JP2017529033A - イーサネットインタフェースモジュール - Google Patents

イーサネットインタフェースモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2017529033A
JP2017529033A JP2017534889A JP2017534889A JP2017529033A JP 2017529033 A JP2017529033 A JP 2017529033A JP 2017534889 A JP2017534889 A JP 2017534889A JP 2017534889 A JP2017534889 A JP 2017534889A JP 2017529033 A JP2017529033 A JP 2017529033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return
frame
interface module
ethernet interface
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017534889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017529033A5 (ja
Inventor
デイビッド アルサップ、アンドリュー
デイビッド アルサップ、アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Innovasic Inc
Original Assignee
Innovasic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Innovasic Inc filed Critical Innovasic Inc
Publication of JP2017529033A publication Critical patent/JP2017529033A/ja
Publication of JP2017529033A5 publication Critical patent/JP2017529033A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/32Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/10Current supply arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • H04L49/351Switches specially adapted for specific applications for local area network [LAN], e.g. Ethernet switches
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/32Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials
    • H04L9/3236Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials using cryptographic hash functions

Abstract

イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットネットワークとデバイスとの間でフレームを送信するように動作可能な全二重ポートと、全二重ポートの受信部を全二重ポートの送信部に接続する経路とを含む。経路にはキューが配置されている。キューには評価装置が接続されており、評価装置は、受信フレームがイーサネットインタフェースモジュールにアドレス指定されているかどうかを判定するとともに、フレームタイプフィールドがフレームタイプを含むかどうかを判定する。イーサネットインタフェースモジュールは、全ての受信フレームが全二重ポートからエコーバックされるように第1のモードで動作可能であるとともに、所定の評価基準を満たす受信フレームが全二重ポートからエコーバックされる一方、所定の評価基準を満たさない受信フレームが破棄されるように第2のモードで動作可能である。

Description

本発明は、概してイーサネットネットワークに関し、特にイーサネットインタフェースモジュールに関する。
イーサネット(登録商標)は幅広い製品で使用されている。しかしながら、イーサネットでは、単純なデバイスであっても相当量のハードウェアとソフトウェアを実装する必要がある。
典型的なイーサネットデバイスでは、機能が非常に単純なものであっても(デバイスの実際の機能に加えて)イーサネット通信を提供するために次のコンポーネントを必要とする。
1.イーサネット物理アクセス層(PHY)と、それに関連する磁気部品、コネクタ、および他のハードウェア;
2.デバイスとPHYとの間でパケットをデジタル形式で通信するためのイーサネット媒体アクセス制御(MAC);
3.受信パケットをそれらが評価され利用されている間において格納し、送信用の発信パケットを格納するためのパケットメモリ;
4.イーサネットを介して通信されるプロトコルの範囲を評価するためのマイクロプロセッサおよびソフトウェアであって、実装時に評価されるプロトコルには、以下のうちのいずれかとともに、他の種々のプロトコルが含まれ得る;
ARP(アドレス解決プロトコル)
ICMP(インターネット制御メッセージプロトコル)
UDP(ユーザデータグラムプロトコル)
TCP(伝送制御プロトコル)
DHCP(動的ホスト構成プロトコル)
BOOTP(ブートストラッププロトコル)
5.各デバイス用の一般的なスイッチのポートまたは個々のデバイスにおけるリソースを切り替えるポートを備える各デバイスのイーサネット切り替え装置。イーサネット切り替え装置は、追加のメモリおよびハードウェアロジックリソースとともに、スイッチ管理のための追加のソフトウェア/プロトコルの要件を必要とする。
上記のコンポーネントは、イーサネットデバイスの実際の機能に必要なコンポーネントに追加される。
イーサネット(登録商標)の単純なデバイスでさえ相当量のハードウェアおよびソフトウェアを実装に必要とすることは、特定クラスのアプリケーションに対してイーサネットのコストを高くするものとなる。
したがって、より少ないコンポーネントの数を必要とし、複雑でなく、より低コストのイーサネットインタフェースまたはノードを提供することが高く望まれている。
本発明の原理によれば、非常に低コストのイーサネットインタフェースが提供され、高いレベルのデバイスに対するより複雑な機能および製品の差別化を図る。
イーサネットインタフェースの実施形態は、PHYおよびMACブロックを利用するが、パケットメモリ、プロトコル評価ソフトウェア、およびデバイス毎の切り替えリソースを必要としない。
イーサネットネットワーク構成にデバイスを接続するように構成されたイーサネットインタフェースモジュールの実施形態は、第1のPHYおよび第1のMACを備える第1の全二重ポートと、第2のPHYおよび第2のMACを備える第2の全二重ポートとを備える。第1の全二重ポートおよび第2の二重ポートは各々、ネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能である。各フレームは、宛先アドレスフィールドと送信元アドレスフィールドとコマンドフィールドとを含む。イーサネットインタフェースモジュールはさらに、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置された第1のキューと、第2の経路に配置された第2のキューと、第1のキューおよび第2のキューに接続された評価装置とを含む。評価装置は、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートからの受信フレームで受信した受信宛先アドレスから、受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定する。評価装置は、可変コマンドに関連するコマンド識別子を備え、評価装置は、受信フレームがデバイスで利用されるべきものであると判定した後に、コマンドフィールドでコマンド識別子を受信すると、デバイスに適用する可変コマンドを識別するように動作する。
評価装置は、コマンド識別子を格納するメモリを備え、このメモリは、ランダムアクセスメモリとすることができる。
評価装置は、アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合には、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうち受信フレームを受信した一方のポートから他方のポートに受信フレームを転送するように動作可能である。
イーサネットインタフェースモジュールは、それに関連付けられた1つまたは複数の宛先アドレスを有し、評価装置は、受信した宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュールと関連していない場合には、受信フレームを第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方から他方に転送し送信するように動作可能である。
第1のキューは、第1の全二重ポートで受信した第1の所定バイト数の受信フレームを格納するように動作可能であり、第2のキューは、第2の全二重ポートで受信した第2の所定バイト数の受信フレームを格納するように動作可能である。
第1のキューおよび第2のキューは、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの1つで受信フレームが受信されると同時に、受信フレームが第1のキューおよび第2のキューのうちの一方を通過して他方に送信フレームとして供給されるように動作する。
評価装置は、デバイスのユニキャストアドレスと、デバイスがサポートする1つまたは複数のマルチキャストアドレスとを含み得る。
イーサネットインタフェースモジュールはさらにリード/ライト装置を備える。リード/ライト装置は、受信フレームの宛先アドレスフィールドにユニキャストアドレスが含まれると評価装置が判定した場合には、送信フレーム内の宛先アドレスに代えて、1つまたは複数のマルチキャストアドレスのうちの所定の1つを宛先フィールドに挿入するように動作可能である。
評価装置はさらに、アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合は、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうち、受信フレームを受信した一方の全二重ポートから他方の全二重ポートに、その受信フレームを転送するように動作可能である。
イーサネットインタフェースモジュールは、それに関連付けられた所定のイーサタイプ(Ethertype)を備え得る。評価装置は、受信フレームのイーサタイプフィールド内の受信したイーサタイプが所定のイーサタイプと一致するかどうかを判定するように動作可能である。
評価装置は、受信したイーサタイプが所定のイーサタイプと一致すると判定した後に、フレームコマンドフィールドがデバイスに適用する受信コマンドを含むかどうかを判定する。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、デバイスに接続されたデバイスインタフェースとデータメモリとを含む。データメモリおよび評価装置は、デバイスに適用する受信コマンドに応答して協働して動作することにより、受信フレームが第1または第2のキューを通過するときに受信フレームから受信データを抽出したり、受信データに代えて送信データを受信フレーム内に挿入したりする。
評価装置は、宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連するものでない場合には、受信フレームを第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの他方に転送して送信するように動作可能である。
評価装置は、受信したイーサタイプがデバイスのイーサタイプに対応すると判定した後に、そのデバイスに適用される受信コマンドがコマンドフィールドに含まれるかどうかを判定する。デバイスに適用される受信コマンドがコマンドフィールドに含まれない場合、受信コマンドに含まれるイーサネットインタフェースモジュールのデータが受信フレームから抽出されるか、または送信フレーム内に挿入される。送信パケットは、受信パケットと同じ長さでイーサネットインタフェースモジュールによって維持される。
受信コマンドがデバイスに適用されないと評価装置が判定した場合には、受信フレームは、イーサネットインタフェースモジュールから送信フレームとして送信される。
イーサネットインタフェースモジュールは、デバイスに対するインタフェースと、デバイスと第1のキューと第2のキューとの間で交換されるデータを格納する格納装置と、リード/ライト装置とを備える。リード/ライト装置は、受信フレームがイーサネットインタフェースモジュールを通過する際に、受信フレームからデータを抽出したり、受信フレーム内にデータを挿入したりするように動作する。
評価装置は、受信フレームに対して実行する動作を決定する。この動作は、受信フレームの宛先アドレスフィールド内の宛先アドレス、受信フレームのイーサタイプフィールド内のイーサタイプ、および受信フレームのコマンドフィールド内のコマンド識別子のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットネットワーク装置にデバイスを接続するように構成し得る。イーサネットインタフェースモジュールは、第1のPHYと第1のMACとを備える第1の全二重ポートと、第2のPHYと第2のMACとを備える第2の全二重ポートとを備える。第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートはそれぞれ、ネットワークとデバイスとの間でパケットデータのフレームを転送するように動作可能である。各フレームは、宛先アドレスフィールドと、送信元アドレスフィールドと、コマンドフィールドとを含む。イーサネットインタフェースモジュールは、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置され、所定バイト数のフレームを格納するように選択される第1のキューと、第2の経路に配置され、所定バイト数のフレームを格納するように選択される第2のキューと、第1のキューおよび第2のキューに接続され、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートで受信した受信フレームの宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定するように動作可能な評価装置とを備える。第1のキューは、第1の全二重ポートで受信した各受信フレームを第2の全二重ポートに転送することにより、所定の一定の遅延時間で遅延された送信フレームを提供するように動作可能である。第2のキューは、第2の全二重ポートで受信した各受信フレームを第1の全二重ポートに転送することにより、所定の一定の遅延時間で遅延された送信フレームを提供するように動作可能である。評価装置は、可変コマンドに関連付けられたコマンド識別子を含む。評価装置は、受信フレームがデバイスで利用されるべきものであると判定した後に、コマンドフィールドでコマンド識別子を受信すると、デバイスに適用する可変コマンドを識別するように動作する。
所定の一定の遅延時間は、所定バイト数によって決定されてもよい。
イーサネットインタフェースモジュールは、リード/ライト装置を含む。リード/ライト装置は、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方で受信された受信フレームを他方に供給するときに、その受信フレーム内の第1の所定のパケットデータを第2の所定のパケットデータに置き換えるように動作可能である。
また、イーサネットインタフェースモジュールは、デバイスに接続されたインタフェースを備え得る。リード/ライト装置は、第1のキューおよび第2のキューとともに、インタフェースに接続される。リード/ライト装置は、第1のキューまたは第2のキューから受信フレームデータを抽出し、その抽出した受信フレームデータをデバイスからのデータで置き換えるように動作する。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、データメモリを備え得る。データメモリ、評価装置、およびリード/ライト装置は、デバイスに適用される受信コマンドに応答して協働して動作することにより、受信フレームが第1のキューまたは第2のキューを通過するときに、その受信フレームから受信フレームデータを抽出し、その受信データに代えて送信データを受信フレーム内に挿入する。
イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットネットワーク構成にデバイスを接続するように構成される。イーサネットインタフェースモジュールは、第1のPHYおよび第1のMACを備える第1の全二重ポートと、第2のPHYおよび第2のMACを備える第2の全二重ポートと、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置された第1のキューと、第2の経路に配置された第2のキューとを備える。第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートはそれぞれ、ネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能である。各フレームは、宛先アドレスフィールドとコマンドフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールはさらに、第1のキューおよび第2のキューに接続された評価装置を備える。この評価装置は、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートで受信した受信フレームの受信宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定する。また、評価装置は、可変コマンドに関連付けられたコマンド識別子を含み、受信フレームがデバイスで利用されるべきものであると判定した後に、コマンドフィールドでコマンド識別子を受信すると、デバイスに適用する可変コマンドを識別するように動作する。
イーサネットネットワーク構成にデバイスを接続するように構成されたイーサネットインタフェースモジュールは、第1のPHYおよび第1のMACを備える第1の全二重ポートと、第2のPHYおよび第2のMACを備える第2の全二重ポートとを備える。第1の全二重ポートは、第1の受信部と第1の送信部とを備える。第2の二重ポートは、第2の受信部と第2の送信部とを備える。第1の全二重ポートおよび第2の二重ポートはそれぞれ、ネットワークとデバイスとの間でパケットフレームを転送するように動作可能である。各フレームは、宛先アドレスフィールドとコマンドフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールはさらに、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置される第1のキューと、第2の経路に配置される第2のキューと、第1の受信部と第1の送信部とを接続し第1のキューの少なくとも一部を備える第3の経路と、第2の受信部と第2の送信部とを接続し第2のキューの少なくとも一部を備える第4の経路と、第1のキューおよび第2のキューに接続された評価装置とを備える。評価装置は、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートで受信した受信フレームの受信宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定するように動作可能である。評価装置は、可変コマンドに関連付けられたコマンド識別子を備え、受信フレームがデバイスで利用されるべきものであると判定した後に、コマンドフィールドでコマンド識別子を受信すると、デバイスに適用される可変コマンドを識別するように動作する。イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットフィールドノードとして第1のモードで動作可能であるとともに、イーサネットエンドモードとして第2のモードで動作可能である。イーサネットインタフェースモジュールは、第1のモードにあるときには、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方で受信フレームを受信してその受信フレームを第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの他方で送信するように動作可能であり、第2のモードにあるときには、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方で受信フレームを受信してその受信フレームを同じポートで送信するように動作可能である。
評価装置は、コマンド識別子を格納するメモリを備え得る。メモリは、ランダムアクセスメモリとすることができる。
評価装置は、第1のモードにおいて、受信フレームに含まれている受信宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合には、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうち受信フレームを受信した一方のポートから他方のポートに対してその受信フレームを転送するように動作可能である。
デバイスは、それに関連付けられた1つまたは複数の宛先アドレスを有することができる。
評価装置は、第1のモードにおいて、受信宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合には、受信フレームを第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの他方に転送して他方から送信するように動作可能である。
第1のキューは、第1の全二重ポートで受信した第1の所定バイト数の受信フレームを格納するように動作可能であり、第2のキューは、第2の全二重ポートで受信した第2の所定バイト数の受信フレームを格納するように動作可能である。
第1のキューおよび第2のキューは、第1のモードにおいて、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方で受信フレームが受信されると同時に、その受信フレームがその一方のポートを通過して他方のポートに送信フレームとして供給されるように動作する。
評価装置は、デバイスのユニキャストアドレスと、デバイスがサポートする1つまたは複数のマルチキャストアドレスとを備え得る。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、評価装置が受信フレームの宛先アドレスフィールドにユニキャストアドレスが含まれていると判定した場合に、送信フレーム内の宛先アドレスに代えて、1つまたは複数のマルチキャストアドレスのうちの所定の1つを宛先フィールドに挿入するように動作可能なリード/ライト装置を備える。
評価装置は、第1のモードにおいて、アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合には、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうち受信フレームを受信した一方のポートから他方のポートにその受信フレームを転送するように動作可能である。
イーサネットインタフェースモジュールは、それに関連付けられた所定のイーサタイプを備える。評価装置は、受信フレームのイーサタイプフィールド内の受信したイーサタイプが所定のイーサタイプと一致するかどうかを判定するように動作可能である。そして、評価装置は、受信したイーサタイプが所定のイーサタイプと一致すると判定した後に、フレームコマンドフィールドがデバイスに適用する受信コマンドを含むかどうかを判定する。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、デバイスに接続されたデバイスインタフェースと、データメモリとを備え得る。データメモリおよび評価装置は、デバイスに適用される受信コマンドに応答して協働して動作することにより、受信フレームがイーサネットインタフェースモジュールを通過するときに受信フレームから受信データを抽出したり、受信データに代えて送信データを送信フレーム内に挿入したりする。送信パケットは、イーサネットインタフェースモジュールによって受信パケットと同じ長さに維持される。
受信コマンドがデバイスに適用されないと評価装置によって判定された場合には、受信フレームはイーサネットインタフェースモジュールから送信フレームとして送信される。
イーサネットインタフェースモジュールは、デバイスに対するインタフェースと、デバイスと第1のキューと第2のキューとの間で交換されるデータを格納する格納装置と、リード/ライト装置とを備え得る。リード/ライト装置は、受信フレームがイーサネットインタフェースモジュールを通過する際に、受信フレームからデータを抽出したり、受信フレーム内にデータを挿入したりするように動作する。
イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットネットワーク構成にデバイスを接続するように構成されている。イーサネットインタフェースモジュールは、第1のPHYおよび第1のMACを備える第1の全二重ポートと、第2のPHYおよび第2のMACを備える第2の全二重ポートと、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置されて所定バイト数のフレームを格納するように選択される第1のキューと、第2の経路に配置されて所定バイト数のフレームを格納するように選択される第2のキューと、第1のキューおよび第2のキューに接続された評価装置とを備える。第1の全二重ポートおよび第2の二重ポートはそれぞれ、ネットワークとデバイスとの間でパケットデータのフレームを転送するように動作可能である。各フレームは、宛先アドレスフィールドと送信元アドレスフィールドとコマンドフィールドとを備える。評価装置は、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートで受信した受信フレームの受信宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定するように動作可能である。第1のキューは、第1の全二重ポートで受信した各受信フレームを第2の全二重ポートに転送することにより、所定の一定の遅延時間で遅延された送信フレームを供給するように動作可能である。第2のキューは、第2の全二重ポートで受信した各受信フレームを第1の全二重ポートに転送することにより、所定の一定の遅延時間で遅延された送信フレームを供給するように動作可能である。評価装置は、可変コマンドに関連付けられたコマンド識別子を含み、受信フレームがデバイスで利用されるべきものであると判定した後に、コマンドフィールドでコマンド識別子を受信すると、デバイスに適用する可変コマンドを識別するように動作する。イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットフィールドノードとして第1のモードで動作可能であるとともに、イーサネットエンドモードとして第2のモードで動作可能である。イーサネットインタフェースモジュールは、第1のモードにあるとき、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方で受信フレームを受信してその受信フレームを第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの他方で送信するように動作可能である。イーサネットインタフェースモジュールは、第2のモードにあるとき、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方で受信フレームを受信してその受信フレームを受信ポートと同じポートで送信するように動作可能である。
イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットネットワーク装置にデバイスを接続するように構成されている。イーサネットインタフェースモジュールは、第1のPHYおよび第1のMACを備える第1の全二重ポートを備える。第1の全二重ポートは、受信部と送信部とを備え、ネットワークとデバイス間でパケットフレームを転送するように動作可能である。各フレームは、宛先アドレスフィールドとコマンドフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールはさらに、第1の全二重ポートの送信部に第1の全二重ポートの受信部を接続する第1の経路と、第1の経路に配置されるキューと、キューに接続された評価装置とを備え、評価装置は、受信部で受信した受信フレーム内の受信宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定する。評価装置は、可変コマンドに関連付けられたコマンド識別子を含み、受信フレームがデバイスで利用されるべきものであると判定した後に、コマンドフィールドでコマンド識別子を受信すると、デバイスに適用する可変コマンドを識別するように動作する。
イーサネットインタフェースモジュールは、コマンド識別子を格納する第1のメモリを備える。第1のメモリは、ランダムアクセスメモリからなる。
評価装置は、受信フレームを受信部から送信部に転送するように動作可能である。受信フレームがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合は、受信フレームは変更されることなく受信部から送信部に転送される。
キューは、第1の所定バイト数の受信フレームを格納するように動作可能である。キューは、受信フレームが受信部を介して受信されると同時に、その受信フレームがキューを通過して送信フレームとして送信部に供給されるように動作する。
評価装置は、デバイスのユニキャストアドレスと、デバイスがサポートする1つまたは複数のマルチキャストアドレスとを含む。イーサネットインタフェースモジュールはさらに、評価装置が受信フレームの宛先アドレスフィールドにユニキャストアドレスが含まれていると判定した場合に、受信フレーム内の宛先アドレスに代えて、1つまたは複数のマルチキャストアドレスのうちの所定の1つを送信フレームの宛先フィールドに挿入するように動作可能なリード/ライト装置を備える。評価装置は、宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュールに関連付けられていない場合、受信フレームを受信部から送信部に転送するように動作可能である。イーサネットインタフェースモジュールは、それに関連付けられた所定のイーサタイプを備えており、受信フレームのイーサタイプフィールド内の受信したイーサタイプが所定のイーサタイプと一致するかどうかを判定するように動作可能である。評価装置は、受信したイーサタイプが所定のイーサタイプと一致すると判定した後に、フレームのコマンドフィールドがデバイスに適用される受信コマンドを含むかどうかを判定するように動作可能である。
評価装置は、受信したイーサタイプがデバイスイーサタイプに対応すると判定した後、コマンドフィールドがデバイスに適用される受信コマンドを含むかどうかを判定するように動作可能である。コマンドフィールドがデバイスに適用される受信コマンドを含む場合は、イーサネットインタフェースモジュールのデータが受信フレームから抽出されるか、または送信フレームに挿入される。受信コマンドがデバイスに適用されないと評価装置が判定した場合には、受信フレームは送信フレームとして送信される。受信したイーサタイプがデバイスイーサタイプに対応しないと評価装置が判定した場合は、受信フレームは、イーサネットインタフェースモジュールから送信フレームとして送信される。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、デバイスに接続されたデバイスインタフェースと、データメモリとを備え得る。データメモリおよび評価装置は、デバイスに適用される受信コマンドに応答して協働して動作することにより、受信フレームがキューを通過するときに受信フレームから受信データを抽出したり、受信データに代えて送信データを受信フレーム内に挿入したりする。送信パケットは、イーサネットインタフェースモジュールによって受信パケットと同じ長さに維持される。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、デバイスに対するインタフェースと、デバイスと第1のキューと第2のキューとの間で交換されるデータを格納する格納装置と、リード/ライト装置とを備え得る。リード/ライト装置は、受信フレームがキューを通過するときに受信フレームからデータを抽出するか、または受信フレームにデータを挿入するように動作する。
評価装置は、受信フレームに対して実行する動作を決定する。この動作は、受信フレームの宛先アドレスフィールド内の宛先アドレス、受信フレームのイーサタイプフィールド内のイーサタイプ、および受信フレームのコマンドフィールド内のコマンド識別子のうちの1つまたは複数に基づいて決定される。
キューは、各受信フレームを受信部から送信部に転送することにより所定の一定の遅延時間で遅延された送信フレームを供給するように動作可能である。キューは、所定バイト数の受信フレームを格納するように選択される。所定の一定の遅延時間は、所定バイト数によって決定される。
イーサネットネットワークにデバイスを接続するように構成されたイーサネットインタフェースモジュールは、受信部および送信部を備える第1の全二重ポートであって、イーサネットネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能な第1の全二重ポートと、第2の受信部および第2の送信部を備える第2の全二重ポートであって、イーサネットネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能な第2の全二重ポートと、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置された第1のキューと、第2の経路に配置された第2のキューと、第1の受信部と第1の送信部とを接続する第3の経路であって、第1のキューの少なくとも一部を備える第3の経路と、第2の受信部と第2の送信部とを接続する第4の経路であって、第2のキューの少なくとも一部を備える第4の経路と、第1のキューおよび第2のキューに接続された評価装置とを備える。評価装置は、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートで受信した受信フレームの受信宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定するように動作可能である。各受信フレームは、送信元アドレスを含む送信元アドレスフィールドと、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、フレームタイプを識別するためのフレームタイプフィールドと、コマンドをデバイスに供給するために利用されるコマンドフィールドとを備える。評価装置は、受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定するとともに、フレームタイプフィールドがフレームタイプを含むかどうかを判定する。
各フレームタイプは、フレームが所定のフィールドを含むか否かを識別するために使用される。所定のフィールドは、シーケンス識別フィールドおよびリターンアドレスフィールドのうちの一方または双方を備える。フレームタイプフィールドに含まれる各フレームタイプは、第1の状態に設定された第1の所定ビットを備え、コマンドフィールドに含まれる各コマンドは、第2の状態に設定された第1の所定ビットを備え、第1の状態および第2の状態は、フレームタイプフィールドとコマンドフィールドとを区別するべく異なるものに選択される。
各イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットインタフェースモジュールを識別する宛先アドレスを備える。各受信フレームは、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、そのフレームの送信元を示す送信元アドレスを含む送信元アドレスフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのフィールドを修正しつつ、送信元アドレスを変更することなくリターンフレームを生成するようにデバイスで動作可能である。
イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのフィールドを修正して、修正されたリターンフレームを生成し、そのモジュールのアドレスをリターンフレームの送信元アドレスフィールドに挿入して、リターンアドレスを利用してリターンフレームの宛先を識別するようにデバイスで動作可能である。
イーサネットインタフェースモジュールは、イーサネットインタフェースモジュールを識別する宛先アドレスと、リターンアドレスとを備え得る。各受信フレームは、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、そのフレームの送信元を示す送信元アドレスを含むリターンアドレスフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのフィールドを修正して、修正されたリターンフレームを生成し、そのモジュールのアドレスをリターンフレームの送信元アドレスフィールドに挿入して、リターンアドレスを利用してリターンフレームの宛先を識別するようにデバイスで動作可能である。リターンアドレスは、リターンフレームの宛先アドレスフィールドに挿入される。
各受信フレームは、シーケンス識別子を含むシーケンス識別フィールドを備える。一連の受信フレームのシーケンス識別子は互いに所定の関係を有する。イーサネットインタフェースモジュールは、シーケンス識別子を利用して、受信フレームが先の受信フレームと所定の関係を有しているか否かを判定する。イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのシーケンス識別子が所定の関係を有していないと判定した場合にその受信フレームに対する所定の動作を実行する。所定の動作は、受信フレームの廃棄を含み得る。また、所定の動作は、受信フレームが廃棄されたことを受信フレームの送信元に通知することを含み得る。
イーサネットネットワークは、受信フレームを送るマスタを備える。コマンドフィールドは、関連するコマンドデータを備える1つまたは複数の関連するデータフィールドを有する。イーサネットインタフェースモジュールは、それに関連付けられた固有の識別キーを備え、この固有の識別キーはマスタに設けられている。
受信フレームは、シーケンス識別フィールドとセキュリティフィールドとを備える。シーケンス識別フィールドはシーケンス識別子を備え、セキュリティフィールドは、1つまたは複数の関連するデータフィールドのうちの1つに含まれている第1のデータの暗号化ハッシュ値を備える。暗号化ハッシュ値は、固有の識別キーを利用して、マスタによって、シーケンス識別子および第1のデータに対して演算される。
受信フレームは、第2のシーケンス識別フィールドと第2のセキュリティフィールドとを備える。第2のシーケンス識別フィールドは第2のシーケンス識別子を備える。第2のセキュリティフィールドは、1つまたは複数の関連するデータフィールドのうちの第2のデータフィールドに含まれている第2のデータの第2の暗号化ハッシュ値を備える。第2の暗号化ハッシュ値は、固有の識別キーを利用して、マスタによって、第2のシーケンス識別子および第2のデータに対して演算される。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、第1データレジスタと、第2のデータレジスタと、受信フレームについて第1のデータを第1の暗号化ハッシュ値を用いてチェックするとともに第2のデータを第2の暗号化ハッシュ値を用いてチェックするように動作する装置とを備え得る。この装置は、第1の暗号化ハッシュ値によって第1のデータの完全性が確認される場合に第1のデータを第1のデータレジスタに格納し、第2の暗号化ハッシュ値によって第2のデータの完全性が確認される場合に第2のデータを第2のデータレジスタに格納する。また、装置は、第1の格納データと第2の格納データとを比較する。第1の格納データと第2の格納データとが一致する場合に、第1の格納データと第2の格納データとのうちの少なくとも一方がデバイスに出力される。イーサネットインタフェースモジュールは、第1の格納データと第2の格納データとが一致しない場合に受信フレームを廃棄する。
イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのフィールドを修正してリターンフレームを生成し、イーサネットネットワークを介してリターンフレームを送信するようにデバイスで動作可能である。リターンフレームは、第1のリターンシーケンス識別子を含む第1のリターンシーケンス識別フィールドと、イーサネットネットワークを介して送信される第1のリターンデータを含む第1のリターンデータフィールドと、第1のリターンセキュリティフィールドとを備える。また、リターンフレームは、第2のリターンシーケンス識別子を含む第2のリターンシーケンス識別フィールドと、イーサネットネットワークを介して送信される第2のリターンデータを含む第2のリターンデータフィールドと、第2のリターンセキュリティフィールドとを備える。第1のリターンセキュリティフィールドは、固有の識別キーを利用して、第1のリターンシーケンス識別子および第1のリターンデータに対して演算された第1の暗号化ハッシュ値を備える。第2のリターンセキュリティフィールドは、固有の識別キーを利用して、第2のリターンシーケンス識別子および第2のリターンデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値を備える。
第1のリターンシーケンス識別子は、シーケンス識別子と、生成されたシーケンス識別子のうちの一方を備え得る。第2のリターンシーケンス識別子は、シーケンス識別子と、生成された第2のシーケンス識別子とのうちの一方を備え得る。
イーサネットインタフェースモジュールは、第1のシーケンス識別子および第2のシーケンス識別子の各々が利用される回数をカウントして第1のカウント値と第2のカウント値を生成するカウンタと、第1のリターンシーケンス識別子および第2のリターンシーケンス識別子を、それぞれ第1のカウント値と第2のカウント値に基づいて修正する第2の装置とを備え得る。
別の実施形態では、イーサネットインタフェースモジュールは、第1のデータレジスタと、第2のデータレジスタと、受信フレームについて第1のデータを第1の暗号化ハッシュ値を用いてチェックするように動作する装置とを備える。装置は、第1の暗号化ハッシュ値によって第1のデータの完全性が確認される場合に第1のデータを第1のデータレジスタに格納する。
マスタは、第2の受信フレームを送る。この第2の受信フレームは、第2のシーケンス識別子と、第2のデータと、第2のシーケンス識別子および第2のデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値とを含む。上記装置は、第2の受信フレームについて第2のデータを第2の暗号化ハッシュ値を用いてチェックし、第2の暗号化ハッシュ値によって第2のデータの完全性が確認される場合に第2のデータを第2のデータレジスタに格納する。また、上記装置は、第1の格納データと第2の格納データとを比較する。そして、第1の格納データと第2の格納データとが一致する場合に、第1の格納データと第2の格納データとのうちの少なくとも一方がデバイスに出力される。イーサネットインタフェースモジュールは、第1の格納データと第2の格納データが一致しない場合は、受信フレームと第2の受信フレームを廃棄する。
イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのフィールドを修正して受信フレームを修正することでリターンフレームを生成し、イーサネットネットワークを介してリターンフレームを送信するようにデバイスで動作可能である。リターンフレームは、第1のリターンシーケンス識別子を含む第1のリターンシーケンス識別フィールドと、イーサネットネットワークを介して送信される第1のリターンデータを含む第1のリターンデータフィールドと、第1のリターンセキュリティフィールドとを備える。また、リターンフレームは、第2のリターンシーケンス識別子を含む第2のリターンシーケンス識別フィールドと、イーサネットネットワークを介して送信される第2のリターンデータを含む第2のリターンデータフィールドと、第2のリターンセキュリティフィールドとを備える。第1のリターンセキュリティフィールドは、固有の識別キーを利用して、第1のリターンシーケンス識別子および第1のリターンデータに対して演算された第1の暗号化ハッシュ値を含む。第2のリターンセキュリティフィールドは、固有の識別キーを利用して、第2のリターンシーケンス識別子および第2のリターンデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値を含む。
第1のリターンシーケンス識別子は、シーケンス識別子と、生成されたシーケンス識別子とのうちの一方を含み、第2のリターンシーケンス識別子は、シーケンス識別子と、生成された第2のシーケンス識別子とのうちの一方を含む。
イーサネットインタフェースモジュールはさらに、カウンタを備え得る。カウンタは、第1のシーケンス識別子および第2のシーケンス識別子の各々が利用される回数をカウントして第1のカウント値と第2のカウント値をそれぞれ生成する。上記第2の装置は、第1のリターンシーケンス識別子と第2のリターンシーケンス識別子を、それぞれ第1のカウント値と第2のカウント値に基づいて修正する。
イーサネットインタフェースモジュールは、受信フレームのフィールドを修正して受信フレームを修正することによりリターンフレームを生成し、イーサネットネットワークを介してリターンフレームを送信するようにデバイスで動作可能である。リターンフレームは、第1のリターンシーケンス識別子を含む第1のリターンシーケンス識別フィールドと、第1のリターンデータを含む第1のリターンデータフィールドと、第1のリターンセキュリティフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールは、第2の受信フレームのフィールドを修正して第2の受信フレームを修正することにより第2のリターンフレームを生成し、イーサネットネットワークを介して第2のリターンフレームを送信するようにデバイスで動作可能である。第2のリターンフレームは、第2のリターンシーケンス識別子を含む第2のリターンシーケンス識別フィールドと、第2のリターンデータを含む第2のリターンデータフィールドと、第2のリターンセキュリティフィールドとを備える。第1のリターンセキュリティフィールドは、固有の識別キーを利用して、リターンシーケンス識別子および第1のリターンデータに対して演算された第1の暗号化ハッシュ値を含む。第2のリターンセキュリティフィールドは、固有の識別キーを利用して、第2のリターンシーケンス識別子および第1のリターンデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値を含む。第1のリターンシーケンス識別子は、シーケンス識別子と、生成されたシーケンス識別子とのうちの一方を含み、第2のリターンシーケンス識別子は、シーケンス識別子と、生成された第2のシーケンス識別子とのうちの一方を含む。
イーサネットネットワークにデバイスを接続するように構成されたイーサネットインタフェースモジュールを動作させる方法が提供される。イーサネットインタフェースモジュールは、受信部と送信部を備えた第1の全二重ポートであって、イーサネットネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能な第1の全二重ポートと、第2の受信部と第2の送信部を備えた第2の全二重ポートであって、イーサネットネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能な第2の全二重ポートと、固有の宛先アドレスと、第1の全二重ポートと第2の全二重ポートとを接続する第1の経路と、第2の全二重ポートと第1の全二重ポートとを接続する第2の経路と、第1の経路に配置された第1のキューと、第2の経路に配置された第2のキューと、第1の受信部と第1の送信部とを接続する第3の経路であって、第1のキューの少なくとも一部を含む第3の経路と、第2の受信部と第2の送信部とを接続する第4の経路であって、第2のキューの少なくとも一部を含む第4の経路と、第1のキューおよび第2のキューに接続された評価装置であって、第1の全二重ポートまたは第2の全二重ポートで受信した受信フレームの受信宛先アドレスからその受信フレームがデバイスにアドレス指定された固有の宛先アドレスを含むかどうかを判定する評価装置とを備える。各受信フレームは、送信元アドレスを含む送信元アドレスフィールドと、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、フレームタイプを識別するためのフレームタイプフィールドと、コマンドを供給するために利用されるコマンドフィールドとを含む。評価装置は、受信フレームがデバイスにアドレス指定されているかどうかを判定するとともに、フレームタイプフィールドがフレームタイプを含むかどうかを判定する。
方法は、イーサネットインタフェースモジュールに対するコマンドを備えるフレームを受信することを備える。コマンドは、第1の全二重ポートおよび第2の全二重ポートのうちの一方を上流ポートとして定義し、他方を下流ポートとして定義する。フレームは、リフレクタイーサネットノードのリフレクタアドレスを提供する。コマンドは、イーサネットインタフェースモジュールをピンカプセル化モードにするように実行可能である。
方法はさらに、イーサネットインタフェースモジュールをピンカプセル化モードで動作させることにより、宛先フィールド内に固有のアドレスを含み上流ポートで受信した受信フレームを、下流ポートに転送することを備える。受信フレームの宛先アドレスフィールドが修正されることによって、リフレクタアドレスを含む修正フレームが提供され、受信フレームの送信元アドレスフィールドは、固有のアドレスと、フレームシーケンスフィールド内の新たな巡回冗長検査とを含むように修正される。方法はさらに、フレームチェックシーケンスフィールドを除いて受信フレームの残りの部分を変更せずに修正フレームを供給することを備える。
また、方法は、イーサネットインタフェースモジュールをピンカプセル化モードで動作させることにより、宛先フィールド内に固有のアドレスを含み下流ポートで受信した受信フレームの未変更部分を含む第2の修正フレームを、上流ポートに転送することを備え得る。フレームシーケンスフィールドは、下流ポート受信フレームの部分に対して演算された巡回冗長検査を含む。方法はさらに、フレームチェックシーケンスフィールドを除いて下流ポート受信フレームの残りの部分を変更せずに、修正した下流ポート受信フレームを供給することを備える。
方法は、ピンカプセル化層とフレームとを備えるピンカプセル化フレームを上流ポートで受信すること、下流ポートを介してリフレクタイーサネットノードにフレームを転送すること、ピンカプセル化層と応答フレームとを備える第2のピンカプセル化フレームをリフレクタイーサネットノードから下流ポートで受信すること、第2のピンカプセル化フレームからピンカプセル化層を除去し、上流ポートを介して応答フレームを転送することを備え得る。
イーサネットネットワークにデバイスを接続するように構成されたイーサネットインタフェースモジュールは、受信部と送信部を備える第1の全二重ポートであって、イーサネットネットワークとデバイスとの間でフレームを転送するように動作可能な第1の全二重ポートを備える。各受信フレームは、フレームタイプを識別するためのフレームタイプフィールドと、コマンドをデバイスに供給するために利用されるコマンドフィールドとを備える。イーサネットインタフェースモジュールはさらに、第1の全二重ポートの受信部を第1の全二重ポートの送信部に接続する第1の経路と、第1の経路に配置されたキューと、キューに接続された評価装置とを備える。評価装置は、受信フレームがイーサネットインタフェースモジュールにアドレス指定されているかどうかを判定するとともに、フレームタイプフィールドがフレームタイプを含むかどうかを判定する。フレームタイプは、フレームが所定のフィールドを含むか否かを識別するために使用される。所定のフィールドは、シーケンス識別フィールドおよびリターンアドレスフィールドのうちの一方または双方を含む。
フレームタイプフィールドに含まれるフレームタイプは、第1の状態に設定された第1の所定ビットを含み、コマンドフィールドに含まれる各コマンドは、第2の状態に設定された第1の所定ビットを含み、第1の状態と第2の状態は、フレームタイプフィールドとコマンドフィールドを区別するべく異なるものに選択される。
本発明は、添付の図面とともに以下の詳細な説明によってより理解される。
フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 フレームを例示する図。 イーサネットインタフェースモジュールのブロック図。 フローチャートを示す図。 イーサネットインタフェースの一部分の詳細なブロック図。 イーサネットインタフェースの一部分の詳細なブロック図。 第1のネットワークトポロジーを例示する図。 第2のネットワークトポロジーを例示する図。 第3のネットワークトポロジーを例示する図。 種々の値のテーブルを示す図。 コマンドを例示する図。 第2のイーサネットインタフェースモジュールのブロック図。 第1の構成における2ポート実施形態を例示する図。 第2の構成における1ポート実施形態を例示する図。 第3の構成における1ポート実施形態を例示する図。 第4の構成における1ポート実施形態を例示する図。 第1のトポロジーを例示する図。 第2のトポロジーを例示する図。 第3のトポロジーを例示する図。
イーサネット(登録商標)物理トランシーバはしばしば、物理層トランスミッタおよび/またはレシーバ、物理層トランシーバ、PHYトランシーバ、PHYシーバ、あるいは単にPHYと呼ばれる。PHYは、一般的には、イーサネットデバイス上に存在する。その目的は、イーサネットリンクへのアナログ信号の物理アクセスを提供することにある。PHYチップは、イーサネットフレームのハードウェア送受信機能を具現化する。PHYは、一端で回線変調とインタフェースし、他端でバイナリパケットシグナリングとインタフェースする。PHYは、通常は、第2のチップとともに使用されるか、または上位層の媒体アクセス制御、すなわち、MAC機能を担うマイクロコントローラとインタフェースされる。IEEE802.3−2002セクション4.1.4は、MACに必要な機能を規定している。
本明細書では、PHYおよびMACは、それぞれPHY機能およびMAC機能を提供するブロックを指す。
以下に説明するイーサネットインタフェースモジュールの種々の実施形態は、PHYおよびMACを含むが、パケットメモリ、プロトコル評価ソフトウェア、およびデバイス毎の切り替えリソースを含まないかまたは必要としない。イーサネットインタフェースモジュールの種々の実施形態は、対応するデバイスの全二重動作のみが許容されるという制約を含み、イーサネットインタフェースモジュールに関連する対応するデバイス上のすべてのポートは同じデータレートで動作するものとなる。
上記の制約により、イーサネットインタフェースモジュールの実施形態を利用するデバイスは、これらに限定されないが、PROFINET、1588V2、AVBなどを含む非常に高性能な多くのイーサネット環境を含む任意の典型的なイーサネットネットワークで共存することができる。
種々のイーサネットインタフェースモジュールにおいては、全二重でなければならないことを除いて、イーサネット物理実装の仕様に制約はない。非限定的な例として、イーサネットの物理実装として、光ファイバや銅ケーブル、シールドケーブルや非シールド法、ケーブルを介した異なる信号技術、パワーオーバーイーサネット(Power-Over-Ethernet)などを使用することができる。
全二重動作は、一対のステーションまたはデバイス間の同時通信を可能にする。全二重動作では、各ステーションまたはデバイスは同時に送受信することができ、したがって、各イーサネットインタフェースは、パケットデータフレームを同時に送受信できる必要がある。
イーサネットインタフェースモジュールの種々の実施形態の基本フレームフォーマット100Aを図1Aに示す。フォーマット100Aは例示であって、当業者であれば理解し得るように限定ではない。例示のフォーマット100Aは、宛先アドレスフィールド101と、送信元アドレスフィールド103と、イーサタイプ識別フィールド105と、イーサネットインタフェースモジュール(EIM)コマンドフィールド107と、パケットデータフィールド109と、FCS(フレームチェックシーケンス)フィールド111とを備える。
各イーサネットインタフェースモジュールには、インタフェースの物理アドレスまたはハードウェアアドレスとも呼ばれる固有の48ビットアドレスが割り当てられている。宛先アドレスフィールド101は、パケットフレームの宛先であるインタフェースのアドレスに対応するアドレスを含む。あるいは、宛先アドレスフィールド101は、これに代えて、ネットワーク上の1つまたは複数のインタフェースが受信可能なマルチキャストアドレス、または標準ブロードキャストアドレスを含んでいてもよい。
ネットワークに接続されたすべてのイーサネットインタフェースモジュールは、少なくとも宛先アドレスフィールド101を介して送信された各フレームを読み込む。フレームの宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュールの自身のアドレス、またはイーサネットインタフェースモジュールが受信するようにプログラムされているマルチキャストアドレスまたはブロードキャストアドレスと一致しない場合、イーサネットインタフェースモジュールは、パケットフレームを破棄するか、または以下で説明するようにそれを転送することができる。
送信元アドレスまたはSRCアドレスフィールド103は、パケットフレームを送信したイーサネットインタフェースの物理アドレスを含む。
イーサタイプ識別フィールド107は、パケットデータフィールド111で搬送される高レベルプロトコルデータのタイプを参照する識別子を含む。
各イーサネットインタフェースモジュールは、コマンドフィールド109で指定されるコマンドのセットをサポートする。いくつかの共通のコマンドは基本プロトコルの一部として定義される一方、使用可能なコマンドの大部分はデバイス固有の動作で使用される。コマンドセットについては、以下で詳しく説明する。
データフィールド111は、データを搬送する。
FCS(フレームチェックシーケンス)フィールド113は、種々のフィールド内のビットの完全性をチェックするために使用される巡回冗長検査(CRC)を提供する。送信イーサネットステーションまたはマスタによってフレームが生成されると、CRC値が演算されてフィールド113内に挿入される。フレームが受信されると、受信イーサネットインタフェースでCRCが再度演算される。新たに演算されたCRC値は、フィールド113内のCRC値と比較される。2つの値が同じである場合は、パケットデータフレームの送信にエラーが発生していないことが高いレベルで保証される。
VLAN(仮想ローカルエリアネットワーク)ヘッダを備えた基本パケットフレームフォーマット100Bを図1Bに示す。パケットフレームフォーマット100は例示であって、当業者であれば理解し得るように限定ではない。例示のフォーマットは、宛先アドレスフィールド101と、送信元アドレスフィールド103と、VLAN(仮想ローカルエリアネットワーク)ヘッダフィールド113と、イーサタイプ識別フィールド105と、イーサネットインタフェースモジュール(EIM)コマンドフィールド107と、データフィールド109と、FCS(フレームチェックシーケンス)フィールド111とを備える。
VLANタグヘッダフィールド113は、フレームが属するVLANを識別する。
VLANタグヘッダフィールド113は、特定の実施形態では任意としてもよい。VLANヘッダが任意である場合、コマンドフィールド107は16ビット長であり、データフィールド109はコマンドに依存する。実施形態はVLANヘッダの使用を示しているが、他のヘッダフィールドを利用することもできる。
イーサネットインタフェースモジュール200のブロック図を図2に示す。イーサネットインタフェースモジュール200は、第1のPHY201aと第1のMAC201bとを備える第1の全二重ポート201を備える。イーサネットインタフェースモジュール200はさらに、第2のPHY203aと第2のMAC203bとを備える第2の全二重ポート203を備える。全二重ポートとしての各ポート201,203は送信部と受信部とを備えるが、これらは明瞭化のために図示されていない。
第1の経路205は、ポート201の受信部をポート203の送信部に接続する。第2の経路207は、ポート203の受信部をポート201の送信部に接続する。第1の経路205内には、第1のキュー209が配置されている。第2の経路207内には、第2のキュー211が配置されている。各キュー209,211の長さは数バイトであり、典型的には6バイト以上である。
動作時、各キュー209,211は受信フレームからバイトを受信する。新たなバイトが受信されると、そのバイトは対応する送信部に向かってキュー内でシフトされる。キューの長さはフレームの長さよりも短く、このため、ポート201,203のうちの一方で受信された受信フレームは、その受信フレームが受信されると同時に、所定の時間遅延で時間的にオフセットされて他方のポート203,201で送信フレームとして送信される。所定の時間遅延は、キュー201,203のサイズによって決定される。
特定可能な一定の時間遅延を提供することにより、本発明の実施形態は、本発明の原理によるイーサネットインタフェースモジュール200を利用するすべてのデバイスに対して予測可能な一貫した一定の時間遅延を提供することができる点で有利である。
イーサネットインタフェースモジュール200はさらに、評価ロジック213、リード/ライトロジック215、レジスタ/メモリ217、およびデバイスインタフェース219を備える。評価ロジック213およびリード/ライトロジック215はそれぞれ、専用ロジックによって、またはプログラマブルデバイス上の低レベルソフトウェアで具現化することができる。デバイスインタフェース219は、デバイス1000に対するインタフェースを提供する。デバイス1000と受信フレームとの間のデータ転送は、キュー209,211、リード/ライトロジック215、メモリ217、およびデバイスインタフェース219を介して行われる。
評価ロジック213、リード/ライトロジック215、メモリ217、およびデバイスインタフェース219のサイズおよび複雑さは、デバイスのクラスの要件に依存して変化し得る。例えば、レジスタ/メモリは、数バイトから数キロバイトまでの格納サイズであり得る。デバイスインタフェース19は、少数のデジタル入力および/または出力から、シリアルインタフェース(例えばSPIまたはUART)や、マイクロプロセッサと直接通信するための複雑なバスまでの範囲であり得る。
評価ロジック213は、関連するデバイスのための1つまたは複数の宛先アドレスを含むアドレスメモリを備える。宛先アドレスは、デバイスに関連付けられた1つまたは複数のマルチキャストアドレスを含む。種々の実施形態では、マルチキャストアドレスのいくつかはプログラム可能であってもよい。メモリは、通常、ランダムアクセスメモリとすることができる。メモリは、関連するデバイス1000のユニキャストアドレスやマルチキャストアドレスを格納することができる。評価ロジック213は、各受信フレームが第1のキュー209や第2のキュー211を通過する際にその受信フレームを監視して、その受信フレームの宛先アドレスフィールド101に含まれる宛先アドレスをデバイス1000に関連付けられたアドレスと比較する。
各イーサネットインタフェースモジュール200は、「フィールドノード」または「エンドノード」として動作することができる。フィールドノードやエンドノードは、ネットワーク内のイーサネットインタフェースモジュール200の位置や役割を指す。図2に示される2ポートイーサネットインタフェースモジュール200では、2つのポート201,203のうち1つのポートのみが接続される(例えばイーサネットリンクを有する)場合にイーサネットインタフェースモジュール200はエンドノードとして動作する。イーサネットインタフェースモジュール200の双方のポート201,203が接続される場合は、イーサネットインタフェースモジュール200はフィールドノードとして動作する。
リード/ライトロジック215は、評価ロジック213に応答して、メモリ217への格納やデバイスインタフェース219を介したデバイス1000への送信を行うべく受信フレームからのデータパケットの読み出しや、インタフェース219を介して受信したデバイス1000からのデータパケットの書き込みやメモリ217に格納されているデータパケットの書き込みを行う。
イーサネットインタフェースモジュール200がフィールドノードとして動作する場合は、ポート201,203のうちの一方でフレームが受信されて、受信フレームの最初の6バイトが対応するキュー209,211に格納されるとともにデバイス1000のMACアドレスやそのデバイス1000がサポートする1つまたは複数のマルチキャストアドレスと一致するか否かが評価ロジック203によって評価される。アドレスが一致し、かつ宛先アドレスがデバイスのユニキャストアドレスである場合は、パケットの宛先アドレスがイーサネットインタフェースモジュール200に格納されているマルチキャストアドレスのうちの所定の1つと置き換えられる。
受信フレームのフレームバイトがポート201,203のうちの一方で受信されてキュー209,211のうちの対応する一つに入れられると、その受信フレームは、他方のポート203,201に送信フレームとして提供されてその他方のポート203,201でフレームの送信が開始される。各フレームがキュー209を通過すると、評価ロジック213は、受信フレームのイーサタイプフィールドをチェックする。イーサタイプフィールドに含まれているイーサタイプがイーサネットインタフェースモジュール200のイーサタイプと一致する場合は、受信フレームの後続部分がそのデバイスに適用可能なコマンドであるか否かが評価ロジック213によって評価される。
デバイスに適用されるコマンドの例としては、リードデータや、ライトデータなどが挙げられる。コマンドに含まれるデータは、ノードを通過する際にパケットから抽出されるか、またはパケット内に適宜挿入される。パケットは、それが書き込まれるときにはそれが読み出されるときと同じ長さに維持される。すなわち、受信フレームからメモリ219にバイトが書き込まれる場合、送信フレームには同じバイトが書き込まれる。しかしながら、メモリ219から受信フレームにバイトを読み出す場合に、受信フレームの対応する位置に入ってくるバイトは破棄され、メモリ219からのデバイスデータと置き換えられる。
図3は、イーサネットインタフェースモジュール200の基本動作を示す。図3に示すように、ステップ301において、受信フレームがポート201で受信されたと仮定する。受信フレームの第1のバイトはキュー209に入れられ、評価ロジック213は、ステップ303において、宛先アドレスフィールド101がデバイス1000のアドレスを含むかどうかを判定する。受信フレームがデバイス1000の宛先アドレスを含まない場合、評価ロジック213は、ステップ305において、宛先アドレスフィールド101がグローバルマルチキャストアドレスを含むかどうかを判定する。受信フレームがグローバルマルチキャストアドレスを含まない場合は、評価ロジック213は、ステップ307において、宛先アドレスフィールド101がデバイス1000の第2のマルチキャストアドレスを含むかどうかを判定する。宛先アドレスフィールド101がデバイス1000の第2のマルチキャストアドレスを含まないとステップ307において判定された場合、評価ロジック213は、ステップ309において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードとして選択されているのかそれともフィールドノードとして選択されているのかを判定する。イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードである場合、イーサネットインタフェースモジュール200は、ステップ311において、受信フレームを破棄する。イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードでない場合、すなわちフィールドノードである場合には、イーサネットインタフェースモジュール200は、無修正の受信フレームを送信フレームとしてポート203に転送する。これにより、デバイス1000に関連付けられていないイーサネットトラフィックは、最小かつ一定の特定可能な遅延でネットワークを通過可能となる。
評価ロジック213が、ステップ303,305,307のいずれかで宛先アドレスの一致があると判定した場合、次いで、評価ロジック213は、ステップ315において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードであるかフィールドノードであるかを判定する。ステップ315の判定において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードであると判定された場合、評価ロジック213は、ステップ317において、宛先アドレスフィールド101を、送信元アドレスフィールド103に含まれている送信元アドレスで上書きし、次いで、評価ロジック213は、イーサタイプフィールド107がデバイス1000のイーサタイプを含むかどうかを判定する。イーサタイプフィールド107がデバイス1000のイーサタイプを含み、ステップ321において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードであると判定された場合、イーサネットインタフェースモジュールは、ポート201の受信部に受信フレームを反射させながら、コマンドフィールド109に含まれるコマンドを処理する。イーサタイプフィールド107がデバイス1000のイーサタイプを含むが、ステップ321において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードではないと判定された場合、イーサネットインタフェースモジュール200は、コマンドフィールド109に含まれるコマンドを処理し、ステップ325で送信フレームの送信を完了する。
ステップ319において、イーサタイプフィールド107がデバイス1000のイーサタイプを含まないと評価ロジック213が判定した場合、評価ロジック213は、ステップ309において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードであるか否かを判定する。イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードであると判定された場合、ステップ311においてフレームは破棄される。イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードでないと判定された場合、無修正の受信フレームがポート203から送信される。
ステップ315において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードではないと評価ロジック213が判定した場合、評価ロジック213は、受信フレームの宛先フィールド101がデバイス1000に関連付けられたマルチキャストアドレスを含むかどうかを判定する。宛先フィールドがデバイス1000に関連付けられたマルチキャストアドレスを含む場合、受信フレームはポート203に転送され、評価ロジック213は、ステップ319において、イーサタイプフィールド107がイーサネットインタフェースモジュール200に関連付けられたイーサタイプを含むかどうかを判定する。ステップ319からの処理は、上述したように進行する。
ステップ315において、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードではないと評価ロジック213が判定し、かつステップ327において、宛先アドレスフィールド101がデバイス1000に関連付けられたマルチキャストアドレスを含まないと評価ロジック213が判定した場合、評価ロジック213は、ステップ329において、受信フレームの宛先フィールド101内のアドレスをマルチキャストアドレスで書き換え、ステップ320において、イーサネットインタフェースモジュール200は、受信フレームをポート203に転送し始める。次いで、評価ロジック213は、ステップ319において、イーサタイプフィールド107内のイーサタイプがイーサネットインタフェースモジュール200のイーサタイプと一致するかどうかを判定する。ステップ319からの処理は、上述したように進行する。
すなわち、着信した受信フレームが上記のチェックに失敗する場合(宛先アドレスが一致しない場合、イーサタイプが一致しない場合、またはサポートされていないコマンドである場合)、受信フレームは修正されず、送信フレームとして他のポートに転送される。これにより、関連するデバイス1000に関連付けられていないトラフィックは最小遅延のみでネットワークを通過可能となる。
評価ロジック213は、ネットワーク診断目的のために、ノード上の無効パケットの数や関心のある他の統計を維持し得る。これらの統計は、一般的なコマンドフレームワークを通じて読み取ることができる。
ポート201,203の送信側では、パケットフレームチェックシーケンス(FCS)が演算されてFCSフィールド113内の送信フレームに挿入され、受信フレームからのFCSと置換される。受信フレームのFCS演算でエラーが検出された場合には、誤ったFCSが送信フレームに挿入されてそれが無効化される。
評価ロジック213は、特定のデバイスタイプに関して、デバイスが双方のポート201,203で同時にコマンドを受信した場合にどのように挙動するかについてプログラムされてもよい。この場合の利用可能なオプションには、
認識した最初のコマンドについてのみ動作させること、
何ら制限なしに双方の動作を実行すること、
相互干渉しない場合のみ双方の動作を実行すること、または
一方または双方のパケットにエラーコードを挿入すること、
が含まれる。
イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードとして指定された場合、受信フレームがMACアドレスまたはサポートされているマルチキャストアドレスの1つと一致しない場合、またはそのイーサタイプが一致しない場合、その受信フレームが破棄される。これらのチェックがすべて合格すると、着信フレームの送信元アドレスが送信用の宛先アドレスとして使用され、受信フレームを生成した送信元コントローラにその受信フレーム内のメッセージが送り返される。次いで、デバイスのMACアドレスが送信フレームの送信元アドレスとして使用される。フレームの送信は、それが受信された同一ポートの送信部から開始される。フレームが転送されると、コマンドフィールド109を評価しフレームの内容をリード/ライトするのと同じプロセスがフィールドノードの場合と同じように実行される。
イーサネットインタフェースモジュール200は、フレームの処理に関していくつかの機能をサポートする。サポートされるマルチキャストアドレスの数は、少なくとも1つあればよく異なっていてもよい。また、サポートされるコマンドのセットは、イーサネットインタフェースモジュールごとに異なっていてもよい。VLANヘッダは、いくつかの異なる方法で扱うことができる。VLANヘッダは無視することもできる。
イーサネットインタフェースモジュール200はさらに、VLANフィールド105がマルチキャスト宛先アドレスを分析する上で追加のフィルタとして使用されるようにプログラムされてもよい。例えば、宛先アドレスフィールド101の宛先アドレスが一致し、かつVLANフィールド105が一致した場合にのみ、宛先アドレスが一致するとみなされてもよい。
また、イーサネットインタフェースモジュール200がエンドノードとしてプログラムされている場合、VLANフィールド105に正しいVLANアドレスを有するフレームのみを反映するようにイーサネットインタフェースモジュール200がプログラムされてもよい。さらに、イーサネットインタフェースモジュール200は、受信フレームを送信フレームとして反映させる際に受信フレームのVLANフィールドのVLANアドレスを他のVLANアドレスと置き換えるようにプログラムされてもよい。
イーサネットインタフェースモジュール200は、デバイス1000に関連付けられたユニキャストアドレスを対象とする特定のコマンドに対してのみ動作するようにプログラムされてもよい。これにより、一般に認識されるコマンドを有する単一のデバイスのみに対するアクセスを制御可能となる。
イーサネットインタフェースモジュール200は、データを含む受信フレームが完全に有効になるまで着信データの適用を遅らせるなどのデータ管理機能をさらに有していてもよい。着信データの適用を遅らせるために、イーサネットインタフェースモジュール200にシャドーメモリまたはシャドーレジスタを提供したり、着信データのマルチバッファリングを可能にしたりするなどの種々のアプローチを導入することができる。有効性を示すことに加えて最新データの受信を示すために、デバイスインタフェース219に信号を供給してもよい。さらには、データを搬送する送信フレームが有効にされた後にのみ出力データが送信されたことを示す信号が生成されてもよい。イーサネットインタフェースモジュール200は、送信用の一貫したデータセットを保証するために出力データのマルチバッファリングを行ってもよい。また、イーサネットインタフェースモジュール200は、データがデバイスインタフェース219上でリード/ライトされていることを示すステータスフラグを提供してもよい。
異なるデバイス1000は、異なるパケットフィールドを有するフレームを含み、種々の複雑さを有しているので、イーサネットインタフェースモジュール200は、フレームタイプを区別するように動作可能である。各フレーム100は、図1Cに示されるようなタイプフィールド117を含み得る。タイプフィールド117は16ビット長となるように選択することができる。
以下の表1は、タイプフィールド117の符号化を例示したものである。
タイプ符号化には全て最上位ビットが設定される。コマンドフィールド107の最上位ビットは設定されない。このため、タイプフィールド117とコマンドフィールド107との間の区別が可能になる。この区別が可能となることによって、基本デバイス1000は、より複雑なものとシームレスに動作する。
イーサネットインタフェースモジュール200は、最も単純な形態では、それに含まれる送信元アドレスを変更することなくフレームの特定フィールドを修正する。最初の送信元アドレスは発信フレーム内で維持され、フレームがデバイスストリングの終わりに達するとフレーム送信元に宛先が戻される。
あるいは、図1Dにおいてフレーム100Dで示されるようなリターンアドレスフィールド119が、このプロトコル拡張をサポートする全てのフレーム100Dに含まれる。そして、フレームを修正する各イーサネットインタフェースモジュール200は、自身のアドレスを送信元アドレスとして使用して、エンドノードまたはリフレクタイーサネットインタフェースモジュール200は、リターンアドレスを使用することができる。
さらに、エンドノードとなる可能性があるイーサネットインタフェースモジュール200はリターンアドレスを用いてプログラムされてもよい。これにより、フレームオーバーヘッドが低減され、エンドノードのイーサネットインタフェースモジュール200の処理時間が短縮される。この方法を実現する場合、フレームに変更を加える必要はなく、エンドノードにコマンドおよび格納手段を追加するだけでよい。
このような機能を有するイーサネットインタフェースモジュール200は、自身にアドレス指定されたフレームを受信すると、発信フレームの送信元アドレスを自身のMACアドレスに置き換える。エンドノードのイーサネットインタフェースモジュール200は、そのフレームが返送されるときにリターンアドレスを宛先アドレスとして使用する。
図1Aに示されるような基本フレーム100Aの場合、エンドノードのイーサネットインタフェースモジュール200は、イーサタイプが読み取られて検証されるまで待たなければ送信を開始できない。また、リターンアドレスを受信するまで待たなければフレームデータをリターンポートから送信できない。このため、この方法では、フレームの返送に多くのレイテンシ遅延が生じる。
しかしながら、いずれの場合も、イーサタイプの受信/検証の後にプリアンブルの送信が開始されるので、この遅延は実際には最小限である。プリアンブルが8バイトで、タイプ/リターンアドレスも8バイト長であるとすれば、有効な追加遅延は非常に小さい(100Mビットで0〜80ナノ秒)。
図1Eに示すように、シーケンス識別子(「シーケンスID」)フィールド121がフレーム100Eのプロトコルに追加されている。シーケンスIDを提供することにより、フレームが正しい順序で到着し、欠落フレームが検出されることを保証することが可能になる。
フレーム100Eには、16ビットのシーケンスIDが示されている。より大きい長さのシーケンスIDフィールドは、例えば認証などに応じて特別な場合に使用することができるが、フレームオーダーを管理する目的には16ビットで十分である。
イーサネットインタフェースモジュール200は、フレームのシーケンスIDを修正しない。むしろ、フレームは受信したシーケンスIDとともに返送される。動作時、イーサネットインタフェースモジュール200は、フルスケールの範囲でシーケンスIDの増分シーケンスを予期する。古いフレーム、すなわち異常フレームが受信された場合、それは機能せずに廃棄される。受信したフレームのシーケンス番号が以前に受信したフレームのシーケンス番号と所定の関係を有することを判定することによって古いフレームを検出することができる。
フレームの廃棄は、コマンドの動作でマスタ401に示される。例えば、READコマンドは、マスタ401に戻されるデータを修正しない。WRITEコマンドは、関連する受信フィールドを有し、動作の成立時にデバイス1000によって修正され、非成立時には、例えばシーケンスIDが異常の場合には修正されないままにされる。これらの詳細はコマンド符号化の一部である。
ローカルイーサネットネットワーク内のセキュリティに対処するために、認証方法が提供される。
各イーサネットインタフェースモジュール200は、それに関連付けられ、製造時または展開時にインストールされたキーを有する。イーサネットインタフェースモジュール200のキーは、それと通信するマスタ401に設けられている。基本フレームプロトコルフォーマットは変更されず、むしろ追加データがコマンドデータフィールド109に含まれる。追加データを含むフレーム100Fが図1Fに示されている。
フレーム100Fにおいて、異なるデバイス間で通信されるコマンドデータの各セクションは、例えば、個別のシーケンスIDを有する。マスタ401は、デバイス固有のキー(例えば、128ビット)を使用して、シーケンス識別フィールド121a,121bおよびそれに付随するデータフィールド109a,109bに対して暗号化ハッシュを演算する。この暗号化ハッシュは、セキュリティハッシュ値フィールド123a、123b内のデータに続いてフレーム100Fに挿入される。イーサネットインタフェースモジュール200がデータを受信すると、シーケンス識別フィールド121a,121b内のシーケンスIDとデータフィールド109a,109b内のデータに対して同じハッシュ関数を演算し、それが受信フレームに含まれるハッシュ値と一致するか否かを検証する。
同様に、デバイス1000から読み出されるデータに対して、新たなシーケンスIDが生成されるか、またはマスタ400から最後に受信されたものが利用され、シーケンスIDおよびマスタ400に送信されるデータに対して暗号化ハッシュが生成される。適切なリードコマンドを含むフレーム1Fが、イーサネットインタフェースモジュール200を通過するとき、シーケンス識別フィールド、データフィールド、およびハッシュフィールドが送信され、マスタ400での受信時にチェックされる。
デバイス1000および/またはマスタ400に対する攻撃のメカニズムとなるシーケンスIDの再使用を不要とすることを保証するために64ビットのシーケンスIDが選択されている。
より小さな値またはより大きな値を使用できることは当業者には明らかである。同様に、暗号化ハッシュのサイズは、サイズとセキュリティとの間の良好な妥協点を提供するために64ビットに選択される。
イーサネットインタフェースモジュール200は、一般的なイーサネットネットワークを介して安全なチャネルを提供する。データは、イーサネットインタフェースモジュール200内の2つの異なる、検証されたチャネルに送られる。これは、図4及び図5に関して以下に説明するように統合されたハードウェア実装で達成される。
マスタ400は、出力値を決定し、その出力値を図1Fの2つのデータブロック109a,109bとしてフレームに符号化する。そして、各データブロック109a,109bは、上述したようにフィールド121a,121b内のシーケンスIDおよびフィールド123a,123b内の暗号化ハッシュで保護される。2つの異なる暗号化キーを使用することができる。次いで、フレーム100Fは、イーサネットインタフェースモジュール200に送信される。あるいは、2つの別個の安全符号化データブロック109a,109bは、2つの別々のフレームを介して送信することができる。
イーサネットインタフェースモジュール200において1つまたは複数のフレーム100Fが受信されると、フィールド109a,109b内の2つの安全なデータ符号化ブロックは、図4および図5に詳細に示されるリード/ライトロジック215によって処理される。参照を目的として、フレーム100Fが図4に示されている。データフィールド109a,109bの処理は、矢印4500a,4500bで示されている。フィールド109a,109bの安全符号化データブロックはブロック4501a,4501bで受信される。フィールド109a,109b内の安全符号化データブロックは、ハッシュ関数実行4503a,4503bによってフィールド123a,123bの暗号化ハッシュ値に対してチェックされ、変換が完了した後に別々のレジスタ4505a、4505bにロードされる。2つのレジスタ4505a、4505b内の暗号化ハッシュ値は、比較器4507によって比較され、両者が一致する場合、その出力はI/Oマルチプレクサに供給され、デバイス1000に出力される。両者が一致しない場合、そのフレームは廃棄されて、ブロック4511に格納されたフォールバックハッシュ値が出力される。
監視タイマ4511が利用され、有効なフレームが所定のプログラム可能な期間に受信されない場合、デフォルト値にリセットされる。
イーサネットインタフェースモジュール200は、デバイス1000から受信した入力フレームを2つの別個のレジスタ605a,605bに書き込む。マスタ400に出力される入力フレームデータは、上述したように逆に管理される。シーケンスIDが入力フレームに供給される。使用されるシーケンスIDは、マスタ400から最後に正常に受信した出力データのシーケンスIDである。図示しない小さな追加のカウンタ、例えば4ビットのカウンタは、シーケンスIDが使用された回数を示す。この情報は、マスタ400への入力フレームにロードされる。
マスタ400で入力フレーム100Fが受信されると、フレームデータが解析されて、検証および比較される。
この方法は、一般的なイーサネットネットワーク上でハードウェア安全チャネルを提供する。
イーサネットインタフェース装置200の機能は、複数のネットワークトポロジーにおいて動作可能である。そのようなネットワークトポロジーのいくつかの例が図6,図7,図8に示されている。
図6は、代表的なフルループトポロジー400を例示する。マスタ401は、一方のポート401aからフレームを送信し、イーサネットインタフェースモジュール403,405,407,409,411,413,415による修正後に他方のポート401bで同じフレームを受信する。非イーサネットインタフェースモジュールノード415との間の伝送は、イーサネットインタフェースモジュール403,405,407,409,411,413のデバイスが存在しないかのようにして行われる。エンドノードまたはリフレクタが存在しないため、送信フレームのマルチキャスト宛先アドレスは変更されない(ただし、ユニキャストLENパケット宛先アドレスは、マルチキャストアドレスに変更される)。
図7に示される反射回線において、マスタ401は、種々のイーサネットインタフェース装置503,505,507,509によって修正されたフレームを送信する。1つのポートのみが接続された回線における最後のイーサネットインタフェースデバイス509は、受信フレームの宛先アドレスフィールド101内の宛先アドレスをマスタ401のアドレスと置き換え、自身のアドレスを送信元アドレスフィールド103内の送信元アドレスとして使用して、修正された受信フレームを送信フレームとしてマスタ401に送り返す。
図8の例では、イーサネットインタフェースモジュール603,607,609,611,615は、マスタ401に接続されるとともに多数のスイッチ605および他のデバイスタイプ613,617を備えた標準イーサネットネットワーク600全体に分散される。切り替えネットワーク600は、各反射デバイスがパケットをマスタ401に返送する多数の反射回線に類似した動作を行う。例えば、スイッチ605の前に位置するイーサネットインタフェースデバイス603によって操作されるように意図されているマスタ401から送信されたマルチキャストイーサネットインタフェースデバイスのフレームは、複数の経路を通じて複数のリフレクタ607,609,615に送信される。これにより、受信フレームの多くのコピーがマスタ401に返送される。このようなパケットの増加を避けるためにいくつかの異なるサポート技術が使用される。スイッチを介したマルチキャストパケットのルーティングを細かく制御することにより、指定のノードによって処理される特定のマルチキャストアドレスを使用可能としつつ、そのアドレスが指定のノードから単一のリフレクタにのみルーティングされる。あるいは、管理スイッチを再度使用することで、VLAN_IDフィールド105内のVLAN_IDを使用して単一のリフレクタ607,609,615にフレームをルーティングすることができる。
管理スイッチを使用しない場合でも、イーサネットインタフェースモジュールデバイスの機能を使用してこの状況を管理することができる。異なるイーサネットインタフェースモジュールに異なるマルチキャストアドレスを割り当てることが可能であり、その結果、対象とする1つのフレームは単一のエンドノードのみで反映されることになる。同様に、パケットの複製を回避するように、対象とする1つのフレームが単一のリフレクタのみから返送されるように、VLANフィールド105内のVLANヘッダを使用することができる。
これらの機能は、管理スイッチを使用する場合でも使用しない場合でも、ネットワークを流れるフレームの制御を可能にする。
イーサネットインタフェースモジュール200は、受信フレーム内のコマンドフィールド109で指定された多数のコマンドセットをサポートする。いくつかのコマンドは基本プロトコルの一部として定義される一方、使用可能なコマンドの大部分はデバイス固有の動作で使用される。図9は、イーサネットインタフェースモジュール200の一実施形態で使用されるコマンドのいくつかを例示する。
コマンドは、固定であってもよいしまたは設定可能であってもよい。固定コマンドは、デバイス1000の構成に依存せず、常に同じ方法で処理される。設定可能コマンドは、イーサネットを介した設定を通じて変更される種々の機能的要素を有する。これらの要素には、特定のコマンド識別子(ID)や、デバイスがデータを読み書きするパケットへのオフセットなどが含まれる。設定可能コマンドは、複雑なデバイスを構築する際に大きな柔軟性を提供する。コマンド機能の唯一の制約は、デバイス全体のパケットフローを妨げないようにすることにある。特定のデバイスに対して有用な機能をコマンドに割り当てることができる。
種々の実施形態において、全てのデバイスは、コアコマンドとして知られる固定コマンドセットを共有する。非常に基本的なデバイスの場合、フルサポートされるコマンドセットは固定コマンドのみで構成される。コアコマンドには、以下が含まれる。
ディスカバリ(Discover):以下で説明する;
リード設定(Read Configuration):デバイスの現在の設定の読み出し;
ライト設定(Write Configuration):デバイスの設定変更(具体的には設定可能コマンドのパラメータ設定);
リード基本データ(Read Base Data):デバイスに関連付けられた基本入力データの読み出し;
ライト基本データ(Write Base Data):デバイスに関連付けられた基本出力データの書き込み。
より複雑なデバイスは追加コマンドをサポートする。これらは設定可能であってもよいしまたは固定であってもよい。これらのコマンドの複雑さは、イーサネットインタフェースモジュール200を通過するデータフローを阻害しない限り、プロトコルによって制限されない。デバイス固有のコマンドは、専用のロジックブロックとして実現されてもよいし、プログラマブルブロックによって実行されてもよい。イーサネットインタフェースモジュール200におけるプログラマブルブロックの場合、デバイス上のリソース(例えば、ROMまたはホストプロセッサによって書き込まれたもの)からそのプログラムをロードしてもよいし、あるいはデバイスの設定コマンドによってロードしてもよい。すなわち、コントローラは、設定処理の一部としてイーサネットインタフェースモジュール200のプログラムを書き込んでもよい。
設定可能コマンドをサポートする各デバイスは、コマンドに関連付けられたコマンドIDを示すランダムアクセスメモリテーブルと、必要に応じて他のフィールドとを有する。これには、通常、コマンドによってアドレス指定されたデータのサイズ、コマンドを実行しているフレーム内のデータのオフセット、コマンドのデータを読み書きするためのデバイス上のメモリ/レジスタ空間のオフセットなどが含まれる。なお、図7の表に示された値は例示に過ぎない。
この可変コマンドの方法によって、システム設計者は、複数のデバイスから多様なデータを読み出したり、複数のデバイスにデータを書き込んだり、あるデバイスからデータを読み出して他のデバイスにデータを書き込んだりする単一フレームを構築することが可能となる。例えば、同じイーサネットインタフェースモジュール200のコマンドIDは、あるデバイスではリードコマンドとして、他のデバイスではライトコマンドとして設定することで、単一フレームによって双方の動作をもたらすようにすることができる。また、複雑なデバイスでは、複数のコマンドに対する単一コマンドIDの設定がサポートされ、これにより、単一コマンド/フレームによって、単一フレーム(フレーム内の異なるオフセットまたは共有オフセット)におけるリードとライトの双方、さらには他の機能が可能となる。あるいは、他のコマンドIDはフレームデータとの相関を有さず、そのフレームはデバイス上で何らかの動作を引き起こすイベントとして使用されてもよい。
特定の関心のあるコマンドはディスカバリコマンドである。これにより、イーサネットインタフェースモジュール200のマスタは、ネットワーク上で利用可能なイーサネットインタフェースモジュールデバイスを判定して、ネットワーク上の相互関係を把握することができる。ディスカバリフレーム800が図10に示されている。フィールド101,103,105,107,113の各々は、図1Aに関して説明したものである。
開始カウントフィールド801は、後述するように、探索の開始値である開始カウント値を含み、非常に多数の装置の発見を可能にする。最大カウントフィールド811は、現在のディスカバリフレームに収容できる最大カウント値を含む。カウントフィールド813は、発見される次のデバイスのインデックスを含む。フィールド817−0,817−1,…,817−nは、発見されたデバイスによって埋められた情報を含む。フィールド817−0,817−1,…,817−nは、以下を含むことができる。
デバイスMACアドレス(6バイト);
デバイスタイプ(2バイト):機能/データの基本セットを示すもの(例えば、スイッチ、8ビットI/O、温度センサ、1ビット入力、1ビット出力、リレーなどを含む);
ベンダーID(4バイト);
ベンダーデバイスタイプ(2バイト):デバイスのより具体的な/拡張機能を識別するために使用されるもの;
バージョン番号(2バイト);
ベンダーフィールド(4バイト):オプションや状態などに応じてデバイスをさらに区別可能とするもの。
この情報のセットでは、各デバイスは20バイトを使用して自身の発見を報告する。フルサイズのディスカバリフレームは、最大73個のデバイスを報告することができる。
典型的なディスカバリプロセスは、以下に示す値、
開始カウント値=0
MAXカウント値=72
カウント値=0
でフォーマットされたマルチキャストパケットをマスタが送信することによって開始される。
フレームがイーサネットインタフェースモジュール200を通過すると、カウント値が最大カウントフィールド813の最大カウント値と比較される。カウント値が最大カウント値より大きい場合、フレームは修正されることなく転送される(上述したようなエンドノードで反射される場合を除く)。カウント値が最大カウント値未満である場合、現在のカウントフィールド815が、フレーム800へのオフセットとして使用される。カウント値はインクリメントされ、送信フレームに書き戻されてデバイスから出力される。
次に、イーサネットインタフェースモジュール200は、フレームから読み出したカウント値にフィールドのバイト数(例えば、20)を乗じた値から特定されるフレーム位置に達するまで、受信フレームの内容を未修正のまま転送する。この時点で、上記のデータはパケットに書き込まれ、パケットの残りは修正されずに転送される。
単一フレームで特定可能なものよりも多くのデバイスを有するシステムの場合は、開始カウントフィールド811が使用される。最初のフレームは開始カウント値「0」と最大カウント値「72」で送信される。フレームがフルで返信されると、フレームがフルでなくなるまで、次のフレームが開始カウント値「73」と最大カウント値「145」などで送信される。
返信されたディスカバリフレーム内の情報が与えられると、マスタは、どのような種類のデバイスがネットワーク上で利用可能であるかを決定することができる。また、ネットワークのトポロジーについても大部分推測することが可能となる。
イーサネットインタフェースモジュール200は、種々のネットワーク管理支援機能を提供する。ネットワークエラー管理において有用な1つの機能は、イーサネットインタフェースモジュール200が、ポート201,203の1つでネットワークリンクを失った場合に、特定のフレームを作成する能力を有することである。フレームは、マスタ400またはプログラムされていない場合は特定のマルチキャストアドレスを対象とする。このフレームは、イーサネットインタフェースモジュール200のIDおよびそのネットワークリンクを失ったポートに関する情報を含む。同様のフレームが、リンク上のイーサネットインタフェースモジュール200によって、再確立されたポートに送信される。
リンク変更通知パケットに使用される同じフレームおよびハードウェアも、イーサネットインタフェースモジュール200の電源がオンになると、一般には「Hello」メッセージを送出するために使用される。これにより、マスタ400は、各イーサネットインタフェースモジュール200がアクティブになると直ちにそれを識別することができる。
多数のネットワーク関連の値が、イーサネットインタフェースモジュール200およびそれらの発生を維持するカウント値によって監視される。これらのカウント値は、マスタ400によってアクセスされ、ネットワーク診断などを助けることができる。監視データの例には、以下が含まれる。
各ポートで受信されるデータのバイト数;
各ポートで送信されるデータのバイト数;
各ポートで受信されるフレーム数;
各ポートに作用するフレーム数;
各ポートで受信される無効フレーム(不良FCS)の数;
各ポートで無効なセキュリティ暗号化ハッシュで受信されるフレーム数;
各ポートで無効なシーケンスIDで受信されるフレーム数。
回線の最後にイーサネットインタフェースモジュール200が存在しないネットワークトポロジーにおいて、設計上またはネットワーク障害のために、標準的なインターネット制御メッセージプロトコル(ICMP)ピンプロトコルの利点を有するアプローチが最後のイーサネットインタフェースモジュール200の下流にある標準イーサネットデバイスに提供される。標準イーサネットデバイスは、以下ではリフレクタと呼ぶ。これは、最後のイーサネットインタフェースモジュール200を特定モードで回線に配置することによって達成される。
ピン(PING)カプセル化モードと呼ばれるこの特定モードでは、マスタ401は、次のパラメータを設定するために、回線内における最後のイーサネットインタフェースモジュール200にコマンドを送信する。
上流ポート、すなわちマスタ401に最も近いポートの定義;
下流ポート、すなわち下流のリフレクタに対向するポートの定義;
リフレクタのイーサネットMACアドレスの指定;
破棄するフレームヘッダサイズ(SH)を示す値のプログラム(このプログラム機能はIP−V6をサポートする)。
イーサネットインタフェースモジュール200は、図1Gに示されるピンカプセル化フレーム100Gを受信すると、ピンカプセル化モードとなる。フレーム100Gは、宛先アドレスフィールド101内のイーサネットインタフェースモジュール200のアドレスと、送信元アドレスフィールド103内のマスタ401のアドレスとを含む。フレーム100Gはさらに、IPヘッダフィールド125およびICMPエコー要求ヘッダフィールド127を含む。ピンペイロードフィールド100Xもフレーム100Gに含まれる。ペイロードフィールド100Xはフルイーサネットフレームを含む。イーサネットインタフェースモジュール200は、図1Hに示される、修正されたピンカプセル化フレーム100Hをそのダウンストリームポートを介して転送する。フレーム100Hでは、フレーム100Gは、フレーム100Gのフィールド101内の宛先アドレスをセットアップ中に提供された標準イーサネットデバイスのアドレスに置き換え、フィールド103内の送信元アドレスを自身のMACアドレスに置き換え、新たに演算されたFCSをFCSフィールド111内に提供することによって修正される。図1Hにおいて、ピンペイロードフィールド111にピンペイロードコンテンツを含むフレーム100Gの残りの部分は修正されないままである。
ピンカプセル化モードでは、イーサネットインタフェースモジュール200は、自身のユニキャストMACアドレスに向けられ下流ポートで受信される図1Jに示されたエコー応答またはポン(PONG)フレーム100Jを受信する。イーサネットインタフェースモジュール200は、フレームの最初のSHバイトと、VLANヘッダが存在する場合には追加の4バイトを破棄して、フィールド100Yで搬送されたフレーム100Jの残りの部分を別個のフレームとして扱い、上流ポートを介してフィールド100Yを、そのフィールド100Yのフレームに生成されたフィールド111内の新たなFCSとともに転送する。ヘッダを破棄した後、次の6バイトが宛先アドレスとして扱われ、次の6バイトが送信元アドレスとして扱われる。フレームの残りの部分がイーサネットインタフェースモジュール20にアドレス指定されている場合、イーサネットインタフェースモジュールはそれを処理する。
上述のようにイーサネットインタフェースモジュール200を構成した後、マスタ401は、イーサネットインタフェースモジュール200から下流の標準イーサネットノードに送信されるようにピンフレームヘッダを生成することによってネットワーク接続される。ただし、イーサネット宛先アドレスはイーサネットインタフェースモジュール200のものであり、送信元アドレスはマスタ401のものである。マスタ401は、図1Gに示されるピンフレーム100Gのペイロードフィールド100Xに、標準イーサネットインタフェースモジュール200のフレーム、例えばフレーム100Aを置く。そして、マスタ400は、そのフレームをイーサネットインタフェースモジュール200に送信する。
フレーム100Gは、イーサネットインタフェースモジュール200の上流ポートにおいて受信され、上述のように処理される。これにより、有効なピンフレーム100Hがイーサネットインタフェースモジュール200からリフレクタ装置にもたらされる。
リフレクタ装置は、フレーム100Hを標準ピンフレームとして処理し、その処理によって得られたフレーム100Jをイーサネットインタフェースモジュール200に返信する。
イーサネットインタフェースモジュール200は、フレーム100Gからピンカプセル化層を除去し、フィールド100Yに含まれる標準イーサネットインタフェースモジュール200のフレームを処理して、マスタ401の方向における上流側、およびネットワークの同じライン上に存在する他のイーサネットインタフェースモジュール200に転送する。ICMPピンヘッダとIPヘッダは、エコー要求(ピン)からエコー応答(ポン)に変更するように修正される。フレームが途中でイーサネットインタフェースモジュール200を通過するとき、ピンペイロードブロック100Yよりも前の全てが破棄され、標準フレームが残される。
1つの問題は、マスタ401以外のIPアドレスをフレームに使用する必要があることにある。これは、リピータがそのARPテーブルをフレーム内のIPアドレスおよび関連するMACアドレスで更新するためである。このような単一のIPアドレスは、所与のイーサネットネットワークシステムにおいてこのように使用される全てのイーサネットインタフェースモジュール200に使用することができる。
イーサネットインタフェースモジュール900の別の実施形態が図11に示される。イーサネットインタフェースモジュール900は、多数のトポロジー選択肢を維持したまま、単一のPHY901aおよび単一のMAC901bを使用する単一の全二重ポート901を含む。潜在的に同時に2つの方向に転送されるデータを有する2つの全二重リンクを使用するのではなく、イーサネットインタフェースモジュール900は単一の全二重ポート901を使用して2ポートノードと同じ基本動作を提供する。全二重通信の送信経路と受信経路が物理的に分離されているか同一であるかに応じてイーサネットインタフェースモジュール900の異なる実施形態が存在する。送信経路と受信経路が分離されている場合には、以下の説明がすべて適用される。通信チャネルが分離されていない場合、このような一つのPHY装置はリフレクタとしてのみ動作することができる。
イーサネットインタフェースモジュール900の動作は、ポート901に入って来るトラフィックが同じポート901に返送されることを除いて、2ポートイーサネットインタフェースモジュール200と同様である。リフレクタモードでは、2ポートイーサネットインタフェースモジュール200がリフレクタモードにあるときと同様に動作する。リフレクタモードにおける違いは、リフレクタモードに移行するという決定がリンク状態に基づいて行われないことである。すなわち、ノードはリフレクタノードとして固定されるか、あるいは、物理スイッチ、外部プロセッサなどからの外部指示が存在する。
これらのノードの動作を理解するために、異なるネットワークケーブル接続を図12〜図15に示す。
図12は、2つのコネクタ1005,1007を介して別々のケーブル1001,1003に接続された各ポート201,203を有する2ポートイーサネットインタフェースモジュール200を示す。各ケーブル1001,1003は、2方向に通信するための2つのツイストペア線を備える。ケーブル1001はツイストペアC,Dを含み、ケーブル1003はツイストペアA,Bを含む。
図13は、2つのコネクタ1105,1107を介して2つの異なるケーブル1101,1103に接続された単一のポート901を有する1ポートイーサネットインタフェースモジュール900を示す。1方向の通信は、イーサネットインタフェースモジュール900を通過することなく、ノード上の2つのコネクタ1105,1107の間で単純に接続される。他の方向の通信は、一方のケーブル1103からポート901に入り、他方のケーブル1101にルーティングされた同じポート901から出る。各ケーブル1101,1103は、2方向に通信するための2本のツイストペア線からなる。ケーブル1101はツイストペアC,Dを含み、ケーブル1103はツイストペアA,Bを含む。
図14は、単一のコネクタ1205を有する1ポートイーサネットインタフェースモジュール900を示す。ケーブル1201は、使用される単一のツイストペアCを含み、ケーブル1203は、同様に、使用される単一のツイストペアAを含む。このアプローチは、図示のようにケーブルを「継ぎ合わせる」ためにコネクタおよび/またはケーブルに対して異なるアプローチを必要とする。別のアプローチは、図11と同様の2つのコネクタを使用することである。ただし、LENロジックをバイパスする導体は不要である。
図15は、標準イーサネットポート901に直接取り付けることができる単一のコネクタを有する1ポートLENインタフェースモジュール900を示す。この構成は、専用リフレクタ(常に回線上の最後のノード)のものであり、2つのツイストペアを有する単一のケーブル1303のみが利用される。
図16には、図13に示されたケーブルを利用するネットワーク1400のイーサネットトポロジーが示されている。各デバイスまたはフィールドノード1403,1405、およびエンドノード1407は、2つのコネクタを有し、ケーブルは双方向のトラフィック用の導体を有する。フレームはマスタ1401から送られ、回線の下流に向かって、フィールドノード1403,1405、および回線の最後のノードであるエンドノード1407へ転送される。エンドノード1407は、フィールドノード1403,1405を介してフレームをマスタ1401に戻す。
図17を参照すると、ネットワーク1500の交換ネットワークトポロジーが示されている。イーサネットマスタ1501が提供され、このマスタ1501は、ブロック1503によってその一部が表される複数の装置と通信する。標準イーサネットスイッチ1505は、フィールドノード1507,1517およびエンドノード1513,1515に接続される。追加フィールドノード1509は、エンドノード1511に接続され、フィールドノード1517は、エンドノード1519に接続されるイーサネットデバイス1521に接続される。このトポロジーでは、フィールドノード1507,1509,1517およびエンドノード1511,1513、1515,1519は、イーサネットインタフェースモジュール200またはイーサネットインタフェースモジュール900を含むことができる。さらに、イーサネットデバイス1521は、それに統合されたイーサネットインタフェースモジュールの機能を有することができる。
図18に示されるネットワーク1600のトポロジーでは、図12に従ってケーブルが接続されている。図16のネットワーク1600は、単一方向の導体(例えば、100−BASE−TX動作用の単一銅ツイストペア)を使用したフィールドノード1603,1605,1607,1609およびエンドノード1611のループである。
1ポートイーサネットインタフェースモジュール900の場合、標準スイッチポートまたは2ポートデバイスのポートに差し込まれたリフレクタとして厳密に使用されない限り、自動ネゴシエーションに参加することはできない。このため、通常は、固定通信モードで動作する必要がある。
イーサネットインタフェースモジュール200,900は、そのデータ通信が全て同じデータレートで実行されているため、異なるルールがリンク管理に適用される。デュアルポートイーサネットインタフェースモジュール200の場合、最も単純な選択肢は、固定データレートでデバイスを構築し、自動ネゴシエーションを無効にすることである。これには、そのようなデバイスが接続されている他の全てのポートも固定データレートであり、自動ネゴシエーションが無効になっている必要がある。
種々の実施形態におけるより柔軟なアプローチは、イーサネットインタフェースモジュール200が自動ネゴシエーションを実行することを可能にしつつ、ネゴシエーションを固定速度に制限することである。これは、イーサネットインタフェースモジュール200が関連付けることができるほとんどの標準デバイスとシームレスに動作する。
イーサネットインタフェースモジュール200は、以下のようにリンク管理初期化を実行することができる。
第1のポート201にリンクを確立する;
第2のポート203にリンクを確立する;
2つのリンク伝送速度が一致しない場合、高速リンクを停止し、自動ネゴシエーションを再開して低速伝送速度を強制する。
単一ポートイーサネットインタフェースモジュール900のデバイスは、別のデバイスの同じポートに対して双方向を解消するモードで動作している場合にのみ、自動ネゴシエーションを実行することができる。図16に示される反射ループトポロジーを提供するネットワーク1600の場合には自動ネゴシエーションは不可能であり、固定周波数を使用しなければならない。
イーサネットインタフェースモジュール200,900は多種多様な方法を用いて実施することができる。
一実施形態では、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、MAC機能(ハードウェアまたはソフトウェアのいずれか)およびPHYと接続されたソフトウェアでフレーム処理および転送を実行するのに十分規則的に動作することができるプログラマブルデバイスを備える。
他の実施形態では、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、コアイーサネットインタフェースモジュール機能と外部PHYに接続されるMAC機能とを実行する集積回路を備えることができる。
さらなる実施形態では、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、同じIC上に組み込まれたPHYを有するコアイーサネットインタフェースモジュール機能を実行する集積回路を備えることができる。
さらなる実施形態では、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、コアイーサネットインタフェースモジュール機能と専用I/O動作(例えば、同じIC上のアナログ/デジタルコンバータ)とを実行する集積回路を備えることができる。
さらなる実施形態では、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、コアイーサネットインタフェースモジュール機能およびMACを実行する集積回路を備えることができる。この場合、同一IC上にPHYを備えていても備えていなくてもよい。
上記のいずれもフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなプログラム可能なハードウェアで実施することができる。
イーサネットインタフェースモジュール200,900とネットワーク上の他のデバイスとの同期は、必要に応じて種々の方法で行うことができる。一実施形態では、着信イーサネットインタフェースモジュールコマンドフレームのタイミングを使用して、イベントをタイムスタンプするための信号を生成し、またはクロック管理ブロックを直接制御してもよい。
イーサネットインタフェースモジュール200,900は、タイムスタンプ、クロック周波数管理などを行うために種々の機能を提供することができる。さらに、イーサネットインタフェースモジュール200,900の特定の実施形態は、IEEE1588V2などの他のプロトコルからのフレームを認識し、それらのプロトコルを利用してもよい。
監視タイマ機能がイーサネットインタフェースモジュール200,900に提供されてもよい。このような機能は、特定のコマンドの受信とコマンドのセットの1つの受信との間の最大時間を測定するタイマを含む。時間が経過すると、外部ハードウェアへの信号の生成、電子インタフェースモジュール200,900のデータのデフォルト値への置き換えなど、何らかの措置が取られる。
デバイスの受信ポート上の正確な通信周波数は、フレームを送信しているピアデバイスによって決定され、他方のポートから再送信されるパケットの周波数は、ローカルデバイスによって決定される。これらの2つの周波数は、2つのデバイスの発振器の違い、温度の影響などにより、通常は正確には一致しない。この違いによって2つの問題が生じる。
第1の問題は、ローカルデバイス上にてある程度のバッファリングが必要であるため、受信しているデータよりも送信クロックが高速であれば、フレームの終了前に送信するデータが不足しないようにすることである。同様に、送信クロックが遅い場合、着信フレームの受信が完了する前に、受信された追加のデータをバッファする必要がある。宛先アドレスを受信するのに要する時間をプリアンブル送信に加えた転送時間は、より高速の送信クロックをカバーするのに十分である。遅い送信クロックの場合には、数バイト程度の同様のバッファリングレベルで十分である。
第2の問題は、高性能ネットワークに特有の問題である。一部のネットワークは、ネットワークを通過するフレームの非常に一貫したタイミングに依存する。例として、PROFINET_IRTネットワーク、SERCOS_IIIネットワーク、およびイーサネットを使用して正確なタイミングを割り振るさまざまなネットワークプロトコルが挙げられる。これらの場合、イーサネットインタフェースモジュール200,900のノード上の送信および受信クロックに差をもたせることによって導入されるジッタが問題である。この問題を解決するために、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、受信ポート201,901上の信号から回復されたクロックを使用して送信ポート203,903を駆動することができる。これは、パケットがイーサネットインタフェースモジュール200,900のノードを通過するのに要する時間を非常に一貫したレベルに維持し、これらの高性能ネットワークにおいてシームレスな動作を可能にする。
イーサネットインタフェースモジュール200,900を含むネットワークにおけるマスタ機能は、適切な処理能力を有する任意のイーサネット認識装置によって実現することができる。これは、パーソナルコンピュータ、クラウドベースのサーバ、プログラマブルロジックコントローラ、または専用のコントローラとすることができる。マスタのパフォーマンス要件は、全体として、ネットワーク化されたデバイスのニーズに応じたものとなる。デバイスへのフレームの頻度は、一部のアプリケーションによってはマイクロ秒であり他のアプリケーションでは数時間に及ぶ場合もあるが、これはプロトコルとは完全に無関係である。
イーサネットインタフェースモジュール200,900を含むローカルエリアネットワーク(LAN)は、物のインターネット(IoT)アプリケーションを含むより広範なネットワークに統合されてもよい。イーサネットインタフェースモジュールデバイスが、インターネットプロトコル(IP)を介して、またはローカルイーサネットLAN経由で直接アクセスできない機能を介してアクセスされる必要がある場合、これは「IP仮想化」によって実現できる。このインターネットプロトコル(IP)仮想化では、フレームをUDPまたはTCPパケットにカプセル化して、イーサネットインタフェースモジュールが存在するLAN上の別のIP対応ノードにIPプロトコルを使用して送信できる。このリモートIP対応ノードは、上位層のプロトコル(例えば、IP/TCP)を取り除き、生のフレームを送信し、返されたフレームを再カプセル化し、IPを使用してそれらをマスタに送信する。マスタと同じLAN(またはマスタ自体の中に直接)およびイーサネットインタフェースモジュールが存在するリモートLANの両方で、この方法でフレームをカプセル化して転送する専用の機器を構築するのは簡単なプロセスである。
イーサネットインタフェースモジュール200,900を通信および制御に利用するアプローチには、多大な潜在的用途がある。これらの用途は、イーサネットインタフェースモジュール200,900のネットワークのための高帯域幅と低コストとの組み合わせのために特に幅広いものである。
イーサネットインタフェースモジュールは、家庭用の単一のコントローラまたは複数のコントローラにステータスおよび制御情報の任意のレベルの複雑さを伝えるために、家庭用機器と共に利用されてもよい。これにより、家庭用機器の統一された制御インタフェースが可能になり、インターネットレベルのアクセスやセキュリティの問題などのために管理が必要な単一の場所が提供される。
洗濯機/乾燥機、食器洗い機、炉/AC、レンジ、冷蔵庫などの主要な機器に加えて、イーサネットインタフェースモジュールノードは、サーモスタット、火災検知器などのようなより小さい機器に使用されてもよい。例えば、サーモスタット市場は、機能が強化された(高コストの)「スマート」サーモスタットへの移行がある。サーモスタットを備えたイーサネットインタフェースモジュールを利用し、コントローラ上のソフトウェアを使用することで、低コストの「スマートサーモスタット」機能を任意のレベルの機能性で提供することができる。
さらに、イーサネットインタフェースモジュール200,900の使用は、ツイストペア配線を使用してウォールスイッチ、照明器具、コンセント等の間で通信することにより、基本的な家庭用配線のコストを低減することができる。この構成では、電源を供給するために使用される厚銅配線は、最短経路によって照明器具およびコンセントの間に張られ、所定の位置にある電子スイッチは、イーサネットインタフェースモジュール200,900のノードによって制御される。ウォールスイッチは、非常に単純なイーサネットインタフェースモジュール200,900のデバイス1000であり、これらには、例えばパワーオーバーイーサネット規格の1つを使用して通信配線と低電圧電源のみが供給される。その結果、設置作業の労力、配線コスト、制御の柔軟性が向上し、スイッチや設備の相互関係がプログラム可能となり、すべての家庭配線がマスタの制御下に置かれる。
産業設定において、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、イーサネットおよび他の通信層の両方の、より複雑なシステムを現在使用している多くの装置で使用され得る。また、イーサネットインタフェースモジュール200,900を有するデバイスは、ほとんどのネットワークにおいて、他のタイプのデバイスに散在させることができる。例えば、低コストのイーサネットインターネットモジュールデバイスは、イーサネットインタフェースモジュール200,900の決定的な転送特性のために、IRTネットワークに悪影響を及ぼすことなくPROFINET_IRTを作動させるネットワーク上に置くことができる。
イーサネットインタフェースモジュール200,900は、自動車領域において、ドームライト制御、ドアロック制御、ブレーキなどの重要なインフラストラクチャとの通信など、広く使用することができる。高性能産業用ネットワークとの組み合せと同様に、イーサネットインタフェースモジュール200,900は、ネットワークタイミングおよび管理プロトコルに関係なく高性能自動車ネットワークに配置することができ、これにより、ネットワークアーキテクチャに異なるアプローチが取られているとしても、複数の自動車メーカーに単一のデバイス設計を販売することが可能となる。
本発明を種々の実施形態に関して説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更および変形を行い得ることが理解される。本発明は、図示し説明した特定の実施形態によって限定されることを意図しない。本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ範囲が限定されることが意図される。

Claims (32)

  1. イーサネットネットワークにデバイスを接続するように構成されたイーサネットインタフェースモジュールであって、
    受信部と送信部を備え、前記イーサネットネットワークと前記デバイスとの間でフレームを転送するように動作可能な第1の全二重ポートであって、各受信フレームが、フレームタイプを識別するためのフレームタイプフィールドと、前記デバイスにコマンドを供給するために利用されるコマンドフィールドとを備える、前記第1の全二重ポートと、
    前記第1の全二重ポートの受信部を前記第1の全二重ポートの送信部に接続する第1の経路と、
    前記第1の経路に配置されるキューと、
    前記キューに接続され、受信フレームが前記イーサネットインタフェースモジュールにアドレス指定されているかどうかを判定するとともに、前記フレームタイプフィールドがフレームタイプを含むかどうかを判定する評価装置と、を備え、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、
    全ての前記受信フレームが前記第1の全二重ポートからエコーバックされるように第1のモードで動作可能であるとともに、
    所定の評価基準を満たす前記受信フレームが前記第1の全二重ポートからエコーバックされ、前記所定の評価基準を満たさない前記受信フレームが破棄されるように第2のモードで動作可能である、イーサネットインタフェースモジュール。
  2. 前記フレームタイプは、前記フレームが所定のフィールドを備えるか否かを識別するために使用される、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  3. 前記所定のフィールドは、シーケンス識別フィールドとリターンアドレスフィールドとのうちの一方または双方を含む、請求項2に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  4. 前記フレームタイプは、前記フレームがシーケンス識別フィールドを備えるか否かを識別するために使用される、請求項2に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  5. 前記フレームタイプは、前記フレームがリターンアドレスフィールドを備えるか否かを識別するために使用される、請求項2に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  6. 前記フレームタイプは、前記フレームがシーケンス識別フィールドを備えるか否かを識別するために使用される、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  7. 前記フレームタイプは、前記フレームがリターンアドレスフィールドを備えるか否かを識別するために使用される、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  8. 前記フレームタイプフィールドに含まれる前記フレームタイプは第1の状態に設定された第1の所定ビットを備え、前記コマンドフィールドに含まれるコマンドは第2の状態に設定された第1の所定ビットを備え、前記第1の状態と前記第2の状態は、前記フレームタイプフィールドと前記コマンドフィールドとを区別するべく異なるものに選択される、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  9. 前記イーサネットインタフェースモジュールを識別する宛先アドレスを備え、
    前記受信フレームは、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、前記フレームの送信元を示す送信元アドレスを含む送信元アドレスフィールドとを備え、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのフィールドを修正しつつ、前記送信元アドレスを変更することなくリターンフレームを生成するように前記デバイスで動作可能である、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  10. 前記イーサネットインタフェースモジュールを識別する宛先アドレスを備え、
    前記受信フレームは、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、前記フレームの送信元を示す送信元アドレスを含むリターンアドレスフィールドとを備え、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのフィールドを修正して、修正されたリターンフレームを生成し、前記宛先アドレスを前記リターンフレームの送信元アドレスフィールドに挿入して、リターンアドレスを利用して前記リターンフレームの宛先を識別するように前記デバイスで動作可能である、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  11. 前記イーサネットインタフェースモジュールを識別する宛先アドレスと、
    リターンアドレスと、を備え、
    前記受信フレームは、宛先アドレスを含む宛先アドレスフィールドと、前記フレームの送信元を示す送信元アドレスを含むリターンアドレスフィールドとを備え、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのフィールドを修正して、修正されたリターンフレームを生成し、前記宛先アドレスを前記リターンフレームの送信元アドレスフィールドに挿入して、リターンアドレスを利用して前記リターンフレームの宛先を識別するように前記デバイスで動作可能である、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  12. 前記リターンアドレスは、前記リターンフレームの宛先アドレスフィールドに挿入される、請求項11に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  13. 前記受信フレームは、シーケンス識別子を含むシーケンス識別フィールドを備え、一連の前記受信フレームのシーケンス識別子は互いに所定の関係を有し、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記シーケンス識別子を利用して、受信フレームが先の受信フレームと所定の関係を有しているか否かを判定する、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  14. 前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのシーケンス識別子が前記所定の関係を有していないと判定した場合に前記受信フレームに対する所定の動作を実行する、請求項13に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  15. 前記所定の動作は、前記受信フレームの廃棄を含む、請求項14に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  16. 前記所定の動作は、前記受信フレームが廃棄されたことを前記受信フレームの送信元に通知することを含む、請求項15に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  17. 前記イーサネットネットワークは、前記受信フレームを送るマスタを備え、
    前記コマンドフィールドは、関連するコマンドデータを備える1つまたは複数の関連するデータフィールドを有する、請求項1に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  18. 前記イーサネットインタフェースモジュールは、それに関連付けられた固有の識別キーを備え、
    前記固有の識別キーが前記マスタに設けられている、請求項17に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  19. 前記受信フレームは、シーケンス識別フィールドとセキュリティフィールドとを備え、前記シーケンス識別フィールドはシーケンス識別子を含み、前記セキュリティフィールドは、前記1つまたは複数の関連するデータフィールドのうちの1つに含まれている第1のデータの暗号化ハッシュ値を含む、請求項18に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  20. 前記暗号化ハッシュ値は、前記固有の識別キーを利用して、前記マスタによって、前記シーケンス識別子および前記第1のデータに対して演算される、請求項19に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  21. 前記受信フレームは、第2のシーケンス識別フィールドと第2のセキュリティフィールドとを備え、前記第2のシーケンス識別フィールドは第2のシーケンス識別子を含み、前記第2のセキュリティフィールドは、前記1つまたは複数の関連するデータフィールドのうちの第2のデータフィールドに含まれている第2のデータの第2の暗号化ハッシュ値を含む、請求項20に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  22. 前記第2の暗号化ハッシュ値は、前記固有の識別キーを利用して、前記マスタによって、前記第2のシーケンス識別子および前記第2のデータに対して演算される、請求項21に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  23. 第1のデータレジスタと、
    第2のデータレジスタと、
    前記受信フレームについて前記第1のデータを第1の暗号化ハッシュ値を用いてチェックするとともに前記第2のデータを第2の暗号化ハッシュ値を用いてチェックするように動作する装置と、を備え、
    前記装置は、前記第1の暗号化ハッシュ値によって前記第1のデータの完全性が確認される場合に前記第1のデータを前記第1のデータレジスタに格納するとともに、前記第2の暗号化ハッシュ値によって前記第2のデータの完全性が確認される場合に前記第2のデータを前記第2のデータレジスタに格納し、
    前記装置は、第1の格納データと第2の格納データとを比較し、
    前記第1の格納データと前記第2の格納データとが一致する場合に、前記第1の格納データと前記第2の格納データとのうちの少なくとも一方が前記デバイスに出力され、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記第1の格納データと前記第2の格納データとが一致しない場合に前記受信フレームを廃棄する、請求項22に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  24. 前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのフィールドを修正して前記受信フレームを修正することによりリターンフレームを生成し、前記イーサネットネットワークを介して前記リターンフレームを送信するように前記デバイスで動作可能であり、
    前記リターンフレームは、
    第1のリターンシーケンス識別子を含む第1のリターンシーケンス識別フィールドと、前記イーサネットネットワークを介して送信される第1のリターンデータを含む第1のリターンデータフィールドと、第1のリターンセキュリティフィールドとを備えるとともに、
    第2のリターンシーケンス識別子を含む第2のリターンシーケンス識別フィールドと、前記イーサネットネットワークを介して送信される第2のリターンデータを含む第2のリターンデータフィールドと、第2のリターンセキュリティフィールドとを備え、
    前記第1のリターンセキュリティフィールドは、前記固有の識別キーを利用して、前記第1のリターンシーケンス識別子および前記第1のリターンデータに対して演算された第1の暗号化ハッシュ値を含み、
    前記第2のリターンセキュリティフィールドは、前記固有の識別キーを利用して、前記第2のリターンシーケンス識別子および前記第2のリターンデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値を含む、請求項23に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  25. 前記第1のリターンシーケンス識別子は、前記シーケンス識別子と、生成されたシーケンス識別子とのうちの一方を含み、
    前記第2のリターンシーケンス識別子は、前記シーケンス識別子と、生成された第2のシーケンス識別子とのうちの一方を含む、請求項24に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  26. 第1のシーケンス識別子および第2のシーケンス識別子の各々が利用される回数をカウントして第1のカウント値と第2のカウント値を生成するカウンタと、
    前記第1のリターンシーケンス識別子と前記第2のリターンシーケンス識別子を、それぞれ前記第1のカウント値と前記第2のカウント値に基づいて修正する第2の装置と、を備える請求項25に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  27. 第1のデータレジスタと、
    第2のデータレジスタと、
    前記受信フレームについて前記第1のデータを第1の暗号化ハッシュ値を用いてチェックするように動作する装置と、を備え、
    前記装置は、前記第1の暗号化ハッシュ値によって前記第1のデータの完全性が確認される場合に前記第1のデータを前記第1のデータレジスタに格納し、
    前記マスタは、第2の受信フレームを送り、前記第2の受信フレームは、第2のシーケンス識別子と、第2のデータと、前記第2のシーケンス識別子および前記第2のデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値とを含み、
    前記装置は、前記第2の受信フレームについて前記第2のデータを前記第2の暗号化ハッシュ値を用いてチェックし、前記第2の暗号化ハッシュ値によって前記第2のデータの完全性が確認される場合に前記第2のデータを前記第2のデータレジスタに格納するように動作し、
    前記装置は、第1の格納データと第2の格納データとを比較し、
    前記第1の格納データと前記第2の格納データとが一致する場合に、前記第1の格納データと前記第2の格納データとのうちの少なくとも一方が前記デバイスに出力され、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記第1の格納データと前記第2の格納データとが一致しない場合に、前記受信フレームと前記第2の受信フレームとを廃棄する、請求項22に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  28. 前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのフィールドを修正して前記受信フレームを修正することによりリターンフレームを生成し、前記イーサネットネットワークを介して前記リターンフレームを送信するように前記デバイスで動作可能であり、
    前記リターンフレームは、
    第1のリターンシーケンス識別子を含む第1のリターンシーケンス識別フィールドと、前記イーサネットネットワークを介して送信される第1のリターンデータを含む第1のリターンデータフィールドと、第1のリターンセキュリティフィールドとを備えるとともに、
    第2のリターンシーケンス識別子を含む第2のリターンシーケンス識別フィールドと、前記イーサネットネットワークを介して送信される第2のリターンデータを含む第2のリターンデータフィールドと、第2のリターンセキュリティフィールドとを備え、
    前記第1のリターンセキュリティフィールドは、前記固有の識別キーを利用して、前記第1のリターンシーケンス識別子および前記第1のリターンデータに対して演算された第1の暗号化ハッシュ値を含み、
    前記第2のリターンセキュリティフィールドは、前記固有の識別キーを利用して、前記第2のリターンシーケンス識別子および前記第2のリターンデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値を含む、請求項23に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  29. 前記第1のリターンシーケンス識別子は、前記シーケンス識別子と、生成されたシーケンス識別子とのうちの一方を含み、
    前記第2のリターンシーケンス識別子は、前記シーケンス識別子と、生成された第2のシーケンス識別子とのうちの一方を含む、請求項28に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  30. 第1のシーケンス識別子および第2のシーケンス識別子の各々が利用される回数をカウントして第1のカウント値と第2のカウント値を生成するカウンタと、
    前記第1のリターンシーケンス識別子と前記第2のリターンシーケンス識別子を、それぞれ前記第1のカウント値と前記第2のカウント値に基づいて修正する第2の装置と、を備える請求項29に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  31. 前記イーサネットインタフェースモジュールは、前記受信フレームのフィールドを修正して前記受信フレームを修正することによりリターンフレームを生成し、前記イーサネットネットワークを介して前記リターンフレームを送信するように前記デバイスで動作可能であり、
    前記リターンフレームは、第1のリターンシーケンス識別子を含む第1のリターンシーケンス識別フィールドと、第1のリターンデータを含む第1のリターンデータフィールドと、第1のリターンセキュリティフィールドとを備え、
    前記イーサネットインタフェースモジュールは、第2の受信フレームのフィールドを修正して前記第2の受信フレームを修正することにより第2のリターンフレームを生成し、前記イーサネットネットワークを介して前記第2のリターンフレームを送信するように前記デバイスで動作可能であり、
    前記第2のリターンフレームは、第2のリターンシーケンス識別子を含む第2のリターンシーケンス識別フィールドと、第2のリターンデータを含む第2のリターンデータフィールドと、第2のリターンセキュリティフィールドとを備え、
    前記第1のリターンセキュリティフィールドは、前記固有の識別キーを利用して、前記第1のリターンシーケンス識別子および前記第1のリターンデータに対して演算された第1の暗号化ハッシュ値を含み、
    前記第2のリターンセキュリティフィールドは、前記固有の識別キーを利用して、前記第2のリターンシーケンス識別子、前記第1のリターンデータ、および前記第2のリターンデータに対して演算された第2の暗号化ハッシュ値を含む、請求項20に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
  32. 前記第1のリターンシーケンス識別子は、前記シーケンス識別子と、生成されたシーケンス識別子とのうちの一方を含み、
    前記第2のリターンシーケンス識別子は、前記シーケンス識別子と、生成された第2のシーケンス識別子とのうちの一方を含む、請求項31に記載のイーサネットインタフェースモジュール。
JP2017534889A 2014-09-20 2015-09-11 イーサネットインタフェースモジュール Pending JP2017529033A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/492,014 US9497025B2 (en) 2014-09-20 2014-09-20 Ethernet interface module
US14/492,014 2014-09-20
PCT/US2015/049575 WO2016044077A1 (en) 2014-09-20 2015-09-11 Ethernet interface module

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017529033A true JP2017529033A (ja) 2017-09-28
JP2017529033A5 JP2017529033A5 (ja) 2019-04-25

Family

ID=55526753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017534889A Pending JP2017529033A (ja) 2014-09-20 2015-09-11 イーサネットインタフェースモジュール

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9497025B2 (ja)
JP (1) JP2017529033A (ja)
CN (1) CN107113198B (ja)
DE (1) DE112015004253B4 (ja)
WO (1) WO2016044077A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107580768B (zh) * 2015-07-17 2020-06-26 华为技术有限公司 报文传输的方法、装置和系统
AU2016340025B2 (en) * 2015-10-16 2021-12-09 Kasada Pty Ltd Dynamic Cryptographic Polymorphism (DCP) system and method
US10540219B2 (en) * 2017-09-13 2020-01-21 Toshiba Memory Corporation Reset and error handling in application specific integrated circuits
US10528414B2 (en) * 2017-09-13 2020-01-07 Toshiba Memory Corporation Centralized error handling in application specific integrated circuits
CN107943745A (zh) * 2017-11-24 2018-04-20 中国航空工业集团公司西安航空计算技术研究所 一种用于片上处理器中以太网控制器的验证方法
CN108415874B (zh) * 2018-05-02 2024-02-06 武汉华讯国蓉科技有限公司 一种基于eim总线的接口扩展设备和方法
CN112203715A (zh) 2018-06-11 2021-01-08 高露洁-棕榄公司 口腔护理装置
WO2019241121A1 (en) 2018-06-11 2019-12-19 Colgate-Palmolive Company Oral care device
US11940943B2 (en) 2019-06-28 2024-03-26 Analog Devices International Unlimited Company Low complexity ethernet node (LEN) one port
CN112491632A (zh) * 2020-12-15 2021-03-12 安徽皖通邮电股份有限公司 一种自动调节以太网端口协商模式的系统和方法

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5857075A (en) * 1995-01-11 1999-01-05 Sony Corporation Method and integrated circuit for high-bandwidth network server interfacing to a local area network
US5909549A (en) * 1996-11-12 1999-06-01 International Business Machines Corporation Network management system wherein the managed device reestablishes a connection to a management station after detecting a broken connection
US6185203B1 (en) * 1997-02-18 2001-02-06 Vixel Corporation Fibre channel switching fabric
US6590901B1 (en) * 1998-04-01 2003-07-08 Mosaid Technologies, Inc. Method and apparatus for providing a packet buffer random access memory
US7933295B2 (en) * 1999-04-13 2011-04-26 Broadcom Corporation Cable modem with voice processing capability
US6701489B1 (en) * 1999-05-07 2004-03-02 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for changing register implementation without code change
US6463478B1 (en) * 1999-05-21 2002-10-08 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for identifying runt data frames received by a network switch
US7457857B1 (en) * 1999-05-26 2008-11-25 Broadcom Corporation Method and apparatus for a network hub to diagnose network operation and broadcast information to a remote host or monitoring device
US6647117B1 (en) * 1999-08-16 2003-11-11 Nortel Networks Limited Continuity of voice carried over DSL during power failure
US6741559B1 (en) * 1999-12-23 2004-05-25 Nortel Networks Limited Method and device for providing priority access to a shared access network
US6985560B1 (en) * 2000-04-26 2006-01-10 Agilent Technologies, Inc. Apparatus and method for enabling automatic measurement of performance in a telephony communication system
AU2001266671A1 (en) * 2000-06-02 2001-12-17 Inrange Technologies Corporation Address conversion method and device in a fibre channel switch
US7346778B1 (en) * 2000-11-29 2008-03-18 Palmsource, Inc. Security method and apparatus for controlling the data exchange on handheld computers
US8218555B2 (en) * 2001-04-24 2012-07-10 Nvidia Corporation Gigabit ethernet adapter
US7212534B2 (en) * 2001-07-23 2007-05-01 Broadcom Corporation Flow based congestion control
US7085850B2 (en) * 2001-08-22 2006-08-01 International Business Machines Corporation Stateless message processing scheme for network processors interactions
US7639655B2 (en) * 2001-12-22 2009-12-29 Scientific-Atlanta, Inc. Ethernet switch interface for use in optical nodes
US20040193763A1 (en) 2003-03-28 2004-09-30 Fujitsu Limited Inter-bus communication interface device and data security device
US7535930B2 (en) * 2003-04-10 2009-05-19 Samsung Electronics Co., Ltd. GEM frame structure showing payload type of frame and method for processing data thereof
US7660322B2 (en) * 2003-12-11 2010-02-09 International Business Machines Corporation Shared adapter
JP2005236447A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Nec Access Technica Ltd 輻輳制御方式および輻輳制御装置
US7492763B1 (en) * 2004-07-16 2009-02-17 Applied Micro Circuits Corporation User-specified key creation from attributes independent of encapsulation type
EP1657888A1 (en) 2004-11-16 2006-05-17 Abb Research Ltd. Reception of redundant and non-redundant frames
US7406550B2 (en) * 2005-01-27 2008-07-29 Innovasic, Inc Deterministic microcontroller with configurable input/output interface
US7525922B2 (en) * 2005-04-01 2009-04-28 Cisco Technology, Inc. Duplex mismatch testing
US7649912B2 (en) 2005-04-27 2010-01-19 Rockwell Automation Technologies, Inc. Time synchronization, deterministic data delivery and redundancy for cascaded nodes on full duplex ethernet networks
US8948199B2 (en) * 2006-08-30 2015-02-03 Mellanox Technologies Ltd. Fibre channel processing by a host channel adapter
US7710895B2 (en) * 2007-03-14 2010-05-04 Broadcom Corporation Selective mode PHY device and method for managing power utilization using same
US20080240103A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Andreas Schmidt Three-port ethernet switch with external buffer
US8559429B2 (en) 2007-06-11 2013-10-15 International Business Machines Corporation Sequential frame forwarding
US8000329B2 (en) * 2007-06-29 2011-08-16 Alcatel Lucent Open platform architecture for integrating multiple heterogeneous network functions
WO2009130917A1 (ja) * 2008-04-24 2009-10-29 富士通株式会社 ノード装置及びプログラム
US8341308B2 (en) * 2008-06-09 2012-12-25 International Business Machines Corporation Method and apparatus for a fibre channel N-port ID virtualization protocol
TWI414165B (zh) * 2008-09-02 2013-11-01 Realtek Semiconductor Corp 通訊系統中之傳收器及其啟動方法
US8154996B2 (en) * 2008-09-11 2012-04-10 Juniper Networks, Inc. Methods and apparatus for flow control associated with multi-staged queues
US8213309B2 (en) * 2008-12-22 2012-07-03 Broadcom Corporation Systems and methods for reducing latency and reservation request overhead in a communications network
WO2010122606A1 (en) 2009-04-24 2010-10-28 Hitachi, Ltd. Storage system and data management method of the same
AU2011218172B2 (en) * 2010-02-16 2014-09-25 Irobot Corporation Internal communication system for a mobile robot
JP5143199B2 (ja) * 2010-08-24 2013-02-13 株式会社バッファロー ネットワーク中継装置
US8520534B2 (en) * 2011-03-03 2013-08-27 Alcatel Lucent In-service throughput testing in distributed router/switch architectures
US20130243423A1 (en) 2011-07-26 2013-09-19 Ziqiang He Ethernet hub and method of use
US20130064246A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-14 Cisco Technology, Inc. Packet Forwarding Using an Approximate Ingress Table and an Exact Egress Table
WO2013086287A1 (en) 2011-12-07 2013-06-13 Adc Telecommunications, Inc. Systems and methods for using active optical cable segments
US8939798B2 (en) * 2011-12-12 2015-01-27 Commscope, Inc. Of North Carolina Local area networks for intelligent patching system controllers and related methods, controllers and communications interfaces
CN103378985B (zh) * 2012-04-26 2017-12-29 中兴通讯股份有限公司 数据驱动的故障检测方法、反射应答器和反射目的地设备
US20130329609A1 (en) * 2012-06-07 2013-12-12 Infinet Finacial Systems Voice conference unit selection
US8792494B2 (en) * 2012-09-14 2014-07-29 International Business Machines Corporation Facilitating insertion of device MAC addresses into a forwarding database
CN103092106B (zh) * 2012-12-25 2015-05-13 中国航空工业集团公司第六三一研究所 一种远程智能接口单元及控制方法
US9537776B2 (en) 2013-03-15 2017-01-03 Innovasic, Inc. Ethernet traffic management apparatus
US9544247B2 (en) 2013-03-15 2017-01-10 Innovasic, Inc. Packet data traffic management apparatus
US9197584B2 (en) * 2013-08-05 2015-11-24 Globalfoundries Inc. Increasing efficiency of data payloads to data arrays accessed through registers in a distributed virtual bridge
US9391924B2 (en) * 2014-07-25 2016-07-12 Innovasic, Inc. Ethernet interface module
US9935898B2 (en) * 2014-09-20 2018-04-03 Innovasic, Inc. Ethernet interface module

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016044077A1 (en) 2016-03-24
CN107113198A (zh) 2017-08-29
US9497025B2 (en) 2016-11-15
DE112015004253B4 (de) 2019-09-19
DE112015004253T5 (de) 2017-06-29
CN107113198B (zh) 2021-01-19
US20160087675A1 (en) 2016-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017529033A (ja) イーサネットインタフェースモジュール
US11240065B2 (en) NSH encapsulation for traffic steering
JP7289332B2 (ja) 電子制御ユニット、フレーム生成方法及びプログラム
US9935898B2 (en) Ethernet interface module
US9391924B2 (en) Ethernet interface module
US8908704B2 (en) Switch with dual-function management port
JP7192074B2 (ja) ネットワークハブ、転送方法及び車載ネットワークシステム
US11169591B2 (en) Ethernet PHY-MAC communication with in-band wake-up/sleep commands
US11089140B2 (en) Intelligent controller and sensor network bus, system and method including generic encapsulation mode
JP2003526277A (ja) デュアル・モードによる仮想ネットワーク・アドレス指定方式
CN113612801B (zh) Epa网关设备和epa跨网通信的方法
CN114270328A (zh) 智能控制器和传感器网络总线以及包括多层平台安全架构的系统和方法
CN112737954B (zh) 报文处理方法、装置、系统、设备及存储介质
US10162777B2 (en) Transmission unit with checking function
CN110235417B (zh) 一种sdn及其报文转发的方法和装置
Schlesinger et al. VABS-A new approach for Real Time Ethernet
CN105703997A (zh) 一种隧道控制方法及装置
CN113924752B (zh) 数据传输方法及自动化网络
CN114070495A (zh) 数据传输方法、装置、电子装置和存储介质
DeSanti et al. FCoE in perspective
WO2021055205A1 (en) Intelligent controller and sensor network bus, system and method including generic encapsulation mode
WO2016044062A1 (en) Ethernet interface module
CN217770112U (zh) Epa网关设备和epa跨网通信系统
US11966271B2 (en) Ethernet PHY-MAC communication with in-band wake-up/sleep commands
US20220038306A1 (en) Network distributor, automation network and method for transmitting data in an automation network

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20171006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171006

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20171006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191209