本発明は、無線通信技術の分野、詳細には、物理アップリンク制御チャネルリソースの割り当て方法および装置に関する。
通信技術の開発プロセスにおいて、スペクトルリソース利用を増加させるために、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)通信システムにキャリア・アグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)技術が導入されている。
CA技術は、複数の連続または不連続なコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)を集約することによって、より高い帯域幅を取得する技術である。集約された複数のCCは、1つの一次コンポーネントキャリア(Primary Component Carrier、PCC)および少なくとも1つの二次コンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier、SCC)を含む。UEが最初に接続されるキャリアはPCCであり、他のキャリアはSCCである。
SCCのダウンリンク伝送ブロックの確認(acknowledgement、ACK)または否定確認(negative acknowledgement、NACK)などのフィードバック情報は、PCCの物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)上でフィードバックされるのみであり得る。しかしながら、小型基地局の広範な配備とともに、基地局の密度が増加する。それのために1つのCCが8つのCCまたはさらに多くのCCの役割を果たすPCCは、幅広い適用シナリオを有する。この場合、PUCCHリソースの需要が大きく増加する。
たとえば、現在、SCCスケジューリングの間に異なるSCC上でユーザ機器によって使用されるPUCCHリソースが互いに競合しないことを保証するために、独立したPUCCHリソースが各SCCに割り当てられる必要がある。従って、SCCの数が増加するにつれて、PCCのPUCCHリソース消費は線形的に増加する。加えて、PUCCHリソース自体はデータ伝送に使用されない。このように、PUCCHリソース消費が線形的に増加するにつれて、PCCによってサポートされるアップリンクスループットは劇的に低減され、システム性能は劣下する。
これを鑑みて、本発明の実施形態は、PUCCHリソース割り当て方法および装置を提供し、それによってPUCCHリソース消費を低減する。
本発明の第一の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるために使用されるリソース割り当て方法が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、方法は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む、ステップと、
SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定するステップであって、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる、ステップと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を含む。
第一の態様を参照して、第一の態様の第一の可能な実現方式において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップは、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するステップと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップであって、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用する、ステップと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を含む。
第一の態様の第一の可能な実現方式を参照して、第一の態様の第二の可能な実現方式において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するステップは、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するステップ
を含む。
第一の態様の第二の可能な実現方式を参照して、第一の態様の第三の可能な実現方式において、定期は1つ以上の伝送時間間隔(TTI)である。
第一の態様を参照して、第一の態様の第四の可能な実現方式において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップは、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てるステップ、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるステップ、
を含む。
第一の態様を参照して、第一の態様の第五の可能な実現方式において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップは、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するステップであって、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい、ステップ
を含む。
第一の態様の第五の可能な実現方式を参照して、第一の態様の第六の可能な実現方式において、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明の第二の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるために使用されるリソース割り当て方法が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、方法は、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を、SCCを制御するためのエンティティによって受信するステップであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にあるSCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、ステップと、
受信したリソース情報に従って、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を、SCCを制御するためのエンティティによって決定するステップと、
SCC上で、ユーザ機器のために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、
を含む。
本発明の第三の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合された構成ユニットであって、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む、構成ユニットと、
SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定するように適合された第一決定ユニットであって、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる、第一決定ユニットと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合された第二決定ユニットと、
を含む。
本発明の第三の態様を参照して、第三の態様の第一の可能な実現方式において、装置は、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するように適合された検出ユニットをさらに含み、
第二決定ユニットは、具体的には、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように適合され、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用し、第二決定ユニットは、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合される。
第三の態様の第一の可能な実現方式を参照して、第三の態様の第二の可能な実現方式において、検出ユニットは、具体的には、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するように適合される。
第三の態様の第二の可能な実現方式を参照して、第三の態様の第三の可能な実現方式において、定期は1つ以上の伝送時間間隔TTIである。
第三の態様を参照して、第三の態様の第四の可能な実現方式において、第二決定ユニットは、具体的には、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てる、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるように適合される。
第三の態様を参照して、第三の態様の第五の可能な実現方式において、第二決定ユニットは、具体的には、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するように適合され、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
第三の態様の第五の可能な実現方式を参照して、第三の態様の第六の可能な実現方式において、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明の第四の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、SCCを制御するためのエンティティ内に配置され、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合されたインターフェースユニットであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にあるSCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、インターフェースユニットと、
受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するように適合された決定ユニットと、
SCC上で、ユーザ機器のために、決定されたコードチャネル対を構成するように適合された構成ユニットと、
を含む。
本発明の第五の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、
アプリケーションプログラムコードを記憶するように適合されたメモリと、
メモリ内に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように適合されたプロセッサであって、具体的には、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む、ステップと、
SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定するステップであって、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる、ステップと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を実行するように適合されたプロセッサと、
メモリとプロセッサとの間で情報を伝送するように適合されたインターフェースと、
を含む。
第五の態様を参照して、第五の態様の第一の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するステップと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップであって、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用する、ステップと、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を実行するように適合される。
第五の態様の第一の可能な実現方式を参照して、第五の態様の第二の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するステップを実行するように適合される。
第五の態様の第二の可能な実現方式を参照して、第五の態様の第三の可能な実現方式において、定期は1つ以上の伝送時間間隔TTIである。
第五の態様を参照して、第五の態様の第四の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てるステップ、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるステップ、
を実行するように適合される。
第五の態様を参照して、第五の態様の第五の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するステップであって、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい、ステップ
を実行するように適合される。
第五の態様の第五の可能な実現方式を参照して、第五の態様の第六の可能な実現方式において、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明の第六の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、SCCを制御するためのエンティティ内に配置され、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合されたインターフェースであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にあるSCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、インターフェースと、
アプリケーションプログラムコードを記憶するように適合されたメモリと、
メモリ内に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように適合されたプロセッサであって、具体的には、
受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するステップと、
SCC上で、ユーザ機器のために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、
を実行するように適合されたプロセッサと、
を含む。
本発明の実施形態において、PUCCHリソースはPCCのために構成され、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含み、SCCに割り当てられるPUCCHリソースが決定され、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対が決定される。このようにして、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、PUCCHコードチャネルグループによってSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用し、それによって、複数のSCCが同じPUCCHリソースを共有し、PUCCHリソースは、複数のCCによって互いと行われるCAの間、低減され、PUCCHリソース消費が低減される。これは、PUCCHリソース利用を増加させるのみならず、アップリンクシステムスループットを増加させる。
本発明の実施形態における技術的解決法をより明確に説明するために、以下は、実施形態を説明するために要求される添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施形態を表わすに過ぎず、この技術分野の当業者は創造的努力なしでこれら添付図面から他の図面を依然として導き出し得る。
本発明の実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態によるコードチャネル対の割り当て方式の概略フローチャートである。
本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態による、SCC間のリソース共有の概略図である。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態による他のリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
現在、CCスケジューラは一般的に、分散配備によって通信システム内に配備されている。たとえば、CCスケジューラは、異なる基地局内、または同じ基地局における異なるベースバンドボードに配置されている。このようにして、スケジューリングプロセスにおいて、CCスケジューラがリアルタイムでリソースをコーディネートすることは、いくぶん困難である。従って、異なるSCC上でユーザ機器によって使用されるPUCCHリソース間の競合を回避するため、従来技術では独立したPUCCHリソースが各SCCに割り当てられていた。その結果、PCCのPUCCHリソース消費は、SCCの数が増加するにつれて線形的に増加した。上記の課題を考慮して、SCCが同じPUCCHリソースを共有するというポリシーがこの出願の実施形態において提示され、それによって、PUCCHリソース消費を低減し、アップリンクスループットを増加させる。
たとえば、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、複数のPUCCHコードチャネルグループ(以下、略して、コードチャネルグループ)に分割されてもよく、各コードチャネルグループは複数のPUCCHコードチャネル対(以下、略して、コードチャネル対)を含む。PCCが複数のSCCと集約されたとき、同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、コードチャネルグループ内の、同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのリソースは競合しないように制御され、これは、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用するように同じコードチャネルグループが割り当てられるSCCを制御することによって実現されてもよい。同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCが異なるコードチャネル対を使用するということは、コードチャネル対のうちのいずれか1つが異なることを指し、つまり、これらのSCCによって使用されるコードチャネル対は重複しない。このようにして、異なるSCCは同じPUCCHコードチャネルグループリソースを共有することが可能であり、これは、複数のCCが互いとCAを行うときのPUCCHリソース消費を低減し、アップリンクスループットを増加させる。
SCCへのコードチャネルグループの割り当ては、レイヤ3(L3)で実現されてもよく、たとえば無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)レイヤで実現されてもよい。同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用するように同じコードチャネルグループが割り当てられるSCCを制御することは、レイヤ2(L2)で実現されてもよく、たとえば無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)レイヤまたは媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)レイヤで実現されてもよい。もちろん、本発明はこれに限定されず、この技術分野の当業者は、要件に従って各ステップを実現するための場所を調整してもよい。
以下は、明細書において添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなくいくつかに過ぎない。創造的努力なしで本発明の実施形態に基づいてこの技術分野の当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内にあるものである。
図1は、本発明の実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。方法は、以下のように説明され得る。
本発明のこの実施形態によって提供されるリソース割り当て方法は、コンポーネントキャリアがPCCおよびSCCを含む、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおけるPUCCHリソース割り当てに適用されてもよい。
一般的に、PCCはUEが最初に接続されるキャリアである。
S101:PCCのためにPUCCHリソースを構成する。
PUCCHリソースは、少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループ(以下、PUCCHコードチャネルグループは、簡単に、コードチャネルグループと称される)を含み、各PUCCHコードチャネルグループは、少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対(以下、PUCCHコードチャネル対は、簡単に、コードチャネル対と称される)を含む。
S102:SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定する。
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる。
S103:PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定する。
ステップS103において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定する方式は、以下のいくつかのタイプを含むが、これらに限定されない。
第一の方式:同じコードチャネルグループについて、SCCの負荷状態に従って、使用されることが可能であるコードチャネル対が割り当てられる。
ステップ1:PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出する。
具体的には、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷が定期的に検出される。
定期は1つ以上の伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)である。
ステップ2:PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定する。
より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用する。
ステップ3:PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定する。
第二の方式:同じコードチャネルグループについて、均等割り当ての原則に従って、使用されることが可能であるコードチャネル対がSCCに割り当てられる。
具体的には、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てられるか、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対がSCCに割り当てられる。
第三の方式:同じコードチャネルグループについて、設定された割合に従って、1つの周期期間内の各サブ期間において、使用されることが可能であるコードチャネル対がSCCに割り当てられる。
具体的には、割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定される。
各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明のこの実施形態の解決法を用いることにより、PUCCHリソースがPCCのために構成され、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含み、SCCに割り当てられるPUCCHリソースが決定され、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対が決定される。このようにして、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、PUCCHコードチャネルグループによってSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用し、それによって、複数のSCCが同じPUCCHリソースを共有し、PUCCHリソースは、複数のCCによって互いと行われるCAの間、低減され、PUCCHリソース消費が低減される。これは、PUCCHリソース利用を増加させるのみならず、アップリンクシステムスループットを増加させる。
図2は、本発明の実施形態によるリソース割り当て装置200の概略構造図である。
本発明のこの実施形態によって提供されるリソース割り当て装置は、コンポーネントキャリアがPCCおよびSCCを含む、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいてPUCCHリソース割り当てに適用されてもよい。
装置200は、構成ユニット210と、第一決定ユニット220と、第二決定ユニット230と、を含む。
構成ユニット210は、PCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合され、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む。
第一決定ユニット220は、SCCに割り当てられ、構成ユニット210によって構成されたPUCCHリソースを決定するように適合され、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる。
第二決定ユニット230は、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合される。
本発明の他の実施形態において、装置は検出ユニット240をさらに含む。
検出ユニット240は、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するように適合され、
第二決定ユニット230は、具体的には、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの、検出ユニット240によって検出された負荷に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように適合され、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用し、第二決定ユニット230は、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合される。
選択的に、検出ユニット240は、具体的には、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するように適合される。
選択的に、定期は1つ以上のTTIである。
本発明の他の実施形態において、第二決定ユニット230は、具体的には、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てる、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるように適合される。
本発明の他の実施形態において、第二決定ユニット230は、具体的には、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するように適合され、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
選択的に、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明のこの実施形態におけるリソース割り当て装置は、PCCが配置された基地局内に配置されてもよく、より具体的には、基地局内の、PCCを制御するベースバンドボード内にあってもよい。PCCのために構成されたPUCCHリソースは、PUCCHコードチャネルグループによってSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用し、それによって、複数のSCCが同じPUCCHリソースを共有し、PUCCHリソースは、複数のCCによって互いと行われるCAの間、低減され、PUCCHリソース消費が低減される。これは、PUCCHリソース利用を増加させるのみならず、アップリンクシステムスループットを増加させる。
図3は、本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオでは、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される方法は、リソース割り当ての間、PUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するために使用される。図3に表わされるように、この実施形態によって提供されるPUCCHリソース割り当て方法は、以下のステップを含んでもよい。
S301:PCCのためにPUCCHリソースを構成し、ここでPUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む。
S302:PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てる。
S303:同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当て、ここで2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない。
S304:2つ以上のSCCに割り当てられたリソースを2つ以上のSCCに通知し、これは各SCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を各SCCに通知することを含む。
ステップS302におけるリソース割り当てはコードチャネルグループごとに行われ、2つ以上のSCCが同じコードチャネルグループを共有するように、同じコードチャネルグループが2つ以上のSCCに割り当てられ、これにより、PCCおよび複数のSCCのアグリゲーションの間のPUCCHリソース消費を低減し、アップリンクスループットを増加させる。加えて、共有されるコードチャネルグループが存在するので、同じコードチャネルグループを共有するSCCが異なるコードチャネル対を使用するように、ステップS303におけるリソース割り当てがコードチャネル対ごとにさらに行われ、これによりリソース競合を回避する。
上記の方法は、PCCを制御するためのエンティティによって行われてもよい。エンティティは、PCCが配置された基地局であってもよく、より具体的には、基地局内の、PCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
ステップS301において、PCCのためのPUCCHリソースの構成は、レイヤ3において実現されてもよい。PUCCHのために構成されたリソースブロック(Resource Block、RB)は限られている。PUCCH時間周波数リソース利用を増加させるために、キャリア(周波数次元)、タイムスロット(時間次元)、および符号化(符号化次元)を使用することによってPUCCHリソースが特定されるように、時間周波数リソースは符号化次元において拡張される。PUCCHリソースの単位は、PUCCHコードチャネルと見なされてもよい。各サブフレームは2つのタイムスロットを含むので、実際の使用では、PUCCHリソースが複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループが複数のコードチャネル対を含むように、PUCCHリソースに対してコードチャネル対ごとにリソース分割が行われてもよい。ここでの複数は、2つ以上を指す。各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を有するので、複数のSCCが1つのコードチャネルグループを共有するとき、これらのSCCは異なるコードチャネル対を使用することが可能である。
PUCCHリソースがPCCのために構成された後、PCCと集約されたSCCにこれらのリソースを割り当てるプロセスにおいて、ステップS302が行われてもよい。たとえば、PCCと集約されたSCCにPUCCHリソースが割り当てられてもよく、それによって、コードチャネルグループが可能な限り少ないSCCによって共有されるという目標を達成する。PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より小さいとき、1つのコードチャネルグループが、PCCと集約された各SCCに割り当てられてもよい。この場合、コードチャネルグループは共有されない。PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、ステップS302が行われる。さらに、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、ステップS302におけるPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループの、2つのみのSCCへの割り当てが、さらに行われてもよい。
加えて、同じコードチャネルグループが、2つ以上のSCCに同時に割り当てられてもよく、あるいは同じコードチャネルグループはまた、2つ以上のSCCに連続的に割り当てられてもよい。
PCCのために構成されたPUCCHリソースは4つのコードチャネルグループに分割されると仮定され、これらはコードチャネルグループ1から4である。たとえば、接続されたユーザ機器(user equipment、UE)が、4つ以下のSCCがPCCと集約されることを要求するとき、1つのコードチャネルグループが各SCCに割り当てられてもよく、コードチャネルグループは最初に共有されなくてもよい。次に、集約される必要があるSCCの数がコードチャネルグループの数を超えたとき、割り当てられたコードチャネルグループは、新たに追加されたSCCに再割り当てされてもよい。もちろん、アグリゲーションポリシーはまた、最初に使用されてもよく、2つ以上のSCCが1つのコードチャネルグループを共有する。集約される必要があるSCCが引き続き新たに追加されたとき、割り当てられていないコードチャネルグループが使用され、割り当てられていないコードチャネルグループがないならば、共有が続けられてもよい。
他の例として、接続されたUEが、4つより多くのSCCがPCCと集約されることを要求するとき、説明の容易さのために、ここでの一例として5つのSCCが使用され、これらはSCC0からSCC4である。この場合、コードチャネルグループ1などの同じコードチャネルグループが、SCC0からSCC4に同時に割り当てられてもよい。もちろん、代わりに、コードチャネルグループ1から4がSCC0からSCC3に順次割り当てられてもよく、するとコードチャネルグループ1はSCC4に割り当てられてもよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
各コードチャネルグループ内のコードチャネル対の数は同じであってもよく、あるいは異なってもよいことに注意すべきであり、これは、ここで限定されない。
ステップS303において、同じコードチャネルグループを共有するSCCについて、SCCのリソース割り当ては、リソース競合を回避するために、コードチャネル対ごとにさらに分割される必要がある。コードチャネル対の割り当てを具体的に実現するための方式は、以下の方法のいずれか1つを含んでもよいが、これらに限定されない。
第一の方式:要件に従った割り当ての方式。
コードチャネルグループ内のコードチャネル対は、同じコードチャネルグループを共有するSCCの負荷に従ってこれらのSCCに割り当てられる。より高い負荷を有するSCCが、より多くのコードチャネル対を使用し、ここでの負荷とコードチャネル対との間の関係は単純な線形的な関係でなくでもよく、負荷範囲と要求されるコードチャネル対との間の関係は、日常の使用における負荷および要求されるコードチャネル対の経験値に従って決定されてもよい。たとえば、負荷はいくつかの間隔に分割されてもよく、各間隔は異なる数のコードチャネル対を必要とする。負荷がその間隔に到達したとき、対応する数のコードチャネル対がSCCに割り当てられる。他の例として、代わりに、いくつかの閾値間隔が、日常の使用における負荷および要求されるコードチャネル対の経験値に従って設定されてもよく、各閾値間隔はコードチャネル対の1つの割り当ての割合に対応する。2つのSCCの負荷の間の差が閾値間隔の範囲内にあるとき、コードチャネル対は対応する割り当ての割合に従って各SCCに割り当てられる。
たとえば、2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すると仮定すると、コードチャネルグループ内のコードチャネル対は2つのSCCに割り当てられる必要があり、すべての可能な割り当て方式は、方式1:3つのコードチャネル対が1つのSCCに割り当てられ、1つのコードチャネル対が他のSCCに割り当てられる、方式2:2つのコードチャネル対が各SCCに割り当てられる、方式3:4つのコードチャネル対が1つのSCCに割り当てられ、他のSCCはコードチャネルグループを使用する許可を保有するが、一時的にコードチャネルグループを使用しない、を含む。方式1は、2つのSCCの負荷がある値だけ異なるか、または2つの異なる負荷間隔内にある場合に適用され、方式2は、2つのSCCの負荷が同じであるか、または小さな差を有するか(たとえば、差が閾値より小さい)、または同じ負荷間隔内にある場合に適用され、方式3は、1つのSCCの負荷が0であるか、または他のSCCの負荷に対して無視され得る場合に適用される。
2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループが4つのコードチャネル対を含むとき、最も単純な実現方式において、つまり2つのSCCの負荷が同じであるか、またはそれらの差が予め設定された値より小さいとき、2つのコードチャネル対を各SCCに割り当てるために方式2が使用され、あるいは、2つのSCCの負荷が異なるか、またはそれらの差が予め設定された値より大きいとき、3つのコードチャネル対をより高い負荷を有するSCCに割り当てるために、および1つのコードチャネル対をより低い負荷を有するSCCに割り当てるために方式1が使用される。SCCの負荷が0であるとき(SCCの負荷が他のSCCの負荷に対して無視され得る場合を含む)、負荷を有するSCCに4つすべてのコードチャネル対を割り当てるために方式3が使用される。
実現方式の他の例は、SCC0およびSCC4は1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すること、を含んでもよい。SCC0の負荷は3つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、SCC4の負荷は1つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあるので、3つのコードチャネル対をSCC0に割り当てて1つのコードチャネル対をSCC4に割り当てるために方式1が使用される。他の例として、SCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差は閾値間隔の範囲内にあり、閾値間隔に対応する割り当ての割合は3:1であるので、3つのコードチャネル対をSCC0に割り当て、1つのコードチャネル対をSCC4に割り当てるために方式1が使用される。
上記の方法において、同じコードチャネルグループを共有するSCCのリソース要件が考慮され、コードチャネル対は要件に従って割り当てられ、これにより、PUCCHリソース利用をさらに増加させ、アップリンクスループットをさらに増加させる。
上記で提供されたコードチャネル対を割り当てるための方式は、例示の目的のために過ぎず、本発明を限定するように意図されないことに注意すべきである。この技術分野の当業者は、この注意書きに従って、負荷に応じて、同じコードチャネルグループを共有するSCCにコードチャネル対を割り当てる他の方式、または負荷以外のSCCのリソース要件を反映する他のパラメータに従った制御、同じコードチャネルグループを共有するSCCへのコードチャネル対の割り当てを使用してもよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
第二の方式:均等割り当て方式
この方式では、同じコードチャネルグループを共有するSCCのリソース要件は考慮されず、コードチャネルグループ内のコードチャネル対は、同じコードチャネルグループを共有するSCCの数に従ってSCCに均等に割り当てられる。
たとえば、2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すると仮定すると、コードチャネルグループ内のコードチャネル対は2つのSCCに均等に割り当てられ、つまり、各SCCは2つのコードチャネル対を使用する。
コードチャネルグループ内のコードチャネル対が、同じコードチャネルグループを共有するSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCによって使用されるコードチャネル対の数の間の差は1を超えないようにされてもよい。たとえば、1つのコードチャネルグループを共有するSCCの数が上記の例において3であるとき、SCCのうち2つのSCCの両方は1つのコードチャネル対を使用し、他のSCCは2つのコードチャネル対を使用する。
第三の割り当て方式:周期的割り当て方式
この方式では、異なるSCCは異なるリソース要件を有し得ると見なされるが、割り当ての間、コードチャネル対は、同じコードチャネルグループを共有するSCCのリソース要件に従って割り当てられず、1つの周期期間においてリソースを均等に割り当てる効果を実現するために、いくつかの割り当て方式が周期的な方式で順次使用される。
たとえば、SCC0およびSCC4がコードチャネルグループ1を共有し、コードチャネルグループ1は4つのコードチャネル対を有すると仮定すると、最初の割り当ての間、3つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、1つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられ、ある期間の後、2つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、2つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられ、同じ期間の後、1つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、3つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられる。このプロセスが繰り返され、各周期期間内でSCC0およびSCC4に割り当てられるリソースは等しい。ここでの期間は、単位として伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)を使用してもよく、たとえば、1つ以上のTTIである。もちろん、他の時間単位がまた、設定されてもよい。
本発明の実施形態によるコードチャネル対の割り当て方式の概略フローチャートである、図4を参照されたい。第一の割り当て方式について、ステップS303は、以下を含んでもよい。
S3031:2つ以上のSCCの負荷を検出する。
S3032:2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定する。
S3033:決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を、2つ以上のSCCに割り当てる。
第二の割り当て方式について、ステップS303は、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てること、または同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てることを含んでもよい。
第三の割り当て方式について、ステップS303は、割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てることを含んでもよく、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。割合セットは、コードチャネルグループ内のコードチャネル対の数に従って設定されてもよく、たとえば、すべての可能な割合が網羅的にリストされてもよく、割合のすべてまたはいくつかがセットとして選択される。各コードチャネルグループが4つのコードチャネル対を含む例が使用され、セットに含まれる割合は1:3、1:1、および3:1であってもよい。
第三の割り当て方式は、コードチャネル対の割り当てを定期的に調整する実現方式である。第一および第二の割り当て方式について、第一および第二の割り当て方式のうちいずれか1つを使用することによって最初の割り当てが行われた後、これらSCCの負荷はまた、各期間において検出されてもよく、負荷が変化するならば、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数を調整するか否かが考慮されてもよい。
具体的には、本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである、図5を参照されたい。上記の実施形態に対して、この実施形態において、コードチャネル対が2つ以上のSCCに割り当てられた後、各SCCにコードチャネル対を再割り当てするか否かが定期的に決定されてもよい。この場合、方法は以下をさらに含む。
S305:2つ以上のSCCの負荷を定期的に検出する。
S306:2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化した負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定する。
S307:決定された割合または数が変化したとき、変化した割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を、2つ以上のSCCに再割り当てする。
S308:2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対を、2つ以上のSCCに通知する。
たとえば、2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を含み、たとえば、SCC0からSCC4が1つのコードチャネルグループを共有し、SCC0の負荷が最初はSCC4の負荷より大きいか、またはSCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差が予め設定された値より大きいとき、3つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、1つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられる。検出の後、SCC4の負荷はSCC0の負荷より大きいか、またはSCC4の負荷とSCC0の負荷との間の差は予め設定された値より大きく、1つのコードチャネル対がSCC0に再割り当てされ、3つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられる。最初の割り当ては、ステップS303において要件に従った割り当ての方式で上記に説明されたのと同じであり、検出後の割り当て方式は最初の割り当て方式と同じであり、すべての可能な方式がここで再度説明されない。
他の例として、コードチャネル対の数が負荷間隔に従って決定されるとき、SCC0およびSCC4は1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すると仮定される。最初に、SCC0の負荷は3つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、SCC4の負荷は1つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、検出後に、SCC0の負荷およびSCC4の負荷の両方は2つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあるので、2つのコードチャネル対はSCC0に再割り当てされ、他の2つのコードチャネル対はSCC4に割り当てられる。代わりに、SCC0の負荷のみが2つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、SCC4の負荷間隔は検出後に変化しないが、2つのコードチャネル対がまた、SCC0に割り当てられてもよい。この場合、残ったコードチャネル対の数について、3つのコードチャネル対がSCC4に十分に割り当てられることが可能でなく、2つのコードチャネル対のみがSCC4に割り当てられ得る。つまり、ここでのコードチャネル対の割り当ては、可能な限り満たされる必要があるのみである。
他の例として、閾値間隔と割り当ての割合との間の対応に従ってコードチャネル対の数が決定されるとき、SCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差は最初に第一の閾値間隔の範囲内にあるので、SCC0およびSCC4のコードチャネル対の割り当ての割合は3:1である。検出の後、SCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差は、SCC0およびSCC4のコードチャネル対の割り当ての割合が1:1となるように、第二の閾値間隔の範囲内となり、同じ数のコードチャネル対がSCC0およびSCC4に再割り当てされる。
ステップS305における期間はTTIを単位として使用し、1つ以上のTTIであってもよい。
上記の方法において、リソース割り当ては、PUCCHリソース利用がさらに増加され、アップリンクスループットがさらに増加されるように、SCCの負荷変化に従って遅れずに調整されることが可能である。
上記の方法をより良く視覚化するために、PUCCHリソースが割り当てられる場合が、図6を参照して以下で説明される。図6は、本発明の実施形態による、SCC間のリソース共有の概略図である。図中のM(N)の意味は、MはSCCに割り当てられたコードチャネルグループのグループ番号を表現し、NはSCCに割り当てられたコードチャネル対の数を表現する、つまり、MはSCCによって使用されるコードチャネルグループのグループ番号を表現し、NはSCCによって使用されるコードチャネル対の数を表現する、ということである。
図中、PCCが8つのSCCと集約され得る例が使用され、8つのSCCはSCC0からSCC7である。PCCのために構成されたPUCCHリソースは4つのコードチャネルグループに分割され、これらはコードチャネルグループ0から3であり、各コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を含む。2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、これは、SCC0およびSCC4がコードチャネルグループ0を共有し、SCC1およびSCC5がコードチャネルグループ1を共有し、SCC2およびSCC6がコードチャネルグループ2を共有し、SCC3およびSCC7がコードチャネルグループ3を共有することを含む。同じコードチャネルグループを共有する2つのSCCは、同じ期間において重複しないコードチャネル対を使用する。たとえば、SCC0は期間X内に3つのコードチャネル対を使用し、SCC4は期間X内に残り1つのコードチャネル対を使用し、SCC1は期間X内に2つのコードチャネル対を使用し、SCC5は期間X内に残り2つのコードチャネル対を使用し、SCC2は期間X内に4つのコードチャネル対を使用し、SCC6は期間X内にコードチャネルグループ2を使用する許可を保有するがコードチャネル対を使用せず、SCC3は期間X内に1つのコードチャネル対を使用し、SCC7は期間X内に残り3つのコードチャネル対を使用する。加えて、同じコードチャネルグループを共有する2つのSCCによって使用されるコードチャネル対の割合は、各期間において調整されてもよい。SCC0およびSCC4のみが例として使用され、他のSCCは再度詳細には説明されない。期間Xにおいて、SCC0は3つのコードチャネル対を使用し、SCC4は残り1つのコードチャネル対を使用し、期間Yにおいて、SCC0は2つのコードチャネル対を使用し、SCC4は残り2つのコードチャネル対を使用し、期間Zにおいて、SCC0は1つのコードチャネル対を使用し、SCC4は残り3つのコードチャネル対を使用する。ここでの調整はSCC0の負荷およびSCC4の負荷に従って行われてもよく、その具体的なプロセスは、上記の対応する説明におけるそれと同じであり、詳細は再度ここに提供されない。
PUCCHリソースがPCCのために構成された後、PCCと集約されたSCCにこれらのリソースを割り当てるプロセスにおいて、ステップS302およびステップS303が行われてもよいことは、上記で既に言及された。コードチャネルグループを共有しないSCCについては、SCCはコードチャネルグループに関する情報を通知される必要があるのみであり、コードチャネルグループを共有するSCCについては、これらのSCCは、コードチャネルグループおよびコードチャネル対に関する情報が通知される必要がある。
PCCの通知を受信した後、各SCCは、PCCの通知に従って、SCCによって使用されることが可能であるPUCCHリソースを決定してもよく、そして、割り当てられたPUCCHリソースを使用することによって、SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報をUEが送信するように、SCC上でUEにこれらのリソースを割り当てる。
具体的には、本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである、図7を参照されたい。方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオにおいて、1つのPCCは少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報はPCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。PCCのために構成されたPUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む。図7に表わされるように、この実施形態によって提供されるPUCCHリソース割り当て方法は、以下のステップを含んでもよい。
S701:SCCを制御するためのエンティティは、PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信し、ここでリソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない。
S702:SCCを制御するためのエンティティは、受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定する。
S703:SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成する。
SCCを制御するためのエンティティは、SCCが配置された基地局であってもよく、より具体的には、基地局内の、SCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは、1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
ステップS701において、PCCおよびSCCが異なる基地局において配備されるならば、リソース情報は、基地局間のX2インターフェースなどのインターフェースを使用することによって伝送されてもよく、PCCおよびSCCが同じ基地局の異なるベースバンドボードまたはプロセッサにおいて配備されるならば、リソース情報は、ベースバンドボードまたはプロセッサの間のケーブル接続を使用することによって伝送されてもよい。
加えて、リソース情報の形式は本発明のこの実施形態において限定されず、リソース情報を搬送するために既存のメッセージが使用されてもよく、あるいはメッセージはまた、リソース情報を伝送するために新たに設定されてもよい。PCCによって各SCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対に関する情報がSCCに通知されることが可能である限り、内容もここで限定されない。たとえば、コードチャネルグループおよびコードチャネル対はシーケンス番号によって特定されてもよく、対応するコードチャネルグループおよびコードチャネル対のシーケンス番号は、リソース情報内で伝送されてもよい。
このようにして、ステップS702において、SCCを制御するためのエンティティは、リソース情報に従って、SCCによって使用されることが可能であるリソースを知り、SCC上でUEのためにこれらのリソースを構成することが可能である。SCCによって、UEのためにリソースを構成するプロセスは、本発明の本質とは無関係であり、既存の構成方法を使用することによって実現されてもよく、詳細は再度ここに提供されない。
PCCと集約されたSCCは変化し得ることに注意すべきである。たとえば、一度に、PCCに接続されたすべてのUEが、SCC0からSCC3が集約されることを要求し、この場合、PCCはSCC0からSCC3と集約される必要がある。すると、接続されたUEが変化するので、集約される必要があるSCCが増加し、たとえば、PCCはSCC0からSCC7と集約される必要があり、あるいは集約される必要があるSCCが変化し、たとえば、PCCはSCC4からSCC7と集約される必要があり、あるいは集約される必要があるSCCが変化し、数が増加し、たとえばPCCはSCC8からSCC14と集約される必要がある。CAについては、通常はPCCが集約されることが可能であるSCCの最大数が設定されるが、実際の使用においては、集約されたSCCは異なる時に変化する可能性があり、SCCの数もまた変化する可能性がある。集約されたSCCの数がPCCのために構成されたリソース内のコードチャネルグループの数より大きくないとき、独立したコードチャネルグループが各SCCに割り当てられてもよく、この場合、リソース割り当ての粒度はコードチャネルグループであってもよい。集約されたSCCの数がPCCのために構成されたリソース内のコードチャネルグループの数を超えたとき、PUCCHリソース共有を実現するために、同じコードチャネルグループが異なるSCCに割り当てられてもよく、この場合、リソース割り当ての粒度は、リソース競合を回避するために、コードチャネルグループ内のコードチャネル対にさらに分割される必要がある。もちろん、集約されたSCCの数がPCCのために構成されたリソース内のコードチャネルグループの数を超えないとき、PUCCHリソース共有を実現するために、同じコードチャネルグループがまた、異なるSCCに割り当てられてもよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
PCCと集約されたSCCのうちすべてのSCCが他のSCCとコードチャネルグループを共有するわけではないことが理解されることが可能であり、コードチャネルグループを共有するSCCへのリソース割り当ての場合が、上記の実施形態において説明されている。コードチャネルグループを共有しないSCCは、コードチャネルグループを独立に使用してもよく、詳細は再度ここに提供されない。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て装置800の概略構造図である、図8を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCは少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報はPCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される装置は、リソース割り当ての間にPUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するように適合される。
図8に表わされるように、装置800は、構成ユニット810と、第一割り当てユニット820と、第二割り当てユニット830と、通知ユニット840と、を含む。構成ユニット810はPCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合され、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む。第一割り当てユニット820は、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるように適合される。第二割り当てユニット830は、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合され、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない。通知ユニット840は、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するように適合される。
装置は、PCCが配置された基地局内に配置されてもよく、より具体的には、基地局内の、PCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
構成ユニット810のリソース構成方式および通知ユニット840の通知方式は、上記の方法の実施形態のそれらと同じであり、詳細は再度ここに提供されない.
構成ユニット810がPCCのためにPUCCHリソースを構成した後、これらのリソースは、第一割り当てユニット820を使用することによって、PCCと集約されたSCCに割り当てられてもよい。つまり、第一割り当てユニット820は、2つ以上のSCCにコードチャネルグループを割り当てることが可能であるのみならず、PCCと集約された他のSCCにコードチャネルグループを割り当てることが可能である。好ましくは、PCCと集約されたSCCにPUCCHリソースが割り当てられてもよく、それによって、コードチャネルグループが可能な限り少ないSCCによって共有されるという目標を達成する。この場合、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、第一割り当てユニット820はPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当ててもよい。さらに、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、第一割り当てユニット820は、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つのSCCに割り当ててもよい。詳細については、上記の方法の実施形態への参照が行われてもよく、詳細は再度ここに提供されない。
同じコードチャネルグループを共有するSCCについて、SCCのリソース割り当ての粒度は、リソース競合を回避するために、コードチャネル対にさらに分割される必要があり、これは具体的には、第二割り当てユニット830によって実現されてもよい。加えて、第二割り当てユニット830は、要件に従った割り当ての方式、均等割り当て方式、または周期的割り当て方式を使用してもよい。詳細については、上記の方法の実施形態を参照されたく、詳細は再度ここに提供されない。
本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図9への参照を続けられたい。図9に表わされるように、要件に従った割り当ての方式が使用されるとき、装置は、2つ以上のSCCの負荷を検出するように適合された検出ユニット850をさらに含んでもよい。この場合、第二割り当てユニット830は、具体的には、2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定し、決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合される。
均等割り当て方法が使用されるとき、第二割り当てユニット830は、具体的には、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てる、または同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てるように適合される。
周期的割り当て方法が使用されるとき、第二割り当てユニット830は、具体的には、割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合され、ここで各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。割合セットは、コードチャネルグループ内のコードチャネル対の数に従って設定されてもよい。サブ期間はTTIを単位として使用し、2つ以上のTTIであってもよい。
上記の方式の各々について、上記の方法の実施形態における説明への参照が行われてもよく、詳細は再度ここに提供されない。
周期的割り当て方式は、コードチャネル対の割り当てを定期的に調整する実現方式である。要件に従った割り当ての方式および均等割り当て方式について、2つの割り当て方式のうちのいずれか1つを使用することによって最初の割り当てが行われた後、これらのSCCの負荷がまた、各期間において検出されてもよく、負荷が変化したならば、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数を調整するか否かが考慮されてもよい。具体的には、本発明の実施形態によるさらに他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図10を参照されたい。図10に表わされるように、装置は、2つ以上のSCCの負荷を検出するように検出ユニット850を定期的にトリガし、2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化後に得られた負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように、第二割り当てユニット830をトリガし、決定された割合または数が変化したとき、変化後に得られた割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに再割り当てするように適合された定期的トリガユニット860をさらに含む。次に、2つ以上のSCCは、通知ユニット840を使用することによって、2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対をさらに通知される必要があり、この場合、コードチャネルグループは通知される必要がない可能性がある。定期的トリガユニットがトリガを行う定期は、TTIを単位として使用し、2つ以上のTTIであってもよい。
構成ユニット810は、独立に設けられたプロセッサであってもよく、また基地局のプロセッサへの統合によって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが構成ユニット810の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよいことに注意すべきである。第一割り当てユニット820および第二割り当てユニット830の実現は構成ユニット810のそれと同じであってもよく、第一割り当てユニット820および第二割り当てユニット830は、構成ユニット810と一緒に統合されてもよく、あるいは独立に実現されてもよい。通知ユニット840はインターフェースであってもよい。たとえば、PCCおよびSCCが異なる基地局内に配置されるとき、通知ユニット840は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。PCCおよびSCCが同じ基地局内に配置されるとき、通知ユニット840はケーブル接続インターフェースであってもよい。検出ユニット850は、独立に設けられた検出回路であってもよく、また、基地局のプロセッサへの組み込みによって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが検出ユニット850の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよい。定期的トリガユニット860は、独立に設けられたタイマであってもよく、また、基地局のプロセッサへの統合によって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが定期的トリガユニット860の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよい。ここでの基地局は、PCCが配置された基地局を指し、プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、または特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置によるさらに他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図11を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される装置は、リソース割り当ての間にPUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するように適合される。
図11に表わされるように、装置は、プロセッサ1110およびインターフェース1120を含む。図は、メモリ1130およびバス1140をさらに表わす。プロセッサ1110、インターフェース1120、およびメモリ1130は接続され、バス1140を使用することによって相互接続を完成している。
装置は、PCCが配置された基地局内に配置され、プロセッサ1110は、上記の方法の実施形態において、PCCを制御するためのエンティティによって行われる方法のうちのいずれか1つを行うように適合される。たとえば、方法は、PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む、ステップと、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップと、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップと、インターフェース1120を使用することによって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するステップと、を含む。
ここでのプロセッサ1110は、1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよいことに注意すべきである。たとえば、プロセッサは中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよく、あるいはASIC、あるいは1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)など、本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
PCCおよびSCCが異なる基地局内に配置されるとき、インターフェース1120は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。PCCおよびSCCが同じ基地局内に配置されるとき、インターフェース1120はケーブル接続インターフェースであってもよい。
メモリ1130は記憶装置であってもよく、あるいは複数の記憶要素の集合名であってもよく、メモリ1130は、アクセスネットワーク管理デバイスの動作のために要求される、実行可能プログラムコードまたはパラメータ、データなどを記憶するように適合される。加えて、メモリ1130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、また、たとえば磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ(Flash)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)を含んでもよい。
バス1140は業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、周辺機器相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであってもよい。バス1140は、アドレスバス、データバス、コントロールバス、などに分類されてもよい。説明の容易さのために、図11において、バス1140は1つの線のみで表現されるが、これは1つのバスまたは1種類のバスのみがあることを意味しない。
プロセッサ1110は、上記の方法の実施形態における検出ステップおよびコードチャネル対を再割り当てするステップをさらに行ってもよい。詳細については、上記の方法の実施形態を参照されたく、詳細は再度ここに提供されない。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置1200の概略構造図である、図12を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。図12に表わされるように、装置1200は、インターフェースユニット1210、決定ユニット1220、および構成ユニット1230を含む。インターフェースユニット1210は、PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合され、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない。決定ユニット1220は、受信したリソース情報に従って、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するように適合される。構成ユニット1230は、SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するように適合される。
装置は、SCCが配置された基地局内に配置されてもよく、より具体的には、基地局内の、SCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
インターフェースユニット1210はインターフェースであってもよいことに注意すべきである。たとえば、PCCおよびSCCが異なる基地局内に配置されるとき、インターフェースユニット1210は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。PCCおよびSCCが同じ基地局内に配置されるとき、インターフェースユニット1210はケーブル接続インターフェースであってもよい。決定ユニット1220は、独立に設けられたプロセッサであってもよく、また、基地局のプロセッサへの統合によって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが決定ユニット1220の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよい。構成ユニット1230の実現は、決定ユニット1220のそれと同じであり、構成ユニット1230は、決定ユニット1220と一緒に統合されてもよく、あるいは独立に実現されてもよい。ここでの基地局は、SCCが配置された基地局を指し、プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、または特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
本発明の実施形態によるまたさらに他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図13を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される装置は、リソース割り当ての間にPUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するように適合される。
図13に表わされるように、装置は、プロセッサ1310およびインターフェース1320を含む。図は、メモリ1330およびバス1340をさらに表わす。プロセッサ1310、インターフェース1320、およびメモリ1330は接続され、バス1340を使用することによって相互接続を完成している。
装置は、SCCが配置された基地局内に配置され、プロセッサ1310は、上記の方法の実施形態において、SCCを制御するためのエンティティによって行われる方法のうちのいずれか1つを行うように適合される。たとえば、方法は、インターフェース1320を使用することによって、PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するステップであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、ステップと、受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するステップと、SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、を含む。
ここでのプロセッサ1310は、1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよいことに注意すべきである。たとえば、プロセッサは中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよく、あるいは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、あるいは1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)など、本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
SCCおよびPCCが異なる基地局内に配置されるとき、インターフェース1320は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。SCCおよびPCCが同じ基地局内に配置されるとき、インターフェース1320はケーブル接続インターフェースであってもよい。
メモリ1330は記憶装置であってもよく、あるいは複数の記憶要素の集合名であってもよく、メモリ1330は、アクセスネットワーク管理デバイスの動作のために要求される、実行可能プログラムコードまたはパラメータ、データなどを記憶するように適合される。メモリ1330は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、また、たとえば磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ(Flash)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)も含んでもよい。
バス1340は業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、周辺機器相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであってもよい。バス1340は、アドレスバス、データバス、コントロールバス、などに分類されてもよい。説明の容易さのために、図13において、バス1340は1つの線のみで表現されるが、これは1つのバスまたは1種類のバスのみがあることを意味しない。
実施形態1:リソース割り当て方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。方法は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む、ステップと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップと、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップと、
2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するステップと、
を含む。
実施形態2:実施形態1における方法によれば、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップは、
PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップ
を含む。
実施形態3:実施形態2における方法によれば、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップは、
PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つのSCCに割り当てるステップ
を含む。
実施形態4:実施形態1から3のいずれか1つにおける方法によれば、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップは、
2つ以上のSCCの負荷を検出するステップと、
2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップと、
決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップと、
を含む。
実施形態5:実施形態1から3のいずれか1つにおける方法によれば、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップは、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てるステップ、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てるステップ
を含む。
実施形態6:実施形態1から5のいずれか1つにおける方法によれば、方法は、
2つ以上のSCCの負荷を定期的に検出するステップと、
2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化後に得られた負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップと、
決定された割合または数が変化したとき、変化後に得られた割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに再割り当てするステップと、
2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するステップと、
をさらに含む。
実施形態7:実施形態6における方法によれば、2つ以上のSCCの負荷が検出される定期は、TTIを単位として使用する。
実施形態8:実施形態1から3のいずれか1つにおける方法によれば、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップは、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい、ステップ
を含む。
実施形態9:実施形態8における方法によれば、サブ期間はTTIを単位として使用する。
実施形態10:リソース割り当て方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。方法は、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を、SCCを制御するためのエンティティによって受信するステップであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、ステップと、
受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を、SCCを制御するためのエンティティによって決定するステップと、
SCCを制御するためのエンティティによって、SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、
を含む。
実施形態11:リソース割り当て装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。装置は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合された構成ユニットであって、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む、構成ユニットと、
PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるように適合された第一割り当てユニットと、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合された第二割り当てユニットであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、第二割り当てユニットと、
2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するように適合された通知ユニットと、
を含む。
実施形態12:実施形態11における装置によれば、第一割り当てユニットは、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるように適合される。
実施形態13:実施形態12における装置によれば、第一割り当てユニットは、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、PUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つのSCCに割り当てるように適合される。
実施形態14:実施形態11から13のいずれか1つにおける装置によれば、装置は、2つ以上のSCCの負荷を検出するように適合された検出ユニットをさらに含み、第二割り当てユニットは、
2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定し、
決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てる、
ように適合される。
実施形態15:実施形態11から13のいずれか1つにおける装置によれば、第二割り当てユニットは、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てる、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てる
ように適合される。
実施形態16:実施形態11から15のいずれか1つにおける装置によれば、装置は、
2つ以上のSCCの負荷を検出するように検出ユニットを定期的にトリガし、2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化後に得られた負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように、第二割り当てユニットをトリガし、決定された割合または数が変化したとき、変化後に得られた割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに再割り当てするように適合された定期的トリガユニット
をさらに含み、
通知ユニットは、2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するようにさらに適合される。
実施形態17:実施形態16における装置によれば、定期的トリガユニットがトリガを行う定期は、TTIを単位として使用する。
実施形態18:実施形態11から13のいずれか1つにおける装置によれば、第二割り当てユニットは、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合され、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
実施形態19:実施形態18における装置によれば、サブ期間はTTIを単位として使用する。
実施形態20:リソース割り当て装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。装置は、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合されたインターフェースユニットであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、インターフェースユニットと、
受信したリソース情報に従って、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するように適合された決定ユニットと、
SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するように適合された構成ユニットと、
を含む。
この技術分野の当業者は、本発明の実施形態が方法、装置(デバイス)、またはコンピュータプログラム製品として提供されてもよいことを理解すべきである。従って、本発明は、完全なハードウェアの実施形態、完全なソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアを組み合わせた実施形態の形式を使用してもよい。また、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリ、などを含むがこれらに限定されない)上で実現されるコンピュータプログラム製品の形式を使用してもよい。
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(デバイス)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の各プロセスおよび/または各ブロック、および、フローチャートおよび/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現するために使用されてもよいことが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行された命令が、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現するための装置を生成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または機械を生成するための他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されてもよい。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読メモリに記憶された命令が、命令装置を含む人工物を生成するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスに特定の方式で動作するよう命令することが可能であるコンピュータ可読メモリ内に記憶されてもよい。命令装置は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、一連の動作およびステップがコンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で行われ、これによりコンピュータで実現された処理を生成するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイス上にロードされてもよい。従って、コンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの例示の実施形態が説明されたが、この技術分野の当業者は、一旦基本的な発明の概念を学習すれば、これらの実施形態に変更および修正を行うことが可能である。従って、以下の請求項は例示の実施形態に及ぶと解釈されるように意図され、すべての変更および修正は本発明の範囲内にある。
明らかに、この技術分野の当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明に様々な修正および変形を行うことが可能である。このようにして、本発明に対するこれらの修正および変形が本発明の請求項およびその同等技術の範囲内にあれば、本発明はこれらの修正および変形に及ぶように意図される。
200、800、1100、1200 リソース割り当て装置
210、810、1230 構成ユニット
220、820 第一決定ユニット
230、830 第二決定ユニット
240、850 検出ユニット
840 通知ユニット
860 定期的トリガユニット
1110、1310 プロセッサ
1120、1320 インターフェース
1130、1330 メモリ
1140、1340 バス
1210 インターフェースユニット
1220 決定ユニット
本発明は、無線通信技術の分野、詳細には、物理アップリンク制御チャネルリソースの割り当て方法および装置に関する。
通信技術の開発プロセスにおいて、スペクトルリソース利用を増加させるために、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)通信システムにキャリア・アグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)技術が導入されている。
CA技術は、複数の連続または不連続なコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)を集約することによって、より高い帯域幅を取得する技術である。集約された複数のCCは、1つの一次コンポーネントキャリア(Primary Component Carrier、PCC)および少なくとも1つの二次コンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier、SCC)を含む。UEが最初に接続されるキャリアはPCCであり、他のキャリアはSCCである。
SCCのダウンリンク伝送ブロックの確認(acknowledgement、ACK)または否定確認(negative acknowledgement、NACK)などのフィードバック情報は、PCCの物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)上でフィードバックされるのみであり得る。しかしながら、小型基地局の広範な配備とともに、基地局の密度が増加する。それのために1つのCCが8つのCCまたはさらに多くのCCの役割を果たすPCCは、幅広い適用シナリオを有する。この場合、PUCCHリソースの需要が大きく増加する。
たとえば、現在、SCCスケジューリングの間に異なるSCC上でユーザ機器によって使用されるPUCCHリソースが互いに競合しないことを保証するために、独立したPUCCHリソースが各SCCに割り当てられる必要がある。従って、SCCの数が増加するにつれて、PCCのPUCCHリソース消費は線形的に増加する。加えて、PUCCHリソース自体はデータ伝送に使用されない。このように、PUCCHリソース消費が線形的に増加するにつれて、PCCによってサポートされるアップリンクスループットは劇的に低減され、システム性能は劣下する。
これを鑑みて、本発明の実施形態は、PUCCHリソース割り当て方法および装置を提供し、それによってPUCCHリソース消費を低減する。
本発明の第一の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるために使用されるリソース割り当て方法が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、方法は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む、ステップと、
SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定するステップであって、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる、ステップと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を含む。
第一の態様を参照して、第一の態様の第一の可能な実現方式において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップは、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するステップと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップであって、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用する、ステップと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を含む。
第一の態様の第一の可能な実現方式を参照して、第一の態様の第二の可能な実現方式において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するステップは、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するステップ
を含む。
第一の態様の第二の可能な実現方式を参照して、第一の態様の第三の可能な実現方式において、定期は1つ以上の伝送時間間隔(TTI)である。
第一の態様を参照して、第一の態様の第四の可能な実現方式において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップは、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てるステップ、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるステップ、
を含む。
第一の態様を参照して、第一の態様の第五の可能な実現方式において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップは、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するステップであって、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい、ステップ
を含む。
第一の態様の第五の可能な実現方式を参照して、第一の態様の第六の可能な実現方式において、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明の第二の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるために使用されるリソース割り当て方法が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、方法は、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を、SCCを制御するためのエンティティによって受信するステップであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にあるSCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、ステップと、
受信したリソース情報に従って、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を、SCCを制御するためのエンティティによって決定するステップと、
SCC上で、ユーザ機器のために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、
を含む。
本発明の第三の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合された構成ユニットであって、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む、構成ユニットと、
SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定するように適合された第一決定ユニットであって、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる、第一決定ユニットと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合された第二決定ユニットと、
を含む。
本発明の第三の態様を参照して、第三の態様の第一の可能な実現方式において、装置は、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するように適合された検出ユニットをさらに含み、
第二決定ユニットは、具体的には、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように適合され、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用し、第二決定ユニットは、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合される。
第三の態様の第一の可能な実現方式を参照して、第三の態様の第二の可能な実現方式において、検出ユニットは、具体的には、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するように適合される。
第三の態様の第二の可能な実現方式を参照して、第三の態様の第三の可能な実現方式において、定期は1つ以上の伝送時間間隔TTIである。
第三の態様を参照して、第三の態様の第四の可能な実現方式において、第二決定ユニットは、具体的には、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てる、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるように適合される。
第三の態様を参照して、第三の態様の第五の可能な実現方式において、第二決定ユニットは、具体的には、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するように適合され、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
第三の態様の第五の可能な実現方式を参照して、第三の態様の第六の可能な実現方式において、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明の第四の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、SCCを制御するためのエンティティ内に配置され、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合されたインターフェースユニットであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にあるSCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、インターフェースユニットと、
受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するように適合された決定ユニットと、
SCC上で、ユーザ機器のために、決定されたコードチャネル対を構成するように適合された構成ユニットと、
を含む。
本発明の第五の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、
アプリケーションプログラムコードを記憶するように適合されたメモリと、
メモリ内に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように適合されたプロセッサであって、具体的には、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む、ステップと、
SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定するステップであって、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる、ステップと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を実行するように適合されたプロセッサと、
メモリとプロセッサとの間で情報を伝送するように適合されたインターフェースと、
を含む。
第五の態様を参照して、第五の態様の第一の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するステップと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップであって、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用する、ステップと、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するステップと、
を実行するように適合される。
第五の態様の第一の可能な実現方式を参照して、第五の態様の第二の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するステップを実行するように適合される。
第五の態様の第二の可能な実現方式を参照して、第五の態様の第三の可能な実現方式において、定期は1つ以上の伝送時間間隔TTIである。
第五の態様を参照して、第五の態様の第四の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てるステップ、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるステップ、
を実行するように適合される。
第五の態様を参照して、第五の態様の第五の可能な実現方式において、プロセッサは、具体的には、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するステップであって、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい、ステップ
を実行するように適合される。
第五の態様の第五の可能な実現方式を参照して、第五の態様の第六の可能な実現方式において、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明の第六の態様によれば、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいて物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを割り当てるように適合されたリソース割り当て装置が提供され、コンポーネントキャリアは一次コンポーネントキャリアPCCおよび二次コンポーネントキャリアSCCを含み、装置は、SCCを制御するためのエンティティ内に配置され、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合されたインターフェースであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にあるSCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、インターフェースと、
アプリケーションプログラムコードを記憶するように適合されたメモリと、
メモリ内に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように適合されたプロセッサであって、具体的には、
受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するステップと、
SCC上で、ユーザ機器のために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、
を実行するように適合されたプロセッサと、
を含む。
本発明の実施形態において、PUCCHリソースはPCCのために構成され、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含み、SCCに割り当てられるPUCCHリソースが決定され、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対が決定される。このようにして、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、PUCCHコードチャネルグループによってSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用し、それによって、複数のSCCが同じPUCCHリソースを共有し、PUCCHリソースは、複数のCCによって互いと行われるCAの間、低減され、PUCCHリソース消費が低減される。これは、PUCCHリソース利用を増加させるのみならず、アップリンクシステムスループットを増加させる。
本発明の実施形態における技術的解決法をより明確に説明するために、以下は、実施形態を説明するために要求される添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施形態を表わすに過ぎず、この技術分野の当業者は創造的努力なしでこれら添付図面から他の図面を依然として導き出し得る。
本発明の実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態によるコードチャネル対の割り当て方式の概略フローチャートである。
本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態による、SCC間のリソース共有の概略図である。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態による他のリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置の概略構造図である。
現在、CCスケジューラは一般的に、分散配備によって通信システム内に配備されている。たとえば、CCスケジューラは、異なる基地局内、または同じ基地局における異なるベースバンドボードに配置されている。このようにして、スケジューリングプロセスにおいて、CCスケジューラがリアルタイムでリソースをコーディネートすることは、いくぶん困難である。従って、異なるSCC上でユーザ機器によって使用されるPUCCHリソース間の競合を回避するため、従来技術では独立したPUCCHリソースが各SCCに割り当てられていた。その結果、PCCのPUCCHリソース消費は、SCCの数が増加するにつれて線形的に増加した。上記の課題を考慮して、SCCが同じPUCCHリソースを共有するというポリシーがこの出願の実施形態において提示され、それによって、PUCCHリソース消費を低減し、アップリンクスループットを増加させる。
たとえば、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、複数のPUCCHコードチャネルグループ(以下、略して、コードチャネルグループ)に分割されてもよく、各コードチャネルグループは複数のPUCCHコードチャネル対(以下、略して、コードチャネル対)を含む。PCCが複数のSCCと集約されたとき、同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、コードチャネルグループ内の、同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのリソースは競合しないように制御され、これは、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用するように同じコードチャネルグループが割り当てられるSCCを制御することによって実現されてもよい。同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCが異なるコードチャネル対を使用するということは、コードチャネル対のうちのいずれか1つが異なることを指し、つまり、これらのSCCによって使用されるコードチャネル対は重複しない。このようにして、異なるSCCは同じPUCCHコードチャネルグループリソースを共有することが可能であり、これは、複数のCCが互いとCAを行うときのPUCCHリソース消費を低減し、アップリンクスループットを増加させる。
SCCへのコードチャネルグループの割り当ては、レイヤ3(L3)で実現されてもよく、たとえば無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)レイヤで実現されてもよい。同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用するように同じコードチャネルグループが割り当てられるSCCを制御することは、レイヤ2(L2)で実現されてもよく、たとえば無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)レイヤまたは媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)レイヤで実現されてもよい。もちろん、本発明はこれに限定されず、この技術分野の当業者は、要件に従って各ステップを実現するための場所を調整してもよい。
以下は、明細書において添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなくいくつかに過ぎない。創造的努力なしで本発明の実施形態に基づいてこの技術分野の当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内にあるものである。
図1は、本発明の実施形態によるリソース割り当て方法の概略フローチャートである。方法は、以下のように説明され得る。
本発明のこの実施形態によって提供されるリソース割り当て方法は、コンポーネントキャリアがPCCおよびSCCを含む、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおけるPUCCHリソース割り当てに適用されてもよい。
一般的に、PCCはUEが最初に接続されるキャリアである。
S101:PCCのためにPUCCHリソースを構成する。
PUCCHリソースは、少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループ(以下、PUCCHコードチャネルグループは、簡単に、コードチャネルグループと称される)を含み、各PUCCHコードチャネルグループは、少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対(以下、PUCCHコードチャネル対は、簡単に、コードチャネル対と称される)を含む。
S102:SCCに割り当てられるPUCCHリソースを決定する。
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる。
S103:PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定する。
ステップS103において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定する方式は、以下のいくつかのタイプを含むが、これらに限定されない。
第一の方式:同じコードチャネルグループについて、SCCの負荷状態に従って、使用されることが可能であるコードチャネル対が割り当てられる。
ステップ1:PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出する。
具体的には、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷が定期的に検出される。
定期は1つ以上の伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)である。
ステップ2:PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定する。
より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用する。
ステップ3:PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定する。
第二の方式:同じコードチャネルグループについて、均等割り当ての原則に従って、使用されることが可能であるコードチャネル対がSCCに割り当てられる。
具体的には、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てられるか、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対がSCCに割り当てられる。
第三の方式:同じコードチャネルグループについて、設定された割合に従って、1つの周期期間内の各サブ期間において、使用されることが可能であるコードチャネル対がSCCに割り当てられる。
具体的には、割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定される。
各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明のこの実施形態の解決法を用いることにより、PUCCHリソースがPCCのために構成され、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含み、SCCに割り当てられるPUCCHリソースが決定され、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対が決定される。このようにして、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、PUCCHコードチャネルグループによってSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用し、それによって、複数のSCCが同じPUCCHリソースを共有し、PUCCHリソースは、複数のCCによって互いと行われるCAの間、低減され、PUCCHリソース消費が低減される。これは、PUCCHリソース利用を増加させるのみならず、アップリンクシステムスループットを増加させる。
図2は、本発明の実施形態によるリソース割り当て装置200の概略構造図である。
本発明のこの実施形態によって提供されるリソース割り当て装置は、コンポーネントキャリアがPCCおよびSCCを含む、コンポーネントキャリア・アグリゲーションのシナリオにおいてPUCCHリソース割り当てに適用されてもよい。
装置200は、構成ユニット210と、第一決定ユニット220と、第二決定ユニット230と、を含む。
構成ユニット210は、PCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合され、PUCCHリソースは少なくとも2つのPUCCHコードチャネルグループを含み、各PUCCHコードチャネルグループは少なくとも2つのPUCCHコードチャネル対を含む。
第一決定ユニット220は、SCCに割り当てられ、構成ユニット210によって構成されたPUCCHリソースを決定するように適合され、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられる。
第二決定ユニット230は、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合される。
本発明の他の実施形態において、装置は検出ユニット240をさらに含む。
検出ユニット240は、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を検出するように適合され、
第二決定ユニット230は、具体的には、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの、検出ユニット240によって検出された負荷に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように適合され、より高い負荷を有するSCCがより大きい割合または数のコードチャネル対を使用し、第二決定ユニット230は、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用するように、決定された割合または数に従って、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCによって使用されるコードチャネル対を決定するように適合される。
選択的に、検出ユニット240は、具体的には、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの負荷を定期的に検出するように適合される。
選択的に、定期は1つ以上のTTIである。
本発明の他の実施形態において、第二決定ユニット230は、具体的には、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCに均等に割り当てる、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対をSCCに割り当てるように適合される。
本発明の他の実施形態において、第二決定ユニット230は、具体的には、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCは同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を使用すると決定するように適合され、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
選択的に、サブ期間は1つ以上のTTIである。
本発明のこの実施形態におけるリソース割り当て装置は、PCCが配置された基地局内に配置されてもよく、より具体的には、基地局内の、PCCを制御するベースバンドボード内にあってもよい。PCCのために構成されたPUCCHリソースは、PUCCHコードチャネルグループによってSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが少なくとも2つのSCCに割り当てられ、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループが割り当てられたSCCのうちいずれの2つのSCCも重複しないコードチャネル対を使用し、それによって、複数のSCCが同じPUCCHリソースを共有し、PUCCHリソースは、複数のCCによって互いと行われるCAの間、低減され、PUCCHリソース消費が低減される。これは、PUCCHリソース利用を増加させるのみならず、アップリンクシステムスループットを増加させる。
図3は、本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである。方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオでは、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される方法は、リソース割り当ての間、PUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するために使用される。図3に表わされるように、この実施形態によって提供されるPUCCHリソース割り当て方法は、以下のステップを含んでもよい。
S301:PCCのためにPUCCHリソースを構成し、ここでPUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む。
S302:PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てる。
S303:同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当て、ここで2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない。
S304:2つ以上のSCCに割り当てられたリソースを2つ以上のSCCに通知し、これは各SCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を各SCCに通知することを含む。
ステップS302におけるリソース割り当てはコードチャネルグループごとに行われ、2つ以上のSCCが同じコードチャネルグループを共有するように、同じコードチャネルグループが2つ以上のSCCに割り当てられ、これにより、PCCおよび複数のSCCのアグリゲーションの間のPUCCHリソース消費を低減し、アップリンクスループットを増加させる。加えて、共有されるコードチャネルグループが存在するので、同じコードチャネルグループを共有するSCCが異なるコードチャネル対を使用するように、ステップS303におけるリソース割り当てがコードチャネル対ごとにさらに行われ、これによりリソース競合を回避する。
上記の方法は、PCCを制御するためのエンティティによって行われてもよい。エンティティは、PCCが配置された基地局であってもよく、より具体的には、基地局内の、PCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
ステップS301において、PCCのためのPUCCHリソースの構成は、レイヤ3において実現されてもよい。PUCCHのために構成されたリソースブロック(Resource Block、RB)は限られている。PUCCH時間周波数リソース利用を増加させるために、キャリア(周波数次元)、タイムスロット(時間次元)、および符号化(符号化次元)を使用することによってPUCCHリソースが特定されるように、時間周波数リソースは符号化次元において拡張される。PUCCHリソースの単位は、PUCCHコードチャネルと見なされてもよい。各サブフレームは2つのタイムスロットを含むので、実際の使用では、PUCCHリソースが複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループが複数のコードチャネル対を含むように、PUCCHリソースに対してコードチャネル対ごとにリソース分割が行われてもよい。ここでの複数は、2つ以上を指す。各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を有するので、複数のSCCが1つのコードチャネルグループを共有するとき、これらのSCCは異なるコードチャネル対を使用することが可能である。
PUCCHリソースがPCCのために構成された後、PCCと集約されたSCCにこれらのリソースを割り当てるプロセスにおいて、ステップS302が行われてもよい。たとえば、PCCと集約されたSCCにPUCCHリソースが割り当てられてもよく、それによって、コードチャネルグループが可能な限り少ないSCCによって共有されるという目標を達成する。PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より小さいとき、1つのコードチャネルグループが、PCCと集約された各SCCに割り当てられてもよい。この場合、コードチャネルグループは共有されない。PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、ステップS302が行われる。さらに、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、ステップS302におけるPCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループの、2つのみのSCCへの割り当てが、さらに行われてもよい。
加えて、同じコードチャネルグループが、2つ以上のSCCに同時に割り当てられてもよく、あるいは同じコードチャネルグループはまた、2つ以上のSCCに連続的に割り当てられてもよい。
PCCのために構成されたPUCCHリソースは4つのコードチャネルグループに分割されると仮定され、これらはコードチャネルグループ1から4である。たとえば、接続されたユーザ機器(user equipment、UE)が、4つ以下のSCCがPCCと集約されることを要求するとき、1つのコードチャネルグループが各SCCに割り当てられてもよく、コードチャネルグループは最初に共有されなくてもよい。次に、集約される必要があるSCCの数がコードチャネルグループの数を超えたとき、割り当てられたコードチャネルグループは、新たに追加されたSCCに再割り当てされてもよい。もちろん、アグリゲーションポリシーはまた、最初に使用されてもよく、2つ以上のSCCが1つのコードチャネルグループを共有する。集約される必要があるSCCが引き続き新たに追加されたとき、割り当てられていないコードチャネルグループが使用され、割り当てられていないコードチャネルグループがないならば、共有が続けられてもよい。
他の例として、接続されたUEが、4つより多くのSCCがPCCと集約されることを要求するとき、説明の容易さのために、ここでの一例として5つのSCCが使用され、これらはSCC0からSCC4である。この場合、コードチャネルグループ1などの同じコードチャネルグループが、SCC0からSCC4に同時に割り当てられてもよい。もちろん、代わりに、コードチャネルグループ1から4がSCC0からSCC3に順次割り当てられてもよく、するとコードチャネルグループ1はSCC4に割り当てられてもよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
各コードチャネルグループ内のコードチャネル対の数は同じであってもよく、あるいは異なってもよいことに注意すべきであり、これは、ここで限定されない。
ステップS303において、同じコードチャネルグループを共有するSCCについて、SCCのリソース割り当ては、リソース競合を回避するために、コードチャネル対ごとにさらに分割される必要がある。コードチャネル対の割り当てを具体的に実現するための方式は、以下の方法のいずれか1つを含んでもよいが、これらに限定されない。
第一の方式:要件に従った割り当ての方式。
コードチャネルグループ内のコードチャネル対は、同じコードチャネルグループを共有するSCCの負荷に従ってこれらのSCCに割り当てられる。より高い負荷を有するSCCが、より多くのコードチャネル対を使用し、ここでの負荷とコードチャネル対との間の関係は単純な線形的な関係でなくでもよく、負荷範囲と要求されるコードチャネル対との間の関係は、日常の使用における負荷および要求されるコードチャネル対の経験値に従って決定されてもよい。たとえば、負荷はいくつかの間隔に分割されてもよく、各間隔は異なる数のコードチャネル対を必要とする。負荷がその間隔に到達したとき、対応する数のコードチャネル対がSCCに割り当てられる。他の例として、代わりに、いくつかの閾値間隔が、日常の使用における負荷および要求されるコードチャネル対の経験値に従って設定されてもよく、各閾値間隔はコードチャネル対の1つの割り当ての割合に対応する。2つのSCCの負荷の間の差が閾値間隔の範囲内にあるとき、コードチャネル対は対応する割り当ての割合に従って各SCCに割り当てられる。
たとえば、2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すると仮定すると、コードチャネルグループ内のコードチャネル対は2つのSCCに割り当てられる必要があり、すべての可能な割り当て方式は、方式1:3つのコードチャネル対が1つのSCCに割り当てられ、1つのコードチャネル対が他のSCCに割り当てられる、方式2:2つのコードチャネル対が各SCCに割り当てられる、方式3:4つのコードチャネル対が1つのSCCに割り当てられ、他のSCCはコードチャネルグループを使用する許可を保有するが、一時的にコードチャネルグループを使用しない、を含む。方式1は、2つのSCCの負荷がある値だけ異なるか、または2つの異なる負荷間隔内にある場合に適用され、方式2は、2つのSCCの負荷が同じであるか、または小さな差を有するか(たとえば、差が閾値より小さい)、または同じ負荷間隔内にある場合に適用され、方式3は、1つのSCCの負荷が0であるか、または他のSCCの負荷に対して無視され得る場合に適用される。
2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループが4つのコードチャネル対を含むとき、最も単純な実現方式において、つまり2つのSCCの負荷が同じであるか、またはそれらの差が予め設定された値より小さいとき、2つのコードチャネル対を各SCCに割り当てるために方式2が使用され、あるいは、2つのSCCの負荷が異なるか、またはそれらの差が予め設定された値より大きいとき、3つのコードチャネル対をより高い負荷を有するSCCに割り当てるために、および1つのコードチャネル対をより低い負荷を有するSCCに割り当てるために方式1が使用される。SCCの負荷が0であるとき(SCCの負荷が他のSCCの負荷に対して無視され得る場合を含む)、負荷を有するSCCに4つすべてのコードチャネル対を割り当てるために方式3が使用される。
実現方式の他の例は、SCC0およびSCC4は1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すること、を含んでもよい。SCC0の負荷は3つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、SCC4の負荷は1つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあるので、3つのコードチャネル対をSCC0に割り当てて1つのコードチャネル対をSCC4に割り当てるために方式1が使用される。他の例として、SCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差は閾値間隔の範囲内にあり、閾値間隔に対応する割り当ての割合は3:1であるので、3つのコードチャネル対をSCC0に割り当て、1つのコードチャネル対をSCC4に割り当てるために方式1が使用される。
上記の方法において、同じコードチャネルグループを共有するSCCのリソース要件が考慮され、コードチャネル対は要件に従って割り当てられ、これにより、PUCCHリソース利用をさらに増加させ、アップリンクスループットをさらに増加させる。
上記で提供されたコードチャネル対を割り当てるための方式は、例示の目的のために過ぎず、本発明を限定するように意図されないことに注意すべきである。この技術分野の当業者は、この注意書きに従って、負荷に応じて、同じコードチャネルグループを共有するSCCにコードチャネル対を割り当てる他の方式、または負荷以外のSCCのリソース要件を反映する他のパラメータに従った制御、同じコードチャネルグループを共有するSCCへのコードチャネル対の割り当てを使用してもよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
第二の方式:均等割り当て方式
この方式では、同じコードチャネルグループを共有するSCCのリソース要件は考慮されず、コードチャネルグループ内のコードチャネル対は、同じコードチャネルグループを共有するSCCの数に従ってSCCに均等に割り当てられる。
たとえば、2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すると仮定すると、コードチャネルグループ内のコードチャネル対は2つのSCCに均等に割り当てられ、つまり、各SCCは2つのコードチャネル対を使用する。
コードチャネルグループ内のコードチャネル対が、同じコードチャネルグループを共有するSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、SCCによって使用されるコードチャネル対の数の間の差は1を超えないようにされてもよい。たとえば、1つのコードチャネルグループを共有するSCCの数が上記の例において3であるとき、SCCのうち2つのSCCの両方は1つのコードチャネル対を使用し、他のSCCは2つのコードチャネル対を使用する。
第三の割り当て方式:周期的割り当て方式
この方式では、異なるSCCは異なるリソース要件を有し得ると見なされるが、割り当ての間、コードチャネル対は、同じコードチャネルグループを共有するSCCのリソース要件に従って割り当てられず、1つの周期期間においてリソースを均等に割り当てる効果を実現するために、いくつかの割り当て方式が周期的な方式で順次使用される。
たとえば、SCC0およびSCC4がコードチャネルグループ1を共有し、コードチャネルグループ1は4つのコードチャネル対を有すると仮定すると、最初の割り当ての間、3つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、1つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられ、ある期間の後、2つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、2つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられ、同じ期間の後、1つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、3つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられる。このプロセスが繰り返され、各周期期間内でSCC0およびSCC4に割り当てられるリソースは等しい。ここでの期間は、単位として伝送時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)を使用してもよく、たとえば、1つ以上のTTIである。もちろん、他の時間単位がまた、設定されてもよい。
本発明の実施形態によるコードチャネル対の割り当て方式の概略フローチャートである、図4を参照されたい。第一の割り当て方式について、ステップS303は、以下を含んでもよい。
S3031:2つ以上のSCCの負荷を検出する。
S3032:2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定する。
S3033:決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を、2つ以上のSCCに割り当てる。
第二の割り当て方式について、ステップS303は、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てること、または同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てることを含んでもよい。
第三の割り当て方式について、ステップS303は、割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てることを含んでもよく、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。割合セットは、コードチャネルグループ内のコードチャネル対の数に従って設定されてもよく、たとえば、すべての可能な割合が網羅的にリストされてもよく、割合のすべてまたはいくつかがセットとして選択される。各コードチャネルグループが4つのコードチャネル対を含む例が使用され、セットに含まれる割合は1:3、1:1、および3:1であってもよい。
第三の割り当て方式は、コードチャネル対の割り当てを定期的に調整する実現方式である。第一および第二の割り当て方式について、第一および第二の割り当て方式のうちいずれか1つを使用することによって最初の割り当てが行われた後、これらSCCの負荷はまた、各期間において検出されてもよく、負荷が変化するならば、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数を調整するか否かが考慮されてもよい。
具体的には、本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである、図5を参照されたい。上記の実施形態に対して、この実施形態において、コードチャネル対が2つ以上のSCCに割り当てられた後、各SCCにコードチャネル対を再割り当てするか否かが定期的に決定されてもよい。この場合、方法は以下をさらに含む。
S305:2つ以上のSCCの負荷を定期的に検出する。
S306:2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化した負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定する。
S307:決定された割合または数が変化したとき、変化した割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を、2つ以上のSCCに再割り当てする。
S308:2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対を、2つ以上のSCCに通知する。
たとえば、2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を含み、たとえば、SCC0からSCC4が1つのコードチャネルグループを共有し、SCC0の負荷が最初はSCC4の負荷より大きいか、またはSCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差が予め設定された値より大きいとき、3つのコードチャネル対がSCC0に割り当てられ、1つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられる。検出の後、SCC4の負荷はSCC0の負荷より大きいか、またはSCC4の負荷とSCC0の負荷との間の差は予め設定された値より大きく、1つのコードチャネル対がSCC0に再割り当てされ、3つのコードチャネル対がSCC4に割り当てられる。最初の割り当ては、ステップS303において要件に従った割り当ての方式で上記に説明されたのと同じであり、検出後の割り当て方式は最初の割り当て方式と同じであり、すべての可能な方式がここで再度説明されない。
他の例として、コードチャネル対の数が負荷間隔に従って決定されるとき、SCC0およびSCC4は1つのコードチャネルグループを共有し、コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を有すると仮定される。最初に、SCC0の負荷は3つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、SCC4の負荷は1つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、検出後に、SCC0の負荷およびSCC4の負荷の両方は2つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあるので、2つのコードチャネル対はSCC0に再割り当てされ、他の2つのコードチャネル対はSCC4に割り当てられる。代わりに、SCC0の負荷のみが2つのコードチャネル対の負荷間隔の範囲内にあり、SCC4の負荷間隔は検出後に変化しないが、2つのコードチャネル対がまた、SCC0に割り当てられてもよい。この場合、残ったコードチャネル対の数について、3つのコードチャネル対がSCC4に十分に割り当てられることが可能でなく、2つのコードチャネル対のみがSCC4に割り当てられ得る。つまり、ここでのコードチャネル対の割り当ては、可能な限り満たされる必要があるのみである。
他の例として、閾値間隔と割り当ての割合との間の対応に従ってコードチャネル対の数が決定されるとき、SCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差は最初に第一の閾値間隔の範囲内にあるので、SCC0およびSCC4のコードチャネル対の割り当ての割合は3:1である。検出の後、SCC0の負荷とSCC4の負荷との間の差は、SCC0およびSCC4のコードチャネル対の割り当ての割合が1:1となるように、第二の閾値間隔の範囲内となり、同じ数のコードチャネル対がSCC0およびSCC4に再割り当てされる。
ステップS305における期間はTTIを単位として使用し、1つ以上のTTIであってもよい。
上記の方法において、リソース割り当ては、PUCCHリソース利用がさらに増加され、アップリンクスループットがさらに増加されるように、SCCの負荷変化に従って遅れずに調整されることが可能である。
上記の方法をより良く視覚化するために、PUCCHリソースが割り当てられる場合が、図6を参照して以下で説明される。図6は、本発明の実施形態による、SCC間のリソース共有の概略図である。図中のM(N)の意味は、MはSCCに割り当てられたコードチャネルグループのグループ番号を表現し、NはSCCに割り当てられたコードチャネル対の数を表現する、つまり、MはSCCによって使用されるコードチャネルグループのグループ番号を表現し、NはSCCによって使用されるコードチャネル対の数を表現する、ということである。
図中、PCCが8つのSCCと集約され得る例が使用され、8つのSCCはSCC0からSCC7である。PCCのために構成されたPUCCHリソースは4つのコードチャネルグループに分割され、これらはコードチャネルグループ0から3であり、各コードチャネルグループは4つのコードチャネル対を含む。2つのSCCが1つのコードチャネルグループを共有し、これは、SCC0およびSCC4がコードチャネルグループ0を共有し、SCC1およびSCC5がコードチャネルグループ1を共有し、SCC2およびSCC6がコードチャネルグループ2を共有し、SCC3およびSCC7がコードチャネルグループ3を共有することを含む。同じコードチャネルグループを共有する2つのSCCは、同じ期間において重複しないコードチャネル対を使用する。たとえば、SCC0は期間X内に3つのコードチャネル対を使用し、SCC4は期間X内に残り1つのコードチャネル対を使用し、SCC1は期間X内に2つのコードチャネル対を使用し、SCC5は期間X内に残り2つのコードチャネル対を使用し、SCC2は期間X内に4つのコードチャネル対を使用し、SCC6は期間X内にコードチャネルグループ2を使用する許可を保有するがコードチャネル対を使用せず、SCC3は期間X内に1つのコードチャネル対を使用し、SCC7は期間X内に残り3つのコードチャネル対を使用する。加えて、同じコードチャネルグループを共有する2つのSCCによって使用されるコードチャネル対の割合は、各期間において調整されてもよい。SCC0およびSCC4のみが例として使用され、他のSCCは再度詳細には説明されない。期間Xにおいて、SCC0は3つのコードチャネル対を使用し、SCC4は残り1つのコードチャネル対を使用し、期間Yにおいて、SCC0は2つのコードチャネル対を使用し、SCC4は残り2つのコードチャネル対を使用し、期間Zにおいて、SCC0は1つのコードチャネル対を使用し、SCC4は残り3つのコードチャネル対を使用する。ここでの調整はSCC0の負荷およびSCC4の負荷に従って行われてもよく、その具体的なプロセスは、上記の対応する説明におけるそれと同じであり、詳細は再度ここに提供されない。
PUCCHリソースがPCCのために構成された後、PCCと集約されたSCCにこれらのリソースを割り当てるプロセスにおいて、ステップS302およびステップS303が行われてもよいことは、上記で既に言及された。コードチャネルグループを共有しないSCCについては、SCCはコードチャネルグループに関する情報を通知される必要があるのみであり、コードチャネルグループを共有するSCCについては、これらのSCCは、コードチャネルグループおよびコードチャネル対に関する情報が通知される必要がある。
PCCの通知を受信した後、各SCCは、PCCの通知に従って、SCCによって使用されることが可能であるPUCCHリソースを決定してもよく、そして、割り当てられたPUCCHリソースを使用することによって、SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報をUEが送信するように、SCC上でUEにこれらのリソースを割り当てる。
具体的には、本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て方法の概略フローチャートである、図7を参照されたい。方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオにおいて、1つのPCCは少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報はPCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。PCCのために構成されたPUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む。図7に表わされるように、この実施形態によって提供されるPUCCHリソース割り当て方法は、以下のステップを含んでもよい。
S701:SCCを制御するためのエンティティは、PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信し、ここでリソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない。
S702:SCCを制御するためのエンティティは、受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定する。
S703:SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成する。
SCCを制御するためのエンティティは、SCCが配置された基地局であってもよく、より具体的には、基地局内の、SCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは、1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
ステップS701において、PCCおよびSCCが異なる基地局において配備されるならば、リソース情報は、基地局間のX2インターフェースなどのインターフェースを使用することによって伝送されてもよく、PCCおよびSCCが同じ基地局の異なるベースバンドボードまたはプロセッサにおいて配備されるならば、リソース情報は、ベースバンドボードまたはプロセッサの間のケーブル接続を使用することによって伝送されてもよい。
加えて、リソース情報の形式は本発明のこの実施形態において限定されず、リソース情報を搬送するために既存のメッセージが使用されてもよく、あるいはメッセージはまた、リソース情報を伝送するために新たに設定されてもよい。PCCによって各SCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対に関する情報がSCCに通知されることが可能である限り、内容もここで限定されない。たとえば、コードチャネルグループおよびコードチャネル対はシーケンス番号によって特定されてもよく、対応するコードチャネルグループおよびコードチャネル対のシーケンス番号は、リソース情報内で伝送されてもよい。
このようにして、ステップS702において、SCCを制御するためのエンティティは、リソース情報に従って、SCCによって使用されることが可能であるリソースを知り、SCC上でUEのためにこれらのリソースを構成することが可能である。SCCによって、UEのためにリソースを構成するプロセスは、本発明の本質とは無関係であり、既存の構成方法を使用することによって実現されてもよく、詳細は再度ここに提供されない。
PCCと集約されたSCCは変化し得ることに注意すべきである。たとえば、一度に、PCCに接続されたすべてのUEが、SCC0からSCC3が集約されることを要求し、この場合、PCCはSCC0からSCC3と集約される必要がある。すると、接続されたUEが変化するので、集約される必要があるSCCが増加し、たとえば、PCCはSCC0からSCC7と集約される必要があり、あるいは集約される必要があるSCCが変化し、たとえば、PCCはSCC4からSCC7と集約される必要があり、あるいは集約される必要があるSCCが変化し、数が増加し、たとえばPCCはSCC8からSCC14と集約される必要がある。CAについては、通常はPCCが集約されることが可能であるSCCの最大数が設定されるが、実際の使用においては、集約されたSCCは異なる時に変化する可能性があり、SCCの数もまた変化する可能性がある。集約されたSCCの数がPCCのために構成されたリソース内のコードチャネルグループの数より大きくないとき、独立したコードチャネルグループが各SCCに割り当てられてもよく、この場合、リソース割り当ての粒度はコードチャネルグループであってもよい。集約されたSCCの数がPCCのために構成されたリソース内のコードチャネルグループの数を超えたとき、PUCCHリソース共有を実現するために、同じコードチャネルグループが異なるSCCに割り当てられてもよく、この場合、リソース割り当ての粒度は、リソース競合を回避するために、コードチャネルグループ内のコードチャネル対にさらに分割される必要がある。もちろん、集約されたSCCの数がPCCのために構成されたリソース内のコードチャネルグループの数を超えないとき、PUCCHリソース共有を実現するために、同じコードチャネルグループがまた、異なるSCCに割り当てられてもよく、これは本発明のこの実施形態において限定されない。
PCCと集約されたSCCのうちすべてのSCCが他のSCCとコードチャネルグループを共有するわけではないことが理解されることが可能であり、コードチャネルグループを共有するSCCへのリソース割り当ての場合が、上記の実施形態において説明されている。コードチャネルグループを共有しないSCCは、コードチャネルグループを独立に使用してもよく、詳細は再度ここに提供されない。
本発明の実施形態によるPUCCHリソース割り当て装置800の概略構造図である、図8を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCは少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報はPCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される装置は、リソース割り当ての間にPUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するように適合される。
図8に表わされるように、装置800は、構成ユニット810と、第一決定ユニット820と、第二決定ユニット830と、通知ユニット840と、を含む。構成ユニット810はPCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合され、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む。第一決定ユニット820は、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるように適合される。第二決定ユニット830は、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合され、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない。通知ユニット840は、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するように適合される。
装置は、PCCが配置された基地局内に配置されてもよく、より具体的には、基地局内の、PCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
構成ユニット810のリソース構成方式および通知ユニット840の通知方式は、上記の方法の実施形態のそれらと同じであり、詳細は再度ここに提供されない.
構成ユニット810がPCCのためにPUCCHリソースを構成した後、これらのリソースは、第一決定ユニット820を使用することによって、PCCと集約されたSCCに割り当てられてもよい。つまり、第一決定ユニット820は、2つ以上のSCCにコードチャネルグループを割り当てることが可能であるのみならず、PCCと集約された他のSCCにコードチャネルグループを割り当てることが可能である。好ましくは、PCCと集約されたSCCにPUCCHリソースが割り当てられてもよく、それによって、コードチャネルグループが可能な限り少ないSCCによって共有されるという目標を達成する。この場合、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、第一決定ユニット820はPCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当ててもよい。さらに、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、第一決定ユニット820は、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つのSCCに割り当ててもよい。詳細については、上記の方法の実施形態への参照が行われてもよく、詳細は再度ここに提供されない。
同じコードチャネルグループを共有するSCCについて、SCCのリソース割り当ての粒度は、リソース競合を回避するために、コードチャネル対にさらに分割される必要があり、これは具体的には、第二決定ユニット830によって実現されてもよい。加えて、第二決定ユニット830は、要件に従った割り当ての方式、均等割り当て方式、または周期的割り当て方式を使用してもよい。詳細については、上記の方法の実施形態を参照されたく、詳細は再度ここに提供されない。
本発明の実施形態による他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図9への参照を続けられたい。図9に表わされるように、要件に従った割り当ての方式が使用されるとき、装置は、2つ以上のSCCの負荷を検出するように適合された検出ユニット850をさらに含んでもよい。この場合、第二決定ユニット830は、具体的には、2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定し、決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合される。
均等割り当て方法が使用されるとき、第二決定ユニット830は、具体的には、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てる、または同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てるように適合される。
周期的割り当て方法が使用されるとき、第二決定ユニット830は、具体的には、割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合され、ここで各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。割合セットは、コードチャネルグループ内のコードチャネル対の数に従って設定されてもよい。サブ期間はTTIを単位として使用し、2つ以上のTTIであってもよい。
上記の方式の各々について、上記の方法の実施形態における説明への参照が行われてもよく、詳細は再度ここに提供されない。
周期的割り当て方式は、コードチャネル対の割り当てを定期的に調整する実現方式である。要件に従った割り当ての方式および均等割り当て方式について、2つの割り当て方式のうちのいずれか1つを使用することによって最初の割り当てが行われた後、これらのSCCの負荷がまた、各期間において検出されてもよく、負荷が変化したならば、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数を調整するか否かが考慮されてもよい。具体的には、本発明の実施形態によるさらに他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図10を参照されたい。図10に表わされるように、装置は、2つ以上のSCCの負荷を検出するように検出ユニット850を定期的にトリガし、2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化後に得られた負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように、第二決定ユニット830をトリガし、決定された割合または数が変化したとき、変化後に得られた割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに再割り当てするように適合された定期的トリガユニット860をさらに含む。次に、2つ以上のSCCは、通知ユニット840を使用することによって、2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対をさらに通知される必要があり、この場合、コードチャネルグループは通知される必要がない可能性がある。定期的トリガユニットがトリガを行う定期は、TTIを単位として使用し、2つ以上のTTIであってもよい。
構成ユニット810は、独立に設けられたプロセッサであってもよく、また基地局のプロセッサへの統合によって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが構成ユニット810の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよいことに注意すべきである。第一決定ユニット820および第二決定ユニット830の実現は構成ユニット810のそれと同じであってもよく、第一決定ユニット820および第二決定ユニット830は、構成ユニット810と一緒に統合されてもよく、あるいは独立に実現されてもよい。通知ユニット840はインターフェースであってもよい。たとえば、PCCおよびSCCが異なる基地局内に配置されるとき、通知ユニット840は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。PCCおよびSCCが同じ基地局内に配置されるとき、通知ユニット840はケーブル接続インターフェースであってもよい。検出ユニット850は、独立に設けられた検出回路であってもよく、また、基地局のプロセッサへの組み込みによって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが検出ユニット850の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよい。定期的トリガユニット860は、独立に設けられたタイマであってもよく、また、基地局のプロセッサへの統合によって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが定期的トリガユニット860の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよい。ここでの基地局は、PCCが配置された基地局を指し、プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、または特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置によるさらに他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図11を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される装置は、リソース割り当ての間にPUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するように適合される。
図11に表わされるように、装置は、プロセッサ1110およびインターフェース1120を含む。図は、メモリ1130およびバス1140をさらに表わす。プロセッサ1110、インターフェース1120、およびメモリ1130は接続され、バス1140を使用することによって相互接続を完成している。
装置は、PCCが配置された基地局内に配置され、プロセッサ1110は、上記の方法の実施形態において、PCCを制御するためのエンティティによって行われる方法のうちのいずれか1つを行うように適合される。たとえば、方法は、PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む、ステップと、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップと、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップと、インターフェース1120を使用することによって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するステップと、を含む。
ここでのプロセッサ1110は、1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよいことに注意すべきである。たとえば、プロセッサは中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよく、あるいはASIC、あるいは1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)など、本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
PCCおよびSCCが異なる基地局内に配置されるとき、インターフェース1120は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。PCCおよびSCCが同じ基地局内に配置されるとき、インターフェース1120はケーブル接続インターフェースであってもよい。
メモリ1130は記憶装置であってもよく、あるいは複数の記憶要素の集合名であってもよく、メモリ1130は、アクセスネットワーク管理デバイスの動作のために要求される、実行可能プログラムコードまたはパラメータ、データなどを記憶するように適合される。加えて、メモリ1130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、また、たとえば磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ(Flash)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)を含んでもよい。
バス1140は業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、周辺機器相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであってもよい。バス1140は、アドレスバス、データバス、コントロールバス、などに分類されてもよい。説明の容易さのために、図11において、バス1140は1つの線のみで表現されるが、これは1つのバスまたは1種類のバスのみがあることを意味しない。
プロセッサ1110は、上記の方法の実施形態における検出ステップおよびコードチャネル対を再割り当てするステップをさらに行ってもよい。詳細については、上記の方法の実施形態を参照されたく、詳細は再度ここに提供されない。
本発明の実施形態によるリソース割り当て装置1200の概略構造図である、図12を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。図12に表わされるように、装置1200は、インターフェースユニット1210、決定ユニット1220、および構成ユニット1230を含む。インターフェースユニット1210は、PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合され、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない。決定ユニット1220は、受信したリソース情報に従って、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するように適合される。構成ユニット1230は、SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するように適合される。
装置は、SCCが配置された基地局内に配置されてもよく、より具体的には、基地局内の、SCCを制御するベースバンドボードであってもよく、さらに具体的には、さらに、ベースバンドボード上のプロセッサであってもよい。ここでのプロセッサは1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよい。
インターフェースユニット1210はインターフェースであってもよいことに注意すべきである。たとえば、PCCおよびSCCが異なる基地局内に配置されるとき、インターフェースユニット1210は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。PCCおよびSCCが同じ基地局内に配置されるとき、インターフェースユニット1210はケーブル接続インターフェースであってもよい。決定ユニット1220は、独立に設けられたプロセッサであってもよく、また、基地局のプロセッサへの統合によって実現されてもよく、また、基地局のプロセッサが決定ユニット1220の機能を呼び出して実行するように、プログラムコードの形式で基地局のメモリ内に記憶されてもよい。構成ユニット1230の実現は、決定ユニット1220のそれと同じであり、構成ユニット1230は、決定ユニット1220と一緒に統合されてもよく、あるいは独立に実現されてもよい。ここでの基地局は、SCCが配置された基地局を指し、プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、または特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
本発明の実施形態によるまたさらに他のPUCCHリソース割り当て装置の概略構造図である、図13を参照されたい。装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。従って、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、使用のためにPCCと集約されたSCCに割り当てられる必要がある。この実施形態によって提供される装置は、リソース割り当ての間にPUCCHリソースをどのようにして有効に使用するかという課題を解決するように適合される。
図13に表わされるように、装置は、プロセッサ1310およびインターフェース1320を含む。図は、メモリ1330およびバス1340をさらに表わす。プロセッサ1310、インターフェース1320、およびメモリ1330は接続され、バス1340を使用することによって相互接続を完成している。
装置は、SCCが配置された基地局内に配置され、プロセッサ1310は、上記の方法の実施形態において、SCCを制御するためのエンティティによって行われる方法のうちのいずれか1つを行うように適合される。たとえば、方法は、インターフェース1320を使用することによって、PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するステップであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、ステップと、受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するステップと、SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、を含む。
ここでのプロセッサ1310は、1つのプロセッサであってもよく、あるいは複数の処理要素の集合名であってもよいことに注意すべきである。たとえば、プロセッサは中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよく、あるいは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、あるいは1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1つ以上のフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)など、本発明の実施形態を実現するように適合された1つ以上の集積回路であってもよい。
SCCおよびPCCが異なる基地局内に配置されるとき、インターフェース1320は、基地局間のX2インターフェース回路またはS1インターフェース回路などのインターフェース回路であってもよく、無線インターフェースであってさえもよい。SCCおよびPCCが同じ基地局内に配置されるとき、インターフェース1320はケーブル接続インターフェースであってもよい。
メモリ1330は記憶装置であってもよく、あるいは複数の記憶要素の集合名であってもよく、メモリ1330は、アクセスネットワーク管理デバイスの動作のために要求される、実行可能プログラムコードまたはパラメータ、データなどを記憶するように適合される。メモリ1330は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、また、たとえば磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリ(Flash)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)も含んでもよい。
バス1340は業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、周辺機器相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであってもよい。バス1340は、アドレスバス、データバス、コントロールバス、などに分類されてもよい。説明の容易さのために、図13において、バス1340は1つの線のみで表現されるが、これは1つのバスまたは1種類のバスのみがあることを意味しない。
実施形態1:リソース割り当て方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。方法は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するステップであって、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む、ステップと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップと、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップと、
2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するステップと、
を含む。
実施形態2:実施形態1における方法によれば、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップは、
PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップ
を含む。
実施形態3:実施形態2における方法によれば、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるステップは、
PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つのSCCに割り当てるステップ
を含む。
実施形態4:実施形態1から3のいずれか1つにおける方法によれば、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップは、
2つ以上のSCCの負荷を検出するステップと、
2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップと、
決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップと、
を含む。
実施形態5:実施形態1から3のいずれか1つにおける方法によれば、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップは、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てるステップ、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てるステップ
を含む。
実施形態6:実施形態1から5のいずれか1つにおける方法によれば、方法は、
2つ以上のSCCの負荷を定期的に検出するステップと、
2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化後に得られた負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するステップと、
決定された割合または数が変化したとき、変化後に得られた割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに再割り当てするステップと、
2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するステップと、
をさらに含む。
実施形態7:実施形態6における方法によれば、2つ以上のSCCの負荷が検出される定期は、TTIを単位として使用する。
実施形態8:実施形態1から3のいずれか1つにおける方法によれば、同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、ステップは、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるステップであって、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい、ステップ
を含む。
実施形態9:実施形態8における方法によれば、サブ期間はTTIを単位として使用する。
実施形態10:リソース割り当て方法は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるために使用される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。方法は、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を、SCCを制御するためのエンティティによって受信するステップであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、ステップと、
受信したリソース情報に従ってSCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を、SCCを制御するためのエンティティによって決定するステップと、
SCCを制御するためのエンティティによって、SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するステップと、
を含む。
実施形態11:リソース割り当て装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。装置は、
PCCのためにPUCCHリソースを構成するように適合された構成ユニットであって、PUCCHリソースは複数のコードチャネルグループを含み、各コードチャネルグループは複数のコードチャネル対を含む、構成ユニットと、
PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるように適合された第一割り当てユニットと、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合された第二割り当てユニットであって、2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネル対は重複しない、第二割り当てユニットと、
2つ以上のSCCに割り当てられたコードチャネルグループおよびコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するように適合された通知ユニットと、
を含む。
実施形態12:実施形態11における装置によれば、第一割り当てユニットは、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きいとき、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つ以上のSCCに割り当てるように適合される。
実施形態13:実施形態12における装置によれば、第一割り当てユニットは、PCCと集約されたSCCの数がPUCCHリソース内のコードチャネルグループの数より大きく、PUCCHリソース内のコードチャネルグループの数の2倍より小さいとき、PCCのために構成されたPUCCHリソース内の同じコードチャネルグループを2つのSCCに割り当てるように適合される。
実施形態14:実施形態11から13のいずれか1つにおける装置によれば、装置は、2つ以上のSCCの負荷を検出するように適合された検出ユニットをさらに含み、第二割り当てユニットは、
2つ以上のSCCの負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定し、
決定された割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てる、
ように適合される。
実施形態15:実施形態11から13のいずれか1つにおける装置によれば、第二割り当てユニットは、
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当てる、または
同じコードチャネルグループ内のコードチャネル対が、2つ以上のSCCの数に従って均等に割り当てられることが可能でないとき、残った数のコードチャネル対を除去し、他のコードチャネル対を2つ以上のSCCに均等に割り当て、そして、SCCに割り当てられたコードチャネル対の数の間の差が1を超えないように、残った数のコードチャネル対を残った数のSCCに割り当てる
ように適合される。
実施形態16:実施形態11から15のいずれか1つにおける装置によれば、装置は、
2つ以上のSCCの負荷を検出するように検出ユニットを定期的にトリガし、2つ以上のSCCの負荷が変化したとき、変化後に得られた負荷に従って、2つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対の割合または数を決定するように、第二割り当てユニットをトリガし、決定された割合または数が変化したとき、変化後に得られた割合または数に従って、同じコードチャネルグループ内の重複しないコードチャネル対を2つ以上のSCCに再割り当てするように適合された定期的トリガユニット
をさらに含み、
通知ユニットは、2つ以上のSCCに再割り当てされたコードチャネル対を2つ以上のSCCに通知するようにさらに適合される。
実施形態17:実施形態16における装置によれば、定期的トリガユニットがトリガを行う定期は、TTIを単位として使用する。
実施形態18:実施形態11から13のいずれか1つにおける装置によれば、第二割り当てユニットは、
割合セットにおける割合に従って1つの周期期間内の各サブ期間において、同じコードチャネルグループ内の異なるコードチャネル対を2つ以上のSCCに割り当てるように適合され、各サブ期間において使用される割合は異なり、1つの周期期間内のサブ期間の数は割合セットにおける割合の数と等しい。
実施形態19:実施形態18における装置によれば、サブ期間はTTIを単位として使用する。
実施形態20:リソース割り当て装置は、CAシナリオにおいてPUCCHリソースを割り当てるように適合される。CAシナリオにおいて、1つのPCCが少なくとも2つのSCCと集約され、各SCCによって送信されたダウンリンク伝送ブロックのフィードバック情報は、PCCのPUCCH上でフィードバックされる。装置は、
PCCを制御するためのエンティティによって送信されたリソース情報を受信するように適合されたインターフェースユニットであって、リソース情報は、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ、およびコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されるコードチャネル対を示すために使用され、SCCおよび他の1つ以上のSCCは、SCCに割り当てられたコードチャネルグループを共有し、使用されるコードチャネル対は他の1つ以上のSCCによって使用されるコードチャネル対と重複しない、インターフェースユニットと、
受信したリソース情報に従って、SCCに割り当てられたコードチャネルグループ内にある、SCCによって使用されることが可能であるコードチャネル対を決定するように適合された決定ユニットと、
SCC上で、UEのために、決定されたコードチャネル対を構成するように適合された構成ユニットと、
を含む。
この技術分野の当業者は、本発明の実施形態が方法、装置(デバイス)、またはコンピュータプログラム製品として提供されてもよいことを理解すべきである。従って、本発明は、完全なハードウェアの実施形態、完全なソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアを組み合わせた実施形態の形式を使用してもよい。また、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリ、などを含むがこれらに限定されない)上で実現されるコンピュータプログラム製品の形式を使用してもよい。
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(デバイス)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の各プロセスおよび/または各ブロック、および、フローチャートおよび/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実現するために使用されてもよいことが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行された命令が、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現するための装置を生成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または機械を生成するための他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されてもよい。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読メモリに記憶された命令が、命令装置を含む人工物を生成するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスに特定の方式で動作するよう命令することが可能であるコンピュータ可読メモリ内に記憶されてもよい。命令装置は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、一連の動作およびステップがコンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で行われ、これによりコンピュータで実現された処理を生成するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイス上にロードされてもよい。従って、コンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの例示の実施形態が説明されたが、この技術分野の当業者は、一旦基本的な発明の概念を学習すれば、これらの実施形態に変更および修正を行うことが可能である。従って、以下の請求項は例示の実施形態に及ぶと解釈されるように意図され、すべての変更および修正は本発明の範囲内にある。
明らかに、この技術分野の当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明に様々な修正および変形を行うことが可能である。このようにして、本発明に対するこれらの修正および変形が本発明の請求項およびその同等技術の範囲内にあれば、本発明はこれらの修正および変形に及ぶように意図される。
200、800、1100、1200 リソース割り当て装置
210、810、1230 構成ユニット
220、820 第一決定ユニット
230、830 第二決定ユニット
240、850 検出ユニット
840 通知ユニット
860 定期的トリガユニット
1110、1310 プロセッサ
1120、1320 インターフェース
1130、1330 メモリ
1140、1340 バス
1210 インターフェースユニット
1220 決定ユニット