JP2017526308A - イヤーピース用保持構造 - Google Patents

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Abstract

本主題に係る技術は、外部構造と係合することによりイヤーピースを所定位置に保持するように構成されている保持構造に具現され得る。保持構造は、ループを形成する第1部分であって上端及び下端を有する第1部分を含む。第1部分の上端は、イヤーピースの本体部の上面に結合され、第1部分の下端は、イヤーピースの底面に結合されている。保持構造はまた、上端及び下端を有する第2部分であって、第2部分の下端が第1部分により形成されたループに結合され、第2部分の上端がイヤーピースから延在する、第2部分を含む。上面及び底面は、保持構造の平面に沿った方向において本体部の略両側に配置されている。

Description

〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2014年9月5日にともに出願された「Earpiece With Movable Joint」と題する、担当代理人整理番号02103−0945001の出願に関連するものであり、同出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般に、電子機器とともに使用するためのイヤーピースに関する。
イヤーピースは、音を耳に伝えるために、例えば、イヤホンやBluetooth(登録商標)機器などの一部として、人間の耳の内部に配置され得る。
一態様において、本文書は、外部構造と係合するイヤーピースを所定位置に保持するように構成されている保持構造を特徴とする。保持構造は、ループを形成する第1部分であって上端及び下端を有する第1部分を含む。第1部分の上端は、イヤーピースの本体部の上面に結合され、第1部分の下端は、イヤーピースの底面に結合されている。保持構造はまた、上端及び下端を有する第2部分であって、第2部分の下端が第1部分により形成されたループに結合され、第2部分の上端がイヤーピースから延在する、第2部分を含む。上面及び底面は、保持構造が配置される平面に沿った方向において本体部の略両側に配置されている。
別の態様では、本文書は、イヤーピース用のイヤーチップを特徴とする。イヤーチップは、音響通路を含む本体部と、人間の耳の外部構造的特徴部と係合することによりイヤーチップを所定位置に保持するように構成された保持構造と、を含む。本体部は、外部音響ドライバに結合されるように構成され、保持構造は、ループを形成する第1部分であって上端及び下端を有する第1部分を含む。第1部分の上端は、本体部の上面に結合され、第1部分の下端は、本体部の底面に結合される。保持構造はまた、上端及び下端を有する第2部分であって、第2部分の下端が第1部分により形成されたループに結合され、第2部分の上端がイヤーチップから延在する、第2部分を含む。本体部は、耳の外耳道の中へ挿入される封止構造を含む。保持構造の第1部分は、封止構造を外耳道の中へ挿入する挿入方向に平行な方向においてコンプライアンスを有し、封止構造は、挿入方向に平行な方向において保持構造より低いコンプライアンスを有する。
別の態様では、本文書は、外部構造と係合することによりイヤーピースを所定位置に保持するように構成された保持構造について記載する。保持構造は、平面内でループを形成する第1部分であって上端及び下端を有する第1部分を含む。第1部分の上端は、イヤーピースの本体部の上面に結合され、第1部分の下端は、イヤーピースの底面に結合される。保持構造はまた、上端及び下端を有する第2部分であって、第2部分の下端は、第1部分により形成されたループに結合され、第2部分の上端は、ループの平面内でイヤーピースから延在する、第2部分を含む。上面及び底面は、ループの平面に沿った方向において本体部の略両側に配置される。ループの平面に対する面外方向における第1部分のコンプライアンスは、保持構造が本体部の周りで効率的に枢動するような形で保持構造が曲がることが可能であるように構成される。
上述の各態様に係る実施形態は、以下の特徴のうち一つ以上を含み得る。
第2部分の上端は、第1部分と第2部分とを接続するブリッジ部分を介して第1部分のループに結合され得る。第1部分は、保持構造が配置される平面に沿った方向において本体部の下で延在する下側アームを含み得る。第1部分の下端は、外部構造の一部と係合したときに保持構造が配置される平面に対する面外コンプライアンスを提供するように構成され得る。本体部内の音響通路の軸は、保持構造が配置される平面に対して略面外に配置され得る。第1部分の形状は、本体部の封止構造との間でバランスの取れたコンプライアンスを提供するように構成され得る。外部構造的特徴部は、人間の耳の特徴部であってよい。保持構造は、人間の耳の外耳道に近接した所定位置に本体部を保持するように構成され得る。
封止構造は、挿入方向と直交する方向においてコンプライアンスを有し得る。第2部分は、ブリッジ部分を介してループに結合され得る。ループの一部は、保持構造が配置される平面に沿って、本体部の底面の下で延在し得る。音響通路の軸は、保持構造が配置される平面に対して略面外に配置され得る。保持構造は、人間の耳の外耳道の開口部に対して所定位置に封止構造を保持するように構成され得る。
第1部分の下端は、ループの平面に沿って本体部の下で延在し得る。外部構造的特徴部は、人間の耳の特徴部であってよく、保持構造は、人間の耳の外耳道に近接した所定位置に本体部を保持するとともに人間の耳の特徴部に対するコンプライアンスを提供するように構成され得る。第2部分の上端は、第1部分と第2部分とを接続する第1部分のブリッジ部分を介してループに結合され得る。ループの一部は、ループの平面に沿ってイヤーピースの底面の下で延在し得る。第1部分は、人間の耳の外耳道に近接した所定位置に本体部を保持するように構成され得る。
別の態様では、本文書は、本体部、保持構造、及び可動式ジョイント構造を含むイヤーピースについて記載する。本体部は、音波を伝えるための音響通路を含む。保持構造は、外部構造的特徴部と係合することにより本体部を所定位置に保持するように構成され、可動式ジョイント構造は、本体部を保持構造に結合するように構成される。可動式ジョイント構造はまた、保持構造に対する本体部の角度運動を可能にするように構成される。
別の態様では、本文書は、本体部及び保持構造を含むイヤーピースについて記載する。本体部は、音波を伝えるための音響通路を含み、音響通路は、本体部内に配置される。本体部はまた、本体部の外面上に配置された可動式ジョイント構造を含む。保持構造は、外部構造的特徴部と係合する本体部を所定位置に保持するように構成され、可動式ジョイント構造は、本体部を保持構造に結合、するとともに保持構造に対する本体部の角度運動を可能にするように構成される。
別の態様では、本文書は、本体部及び保持構造を含むイヤーピースについて記載する。本体部は、音波を伝えるための音響通路を含み、保持構造は、外部構造的特徴部と係合する本体部を所定位置に保持するように構成される。保持構造は、保持構造を本体部に結合するとともに保持構造に対する本体部の角度運動を可能にするように構成されている可動式ジョイント構造を含む。
上述の実施形態は、以下の特徴のうち一つ以上を含み得る。
可動式ジョイント構造は、ヒンジを含み得る。可動式ジョイント構造は、角度運動の軸に垂直な平面に沿った角度運動を可能にするように構成され得る。当該軸は、可動式ジョイント構造を通る。可動式ジョイント構造は、保持構造が配置される第2平面に略垂直な第1平面に沿った角度運動を可能にするように構成され得る。本体部は、略円錐形状のチップであって、封止構成中で外耳道と係合するように構成されているチップを含み得る。角度運動の範囲は、±90°とすることができる。本体部は、直径4mm〜5mmの音響ドライバモジュールを収納するように構成され得る。本体部及び保持構造は、可動式ジョイント構造に着脱可能に結合され得る。封止構造は、本体部の上に配置され得るとともに、封止構成中で外耳道と係合するように構成される。可動式ジョイント構造は、角度運動を妨げる剛性を有するように構成され得る。外部構造的特徴部は、人間の耳の特徴部を含み得る。保持構造は、人間の耳の外耳道に近接した所定位置に本体部を保持するように構成され得る。本体部の体積は、0.5立方センチメートル未満とすることができる。
本明細書で説明される様々な実施形態により、以下の利点のうち一つ以上が提供され得る。装着者が体感する不快感及び/又は痛み(例えば耳の対珠又は耳甲介艇におけるもの)を低減することができるので、長期間快適に使用することが可能となる。大多数の使用者に対するイヤーピースのアピール力を低下させることなく、あまり一般的でない耳の特徴部を持つ使用者(例えば、耳甲介が小さい使用者)に対するコンプライアンスがより高いイヤーピースを作ることができる。イヤーピースの本体部をより小さなものとすることができる。独立に選択された構成部品を継合してイヤーピースを形成することができる設計を提供することにより、所与の数の構成部品から利用可能な組合せの数を増加させることができる。場合によっては、イヤーピースを左右独立なものとすることができる。例えば、同じイヤーピースを左右の耳のいずれにも使用することができる。
この概要セクションで説明したものも含め、本開示で説明される特徴のうち二つ以上を組み合わせて、本明細書に置いて具体的には説明されていない実施形態を形成してもよい。
一つ以上の実施形態の詳細は、以下の添付図面及び発明の詳細な説明において説明される。その他の特徴、目的、及び利点は、発明の詳細な説明、図面、及び特許請求の範囲から明らかとなる。
人間の耳の外観である。 第1実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第1実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第1実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第1実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 使用者に装着されたイヤーピースの一例を示す。 第2実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第2実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第2実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第2実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第2実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 第2実施例に係るイヤーピースを様々な視点から見た図である。 使用者に装着されたイヤーピースの例を示す。 使用者に装着されたイヤーピースの例を示す。
本明細書は、使用者に対する不快感を低減するように構成されたイヤーピースについて記載する。イヤーピースは、耳甲介又は外耳道へフィットするチップ又はノズルと、使用者の耳甲介及び対耳輪を支持部として使用し、チップを適当な位置に保持するように構成された保持構造と、を含み得る。いくつかのケースでは、チップと保持構造との間の相互作用により、チップ及びイヤホン本体部が耳珠、対珠、及び外耳道の内側部分のうち一つ以上に対して押し付けられるように、チップが外耳道に向かって内側に押し付けられる場合がある。使用者によっては、これにより不快感を覚える場合があり、痛みを感じることさえある。本開示では、チップ及び保持構造が装着者への不快感を低減し得るように結合されるイヤーピースについて記載する。本明細書に記載される実施形態の例では、左右のイヤーピースは、互いに鏡像の関係であってよいが、いずれも同じ構造及び機能を有し得る。
図1は、人間の右耳100の外観を示し、耳の各特徴部が特定されている。例えば、図1は、耳輪110、対耳輪120、耳輪脚130、耳甲介140、耳甲介艇150、耳珠160、及び対珠170を示す。しかしながら、違う耳であればその大きさも幾何学的構造も異なる。この点で、人間の耳の正確な構造は、個人個人で異なっている。例えば、耳によっては、図1に示していない追加的特徴部を有するものもあるし、図1に示す特徴部のうちいくつかが欠けているものもあり得る。同様に、異なる耳の特徴部のうちいくつかは、図1に示したものよりも多かれ少なかれ突き出していることもある。
図2A及び2Bは、人間の耳100にフィットするように構成されたイヤーピース200の一例を異なる二つの視点から見た図を示す。イヤーピース200は、例えば接続ケーブル202(図2Eに示す)を使用して、音声発生機器に接続され得る。いくつかの実施形態では、イヤーピース200は、接続ケーブル202を位置決めするためのステムを含み得る。いくつかのイヤーピースは、当該ステムが設けられなくてもよいが、対応する音声発生機器との無線通信用の電子機器モジュール(図示せず)を含み得る。例えば、イヤーピースは、イヤーピース200内に配置されたBLUETOOTH(登録商標)トランシーバーを介して、音声発生機器に無線接続され得る。別のイヤーピースは、接続部を有さずにパッシブイヤープラグとして機能するものであってもよい。この文脈において、パッシブイヤープラグとは、音響的特徴を含まないイヤープラグ、例えば音を耳に届けないイヤープラグを含むものである。
イヤーピース200は、本体部205内に配置された音響ドライバモジュール215を含む。本体部は、音波を使用者の外耳道に伝えるための音響通路を含み得る。いくつかの実施形態では、音を使用者の外耳道に伝えるための音響通路は、本体部205のチップ内に配置され得る。いくつかの実施形態では、チップは、外耳道の外側開口部にフィットして封止するように構成された封止構造230によりカバーされ得る。このようにフィットして封止することにより、外部のノイズが外耳道に入ってくるのが抑制されるので、パッシブノイズ減衰構成が提供される。
本体部205は、イヤーピース200を適当な位置に保持するための機械的安定性を実現するように使用者の耳の外部構造的特徴部と係合する保持構造210に結合される。例えば、保持構造210は、イヤーピース200を適当な位置に保持するために装着者の耳甲介と係合するように構成され得る。保持構造210は、様々な形状及びサイズを有し得る。図2A及び図2Bに示す例では、保持構造210は、外側部分212及び内側部分214を含む。このような場合、外側部分212は、耳甲介の後ろで対耳輪及び/又は耳甲介艇の湾曲に略沿うように湾曲する。外側部分212及び内側部分214は、一つの平面上に位置することができ、少なくとも一端で互いに接続され得る。いくつかの例では、内側部分が省略されて、イヤーピースを保持するために単一の脚部が使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、保持構造210は、ヒンジなどの可動式ジョイント220を介して本体部205に結合される。可動式ジョイント220は、本体部205及び保持構造210が(場合によっては取り外し可能に)結合される分離構造とすることができる。このような場合、本体部205及び保持構造210は、可動式ジョイント220に取り付けることができるレセプタクルをそれぞれ含むように構成される。いくつかの実施形態では、可動式ジョイント220は、本体部205又は保持構造210との一体部品とすることができる。可動式ジョイント220が本体部205との一体部品である(例えば、可動式ジョイント220が本体部205の外側上に配置される)実施形態では、可動式ジョイント220は、保持構造210と(場合によっては取り外し可能に)結合されるように構成され得る。このような場合、保持構造210は、可動式ジョイント220に取り付けることができるレセプタクルを含むように構成される。可動式ジョイント220が保持構造210との一体部品である実施形態では、可動式ジョイント220は、本体部205と(場合によっては取り外し可能に)結合されるように構成され得る。このような場合、本体部205は、可動式ジョイント220に取り付けることができるレセプタクルを含むように構成される。
可動式ジョイント220により、本体部205及び保持構造210が線222で示す軸の周りで回転することが可能になる。可動式ジョイント220により、保持構造210の外側部分212及び内側部分214が配置される平面に略垂直な平面内における、保持構造210に対する本体部205の角度運動が可能になる。従って、保持構造210が耳甲介及び/又は対耳輪と係合するとき、本体部205は、外耳道の外側開口部に向かって(軸222に関して)回転され得る。図2Eに、使用者に装着されたイヤーピース200の一例を図示する。
いくつかの実施形態では、保持構造210が装着者に不快感を及ぼすような形で本体部205を外耳道の中へ押し付けるのを防ぐように、可動式ジョイント220が本体部205と保持構造210との間の相互作用に対して影響を及ぼす。例えば、保持構造210は本体部205に固く結合されてはいないので、外耳道の中への方向に沿って保持構造が及ぼす力は、可動式ジョイント220により少なくとも部分的に吸収され得る。これにより、可動式ジョイント220の回転運動が生じ得る。その結果、半径方向(すなわち、対耳輪へ向かう方向)に沿ったイヤーピースの剛性は、軸方向(すなわち、外耳道の内側へ向かう方向)に沿ったイヤーピースの剛性から実質的に切り離され得る。これにより、本体部205のサイズ及び/又は可動式ジョイント220の剛性とは別個に保持構造210の剛性又はサイズを調節することが可能になるので、広範囲の装着者に対してより快適なカスタムフィットを提供するのが容易になる。例えば、保持構造は、望ましい安定性が得られるように、装着者の耳甲介及び/又は対耳輪にフィットするように選択することができる。これは、例えば、装着者が様々なサイズ及び剛性を持つ複数の利用可能な選択肢から保持構造210を選択することができるようにすることにより可能となる。本体部205及び/又は封止構造230は、装着者に快適なフィット感を与えるように、独立に選択され得る。可動式ジョイント220の回転剛性は、装着者に対して不快感を与えずに本体部205(及び封止構造230)を外耳道の外側開口部と接触した状態で保持するように、十分に軸方向の押し付けを行うように構成され得る。本体部205及び保持構造210を独立に選択することができることにより、より広範囲のカスタム性が実現され得る。例えば、保持構造210は(例えば、サイズ及び/又は剛性に基づく)三つの異なる種類が利用可能であり、本体部205は四つの異なる種類が利用可能である場合、全部で12通りの組合せが可能である。これにより、様々な幾何学的形状の耳を持つ広範囲の装着者に適する製品を提供することが可能になる。
可動式ジョイント220は、使用者に応じて外耳道と耳輪との間の角度が様々であっても、これに十分対応できる角度範囲でのスイングが可能である。いくつかの実施形態では、可動式ジョイント220は、本体部205が保持構造210に対して±90°回転することができるように構成され得る。これにより、同じイヤーピースをいずれの耳にも使用することが可能になるので、別個に鏡像体として設計する必要がなくなる。この場合、設計及び製造に必要な部品が少なくなり、例えば製造コストの観点から、有利であり得る。特に、複数の種類の保持構造210及び本体部205が製造されて、様々な部品が可動式ジョイント構造220に着脱可能に結合され得る場合、イヤーピース200の左右が独立していること(side−independence)により、製造及び梱包プロセスにおいて著しい節約及び合理化が実現され得る。
いくつかの実施形態では、イヤーピース200において小型音響ドライバモジュール215が使用され得る。小型ドライバの使用により、ヒンジ軸222を対耳輪と耳珠との間に配置することが可能になる。例えば、イヤーピース200において直径4〜5mmのドライバが使用され得る。大型のドライバでは、通常対耳輪と耳珠との間の領域が占有されて、このようなドライバとともに使用されるヒンジの軸が外側にずれてしまう。小型ドライバは、本体部205内に収納され得るので、外耳道の入口と一直線に配列され得る。例えば、ドライバのサイズは、ドライバが体積0.5立方センチメートル未満の本体部内に収納され得るようなものとすることができる。いくつかの実施形態では、本体部205の体積は、0.2〜0.5立方センチメートル(例えば、0.25立方センチメートル)とすることができる。ドライバのサイズが小さいので、ドライバ又は本体部205を外耳道の軸に対して傾ける必要がなく、このため、いずれの耳にも同じドライバ(ひいては同じイヤーピース)を使用することができる。
動作中、本体部205及び保持構造210が適当な位置に配置されると、保持構造210及び/又は本体部205は、ほとんどの人には二つ以上の接触点で耳に接触する。場合によっては、外側部分212は、耳甲介の後ろで対耳輪に接触し、保持構造210の一端(すなわち、外側部分212及び内側部分214が互いに接続される端)は、対耳輪の下に位置する。外側部分212の一部若しくは本体部205の一部、又はその両方が、対珠の下に位置する。本体部205は、耳珠の下で外耳道の中へ部分的に挿入される。接触点がイヤーピースを所定位置に保持し、より高い安定性が得られる。可動式ジョイント220により、保持構造210及び本体部205のそれぞれに関する力の分布及び適合性を実質的に切り離すのが容易になるので、様々な幾何学的形状の耳を有する広範囲の使用者に対して、より快適でカスタマイズされたフィット感が提供される。
いくつかの実施形態では、本体部205のチップが封止構造230によりカバーされる。封止構造230は、円錐台形構造を含み得る。いくつかの実施形態では、円錐台形構造は、略直線的なテーパ状の壁部を有し、楕円形断面又は卵形断面を有し得る。いくつかの実施形態では、封止構造230は、シリコーン、TPU(熱可塑性ポリウレタン)及びTPE(熱可塑性エラストマー)などの材料で構築され得る。
いくつかの実施形態では、本体部205、保持構造210、可動式ジョイント220、及び封止構造230のうち一つ以上は、例えば、必須の硬度(例えば30ショアA以下)を有するソフトシリコーンゴムから成るものであってよい。封止構造230の壁部は均一な厚さとすることができ、非常に薄いもの(例えば1ミリメートル未満)であってよい。封止構造230の壁部は、円錐台形構造のベースに向かってテーパ付けられるように構成され得る。これにより、壁部が容易に逸れるので、耳の輪郭に容易に順応して、外耳道に対して著しい径方向圧力を及ぼすことなく良好な封止及び良好なパッシブ減衰を実現する。いくつかの実施形態では、イヤーピース200の別々の部品は、対応する部分が果たすべき機能に基づき選択し得る別々の材料(例えば、異なる硬度又は弾性率を有する材料)から成るものとすることができる。例えば、保持構造210の硬度は、快適なように選択されてよく(例えば12ショアA)、本体部205の硬度は、フィット感及び封止性を高めるために僅かに高くてもよい(例えば20ショアA)。
いくつかの実施形態では、可動式ジョイントを有しないイヤーピースも、装着者の快適さのレベルを向上させるように構成され得る。例えば、イヤーピースの保持構造は、イヤーピースの保持構造と本体部との間の相互作用により外耳道への軸方向圧力又は対珠への圧力の増加といった好ましくない効果がもたらされないように構成され得る。例えば、イヤーピースは、硬い音響ドライバに結合することのできる、適切に設計されたコンプライアンス性イヤーチップ(compliant eartip)を含み得る。このようなイヤーチップは、硬いドライバと耳との間の接触部として機能し得るので、装着者に不快感を与えないイヤーピース中で、硬い音響ドライバを使用することが可能になる。このようなイヤーピースの例を図4A及び図4Bに示す。硬い音響ドライバ410が、コンプライアンス性イヤーチップ300に結合されている。
図3A〜図3Fには、このようなイヤーチップ300を様々な視点から見た図を示す。イヤーチップ300に関し、保持構造310は、大半の装着者が不快感を覚えるような形で保持構造310と本体部305(ひいては延長ノズル307)との間の相互作用によりノズル307及び/又は封止構造330が外耳道の中へ軸方向に押し付けられることがないように構成される。ノズル307は、外端において開口部340を含む。保持構造310は、圧力により装着者が不快感を覚えることがないように、装着者の外耳道の中に加わる圧力又は軸方向の力が広範囲の幾何学的形状の耳に対して一定に保たれるように構成され得る。これは、例えば、ノズル307と保持構造310との間でコンプライアンス的特徴(compliant features)のバランスを取る(balancing)ことにより実現され得る。いくつかの実施形態では、保持構造310は、例えばヒンジ構造により、本体部305に着脱可能に接続され得る。
いくつかの実施形態では、イヤーチップ300は、本体部305の底部325において接続された保持構造310の外側部分312により、軸方向の押付け力が低減されている。保持構造310の寸法例を図3Aに示す。保持構造310の内側部分314(又は、外側部分312を内側部分314に接続するブリッジ部分316)は、本体部305の上部320に接続される。いくつかの実施形態では、ブリッジ構造316は、対耳輪に対して力を及ぼす外側部分312の剛性を高めるために使用され得る。いくつかの実施形態では、ブリッジ部分316はなくてもよい。図3C及び図3Dには、保持構造310が線350で表す平面に沿って配置されている状態を示す。使用者がイヤーチップ300を装着すると、保持構造310が対珠の下で対耳輪へ配置されるように、線350で表される平面が耳の幾何学的形状と調和する。これにより、保持構造310のコンプライアンス(すなわち、所定量の力に対する変位量)が、ノズル307又は封止構造330のコンプライアンスに対して略反対方向となり得る。保持構造310と封止構造330との間の相互作用により、広範囲の人々に対して快適なフィット感をもたらすことができる。いくつかの実施形態では、面外コンプライアンス(out of plane compliance)も、快適なフィット感に寄与し得る。例えば、保持構造310の外側部分312は、外側部分312が内外に曲がることにより全体的にいっそう良好なフィット感を提供するように、可撓性を有するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、保持構造310と本体部305との結合は、それにより保持構造310に加わる軸方向の押付け力が、イヤーチップ300と外耳道との間で封止を形成及び維持するのに十分な大きさであるとともに、装着者が不快感を覚えるほど大きくはないように調節され得る。
図3C及び図3Dに示すように、いくつかの実施形態では、保持構造310は、距離360だけ本体部305の下で延在する。例えば、外側部分312は、本体部の下で延在するとともに本体部305の底面325に取り付けられた下側アームを有し得る。いくつかの実施形態では、当該延在は、線350で図示する平面の方向に沿ったものであってよい。いくつかの実施形態では、当該延在は、線350で表される平面とは異なる平面に沿ったものであってもよい。いくつかの実施形態では、面外コンプライアンスにより、保持構造310のより大きな部分が本体部305の下に位置することが可能となる。保持構造のこのような面外コンプライアンスにより、対耳輪に対する外耳道の位置関係のばらつきに対するフィット感も改善され得る。いくつかの実施形態では、面外コンプライアンスにより、本体部305と対耳輪との接触も低減され得る。
一般に、保持構造310は、イヤーチップ300に対して安定性を与えるために、対珠又は耳甲介の下部と係合する(とともに、上部で対耳輪と係合する)という機能を果たすことができる。その結果、本体部305が対珠又は耳甲介と係合する必要がなくなるので、耳との接触を低減するとともに追加のコンプライアンスを保持構造310の外側部分312に提供するために、本体部305は小型に作ることができ、例えば、本体部305を厚さ6mmで直径12mm未満の環状円盤(又は主軸が10mm及び14mmである楕円形円盤)の形態とすることができる。図3Aに、本体部305のいくつかの寸法例を示す。いくつかの実施形態では、本体部305は、音響ドライバモジュールの出口(outlet)を収容するとともにノズル307と結合されるように、十分に大型でさえあればよい。いくつかの実施形態では、本体部305は、ドライバモジュール(例えば、図4A及び図4Bに示す音響ドライバモジュール)の出口を受けるためのキャビティ335を含み、ドライバの出口をキャビティ335内に収容することができる程度に大型のものとすることができる。本体部305の後端306は、ドライバの出口をキャビティ335内に受容するような形状とすることができる。キャビティ335は、例えば、イヤーチップ300を硬い音響ドライバモジュール上に係止するために使用され得る。いくつかの実施形態では、音響ドライバモジュール(例えば、図4A及び図4Bに示すドライバモジュール410)は、キャビティ335に結合される構造的特徴部を含み得る。様々なサイズのドライバがキャビティ335を介してイヤーチップ300に結合され得る。例えば、直径8mm、12.4mm、又は14.8mmのドライバが使用され得る。本体部305と対珠/耳甲介との接触が低減されるので、本体部305と耳との相互作用に起因する不快感も低減される。加えて、保持構造310と封止構造330との間のコンプライアンスにより、本体部305を耳の中でよりうまく位置付けすることが可能となるので、耳の各構造(耳珠や対珠、対耳輪など)との接触が低減される。いくつかの実施形態では、本体部305の小型化により、保持構造310をより自由に動かせるようになる。
いくつかの実施形態では、イヤーチップ300の安定性は、主に保持構造310に依存する。保持構造310は、様々な幾何学的形状の耳を持つ広範囲の人々と係合するように十分なコンプライアンスを有するものとすることができる。例えば、保持構造310は、より小さな耳甲介を持つ使用者に対して十分なコンプライアンスを有するものとすることができる。通常、このような使用者は、大型の本体部を有するイヤーピースを装着する際に不快感を受ける。いくつかの実施形態では、小型本体部305を、適切な形状の保持構造310(例えば、追加コンプライアンスのためにより長い外側部分312を有するもの)とともに用いることにより、イヤーチップ300がこのような使用者に対して快適なものとなる。図4A及び図4Bには、比較的小さな耳甲介を有する使用者に装着されたイヤーピースの二つの例を示す。これらの例では、それぞれ、小さな耳甲介にフィットするコンプライアンス性イヤーチップ300を使用して、比較的大型の音響ドライバ(又はスピーカー)410が使用者に対して適合されている。
保持構造310は、イヤーチップ300が多様な幾何学的形状の耳を持つ広範囲の使用者にフィットするように、十分なコンプライアンスを提供するように構成され得る。いくつかの実施形態では、外側部分312は、外側部分312が封止構造330との間でバランスの取れたコンプライアンスを提供するような形状とすることができる。保持構造310のコンプライアンスが本体部305又は封止構造330より大きいので、保持構造310は、本体部305又は封止構造330を外耳道の中へ深く押し込んで不快感をもたらすのではなく、本体部305又は封止構造330を変形させるように構成される。いくつかの実施形態では、保持構造310の剛性(曲げに抵抗する剛性)は、約0.03N/mmとすることができ、封止構造330(及び/又はノズル307)の剛性は、約0.3N/mmとすることができる。これにより、保持構造は、封止構造330よりも約10倍コンプライアンスが大きくなる。外側部分312のコンプライアンスは、例えば、適切な弾性率を持つ材料の使用に基づき、及び/又は幾何学的形状(例えば、外側部分312の断面積)を調節することにより、調節され得る。ノズル307及び封止構造330のコンプライアンスも、それぞれの構造の幾何学的形状に依存し得る。ノズル307が(例えば封止構造330を介して)外耳道に対して封止されると、コンプライアンスは、ノズル307及び/又は封止構造330に使用される材料により提供され得る。
いくつかの実施形態では、外側部分312の下部(すなわち、本体部305の底部325に接続されている部分)は、耳との(例えば対珠との)接触を低減しながら、追加の面外コンプライアンスを提供する。この面外コンプライアンスは、封止構造330と外耳道との間の封止を損なわずに、使用者に対して快適なフィット感を与えるように構成され得る。
動作中、ノズル307が(もしあれば封止構造330とともに)耳の中に配置され、イヤーチップ300がそっと内側へ押し付けられる。イヤーチップ300が耳の中へ押し付けられることにより、外側部分312が対耳輪の下の位置へフィットするとともに、開口部又はノズル340が、外耳道への入口の寸法及び幾何学的形状に応じて、少しだけ外耳道に進入する。場合によっては、イヤーチップ300は、よりうまくフィットさせるために、一方向(例えば反時計回り)に回転し得る。次いで、イヤーチップ300は、イヤーチップ300がそれ以上回転できなくなるまで、反対方向(例えば時計回り)に回転し得る。これは、例えば、保持構造310の先端345が耳輪のベースに接触したり、内側部分314が耳輪のベースに接触したり、保持構造310の先端345が耳甲介艇の領域で対耳輪の後ろに挟まれたり、といった場合に起こり得る。保持構造310は、快適で安定したフィット感を使用者に対して与えるために、その下端において、耳甲介及び/又は対珠の底部に接触する。保持構造310と特定の使用者の耳との正確な係合様式は、使用者の耳のサイズ及び幾何学的形状に依存し得る。従って、コンプライアンス性保持構造310及び小型本体部305を有することにより、イヤーチップ300は、あまり一般的でない幾何学的形状の耳(耳甲介のサイズが中くらいから小さい場合など)を持つ使用者を含む広範囲の使用者にとって、適切に快適なものとすることができる。
本明細書で説明した異なる実施形態の各要素が組み合わされることにより、具体的に上述されていない別の実施形態が形成されてもよい。各要素は、動作に悪影響を及ぼすことなく、本明細書で説明した構造から外すことができる。さらに、本明細書で説明した機能を実行するように、別々の様々な要素が組み合わされて一つ以上の個別の要素とされてもよい。
100 耳
110 耳輪
120 対耳輪
130 耳輪脚
140 耳甲介
150 耳甲介艇
160 耳珠
170 対珠
200、300 イヤーピース
202 接続ケーブル
205、305 本体部
210、310 保持構造
212、312 外側部分
214、314 内側部分
215、410 音響ドライバモジュール
220 可動式ジョイント
222 ヒンジ軸
230、330 封止構造
306 後端
307 延長ノズル
316 ブリッジ部分
320 上部
325 底部
335 キャビティ
340 開口部、ノズル

Claims (20)

  1. 外部構造と係合することによりイヤーピースを所定位置に保持するように構成された保持構造であって、
    ループを形成するとともに上端及び下端を有する第1部分であって、前記第1部分の前記上端が前記イヤーピースの本体部の上面に結合されており、前記第1部分の前記下端が前記イヤーピースの底面に結合されている、第1部分と;
    上端及び下端を有する第2部分であって、前記第2部分の前記下端が前記第1部分により形成された前記ループに結合されており、前記第2部分の前記上端が前記イヤーピースから延在する、第2部分と;
    を備え、
    前記上面及び前記底面は、前記保持構造が配置される平面に沿った方向において前記本体部の略両側に配置されている、保持構造。
  2. 前記第2部分の前記上端は、前記第1部分と前記第2部分とを接続するブリッジ部分を介して、前記第1部分の前記ループに結合されている、請求項1に記載の保持構造。
  3. 前記第1部分は、前記保持構造が配置される前記平面に沿った前記方向において前記本体部の下で延在する下側アームを備える、請求項1に記載の保持構造。
  4. 前記第1部分の前記下端は、前記外部構造の一部と係合したときに前記保持構造が配置される前記平面に対する面外コンプライアンスを提供するように構成されている、請求項3に記載の保持構造。
  5. 前記本体部内の音響通路の軸は、前記保持構造が配置される前記平面に対して略面外に配置される、請求項1に記載の保持構造。
  6. 前記第1部分の形状は、前記本体部の封止構造との間でバランスの取れたコンプライアンスを提供するように構成されている、請求項1に記載の保持構造。
  7. 前記外部構造の特徴部は、人間の耳の特徴部である、請求項1に記載の保持構造。
  8. 前記保持構造は、人間の前記耳の外耳道に近接した所定位置に前記本体部を保持するように構成されている、請求項8に記載の保持構造。
  9. イヤーピース用のイヤーチップであって、
    音響通路を備える本体部であって、外部音響ドライバに結合されるように構成された本体部と;
    人間の耳の外部構造的特徴部と係合することにより前記イヤーチップを所定位置に保持するように構成された保持構造であって、
    ループを形成するとともに上端及び下端を有する第1部分であって、前記第1部分の前記上端が前記本体部の上面に結合されており、前記第1部分の前記下端が前記本体部の底面に結合されている、第1部分と、
    上端及び下端を有する第2部分であって、前記第2部分の前記下端は、前記第1部分により形成された前記ループに結合されており、前記第2部分の前記上端は、前記イヤーチップから延在する、第2部分と、
    を含む保持構造と;
    を備え、
    前記本体部は、前記耳の外耳道の中へ挿入される封止構造を備え、
    前記保持構造の前記第1部分は、前記封止構造を前記外耳道の中へ挿入する挿入方向に平行な方向においてコンプライアンスを有し、
    前記封止構造のコンプライアンスは、前記挿入方向に平行な前記方向における前記保持構造の前記コンプライアンスより低い、イヤーチップ。
  10. 前記封止構造は、前記挿入方向と直交する方向においてコンプライアンスを有する、請求項9に記載のイヤーチップ。
  11. 前記第2部分は、ブリッジ部分を介して前記ループに結合されている、請求項9に記載のイヤーチップ。
  12. 前記ループの一部は、前記保持構造が配置される平面に沿って、前記本体部の前記底面の下で延在する、請求項9に記載のイヤーチップ。
  13. 前記音響通路の軸は、前記保持構造が配置される平面に対して略面外に配置される、請求項9に記載のイヤーチップ。
  14. 前記保持構造は、人間の前記耳の前記外耳道の開口部に対して所定位置に前記封止構造を保持するように構成されている、請求項9に記載のイヤーチップ。
  15. 外部構造と係合することによりイヤーピースを所定位置に保持するように構成された保持構造であって、
    平面内でループを形成するとともに上端及び下端を有する第1部分であって、前記第1部分の前記上端が前記イヤーピースの本体部の上面に結合されており、前記第1部分の前記下端が前記イヤーピースの底面に結合されている、第1部分と;
    上端及び下端を有する第2部分であって、前記第2部分の前記下端は、前記第1部分により形成された前記ループに結合されており、前記第2部分の前記上端は、前記ループの前記平面内で前記イヤーピースから延在する、第2部分と;
    を備え、
    前記上面及び前記底面は、前記ループの前記平面に沿った方向において前記本体部の略両側に配置されており、
    前記ループの前記平面に対する面外方向における前記第1部分のコンプライアンスは、前記保持構造が前記本体部の周りで効率的に枢動することができるような形で前記保持構造が曲がることが可能であるように構成されている、保持構造。
  16. 前記第1部分の前記下端は、前記ループの前記平面に沿って前記本体部の下で延在する、請求項15に記載の保持構造。
  17. 前記外部構造の特徴部は、人間の耳の特徴部であり、前記保持構造は、人間の前記耳の外耳道に近接した所定位置に前記本体部を保持するとともに人間の前記耳の前記特徴部に対するコンプライアンスを提供するように構成されている、請求項15に記載の保持構造。
  18. 前記第2部分の前記上端は、前記第1部分と前記第2部分とを接続するブリッジ部分を介して、前記第1部分の前記ループに結合されている、請求項15に記載の保持構造。
  19. 前記ループの一部は、前記ループの前記平面に沿って、前記イヤーピースの前記底面の下で延在する、請求項15に記載の保持構造。
  20. 前記第1部分は、人間の耳の外耳道に近接した所定位置に前記本体部を保持するように構成されている、請求項15に記載の保持構造。
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