JP2017523703A

JP2017523703A - 車載無線ｌａｎデバイス

Info

Publication number: JP2017523703A
Application number: JP2017501687A
Authority: JP
Inventors: 均劉; 超凱王
Original assignee: 深▲せん▼市元征科技股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2014-08-12
Filing date: 2015-01-15
Publication date: 2017-08-17
Also published as: EP3148287A4; WO2016023337A1; KR20160150638A; CN104185309B; EP3148287A1; US20160057635A1; CN104185309A

Abstract

【課題】車両リソースを利用してＷｉ−Ｆｉ機能を実現する、車載無線ＬＡＮデバイスの提供。【解決手段】本発明の車載無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）デバイスは、車両の車載診断システム（ＯＢＤ）に接続するために用いるインターフェースモジュールと、前記インターフェースモジュールに接続された主制御モジュールと、前記インターフェースモジュール及び前記主制御モジュールに接続され、前記車載診断システムから電源を取得し、かつ前記車載無線ＬＡＮデバイスに給電する電源モジュールを含み、そのうち、前記主制御モジュールが、無線ＬＡＮを確立するために用いる第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールと、外部の無線ＬＡＮに接続するために用いる第２Ｗｉ−Ｆｉモジュールを含む。本発明の技術ソリューションは車両のリソースを利用してＷｉ−Ｆｉ機能を実現する。【選択図】図１

Description

本発明は通信技術分野に関し、具体的には、車載無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）デバイスに関する。

現在、ワイヤレステクノロジーの応用は幅広くかつ成熟しつつあり、例えば、Ｗｉ−Ｆｉ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ−Ｆｉｄｅｌｉｔｙ）技術は携帯端末、バス、電車、地下鉄などや、特に近年ではスマートフォンでの応用がすでに非常に普及している。

しかしながら、現有のＷｉ−Ｆｉ設備の多くが公共の場所、オフィス、住宅内に設置されており、かつ固定されていて移動できないため、ユーザーが公共の場所、オフィス、住宅を離れると、そのＷｉ−Ｆｉ設備を通じてネットワーク接続することはできない。現在一部のスマートフォンはＷｉ−Ｆｉホットスポット機能をサポートしているが、スマートフォンのＷｉ−Ｆｉホットスポットは制限が多く、例えば、スマートフォンでＷｉ−Ｆｉホットスポット機能をＯＮにしていると、消費電力が増加し、スマートフォンのバッテリー持続時間が短縮される。電力の消費速度が速くなると、スマートフォンを頻繁に充電する必要が生じ、ケーブルや電源付属品などが増加する。

本発明の目的は、車両リソースを利用してＷｉ−Ｆｉ機能を実現する、車載無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）デバイスを提供することにある。

本発明の一実施態様における車載無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）デバイスは、
車両の車載診断システム（ＯＢＤ）に接続するために用いるインターフェースモジュールと、
前記インターフェースモジュールに接続された主制御モジュールと、
前記インターフェースモジュール及び前記主制御モジュールに接続され、前記車載診断システムから電源を取得し、前記車載無線ＬＡＮデバイスに給電するために用いる電源モジュールを含み、
そのうち、前記主制御モジュールが、
無線ＬＡＮの確立に用いる第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールと、
外部の無線ＬＡＮに接続するために用いる第２Ｗｉ−Ｆｉモジュールを含む。

好ましくは、前記車載無線ＬＡＮデバイスがさらに、前記インターフェースモジュールに接続された診断モジュールを含み、前記診断モジュールが、前記インターフェースモジュールを介して前記車両の運行データを読み取るため、及び入力された診断コマンドを受信したとき、読み取った前記車両の運行データに基づいて前記車両に対して故障診断を実施するために用いられる。

好ましくは、前記診断モジュールがさらに、モバイル端末が前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールにより確立された無線ＬＡＮに接続し、かつ前記モバイル端末からの車両運行データ取得コマンドを受信したとき、前記無線ＬＡＮを介して前記モバイル端末に前記車両の運行データを送信するために用いられる。

好ましくは、前記診断モジュールがさらに、前記第２Ｗｉ−Ｆｉモジュールが外部の無線ＬＡＮに接続したとき、前記車両の運行データをクラウドサーバーにアップロードするために用いられる。

好ましくは、前記診断モジュールが、診断チップＪＶ７００とデジタルプロセッサユニットで構成される。

好ましくは、前記主制御モジュールがさらに、前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールに接続されたワイヤレスネットワーク通信モジュールを含み、前記ワイヤレスネットワーク通信モジュールが、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）カードを取り付けるために用いるＳＩＭカードホルダを含む。

好ましくは、前記主制御モジュールがさらに、前記車両の加速度を測定するために用いる加速度センサーを含む。

好ましくは、前記主制御モジュールがさらに、前記車両の角速度を測定するために用いるジャイロセンサーを含む。

好ましくは、前記主制御モジュールがさらに、前記車両に対してポジショニングを行うために用いるポジショニングモジュールを含む。

好ましくは、前記主制御モジュールがさらに、外部デバイスとＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）通信を行うために用いるＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）モジュールを含む。

本発明についての上述の技術説明から分かるように、本発明の車載無線ＬＡＮデバイスは車両の車載診断システム（ＯＢＤ、Ｏｎ−ＢｏａｒｄＤｉａｇｎｏｓｔｉｃ）上に直接設置して使用することができ、車載無線ＬＡＮデバイスの電源モジュールは車両の電力リソースを利用して、ＯＢＤシステムから電源を得て車載無線ＬＡＮデバイスに給電するため、車載無線ＬＡＮデバイスの電力が途切れないことを保証でき、従来のＷｉ−Ｆｉホットスポットデバイスにおいて電力消費量が速すぎて長時間使用できない問題を解決することができる。また、車載無線ＬＡＮデバイスの主制御モジュールが無線ＬＡＮを確立してＷｉ−Ｆｉホットスポット機能を提供し、ユーザーがモバイル端末を利用してこの無線ＬＡＮに接続し、ネットサーフィンを行ったり、インターネットの情報サービスを享受したりすることができるようにする一方で、さらに外部の無線ＬＡＮに接続し、ワイヤレスネットワーク中のステーションとすることもでき、デュアルモードのＷｉ−ＦｉＷｉ−Ｆｉ機能を実現できる。

本発明の実施例または現有技術における技術手段をよりはっきりと説明するために、以下で実施例または現有技術における技術手段の説明に必要な添付図面について簡単に紹介する。当然ながら、以下の説明における図面は単に本発明のいくつかの実施例であり、発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、創造的な労力を費やさない前提下で、これらの図面に基づいてその他の図面を得ることができるであろう。

本発明の車載無線ＬＡＮデバイスの一実施例の構造図である。本発明の主制御モジュールの一実施例の構造図である。本発明の車載無線ＬＡＮデバイスをＡＰ動作モードにしたときの機能を示すブロック図である。本発明の車載無線ＬＡＮデバイスをＳＴＡ動作モードにしたときの機能を示すブロック図である。本発明の車載無線ＬＡＮデバイスの別の一実施例の構造図である。

本発明の発明目的、特徴、利点をより明らかに分かりやすくするために、以下、本発明の実施例の図面を組み合わせ、本発明の実施例における技術手段についてはっきりと完全に説明するが、当然ながら、説明に用いる実施例は単に本発明の一部分の実施例であり、全部の実施例ではない。本発明の実施例に基づき、発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が創造的な労力を費やさない前提下で得られるすべてのその他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に含まれる。

以下、本発明の実施例における車載無線ＬＡＮデバイスについて説明する。図１に示すように、本発明の実施例における車載無線ＬＡＮデバイス１０は以下を含む。
車両のＯＢＤに接続するために用いるインターフェースモジュール１１と、
前記インターフェースモジュールに接続された主制御モジュール１２と、
前記インターフェースモジュール１１及び前記主制御モジュール１２に接続され、前記ＯＢＤから電源を取得し、前記車載無線ＬＡＮデバイス１０に給電するために用いる電源モジュール１３を含み、
そのうち、図２に示すように、前記主制御モジュール１２は、無線ＬＡＮ（即ち、Ｗｉ−Ｆｉネットワーク）を確立するために用いる第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２１と、外部の無線ＬＡＮ（即ち、Ｗｉ−Ｆｉネットワーク）に接続するために用いる第２Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２２を含む。

本発明の実施例において、前記インターフェースモジュール１１は、ＯＢＤプラグ（通常は１６ピンのＯＢＤプラグ）を含み、車載無線ＬＡＮデバイス１０は前記ＯＢＤプラグを車両のＯＢＤコネクタに挿入することで、前記車両のＯＢＤに接続される。

本発明の実施例において、前記主制御モジュール１２は、前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２１を介して無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）を確立する。即ち、前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２１を介して前記車載無線ＬＡＮデバイスをアクセスポイント（ＡＰ、ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ）動作モードに設定し、一方でＷｉ−Ｆｉホットスポットを提供してユーザーがモバイル端末（例えばスマートフォン、タブレット、車載端末、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ、ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ）など）を便利に前記Ｗｉ−Ｆｉホットスポットに接続し、ネットサーフィンをしたり、電子メールやウェブサイト（即ちＷｅｂ）、ストリーミングメディアなどのインターネット情報サービスを使用したりすることを可能にする。また一方では、確立した無線ＬＡＮはローカルの無線ＬＡＮとしてデータチャネルを提供することができ、ユーザーがモバイル端末上にインストールしたアプリケーション（即ち、アプリ）を操作して、伝送制御プロトコル（ＴＣＰ、ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｔｒｏｌＰｒｏｔｏｃｏｌ）/インターネットプロトコル（ＩＰ、ＩｎｔｅｒｎｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌ）を通じて便利に通信し、ローカルで車両の各システムと車両の運行データなど（例えば、故障情報、データストリーム、位置情報、車両の状態等）のデータのやり取りを実現することができる。図３ａに車載無線ＬＡＮデバイスをＡＰ動作モードに設定したときの機能のブロック図を示す。一方で複数のモバイル端末（例えば図３ａに示すモバイル端末Ａ、モバイル端末Ｂ、モバイル端末Ｃ）がそのＷｉ−Ｆｉホットスポットに接続して、イーサネット（登録商標）に接続することができ、また一方では、モバイル端末Ａ、モバイル端末Ｂ、モバイル端末ＣはＴＣＰ／ＩＰプロトコルを通じてローカルで車載無線ＬＡＮデバイスとデータのやり取りをすることができる。

本発明の実施例において、前記主制御モジュール１２は、第２Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２２を介して外部の無線ＬＡＮに接続し、即ち、第２Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２２を介して車載無線ＬＡＮデバイス１０を無線アクセスユーザーステーション（ＳＴＡ、Ｓｔａｔｉｏｎ）動作モードに設定し、車載無線ＬＡＮデバイス１０が外部（例えば前記車両の周辺）の無線ＬＡＮ（即ちＷｉ−Ｆｉホットスポット）に接続し、ゲートウェイを通じてイーサネット（登録商標）に接続する。このとき、車載無線ＬＡＮデバイス１０を１つのＴＣＰクライアントとし、データストリーム（例えば、前記車載無線ＬＡＮデバイスが接続された車両の運行データ）をクラウドサーバーにアップロードし、クラウドサーバーがこれらの情報に対して保存と処理を行うことができる。また車載無線ＬＡＮデバイス１０にコマンドを送信し、車載無線ＬＡＮデバイス１０を制御して、ネットワーク情報サービスを提供することもできる。そのうち、前記クラウドサーバーは、ＴＣＰ／ユーザーデータグラムプロトコル（ＵＤＰ、ＵｓｅｒＤａｔａｇｒａｍＰｒｏｔｏｃｏｌ）サーバー、ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ、Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔｔｒａｎｓｆｅｒｐｒｏｔｏｃｏｌ）サーバー、ポストオフィスプロトコル（ＰＯＰ、ＰｏｓｔＯｆｆｉｃｅＰｒｏｔｏｃｏｌ）サーバー、ファイル転送プロトコル（Ｆｔｐ、ＦｉｌｅＴｒａｎｓｆｅｒＰｒｏｔｏｃｏｌ）サーバー、インターネット制御通知プロトコル（ＩＣＭＰ、ＩｎｔｅｒｎｅｔＣｏｎｔｒｏｌＭｅｓｓａｇｅＰｒｏｔｏｃｏｌ）サーバー、簡易メール転送プロトコル（ＳＭＴＰ、ＳｉｍｐｌｅＭａｉｌＴｒａｎｓｆｅｒＰｒｏｔｏｃｏｌ）サーバー、Ｔｅｌｎｅｔプロトコルサーバー等を含むが、これらに限らない。図３ｂに車載無線ＬＡＮデバイスをＳＴＡ動作モードに設定したときの機能のブロック図を示す。車載無線ＬＡＮデバイスを外部のＷｉ−Ｆｉルーター（即ち、Ｗｉ−Ｆｉホットスポット）に接続し、イーサネット（登録商標）及びクラウドサーバーに接続することができる。

説明が必要なのは、第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２１と第２Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２２は同一のＷｉ−Ｆｉモジュールとしても、異なるＷｉ−Ｆｉモジュールとしてもよく、ここでは限定しない。

好ましくは、図１に示す実施例の基礎の上に、図４に示すように、本発明の実施例における車載無線ＬＡＮデバイス２０はさらに、インターフェースモジュール１１、主制御モジュール１２、電源モジュール１３とそれぞれ接続された診断モジュール１４を含み、前記診断モジュール１４が、前記インターフェースモジュール１１を介して車載無線ＬＡＮデバイスが接続された車両の運行データを読み取る；入力された診断コマンドを受信（例えば、モバイル端末により入力された診断コマンドを受信）したとき、読み取った前記車両の運行データに基づいて前記車両に対して故障診断を実施するために用いられる。

好ましくは、前記診断モジュール１４がさらに、モバイル端末が前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２１により確立された無線ＬＡＮに接続し、かつ前記モバイル端末からの車両運行データ取得コマンドを受信したとき、前記無線ＬＡＮを介して前記モバイル端末に前記車両の運行データを送信するために用いられる。図３ａに示すように、モバイル端末が車載無線ＬＡＮデバイスにより確立された無線ＬＡＮに接続した後、前記無線ＬＡＮを通じて前記車載無線ＬＡＮデバイスに車両運行データ取得コマンドを送信し、前記車載無線ＬＡＮデバイスは前記車両運行データ取得コマンドを受信した後、前記無線ＬＡＮを介して、前記診断モジュール１４が読み取った前記車両の運行データを前記モバイル端末に送信する。さらに、前記診断モジュール１４は、前記第２Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２２が外部の無線ＬＡＮに接続したとき、前記診断モジュール１４が読み取った前記車両の運行データをクラウドサーバーにアップロードするために用いられる。

好ましくは、主制御モジュール１２のマスターチップはＭＴＫチップセットで構成することができるが、当然ながら、主制御モジュール１２のマスターチップはその他の処理能力を有するプロセッサチップで構成してもよく、ここでは限定しない。

好ましくは、前記診断モジュール１４は診断チップＪＶ７００とデジタルプロセッサユニット（ＤＰＵ、ＤｉｇｉｔａｌＰｒｏｃｅｓｓＵｎｉｔ）で構成される。

好ましくは、前記主制御モジュール１２はさらに、第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール１２１に接続されたワイヤレスネットワーク通信モジュール（図示しない）を含み、そのうち、ワイヤレスネットワーク通信モジュールが、加入者識別モジュール（ＳＩＭ、ＳｕｂｓｃｒｉｂｅｒＩｄｅｎｔｉｔｙＭｏｄｕｌｅ）カードを取り付けるために用いるＳＩＭカードホルダを含む。ユーザーがＳＩＭカードを前記ＳＩＭカードホルダに取り付けると、ＳＩＭカードは通常すでにユーザーの設定情報を有するため、ワイヤレスネットワーク通信モジュールは前記ＳＩＭカードを介して通信機能（例えば３Ｇ通信機能、汎用パケット無線サービス（ＧＰＲＳ、ＧｅｎｅｒａｌＰａｃｋｅｔＲａｄｉｏＳｅｒｖｉｃｅ）を実現することができ、具体的には、ワイヤレスネットワーク通信モジュールが実現できる通信機能はＳＩＭカード自体がサポートしている通信機能によって決まる。

好ましくは、前記主制御モジュール１２はさらに、車載無線ＬＡＮデバイスが接続された車両の加速度を検出するために用いる加速度センサー（図示しない）を含む。

好ましくは、前記主制御モジュール１２はさらに、車載無線ＬＡＮデバイスが接続された車両の角速度を検出するために用いるジャイロセンサー（図示しない）を含む。

好ましくは、前記主制御モジュール１２はさらに、車載無線ＬＡＮデバイスが接続された車両のポジショニングを行うために用いるポジショニングモジュール（図示しない）を含む。前記ポジショニングモジュールは、例えばグローバルポジショニングシステム（ＧＰＳ、ＧｌｏｂａｌＰｏｓｉｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍ）モジュールとすることができる。

好ましくは、主制御モジュール１２はさらに、外部デバイスとＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）通信を行うために用いるＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）モジュールを含む。

好ましくは、本発明の実施例の車載無線ＬＡＮデバイスはさらに、リセットボタンと１つ以上のステータスランプを含む。前記リセットボタンは車載無線ＬＡＮデバイスに異常が発生したときリセットを実行するために用いられる。前記ステータスランプはリアルタイムで車載無線ＬＡＮデバイスの動作状態を表示するために用いられ、例えば、車載無線ＬＡＮデバイスは電源状態を表示する電源ステータスランプ、ＧＰＳポジショニング状態を表示するポジショニングステータスランプ、３Ｇ／ＧＰＲＳネットワークを表示する無線通信ステータスランプ、Ｗｉ−Ｆｉ状態を表示するＷｉ−Ｆｉステータスランプ等を含むことができる。

本発明についての上述の技術説明から分かるように、本発明の車載無線ＬＡＮデバイスは車両のＯＢＤ上に直接設置して使用することができ、車載無線ＬＡＮデバイスの電源モジュールは車両の電力リソースを利用して、ＯＢＤシステムから電源を得て車載無線ＬＡＮデバイスに給電するため、車載無線ＬＡＮデバイスの電力が途切れないことを保証でき、従来のＷｉ−Ｆｉホットスポットデバイスにおいて電力消費量が速すぎて長時間使用できない問題を解決することができる。また、車載無線ＬＡＮデバイスの主制御モジュールが無線ＬＡＮを確立してＷｉ−Ｆｉホットスポット機能を提供し、ユーザーがモバイル端末を利用してこの無線ＬＡＮに接続し、ネットサーフィンを行ったり、インターネットの情報サービスを享受したりすることができるようにする一方で、さらに外部の無線ＬＡＮに接続し、ワイヤレスネットワーク中のステーションとすることもでき、デュアルモードのＷｉ−Ｆｉ機能を実現できる。

以下では主制御モジュール１２のマスターチップがＭＴＫチップセットで構成された例により、本発明の実施例における車載無線ＬＡＮデバイスが実現する各システム機能モジュール間の連係について説明する。言及しておくべきは、以下の各システム機能モジュールは例として示すものであり、実際の応用において、車載無線ＬＡＮデバイスが実現する各システム機能モジュールは実際の必要に基づいて増減することができ、本発明の実施例においては車載無線ＬＡＮデバイスが実際に含むシステム機能モジュール、及び各システム機能モジュール間の連係に対して限定しない。

１、自動車故障診断機能、自動車のデータストリーム読み取り機能：電源モジュール（例えば図１に示す電源モジュール１３）、診断モジュール（例えば図１に示す診断モジュール１４）で実現される。
２、ＧＰＳポジショニング機能：電源モジュール、ＭＴＫチップセットに集積したＧＰＳ、ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）、Ｗｉ−Ｆｉチップと、アクティブＧＰＳアンテナを採用して実現される。
３、デュアルモードのＷｉ−Ｆｉ通信機能：電源モジュール、Ｗｉ−Ｆｉモジュール、ＭＴＫチップセットで実現される。
４、ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）通信機能：電源モジュール、BTモジュール、ＭＴＫチップセットで実現される。
５、３Ｇ／ＧＰＲＳ通信機能：電源モジュール、３Ｇモジュール、ＭＴＫチップセットで実現される。
６、基地局ポジショニング機能：電源モジュール、３Ｇモジュール、ＭＴＫチップセットで実現される。
７、自動車各方向の加速度検出機能：電源モジュール、加速度センサー、ＭＴＫチップセットで実現される。
８、自動車各方向の角速度検出機能：電源モジュール、ジャイロセンサー、ＭＴＫチップセットで実現される。
９、リアルタイムクロック機能：電源モジュール、ＭＴＫチップセットで完成される（リアルタイムクロック（ＲＴＣ、Ｒｅａｌ−ＴｉｍｅＣｌｏｃｋ）が提供、ＧＰＳを使用して時刻を校正）。
１０、ソフトウェアアップグレード機能、診断構成ファイルアップグレード機能、パラメータ設定機能：電源モジュール、ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）モジュールまたは３Ｇモジュール、ＭＴＫチップセットで実現される。
１１、ネットワーク異常状態下でのデータ保存機能：電源モジュール、ＭＴＫチップセットで実現される。
１２、スリープとウェイク機能：電源モジュール、ＭＴＫチップセット、重力センサー（Ｇ−Ｓｅｎｓｏｒ、Ｇｒａｖｉｔｙ−ｓｅｎｓｏｒ）で実現される。

説明すべきは、本発明の実施例において、ＭＴＫチップセット、Ｗｉ−Ｆｉモジュール、ＧＰＳモジュール、ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）モジュール、加速度センサー、ジャイロセンサー、電源モジュール等は同一のプリント配線（ＰＣＢ、ＰｒｉｎｔＣｉｒｃｕｉｔＢｏａｒｄ）に集積することができる点である。

さらに、Ｗｉ−Ｆｉ信号の仕事率、俊敏性を高めるために、Ｗｉ−Ｆｉモジュールはさらに材質がフレキシブルプリント配線板（ＦＰＣ、ＦｌｅｘｉｂｌｅＰｒｉｎｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ）の板状逆Fアンテナ（ＰＩＦＡ、ＰｌａｎａｒＩｎｖｅｒｔｅｄＦ−ｓｈａｐｅｄＡｎｔｅｎｎａ）を含んでもよい。

車載無線ＬＡＮデバイスの全体性能をさらに向上するために、本発明の実施例における車載無線ＬＡＮデバイスの各モジュールとＰＣＢハードウェア構造のレイアウトは次のようにすることができる。車載無線ＬＡＮデバイス全体のレイアウトは各モジュールに従って高結合し、独立したシールドのスタイルとすることができる。主制御モジュールと診断モジュールはチップセット構造を採用し、体積が小さく、薄い。各機能モジュールは相互に独立しており、レイアウト上は各周波数帯のモジュールの高結合レイアウトとし、シールドで隔離して電波の空間干渉を減少する。コンポーネントは産業グレードのものを使用し、診断プラグを安定的に自動車で応用することができる。３Ｇアンテナは外殻上に設置され、放射空間の要求を満たすレイアウトとし、スプリングピン形式を採用してメインボードに接続される。ＧＰＳアンテナはアクティブ内蔵型を採用し、アンテナのレイアウト上はドーターボードに配置し、メインボード上の３Ｇアンテナ、Ｗｉ−Ｆｉと分け、電波の干渉をより減少する。モジュール間はシールドを採用した形式でレイアウトし、車両内の劣悪な環境により適応させることができる。

本発明の提供するいくつかの実施例において、開示したデバイスは、その他の方式を通じて実現可能であることが理解されるであろう。例えば、以上で説明したデバイスの実施例は、単に概略的なものであり、例えば、モジュールの区分は単にロジック機能の区分であり、実際の実施時には別の区分方式としてもよく、例えば、複数のモジュールまたはコンポーネントを組み合わせたり、あるいは別のシステムに統合したりすることができ、また一部の特徴は無視する、あるいは実施しなくともよい。また、示したあるいは説明した相互間の結合または直接結合、あるいは通信接続は、いくつかのインターフェイス、装置またはモジュールを通じた間接的な結合または通信接続とすることができ、電気的、機械的、またはその他の形式としてもよい。

以上、本発明の提供する車載無線ＬＡＮデバイスについて説明したが、本技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の実施例の思想に基づいて、具体的な実施方式及び応用範囲を変更することが可能であり、従って、本明細書の内容は本発明に対する制限として理解されるべきではない。

１０、２０車載無線ＬＡＮデバイス
１１インターフェースモジュール
１２主制御モジュール
１２１第１Ｗｉ−Ｆｉモジュール
１２２第２Ｗｉ−Ｆｉモジュール
１３電源モジュール
１４診断モジュール

Claims

車載無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）デバイスであって、
車両の車載診断システム（ＯＢＤ）に接続するために用いるインターフェースモジュールと、
前記インターフェースモジュールに接続された主制御モジュールと、
前記インターフェースモジュール及び前記主制御モジュールに接続され、前記車載診断システムから電源を取得し、前記車載無線ＬＡＮデバイスに給電するために用いる電源モジュールと、
を含み、そのうち、前記主制御モジュールが、
無線ＬＡＮの確立に用いる第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールと、
外部の無線ＬＡＮに接続するために用いる第２Ｗｉ−Ｆｉモジュールと、
を含むことを特徴とする、車載無線ＬＡＮデバイス。
前記車載無線ＬＡＮデバイスがさらに、前記インターフェースモジュールに接続された診断モジュールを含み、前記診断モジュールが、前記インターフェースモジュールを介して前記車両の運行データを読み取るため、及び入力された診断コマンドを受信したとき、読み取った前記車両の運行データに基づいて前記車両に対して故障診断を実施するために用いられることを特徴とする、請求項１に記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記診断モジュールがさらに、モバイル端末が前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールにより確立された無線ＬＡＮに接続し、かつ前記モバイル端末からの車両運行データ取得コマンドを受信したとき、前記無線ＬＡＮを介して前記モバイル端末に前記車両の運行データを送信するために用いられることを特徴とする、請求項２に記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記診断モジュールがさらに、前記第２Ｗｉ−Ｆｉモジュールが外部の無線ＬＡＮに接続したとき、前記車両の運行データをクラウドサーバーにアップロードするために用いられることを特徴とする、請求項２に記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記診断モジュールが、診断チップＪＶ７００とデジタルプロセッサユニットで構成されることを特徴とする、請求項２乃至４のいずれかに記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記主制御モジュールがさらに、前記第１Ｗｉ−Ｆｉモジュールに接続されたワイヤレスネットワーク通信モジュールを含み、前記ワイヤレスネットワーク通信モジュールが、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）カードを取り付けるために用いるＳＩＭカードホルダを含むことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれかに記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記主制御モジュールがさらに、前記車両の加速度を測定するために用いる加速度センサーを含むことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれかに記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記主制御モジュールがさらに、前記車両の角速度を測定するために用いるジャイロセンサーを含むことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれかに記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記主制御モジュールがさらに、前記車両に対してポジショニングを行うために用いるポジショニングモジュールを含むことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれかに記載の車載無線ＬＡＮデバイス。
前記主制御モジュールがさらに、外部デバイスとＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）通信を行うために用いるＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）モジュールを含むことを特徴とする、請求項１乃至４のいずれかに記載の車載無線ＬＡＮデバイス。