JP2017521148A - エアロゾル発生器、およびエアロゾル発生器を含むエアロゾル移送装置 - Google Patents

エアロゾル発生器、およびエアロゾル発生器を含むエアロゾル移送装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、第1の保持部材(24、24’、24”)および第2の保持部材(38)を有する筺体(20、22)、および、エアロゾルを発生させるための振動可能な構成要素(4)を含むエアロゾル発生器(1)に関する。振動可能な構成要素(4)は、少なくとも部分的に筺体(20、22)に収容されている。振動可能な構成要素(4)は、第1および第2の保持部材(24、24’、24”;38)によって接触されており、かつ上記部材間に保持されている。第1の保持部材(24、24’、24”)は、第2の保持部材(38)よりも柔軟性が低い。さらに、本発明は、エアロゾル発生器(1)を含むエアロゾル移送装置に関する。

Description

本発明は、エアロゾルを発生させるための振動可能な構成要素を有するエアロゾル発生器およびエアロゾル発生器を含むエアロゾル移送装置に関する。
治療目的のエアロゾルは、エアロゾル移送装置によって発生され、使用者または患者の体内の所望の位置に移送される。エアロゾル化または噴霧化されるべき流体または液体(すなわち、薬剤)は、エアロゾル移送装置のエアロゾル発生器に提供され、流体または液体はエアロゾル発生器によってエアロゾル化または噴霧化され、得られたエアロゾルは使用者または患者に提供される。
流体または液体は、振動可能な構成要素(例えば、振動可能なヘッド(head))によってエアロゾル発生器内でエアロゾル化または噴霧化され得る。エアロゾル発生器の振動可能な構成要素の特性は、発生されたエアロゾルの質およびエアロゾルの投薬量の精度について決定力がある。同時に、振動可能な構成要素は、さらに、一般的に非常に高精度である。振動可能な構成要素の調整不良は、エアロゾル発生中、この要素の発振または振動運動に悪影響を与え得、従って、発生されたエアロゾルの質および投薬量の精度を損ない得る。
この振動可能な構成要素タイプのエアロゾル発生器は、DE 10 2005 006 375 A1に開示されている。特に、DE 10 2005 006 375 A1は、吸入治療用装置のためのエアロゾル発生器を開示しており、エアロゾル発生器において、少なくとも膜および発振発生器からなる発振可能なアッセンブリは、発振可能なアッセンブリと接触するフレキシブルな通路によって封入手段の中に固定されている。フレキシブルな通路は、2つの対向する側面から発振可能なアッセンブリと接触する2つのフレキシブルなシーリングリップを含む。
DE 10 2005 006 375 A1に開示されているエアロゾル発生器において、フレキシブルなシーリングリップは同じ柔軟度を示すため、エアロゾル発生器の組み立て中および/または作動中に、発振可能なアッセンブリが移動し得る(例えば傾く)リスクがある。発振可能なアッセンブリの、このような望ましくない動きは、その発振または振動に悪影響を及ぼし得、このようにして、エアロゾルの質およびエアロゾルの投薬量の精度の両方の観点から、エアロゾル発生器を損ない得る。
従って、振動可能な構成要素の正確かつ信頼できる位置調整を可能とし、その結果、エアロゾルの高品質および投薬量の高精度を保証するエアロゾル発生器についてのニーズが依然として残っている。
本発明の1つの目的は、エアロゾルを発生させるための振動可能な構成要素の正確かつ信頼できる位置調整を可能とするエアロゾル発生器を提供することである。さらに、本発明は、このエアロゾル発生器を含むエアロゾル移送装置を提供することを目的とする。これらの目的は、請求項1の技術的特徴を有するエアロゾル発生器および請求項12の技術的特徴を有するエアロゾル移送装置によって達成される。本発明の好ましい実施態様は従属項に従う。
本発明は、第1の保持部材または支持部材および第2の保持部材または支持部材を有する筺体またはケース、およびエアロゾルを発生させるための振動可能または発振可能な構成要素(例えば、振動可能また発振可能なヘッド)を含むエアロゾル発生器を提供する。振動可能な構成要素は、筺体に少なくとも部分的に収容または収納されている。振動可能な構成要素は、第1および第2の保持部材または支持部材によって接触(例えば、タッチまたは隣接)されており、かつ、第1および第2の保持部材または支持部材の間に保持されている。第1の保持部材または支持部材は、第2の保持部材または支持部材よりも柔軟性(またはフレキシブル性もしくは可撓性)、弾性(elastic)および/または回復性(resilient)が低い。
第1の保持部材は、第2の保持部材よりも、柔軟性、弾性および/または回復性の度合いが小さい。第1の保持部材は、従って、第2の保持部材よりも、より剛性(rigid)および/または堅い(stiff)。
従って、第1の保持部材は、エアロゾル発生器の組み立ておよび作動中、安定かつ確実な方法で、振動可能な構成要素を支持するための支持体、ベアリング、台(rest)またはアバットメント(abutment)としての機能を果たすことができる。このようにして、筺体に対する振動可能な構成要素の位置調整または位置付けは、エアロゾル発生器の組み立ての間、例えば、第1の保持部材上に構成要素を載置することによって、精密に管理され得、かつ、エアロゾル発生器の組み立て処理の間中および作動の間、確実に維持され得る。このようにして、エアロゾルの高品質およびエアロゾルの投薬量の高精度が達成され得る。
振動可能な構成要素は、第1および第2の保持部材によって保持され得(すなわち、筺体に対するその所定の位置に保持され得)、特に、構成部材の第1側面から第1の保持部材によって、構成部材の第2側面から第2の保持部材によって保持され得る。第1側面は、第2側面に対向し得る。
第1の保持部材は、エアロゾル発生器の作動中に(すなわち、エアロゾル発生器が作動位置にあるときに)、実質的に第2の保持部材よりも下に配置または配列されていてもよく、または、その逆であってもよい。第1の保持部材は、エアロゾル発生器の作動中に(すなわち、エアロゾル発生器がその作動位置にあるときに)、実質的に振動可能な構成要素の下に配置または配列されていてもよく、第2の保持部材は、実質的に振動可能な構成要素の上に配置または配列されていてもよく、または、その逆であってもよい。
振動可能な構成要素は、第1の保持部材および/または第2の保持部材によって押しつけられ得、または押圧され得る。振動可能な構成要素は、第1の保持部材に対して第2の保持部材によって(例えば、第2の保持部材の弾力(elastic force)、回復力(resilient force)、またはスプリング力によって)押しつけられ得、または押圧され得る。
第1の保持部材および/または第2の保持部材は、1または2以上の方向、例えば、相互に直角または垂直である2方向において、筺体に対する所定の位置に振動可能な構成要素を保持できるように構成され得る。このようにして、筺体中の振動可能な構成要素の位置決め精度は、さらに向上され得る。
第1の保持部材は、実質的に剛性であり得る。このようにして、筺体において(すなわち、筺体に対して)振動可能な構成要素の特に高度な位置決め精度が達成され得る。さらに、本願発明者等によって、実質的に剛性な第1の保持部材は、振動可能な構成要素の振動または発振の作用または特性に悪影響を及ぼさないことが見いだされた。
第1の保持部材は、実質的に剛性な材料、例えば、硬質プラスチック、グラスファイバー、クリスタルボール、金属、セラミック、顔料の色素、およびこれらの組み合わせ、例えば、20%のクリスタルボール片を有する青色または緑色のポリプロピレン(例えば、Piolen(登録商標)P GK20A110)等よりなり得る。第1の保持部材の実質的に剛性な材料は、振動または発振の吸収を低減させ、振動可能な構成要素の機能性を高める。
第2の保持部材は、実質的に柔軟性、弾性および/または回復性であり得る。第2の保持部材は、第1の保持部材に対して構成要素を押しつけ、または押すことによって、振動可能な構成要素に回復力、弾力および/またはスプリング力を適用するように構成され得る。このようにして、振動可能な構成要素は、特に確実な方法によって、適切な位置、すなわち、筺体に対する所定の位置に、保持され得る。
第2の保持部材は、実質的に柔軟性な材料、例えば、軟質プラスチック等、例えば、シリコーン、ラバー(またはゴム)、エラストマー、熱可塑性エラストマー(TPE)、顔料の色素、およびこれらの組み合わせ、例えば青色の熱可塑性エラストマー(例えば、Thermolast K HTF 2147/17,blue)等によりなり得る。
第1および/または第2の保持部材は、第1および/または第2の保持部材の機能性に影響を及ぼさないように、さらに柔軟性または剛性な、好ましくは比較的厚みの小さな、さらなる材料または成分によってコート、ケーヴ(caved)および/または積層され得る。
第1の保持部材は、振動可能な構成要素に接触するための、制限((停止)リッジ等)を設ける複数の突起部(例えば、リブ、リッジ、ベースサドル)を含み得る。振動可能な構成要素は、第1の保持部材によって、複数の突起部と接触するまたは複数の突起部を介して、接触され得る。振動可能な構成要素と接触する複数の突起部を有する第1の保持部材を用いることによって、振動可能な構成要素は、構成要素および第1の保持部材の間の接触領域を小さくしたとしても、筺体に対する所定の位置に安全かつ確実に保持され得る。
突起部は(例えば、リブ、リッジ等)は、実質的に剛性な材料、例えば、硬質プラスチック、グラスファイバー、金属、セラミック、これらの組み合わせ等からなり得る。
突起部は、実質的に柔軟性な材料、例えば、軟質プラスチック(例えばシリコーン、ラバー(またはゴム)、エラストマー、熱可塑性エラストマー(TPE)、これらの組み合わせ)等でコート、被覆または封入され得る。
振動可能な構成要素は、振動可能な膜を含み得る。振動可能な膜は、エアロゾルを発生するために、すなわち、膜に供給された流体または液体をエアロゾル化または噴霧化するために構成され得る。特に、振動可能な膜は、複数の孔または開口部を有し得る。膜の一方の面において膜に接する流体または液体は、膜のもう片方の面に向けて、振動している膜の孔または開口部を介して移送され得、この面上でエアロゾルとして噴出され得る。
振動可能な構成要素は、振動可能な構成要素を振動するように構成されたバイブレータを含み得る。バイブレータは、振動可能な膜を振動するように構成され得る。バイブレータは、振動可能な構成要素(例えば、振動可能な膜または発振可能なアッセンブリ)を振動または発振するように構成されている圧電性要素を含み得る。
バイブレータは、例えば、接着剤(例えば、のりまたはにかわ(glue))を用いて、振動可能な膜に直接、または振動可能な膜を支持する支持部材に直接、取り付けられ得る(例えば、接着され得る)。支持部材は、振動可能な膜と一体化して形成され得る。
エアロゾル発生器は、吸入器(例えば、電子振動膜吸入器等の振動膜吸入器)、噴霧器等であり得、または、上記機器等の一部分を形成し得る。特に、エアロゾル発生器は、電子吸入器(例えば、圧電駆動吸入器、すなわち、圧電要素によって駆動される吸入器)であり得る。このようにして、圧電要素は、バイブレータの部分を形成し得、振動可能な構成要素(例えば、振動可能な膜または発振可能なアッセンブリ)の振動または発振のために配置され得る。
筺体は、エアロゾル化または噴霧化されるべき流体または液体を貯留する流体または液体リザーバーを含み得る。
流体または液体リザーバーは、エアロゾル化される流体または液体を直接貯留するために配置され得る。例えば、流体または液体リザーバーは、流体または液体が直接充填され得る流体または液体チャンバーまたはコンテナとして構成され得、またはこれらを有し得る。
さらに、流体または液体リザーバーは、流体または液体の収容容器を貯留するように配置され得る。特に、流体または液体リザーバーは、流体または液体を直接貯留するのではなく、その内部に配置され、流体収容容器の内部に挿入され、この容器(例えば、ガラス瓶、ブリスター、アンプル、コンテナ、キャニスター、リザーバー、カートリッジ、ポット、タンク、ペン、ストレージ、シリンジ等)を開けるのに用いられる開口要素(例えば、針、スパイク、中空針等)を有するように設計され得る。
流体または液体リザーバーは、振動可能な構成要素(例えば、振動可能な膜)に対して流体連通して配置され得る。流体は、振動可能な構成要素に対して、重力によって移送され得る。
エアロゾル発生器によって噴霧化またはエアロゾル化される流体または液体は、活性化合物の移送のための医薬用エアロゾルの発生のための流体または液体であり得る。
活性化合物は、動物(特に人間)の疾病、状態または症状の診断、予防、管理または治療に有用な天然、バイオテクノロジーによって生成または合成された化合物、または化合物の混合物である。活性化合物と同意義で用いられ得る他の用語は、例えば、活性成分、活性医療成分、製剤原料、診断材料、薬品、薬剤等を含む。流体は、液体、溶液、懸濁液、コロイド状の混合物、またはリポソーム製剤形状であってもよく、適用の前または適用中に調製、混合または開封されてもよい。
エアロゾル発生器によって噴霧化またはエアロゾル化された流体に含まれた活性化合物は、体腔、腹部、目、腸、胃、鼻、静脈洞、中鼻道自然口ルート(osteomeatal complex)、口、気管、肺、気管支、細気管支、肺胞、および/または気道に影響を及ぼすいかなる疾病、兆候、または状態の予防、管理、診断または治療に有用な原薬または薬剤であり得る。
すでに挙げた目的の1つを果たすために有用であり得、本発明とともに用い得る活性化合物のなかには、例えば、抗炎症性化合物、抗感染症薬、防腐剤(antiseptic)、プロスタグランジン、エンドセリン受容体作用薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、ベータ−2−交感神経作用薬、充血除去剤、血管収縮剤、抗コリン作用薬、免疫調節物質、粘液溶解薬、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、肥満細胞安定剤、腫瘍成長阻害剤、傷病治療剤、局部麻酔剤、酸化防止剤、オリゴヌクレオチド類、ペプチド類、プロテイン類、ワクチン類、ビタミン類、植物抽出物、コリンエステラーゼ阻害薬、血管作動性腸ペプチド、セロトニン受容体拮抗薬、およびヘパリン類、グルココルチコイド類、抗アレルギー薬、酸化防止剤、ビタミン類、ロイコトリエン拮抗薬、抗感染症薬、抗生物質、抗真菌剤、抗ウィルス薬、粘液溶解薬、充血除去薬、防腐剤、細胞増殖抑制剤、免疫刺激剤、ワクチン類、傷病治療剤、局部麻酔薬、オリゴヌクレオチド類、キサンチン派生剤、ペプチド類、プロテイン類、界面活性剤、および植物抽出物からなる群から選択される物質がある。このような化合物は、懸濁液、溶液、コロイド製剤(すなわち、リポソーム)等の形状で用いられ得る。
潜在的に有用な抗炎症性化合物の例は、グルココルチコイド類および非ステロイド性の抗炎症剤であり、例えば、ベータメタゾン、ベクロメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、デキサメタゾン、デスオキシメタゾン、フルオシノロンアセトニド(fluoconolone acetonide)、フルオシノニド、フルニソリド、フルチカゾン(fluticasone)、イコメタゾン(icomethasone)、ロフレポニド(rofleponide)、トリアムシノロン アセトニド、フルオコルチンブチル、ヒドロコーチゾン、ハイドロコルチゾン−17−酪酸塩、プレドニカルベート、6−メチルプレドニソロンアセポン酸(6-methylprednisolone aceponate)、フランカルボン酸モメタゾン、デヒドロエピアンドロステロンサルフェイト(DHEAS)、エラステイン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、ブラジキニン拮抗薬、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)、例えばイブプロフェンであり、任意の薬学的に許容可能な塩類、エステル類、異性体、立体異性体、ジアステレオマー、エピマー、溶剤和物もしくは他の水和物、プロドラッグ、誘導体類、またはそれぞれの活性部分を含む活性化合物の他の化学的または物理的形状を含む。
抗感染症薬の例は、以下のとおりである。これらの部類(class)または薬効分類は、ここでは、細菌性、菌類およびウィルス感染に対して有効な化合物を含む(すなわち、抗菌剤、抗生物質、抗真菌剤、防腐剤および抗ウィルス薬の部類を含む)と解釈される。
・ベンジルペニシリン類(ペニシリン−G−ナトリウム、クレミゾン(clemizone)ペニシリン、ベンザシンペニシリンG)、フェノキシペニシリン類(ペニシリンV、プロピシリン)、アミノベンジルペニシリン類(アンピシリン、アモキシシリン、バカンピシリン)、アクリルアミノペニシリン類(アズロシリン、メズロシリン、ピペラシリン、アプラシリン)、カルボキシペニシリン類(カルベニシリン、チカルシリン、テモシリン)、イソオキサゾリルペニシリン類(オキサシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、フルクロキサシリン)、およびアミジン(amiidine)ペニシリン類(メシリナム)を含むペニシリン類;
・セファゾリン類(セファゾリン、セファゼドン)を含むセファロスポリン類;セフロキシム類(セフロキシム、セファマンドール、セフォチアム)、セフォキシチン類(セフォキシチン、セフォテタン、ラタモキセフ、フロモキセフ)、セフォタキシム類(セフォタキシム、セフトリアキソン、セフチゾキシム、セフメノキシム)、セフタジジム類(セフタジジム、セフピロム、セフェピム)、セファレキシン類(セファレキシン、セファクロール、セファドロキシル、セフラジン、ロラカルベフ、セフプロジル)、およびセフィキシム類(セフィキシム、セフポドキシム(cefpodoxim)プロキセチル、セフロキシムアキセチル、セフェタメトピボキシル、セフォチアムヘキセチル)、ロラカルベフ、セフェピム、クラブラン酸/アモキシシリン、セフトビプロール;
・ベータラクタマーゼ阻害剤類を含む共力剤、例えばクラブラン酸、スルバクタム、およびタゾバクタム;
・イミペネム、シラスチン(cilastin)、メロペネム、ドリペネム、テビペネム、エルタペネム、リチペナム(ritipenam)、およびビアペネムを含むカルバペネム類;
・アズトレオナムを含むモノバクタム類;
・アミノグリコシド類、例えばアプラマイシン、ゲンタマイシン、アミカシン、イセパマイシン、アルベカシン、トブラマイシン、ネチルミシン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、カプレオマイシン、ネオマイシン、パロモマイシン(paromoycin)およびカナマイシン;
・エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン、アジスロマイシン、ジスロマイシン(dithromycin)、ジョサマイシン、スピラマイシン、およびテリスロマイシンを含むマクロライド類;
・シプロフロキサシン、ガチフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、レボフロキサシン、ペフロキサシン、ロメフロキサシン、フレロキサシン、ガレノキサシン、クリナフロキサシン、シタフロキサシン、プルリフロキサシン、オラムフロキサシン、カドロフロキサシン(caderofloxacin)、ゲミフロキサシン、バロフロキサシン、トロバフロキサシン、およびモキシフロキサシンを含むジャイレース阻害剤またはフルオロキノン類(fluroquinolones);
・テトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、ロリテトラサイクリン、ミノサイクリン、ドキシサイクリン、チゲサイクリンおよびアミノサイクリンを含むテトラサイクリン類;
・バンコマイシン、テイコプラニン、リストセチン、アボパルシン、オリタバンシン、ラモプラニン(ramoplanin)、およびペプチド4を含むグリコペプチド類;
・プレクタシン、ダルババシン、ダプトマイシン、オリタバンシン、ラモプラニン、ダルババシン、テラバンシン、バシトラシン、チロトリシン、ネオマイシン、カナマイシン、ムピロシン、パロモマイシン、ポリミクシンBおよびコリスチンを含むポリペプチド類;
・スルファダイアジン、スルファメトキサゾール、スルファレン、コトリモキサゾール、コトリメトロール(co-trimetrol)、コトリモキサジン(co-trimoxazine)、およびコテトラキサジン(co-tetraxazine)を含むスルホンアミド類;
・クロトリマゾール、オキシコナゾール、ミコナゾール、ケトコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、メトロニダゾール、チニダゾール、ビホナゾール、ラブコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、およびオルニダゾールを含むアゾール類、ならびに、フルシトシン、グリセオフルビン、トノフタール、ナフチフィン、テルビナフィン、アモロルフィン、シクロピロクスオラミン、エキノキャンディン、例えばミカファンギン、カスポファンギン、アニディュラファンギンを含む他の抗菌剤;
・ニトロフラントインおよびニトロフラゾンを含むニトロフラン類;
・アンホテリシンB、ナタマイシン、ナイスタチン、フルシトシンを含むポリエン類;
・テリスロマイシン(tithromycin)、リンコマイシン、クリンダマイシン、オキサゾリジノン類(リネゾリド類)(linzezolids)、ランベゾリド、ストレプトグラミンA+B、プリスチナマイシンA+B、バージニアマイシンA+B、ダルフォプリスチン/キヌプリスチン(シナシッド)、クロラムフェニコール、エタンブトール、ピラジナミド、テリジドン、ダプソン、プロチオナミド、ホスホマイシン、フシジン酸(fucidinic acid)、リファンピシン、イソニアジド、シクロセリン、テリジドン、アンサマイシン、リソスタフィン、イクラプリム、ミクロシンB17(mirocin B17)、クレロシジン、フィルグラスチム、およびペンタミジンを含む他の抗生物質;
・アシクロビル、ガンシクロビル、ブリブジン(birivudin)、バラシクロビル、ジドブジン、ジダノシン、チアシチジン、スタブジン、ラミブジン、ザルシタビン、リバビリン、ネビラピリン(nevirapirin)、デラビリジン、トリフルリジン、リトナビル、サキナビル、インジナビル、ホスカルネット、アマンタジン、ポドフィロトキシン、ビダラビン、トロマンタジン、およびプロティナーゼ阻害剤、siRNAベースの医薬品を含む抗ウィルス薬;
・アクリジン誘導体、ヨウ素ポビドン、安息香酸塩、リバノール、クロルヘキシジン、4級アンモニウム化合物類、セトリミド類、ビフェニロール、クロロフェン、タウロリジン、およびオクテニジンを含む防腐剤;
・植物抽出物または成分、例えばカモミール、ハマメリス、エキナシア、キンセンカ、タイム、ブロメライン、パパイン、ペラルゴニウム、松の木の植物抽出物、精油、ミルトル、ピネン、リモネン、シネオール、チモール、メントール、カンフル、タンニン、アルファヘデリン、ビサボロール、リコポジン、ビタフェロール(vitapherole);
・デクスパンテノール、アラントイン、ビタミン類、ヒアルロン酸、アルファアンチトリプシン、無機(anorganic)および有機亜鉛塩類/化合物類、ビスマスおよびセレンの塩類、銀(Ag)イオン類/化合物類を含む傷病治癒化合物;
・インターフェロン類(アルファ、ベータ、ガンマ)、腫瘍壊死因子類、サイトカイニン類、インターロイキン類;
・メトトレキサート、アザチオプリン、シクロスポリン、タクロリムス(tacrolimus)、シロリムス(sirolimus)、ラパマイシン、モチフェチル、およびモチフェチル−ミコフェノール酸を含む、免疫刺激剤(immunmodulators);
・細胞増殖抑制剤および転移阻害因子;
・アルキラント類(alkylants)、例えばニムスチン、メルファナラン(melphanlane)、カルマスティン、ロムスチン、シクロホスホスファミド(cyclophosphosphamide)、イホスファミド、トロホスファミド(trofosfamide)、クロラムブチル、ブスルファン、トレオスルファン、プレドニムスチン、チオテパ;
・代謝拮抗物質、例えばシタラビン、フルオロウラシル、メトトレキサート、メルカプトプリン、チオグアニン;
・アルカロイド類、例えばビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン;
・抗生物質、例えばアルカルビシン(alcarubicine)、ブレオマイシン(bleomycine)、ダクチノマイシン(dactinomycine)、ダウノルビシン(daunorubicine)、ドキソルビシン(doxorubicine)、エピルビシン(epirubicine)、イダルビシン(idarubicine)、マイトマイシン(mitomycine)、プリカマイシン(plicamycine);
・遷移金属元素(例えば、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Mo、W、Pt)の錯体類、例えばカーボプラチナ、cis−プラチナ、および、例えばチタノセンジクロライド等のメタロセン化合物類;
・アムサクリン、ダカルバジン、エストラムスチン、エトポシド、ベラプロスト、ヒドロキシカルバミド、ミトキサントロン(mitoxanthrone)、プロカルバジン、テニポシド(temiposide);
・パクリタキセル、ゲフィチニブ、ヴァンデタニブ(vandetanib)、エルロチニブ、ポリ−ADP−リボース−ポリメラーゼ(PRAP)酵素阻害剤、バノキサントロン(banoxantrone)、ゲムシタビン、ペメトレキセド、ベバシズマブ、ラニビズマブ。
潜在的に有用な粘液溶解薬の例は、DNase(ドルナーゼアルファを含む)、P2Y2−アゴニスト(デヌホソール)、塩化物およびナトリウムの浸透に影響を及ぼす医薬類、例えばN−(3,5−ジアミノ−6−クロロピラジン−2−カルボニル)−N’−{4−[4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−フェニル]ブチル}グアニジンメタンスルホン酸塩(PARION 552−02)、ヘパリン類似物質類、グアイフェネシン、アセチルシステイン、カルボシステイン、アンブロキソール、ブロムヘキシン、チロキサポール、レシチン類、ミルトル、界面活性剤類、界面活性プロテイン類、組換えの界面活性剤プロテイン類、および/またはそれぞれの活性部分を含む活性化合物の他の化学的または物理的形状である。
粘膜の膨張の縮小に有用であり得る、潜在的に有用な血管収縮剤および充血除去剤の例は、フェニレフリン、ナファゾリン、トラマゾリン、テトリゾリン、オキシメタゾリン、フェノキサゾリン、キシロメタゾリン、エピネフリン、イソプレナリン、ヘキソプレナリン、およびエフェドリンである。
潜在的に有用な局所麻酔薬の例は、ベンゾカイン、テトラカイン、プロカイン、リドカイン、およびブピバカインを含む。
潜在的に有用な抗アレルギー剤の例は、上記のグルココルチコイド類、クロモグリク酸ナトリウム、ネドクロミル、セトリジン(cetrizin)、ロラタジン(loratidin)、モンテルカスト、ロフルミラスト、ジロートン(ziluton)、オマリズマブ、ヘパリン類似物質類、およびアゼラスチン、セチリジン、デスロラタジン、エバスチン、フェキソフェナジン、レボセチリジン、ロラタジンを含む他の抗ヒスタミン薬を含む。
潜在的に有用な抗コリン作用薬の例は、臭化イプラトロピウム、臭化チオトロピウム、臭化オキシトロピウム、グリコピロレートを含む。
潜在的に有用なベータ−2−交感神経作用薬の例は、サルブタモール、フェノテロール、ホルモテロール、インダカテロール(indacaterol)、イソプロテレノール、メタプロテレノール、サルメテロール、テルブタリン、クレンブテロール、イソエタリン、ピルブテロール、プロカテロール、リトドリンを含む。
キサンチン派生剤の例は、テオフィリン、テオブロミン、カフェインを含む。
アンチセンスオリゴヌクレオチドは、生物的事象(例えば、転写、翻訳またはスプライシング)を停止するように設計された標的配列(DNA、RNA)に対して相補的またはアンチセンスであるDNA(または類似体)の短い合成鎖である。結果として生じる遺伝子発現の抑制は、オリゴヌクレオチドをその組成応じて多くの病気の治療に有益にし、例えば、呼吸器合胞体ウィルスを治療するALN−RSV01、喘息またはアレルギーを治療するAVE−7279、アレルギー性喘息を治療するTPI−ASM8、癌を治療する1018−ISSのような様々な化合物が現在臨床的に評価されている。
潜在的に有用なペプチド類およびプロテイン類の例は、微生物により生成された毒に対する抗体、例えばセクロピン類、デフェンシン類、チオニン類およびカテリシジン類等の抗菌ペプチド類を含む。
潜在的に適用可能な抗体の例は、免疫グロブリン類(例えば、Ig、IgG、IgE、IgM、IgA)および/またはこれらの各活性部分を含む活性化合物の他の化学的または物理的形状である。
第2の保持部材は、流体または液体リザーバーに、備えられ得る(例えば、取り付けられまたは固定され得る)。このようにして、振動可能な構成要素および流体リザーバー間の相対的な位置調整または位置付けは、特に精密かつ確実な方法で定められ、かつ維持され得る。従って、流体または液体リザーバーから振動可能な膜への流体または液体の流れは、正確かつ確実にコントロールされ得、従って、エアロゾルの質および投薬量の精度をさらに向上させ得る。
第2の保持部材は、例えば、重力を介して、流体または液体リザーバーから振動可能な構成要素(例えば、振動可能な膜および/または振動可能なヘッド)に、流体または液体を案内するように構成され得る。振動可能な構成要素を保持するために、および流体または液体リザーバーから構成要素に流体または液体を案内するために、同一の部材を用いることによって、エアロゾル発生器の部品の数を削減できる。このようにして、組み立て処理は簡易化され得、エアロゾル発生器はより強固かつ安定になり得、製造コストは削減され得る。さらに、流体または液体リザーバーから振動可能な構成要素への流体または液体の流れの制御が、より改良され得る。
振動可能な構成要素は、コントロール部(例えば、外部のコントロール部)に接続するための1以上の電気的接点(またはコンタクト)(例えばプラグ、コネクター、ジャック、クリップ、シンチ(cinches)等)を含み得る。
コントロール部は、例えば、コントロールユニット、コントロール要素、コントロール回路等のいかなるタイプのコントロール部でもあり得る。コントロール部は、エアロゾル発生器のバイブレータを作動することを可能とし得る。コントロール部は、1以上の電気的接点を介してバイブレータに(例えば、バイブレータの電源供給要素に)接続可能であり得る。
1以上の電気的接点は、例えば、ステンレス鋼シート等の金属シートから形成され得、例えば、金属シートから打抜きされ得る。1以上の電気的接点は、例えば打抜き後に、曲げられ得、例えば曲線状の形状および/または反りをつけた形状に曲げられ得る。振動可能な構成要素は、コントロール部に接続するための複数の電気的接点を含み得、全ての複数の電気的接点は同様の形状を有し得る。
1以上の電気的接点は、ストリップ(または帯状)導体、例えば、フレキシブルストリップ導体(例えば、プリント回路基板トラックまたはストリップライン等)を通って、振動可能な構成要素の残りの部分(例えば、その前方部分および/またはバイブレータ)と接続し得る。ストリップ導体は、1以上の電気的接点および/または振動可能な構成要素の残りの部分と接続するための接触パッド(例えば、金の接触パッド等)を有し得る。
1以上の電気的接点および/または振動可能な構成要素の残りの部分は、ろう付け、はんだ付け、溶接、抵抗溶接、HF抵抗溶接、導電性コーティング、導電性接着等によって、ストリップ導体の接触パッドに固定され得、および/または接触パッドと電気的に接続され得る。
1以上の電気的接点および/または振動可能な構成要素の残りの部分がストリップ導体に接続される(例えば、溶接される)、1以上の接触領域または全ての接触領域を含む振動可能な構成要素の部分は、カバー部材で覆われまたは封入され得る。カバー部材は、1以上の接触領域と電気的に絶縁され得る。カバー部材は、プラスチックおよび/または絶縁部材によって形成され得る。カバー部材は、例えば、射出成形または熱溶融接着処理によって1以上の接触領域に適用され得る。
さらに、本発明は、エアロゾル発生器を含むエアロゾル移送装置を提供する。
エアロゾル移送装置は、エアロゾル発生装置、エアロゾル吸入装置、医薬用エアロゾル装置、エアロゾル診断装置、エアロゾル予防用装置、エアロゾル治療用の装置、エアロゾル加湿装置、エアロゾル治療装置等であり得る。エアロゾル移送装置は、上記のとおりコントロール部を含み得る。エアロゾル移送装置は、エアロゾル発生器により発生されたエアロゾルを貯留するためのエアロゾルキャビティまたはエアロゾルチャンバーを含み得る。エアロゾル移送装置は、マウスピースおよび/またはノーズピースおよび/または鼻カニューレおよび/または気管内チューブおよび/または人工呼吸器チューブシステムおよび/またはフェイスマスクを含み得る。発生されたエアロゾルは、エアロゾルキャビティまたはチャンバーから使用者または患者に、マウスピースおよび/またはノーズピースおよび/または鼻カニューレおよび/または気管内チューブおよび/または人工呼吸器チューブシステムおよび/またはフェイスマスクを通して提供され得る。
さらに、本願は、エアロゾル発生器またはエアロゾル移送装置のための流体または液体リザーバーを提供し、流体または液体リザーバーは、エアロゾル化または噴霧化されるべき流体または液体を貯留するための流体または液体チャンバーを含む。流体または液体チャンバーは、流体または液体チャンバーの外側に、例えば、エアロゾル発生器の振動可能な構成要素、振動可能なヘッド、振動可能な膜、または発振可能なアッセンブリに、流体または液体を案内するための開口部を有する。流体または液体チャンバー、特に、開口部は、例えば、シール、シーリングリップ、シーリングリング、リップシール、ジョイントリング、またはシールガスケット等の柔軟性な部品および/または柔軟性な材料を含み得る。
エアロゾル移送装置は、例えば、上記のエアロゾル発生器等の、振動可能な構成要素を有するエアロゾル発生器を含み得、振動可能な構成要素は水平に位置調整または位置付けして配置され得、すなわち、振動可能な構成要素は、流体または液体リザーバーが立位(すなわち、垂直位置)にあるときに水平面上にある。
以下において、本発明の非制限的な例が、図面を参照して説明される。
図1は、本発明の実施形態のエアロゾル発生器の振動可能な構成要素の一部分の概略斜視底面図を示す; 図2は、本発明の実施形態のエアロゾル発生器の振動可能な構成要素の概略斜視平面図を示す; 図3は、本発明の実施形態のエアロゾル発生器の振動可能な構成要素の概略斜視底面図を示す; 図4は、カバー部材を有する本発明の実施形態のエアロゾル発生器の振動可能な構成要素の概略斜視平面図を示す; 図5は、図4に示された振動可能な構成要素の長手方向に切断された概略断面図を示す; 図6は、本発明の実施形態のエアロゾル発生器の筺体の下方部品の概略斜視平面図を示す; 図7は、図6に示された筺体の部品に挿入された図4に示された振動可能な構成要素を有する、上記部品の概略斜視平面図を示す; 図8は、図7に示された筺体の部品の長手方向に切断された概略断面図を示す; 図9は、図7に示された筺体の部品に取り付けられた流体リザーバーを有する、上記部品の概略斜視底面図を示す; 図10は、図9に示された筺体の部品の長手方向に切断された概略断面図を示す。
(現在の好ましい実施形態の詳細な説明)
図1は、本発明の現在の好ましい実施形態のエアロゾル発生器1(図9参照)の振動可能な構成要素4(図2参照)の前方部分2の概略斜視底面図を示す。
振動可能な構成要素4の前方部分2は、支持部材6、複数の開口部または孔(図示せず)を有する振動可能な膜8、環状のピエゾ素子(piezoelement)10および接続部分12を含む。振動可能な膜8は、支持部材6と一体化して形成される。振動可能な膜8および支持部材6は、例えばステンレス鋼等の金属によって形成される。
ピエゾ素子10は、例えば接着剤(例えば、のりまたはにかわ)を用いて、支持部材6に直接的に取り付けられる(例えば、接着される)。ピエゾ素子10は、振動可能な膜8を振動させるためのバイブレータとして機能する。
図2に示されるように、振動可能な構成要素4は、コントロール部(図示せず)に接続するための1対の電気的接点14、14’(例えば、プラグ)をさらに含む。電気的接点14、14’は、ステンレス鋼シートから打抜きされ、かつ実質的に曲げられている(すなわち、図2に示された形状に曲げられる)。電気的接点14、14’の両方とも、同じ形状を有し得るが、第1の接点14は、第2の接点14’に対して長手方向の軸を中心に180度回転されている。
電気的な接点14、14’は、フレキシブルストリップ導体16(例えば、プリント回路基板のトラックまたはストリップライン)を通じて、接続部材12およびピエゾ素子10に接続されている。フレキシブルストリップ導体16は、電気的接点14、14’および接続部材12と接続するための金の接続パッドを有する。電気的接点14、14’および接続部材12は、溶接によって(特に、抵抗スタッド溶接によって)ストリップ導体16のそれぞれの金の接続パッドに固定され、およびそれぞれの金の接続パッドと電気的に接続される。
さらに、ストリップ導体16は、図3に示されるように、ピエゾ素子10に固定され、かつピエゾ素子10と電気的に接続される。接続部材12および2つの電気的接点14、14’がストリップ導体16に溶接される接触領域または溶接領域を含む、振動可能な構成要素4の部分は、図4および5に示されるように、カバー部材18に封入され、電気的に絶縁されている。カバー部材18は、プラスチック材料によって形成される。
上記の方法によって、振動可能な構成要素4は、最小限の量の部品を用いて、簡易、確実、かつコスト的にも効率的な方法で製造され得る。
現在好ましい実施形態のエアロゾル発生器1は、下方筺体部分20(図6参照)および流体リザーバー22(図9および10参照)を有する筺体をさらに含む。
図6に示されるように、下方筺体部分20は、振動可能な構成要素4の前方部分2を支持および保持するために3つの突起部24、24’、24”(すなわち、リブ)を含む。突起部24、24’、24”は、剛性な材料(例えば硬質プラスチック、金属、セラミック等)から形成される。突起部24、24’、24”は、振動可能な構成要素4の前方部分2を垂直方向に(すなわち、軸方向に、言い換えると、下方から)、およびそれらの半径方向において支持する、階段状の上面を有する。3つの突起部24、24’、24”は、エアロゾル発生器1の筺体の第1の保持部材を形成する。
下方筺体部分20は、1対のバルブフラップ26、26’をさらに含む。バルブフラップ26、26’は、突起部24、24’、24”に向かって、および、これらの突起部から離れて、バルブフラップが回転し得るように、下方筺体部分20の残りの部分にヒンジによって取り付けられている。使用者または患者の吸入操作の間、バルブフラップ26、26’は、周囲空気がエアロゾル発生器1に流れることを可能とするように、開く。このようにして、エアロゾル発生器1によって発生されたエアロゾルは、発生器1への直接的な流路を介して導入された周囲空気とともに、使用者または患者に提供され得る。しかしながら、使用者または患者が息を吐く間、バルブフラップ26、26’は閉じており、従って、エアロゾルのエアロゾル発生器1の外側への望ましくない移動を確実に防ぐ。従って、エアロゾルの減少も、確実に防止される。
下方筺体部分20は、モールド成形、例えば、射出成形によって形成され得る。ある実施形態では、突起部24、24’、24”は、柔軟性な材料、例えば、軟質プラスチック(例えば、熱可塑性エラストマー等)によってコート、被覆または封入され得る。
振動可能な構成要素4は、図7および8に示されるように、前方部分2を突起部24、24’、24”上に載せて、下方筺体部分20に受け入れられる。これらの図から見られるように、突起部24、24’、24”は、振動可能な構成要素4の前方部分2における半径方向および軸に沿った下方向へのいかなる動きも抑制する。
特に、エアロゾル発生器1の組み立てのときに、振動可能な構成要素4の前方部分2は、まず、剛性な突起部24、24’、24”上に置かれる。これらの突起部24、24’、24”によって、エアロゾル発生器1をさらに組み立てる工程およびエアロゾル発生器1の作動中の双方において、前方部分2の安定な支持が提供され、その望ましくない動きが確実に防止される。
エアロゾル発生器1の筺体は、図9および10に示されるように、さらに、流体リザーバー22を含む。流体リザーバー22は、下方筺体部分20の上部に設置され、その結果、エアロゾル発生器1の筺体が完成される。流体リザーバー22は、モールド成形によって、例えば、射出成形によって形成され得る。
筺体および振動可能な構成要素4は、合わさってエアロゾル発生器1を形成する。
流体リザーバー22は、エアロゾル化されるべき流体(図示せず)を貯留するための流体チャンバー28を含む。流体チャンバー28は、流体チャンバー28の外部へ、すなわち、振動可能な膜8に向けて流体を案内するための開口部32を含む。流体リザーバー22は、その軸方向が、振動可能な構成要素4の前方部分2の面に対し実質的に垂直であるように配置される。
流体リザーバー22は、流体チャンバー28の開口部32より低い位置で、流体リザーバー22へ固定されるシーリング部材38をさらに含む(図10参照)。シーリング部材38は、柔軟性、弾性、および回復性のある材料、例えば軟質プラスチック(例えば、熱可塑性エラストマー、シリコーン、ラバー、O−リングシール等)によって形成される。
シーリング部材38は、重力によって、流体リザーバー22の流体チャンバー28の開口部32から、振動可能な構成要素4の振動可能な部材8へ流体を案内するように構成される。
流体リザーバー22が下方筺体部分20の上部に設置されるとき、シーリング部材38は振動可能な構成要素4の前方部分2の上面に接触する。流体リザーバー22のシーリング部材38は、従って、筺体の第2の保持部材を形成する。
シーリング部材38の弾力は、下方筺体部分20の突起部24、24’、24”に対して、振動可能な構成要素4の前方部分2を押しつける。前方部分2は、従って、軸方向および半径方向において、突起部24、24’、24”およびシーリング部材38の間に確実に保持される。従って、エアロゾル発生器1の組み立ておよび作動中、振動可能な構成要素4のいかなる望ましくない動きも、確実に防止される。
以下に、エアロゾル発生器1の作動の例が説明される。
所定の流体(例えば、液体)が、流体リザーバー22の流体チャンバー28に満たされる。続いて、流体チャンバー28の上方部分が、例えばキャップ(例えば、スクリューキャップ等)(図示せず)によって、閉められる。流体の一部は、流体チャンバー28の開口部32およびシーリング部材38を通って、振動可能な構成部材4の振動可能な膜8に隣接するように流れる。コントロール部(図示せず)の活性化(または起動)シグナルは、膜8の振動を引き起こすように、電気的接点14、14’およびストリップ導体16を介して、振動可能な構成要素4の前方部分2のピエゾ素子10に提供される。
膜18に隣接する流体は、振動している膜8の孔または開口部(図示せず)を通って運ばれ、その結果、振動している膜8の下に配置されたエアロゾル移送装置(図示せず)のエアロゾルキャビティまたはチャンバー(図示せず)中にエアロゾル化される。このようにしてエアロゾルキャビティまたはチャンバーに提供されたエアロゾルは、エアロゾル移送装置のマウスピース、ノーズピース、鼻カニューレ、気管内チューブ、人工呼吸器チューブシステム、および/またはフェイスマスク(図示せず)を通じて、使用者または患者によって吸入され得る。
充分な量の空気を供給するために、使用者または患者の吸入操作の間、下方筺体部分20のバルブフラップ26、26’は、周囲空気が流路を介して直接エアロゾル移送装置に流れることができるように、開く。このようにして、エアロゾル発生器1によって発生されたエアロゾルは、使用者または患者に、バルブフラップ26、26’によって導入された空気と共に提供される。使用者または患者が息を吐く間、バルブフラップ26、26’は閉まり、その結果、発生されたエアロゾルのエアロゾル移送装置の外側への望ましくない移動は確実に避けられる。従って、エアロゾルの減少は、確実に防止され得る。
上記の実施形態およびその変形例は、例示の目的で開示されたものにすぎず、更なる変形例が当業者の能力の範囲内において全面的に可能である。従って、添付のクレームは、当業者が、一般的および専門的な知識および経験を鑑みて上記の開示内容から達成できる、全ての変形例、置き換え、変更、省略および付加をカバーすることを意図するものである。
この振動可能な構成要素タイプのエアロゾル発生器は、DE 10 2005 006 375 A1に開示されている。特に、DE 10 2005 006 375 A1は、吸入治療用装置のためのエアロゾル発生器を開示しており、エアロゾル発生器において、少なくとも膜および発振発生器からなる発振可能なアッセンブリは、発振可能なアッセンブリと接触するフレキシブルな通路によって封入手段の中に固定されている。フレキシブルな通路は、2つの対向する側面から発振可能なアッセンブリと接触する2つのフレキシブルなシーリングリップを含む。
DE 10 2005 006 375 A1に開示されているエアロゾル発生器において、フレキシブルなシーリングリップは同じ柔軟度を示すため、エアロゾル発生器の組み立て中および/または作動中に、発振可能なアッセンブリが移動し得る(例えば傾く)リスクがある。発振可能なアッセンブリの、このような望ましくない動きは、その発振または振動に悪影響を及ぼし得、このようにして、エアロゾルの質およびエアロゾルの投薬量の精度の両方の観点から、エアロゾル発生器を損ない得る。
WO2011/083380A1は、物質のエアロゾル移送用の装置であって、マウスピース、物質を保持するチャンバー、複数の孔を有するフレキシブルな膜、および、孔を通じて、かつ、マウスピースに向けて噴出された物質のエアロゾル液滴の流れを形成するために、フレキシブルな膜を振動させるためのバイブレータを有する装置を開示する。
従って、振動可能な構成要素の正確かつ信頼できる位置調整を可能とし、その結果、エアロゾルの高品質および投薬量の高精度を保証するエアロゾル発生器についてのニーズが依然として残っている。
本発明の1つの目的は、エアロゾルを発生させるための振動可能な構成要素の正確かつ信頼できる位置調整を可能とするエアロゾル発生器を提供することである。さらに、本発明は、このエアロゾル発生器を含むエアロゾル移送装置を提供することを目的とする。これらの目的は、請求項1の技術的特徴を有するエアロゾル発生器および請求項11の技術的特徴を有するエアロゾル移送装置によって達成される。本発明の好ましい実施態様は従属項に従う。
本発明は、第1の保持部材または支持部材および第2の保持部材または支持部材を有する筺体またはケース、およびエアロゾルを発生させるための振動可能または発振可能な構成要素(例えば、振動可能また発振可能なヘッド)を含むエアロゾル発生器を提供する。振動可能な構成要素は、筺体に少なくとも部分的に収容または収納されている。振動可能な構成要素は、第1および第2の保持部材または支持部材によって接触(例えば、タッチまたは隣接)されており、かつ、第1および第2の保持部材または支持部材の間に保持されている。第1の保持部材または支持部材は、第2の保持部材または支持部材よりも柔軟性(またはフレキシブル性もしくは可撓性)、弾性(elastic)および/または回復性(resilient)が低い。第1の保持部材または支持部材は、振動可能な構成要素と接触する複数の突起部を含む。
第1の保持部材は、第2の保持部材よりも、柔軟性、弾性および/または回復性の度合いが小さい。第1の保持部材は、従って、第2の保持部材よりも、より剛性(rigid)および/または堅い(stiff)。
従って、第1の保持部材は、エアロゾル発生器の組み立ておよび作動中、安定かつ確実な方法で、振動可能な構成要素を支持するための支持体、ベアリング、台(rest)またはアバットメント(abutment)としての機能を果たすことができる。このようにして、筺体に対する振動可能な構成要素の位置調整または位置付けは、エアロゾル発生器の組み立ての間、例えば、第1の保持部材上に構成要素を載置することによって、精密に管理され得、かつ、エアロゾル発生器の組み立て処理の間中および作動の間、確実に維持され得る。このようにして、エアロゾルの高品質およびエアロゾルの投薬量の高精度が達成され得る。
振動可能な構成要素は、第1および第2の保持部材によって保持され得(すなわち、筺体に対するその所定の位置に保持され得)、特に、構成部材の第1側面から第1の保持部材によって、構成部材の第2側面から第2の保持部材によって保持され得る。第1側面は、第2側面に対向し得る。
第1の保持部材は、エアロゾル発生器の作動中に(すなわち、エアロゾル発生器が作動位置にあるときに)、実質的に第2の保持部材よりも下に配置または配列されていてもよく、または、その逆であってもよい。第1の保持部材は、エアロゾル発生器の作動中に(すなわち、エアロゾル発生器がその作動位置にあるときに)、実質的に振動可能な構成要素の下に配置または配列されていてもよく、第2の保持部材は、実質的に振動可能な構成要素の上に配置または配列されていてもよく、または、その逆であってもよい。
第2の保持部材は、実質的に柔軟性、弾性および/または回復性であり得る。第2の保持部材は、第1の保持部材に対して構成要素を押しつけ、または押すことによって、振動可能な構成要素に回復力、弾力および/またはスプリング力を適用するように構成され得る。このようにして、振動可能な構成要素は、特に確実な方法によって、適切な位置、すなわち、筺体に対する所定の位置に、保持され得る。
第2の保持部材は、実質的に柔軟性な材料、例えば、軟質プラスチック等、例えば、シリコーン、ラバー(またはゴム)、エラストマー、熱可塑性エラストマー(TPE)、顔料の色素、およびこれらの組み合わせ、例えば青色の熱可塑性エラストマー(例えば、Thermolast K HTF 2147/17,blue)等によりなり得る。
第1および/または第2の保持部材は、第1および/または第2の保持部材の機能性に影響を及ぼさないように、さらに柔軟性または剛性な、好ましくは比較的厚みの小さな、さらなる材料または成分によってコート、ケーヴ(caved)および/または積層され得る。
第1の保持部材は、振動可能な構成要素に接触するための、制限((停止)リッジ等)を設ける複数の突起部(例えば、リブ、リッジ、ベースサドル)を含む。振動可能な構成要素は、第1の保持部材によって、複数の突起部と接触するまたは複数の突起部を介して、接触され得る。振動可能な構成要素と接触する複数の突起部を有する第1の保持部材を用いることによって、振動可能な構成要素は、構成要素および第1の保持部材の間の接触領域を小さくしたとしても、筺体に対する所定の位置に安全かつ確実に保持され得る。
突起部は(例えば、リブ、リッジ等)は、実質的に剛性な材料、例えば、硬質プラスチック、グラスファイバー、金属、セラミック、これらの組み合わせ等からなり得る。

Claims (12)

  1. 第1の保持部材(24、24’、24”)および第2の保持部材(38)を有する筺体(20、22)、および
    エアロゾルを発生させるための振動可能な構成要素(4)
    を含むエアロゾル発生器(1)であって、
    振動可能な構成要素(4)は、筺体(20、22)に少なくとも部分的に収容されており、
    振動可能な構成要素(4)は、第1および第2の保持部材(24、24’、24”;38)によって接触されており、かつ上記部材間に保持されており、および
    第1の保持部材(24、24’、24”)は、第2の保持部材(38)よりも柔軟性が低い、エアロゾル発生器(1)。
  2. 第1の保持部材(24、24’、24”)は、実質的に剛性である、請求項1に記載のエアロゾル発生器(1)。
  3. 第2の保持部材(38)は、実質的に柔軟性である、請求項1または2に記載のエアロゾル発生器(1)。
  4. 第1の保持部材(24、24’、24”)は、振動可能な構成要素(4)と接触する複数の突起部を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のエアロゾル発生器(1)。
  5. 突起部は、実質的に剛性な材料からなる、請求項4に記載のエアロゾル発生器(1)。
  6. 振動可能な構成要素(4)は、振動可能な膜(8)を含む、請求項1〜5のいずれかに記載のエアロゾル発生器(1)。
  7. 振動可能な構成要素(4)は、振動可能な構成要素(4)を振動させるように構成されたバイブレーター(10)を含む、請求項1〜6のいずれかに記載のエアロゾル発生器(1)。
  8. 筺体(20、22)は、エアロゾル化されるべき流体(30)を貯留するための流体リザーバー(22)を含む、請求項1〜7のいずれかに記載のエアロゾル発生器(1)。
  9. 第2の保持部材(38)は、流体リザーバー(22)に備えられる、請求項8に記載のエアロゾル発生器(1)。
  10. 第2の保持部材(38)は、流体(30)を流体リザーバー(22)から振動可能な構成要素(4)に案内するように構成される、請求項8または9に記載のエアロゾル発生器(1)。
  11. 振動可能な構成要素(4)は、コントロール部との接続用の1以上の電気的接点(14、14’)を含む、請求項1〜10のいずれかに記載のエアロゾル発生器(1)。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のエアロゾル発生器(1)を含むエアロゾル移送装置。
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