JP2017518673A - データ伝送方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態は、データ伝送方法および装置を提供する。端末側での伝送方法が、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって基地局はエネルギー蓄積様式でデータパケットを正しく受信する、ステップを含む。それに対応して、基地局側での伝送方法が、基地局によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するステップと、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップとを含み、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである。本発明の実施形態の解決策においては、端末が、データパケットを基地局へ繰り返し送信し、基地局は、すべての繰り返し送信されるデータパケット上で結合処理を実行し、次いで復調を用いて、結合の後に入手されたデータパケットから、端末によって送信されることになる情報を入手する。基地局は、伝送電力を増大することなく、そのようなエネルギー蓄積様式でスーパー距離カバレッジを実施することができる。

Description

本発明は通信技術の分野に関し、詳細にはデータ伝送方法および装置に関する。
情報技術の継続的な発展に伴って、M2M(モバイルツーモバイル、マシンツーマシン、これは、マシンからマシンへのワイヤレス通信を指す)が、R13において提案されるであろう。オペレータたちは、M2Mサービスが、GSM(グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ、Global System for Mobile Communications:登録商標)の20dBのカバレッジエリアを超えることができると予想している。
従来の技術においては、UMTS(ユニバーサルモバイルシステム、ユニバーサルモバイル通信システム)技術は、GSMと比較してカバレッジにおいて7から8dBのゲインを有する。したがって、オペレータたちのカバレッジ要件を満たすために、M2MサービスをサポートするUMTS端末は、現在のUMTS技術に基づいて約12dBのゲインのカバレッジを増大する必要がある。現在、伝送電力を増大すること以外の効果的な解決策は見当たらない。
本発明の実施形態によるデータ伝送方法および装置を使用して、伝送電力を低減しながら遠距離カバレッジが実現される。
これを考慮して、本発明の実施形態は、下記の技術的な解決策を提供する。
第1の態様によれば、本発明の一実施形態は、データ伝送方法を提供し、この方法は、
端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって基地局はエネルギー蓄積様式でデータパケットを正しく受信する、ステップであって、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、ステップを含む。
第1の態様の第1の可能な実施様式においては、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するステップは、
端末によって、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定するステップと、
端末によって、特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、ステップとを含む。
第1の態様の第2の可能な実施様式においては、N=Mである場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するステップは、
端末によって、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、ステップを含む。
第1の態様の第1または第2の可能な実施様式に関連して、第3の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名(signatures)がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するステップは、
端末によって、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、その署名グループに従って、プリアンブル部分によって使用された署名を特定するステップをさらに含む。
第1の態様の第4の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、およびメッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=Mである場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するステップは、
端末によって、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定するステップと、
端末によって、署名グループに従って、データパケットが送信されるアクセスタイムスロットポイント、およびプリアンブル部分によって使用された署名を特定するステップと、
端末によって、特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、ステップとを含む。
第1の態様の第5の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するステップは、
端末によって、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、その署名グループに従って、プリアンブル部分によって使用された署名を特定するステップを含む。
第1の態様、または第1の態様の第1から第5の可能な実施様式のうちの任意の1つに関連して、第6の可能な実施様式においては、この方法は、
初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の回数に従って、プリアンブル部分の実際の伝送電力およびメッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するステップをさらに含む。
第2の態様によれば、本発明の一実施形態は、データ伝送方法を提供し、この方法は、
基地局によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するステップであって、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、ステップと、
基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析(parsing)を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップとを含む。
第2の態様の第1の可能な実施様式においては、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップは、
基地局によって、データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するステップと、
基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するステップとを含む。
第2の態様の第2の可能な実施様式においては、N=Mである場合には、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップは、
基地局によって、すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nであるということを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するステップと、
基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するステップとを含む。
第2の態様の第1または第2の可能な実施様式に関連して、第3の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップは、
プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定した後に、
基地局によって、署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するステップをさらに含み、
基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するステップは、
署名グループに従って特定された繰り返される送信の回数が、N=Mに従って特定された繰り返される送信の回数に等しい場合には、基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合するステップを実行するステップを含む。
第2の態様の第4の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップは、
解析を用いてプリアンブル部分から署名を入手した後に、基地局によって、その署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するステップと、
基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するステップとを含む。
第2の態様の第5の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、およびメッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップは、
基地局によって、データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分の署名が属する署名グループを特定し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するステップと、
基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するステップとを含む。
第2の態様の第6の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するステップは、
解析を用いて、受信されたプリアンブル部分から署名を入手した後に、基地局によって、その署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するステップと、
基地局によって、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するステップとを含む。
第3の態様によれば、本発明の一実施形態は、データ伝送装置を提供し、この装置は、
アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局はエネルギー蓄積様式でデータパケットを正しく受信する、送信ユニットであって、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、送信ユニットを含む。
第3の態様の第1の可能な実施様式においては、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、送信ユニットは、
プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定するように構成されている第1のタイムスロットポイント特定ユニットと、
特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、第1の送信サブユニットとを含む。
第3の態様の第2の可能な実施様式においては、N=Mである場合には、
送信ユニットは、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように特に構成されており、それによって基地局は、データパケットを正しく受信する。
第3の態様の第1または第2の可能な実施様式に関連して、第3の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、送信ユニットは、
メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、その署名グループに従って、プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第1の署名グループ特定ユニットをさらに含む。
第3の態様の第4の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、およびメッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=Mである場合には、送信ユニットは、
メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定するように構成されている第2の署名グループ特定ユニットと、
署名グループに従って、データパケットが送信されるアクセスタイムスロットポイント、およびプリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第2のタイムスロットポイント特定ユニットと、
特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、第2の送信サブユニットとを含む。
第3の態様の第5の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、送信ユニットは、
メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、その署名グループに従って、プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第3の署名グループ特定ユニットと、
データパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されている第3の送信サブユニットであって、データパケットのメッセージ部分が繰り返し送信される回数Mが、データパケットのプリアンブル部分の署名が属する署名グループに対応している、第3の送信サブユニットとを含む。
第3の態様、または第3の態様の第1から第5の可能な実施様式のうちの任意の1つに関連して、第6の可能な実施様式においては、この装置は、
初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の回数に従って、プリアンブル部分の実際の伝送電力およびメッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するように構成されている計算ユニットをさらに含む。
第4の態様によれば、本発明の一実施形態は、データ伝送装置を提供し、この装置は、
アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するように構成されている受信ユニットであって、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、受信ユニットと、
すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するように構成されている結合/解析ユニットとを含む。
第4の態様の第1の可能な実施様式においては、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、結合/解析ユニットは、
データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第1の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含む。
第4の態様の第2の可能な実施様式においては、N=Mである場合には、結合/解析ユニットは、
すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nであるということを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第2の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含む。
第4の態様の第1または第2の可能な実施様式に関連して、第3の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、結合/解析ユニットは、
プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nが特定された後に、署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第3の特定ユニットをさらに含み、
結合/解析サブユニットは、署名グループに従って特定された繰り返される送信の回数が、N=Mに従って特定された繰り返される送信の回数に等しい場合には、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するように特に構成されている。
第4の態様の第4の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、結合/解析ユニットは、
解析を用いてプリアンブル部分から署名が入手された後に、その署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第4の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含む。
第4の態様の第5の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、およびメッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、結合/解析ユニットは、
データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分の署名が属する署名グループを特定し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第5の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含む。
第4の態様の第6の可能な実施様式においては、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、結合/解析ユニットは、
解析を用いて、受信されたプリアンブル部分から署名が入手された後に、その署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第6の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含む。
第5の態様によれば、本発明の一実施形態は、データ伝送装置を提供し、この装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのネットワークインターフェースと、メモリと、少なくとも1つの通信バスとを含み、
通信バスは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのネットワークインターフェースと、メモリとの間における接続および通信を実施するように構成されており、
少なくとも1つのプロセッサは、メモリにおいて格納されているプログラム命令を実行するように構成されており、プログラム命令は、送信ユニットを含み、
送信ユニットは、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局は、エネルギー蓄積様式でデータパケットを正しく受信し、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである。
第5の態様の第1の可能な実施様式においては、プログラム命令は、計算ユニットをさらに含み、
計算ユニットは、初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の回数に従って、プリアンブル部分の実際の伝送電力およびメッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するように構成されている。
第6の態様によれば、本発明の一実施形態は、データ伝送装置を提供し、この装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのネットワークインターフェースと、メモリと、少なくとも1つの通信バスとを含み、
通信バスは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのネットワークインターフェースと、メモリとの間における接続および通信を実施するように構成されており、
少なくとも1つのプロセッサは、メモリにおいて格納されているプログラム命令を実行するように構成されており、プログラム命令は、受信ユニットおよび結合/解析ユニットを含み、
受信ユニットは、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するように構成されており、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mであり、
結合/解析ユニットは、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するように構成されている。
本発明の実施形態によるハンドオーバー方法および装置においては、端末が、データパケットを基地局へ繰り返し送信し、基地局は、すべての繰り返し送信されるデータパケット上で結合処理を実行し、次いで復調を用いて、結合の後に入手されたデータパケットから、端末によって送信されることになる情報を入手する。基地局は、伝送電力を増大することなく、そのようなエネルギー蓄積様式でスーパー距離カバレッジを実施することができる。
本発明技術の実施形態における技術的な解決策をより明確に説明するために、以降では、それらの実施形態または従来技術を説明する上で必要とされる添付の図面を簡単に説明する。明らかに、以降の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当技術分野における標準的な技術者なら、それでもなお、創造的な取り組みを伴わずにこれらの添付の図面からその他の図面を導き出すことができる。
本発明の一実施形態による、基地局側でのデータ伝送方法の概略図である。 本発明の一実施形態による、基地局がデータパケットを正しく受信する様式1のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、基地局がデータパケットを正しく受信する様式2のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、基地局がデータパケットを正しく受信する様式3のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、基地局がデータパケットを正しく受信する様式4のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、基地局がデータパケットを正しく受信する様式5のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、基地局がデータパケットを正しく受信する様式6のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、基地局側でのデータ伝送装置の概略図である。 本発明の一実施形態による、基地局側でのデータ伝送装置のハードウェア構成の概略図である。
本発明の実施形態における解決策を当業者がよりよく理解することを可能にするために、以降では、本発明の実施形態について、添付の図面および実施様式を参照しながら、より詳細に説明する。
本発明の実施形態において提供されるデータ伝送解決策は、UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズ技術)のスーパー距離カバレッジを実施することである。スーパー距離カバレッジがカバレッジエリアの観点から理解される場合には、10キロメートルを超えるカバレッジエリアのケースが、スーパー距離カバレッジとして定義されることが可能であり、またはスーパー距離カバレッジが適用シナリオの観点から理解される場合には、海面または砂漠などのオープンシナリオに適用されるケースが、スーパー距離カバレッジとして定義されることが可能である。
カバレッジエリアの増大は一般に、伝送電力を増大することによって実施されることが可能である。しかしながら、電力消費を増大することに加えて、伝送電力の増大は、ユーザ間の干渉をさらに増大して、遠近効果をもたらす場合がある。したがって、本発明は、新たなデータ伝送解決策を提供し、それによって、伝送電力を増大することなく、伝送電力を低減することさえ行いながら、スーパー距離カバレッジが実施される。
本発明の実施形態によるデータ伝送プロセスは、基地局側および端末側の両方を含む。基地局および端末は、スーパー距離カバレッジを実施するために互いに協力する必要がある。端末は、データパケットを繰り返し送信し、基地局は、端末によって繰り返し送信されたデータパケットを1つずつ繰り返し受信して解析し、解析を用いてデータパケットから入手された情報を結合して、端末からデータパケットを正しく受信するという目的を達成する。
すなわち、スーパー距離カバレッジシナリオにおいて、非スーパー距離カバレッジシナリオにおける伝送電力が依然として使用されている場合には、基地局は、端末によって送信されたデータパケットを受信することができるが、チャネル品質または外部干渉の影響に起因して、基地局は、解析を用いてデータパケットにおける情報を正しく入手することができない、すなわち、基地局は、データパケットを正しく受信することができない。
本発明の実施形態においては、基地局と端末との間におけるチャネルの品質またはそのチャネルによって遭遇される干渉は時間とともに変わる場合があるということを考慮して、端末は、データパケットを基地局へ複数回繰り返し送信し、基地局は、毎回受信されたデータパケットを解析し、解析を用いてデータパケットから入手された情報を結合して、データパケットを正しく受信する。
以降では、端末側からの本発明の一実施形態によるデータ伝送プロセスを最初に説明する。
端末が、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって基地局は、エネルギー蓄積様式でデータパケットを正しく受信し、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである。
M2Mサービスのカバレッジ要件を満たすために、端末は、送信されるべきM2Mデータパケットを複数回PRACH(Physical random access channel、物理ランダムアクセスチャネル)またはE−RACH(Enhancement random access channel、拡張ランダムアクセスチャネル)上で繰り返し伝送する。プリアンブル部分プリアンブルが、N回繰り返し送信され、メッセージ部分メッセージが、M回繰り返し送信され、NおよびMは両方とも、正の整数である。
実際の用途の要件に従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数と、メッセージ部分が繰り返し送信される回数との間に下記の2つの関係が存在する場合がある。
(1)N=M>1; このような関係は、プリアンブル部分およびメッセージ部分が両方とも繰り返し送信される必要があり、プリアンブル部分およびメッセージ部分が同じ回数にわたって繰り返し送信されるということを示している。
(2)N=1、およびM>1; このような関係は、プリアンブル部分が繰り返し送信されず、メッセージ部分が繰り返し送信されるということを示している。
この実施形態においては、端末は、データパケットを基地局へ繰り返し送信する。基地局がデータパケットを正しく受信することができることを確実にするために、基地局は、繰り返される送信を端末が実行する回数をあらかじめ知らされる必要がある。次いで基地局は、プリアンブルをN回受信し、メッセージをM回受信し、結合および解析をさらに実行して、端末によって送信された情報を入手することができる。プリアンブルとメッセージとの間における2つの関係を参照しながら、以降では、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる解決策について説明する。
(1)N=M>1という関係に関しては、下記の実施解決策が、本発明の実施形態において提供される。
実施形態1
端末が、アクセスタイムスロットポイントを使用することによって、プリアンブル部分が繰り返される回数Nを基地局に知らせる、すなわち、基地局は、N=Mであるので、メッセージ部分が繰り返される回数Mを知らされる。対応する実施解決策は、次のとおりである。データパケットを送信する前に、端末は、プリアンブルが繰り返される回数Nに従って対応するアクセスタイムスロットポイントを最初に特定し、次いで、その特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信する。
存在している15個のアクセスタイムスロットポイントが分割され、別々のアクセスタイムスロットポイントにおいてアクセスを実行する場合に、端末は、プリアンブルが繰り返し送信される異なる回数を使用する、すなわち、アクセスタイムスロットポイントは、プリアンブルが繰り返される回数に対応している(これはまた、N=Mであるので、アクセスタイムスロットポイントと、メッセージが繰り返し送信される回数との間における対応を確立することに等しい)。この対応は、基地局上で構成され、基地局によって、対応する端末へブロードキャスティング形式で配信される。
たとえば、1、2、3、および4と番号が付けられたアクセスタイムスロットポイントはそれぞれ、プリアンブルを1回、3回、2回、および7回繰り返すことに対応していることが可能であり、すなわち、アクセスタイムスロットポイントは、プリアンブルが繰り返される回数と1対1の対応関係にあり、または前述の例におけるアクセスタイムスロットポイントはそれぞれ、プリアンブルを1回、3回、2回、および3回繰り返すことに対応していることが可能であり、すなわち、1対1の対応関係の代わりに、アクセスタイムスロットポイントと、プリアンブルが繰り返される回数との間にマッピング関係のみがある。
特に、プリアンブルが繰り返し送信される回数を知る際に、端末が、自分がアクセスを実行するアクセスタイムスロットポイントを知ることができるならば、および端末がデータを送信するアクセスタイムスロットポイントを知る際に、基地局が、プリアンブルが繰り返し送信される対応する回数を知ることができるならば、アクセスタイムスロットポイントと、プリアンブルが繰り返される回数との間における対応および対応する様式は、本発明のこの実施形態においては限定されないことが可能である。
前述の様式においては、たとえば、アクセスタイムスロットポイント2は、プリアンブルを3回繰り返すことに対応しており、端末がプリアンブルを3回繰り返し送信する必要がある場合には、端末は、アクセスタイムスロットポイント2を、データパケットが繰り返し送信されるアクセスタイムスロットポイントとして使用し、そのタイムスロットポイントにおいてプリアンブル情報が3回繰り返し送信される。それに対応して、基地局がアクセスタイムスロットポイント2においてデータパケットを受信した場合には、基地局は、知られている対応に従って、端末が現在プリアンブルを3回繰り返し送信する必要があるということを知ることができる。
プリアンブル部分およびメッセージ部分は、同じ回数(すなわち、N=M)にわたって繰り返し送信されるので、基地局がプリアンブルが繰り返される回数を知る場合には、基地局はメッセージが繰り返される回数を知り、メッセージが繰り返される回数に従って、結合および解析を実行して、端末によって送信された情報を入手する。
実施形態2
N=M>1という関係においては、前述の実施形態1における、プリアンブルが繰り返し送信される回数を基地局に知らせるためにアクセスタイムスロットポイントを使用することに加えて、端末は、データパケットを繰り返し送信するためにアクセスタイムスロットポイントをさらにランダムに選択することができる(すなわち、アクセスタイムスロットポイントと、プリアンブルが繰り返される回数Nとの間における対応がなく、端末は、任意のアクセスタイムスロットポイントにおいてランダムアクセスオペレーションを実行することができる)。
この解決策に対応して、基地局は、常にプリアンブル受信状態にあり、プリアンブル情報をデコードすることを絶えず試みている。すなわち、基地局がプリアンブルを受信するたびに、基地局は、解析を用いて、プリアンブルによって使用された署名が正しく入手されることが可能であるかどうかを特定するために結合および解析を1回実行することを試みることができる。
プリアンブルが繰り返し送信される回数Nが3である場合には、一般には、基地局は、プリアンブルを1回または2回受信した後に復調を用いてプリアンブル情報を正しく入手することができず、したがって基地局は、プリアンブルから端末によって使用された署名を入手することができない。基地局がプリアンブルを3回受信し、それらのプリアンブルを結合した後にのみ、基地局は、解析を用いて署名を正しく入手することができる。このように、デコードおよび蓄積のカウントを実行することを絶えず試みる様式においては、基地局は、プリアンブルが繰り返し送信される回数Nを正しく入手すること、およびN=Mに従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mをさらに知ることも可能である。
実施形態3
実施形態1においては、アクセスタイムスロットポイントと、プリアンブル部分が繰り返される回数との間における対応があり、したがって基地局は、プリアンブルが受信されるアクセスタイムスロットポイントを使用することによって、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定し、M=Nに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数をさらに特定することができる。実施形態2においては、対応はないが、基地局は、解析および蓄積のカウントを用いてプリアンブルの署名を入手することを絶えず試みる様式において、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定し、M=Nに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数をさらに特定することができる。
実際の適用プロセスにおいては、チャネルの量が任意の時点において変わる場合があるということを考慮すると、基地局による繰り返し回数を特定する際の精度が影響される場合がある。
たとえば、端末がプリアンブルを繰り返し送信する回数Nが4であり、現在のチャネル品質が良好であり、3回端末によって送信されたプリアンブルを基地局が受信および結合した後に解析を用いて署名が正しく入手されていると、このケースにおいては、基地局は、N=M=3と誤って特定する可能性がある。
基地局による繰り返し回数を特定する際の精度を確実にするために、N=Mという関係に対応して、本発明は、プリアンブルが繰り返される回数Nが特定された後に別の解決策を使用することによって、メッセージが繰り返される回数Mを特定し、メッセージが繰り返される回数Mを使用することによって、実施形態1および実施形態2において特定された繰り返し回数の精度を検証するために基地局によって使用される実施形態3をさらに提供する。
具体的な考えは、次のとおりである。基地局がメッセージ部分を繰り返し送信する回数Mが、プリアンブル部分の署名が属する署名グループに対応している。対応する実施解決策は、次のとおりである。データパケットを送信する前に、端末は、メッセージが繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを最初に検索し、見つかった署名グループからプリアンブル部分によって使用された署名を特定し、次いでデータパケットを繰り返し送信する。
プリアンブル部分が署名を含んでいるということを考慮すると、いったん基地局がプリアンブル部分を正しく受信すれば、基地局は、復調を用いて署名を正しく入手することができ、したがって、この実施形態においては、存在している16個の署名がグループ化されることが可能であり、それによって、別々の署名グループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応しており、すなわち、署名グループは、メッセージが繰り返される回数に対応している(N=Mであるので、ここでは、それはまた、署名グループと、プリアンブルが繰り返し送信される回数との間における対応を確立することに等しい)。
たとえば、1、2、3、および4と番号が付けられた署名グループはそれぞれ、メッセージを2回、3回、5回、および7回繰り返すことに対応していることが可能であり、すなわち、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間において1対1の対応関係があり、または前述の例における署名グループはそれぞれ、メッセージを2回、3回、2回、および5回繰り返すことに対応していることが可能であり、または署名グループ1から3は、メッセージを2回繰り返すことに対応しており、署名グループ4および5は、メッセージを3回繰り返すことに対応している、といった具合であり、すなわち、1対1の対応関係の代わりに、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間にマッピング関係のみがある。
特に、メッセージが繰り返し送信される回数を特定する際に、端末が、プリアンブル部分によって使用されることが可能である署名を知ることができるならば、および解析を用いて、端末から送信されたプリアンブルから署名を入手した後に、基地局が、メッセージが繰り返し送信される対応する回数を知ることができるならば、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応および対応する様式は、本発明のこの実施形態においては限定されないことが可能である。
このように、アクセスタイムスロットを使用することによって、または解析を実行することを絶えず試みることなどの様式で、プリアンブルが繰り返し送信される回数Nを特定し、解析を用いてプリアンブルから署名を入手した後に、基地局は、その署名が属する署名グループに従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mを特定することができる。この様式は、チャネル品質の変化によって影響されず、高い精度を有し、したがって、実際のニーズに従って、この様式は、実施形態1および実施形態2における解決策において特定される繰り返される送信の回数の精度を検証するために使用されることが可能である。
加えて、実施形態3において提供されている解決策に基づいて、すなわち、署名グループと、繰り返される送信の回数との間における対応が事前に確立され、基地局および端末は、その対応をあらかじめ知らされ、それによって、端末によって送信されるデータパケットは次の要件を満たすということに留意されたい。
プリアンブル部分によって使用された署名が属する署名グループは、繰り返される送信の回数に対応している。これに基づいて、解析を用いて署名を入手した後に(署名は、前に紹介したアクセスタイムスロットポイントを使用することによって、または解析を実行することを絶えず試みることなどの様式で入手されるが、これは、本発明のこの実施形態においては特に限定されないことが可能である)、基地局は、署名グループと、繰り返し回数との間における対応に従って、プリアンブルが繰り返し送信される回数、およびメッセージが繰り返し送信される回数をさらに直接特定することができる。
すなわち、実施形態3において提供されている解決策に基づいて、繰り返される送信の回数を基地局が特定するための2つの解決策があり、それらが、以降で説明される。
実施形態4
N=M>1という関係においては、端末が、次の2つの対応を使用することによって、プリアンブルが繰り返し送信される回数、およびメッセージが繰り返し送信される回数を基地局にさらに知らせることができる。
上述のように、存在している16個の署名がグループ化され、それによって、別々の署名グループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応しており、すなわち、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応が確立され(N=Mであるので、そこでは、それはまた、署名グループと、プリアンブルが繰り返される回数との間における対応を確立することに等しい)、加えて、さらに、存在している15個のアクセスタイムスロットポイントが分割され、それによって、署名グループと、アクセスタイムスロットポイントとの間における対応が確立される。
この実施形態における両方の対応は、基地局上で構成され、次いで基地局によってブロードキャスティング様式で端末へ配信されることが可能であり、すなわち、基地局および端末は両方とも、これらの2つの対応をあらかじめ知ることができるということに留意されたい。
対応する実施解決策は、次のとおりである。データパケットを送信する前に、端末は、メッセージが繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを最初に特定し、次いでその署名グループに従って次の2つの情報を特定する。最初のは、署名グループに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定することであり、それによってデータパケットは、その後、そのアクセスタイムスロットポイントにおいて繰り返し送信され、もう1つのは、署名グループからプリアンブル部分によって使用された署名を選択することである。
このように、端末によって繰り返し送信されたデータパケットを受信した後に、基地局は、アクセスタイムスロットポイントに従って、対応する署名グループを最初に特定し、その署名グループに従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mをさらに特定することができる。
(2)N=1およびM>1という関係に関しては、下記の実施解決策が、本発明の実施形態において提供される。
実施形態5
この実施形態においては、プリアンブル部分は繰り返し送信されないが、メッセージ部分は繰り返し送信される。したがって基地局は、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを知らされる必要はない。しかしながら、メッセージ部分における情報を正しく受信して復調するために、基地局は依然として、特定の様式においては、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを知らされる必要がある。具体的な様式は、下記のとおりである。
存在している16個の署名がグループ化され、それによって、別々の署名グループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数Mに対応しており、すなわち、署名グループと、メッセージが繰り返し送信される回数との間における対応が確立され、その対応は、基地局上で構成され、基地局によって、対応する端末へブロードキャスティング形式で配信され、すなわち、端末および基地局は両方とも、その対応をあらかじめ知ることができる。このように、解析を用いて、受信されたプリアンブルから署名を正しく入手した後に、基地局は、対応を使用することによって、メッセージ部分が繰り返される回数を特定することができる。
署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応および対応する様式は、本発明のこの実施形態においては限定されないことが可能であるということに留意されたい。具体的なプロセスに関しては、前述の紹介に対して参照が行われることが可能であり、詳細はここでは説明されない。
前に紹介した実施形態1から5を使用することによってデータパケットが基地局へ繰り返し送信される場合には、そのデータパケットは、既存のプロトコルにおいて指定されているプリアンブルおよびメッセージの初期伝送電力で送信されることが可能であるということに留意されたい(その電力は、プリアンブルが1回だけ伝送されてメッセージが1回だけ伝送されるケースに対応している)。
加えて、本発明の解決策においてはデータパケットが繰り返し送信されるということを考慮して、繰り返される伝送における電力の浪費を回避するために、データパケットの伝送電力を低減するための下記の解決策がさらに提供される。
実施形態6
特に、データパケットを繰り返し送信する前に、端末が、初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の量に従って、プリアンブル部分の実際の伝送電力およびメッセージ部分の実際の伝送電力を最初に別々に計算し、次いで、計算を用いて入手された実際の伝送電力に従ってプリアンブルおよびメッセージを繰り返し送信する。
プリアンブル部分が繰り返し送信される回数と、メッセージ部分が繰り返し送信される回数との間における関係に従ってプリアンブルの実際の伝送電力およびメッセージの実際の伝送電力を計算する様式は、2つの特定のケースにおいて考えられることが可能である。
加えて、ランダムアクセスプロセスは、R99ランダムアクセスプロセス(使用されるチャネルはPRACHである)、および拡張ランダムアクセスプロセス(使用されるチャネルはE−RACHである)という2つの特定の実施シナリオへと分類されることが可能であるということを考慮して、以降では、特定のケースおよびシナリオを参照しながら電力計算プロセスについて説明する。
(1)N=M>1という関係に関しては、下記の2つのケースがある。
(a)PRACHシナリオにおけるプリアンブルの実際の伝送電力およびメッセージの実際の伝送電力を計算するプロセス:
プリアンブル部分が繰り返し伝送されない場合には、プリアンブル部分の最終的な伝送電力Pを計算する様式は、P=P0+S×nであり、P0は、プリアンブル部分の初期伝送電力であり、Sは、プリアンブルの伝送電力ランプステップであり、nは、プリアンブルのランピング回数であり、P0、S、およびnはすべて、高いレイヤによって配信され、
プリアンブル部分がN回繰り返し伝送される場合には、1/Nの電力で伝送することは、プリアンブル部分を正しく受信するという目的を達成することができ、したがって、最終伝送の伝送電力を低減するために、プリアンブル部分の実際の伝送電力は、P/Nであることが可能であり、プリアンブル部分の実際の伝送電力を計算する具体的なプロセスは、P/N=P0/N+S×n/Nである。
このプロトコルにおいては、メッセージ部分の伝送電力は、プリアンブル部分の伝送電力に従った計算を用いて入手される。したがって、計算を用いてプリアンブルの実際の伝送電力が入手された後には、既存の方法に従った計算を用いてメッセージ部分の実際の伝送電力が入手されることが可能であり、その既存の方法は、ここではさらに紹介されない。加えて、メッセージ部分の伝送電力は特に、コントロール情報伝送電力およびデータ情報伝送電力へと分類されるということに留意されたい。
(b)E−RACHシナリオにおけるプリアンブルの実際の伝送電力およびメッセージの実際の伝送電力を計算するプロセス:
N=M>1という関係に関しては、E−RACHシナリオにおける実際の伝送電力を計算するプロセスは、PRACHシナリオにおける計算プロセスと同じである。参照が特に前述の紹介に対して行われることが可能であり、詳細はここでは説明されない。
(2)N=1およびM>1という関係に関しては、
この関係においては、プリアンブル部分は繰り返し送信されず、したがってプリアンブルは、既存のプロトコルにおいて指定されている初期伝送電力で伝送されることが可能であるが、メッセージ部分は、M回繰り返し送信される必要があり、既存のプロトコルにおいては、メッセージ部分の送信電力は、プリアンブル部分の電力に従って設定される。
したがって、メッセージ部分の伝送電力の浪費を回避するために、およびメッセージ部分が基地局によって正しく受信されることが可能であることを確実にするために、メッセージ部分の伝送電力が適切に低減されることが可能である。特に、メッセージ部分の伝送電力を低減することは、コントロール情報伝送電力を低減すること、およびデータ情報伝送電力を低減することへと分類されることが可能である。
(a)PRACHシナリオにおけるメッセージの実際の伝送電力を計算するプロセスは、下記のとおりである。
RNC(Radio Network Controller、無線ネットワークコントローラ)が、システムブロードキャストメッセージを使用することによって、パラメータPp-mを配信し、端末は、知られているPpreambleに従って、計算を用いて、高いレイヤによって配信されたPp-m、メッセージ部分が繰り返し送信される回数M、メッセージ部分のコントロール情報およびデータ情報の送信電力を入手することができる。
特に、計算ルールPp-m=Pmessage-control−Ppreambleが使用される。
p-mおよびPpreambleは知られているので、Pmessage-controlは、前述の方程式に従った計算を用いて入手されることが可能である。この計算様式においては、Pmessage-controlは、伝送が1回だけ実行される場合のメッセージ部分のコントロール情報の伝送電力の値を表している。本発明の解決策においてはメッセージ部分がM回繰り返し伝送される必要があるということを考慮すると、メッセージ部分のコントロール情報の実際の伝送電力は、Pmessage-control/Mである。
加えて、メッセージ部分のデータ情報の伝送電力は、メッセージ部分のコントロール情報に従って設定される(メッセージ部分のデータ情報と、メッセージ部分のコントロール情報との間における電力比率を表すために電力オフセットが使用される)。したがって、メッセージ部分のコントロール情報とデータ情報との電力オフセットが知られた後に、メッセージ部分のデータ情報の実際の伝送電力が知られることが可能である。
あるいは、
RNCが、システムブロードキャストメッセージを使用することによって、パラメータPp-m、およびメッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを配信し、端末は、知られているPpreamble、および高いレイヤによって配信されたパラメータPp-mに従って、メッセージ部分のコントロール情報およびデータ情報の送信電力を入手することができる。
特に、計算ルールM×Pp-m=Pmessage-control−M×Ppreambleが使用される。
p-m、Ppreamble、およびMは知られているので、Pmessage-controlは、前述の方程式に従った計算を用いて入手されることが可能である。この計算様式においては、Pmessage-controlは、繰り返される伝送がM回実行される場合のメッセージ部分のコントロール情報の実際の伝送電力を表している。
加えて、メッセージ部分のデータ情報の伝送電力は、メッセージ部分のコントロール情報に従って設定される(メッセージ部分のデータ情報と、メッセージ部分のコントロール情報との間における電力比率を表すために電力オフセットが使用される)。したがって、メッセージ部分のコントロール情報とデータ情報との電力オフセットが知られた後に、メッセージ部分のデータ情報の実際の伝送電力が知られることが可能である。
(b)E−RACHシナリオにおけるメッセージの実際の伝送電力を計算するプロセスは、下記のとおりである。
RNCが、システムブロードキャストメッセージを使用することによって、パラメータPp-eを配信し、端末は、知られているPpreamble、高いレイヤによって配信されたパラメータPp-e、および、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに従って、メッセージ部分のコントロール情報およびデータ情報の送信電力を入手することができる。
特に、計算ルールPp-e=Pdpcch−Ppreambleが使用される。
p-eおよびPpreambleは知られているので、Pdpcchは、前述の方程式に従った計算を用いて入手されることが可能である。この計算様式においては、Pdpcchは、伝送が1回だけ実行される場合のメッセージ部分のコントロール情報の伝送電力の値を表している。本発明の解決策においてはメッセージ部分がM回繰り返し伝送される必要があるということを考慮すると、メッセージ部分のコントロール情報の実際の伝送電力は、Pdpcch/Mである。
加えて、メッセージ部分のデータ情報の伝送電力は、メッセージ部分のコントロール情報に従って設定される(メッセージ部分のデータ情報と、メッセージ部分のコントロール情報との間における電力比率を表すために電力オフセットが使用される)。したがって、メッセージ部分のコントロール情報とデータ情報との電力オフセットが知られた後に、メッセージ部分のデータ情報の実際の伝送電力が知られることが可能である。
あるいは、
RNCが、システムブロードキャストメッセージを使用することによって、パラメータPp-e、およびメッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを配信し、端末は、知られているPpreamble、および高いレイヤによって配信されたパラメータPp-eに従って、メッセージ部分のコントロール情報およびデータ情報の送信電力を入手することができる。
特に、計算ルールM×Pp-e=Pdpcch−M×Ppreambleが使用される。
p-e、Ppreamble、およびMは知られているので、Pdpcchは、前述の方程式に従った計算を用いて入手されることが可能である。この計算様式においては、Pdpcchは、繰り返される伝送がM回実行される場合のメッセージ部分のコントロール情報の実際の伝送電力を表している。
加えて、メッセージ部分のデータ情報の伝送電力は、メッセージ部分のコントロール情報に従って設定される(メッセージ部分のデータ情報と、メッセージ部分のコントロール情報との間における電力比率を表すために電力オフセットが使用される)。
したがって、メッセージ部分のコントロール情報とデータ情報との電力オフセットが知られた後に、メッセージ部分のデータ情報の実際の伝送電力が知られることが可能である。
本発明の一実施形態によるデータ伝送プロセスが、上では端末側から説明されており、以降では、基地局側でのデータ伝送プロセスを紹介する。
図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による、基地局側でのデータ伝送方法の概略図であり、この方法は、下記を含むことができる。
ステップ101: 基地局が、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信し、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである。
ステップ102: 基地局は、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手する。
端末側でのデータ伝送プロセスの前述の紹介を参照すれば、端末は、M2Mデータパケットを基地局へ繰り返し送信することができ、それに対応して、端末によって繰り返し送信されたすべてのデータパケットを受信した後に、基地局は、それらのデータパケットを結合および解析し、復調を用いて、メッセージ部分に含まれている情報を入手することができるということが知られることが可能である。
特に、端末によってデータパケットを送信する5つの実施形態を参照しながら、本発明のこの実施形態においては、基地局がデータパケットを正しく受信する下記の6つの様式が提供され、以降では、説明が1つずつ提供される。
様式1
実施形態1における、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる前述の解決策、すなわち、N=M>1であり、かつプリアンブルが繰り返し送信される回数と、アクセスタイムスロットポイントとの間における対応が確立されている解決策に関して、基地局がデータパケットを正しく受信する様式1が、本発明のこの実施形態において提供される。具体的には、図2において示されているフローチャートを参照されたい。
ステップ201: 基地局は、データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定する。
ステップ202: 基地局は、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ203: 基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
端末および基地局は両方とも、プリアンブルが繰り返し送信される回数と、アクセスタイムスロットポイントとの間における対応をあらかじめ知っているということが前述の紹介から知られることが可能である。したがって、端末によって送信されたプリアンブルを受信した後に、基地局は、プリアンブルに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定し、アクセスタイムスロットポイントと、プリアンブルが繰り返し送信される回数との間における対応に従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nをさらに特定することができる。
さらに、メッセージが繰り返される回数Mは、プリアンブルが繰り返される回数Nと同じである。したがって基地局は、プリアンブル部分およびメッセージ部分を正しく受信すること、ならびに解析を用いてメッセージから、端末によって伝送された情報を入手することが可能である。
この実施様式に対応して、端末と基地局との間における対話プロセスが、下記のように考えられることが可能である。
最初に、存在している15個のアクセスタイムスロットポイントがグループ化され、アクセスタイムスロットポイントと、プリアンブルが繰り返される回数との間における対応が確立され、その対応は、基地局上で構成され、対応する端末へ基地局によってブロードキャスティング形式で配信される。すなわち、端末および基地局が両方とも、事前に確立された対応を情報対話の前に共有することが確実にされる。
次いで、端末は、あらかじめ知られている対応を参照して、プリアンブルが繰り返される回数Nに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定し、そのアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを繰り返し送信し、データパケットのプリアンブル部分およびメッセージ部分が、同じ回数にわたって繰り返し送信される。
最後に、基地局は、あらかじめ知られている対応を参照して、プリアンブルが繰り返される時間のものである、かつデータパケットが受信されるタイムスロットポイントに対応している量Nを特定し、N=Mに従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mを特定し、メッセージ部分を受信および結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から、端末によって伝送された情報を入手する。
様式2
実施形態2における、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる前述の解決策に関して、基地局がデータパケットを正しく受信する様式2が、本発明において提供される。具体的には、図3において示されているフローチャートを参照されたい。
ステップ301: 基地局は、すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nであるということを特定する。
ステップ302: 基地局は、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ303: 基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
基地局が、端末によって送信されたプリアンブルを受信するたびに、基地局は、結合および解析の様式でプリアンブル情報を復調することを試みる。
復調を用いてプリアンブル情報が正しく入手されることが可能である場合には、それは、プリアンブル部分の繰り返される送信を端末が完了したということを示している。基地局は、受信回数に従って、プリアンブルが繰り返し送信される回数Nを特定し、M=Nに従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mをさらに特定し、次いで解析を用いて、端末によって伝送された情報を正しく入手することができる。
復調を用いてプリアンブル情報が正しく入手されることが可能でない場合には、それは、プリアンブルの繰り返される送信を端末が完了していないということを示している。基地局は、復調を用いてプリアンブル情報が正しく入手されることが可能になるまで、端末によって繰り返し送信されるプリアンブルを引き続き待って受信し、プリアンブルを復調することを絶えず試みる必要がある。
この実施様式に対応して、端末と基地局との間における対話プロセスが、下記のように考えられることが可能である。
最初に、端末は、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいて基地局へデータパケットを繰り返し送信し、データパケットのプリアンブル部分およびメッセージ部分は、同じ回数にわたって繰り返し送信される。
次いで基地局は、常にプリアンブル受信状態にあることが可能である。プリアンブルが受信されるたびに、基地局は、復調を用いてプリアンブル情報が正しく入手されることが可能になるまで、受信回数に関して蓄積のカウントを1回実行し、同時に結合および解析を1回実行することを試みる。このケースにおいては、プリアンブルが繰り返し送信される回数Nとして、蓄積のカウントの値が使用されることが可能である。
最後に、基地局は、N=Mに従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mを特定し、メッセージが繰り返し送信される回数Mに従ってメッセージ部分を受信および結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から、端末によって伝送された情報を入手する。
様式3
実施形態3における、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる前述の解決策、すなわち、署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応している解決策に関して、基地局がデータパケットを正しく受信する様式3が、本発明において提供される。具体的には、図4において示されているフローチャートを参照されたい。
ステップ401: 基地局は、データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ402: 解析を用いて、プリアンブル部分によって使用された署名を入手する。
ステップ403: 署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ404: 2つの様式で特定されたMの値が同じである場合には、基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
あるいは、
ステップ401’: 基地局は、すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nであるということを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ402: 解析を用いて、プリアンブル部分によって使用された署名を入手する。
ステップ403: 署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ404: 2つの様式で特定されたMの値が同じである場合には、基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
すなわち、プリアンブルが繰り返し送信される回数Nを特定した後に、M=Nに従って、メッセージが繰り返し送信される回数を特定することに加えて、メッセージが繰り返し送信される回数が、署名が属する署名グループに従って特定されることも可能であり、次いで、基地局による繰り返し回数を特定する際の精度を確実にするために、2つの様式で特定された繰り返される送信の回数が同じであるかどうかが特定される。特に、署名と署名グループとの間における対応、および署名グループと、メッセージが繰り返し送信される回数との間における対応に関しては、前述の紹介に対して参照が行われることが可能であり、詳細はここでは説明されない。
この実施形態における署名は下記の2つの機能を有するということが理解されることが可能である。
最初に、復調を用いてプリアンブルから署名を入手した後に、基地局が、その署名が別の端末によって使用されているかどうかを特定し、その署名が別の端末によって使用されていない場合には、基地局は、メッセージ部分をM回送信するプロセスを実行するよう端末に指示することができる。
第2に、復調を用いて入手された署名が属する署名グループが、署名と署名グループとの間における対応に従って見つけられ、さらに、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mが、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応に従って特定され、この値は、解析を用いて、端末によって伝送された情報を正しく入手するためにMの値を基地局が後で使用することができることを確実にする目的で、M=Nの様式で特定されたMの値の精度を検証するために使用される。
2つの様式で特定されたMの値が異なる場合には、署名グループと、繰り返し回数との間における対応を使用することによってMが特定される様式は、チャネル品質によって影響されず、高い精度を有するということを考慮して、その後にメッセージ部分を結合および解析するために、この様式で特定されたMの値が優先することができるということに留意されたい。あるいは、2つの様式で特定されたMの値が異なる場合には、処理のために、その他の様式、たとえば、2つの様式で特定されたMの値を破棄すること、およびデータパケットを再送するよう端末に指示することがさらに使用されることが可能であるが、これは、本発明のこの実施形態においては特に限定されないことが可能である。
様式4
実施形態3における、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる前述の解決策、すなわち、プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応している解決策に関して、基地局がデータパケットを正しく受信する様式4が、本発明において提供される。具体的には、図5において示されているフローチャートを参照されたい。
ステップ501: 基地局は、解析を用いてプリアンブル部分から署名を入手する。
ステップ502: 署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ503: 基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
この様式においては、復調を用いてプリアンブル情報を入手した後に、基地局は、プリアンブル部分によって使用された署名をプリアンブル情報から取得し、その署名が属する署名グループを特定し、署名グループと、繰り返される送信の回数との間における事前に構成された対応に従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mをさらに特定し、解析を用いて、端末によって伝送された情報を正しく入手することができる。
基地局は次の様式でプリアンブル情報を復調することができるということに留意されたい。最初に、アクセスタイムスロットポイントと、繰り返される送信の回数との間における対応を事前に構成し、その対応に従ってプリアンブル部分を正しく受信し、復調を用いてプリアンブル情報を入手し、第2に、基地局は、常にプリアンブル受信状態にあり、プリアンブルが受信されるたびに、基地局は、復調を用いてプリアンブル情報が正しく入手されるまで、結合および解析を1回実行することを試みる。
解析を実行することを絶えず試みる様式で復調を用いてプリアンブル情報が入手される一例が使用され、端末と基地局との間における対話プロセスが、下記のように考えられることが可能である。
最初に、存在している16個の署名がグループ化され、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応が確立され、その対応は、基地局上で構成され、基地局によって、対応する端末へブロードキャスティング形式で配信される。すなわち、端末および基地局が両方とも、事前に確立された対応を情報対話の前に共有することが確実にされる。
次いで、端末は、あらかじめ知られている対応を参照して、メッセージが繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、プリアンブル部分によって使用された署名をその署名グループから選択し、すなわち、データパケットのプリアンブル部分によって使用された署名が属する署名グループが、データパケットのメッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応している。次いで、端末は、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいて基地局へデータパケットを繰り返し送信することができ、データパケットのプリアンブル部分およびメッセージ部分は、同じ回数にわたって繰り返し送信される。
次いで基地局は、常にプリアンブル受信状態にある。プリアンブルが受信されるたびに、基地局は、復調を用いてプリアンブル情報が正しく入手されることが可能になるまで、結合および解析を1回実行することを試みる。このケースにおいては、プリアンブル部分によって使用された署名は、解析を用いて入手されたプリアンブル情報から取得されることが可能である。
最後に、基地局は、あらかじめ知られている対応を参照して、メッセージが繰り返し送信される時間のものである、かつ署名が属する署名グループに対応している量Mを特定し、量Mに従ってメッセージ部分を受信および結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から、端末によって伝送された情報を入手する。
様式5
実施形態4における、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる前述の解決策、すなわち、N=M>1であり、かつ署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応している解決策に関して、基地局がデータパケットを正しく受信する様式5が、本発明のこの実施形態において提供される。具体的には、図6において示されているフローチャートを参照されたい。
ステップ601: 基地局は、データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分の署名が属する署名グループを特定し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ602: 基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
すなわち、署名グループと、メッセージが繰り返し送信される回数との間における対応、および署名グループと、アクセスタイムスロットポイントとの間における対応が、事前に確立される。このように、データパケットを受信した後に、基地局は、知られている対応に従って、データパケットが受信されるタイムスロットポイントに対応する署名グループを最初に特定し、次いでその署名グループに従って、メッセージが繰り返し送信される対応する回数Mを特定し、解析を用いて、端末によって伝送された情報を正しく入手することができる。
この実施様式に対応して、端末と基地局との間における対話プロセスが、下記のように考えられることが可能である。
最初に、下記の2つの対応が確立され、それらの2つの対応は、基地局上で構成され、基地局によって、対応する端末へブロードキャスティング形式で配信される、すなわち、端末および基地局が両方とも、事前に確立された対応を情報対話の前に共有することが確実にされる。
(1)存在している16個の署名がグループ化され、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応が確立され、
(2)存在している15個のアクセスタイムスロットポイントがグループ化され、アクセスタイムスロットポイントと、署名グループとの間における対応が確立される。
次いで、端末は、あらかじめ知られている対応を参照して、メッセージが繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループ、およびその署名グループに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定し、さらに、プリアンブルによって使用された署名をその特定された署名グループから選択する。次いで、端末は、選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいて基地局へデータパケットを繰り返し送信することができ、データパケットのプリアンブル部分およびメッセージ部分は、同じ回数にわたって繰り返し送信される。
最後に、基地局は、あらかじめ知られている対応を参照して、データパケットが受信されるタイムスロットポイントに対応する署名グループを特定し、メッセージが繰り返し送信される時間のものである、かつ署名グループに対応している量Mをさらに特定し、量Mに従ってメッセージ部分を受信および結合し、解析を用いて、端末によって伝送された情報を入手する。
様式6
実施形態4における、繰り返される送信の回数を端末が基地局に知らせる前述の解決策、すなわち、署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である解決策に関して、基地局がデータパケットを正しく受信する様式6が、本発明において提供される。具体的には、図7において示されているフローチャートを参照されたい。
ステップ701: 解析を用いて、受信されたプリアンブル部分から署名を入手した後に、基地局は、その署名が属する署名グループを検索する。
ステップ702: 署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定する。
ステップ703: 基地局は、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手する。
この実施形態においては、プリアンブル部分は、繰り返し送信されない。したがって、端末によって送信されたプリアンブルを受信した後に、基地局は、復調を用いてプリアンブル情報を正しく入手し、そのプリアンブル情報から、プリアンブルによって使用された署名を入手することができる。データパケットが送信される前に、端末および基地局は、署名グループと、メッセージが繰り返される回数との間における対応を知る。したがって、プリアンブルによって使用された署名を入手した後に、基地局は、あらかじめ知られている対応に従って、メッセージが繰り返し送信される回数Mを特定することができ、それによって基地局は、量Mに従ってメッセージ部分を正しく受信し、解析を用いて、そのメッセージ部分から、端末によって伝送された情報を入手する。具体的な対話プロセスに関しては、前述の紹介に対して参照が行われることが可能であり、詳細はここでは説明されない。
端末側での前述のデータ伝送方法に対応して、本発明の一実施形態は、データ伝送装置、すなわち、前述の仕様の端末をさらに提供し、この装置は、
アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局はエネルギー蓄積様式でデータパケットを正しく受信する、送信ユニットであって、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、送信ユニットを含む。
端末がデータパケットを繰り返し送信する、すなわち、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである前述の実施形態1に対応して、送信ユニットは、
プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定するように構成されている第1のタイムスロットポイント特定ユニットと、
特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、第1の送信サブユニットとを含むことができる。
端末がデータパケットを繰り返し送信する、すなわち、N=Mである前述の実施形態2に対応して、送信ユニットは、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを繰り返し送信するように特に構成されており、それによって基地局は、データパケットを正しく受信する。
端末がデータパケットを繰り返し送信する、すなわち、実施形態1および実施形態2に基づいて、署名がさらにグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応している前述の実施形態3に対応して、送信ユニットは、
メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、その署名グループに従って、プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第1の署名グループ特定ユニットをさらに含むことができる。
このケースにおいては、第1の送信サブユニットおよび第2の送信サブユニットによって繰り返し送信されるデータパックにおいて、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mが、プリアンブルによって使用された署名が属する署名グループに対応している。
端末がデータパケットを繰り返し送信する、すなわち、署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、およびメッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=Mである前述の実施形態4に対応して、送信ユニットは、
メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定するように構成されている第2の署名グループ特定ユニットと、
署名グループに従って、データパケットが送信されるアクセスタイムスロットポイント、およびプリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第2のタイムスロットポイント特定ユニットと、
特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいてデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって基地局はデータパケットを正しく受信する、第2の送信サブユニットとを含むことができる。
端末がデータパケットを繰り返し送信する、すなわち、署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である前述の実施形態5に対応して、送信ユニットは、
メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mに対応する署名グループを特定し、その署名グループに従って、プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第3の署名グループ特定ユニットと、
データパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、データパケットのメッセージ部分が繰り返し送信される回数Mが、データパケットのプリアンブル部分の署名が属する署名グループに対応している第3の送信サブユニットとを含むことができる。
加えて、伝送電力をさらに低減して、データパケットの繰り返される伝送によって引き起こされる電力の浪費を回避するために、本発明の一実施形態においては、既存のプロトコルにおいて指定されている初期伝送電力がさらに低減されることが可能である。それに対応して、このデータ伝送装置は、
初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の回数に従って、プリアンブル部分の実際の伝送電力およびメッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するように構成されている計算ユニットをさらに含むことができる。
基地局側での前述のデータ伝送方法に対応して、本発明の一実施形態は、別のデータ伝送装置、すなわち、前述の仕様の基地局をさらに提供する。図8において示されているように、この装置は、
アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するように構成されている受信ユニット801であって、データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、受信ユニット801と、
すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いてメッセージ部分の情報を入手するように構成されている結合/解析ユニット802とを含むことができる。
前述の方法実施形態における紹介に対応して、結合/解析ユニットは、データパケットを結合し、6つの様式で解析を用いてメッセージにおける情報を入手することができる。それらの6つの様式が、以降で別々に説明される。
様式1:プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、結合/解析ユニットは、
データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第1の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことができる。
様式2:N=Mである場合には、結合/解析ユニットは、
すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nであるということを特定し、N=Mに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第2の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことができる。
様式3:前述の様式1および様式2に基づいて、さらに、署名がグループ化されることが可能であり、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、結合/解析ユニットは、
プリアンブル部分が繰り返し送信される回数Nが特定された後に、署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第3の特定ユニットをさらに含むことができ、
結合/解析サブユニットは、署名グループに従って特定された繰り返される送信の回数が、N=Mに従って特定された繰り返される送信の回数に等しい場合には、M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手するように特に構成されている。
様式4:署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、結合/解析ユニットは、
解析を用いてプリアンブル部分から署名が入手された後に、その署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第4の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことができる。
解析を用いてプリアンブルから署名を入手する様式に関しては、前述の方法実施形態における紹介に対して参照が行われることが可能であり、詳細はここでは説明されないということに留意されたい。
様式5:署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、およびメッセージが繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、結合/解析ユニットは、
データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、プリアンブル部分の署名が属する署名グループを特定し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第5の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことができる。
様式6:署名がグループ化され、それぞれのグループが、メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、結合/解析ユニットは、
解析を用いて、受信されたプリアンブル部分から署名が入手された後に、その署名が属する署名グループを検索し、その署名グループに従って、メッセージ部分が繰り返し送信される回数Mを特定するように構成されている第6の特定ユニットと、
M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いてそれらのメッセージ部分から情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことができる。
さらに、本発明の一実施形態は、データ伝送装置のハードウェア構成をさらに提供する。このデータ伝送装置は、少なくとも1つのプロセッサ(たとえば、CPU)と、少なくとも1つのネットワークインターフェースまたは別の通信インターフェースと、メモリと、これらの装置の間において接続および通信を実施するために使用される少なくとも1つの通信バスとを含むことができる。プロセッサは、メモリにおいて格納されているコンピュータプログラムなどの実行可能なモジュールを実行するように構成されている。メモリは、高速のランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)を含むことができ、または少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)をさらに含むことができる。少なくとも1つのネットワークインターフェース(これは、有線またはワイヤレスであることが可能である)が、インターネット、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどを使用することによって、システムゲートウェイと、少なくとも1つのその他のネットワーク要素との間における通信接続を実施するために使用される。
いくつかの実施様式においては、メモリは、プログラム命令を格納し、そのプログラム命令は、プロセッサによって実行されることが可能である。図9を参照すると、図9は、本発明の一実施形態による、基地局側でのデータ伝送装置のハードウェア構成の概略図を示しており、プログラム命令は、受信ユニット801および結合/解析ユニット802を含む。それらのユニットの特定の実施態様に関しては、図8において開示されている対応するユニットを参照されたい。
加えて、本発明の一実施形態は、端末側でのデータ伝送装置のハードウェア構成解決策をさらに提供する。それに対応して、メモリにおいて格納されているプログラム命令は、送信ユニットを含むことができ、または計算ユニットをさらに含むことができるが、詳細はここでは説明されない。
前述の実施様式の説明に基づいて、前述の実施形態における方法のいくつかのまたはすべてのステップは、必要なユニバーサルハードウェアプラットフォームに加えて、ソフトウェアによって実施されることが可能であるということを当業者なら明確に理解することができる。そのような理解に基づいて、本発明の技術的な解決策は基本的に、または従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形態で実施されることが可能である。このソフトウェア製品は、ROM/RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどのストレージメディアにおいて格納されることが可能であり、本発明の実施形態または実施形態のいくつかの部分において説明されている方法を実行するようコンピュータデバイス(これは、パーソナルコンピュータ、サーバ、または、メディアゲートウェイなどのネットワーク通信デバイスであることが可能である)に指示するためのいくつかの命令を含む。
本明細書における実施形態はすべて、漸進的に説明されており、それらの実施形態における同じまたは同様の部分に関しては、これらの実施形態に対して参照が行われることが可能であり、それぞれの実施形態は、その他の実施形態との相違に焦点を合わせているということに留意されたい。特に、デバイス実施形態およびシステム実施形態は、方法実施形態と基本的に同様であり、それによって簡潔に説明されており、関連した部分に関しては、方法実施形態における部分的な説明に対して参照が行われることが可能である。説明されているデバイス実施形態およびシステム実施形態は、例示的なものにすぎない。別々の部分として説明されているユニットどうしは、物理的に別々であることも、または物理的に別々ではないことも可能であり、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであることも、または物理的なユニットではないことも可能であり、1つの位置に配置されることも可能であり、または複数のネットワークユニット上に分散されることも可能である。いくつかのまたはすべてのモジュールは、実施形態の解決策の目的を達成するために実際のニーズに従って選択されることが可能である。当技術分野における標準的な技術者なら、創造的な取り組みを伴わずに本発明の実施形態を理解および実施することができる。
要するに、前述の説明は、本発明の例示的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図されているものではない。本発明の原理から逸脱することなく行われたいかなる修正、均等な置換、または改良も、本発明の保護範囲内に収まるものとする。

Claims (31)

  1. 端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信し、それによって前記基地局はエネルギー蓄積様式で前記データパケットを正しく受信する、ステップであって、前記データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、前記データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、ステップ
    を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 前記プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信する前記ステップは、
    前記端末によって、前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定するステップと、
    前記端末によって、前記特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいて前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信し、それによって前記基地局は前記データパケットを正しく受信する、ステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. N=Mである場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信する前記ステップは、
    前記端末によって、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいて前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信し、それによって前記基地局は前記データパケットを正しく受信する、ステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信する前記ステップは、
    前記端末によって、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mに対応する署名グループを特定し、前記署名グループに従って、前記プリアンブル部分によって使用された署名を特定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、および前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=Mである場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信する前記ステップは、
    前記端末によって、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mに対応する署名グループを特定するステップと、
    前記端末によって、前記署名グループに従って、前記データパケットが送信されるアクセスタイムスロットポイント、および前記プリアンブル部分によって使用された署名を特定するステップと、
    前記端末によって、前記特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいて前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信し、それによって前記基地局は前記データパケットを正しく受信する、ステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、端末によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信する前記ステップは、
    前記端末によって、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mに対応する署名グループを特定し、前記署名グループに従って、前記プリアンブル部分によって使用された署名を特定するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の前記回数に従って、前記プリアンブル部分の実際の伝送電力および前記メッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 基地局によって、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するステップであって、前記データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、前記データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、ステップと、
    前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手するステップと
    を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
  9. 前記プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手する前記ステップは、
    前記基地局によって、前記データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nを特定し、N=Mに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するステップと、
    前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. N=Mである場合には、前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手する前記ステップは、
    前記基地局によって、すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nであるということを特定し、N=Mに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するステップと、
    前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手する前記ステップは、
    前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nを特定した後に、
    前記基地局によって、前記署名が属する署名グループを検索し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するステップをさらに含み、
    前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手する前記ステップは、
    前記署名グループに従って特定された繰り返される送信の前記回数が、N=Mに従って特定された繰り返される送信の前記回数に等しい場合には、前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合する前記ステップを実行するステップを含むことを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手する前記ステップは、
    解析を用いて前記プリアンブル部分から署名を入手した後に、前記基地局によって、前記署名が属する署名グループを検索し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するステップと、
    前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、および前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手する前記ステップは、
    前記基地局によって、前記データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、前記プリアンブル部分の署名が属する署名グループを特定し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するステップと、
    前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  14. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、前記基地局によって、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手する前記ステップは、
    解析を用いて前記受信されたプリアンブル部分から署名を入手した後に、前記基地局によって、前記署名が属する署名グループを検索し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するステップと、
    前記基地局によって、前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって前記基地局はエネルギー蓄積様式で前記データパケットを正しく受信する、送信ユニットであって、前記データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、前記データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、送信ユニット
    を含むことを特徴とするデータ伝送装置。
  16. 前記プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、前記送信ユニットは、
    前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nに対応するアクセスタイムスロットポイントを特定するように構成されている第1のタイムスロットポイント特定ユニットと、
    前記特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいて前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって前記基地局は前記データパケットを正しく受信する、第1の送信サブユニットとを含むことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. N=Mである場合には、
    前記送信ユニットは、ランダムに選択されたアクセスタイムスロットポイントにおいて前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信するように特に構成されており、それによって前記基地局は、前記データパケットを正しく受信することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  18. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記送信ユニットは、
    前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mに対応する署名グループを特定し、前記署名グループに従って、前記プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第1の署名グループ特定ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項16または17に記載の装置。
  19. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、および前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=Mである場合には、前記送信ユニットは、
    前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mに対応する署名グループを特定するように構成されている第2の署名グループ特定ユニットと、
    前記署名グループに従って、前記データパケットが送信されるアクセスタイムスロットポイント、および前記プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第2のタイムスロットポイント特定ユニットと、
    前記特定されたアクセスタイムスロットポイントにおいて前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって前記基地局は前記データパケットを正しく受信する、第2の送信サブユニットとを含むことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  20. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、前記送信ユニットは、
    前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mに対応する署名グループを特定し、前記署名グループに従って、前記プリアンブル部分によって使用された署名を特定するように構成されている第3の署名グループ特定ユニットと、
    前記データパケットを前記基地局へ繰り返し送信するように構成されている第3の送信サブユニットであって、前記データパケットの前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mが、前記データパケットの前記プリアンブル部分の前記署名が属する署名グループに対応している、第3の送信サブユニットとを含むことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  21. 初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の前記回数に従って、前記プリアンブル部分の実際の伝送電力および前記メッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するように構成されている計算ユニット
    をさらに含むことを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一項に記載の装置。
  22. アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するように構成されている受信ユニットであって、前記データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、前記データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mである、受信ユニットと、
    すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手するように構成されている結合/解析ユニットと
    を含むことを特徴とするデータ伝送装置。
  23. 前記プリアンブル部分が繰り返し送信される回数がアクセスタイムスロットポイントに対応しており、N=Mである場合には、前記結合/解析ユニットは、
    前記データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nを特定し、N=Mに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するように構成されている第1の特定ユニットと、
    前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. N=Mである場合には、前記結合/解析ユニットは、
    すべての現在受信されているプリアンブル部分を結合し、解析を用いて署名が正しく入手される時間に対応する受信回数が、前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nであるということを特定し、N=Mに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するように構成されている第2の特定ユニットと、
    前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  25. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記結合/解析ユニットは、
    前記プリアンブル部分が繰り返し送信される前記回数Nが特定された後に、前記署名が属する署名グループを検索し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するように構成されている第3の特定ユニットをさらに含み、
    前記結合/解析サブユニットは、前記署名グループに従って特定された繰り返される送信の前記回数が、N=Mに従って特定された繰り返される送信の前記回数に等しい場合には、前記M回にわたって受信された前記メッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するように特に構成されていることを特徴とする請求項23または24に記載の装置。
  26. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記結合/解析ユニットは、
    解析を用いて前記プリアンブル部分から署名が入手された後に、前記署名が属する署名グループを検索し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するように構成されている第4の特定ユニットと、
    前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  27. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、別々のアクセスタイムスロットポイント、および前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応している場合には、前記結合/解析ユニットは、
    前記データパケットが受信されるアクセスタイムスロットポイントに従って、前記プリアンブル部分の署名が属する署名グループを特定し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するように構成されている第5の特定ユニットと、
    前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  28. 前記プリアンブル部分の署名がグループ化され、それぞれのグループが、前記メッセージ部分が繰り返し送信される異なる回数に対応しており、N=1であり、M>1である場合には、前記結合/解析ユニットは、
    解析を用いて前記受信されたプリアンブル部分から署名が入手された後に、前記署名が属する署名グループを検索し、前記署名グループに従って、前記メッセージ部分が繰り返し送信される前記回数Mを特定するように構成されている第6の特定ユニットと、
    前記M回にわたって受信されたメッセージ部分を結合し、解析を用いて前記メッセージ部分から前記情報を入手するように構成されている結合/解析サブユニットとを含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  29. 少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのネットワークインターフェースと、メモリと、少なくとも1つの通信バスとを含むデータ伝送装置であって、
    前記通信バスは、前記少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのネットワークインターフェースと、前記メモリとの間における接続および通信を実施するように構成されており、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリにおいて格納されているプログラム命令を実行するように構成されており、前記プログラム命令は、送信ユニットを含み、
    前記送信ユニットは、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによってデータパケットを基地局へ繰り返し送信するように構成されており、それによって前記基地局は、エネルギー蓄積様式で前記データパケットを正しく受信し、前記データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、前記データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mであることを特徴とする装置。
  30. 前記プログラム命令は、計算ユニットをさらに含み、
    前記計算ユニットは、初期伝送電力、伝送電力ランプステップ、および繰り返される送信の回数に従って、前記プリアンブル部分の実際の伝送電力および前記メッセージ部分の実際の伝送電力を別々に計算するように構成されていることを特徴とする請求項29に記載の装置。
  31. 少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのネットワークインターフェースと、メモリと、少なくとも1つの通信バスとを含むデータ伝送装置であって、
    前記通信バスは、前記少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのネットワークインターフェースと、前記メモリとの間における接続および通信を実施するように構成されており、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記メモリにおいて格納されているプログラム命令を実行するように構成されており、前記プログラム命令は、受信ユニットおよび結合/解析ユニットを含み、
    前記受信ユニットは、アップリンクランダムアクセスチャネルを使用することによって、端末によって繰り返し送信されるデータパケットを受信するように構成されており、前記データパケットのプリアンブル部分がN回繰り返し送信され、前記データパケットのメッセージ部分がM回繰り返し送信され、1≦Nであり、1<Mであり、
    前記結合/解析ユニットは、すべての受信されたデータパケットを結合し、解析を用いて前記メッセージ部分の情報を入手するように構成されていることを特徴とするデータ伝送装置。
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