JP2017532676A - ディスプレイスクリーン上の水、デブリ、又は他の付着物を検知する方法及びシステム - Google Patents

ディスプレイスクリーン上の水、デブリ、又は他の付着物を検知する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

情報処理デバイスは、筐体と、スクリーンを有するディスプレイ組立体を有する。前記筐体は、前記スクリーンが視認可能で、かつ、一組のタッチセンサが前記ディスプレイ組立体に供されるように、前記スクリーンを少なくとも部分的に取り囲む。プロセッサが、前記ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の1つ以上の付着物の存在を検出するように、前記筐体内部に供される。前記プロセッサはさらに、前記1つ以上の付着物の存在の検出に応じて当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節する。【選択図】図1

Description

本願で説明する例は、情報処理デバイスのディスプレイ表面上の水及び/又は他の付着物の存在を検出する情報処理デバイスに関する。
電子パーソナルディスプレイは、情報をユーザーへ表示する携帯式情報処理デバイスである。電子パーソナルディスプレイがパーソナルコンピュータの多くの機能を実行可能であるが、ユーザーは一般的に、電子パーソナルディスプレイ自体とは分離した、又は、結合しているが別個のキーボードを使用することなく電子パーソナルディスプレイと直接相互作用することができる。電子パーソナルディスプレイの例には、携帯式デジタルデバイス/タブレットコンピュータ(たとえばApple iPad(登録商標)、Microsoft(登録商標)Surface(商標)、Samsung Galaxy Tab(登録商標)等)、ハンドヘルドマルチメディアスマートフォン(たとえばApple iPhone(登録商標)、Samsung Galaxy S(登録商標)等)、及び、ハンドヘルド電子書籍リーダー(AmazonKindle(登録商標)、Barnes and Noble Nook(登録商標)、Kobo Aura HD等)が含まれる。
一部の電子パーソナルディスプレイは、特に可読コンテンツの表示を良好に実行するように設計された専用デバイスである。たとえば、専用デバイスは、まぶしさを抑制し、高光量条件下で良好に機能し、かつ/あるいは、実際の紙上での文字の見栄えに似たディスプレイを含んでよい。そのような専用デバイスはユーザーが読むコンテンツの表示に優れている一方で、他の機能−中でもたとえば画像の表示、音の発出、音の記録、及びウェブサーフィン−を実行することもできる。
ネットワークサービスからサービスや資源を受信できるコンシューマデバイスも多種存在する。そのようなデバイスは、アプリケーションを動作させ、又は、そのデバイスを特定のサービスの具体的なアカウントに結び付ける他の機能を提供することが可能である。たとえばeリーダーデバイスは一般的にオンライン書店に接続し、かつ、メディア再生デバイスは通常、ユーザーがオンラインメディアライブラリへアクセスすることを可能にするアプリケーションを有する。この状況では、ユーザーアカウントによって、そのユーザーは、そのデバイスのすべての利点と機能を受け取ることが可能となり得る。
本願で説明する例は、情報処理デバイスのディスプレイ表面上の水及び/又は他の付着物の存在を検出する情報処理デバイスに関する。
「電子書籍」とは、適切な機能を有する情報処理デバイス上で閲覧可能な電子出版物である。電子書籍は、頁形式を有する文芸作品−たとえば文学作品(たとえば小説)及び定期刊行物(たとえば雑誌、漫画本、専門誌等)によって供される−に相当し得る。任意で一部の電子書籍は、章の指定及び(たとえば雑誌や漫画本の場合)グラフィックス又は画像に相当するコンテンツを有してよい。多機能デバイス−たとえば携帯電話又はメッセージ送受信デバイス−は、電子書籍を閲覧する専用アプリケーション(たとえばeリーディングアプリ)を利用してよい。またさらに、一部のデバイス(「eリーダー」と呼ばれることもある)は、コンテンツ閲覧−特に電子書籍の閲覧−の中心となり得る。
「eリーディングデバイス」とは、電子書籍を表示又はレンダリングできる任意の情報処理デバイスを指称し得る。例として、eリーディングデバイスは、eリーディングアプリケーションが電子書籍(たとえば漫画本、雑誌等)を含むコンテンツをレンダリングするように実行され得る携帯式情報処理デバイスを含んでよい。そのような携帯情報処理デバイスはたとえば、携帯電話/メッセージ送受信デバイス用多機能情報処理デバイス(たとえばフィーチャーフォン又はスマートフォン)、タブレットデバイス、ウルトラモバイル情報処理デバイス、又は、ウエラブルアクセサリーデバイスの形状因子を有するウエラブル情報処理デバイス(たとえば情報処理デバイスが一体化されたスマートウォッチ又はブレスレット、メガネ)を含んでよい。他の例として、eリーディングデバイスは、eリーダーデバイス−たとえば(Eインクディスプレイ等による)実際のeリーディング読書に最適化された専用デバイス−を含んでよい。
本願で説明する実施形態では、情報処理デバイスによって実行される方法、技術、及び操作が、プログラムによって又はコンピュータで実施された方法として実行される。「プログラムによって」は、コードの使用又はコンピュータによって実行可能な命令によることを意味する。プログラムによって実行される段階は自動であってもよいし自動でなくてもよい。
本願で説明する1つ以上の実施形態は、プログラムモジュール又はプログラムコンポーネントを用いて実施されてよい。プログラムモジュール又はプログラムコンポーネントは、プログラム、サブルーチン、プログラムの一部分、又は、1つ以上の指定された処理若しくは機能を実行できるソフトウエアコンポーネント又はハードウエア構成要素を含んでよい。本願で用いられているように、あるモジュール又はコンポーネントは、他のモジュール又はコンポーネントとは独立してハードウエア構成要素上に存在してよい。あるいはその代わりに、あるモジュール又はコンポーネントは、他のモジュール、プログラム、若しくは機械の共有された要素又は処理であってよい。
さらに本願で説明する1つ以上の実施形態は、1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を介して実施されてよい。これらの命令はコンピュータ可読媒体上で保持されてよい。以降で図によって示され又は説明される機械は、本発明の実施形態を実施するための命令が保持及び/又は実行され得る処理資源並びにコンピュータ可読媒体の例を供する。具体的には、本発明の実施形態によって示される多数の機械は、データ及び命令を保持する(複数の)プロセッサ並びに様々な形態のメモリを含む。コンピュータ可読媒体の例は、永久メモリストレージデバイス−たとえばパーソナルコンピュータ又はサーバ上のハードドライブ−を含む。コンピュータ可読媒体の他の例は、携帯式ストレージユニット−たとえばCD又はDVDユニット−、(たとえば多くの携帯電話及びコンシューマ向け電子デバイス上に搭載されている)フラッシュメモリ又はソリッドステートドライブ、及び磁気メモリを含む。コンピュータ、ターミナル、ネットワーク対応デバイス(たとえば携帯電話のような携帯式デバイス)は、プロセッサ、メモリ、及び、コンピュータ可読媒体上に格納された命令を利用する機械並びにデバイスのすべての例である。それに加えて本願の実施形態は、コンピュータプログラム又はそのようなプログラムを保持可能なコンピュータ利用可能なキャリア媒体で実施されてよい。
第1実施形態による情報処理デバイス上でアプリケーションを利用し、かつ、電子書籍サービスを提供するシステムを表している。 本願に記載されている1つ以上の実施形態で用いられるeリーディングデバイス又は他の電子パーソナルディスプレイデバイスの例を表している。 一部の実施形態による水、デブリ、又は他の付着物を検出する機能を有するeリーディングデバイス300の実施形態を表す。 一部の実施形態による水、デブリ、又は他の付着物を検出する機能を有するeリーディングデバイス300の実施形態を表す。 他の実施形態による水、デブリ、又は他の付着物を検出する機能を有するeリーディングデバイスの実施形態を表す。 1つ以上の実施形態による電子書籍コンテンツを表示するeリーディングシステムを表している。 1つ以上の実施形態による水を検出する機能を有するeリーディングデバイスの動作方法を表している。 第2実施形態による情報処理デバイス上でアプリケーションを利用し、かつ、電子書籍サービスを提供するシステムを表す。 本願で説明された1つ以上の実施形態で用いられるeリーディングデバイス又は他の電子パーソナルディスプレイデバイスの例を表している。 一部の実施形態による、水及び/又は他の付着物がディスプレイ上に存在するときにスプラッシュモードで動作可能なeリーディングデバイスの実施形態を表している。 他の実施形態による、水及び/又は他の付着物がディスプレイ上に存在するときにスプラッシュモードで動作可能なeリーディングデバイスの実施形態を表している。 1つ以上の実施形態による電子書籍コンテンツを表示するeリーディングシステムを表している。 1つ以上の実施形態による、水及び/又は他の付着物がディスプレイ上に存在するときのeリーディングデバイスの動作方法を表している。
[第1の実施形態]
本願で説明されている実施形態は情報処理デバイスを供する。当該情報処理デバイスは、該情報処理デバイスのディスプレイ表面上の水及びデブリ(又は他のしつこい物体)の存在を検出できる。より具体的には、当該情報処理デバイスは、ディスプレイに供されるタッチセンサとの複数の相互作用の検出に基づいてディスプレイ表面が濡れていることを判断し得る。たとえば当該情報処理デバイスは、複数の相互作用(たとえば3つ以上のタッチに基づく接触)が同時に検出され、かつ、複数の相互作用のうちの少なくとも1つが持続的な相互作用である(たとえば少なくとも1つのタッチセンサとの接触が閾値期間中連続的に維持される)場合に、ディスプレイ表面が濡れていると判断してよい。
当該情報処理デバイスはたとえば、1つ以上のデバイス設定(たとえばディスプレイの状態、デバイスの初期設定、及び/又は入力応答)を調節することよって水の検出に応答してよい。当該情報処理デバイスによる調節は、ディスプレイスクリーン上に現れるコンテンツの視認性を維持する動作の実行を含む。加えて又は代わりに、当該情報処理デバイスは、ディスプレイスクリーンの有用性又は機能を維持する動作を実装することによって応答してよい。
一部の実施形態によると、情報処理デバイスは筐体と、スクリーンを有するディスプレイ組立体を有する。筐体は、スクリーンが視認可能で、かつ、一組のタッチセンサがディスプレイ組立体に供されるように、スクリーンを少なくとも部分的に取り囲む。プロセッサが、ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の1つ以上の付着物の存在を検出するように、筐体内部に供される。プロセッサはさらに、複数の相互作用に基づいて、ディスプレイ組立体のスクリーンが濡れていることを判断する。一部の実施形態では、プロセッサはその後、スクリーンが濡れているという判断に応じて当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節してよい。たとえば1つ以上の設定は、後続のタッチセンサの組との相互作用に応じてプロセッサによって実行される処理の組を含んでよい。
一部の実施形態では、プロセッサは、タッチセンサの組によって同時に検出される相互作用の数を決定してよい。プロセッサはさらに、タッチセンサの組によって同時に検出される相互作用の数に少なくとも部分的に基づいてスクリーンが濡れていると判断してよい。たとえばプロセッサは、3つ以上の相互作用がタッチセンサの組によって同時に検出される場合にスクリーンが濡れていると判断してよい。より具体的には3つ以上の相互作用は、ディスプレイ組立体の離散的な領域に位置するそれぞれのタッチセンサによって検出されてよい。
さらに一部の実施形態では、プロセッサは、複数の相互作用の各々に係る接触期間を判断してよい。具体的には各接触期間は、タッチセンサの組と相互作用するとき、対応する物体がスクリーンの特定の領域と連続的に接触している期間を表し得る。プロセッサはさらに、複数の相互作用の各々に係る接触期間に少なくとも部分的に基づいてスクリーンが濡れていると判断してよい。たとえばプロセッサは、複数の相互作用のうちの少なくとも1つの接触期間が閾値期間を超える場合にスクリーンが濡れていると判断してよい。
他の利益の中でもとりわけ、本願で説明される例は、パーソナルディスプレイデバイス−たとえばeリーディングデバイス−が、該デバイスのディスプレイ表面が濡れているのを検出し、それに従って1つ以上のデバイスの設定を調節することを可能にする。eリーディングデバイスのディスプレイスクリーン表面上の水滴、汚れ、及び/又はしみの存在は、デバイスの1つ以上の機能を抑制すなわち阻害する恐れがある。たとえば水滴は、ディスプレイに供される1つ以上のタッチセンサによるユーザーの「タッチ」入力と誤って解釈される恐れがある。これにより、当該情報処理デバイスは、誤動作(たとえば意図しない処理を実行する)を引き起こすか、かつ/あるいは、実際の(所望の)ユーザー入力に応答できなくなる恐れがある。従ってeリーディングデバイスは、当該デバイスの誤動作を防止し、かつ/あるいは、水が存在していてもユーザーが当該デバイスの操作を続けることを可能にするため、ディスプレイ表面が濡れていることの検出に応じて1つ以上のデバイス設定を調節してよい。
[システムの説明]
図1は、第1実施形態による情報処理デバイス上でアプリケーションを利用し、かつ、電子書籍サービスを提供するシステムを表している。図1の例では、システム100は、eリーディングデバイス110として例示されている電子ディスプレイデバイス、及び、ネットワークサービス120を含む。ネットワークサービス120は、複数のサーバ、及び、eリーディングデバイス110上にインストールされる1つ以上のアプリケーションと関連する様々なサービスを提供する他の情報処理資源を有してよい。例として一の実施形態では、ネットワークサービス120は、eリーディングデバイス110とやり取りする電子書籍サービスを供してよい。ネットワークサービス120を介して提供される電子書籍サービスはたとえば、電子書籍が販売、共有、ダウンロード、及び/又は格納されるサービスを含んでよい。より一般的には、ネットワークサービス120は、コンテンツレンダリングサービス(たとえばストリーミングメディア)又は他のネットワークアプリケーション環境若しくはサービスを含む様々な他のコンテンツサービスを供してよい。
eリーディングデバイス110は、アプリケーション及びアプリケーション資源(たとえば電子書籍、メディアファイル、ドキュメント)がレンダリング並びに消費され得る任意のパーソナル電子ディスプレイデバイスに相当してよい。たとえばeリーディングデバイス110は、タブレット又は電話/メッセージ送受信デバイス(たとえばスマートフォン)に相当し得る。一の実施形態ではたとえば、eリーディングデバイス110は、前記デバイスをネットワークサービス120へ接続して前記サービスを介して供される電子書籍を閲覧及び消費することを可能にするeリーダーアプリケーションを実行してよい。他の実施形態では、eリーディングデバイス110は、ネットワークサービス120からファイル若しくはストリーミングデータを受信するメディア再生又はストリーミングアプリケーションを実行してよい。例としてeリーディングデバイス110には、あるアプリケーションによる活動−たとえば電子コンテンツ(たとえば電子書籍)を読む−を最適化するハードウエア及びソフトウエアが備えられてよい。たとえばeリーディングデバイス110はタブレットのような形状因子を有してよい。とはいえ変化型も可能である。場合によっては、eリーダーデバイス110は電子インクディスプレイを有してもよい。
さらなる詳細では、ネットワークサービス120は、デバイスインターフェース128、資源格納部122、及びユーザーカウント格納部124を有してよい。ユーザーカウント格納部124は、ユーザー及びアカウント125をeリーディングデバイス110に関連付けてよい。アカウント125はまた、資源格納部122内に格納され得る1つ以上のアプリケーション資源(たとえば電子書籍)に関連付けられてもよい。デバイスインターフェース128は、eリーディングデバイス110からのリクエストを処理し、さらにeリーディングデバイス110のリクエストとネットワークサービス120のサービスと機能とを接続する。デバイスインターフェース128は、サービス−たとえばダウンロードの購入又はどの電子書籍及びコンテンツアイテムがユーザーデバイスに関連するのかの判断−を可能にするため、ユーザーアカウント125によって供される情報を利用してよい。それに加えてデバイスインターフェース128は、eリーディングデバイス110に、コンテンツストア122−たとえばオンラインストアを含んでよい−へのアクセスを供してよい。デバイスインターフェース128は入力を処理して、コンテンツアイテム(たとえば電子書籍)を特定し、さらにコンテンツアイテムとユーザーのアカウント125とを結びつけてよい。
さらに説明するように、ユーザーカウント格納部124は、所与のアカウントで消費した、又は、消費することが可能になった資源を特定するため、個々のアカウント125のメタデータを保持してよい。eリーディングデバイス110はユーザーアカウント125に関連付けられて良い。複数のデバイスが同一のアカウントに関連付けられてよい。以降で詳述するように、eリーディングデバイス110は、そのeリーディングデバイス110のユーザーのアカウントで購入された、又は、購入できるようになった資源を格納するだけではなく、特定の情報処理デバイス上で格納せずに、ユーザーアカウント125で購入された電子書籍及び他のコンテンツアイテムをアーカイブしてもよい。
eリーディングデバイス110は、ディスプレイスクリーン116及び筐体118を有してよい。ある実施形態では、ディスプレイスクリーン116は、ジェスチャー(たとえばスワイプ)を含むタッチ入力を処理するため、タッチ感受性を有する。たとえばディスプレイスクリーン116は、ディスプレイスクリーン116の表面上にタッチ感受性を有する領域を供するように、1つ以上のタッチセンサ138と一体化されてよい。一部の実施形態では、1つ以上のタッチセンサ138は、人体のキャパシタンスを入力として検知又は検出可能な容量性センサを含んでよい。図1の例では、タッチ感受性を有する領域は、ディスプレイスクリーン116の全部ではないとしてもかなりの表面領域と一致する。それに加えて筐体118にはまた、たとえば筐体118のベゼル及び/又は背面上に1つ以上のタッチ感受性を有する領域を供するようにタッチセンサと一体化されてもよい。
一部の実施形態によると、eリーディングデバイス110は、タッチセンサ138との相互作用を介してなされるユーザー入力を検出及び解釈するディスプレイセンサロジック135を有する。例としてディスプレイセンサロジック135は、ユーザーがなすディスプレイスクリーン116のタッチ検知領域との接触を検出してよい。より具体的にはディスプレイセンサロジック135は、ディスプレイスクリーン116のタッチ検知領域とのユーザー相互作用を介してなされるタップ、複数のタップ、及び/又はジェスチャーを検出してよい。さらにディスプレイセンサロジック135は、係る相互作用を様々な方法で解釈してよい。たとえば各相互作用は、ディスプレイ116の状態変化に相当する特定の種類のユーザー入力として解釈されてよい。
一部の実施形態では、ディスプレイセンサロジック135は、複数のタッチセンサ138との同時接触をユーザー入力ではないものと解釈してよい。たとえば複数のセンサ接触の一部は、タッチセンサ138と相互作用する水及び/又は他の意図しない若しくはしつこい物体(たとえば汚れ、デブリ等)によって供される可能性がある。具体的にはeリーディングデバイス110は、複数のセンサ接触に基づいて、ディスプレイスクリーン116が濡れている(かつ/あるいは汚れている)ことを判断する付着物検出ロジック119を有してよい。ディスプレイセンサロジック135は、ディスプレイスクリーン116と接触している水及び/又は他の付着物の存在を説明するeリーディングデバイス110の1つ以上の設定を調節してよい。たとえばディスプレイスクリーン116が濡れている際、ディスプレイセンサロジック135は、デバイス110の誤動作及び/又は損傷を防止するためにeリーディングデバイス110の電源を落としてよい。代わりに及び/又は加えて、ディスプレイセンサロジック135は、後でタッチセンサ138を介して検出される特定の種類の相互作用に応答する(たとえば及び/又は応答しない)ようにeリーディングデバイス110を再設定してよい。これにより、ユーザーは、水(及び/又は他の意図しない物体)がディスプレイスクリーン116上に存在するときでさえもeリーディングデバイス110の操作を継続することができる。
一部の実施形態では、eリーディングデバイス110は、頁形式のコンテンツの表示関する機能を供する特徴を有する。eリーディングデバイス110は頁移行ロジック115を有してよい。頁移行ロジック115によって、ユーザーは、頁形式のコンテンツのページを移行させることが可能となる。eリーディングデバイス110は、電子書籍からの頁を表示し、かつ、ユーザーに、一の頁状態から他の頁状態へ遷移させることを可能にし得る。特に、電子書籍は順次頁でレンダリングされるコンテンツを供すること可能で、かつ、電子書籍は頁状態を、一頁、複数頁、又は部分頁の形式で表示して良い。従って所与の頁状態はたとえば、一度に表示される一頁又は二以上の頁と一致してよい。頁移行ロジック115は、ユーザーが所与の頁状態から他の頁状態へ移行することを可能にするように動作してよい。一部の実施形態では、頁移行ロジック115は、単一頁の移行、章の移行、又はクラスタの移行(複数の頁の一度での移行)を可能にする。
頁移行ロジック115は、頁移行を可能にするため、様々な種類のインターフェース及び操作に応答し得る。一の実施形態では、ユーザーは、たとえばディスプレイスクリーン116のタッチ検知領域と相互作用することによって頁状態を移行させる頁移行イベントを送出してよい。たとえばユーザーは、頁移行の連続する方向を示す特定の方向(たとえば上、下、左、又は右)にディスプレイスクリーン116の表面をスワイプしてよい。変形例では、ユーザーは、様々な種類の入力によって様々な種類の頁移行入力(たとえば単頁めくり、複数頁めくり、章の変更等)を特定してよい。それに加えてユーザーの頁めくり入力には、頁状態の移行の程度(たとえば頁数)が供されてよい。たとえばユーザーは、クラスタの頁状態又は章の頁状態移行を起こすためにディスプレイスクリーン116の表面をタッチ及び保持してよい一方で、同一領域でのタップは、単頁状態(たとえば一のページから次のページまで順次)移行を起こしてよい。他の例では、ユーザーは、ディスプレイスクリーン116のタッチ検知領域上での単一タップ、連続タップ、又はパターンを有するタップによって様々な種類又は程度の頁めくりを特定してよい。
[ハードウエアの説明]
図2は、本願で説明される1つ以上の実施形態で用いられるeリーディングデバイス200又は他の電子パーソナルディスプレイデバイスの例を表している。図2の例では、eリーディングデバイス200は、図1の例で示されたようなデバイス110に相当してよい。図2を参照すると、eリーディングデバイス200は、プロセッサ210、ネットワークインターフェース220、ディスプレイ230、1つ以上のタッチセンサコンポーネント240、及びメモリ250を有する。
プロセッサ210は、メモリ250内に格納された命令を用いることによって機能を実装してよい。それに加えて一部の実施形態では、プロセッサ210は、ネットワークインターフェース220を利用してネットワークサービス120(図1参照)と通信する。より具体的にはeリーディングデバイス200は、ネットワークサービス120へアクセスすることで、様々な種類の資源(たとえば電子書籍のようなコンテンツアイテム、設定ファイル、アカウント情報)を受信するだけではなく、情報(たとえばユーザーアカウント情報、サービスリクエスト等)を供してよい。たとえばeリーダーデバイス200は、アプリケーション資源221−たとえばユーザーがネットワークサービス120から購入すなわちダウンロードすることを選択した媒体ファイル−を受信してよい。eリーダーデバイス200上にダウンロードされたアプリケーション資源221は、メモリ250内に格納されてよい。
一部の実施形態では、ディスプレイ230はたとえば、プロセッサ210から生成されるコンテンツを供するために発光する液晶ディスプレイ(LCD)又は発光ダイオード(LED)ディスプレイに相当してよい。一部の実施形態では、ディスプレイ230は接触感受性を有してよい。たとえば一部の実施形態では、1つ以上のタッチセンサコンポーネント240は、ディスプレイ230と一体化されてよい。他の実施形態では、タッチセンサコンポーネント240は、個々のタッチセンサコンポーネント240がディスプレイ230の様々な領域を観察するように、ディスプレイ230の上方又は下方に(たとえば層として)供されてよい。さらに一部の変化型では、ディスプレイ230は、コンテンツを表示する方法において従来の紙と似ている電子ペーパー型ディスプレイに相当してよい。係るディスプレイ技術の例には、電気泳動ディスプレイ、エレクトロウエッティングディスプレイ、及び、電子流体ディスプレイ(electrofluidic display)が含まれる。
プロセッサ210は、様々な入力源−タッチセンサコンポーネント240、ディスプレイ230、及び/又は他の入力機構(たとえばボタン、キーボード、マウス、マイクロホン等)を含む−からの入力を受信してよい。本願で説明される例を参照すると、プロセッサ210は、タッチセンサコンポーネント240からの入力231に応答してよい。一部の実施形態では、プロセッサ210は、電子書籍の活動−たとえばディスプレイ230上に電子書籍コンテンツを生成すること、電子書籍コンテンツの頁移行を実行すること、デバイス200及び/若しくはディスプレイ230の電源を落とすこと、スクリーンセーバーを起動すること、アプリケーションを起動若しくは終了すること、並びに/又は、ディスプレイ230の状態を変更すること−を容易に又は改善するため、タッチセンサコンポーネント240からの入力231に応答してよい。
一部の実施形態では、メモリ250は、タッチセンサコンポーネント240を介して検出されるユーザーとの相互作用を監視するディスプレイセンサロジック211を格納し、さらにユーザーとの相互作用を特定の(種類の)入力として処理する。代替実施形態では、ディスプレイセンサロジック211はタッチセンサコンポーネント240と一体化されてよい。たとえばタッチセンサコンポーネント240は、集積回路又は他のハードウエアロジックを含むモジュールコンポーネントとて供され、かつ、係る資源は、ディスプレイセンサロジック211の一部又は全部を供して良い(図1のディスプレイセンサロジック135も参照のこと)。たとえばタッチセンサコンポーネント240の集積回路は、タッチ入力を監視し、かつ/あるいは、タッチ入力を特定の種類のものとして処理してよい。変形例では、ディスプレイセンサロジック211の一部又は全部は、(メモリ250内に格納される命令を利用する)プロセッサ210又は代替処理資源によって実装されてよい。
一の実施形態では、ディスプレイセンサロジック211は、検出ロジック213及びジェスチャーロジック215を有する。検出ロジック213は、1つ以上のタッチセンサコンポーネント240の設置位置と一致するディスプレイ230の表面へのユーザーの接触を監視する動作を実装する。ジェスチャーロジック215は、特定のジェスチャー(たとえばピンチ、スワイプ、タップ等)を検出し、かつ、特定の種類の入力又はユーザーの行為として関連付ける。ジェスチャーロジック215はまた、たとえば左向きのスワイプと右向きのスワイプとを区別するように指向性をも検出してよい。
一部の実施形態では、ディスプレイセンサロジック211はさらに、ディスプレイ230の表面上の水(及び/又は他の付着物)の存在を検出する水検知ロジック217を有する。より詳細には水検知ロジック217は、水がディスプレイ230の表面上に存在することを、検出されたタッチセンサ240との相互作用に基づいて判断してよい。水検知ロジック217は、水がディスプレイ230の表面上に存在することを、タッチセンサ240を介して検出されたタッチに基づく相互作用の数及び/又は各相互作用に係る接触期間(たとえば接触が対応するタッチセンサ240で維持される時間の長さ)に基づいて判断してよい。変形例では、水検知ロジック217は、他の形態の付着物−たとえば汚れやデブリなど−を検出してよい。
eリーディングデバイス200は一般的に、有限の組の既知の相互作用又はジェスチャー(たとえばピンチ、スワイプ、タップ等)しかユーザー入力として処理できないことに留意して欲しい。よって水検知ロジック217は、タッチセンサ240が既知のジェスチャーの組に属さない相互作用を検出する(たとえばジェスチャーロジック215が相互作用と特定のユーザー入力とを関連付けられない)場合に始動してよい。たとえば既知のジェスチャーの組が単一接触のジェスチャー(たとえば1本指によるタップ、1本指によるスワイプ等)しか含まない場合、任意の複数接触相互作用(たとえば2つ以上のタッチセンサ240が同時に作用する)が水検知ロジック217の実行を始動してよい。より具体的には、複数接触相互作用が検出される場合、少なくとも1つの相互作用は、ディスプレイ230の表面に接触する水(及び/又は他の付着物)に起因すると考えられる。よって一部の実施形態では、水検知ロジック217は、ディスプレイ230が濡れているのか否かを、タッチセンサ240を介して検出される同時相互作用の数に基づいて判断してよい。たとえば検出される同時相互作用の数が増えれば増えるほど、ディスプレイ230の表面が濡れていると水検知ロジック217が判断する確率は高くなる。
水が(たとえば蒸発又は拭き取られるまでは)ディスプレイ230の表面上の同一領域内にとどまる傾向にあることにも留意して欲しい。従って水が存在することで、1つ以上のタッチセンサ240は、一般的にユーザーが起こす相互作用(たとえばタップ、スワイプ、またさらにはタップ・アンド・ホールド)に応じて経験する期間よりも長い期間アクティブになる(たとえば「タッチ」すなわち接触を検出する)と考えられる。よって一部の実施形態では、水検知ロジック217は、ディスプレイ230が濡れているのか否かを、各相互作用に係る接触期間に基づいて判断してよい。たとえば接触期間が長ければ(たとえば閾値期間よりも長ければ)、水検知ロジック217は、ディスプレイ230の表面が濡れていると判断する。
一部の実施形態では、水検知ロジック217は、ディスプレイ230が濡れていることを、複数の因子−たとえばタッチセンサ240を介して検出される同時相互作用の数及び各相互作用に係る接触期間を含む−の組み合わせに基づいて判断してよい。一部の例では、eリーディングデバイス200を操作するユーザーは、不注意によって複数の指でディスプレイ230の表面を触ってしまう(たとえばそのためにタッチセンサ240を介した複数接触検出を始動させてしまう)恐れがある。他の例では、eリーディングデバイス200は、タップ・アンド・ホールド相互作用を、特定の種類のユーザー入力(たとえば接触期間が入力の大きさに対応する)と解釈するように構成されてよい。従って偽陽性判断を防止するため、水検知ロジック217は、複数の同時相互作用のうちの少なくとも1つの相互作用に係る接触期間が閾値期間よりも長い場合にのみディスプレイ230が濡れていると判断してよい。
さらに一部の実施形態では、水検知ロジック217は、ディスプレイ230が濡れているとの判断に応じてeリーディングデバイス200の1つ以上の設定を調節してよい。より具体的には、水検知ロジック217は、ディスプレイ230の表面上の水、デブリ、及び/若しくは他の付着物の存在を緩和又は解決する1つ以上の操作を実行してよい。よって水検知ロジック217は、代わりにデブリ及び/又は他の付着物を検知してもよい。たとえば水検知ロジック217は、デバイス200のディスプレイ230及び/若しくは他の部材の電源を落とすことで、eリーディングデバイス200の誤動作並びに/又は損傷(たとえば短絡)を防止してよい。あるいはその代わりに及び/又はそれに加えて、ディスプレイ230が濡れている(たとえば液滴が表面上に存在する)間でもeリーディングデバイス200が連続して動作可能となるように、水検知ロジック217は、1つ以上のデバイスの設定を変更してよい(たとえば上に水が存在するディスプレイ230の領域と一致する1つ以上のタッチセンサ240を無効又は不稼働にする)。さらに一部の実施形態では、水検知ロジック217は、ディスプレイ230の表面上の水の存在に適合するように、(たとえばあるジェスチャーの認識の向こうにする、かつ/あるいは、ジェスチャーロジック215によって認識される新たなジェスチャーの組を有効にすることによって)ジェスチャーロジック215の1つ以上の入力応答を再設定してよい。係る実施形態は、本願の第2実施形態にて詳述する。
[入力に基づく水の検出]
図3Aと図3Bは、一部の実施形態による水、デブリ、又は他の付着物を検出する機能を有するeリーディングデバイス300の実施形態を表している。eリーディングデバイス300は筐体310及びディスプレイスクリーン320を有する。eリーディングデバイス300は、コンテンツ閲覧を改善するように、ディスプレイスクリーン320によって実質的に占められた前面を有するように、実質的に平板状又は長方形であってよい。より具体的には、筐体310の前面は、ディスプレイスクリーン320を取り囲むベゼルの形状であってよい。ディスプレイスクリーン320は、ディスプレイ組立体の一部であってよく、かつ、タッチ感受性を有してよい。たとえばディスプレイスクリーン320は、タッチ感受性を有し、かつ、製造及び組立プロセス中に筐体310と一体化されるモジュラディスプレイ組立体の部材として供されてよい。
タッチ検知領域330は、ディスプレイスクリーン320の少なくとも一部に供される。具体的には、タッチ検知領域330は、ディスプレイスクリーン320とタッチセンサとが一体化された領域と一致してよい。一部の実施形態では、タッチ検知領域330は、ディスプレイスクリーン320の表面を実質的に含んでよい。さらにeリーディングデバイス300は、ディスプレイスクリーン320のタッチ検知領域330上にタッチ検知を供するため、1種類以上のタッチ検知技術を統合してよい。様々な既知のタッチ検知技術が、タッチ検知領域330のいずれかにタッチ検知を供するのに利用可能であることに留意して欲しい。例として、タッチ検知領域330で用いられるタッチセンサは、抵抗タッチセンサ、(自己キャパシタンス及び/又は相互キャパシタンスを用いる)容量タッチセンサ、誘導タッチセンサ、及び/又は赤外タッチセンサを利用してよい。
たとえばタッチ検知領域330は赤外センサを用いることによって用いられてよい。タッチ検知領域330は、物体が存在することでタッチ検知領域330にわたって送信される赤外ビームを「遮断」すなわち赤外ビームと干渉するときに、ディスプレイスクリーン320の表面と接触する物体を検出し得る。変形例では、タッチ検知領域330は、ヒトの皮膚に固有なキャパシタンスを検出可能な電気素子のグリッドパターンを用いることによって実装されてよい。たとえばタッチ検知領域330は、電気素子のグリッドパターンを用いることによって実装されてよい。前記電気素子は、ディスプレイスクリーン320の表面を覆うように又は近傍に設けられ、かつ、たとえば指のような物体からのタッチを検出するように接触した状態で十分に変形する。より一般的には、タッチ検知領域330を実装するタッチ検知技術は、抵抗タッチセンサ、(自己キャパシタンス及び/又は相互キャパシタンスを用いる)容量タッチセンサ、誘導タッチセンサ、及び/又は赤外タッチセンサを用いてよい。
一部の実施形態では、eリーディングデバイス300は、ディスプレイスクリーン320のタッチ検知領域330上の水(たとえば水滴、しみ、及び/又は汚れ)の存在を検出するように構成されてよい。たとえばeリーディングデバイス300は、図2を参照しながら上で説明した水検知ロジック217の実施形態を実装してよい。具体的にはeリーディングデバイス300は、2つ以上の独立かつ離散的な相互作用がタッチ検知領域330を介して同時検出される場合にディスプレイスクリーン320が濡れていると判断してよい。たとえばeリーディングデバイス300用の既知のジェスチャーの組は単一接触ジェスチャーのみを含んでよい。
図3Aを参照すると、水滴301と水しみ302がディスプレイスクリーン320上に存在する。しみ302が、水滴301よりも大きな表面積を覆っている(ため、たとえばより多くのタッチセンサと相互作用する恐れがある)が、しみ302と水滴301の各々は、一の連続する物体を表しているため、単一の相互作用に関連付けられ得ることに留意して欲しい。eリーディングデバイス300は、タッチ検知領域330上で水滴301と水しみ302の存在が同時に検出される際に水検知タイマーを始動させてよい。よって、たとえば水検知タイマーは、水滴301及び/又はしみ302のうちの少なくとも1つがタッチ検知領域330と接触したままである限り、(たとえば所定期間)カウントダウンしてよい。一旦水検知タイマーがタイムアウトになる(たとえばカウントダウンがゼロに達する)と、eリーディングデバイス300は、ディスプレイスクリーン320が濡れていると判断してよい。一部の実施形態では、eリーディングデバイス300はさらに、ディスプレイスクリーン320が濡れていると判断する際に1つ以上のデバイスの設定を調節してよい。
図3Bを参照すると、水滴301のみがディスプレイスクリーン320上に存在している。水滴301自体は、eリーディングデバイス300の水検知タイマーを始動させ得ない。なぜならデバイス300は、水滴301による接触を、タップ及び/又はタップ・アンド・ホールドユーザー相互作用(たとえばこれは特定のユーザー入力に関連付けられ得る)と解釈し得るからである。しかし一旦ユーザーがeリーディングデバイス300と相互作用すると、水検知タイマーは始動し得る。たとえばeリーディングデバイス300は、タッチ検知領域330とのユーザー相互作用305(たとえば指のタップ、スワイプ、又は他のジェスチャーに相当する)を検出する際に、水滴301が同時に存在しているときに、水検知タイマーを始動させてよい。よってたとえユーザー相互作用305がもはや検出されなくなった(たとえばユーザーの指が後にタッチ検知領域330から持ち上げられることで外される)としても、水検知タイマーは、水滴301がタッチ検知領域330と接触したままである限り(たとえば所定期間)カウントダウンをし続けてよい。一旦水検知タイマーがタイムアウトになると、eリーディングデバイス300は、ディスプレイスクリーン320が濡れていると判断してよい。一部の実施形態では、eリーディングデバイス300はさらに、ディスプレイスクリーン320が濡れていると判断した際に1つ以上のデバイス設定を調節して良い。
図4は、他の実施形態による水、デブリ、又は他の付着物を検出する機能を有するeリーディングデバイス400の実施形態を表す。eリーディングデバイス400は筐体410及びディスプレイスクリーン420を有する。ディスプレイスクリーン420は、ディスプレイ組立体の一部であり、かつ、タッチ感受性を有してよい。タッチ検知領域430がディスプレイスクリーン420の少なくとも一部に供される。具体的にはタッチ検知領域430は、ディスプレイスクリーン420とタッチセンサとが一体化された領域と一致してよい。簡明を期すため、筐体410、ディスプレイスクリーン420、及び、タッチ検知領域430はそれぞれ、図3A−図3Bの筐体410、ディスプレイスクリーン420、及び、タッチ検知領域430と機能的に(同一ではないとしても)類似していると仮定されてよい。
一部の実施形態では、eリーディングデバイス400は、ディスプレイスクリーン420のタッチ検知領域430上の水の存在を検出するように構成されてよい。たとえばeリーディングデバイス400は、図2を参照しながら上で説明した水検知ロジック217の実施形態を実装してよい。具体的にはeリーディングデバイス400は、3つ以上の独立かつ離散的な相互作用がタッチ検知領域430を介して同時検出される場合にディスプレイスクリーン420が濡れていると判断してよい。たとえばeリーディングデバイス300とは対照的に、eリーディングデバイス400用の既知のジェスチャーの組は、単一接触ジェスチャーだけではなく、ディスプレイスクリーン420の表面と同時に接触する2本の指の使用を含む複数接触ジェスチャー(たとえばピンチ、複数指タップ、複数指スワイプ等)をも含んでよい。
示された例では、1つの水滴401のみがディスプレイスクリーン420上に存在する。上述したように、eリーディングデバイス400は、水滴401自体を検出できない(なぜならタッチ検知領域430と接触する水滴401は、タップ及び/又はタップ・アンド・ホールドユーザー相互作用と解釈し得るからである)。しかもeリーディングデバイス400はまた、単一接触ユーザー相互作用(たとえば図3Bで示されたようなユーザー相互作用305)が存在する状態では水滴401を検出できない。なぜなら2点の接触は、特定の種類のユーザー入力であるとデバイス400によって解釈される恐れがあるためである。しかし水滴401がタッチ検知領域430と接触したままである間に、eリーディングデバイス400は、後続の複数接触ユーザー相互作用を検出する際に水検知タイマーを始動してよい。しかも、たとえユーザー相互作用307がもはや検出されないとしても、水滴401がタッチ検知領域430と接触したままである限り、水検知タイマーは(たとえば所定期間)カウントダウンを継続してよい。一旦水検知タイマーがタイムアウトになると、eリーディングデバイス400は、ディスプレイスクリーン420が濡れていると判断してよい。一部の実施形態では、eリーディングデバイス400はさらに、ディスプレイスクリーン420が濡れていると判断する際に1つ以上のデバイス設定を調節してよい。
図3A−3B及び図4の例は、ディスプレイスクリーンのタッチ検知領域との複数の同時相互作用が、水の存在の検出に用いられ得る具体例を表しているが、本願の例はこれらの例に限定されない。より一般的には、eリーディングデバイスは、該デバイス用の既知の相互作用及び/又はジェスチャーの組に属さない任意の相互作用の検出に応じて水の存在を検出するように構成されてよい。
[水検出機能]
図5は、1つ以上の実施形態による電子書籍コンテンツを表示するeリーディングシステム500を表している。eリーディングシステム500はたとえば、図1、図2、図3A−図3B、及び図4の例で示されたeリーディングデバイス上で実行されるコンポーネントを用いたアプリケーション又はデバイスとして実装されてよい。さらにたとえば説明されたeリーディングシステム500は、図1で示されたような文脈において実装され、かつ、図2、図3A−図3B、及び/又は図4の例で説明されたように構成されてよい。
図5の例では、システム500は、ネットワークインターフェース510、ビューワ520、水検知ロジック530、及びデバイス状態ロジック540を有する。図1の例で説明したように、ネットワークインターフェース510は、データ及びプログラム資源を受信するためにネットワークサービスと通信するプログラムコンポーネントに相当してよい。たとえばネットワークインターフェース510は、ユーザーが購入及び/又はダウンロードするネットワークサービスからの電子書籍511を受信してよい。電子書籍511は、eリーディングデバイスのメモリ資源(たとえばeリーディングデバイス200のメモリ250を参照のこと)によって電子書籍ライブラリ525の一部として格納されてよい。
ビューワ520は、電子書籍ライブラリ525によって供される選択された電子書籍からの電子書籍コンテンツ513にアクセスしてよい。電子書籍コンテンツ513は、選択された電子書籍を含む1頁以上の頁に相当してよい。ビューワ520は、取得された電子書籍コンテンツ513に相当する1頁以上の頁を所与の場面でディスプレイスクリーン上にレンダリングする。頁状態は、所与の瞬間に表示される特定の頁又は複数の頁からなる組に相当してよい。
デバイス状態ロジック540は、ビューワ520の特徴又は機能として供されてよい。あるいはその代わりに、デバイス状態ロジック540は、プラグインとして、又は、ビューワ520から独立した機能として供されてよい。デバイス状態ロジック540は、デバイス状態の更新545をビューワ520へ送信してよい。デバイス状態の更新545は、ビューワ520に現在の表示状態を変化又は変更させてよい。たとえばデバイス状態ロジック540は、ページ以降(たとえば単一頁移行、複数頁移行、又は章の移行)に相当するデバイス状態の更新545を送信することによってタッチ入力517に応答してよい。
さらにデバイス状態の更新545を特定する際、デバイス状態ロジック540はまた、デバイスのシャットオフ、ディスプレイのシャットオフ、及び/又はスクリーンセーバーの命令をも供してよい。デバイスのシャットオフのためのデバイス状態の更新545は、ビューワ520を含むシステム500全体をシャットダウン及び/又は電源オフにする。ディスプレイのシャットオフのためのデバイス状態の更新545はビューワ520しか電源オフにしないので、システム500を「スリープ」モードにする。さらにスクリーンセーバーのためのデバイス状態の更新545は、スクリーンセーバーをビューワ520上に表示させる。他のデバイス状態の更新545−たとえば書籍、アプリケーション、メニュー、もしくはサブメニューの起動及び/又は終了−も供されてよいことに留意してほしい。
水検知ロジック530は、デバイス状態ロジック540の特徴又は機能として供されてよい。あるいはその代わりに、水検知ロジック530は、プラグインとして、又は、ビューワ520から独立した機能として供されてよい。水検知ロジック530は、ビューワ520の表面上の水(及び/又は他の付着物)の存在を検出してよい。より具体的には、水検知ロジック530は、モード選択信号531をデバイス状態ロジック540へ選択的に出力することによってタッチ入力517へ応答してよい。たとえば水検知ロジック530は、ビューワ520に供されるタッチセンサを介して検出され(てタッチ入力517として受信され)るタッチに基づく相互作用の数及び/又は各相互作用に係る接触期間(タッチ入力517の各々の「大きさ」)に基づいて、ビューワ520が濡れていると判断してよい。
一部の実施形態では、水検知ロジック530は、eリーディングシステム500用の既知の入力ではないタッチ入力517を受信する(たとえばタッチ入力517がデバイス状態ロジック540によって適切に解釈できない)際に、ビューワ520が濡れていると判断してよい。他の実施形態では、水検知ロジック530は、タッチ入力517が閾値期間よりも長い期間維持される場合に、ビューワ520が濡れていると判断してよい。さらに一部の実施形態では、水検知ロジック530は、タッチ入力517が既知の入力ではなく、かつ、閾値期間を超えて持続する場合にのみ、ビューワが濡れていると判断してよい。
モード選択信号531は、デバイス状態ロジック540に「ドライ」モード又は「ウエット」モードで動作するように命令する。たとえばデバイス状態ロジック540は、モード選択信号531がディアサートされている限りドライモードで動作してよい。しかしビューワ520が濡れていると判断する際、水検知ロジック530は、モード選択信号531をアサートして、デバイス状態ロジック540をウエットモードで動作させてよい。一部の実施形態では、モード選択信号531のアサートによって、デバイス状態ロジック540は、eリーディングシステム500の1つ以上の設定を調節してよい。たとえばウエットモードで動作するとき、eリーディングシステム500は、ビューワ520及び/もしくは他のハードウエア部品の電源をオフにし、1つ以上のデバイス設定を変更し、並びに/又は、デバイス状態ロジック540の1つ以上の入力応答を再設定してよい。より具体的には、これらの調節の一部又は全部は、デバイス状態ロジック540によって、たとえば対応するデバイス状態の更新545を生成することで実行されてよい。
[方法]
図6は、1つ以上の実施形態による水を検出する機能を有するeリーディングデバイスの動作方法を表している。図6の例を説明する際、説明されるステップ又はサブステップを実行する適切な構成要素を表すため、たとえば図2−図4で説明した構成要素を参照することがある。
図2の例を参照すると、eリーディングデバイス200は、該eリーディングデバイス200のディスプレイに供される(すなわち係る)タッチセンサとの相互作用を検出してよい(610)。たとえば相互作用は、タッチセンサコンポーネント240によって検出されてよい。より具体的には、センサコンポーネント240の設置位置は、ディスプレイ230の表面上の1つ以上のタッチ検知領域と一致してよい。一部の実施形態では、タッチセンサ240は、ディスプレイ230の表面上でのタッチに基づく相互作用を検出してよい(612)。
たとえば図3Aと図3Bに示されているように、タッチに基づく相互作用は、ディスプレイスクリーン320の表面と接触する水、指、及び/又は他の物体に相当してよい。さらに一部の実施形態では、タッチセンサ240は、ディスプレイ230の表面上での複数の相互作用を同時に検出してよい(614)。たとえば図3Aと図3Bに示されているように、水滴301からの接触は、水しみ302及び/又はユーザー相互作用305とは独立に検出され得る。
eリーディングデバイス200は続いて、検出された相互作用に基づいてスクリーンが濡れていると判断してよい(620)。たとえばプロセッサ210は、水検知ロジック217を実行する際、eリーディングデバイス200用の既知の入力ではない入力231に応じて、ディスプレイ230が濡れていると判断してよい。一部の実施形態では、プロセッサ210は、受信された入力231がディスプレイ230の表面上の独立かつ離散的な位置(624)に存在するタッチセンサ240によって検出される3つ以上の接触(622)に相当し、かつ、前記接触のうちの少なくとも1つが閾値期間(626)維持される場合に、ディスプレイ230が濡れていると判断してよい。
たとえば図4に示されているように、ディスプレイスクリーン420のタッチ検知領域430は、水滴401からの接触及び複数接触ユーザー相互作用を同時に検出してよい。3本指の相互作用は既知のユーザー入力と関連しないので、eリーディングデバイス400は、複数接触相互作用を検出する際、水検知タイマーを始動させてよい。より具体的には、eリーディングデバイス400は、水検知タイマーが終了した後(たとえば水滴401が少なくとも閾値期間ディスプレイスクリーン320の対応する領域と接触した後)にディスプレイスクリーン320が濡れていると判断してよい。
eリーディングデバイス200はさらに、ディスプレイスクリーンが濡れていると判断した後に1つ以上のデバイス設定を調節してよい(630)。たとえばプロセッサ210は、水検知ロジック217を実行する際、デバイスをウエットモードに設定してよい。より具体的には、ウエットモードは、eリーディングデバイス200の損傷を防止し、かつ/あるいは、水が存在していてもeリーディングデバイス200が動作可能とするパラメータの組を有してよい。一部の実施形態では、プロセッサ210は、eリーディングデバイス200の1つ以上のハードウエア構成要素の電源をオフにし(632)、1つ以上のデバイス設定又は性能パラメータを再設定し(634)、かつ/あるいは、eリーディングデバイスの1つ以上の入力応答を変更してよい(636)。
たとえばeリーディングデバイス200は、1つ以上のハードウエア構成要素の電源をオフにすることで、水によるデバイス200の短絡すなわち損傷を防止してよい。あるいはその代わりに、eリーディングデバイス200は、1つ以上のデバイスコンポーネント(たとえば水と接触しているディスプレイ230の領域と一致するタッチセンサを不稼働にすること)を再設定することで、水とデバイスの「通常」動作との干渉を防止してよい。同様に、eリーディングデバイス200は、1つ以上の入力応答を変更する(たとえば既知のユーザー入力の組を修正する)ことで、デバイス200がウエット条件で最適化されるように動作することを可能にし得る。
[第2実施形態]
以降の開示では、第1実施形態と同一の参照番号で示された要素に関する説明は省略する。
本願で説明される実施形態は、水及び/又は他の付着物がディスプレイの表面上に存在するときでさえも動作可能な情報処理デバイスを供する。より具体的には、当該情報処理デバイスは、ディスプレイスクリーンの表面上の付着物(たとえば水、汚れ、又はデブリ)の存在を検出し、かつ、ディスプレイスクリーン上に現れる機能及び/若しくは視認性を維持するため、係る付着物の存在を緩和又は解決する1つ以上の動作を実行してよい。たとえば1つ以上の付着物の存在を検出する際、当該情報処理デバイスは、1つ以上のデバイス設定及び/又は初期設定(たとえば認識されるジェスチャー、支援される入力、及び/又は入力応答)が修正される第2モード(たとえば「スプラッシュモード」)で動作してよい。
情報処理デバイスは筐体、及び、スクリーンを有するディスプレイ組立体を有する。筐体は、スクリーンが視認可能で、かつ、一組のタッチセンサがディスプレイ組立体に供されるように、スクリーンを少なくとも部分的に取り囲む。プロセッサが、複数のタッチセンサの組を介してジェスチャーを検出し、かつ、前記ジェスチャーを複数のユーザー入力のうちの1つと解釈するように、筐体内部に供される。プロセッサはさらに、ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の付着物の存在を検出し、かつ、付着物の存在の検出に応答して当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節する。
一部の実施形態では、付着物の存在を検出する際、プロセッサは、複数の入力に応答して実行されるべき処理の組を再設定してよい。他の実施形態では、プロセッサは、複数のユーザー入力を再設定することで、前記複数のユーザー入力のうちの一部のユーザー入力にのみ応答するようにしてよい。たとえば前記一部のユーザー入力は頁めくり入力のみから構成されてよい。
さらに一部の実施形態では、付着物の存在を検出する際、プロセッサは、当該情報処理デバイスによって認識されるジェスチャーの組を再設定してよい。たとえばプロセッサは、複数のユーザー入力のうちの少なくとも1つを新たなジェスチャーに関連付けてよい。あるいはその代わりに及び/又はそれに加えて、プロセッサは、複数のユーザー入力のうちの少なくとも1つを既知のジェスチャーと関連付けなくてよい。一部の実施形態では、既知のジェスチャーは、ディスプレイのスクリーンのタップ・アンド・ホールド及び/又はディスプレイのスクリーンのスワイプに相当してよい。
さらに一部の実施形態では、プロセッサは、検出されたジェスチャーに係る接触圧力を判断し、かつ、前記接触圧力と圧力閾値とを比較してよい。たとえば接触圧力は、ディスプレイのスクリーンの表面に印加される力の大きさに相当してよい。よって付着物の存在を検出した後、対応する接触圧力が閾値圧力を超える場合には、プロセッサは、受信したジェスチャーを複数の入力のうちの1つと解釈してよい。
他の利益の中でもとりわけ、本願で説明された例によって、パーソナルディスプレイデバイス−たとえばeリーディングデバイス−は、ディスプレイ表面上の水及び/又は他の付着物の存在を検出する際に1つ以上のデバイス設定を調節することが可能となる。eリーディングデバイスのディスプレイスクリーン表面上の水、汚れ、デブリ、及び/又は他の(たとえば意図しない)付着物の存在は、デバイスの1つ以上の機能を抑制すなわち阻害する恐れがある。たとえば付着物は、ディスプレイに供される1つ以上のタッチセンサによるユーザーの「タッチ」入力と誤って解釈される恐れがある。これにより、当該情報処理デバイスは、誤動作(たとえば意図しない処理を実行する)を引き起こすか、かつ/あるいは、実際の(所望の)ユーザー入力に応答できなくなる恐れがある。従ってeリーディングデバイスは、当該デバイスの誤動作を防止し、かつ/あるいは、安全及び/又は最適化された方法でユーザーが当該デバイスの操作を続けることを可能にするため、1つ以上の付着物の存在の検出に応じて1つ以上のデバイス設定を調節してよい。
[システムの説明]
図7は、第2実施形態による情報処理デバイス上でアプリケーションを利用し、かつ、電子書籍サービスを提供するシステムを表す。
一部の実施形態では、ディスプレイセンサロジック135はさらに、ディスプレイ116の表面上の水、汚れ、デブリ、及び/又は他の付着物の存在を検出してよい。たとえばディスプレイセンサロジック135は、ディスプレイ116の表面上の水の堆積を検出する水感受性スイッチ(たとえば光学雨センサ)と一体化されてよい。特別な実施形態では、ディスプレイセンサロジック135は、複数のタッチセンサ138との同時接触をユーザー入力ではないと解釈してよい。たとえば複数のセンサ接触が部分的に、タッチセンサ138と相互作用する水及び/又は意図しない物体若しくは付着物(たとえば汚れ、デブリ等)によって供されると考えられる。具体的には、eリーディングデバイス110は続いて、複数のセンサ接触に基づいて、複数のセンサ接触のうちの少なくとも一部が水及び/又は他の付着物に起因すると判断してよい。
一部の実施形態では、eリーディングデバイス110はさらに、ディスプレイスクリーン116と接触している水及び/又は他の付着物の存在に関与するeリーディングデバイス110の1つ以上の設定を調節する付着物設定(EOC)ロジック119Aを有する。たとえばディスプレイスクリーン116の表面上の水及び/又は他の付着物の存在を検出する際、EOCロジック119Aは、eリーディングデバイス110の電源をオフにすることで、eリーディングデバイス110の誤動作及び/又は損傷を防止してよい。一部の実施形態では、EOCロジック119Aは、続いてタッチセンサ138を介して検出される特定の種類のユーザー相互作用(たとえばジェスチャー)に応答する(及び/又は応答しない)ようにeリーディングデバイス110を再設定してよい。これにより、ユーザーは、水及び/又は他付着物がディスプレイスクリーン116上に存在するときでさえもeリーディングデバイス110の操作を継続することができる。
[ハードウエアの説明]
図8は、本願で説明された1つ以上の実施形態で用いられるeリーディングデバイス200又は他の電子パーソナルディスプレイデバイスの例を表している。
一部の実施形態では、ディスプレイセンサロジック211は、ディスプレイ230の表面上の水及び/又は他の付着物の存在を検出してよい。たとえばディスプレイセンサロジック211は、タッチセンサ240を介して検出されるタッチに基づく相互作用の数及び/又は各相互作用に係る接触期間(接触が対応するタッチセンサ240で維持される時間の長さ)に基づいて、付着物がディスプレイ230の表面上に存在していると判断してよい。より具体的にはディスプレイセンサロジック211は、検出された相互作用が既知のジェスチャーの組(たとえばeリーディングデバイス200によって認識されるジェスチャー)に属さない場合に、水及び/又は他の付着物の存在を検出してよい。係る実施形態は、本願の第1実施形態で詳述する。
一部の実施形態では、ディスプレイセンサロジック211はさらに、ディスプレイ230の表面上での水及び/又は他の付着物の存在の検出に応じてeリーディングデバイス200の1つ以上の設定を調節するスプラッシュモード(SM)ロジック217Aを有する。
たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、水及び/又は他の付着物がディスプレイ230の表面上に存在する(たとえばしみになっている)ときに、eリーディングデバイス200を「スプラッシュモード」で動作させるように設定してよい。スプラッシュモードで動作する間、水及び/又は他の付着物がディスプレイ230の表面上に存在する間でさえ、eリーディングデバイス200が連続して動作可能となるように、1つ以上のデバイスの初期設定は変更又は再設定されてよい。より具体的には、スプラッシュモードロジック217Aは、ディスプレイ230の表面上の付着物(たとえば水)の存在を緩和又は解決する1つ以上の操作を実行してよい。従ってスプラッシュモードロジック217Aは、ディスプレイ230の表面上の付着物の存在を検出する際、ディスプレイセンサロジック211によって始動されてよい。
一部の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、ユーザー入力に応じてeリーディングデバイス200によって実行されるべき1つ以上の操作(たとえば入力応答)を再設定してよい。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、複数接触ユーザー相互作用(たとえばディスプレイ230上の複数の離散的な位置での同時接触を要求する)及び/又は持続的なユーザー相互作用(たとえば所与の期間にわたるタッチセンサ240との連続的な接触を要求する)によって引き起こされるある操作(たとえば複数頁及び/又は章移行の実行)を無効にしてよい、なぜなら係る相互作用は、ディスプレイ230の表面上の付着物が存在するとジェスチャーロジック215によって誤って解釈される恐れがあるからである。より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、eリーディングデバイス200は、(たとえば「通常モード」で動作しているとき)該eリーディングデバイス200が実行可能な限られた一部の操作のみしか実行できなくてよい。特定の実施形態では、eリーディングデバイス200の機能は、(たとえば受信されたユーザー入力にかかわらず)頁めくり操作に限定されてよい。たとえば複数頁及び/又は章移行入力はすべて、単一頁めくり入力としてスプラッシュモードロジック217Aによって解釈されてよい。
それに加えて及び/又はその代わりに、スプラッシュモードロジック217Aは、新たな組の操作をeリーディングデバイス200によって実行可能にしてよい。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、1つ以上のユーザー入力(及び/又はジェスチャー)を新たな組の操作に再マッピングしてよい。新たな組の操作は、水及び/又は他の付着物がディスプレイ230の表面上に存在するときにのみeリーディングデバイス200によって実行される操作(たとえばユーザーにディスプレイ230の清掃又はふき取りを知らせる)を含んでよい。より具体的には、新たな組の操作は、水及び/又は他の付着物が存在する間、最適化された方法でeリーディングデバイス200を動作させることを可能にしてよい。
さらに一部の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、eリーディングデバイス200によって処理可能な入力の組を再設定してよい。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、複数接触及び/又は持続的なユーザー相互作用に相当するため、付着物がディスプレイ230の表面上に存在する場合にはジェスチャーロジック215によって誤って解釈される恐れのあるユーザー入力(たとえば複数頁及び/又は章移行)を無効にしてよい。より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、eリーディングデバイス200は、該eリーディングデバイス200が応答する入力の一部(たとえば通常モードで動作するときの応答)にのみ応答してよい。特定の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、頁めくり入力のみ応答してよい。たとえば複数頁及び/又は章移行に相当する入力は、スプラッシュモードで動作するときにeリーディングデバイス200からの応答を引き出さなくてよい。
さらに一部の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、eリーディングデバイス200によって認識可能なジェスチャーの組を再設定してよい。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、付着物がディスプレイ230の表面上に存在する場合にはジェスチャーロジック215によって誤って解釈される恐れのあるジェスチャー(たとえば複数接触及び/又は持続的ユーザー相互作用を含むジェスチャー)を無効にしてよい。より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、eリーディングデバイス200は、該eリーディングデバイス200が認識可能なジェスチャーの一部(たとえば通常モードで動作するときの応答)のみ認識してよい。特定の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、単一タップに相当するジェスチャーのみ認識してよい。たとえばタップ・アンド・ホールドジェスチャー及び/又はスワイプジェスチャーは、スプラッシュモードで動作しているときにeリーディングデバイス200からの応答を引き出さなくてよい。より具体的には、スプラッシュモードロジック217Aは、(たとえば初期接触の検出とは対照的に)接触の解放又は指の持ち上げを検出する際にのみタッピングジェスチャーを認識してよい。これにより、検出されている接触又は相互作用が実際にタッピングジェスチャーであって、ディスプレイ230の表面と接触している他の付着物ではないことを保証することが容易になり得る。
他の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、対応するユーザー相互作用(たとえばジェスチャー)に係る接触圧力が圧力閾値を超えるときにのみユーザー入力を処理してよい。たとえばタッチセンサ240は、圧力感受性を有するので、ディスプレイ230の表面と接触している間に物体によって印加される力の大きさを検出し得る。その力(たとえば接触圧力)の大きさは、プロセッサ210へ送られる各入力231に関連付けられてよい。従ってプロセッサ210は、スプラッシュモードロジック217Aを実行する際、各入力231に係る接触圧力に基づいて、入力231を選択的に処理してよい。たとえば水、汚れ、デブリ、及び/又は他の付着物に係る接触圧力は、ヒトの相互作用を介して印加可能な接触圧力よりもかなり小さいと考えられる。よって意図的なユーザー相互作用と付着物による接触とを区別するため、スプラッシュモードロジック217Aは、特定の入力231に係る接触圧力が特定の圧力閾値を超える場合にのみ、前記特定の入力を処理してよい。
[スプラッシュモードジェスチャー検出]
図9A−図9Bは、一部の実施形態による、水及び/又は他の付着物がディスプレイ上に存在するときにスプラッシュモードで動作可能なeリーディングデバイスの実施形態を表している。eリーディングデバイス300Aは筐体310A及びディスプレイスクリーン320Aを有する。eリーディングデバイス300Aは、コンテンツ閲覧を改善するように、ディスプレイスクリーン320Aによって実質的に占められた前面を有するように、実質的に平板状又は長方形であってよい。より具体的には、筐体310Aの前面は、ディスプレイスクリーン320Aを取り囲むベゼルの形状であってよい。ディスプレイスクリーン320Aは、ディスプレイ組立体の一部であってよく、かつ、タッチ感受性を有してよい。たとえばディスプレイスクリーン320Aは、タッチ感受性を有し、かつ、製造及び組立プロセス中に筐体310Aと一体化されるモジュラディスプレイ組立体の部材として供されてよい。
タッチ検知領域330Aは、ディスプレイスクリーン320Aの少なくとも一部に供される。具体的にはタッチ検知領域330Aは、ディスプレイスクリーン320Aとタッチセンサとが一体化された領域と一致してよい。一部の実施形態では、タッチ検知領域330Aは、ディスプレイスクリーン320Aの表面を実質的に含んでよい。さらにeリーディングデバイス300Aは、ディスプレイスクリーン320Aのタッチ検知領域330A上にタッチ検知を供するため、1種類以上のタッチ検知技術を統合してよい。様々な既知のタッチ検知技術が、タッチ検知領域330Aのいずれかにタッチ検知を供するのに利用可能であることに留意して欲しい。例として、タッチ検知領域330で用いられるタッチセンサは、抵抗タッチセンサ、(自己キャパシタンス及び/又は相互キャパシタンスを用いる)容量タッチセンサ、誘導タッチセンサ、及び/又は赤外タッチセンサを利用してよい。
たとえばタッチ検知領域330Aは赤外センサを用いることによって用いられてよい。タッチ検知領域330Aは、物体が存在することでタッチ検知領域330Aにわたって送信される赤外ビームを「遮断」すなわち赤外ビームと干渉するときに、ディスプレイスクリーン320Aの表面と接触する物体を検出し得る。変形例では、タッチ検知領域330Aは、ヒトの皮膚に固有なキャパシタンスを検出可能な電気素子のグリッドパターンを用いることによって実装されてよい。たとえばタッチ検知領域330Aは、電気素子のグリッドパターンを用いることによって実装されてよい。前記電気素子は、ディスプレイスクリーン320Aの表面を覆うように又は近傍に設けられ、かつ、たとえば指のような物体からのタッチを検出するように接触した状態で十分に変形する。変形例では、タッチ検知領域330Aは、ディスプレイスクリーン320Aの表面に印加される圧力に応答可能な抵抗センサを用いることによって使用されてよい。より一般的には、タッチ検知領域330Aを実装するタッチ検知技術は、抵抗タッチセンサ、(自己キャパシタンス及び/又は相互キャパシタンスを用いる)容量タッチセンサ、誘導タッチセンサ、及び/又は赤外タッチセンサを用いてよい。
一部の実施形態では、eリーディングデバイス300Aは、ディスプレイスクリーン320Aのタッチ検知領域330A上の付着物301A(たとえば水、汚れ、又はデブリ)の存在を検出してよい。たとえばeリーディングデバイス300Aは、複数の独立かつ離散的な相互作用がタッチ検知領域330Aを介して同時検出され、かつ少なくとも閾値期間とどまる場合に、付着物301Aがディスプレイスクリーン320A上に存在していると判断してよい。より具体的には、ディスプレイスクリーン320Aの表面上で付着物301Aを検出する際、eリーディングデバイス300Aはその後、1つ以上のデバイス設定がディスプレイスクリーン320Aの表面上の付着物301Aの存在を緩和若しくは解決するように調節及び/又は再設定されるスプラッシュモードで動作してよい。
特別な例では、スプラッシュモードで動作している間、eリーディングデバイス300Aは、タップ・アンド・リリースジェスチャーを頁めくり入力と解釈してよい。たとえば付着物301Aはタッチ検知領域330Aに持続的に接触していることに留意して欲しい。よって付着物301Aによる接触と実際のユーザー相互作用(たとえばジェスチャー)とを区別するため、eリーディングデバイス300Aは、タッチ検知領域330Aとの持続的接触を含む任意の検出された相互作用を除去又は無視してよい。より具体的には、eリーディングデバイス300Aは、接触の分離すなわち解放(たとえばユーザーがディスプレイスクリーン320Aの表面から指を離すことに相当する)後にのみ応答を開始する代わりに、ユーザー相互作用に係る初期接触を無視してよい。
図9(A)を参照すると、タップ・アンド・リリースジェスチャー305Aは、ユーザーが指又は物体でディスプレイスクリーン320Aのタッチ検知領域330Aにタッチする(すなわち接触する)ときに開始される。このとき、eリーディングデバイス300Aは、タップ・アンド・リリースジェスチャーに係る初期接触305(1)を登録してよいが、接触305A(1)をユーザー入力と解釈しない。たとえばeリーディングデバイス300Aにとっては、初期接触305(1)は、付着物(たとえば付着物301A)による接触と区別できなくなる恐れがある。
図9(B)を参照すると、ユーザーがディスプレイスクリーン320Aのタッチ検知領域330Aから指又は物体を解放するときに、タップ・アンド・リリースジェスチャー305Aは完了する。このとき、eリーディングデバイス300Aは、後続の接触の分離305A(2)を、特定のユーザー入力(たとえば頁めくりに相当する)と解釈してよい。たとえば接触の分離305A(2)は、タップ・アンド・リリースジェスチャー305Aと、付着物による接触との区別を容易にする。
図10は、他の実施形態による、水及び/又は他の付着物がディスプレイ上に存在するときにスプラッシュモードで動作可能なeリーディングデバイスの実施形態を表している。eリーディングデバイス400Aは筐体410A及びディスプレイスクリーン420Aを有する。ディスプレイスクリーン420Aは、ディスプレイ組立体の一部であり、かつ、タッチ感受性を有してよい。タッチ検知領域430Aは、ディスプレイスクリーン420Aの少なくとも一部に供される。具体的にはタッチ検知領域430Aは、ディスプレイスクリーン420Aとタッチセンサとが一体化された領域と一致してよい。簡明を期すため、筐体410A、ディスプレイスクリーン420A、及び、タッチ検知領域430Aはそれぞれ、図9(A)−図9(B)の筐体310A、ディスプレイスクリーン320A、及び、タッチ検知領域330Aと機能的に(同一ではないとしても)類似していると仮定されてよい。
一部の実施形態では、eリーディングデバイス400Aは、ディスプレイスクリーン420Aのタッチ検知領域430A上の付着物401A(たとえば水、汚れ、又はデブリ)の存在を検出してよい。たとえばeリーディングデバイス400Aは、複数の独立かつ離散的な相互作用がタッチ検知領域430Aを介して同時検出され、かつ少なくとも閾値期間とどまる場合に、付着物401Aがディスプレイスクリーン420A上に存在していると判断してよい。より具体的には、ディスプレイスクリーン420Aの表面上で付着物401Aを検出する際、eリーディングデバイス400Aはその後、1つ以上のデバイス設定がディスプレイスクリーン420Aの表面上の付着物401Aの存在を緩和若しくは解決するように調節及び/又は再設定されるスプラッシュモードで動作してよい。
特別な例では、スプラッシュモードで動作する間、ユーザー相互作用405Aに係る接触圧力が閾値圧力を超える場合にのみ、eリーディングデバイス400Aはユーザー相互作用405Aを有効にしてよい。たとえばタッチ検知領域430Aは、接触圧力を検出し、かつ、前記接触圧力とタッチ検知領域430Aと接触する各物体とを関連付けるように、1つ以上の圧力センサと一体化されてよい。圧力閾値は、典型的な水滴(たとえば又は小さなしみ)又は汚れ若しくはデブリ粒子の重さよりも大きい所定の閾値であってよい。付着物401Aが大きくなればなるほど、ユーザーが付着物401Aに気付いてディスプレイスクリーン420Aから除去する可能性が高くなることに留意して欲しい。他方小さな水滴及び/又は汚れの粒子は、ヒトの目では検出されずに見過ごされやすい。
示された例では、付着物401Aに係る接触圧力は、(たとえば小さな矢印で示されているように)圧力閾値未満である。従ってeリーディングデバイス400Aは、スプラッシュモードで動作するときには、付着物401Aからの接触を無視してよい。他方ユーザー相互作用405Aに係る接触圧力は、(たとえば大きな灰色の矢印で示されているように)圧力閾値よりも大きい。よってeリーディングデバイス400Aは、ユーザー相互作用405Aを特定のユーザー入力と解釈してよい。より具体的には、一部の実施形態では、eリーディングデバイス400Aは、ユーザー相互作用405Aを多くの認識されたジェスチャーの1つと解釈してよい。
[デバイス再設定機能]
図11は、1つ以上の実施形態による電子書籍コンテンツを表示するeリーディングシステム500を表している。eリーディングシステム500はたとえば、図7、図8、図9(A)−図9(B)、及び図10の例で示されたeリーディングデバイス上で実行されるコンポーネントを用いたアプリケーション又はデバイスとして実装されてよい。さらにたとえば説明されたeリーディングシステム500は、図1で示されたような文脈において実装され、かつ、図7、図8、図9(A)−図9(B)、及び図10の例で説明されたように構成されてよい。
図11の例では、システム500は、ネットワークインターフェース510、ビューワ520、及び、水検知ロジック530A、及びデバイス状態ロジック540を有する。図7の例で説明したように、ネットワークインターフェース510は、データ及びプログラム資源を受信するためにネットワークサービスと通信するプログラムコンポーネントに相当してよい。たとえばネットワークインターフェース510は、ユーザーが購入及び/又はダウンロードするネットワークサービスからの電子書籍511を受信してよい。電子書籍511は、eリーディングデバイスのメモリ資源(たとえばeリーディングデバイス200のメモリ250を参照のこと)によって電子書籍ライブラリ525の一部として格納されてよい。
ビューワ520は、電子書籍ライブラリ525によって供される選択された電子書籍からの電子書籍コンテンツ513にアクセスしてよい。電子書籍コンテンツ513は、選択された電子書籍を含む1頁以上の頁に相当してよい。ビューワ520は、取得された電子書籍コンテンツ513に相当する1頁以上の頁を所与の場面でディスプレイスクリーン上にレンダリングする。頁状態は、所与の瞬間に表示される特定の頁又は複数の頁からなる組に相当してよい。
デバイス状態ロジック540は、ビューワ520の特徴又は機能として供されてよい。あるいはその代わりに、デバイス状態ロジック540は、プラグインとして、又は、ビューワ520から独立した機能として供されてよい。デバイス状態ロジック540は、デバイス状態の更新545をビューワ520へ送信してよい。デバイス状態の更新545は、ビューワ520に現在の表示状態を変化又は変更させてよい。たとえばデバイス状態ロジック540は、ページ移行(たとえば単一頁移行、複数頁移行、又は章移行)に相当するデバイス状態の更新545を送信することによってタッチ入力517に応答してよい。
さらにデバイス状態の更新545を特定する際、デバイス状態ロジック540はまた、デバイスのシャットオフ、ディスプレイのシャットオフ、及び/又はスクリーンセーバーの命令をも供してよい。デバイスのシャットオフのためのデバイス状態の更新545は、ビューワ520を含むシステム500全体をシャットダウン及び/又は電源オフにする。ディスプレイのシャットオフのためのデバイス状態の更新545はビューワ520しか電源オフにしないので、システム500を「スリープ」モードにする。さらにスクリーンセーバーのためのデバイス状態の更新545は、スクリーンセーバーをビューワ520上に表示させる。他のデバイス状態の更新545−たとえば書籍、アプリケーション、メニュー、もしくはサブメニューの起動及び/又は終了−も供されてよいことに留意してほしい。
付着物検出(EOD)ロジック530Aは、デバイス状態ロジック540の特徴又は機能として供されてよい。あるいはその代わりにEODロジック530Aは、プラグインとして、又は、ビューワ540から独立した機能として供されてよい。EODロジック530Aは、ビューワ520の表面上の水及び/又は他の付着物の存在を検出してよい。一部の実施形態では、EODロジック530Aは、モード選択信号531をデバイス状態ロジック540へ選択的に出力することによってタッチ入力517に応答してよい。たとえばEODロジック530Aは、ビューワ520に供されるタッチセンサを介して検出され(てタッチ入力517として受信され)るタッチに基づく相互作用の数及び/又は各相互作用に係る接触期間(タッチ入力517の各々の「大きさ」)に基づいて、1つ以上の付着物の存在を検出してよい。
一部の実施形態では、EODロジック530Aは、eリーディングシステム500用の既知の入力ではないタッチ入力517を受信する際に、1つ以上の付着物がビューワ520の表面上に存在していると判断してよい。他の実施形態では、EODロジック530Aは、タッチ入力517が閾値期間よりも長い期間維持される場合に、1つ以上の付着物がビューワ520の表面上に存在していると判断してよい。さらに一部の実施形態では、EODロジック530Aは、タッチ入力517が既知の入力ではなく、かつ、閾値期間を超えて持続する場合にのみ、1つ以上の付着物の存在を検出してよい。
モード選択信号531は、デバイス状態ロジック540に「通常モード」又は「スプラッシュモード」で動作するように命令する。たとえばデバイス状態ロジック540は、モード選択信号531がディアサートされている限り通常モードで動作してよい。しかしビューワ520が濡れていると判断する際、EODロジック530Aは、モード選択信号531をアサートして、デバイス状態ロジック540をスプラッシュモードで動作させてよい。たとえば、モード選択信号531のアサートによって、デバイス状態ロジックは、eリーディングシステム500の1つ以上の設定を調節又は再設定してよい。より具体的には、これらの調節の一部又は全部は、デバイス状態ロジック540によって、たとえば対応するデバイス状態の更新545を生成することで実行されてよい。
一部の実施形態では、スプラッシュモードでの動作中、スプラッシュモードロジック217Aは、ユーザー入力に応じてeリーディングシステム500によって実行されるべき1つ以上の操作(たとえば入力応答)を再設定してよい。他の実施形態では、スプラッシュモードでの動作中、デバイス状態ロジック540は、eリーディングシステム500によって処理可能な入力の組517を再設定してよい。さらに一部の実施形態では、スプラッシュモードでの動作中、デバイス状態ロジック540は、eリーディングシステム500によって認識可能なジェスチャーの組517を再設定してよい。
[方法]
図12は、1つ以上の実施形態による、水及び/又は他の付着物がディスプレイ上に存在するときのeリーディングデバイスの動作方法を表している。図12の例を説明する際、説明されるステップ又はサブステップを実行する適切な構成要素を表すため、たとえば図8−図10で説明した構成要素を参照することがある。
図8の例を参照すると、eリーディングデバイス200は、ディスプレイ230の表面上の1つ以上の付着物の存在を検出してよい(610A)。一部の実施形態では、ディスプレイセンサロジック211は、タッチセンサ240を介して検出されたタッチに基づく相互作用の数及び/又は各相互作用に係る接触期間に基づいて、ディスプレイ230の表面上の付着物の存在を検出してよい。たとえばディスプレイセンサロジック211は、検出された相互作用が既知のジェスチャーの組に属さない場合に、付着物がディスプレイ230の表面上に存在していると判断してよい。
続いてeリーディングデバイス200は、1つ以上の付着物の存在を検出した後、1つ以上のデバイス設定を調節してよい(630A)。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、スプラッシュモードで動作するように当該デバイスを設定して良い。より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、1つ以上の付着物がディスプレイの表面上に存在する間でさえ、eリーディングデバイス200が連続して動作可能となるように、1つ以上のデバイスの初期設定は変更又は再設定されてよい。
一部の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、ユーザー入力に応じてeリーディングデバイス200によって実行されるべき1つ以上の操作を再設定してよい(622A)。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、複数接触ユーザー相互作用及び/又は持続的なユーザー相互作用によって引き起こされるある操作を無効にしてよい、より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、eリーディングデバイス200は、該eリーディングデバイス200が実行可能な限られた一部の操作のみしか実行できなくてよい。特定の実施形態では、eリーディングデバイス200の機能は、頁めくり操作に限定されてよい(たとえば複数頁及び/又は章移行入力はすべて、単一頁めくり入力としてスプラッシュモードロジック217Aによって解釈されてよい。)。それに加えて及び/又はその代わりに、スプラッシュモードロジック217Aは、新たな組の操作をeリーディングデバイス200によって実行可能にしてよい(たとえば1つ以上の付着物がディスプレイの表面上に存在する間、eリーディングデバイス200を最適な方法で動作可能とするように設計されてよい)。
他の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、eリーディングデバイス200によって処理可能な入力の組を再設定してよい(624A)。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、複数接触ユーザー相互作用及び/又は持続的なユーザー相互作用に相当するあるユーザー入力を無効にしてよい。より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、eリーディングデバイス200は、該eリーディングデバイス200が応答する入力の一部にのみ応答してよい。特定の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、頁めくり入力にのみ応答してよい(たとえば複数頁及び/又は章移行に相当する入力は、eリーディングデバイス200からの応答を引き出さなくてよい。)。
さらに一部の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、eリーディングデバイス200によって認識可能なジェスチャーの組を再設定してよい(626A)。たとえばスプラッシュモードロジック217Aは、付着物がディスプレイの表面上に存在すると、ジェスチャーロジック215によって誤って解釈される恐れのあるジェスチャーを無効にしてよい。より具体的には、スプラッシュモードで動作する間、eリーディングデバイス200は、当該デバイス200が認識可能なジェスチャーの一部のみ認識してよい。特定の実施形態では、スプラッシュモードロジック217Aは、単一タップに相当するジェスチャーのみ認識してよい(たとえばタップ・アンド・ホールドジェスチャー及び/又はスワイプジェスチャーはeリーディングデバイス200からの応答を引き出さなくてよい。)。
デバイスの設定を調節した後、eリーディングデバイス200は続いて、ディスプレイ230に供される1つ以上のタッチセンサとのユーザー相互作用を検出してよい(630A)。たとえば相互作用はタッチセンサコンポーネント240によって検出されてよい。より具体的には、タッチセンサコンポーネント240の設置位置は、ディスプレイ230の表面上の1つ以上のタッチ検知領域と一致してよい。
一部の実施形態では、タッチセンサ240は、タッチ・アンド・リリースジェスチャーを検出するように構成されてよい(632A)。たとえば上で図9(A)−図9(B)を参照して説明したように、eリーディングデバイス200は、初期接触305A(1)及び後続の接触の分離305A(2)を検出した後にのみ(たとえば頁めくり入力として)タッピングジェスチャーを認識してよい。他の実施形態では、タッチセンサ240は、各ユーザー相互作用に係る接触圧力を検出するように構成されてよい(634A)。たとえば上で図10を参照して説明したように、対応するユーザー相互作用(たとえばジェスチャー)に係る接触圧力が所定の圧力閾値を超える場合にのみ、eリーディングデバイス400Aはユーザー入力を認識してよい。
最後にeリーディングデバイス200は、ユーザー相互作用を特別なユーザー入力と解釈してよい(640A)。たとえばプロセッサ210は、スプラッシュモードロジック217Aを実行する際、調節されたデバイス設定に基づいて、検出されたユーザー相互作用を解釈すなわち処理してよい。より具体的には、プロセッサ210は、ディスプレイ230の表面上の付着物の存在を緩和又は解決するようにユーザー相互作用を処理してよい。
一部の実施形態では、プロセッサ210は、ユーザー相互作用を頁めくり入力と解釈してよい(642A)。より具体的には、プロセッサ210は、(ジェスチャーの種類にかかわらず)ユーザー相互作用を頁めくり入力と解釈してよい。他の実施形態では、プロセッサ210は、ユーザー相互作用を新たな入力と解釈してよい(644A)。たとえば新たな入力は、通常モードでの動作中にはeリーディングデバイス200が実行しない操作を引き起こす、すなわち前記操作に相当してよい。さらに一部の実施形態では、プロセッサ210は、ユーザー相互作用を元の入力の1つと解釈してよい(646A)。たとえばプロセッサ210は、スプラッシュモードロジック217Aを実行する際、ユーザー相互作用に係る接触圧力が圧力閾値を超えると判断する場合、プロセッサ210は続いて、ユーザー相互作用(たとえばジェスチャー)を、eリーディングデバイス200によって認識される元の入力(単一頁めくり、複数頁移行、章移行等)の1つと解釈してよい。
例示された実施形態が添付図面を参照しながら本願で詳細に説明されてきたが、具体的実施形態及び詳細に対する変化型は本開示に含まれる。本願で説明した実施形態の技術的範囲は請求項及びその均等物によって画定されることが意図されている。さらに個別に又はある実施形態の一部として説明された特定の機能は、他の個別に説明された機能又は他の実施形態の一部と組み合わせられ得ることが考えられる。よって組み合わせの説明がないからといって、(複数の)発明者が、係る組み合わせに対する権利を主張することを妨げてはならない。

Claims (30)

  1. スクリーンを有するディスプレイ組立体、
    前記スクリーンが視認可能となるように前記スクリーンを少なくとも部分的に取り囲む筐体、
    前記ディスプレイ組立体に供される一組のタッチセンサ、及び、
    前記筐体内部に供されるプロセッサ、
    を有する情報処理デバイスであって、
    前記プロセッサは、
    前記ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の1つ以上の付着物の存在を検出し、かつ、
    前記1つ以上の付着物の存在の検出に応じて当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節する、
    情報処理デバイス。
  2. 前記プロセッサが、前記一組のタッチセンサによって複数の相互作用を検出し、かつ、前記複数の相互作用に基づいてディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の前記付着物の存在を判断することによって前記1つ以上の付着物の存在を検出する、請求項1に記載の情報処理デバイス。
  3. 前記プロセッサは、前記複数の相互作用が既知のユーザー入力と関連しないと判断することによって前記付着物の存在を判断する、請求項2に記載の情報処理デバイス。
  4. 前記プロセッサはさらに、前記一組のタッチセンサを介して同時に検出される相互作用の数を判断する、請求項2に記載の情報処理デバイス。
  5. 前記プロセッサが、少なくとも部分的に前記一組のタッチセンサを介して同時に検出される相互作用の数に基づいて前記付着物の存在を判断する、請求項4に記載の情報処理デバイス。
  6. 前記プロセッサは、3つ以上の相互作用が前記一組のタッチセンサを介して同時に検出される場合に、付着物が前記スクリーンの表面上に存在すると判断する、請求項5に記載の情報処理デバイス。
  7. 前記3つ以上の相互作用が、前記ディスプレイ組立体の離散的領域に位置するそれぞれのタッチセンサを介して検出される、請求項6に記載の情報処理デバイス。
  8. 前記プロセッサはさらに、
    前記複数の相互作用の各々に係る接触期間を決定し、
    各接触期間は、対応する物体が、前記一組のタッチセンサと相互作用するときに、前記スクリーンの特定領域と連続的に接触する時間の長さを表す、
    請求項2に記載の情報処理デバイス。
  9. 前記プロセッサは、少なくとも部分的に前記複数の相互作用の各々に係る接触期間に基づいて前記付着物の存在を判断する、請求項8に記載の情報処理デバイス。
  10. 前記プロセッサは、前記複数の相互作用のうちの少なくとも1つが閾値期間を超える場合に、付着物が前記スクリーンの表面上に存在すると判断する、請求項9に記載の情報処理デバイス。
  11. 前記プロセッサはさらに、付着物が前記スクリーンの表面上の付着物の存在を緩和又は解決するように前記ディスプレイ上に現れるコンテンツの視認性を改善する1つ以上の操作を実行する、請求項9に記載の情報処理デバイス。
  12. 請求項1に記載の情報処理デバイスであって、前記プロセッサが、前記ディスプレイの電源をオフにすることによって当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節する、情報処理デバイス。
  13. 請求項1に記載の情報処理デバイスであって、前記プロセッサが、1つ以上のデバイス初期設定を変更することによって当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節する、情報処理デバイス。
  14. 前記1つ以上のデバイス初期設定を変更することは、前記付着物が存在する前記ディスプレイの領域と一致する1つ以上のタッチセンサを無効又は不稼働にすることを含む、請求項13に記載の情報処理デバイス。
  15. 請求項1に記載の情報処理デバイスであって、前記プロセッサが、1つ以上の入力応答を再設定することによって当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節する、情報処理デバイス。
  16. 前記1つ以上の入力応答を再設定することは、あるジェスチャーの認識を無効にすることを含む、請求項15に記載の情報処理デバイス。
  17. 前記1つ以上の入力応答を再設定することは、新たな組のジェスチャーの認識を可能にすることを含む、請求項15又は16に記載の情報処理デバイス。
  18. 前記プロセッサがさらに、
    前記一組のタッチセンサを介してジェスチャーを検出し、かつ、
    前記ジェスチャーを複数のユーザー入力の1つと解釈する、
    請求項1に記載の情報処理デバイス。
  19. 前記プロセッサが、前記複数のユーザー入力に応じて実行される一組の操作を再設定することによって前記1つ以上の設定を調節する、請求項18に記載の情報処理デバイス。
  20. 前記プロセッサが、前記複数のユーザー入力のうちの一部のユーザー入力にしか応答しないように前記複数の入力を再設定することによって前記1つ以上の設定を調節する、請求項18に記載の情報処理デバイス。
  21. 前記一部のユーザー入力は頁めくり入力からなる、請求項20に記載の情報処理デバイス。
  22. 請求項18に記載の情報処理デバイスであって、前記プロセッサが、当該情報処理デバイスによって認識される一組のジェスチャーを再設定することによって前記1つ以上の設定を調節する、情報処理デバイス。
  23. 前記プロセッサが、前記複数のユーザー入力のうちの少なくとも1つを新たなジェスチャーに関連付けることによって前記一組のジェスチャーを再設定する、請求項22に記載の情報処理デバイス。
  24. 前記プロセッサが、前記複数のユーザー入力のうちの少なくとも1つと既知のジェスチャーとを関連づけないことによって前記一組のジェスチャーを再設定する、請求項22に記載の情報処理デバイス。
  25. 前記既知のジェスチャーが、(i)前記ディスプレイのスクリーンのタップ・アンド・ホールド、又は、(ii)前記ディスプレイのスクリーンのスワイプのうちの少なくとも1つに相当する、請求項23に記載の情報処理デバイス。
  26. 前記プロセッサが、
    前記ディスプレイのスクリーンの表面に印加される力の大きさに相当する、前記ジェスチャーに係る接触圧力を判断し、かつ、
    前記接触圧力と圧力閾値とを比較する、
    ことによって前記1つ以上の設定を調節する、請求項18に記載の情報処理デバイス。
  27. 前記プロセッサが、前記対応する接触圧力が前記圧力閾値を超える場合に、前記ジェスチャーを前記複数のユーザー入力の1つと解釈するによって前記ジェスチャーを解釈する、請求項25に記載の情報処理デバイス。
  28. 1つ以上のプロセッサによって実装される情報処理デバイスの動作方法であって、
    ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の1つ以上の付着物の存在を検出するステップ、及び、
    前記1つ以上の付着物の存在の検出に応じて当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節するステップ、
    を有する方法。
  29. 1つ以上のプロセッサによって実行されるときに前記1つ以上のプロセッサに、
    ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の1つ以上の付着物の存在を検出するステップ、及び、
    前記1つ以上の付着物の存在の検出に応じて当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節するステップ、
    を有する動作を実行させる、コンピュータプログラム。
  30. 1つ以上のプロセッサによって実行されるときに前記1つ以上のプロセッサに、
    ディスプレイ組立体のスクリーンの表面上の1つ以上の付着物の存在を検出するステップ、及び、
    前記1つ以上の付着物の存在の検出に応じて当該情報処理デバイスの1つ以上の設定を調節するステップ、
    を有する動作を実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
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