JP2017522776A - 測位プロトコルによって伝達されるデバイス識別情報を使用したロケーションサポート - Google Patents

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Abstract

モバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用するための技法は、モバイルデバイスによってロケーションサーバに非一意的なデバイス関連情報を提供することを含む。そのようなデバイス関連情報は、測位プロトコルにおいてモバイルデバイスからサーバに伝達されることができる。デバイス関連情報は、モバイルデバイスに関する相手先商標製造会社(OEM)、モデル、バージョンについての情報、およびワイヤレスチップOEM、モデル、バージョンについての情報を備え得、モバイルデバイスの測位をサポートするために、モバイルデバイスについての測位特性が格納データから取り出されることを可能にし得る。技法はまた、ロケーションサーバが、モバイルデバイスについての測位特性に関する情報を収集することと、格納データを構成する必要性を低減または回避し得るモバイルデバイスタイプに関連してこの情報を格納することとを含み得る。【選択図】図2

Description

[0001]モバイル電話、スマートフォン、およびタブレットのような新しいモバイルデバイスは、定期的に市場に現れる。追加的に、既存のモバイルデバイスの新しいバージョン(例えば、新しいまたは更新されたハードウェアおよび/またはソフトウェアを有する)も、頻繁にリリースされる。これらの新しいモバイルデバイスモデルおよびバージョンは、ロケーション関連測定を実行するそれらの能力(ability)の観点から、特定の特性および性能(capability)を持つと期待され得る。モバイルデバイスによってロケーション関連測定値を取得すること、および、モバイルデバイスによってまたはロケーションサーバ(location server)のような別のエンティティにおいてモバイルデバイスのロケーションを計算することは、航法、方向探知、および緊急呼のようないくつかのアプリケーションおよびサービスにとって重要であるまたは不可欠でさえある。測位サポートに関するモバイルデバイスの特性および性能は、異なる測定値の精度および特定の制限と予想される欠点(possible fault)を含み得る。加えて、受信信号強度インジケーション(RSSI)、信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)、信号対ノイズ比(S/N)、および周波数間基準信号時間差(RSTD)のようないくつかの測定値は、異なるモバイルデバイスモデルについての測定差分および測定誤差を正確に対処する(address)ために再較正を必要とし得る。
[0002]国際移動体装置識別番号(IMEI)または電子シリアル番号(ESN)をロケーションサーバに提供する能力は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって定義された制御プレーン(CP)ロケーションソリューションのようないくつかのCPロケーション規格に追加された。これは、ロケーションサーバが、モデルおよびベンダのような、モバイルデバイスの特定の態様をこれらの識別子から推測することを可能にすることができる。これは、ロケーションサーバが、モバイルデバイスの特定の測位特性(positioning characteristics)を推測することと、それによって、モバイルデバイスの測位を支援することとを可能にし得る。しかしながら、このアプローチは、それが、同じ電話モデルの異なるバージョンに対処しないことがあり、かつ、ロケーションサーバがモバイルデバイス識別子からそのような情報を導出することを可能にするめに、ロケーションサーバにおけるデータベースを事前設定することができるか、またはロケーションサーバにアクセス可能であることに依存するため、限りがある。そのような構成では、ロケーションサーバは、測位方法サポート(positioning method support)および/または他のサービスを、データベースまたはロケーションサーバが未だにサポートするように構成されていない識別子を有する新しいモバイルデバイスに適合させることができないだろう。
[0003]本明細書で開示される技法は、ターゲットモバイルデバイスによって追加の非一意的なデバイス関連情報(non-unique device-related information)(例えば、モバイルデバイスおよび/またはモバイルデバイス内の1つまたは複数のワイヤレスチップセットについてのベンダ、モデル、バージョン)をロケーションサーバに提供することを含む。そのようなデバイス関連情報は、測位プロトコル(positioning protocol)においてターゲットモバイルデバイスからサーバに伝達され得る。これらの技法により、ロケーションサーバは、より一層効率的に、特定のモバイルデバイスタイプに適合することができる。追加的に、本明細書で開示される技法は、ロケーションサーバが、新しいモバイルデバイスタイプに関する情報を収集することと、事前設定されたデータベースに頼る必要なしに自動的に適合することとをさらに可能にする。
[0004]本開示に係る、第1のモバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用する例となる方法は、第1のモバイルデバイスから、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得することと、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、処理ユニットを用いて、第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定することとを備える。第1のモバイルデバイスについての測位特性は、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報(stored information)に少なくとも部分的に基づいて決定される。方法は、第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、第1のモバイルデバイスについての測位特性を使用することをさらに備える。
[0005]例となる方法は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。非一意的なデバイス関連情報は、相手先商標製造会社(OEM:Original Equipment Manufacturer)ベンダ、OEMモデル、OEMモデルバージョン、チップベンダ、チップモデル、チップモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、あるいはそれらの任意の組み合わせを示す情報を備え得る。ロケーションサポートは、測位プロトコルを使用して特定の支援データを第1のモバイルデバイスに提供すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスからの特定のロケーション情報を要求すること、または測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して、第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算することのうちの少なくとも1つを備え得る。特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え得、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値(positioning value)を有する。第1のモバイルデバイスについての測位特性は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法(position method)についての周波数間バイアス、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、位置測定値の精度、位置測定値を取得する際の内部遅延、または固定のパラメータ(例えば、固定の係数)を有する固定の数学関数にしたがった測位測定値(positioning measurement)の機能修正を備え得る。方法は、第2のモバイルデバイスからおよび測位プロトコルを使用して、第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得することと、ここで、第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、測位プロトコルを使用して第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、第2のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報から、第2のモバイルデバイスについての測位特性を抽出することと、第2のモバイルデバイスについての測位特性を、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報の少なくとも一部と組み合わせることとをさらに備え得る。第1のモバイルデバイスについての測位特性は、第2のモバイルデバイスについての測位特性に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備え得る。方法は、測位プロトコルを使用して、非一意的なデバイス関連情報を求める要求を第1のモバイルデバイスに通信することをさらに備え得る。
[0006]モバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用する例となる方法は、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいてモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報をモバイルデバイスからサーバに送ることと、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、測位プロトコルにしたがって、モバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信することとを備える。ロケーションサポートは、非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく。
[0007]例となる方法は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。非一意的なデバイス関連情報は、相手先商標製造会社(OEM)ベンダ、OEMモデル、OEMモデルバージョン、チップベンダ、チップモデル、チップモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、あるいはそれらの任意の組み合わせを示す情報を備え得る。ロケーションサポートは、測位プロトコルを使用してサーバから特定の支援データを受信すること、測位プロトコルを使用してサーバから特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または測位プロトコルを使用してモバイルデバイスによって送られたロケーション情報に基づいて、サーバによってモバイルデバイスについてのロケーション推定値を決定すること、のうちの少なくとも1つを備え得る。特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え得、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。方法は、RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信することと、基準デバイスに関する情報に基づいて、このエリアにおける複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて1つまたは複数の測位値を調整することとをさらに備え得る。測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備え得る。モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報は、サーバからモバイルデバイスによって受信された、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、測位プロトコルを使用して送られ得る。
[0008]本開示によれば、例となるサーバは、通信インターフェースと、メモリと、これら通信インターフェースおよびメモリと通信的に結合された処理ユニットとを備える。処理ユニットは、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、通信インターフェースを介して第1のモバイルデバイスから取得することと、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定することとをサーバに行わせるように構成される。第1のモバイルデバイスについての測位特性は、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。処理ユニットはまた、通信インターフェースを介して第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、第1のモバイルデバイスについての測位特性を使用することをサーバに行わせるように構成される。
[0009]例となるサーバは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。処理ユニットは、測位プロトコルを使用して特定の支援データを第1のモバイルデバイスに提供すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスからの特定のロケーション情報を要求すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算すること、またはその任意の組み合わせによって、ロケーションサポートを提供することをサーバに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、特定の支援データを提供することをサーバに行わせるように構成され得、特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、位置測定値の精度、位置測定値を取得する際の内部遅延、または固定のパラメータ(例えば、固定の係数)を有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正、のうちの1つまたは複数を使用することで、第1のモバイルデバイスについての測位特性を使用することをサーバに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、第2のモバイルデバイスからおよび通信インターフェースを介して測位プロトコルを使用して、第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得することと、ここで、第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、測位プロトコルを使用して第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、第2のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報から、第2のモバイルデバイスについての測位特性を抽出することと、第2のモバイルデバイスについての測位特性を、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報の少なくとも一部と組み合わせることとをサーバに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、第2のモバイルデバイスについての測位特性に少なくとも部分的に基づいて、第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定することをサーバに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得することをサーバに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、測位プロトコルを使用して、非一意的なデバイス関連情報を求める要求を第1のモバイルデバイスに通信することをサーバに行わせるように構成され得る。
[0010]本開示によれば、モバイルデバイスは、通信インターフェースと、メモリと、これら通信インターフェースおよびメモリに通信的に結合された処理ユニットとを備え、処理ユニットは、測位プロトコルを使用して、通信インターフェースを介してサーバに、メッセージにおいてモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送ることと、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、測位プロトコルにしたがってモバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信することとをモバイルデバイスに行わせるように構成される。ロケーションサポートは、非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく。
[0011]例となるモバイルデバイスは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。処理ユニットは、測位プロトコルを使用してサーバから特定の支援データを受信すること、測位プロトコルを使用してサーバからの特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、またはモバイルデバイスによって送られるロケーション情報に基づいてサーバにおいてモバイルデバイスについてのロケーション推定を可能にするために、測位プロトコルを使用してロケーション情報をサーバに送ること、あるいはそれらの任意の組み合わせによって、ロケーションサポートを受信することをモバイルデバイスに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、特定の支援データを利用することをモバイルデバイスに行わせるように構成され得、特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。処理ユニットは、RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信することと、基準デバイスに関する情報に基づいて、このエリアにおける複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて1つまたは複数の測位値を調整することとをモバイルデバイスに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送ることをモバイルデバイスに行わせるように構成され得る。処理ユニットは、サーバから通信インターフェースを介して受信された、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送ることをモバイルデバイスに行わせるように構成され得る。
[0012]本開示に係る例となる装置は、第1のモバイルデバイスから、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得するための手段と、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、処理ユニットを用いて、第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定するための手段とを含み得る。測位特性は、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。例となる装置は、第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、測位特性を使用するための手段をさらに含む。
[0013]例となる装置は、以下の特徴のうちの1つまたは複数をさらに含み得る。ロケーションサポートを提供するために測位特性を使用するための手段は、測位プロトコルを使用して特定の支援データを第1のモバイルデバイスに提供すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスから特定のロケーション情報を要求すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算すること、またはそれらの任意の組み合わせを行うための手段を含み得る。特定の支援データを提供するための手段は、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを提供するための手段を備え得、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。測位特性を使用するための手段は、ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、位置測定値の精度、位置測定値を取得する際の内部遅延、または固定のパラメータ(例えば、固定の係数)を有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正、のうちの少なくとも1つを使用するための手段を備え得る。装置は、第2のモバイルデバイスからおよび測位プロトコルを使用して、第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得するための手段と、ここで、第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、測位プロトコルを使用して第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信するための手段と、第2のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報から、第2のモバイルデバイスについての測位特性を抽出するための手段と、第2のモバイルデバイスについての測位特性を、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報の少なくとも一部と組み合わせるための手段とさらに備え得る。第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定するための手段は、第2のモバイルデバイスについての測位特性に少なくとも部分的に基づいて決定を行い得る。装置は、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送るための手段をさらに備え得る。装置は、測位プロトコルを使用して、非一意的なデバイス関連情報を求める要求を第1のモバイルデバイスに通信するための手段をさらに備え得る。
[0014]別の例となる装置は、本開示によれば、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、装置に関する非一意的なデバイス関連情報を装置からサーバに送るための手段と、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、装置のハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、測位プロトコルにしたがって装置についてのロケーションサポートを受信するための手段とを備え得る。ロケーションサポートは、非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく。
[0015]例となる装置は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。ロケーションサポートを受信するための手段は、測位プロトコルを使用してサーバから特定の支援データを受信すること、測位プロトコルを使用してサーバからの特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または測位プロトコルを使用して装置によって送られたロケーション情報に基づいてサーバから装置についてのロケーション推定値を受信すること、のうちの少なくとも1つを実行するための手段を備え得る。装置は、特定の支援データを利用するための手段を含み得、特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。装置は、RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信するための手段と、基準デバイスに関する情報に基づいて、このエリアにおける複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて1つまたは複数の測位値を調整するための手段とをさらに備え得る。装置は、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備える測位プロトコルを使用してモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送るための手段を備え得る。装置は、サーバから通信インターフェースを介して受信された、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送るための手段を備え得る。
[0016]例となるコンピュータ可読媒体は、本開示によれば、第1のモバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用するための、それに組み込まれた命令を備え得る。命令は、第1のモバイルデバイスから、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得するためのコンピュータコードと、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、処理ユニットを用いて、第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定するための手段とを含み得る。測位特性は、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。命令は、第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、測位特性を使用するためのコンピュータコードをさらに含み得る。
[0017]例となるコンピュータ可読媒体は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を実装するためのコンピュータコードをさらに含み得る。ロケーションサポートを提供するために測位特性を使用するためのコンピュータコードは、測位プロトコルを使用して特定の支援データを第1のモバイルデバイスに提供すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスからの特定のロケーション情報を要求すること、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスから受信したロケーション情報を使用して第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算すること、あるいはそれらの任意の組み合わせを行うためのコンピュータコードを含み得る。特定の支援データを提供するためのコンピュータコードは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを提供するためのコンピュータコードを備え得、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。測位特性を使用するためのコンピュータコードは、ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、位置測定値の精度、位置測定値を取得する際の内部遅延、または固定のパラメータ(例えば、固定の係数)を有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正、のうちの少なくとも1つ使用するためのコンピュータコードを備え得る。命令は、第2のモバイルデバイスからおよび測位プロトコルを使用して、第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得するためのコンピュータコードと、ここで、第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、測位プロトコルを使用して第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信するためのコンピュータコードと、第2のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報から、第2のモバイルデバイスについての測位特性を抽出するためのコンピュータコードと、第2のモバイルデバイスについての測位特性を、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報の少なくとも一部と組み合わせるためのコンピュータコードとをさらに備え得る。第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定するためのコンピュータコードは、第2のモバイルデバイスについての測位特性に少なくとも部分的に基づいて決定を行い得る。命令は、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送るためのコンピュータコードをさらに備え得る。命令は、測位プロトコルを使用して、非一意的なデバイス関連情報を求める要求を第1のモバイルデバイスに通信するためのコンピュータコードをさらに備え得る。
[0018]別の例となるコンピュータ可読媒体は、本開示によれば、モバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用するための、それに組み込まれた命令を備え得る。命令は、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報をモバイルデバイスからサーバに送るためのコンピュータコードと、ここで、非一意的なデバイス関連情報は、モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、測位プロトコルにしたがって、モバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信するためのコンピュータコードとを含み得る。ロケーションサポートは、非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく。
[0019]例となるコンピュータ可読媒体は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を実装するためのコンピュータコードをさらに含み得る。命令は、ロケーションサポートを受信するためのコンピュータコードを含み得、測位プロトコルを使用してサーバから特定の支援データを受信すること、測位プロトコルを使用してサーバから特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または測位プロトコルを使用してモバイルデバイスによって送られたロケーション情報に基づいて、サーバからモバイルデバイスについてのロケーション推定値を受信することのうちの少なくとも1つを実行するためのコンピュータコードを含み得る。命令は、特定の支援データを利用するためのコンピュータコードを含み得、特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する。命令は、RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信するためのコンピュータコードと、基準デバイスに関する情報に基づいて、このエリアにおける複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて1つまたは複数の測位値を調整するためのコンピュータコードとを含み得る。命令は、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備える測位プロトコルを使用して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送るためのコンピュータコードを含み得る。命令は、サーバから通信インターフェースを介して受信された、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を送るためのコンピュータコードを含み得る。
[0020]本明細書で説明される項目および/または技法は、以下の性能のうちの1つまたは複数だけでなく、記載されていない他の性能を提供し得る。技法は、ロケーションサーバが、事前設定されたデータベースに頼る必要なしに、特定のモバイルデバイスに効率的に適合することを提供し得る。これらのまたは他の利点および特徴が、以下の文章および添付の図と併せてより詳細に説明される。
[0021]様々な実施形態の本質および利点の理解は、次の図を参照することで実装され得る。
[0022]図1は、一実施形態に係る、本明細書で説明される測位機能(positioning function)を実装することができる測位システムの簡略化された例示である。 [0023]図2は、一実施形態に係る、本明細書で説明される測位機能を実装するための、プロトコルレベルでのモバイルデバイスとロケーションサーバとの間のインタラクションを示すメッセージフロー図である。 [0024]図3は、一実施形態に係る、本明細書で説明される測位機能を実装する方法を例示するプロセスフロー図である。 図4は、一実施形態に係る、本明細書で説明される測位機能を実装する方法を例示するプロセスフロー図である。 [0025]図5は、モバイルデバイスの実施形態のブロック図である。 [0026]図6は、コンピュータシステムの実施形態のブロック図である。
発明の詳細な説明
[0027]モバイル電話、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、ポータブルメディアプレーヤ、等のようなモバイルデバイスの測位は、モバイルデバイスに追加の機能性を提供するために、様々な理由で使用され得る。そのような測位は、例えば、モバイルデバイスが、緊急時に位置特定(locate)されることを助けたり、モバイルデバイスが航法機能をユーザに提供することを可能にしたりする。
[0028]本明細書で使用される場合、「測位」という用語は、「位置特定」および「ロケーションサポート」といった用語と同義であり、モバイルデバイスのロケーション(または、ロケーション推定値)を取得するか、あるいはモバイルデバイスが現在の時刻および/または何らかの後の時刻にそれ自体のロケーションを取得するのを支援または可能にする能力を指す。ロケーションという用語は、位置、ロケーション推定値、位置推定値、ロケーションフィックス、位置フィックス、フィックス、または何らかの他の名称でも知られており、モバイルデバイスの地理的なロケーション(例えば、緯度、経度、および場合によっては高度)、都市ロケーション(例えば、郵便アドレスまたは周知の場所の名称のような)、および/または相対的なロケーション(例えば、何らかの既知の基準ロケーションに対して東または西、北または南、および上または下といった距離のセット)を指し得る。モバイルデバイスは、ユーザ機器(UE)、モバイル局、モバイル端末、ワイヤレス端末、ワイヤレスデバイス、デバイス、端末、ターゲットモバイルデバイス、ターゲットデバイス、ターゲット、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)としてもまたは何らかの他の名称でも知られ得る。
[0029]測位を可能にするための方法は、測位システムの一部として、モバイルデバイスによっておよび/またはモバイルデバイスと通信状態にある他のデバイスによって実装され得る。ロケーションサーバは、例えば、モバイルデバイスの測位をサポートするための測位方法を実装するために使用され得る。これらの測位方法は、例えば、(i)全地球航法衛星システム(GNSS)に属する衛星ビークル(SV)、(ii)ワイヤレスセルラネットワークに属する基地局、および/または(iii)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)に属し得る、アクセスポイント(AP)、ホーム基地局、短距離(例えば、100メートル以下)のスモールセルおよび/またはフェムトセル、によって送信された信号のモバイルデバイスによる測定を含み得る。測定値は、信号の到着時間(TOA)、観測到着時間差(OTDOA)測位方法のための基準信号時間差(RSTD)、信号強度(例えば、受信信号強度インジケーション(RSSI))、信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)、および/または他の信号特性のものであり得る。異なる信号測定値は、異なる測位方法に関連付けられ得る。例えば、支援型GSNN(A−GNSS)測位方法では、ロケーションサーバは、GNSS関連支援データをモバイルデバイスに送って、モバイルデバイスが1つまたは複数のGNSSシステム(例えば、GPS、グロナス、ガリレオ、北斗)の信号測定値を測るのを支援し、その後、モバイルデバイスまたはロケーションサーバは、これらの測定値を使用してモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算し得る。同様にOTDOA測位方法では、モバイルデバイスは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)ワイヤレス技術をサポートするワイヤレスネットワークにおいて基地局および/またはフェムトセルから送信される信号についてのRSTD測定値を測り得、その後、モバイルデバイスまたはロケーションサーバは、これら測定値と、測定されたLTE基地局(eノードBとして知られている)および/またはLTEフェムトセル(ホームeノードBまたはHeNBとして知られている)についての既知のロケーションとを使用して、モバイルデバイスのロケ−ションを計算し得る。さらに、WLAN測位方法では、モバイルデバイスは、IEEE802.11WLANワイヤレス技術のうちの1つおよび/またはブルートゥース(登録商標)短距離ノード(SRN)技術のうちの1つをサポートする1つまたは複数のAPについてのRSSIおよび/またはRTTを測定し得る。次に、ロケーションサーバまたはモバイルデバイスは、WLAN RSSIおよび/またはRTT測定値、(i)APの既知のロケーション、および/または(ii)グリッド点のセット(例えば、200×200メートルをカバーする、1メートル間隔のグリッド点の長方形配列は、)にわたって測定されるであろう期待RSSIおよび/または期待RTT値を提供する無線周波数(RF)ヒートマップを使用して、モバイルデバイスのロケーションを計算し得る。
[0030]ユーザ機器(UE)支援型モードとして一般に知られている、ロケーションサーバがモバイルデバイスのロケーションを計算するケースでは、モバイルデバイスが、最初に、ロケーション関連測定値をロケーションサーバに転送し得る。UEベースモードとして一般に知られている、モバイルデバイスがロケーションを計算するケースでは、ロケーションサーバが、最初に、ロケーション計算を支援するために、支援データをモバイルデバイスに提供し得る。そのような支援データは、(i)軌道データ、タイミングデータ、アルマナックデータ、期待ドップラおよびコード位相シフトのような、A−GNSSのための衛星関連データ、(ii)eノードBアイデンティティ、サポートされる周波数および/または周波数帯域、測位基準信号(PRS)特性、ロケーションおよび/またはタイミングを含む、OTDOAのためのeノードBについての情報、および/または(iii)APアイデンティティ、ロケーション、伝送特性(例えば、送信電力、アンテナ利得、伝送技術、送信チャネル)および/またはAP RFヒートマップを含む、WLAN測位またはSRN測位のためのAPについての情報を含み得る。
[0031]ロケーションサーバは、モバイルデバイスの特定の測位特性についての情報を含み得るモバイルデバイスについての既知の情報に基づいて、モバイルデバイスに送られる支援データおよびモバイルデバイスから要求されるロケーション測定値を含む、使用される測位方法を適合させ得る。例えば、モバイルデバイスは、所与の測位方法にしたがって、測定値を測り、それらをロケーションサーバに送り得る。モバイルデバイスについてのロケーションを(例えば、UE支援モードにおいて)計算するとき、ロケーションサーバは、それら測定値の取り扱い(treatment)を、あらゆる既知の欠点、短所、および/または長所を含む、モバイルデバイスの任意の既知の測位特性に適合させ得る。したがって、この機能性は、モバイルデバイスについて知られていることに基づき得る。
[0032]デバイス情報をロケーションサーバに伝達する典型的な技法は、伝達され得る情報のタイプが制限される。次に、これは、ロケーションサーバの適合性を制限し得る。例えば、3GPPによって定義された特定の制御プレーン(CP)ロケーションソリューション(例えば、LTEアクセスのための、または、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))または広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))のような、3GPPによってサポートされる他のアクセスタイプのためのCPロケーションソリューション)により、ターゲットモバイルデバイスの国際移動体装置識別番号(IMEI)は、ネットワークによってロケーションサーバに提供されることができる。モバイルデバイスのベンダおよび場合によってはモデルに関する情報は、いくつかのケースでは、IMEIを使用して(例えば、IMEIの特定の値が特定のベンダに対応することを決定するためにデータベース、インデックス、またはキーを使用することで)取得され得るが、どのワイヤレスチップセットが(例えば、モデムまたはWiFi機能をサポートするために)モバイルデバイスにおいて使用されているか、または、モバイルデバイスの特定のモデルのどのバージョンが使用されているかに関する情報は、典型的に、決定することができないことがある。さらに、IMEIは典型的に、オープンモバイルアライアンス(OMA)によって定義されたセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ソリューションのようなユーザプレーンロケーションソリューションのためにロケーションサーバが利用可能ではないことがある。加えて、IMEIを使用することは典型的に、ロケーションサーバにおける事前のデータの設定を必要とするだろう(例えば、IMEIの異なる部分とのベンダおよびモデル関連付けの設定および各ベンダおよび/または各モデルについての既知の特性の設定)。そのような設定された情報は典型的に、後のモデルおよびバージョンのモバイルデバイスには適用可能ではない可能性があり、および、訂正または除去することが容易でない可能性のある不正確なまたは旧式の(out of date)データを含み得る。
[0033]本明細書で説明される実施形態は、追加のデバイス関連情報がターゲットモバイルデバイスによって1つまたは複数のロケーションサーバに提供される技法を使用することで、これらの欠点(shortcoming)に対処する。そのような情報は、相手先商標製造会社(OEM)ベンダ識別情報(ID)、OEMモデルID、OEMモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンID、および/または、(例えば、ワイヤレスインターフェースをサポートするモバイルデバイス内の各チップセットについての)チップベンダID、チップベンダモデルID、およびチップベンダモデルバージョンIDのような、モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報(これは、特定のデバイスタイプのモバイルデバイスの間で共通であり得る)を含み得る。情報の1つ1つについての識別情報(ID)(例えば、OEMベンダ、チップベンダ、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン)は、名称、文字列、数字、または、規格化されておりOEMまたはベンダに一意的に関連付けられ得るか、あるいは各ベンダによって定義され、規格化されないが、OEMまたはベンダの何らかの一意的な態様(例えば、OEMまたはベンダの商号(business name)または商号(trading name))を組み込むことにより一意的であると想定される何らかの他のラベルであり得る。そのようなデバイス関連情報は、3GPP技術規格(TS)36.355において3GPPによって定義されたLTE測位プロトコル(LPP)、OMAによって(例えば、OMA TS OMA−TS−LPPe−V2_0において)定義されたLPPエクステンション(LPPe)プロトコル、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって定義されたIS−801のような測位プロトコルあるいは何らかの他の測位プロトコルを使用して、ターゲットモバイルデバイスからサーバに伝達され得る。LPPeプロトコルは、いくつかの実施形態ではLPPプロトコルと組み合わせられ得、ここでは、1つのLPPメッセージが1つのLPPeメッセージを埋め込む。そのようなケースでは、組み合わせられたプロトコルは、LPP/LPPeと呼ばれ得、デバイス関連情報を伝達するために使用され得る。ある実施形態では、デバイス関連情報は、ターゲットデバイスの測位性能(positioning capabilities)の一部として伝達され得、例えば、LPPeについて定義された測位性能に追加され、LPPeまたはLPP/LPPe性能提供メッセージ(LPPe or LPP/LPPe Provide Capabilities message)を使用して伝達され得る。これらの技法および実施形態により、ロケーションサーバは、特定のモバイルデバイスにより一層効率的に適合することができる。追加的に、本明細書で開示される技法は、ロケーションサーバが、モバイルデバイスタイプに関する情報を収集することと、事前設定されたデータベースに頼る必要なしに自動的に適合することとをさらに可能にする。
[0034]さらに、これらの技法により、ロケーションサーバは、デバイス関連情報をターゲットモバイルデバイスに提供することができる。例えば、デバイス関連情報のサーバプロビジョンは、以下により詳細に説明されるように、サーバが、特定の基準デバイスについての期待RSSI、RTT、および/またはS/N値を含むRFヒートマップをターゲットデバイスに提供するときに、有益であり得る。このケースでは、サーバはまた、基準デバイスに関連付けられたデバイス関連情報をターゲットモバイルデバイスに提供し得る。
[0035]図1は、一実施形態に係る、本明細書で説明される技法を実装することができる測位システム100の簡略化された例示である。この測位システムは、モバイルデバイス105、衛星測位システム(SPS)衛星110、基地局120、ワイヤレスネットワーク140、アクセスポイント130、ロケーションサーバ160、およびインターネット150を含み得る。図1は、いずれかまたはすべてが適宜利用され得る様々な構成要素の一般の例示だけを提供することに留意されたい。さらに、構成要素は、所望の機能性に依存して、再配列、組み合わせ、分離、置き換え、複写、および/または省略され得る。当業者は、例示される構成要素に対する多数の修正を認識するだろう。
[0036]測位システム100では、モバイルデバイス105のロケーションは、特定のシナリオまたはアプリケーションに依存し得る、任意の様々な方法で決定され得る。いくつかのシナリオでは、SPS衛星110から送信された情報を用いて、例えば、モバイルデバイス105のロケーションは、三辺測量、多辺測量(multilateration)、および/または他の測位技法を使用して算出され得る。例えば、モバイルデバイス105は、1つまたは複数のGNSSのための多数のSVの各々までの擬似距離を測定し得、次に、モバイルデバイスまたはロケーションサーバ160は、測定された擬似距離から、モバイルデバイス105についてのロケーションを計算し得る。
[0037]基地局120は、一実施形態では、LTEアクセスをサポートするeノードBであり得る。アクセスポイント130は、IEEE802.11規格に準拠したWiFi通信をサポートするアクセスポイント、ブルートゥースのようなSRN技術のためのアクセスポイント、および/またはLTEをサポートするフェムトセルまたはスモールセルであり得る。ワイヤレスネットワーク140は、広域ワイヤレスネットワーク(WWAN)であり、LTEアクセス、WCDMAアクセス、またはGSMアクセス、あるいは何らかの他のアクセスタイプをサポートし得、アクセスポイント130および/または基地局120のうちのいくつかまたはすべてを含み得る。ある実施形態では、ワイヤレスネットワーク140は、3GPP発展型パケットシステム(EPS)であり得る。ロケーションサーバ160は、いくつかの実施形態では、エンハンスドサービングモバイルロケーションセンタ(E−SMAC)またはSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)であり得る。ロケーションサーバ160は、ワイヤレスネットワーク140の一部であり得るか、または、ワイヤレスネットワーク140から(例えば、ダイレクトリンクを介してまたは別のワイヤレスネットワーク(示されない)またはインターネット150のような何らかの他のネットワークを介して)アクセス可能であり得る。
[0038]ワイヤレスネットワーク140(基地局120を含む)および/またはアクセスポイント130はさらに、モバイルデバイス105をインターネット150に、および、インターネット150からおよび/またはワイヤレスネットワーク140からアクセス可能な、ロケーションサーバ160のようなエンティティに通信的に接続し得る。他の実施形態は、インターネット150に加えて、またはその代替として、他のネットワークを含み得る。そのようなネットワークは、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、等を含む、任意の様々なパブリックおよび/またはプライベート通信ネットワークを含み得る。さらに、ネットワーキング技術は、光、無線周波数(RF)、ワイヤード、衛星、および/または他の技術を利用する、交換ネットワークおよび/またはパケット化されたネットワークを含み得る。
[0039]アクセスポイント130は、モバイルデバイス105とのワイヤレスな音声および/またはデータ通信のために使用され得る。アクセスポイント130は、WiFiネットワーク(802.11x)、セルラピコネット、および/またはフェムトセル、ブルートゥースネットワーク、等の一部であり得る。アクセスポイント130はまた、屋内測位システム、例えば、インロケーションアライアンス(ILA)によって定義されているような測位システムの一部を形成し得る。実施形態には、任意の数のアクセスポイント130が含まれ得、それらはいずれも、可動ノードであり得るか、そうでなければ、再配置されることが可能であり得る。
[0040]ワイヤレスネットワーク140は、LTEアクセスのために3GPPによって定義されたCPロケーションソリューションまたはWCDMAのために3GPPによって定義されたCPソリューションのようなCPロケーションソリューションをサポートし得る。代替的にまたは加えて、ワイヤレスネットワーク140はOMAからのSUPLソリューションのようなユーザプレーンロケーションソリューションへのモバイルデバイス105アクセスを可能にするかまたはサポートし得る。CPソリューションでは、シグナリング(例えば、モバイルデバイス105とロケーションサーバ160との間の)は、ワイヤレスネットワーク140のためのシグナリングインターフェースを通して搬送されるが、ユーザプレーンソリューションでは、シグナリングは、ワイヤレスネットワーク140の観点から、データとして搬送される(例えば、インターネットプロトコル(TCP/IP)と組み合わせられた伝送制御プロトコルを使用して)。ワイヤレスネットワーク140がLTEのための3GPP CPソリューションをサポートするケースでは、ロケーションサーバ160は、E−SMLCであり得る。ワイヤレスネットワークがSUPLユーザプレーンロケーションソリューションをサポートするかまたはそこへのアクセスを提供するケースでは、ロケーションサーバ160は、SLPであり得、ホームSLP(H−SLP)、ディスカバードSLP(D−SLP)、または緊急SLP(E−SLP)としての役目さらに有し得る。CPソリューションおよびユーザプレーンソリューションの両方について、ロケーションサーバ160は、A−GNSS、OTDOA、WLAN、SRNのような測位方法および/または他の方法をサポートし得、ロケーションサーバ160において、ターゲットモバイルデバイス105についてのデバイス関連情報、例えば、ベンダ、モデル、バージョン、を受信することから利益を享受し得る。
[0041]ロケーションサーバ160は、様々な測位方法、例えば、A−GNSS、OTDOA、WLAN SRN、等、を実装することでモバイルデバイス105の測位をさらに支援し得る。OTDOA測位では、モバイルデバイス105は、特定の基準セルから受信されたPRS信号(例えば、基地局120のうちの1つまたはAP130のうちの1つによってサポートされる)と、1つまたは複数の隣接セルの各々から受信されたPRS信号(例えば、各々が、基地局120のうちの1つまたはAP130のうちの1つによってサポートされる)との間のRSTDを測定し得る。次に、モバイルデバイス105またはロケーションサーバ160は、これらのRSTD測定値と、測定された基準セルおよび測定された隣接セルについてのアンテナの既知のロケーションとに基づいて、多辺測量技法を使用してモバイルデバイス105のロケーションを決定し得る。LTEのためのOTDOA測位は、3GPP TS36.355および36.211において定義される。WLANおよびSRN測位では、モバイルデバイス105は、RTT、RSSI、S/N、到着角(AOA)、あるいはAP130のうちの1つまたは複数についての他の信号特性を測定し得る。次に、モバイルデバイス105またはロケーションサーバ160は、AP信号測定値と、測定されたAPの既知のロケーション、APの伝送特性、および/またはAPについてのRFヒートマップのような情報とに基づいて、三角測量、三辺測量、多辺測量、RFフィンガプリンティング、または他の技法を使用して、モバイルデバイス105についてのロケーションを決定し得る。LPPe測位プロトコルを用いて使用されるときWLANおよびSRN測位は、OMA TS OMA−TS−LPPe−V1_0−20150414−CおよびOMA−TS−LPPe−V2_0−20141202−Cにおいて定義される。前述したように、これらの測位方法は、特定のモバイルデバイスについての取得された情報に基づいて適合され得る。本明細書の実施形態には、モバイルデバイス105が、OEMベンダID、OEMモデルID、OEMモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンID、および/またはワイヤレスインターフェースをサポートするモバイルデバイス105内の各チップセットについて、チップベンダID、チップベンダモデルID、チップベンダモデルバージョンID、またはそれらの任意の組み合わせのような非一意的なデバイス関連情報をロケーションサーバ160に提供する技法が含まれる。ロケーションサーバ160は、この情報を使用して、測位サポートおよび/または情報収集機能を提供し得る。
[0042]測位サポート機能では、ロケーションサーバ160は、より効果的および/または効率的に測位をサポートするために、モバイルデバイス105についての既知の情報を使用し得る。例えば、ロケーションサーバ160は、モバイルデバイス105によって最良にサポートされる特定の測定値または特定の支援データのような特定の測位関連情報および測位方法を識別し、および/または、予想される誤差の原因および/またはいくつかの測定値(例えば、RSSI、RTT、等)についての較正パラメータを識別し得る。ロケーションサーバはまた、モバイルデバイスの誤りのあるまたは不正確なロケーションを回避するために、モバイルデバイスの既知の欠点または制限を使用し得る。そのようなケースでは、ロケーションサーバ160は、モバイルデバイス105についての測位特性を取得するために、モバイルデバイス105のOEMベンダ、モデル、および場合によってはバージョンについての情報、ソフトウェアまたはファームウェアリリースについての情報(例えば、モバイルデバイス106またはモバイルデバイス105内のチップセットまたはワイヤレスチップセットについての)、および場合によっては、モバイルデバイス105に含まれる1つまたは複数のワイヤレスチップセットについての情報を使用し得る。測位特性は、モバイルデバイス105の測位に関連した、モバイルデバイス105の何らかの既知の性能、欠点、制限、または他のプロパティに関し得る。ロケーションサーバ160は、モバイルデバイス106にまたはその代わりに特定のロケーションサポートを提供するために、測位特性を使用し得る。いくつかの測位特性と、ロケーションサポートを提供するためのロケーションサーバ160によるそれらの使用の例が表1に提供される。
Figure 2017522776
Figure 2017522776
[0043]異なるOEMベンダ、モデル、およびモデルバージョンについての、ならびに、異なるソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンおよび/または異なるチップベンダ、モデル、およびモデルバージョンについての、表1に例示されたタイプの既知の測位特性のような既知の情報は、ロケーションサーバ160のサービスプロバイダまたはオペレータによって構成され得る。追加的または代替的に、この情報は、以下でより詳細に説明されるように、ロケーションサーバ160によっておよび/または別のサーバによって、集められ得る。
[0044]ロケーションサーバ160によってサポートされ得る情報収集機能は、多数のモバイルデバイス105の測位から統計値を収集することで、前に述べた測位サポート機能に、「既知の情報」および「測位特性」の一部またはすべてを提供するために、モバイルデバイス105についての情報をアセンブルすることを伴う。例えば、ロケーションサーバ106は、同じベンダ、モデル、バージョン、およびチップセットの多数の異なるターゲットデバイスを測位するとき、特定の制限、欠点、または他のプロパティを観測し得る。次に、ロケーションサーバ106は、上述した測位サポート機能を提供するために、データベースにおいてこのデータをアセンブルし得る。
[0045]この情報収集機能は、表1の例に適用可能であり得る。例えば、表1の例をサポートするために、ロケーションサーバ106は、特定のOEMベンダおよびモデルのすべてのモバイルデバイス105が、サービングセルのキャリア周波数とは異なる任意のLTE周波数についてOTDOA値を測定することができないこと(例えば、そのような測定を行うように命令されると誤差を伴って応答し得るか、または、単にそのような命令を無視し得ること)を観測し得る。
[0046]表1の例Bについて情報収集機能をサポートするために、ロケーションサーバ160は、ターゲット105が、ターゲット105についての単一の位置の計算を可能にしないか、または、A−GNSSまたはOTDOAのような他の測位方法を使用して計算されたターゲット105についての位置と同じである位置の計算を可能にしない、1つまたは複数のWLAN APについてのRTT測定値を提供することを観測し得る。次に、ロケーションサーバ160は、何らかの他のより信頼性のある方法(例えば、A−GNSSまたはOTDOAのような)を使用して計算されるターゲット105についてのロケーションにおいてターゲット105が測定すべきであったRTT測定値を推定することと、次に、測定されたRTTと、測定されるべきであったRTTとの差分として誤差Eを取得することとによって、ターゲット105によって提供されたRTT測定値における誤差Eを推定し得る。誤差Eの値が、ターゲット105によっておよび同じOEMベンダおよびモデルのすべての他のターゲット105によって測られたすべてのRTT測定値について、同じであるか、ほぼ同じであるか、または共通の統計的分布(例えば、正規分布)を有する場合、ロケーションサーバは、この誤差E(および、平均値(mean)および分散値(variance)を含む、Eについての任意の統計的分布)を、例Bについて説明された遅延D(および、平均値および分散値を含む、Dについての任意の統計的分布)と同等とみなし得る。それによって、ロケーションサーバ160は、既知の誤差E(および、等価的な遅延D)に対応するこのOEMベンダおよびモデルのターゲット105についての測位特性を決定し得る。加えてまたは代替として、ロケーションサーバ160は、単に、異なる固定の誤差Eを、ターゲットデバイスからのRTT測定値に加算または減算することを試し得、特定の固定値Eの減算が、一貫性のあるロケーション推定値および/または他の測位方法を使用して計算されたロケーション推定値と一致するロケーション推定値の計算を可能にすることを見つけ得る。ロケーションサーバは、同じ固定値Eの減算もまた、同じタイプの他のターゲットデバイスの正しい位置特定を可能にすることを観測し得る。
[0047]表1の例Cについて情報収集機能をサポートするために、ロケーションサーバ160は、それが何らかの閾値(例えば、−50dBm)よりも大きいRSSI測定値を使用して、しかしながら、この閾値を下回るRSSI測定値を使用することなく、ターゲットデバイスデバイスの正確なロケーションを取得することができることを観測し得る。ロケーションサーバ160はまた、同じOEMベンダおよびモデルの後のバージョンのターゲットデバイスでは、前の閾値よりも低いRSSI値(例えば、−70Bmに至る)を使用して正確な位置特定が可能であることを観測し得る。これらの観測は、表1の例Cに、測位特性についての情報を提供し得る。
[0048]表1の例Dについて情報収集機能をサポートするために、ロケーションサーバ160は、典型的に、ターゲットデバイス105が、キャリア周波数F1を使用する基準セルRと、異なるキャリア周波数F2を使用する隣接セルNとの間のOTDOA RSTD測定値を取得するとき、例Dについて説明されたような何らかのバイアスBを含むであろうことを想定し得る。この想定は、ターゲットデバイス105が、異なる周波数の受信RF信号を処理および測定するために、ターゲットデバイス105内の異なる内部経路(例えば、異なるRFチップおよび/または異なるアンテナを含み得る異なるRFチェーン)を潜在的に使用することに基づき得る。次に、ロケーションサーバは、バイアスBを追加の未知の変数とみなし、その値は、ターゲットデバイス105によって提供されるRSTD測定値を使用してターゲットデバイス105の未知のロケーション座標(例えば、緯度、経度、および場合によっては高度)とともに取得され得る。バイアスBは、バイアスBをRSTD測定値に加算またはRSTD測定値から減算することで、セルRおよびNについてのRSTD測定値を、ターゲットデバイス105のロケーション座標ならびにセルRおよびNのアンテナについての既知のロケーション座標にリンク付けするRSTD方程式へと導入され得る。バイアスBは、同じ方法で、基準セルRおよびセルNと同じ周波数F2を使用する任意の他のセルN*についてのRSTD測定値をリンク付けする任意の他のRSTD方程式に導入され得る。基準セルRと、このセルRと同じ周波数F1を使用する隣接セルとの間でRSTD測定値をリンク付けするRSTD方程式が、バイアスBを使用して調整されないであろうことに留意されたい。この種類の数学的取り扱い(mathematical treatment)は、当技術分野ではすでに知られており、いずれのバイアスもないとき(すなわち、バイアスBがゼロに等しい場合)にターゲットデバイス105のロケーションを求めるために最小限解く必要がものあるよりも多くのRSTD測定値(ゆえに、より多くのRSTD方程式)が利用可能なとき、RSTD方程式を解くことで、バイアスBの値が、ターゲットデバイス105のロケーションとともに取得されることを可能にし得る。ロケーションサーバ160は、2つのキャリア周波数F1およびF2を使用するセル間の、同じOEMベンダおよびモデルの他のモバイルデバイスによって提供される、RSTD測定値を伴う同様のロケーション計算から、バイアスBについて他の値を取得し得る。さらに、通常、特定のロケーション計算のための基準セルが、周波数F1を使用するか周波数F2を使用するかは、隣接セルが他の周波数を使用する(例えば、基準のセルが周波数F2を使用する場合に周波数F1を使用する)限り、重要ではないだろう。次に、ロケーションサーバ160は、同じOEMベンダおよびモデルのすべてのターゲットデバイスについて、バイアスBについての固定値またはバイアスBについての統計的分布(例えば、特定の平均値および分散値を有する)を決定し得る。次に、この情報は、格納され、表1の例Dについて説明された測位特性を形成し得る。ロケーションサーバ160が、所与のOEMベンダおよびモデルのターゲットデバイスがRSTD測定値を測る一対のセルによって使用される任意の他の対の周波数について、異なるバイアスBの観点から、同様の測位特性を取得するために、同じ技法を使用することができることは認識されるべきである。ロケーションサーバはまた、ターゲットデバイスが、基準セルと、基準セルのものとは異なる1つよりも多くの周波数を使用する多数の隣接セルとの間で測られるRSTD測定値を十分な数提供するとき、1つよりも多くのバイアスを決定し得る。さらに、異なる対の周波数のための多数のバイアスまたは単一のバイアスBが、多数の異なるOEMベンダ、モデル、バージョンに属し、場合によって異なるワイヤレスチップおよび/または異なるソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンを有するターゲットデバイスについて、ロケーションサーバ160によって取得され得る。
[0049]異なるOEMベンダ、モデル、およびバージョン、異なるソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンの、および/または、異なる内部ワイヤレスチップのターゲットデバイスについての推測された測位特性に関連付けられた(例えば、上に例示された)観測された情報はすべて、この観測された情報を、他のロケーションサーバと共有し得る1つまたは複数のロケーションサーバ160によって構成され得る。ゆえに、この観測された情報は、上述した測位サポート機能を提供するために、同じまたは異なるロケーションサーバによって後に使用され得る。加えて、多数の異なるサーバは、各々が異なるタイプのモバイルデバイスについての測位特性についての情報を集めることで、この情報収集機能を共にサポートし得る。いずれのサーバも、すべての測位特性を正確かつ確実に知るのに十分な情報を必ずしも常に有するわけではないが、いくつかまたはすべてのサーバの情報が組み合わせられるとき(例えば、単一の中央サーバにおいてまたは異なるサーバの各々において)、より正確かつ確実に測位特性を決定することが可能であり得る。例えば、任意の1つのサーバによって所与のタイプの(例えば、所与のOEMベンダおよびOEMベンダモデルの)少数のモバイルデバイスにおいて観測される特定の測位特性に関する情報(例えば、ロケーション測定値、数値、等)は、他のサーバによって収集される、同じ(または同様の)タイプのモバイルデバイスについての同じまたは同様の測位特性に関する同様の情報と組み合わせられ得る。一例として、異なるサーバによって収集された数値(表1の例DのバイアスBまたは表1の例Bについての遅延Dのような)は、平均化または加重平均化(weighted averaging)を通して組み合わせられ得るか、あるいは、(例えば、平均値および分散値を決定することで)これら数値についての統計的分布を決定するために使用され得る。加えて、組み合わせられた情報は、測位特性が広く適用される(例えば、いくつかのモバイルデバイスまたは特定のサーバについての単なる統計的異常(statistical anomaly)ではない)かどうかを決定し、そうである場合、測位特性が、特定のOEMベンダのすべてのモバイルデバイスに適用されるか、特定のOEMベンダおよびOEMベンダモデルのすべてのモバイルデバイスに適用されるか、特定のOEMベンダ、ベンダモデルおよびモデルバージョンのモバイルデバイスだけ(または、特定のワイヤレスチップセットを使用するOEMベンダおよびモデルのモバイルデバイスだけ)に適用されるかを決定するために使用され得る。
[0050]追加的に、および、ロケーションサーバデータベースが、各モバイルデバイスタイプについて事前設定されることを必要とする典型的な技法とは異なり、モバイルデバイス105についての情報をアセンブルする情報収集機能は、提供された情報を使用することで、ロケーションサーバ160に前に知られていなかった新しいモバイルデバイスに適用され得る。例えば、ロケーションサーバ160は、いくつかのターゲットデバイスから、OEMベンダ、ベンダモデル、モデルバージョン、および場合によってはソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、ターゲット内の1つまたは複数のワイヤレスチップセットの各々について、チップセットベンダ、モデルおよびモデルバージョンに関する識別子(ID)を受信し得る。ロケーションサーバ160は、これらのIDのうちのいくつかまたはすべては認識しないだろう(例えば、IDで構成されていない可能性がある)。しかしながら、ロケーションサーバ160は、依然として、情報収集機能を実行し、ターゲットデバイスについての1つまたは複数の測位特性に関する情報を観測および格納し、これらの観測された性能および制限を受信されたIDと関連付けおよび格納し得る。ロケーションサーバは、OEMおよびワイヤレスチップセットIDの同じセットに関連付けられた(または、同じOEMベンダIDおよび同じOEMベンダモデルIDのようなこれらのIDの共通のサブセットに関連付けられた)他のターゲットデバイスについての情報収集機能を同様に実行し得、その上、これらのターゲットデバイスと同じまたは同様の測位特性を観測し得る。次に、ロケーションサーバは、例えば、平均化または加重平均化を介して、あるいは、数値の測位特性のケースでは特定の平均値および分散値を有する統計的分布を推測することで、異なるモバイルデバイスについて、同じタイプの測位特性を組み合わせ得る(例えば、表1の例DのバイアスBのような)。ロケーションサーバ160または別のロケーションサーバは、観測された情報(例えば、それらのOEMおよび/またはチップセットIDのすべてまたは共通するサブセットを共有するターゲットデバイスについての組み合わせられた測位特性を含み得る)を使用して、前に格納されたIDを有するデバイスから受信されたOEMおよび/またはチップセットIDのすべてまたは共通のサブセットを一致させることで、後の時間に同じタイプのターゲットデバイスについての位置特定のサポートを助け得る。IDはすでにロケーションサーバ160に知られている(例えば、そこにおいて構成される)可能性があるが、先ほど説明しように、これは必要なく、前に未知であったOEMおよび/またはチップセットIDについて、情報収集が可能であり得る。これにより、モバイルデバイス105を識別しそれに適合する機能は、任意の事前設定なくサポートされることができ得る。ゆえに、ロケーションサーバ160は、ロケーションサーバ160にとって前に未知であった新しいモバイルデバイスを学習し、それに適合し得る。
[0051]例として、特定のタイプのモバイル電話についての既知の欠点は、より新しいバージョンの電話において、電話のためのより新しいソフトウェアまたはファームウェアバージョンにおいて、および/または、より新しいチップセットにおいて訂正済みであり得る。新しいバージョンが最初に使用されるとき、ロケーションサーバ160は、モバイル電話のために測位サポートを識別し、適合させるときに、前のバージョンに関する既知の欠点を含む同じ機能および測位特性を想定し得る。しかしながら、新しいバージョンのモバイル電話についてのアセンブルされた情報の分析(例えば、新しいバージョンの1つまたは複数のモバイルデバイスからのデータをある時間にわたって蓄積することで)は、以前の欠点がもはや現れないことを示し得、ゆえに、訂正されたものとロケーションサーバ160によって想定され得る。次に、これは、ロケーションサーバ160がその後新しい電話バージョンの他のモバイル電話に測位サポートを提供するときに、「既知の情報」および新しい電話バージョンの新しい測位特性として利用され得る。
[0052]特定のタイプのモバイルデバイスについての測位特性に関する既知の情報は変動し得る。本明細書において詳述される実施形態で説明されるように、測位特性は、様々なタイプの性能、制限、欠点、および特定のモバイルデバイスタイプの測位に関する他のプロパティを示し得る。本明細書で説明された任意の他の性能に加えておよび/または代替として、特定のモバイルデバイスタイプについての既知の測位特性は、一般に、サポートされるエアインターフェース(例えば、LTE、CDMA、WCDMA、GSM、WiFi、ブルートゥース、等)、所与のインターフェースについてのサポートされる測定性能(例えば、RSSI、RTT、S/N、AOA、観測時間差(OTD)、TOA、RSTD、等を測定する能力)、サポートされるGNSSシステム(もしあれば)、サポートされる測位モード(例えば、UE支援型、UEベース、スタンドアローン型、等)、サポートされる支援データのタイプ(例えば、GNSSコース時間、GNSSファイン時間、GNSSビット予測、GNSSアルマナック、GNSS天体暦、基地局アルマナック、注釈付きマップ、WiFi APロケーション/トランシーバロケーション、WiFi AP RFヒートマップ、等)、モバイルデバイスがロケーションを算出することができるかどうかまたはどのように算出するか(ロケーションサーバがロケーションを算出することを許されるかどうか、および、ハイブリッド位置算出がサポートされるかどうかを含む)のような情報を含み得る。
[0053]特定のモバイルデバイス105のいくつかの測位特性は、ネットワーク(例えば、ワイヤレスネットワーク140)に、および/または、通常のモバイルデバイスおよびネットワーク動作の一部としてロケーションサーバ160に提供され得、例えば、モバイルデバイスがネットワークに接続するとネットワークに提供され得、ネットワークまたはモバイルデバイスがモバイルデバイスの測位をロケーションサーバ160に要求すると、そのネットワークによっておよび/またはそのモバイルデバイスによって、ロケーションサーバ160に提供され得る。例えば、LPPおよびLPPe測位プロトコルは、LPPおよびLPPe測位プロトコルによってサポートされ得るすべての性能(例えば、モバイルデバイス105サポートするLPPおよびLPPeにおける測位方法、測位方法支援データ、および測位方法測定値)に対するモバイルデバイス105の測位性能を、ロケーションサーバ160が要求すること、およびモバイルデバイス105が提供することを可能にする。そのような方法でロケーションサーバ160に明示的に伝達され得る測位特性は、そのタイプのモバイルデバイス105についての既知の測位特性の一部として(例えば、そのOEMベンダ、OEMモデル、およびOEMバージョンのモバイルデバイス105についての既知の測位特性として)、ロケーションサーバに格納される必要はないであろう。
[0054]しかしながら、ネットワーク140またはモバイルデバイス105のいずれによってもロケーションサーバ160に伝達され得ない他の「隠し測位特性(hidden positioning characteristic)」が、そのような伝達に対するプロトコルサポートの欠如により、および/または、ネットワーク140および/またはモバイルデバイス105に知られていない情報により、存在し得る。典型的に、そのような隠し測位特性は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア実装形態のプロパティであり得、LPPまたはLPPeのような異なる測位プロトコルに対して定義された性能またはモバイルデバイスの通常の動作に対して定義された性能に直接関係はない。これらの隠し測位特性が、測位プロトコルの測位性能を使用してまたは他の明示的な手段によってロケーションサーバ160に伝達されないため、そのような隠し測位特性を、例えば、OEMおよびチップセットに関するモバイルデバイスタイプIDと関連付けることに対して追加の利益が存在し得る。そのような隠し測位特性の例には、表1の例A−Dにおいて説明された測位特性の各々が含まれ得る。隠し測位特性の他の例には、以下が含まれる:(i)異なるワイヤレスインターフェースに関する異なるタイプの測定値についてのモバイルデバイスタイプの測定精度(モバイルデバイスの制限によるものであって、マルチパスおよびフェーディングのような外部の誤差の原因の結果としてではない)(例えば、IEEE802.11のWiFiインターフェースに関するRTTおよびRSSI測定値の精度、LTEアクセスのためのOTDOAについてのRSTD測定値の精度、ブルートゥースアクセスのためのAOA測定値の精度)、(ii)異なるタイプの測定値を取得する際の内部モバイルデバイス遅延、(iii)異なる測定を連続的にまたは並行して行う能力、(iii)異なる周波数の信号についての測定値を測る際の異なるタイプのバイアス(例えば、表1の例Dについて説明されたOTDOA周波数間バイアスB、または、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについて取得された擬似距離測定値間の同様のバイアス)、(iv)表1の例Bについて説明されたRTT測定値についての追加の遅延Dのような、測定値への異なるタイプの固定の加算またはそれから固定の減算、(v)モバイルデバイスのロケーションにおいて、正しい値X(正しく測定された場合)を有する信号特性についてF(X)に等しい測定値を取得することのような、測定値の他の機能修正、ここで、Fは、固定のパラメータを有する何らかの固定の数学関数(例えば、固定の係数および/または固定の定数を有する一次関数、二次関数、または他の多項式関数)である。当業者であれば、様々な他の予想される測位特性が本発明の実施形態における既知の測位特性として利用され得たことを認識するだろう。そのような既知の測位特性(隠しおよび非隠し(non-hidden)の両方)は、モバイルデバイスのタイプに関連付けられ得、ゆえに、モバイルデバイスのタイプについての知識から推測されることができる(例えば、本明細書で前に参照されたOEMおよびチップセット関連IDを知ることによって)。さらに、前述したように、これらの測位特性のうちのいくつか(例えば、隠し測位特性)は、ロケーションサーバ160において構成されることの代替としてまたはそれに加えて、ロケーションサーバ160内の情報収集機能によって決定され得る。
[0055]図2は、一実施形態に係る、プロトコルレベルでのモバイルデバイス203とロケーションサーバ207との間でインタラクションを例示するプロセス200を示すメッセージフロー図である。例えば、図2に示されるインタラクションは、LPPおよび/またはLPPeのような測位プロトコルに組み込まれ得る。モバイルデバイス203および/またはロケーションサーバ207は、図1の測位システム100に類似した測位システムに実装され得、それぞれモバイルデバイス105および/またはロケーションサーバ160に対応し得る。さらに、モバイルデバイス203および/またはロケーションサーバ207は、それぞれ図5および6に関して以下に詳細に説明されるように、ソフトウェアおよび/またはハードウェアにおいて実装され得る。
[0056]ブロック210において、ロケーションサーバ207は、オプション的に、モバイルデバイス203からの性能を要求する。要求された性能は、前述した測位性能および/または非一意的なデバイス関連情報を含み得る。ある実施形態では、ブロック210は、LPP/LPPe性能要求メッセージ(LPP/LPPe Request Capabilities message)をロケーションサーバ207からモバイルデバイス203に送ることを備える。いくつかの実施形態では、そのような要求は、不必要であり得る。いずれのケースにおいても、ブロック220において、モバイルデバイス203は、例えば、その測位性能を提供することに関連して、非一意的なデバイス関連情報をロケーションサーバ207に提供する。非一意的なデバイス関連情報は、後述するようにブロック240、250、および270においてロケーションサーバ207によって使用され得るモバイルデバイスのタイプを識別し得、OEMベンダID、OEMモデルID、OEMバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンID、ワイヤレスチップOEMベンダID、ワイヤレスチップOEMモデルID、およびワイヤレスチップOEMバージョンIDのうちの1つまたは複数のを備え得る。ある実施形態では、ブロック220は、LPP/LPPe性能提供メッセージ(LPP/LPPe Provide Capabilities message)をモバイルデバイス203からロケーションサーバ207に送ることを備える。
[0057]ブロック230において、モバイルデバイス203は、オプション的に、支援データを求める要求をロケーションサーバ207に送り、支援データは、ブロック230における任意の要求に応答して、または、そのような要求がないときに、ブロック240においてロケーションサーバ207によって提供され得る。支援データは、A−GNSSのための支援データ(例えば、SV航法データ、アルマナックデータ、SV捕捉支援データ)、OTDOAのための支援データ(例えば、LTE eノードBについてPRS情報およびタイミング情報)、WLAN測位のための支援データ(例えば、APロケーション、APアイデンティティ、および/またはRFヒートマップ)、および/または他の測位方法のための支援データを含み得る。支援データは、UE支援型モードを使用した測位を可能にし得、および/または、UEベースのモードの使用を可能にし得る。ロケーションサーバ207は、どの測位方法に支援データを提供するのか、各測位方法にどの支援データを提供するのか、および/またはどのようにして支援データをモバイルデバイス203に提供するのかを、モバイルデバイス203についての1つまたは複数の測位特性を備え得るモバイルデバイスのタイプについての格納情報に基づいて決定し得る。モバイルデバイス203のタイプは、ブロック220においてモバイルデバイス203によって送られた非一意的なデバイス関連情報に基づき得る。このモバイルデバイスタイプについての測位特性を含む格納情報は、ロケーションサーバ207において構成され得、および/または、上述したように、ロケーションサーバ207内の情報収集機能によって蓄積され得る。ある実施形態では、ブロック230は、LPP/LPPe支援データ要求メッセージ(LPP/LPPe Request Assistance Data message)をモバイルデバイス203からロケーションサーバ207に送ることを備える。ある実施形態では、ブロック240は、ロケーションサーバ207からモバイルデバイス203にLPP/LPPe支援データ提供メッセージ(LPP/LPPe Provide Assistance Data message)を送ることを備える。
[0058]ブロック250において、ロケーションサーバ207は、オプション的に、ロケーション情報を求める要求をモバイルデバイス203に送る。ロケーションサーバ207は、モバイルデバイスのタイプについての1つまたは複数の測位特性を備え得る、モバイルデバイスのタイプについての格納情報に依存して、この要求を適合させ得る。例えば、ブロック250において、モバイルデバイス203が良好にサポートすることが知られている測定値が要求され得、モバイルデバイス203が、その測定値をサポートしないことまたはその測定値を正確にはサポートしないことが知られているときには要求されないだろう。次に、モバイルデバイス203は、ブロック250が発生した場合には、ブロック260において、ブロック250において要求されたロケーション情報のうちのいくつかまたはすべてを取得し、その後ロケーションサーバ207に提供するか、または、ブロック250が発生しない場合には、要求なしに、ブロック260において、ロケーション情報を提供する。要求および提供されるロケーション情報のタイプは変動し得る。例えば、ロケーション情報は、モバイルデバイス203によって取得される測定値および/またはロケーション推定値を含み得る。この情報は、使用される測位方法に依存し得、これは、前に示されたように、モバイルデバイス203のタイプに関する、ロケーションサーバ207が有する測位特性を含む格納情報に依存し得る。ある実施形態では、ブロック250は、LPP/LPPeロケーション情報要求メッセージ(LPP/LPPe Request Location Information message)をロケーションサーバ207からモバイルデバイス203に送ることを備える。ある実施形態では、ブロック260は、モバイルデバイス203からロケーションサーバ207にLPP/LPPeロケーション情報提供メッセージ(LPP/LPPe Provide Location Information message)を送ることを備える。
[0059]ブロック270において、ロケーションサーバ207は、ブロック260において受信されたロケーション情報を使用して、モバイルデバイス203についてのロケーション推定値および場合によっては速度を決定または検証し得る。ロケーションサーバ207は、モバイルデバイス203のタイプについての1つまたは複数の格納された測位特性を含む格納情報を使用して、受信されたロケーション情報のうちのいくつかまたはすべてをどのように取り扱うおよび使用するかを決定し得る。例えば、モバイルデバイス203のタイプが、閾値信号レベルを下回る、WLAN APについてのRSSIを不正確に測定することが知られている場合(例えば、表1の例Cについて前述したように)、この閾値を下回る値を有するあらゆる受信測定値は破棄され得る。同様に、モバイルデバイス203のタイプが、値が知られている余分な内部遅延が含まれた状態で、WLAN APについてのRTTを測定することが知られている場合(例えば、表1の例Bについて前述したように)、この値は、ブロック270において、モバイルデバイス203によって返された任意のRTT値から減算され得る。同様にまた、信号特性(例えば、RTT、RSSI、AOA、S/N、TOA)がモバイルデバイス203のロケーションにおいて正しい値Xを有し、かつ、モバイルデバイスのタイプが、正しくない値F(X)を測定することでそのような測定値を修正することが知られており、ここで、Fは、既知のパラメータを有する既知の数学関数(例えば、既知の係数および定数を有する一次関数または多項式関数)である場合、ロケーションサーバ203は、Fのための逆関数G(すなわち、Yのすべての値についてG(F(Y))=Yを満たす関数G)を使用してF(X)をXへと変換することで、正しくない測定値F(X)を再較正して、正しい測定値Xを取得し得る。モバイルデバイス203の他の既知の測位特性によって引き起こされる他のタイプの測定誤差を訂正するための手段は、当業者には容易に明らかになるであろう。ブロック270において決定または検証されたモバイルデバイス203についてのロケーション推定値は、ロケーションサーバ207(図2に図示されない)によってモバイルデバイス203または何らかの他のエンティティのいずれかに送られ得る。このケースにおける他のエンティティとは、車内にいるユーザのためのロードサイド支援の提供(provision)または航法支援あるいは緊急呼の場合ケースでは緊急支援の提供のような何らかのサービスをモバイルデバイス203にまたはモバイルデバイス203のユーザに提供するためにモバイルデバイス203のロケーションが必要な外部クライアントであり得る。
[0060]ブロック280において、ロケーションサーバ207(例えば、ロケーションサーバ207内の情報収集機能)は、ブロック260において受信されたロケーション情報に基づいて、および/または、ブロック270におけるこのロケーション情報を使用した後続のロケーション計算に基づいて、モバイルデバイス203の1つまたは複数の測位特性に関する情報を抽出し得る。1つまたは複数の測位特性に関する抽出された情報は、データベースに格納され得るか、または、データベースにすでにある情報と組み合わせられ得る(例えば、平均化または加重平均化を介して)。次に、格納または組み合わせられた情報は、例えば、ブロック210−270について上述したような測位をサポートするために、モバイルデバイス203と同じ(または、同様の)タイプのデバイスとの将来のインタラクションに使用され得る。例えば、ロケーションサーバ207は、モバイルデバイス203のタイプが、異なるLTE周波数で動作するeノードB間でOTDOA値を測定するとき、特定のタイプのWLANに、誤りのあるWLAN RTT値を提供するか、低い精度をもたらすことを観測し得、観測することに関連付けられた情報をデータベースに格納するかまたはそれと組み合わせ得る。代替的に、ロケーションサーバ207は、的確な測位特性を確実に示すのに情報が不十分である場合、疑わしいまたは不明確な測位特性に関する情報をデータベースに格納し得、この疑わしいまたは不明確な測位特性についての追加の情報を格納し得る(例えば、受信された測定値、ロケーション推定値、測定値のうちのいくつかから算出された推定値を格納し得る)。次に、同じモバイルデバイスタイプの多くのターゲットについての疑わしいまたは不明確な測位特性に関するすべてのそのような格納情報の、ロケーションサーバ207または別のサーバによる後続のオフライン分析が、共通のパターンを見つけ、同じモバイルデバイスタイプの多数のターゲットについての的確な測位特性を確実に決定するために使用され得る。
[0061]いくつかの実施形態では、ロケーションサーバ207は、地理的エリア内の異なるロケーションにおいて特定の基準デバイスによって測定されることが期待されるであろう特定のWLAN APについての期待RSSI、RTT、および/またはS/N測定値を含む地理的エリアのRFヒートマップを、ターゲットデバイスに提供し得る(例えば、図2のブロック240において)。基準デバイスは、特定のOEMベンダ、モデル、バージョンの特定のタイプのモバイルデバイスに対応し得る。異なるロケーションは、いくつかの実施形態では、RFヒートマップによってカバーされる地理的エリア内のロケーションの長方形格子(例えば、2つの垂直方向の各々において1メートルという距離で分離されたロケーション)を備え得る。いくつかの実施形態では、RFヒートマップによってカバーされるエリア(例えば、建物)は、技法を使用して異なる領域および長方形格子以外の形状(例えば、部屋、廊下、および/またはその一部)へと分離され得、ここで、各サブ領域は、ロケーションのセットを含み(例えば、長方形格子に基づいて)、RFヒートマップは、再度、その領域内のロケーションの各々において特定の基準デバイスによって取得されることが期待される測定値(例えば、RSSI、RTT、および/またはS/N値)を提供する。次に、ロケーションサーバ207はまた、基準デバイスのタイプを識別する情報をモバイルデバイス203に提供し得る(例えば、図2のブロック240にあるように)。この情報は、基準デバイスについてのOEMベンダID、OEMモデルID、OEMモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンID、および/または、(ワイヤレスインターフェースをサポートする基準デバイス内の各チップセットについて)、チップベンダID、チップモデルID、チップモデルバージョンID、あるいはそれらの任意の組み合わせを含み得る。モバイルデバイス203は、様々な方法でこの情報を使用し得る。第1の例となる実施形態では、基準デバイスがモバイルデバイス203と同じタイプのデバイスである場合(すなわち、基準デバイスについての、OEMおよびチップセットIDのようなデバイスタイプ情報が、ターゲットデバイスについてのデバイスタイプ情報のすべてまたは場合によってはいくつかと一致する場合)、RFヒートマップにおける受信RSSI、RTT、またはS/N値の再較正は、必要ないだろう。この実施形態では、ロケーションサーバ207は、最も一般的なデバイスタイプについて(または、RFヒートマップの再較正をサポートしないデバイスタイプについて)すでに再較正済みのRFヒートマップと同じRFヒートマップのいくつかの異なるバージョンを保存する。第2の例となる実施形態では、モバイルデバイス203は、異なるタイプの基準デバイスのためのRFヒートマップ較正パラメータで別のサーバによって構成され得、次に、これらのパラメータを使用して、モバイルデバイス203が測るであろう測定値と一致するように特定の基準デバイスについての受信RFヒートマップ値(例えば、RSSI、RTT、またはS/Nについての)を再較正するか、または、基準デバイスが測ることが期待されるであろう値と一致するようにモバイルデバイス203によって測られる測定値(例えば、RSSI、RTT、またはS/Nの)を再較正し得る。異なる実施形態では、測定値(例えば、モバイルデバイス203によって測られた)または期待測定値(例えば、基準デバイスについての)の再較正は、既知の較正パラメータ値を測定値に加算または減算すること、または、測定値の何らかの他の変換(例えば、既知の固定の較正パラメータを有する一次数学関数を使用した)を実行することを備え得る。基準デバイスおよびモバイルデバイス203が各々、異なるハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用して同じ信号特性(例えば、RSSIまたはRTT)を測定し、典型的には全く同じ測定値を得ること(achieve)がないため、再較正が必要とされ得る。第3の例となる実施形態では、モバイルデバイス203は、新しい基準デバイスについての較正パラメータ自体を、この基準デバイスデバイスについてのRFヒートマップが、例えば、1つまたは複数の既知のロケーションにおいてモバイルデバイス203によって測定される値(例えば、RSSI、RTT、またはS/Nの)と、これらの同じロケーションについてRFヒートマップにおいて求められる新しい基準デバイスについての期待値との比較を使用して最初にロケーションサーバ207に提供されるとき、決定し得る。次に、モバイルデバイス203は、同じ基準デバイスについて、ロケーションサーバ207によって後に提供される新しいRFヒートマップを再較正するために、決定された較正パラメータを適用し得る。
[0062]上の例となる実施形態は、支援データが(例えば、RFヒートマップとして)提供され得る特定の方法を提供し、その上、支援データ値が再較正または調整され得る方法を有するが、実施形態がそれに限られないことに留意されたい。他の実施形態では、ロケーションサーバ207は、追加のまたは代替的な情報を提供し得、これは、代替的な方式で使用され得る。
[0063]図3および4は、一実施形態に係る、サーバおよびモバイルデバイスにおける上述した機能を実装する例示的な方法300および400を例示するプロセスフロー図である。本明細書において提供される他の図と同様に、図3および4は、例として提供される。本発明の他の実施形態は、同様の方法を異なる方法で、例えば、例えば、図3および4に例示されるブロックを追加、省略、組み合わせ、分離、再配列、および/または他の方法で変えることで、実行し得る。当業者であれば、多数の変形を認識するだろう。
[0064]図3に関して、方法300の1つまたは複数のブロックは、例えば、図1の測位システム100のロケーションサーバ160、または、図2に関連して説明されたサーバ207のようなサーバによって実行され得る。方法300の例示されるブロックを実行するための特定の手段が、図6に例示され、以下でより詳細に説明される例となるコンピュータシステムのような、コンピュータシステムのハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素によって実行され得る。
[0065]まず図3を参照すると、ブロック310において、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報が、測位プロトコルを使用して、メッセージ(「測位プロトコルメッセージ」)において、第1のモバイルデバイスから取得される。測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)、LPPエクステンション(LPPe)、またはLPPとLPPeとの組み合わせであり得る。ここで、シリアル番号または他の一意的な識別子(これは、特定のデバイス特徴を決定するためにデータベースと比較される必要があり得る)よりもむしろ、デバイス関連情報は、一意的ではないが、特定のデバイスタイプの複数のデバイス間で共有される。具体的には、非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示し得る。上述したように、このような情報は、OEMベンダID、OEMモデルID、OEMモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンID、および/または、ワイヤレスインターフェースをサポートする第1のモバイルデバイス内の各チップセットについて、チップベンダID、チップモデルID、チップモデルバージョンID、あるいはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
[0066]非一意的なデバイス関連情報は、様々な方法でモバイルデバイスからサーバによって取得され得る。上でより詳細に説明したように、それは、LPP、LPPe、または組み合わせられたLPP/LPPPeプロトコルのような測位プロトコルを介して取得され得る。オプション的に、非一意的なデバイス関連情報は、測位プロトコルを使用してサーバによって送られた、この情報を求める要求に応答して、第1のモバイルデバイスから受信され得る。
[0067]ブロック320において、第1のモバイルデバイスについての測位特性は、非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。前に示したように、非一意的なデバイス関連情報は、測位サポートに影響を及ぼす第1のモバイルデバイスについてのデバイスタイプおよび/または他の特徴を識別するために、サーバによって使用され得、次に、サーバは、デバイスタイプおよび/または他の特徴についての格納情報を取り出し得る。格納情報は、第1のモバイルデバイスの測位特性を示し得、ブロック310において収集された非一意的なデバイス関連情報についての1つまたは複数のIDに関連付けられ得る。非一意的なデバイス関連情報は、相手先商標製造会社(OEM)ベンダ、OEMモデル、OEMモデルバージョン、チップベンダ、チップモデル、チップモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンのID、あるいはこれらIDの任意の組み合わせを含み得る。さらに、格納情報および測位特性は、以下に関連付けられ得る:(i)OEMベンダIDのみ(そして、このOEMベンダのすべてのOEMモデル、バージョン、およびチップセットに適用する)、(ii)特定のOEMベンダIDおよびモデルID(そして、このOEMベンダおよびモデルのすべてのOEMモデルバージョンおよびチップセットに適用する)、(iii)特定のチップセットベンダ(および、場合によってはチップセットモデル)、そして、このチップセットベンダ(および、モデル)を使用するすべてのOEMに適用する、(iv)特定のOEMベンダ、モデル、バージョン、または特定のチップセット、ベンダ、モデル、バージョンのいずれかの特定のソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、そして、特定のOEMベンダ、モデル、バージョンまたは特定のチップセットベンダ、モデル、バージョンのいずれかとの組み合わせでこのソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンを使用するすべてのモバイルデバイスに適用する、あるいは(v)提供されるすべのID、そして、IこれらDのうちの1つまたは複数が異なるターゲットデバイスに適用しない。前に示したように、格納情報は、非一意的なデバイス関連情報を使用して識別されたような、例えば、特定のタイプの第1のモバイルデバイスの長所および/または短所に関する既知の情報を含み得、具体的には、上の表1で例示されたもののような特定のタイプの第1のモバイルデバイスについての測位特性を含み得る。
[0068]ある実施形態では、ブロック320において第1のモバイルデバイスについて決定された測位特性は、表において例示された、または、図1に関連して前に説明されたような、測位特性のうちの1つを備え得る。したがって、測位特性は、ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、位置測定値の精度、位置測定値を取得する際の内部遅延、または固定のパラメータを有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正のうちの1つを含み得る。いくつかの実施形態では、1つよりも多くの測位特性が、ブロック310において取得された非一意的なデバイス関連情報に基づいて、ブロック320において第1のモバイルデバイスについて決定され得る。
[0069]ブロック330において、ブロック320において決定された1つの測位特性(または、複数の測位特性)は、第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために使用され得る。例えば、ロケーションサポートは、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスに特定の支援データを提供すること(例えば、図2のブロック240において例示されるように)、測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスからの特定のロケーション情報を要求すること(例えば、図2のブロック250において例示されるように)、または測位プロトコルを使用して第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算すること(例えば、図2のブロック270において例示されるように)のうちの少なくとも1つを含み得る。ある実施形態では、ブロック330においてロケーションサポートの一部として第1のモバイルデバイスに提供される特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え得、ここで、RFヒートマップは、図2に関連して前述したように、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を含む。
[0070]方法300のオプション部分として、サーバは、1つまたは複数のモバイルデバイスについての測位特性に関する情報を含む情報を取得および格納するために、本明細書において前述したように情報収集機能を実行し得る。格納情報は、例えば、異なる第1のモバイルデバイスに対して、方法300のブロック310−330を実行するときに、他のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するのを助けるために、後に使用され得る。情報収集機能は、ブロック340−370によって図3に例示され得る(そして、これらはオプションであるため図3では点線の四角を使用して示される)。ブロック340−370は、ブロック310−330の後に発生すると示されているが、いくつかの実施形態では、それらが、ブロック310−330の前に、または、ブロック310−330と同時に発生し得ることに留意されるべきである。ブロック340において、サーバは、第2のモバイルデバイスから、および、測位プロトコルを使用して、第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得し得る。第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報は、第1のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じであり得る。例えば、第1および第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報は、共通のOEMベンダIDおよび共通のOEMモデルIDを含み得るが、OEMベンダモデルバージョンIDについては異なり得る。代替的に、第1および第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報に対するすべてのOEMおよびチップセットIDは同じであり得る。
[0071]ブロック350において、サーバは、測位プロトコルを使用して第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信し得る。例えば、サーバは、第2のモバイルデバイスから、近くの基地局(例えば、図1の基地局120)、近くのAP(例えば、図1のAP130)、および/または異なるSPS衛星(例えば、図1のSPS衛星110)についてのロケーション関連測定値を要求し、後に受信し得る(例えば、測位プロトコルを使用して)。測定値は、第2のモバイルデバイスについてのロケーション推定値、各基地局および/またはAPによって第2のモバイルデバイスにブロードキャストまたは提供される(または、各基地局および/またはAPに関する測定値に基づいて第2のモバイルデバイスによって算出される)1つまたは複数の基地局および/またはAPの各々についてのロケーション推定値、RTT、RSSI、S/N、AOA、RSTD、TOA、GNSS擬似距離の測定値、および/または他の測定値を含み得る。代替的に、サーバは、本明細書でさらに以下で説明されるように、クラウドソーシングの一部として第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信し得る。
[0072]ブロック360において、サーバは、ブロック350において受信されたロケーション情報から、第2のモバイルデバイスについての1つの測位特性(または、多数の測位特性)を抽出し得る。抽出は、様々な欠点、制限、および、特定の測位方法に対するサポートなしまたは制限付サポート、特定の状況における待ち時間問題、不正確な測定値、等の他の特性を観測または推測することによって実行され得る。これらの特性は、同じ測位方法についておよび/または異なる測位方法にわたってロケーションおよび測定値の一貫性を決定するために、一貫性について測定値(例えば、測定値が、同じロケーションを暗示するかまたは異なるロケーションを暗示するか)を分析すること、第2のモバイルデバイスから誤差報告を受信すること、1つよりも多くの測位方法を利用すること、および/または冗長な測定値を利用することで、サーバによって識別され得る。追加的または代替的に、抽出された測位特性は、第2のモバイルデバイスがとりわけ良好に実行する測位、例えば、特定の測定値、測位方法、等、を実行すること、の態様を示し得る。抽出された測位特性は、いくつかの実施形態では、ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、位置測定値の精度、位置測定値を取得する際の内部遅延、または固定のパラメータを有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、抽出された測位特性は、サーバによって暫定的(tentative)および未確認(unconfirmed)と取り扱われ得、ゆえに、ブロック340−360の反復を介して、同じ非一意的なデバイス関連情報のうちのいくつかまたはすべてを共有する多数の他のモバイルデバイスから取得されるまで、必ずしも、第2のモバイルデバイスについての非一意的なデバイス関連情報に関連付けられるとは想定されない。いくつかの実施形態では、他の第2のモバイルデバイスについてのブロック340−360の反復は、非一意的なデバイス関連情報のどの部分に、抽出された測位特性が関するのか、例えば、抽出された測位特性が、同じOEMベンダのすべてのモバイルデバイスに適用されるか、同じOEMベンダおよびOEMベンダモデルのすべてのモバイルデバイスにのみ適用されるか、を決定するために必要とされ得る。いくつかの実施形態では、他の第2のモバイルデバイスについてのブロック340−360の反復は、例えば、統計的分布(例えば、平均値および分散値)または単一値を正確に決定するために、抽出された測位特性の決定の精度を向上させるために必要とされ得る。
[0073]ブロック370において、サーバは、ブロック360において抽出された第2のモバイルデバイスについての測位特性を、ブロック340において取得された非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた任意の格納情報の少なくとも一部と組み合わせ得る。数値の測位特性(例えば、表1の例DにおけるバイアスBのような)のケースでは、組み合わせることは、測位特性についてすでに格納されている情報との測位特性の平均化および加重平均化を含み得るか、または、測位特性についての統計的分布(例えば、特定の平均値および分散値を有する)を推測することを含み得る。加えて、抽出された測位特性は、どの格納情報もモバイルデバイスタイプに利用可能でない場合(例えば、新しいモデルの、または、新しいチップセットを含むモバイルデバイスに遭遇したとき)、初めて格納され得る。代替的に、情報がすでに格納されているタイプのモバイルデバイスの場合、抽出された情報は、格納情報をリファインするおよび/または格納情報に追加するように使用され、そのような格納情報の精度を高めることを助け得る。次に、格納情報は、サーバが、同じタイプのモバイルデバイスに遭遇し、ブロック310−330および/またはブロック340−370の機能性を実行する将来の場合に利用され得る。追加的または代替的に、サーバは、抽出されたおよび/または格納された情報を、他のサーバがアクセス可能なデータベース上にこの情報を格納すること、または、抽出されたおよび/または格納された情報を他の方法で他のサーバに通信することで、他のサーバと共有し得る。
[0074]ある実施形態では、ブロック320において第1のモバイルデバイスについて決定された測位特性は、ブロック260において第2のモバイルデバイスについて抽出されたものと同じタイプの測位特性であり得る。このケースでは、第1のモバイルデバイスについての測位特性は、ブロック360において第2のモバイルデバイスについて抽出された測位特性に少なくとも部分的に基づいて、ブロック320において決定され得る。例えば、第1のモバイルデバイスについての測位特性は、ブロック360において第2のモバイルデバイスについて抽出された測位特性と同じであり得るか、または、ブロック360において第2のモバイルデバイスについて抽出された測位特性を含む、多数のモバイルデバイスの測位特性から取得されているだろう。
[0075]図3のプロセスフロー300の方法300についてのブロック310−370の機能性を実行するための手段は、例えば、図6に示されるようなコンピュータシステムの処理ユニット610、記憶デバイス625、通信インターフェース633、オペレーティングシステム640、および/またはアプリケーション645を含み得る。
[0076]ここで図4を参照すると、方法400は、モバイルデバイスの観点から、方法300の機能をミラーリングする機能を例示する。すなわち、方法400の1つまたは複数のブロックは、モバイルデバイスによって実行され得、サーバが図3の方法300を実行することと同時に実行され得る。モバイルデバイスは、例として、図1の測位システム100のモバイルデバイス105、または、別の例として、図2のプロセス200のモバイルデバイス203を備え得る。方法400の例示されるブロックを実行するための特定の手段は、図5に例示され、以下により詳細に説明される例となるモバイルデバイスのような、モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素によって実行され得る。
[0077]ブロック410において、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報は、測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、サーバ(例えば、図1のロケーションサーバ160、図2のロケーションサーバ207、または図3の例示的な方法300を実行するサーバ)に送られる。一実施形態では、非一意的なデバイス関連情報は、サーバ(図4に図示されない)からモバイルデバイスによって受信された要求に応答して送られ得る(例えば、測位プロトコルを使用して)。さらなる実施形態では、測位プロトコルは、LPP、LPPe、またはLPPとLPPeとの組み合わせ(LPP/LPPe)であり得る。上述したように、非一意的なデバイス関連情報は、モバイルデバイスについてのあらゆる様々な非一意的な識別情報を含み得る。例えば、非一意的なデバイス関連情報は、OEMベンダ、OEMモデル、OEMモデルバージョン、チップベンダ、チップモデル、チップモデルバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、あるいはそれらの任意の組み合わせ、のうちの1つまたは複数についての識別情報を含み得る。この情報は、モバイルデバイスのメモリに格納され得る。所望の機能性に依存して、この情報は、モバイルデバイスのメモリへと事前にプログラミングされ得、および/または、非一意的なデバイス関連情報を有するモバイルデバイスの構成要素(例えば、ファームウェア、チップセット、等)から直接取得され得る。ブロック410の機能性を実行するための手段は、例えば、図5に示されるように、モバイルデバイス105の処理ユニット510、バス505、メモリ560、ワイヤレス通信インターフェース530、および/またはワイヤレス通信アンテナ532を含み得る。
[0078]ブロック420において、モバイルデバイスについてのロケーションサポートは、非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づいて、測位プロトコルにしたがって受信される。本明細書の他の箇所で(例えば、図2のプロセス200および図3の例示的な方法300について)示されるように、ロケーションサポートは、測位プロトコルを使用してサーバから特定の支援データを受信すること(例えば、図2のブロック240にあるように)、測位プロトコルを使用してサーバから特定のロケーション情報を求める要求を受信すること(図2のブロック250にあるように)、または測位プロトコルを使用してモバイルデバイスによって送られたロケーション情報に基づいて、サーバによってモバイルデバイスについてのロケーション推定値を決定すること(例えば、図2のブロック270にあるように)、のうちの少なくとも1つを含み得る。ロケーション推定値を決定するケースでは、サーバは、ロケーション推定値をモバイルデバイスに提供し得る(それによって、直接モバイルデバイスのためになる)か、またはロケーション推定値を何らかの他のエンティティ(例えば、航法支援サーバまたは緊急応答機関(Public Safety Answering Point))に提供し得、これは、次に、ロケーション推定値に基づいて、何らかのサービスをモバイルデバイスまたはモバイルデバイスのユーザに提供し得る(それによって、間接的にモバイルデバイスまたはモバイルデバイスのユーザのためになる)。
[0079]ブロック420における特定の支援データは、あるタイプのモバイルデバイスが所有する1つまたは複数の測位特性に適用可能であるかそうでなければ適切であることがサーバによって決定され得る(ブロック410において送られた非一意的なデバイス関連情報によって示されるように)。例えば、あるタイプのモバイルデバイスが、モバイルデバイスが測位方法のハイブリッドな組み合わせ(UEベースの支援型GNSSおよびUEベースのOTDOAのような)を使用してそのロケーションを確実に計算することができることを示す測位特性を有する場合、サーバは、モバイルデバイスが支援データを効率的に使用することができるようになることを期待して、いくつかのUEベースの測位方法のための支援データを送り得る。ある実施形態では、特定の支援データは、あるエリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え得、RFヒートマップは、このエリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値(例えば、RSSI値またはRTT値)を有する。モバイルデバイスはまた、RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を(例えば、特定の支援データの一部として)サーバから受信し得、次に、基準デバイスに関する情報に基づいて、ヒートマップエリアにおけるロケーションのうちの1つまたは複数について、RFヒートマップにおける測位値のうちのいくつかまたはすべてを調整(例えば、再較正)し得る。この再較正は、図2に関連して前述したように、RFヒートマップ測位値を、基準デバイスに適用可能な値からモバイルデバイスに適用可能な値へと変換し得る。ブロック420の機能性を実行するための手段は、例えば、図5に示されるように、モバイルデバイス105の処理ユニット510、バス505、メモリ560、ワイヤレス通信インターフェース530、および/またはワイヤレス通信アンテナ532を含み得る。
[0080]オプション的に実行され得るブロック430(そのため、点線の四角で示される)において、モバイルデバイスについてのロケーション情報は、ブロック420において受信されたロケーションサポートに少なくとも部分的に基づいて(例えば、受信された特定の支援データに基づいて、および/または、特定のロケーション情報を求める要求に応じて)モバイルデバイスによって決定される。例えば、ブロック430において決定されたロケーション情報は、ブロック420において要求された特定のロケーション情報に対応し得る。ロケーション情報は、1つまたは複数の近くの基地局および/またはWLAN APについての特定のロケーション測定値(例えば、RTT、RSSI、S/N、AOA、および/またはRSTDの)を取得すること、1つまたは複数のGNSSシステムについてのSPS擬似距離を取得すること、および/または、モバイルデバイスについてのロケーション推定値および/または速度推定値を決定することを含み得る。ブロック430の機能性を実行するための手段は、例えば、図5に示されるように、モバイルデバイス105の処理ユニット510、バス505、ワイヤレス通信インターフェース530、SPS受信機580、および/またはメモリ560を含み得る。
[0081]オプション的に、ブロック440において、ブロック430において決定されたロケーション情報は、測位プロトコルを使用してサーバにモバイルデバイスによって送られ得る。例えば、ロケーション情報は、ブロック420においてモバイルデバイスが特定のロケーション情報を求める要求を受信している場合、送られ得る。次に、サーバは、ロケーションベースのサービスをモバイルデバイスにまたは何らかの他のエンティティに提供するために、および/または、モバイルデバイスと同じまたは同様の非一意的なデバイス関連情報を有するデバイスの特性および挙動を決定するために、ロケーション情報を利用し得る。本明細書の他の箇所で示されるように、サーバは、デバイスの特性および挙動に関する情報を利用し、これらの特性および挙動をより良好に補完するために測位サポートを適合させ得る。ブロック440の機能性を実行するための手段は、例えば、図5に示されるように、モバイルデバイス105の処理ユニット510、バス505、メモリ560、ワイヤレス通信インターフェース530、および/またはワイヤレス通信アンテナ532を含み得る。
[0082]図3および4の実施形態は、モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を取得し、測位プロトコルメッセージにおいて送ること、および、モバイルデバイスとサーバとの間の他のインタラクション(例えば、サーバからモバイルデバイスに支援データを伝達するため、および、モバイルデバイスからサーバにロケーション情報を伝達するための)に対して同じ測位プロトコルを使用することを説明しているが、他の実施形態がそれに限られないであろうことに留意されたい。他の規格および/またはプロトコルが、代替的な実施形態で使用され得る。
[0083]前の実施形態(例えば、図1−4に関連して説明されたような)が、(i)モバイルデバイスの測位の結果として、モバイルデバイスについての1つまたは複数の測位特性に関する情報を取得すること(例えば、図2のブロック280および図3のブロック360における)、および(ii)モバイルデバイスの測位を支援するために1つまたは複数の測位特性に関するすでに取得されている情報を使用すること(例えば、図2のブロック240、250、270および図3のブロック330における)を含むことは留意されるべきである。しかしながら、デバイスタイプ情報(例えば、OEMおよびチップセットID)に関連付けられた測位特性はまた、クラウドソーシングの結果として、1つまたは複数のモバイルデバイスからロケーションサーバによって取得され得る。例えば、OEMベンダ、モデル、およびバージョンID、ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョンID、および/またはワイヤレスチップセットIDを含むデバイスIDは、近くの基地局および/またはAP(例えば、図1の基地局120および/またはAP130)から受信された無線信号の、モバイルデバイスによって測られたロケーション関連測定値(例えば、RSSI、RTT、S/N、RSTD、AOA)のクラウドソーシングおよび搬送の一部として、ロケーションサーバに送られるメッセージ(例えば、測位プロトコルメッセージ)に含まれ得る。ロケーション関連測定値は典型的に、格納され(例えば、基地局アルマナック(BSA)データとして)、(i)ロケーションサーバによって他のモバイルデバイスのロケーションを決定することを助けるためにおよび/または(ii)他のモバイルデバイスがそれらのロケーションを決定するのを支援するためこれらの他のモバイルデバイスに送られる支援データを提供するために、ロケーションサーバによって後に使用され得る、測定される基地局および/またはAPの特性(例えば、それらの送信電力、信号タイミング、ロケーション)を推測するためにロケーションサーバによって使用され得る。ロケーションサーバはまた、送信側モバイルデバイスについての特性を推測するために、クラウドソーシングされた測定値を含む、モバイルデバイスからメッセージにおいて受信された任意のデバイスID(例えば、OEMおよびチップセットID)を使用し得、例えば、送信側モバイルデバイスを位置特定し、結果として得られたロケーションおよび表1の例A、B、C、およびDに例示されるようなオリジナルの測定値に関する測位特性を推測するためにクラウドソーシングされた測定値を使用し得る。推測される測位特性は、同じタイプの他のモバイルデバイスの測位を支援するために格納され、後に使用さ得る。代替的にまたは加えて、ロケーションサーバは、受信されたクラウドソーシング測定値を調整するために、そのデバイスID(例えば、OEMおよびチップセットID)とともにクラウドソーシング測定値をロケーションサーバに送った任意のモバイルデバイスについての既知の測位特性を使用し得る。例えば、特定のタイプのモバイルデバイスは、−50dBmを下回る不正確なRSSI値を報告することが知られている場合、このレベルを下回るあらゆる受信RSSI値は破棄され得る。同様に、あるタイプのモバイルデバイスが、特定のタイプのAPについてRTT測定値に固定の追加の内部遅延を含めることが知られている場合、ロケーションサーバは、RTT値を使用する前にクラウドソーシングの一部として受信された任意の受信RTT値から既知の固定の追加の内部遅延を減算し得る(例えば、BSAデータのコンパイルを助けるために)。モバイルデバイスの既知の測位特性は、同じタイプのモバイルデバイスの前の測位によって取得され得(例えば、図3のブロック340−370について説明されたように)、および/または、上述したように、同じタイプのモバイルデバイスによって送られたクラウドソーシング測定値から取得され得る。
[0084]図5は、本明細書で上に説明されたように利用され得るモバイルデバイス105の実施形態を例示する。例えば、モバイルデバイス105は、図4に示される方法を実装するために図1の測位システム100において使用され得、および/または、図2について説明されたモバイルデバイス203の機能に対応し、それらを実行し得る。図5は、様々な構成要素の汎用の例示を提供することだけを意図されており、それらのうちのいずれかまたはすべてが適宜利用され得ることは留意されるべきである。いくつかの事例では、図5によって例示される構成要素が、単一の物理デバイスへとローカライズされること、および/または、異なる物理ロケーションに散在し得る様々なネットワーク化デバイスの間で分散され得ることに留意されたい。
[0085]バス505を介して電気的に結合され得る(または、適宜、他の方法で通信状態にある)ハードウェア要素を備えるモバイルデバイス105が示される。ハードウェア要素は、1つまたは複数の汎用プロセッサ、1つまたは複数の専用プロセッサ(デジタル信号処理(DSP)チップ、グラフィックス加速度プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、および/または同様のもののような)、および/または、図2および4に示される機能性を含む、本明細書で説明された方法のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る他の処理構造または手段を限定なく含み得る処理ユニット510を含み得る。図5に示されるように、いくつかの実施形態は、所望の機能性に依存して、別個のDSP520を有し得る。モバイルデバイス105はまた、タッチスクリーン、タッチパッド、マイクロフォン、ボタン、ダイアル、スイッチ、および/または同様のものを限定なく含み得る1つまたは複数の入力デバイス570と、ディスプレイ、発光ダイオード(LED)、スピーカ、および/または同様のものを限定なく含み得る1つまたは複数の出力デバイス515とを含み得る。
[0086]モバイルデバイス105はまた、モデム、ネットワークカード、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、および/またはチップセット(ブルートゥースデバイス、802.11デバイス、IEEE802.15.4デバイス、WiFiデバイス、WiMaxデバイス、セルラ通信設備(例えば、LTEのための)、等のような)、および/または同様のものを限定なく含み得るワイヤレス通信インターフェース530を含み得る。ワイヤレス通信インターフェース530は、ネットワーク、ワイヤレスアクセスポイント、他のコンピュータシステム、および/または本明細書で説明された任意の他の電子デバイスとデータが交換されることを許可し得る。通信は、ワイヤレス信号534を送るおよび/または受信する1つまたは複数のワイヤレス通信アンテナ532を介して実行され得る。ワイヤレス通信インターフェース530はまた、ロケーション関連情報をロケ−ションサーバに提供するために(例えば、図2のブロック260にあるように)、および、本明細書で説明された様々な技法をサポートする(例えば、図3のブロック350に対して受信されたものに適用可能なロケーション情報を提供する)ために用いられ得るロケーション関連測定値(例えば、RTT、RSSI、S/N、AOA、および/またはRSTDの測定値)がモバイルデバイス105によって取得されることを可能にし得る。
[0087]所望の機能性に依存して、ワイヤレス通信インターフェース530は、1つまたは複数のワイヤレスネットワーク(例えば、図1のワイヤレスネットワーク140)の一部であり得るかまたはそれらにリンク付され得る基地局(例えば、図1の基地局120)および/またはアクセスポイント(例えば、図1のアクセスポイント130)と通信するために、別個のトランシーバを含み得る。図1に関して前に示されたように、ワイヤレスネットワークは、WWANであり得、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数多元接続(OFDMA)ネットワーク、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、WiMax(IEEE802.16)、等のような様々なネットワークタイプを含み得る。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMA(WCDMA)、等のような1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実装し得る。Cdma2000は、IS−95、IS−2000、および/またはIS−856規格を含む。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、デジタルアドバンスドモバイル電話システム(D−AMPS)、または何らかの他のRATを実装し得る。OFDMAネットワークは、LTE、LTEアドバンド、等を用い得る。LTE、LTEアドバンスド、GSM、およびWCDMAは、3GPPによる文書に記載されている。Cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)」という名称の団体による文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公に入手可能である。ワイヤレスネットワークはまた、WLANまたはワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を備え得るまたは含み得る。WLNAは、IEEE802.11xネットワークまたはブルートゥースネットワークであり得、WPANは、ブルートゥースネットワーク、IEEE802.15x、または何らかの他のタイプのネットワークであり得る。本明細書で説明された技法はまた、WWAN、WLAN、および/またはWPANの任意の組み合わせに使用され得る。
[0088]モバイルデバイス105は、センサ540をさらに含み得る。そのようなセンサは、1つまたは複数の加速度計、ジャイロスコープ、カメラ、磁気計、高度計、マイクロフォン、近接度センサ、光センサ、等を限定なく含み得る。これらセンサ540のうちのいくつかまたはすべては、とりわけ、推測航法および/または他の測位方法に利用され得る。いくつかの実施形態では、センサ540は、図2および4で示される実施形態を含む、本明細書の実施形態で説明されたようにモバイルデバイスのロケーションを決定するために使用され得る。
[0089]モバイルデバイスの実施形態はまた、モバイルデバイスの測位を助けるために使用され得るSPSアンテナ582を使用して、1つまたは複数のSPS衛星(図1のSPS衛星110およびGNSSのためのSPS衛星のような)から信号584を受信することができるSPS受信機580を含み得る。そのような測位は、本明細書で説明された技法を補完および/または組み込むために利用され得る。SPS受信機580は、SPSおよびGNSSシステムですでに知られている従来の技法を使用して、モバイルデバイスによって(例えば、処理ユニット510を使用して)または別個のロケーションサーバ(例えば、図1のロケーションサーバ160)によって、モバイルデバイスの位置が決定され得るSPS測定値(例えば、擬似距離)を抽出し得る。SPSシステムは、全地球測位システム(GPS)、ガリレオ、グロナス、コンパス、日本上の準天頂衛星システム(QZSS)、インド上のインド地域航法衛星システム(IRNSS)、中国上の北斗のようなGNSSシステム、および/または同様のものであり得る。さらに、SPS受信機580は、1つまたは複数のグローバルおよび/または地域的な航法衛星システムに関連付けられ得るかまたは他の方法でそれらとともに使用するためにイネーブルにされ得る様々な補強システム(例えば、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS))を使用することができる。限定ではなく例として、SBASは、例えば、広域補強システム(WAAS)、静止衛星補強型衛星航法システム(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS)、GPS支援静止衛星型補強航法またはGPSおよび静止衛星補強航法(GAGAN)、および/または同様のもののような、完全性情報(integrity information,)、差分補正、等を提供する補強システムを含み得る。ゆえに、本明細書で使用される場合、SPSは、1つまたは複数のグローバルおよび/または地域的な航法衛星システムおよび/または補強システムの任意の組み合わせを含み得、SPS信号は、SPS、準SPS、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連付けられた他の信号を含み得る。
[0090]モバイルデバイス105は、メモリ560をさらに含み得および/またはそれと通信状態にあり得る。メモリ560は、ローカルおよび/またはネットワークアクセス可能記憶媒体、ディスクドライブ、ドライブアレイ、光学記憶デバイス、プログラマブル、フラッシュ更新可能、および/または同様のものであり得る、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)および/または読取専用メモリ(「ROM」)のようなソリッドステート記憶デバイスを限定なく含み得る。このような記憶デバイスは、様々なファイルシステム、データベース構造、および/または同様のものを限定なく含む任意の適切なデータストアを実装するように構成され得る。
[0091]モバイルデバイス105のメモリ560はまた、本明細書で説明されるように、1つまたは複数のアプリケーションプログラムのような、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、実行可能なライブラリ、および/または他のコードを含むソフトウェア要素(図示されない)を備え得、これらは、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備え得、および/または、他の実施形態によって提供されるように、方法を実装するおよび/またはシステムを構成するように設計され得る。単に例として、図2および4に示されるモバイルデバイス機能性のような、上述された方法に関連して説明された1つまたは複数のプロシージャは、モバイルデバイス105(および/または、モバイルデバイス105内の処理ユニット)(および/または、測位システムの別のデバイス)によって実行可能なコードおよび/または命令として実装され得る。次に、ある態様では、そのようなコードおよび/または命令は、説明された方法にしたがって1つまたは複数の動作を実行するように汎用コンピュータ(または、他のデバイス)を構成するおよび/または適合させるために使用され得る。
[0092]図6は、本明細書で説明したように、少なくとも一部が、図1のロケーションサーバ160、図2のロケーションサーバ207、本明細書で説明された技法のうちのいくつかまたはすべてを実行するロケーションサーバ、および/または、それらに組み込まれるおよび/またはそれらと通信的に接続されるコンピューティングデバイスのようなデバイスに組み込まれ得るコンピュータシステム600の実施形態を例示する。図6は、図3に関して説明された方法および/または図2示されるようなロケーションサーバ207の機能性のような、様々な他の実施形態によって提供される方法を実行し得るコンピュータシステム600の一実施形態の略図を提供する。図6は、様々な構成要素の汎用の実例を提供することだけが意図されており、それらのうちのいずれかまたはすべてが適宜利用され得ることは留意されるべきである。したがって、図6は、比較的別々の方法でまたは比較的より統合された方法で個々のシステム要素がどのようにして実装され得るかを広く例示する。加えて、図6によって例示される構成要素が、単一のデバイスへとローカライズされ得ること、および/または、異なる物理ロケーションに散在し得る様々なネットワーク化されたデバイスの間で分散され得ることに留意されたい。
[0093]バス605を介して電気的に結合されている(または、適宜、他の方法で通信状態にある)ハードウェア要素を備えるコンピュータシステム600が示される。ハードウェア要素は、1つまたは複数の汎用プロセッサ、1つまたは複数の専用プロセッサ(デジタル信号処理チップ、グラフィックス加速度プロセッサ、および/または同様のもの)、ならびに/あるいは、図3に関して説明された方法および/または図2に示されるようなロケーションサーバ207の機能性を含む、本明細書で説明された方法のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る他の処理構造を限定なく含み得る処理ユニット610を含み得る。コンピュータシステム600はまた、マウス、キーボード、カメラ、マイクロフォン、他のバイオメトリックセンサ、および/または同様のものを限定なく含み得る1つまたは複数の入力デバイス615と、ディスプレイデバイス、プリンタ、および/または同様のものを限定なく含み得る1つまたは複数の出力デバイス620とを含み得る。
[0094]コンピュータシステム600は、1つまたは複数の非一時的な記憶デバイス625をさらに含み得(および/または、それらと通信状態にあり得)、それは、ローカルおよび/またはネットワークアクセス可能記憶媒体を限定なく備え得、および/または、ディスクドライブ、ドライブアレイ、光学記憶デバイス、プログラマブル、フラッシュ更新可能、および/または同様のものであり得る、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)および/または読取専用メモリ(「ROM」)のようなソリッドステート記憶デバイスを限定なく含み得る。このような記憶デバイスは、様々なファイルシステム、データベース構造を限定なく含む任意の適切なデータ格納装置および/または同様のものを実装するように構成され得る。加えて、記憶デバイス625は、モバイルデバイスの各タイプについてのデバイスID(例えば、OEMおよび/またはチップセットID)と、これらのデバイスIDに関連付けられた測位特性(例えば、表1の例A−Dで例示された測位特性のような)とを含む、異なるタイプのモバイルデバイスに関する情報を格納するために使用され得る。
[0095]コンピュータシステム600はまた、通信インターフェース633によって管理および制御されるワイヤレスおよび/またはワイヤード通信技術を含み得る通信サブシステム630を含み得る。通信サブシステムは、モデム、ネットワークカード(ワイヤレスまたはワイヤード)、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、および/またはチップセット(ブルートゥースデバイス、IEEE802.11デバイス、IEEE802.15.4デバイス、WiFiデバイス、WiMaxデバイス、セルラ通信設備、UWBインターフェース、等のような)、および/または同様のものを含み得る。通信サブシステム630は、データが、ネットワーク、モバイルデバイス(図1および5のモバイルデバイス105または図2のモバイルデバイス203のような)、他のコンピュータシステム、および/または本明細書で説明された任意の他の電子デバイスと交換されることを許可するために、通信インターフェース633のような1つまたは複数の入力および/または出力通信インターフェースを含み得る。通信サブシステム630は、インターネットプロトコル(IP)および/または他のデータ関連プロトコル(例えば、TCP、UDP)に基づいて通信をサポートし得、ワイヤレスネットワーク(例えば、図1のワイヤレスネットワーク140)および/またはインターネットを介して他のエンティティ(例えば、モバイルデバイス105)との通信を可能にし得る。
[0096]多くの実施形態では、コンピュータシステム600は、上述した、RAMまたはROMデバイスを含み得るワーキングメモリ635をさらに備えるだろう。ワーキングメモリ635内に位置しているとして示されるソフトウェア要素は、オペレーティングシステム640、デバイスドライバ、実行可能なライブラリ、および/または、1つまたは複数のアプリケーションプログラム645のような他のコードを含み得、それは、本明細書で説明されたように、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備え得、および/または、他の実施形態によって提供される方法を実装するように、および/または、システムを構成するように設計され得る。単に例として、図3に関して説明されたような、上述した方法に関して説明された1つまたは複数のプロシージャおよび/または図2に示されるようなロケーションサーバ207の機能性は、コンピュータ(および/または、コンピュータ内の処理ユニット)によって実行可能なコードおよび/または命令として実装され得、ある態様では、次に、そのようなコードおよび/または命令は、説明された方法にしたがって1つまたは複数の動作を実行するように汎用コンピュータ(または、他のデバイス)を構成するおよび/または適合させるために使用され得る。
[0097]これらの命令および/またはコードのセットは、上述した記憶デバイス625のような、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。いくつかのケースでは、記憶媒体は、コンピュータシステム600のようなコンピュータシステム内に組み込まれ得る。他の実施形態では、記憶媒体は、コンピュータシステムから離れており(例えば、光ディスクのような取り外し可能な媒体であり)、および/または、記憶媒体が、そこに格納されている命令/コードで汎用コンピュータをプログラミングする、構成する、および/または適合させるために使用され得るように、インストールパッケージにおいて提供され得る。これらの命令は、コンピュータシステム600によって実行可能であり得る実行可能なコードの形式をとり得るか、および/または、ソースコードおよび/またはインストール可能なコードの形式をとり得、それらは、コンピュータシステム600上へのコンパイルおよび/またはインストール(例えば、様々な一般に利用可能なコンパライラ、インストールプログラム、圧縮/解凍ユーティリティ、等を使用した)に応じて、実行可能なコードの形式をとり得る。
[0098]特定の要件にしたがって相当な変動がなされ得ることは当業者には明らかとなるであろう。例えば、カスタマイズされたハードウェアも使用され得、および/または、特定の要素が、ハードウェア、ソフトウェア(アプレット等のポータブルソフトウェアを含む)、またはその両方に実装され得る。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスのような他のコンピューティングデバイスへの接続が用いられ得る。
[0099]添付の図に関連して、メモリを含み得る構成要素は、非一時的な機械可読媒体を含み得る。本明細書で使用される場合、「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械を特定の方式で動作させるデータを提供することに関与している任意の記憶媒体を指す。上で提供された実施形態では、様々な機械可読媒体は、実行のために、命令/コードを処理ユニットおよび/または他のデバイスに提供することに従事し得る。追加的または代替的に、機械可読媒体は、そのような命令/コードを格納および/または搬送するために使用され得る。多くの実装形態では、コンピュータ可読媒体は、物理的なおよび/または有形の記憶媒体である。このような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を限定なく含む多くの形式をとり得る。コンピュータ可読媒体の共通形式には、例えば、磁気および/または光学媒体、パンチカード、ペーパーテープ、ホールのパターンがある任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュ−EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、下文に説明される搬送波、あるいはコンピュータが命令および/またはコードを読み取る任意の他の媒体が含まれる。
[0100]本明細書で説明された方法、システム、およびデバイスは、例である。様々な実施形態は、様々なプロシージャまたは構成要素適宜を省略、置き換え、または追加し得る。例えば、特定の実施形態に関連して説明された特徴は、様々な他の実施形態では組み合わせられ得る。実施形態の異なる態様および要素は、同様の方法で組み合わせられ得る。本明細書で提供される図の様々な構成要素は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて具現化され得る。また、技術は発展するため、要素の多くは、本開示の範囲をそれらの特定の例に制限しない例である。
[0101]主に共通使用上の理由で、そのような信号を、ビット、情報、値、要素、シンボル、文字、変数、項、数、または番号、等の信号と呼ぶことが時折便利であることは証明されている。しかしながら、これらまたは同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、便利なラベルにすぎないことが理解されるべきである。別途明記されていない限り、上の説明から明らかであるように、本明細書全体にわたって、「処理する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」、「確認する」、「識別する」、「関連付ける」、「測定する」、または「実行する」、等の用語を利用した説明が、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのような特定の装置の動作またはプロセスを指すことは認識される。したがって、本明細書の文脈では、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の、物理電子的な、電子的な、または磁気的な量として典型的に表現される信号を操作または変換することが可能である。
[0102]本明細書で使用される場合、「および」および「または」という用語は、このような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存することも期待される、様々な意味を含み得る。典型的に、A、B、またはCのようなリストを関連付けるために使用される場合「または」は、包含的な意味で使用される場合は、A、B、およびCを意味し、排他的な意味で使用される場合は、A、B、またはCを意味することが意図される。加えて、本明細書に使用される場合「1つまたは複数」という用語は、任意の特徴、構造、または特性を、単数形で説明するために使用され得るか、または、複数の特徴、構造、または特性の何らかの組み合わせを説明するために使用され得る。しかしながら、これは、実例となる例にすぎず、本願の主題がこの例に限定されないことは留意されるべきである。さらに、A、B、またはCといったリストを関連付けるために使用される場合、「〜のうちの少なくとも1つ」という用語は、A、AB、AA、AAB、AABBCCC、等といった、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを意味すると解釈され得る。
[0103]いくつかの実施形態が説明されてきたが、本開示の精神から逸脱することなく、様々な修正、代替的な構成体、および等価物が使用され得る。例えば、上の要素は、より大きなシステムの構成要素に過ぎず、そこでは、他の規則が、本発明の適用よりも優先され得るか、そうでなければそれらを修正し得る。また、上の要素が考慮される前に、最中に、または後に、多数のステップが実施され得る。したがって、上の説明は、本開示の範囲を制限するものではない。
[0103]いくつかの実施形態が説明されてきたが、本開示の精神から逸脱することなく、様々な修正、代替的な構成体、および等価物が使用され得る。例えば、上の要素は、より大きなシステムの構成要素に過ぎず、そこでは、他の規則が、本発明の適用よりも優先され得るか、そうでなければそれらを修正し得る。また、上の要素が考慮される前に、最中に、または後に、多数のステップが実施され得る。したがって、上の説明は、本開示の範囲を制限するものではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 第1のモバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用する方法であって、
測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、前記第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記第1のモバイルデバイスから取得することと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
前記第1のモバイルデバイスについての測位特性を、処理ユニットを用いて決定することと、ここにおいて、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、
前記第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を使用することと
を備える方法。
[C2] 前記非一意的なデバイス関連情報は、
相手先商標製造会社(OEM)ベンダ、
OEMモデル、
OEMモデルバージョン、
チップベンダ、
チップモデル、
チップモデルバージョンID、
ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、
あるいは、それらの任意の組み合わせ
を示す情報を備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記ロケーションサポートは、前記測位プロトコルを使用して特定の支援データを前記第1のモバイルデバイスに提供すること、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスから特定のロケーション情報を要求すること、または前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して前記第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算することのうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、C3に記載の方法。
[C5] 前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、
ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、
異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、
位置測定値の精度、
位置測定値を取得する際の内部遅延、または
固定のパラメータを有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正
を備える、C1に記載の方法。
[C6] 第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記第2のモバイルデバイスからおよび前記測位プロトコルを使用して、取得することと、前記第2のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、
前記測位プロトコルを使用して前記第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
前記第2のモバイルデバイスについての測位特性を、前記第2のモバイルデバイスから受信された前記ロケーション情報から、抽出することと、
前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性を、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた前記格納情報の少なくとも一部と組み合わせることと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7] 前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性に少なくとも部分的に基づいて決定される、C6に記載の方法。
[C8] 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記測位プロトコルを使用して、前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求を前記第1のモバイルデバイスに通信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C10] モバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用する方法であって、
測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、前記モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記モバイルデバイスからサーバに送ることと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
前記測位プロトコルにしたがって前記モバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信することと、ここにおいて、前記ロケーションサポートは、前記非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく、
を備える方法。
[C11] 前記非一意的なデバイス関連情報は、
相手先商標製造会社(OEM)ベンダ、
OEMモデル、
OEMモデルバージョン、
チップベンダ、
チップモデル、
チップモデルバージョンID、
ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、
あるいは、それらの任意の組み合わせ
を示す情報を備える、C10に記載の方法。
[C12] 前記ロケーションサポートは、前記測位プロトコルを使用して前記サーバから特定の支援データを受信すること、前記測位プロトコルを使用して前記サーバからの特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または前記測位プロトコルを使用して前記モバイルデバイスによって送られたロケーション情報に基づいて前記サーバによって前記モバイルデバイスについてのロケーション推定値を決定すること、のうちの少なくとも1つを備える、C10に記載の方法。
[C13] 前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、C12に記載の方法。
[C14] 前記RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信することと、
前記基準デバイスに関する前記情報に基づいて、前記エリアにおける前記複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて前記1つまたは複数の測位値を調整することと
をさらに備える、C13に記載の方法。
[C15] 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備える、C10に記載の方法。
[C16] 前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報は、前記サーバから前記モバイルデバイスによって受信された、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、前記測位プロトコルを使用して送られる、C10に記載の方法。
[C17] サーバであって、
通信インターフェースと、
メモリと、
前記通信インターフェースおよび前記メモリと通信的に結合された処理ユニットと、
を備え、前記処理ユニットは、
測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記通信インターフェースを介して前記第1のモバイルデバイスから取得することと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
前記第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定することと、ここにおいて、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、
前記通信インターフェースを介して前記第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を使用することと
を前記サーバに行わせるように構成される、サーバ。
[C18] 前記処理ユニットは、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスに特定の支援データを提供すること、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスからの特定のロケーション情報を要求すること、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して前記第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算すること、またはそれらの任意の組み合わせを行うことで、前記ロケーションサポートを提供することを前記サーバに行わせるように構成される、C17に記載のサーバ。
[C19] 前記処理ユニットは、前記特定の支援データを提供することを前記サーバに行わせるように構成され、前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、C18に記載のサーバ。
[C20] 前記処理ユニットは、
ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、
異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、
位置測定値の精度、
位置測定値を取得する際の内部遅延、または
固定のパラメータを有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正
のうちの1つまたは複数を使用することで、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を使用することを前記サーバに行わせるように構成される、C17に記載のサーバ。
[C21] 前記処理ユニットは、
第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記第2のモバイルデバイスからおよび前記通信インターフェースを介して前記測位プロトコルを使用して、取得することと、前記第2のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、
前記測位プロトコルを使用して前記第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
前記第2のモバイルデバイスについての測位特性を、前記第2のモバイルデバイスから受信された前記ロケーション情報から抽出することと、
前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性を、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた前記格納情報の少なくとも一部と組み合わせることと
を前記サーバに行わせるように構成される、C17に記載のサーバ。
[C22] 前記処理ユニットは、前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を決定することを前記サーバに行わせるように構成される、C21に記載のサーバ。
[C23] 前記処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、前記第1のモバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を取得することを前記サーバに行わせるように構成される、C17に記載のサーバ。
[C24] 前記処理ユニットは、前記測位プロトコルを使用して、前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求を前記第1のモバイルデバイスに通信することを前記サーバに行わせるように構成される、C17に記載のサーバ。
[C25] モバイルデバイスであって
通信インターフェースと、
メモリと、
前記通信インターフェースおよび前記メモリと通信的に結合された処理ユニットと、
を備え、前記処理ユニットは、
測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、前記モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記通信インターフェースを介してサーバに送ることと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
前記測位プロトコルにしたがって前記モバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信することと、ここにおいて、前記ロケーションサポートは、前記非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく、
を前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、モバイルデバイス。
[C26] 前記処理ユニットは、前記測位プロトコルを使用して前記サーバから特定の支援データを受信すること、前記測位プロトコルを使用して前記サーバからの特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または、前記モバイルデバイスによって送られた前記ロケーション情報に基づいて前記サーバにおいて前記モバイルデバイスについてのロケーション推定を可能にするために前記測位プロトコルを使用して前記サーバにロケーション情報を送ること、あるいは、それらの任意の組み合わせを行うことで、前記ロケーションサポートを受信することを前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、C25に記載のモバイルデバイス。
[C27] 前記処理ユニットは、前記特定の支援データを利用することを前記モバイルデバイスに行わせるように構成され、ここにおいて、前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、C26に記載のモバイルデバイス。
[C28] 前記処理ユニットは、
前記RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信することと、
前記基準デバイスに関する前記情報に基づいて、前記エリアにおける前記複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて前記1つまたは複数の測位値を調整することと
を前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、C27に記載のモバイルデバイス。
[C29] 前記処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を送ることを前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、C25に記載のモバイルデバイス。
[C30] 前記処理ユニットは、前記サーバから前記通信インターフェースを介して受信された、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を送ることを前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、C25に記載のモバイルデバイス。

Claims (30)

  1. 第1のモバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用する方法であって、
    測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、前記第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記第1のモバイルデバイスから取得することと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
    前記第1のモバイルデバイスについての測位特性を、処理ユニットを用いて決定することと、ここにおいて、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、
    前記第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を使用することと
    を備える方法。
  2. 前記非一意的なデバイス関連情報は、
    相手先商標製造会社(OEM)ベンダ、
    OEMモデル、
    OEMモデルバージョン、
    チップベンダ、
    チップモデル、
    チップモデルバージョンID、
    ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、
    あるいは、それらの任意の組み合わせ
    を示す情報を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ロケーションサポートは、前記測位プロトコルを使用して特定の支援データを前記第1のモバイルデバイスに提供すること、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスから特定のロケーション情報を要求すること、または前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して前記第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算することのうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、
    ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、
    異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、
    ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、
    位置測定値の精度、
    位置測定値を取得する際の内部遅延、または
    固定のパラメータを有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記第2のモバイルデバイスからおよび前記測位プロトコルを使用して、取得することと、前記第2のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、
    前記測位プロトコルを使用して前記第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
    前記第2のモバイルデバイスについての測位特性を、前記第2のモバイルデバイスから受信された前記ロケーション情報から、抽出することと、
    前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性を、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた前記格納情報の少なくとも一部と組み合わせることと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記測位プロトコルを使用して、前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求を前記第1のモバイルデバイスに通信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. モバイルデバイスの測位のためにデバイス関連情報を使用する方法であって、
    測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、前記モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記モバイルデバイスからサーバに送ることと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
    前記測位プロトコルにしたがって前記モバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信することと、ここにおいて、前記ロケーションサポートは、前記非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく、
    を備える方法。
  11. 前記非一意的なデバイス関連情報は、
    相手先商標製造会社(OEM)ベンダ、
    OEMモデル、
    OEMモデルバージョン、
    チップベンダ、
    チップモデル、
    チップモデルバージョンID、
    ソフトウェアまたはファームウェアリリースバージョン、
    あるいは、それらの任意の組み合わせ
    を示す情報を備える、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ロケーションサポートは、前記測位プロトコルを使用して前記サーバから特定の支援データを受信すること、前記測位プロトコルを使用して前記サーバからの特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または前記測位プロトコルを使用して前記モバイルデバイスによって送られたロケーション情報に基づいて前記サーバによって前記モバイルデバイスについてのロケーション推定値を決定すること、のうちの少なくとも1つを備える、請求項10に記載の方法。
  13. 前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信することと、
    前記基準デバイスに関する前記情報に基づいて、前記エリアにおける前記複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて前記1つまたは複数の測位値を調整することと
    をさらに備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を備える、請求項10に記載の方法。
  16. 前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報は、前記サーバから前記モバイルデバイスによって受信された、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、前記測位プロトコルを使用して送られる、請求項10に記載の方法。
  17. サーバであって、
    通信インターフェースと、
    メモリと、
    前記通信インターフェースおよび前記メモリと通信的に結合された処理ユニットと、
    を備え、前記処理ユニットは、
    測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、第1のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記通信インターフェースを介して前記第1のモバイルデバイスから取得することと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
    前記第1のモバイルデバイスについての測位特性を決定することと、ここにおいて、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性は、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた格納情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、
    前記通信インターフェースを介して前記第1のモバイルデバイスにロケーションサポートを提供するために、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を使用することと
    を前記サーバに行わせるように構成される、サーバ。
  18. 前記処理ユニットは、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスに特定の支援データを提供すること、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスからの特定のロケーション情報を要求すること、前記測位プロトコルを使用して前記第1のモバイルデバイスから受信されたロケーション情報を使用して前記第1のモバイルデバイスについてのロケーション推定値を計算すること、またはそれらの任意の組み合わせを行うことで、前記ロケーションサポートを提供することを前記サーバに行わせるように構成される、請求項17に記載のサーバ。
  19. 前記処理ユニットは、前記特定の支援データを提供することを前記サーバに行わせるように構成され、前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、請求項18に記載のサーバ。
  20. 前記処理ユニットは、
    ロングタームエボリューション(LTE)のための観測到着時間差(OTDOA)測位方法についての周波数間バイアス、
    異なるキャリア周波数を用いる異なるGNSSシステムについての擬似距離測定値間のバイアス、
    ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)のための信号ラウンドトリップ伝播時間(RTT)測定についての追加の遅延、
    位置測定値の精度、
    位置測定値を取得する際の内部遅延、または
    固定のパラメータを有する固定の数学関数にしたがった測位測定値の機能修正
    のうちの1つまたは複数を使用することで、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を使用することを前記サーバに行わせるように構成される、請求項17に記載のサーバ。
  21. 前記処理ユニットは、
    第2のモバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記第2のモバイルデバイスからおよび前記通信インターフェースを介して前記測位プロトコルを使用して、取得することと、前記第2のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報は、前記第1のモバイルデバイスについての前記非一意的なデバイス関連情報と同じまたは部分的に同じである、
    前記測位プロトコルを使用して前記第2のモバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
    前記第2のモバイルデバイスについての測位特性を、前記第2のモバイルデバイスから受信された前記ロケーション情報から抽出することと、
    前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性を、前記非一意的なデバイス関連情報に関連付けられた前記格納情報の少なくとも一部と組み合わせることと
    を前記サーバに行わせるように構成される、請求項17に記載のサーバ。
  22. 前記処理ユニットは、前記第2のモバイルデバイスについての前記測位特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のモバイルデバイスについての前記測位特性を決定することを前記サーバに行わせるように構成される、請求項21に記載のサーバ。
  23. 前記処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、前記第1のモバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を取得することを前記サーバに行わせるように構成される、請求項17に記載のサーバ。
  24. 前記処理ユニットは、前記測位プロトコルを使用して、前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求を前記第1のモバイルデバイスに通信することを前記サーバに行わせるように構成される、請求項17に記載のサーバ。
  25. モバイルデバイスであって
    通信インターフェースと、
    メモリと、
    前記通信インターフェースおよび前記メモリと通信的に結合された処理ユニットと、
    を備え、前記処理ユニットは、
    測位プロトコルを使用して、メッセージにおいて、前記モバイルデバイスに関する非一意的なデバイス関連情報を、前記通信インターフェースを介してサーバに送ることと、前記非一意的なデバイス関連情報は、前記モバイルデバイスのハードウェアおよび/またはソフトウェア特徴を示す情報を含む、
    前記測位プロトコルにしたがって前記モバイルデバイスについてのロケーションサポートを受信することと、ここにおいて、前記ロケーションサポートは、前記非一意的なデバイス関連情報に少なくとも部分的に基づく、
    を前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、モバイルデバイス。
  26. 前記処理ユニットは、前記測位プロトコルを使用して前記サーバから特定の支援データを受信すること、前記測位プロトコルを使用して前記サーバからの特定のロケーション情報を求める要求を受信すること、または、前記モバイルデバイスによって送られた前記ロケーション情報に基づいて前記サーバにおいて前記モバイルデバイスについてのロケーション推定を可能にするために前記測位プロトコルを使用して前記サーバにロケーション情報を送ること、あるいは、それらの任意の組み合わせを行うことで、前記ロケーションサポートを受信することを前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、請求項25に記載のモバイルデバイス。
  27. 前記処理ユニットは、前記特定の支援データを利用することを前記モバイルデバイスに行わせるように構成され、ここにおいて、前記特定の支援データは、エリアの無線周波数(RF)ヒートマップを備え、前記RFヒートマップは、前記エリアにおける複数のロケーションの各々について1つまたは複数の測位値を有する、請求項26に記載のモバイルデバイス。
  28. 前記処理ユニットは、
    前記RFヒートマップに対応する基準デバイスに関する情報を受信することと、
    前記基準デバイスに関する前記情報に基づいて、前記エリアにおける前記複数のロケーションのうちの少なくとも1つのロケーションについて前記1つまたは複数の測位値を調整することと
    を前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、請求項27に記載のモバイルデバイス。
  29. 前記処理ユニットは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPPエクステンション(LPPe)を使用して、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を送ることを前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、請求項25に記載のモバイルデバイス。
  30. 前記処理ユニットは、前記サーバから前記通信インターフェースを介して受信された、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を求める要求に応答して、前記モバイルデバイスに関する前記非一意的なデバイス関連情報を送ることを前記モバイルデバイスに行わせるように構成される、請求項25に記載のモバイルデバイス。
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