変動が+/−400ミリボルトの範囲内である、請求項16に記載のフロー電池。
  18. 前記電圧の周期変動が10分以下のサイクル周期を有する、請求項17に記載のフロー電池。
  19. 前記コントローラが、前記少なくとも1つのセルの前記負の電解質液を前記より高い電荷の状態にさらに変換するために、前記より高い酸化状態の負の電解質液を有する前記少なくとも1つのセルに外部放電電流を印加するように構成される、請求項11に記載のフロー電池。
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