本発明は、通信分野に関し、特に機器バインディング方法および装置に関する。
WiFi(登録商標)スマート機器は、通常、ルータへのアクセスが成功してから、ユーザが携帯電話から送信した制御指示を受信し、レスポンス動作を行うようになっている。また、セキュリティ面を考慮し、一部のWiFiスマート機器では、WiFiスマート機器とユーザ登録アカウントとのバインディング関係を構築するバインディング機能を提供し、バインディング関係が構築されたユーザ登録アカウントのみについて、該WiFiスマート機器が所有するものとして当該機器の使用および制御する権限を与える。
しかし、従来のバインディング機能は、通常では複雑のものが多く、バインディングのミスも生じやすい。したがって、スマート機器によるバインディング時のセキュリティ性を如何に向上させることは、非常に重要になる。
従来の関連技術に存在する問題を解決するために、本発明は、機器バインディング方法および装置を提供する。
本発明の実施例の第1態様によれば、機器バインディング方法であって、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信するステップと、を含み、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング方法を提供する。
選択可能な態様として、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップの前には、
ユーザ設定に基づいて前記バインディング待ちの機器のための無線ネットワークを指定するステップと、
前記無線ネットワークとの接続を構築する旨の指示を受信した場合に、前記無線ネットワークの名称およびパスワードを前記バインディング待ちの機器にプッシュするステップと、をさらに含む。
選択可能な態様として、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップは、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信した場合に、前記バインディング待ちの機器から前記指定の無線ネットワークへのアクセスが成功したと確定するステップと、を含む。
選択可能な態様として、前記方法は、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、押されることにより前記バインディング待ちの機器に前記バインディング確認メッセージを前記サービス端へ送信させるトリガーとなるバインディング確認ボタンを、前記所定の時間内に押すよう、ユーザを促す提示メッセージを出力するステップを、さらに含む。
選択可能な態様として、前記方法は、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを受信した場合に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに出力するステップと、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを受信した場合に、前記バインディング待ちの機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を、所定の機器リストインターフェースにおける前記バインディング待ちの機器と対応する位置に出力するステップと、をさらに含む。
本発明の実施例の第2態様によれば、機器バインディング方法であって、
自機において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するステップと、を含む機器バインディング方法を提供する。
選択可能な態様として、前記バインディング要求には前記バインディング待ちの機器の一義的な識別子が含まれており、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断するステップは、
機器から送信されるバインディング確認メッセージであって前記一義的な識別子を含んだバインディング確認メッセージを、前記所定の時間内に受信するステップと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であるか否かを判断するステップと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様である場合には、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したと確定するステップと、を含む。
選択可能な態様として、前記方法は、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを前記端末に送信するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信できなかった場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを前記端末に送信するステップと、をさらに含む。
本発明の実施例の第3態様によれば、機器バインディング装置であって、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する第1判断モジュールと、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信する送信モジュールと、を備え、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング装置を提供する。
選択可能な態様として、前記装置は、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを前記判断モジュールが判断する前に、ユーザ設定に基づいて前記バインディング待ちの機器のための無線ネットワークを指定する指定モジュールと、
前記無線ネットワークとの接続を構築する旨の指示を受信した場合には、前記無線ネットワークの名称およびパスワードを前記バインディング待ちの機器にプッシュするプッシュモジュールと、をさらに備える。
選択可能な態様として、前記第1判断モジュールは、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信したか否かを判断する第1判断サブモジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器から前記指定の無線ネットワークへのアクセスが成功したと確定する第2確定サブモジュールと、を含む。
選択可能な態様として、前記装置は、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、押されることにより前記バインディング待ちの機器に前記バインディング確認メッセージを前記サービス端へ送信させるトリガーとなるバインディング確認ボタンを前記所定の時間内に押すよう、ユーザを促す提示メッセージを出力する第1出力モジュールを、さらに備える。
選択可能な態様として、前記装置は、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに出力する第2出力モジュールと、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を、所定の機器リストインターフェースにおける前記バインディング待ちの機器と対応する位置に出力する第3出力モジュールと、をさらに備える。
本発明の実施例の第4態様によれば、機器バインディング装置であって、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信する受信モジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断する第2判断モジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する構築モジュールと、を備える機器バインディング装置を提供する。
選択可能な態様として、前記バインディング要求には前記バインディング待ちの機器の一義的な識別子が含まれており、前記第2判断モジュールは、
機器から送信されるバインディング確認メッセージであって前記機器の一義的な識別子を含んだバインディング確認メッセージを、前記所定の時間内に受信する受信サブモジュールと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であるか否かを判断する第2判断サブモジュールと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様である場合には、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したと確定する第2確定サブモジュールと、を含む。
選択可能な態様として、前記装置は、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを前記端末に送信する第1送信モジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信できなかった場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを前記端末に送信する第2送信モジュールと、をさらに備える。
本発明の実施例の第5態様によれば、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信するように構成されており、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング装置を提供する。
本発明の実施例の第6態様によれば、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成されている、機器バインディング装置を提供する。
本発明の実施例により提供される技術的構成は、次の有益な效果を奏する。
すなわち、本発明の上記実施例によれば、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
なお、以上の基本的な説明および後述の詳細な記載は、単に例示的および説明的なものであり、本発明を限定するものではないと理解されるべきである。
ここでの図面は、明細書に組み込まれて明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示すと共に、明細書と併せて本発明の原理の解釈に用いられるものである。
例示的な一実施例に係る機器バインディング方法を示すフローチャートである。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング方法を示すフローチャートである。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング方法を示すフローチャートである。
例示的な一実施例に係るスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る別のスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る別のスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る別のスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る、前記機器バインディング装置に適用される構成を示す模式図である。
例示的な一実施例に係る、前記機器バインディング装置に適用される別の構成を示す模式図である。
以下は、図面に示される例示的な実施例を詳細に説明する。なお、以下の記載が図面に関する場合、特に説明しない限り、異なる図面における同一番号は、同一または類似の要素を示す。また、以下の例示的な実施例に記載される実施形態は、本発明に一致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、これら例示的な実施例は、添付された特許請求の範囲に詳細に記載される、本発明の一部の局面に一致する装置及び方法の例にすぎない。
また、本明細書に使用される用語は、単に確定の実施例について記述するためのものであり、本発明を限定するものではない。本明細書および添付される特許請求の範囲に単数形として記載された「一種」、「前記」および「該」についても、その明確な含意が上下の字句から確定可能な場合を除き、複数形式を含むことが意図されている。また、本明細書中に使用される「および/または」は、1つ又は互いに関連する複数の列挙項目のうち、任意の1つ若しくは存在し得る全ての組み合わせを含むことを意味する。
また、本明細書では、第1、第2、第3等の用語を用いて各種の情報を表現しているが、これらの情報は、当該用語に限定されないと理解されるべきである。これらの用語は、単に同タイプの情報を区別するためのものである。例え、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、第1情報を第2情報を称してもよい。同様に、第2情報を第1情報と称してもよく、文脈による。また、例えば、ここで使用している用語「…場合に」は、「…ときに」、「…すると」、または「確定に応答する」と解釈されてもよい。
本発明が提供する機器バインディング方法は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセス(接続)に成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
図1に示すように、図1の例示的な一実施例に係る機器バインディング方法は、端末に適用される機器バインディング方法であり、下記のステップを含む。
ステップ101では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する。
ステップ102では、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信する。前記バインディング要求により、前記サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本実施例では、前記端末は、スマート端末、例えばスマートフォンであってもよい。前記サービス端は、サーバ、サービス端機器群またはクラウドプラットフォームであってもよい。前記バインディング待ちの機器は、スマート機器、例えばスマートホーム用機器であってもよい。前記無線ネットワークは、WiFiネットワークであってもよい。ユーザがスマート端末を利用しスマート機器を制御する際は、通常、スマート端末にインストールされたクライアントソフトウエアにより完了させることができる。例えば、実際の実施として、前記クライアントソフトウエアは、「スマートホーム」というAPPであってもよく、ユーザが該APPを介し、家庭環境内の各スマート機器を集中的に管理および制御することができる。
以下、前記クライアントソフトウエアがスマートホームAPPである場合を例に、スマートホーム設備環境における応用場面を挙げつつ、本発明の構成を詳細に説明する。
スマートホーム設備環境の中には、通常、数台のスマートホーム設備機器が含まれる。例えば、スマートホーム設備環境の中は、通常、スマートレンズ型カメラ、スマートコンセント、スマート空気清浄機などのスマートホーム設備機器を含んでいる。ユーザは、ユーザ登録アカウントを用いてスマートホームAPPに登録し、家庭環境の中のスマート機器とバインディング関係を構築することで、使用権限を確定する。
スマート機器は、初期状態下において電源がオンになると、通常、内蔵のWiFiモジュールを用いて、機器名を含んだWiFiブロードキャストメッセージを周囲に送信する。そして、スマートホームAPPは、前記WiFiブロードキャストメッセージを受信することにより、周囲のスマート機器をスキャンすると共に、ユーザが家庭環境の中のスマート機器を集中的に管理しやすくなるように、スキャンしたスマート機器の名称を機器リストとしてAPPインターフェース内に生成する。勿論、実際の実施では、スマートホームAPPは、スマート機器をスキャンする際、内蔵のBluetooth(登録商標)モジュールを用いてスキャンを実現してもよい。例えば、スマート機器は、電源がオンになると、内蔵のBluetoothモジュールを用いて、Bluetooth信号を周囲にブロードキャスト送信する。そして、スマートホームAPPは、スマート機器から送信されたBluetooth信号を検出することで、周囲のスマート機器をスキャンしてもよい。
スキャンしたスマート機器は、この時点では当該スマート機器がまだネットワークにアクセスできていないため、ユーザが前記スマートホームAPPを操作し、当該スマート機器についてネットワークを設定し、当該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定してもよい。
実際の実施としては、スマートホームAPPは、スキャンにより新規加入のスマート機器をはじめて検出した場合、APPインターフェースから「スマート機器を発見。新規機器の快速接続をクリック」のようなユーザホップアップを出力し、該ホップアップ内の確定ボタンがユーザにクリックされることにより機器接続用インターフェースに移行してもよい。
該スマート機器がアクセス可能なWiFiネットワークのプルダウンリスト、および接続ボタンを機器接続用インターフェース内に設けてもよい。ユーザは、該プルダウンリストの中から、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワーク(すなわちルータのSSID)を指定してもよい。ユーザは、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定した後、該接続ボタンをクリックすることで、該スマート機器と指定のWiFiネットワークと接続プロセスを始動させてもよい。該接続ボタンがユーザによりクリックされたことをトリガーとして、前記指定のWiFiネットワークと接続を構築する旨の指示をバックグラウンドへ送信してもよい。スマートホームAPPは、バックグラウンドにおいて該指示を受け付けると、速やかに前記指定のWiFiネットワークの名称およびパスワードを該スマート機器にプッシュする。該スマート機器は、受信したWiFiネットワークの名称およびパスワードに基づき、前記指定のWiFiネットワークに接続する。
なお、スマートホームAPPが該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする形態は、本実施例では特に限定しない。例えば、一形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末が、内蔵のWiFiモジュールを用いて周囲のスマート機器をスキャンし、スキャンしたスマート機器とWiFi接続を構築する。WiFi接続の構築が成功すると、該WiFi接続に基づき、WiFiネットワークの名称およびパスワードを、スキャンしたスマート機器に送信する。別の形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末は、所定のアルゴリズムで前記WiFiネットワークの名称およびパスワードを暗号化し、暗号化後の前記WiFiネットワークの名称およびパスワードをパケット化して複数のWiFiブロードキャストメッセージに含め、周囲のスマート機器に送信する。勿論、実際の実施では、該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする際、スマートホームAPPがインストールされている端末により実行される以外にも、前記指定のWiFiネットワークと対応している無線ルータにより実行されてもよい。
該スマート機器は、前記指定のWiFiネットワークへの接続が成功すると、前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功した旨の通知メッセージを、スマートホームAPPにレスポンスしてもよい。スマートホームAPPは、該通知メッセージを受信すると、該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功したと確定する。該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、ユーザは、スマートホームAPPを操作することで、サービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げ、該スマート機器の制御権限を獲得してもよい。
本実施例では、スマートホームAPPがサービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げる際は、バインディング手順の簡略化、およびバインディングのセキュリティ性向上のために、スマートホームAPPにおいて所定の時間、例えば30秒を設定し、所定の時間内に該スマート機器上のバインディング確認ボタン(例えばスイッチングキー)を押してバインディング確認を行うよう、ユーザに要求してもよい。ユーザが所定の時間内にバインディング確認を完了させれば、該スマート機器とのバインディング関係を構築する。
実際の実施としては、該スマート機器から前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功すると、スマートホームAPPは、該スマート機器とバインディングする旨のバインディング要求を速やかにサービス端に送信する。該バインディング要求には、ユーザが前記スマートホームAPPを登録する際に使用した登録アカウント、および該スマート機器の一義的な識別子(機器名称)が含まれてもよい。なお、実際の実施では、前記バインディング要求を、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとしてもよい。例えば、前記所定の時間を30秒と仮定するとき、該バインディング要求は、該スマート機器に対するバインディングプロセスを該バインディング要求の受信後の30秒以内に前記サービス端に起動させるトリガーとなることで、該スマート機器に対するバインディング関係の構築を30秒以内に完了させることができる。これにより、セキュリティ性が著しく向上する。
スマートホームAPPがサービス端にバインディング要求を送信した後、指定のバインディング確認ボタンを所定の時間内に押すようユーザを促すための提示インターフェースを、ユーザに対して出力してもよい。例えば、前記所定の時間が30秒であり、前記バインディング確認ボタンが該スマート機器のスイッチングキーであると仮定したとき、スマートホームAPPは、ユーザに対し、「30秒内にスイッチングキーをクリックし、接続を完了させて下さい」のようなホップアップを出力してもよい。
該スマート機器は、ユーザが上記提示インターフェースにより促されて所定の時間内にバインディング確認ボタンを押したことをトリガーとして、今回のバインディングに対するバインディング確認メッセージをサービス端に送信してもよい。なお、該バインディング確認メッセージには、該スマート機器の一義的な識別子が含まれてもよい。
これと同時に、サービス端は、スマートホームAPPから送信されるバインディング要求を受信すると、時間のカウントを開始すると共に、該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させる。該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させた後、サービス端は、スマート機器から送信されるバインディング確認メッセージの受信を開始してもよい。
受信したバインディング確認メッセージについて、サービス端は、該バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、前記バインディング要求内の一義的な識別子とを比較し、受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、該バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であれば、サービス端が、今回のバインディングプロセスに関するスマート機器がレスポンスしたバインディング確認メッセージを受信したことを意味する。したがって、該スマート機器と前記バインディング要求内のユーザ登録アカウントとの対応関係を直接にローカルにおいて構築すると共に、バインディングが成功した旨の通知メッセージを前記スマートホームAPPに送信してもよい。バインディングが成功した後、前記ユーザ登録アカウントに関する該スマート機器の制御権限が既に獲得済みであるため、ユーザは、該ユーザ登録アカウントでスマートホームAPPに登録し、該スマート機器に対して制御および操作を行うことができる。また、バインディングが一度成功すれば、該スマート機器がリセットされても、バインディングを再度行う必要がなく、該スマート機器は、リセット後でもスマートホームAPPのインターフェース内の機器リストに残っている。勿論、所定の時間内にサービス端が受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子のいずれも、前記バインディング要求内の一義的な識別子と異なる場合には、ローカルにおけるバインディングが失敗したと確定してもよい。サービス端は、バインディングが失敗した旨の通知メッセージをスマートホームAPPに返信してもよい。
スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング成功の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに対して出力する。また、スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング失敗の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に生成された機器リストのうち該スマート機器に対応する位置に、該スマート機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を出力してもよい。例えば、ユーザがスマートホームAPPを用いて該スマート機器とのバインディングを再度立ち上げやすくなるように、該機器リストにおける該スマート機器の名称の後ろに「再接続」というユーザ選択項目を出力する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本発明は、バインディング確認のメカニズム、およびバインディング確認の制限時間という概念が導入されている。バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されれば、バインディングが成功したことを意味し、バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されなければ、バインディングが失敗したことを意味する。これにより、複雑なバインディング認証プロセスを省略でき、バインディングの手順を簡略化することができる。さらに、バインディング確認は、ユーザが手動でバインディング確認ボタンを押すことをトリガーとするため、バインディングのミスを有効に回避し、機器のバインディングプロセスにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
図2示すように、図2の例示的な一実施例に係る機器バインディング方法は、サービス端に適用される機器バインディング方法であり、下記のステップを含む。
ステップ201では、自機において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信する。
ステップ202では、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断する。
ステップ203では、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本実施例では、前記端末は、スマート端末、例えばスマートフォンであってもよい。前記サービス端は、サーバ、サービス端機器群またはクラウドプラットフォームであってもよい。前記バインディング待ちの機器は、スマート機器、例えばスマートホーム用機器であってもよい。前記無線ネットワークは、WiFiネットワークであってもよい。ユーザがスマート端末を利用しスマート機器を制御する際は、通常、スマート端末にインストールされたクライアントソフトウエアにより完了させることができる。例えば、実際の実施として、前記クライアントソフトウエアは、「スマートホーム」APPであってもよく、ユーザが該APPを介し、家庭環境内の各スマート機器を集中的に管理および制御することができる。
以下、前記クライアントソフトウエアがスマートホームAPPである場合を例に、スマートホーム設備環境における応用場面を挙げつつ、本発明の構成を詳細に説明する。
スマートホーム設備環境の中には、通常、数台のスマートホーム設備機器が含まれる。例えば、スマートホーム設備環境の中は、通常、スマートレンズ型カメラ、スマートコンセント、スマート空気清浄機などのスマートホーム設備機器を含んでいる。ユーザは、ユーザ登録アカウントを用いてスマートホームAPPに登録し、家庭環境の中のスマート機器とバインディング関係を構築することで、使用権限を確定する。
スマート機器は、初期状態下において電源がオンになると、通常、内蔵のWiFiモジュールを用いて、機器名を含んだWiFiブロードキャストメッセージを周囲に送信する。そして、スマートホームAPPは、前記WiFiブロードキャストメッセージを受信することにより、周囲のスマート機器をスキャンすると共に、ユーザが家庭環境の中のスマート機器を集中的に管理しやすくなるように、スキャンしたスマート機器の名称を機器リストとしてAPPインターフェース内に生成する。勿論、実際の実施では、スマートホームAPPは、スマート機器をスキャンする際、内蔵のBluetoothモジュールを用いて実現してもよい。例えば、スマート機器は、電源がオンになると、内蔵のBluetoothモジュールを用いて、Bluetooth信号を周囲にブロードキャスト送信する。そして、スマートホームAPPは、スマート機器から送信されたBluetooth信号を検出することで、周囲のスマート機器をスキャンしてもよい。
スキャンしたスマート機器は、この時点では当該スマート機器がまだネットワークにアクセスできていないため、ユーザが前記スマートホームAPPを操作し、当該スマート機器についてネットワークを設定し、当該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定してもよい。
実際の実施としては、スマートホームAPPは、スキャンにより新規加入のスマート機器をはじめて検出した場合、APPインターフェースから「スマート機器を発見。新規機器の快速接続をクリック」のようなユーザホップアップを出力し、該ホップアップ内の確定ボタンがユーザにクリックされることにより機器接続用インターフェースに移行してもよい。
該スマート機器がアクセス可能なWiFiネットワークのプルダウンリスト、および接続ボタンを機器接続用インターフェース内に設けてもよい。ユーザは、該プルダウンリストの中から、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワーク(すなわちルータのSSID)を指定してもよい。ユーザは、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定した後、該接続ボタンをクリックすることで、該スマート機器と指定のWiFiネットワークと接続プロセスを始動させてもよい。該接続ボタンがユーザによりクリックされたことをトリガーとし、前記指定のWiFiネットワークと接続を構築する旨の指示をバックグラウンドへ送信してもよい。スマートホームAPPは、バックグラウンドにおいて該指示を受け付けると、速やかに前記指定のWiFiネットワークの名称およびパスワードを該スマート機器にプッシュする。該スマート機器は、受信したWiFiネットワークの名称およびパスワードに基づき、前記指定のWiFiネットワークに接続する。
なお、スマートホームAPPが該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする形態は、本実施例では特に限定しない。例えば、一形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末が、内蔵のWiFiモジュールを用いて周囲のスマート機器をスキャンし、スキャンしたスマート機器とWiFi接続を構築する。WiFi接続の構築が成功すると、該WiFi接続に基づき、WiFiネットワークの名称およびパスワードを、スキャンしたスマート機器に送信する。別の形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末は、所定のアルゴリズムで前記WiFiネットワークの名称およびパスワードを暗号化し、暗号化後の前記WiFiネットワークの名称およびパスワードをパケット化して複数のWiFiブロードキャストメッセージに含め、周囲のスマート機器に送信する。勿論、実際の実施では、該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする際、スマートホームAPPがインストールされている端末により実行される以外にも、前記指定のWiFiネットワークと対応している無線ルータにより実行されてもよい。
該スマート機器は、前記指定のWiFiネットワークへの接続が成功すると、前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功した旨の通知メッセージを、スマートホームAPPにレスポンスしてもよい。スマートホームAPPは、該通知メッセージを受信すると、該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功したと確定する。該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、ユーザは、スマートホームAPPを操作することで、サービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げ、該スマート機器の制御権限を獲得してもよい。
本実施例では、スマートホームAPPがサービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げる際は、バインディング手順の簡略化、およびバインディングのセキュリティ性向上のために、スマートホームAPPにおいて所定の時間、例えば30秒を設定し、所定の時間内に該スマート機器上のバインディング確認ボタン(例えばスイッチングキー)を押してバインディング確認を行うよう、ユーザに要求してもよい。ユーザが所定の時間内にバインディング確認を完了させれば、該スマート機器とのバインディング関係を構築する。
実際の実施としては、該スマート機器から前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功すると、スマートホームAPPは、該スマート機器とバインディングする旨のバインディング要求を速やかにサービス端に送信する。該バインディング要求には、ユーザが前記スマートホームAPPを登録する際に使用した登録アカウント、および該スマート機器の一義的な識別子(機器名称)を含んでもよい。なお、実際の実施では、前記バインディング要求は、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーであってもよい。例えば、前記所定の時間を30秒と仮定するとき、該バインディング要求を、該バインディング要求の受信後の30秒以内に該スマート機器に対するバインディングプロセスを前記サービス端に起動させるトリガーとすることで、該スマート機器に対するバインディング関係の構築を30秒以内に完了させることができる。これにより、セキュリティ性が著しく向上する。
スマートホームAPPがサービス端にバインディング要求を送信した後、指定のバインディング確認ボタンを所定の時間内に押すようユーザを促すための提示インターフェースを、ユーザに対して出力してもよい。例えば、前記所定の時間が30秒であり、前記バインディング確認ボタンが該スマート機器のスイッチングキーであると仮定したとき、スマートホームAPPは、ユーザに対し、「30秒内にスイッチングキーをクリックし、接続を完了させて下さい」のようなホップアップを出力してもよい。
該スマート機器は、ユーザが上記提示インターフェースにより促されて所定の時間内にバインディング確認ボタンを押したことをトリガーとして、今回のバインディングに対するバインディング確認メッセージをサービス端に送信してもよい。なお、該バインディング確認メッセージには、該スマート機器の一義的な識別子が含まれてもよい。
これと同時に、サービス端は、スマートホームAPPから送信されるバインディング要求を受信すると、時間のカウントを開始すると共に、該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させる。該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させた後、サービス端は、スマート機器から送信されるバインディング確認メッセージの受信を開始してもよい。
受信したバインディング確認メッセージについて、サービス端は、該バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、前記バインディング要求内の一義的な識別子とを比較し、受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、該バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であれば、サービス端が、今回のバインディングプロセスに関するスマート機器がレスポンスしたバインディング確認メッセージを受信したことを意味する。したがって、該スマート機器と前記バインディング要求内のユーザ登録アカウントとの対応関係を直接にローカルにおいて構築すると共に、バインディングが成功した旨の通知メッセージを前記スマートホームAPPに送信してもよい。バインディングが成功した後、前記ユーザ登録アカウントに関する該スマート機器の制御権限が既に獲得済みであるため、ユーザは、該ユーザ登録アカウントでスマートホームAPPに登録し、該スマート機器に対して制御および操作を行うことができる。また、バインディングが一度成功すれば、該スマート機器がリセットされても、バインディングを再度行う必要がなく、該スマート機器は、リセット後でもスマートホームAPPのインターフェース内の機器リストに残っている。勿論、所定の時間内にサービス端が受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子のいずれも、前記バインディング要求内の一義的な識別子と異なる場合には、ローカルにおけるバインディングが失敗したと確定してもよい。サービス端は、バインディングが失敗した旨の通知メッセージをスマートホームAPPに返信してもよい。
スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング成功の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに対して出力する。また、スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング失敗の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に生成された機器リストのうち該スマート機器に対応する位置に、該スマート機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を出力してもよい。例えば、ユーザがスマートホームAPPを用いて該スマート機器とのバインディングを再度立ち上げやすくなるように、該機器リストにおける該スマート機器の名称の後ろに「再接続」というユーザ選択項目を出力する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本発明は、バインディング確認のメカニズム、およびバインディング確認の制限時間という概念が導入されている。バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されれば、バインディングが成功したことを意味し、バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されなければ、バインディングが失敗したことを意味する。これにより、複雑なバインディング認証プロセスを省略でき、バインディングの手順を簡略化することができる。さらに、バインディング確認は、ユーザが手動でバインディング確認ボタンを押すことをトリガーとするため、バインディングのミスを有効に回避し、機器のバインディングプロセスにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
図3に示すように、図3の例示的な一実施例に係る機器バインディング方法は、下記のステップを含む。
ステップ301では、端末は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する。
ステップ302では、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、端末は、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。
ステップ303では、サービス端は、バインディングプロセスを起動させると共に、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断する。
ステップ304では、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、サービス端は、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本実施例では、前記端末は、スマート端末、例えばスマートフォンであってもよい。前記サービス端は、サーバ、サービス端機器群またはクラウドプラットフォームであってもよい。前記バインディング待ちの機器は、スマート機器、例えばスマートホーム用機器であってもよい。前記無線ネットワークは、WiFiネットワークであってもよい。ユーザがスマート端末を利用しスマート機器を制御する際は、通常、スマート端末にインストールされたクライアントソフトウエアにより完了させることができる。例えば、実際の実施として、前記クライアントソフトウエアは、「スマートホーム」APPであってもよく、ユーザが該APPを介し、家庭環境内の各スマート機器を集中的に管理および制御することができる。
以下、前記クライアントソフトウエアがスマートホームAPPである場合を例に、スマートホーム設備環境における応用場面を挙げつつ、本発明の構成を詳細に説明する。
スマートホーム設備環境の中には、通常、数台のスマートホーム設備機器が含まれる。例えば、スマートホーム設備環境の中は、通常、スマートレンズ型カメラ、スマートコンセント、スマート空気清浄機などのスマートホーム設備機器を含んでいる。ユーザは、ユーザ登録アカウントを用いてスマートホームAPPに登録し、家庭環境の中のスマート機器とバインディング関係を構築することで、使用権限を確定する。
スマート機器は、初期状態下において電源がオンになると、通常、内蔵のWiFiモジュールを用いて、機器名を含んだWiFiブロードキャストメッセージを周囲に送信する。そして、スマートホームAPPは、前記WiFiブロードキャストメッセージを受信することにより、周囲のスマート機器をスキャンすると共に、ユーザが家庭環境の中のスマート機器を集中的に管理しやすくなるように、スキャンしたスマート機器の名称を機器リストとしてAPPインターフェース内に生成する。勿論、実際の実施では、スマートホームAPPは、スマート機器をスキャンする際、内蔵のBluetoothモジュールを用いて実現してもよい。例えば、スマート機器は、電源がオンになると、内蔵のBluetoothモジュールを用いて、Bluetooth信号を周囲にブロードキャスト送信する。そして、スマートホームAPPは、スマート機器から送信されたBluetooth信号を検出することで、周囲のスマート機器をスキャンしてもよい。
スキャンしたスマート機器は、この時点では当該スマート機器がまだネットワークにアクセスできていないため、ユーザが前記スマートホームAPPを操作し、当該スマート機器についてネットワークを設定し、当該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定してもよい。
図4を参照する。実際の実施としては、スマートホームAPPは、スキャンにより新規加入のスマート機器(例えば空気清浄機)をはじめて検出した場合、APPインターフェースから「スマート機器を発見。新規機器の快速接続をクリック」のようなユーザホップアップを出力し、該ホップアップ内の確定ボタンがユーザにクリックされることにより機器接続用インターフェースに移行してもよい。
図5を参照する。該スマート機器(例えば空気清浄機)がアクセス可能なWiFiネットワークのプルダウンリスト、および接続ボタンを機器接続用インターフェース内に設けてもよい。ユーザは、該プルダウンリストの中から、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワーク(すなわちルータのSSID)を指定してもよい。ユーザは、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定した後、該接続ボタンをクリックすることで、該スマート機器と指定のWiFiネットワークと接続プロセスを始動させてもよい。該接続ボタンがユーザによりクリックされたことをトリガーとし、前記指定のWiFiネットワークと接続を構築する旨の指示をバックグラウンドへ送信してもよい。スマートホームAPPは、バックグラウンドにおいて該指示を受け付けると、速やかに前記指定のWiFiネットワークの名称およびパスワードを該スマート機器にプッシュする。該スマート機器は、受信したWiFiネットワークの名称およびパスワードに基づき、前記指定のWiFiネットワークに接続する。
なお、スマートホームAPPが該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする形態は、本実施例では特に限定しない。例えば、一形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末が、内蔵のWiFiモジュールを用いて周囲のスマート機器をスキャンし、スキャンしたスマート機器とWiFi接続を構築する。WiFi接続の構築が成功すると、該WiFi接続に基づき、WiFiネットワークの名称およびパスワードを、スキャンしたスマート機器に送信する。別の形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末は、所定のアルゴリズムで前記WiFiネットワークの名称およびパスワードを暗号化し、暗号化後の前記WiFiネットワークの名称およびパスワードをパケット化して複数のWiFiブロードキャストメッセージに含め、周囲のスマート機器に送信する。勿論、実際の実施では、該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする際、スマートホームAPPがインストールされている端末により実行される以外にも、前記指定のWiFiネットワークと対応している無線ルータにより実行されてもよい。
該スマート機器は、前記指定のWiFiネットワークへの接続が成功すると、前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功した旨の通知メッセージを、スマートホームAPPにレスポンスしてもよい。スマートホームAPPは、該通知メッセージを受信すると、該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功したと確定する。該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、スマートホームAPPのインターフェースにおいて、ユーザを促すための提示インターフェースをユーザに対して出力してもよい。例えば、図6のように、前記スマート機器が空気清浄機である場合を例に挙げると、スマートホームAPPのインターフェースにおいて、「おめでどう。空気清浄機の接続が成功した」のような提示インターフェースをユーザに対して出力してもよい。
該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、ユーザは、スマートホームAPPを操作することで、サービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げ、該スマート機器の制御権限を獲得してもよい。
本実施例では、スマートホームAPPがサービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げる際は、バインディング手順の簡略化、およびバインディングのセキュリティ性向上のために、スマートホームAPPにおいて所定の時間、例えば30秒を設定し、所定の時間内に該スマート機器上のバインディング確認ボタン(例えばスイッチングキー)を押してバインディング確認を行うよう、ユーザに要求してもよい。ユーザが所定の時間内にバインディング確認を完了させれば、該スマート機器とのバインディング関係を構築する。
実際の実施としては、該スマート機器から前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功すると、スマートホームAPPは、該スマート機器とバインディングする旨のバインディング要求を速やかにサービス端に送信する。該バインディング要求には、ユーザが前記スマートホームAPPを登録する際に使用した登録アカウント、および該スマート機器の一義的な識別子(機器名称)を含んでもよい。なお、実際の実施では、前記バインディング要求は、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーであってもよい。例えば、前記所定の時間を30秒と仮定するとき、該バインディング要求を、該バインディング要求の受信後の30秒以内に該スマート機器に対するバインディングプロセスを前記サービス端に起動させるトリガーとすることで、該スマート機器に対するバインディング関係の構築を30秒以内に完了させることができる。これにより、セキュリティ性が著しく向上する。
スマートホームAPPがサービス端にバインディング要求を送信した後、指定のバインディング確認ボタンを所定の時間内に押すようユーザを促すための提示インターフェースを、ユーザに対して出力してもよい。例えば、図7に示すように、前記所定の時間が30秒であり、前記バインディング確認ボタンが該スマート機器のスイッチングキーであると仮定したとき、スマートホームAPPは、ユーザに対し、「30秒内にスイッチングキーをクリックし、接続を完了させて下さい」のようなホップアップを出力してもよい。
該スマート機器は、ユーザが上記提示インターフェースにより促されて所定の時間内にバインディング確認ボタンを押したことをトリガーとして、今回のバインディングに対するバインディング確認メッセージをサービス端に送信してもよい。なお、該バインディング確認メッセージには、該スマート機器の一義的な識別子が含まれてもよい。
これと同時に、サービス端は、スマートホームAPPから送信されるバインディング要求を受信すると、時間のカウントを開始すると共に、該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させる。該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させた後、サービス端は、スマート機器から送信されるバインディング確認メッセージの受信を開始してもよい。
受信したバインディング確認メッセージについて、サービス端は、該バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、前記バインディング要求内の一義的な識別子とを比較し、受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、該バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であれば、サービス端が、今回のバインディングプロセスに関するスマート機器がレスポンスしたバインディング確認メッセージを受信したことを意味する。したがって、該スマート機器と前記バインディング要求内のユーザ登録アカウントとの対応関係を直接にローカルにおいて構築すると共に、バインディングが成功した旨の通知メッセージを前記スマートホームAPPに送信してもよい。
バインディングが成功した後、前記ユーザ登録アカウントに関する該スマート機器の制御権限が既に獲得済みであるため、ユーザは、該ユーザ登録アカウントでスマートホームAPPに登録し、該スマート機器に対して制御および操作を行うことができる。また、バインディングが一度成功すれば、該スマート機器がリセットされても、バインディングを再度行う必要がなく、該スマート機器は、リセット後でもスマートホームAPPのインターフェース内の機器リストに残っている。
勿論、所定の時間内にサービス端が受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子のいずれも、前記バインディング要求内の一義的な識別子と異なる場合には、ローカルにおけるバインディングが失敗したと確定してもよい。サービス端は、バインディングが失敗した旨の通知メッセージをスマートホームAPPに返信してもよい。
スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング成功の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに対して出力する。また、スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング失敗の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に生成された機器リストのうち該スマート機器に対応する位置に、該スマート機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を出力してもよい。例えば、ユーザがスマートホームAPPを用いて該スマート機器とのバインディングを再度立ち上げやすくなるように、該機器リストにおける該スマート機器の名称の後ろに「再接続」というユーザ選択項目を出力する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本発明は、バインディング確認のメカニズム、およびバインディング確認の制限時間という概念が導入されている。バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されれば、バインディングが成功したことを意味し、バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されなければ、バインディングが失敗したことを意味する。これにより、複雑なバインディング認証プロセスを省略でき、バインディングの手順を簡略化することができる。さらに、バインディング確認は、ユーザが手動でバインディング確認ボタンを押すことをトリガーとするため、バインディングのミスを有効に回避し、機器のバインディングプロセスにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
本発明は、上記の機器バインディング方法の実施例と対応する装置の実施例も提供する。
図8は、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置を示すブロック図である。
図8に示すように、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置800は、第1判断モジュール801および送信モジュール802を含む。
前記第1判断モジュール801は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するように、構成されている。
前記送信モジュール802は、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信するように、構成されている。前記バインディング要求により、前記サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
図9を参照する。図9は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記装置800は、さらに指定モジュール803およびプッシュモジュール804を含んでもよい。
前記指定モジュール803は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを前記判断モジュールが判断する前に、ユーザ設定に基づいて前記バインディング待ちの機器のための無線ネットワークを指定するように、構成されている。
前記プッシュモジュール804は、前記無線ネットワークとの接続を構築する旨の指示を受信した場合には、前記無線ネットワークの名称およびパスワードを前記バインディング待ちの機器にプッシュするように、構成されている。
図10を参照する。図10は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記第1判断モジュール801は、第1判断サブモジュール801Aおよび第1確定サブモジュール801Bを含んでもよい。
前記第1判断サブモジュール801Aは、前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信したか否かを判断するように、構成されている。
前記第1確定サブモジュール801Bは、前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器から前記指定の無線ネットワークへのアクセスが成功したと確定する。
なお、図10の上記装置の実施例において示された第1判断サブモジュール801Aおよび第1確定サブモジュール801Bの構成は、図9の上記装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
図11を参照する。図11は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記装置800は第1出力モジュール805を含んでもよい。
前記第1出力モジュール805は、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、押されることにより前記バインディング待ちの機器に前記バインディング確認メッセージを前記サービス端へ送信させるトリガーとなるバインディング確認ボタンを、前記所定の時間内に押すようユーザを促す提示メッセージを出力するように、構成されている。
なお、図11の上記装置の実施例において示された第1出力モジュール805の構成は、図9〜10の前記装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
図12を参照する。図12は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記装置800は、第2出力モジュール806および第3出力モジュール807を含んでもよい。
前記第2出力モジュール806は、前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに出力するように、構成されている。
前記第3出力モジュール807は、前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を、所定の機器リストインターフェースにおける前記バインディング待ちの機器と対応する位置に、出力するように構成されている。
なお、図12の上記装置の実施例において示された第2出力モジュール806および第3出力モジュール807の構成は、上記図9〜11の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
図13は、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置を示すブロック図である。
図13に示すように、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置1300は、受信モジュール1301、第2判断モジュール1302および構築モジュール1303を含んでもよい。
前記受信モジュール1301は、自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信するように構成されている。
前記第2判断モジュール1302は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断するように、構成されている。
前記構築モジュール1303は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように、構成されている。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
図14を参照する。図14は、本発明の例示的な一実施例に係る装置を示すブロック図である。該実施例では、図13に示す上記実施例の構成に加え、前記バインディング要求に前記バインディング待ちの機器の一義的な識別子が含まれている場合には、前記第2判断モジュール1302は、受信サブモジュール1302A、第2判断サブモジュール1302Bおよび第2確定サブモジュール1302Cを含んでもよい。
前記受信サブモジュール1302Aは、機器から送信されるバインディング確認メッセージであって前記機器の一義的な識別子を含んだバインディング確認メッセージを、前記所定の時間内に受信するように構成されている。
前記第2判断サブモジュール1302Bは、前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であるか否かを、判断するように構成されている。
前記第2確定サブモジュール1302Cは、前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様である場合には、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したと確定するように、構成されている。
図15を参照する。図15は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図13に示す上記実施例の構成に加え、前記装置1300は、第1送信モジュール1304および第2送信モジュール1305を含んでもよい。
前記第1送信モジュール1304は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを前記端末に送信するように、構成されている。
前記第2送信モジュール1305は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信できなかった場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを前記端末に送信するように、構成されている。
なお、図15上記装置の実施例において示された第1送信モジュール1304および第2送信モジュール1305の構成は、図14の上記装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
上述した装置における各モジュールの機能および作用の具体的な実現過程については、上述した方法における対応のステップの実現過程を参照すれば理解できるため、ここでその説明を省略する。
装置の実施例が基本的に方法の実施例と対応しているため、両者の関連部分は、方法の実施例の対応説明を参照すれば理解できる。以上に説明した装置の実施例は、あくまでも模式的なものにすぎない。また、分離可能なデバイスとして説明したモジュールは、物理的に分離可能なものであってもよく、そうでなくてもよい。モジュールとして示された部材は、物理的モジュールであってもよく、そうでなくてもよい。即ち、一ヶ所に存在してもよく、複数のネットワークモジュールにおいて分散されていてもよい。実際の必要に応じて、これらの一部または全部のモジュールを選択し、本発明の技術的構成の目的を実現してもよい。また、当業者は、創造する労力を払うことなく、上記の内容を理解し実施することができる。
対応の形態として、本発明は、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信するように構成され、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング装置を提供する。
対応の形態として、さらに本発明は、メモリと、メモリに格納された1つ以上のプログラムとを含み、前記1つ以上のプログラムを1つ以上の自機プロセッサが実行するように構成された端末であって、
前記1つ以上のプログラムは、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する動作と、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する動作と、を実行するためのコマンドを含み、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、端末を提供する。
対応の形態として、さらに本発明は、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成された、機器バインディング装置を提供する。
対応の形態として、さらに本発明は、メモリと、メモリに格納された1つ以上のプログラムとを含み、前記1つ以上のプログラムを1つ以上の自機プロセッサが実行するように構成されたサーバであって、
自機において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成された、サーバを提供する。
図16は、例示的な一実施例に係る、機器バインディング装置に適用される構成を示す模式図である。
図16に示すように、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置1600は、例えば携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機器、ゲーム操作プラットフォーム、タブレット機器、医療機器、健康機器、PDA(Personal Digital Assistant)などである。
図16を参照すると、装置1600は、プロセッサアセンブリ1601、メモリ1602、電源アセンブリ1603、マルチメディアアセンブリ1604、オーディオアセンブリ1605、入力/出力(I/O)インターフェース1606、センサアセンブリ1607、および通信アセンブリ1608のうち、1つまたは複数を含んでもよい。
プロセッサアセンブリ1601は、通常では装置1600の全体的操作、例えば表示、電話呼出、データ通信、カメラ動作や記憶動作に関する動作を制御する。プロセッサアセンブリ1601は、上記の方法の全てまたは一部のステップを完成させるコマンドを実行する1つまたは複数のプロセッサ1609を含んでもよい。また、プロセッサアセンブリ1601は、プロセッサアセンブリ1601と別のアセンブリとの間のインタラクションを処理するための1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、プロセッサアセンブリ1601は、マルチメディアアセンブリ1604とプロセッサアセンブリ1601との間のインタラクションを処理するためのマルチメディアモジュールを含んでもよい。
メモリ1602は、装置1600における動作をサポートする各種のデータを記憶するように構成されている。これらのデータは、例えば、装置1600において動作するいかなるアプリケーションまたは方法のコマンドや、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像などを含む。メモリ1602は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは非揮発性の記憶デバイス、またはこれらの組み合わせにより実現され得る。
電源アセンブリ1603は、装置1600の各アセンブリに給電するためのものである。電源アセンブリ1603は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置1600のために電力の生成、管理及び分配を行う関連のアセンブリと、を含んでもよい。
マルチメディアアセンブリ1604は、前記装置1600とユーザとの間で出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受付けるタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出するための1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ或いはスライド動作のエッジだけではなく、前記タッチ或いはスライド動作に関する継続時間及び圧力も検出できる。一部の実施例において、マルチメディアアセンブリ1604は、1つのフロントカメラ及び/又はリアーカメラを含む。装置1600が例えば撮影モード或いは映像モード等の動作モードである場合には、フロントカメラ及び/又はリアーカメラは、外部からのマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびリアーカメラのそれぞれは、1つの固定された光レンズ系、或いは可変な焦点距離および光学ズーム機能を有するものであってもよい。
オーディオアセンブリ1605は、オーディオ信号を入力/出力するように構成されている。例えば、オーディオアセンブリ1605は、装置1600が呼出モード、記録モード及び音声認識モード等のような動作モードであるときに外部のオーディオ信号を受信するように構成されたマイク(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1602に記憶されるか、通信アセンブリ1608を介して送信されてもよい。一部の実施例において、オーディオアセンブリ1605は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
I/Oインターフェース1602は、プロセッサアセンブリ1601と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供するものである。上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
センサアセンブリ1607は、装置1600の各方面の状態評価に供するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1607は、装置1600のON/OFF状態や、装置1600における例えばディスプレイやテンキーパッドのようなアセンブリの相対的位置を検出することができる。また、センサアセンブリ1607は、装置1600や装置1600におけるアセンブリの位置変化、ユーザと装置1600との接触の有無、装置1600の方位若しくは加速/減速、および装置800の温度変化も検出できる。センサアセンブリ1607は、いかなる物理的接触も無い場合に周囲物体の存在を検出するように構成された接近センサを含んでもよい。さらに、センサアセンブリ1607は、画像生成アプリケーションに用いられるCMOS又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。一部の実施例において、該センサアセンブリ1607は、さらに加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサを含んでもよい。
通信アセンブリ1608は、装置1600と他の機器との間で有線又は無線方式の通信を提供するように構成される。装置1600は、例えばWiFi、2G、3Gまたはそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることが可能である。例示的な一実施例において、通信アセンブリ1608は、ブロードキャストチャネルを介して、外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号、またはブロードキャストに関する情報を受信する。また、例示的な一実施例において、前記通信アセンブリ1608は、近距離通信を促進するための近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。NFCモジュールは、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術や、他の技術に基づいて実現されてもよい。
例示的な一実施例において、装置1600は、1つまたは複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子デバイスによって実現されるものであり、上記の方法を実行する。
また、例示的な一実施例において、コマンドを含んだ一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、例えば装置1600のプロセッサ1609に実行されることで上記の方法を完成させるようなコマンドを含んだメモリ804を、さらに提供する。前記一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えばROM、RAM(Random−Access Memory)、CD(登録商標)−ROM(Compact Disc ROM)、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクおよび光学データ記憶機器等である。
また、該モバイル端末は、自機プロセッサが前記記憶媒体内のコマンドを実行することにより、
機器バインディング方法であって、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信するステップと、を含み、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する機器バインディング方法を実行する。
対応の形態として、さらに本発明は、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成された、機器バインディング装置を提供する。
図17は、例示的な別の実施例に係る、機器バインディングのための装置1700を示すブロック図である。装置1700は、例えばサーバーとして提供されてもよい。図17を参照すると、装置1700はプロセッサアセンブリ1722を含み、プロセッサアセンブリ1722は、1つまたは複数のプロセッサと、プロセッサアセンブリ1722が実行可能な例えばアプリケーションなどのコマンドを記憶するためのメモリ1732に代表されるメモリリソースと、を含む。メモリ1732に記憶されているアプリケーションは、1セットのコマンドごとのモジュールを1つ以上含んでもよい。また、プロセッサアセンブリ1722は、上記の機器バインディング方法を実行するためのコマンドを実行するように構成されている。
装置1700は、装置1700の電源管理を実行するように構成された電源アセンブリ1726と、装置1700をネットワークに接続させるように構成された有線または無線のネットワークインターフェース1750と、入力/出力(I/O)インターフェース1758とを含んでもよい。また、装置1700は、メモリ1732に記憶されているオペレーションシステム、例えばWindows(登録商標)Server、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)、または類似のシステムに基づいて動作してもよい。
なお、当業者は、本明細書に開示された発明内容を参照し実施することにより、本発明の他の実施形態を容易に見出せる。本願は、本発明のいかなる変形、用途、又は適用可能な変化を包含することが意図されている。当該いかなる変形、用途、又は適用可能な変化は、本発明の一般的原理に従うものであり、且つ本明細書に開示されていない、本技術分野における公知常識や慣用の技術的手段を含む。明細書及び実施例は、あくまでも例示的なものであると理解されるべきである。本発明の真正の保護範囲および精神は、特許請求の範囲により確定される。
また、本発明は、上記の記載と共に図面に開示された構成に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、様々な改修又は変更が行えることが理解されるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみにより規定される。
本願は、出願番号201510112726.9、出願日2015年3月13日である中国特許出願に基づいて提出されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張する。ここで、当該中国特許出願の全ての内容は、参考として本願に組み込まれるものとする。
本発明は、通信分野に関し、特に機器バインディング方法、装置、プログラム及び記録媒体に関する。
WiFi(登録商標)スマート機器は、通常、ルータへのアクセスが成功してから、ユーザが携帯電話から送信した制御指示を受信し、レスポンス動作を行うようになっている。また、セキュリティ面を考慮し、一部のWiFiスマート機器では、WiFiスマート機器とユーザ登録アカウントとのバインディング関係を構築するバインディング機能を提供し、バインディング関係が構築されたユーザ登録アカウントのみについて、該WiFiスマート機器が所有するものとして当該機器の使用および制御する権限を与える。
しかし、従来のバインディング機能は、通常では複雑のものが多く、バインディングのミスも生じやすい。したがって、スマート機器によるバインディング時のセキュリティ性を如何に向上させることは、非常に重要になる。
従来の関連技術に存在する問題を解決するために、本発明は、機器バインディング方法、装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
本発明の実施例の第1態様によれば、機器バインディング方法であって、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信するステップと、を含み、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング方法を提供する。
選択可能な態様として、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップの前には、
ユーザ設定に基づいて前記バインディング待ちの機器のための無線ネットワークを指定するステップと、
前記無線ネットワークとの接続を構築する旨の指示を受信した場合に、前記無線ネットワークの名称およびパスワードを前記バインディング待ちの機器にプッシュするステップと、をさらに含む。
選択可能な態様として、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップは、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信した場合に、前記バインディング待ちの機器から前記指定の無線ネットワークへのアクセスが成功したと確定するステップと、を含む。
選択可能な態様として、前記方法は、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、押されることにより前記バインディング待ちの機器に前記バインディング確認メッセージを前記サービス端へ送信させるトリガーとなるバインディング確認ボタンを、前記所定の時間内に押すよう、ユーザを促す提示メッセージを出力するステップを、さらに含む。
選択可能な態様として、前記方法は、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを受信した場合に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに出力するステップと、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを受信した場合に、前記バインディング待ちの機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を、所定の機器リストインターフェースにおける前記バインディング待ちの機器と対応する位置に出力するステップと、をさらに含む。
本発明の実施例の第2態様によれば、機器バインディング方法であって、
自機において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するステップと、を含む機器バインディング方法を提供する。
選択可能な態様として、前記バインディング要求には前記バインディング待ちの機器の一義的な識別子が含まれており、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断するステップは、
機器から送信されるバインディング確認メッセージであって前記一義的な識別子を含んだバインディング確認メッセージを、前記所定の時間内に受信するステップと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であるか否かを判断するステップと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様である場合には、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したと確定するステップと、を含む。
選択可能な態様として、前記方法は、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを前記端末に送信するステップと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信できなかった場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを前記端末に送信するステップと、をさらに含む。
本発明の実施例の第3態様によれば、機器バインディング装置であって、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する第1判断モジュールと、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信する送信モジュールと、を備え、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング装置を提供する。
選択可能な態様として、前記装置は、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを前記判断モジュールが判断する前に、ユーザ設定に基づいて前記バインディング待ちの機器のための無線ネットワークを指定する指定モジュールと、
前記無線ネットワークとの接続を構築する旨の指示を受信した場合には、前記無線ネットワークの名称およびパスワードを前記バインディング待ちの機器にプッシュするプッシュモジュールと、をさらに備える。
選択可能な態様として、前記第1判断モジュールは、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信したか否かを判断する第1判断サブモジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器から前記指定の無線ネットワークへのアクセスが成功したと確定する第1確定サブモジュールと、を含む。
選択可能な態様として、前記装置は、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、押されることにより前記バインディング待ちの機器に前記バインディング確認メッセージを前記サービス端へ送信させるトリガーとなるバインディング確認ボタンを前記所定の時間内に押すよう、ユーザを促す提示メッセージを出力する第1出力モジュールを、さらに備える。
選択可能な態様として、前記装置は、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに出力する第2出力モジュールと、
前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を、所定の機器リストインターフェースにおける前記バインディング待ちの機器と対応する位置に出力する第3出力モジュールと、をさらに備える。
本発明の実施例の第4態様によれば、機器バインディング装置であって、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信する受信モジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断する第2判断モジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する構築モジュールと、を備える機器バインディング装置を提供する。
選択可能な態様として、前記バインディング要求には前記バインディング待ちの機器の一義的な識別子が含まれており、前記第2判断モジュールは、
機器から送信されるバインディング確認メッセージであって前記機器の一義的な識別子を含んだバインディング確認メッセージを、前記所定の時間内に受信する受信サブモジュールと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であるか否かを判断する第2判断サブモジュールと、
前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様である場合には、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したと確定する第2確定サブモジュールと、を含む。
選択可能な態様として、前記装置は、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを前記端末に送信する第1送信モジュールと、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信できなかった場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを前記端末に送信する第2送信モジュールと、をさらに備える。
本発明の実施例の第5態様によれば、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信するように構成されており、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング装置を提供する。
本発明の実施例の第6態様によれば、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成されている、機器バインディング装置を提供する。
本発明のその他の態様は、
プロセッサに実行されることにより、前記方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明のその他の態様は、
前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
本発明の実施例により提供される技術的構成は、次の有益な效果を奏する。
すなわち、本発明の上記実施例によれば、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
なお、以上の基本的な説明および後述の詳細な記載は、単に例示的および説明的なものであり、本発明を限定するものではないと理解されるべきである。
ここでの図面は、明細書に組み込まれて明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示すと共に、明細書と併せて本発明の原理の解釈に用いられるものである。
例示的な一実施例に係る機器バインディング方法を示すフローチャートである。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング方法を示すフローチャートである。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング方法を示すフローチャートである。
例示的な一実施例に係るスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る別のスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る別のスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る別のスマートホームAPPのインターフェースを示す図である。
例示的な一実施例に係る機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る別の機器バインディング装置を示すブロック図である。
例示的な一実施例に係る、前記機器バインディング装置に適用される構成を示す模式図である。
例示的な一実施例に係る、前記機器バインディング装置に適用される別の構成を示す模式図である。
以下は、図面に示される例示的な実施例を詳細に説明する。なお、以下の記載が図面に関する場合、特に説明しない限り、異なる図面における同一番号は、同一または類似の要素を示す。また、以下の例示的な実施例に記載される実施形態は、本発明に一致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、これら例示的な実施例は、添付された特許請求の範囲に詳細に記載される、本発明の一部の局面に一致する装置及び方法の例にすぎない。
また、本明細書に使用される用語は、単に確定の実施例について記述するためのものであり、本発明を限定するものではない。本明細書および添付される特許請求の範囲に単数形として記載された「一種」、「前記」および「該」についても、その明確な含意が上下の字句から確定可能な場合を除き、複数形式を含むことが意図されている。また、本明細書中に使用される「および/または」は、1つ又は互いに関連する複数の列挙項目のうち、任意の1つ若しくは存在し得る全ての組み合わせを含むことを意味する。
また、本明細書では、第1、第2、第3等の用語を用いて各種の情報を表現しているが、これらの情報は、当該用語に限定されないと理解されるべきである。これらの用語は、単に同タイプの情報を区別するためのものである。例え、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、第1情報を第2情報を称してもよい。同様に、第2情報を第1情報と称してもよく、文脈による。また、例えば、ここで使用している用語「…場合に」は、「…ときに」、「…すると」、または「確定に応答する」と解釈されてもよい。
本発明が提供する機器バインディング方法は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセス(接続)に成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
図1に示すように、図1の例示的な一実施例に係る機器バインディング方法は、端末に適用される機器バインディング方法であり、下記のステップを含む。
ステップ101では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する。
ステップ102では、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を前記サービス端に送信する。前記バインディング要求により、前記サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本実施例では、前記端末は、スマート端末、例えばスマートフォンであってもよい。前記サービス端は、サーバ、サービス端機器群またはクラウドプラットフォームであってもよい。前記バインディング待ちの機器は、スマート機器、例えばスマートホーム用機器であってもよい。前記無線ネットワークは、WiFiネットワークであってもよい。ユーザがスマート端末を利用しスマート機器を制御する際は、通常、スマート端末にインストールされたクライアントソフトウエアにより完了させることができる。例えば、実際の実施として、前記クライアントソフトウエアは、「スマートホーム」というAPPであってもよく、ユーザが該APPを介し、家庭環境内の各スマート機器を集中的に管理および制御することができる。
以下、前記クライアントソフトウエアがスマートホームAPPである場合を例に、スマートホーム設備環境における応用場面を挙げつつ、本発明の構成を詳細に説明する。
スマートホーム設備環境の中には、通常、数台のスマートホーム設備機器が含まれる。例えば、スマートホーム設備環境の中は、通常、スマートレンズ型カメラ、スマートコンセント、スマート空気清浄機などのスマートホーム設備機器を含んでいる。ユーザは、ユーザ登録アカウントを用いてスマートホームAPPに登録し、家庭環境の中のスマート機器とバインディング関係を構築することで、使用権限を確定する。
スマート機器は、初期状態下において電源がオンになると、通常、内蔵のWiFiモジュールを用いて、機器名を含んだWiFiブロードキャストメッセージを周囲に送信する。そして、スマートホームAPPは、前記WiFiブロードキャストメッセージを受信することにより、周囲のスマート機器をスキャンすると共に、ユーザが家庭環境の中のスマート機器を集中的に管理しやすくなるように、スキャンしたスマート機器の名称を機器リストとしてAPPインターフェース内に生成する。勿論、実際の実施では、スマートホームAPPは、スマート機器をスキャンする際、内蔵のBluetooth(登録商標)モジュールを用いてスキャンを実現してもよい。例えば、スマート機器は、電源がオンになると、内蔵のBluetoothモジュールを用いて、Bluetooth信号を周囲にブロードキャスト送信する。そして、スマートホームAPPは、スマート機器から送信されたBluetooth信号を検出することで、周囲のスマート機器をスキャンしてもよい。
スキャンしたスマート機器は、この時点では当該スマート機器がまだネットワークにアクセスできていないため、ユーザが前記スマートホームAPPを操作し、当該スマート機器についてネットワークを設定し、当該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定してもよい。
実際の実施としては、スマートホームAPPは、スキャンにより新規加入のスマート機器をはじめて検出した場合、APPインターフェースから「スマート機器を発見。新規機器の快速接続をクリック」のようなユーザホップアップを出力し、該ホップアップ内の確定ボタンがユーザにクリックされることにより機器接続用インターフェースに移行してもよい。
該スマート機器がアクセス可能なWiFiネットワークのプルダウンリスト、および接続ボタンを機器接続用インターフェース内に設けてもよい。ユーザは、該プルダウンリストの中から、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワーク(すなわちルータのSSID)を指定してもよい。ユーザは、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定した後、該接続ボタンをクリックすることで、該スマート機器と指定のWiFiネットワークと接続プロセスを始動させてもよい。該接続ボタンがユーザによりクリックされたことをトリガーとして、前記指定のWiFiネットワークと接続を構築する旨の指示をバックグラウンドへ送信してもよい。スマートホームAPPは、バックグラウンドにおいて該指示を受け付けると、速やかに前記指定のWiFiネットワークの名称およびパスワードを該スマート機器にプッシュする。該スマート機器は、受信したWiFiネットワークの名称およびパスワードに基づき、前記指定のWiFiネットワークに接続する。
なお、スマートホームAPPが該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする形態は、本実施例では特に限定しない。例えば、一形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末が、内蔵のWiFiモジュールを用いて周囲のスマート機器をスキャンし、スキャンしたスマート機器とWiFi接続を構築する。WiFi接続の構築が成功すると、該WiFi接続に基づき、WiFiネットワークの名称およびパスワードを、スキャンしたスマート機器に送信する。別の形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末は、所定のアルゴリズムで前記WiFiネットワークの名称およびパスワードを暗号化し、暗号化後の前記WiFiネットワークの名称およびパスワードをパケット化して複数のWiFiブロードキャストメッセージに含め、周囲のスマート機器に送信する。勿論、実際の実施では、該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする際、スマートホームAPPがインストールされている端末により実行される以外にも、前記指定のWiFiネットワークと対応している無線ルータにより実行されてもよい。
該スマート機器は、前記指定のWiFiネットワークへの接続が成功すると、前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功した旨の通知メッセージを、スマートホームAPPにレスポンスしてもよい。スマートホームAPPは、該通知メッセージを受信すると、該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功したと確定する。該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、ユーザは、スマートホームAPPを操作することで、サービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げ、該スマート機器の制御権限を獲得してもよい。
本実施例では、スマートホームAPPがサービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げる際は、バインディング手順の簡略化、およびバインディングのセキュリティ性向上のために、スマートホームAPPにおいて所定の時間、例えば30秒を設定し、所定の時間内に該スマート機器上のバインディング確認ボタン(例えばスイッチングキー)を押してバインディング確認を行うよう、ユーザに要求してもよい。ユーザが所定の時間内にバインディング確認を完了させれば、該スマート機器とのバインディング関係を構築する。
実際の実施としては、該スマート機器から前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功すると、スマートホームAPPは、該スマート機器とバインディングする旨のバインディング要求を速やかにサービス端に送信する。該バインディング要求には、ユーザが前記スマートホームAPPを登録する際に使用した登録アカウント、および該スマート機器の一義的な識別子(機器名称)が含まれてもよい。なお、実際の実施では、前記バインディング要求を、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとしてもよい。例えば、前記所定の時間を30秒と仮定するとき、該バインディング要求は、該スマート機器に対するバインディングプロセスを該バインディング要求の受信後の30秒以内に前記サービス端に起動させるトリガーとなることで、該スマート機器に対するバインディング関係の構築を30秒以内に完了させることができる。これにより、セキュリティ性が著しく向上する。
スマートホームAPPがサービス端にバインディング要求を送信した後、指定のバインディング確認ボタンを所定の時間内に押すようユーザを促すための提示インターフェースを、ユーザに対して出力してもよい。例えば、前記所定の時間が30秒であり、前記バインディング確認ボタンが該スマート機器のスイッチングキーであると仮定したとき、スマートホームAPPは、ユーザに対し、「30秒内にスイッチングキーをクリックし、接続を完了させて下さい」のようなホップアップを出力してもよい。
該スマート機器は、ユーザが上記提示インターフェースにより促されて所定の時間内にバインディング確認ボタンを押したことをトリガーとして、今回のバインディングに対するバインディング確認メッセージをサービス端に送信してもよい。なお、該バインディング確認メッセージには、該スマート機器の一義的な識別子が含まれてもよい。
これと同時に、サービス端は、スマートホームAPPから送信されるバインディング要求を受信すると、時間のカウントを開始すると共に、該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させる。該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させた後、サービス端は、スマート機器から送信されるバインディング確認メッセージの受信を開始してもよい。
受信したバインディング確認メッセージについて、サービス端は、該バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、前記バインディング要求内の一義的な識別子とを比較し、受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、該バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であれば、サービス端が、今回のバインディングプロセスに関するスマート機器がレスポンスしたバインディング確認メッセージを受信したことを意味する。したがって、該スマート機器と前記バインディング要求内のユーザ登録アカウントとの対応関係を直接にローカルにおいて構築すると共に、バインディングが成功した旨の通知メッセージを前記スマートホームAPPに送信してもよい。バインディングが成功した後、前記ユーザ登録アカウントに関する該スマート機器の制御権限が既に獲得済みであるため、ユーザは、該ユーザ登録アカウントでスマートホームAPPに登録し、該スマート機器に対して制御および操作を行うことができる。また、バインディングが一度成功すれば、該スマート機器がリセットされても、バインディングを再度行う必要がなく、該スマート機器は、リセット後でもスマートホームAPPのインターフェース内の機器リストに残っている。勿論、所定の時間内にサービス端が受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子のいずれも、前記バインディング要求内の一義的な識別子と異なる場合には、ローカルにおけるバインディングが失敗したと確定してもよい。サービス端は、バインディングが失敗した旨の通知メッセージをスマートホームAPPに返信してもよい。
スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング成功の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに対して出力する。また、スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング失敗の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に生成された機器リストのうち該スマート機器に対応する位置に、該スマート機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を出力してもよい。例えば、ユーザがスマートホームAPPを用いて該スマート機器とのバインディングを再度立ち上げやすくなるように、該機器リストにおける該スマート機器の名称の後ろに「再接続」というユーザ選択項目を出力する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本発明は、バインディング確認のメカニズム、およびバインディング確認の制限時間という概念が導入されている。バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されれば、バインディングが成功したことを意味し、バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されなければ、バインディングが失敗したことを意味する。これにより、複雑なバインディング認証プロセスを省略でき、バインディングの手順を簡略化することができる。さらに、バインディング確認は、ユーザが手動でバインディング確認ボタンを押すことをトリガーとするため、バインディングのミスを有効に回避し、機器のバインディングプロセスにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
図2示すように、図2の例示的な一実施例に係る機器バインディング方法は、サービス端に適用される機器バインディング方法であり、下記のステップを含む。
ステップ201では、自機において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信する。
ステップ202では、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断する。
ステップ203では、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本実施例では、前記端末は、スマート端末、例えばスマートフォンであってもよい。前記サービス端は、サーバ、サービス端機器群またはクラウドプラットフォームであってもよい。前記バインディング待ちの機器は、スマート機器、例えばスマートホーム用機器であってもよい。前記無線ネットワークは、WiFiネットワークであってもよい。ユーザがスマート端末を利用しスマート機器を制御する際は、通常、スマート端末にインストールされたクライアントソフトウエアにより完了させることができる。例えば、実際の実施として、前記クライアントソフトウエアは、「スマートホーム」APPであってもよく、ユーザが該APPを介し、家庭環境内の各スマート機器を集中的に管理および制御することができる。
以下、前記クライアントソフトウエアがスマートホームAPPである場合を例に、スマートホーム設備環境における応用場面を挙げつつ、本発明の構成を詳細に説明する。
スマートホーム設備環境の中には、通常、数台のスマートホーム設備機器が含まれる。例えば、スマートホーム設備環境の中は、通常、スマートレンズ型カメラ、スマートコンセント、スマート空気清浄機などのスマートホーム設備機器を含んでいる。ユーザは、ユーザ登録アカウントを用いてスマートホームAPPに登録し、家庭環境の中のスマート機器とバインディング関係を構築することで、使用権限を確定する。
スマート機器は、初期状態下において電源がオンになると、通常、内蔵のWiFiモジュールを用いて、機器名を含んだWiFiブロードキャストメッセージを周囲に送信する。そして、スマートホームAPPは、前記WiFiブロードキャストメッセージを受信することにより、周囲のスマート機器をスキャンすると共に、ユーザが家庭環境の中のスマート機器を集中的に管理しやすくなるように、スキャンしたスマート機器の名称を機器リストとしてAPPインターフェース内に生成する。勿論、実際の実施では、スマートホームAPPは、スマート機器をスキャンする際、内蔵のBluetoothモジュールを用いて実現してもよい。例えば、スマート機器は、電源がオンになると、内蔵のBluetoothモジュールを用いて、Bluetooth信号を周囲にブロードキャスト送信する。そして、スマートホームAPPは、スマート機器から送信されたBluetooth信号を検出することで、周囲のスマート機器をスキャンしてもよい。
スキャンしたスマート機器は、この時点では当該スマート機器がまだネットワークにアクセスできていないため、ユーザが前記スマートホームAPPを操作し、当該スマート機器についてネットワークを設定し、当該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定してもよい。
実際の実施としては、スマートホームAPPは、スキャンにより新規加入のスマート機器をはじめて検出した場合、APPインターフェースから「スマート機器を発見。新規機器の快速接続をクリック」のようなユーザホップアップを出力し、該ホップアップ内の確定ボタンがユーザにクリックされることにより機器接続用インターフェースに移行してもよい。
該スマート機器がアクセス可能なWiFiネットワークのプルダウンリスト、および接続ボタンを機器接続用インターフェース内に設けてもよい。ユーザは、該プルダウンリストの中から、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワーク(すなわちルータのSSID)を指定してもよい。ユーザは、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定した後、該接続ボタンをクリックすることで、該スマート機器と指定のWiFiネットワークと接続プロセスを始動させてもよい。該接続ボタンがユーザによりクリックされたことをトリガーとし、前記指定のWiFiネットワークと接続を構築する旨の指示をバックグラウンドへ送信してもよい。スマートホームAPPは、バックグラウンドにおいて該指示を受け付けると、速やかに前記指定のWiFiネットワークの名称およびパスワードを該スマート機器にプッシュする。該スマート機器は、受信したWiFiネットワークの名称およびパスワードに基づき、前記指定のWiFiネットワークに接続する。
なお、スマートホームAPPが該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする形態は、本実施例では特に限定しない。例えば、一形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末が、内蔵のWiFiモジュールを用いて周囲のスマート機器をスキャンし、スキャンしたスマート機器とWiFi接続を構築する。WiFi接続の構築が成功すると、該WiFi接続に基づき、WiFiネットワークの名称およびパスワードを、スキャンしたスマート機器に送信する。別の形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末は、所定のアルゴリズムで前記WiFiネットワークの名称およびパスワードを暗号化し、暗号化後の前記WiFiネットワークの名称およびパスワードをパケット化して複数のWiFiブロードキャストメッセージに含め、周囲のスマート機器に送信する。勿論、実際の実施では、該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする際、スマートホームAPPがインストールされている端末により実行される以外にも、前記指定のWiFiネットワークと対応している無線ルータにより実行されてもよい。
該スマート機器は、前記指定のWiFiネットワークへの接続が成功すると、前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功した旨の通知メッセージを、スマートホームAPPにレスポンスしてもよい。スマートホームAPPは、該通知メッセージを受信すると、該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功したと確定する。該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、ユーザは、スマートホームAPPを操作することで、サービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げ、該スマート機器の制御権限を獲得してもよい。
本実施例では、スマートホームAPPがサービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げる際は、バインディング手順の簡略化、およびバインディングのセキュリティ性向上のために、スマートホームAPPにおいて所定の時間、例えば30秒を設定し、所定の時間内に該スマート機器上のバインディング確認ボタン(例えばスイッチングキー)を押してバインディング確認を行うよう、ユーザに要求してもよい。ユーザが所定の時間内にバインディング確認を完了させれば、該スマート機器とのバインディング関係を構築する。
実際の実施としては、該スマート機器から前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功すると、スマートホームAPPは、該スマート機器とバインディングする旨のバインディング要求を速やかにサービス端に送信する。該バインディング要求には、ユーザが前記スマートホームAPPを登録する際に使用した登録アカウント、および該スマート機器の一義的な識別子(機器名称)を含んでもよい。なお、実際の実施では、前記バインディング要求は、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーであってもよい。例えば、前記所定の時間を30秒と仮定するとき、該バインディング要求を、該バインディング要求の受信後の30秒以内に該スマート機器に対するバインディングプロセスを前記サービス端に起動させるトリガーとすることで、該スマート機器に対するバインディング関係の構築を30秒以内に完了させることができる。これにより、セキュリティ性が著しく向上する。
スマートホームAPPがサービス端にバインディング要求を送信した後、指定のバインディング確認ボタンを所定の時間内に押すようユーザを促すための提示インターフェースを、ユーザに対して出力してもよい。例えば、前記所定の時間が30秒であり、前記バインディング確認ボタンが該スマート機器のスイッチングキーであると仮定したとき、スマートホームAPPは、ユーザに対し、「30秒内にスイッチングキーをクリックし、接続を完了させて下さい」のようなホップアップを出力してもよい。
該スマート機器は、ユーザが上記提示インターフェースにより促されて所定の時間内にバインディング確認ボタンを押したことをトリガーとして、今回のバインディングに対するバインディング確認メッセージをサービス端に送信してもよい。なお、該バインディング確認メッセージには、該スマート機器の一義的な識別子が含まれてもよい。
これと同時に、サービス端は、スマートホームAPPから送信されるバインディング要求を受信すると、時間のカウントを開始すると共に、該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させる。該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させた後、サービス端は、スマート機器から送信されるバインディング確認メッセージの受信を開始してもよい。
受信したバインディング確認メッセージについて、サービス端は、該バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、前記バインディング要求内の一義的な識別子とを比較し、受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、該バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であれば、サービス端が、今回のバインディングプロセスに関するスマート機器がレスポンスしたバインディング確認メッセージを受信したことを意味する。したがって、該スマート機器と前記バインディング要求内のユーザ登録アカウントとの対応関係を直接にローカルにおいて構築すると共に、バインディングが成功した旨の通知メッセージを前記スマートホームAPPに送信してもよい。バインディングが成功した後、前記ユーザ登録アカウントに関する該スマート機器の制御権限が既に獲得済みであるため、ユーザは、該ユーザ登録アカウントでスマートホームAPPに登録し、該スマート機器に対して制御および操作を行うことができる。また、バインディングが一度成功すれば、該スマート機器がリセットされても、バインディングを再度行う必要がなく、該スマート機器は、リセット後でもスマートホームAPPのインターフェース内の機器リストに残っている。勿論、所定の時間内にサービス端が受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子のいずれも、前記バインディング要求内の一義的な識別子と異なる場合には、ローカルにおけるバインディングが失敗したと確定してもよい。サービス端は、バインディングが失敗した旨の通知メッセージをスマートホームAPPに返信してもよい。
スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング成功の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに対して出力する。また、スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング失敗の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に生成された機器リストのうち該スマート機器に対応する位置に、該スマート機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を出力してもよい。例えば、ユーザがスマートホームAPPを用いて該スマート機器とのバインディングを再度立ち上げやすくなるように、該機器リストにおける該スマート機器の名称の後ろに「再接続」というユーザ選択項目を出力する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本発明は、バインディング確認のメカニズム、およびバインディング確認の制限時間という概念が導入されている。バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されれば、バインディングが成功したことを意味し、バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されなければ、バインディングが失敗したことを意味する。これにより、複雑なバインディング認証プロセスを省略でき、バインディングの手順を簡略化することができる。さらに、バインディング確認は、ユーザが手動でバインディング確認ボタンを押すことをトリガーとするため、バインディングのミスを有効に回避し、機器のバインディングプロセスにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
図3に示すように、図3の例示的な一実施例に係る機器バインディング方法は、下記のステップを含む。
ステップ301では、端末は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する。
ステップ302では、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、端末は、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。
ステップ303では、サービス端は、バインディングプロセスを起動させると共に、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断する。
ステップ304では、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、サービス端は、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本実施例では、前記端末は、スマート端末、例えばスマートフォンであってもよい。前記サービス端は、サーバ、サービス端機器群またはクラウドプラットフォームであってもよい。前記バインディング待ちの機器は、スマート機器、例えばスマートホーム用機器であってもよい。前記無線ネットワークは、WiFiネットワークであってもよい。ユーザがスマート端末を利用しスマート機器を制御する際は、通常、スマート端末にインストールされたクライアントソフトウエアにより完了させることができる。例えば、実際の実施として、前記クライアントソフトウエアは、「スマートホーム」APPであってもよく、ユーザが該APPを介し、家庭環境内の各スマート機器を集中的に管理および制御することができる。
以下、前記クライアントソフトウエアがスマートホームAPPである場合を例に、スマートホーム設備環境における応用場面を挙げつつ、本発明の構成を詳細に説明する。
スマートホーム設備環境の中には、通常、数台のスマートホーム設備機器が含まれる。例えば、スマートホーム設備環境の中は、通常、スマートレンズ型カメラ、スマートコンセント、スマート空気清浄機などのスマートホーム設備機器を含んでいる。ユーザは、ユーザ登録アカウントを用いてスマートホームAPPに登録し、家庭環境の中のスマート機器とバインディング関係を構築することで、使用権限を確定する。
スマート機器は、初期状態下において電源がオンになると、通常、内蔵のWiFiモジュールを用いて、機器名を含んだWiFiブロードキャストメッセージを周囲に送信する。そして、スマートホームAPPは、前記WiFiブロードキャストメッセージを受信することにより、周囲のスマート機器をスキャンすると共に、ユーザが家庭環境の中のスマート機器を集中的に管理しやすくなるように、スキャンしたスマート機器の名称を機器リストとしてAPPインターフェース内に生成する。勿論、実際の実施では、スマートホームAPPは、スマート機器をスキャンする際、内蔵のBluetoothモジュールを用いて実現してもよい。例えば、スマート機器は、電源がオンになると、内蔵のBluetoothモジュールを用いて、Bluetooth信号を周囲にブロードキャスト送信する。そして、スマートホームAPPは、スマート機器から送信されたBluetooth信号を検出することで、周囲のスマート機器をスキャンしてもよい。
スキャンしたスマート機器は、この時点では当該スマート機器がまだネットワークにアクセスできていないため、ユーザが前記スマートホームAPPを操作し、当該スマート機器についてネットワークを設定し、当該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定してもよい。
図4を参照する。実際の実施としては、スマートホームAPPは、スキャンにより新規加入のスマート機器(例えば空気清浄機)をはじめて検出した場合、APPインターフェースから「スマート機器を発見。新規機器の快速接続をクリック」のようなユーザホップアップを出力し、該ホップアップ内の確定ボタンがユーザにクリックされることにより機器接続用インターフェースに移行してもよい。
図5を参照する。該スマート機器(例えば空気清浄機)がアクセス可能なWiFiネットワークのプルダウンリスト、および接続ボタンを機器接続用インターフェース内に設けてもよい。ユーザは、該プルダウンリストの中から、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワーク(すなわちルータのSSID)を指定してもよい。ユーザは、該スマート機器のアクセスすべきWiFiネットワークを指定した後、該接続ボタンをクリックすることで、該スマート機器と指定のWiFiネットワークと接続プロセスを始動させてもよい。該接続ボタンがユーザによりクリックされたことをトリガーとし、前記指定のWiFiネットワークと接続を構築する旨の指示をバックグラウンドへ送信してもよい。スマートホームAPPは、バックグラウンドにおいて該指示を受け付けると、速やかに前記指定のWiFiネットワークの名称およびパスワードを該スマート機器にプッシュする。該スマート機器は、受信したWiFiネットワークの名称およびパスワードに基づき、前記指定のWiFiネットワークに接続する。
なお、スマートホームAPPが該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする形態は、本実施例では特に限定しない。例えば、一形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末が、内蔵のWiFiモジュールを用いて周囲のスマート機器をスキャンし、スキャンしたスマート機器とWiFi接続を構築する。WiFi接続の構築が成功すると、該WiFi接続に基づき、WiFiネットワークの名称およびパスワードを、スキャンしたスマート機器に送信する。別の形態として、スマートホームAPPがインストールされている端末は、所定のアルゴリズムで前記WiFiネットワークの名称およびパスワードを暗号化し、暗号化後の前記WiFiネットワークの名称およびパスワードをパケット化して複数のWiFiブロードキャストメッセージに含め、周囲のスマート機器に送信する。勿論、実際の実施では、該スマート機器にWiFi名称およびパスワードをプッシュする際、スマートホームAPPがインストールされている端末により実行される以外にも、前記指定のWiFiネットワークと対応している無線ルータにより実行されてもよい。
該スマート機器は、前記指定のWiFiネットワークへの接続が成功すると、前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功した旨の通知メッセージを、スマートホームAPPにレスポンスしてもよい。スマートホームAPPは、該通知メッセージを受信すると、該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功したと確定する。該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、スマートホームAPPのインターフェースにおいて、ユーザを促すための提示インターフェースをユーザに対して出力してもよい。例えば、図6のように、前記スマート機器が空気清浄機である場合を例に挙げると、スマートホームAPPのインターフェースにおいて、「おめでどう。空気清浄機の接続が成功した」のような提示インターフェースをユーザに対して出力してもよい。
該スマート機器からネットワークへのアクセスが成功した後、ユーザは、スマートホームAPPを操作することで、サービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げ、該スマート機器の制御権限を獲得してもよい。
本実施例では、スマートホームAPPがサービス端に対して該スマート機器とのバインディングを立ち上げる際は、バインディング手順の簡略化、およびバインディングのセキュリティ性向上のために、スマートホームAPPにおいて所定の時間、例えば30秒を設定し、所定の時間内に該スマート機器上のバインディング確認ボタン(例えばスイッチングキー)を押してバインディング確認を行うよう、ユーザに要求してもよい。ユーザが所定の時間内にバインディング確認を完了させれば、該スマート機器とのバインディング関係を構築する。
実際の実施としては、該スマート機器から前記指定のWiFiネットワークへのアクセスが成功すると、スマートホームAPPは、該スマート機器とバインディングする旨のバインディング要求を速やかにサービス端に送信する。該バインディング要求には、ユーザが前記スマートホームAPPを登録する際に使用した登録アカウント、および該スマート機器の一義的な識別子(機器名称)を含んでもよい。なお、実際の実施では、前記バインディング要求は、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーであってもよい。例えば、前記所定の時間を30秒と仮定するとき、該バインディング要求を、該バインディング要求の受信後の30秒以内に該スマート機器に対するバインディングプロセスを前記サービス端に起動させるトリガーとすることで、該スマート機器に対するバインディング関係の構築を30秒以内に完了させることができる。これにより、セキュリティ性が著しく向上する。
スマートホームAPPがサービス端にバインディング要求を送信した後、指定のバインディング確認ボタンを所定の時間内に押すようユーザを促すための提示インターフェースを、ユーザに対して出力してもよい。例えば、図7に示すように、前記所定の時間が30秒であり、前記バインディング確認ボタンが該スマート機器のスイッチングキーであると仮定したとき、スマートホームAPPは、ユーザに対し、「30秒内にスイッチングキーをクリックし、接続を完了させて下さい」のようなホップアップを出力してもよい。
該スマート機器は、ユーザが上記提示インターフェースにより促されて所定の時間内にバインディング確認ボタンを押したことをトリガーとして、今回のバインディングに対するバインディング確認メッセージをサービス端に送信してもよい。なお、該バインディング確認メッセージには、該スマート機器の一義的な識別子が含まれてもよい。
これと同時に、サービス端は、スマートホームAPPから送信されるバインディング要求を受信すると、時間のカウントを開始すると共に、該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させる。該スマート機器に対するバインディングプロセスを起動させた後、サービス端は、スマート機器から送信されるバインディング確認メッセージの受信を開始してもよい。
受信したバインディング確認メッセージについて、サービス端は、該バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、前記バインディング要求内の一義的な識別子とを比較し、受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と、該バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であれば、サービス端が、今回のバインディングプロセスに関するスマート機器がレスポンスしたバインディング確認メッセージを受信したことを意味する。したがって、該スマート機器と前記バインディング要求内のユーザ登録アカウントとの対応関係を直接にローカルにおいて構築すると共に、バインディングが成功した旨の通知メッセージを前記スマートホームAPPに送信してもよい。
バインディングが成功した後、前記ユーザ登録アカウントに関する該スマート機器の制御権限が既に獲得済みであるため、ユーザは、該ユーザ登録アカウントでスマートホームAPPに登録し、該スマート機器に対して制御および操作を行うことができる。また、バインディングが一度成功すれば、該スマート機器がリセットされても、バインディングを再度行う必要がなく、該スマート機器は、リセット後でもスマートホームAPPのインターフェース内の機器リストに残っている。
勿論、所定の時間内にサービス端が受信したバインディング確認メッセージ内の一義的な識別子のいずれも、前記バインディング要求内の一義的な識別子と異なる場合には、ローカルにおけるバインディングが失敗したと確定してもよい。サービス端は、バインディングが失敗した旨の通知メッセージをスマートホームAPPに返信してもよい。
スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング成功の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに対して出力する。また、スマートホームAPPは、サービス端から送信されるバインディング失敗の通知メッセージを受信した場合に、APPインターフェース上に生成された機器リストのうち該スマート機器に対応する位置に、該スマート機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を出力してもよい。例えば、ユーザがスマートホームAPPを用いて該スマート機器とのバインディングを再度立ち上げやすくなるように、該機器リストにおける該スマート機器の名称の後ろに「再接続」というユーザ選択項目を出力する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
本発明は、バインディング確認のメカニズム、およびバインディング確認の制限時間という概念が導入されている。バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されれば、バインディングが成功したことを意味し、バインディング確認の制限時間内にバインディングが確認されなければ、バインディングが失敗したことを意味する。これにより、複雑なバインディング認証プロセスを省略でき、バインディングの手順を簡略化することができる。さらに、バインディング確認は、ユーザが手動でバインディング確認ボタンを押すことをトリガーとするため、バインディングのミスを有効に回避し、機器のバインディングプロセスにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
本発明は、上記の機器バインディング方法の実施例と対応する装置の実施例も提供する。
図8は、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置を示すブロック図である。
図8に示すように、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置800は、第1判断モジュール801および送信モジュール802を含む。
前記第1判断モジュール801は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するように、構成されている。
前記送信モジュール802は、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信するように、構成されている。前記バインディング要求により、前記サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
図9を参照する。図9は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記装置800は、さらに指定モジュール803およびプッシュモジュール804を含んでもよい。
前記指定モジュール803は、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを前記判断モジュールが判断する前に、ユーザ設定に基づいて前記バインディング待ちの機器のための無線ネットワークを指定するように、構成されている。
前記プッシュモジュール804は、前記無線ネットワークとの接続を構築する旨の指示を受信した場合には、前記無線ネットワークの名称およびパスワードを前記バインディング待ちの機器にプッシュするように、構成されている。
図10を参照する。図10は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記第1判断モジュール801は、第1判断サブモジュール801Aおよび第1確定サブモジュール801Bを含んでもよい。
前記第1判断サブモジュール801Aは、前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信したか否かを判断するように、構成されている。
前記第1確定サブモジュール801Bは、前記バインディング待ちの機器から送信される、前記指定の無線ネットワークへの接続が成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器から前記指定の無線ネットワークへのアクセスが成功したと確定する。
なお、図10の上記装置の実施例において示された第1判断サブモジュール801Aおよび第1確定サブモジュール801Bの構成は、図9の上記装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
図11を参照する。図11は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記装置800は第1出力モジュール805を含んでもよい。
前記第1出力モジュール805は、前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、押されることにより前記バインディング待ちの機器に前記バインディング確認メッセージを前記サービス端へ送信させるトリガーとなるバインディング確認ボタンを、前記所定の時間内に押すようユーザを促す提示メッセージを出力するように、構成されている。
なお、図11の上記装置の実施例において示された第1出力モジュール805の構成は、図9〜10の前記装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
図12を参照する。図12は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図8に示す前記実施例の構成に加え、前記装置800は、第2出力モジュール806および第3出力モジュール807を含んでもよい。
前記第2出力モジュール806は、前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを受信した場合には、バインディングが成功した旨の提示メッセージをユーザに出力するように、構成されている。
前記第3出力モジュール807は、前記サービス端から送信される、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを受信した場合には、前記バインディング待ちの機器と再度バインディングするようユーザを促すためのユーザ選択項目を、所定の機器リストインターフェースにおける前記バインディング待ちの機器と対応する位置に、出力するように構成されている。
なお、図12の上記装置の実施例において示された第2出力モジュール806および第3出力モジュール807の構成は、上記図9〜11の装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
図13は、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置を示すブロック図である。
図13に示すように、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置1300は、受信モジュール1301、第2判断モジュール1302および構築モジュール1303を含んでもよい。
前記受信モジュール1301は、自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信するように構成されている。
前記第2判断モジュール1302は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断するように、構成されている。
前記構築モジュール1303は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように、構成されている。
上記の実施例では、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信する。サービス端は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信すると、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する。本発明によれば、バインディングの手順を簡略化し、バインディングのミスを回避することができるため、機器バインディングの過程におけるセキュリティ性が向上する。
図14を参照する。図14は、本発明の例示的な一実施例に係る装置を示すブロック図である。該実施例では、図13に示す上記実施例の構成に加え、前記バインディング要求に前記バインディング待ちの機器の一義的な識別子が含まれている場合には、前記第2判断モジュール1302は、受信サブモジュール1302A、第2判断サブモジュール1302Bおよび第2確定サブモジュール1302Cを含んでもよい。
前記受信サブモジュール1302Aは、機器から送信されるバインディング確認メッセージであって前記機器の一義的な識別子を含んだバインディング確認メッセージを、前記所定の時間内に受信するように構成されている。
前記第2判断サブモジュール1302Bは、前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様であるか否かを、判断するように構成されている。
前記第2確定サブモジュール1302Cは、前記バインディング確認メッセージ内の一義的な識別子と前記バインディング要求内の一義的な識別子とが同様である場合には、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したと確定するように、構成されている。
図15を参照する。図15は、本発明の例示的な一実施例に係る別の装置を示すブロック図である。該実施例では、図13に示す上記実施例の構成に加え、前記装置1300は、第1送信モジュール1304および第2送信モジュール1305を含んでもよい。
前記第1送信モジュール1304は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが成功した旨の通知メッセージを前記端末に送信するように、構成されている。
前記第2送信モジュール1305は、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信できなかった場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディングが失敗した旨の通知メッセージを前記端末に送信するように、構成されている。
なお、図15上記装置の実施例において示された第1送信モジュール1304および第2送信モジュール1305の構成は、図14の上記装置の実施例に含まれてもよく、本発明ではこれについて特に限定されない。
上述した装置における各モジュールの機能および作用の具体的な実現過程については、上述した方法における対応のステップの実現過程を参照すれば理解できるため、ここでその説明を省略する。
装置の実施例が基本的に方法の実施例と対応しているため、両者の関連部分は、方法の実施例の対応説明を参照すれば理解できる。以上に説明した装置の実施例は、あくまでも模式的なものにすぎない。また、分離可能なデバイスとして説明したモジュールは、物理的に分離可能なものであってもよく、そうでなくてもよい。モジュールとして示された部材は、物理的モジュールであってもよく、そうでなくてもよい。即ち、一ヶ所に存在してもよく、複数のネットワークモジュールにおいて分散されていてもよい。実際の必要に応じて、これらの一部または全部のモジュールを選択し、本発明の技術的構成の目的を実現してもよい。また、当業者は、創造する労力を払うことなく、上記の内容を理解し実施することができる。
対応の形態として、本発明は、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を、サービス端に送信するように構成され、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、機器バインディング装置を提供する。
対応の形態として、さらに本発明は、メモリと、メモリに格納された1つ以上のプログラムとを含み、前記1つ以上のプログラムを1つ以上の自機プロセッサが実行するように構成された端末であって、
前記1つ以上のプログラムは、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断する動作と、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信する動作と、を実行するためのコマンドを含み、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する、端末を提供する。
対応の形態として、さらに本発明は、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成された、機器バインディング装置を提供する。
対応の形態として、さらに本発明は、メモリと、メモリに格納された1つ以上のプログラムとを含み、前記1つ以上のプログラムを1つ以上の自機プロセッサが実行するように構成されたサーバであって、
自機において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成された、サーバを提供する。
図16は、例示的な一実施例に係る、機器バインディング装置に適用される構成を示す模式図である。
図16に示すように、例示的な一実施例に係る機器バインディング装置1600は、例えば携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機器、ゲーム操作プラットフォーム、タブレット機器、医療機器、健康機器、PDA(Personal Digital Assistant)などである。
図16を参照すると、装置1600は、プロセッサアセンブリ1601、メモリ1602、電源アセンブリ1603、マルチメディアアセンブリ1604、オーディオアセンブリ1605、入力/出力(I/O)インターフェース1606、センサアセンブリ1607、および通信アセンブリ1608のうち、1つまたは複数を含んでもよい。
プロセッサアセンブリ1601は、通常では装置1600の全体的操作、例えば表示、電話呼出、データ通信、カメラ動作や記憶動作に関する動作を制御する。プロセッサアセンブリ1601は、上記の方法の全てまたは一部のステップを完成させるコマンドを実行する1つまたは複数のプロセッサ1609を含んでもよい。また、プロセッサアセンブリ1601は、プロセッサアセンブリ1601と別のアセンブリとの間のインタラクションを処理するための1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、プロセッサアセンブリ1601は、マルチメディアアセンブリ1604とプロセッサアセンブリ1601との間のインタラクションを処理するためのマルチメディアモジュールを含んでもよい。
メモリ1602は、装置1600における動作をサポートする各種のデータを記憶するように構成されている。これらのデータは、例えば、装置1600において動作するいかなるアプリケーションまたは方法のコマンドや、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、映像などを含む。メモリ1602は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、いかなるタイプの揮発性若しくは非揮発性の記憶デバイス、またはこれらの組み合わせにより実現され得る。
電源アセンブリ1603は、装置1600の各アセンブリに給電するためのものである。電源アセンブリ1603は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置1600のために電力の生成、管理及び分配を行う関連のアセンブリと、を含んでもよい。
マルチメディアアセンブリ1604は、前記装置1600とユーザとの間で出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受付けるタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出するための1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ或いはスライド動作のエッジだけではなく、前記タッチ或いはスライド動作に関する継続時間及び圧力も検出できる。一部の実施例において、マルチメディアアセンブリ1604は、1つのフロントカメラ及び/又はリアーカメラを含む。装置1600が例えば撮影モード或いは映像モード等の動作モードである場合には、フロントカメラ及び/又はリアーカメラは、外部からのマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびリアーカメラのそれぞれは、1つの固定された光レンズ系、或いは可変な焦点距離および光学ズーム機能を有するものであってもよい。
オーディオアセンブリ1605は、オーディオ信号を入力/出力するように構成されている。例えば、オーディオアセンブリ1605は、装置1600が呼出モード、記録モード及び音声認識モード等のような動作モードであるときに外部のオーディオ信号を受信するように構成されたマイク(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1602に記憶されるか、通信アセンブリ1608を介して送信されてもよい。一部の実施例において、オーディオアセンブリ1605は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
I/Oインターフェース1602は、プロセッサアセンブリ1601と周辺インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供するものである。上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
センサアセンブリ1607は、装置1600の各方面の状態評価に供するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1607は、装置1600のON/OFF状態や、装置1600における例えばディスプレイやテンキーパッドのようなアセンブリの相対的位置を検出することができる。また、センサアセンブリ1607は、装置1600や装置1600におけるアセンブリの位置変化、ユーザと装置1600との接触の有無、装置1600の方位若しくは加速/減速、および装置800の温度変化も検出できる。センサアセンブリ1607は、いかなる物理的接触も無い場合に周囲物体の存在を検出するように構成された接近センサを含んでもよい。さらに、センサアセンブリ1607は、画像生成アプリケーションに用いられるCMOS又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。一部の実施例において、該センサアセンブリ1607は、さらに加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサを含んでもよい。
通信アセンブリ1608は、装置1600と他の機器との間で有線又は無線方式の通信を提供するように構成される。装置1600は、例えばWiFi、2G、3Gまたはそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることが可能である。例示的な一実施例において、通信アセンブリ1608は、ブロードキャストチャネルを介して、外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号、またはブロードキャストに関する情報を受信する。また、例示的な一実施例において、前記通信アセンブリ1608は、近距離通信を促進するための近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。NFCモジュールは、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術や、他の技術に基づいて実現されてもよい。
例示的な一実施例において、装置1600は、1つまたは複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子デバイスによって実現されるものであり、上記の方法を実行する。
また、例示的な一実施例において、コマンドを含んだ一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、例えば装置1600のプロセッサ1609に実行されることで上記の方法を完成させるようなコマンドを含んだメモリ804を、さらに提供する。前記一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えばROM、RAM(Random−Access Memory)、CD(登録商標)−ROM(Compact Disc ROM)、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクおよび光学データ記憶機器等である。
また、該モバイル端末は、自機プロセッサが前記記憶媒体内のコマンドを実行することにより、
機器バインディング方法であって、
バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功したか否かを判断するステップと、
前記バインディング待ちの機器が指定の無線ネットワークへのアクセスに成功した場合には、前記サービス端にバインディングプロセスを所定の時間内に起動させるトリガーとして、前記バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求をサービス端に送信するステップと、を含み、
前記バインディング要求により、前記サービス端が、前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合に、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築する機器バインディング方法を実行する。
対応の形態として、さらに本発明は、機器バインディング装置であって、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
自装置において所定の時間内にバインディングプロセスを起動させるトリガーとして、端末から送信される、バインディング待ちの機器とバインディングする旨のバインディング要求であってユーザ登録アカウントを含んだバインディング要求を受信し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信したか否かを判断し、
前記バインディング待ちの機器から送信されるバインディング確認メッセージを前記所定の時間内に受信した場合には、前記ユーザ登録アカウントと前記バインディング待ちの機器とのバインディング関係を構築するように構成された、機器バインディング装置を提供する。
図17は、例示的な別の実施例に係る、機器バインディングのための装置1700を示すブロック図である。装置1700は、例えばサーバーとして提供されてもよい。図17を参照すると、装置1700はプロセッサアセンブリ1722を含み、プロセッサアセンブリ1722は、1つまたは複数のプロセッサと、プロセッサアセンブリ1722が実行可能な例えばアプリケーションなどのコマンドを記憶するためのメモリ1732に代表されるメモリリソースと、を含む。メモリ1732に記憶されているアプリケーションは、1セットのコマンドごとのモジュールを1つ以上含んでもよい。また、プロセッサアセンブリ1722は、上記の機器バインディング方法を実行するためのコマンドを実行するように構成されている。
装置1700は、装置1700の電源管理を実行するように構成された電源アセンブリ1726と、装置1700をネットワークに接続させるように構成された有線または無線のネットワークインターフェース1750と、入力/出力(I/O)インターフェース1758とを含んでもよい。また、装置1700は、メモリ1732に記憶されているオペレーションシステム、例えばWindows(登録商標)Server、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)、または類似のシステムに基づいて動作してもよい。
なお、当業者は、本明細書に開示された発明内容を参照し実施することにより、本発明の他の実施形態を容易に見出せる。本願は、本発明のいかなる変形、用途、又は適用可能な変化を包含することが意図されている。当該いかなる変形、用途、又は適用可能な変化は、本発明の一般的原理に従うものであり、且つ本明細書に開示されていない、本技術分野における公知常識や慣用の技術的手段を含む。明細書及び実施例は、あくまでも例示的なものであると理解されるべきである。本発明の真正の保護範囲および精神は、特許請求の範囲により確定される。
また、本発明は、上記の記載と共に図面に開示された構成に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、様々な改修又は変更が行えることが理解されるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみにより規定される。
本願は、出願番号201510112726.9、出願日2015年3月13日である中国特許出願に基づいて提出されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張する。ここで、当該中国特許出願の全ての内容は、参考として本願に組み込まれるものとする。