本発明の実施例は無線通信技術に関し、特に、ネットワークリスニング方法およびデバイスに関する。
現在、データサービストラフィックの急増する要件を満たすために、大量のスモールセル(small cell)が、一部の屋内または屋外のホットスポットエリアにおいて密に展開されている。元のマクロセル(Macro cell)の容量およびカバレッジは、スモールセルのカバレッジを使用することで強化され、ユーザ体験を改善する。マクロセルと各スモールセルとの間、およびスモールセル間の通常のデータ送信を確実にするために、クロック同期は、スモールセル間、およびスモールセルとマクロセルとの間で実施される必要がある。
先行技術では、クロック同期はネットワークリスニング(network listening)によって実施されている。具体的には、一部のスモールセルまたはマクロセルは、外部同期ソースが提供するクロック同期信号を使用してクロック同期を実現し、かつ、同期ソースセルとして、対象セルのクロック同期信号を提供し、これにより、対象セルもまた同期を実現することができる。外部同期ソースは、例えば、全地球測位システム(Global Positioning System,GPS)または有線ネットワーククロック同期であってもよい。この処理では、同期ソースセルはネットワークリスニング信号を対象セルへ送信し、これにより、対象セルは、ネットワークリスニング信号に応じて、同期ソースセルでクロック同期を実現することができる。対象セルがユーザ機器に与える影響を低減するために、対象セルは、異なるネットワークリスニングリソースを使用して、例えば、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(Multicast Broadcast Single Frequency Network,MBSFN)サブフレーム内の非ユニキャスト領域を利用して、または特殊サブフレーム内のガード期間(Guard Period,GP)を使用して、あるいは上りサブフレームを使用して、または下りサブフレームを使用して、同期ソースセルが送信したネットワークリスニング信号を受信することができる。異なる種類のネットワークリスニングリソースのためにネットワークリスニング信号をより効率的に生成する方法は、解決すべき緊急の問題となっている。
本発明の実施例は、ネットワークリスニング方法およびデバイスを提供し、ここで、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さ、およびネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さを低減するために、単純なネットワークリスニング信号が生成される。
第1の態様によれば、本発明の実施例はネットワークリスニング方法を提供し、本方法は、
第1デバイスによって、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップであって、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスがネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスである、決定するステップと、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信するステップと、
を含む。
第1の態様の第1の可能な実施態様では、
第1デバイスによって、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップは、
第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するために、第1デバイスによって、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換するステップ、または、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定するステップ、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップを含む。
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第2の可能な実施態様では、
第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施態様、または第1の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施態様、第1の態様の第2の可能な実施態様、または第1の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第4の可能な実施態様では、本方法は、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するステップであって、ネットワークリスニングリソースが、
マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含む、決定するステップをさらに含み、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップは、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するステップを含む。
第1の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第5の可能な実施態様では、第1デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第1デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施態様、第1の態様の第2の可能な実施態様、または第1の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第6の可能な実施態様では、本方法は、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するステップであって、ネットワークリスニングリソースが、
周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、
時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含む、決定するステップをさらに含み、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップは、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するステップを含む。
第1の態様の第4の可能な実施態様、第1の態様の第5の可能な実施態様、または第1の態様の第6の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第7の可能な実施態様では、第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するステップは、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをネットワーク構成に応じて決定するステップを含む。
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実施態様から第7の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第8の可能な実施態様では、本方法は、
第1デバイスによって、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するステップをさらに含む。
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実施態様から第8の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第9の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
第2の態様によれば、本発明の実施例はネットワークリスニング方法を提供し、本方法は、
第2デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するステップであって、第1シーケンスの時間周波数パターンが、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンが、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される、受信するステップと、
第2デバイスによって、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うステップと、
を含む。
第2の態様の第1の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、
第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第2の可能な実施態様では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、または第2の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、第2の態様の第2の可能な実施態様、または第2の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第4の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、
第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第2の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第5の可能な実施態様では、第2デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第2デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、第2の態様の第2の可能な実施態様、または第2の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第6の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上にネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実施態様から第6の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第7の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実施態様から第7の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第8の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実施態様から第8の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第9の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
第3の態様によれば、本発明の実施例は第1デバイスを提供し、第1デバイスは、
ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成され、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスがネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスである決定モジュールと、
決定モジュールによって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信モジュールと、
を含む。
第3の態様の第1の可能な実施態様では、決定モジュールは、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第2の可能な実施態様では、
第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実施態様、または第3の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実施態様、第3の態様の第2の可能な実施態様、または第3の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第4の可能な実施態様では、決定モジュールは、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、決定モジュールは、第1シーケンスの時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
第3の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第5の可能な実施態様では、第1デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、決定モジュールに決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第1デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、決定モジュールに決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実施態様、第3の態様の第2の可能な実施態様、または第3の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第6の可能な実施態様では、決定モジュールは、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上に生成するようにさらに構成される。
第3の態様の第4の可能な実施態様、第3の態様の第5の可能な実施態様、または第3の態様の第6の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第7の可能な実施態様では、決定モジュールは具体的には、ネットワーク構成に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成される。
第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施態様から第7の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第3の態様の第8の可能な実施態様では、決定モジュールは具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施態様から第8の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第3の態様の第9の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
第4の態様によれば、本発明の実施例は第2デバイスを提供し、第2デバイスは、
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成され、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンが第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される受信モジュールと、
受信モジュールが受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたネットワークリスニングモジュールと、
を含む。
第4の態様の第1の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、
第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
第4の態様または第2の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第2の可能な実施態様では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施態様、または第4の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施態様、第4の態様の第2の可能な実施態様、または第4の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第4の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、
第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第4の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第5の可能な実施態様では、第2デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第2デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施態様、第4の態様の第2の可能な実施態様、または第4の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第6の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上にネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第4の態様、または第4の態様の第1の可能な実施態様から第6の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第7の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
第4の態様、または第4の態様の第1の可能な実施態様から第7の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第8の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
第4の態様、または第4の態様の第1の可能な実施態様から第8の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第4の態様の第9の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
第5の態様によれば、本発明の実施例は第1デバイスを提供し、第1デバイスは、
ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成され、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスがネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスであるプロセッサと、
プロセッサによって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信機と、
を含む。
第5の態様の第1の可能な実施態様では、プロセッサは、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
第5の態様または第5の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第5の態様の第2の可能な実施態様では、
第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第5の態様、第5の態様の第1の可能な実施態様、または第5の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第5の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第5の態様、第5の態様の第1の可能な実施態様、第5の態様の第2の可能な実施態様、または第5の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第5の態様の第4の可能な実施態様では、プロセッサは、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、プロセッサは、第1シーケンスの時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
第5の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第5の態様の第5の可能な実施態様では、第1デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、プロセッサに決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第1デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、プロセッサに決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
第5の態様、第5の態様の第1の可能な実施態様、第5の態様の第2の可能な実施態様、または第5の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第5の態様の第6の可能な実施態様では、プロセッサは、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上にネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するようにさらに構成される。
第5の態様の第4の可能な実施態様、第5の態様の第5の可能な実施態様、または第5の態様の第6の可能な実施態様を参照して、第5の態様の第7の可能な実施態様では、プロセッサは具体的には、ネットワーク構成に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成される。
第5の態様、または第5の態様の第1の可能な実施態様から第7の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第5の態様の第8の可能な実施態様では、プロセッサ具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
第5の態様、または第5の態様の第1の可能な実施態様から第8の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第5の態様の第9の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
第6の態様によれば、本発明の実施例は第2デバイスを提供し、第2デバイスは、
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成され、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンが第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される受信機と、
受信機が受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたプロセッサと、
を含む。
第6の態様の第1の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、
第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
第6の態様または第6の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第6の態様の第2の可能な実施態様では、
第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第6の態様、第6の態様の第1の可能な実施態様、または第6の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第6の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第6の態様、第6の態様の第1の可能な実施態様、第6の態様の第2の可能な実施態様、または第6の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第6の態様の第4の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、
第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第6の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第6の態様の第5の可能な実施態様では、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第6の態様、第6の態様の第1の可能な実施態様、第6の態様の第2の可能な実施態様、または第6の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第6の態様の第6の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上にネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第6の態様、または第6の態様の第1の可能な実施態様から第6の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第7の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
第6の態様、または第6の態様の第1の可能な実施態様から第7の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第8の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
第6の態様、または第6の態様の第1の可能な実施態様から第8の可能な実施態様のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第9の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
本発明の実施例で提供されるネットワークリスニング方法およびデバイスによれば、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップの後、第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。この処理において決定された第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるLTEシステムの時間周波数リソースの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法の実施例1のフローチャートである。
本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるMBSFNサブフレームの概略構成図である。
2つの受信/送信遷移時間を除く図3Aに示す非ユニキャスト領域における時間周波数リソースの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つのOFDMシンボルによって時間リソースの右方向へ周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つの副搬送波によって周波数リソースの下方へ周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つのOFDMシンボルによって時間リソースの右方向へ非周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つの副搬送波によって周波数リソースの下方へ非周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が通常CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が拡張CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第1アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第2アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法を適用することができる特殊サブフレームの概略構成図である。
2つの受信/送信遷移時間を除く図8Aに示すGPにおける時間周波数リソースの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSおよびCRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートするステップの概略図である。
図10Aにおいてトランケートされない時間周波数リソース上で時間周波数シフトを行うステップの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法の実施例2のフローチャートである。
本発明による第1デバイスの実施例1の概略構成図である。
本発明による第2デバイスの実施例1の概略構成図である。
本発明による第1デバイスの実施例3の概略構成図である。
本発明による第2デバイスの実施例2の概略構成図である。
本発明の実施例の目的、技術的解決法および利点をより明確にするために、本発明の実施例における添付の図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を、以下に明確かつ完全に説明する。明らかに、記載の実施例は、本発明の実施例の全てではなく、一部に過ぎない。創造的な努力をすることなく本発明の実施例に基づいて当業者が得るその他の全ての実施例は、本発明の保護範囲内にあるものとする。
本発明の実施例は、様々な無線通信システムに適用可能である。本発明を明確に理解するために、無線通信システムが具体的には、本発明の実施例に適用可能なロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)またはロング・ターム・エボリューション・アドバンスト(Long Term Evolution Advanced,LTE−A)ネットワークリスニング、第1デバイス、第2デバイス、基本シーケンス、基本シーケンスの時間周波数パターンなどである一例を使用して、まず以下に詳述する。
ネットワークリスニング:一般的に、ネットワークリスニングは、クロック同期、キャリア選択、エネルギー検出、信号解析、チャネル推定、デバイス発見、干渉検出、チャネル品質測定などを含む。特に記載のない限り、ネットワークリスニングが具体的にはクロック同期である一例を使用して、本発明を以下に詳細に説明する。
第1デバイスおよび第2デバイス:ネットワークリスニングは、ネットワーク要素間、ネットワーク要素とユーザ機器との間、またはユーザ機器間に存在するので、以下の実施例で説明しない限り、第1デバイスは、ネットワークリスニング信号を提供するデバイスであり、第2デバイスはネットワークリスニング信号を使用してネットワークリスニングを実施するデバイスであり、ここで、第1デバイスはネットワーク要素またはユーザ機器であってもよく、同様に、第2デバイスもまたネットワーク要素またはユーザ機器であってもよいが、本発明では限定されない。ネットワーク要素は、例えば進化型ノード(eNodeB,eNB)、スモールセル、または(マクロセルと呼ぶこともできる)マクロ基地局であってもよく、セルの概念は本発明の実施例の基地局などの概念に相当する。スモールセルは、低送信電力、小カバレッジ領域などを特徴とする。具体的には、スモールセルは、メトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)などをさらに含んでもよい。本発明の実施例では、ネットワークリスニングが具体的にはクロック同期である場合、第1デバイスはクロック同期信号を提供する基地局であってもよく、第2デバイスは第1デバイスが提供したクロック同期信号を受信する基地局であってもよく、または、ネットワークリスニングが干渉検出である場合、第1デバイスは干渉源であってもよく、第2デバイスは干渉を含むデバイスであってもよい。なお、第1デバイスおよび第2デバイスは2つの相対的な概念に過ぎない。ユーザ機器を一例として使用して、ユーザ機器がネットワークリスニング信号を提供する場合、ユーザ機器を第1デバイスとして使用してもよく、ユーザ機器がネットワークリスニング信号に応じてネットワークリスニングを実施する場合、ユーザ機器を第2デバイスとして使用してもよい。
基本シーケンス:読み手が基本シーケンスを理解するのに役立つように、まず、LTEシステムにおける一般的な時間周波数リソースの概念を簡単に説明する。具体的には、図1を参照する。
図1は、本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるLTEシステムの時間周波数リソースの概略図である。図1に示すように、LTEシステムでは、データを搬送する最小時間周波数リソースユニットは、リソース要素(Resource Element,RE)である。1つのタイムスロット内の副搬送波インデックスkおよび直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボルインデックスlを使用して、REを一意に識別することができ、ここで、kは、
であり、lの範囲は、
であり、
は、システムの下り帯域幅に含まれるリソースブロック(Resource Block,RB)の数量を示し、
および
の値は、巡回プレフィックスの種類に関連している。具体的には、表1を参照すると、表1は、本発明の実施例に適用することができるプレフィックス属性テーブルである。1つのRBは、
の連続したOFDMシンボルを時間領域リソース上に含み、
の連続した副搬送波を周波数領域リソース上に含む。すなわち、1つのRBは、
のREを含み、時間領域内の1つのタイムスロット(slot)に対応し、かつ周波数領域内で180KHzに対応し、ここで、1つのタイムスロットは、
の連続したOFDMシンボルを含み、1つのサブフレームは2つのタイムスロットを含む。同一のサブフレームの異なるタイムスロットに配置され、同一の周波数領域リソースを有する2つのRBは、RBペアとすることができる。通常巡回プレフィックスを一例として使用して、同一のサブフレームの異なるタイムスロットに配置され、同一の周波数領域リソースを有する2つのRBは、合計で14*12のREを含む。
なお、表1は一例に過ぎず、別の実現可能な実施形態では、巡回プレフィックスの種類は別の形態で定義されるが、本発明では限定されない。
図1を参照して、本発明の実施例では、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器について、または、異なる種類のネットワークリスニングリソースについて、基本シーケンスは、固定サイズまたは同一サイズの時間周波数パターンを含むシーケンス、または、固定または同一の時間周波数パターンを含むシーケンス、あるいは、相互時間周波数シフトである時間周波数パターンを含むシーケンスとして理解することができる。
基本シーケンスの時間周波数パターン。図1を参照して、基本シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよく、基本シーケンスが特定の複素数値変調シンボルにマッピングされた後に特定の複素数値変調シンボルが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよい。基本シーケンスが占有する時間リソースの位置は、無線フレームインデックス、サブフレームインデックス、タイムスロットインデックス、およびOFDMシンボルインデックスのうちの少なくとも1つを使用して示すことができる。基本シーケンスが占有する周波数リソースの位置は、副搬送波インデックス、REインデックス、RBインデックス、およびPRBインデックスのうちの少なくとも1つを使用して示すことができる。基本シーケンスが占有する時間周波数リソース(すなわち、時間リソースおよび周波数リソースの位置)の位置は、時間リソースの位置を示す上述のインデックスのうちのいずれか1つ以上と、周波数リソースの位置を示す上述のインデックスのうちのいずれか1つ以上との組み合わせを使用して示すことができる。1つのサブフレーム内では、基本シーケンスの時間周波数パターンを、基本シーケンスが占有するREによって表すか、基本シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するREによって表すか、基本シーケンスが占有するREおよび基本シーケンスが占有しないREによって表すか、あるいは、基本シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するRE、および、基本シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有しないREによって表すことができる。図1に示す通り、通常巡回プレフィックスを一例として使用して、1つのサブフレームは合計14*12のREを含み、ここで、X REは基本シーケンスが占有するREを示し、Y REは基本シーケンスが占有しないREを示し、X+Yは14*12に等しいか、または14*12未満であってもよい。
異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器を一例として使用して、基本シーケンスを以下に詳細に説明する。具体的には、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器について、1つのサブフレーム内で、上述の基本シーケンスが固定サイズの時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンがREの固定量を占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが同一サイズの時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンがREの同一量を占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが固定された時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンが固定位置のREを占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが同一の時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンが同一のREを占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが、相互時間周波数シフトである時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、固定サイズまたは同一サイズの時間周波数パターンを含み、かつ時間周波数パターンが相互時間周波数シフトであるシーケンスを指す。時間周波数シフトは、シーケンス(例えば基本シーケンス)が時間リソースおよび/または周波数リソース上で占有するREの巡回シフトを指し、異なる時間周波数シフトは、異なるネットワーク要素またはユーザ機器の専用パラメータに関連している。ネットワーク要素の専用パラメータは、ネットワーク要素の識別子であってもよい。例えば、基地局の専用パラメータは、基地局の物理セル識別子(Physical Cell Identification,PCI)であるか、または基地局の同期レベルであってもよく、ユーザ機器の専用パラメータはユーザ機器の識別子であってもよく、例えば、ユーザ機器識別子(User Equipment Identification,UE ID)であってもよい。
なお、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器について、基本シーケンスは固定または同一のシーケンス形式を有してもよく、または異なるシーケンス形式を有してもよいが、本明細書では限定されない。基本シーケンスは、疑似ランダムシーケンスから生成される、Zadoff−Chuシーケンスから生成される、または機械生成シーケンスから生成される方法のうちの少なくとも1つで得ることができる。本発明では、時間周波数パターン、およびシーケンス形式、送信電力などのうちの少なくとも1つを使用することで、特定の基本シーケンスを決定することができる。さらに、必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、チャネルのコヒーレンス時間以下の時間範囲内で、(例えば、最小周波数間隔を有することがある)周波数位置で隣接する基本シーケンス間の周波数間隔は、チャネルのコヒーレンス帯域幅以下であり、チャネルのコヒーレンス帯域幅以下の周波数範囲内で、(例えば、最小時間間隔を有することがある)時間位置で隣接する基本シーケンス間の時間間隔は、チャネルのコヒーレンス時間以下であるという特徴を有する。チャネルは、ネットワークリスニング信号を送信するデバイスとネットワークリスニング信号を受信するデバイスとの間のチャネルを指し、例えば、基地局(より具体的には、送信元基地局と送信先基地局との間のチャネル)間のチャネルであってもよく、基地局とユーザ機器との間のチャネルであってもよく、または、ユーザ機器間のチャネルであってもよい。周波数位置で隣接している基本シーケンスは、同一のOFDMシンボルに配置されてもよく、または、異なるOFDMシンボルに配置されてもよい。同一のOFDMシンボルは、同一のOFDMインデックスを有して、同一の無線フレームインデックスを含む無線フレーム、同一のサブフレームインデックスを含むサブフレーム、および同一のタイムスロットインデックスを含むタイムスロットに含まれるOFDMシンボルを指している。異なるOFDMシンボルは、同一または異なるOFDMインデックスを有し、かつ異なる無線フレームインデックスとともに無線フレームに含まれるOFDMシンボルであってもよく、または、同一または異なるOFDMインデックスを有し、かつ異なるサブフレームインデックスとともにサブフレームに含まれるOFDMシンボルであってもよく、同一または異なるOFDMインデックスを有し、かつ異なるタイムスロットインデックスとともにタイムスロットに含まれるOFDMシンボルであってもよく、または、異なるOFDMインデックスを有するOFDMシンボルであってもよい。
なお、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器のための基本シーケンスの上述の説明は、異なる種類のネットワークリスニングリソースのための基本シーケンスの説明にも適用することができる。
図2は、本発明のネットワークリスニング方法の実施例1のフローチャートである。この実施例は、第1デバイスによって実行され、ネットワークリスニング信号を異なる種類のネットワークリスニングリソースについて効率的に生成する必要があるシナリオに適用することができる。具体的には、この実施例は以下のステップを含む。
101.第1デバイスは、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定し、ここで、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスは、ネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスである。
一般的に、異なる種類のネットワークリスニングリソースは、ネットワークリスニングリソースが配置されたサブフレームの種類に応じた分類によって得ることができる。例えば、ネットワークリスニングリソースの種類は、MBSFNサブフレーム、特殊サブフレーム、または特殊サブフレームに含まれるGP、または特殊サブフレームに含まれる下りパイロットタイムスロット(Downlink Pilot Time Slot,DwPTS)、あるいは特殊サブフレームに含まれる上りパイロットタイムスロット(Uplink Pilot Time Slot,UpPTS)、上りサブフレーム、または下りユニキャスト制御領域に対応する部分を除く上りサブフレームの別の部分、および下りサブフレーム、またはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分を含んでもよい。異なるサブフレームの種類におけるネットワークリスニングリソースは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。例えば、MBSFNサブフレームのネットワークリスニングリソース、上り周波数帯域(すなわち上りサブフレーム)内のサブフレームのネットワークリスニングリソース、下り周波数帯域(すなわち下りサブフレーム)内のサブフレームの時間周波数リソース上のネットワークリスニングリソース、および特殊サブフレームのGPのネットワークリスニングリソースのうちいずれか2つは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。ユニキャスト制御領域は、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel,PHICH)、および物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel,PCFICH)のうち少なくとも1つのチャネルの送信を含む領域を指している。1つのサブフレーム内では、ユニキャスト制御領域は、1つのOFDMシンボル、2つのOFDMシンボルまたは3つのOFDMシンボルを占有してもよく、または、14未満の別の整数量のOFDMシンボルを占有してもよいが、本明細書では限定されない。具体的には、システムまたはネットワーク要素またはユーザ機器の周波数帯域幅は比較的大きく、例えば、下り周波数帯域幅に含まれるRBの量が10を超える場合、上述のユニキャスト制御領域は1つまたは2つのOFDMシンボルを占有してもよく、下り周波数帯域幅に含まれるRBの量が10以下である場合、上述のユニキャスト制御領域は2つまたは3つのOFDMシンボルを占有してもよい。
さらに、代替的には、通信システムの二重モードに応じた分類によって、異なる種類のネットワークリスニングリソースを得ることができる。例えば、FDD方式およびTDD方式におけるネットワークリスニングリソースは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。具体的には、FDD方式において(無線フレーム内の第2サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、および、TDD方式において(無線フレーム内の第2サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームを、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができ、または、FDD方式において(無線フレーム内の第7サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および、TDD方式において(無線フレーム内の第7サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が6であるサブフレームを、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。FDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームは、上り周波数帯域内のサブフレームであるか、または下り周波数帯域内のサブフレームであってもよく、本明細書において限定されず、TDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームは特殊サブフレームであってもよく、サブフレームインデックス番号が6であるサブフレームは特殊サブフレームまたは下りサブフレームであってもよい。この特徴に基づいて、FDD方式およびTDD方式では、第1シーケンスの統一設計を実現することができ、さらに、同一のサブフレームインデックス番号を含むサブフレームがFDD方式およびTDD方式におけるネットワークリスニングリソースとして使用されるので、シグナリング構成のオーバーヘッドを低減することができ、すなわち、異なる二重モード用のネットワークリスニングリソースとして異なるサブフレームを構成する必要がない。例えば、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、またはサブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよびサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームは、FDD方式およびTDD方式の両方におけるネットワークリスニングリソースとして使用される。特に、TDD設定0が使用されるか、強化された干渉管理およびトラフィック適応(Enhancements for Interference Management and Traffic Adaptation,eIMTA)の特徴がTDD方式において構成される場合、特殊サブフレームのGPは、好ましくは、ユーザ機器に与えられた影響を低減するためにネットワークリスニングリソースとして使用され、すなわち、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームをネットワークリスニングリソース(s)として使用してもよく、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームに含まれるGPを、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用してもよい。この場合、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、サブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、またはこれらの両方も第1シーケンスの時間周波数パターンをFDD方式で搬送するために使用される場合、FDDおよびTDDのための統一設計を実現することができ、シグナリング構成のオーバーヘッドを低減することができる。好ましくは、FDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームを一例として使用して、ユニキャスト制御領域を除くサブフレームの別の部分を使用して第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送することができ、これにより、ユニキャスト制御領域においてPDCCH(例えば上りスケジューリング UL grant)、PHICHなどを提供されたユーザ機器へ確実に送信することができ、提供されたユーザ機器に与える影響を低減することができる。このような動作はまた、FDD方式においてサブフレームインデックスが6であるサブフレームに適用することができる。なお、FDD方式とTDD方式との間にサブフレームレベルのオフセットが存在する場合、上述の説明では、FDD方式においてサブフレームインデックスが1であるか、またはサブフレームインデックスが6であるサブフレームは、TDD方式においてサブフレームインデックスが1であるか、またはサブフレームインデックスが6であるサブフレームに対応する別のサブフレームと置き換えられてもよい。例えば、FDD方式とTDD方式との間に2つのサブフレームオフセットが存在する場合、TDD方式においてサブフレームインデックスが1であるサブフレームに対応するFDD方式のサブフレームは、サブフレームインデックスが3であるサブフレームであってもよく、またはサブフレームインデックスが9であるサブフレームであってもよく、FDD方式においてサブフレームインデックスが6であるサブフレームに対応するTDD方式のサブフレームは、サブフレームインデックスが8であるサブフレームであってもよく、またはサブフレームインデックスが4であるサブフレームであってもよい。さらに、TDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、サブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、またはこれらの両方がネットワークリスニングリソースとして使用される場合、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームに含まれる下りリソース部分、例えばDwPTSは、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するためにさらに使用されてもよい。具体的には、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームを一例として使用して、サブフレームに含まれる13番目のOFDMシンボル(インデックス番号が12であるOFDMシンボルをGPのために使用してもよく、サブフレームに含まれる14番目のOFDMシンボル(インデックス番号が13であるOFDMシンボル)をUpPTSのために使用してもよく、サブフレームに含まれる1番目のOFDMシンボル(インデックス番号が0であるOFDMシンボル)をユニキャスト制御領域の送信のために使用してもよく、例えば、PDCCH、PCFICHおよびPHICHのうち少なくとも1つのユニキャスト制御チャネルの送信のために使用してもよい。その後、上述のOFDMシンボルを除くサブフレームの別の部分が、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用され、または、上述のOFDMシンボルおよび受信/送信遷移時間に対応するOFDMシンボルを除くサブフレームの別の部分が、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用される。例えば、第1シーケンスの時間周波数パターンは、2番目のOFDMシンボルから、または3番目のOFDMシンボルから、あるいは4番目のOFDMシンボルから時間周波数リソースの占有を開始してもよい。この例では、サブフレームに含まれる12番目のOFDMシンボル(インデックス番号が11であるOFDMシンボル)がGPのために使用されてもよく、サブフレームに含まれる13番目および14番目のOFDMシンボル(インデックス番号が12および13であるOFDMシンボル)がUpPTSのために使用されてもよい。その後、GP、UpPTSおよびユニキャスト制御領域に対応するOFDMシンボルを除くサブフレームのOFDMシンボルが、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用される。このような特徴に基づいて、リソースの浪費を低減することができる第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために、長いGPをTDD方式で構成する必要はない。FDD方式では、TDD方式に対応する上述のネットワークリスニングリソースを下りサブフレームとして構成するか、またはMBSFNサブフレームとして構成してもよく、その後、TDD方式でのパターンと同一の第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して統一設計を実現する。本明細書では、「同一」とは、FDD方式およびTDD方式で使用される第1シーケンスの時間周波数パターンが、同一であるか、または互いの時間周波数シフトであることを意味している。
なお、ネットワークリスニングリソースの種類が通信システムの二重モードに応じて区別される場合、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なされるサブフレームは同一のサブフレームインデックス番号を有してもよく、または異なるサブフレームインデックス番号を有してもよいが、本明細書では限定されない。
このステップでは、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものであり、この種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを決定する。例えば、第1デバイスは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係を記憶し、ここで、対応関係をネットワークによって構成してもよく、例えば運用保守管理(Operations,Administration and Maintenance,OAM)を使用して構成してもよく、または、標準プロトコルを使用して事前に定義し、例えば指定してもよい。このように、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1デバイスは、上述の事前に記憶された対応関係から表引きと同様の方法で、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを選択することができる。あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1デバイスは基本シーケンスの時間周波数パターンを能動的に変換して、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを取得する。異なる種類のネットワークリスニングリソースのために、使用される変換方式は、ネットワークで構成されてもよく、または、標準プロトコルを使用して事前に定義されてもよく、基地局自体で構成されてもよいが、本発明では限定されない。あるいは、第1デバイスは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと、基本シーケンスの時間周波数パターンの異なる変換方式との対応関係をさらに記憶することができる。同様に、対応関係は、ネットワークで構成することができ、または、標準プロトコルにおいて定義されてもよい。このように、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1デバイスは、上述の事前に記憶された対応関係から表引きと同様の方法で、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する特定の変換方式を選択し、基本シーケンスの時間周波数パターンを選択された特定の変換方式で変換して、第1シーケンスのものであり、この種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを取得する。この処理では、第1シーケンスはネットワークリスニング信号として理解され、第2デバイスがネットワークリスニングを行うために使用するシーケンスである。例えば、ネットワークリスニングがクロック同期である場合、第1シーケンスはクロック同期のために使用されるシーケンスであり、ネットワークリスニングがエネルギー検出である場合、第1シーケンスはエネルギー検出のために使用されるシーケンスである。
このステップでは、第1シーケンスの時間周波数パターンについて、基本シーケンスの時間周波数パターンの定義を参照し、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1シーケンスが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよく、または、第1シーケンスが特定の複素数値変調シンボルにマッピングされた後に特定の複素数値変調シンボルが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよい。例えば、1つのサブフレーム内では、第1シーケンスの時間周波数パターンを、第1シーケンスが占有するREによって表すか、第1シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するREによって表すか、第1シーケンスが占有するREおよび第1シーケンスが占有しないREによって表すか、あるいは、第1シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するRE、および、特定の複素数値変調シンボルが占有しないREによって表すことができる。
102.第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1シーケンスを第2デバイスへ送信する。
第1シーケンスの時間周波数パターンを決定した後、第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。
本発明のこの実施例で提供されるネットワークリスニング方法によれば、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップの後、第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。この処理において決定された第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、上述の実施例1では、基本シーケンスの時間周波数パターンは事前に定義されてもよく、例えば標準プロトコルに規定されてもよく、または、ネットワークで構成されてもよく、第1デバイス自体で構成されてもよく、または、第2デバイスで構成されて第1デバイスへ送信されてもよいが、本発明では限定されない。基本シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスを送信するデバイスの識別子、基本シーケンスを受信するデバイスの識別子、基本シーケンスを送信するデバイスの同期レベル、または基本シーケンスを受信するデバイスの同期レベルに関連してもよく、基本シーケンスが配置されたOFDMシンボル、タイムスロット、サブフレームおよび無線フレームのインデックスに関連してもよく、基本シーケンスが配置された副搬送波、RE、RBおよび物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)のインデックスに関連してもよく、基本シーケンスを送信する基地局によって物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel,PBCH)上で報知されるアンテナポートの数に関連してもよく、基本シーケンスを送信するユーザ機器によって使用されるアンテナポートの数などに関連してもよいが、本発明では限定されない。
なお、上述のデバイスは、基地局であってもよく、またはユーザ機器であってもよいが、本発明では限定されない。
さらに、上述の実施例1では、例えば、MBSFNの非ユニキャスト領域、特殊サブフレームのGPまたは特殊サブフレームのDwPTSまたは特殊サブフレームのUpPTS、上りサブフレームまたは下りユニキャスト制御領域に対応する部分を除く上りサブフレームの別の部分、および、下りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分のうち少なくとも1つを使用して、第1デバイスが送信する第1シーケンスを第2デバイスが受信してもよい。必要に応じて、第1デバイスはまた、MBSFNサブフレームに含まれる時間周波数リソースにおいて第1シーケンスを送信するための時間周波数パターンを構成し、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域において第1シーケンスを送信することができる。あるいは、第1デバイスはまた、第1シーケンスを送信するためのサブフレームを特殊サブフレームとして構成し、特殊サブフレームのGP内で第1シーケンスを送信することができる。あるいは、第1デバイスはまた、システム・ブロードキャスト・メッセージにおいて放置された上りサブフレームを下りサブフレームとして構成し、下りサブフレームにおいて第1シーケンスを送信することができる。あるいは、第1デバイスは、下りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分に含まれる全部または一部のRE上で第1シーケンスを直接送信し、ここで、第1シーケンスのみが送信される。あるいは、第1デバイスは、下りユニキャスト制御領域に対応する部分を除いて上りサブフレームまたは上りサブフレームの別の部分に含まれる全部または一部のRE上で第1シーケンスを直接送信し、ここで、第1シーケンスのみが送信される。上述の方法では、第2デバイスが受信する第1シーケンスのチャネル品質を改善することができ、第2デバイスが受信する第1シーケンスの信号対干渉雑音比(Signal Interference Noise Ratio,SINR)は相対的に高く、これによって、第2デバイスが第1デバイスを使用して高精度のネットワークリスニングを確実に実施することができる。必要に応じて、第1シーケンスの送信に加えて、第1デバイスは上述のネットワークリスニングリソースにおいて他のデータをさらに送信することができるが、本明細書では限定されない。
なお、第2デバイスが第1シーケンスを受信する処理では、第2デバイスおよび/または第1デバイスの受信/送信遷移時間を考慮する必要がある場合、受信/送信遷移時間に対応するOFDMシンボルは、さらに、上述のネットワークリスニングリソースから除外される必要がある。同様に、第1デバイスが第1シーケンスを受信する処理では、第2デバイスおよび/または第1デバイスの受信/送信遷移時間も考慮する必要があり、この場合、受信/送信遷移時間に対応するOFDMシンボルもまた、上述のネットワークリスニングリソースから除外される必要がある。
次に、上述の実施例1における基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態を、以下に詳細に説明する。
可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースであってもよい。具体的には、図3Aを参照すると、図3Aは、本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるMBSFNサブフレームの概略構成図である。
図3Aに示す通り、MBSFNサブフレームは、斜線で埋められたユニキャスト制御領域と空の非ユニキャスト領域とを含み、基本シーケンスの時間周波数パターンは、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースである。旧リリースのデバイス(Release)について、例えばRelease 8のユーザ機器について、ユニキャスト制御領域は1つから3つのOFDMシンボルを占有し、PDCCH、PHICH、PCFICH、セル固有参照信号(Cell−specific Reference Signal,CRS)などを含んでもよい。非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースは、図3Aに示す非ユニキャスト領域、または、RE、OFDMシンボルまたは副搬送波を含む別の時間周波数リソースユニットに含まれる全部のREまたは一部のREであってもよい。例えば、一部の時間周波数リソースは、1つ以上の受信/送信遷移時間を除く非ユニキャスト領域内の全部または一部の時間周波数リソース(例えば、全部または一部のRE)であってもよい。受信/送信遷移時間は、デバイスがデータ送信状態からデータ受信状態へ遷移するときに必要な遷移時間、または、デバイスがデータ受信状態からデータ送信状態へ遷移するときに必要な遷移時間を指す。具体的には、図3Bを参照すると、図3Bは、2つの受信/送信遷移時間を除く図3Aに示す非ユニキャスト領域における時間周波数リソースの概略図であり、ここで、灰色に埋められた領域は、受信/送信時間が配置された時間周波数リソースを表している。
さらに、リソースの再利用率を改善するために、この実施例では、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースは、異なる基本シーケンスを搬送してもよい。異なる基本シーケンスは、異なる時間周波数パターンを含む基本シーケンス、または、異なるシーケンス形式を含む基本シーケンスであり、ここで、異なる時間周波数パターンを含む基本シーケンス時間周波数パターンは、互いの時間周波数シフトであってもよい。非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースによって搬送される異なる基本シーケンスの量は、再利用率を使用して示すことができる。例えば、再利用率が1である場合、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースが基本シーケンスを1つのみ搬送することができることを示し、再利用率が3である場合、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースが3つの基本シーケンスを搬送することができることを示している。
この実施例では、基本シーケンスのシーケンス形式は、第1シーケンスを送信および/または受信するデバイスの識別子に関連してもよく、第1シーケンスを送信および/または受信するデバイスの同期レベルに関連してもよく、基本シーケンスが配置されたOFDMシンボル、タイムスロット、サブフレームおよび無線フレームのインデックスに関連してもよく、または、基本シーケンスが配置された副搬送波、RE、RBおよびPRBのインデックスに関連してもよい。例えば、第1シーケンスおよび疑似ランダム初期化シーケンスを送信および/または受信するデバイスの識別子に応じて、デバイスの識別子に対応し、基本シーケンスを送信するために使用され初期化シーケンスが得られる。規定の疑似ランダム初期化シーケンスは、CRSの初期化シーケンスの各OFDMシンボルの疑似ランダム初期化シーケンス、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal,CSI−RS)の初期化シーケンス、復調用参照信号(DeModulation Reference Signal,DMRS)の初期化シーケンスの疑似ランダム初期化シーケンス、発見用参照信号(Discovery Reference Signal,DRS)の初期化シーケンス、または位置参照信号(Positioning Reference Signal,PRS)の初期化シーケンスを含む。その後、疑似ランダム生成シーケンスを使用して、基本シーケンスの疑似ランダムシーケンスが、得られた基本シーケンスの初期化シーケンスから生成される。最後に、基本シーケンスの生成された疑似ランダムシーケンスに応じて、デバイスの識別子に対応し、基本シーケンスのために使用される初期化シーケンスが得られるか、または、デバイスの同期レベルに対応し、基本シーケンスのために使用されるシーケンスが得られる。より具体的には、基本シーケンスのシーケンス形式は、一次同期信号(Primary Synchronization Signal,PSS)、二次同期信号(Secondary Synchronization Signal,SSS)、CRS、CSI−RS、PRS、MBSFN RS、DMRS、発見用参照信号(Discovery Reference Signal,DRS)などであってもよい。
次に、基本シーケンスの時間周波数パターンが、具体的には基本シーケンスが占有する時間周波数リソースが、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースである場合の、基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な特定の形態を以下に詳細に説明する。
なお、以下の説明では、PBCH上で報知されるアンテナポートの数は、基本シーケンスが異なる時間周波数パターンを有することができ、かつ、基本シーケンスの時間周波数パターンをアンテナポートの数に結び付けなくてもよいことを示すためだけに使用される。
形態1:
時間周波数パターンは図4Aから図4Dに示されている。図4Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図4Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図4Cは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図4Dは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
具体的には、1つのサブフレーム内で、RBペアを一例として使用して、異なる種類の巡回プレフィックスおよびPBCH上で報知される異なる数量のアンテナポートに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば図4Aから図4Dに示す時間周波数パターンのうちのいずれか1つであってもよく、時間周波数シフトが時間周波数パターン上で行われた後に得られる時間周波数パターンであってもよい。図4Aから図4Dに示すように、斜線で埋められた部分は基本シーケンスが占有する時間周波数リソースを表している。残りの空白部分で表されるREは、データを搬送してもしなくてもよく、かつ、基本シーケンスを搬送してもしなくてもよい。残りの空白部分で表されるREが基本シーケンスを搬送する場合、搬送される基本シーケンスの形態は同一であっても異なってもよいが、本明細書では限定されない。
図4Aから図4Dをさらに参照して、この例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、既存のLTEシステムのPRSの時間周波数パターンと同一であってもよく、既存のLTEシステムのPRSの時間周波数パターンの全部または一部の時間周波数リソースを含んでもよく、または、PRSの時間周波数パターンに基づく変換によって得ることができる。変換の特定の意味について、以下に詳細に説明する。
さらに、この例では、1つのRBペア内で、基本シーケンスの周波数再利用率は例えば6に等しく、すなわち、1つのRBペアは、6つの基本シーケンスを異なる時間周波数パターンとともに搬送することができる。異なる基本シーケンスの周波数再利用率は、同一であっても異なってもよい。
なお、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが既存のLTEシステムのPRSの時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。別の実現可能な実施形態では、基本シーケンスの時間周波数パターンはLTEシステムの別の参照信号の時間周波数パターン、例えばPSS、SSS、CRS、CSI−RS、MBSFN参照信号(MBSFN RS)、DMRSまたはDRSなどの参照信号の時間周波数パターンであってもよい。
なお、さらに、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが図4Aから図4Dに示す時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。別の実現可能な実施形態では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図4Aから図4Dのうちいずれか1つに示す時間周波数パターンの一部のセグメントを含んでもよく、ここで、一部のセグメントは、図4Aから図4Dのうちいずれか1つに示す時間周波数パターンに含まれる一部のREを指す。
なお、さらに、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが図4Aから図4Dに示す時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。あるいは、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図4Aから図4Dに示す時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターンであってもよい。さらに、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図4Aから図4Dのうちいずれか1つに示す時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターンを含む、別の時間周波数パターンであってもよい。異なる時間周波数シフトは、異なるPCIに対応してもよく、または、異なる同期レベルに対応してもよい。
具体的には、時間周波数シフトは、周波数リソースおよび/または時間リソース上の基本シーケンスの時間周波数パターンの変換を指している。本発明のこの実施例では、以下の2つの時間周波数シフト方法を、図4Aから図4Dに示す時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行い、基本シーケンスの時間周波数パターンを取得するために使用することができる。方法1:非巡回時間周波数シフト方法この方法では、変換後に、基本シーケンスの時間周波数パターンが配置された時間周波数リソース以遠の部分が破棄される。方法2:巡回時間周波数シフト方法この方法では、RBペアを一例としてさらに使用し、1つのRBペア内で、OFDMシンボルインデックスの範囲は、0から
(インデックスが0から
のOFDMシンボルは、RBペアに含まれる第1タイムスロットにおいてインデックスが0から
のOFDMシンボルに対応し、インデックスが
から
のOFDMシンボルは、RBペアに含まれる第2タイムスロットにおいてインデックスが0から
のOFDMシンボルに対応する)であり、副搬送波インデックスの範囲は、0から
であると仮定する。RBブロック内で、REが、周波数インデックスmおよびOFDMシンボルインデックスnを使用して一意に識別されると仮定すると、ここで、
および
であり、REが搬送したデータが周期的に変換された後、RBペア内で周波数インデックスm’およびOFDMシンボルインデックスn’を使用して、占有されたREを一意に識別することができ、ここで、
m’=(m+m1)mod M
n’=(n+n1)mod N
であり、m1は、REが搬送したデータが周波数リソース上で変換される副搬送波の量を示し、Mは、
を超えない整数であり、Nは、
を超えない整数であり、
n1は、REが搬送したデータが時間リソース上で変換されるOFDMシンボルの数量を示し、modは、REM演算を示している。巡回時間周波数シフトはまた、別の数学的表現形式を有してもよく、上述のパラメータは別の表現形式または意味を有してもよいが、本明細書では限定されない。具体的には、図4Eから図4Hを参照する。
図4Eおよび図4Fは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンである。図4Eは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが時間リソース上で1つのOFDMシンボルによって右方向へ周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示し、図4Fは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが周波数リソース上で1つの副搬送波によって下方へ周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示している。具体的には、図4Eおよび図4Fを参照して、この実施例では、Mの値は12であり、Nの値は11であり、m1の値は−1であり、n1の値は1である。各図に示す斜線で埋められたパターンは、図4Aに示す時間周波数パターンであり、黒色の格子で埋められたパターンは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンである。
図4Gおよび図4Hは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で非巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンである。図4Gは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが時間リソース上で1つのOFDMシンボルによって右方向へ非周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示し、図4Hは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが周波数リソース上で1つの副搬送波によって下方へ非周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示している。具体的には、図4Gおよび図4Hを参照して、この実施例では、Mの値は12であり、Nの値は11であり、m1の値は−1であり、n1の値は1である。各図に示す斜線で埋められたパターンは、図4Aに示す時間周波数パターンであり、黒色の格子で埋められたパターンは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で非巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンであり、黒色の直線で埋められた時間周波数リソースは、破棄された時間周波数リソースである。上述の図4Eおよび図4Fと比較して、図4Gおよび図4Hでは、基本シーケンスの時間周波数パターンが配置された時間周波数リソース以遠の部分が変換後に破棄される。この例では、基本シーケンスの時間周波数パターンが配置された時間周波数リソースを、インデックスが3から13であるOFDMシンボル、および現在のサブフレーム内でインデックスが0から11である副搬送波に含まれる時間周波数リソースとして定義することができる。
形式2:時間周波数パターンは、図5Aおよび図5Bに示されている。
1つのサブフレーム内で、RBペアを一例として使用して、ユニキャスト制御領域が2つのOFDMシンボルを占有すると仮定すると、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば図5Aおよび図5Bに示す時間周波数パターンであってもよい。図5Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が通常CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図5Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が拡張CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
具体的には、図5Aおよび図5Bを参照して、この実施例では、各図に示す斜線で埋められたパターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンであり(すなわち、斜線で埋められた部分は基本シーケンスが配置された時間周波数リソースである)、格子で埋められたパターンは、ユニキャスト制御領域の時間周波数パターンであり(すなわち、格子で埋められた部分はユニキャスト制御領域が配置された時間周波数リソースである)、空白部分は、(基本シーケンスを含む)データを搬送してもしなくてもよいREである。なお、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが図5Aおよび図5Bに示す時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。別の実現可能な実施形態では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図5Aまたは図5Bのいずれかに示す時間周波数パターンの一部のセグメントを含んでもよく、ここで、一部のセグメントは、図5Aまたは図5Bのいずれかに示す時間周波数パターンに含まれる一部のREを指す。
形態3:基本シーケンスの時間周波数パターンは、任意の2つ以上の参照信号の時間周波数パターンの組み合わせである。
具体的には、可能な組み合わせの方法は、異なる参照信号の時間周波数パターンの組み合わせを、基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として使用することである。例えば、PRSの時間周波数パターンおよび2つのアンテナポートを有するCRSの時間周波数パターンを基本シーケンスの異なる時間周波数パターンとして組み合わせると仮定すると、基本シーケンスの時間周波数パターンは、PRSの時間周波数パターンまたはCRSの時間周波数パターンを有してもよいことを示している。さらに、1つのサブフレーム内で、PRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が6であり、2つのアンテナポートを有するCRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が3である場合、基本シーケンスの時間周波数パターンにサポートされた再利用率は9である。
別の可能な組み合わせの方法は、異なる参照信号の時間周波数パターンを基本シーケンスの時間周波数パターンとして組み合わせることである。例えば、PRSのパターンおよび2つのアンテナポートを有するCRSのパターンを基本シーケンスの異なるパターンとして組み合わせると仮定すると、基本シーケンスのパターンは、PRSの時間周波数パターンおよびCRSの時間周波数パターンの形態の両方を有することを示している。さらに、1つのサブフレーム内で、PRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が6であり、2つのアンテナポートを有するCRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が3である場合、基本シーケンスの時間周波数パターンにサポートされた再利用率もまた3である。
具体的な実施例を参照して、上述の形態3における2つの可能な組み合わせの方法を以下に詳細に説明する。具体的には、図6Aから図6Fを参照する。図6Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Cは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Dは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Eは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Fは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
具体的には、異なる種類の巡回プレフィックス、PBCH上で報知される異なる数量のアンテナポートなどに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図6Aから図6Fに示す時間周波数パターンのいずれか1つを有してもよく、または、時間周波数シフトが時間周波数パターン上で行われた後に得られる時間周波数パターンであってもよい。図6Aから図6Fに示すように、斜線で埋められた部分はPRSが占有する時間周波数リソースを示している。格子で埋められた部分はCRSが占有する時間周波数リソースを示している。空白部分で示されるREは、データを搬送してもしなくてもよく、かつ、基本シーケンスを搬送してもしなくてもよい。空白部分で示されるREが基本シーケンスを搬送する場合、搬送される基本シーケンスの形態は同一であっても異なってもよいが、本明細書では限定されない。
なお、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの上述の時間周波数パターンについて、PBCH上で報知され、かつPRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数が、PBCH上で報知され、かつCRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数と同一である一例を、本発明を詳細に説明するために使用するが、本発明では限定されない。組み合わせの形態を考慮する場合、PBCH上で報知され、かつPRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数は、PBCH上で報知され、かつCRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数と同一であってもよく、異なってもよい。
なお、さらに、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの上述の時間周波数パターンについて、PRSの時間周波数パターンおよびCRSの時間周波数パターンを、基本シーケンスの時間周波数パターンまたは基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として直接組み合わせる一例を、本発明を詳細に説明するために使用するが、本発明では限定されない。別の実現可能な実施形態では、時間周波数シフトは、PRSまたはCRSの時間周波数パターン上、および、時間周波数シフトを基本シーケンスの時間周波数パターンまたは基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として組み合わせた後の、PRSまたはCRSの時間周波数パターン上で行われてもよい。
なお、さらに、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの上述の時間周波数パターンについて、PRSの時間周波数パターンおよびCRSの時間周波数パターンを、基本シーケンスの時間周波数パターンまたは基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として組み合わせる一例を、本発明を詳細に説明するために使用するが、本発明では限定されない。別の実現可能な実施形態では、PSS、SSS、MBSFN RS、CSI−RS、DRS、CRS、PRSなどのうち任意の2つ以上のシーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンとして組み合わせられる。
上述の図4Aから図4H、図5Aおよび図5B、および図6Aから図6Fで説明した基本シーケンスの時間周波数パターンは、1つのアンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンと見なすことができる。複数のアンテナポートを考慮する場合、異なるアンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンは、同一または異なる。この場合、基本シーケンスの時間周波数パターンがLTEシステムにサポートされる参照信号を組み合わせることで得られる場合、例えば、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの時間周波数パターンがPRSに対応するパターンおよびCRSに対応するパターンを組み合わせることで得られる場合、基本シーケンスのものであり異なるアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSに対応する時間周波数パターンと異なるアンテナポートに対応するCRSのパターンとの組み合わせであってもよい。具体的には、図7Aおよび7Bを参照する。
図7Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第1アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図7Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第2アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図7Aを参照して、この実施例では、基本シーケンスのものでありアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSの時間周波数パターンと、CRSのものであり第1アンテナポート(例えば、アンテナポート0)に対応する時間周波数パターンとの組み合わせであってもよい。図7Bを参照して、この実施例では、基本シーケンスのものであり他のアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSのパターンと、CRSのものであり第2アンテナポート(例えば、アンテナポート1)に対応する時間周波数パターンとの組み合わせであってもよい。あるいは、基本シーケンスのものでありアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSの時間周波数パターンであってもよく、他のアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、CRSなどのパターンであってもよい。
別の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば、特殊サブフレームに含まれるGPに含まれる全部または一部の時間周波数リソースであってもよい。具体的には、図8Aを参照すると、図8Aは、本発明のネットワークリスニング方法を適用することができる特殊サブフレームの概略構成図である。
図8Aに示すように、特殊サブフレームのGPに含まれる全部または一部の時間周波数リソースは、GPに含まれる全部または一部のRE、またはRE、OFDMシンボルまたは副搬送波を含む別の時間周波数リソースユニットを指している。一部の時間周波数リソースは、例えば、1つ以上の受信/送信遷移時間以外の特殊サブフレームのGP内の他の時間周波数リソースであってもよい。具体的には、図8Bを参照すると、図8Bは、2つの受信/送信遷移時間を除く図8Aに示すGPにおける時間周波数リソースの概略図である。
図8Bを参照すると、斜線で埋められた部分は特殊サブフレームの下りパイロットタイムスロット(Downlink Pilot Time Slot,DwPTS)が占有する時間周波数リソースであり、灰色で埋められた領域は受信/送信遷移時間が配置された時間周波数リソースを表し、格子で埋められた領域は上りパイロットタイムスロット(Uplink Pilot Time Slot,UpPTS)が占有する時間周波数リソースである。DwPTS、GPおよびUpPTSが使用する時間周波数リソースの比が、DwPTS:GP:UpPTS=3:9:2であると仮定すると、2つの受信/送信遷移時間が除外され、基本シーケンスの時間周波数パターンは、空の部分で表される時間周波数リソースに配置される。
なお、基本シーケンスの時間周波数パターンがMBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースに配置される(すなわち、基本シーケンスが占有する時間周波数リソースがMBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソース内に配置される)と同様に、基本シーケンスの時間周波数パターンは、LTEシステムにサポートされる参照信号の全部または一部の時間周波数パターンであるかこのパターンを含んでもよく、時間周波数シフトがLTEシステムにサポートされる参照信号の時間周波数パターン上で行われた後に得られる全部または一部の対応する時間周波数パターンであるかこのパターンを含んでもよく、LTEシステムにサポートされる参照信号の全部または一部の時間周波数パターンの組み合わせであるかこの組み合わせを含んでもよく、ここで、組み合わせの処理において、参照信号の全部または一部の時間周波数パターンの時間周波数シフトもまた考慮される。
なお、さらに同様に、リソースの再利用率を改善するために、ガード期間(GP)に含まれる全部または一部の時間周波数リソースは異なる基本シーケンスを搬送してもよく、ここで、異なる基本シーケンスは、異なる時間周波数パターンまたはシーケンス形式を含む基本シーケンスを指している。
さらに別の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば下りサブフレームまたは上りサブフレームの全部または一部の時間周波数リソースであってもよく、ここで、上りサブフレームはシステム・ブロードキャスト・メッセージ内で報知される。一部の時間周波数リソースは、1つ以上の受信/送信遷移時間を除く下りサブフレームまたは上りサブフレームの全部または一部の時間周波数リソース、および/または、ユニキャスト制御領域を除く全部または一部の時間周波数リソースを含んでもよく、ここで、本明細書に記載の下りサブフレームは、通常下りサブフレームであるかMBSFNサブフレームであってもよい。
この実施例では、基本シーケンスおよび参照信号の時間周波数パターンと再利用率などとの関係性について、上述の説明を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。サブフレーム(上りサブフレームまたは下りサブフレーム)の時間周波数リソースを一例として使用して、基本シーケンスの時間周波数パターンのいくつかの一般的な形態を以下に説明する。具体的には、図9Aおよび図9Bを参照する。図9Aは、本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図9Bは、本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSおよびCRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
図9Aに示すように、RBペアを一例としてさらに使用して、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えばPRSの時間周波数パターンのみを含んでもよい一方で、図9Bでは、RBペアを一例としてさらに使用して、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えばPRSおよびCRSの時間周波数パターンの組み合わせであってもよい。
必要に応じて、上述の実施例1では、特定の種類のネットワークリスニングリソースのために、第1デバイスは、以下のいくつかの方法において、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを決定することができる。
方法1:第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定する。
このようにして、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得する。
方法2:第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定する。
このようにして、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係と、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンとを事前に記憶することができる。この場合、第1デバイスは、第1シーケンスのものであり関連する種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンに対する対応関係を検索し、その後、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンから第1シーケンスの時間周波数パターンを決定する。
形態3:第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定して、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換する。
具体的には、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係を事前に記憶することができる。この場合、第1デバイスは、基本シーケンスの時間周波数パターンのものであり、かつ関連する種類のネットワークリスニングリソースに対応する変換方式に対する対応関係を検索し、その後、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために、発見した変換方式に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換する。
必要に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンの上述の様々な生成方法では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
具体的には、ネットワークリスニングリソースの種類が具体的にはMBSFNサブフレームであり、かつ特殊サブフレームのGPが使用される一例では、例えば同一の基本シーケンスの時間周波数を変換することで、2つの種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する第1シーケンスの時間周波数パターンを得ることができる。さらに、2つの種類のネットワークリスニングリソースに対応する第1シーケンスの時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、上述の実施例1では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップは、第1デバイスまたは別のネットワーク要素によって実行することができるが、本発明では限定されない。次に、様々な変換方式を以下に詳細に説明する。
第1変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用することである。
このようにして、基本シーケンスは第1シーケンスとして直接送信される。この場合、第1デバイスがネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定した第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンと同一であり、第1シーケンスのシーケンス形式および基本シーケンスのシーケンス形式は、同一であっても異なってもよい。
基本シーケンスの時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用するこの変換方式の適用可能なシナリオは、第1デバイスが実際に送信する第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを含むことができるシナリオ、または、第2デバイスが実際に受信する第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを含むシナリオを含む。例えば、基本シーケンスのものであり、かつ第1デバイスが送信した第1シーケンス、および/または第2デバイスが受信した第1シーケンスに対応する時間周波数パターンは、特殊サブフレームのGPに含まれる全部または一部の時間周波数リソースであると仮定すると、第1デバイスまたは第2デバイスあるいはこれらデバイスの両方が、MBSFNサブフレーム、特殊サブフレームのGP、またはシステム・ブロードキャスト・メッセージの上りサブフレームまたは下りサブフレームの非ユニキャスト領域を使用して第1シーケンスを送信および/または受信する場合、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用されてもよい。本発明のこの実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンは第1シーケンスが配置された時間周波数リソースであってもよい。
第2変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャし、パンクチャされた時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。
このようにして、基本シーケンスの時間周波数パターンの一部のセグメントが適応的にパンクチャされ(puncture)、パンクチャされた時間周波数パターンが、第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用される。例えば、特定の基本シーケンスの時間周波数パターンについて、優先度が第1シーケンスよりも高いチャネルまたはデータが占有するREをパンクチャすることができ、パンクチャされた時間周波数パターンは、第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用される。優先度が第1シーケンスよりも高いチャネルまたはデータは、PBCH、一次同期チャネル(Primary Synchronization Channel,P−SCH)、二次同期チャネル(Secondary Synchronization Channel,S−SCH)、およびPDCCH、PCFICHまたはPHICHなどのユニキャスト制御チャネルを含む。基本シーケンスがCRSを含まない場合、優先度が第1シーケンスよりも高いデータはCRSをさらに含んでもよい。
第3変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートし、トランケートされた時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。
この変換方式では、基本シーケンスの対応するセグメントが適応的にトランケートされ、第1シーケンスとして使用される。この場合、第1シーケンスの時間周波数パターンは基本シーケンスの時間周波数パターンの一部であり、第1シーケンスのシーケンス形式および基本シーケンスのシーケンス形式は、同一であっても異なってもよい。
この変換方式の一般的な適用シナリオでは、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用される時間周波数リソースが基本シーケンスの時間周波数パターンの一部のみを含むことができる場合、基本シーケンスの時間周波数パターンの一部をトランケートして第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することができる。例えば、基本シーケンスのものであり、かつ第1デバイスが送信した第1シーケンス、および/または第2デバイスが受信した第1シーケンスに対応する時間周波数リソースは、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースであると仮定すると、第1デバイスまたは第2デバイスあるいはこれらデバイスの両方が、特殊サブフレームのGPを使用して第1シーケンスを送信および/または受信する場合、特殊サブフレームのGP内の送信のために第1デバイスが使用することができる実際の時間周波数リソースに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンに対してトランケートを行うことができる。具体的には、図10Aを参照すると、図10Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートするステップの概略図である。
図10Aを参照して、基本シーケンスの時間周波数パターンが格子で埋められた部分で表されると仮定して、第3変換方式が使用される場合、特殊サブフレームのGP内で第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用される時間周波数リソースに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンを適応的にトランケートすることができ トランケート後に得られる第1シーケンスの時間周波数パターンは、図中のRBペアにおける2つの黒色の太い破線間の時間周波数パターンである。
さらに、基本シーケンスの時間周波数パターンがトランケートされた後、時間周波数シフトをトランケートされていない時間周波数パターン、例えば図10Aの2つの黒色の太い破線間の時間周波数リソース以外の別の時間周波数リソース上で行うことができ、これにより、トランケートされていない全部または一部の時間周波数パターンが、第1シーケンスの時間周波数リソースを搬送することができ、すなわち、2つの黒色の太い破線間の領域に収まる。具体的には、図10Bを参照すると、図10Bは、図10Aにおいてトランケートされない時間周波数リソース上で時間周波数シフトを行うステップの概略図である。図10Bに示すように、トランケートされていない2つの時間周波数リソースは、トランケートされた範囲内に時間周波数シフトされてもよい。
第4変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張し、拡張された時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。
この変換方式では、基本シーケンスの時間周波数パターンは第1シーケンスの時間周波数パターンのサブセットである。この場合、基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで第1シーケンスの時間周波数パターンを取得することができる。
この変換方式の一般的な適用シナリオでは、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用される時間周波数リソースが、基本シーケンスが占有する時間周波数リソースの時間周波数パターンよりも大きい場合、基本シーケンスの時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用することができるだけでなく、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用され、基本シーケンスの時間周波数パターンに占有されない時間周波数リソース上で、基本シーケンスの一部のセグメントを搬送することができる。
第5変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行い、時間周波数シフト後に得られた時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンの上述の可能な特定の形態の関連説明を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。
なお、基本シーケンスの時間周波数パターンの変換は、上述の方法の任意の組み合わせをさらに含むことができる。例えば、パンクチャと時間周波数シフトとの組み合わせを考慮する場合、パンクチャされたRE上で搬送された基本シーケンスを直接破棄することができ、その後、時間周波数シフトがパンクチャされていない基本シーケンスのパターンに対して行われ、あるいは、パンクチャされたRE上で搬送された基本シーケンスは、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用することができる時間周波数リソースへ時間周波数シフトされる。
なお、さらに、上述の様々な変換方式の適用可能な一般的なシナリオは単なる例示であり、本発明はこれに限定されない。別の実現可能な実施態様では、様々な変換方式は他のシナリオに対応してもよい。
なお、さらに、異なるサブフレームでは、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよく、同一のサブフレームに含まれる異なるタイムスロットでは、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよく、またはさらに、同一のサブフレームに含まれる時間リソースの異なる範囲内で、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよい。さらに、異なるアンテナポートに対して、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよく、(例えばPRBのユニット内の)異なる周波数領域リソースブロックに対して、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよい。異なる第1シーケンスの時間周波数パターンに対して、対応する基本シーケンスは同一の時間周波数パターンを使用してもよく、互いの時間周波数シフトである時間周波数パターンを使用してもよい。異なる第1シーケンスの時間周波数パターンは同一のサブフレームに配置されてもよく、または異なるサブフレームに配置されてもよい。
なお、さらに、本発明では、異なる同期レベルの少なくとも2つのネットワーク要素またはユーザ機器について、基本シーケンスの時間周波数パターンは同一であっても異なってもよいが、同一の同期レベルのネットワーク要素またはユーザ機器について、基本シーケンスの時間周波数パターンは同一である。例えば、同期レベルが第1の所定の閾値未満であるネットワーク要素またはユーザ機器(例えば、同期レベルが2未満、すなわち、同期レベルが0または1であるネットワーク要素またはユーザ機器)について、PRSまたはPRS+CRSの時間周波数パターンを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよく、同期レベルが第2の所定の閾値を越えるネットワーク要素またはユーザ機器(例えば、同期レベルが1を越えるネットワーク要素またはユーザ機器)について、CRSの時間周波数パターンを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよい。換言すれば、同期レベルが第1の所定の閾値未満であるネットワーク要素またはユーザ機器の第1シーケンスの時間周波数パターンは、PRSまたはPRS+CRSの時間周波数パターンを変換することで取得され、同期レベルが第2の所定の閾値を越えるネットワーク要素またはユーザ機器の第1シーケンスの時間周波数パターンは、CRSの時間周波数パターンを変換することで取得される。この例では、上述の説明と同様に、基本シーケンスの時間周波数パターンは、PSS、SSS、CSI−RS、MBSFN RS、DMRSおよびDRSの時間周波数パターンのうちのいずれか1つまたはこれらの組み合わせであってもよい。この例では、より低い同期レベルのネットワーク要素またはユーザ機器は、外部同期ソースからより少ない量の遷移ホップを通過する。この特徴に基づいて、同期レベルが第1閾値未満であるネットワーク要素またはユーザ機器は、より正確なクロック同期信号を提供することができる。特に、異なるネットワーク要素またはユーザ機器が異なる演算子に属する場合、異なる演算子間のクロック同期の精度を確保することができる。
なお、さらに、本発明では、異なる同期状態にあるネットワーク要素またはユーザ機器について、基本シーケンスの時間周波数パターンは同一であっても異なってもよい。異なる同期状態は、同期された状態および同期されていない状態を含み、ネットワーク要素またはユーザ機器が提供したクロック同期が信頼できるかどうかによって、異なる同期状態をさらに示すことができる。例えば、信頼性のあるクロック同期を提供することができる同期ネットワーク要素またはネットワーク要素のために、PRSまたはPRS+CRSを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよく、信頼性のあるクロック同期を提供することができない非同期ネットワーク要素またはネットワーク要素のために、CRSを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよい。換言すれば、信頼性のあるクロック同期を提供することができる同期ネットワーク要素またはネットワーク要素が送信した第1シーケンスの時間周波数パターンは、PRSまたはPRS+CRSの時間周波数パターンを変換することで取得され、信頼性のあるクロック同期を提供することができない非同期ネットワーク要素またはネットワーク要素が送信した第1シーケンスの時間周波数パターンは、CRSの時間周波数パターンを変換することで取得される。この例では、上述の説明と同様に、基本シーケンスの時間周波数パターンは、PSS、SSS、CSI−RS、MBSFN RS、DMRSおよびDRSの時間周波数パターンのうちのいずれか1つまたはこれらの組み合わせであってもよい。
なお、さらに、本発明では、ネットワークリスニングリソースは周期的に現れてもよく、例えば、10秒または7.5秒毎に1回現れるが、本明細書では限定されない。
必要に応じて、上述の実施例1では、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものであり、この種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを決定する前に、第1デバイスは第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをさらに決定する必要があり、ここで、第1シーケンスが配置されたネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く上りサブフレームの別の部分、および下りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分のうち少なくとも1つのリソースを含む。この場合、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定されたネットワークリスニングリソース上で生成する。第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、例えば第1デバイスによってネットワーク構成に応じて実現される。
さらに、必要に応じて、第1デバイスが周波数分割複信(Frequency Division Duplex,FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第1デバイスが時分割複信(Time Division Duplex,TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームであり、これにより、第1デバイスが第1シーケンスを送信するときに第1デバイスがユーザ機器に与える影響を低減する。ユーザ機器への影響は、ユーザ機器の無線リソース管理(Radio Resource Management,RRM)測定への影響、ユーザデータのスケジューリングなどへの影響を含む。
図11は、本発明のネットワークリスニング方法の実施例2のフローチャートである。この実施例は、第2デバイスによって実行され、ネットワークリスニング信号を異なる種類のネットワークリスニングリソースについて効率的に生成する必要があるシナリオに適用することができる。具体的には、この実施例は以下のステップを含む。
201.第2デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信し、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される。
このステップでは、ネットワークリスニングリソース、第1シーケンスなどの種類の関連する説明のために、図2の上述の実施例1を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。
202.第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信した後、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。
本発明のこの実施例において提供されたネットワークリスニング方法によれば、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信した後、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。この処理では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、上述の実施例2では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。具体的には、上述の実施例1の関連する説明を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。
必要に応じて、上述の実施例2では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、上述の実施例2では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、上述の実施例2では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
さらに、必要に応じて、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームであり、これにより、第1デバイスが第1シーケンスを送信することで第1デバイスがユーザ機器に与える影響を低減する。ユーザ機器への影響は、ユーザ機器のRRM測定への影響、ユーザデータのスケジューリングなどへの影響を含む。
必要に応じて、上述の実施例2では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含む。
必要に応じて、上述の実施例2では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、上述の実施例2では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、上述の実施例2では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図12は、本発明による第1デバイスの実施例1の概略構成図である。この実施例で提供される第1デバイスは、図2における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第1デバイス100は、具体的には、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成された決定モジュール11を含み、ここで、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスは、第2デバイスによってネットワークリスニングを行うために使用されるシーケンスであり、そして、第1デバイス100は、決定モジュール11によって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信モジュール12を含む。
第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定した後、本発明のこの実施例で提供される第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。この処理において決定された第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、決定モジュール11は、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースでネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、決定モジュール11に決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第1デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、決定モジュール11に決定されたネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、決定モジュール11は、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上で生成するようにさらに構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図13は、本発明による第2デバイスの実施例1の概略構成図である。この実施例で提供される第2デバイスは、図11における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第2デバイス200は、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成される受信モジュール21を含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定され、そして、第2デバイス200は、受信モジュール21が受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたネットワークリスニングモジュール22を含む。
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信した後、本発明のこの実施例において提供された第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。この処理では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図14は、本発明による第1デバイスの実施例3の概略構成図である。この実施例で提供される第1デバイスは、図2における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第1デバイス300は、具体的には、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成されたプロセッサ31を含み、ここで、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスは、第2デバイスによってネットワークリスニングを行うために使用されるシーケンスであり、そして、第1デバイス300は、プロセッサ31によって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信機32を含む。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、プロセッサ31は、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースでネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、プロセッサ31に決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第1デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、プロセッサ31に決定されたネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、プロセッサ31は、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上で生成するようにさらに構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図15は、本発明による第2デバイスの実施例2の概略構成図である。この実施例で提供される第2デバイスは、図11における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第2デバイス400は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成される受信機41を含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定され、そして、第2デバイス400は、受信機41が受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたプロセッサ42を含む。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
当業者は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって、方法の実施例のステップの全部または一部を実施してもよいことを理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムを実行すると、方法の実施例のステップが行われる。上述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
最後に、なお、上述の実施例は、本発明の技術的解決策を説明するものに過ぎず、本発明を限定するものではない。上述の実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、上述の実施例で説明した技術的解決策をさらに変更することができるか、または、本発明の実施例の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、その技術的解決策の一部または全部に同等の置換を行うことができることを、当業者は理解すべきである。
11 決定モジュール
12 送信モジュール
21 受信モジュール
22 ネットワークリスニングモジュール
31,42 プロセッサ
32 送信機
41 受信機
100,300 第1デバイス
200,400 第2デバイス
本発明の実施例は無線通信技術に関し、特に、ネットワークリスニング方法およびデバイスに関する。
現在、データサービストラフィックの急増する要件を満たすために、大量のスモールセル(small cell)が、一部の屋内または屋外のホットスポットエリアにおいて密に展開されている。元のマクロセル(Macro cell)の容量およびカバレッジは、スモールセルのカバレッジを使用することで強化され、ユーザ体験を改善する。マクロセルと各スモールセルとの間、およびスモールセル間の通常のデータ送信を確実にするために、クロック同期は、スモールセル間、およびスモールセルとマクロセルとの間で実施される必要がある。
先行技術では、クロック同期はネットワークリスニング(network listening)によって実施されている。具体的には、一部のスモールセルまたはマクロセルは、外部同期ソースが提供するクロック同期信号を使用してクロック同期を実現し、かつ、同期ソースセルとして、対象セルのクロック同期信号を提供し、これにより、対象セルもまた同期を実現することができる。外部同期ソースは、例えば、全地球測位システム(Global Positioning System,GPS)または有線ネットワーククロック同期であってもよい。この処理では、同期ソースセルはネットワークリスニング信号を対象セルへ送信し、これにより、対象セルは、ネットワークリスニング信号に応じて、同期ソースセルでクロック同期を実現することができる。対象セルがユーザ機器に与える影響を低減するために、対象セルは、異なるネットワークリスニングリソースを使用して、例えば、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(Multicast Broadcast Single Frequency Network,MBSFN)サブフレーム内の非ユニキャスト領域を利用して、または特殊サブフレーム内のガード期間(Guard Period,GP)を使用して、あるいは上りサブフレームを使用して、または下りサブフレームを使用して、同期ソースセルが送信したネットワークリスニング信号を受信することができる。異なる種類のネットワークリスニングリソースのためにネットワークリスニング信号をより効率的に生成する方法は、解決すべき緊急の問題となっている。
本発明の実施例は、ネットワークリスニング方法およびデバイスを提供し、ここで、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さ、およびネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さを低減するために、単純なネットワークリスニング信号が生成される。
第1の態様によれば、本発明の実施例はネットワークリスニング方法を提供し、本方法は、
第1デバイスによって、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップであって、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンであり、第1シーケンスがネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスである、決定するステップと、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信するステップと、
を含む。
第1の態様の第1の可能な実施態様では、
第1デバイスによって、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップは、
第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するために、第1デバイスによって、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換するステップ、または、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定するステップ、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップを含む。
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第2の可能な実施態様では、
第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施態様、または第1の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施態様、第1の態様の第2の可能な実施態様、または第1の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第4の可能な実施態様では、本方法は、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するステップであって、ネットワークリスニングリソースが、
マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含む、決定するステップをさらに含み、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップは、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するステップを含む。
第1の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第5の可能な実施態様では、第1デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第1デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第1の態様、第1の態様の第1の可能な実施態様、第1の態様の第2の可能な実施態様、または第1の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第1の態様の第6の可能な実施態様では、本方法は、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するステップであって、ネットワークリスニングリソースが、
周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、
時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含む、決定するステップをさらに含み、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップは、
第1デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するステップを含む。
第2の態様によれば、本発明の実施例はネットワークリスニング方法を提供し、本方法は、
第2デバイスによって、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するステップであって、第1シーケンスの時間周波数パターンが、基本シーケンスの時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンが、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される、受信するステップと、
第2デバイスによって、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うステップと、
を含む。
第2の態様の第1の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定される時間周波数パターンであってもよく、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定される時間周波数パターンであってもよく、または、
第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであってもよい。
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第2の可能な実施態様では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、または第2の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、第2の態様の第2の可能な実施態様、または第2の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第4の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、
第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第2の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第5の可能な実施態様では、第2デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第2デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、第2の態様の第2の可能な実施態様、または第2の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第2の態様の第6の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上にネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第3の態様によれば、本発明の実施例は第1デバイスを提供し、第1デバイスは、
ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成され、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンであり、第1シーケンスがネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスである決定モジュールと、
決定モジュールによって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信モジュールと、
を含む。
第3の態様の第1の可能な実施態様では、決定モジュールは、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第2の可能な実施態様では、
第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実施態様、または第3の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実施態様、第3の態様の第2の可能な実施態様、または第3の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第4の可能な実施態様では、決定モジュールは、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、決定モジュールは、第1シーケンスの時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
第3の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第5の可能な実施態様では、第1デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、決定モジュールに決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第1デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、決定モジュールに決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
第3の態様、第3の態様の第1の可能な実施態様、第3の態様の第2の可能な実施態様、または第3の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第3の態様の第6の可能な実施態様では、決定モジュールは、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上に生成するようにさらに構成される。
第3の態様では、決定モジュールはプロセッサであってよく、送信モジュールは送信機であってよい。
第4の態様によれば、本発明の実施例は第2デバイスを提供し、第2デバイスは、
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成され、第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンが第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される受信モジュールと、
受信モジュールが受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたネットワークリスニングモジュールと、
を含む。
第4の態様の第1の可能な実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定される時間周波数パターンであってもよく、または、
第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定される時間周波数パターンであってもよく、または、
第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであってもよい。
第4の態様または第4の態様の第1の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第2の可能な実施態様では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施態様、または第4の態様の第2の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第3の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施態様、第4の態様の第2の可能な実施態様、または第4の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第4の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレーム、および下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、
第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第4の態様の第4の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第5の可能な実施態様では、第2デバイスが周波数分割複信(FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、
第2デバイスが時分割複信(TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
第4の態様、第4の態様の第1の可能な実施態様、第4の態様の第2の可能な実施態様、または第4の態様の第3の可能な実施態様を参照して、第4の態様の第6の可能な実施態様では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信(FDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信(TDD)方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上にネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
第4の態様では、受信モジュールは受信機であってよく、ネットワークリスニングモジュールはプロセッサであってよい。
いくつかの実施態様では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
いくつかの実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
いくつかの実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
本発明の実施例で提供されるネットワークリスニング方法およびデバイスによれば、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップの後、第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。この処理において決定された第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるLTEシステムの時間周波数リソースの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法の実施例1のフローチャートである。
本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるMBSFNサブフレームの概略構成図である。
2つの受信/送信遷移時間を除く図3Aに示す非ユニキャスト領域における時間周波数リソースの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つのOFDMシンボルによって時間リソースの右方向へ周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つの副搬送波によって周波数リソースの下方へ周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つのOFDMシンボルによって時間リソースの右方向へ非周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが1つの副搬送波によって周波数リソースの下方へ非周期的に変換された後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンの図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が通常CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が拡張CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第1アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第2アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法を適用することができる特殊サブフレームの概略構成図である。
2つの受信/送信遷移時間を除く図8Aに示すGPにおける時間周波数リソースの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSおよびCRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法において、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートするステップの概略図である。
図10Aにおいてトランケートされない時間周波数リソース上で時間周波数シフトを行うステップの概略図である。
本発明のネットワークリスニング方法の実施例2のフローチャートである。
本発明による第1デバイスの実施例1の概略構成図である。
本発明による第2デバイスの実施例1の概略構成図である。
本発明による第1デバイスの実施例3の概略構成図である。
本発明による第2デバイスの実施例2の概略構成図である。
本発明の実施例の目的、技術的解決法および利点をより明確にするために、本発明の実施例における添付の図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を、以下に明確かつ完全に説明する。明らかに、記載の実施例は、本発明の実施例の全てではなく、一部に過ぎない。創造的な努力をすることなく本発明の実施例に基づいて当業者が得るその他の全ての実施例は、本発明の保護範囲内にあるものとする。
本発明の実施例は、様々な無線通信システムに適用可能である。本発明を明確に理解するために、無線通信システムが具体的には、本発明の実施例に適用可能なロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)またはロング・ターム・エボリューション・アドバンスト(Long Term Evolution Advanced,LTE−A)ネットワークリスニング、第1デバイス、第2デバイス、基本シーケンス、基本シーケンスの時間周波数パターンなどである一例を使用して、まず以下に詳述する。
ネットワークリスニング:一般的に、ネットワークリスニングは、クロック同期、キャリア選択、エネルギー検出、信号解析、チャネル推定、デバイス発見、干渉検出、チャネル品質測定などを含む。特に記載のない限り、ネットワークリスニングが具体的にはクロック同期である一例を使用して、本発明を以下に詳細に説明する。
第1デバイスおよび第2デバイス:ネットワークリスニングは、ネットワーク要素間、ネットワーク要素とユーザ機器との間、またはユーザ機器間に存在するので、以下の実施例で説明しない限り、第1デバイスは、ネットワークリスニング信号を提供するデバイスであり、第2デバイスはネットワークリスニング信号を使用してネットワークリスニングを実施するデバイスであり、ここで、第1デバイスはネットワーク要素またはユーザ機器であってもよく、同様に、第2デバイスもまたネットワーク要素またはユーザ機器であってもよいが、本発明では限定されない。ネットワーク要素は、例えば進化型ノード(eNodeB,eNB)、スモールセル、または(マクロセルと呼ぶこともできる)マクロ基地局であってもよく、セルの概念は本発明の実施例の基地局などの概念に相当する。スモールセルは、低送信電力、小カバレッジ領域などを特徴とする。具体的には、スモールセルは、メトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)などをさらに含んでもよい。本発明の実施例では、ネットワークリスニングが具体的にはクロック同期である場合、第1デバイスはクロック同期信号を提供する基地局であってもよく、第2デバイスは第1デバイスが提供したクロック同期信号を受信する基地局であってもよく、または、ネットワークリスニングが干渉検出である場合、第1デバイスは干渉源であってもよく、第2デバイスは干渉を含むデバイスであってもよい。なお、第1デバイスおよび第2デバイスは2つの相対的な概念に過ぎない。ユーザ機器を一例として使用して、ユーザ機器がネットワークリスニング信号を提供する場合、ユーザ機器を第1デバイスとして使用してもよく、ユーザ機器がネットワークリスニング信号に応じてネットワークリスニングを実施する場合、ユーザ機器を第2デバイスとして使用してもよい。
基本シーケンス:読み手が基本シーケンスを理解するのに役立つように、まず、LTEシステムにおける一般的な時間周波数リソースの概念を簡単に説明する。具体的には、図1を参照する。
図1は、本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるLTEシステムの時間周波数リソースの概略図である。図1に示すように、LTEシステムでは、データを搬送する最小時間周波数リソースユニットは、リソース要素(Resource Element,RE)である。1つのタイムスロット内の副搬送波インデックスkおよび直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボルインデックスlを使用して、REを一意に識別することができ、ここで、kは、
であり、lの範囲は、
であり、
は、システムの下り帯域幅に含まれるリソースブロック(Resource Block,RB)の数量を示し、
および
の値は、巡回プレフィックス(CP)の種類に関連している。具体的には、表1を参照すると、表1は、本発明の実施例に適用することができるプレフィックス属性テーブルである。1つのRBは、
の連続したOFDMシンボルを時間領域リソース上に含み、
の連続した副搬送波を周波数領域リソース上に含む。すなわち、1つのRBは、
のREを含み、時間領域内の1つのタイムスロット(slot)に対応し、かつ周波数領域内で180KHzに対応し、ここで、1つのタイムスロットは、
の連続したOFDMシンボルを含み、1つのサブフレームは2つのタイムスロットを含む。同一のサブフレームの異なるタイムスロットに配置され、同一の周波数領域リソースを有する2つのRBは、RBペアとすることができる。通常巡回プレフィックスを一例として使用して、同一のサブフレームの異なるタイムスロットに配置され、同一の周波数領域リソースを有する2つのRBは、合計で14*12のREを含む。
なお、表1は一例に過ぎず、別の実現可能な実施形態では、巡回プレフィックスの種類は別の形態で定義されるが、本発明では限定されない。
図1を参照して、本発明の実施例では、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器について、または、異なる種類のネットワークリスニングリソースについて、基本シーケンスは、固定サイズまたは同一サイズの時間周波数パターンを含むシーケンス、または、固定または同一の時間周波数パターンを含むシーケンス、あるいは、相互時間周波数シフトである時間周波数パターンを含むシーケンスとして理解することができる。
基本シーケンスの時間周波数パターン。図1を参照して、基本シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよく、基本シーケンスが特定の複素数値変調シンボルにマッピングされた後に特定の複素数値変調シンボルが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよい。基本シーケンスが占有する時間リソースの位置は、無線フレームインデックス、サブフレームインデックス、タイムスロットインデックス、およびOFDMシンボルインデックスのうちの少なくとも1つを使用して示すことができる。基本シーケンスが占有する周波数リソースの位置は、副搬送波インデックス、REインデックス、RBインデックス、およびPRBインデックスのうちの少なくとも1つを使用して示すことができる。基本シーケンスが占有する時間周波数リソース(すなわち、時間リソースおよび周波数リソースの位置)の位置は、時間リソースの位置を示す上述のインデックスのうちのいずれか1つ以上と、周波数リソースの位置を示す上述のインデックスのうちのいずれか1つ以上との組み合わせを使用して示すことができる。1つのサブフレーム内では、基本シーケンスの時間周波数パターンを、基本シーケンスが占有するREによって表すか、基本シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するREによって表すか、基本シーケンスが占有するREおよび基本シーケンスが占有しないREによって表すか、あるいは、基本シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するRE、および、基本シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有しないREによって表すことができる。表1に示す通り、通常巡回プレフィックスを一例として使用して、1つのサブフレームは合計14*12のREを含み、ここで、X REは基本シーケンスが占有するREを示し、Y REは基本シーケンスが占有しないREを示し、X+Yは14*12に等しいか、または14*12未満であってもよい。
異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器を一例として使用して、基本シーケンスを以下に詳細に説明する。具体的には、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器について、1つのサブフレーム内で、上述の基本シーケンスが固定サイズの時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンがREの固定量を占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが同一サイズの時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンがREの同一量を占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが固定された時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンが固定位置のREを占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが同一の時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、時間周波数パターンが同一のREを占有するシーケンスを指し、上述の基本シーケンスが、相互時間周波数シフトである時間周波数パターンを含むシーケンスである場合、基本シーケンスは、固定サイズまたは同一サイズの時間周波数パターンを含み、かつ時間周波数パターンが相互時間周波数シフトであるシーケンスを指す。時間周波数シフトは、シーケンス(例えば基本シーケンス)が時間リソースおよび/または周波数リソース上で占有するREの巡回シフトを指し、異なる時間周波数シフトは、異なるネットワーク要素またはユーザ機器の専用パラメータに関連している。ネットワーク要素の専用パラメータは、ネットワーク要素の識別子であってもよい。例えば、基地局の専用パラメータは、基地局の物理セル識別子(Physical Cell Identification,PCI)であるか、または基地局の同期レベルであってもよく、ユーザ機器の専用パラメータはユーザ機器の識別子であってもよく、例えば、ユーザ機器識別子(User Equipment Identification,UE ID)であってもよい。
なお、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器について、基本シーケンスは固定または同一のシーケンス形式を有してもよく、または異なるシーケンス形式を有してもよいが、本明細書では限定されない。基本シーケンスは、疑似ランダムシーケンスから生成される、Zadoff−Chuシーケンスから生成される、または機械生成シーケンスから生成される方法のうちの少なくとも1つで得ることができる。本発明では、時間周波数パターン、およびシーケンス形式、送信電力などのうちの少なくとも1つを使用することで、特定の基本シーケンスを決定することができる。さらに、必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、チャネルのコヒーレンス時間以下の時間範囲内で、(例えば、最小周波数間隔を有することがある)周波数位置で隣接する基本シーケンス間の周波数間隔は、チャネルのコヒーレンス帯域幅以下であり、チャネルのコヒーレンス帯域幅以下の周波数範囲内で、(例えば、最小時間間隔を有することがある)時間位置で隣接する基本シーケンス間の時間間隔は、チャネルのコヒーレンス時間以下であるという特徴を有する。チャネルは、ネットワークリスニング信号を送信するデバイスとネットワークリスニング信号を受信するデバイスとの間のチャネルを指し、例えば、基地局(より具体的には、送信元基地局と送信先基地局との間のチャネル)間のチャネルであってもよく、基地局とユーザ機器との間のチャネルであってもよく、または、ユーザ機器間のチャネルであってもよい。周波数位置で隣接している基本シーケンスは、同一のOFDMシンボルに配置されてもよく、または、異なるOFDMシンボルに配置されてもよい。同一のOFDMシンボルは、同一のOFDMインデックスを有して、同一の無線フレームインデックスを含む無線フレーム、同一のサブフレームインデックスを含むサブフレーム、および同一のタイムスロットインデックスを含むタイムスロットに含まれるOFDMシンボルを指している。異なるOFDMシンボルは、同一または異なるOFDMインデックスを有し、かつ異なる無線フレームインデックスとともに無線フレームに含まれるOFDMシンボルであってもよく、または、同一または異なるOFDMインデックスを有し、かつ異なるサブフレームインデックスとともにサブフレームに含まれるOFDMシンボルであってもよく、同一または異なるOFDMインデックスを有し、かつ異なるタイムスロットインデックスとともにタイムスロットに含まれるOFDMシンボルであってもよく、または、異なるOFDMインデックスを有するOFDMシンボルであってもよい。
なお、異なるネットワーク要素および/またはユーザ機器のための基本シーケンスの上述の説明は、異なる種類のネットワークリスニングリソースのための基本シーケンスの説明にも適用することができる。
図2は、本発明のネットワークリスニング方法の実施例1のフローチャートである。この実施例は、第1デバイスによって実行され、ネットワークリスニング信号を異なる種類のネットワークリスニングリソースについて効率的に生成する必要があるシナリオに適用することができる。具体的には、この実施例は以下のステップを含む。
101.第1デバイスは、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定し、ここで、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスは、ネットワークリスニングを行うために第2デバイスによって使用されるシーケンスである。
一般的に、異なる種類のネットワークリスニングリソースは、ネットワークリスニングリソースが配置されたサブフレームの種類に応じた分類によって得ることができる。例えば、ネットワークリスニングリソースの種類は、MBSFNサブフレーム、特殊サブフレーム、または特殊サブフレームに含まれるGP、または特殊サブフレームに含まれる下りパイロットタイムスロット(Downlink Pilot Time Slot,DwPTS)、あるいは特殊サブフレームに含まれる上りパイロットタイムスロット(Uplink Pilot Time Slot,UpPTS)、上りサブフレーム、または下りユニキャスト制御領域に対応する部分を除く上りサブフレームの別の部分、および下りサブフレーム、またはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分を含んでもよい。異なる種類のサブフレームにおけるネットワークリスニングリソースは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。例えば、MBSFNサブフレームのネットワークリスニングリソース、上り周波数帯域(すなわち上りサブフレーム)内のサブフレームのネットワークリスニングリソース、下り周波数帯域(すなわち下りサブフレーム)内のサブフレームの時間周波数リソース上のネットワークリスニングリソース、および特殊サブフレームのGPのネットワークリスニングリソースのうちいずれか2つは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。ユニキャスト制御領域は、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel,PHICH)、および物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel,PCFICH)のうち少なくとも1つのチャネルの送信を含む領域を指している。1つのサブフレーム内では、ユニキャスト制御領域は、1つのOFDMシンボル、2つのOFDMシンボルまたは3つのOFDMシンボルを占有してもよく、または、14未満の別の整数量のOFDMシンボルを占有してもよいが、本明細書では限定されない。具体的には、システムまたはネットワーク要素またはユーザ機器の周波数帯域幅は比較的大きく、例えば、下り周波数帯域幅に含まれるRBの量が10を超える場合、上述のユニキャスト制御領域は1つまたは2つのOFDMシンボルを占有してもよく、下り周波数帯域幅に含まれるRBの量が10以下である場合、上述のユニキャスト制御領域は2つまたは3つのOFDMシンボルを占有してもよい。
さらに、代替的には、通信システムの二重モードに応じた分類によって、異なる種類のネットワークリスニングリソースを得ることができる。例えば、FDD方式およびTDD方式におけるネットワークリスニングリソースは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。具体的には、FDD方式において(無線フレーム内の第2サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、および、TDD方式において(無線フレーム内の第2サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームを、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができ、または、FDD方式において(無線フレーム内の第7サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および、TDD方式において(無線フレーム内の第7サブフレームに対応する)サブフレームインデックス番号が6であるサブフレームを、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なすことができる。FDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームは、上り周波数帯域内のサブフレームであるか、または下り周波数帯域内のサブフレームであってもよく、本明細書において限定されず、TDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームは特殊サブフレームであってもよく、サブフレームインデックス番号が6であるサブフレームは特殊サブフレームまたは下りサブフレームであってもよい。この特徴に基づいて、FDD方式およびTDD方式では、第1シーケンスの統一設計を実現することができ、さらに、同一のサブフレームインデックス番号を含むサブフレームがFDD方式およびTDD方式におけるネットワークリスニングリソースとして使用されるので、シグナリング構成のオーバーヘッドを低減することができ、すなわち、異なる二重モード用のネットワークリスニングリソースとして異なるサブフレームを構成する必要がない。例えば、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、またはサブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよびサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームは、FDD方式およびTDD方式の両方におけるネットワークリスニングリソースとして使用される。特に、TDD設定0が使用されるか、強化された干渉管理およびトラフィック適応(Enhancements for Interference Management and Traffic Adaptation,eIMTA)の特徴がTDD方式において構成される場合、特殊サブフレームのGPは、好ましくは、ユーザ機器に与えられた影響を低減するためにネットワークリスニングリソースとして使用され、すなわち、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームをネットワークリスニングリソース(s)として使用してもよく、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームに含まれるGPを、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用してもよい。この場合、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、サブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、またはこれらの両方も第1シーケンスの時間周波数パターンをFDD方式で搬送するために使用される場合、FDDおよびTDDのための統一設計を実現することができ、シグナリング構成のオーバーヘッドを低減することができる。好ましくは、FDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームを一例として使用して、ユニキャスト制御領域を除くサブフレームの別の部分を使用して第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送することができ、これにより、ユニキャスト制御領域においてPDCCH(例えば上りスケジューリング UL grant)、PHICHなどを提供されたユーザ機器へ確実に送信することができ、提供されたユーザ機器に与える影響を低減することができる。このような動作はまた、FDD方式においてサブフレームインデックスが6であるサブフレームに適用することができる。なお、FDD方式とTDD方式との間にサブフレームレベルのオフセットが存在する場合、上述の説明では、FDD方式においてサブフレームインデックスが1であるか、またはサブフレームインデックスが6であるサブフレームは、TDD方式においてサブフレームインデックスが1であるか、またはサブフレームインデックスが6であるサブフレームに対応する別のサブフレームと置き換えられてもよい。例えば、FDD方式とTDD方式との間に2つのサブフレームオフセットが存在する場合、TDD方式においてサブフレームインデックスが1であるサブフレームに対応するFDD方式のサブフレームは、サブフレームインデックスが3であるサブフレームであってもよく、またはサブフレームインデックスが9であるサブフレームであってもよく、FDD方式においてサブフレームインデックスが6であるサブフレームに対応するTDD方式のサブフレームは、サブフレームインデックスが8であるサブフレームであってもよく、またはサブフレームインデックスが4であるサブフレームであってもよい。さらに、TDD方式では、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレーム、サブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、またはこれらの両方がネットワークリスニングリソースとして使用される場合、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームに含まれる下りリソース部分、例えばDwPTSは、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するためにさらに使用されてもよい。具体的には、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームを一例として使用して、サブフレームに含まれる13番目のOFDMシンボル(インデックス番号が12であるOFDMシンボルをGPのために使用してもよく、サブフレームに含まれる14番目のOFDMシンボル(インデックス番号が13であるOFDMシンボル)をUpPTSのために使用してもよく、サブフレームに含まれる1番目のOFDMシンボル(インデックス番号が0であるOFDMシンボル)をユニキャスト制御領域の送信のために使用してもよく、例えば、PDCCH、PCFICHおよびPHICHのうち少なくとも1つのユニキャスト制御チャネルの送信のために使用してもよい。その後、上述のOFDMシンボルを除くサブフレームの別の部分が、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用され、または、上述のOFDMシンボルおよび受信/送信遷移時間に対応するOFDMシンボルを除くサブフレームの別の部分が、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用される。例えば、第1シーケンスの時間周波数パターンは、2番目のOFDMシンボルから、または3番目のOFDMシンボルから、あるいは4番目のOFDMシンボルから時間周波数リソースの占有を開始してもよい。この例では、サブフレームに含まれる12番目のOFDMシンボル(インデックス番号が11であるOFDMシンボル)がGPのために使用されてもよく、サブフレームに含まれる13番目および14番目のOFDMシンボル(インデックス番号が12および13であるOFDMシンボル)がUpPTSのために使用されてもよい。その後、GP、UpPTSおよびユニキャスト制御領域に対応するOFDMシンボルを除くサブフレームのOFDMシンボルが、第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために使用される。このような特徴に基づいて、リソースの浪費を低減することができる第1シーケンスの時間周波数パターンを搬送するために、長いGPをTDD方式で構成する必要はない。FDD方式では、TDD方式に対応する上述のネットワークリスニングリソースを下りサブフレームとして構成するか、またはMBSFNサブフレームとして構成してもよく、その後、TDD方式でのパターンと同一の第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して統一設計を実現する。本明細書では、「同一」とは、FDD方式およびTDD方式で使用される第1シーケンスの時間周波数パターンが、同一であるか、または互いの時間周波数シフトであることを意味している。
なお、ネットワークリスニングリソースの種類が通信システムの二重モードに応じて区別される場合、異なる種類のネットワークリスニングリソースと見なされるサブフレームは同一のサブフレームインデックス番号を有してもよく、または異なるサブフレームインデックス番号を有してもよいが、本明細書では限定されない。
このステップでは、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものであり、この種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを決定する。例えば、第1デバイスは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係を記憶し、ここで、対応関係をネットワークによって構成してもよく、例えば運用保守管理(Operations,Administration and Maintenance,OAM)を使用して構成してもよく、または、標準プロトコルを使用して事前に定義し、例えば指定してもよい。このように、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1デバイスは、上述の事前に記憶された対応関係から表引きと同様の方法で、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを選択することができる。あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1デバイスは基本シーケンスの時間周波数パターンを能動的に変換して、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを取得する。異なる種類のネットワークリスニングリソースのために、使用される変換方式は、ネットワークで構成されてもよく、または、標準プロトコルを使用して事前に定義されてもよく、基地局自体で構成されてもよいが、本発明では限定されない。あるいは、第1デバイスは、異なる種類のネットワークリスニングリソースと、基本シーケンスの時間周波数パターンの異なる変換方式との対応関係をさらに記憶することができる。同様に、対応関係は、ネットワークで構成することができ、または、標準プロトコルにおいて定義されてもよい。このように、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1デバイスは、上述の事前に記憶された対応関係から表引きと同様の方法で、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する特定の変換方式を選択し、基本シーケンスの時間周波数パターンを選択された特定の変換方式で変換して、第1シーケンスのものであり、この種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを取得する。この処理では、第1シーケンスはネットワークリスニング信号として理解され、第2デバイスがネットワークリスニングを行うために使用するシーケンスである。例えば、ネットワークリスニングがクロック同期である場合、第1シーケンスはクロック同期のために使用されるシーケンスであり、ネットワークリスニングがエネルギー検出である場合、第1シーケンスはエネルギー検出のために使用されるシーケンスである。
このステップでは、第1シーケンスの時間周波数パターンについて、基本シーケンスの時間周波数パターンの定義を参照し、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1シーケンスが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよく、または、第1シーケンスが特定の複素数値変調シンボルにマッピングされた後に特定の複素数値変調シンボルが占有する時間リソースおよび周波数リソースとして定義されてもよい。例えば、1つのサブフレーム内では、第1シーケンスの時間周波数パターンを、第1シーケンスが占有するREによって表すか、第1シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するREによって表すか、第1シーケンスが占有するREおよび第1シーケンスが占有しないREによって表すか、あるいは、第1シーケンスがマッピングされる特定の複素数値変調シンボルが占有するRE、および、特定の複素数値変調シンボルが占有しないREによって表すことができる。
102.第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1シーケンスを第2デバイスへ送信する。
第1シーケンスの時間周波数パターンを決定した後、第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。
本発明のこの実施例で提供されるネットワークリスニング方法によれば、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定するステップの後、第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。この処理において決定された第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、上述の実施例1では、基本シーケンスの時間周波数パターンは事前に定義されてもよく、例えば標準プロトコルに規定されてもよく、または、ネットワークで構成されてもよく、第1デバイス自体で構成されてもよく、または、第2デバイスで構成されて第1デバイスへ送信されてもよいが、本発明では限定されない。基本シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスを送信するデバイスの識別子、基本シーケンスを受信するデバイスの識別子、基本シーケンスを送信するデバイスの同期レベル、または基本シーケンスを受信するデバイスの同期レベルに関連してもよく、基本シーケンスが配置されたOFDMシンボル、タイムスロット、サブフレームおよび無線フレームのインデックスに関連してもよく、基本シーケンスが配置された副搬送波、RE、RBおよび物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)のインデックスに関連してもよく、基本シーケンスを送信する基地局によって物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel,PBCH)上で報知されるアンテナポートの数に関連してもよく、基本シーケンスを送信するユーザ機器によって使用されるアンテナポートの数などに関連してもよいが、本発明では限定されない。
なお、上述のデバイスは、基地局であってもよく、またはユーザ機器であってもよいが、本発明では限定されない。
さらに、上述の実施例1では、例えば、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域、特殊サブフレームのGPまたは特殊サブフレームのDwPTSまたは特殊サブフレームのUpPTS、上りサブフレームまたは下りユニキャスト制御領域に対応する部分を除く上りサブフレームの別の部分、および、下りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分のうち少なくとも1つを使用して、第1デバイスが送信する第1シーケンスを第2デバイスが受信してもよい。必要に応じて、第1デバイスはまた、MBSFNサブフレームに含まれる時間周波数リソースにおいて第1シーケンスを送信するための時間周波数パターンを構成し、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域において第1シーケンスを送信することができる。あるいは、第1デバイスはまた、第1シーケンスを送信するためのサブフレームを特殊サブフレームとして構成し、特殊サブフレームのGP内で第1シーケンスを送信することができる。あるいは、第1デバイスはまた、システム・ブロードキャスト・メッセージにおいて放置された上りサブフレームを下りサブフレームとして構成し、下りサブフレームにおいて第1シーケンスを送信することができる。あるいは、第1デバイスは、下りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分に含まれる全部または一部のRE上で第1シーケンスを直接送信し、ここで、第1シーケンスのみが送信される。あるいは、第1デバイスは、下りユニキャスト制御領域に対応する部分を除いて上りサブフレームまたは上りサブフレームの別の部分に含まれる全部または一部のRE上で第1シーケンスを直接送信し、ここで、第1シーケンスのみが送信される。上述の方法では、第2デバイスが受信する第1シーケンスのチャネル品質を改善することができ、第2デバイスが受信する第1シーケンスの信号対干渉雑音比(Signal Interference Noise Ratio,SINR)は相対的に高く、これによって、第2デバイスが第1デバイスを使用して高精度のネットワークリスニングを確実に実施することができる。必要に応じて、第1シーケンスの送信に加えて、第1デバイスは上述のネットワークリスニングリソースにおいて他のデータをさらに送信することができるが、本明細書では限定されない。
なお、第2デバイスが第1シーケンスを受信する処理では、第2デバイスおよび/または第1デバイスの受信/送信遷移時間を考慮する必要がある場合、受信/送信遷移時間に対応するOFDMシンボルは、さらに、上述のネットワークリスニングリソースから除外される必要がある。同様に、第1デバイスが第1シーケンスを受信する処理では、第2デバイスおよび/または第1デバイスの受信/送信遷移時間も考慮する必要があり、この場合、受信/送信遷移時間に対応するOFDMシンボルもまた、上述のネットワークリスニングリソースから除外される必要がある。
次に、上述の実施例1における基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態を、以下に詳細に説明する。
可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースであってもよい。具体的には、図3Aを参照すると、図3Aは、本発明のネットワークリスニング方法を適用することができるMBSFNサブフレームの概略構成図である。
図3Aに示す通り、MBSFNサブフレームは、斜線で埋められたユニキャスト制御領域と空の非ユニキャスト領域とを含み、基本シーケンスの時間周波数パターンは、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースである。旧リリースのデバイス(Release)について、例えばRelease 8のユーザ機器について、ユニキャスト制御領域は1つから3つのOFDMシンボルを占有し、PDCCH、PHICH、PCFICH、セル固有参照信号(Cell−specific Reference Signal,CRS)などを含んでもよい。非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースは、図3Aに示す非ユニキャスト領域、または、RE、OFDMシンボルまたは副搬送波を含む別の時間周波数リソースユニットに含まれる全部のREまたは一部のREであってもよい。例えば、一部の時間周波数リソースは、1つ以上の受信/送信遷移時間を除く非ユニキャスト領域内の全部または一部の時間周波数リソース(例えば、全部または一部のRE)であってもよい。受信/送信遷移時間は、デバイスがデータ送信状態からデータ受信状態へ遷移するときに必要な遷移時間、または、デバイスがデータ受信状態からデータ送信状態へ遷移するときに必要な遷移時間を指す。具体的には、図3Bを参照すると、図3Bは、2つの受信/送信遷移時間を除く図3Aに示す非ユニキャスト領域における時間周波数リソースの概略図であり、ここで、灰色に埋められた領域は、受信/送信時間が配置された時間周波数リソースを表している。
さらに、リソースの再利用率を改善するために、この実施例では、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースは、異なる基本シーケンスを搬送してもよい。異なる基本シーケンスは、異なる時間周波数パターンを含む基本シーケンス、または、異なるシーケンス形式を含む基本シーケンスであり、ここで、異なる時間周波数パターンを含む基本シーケンス時間周波数パターンは、互いの時間周波数シフトであってもよい。非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースによって搬送される異なる基本シーケンスの量は、再利用率を使用して示すことができる。例えば、再利用率が1である場合、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースが基本シーケンスを1つのみ搬送することができることを示し、再利用率が3である場合、非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースが3つの基本シーケンスを搬送することができることを示している。
この実施例では、基本シーケンスのシーケンス形式は、第1シーケンスを送信および/または受信するデバイスの識別子に関連してもよく、第1シーケンスを送信および/または受信するデバイスの同期レベルに関連してもよく、基本シーケンスが配置されたOFDMシンボル、タイムスロット、サブフレームおよび無線フレームのインデックスに関連してもよく、または、基本シーケンスが配置された副搬送波、RE、RBおよびPRBのインデックスに関連してもよい。例えば、第1シーケンスおよび疑似ランダム初期化シーケンスを送信および/または受信するデバイスの識別子に応じて、デバイスの識別子に対応し、基本シーケンスを送信するために使用され初期化シーケンスが得られる。規定の疑似ランダム初期化シーケンスは、CRSの初期化シーケンスの各OFDMシンボルの疑似ランダム初期化シーケンス、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal,CSI−RS)の初期化シーケンス、復調用参照信号(DeModulation Reference Signal,DMRS)の初期化シーケンスの疑似ランダム初期化シーケンス、発見用参照信号(Discovery Reference Signal,DRS)の初期化シーケンス、または位置参照信号(Positioning Reference Signal,PRS)の初期化シーケンスを含む。その後、疑似ランダム生成シーケンスを使用して、基本シーケンスの疑似ランダムシーケンスが、得られた基本シーケンスの初期化シーケンスから生成される。最後に、基本シーケンスの生成された疑似ランダムシーケンスに応じて、デバイスの識別子に対応し、基本シーケンスのために使用される初期化シーケンスが得られるか、または、デバイスの同期レベルに対応し、基本シーケンスのために使用されるシーケンスが得られる。より具体的には、基本シーケンスのシーケンス形式は、一次同期信号(Primary Synchronization Signal,PSS)、二次同期信号(Secondary Synchronization Signal,SSS)、CRS、CSI−RS、PRS、MBSFN RS、DMRS、発見用参照信号(Discovery Reference Signal,DRS)などであってもよい。
次に、基本シーケンスの時間周波数パターンが、具体的には基本シーケンスが占有する時間周波数リソースが、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースである場合の、基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な特定の形態を以下に詳細に説明する。
なお、以下の説明では、PBCH上で報知されるアンテナポートの数は、基本シーケンスが異なる時間周波数パターンを有することができ、かつ、基本シーケンスの時間周波数パターンをアンテナポートの数に結び付けなくてもよいことを示すためだけに使用される。
形態1:
時間周波数パターンは図4Aから図4Dに示されている。図4Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図4Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図4Cは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1または2である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図4Dは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
具体的には、1つのサブフレーム内で、RBペアを一例として使用して、異なる種類の巡回プレフィックスおよびPBCH上で報知される異なる数量のアンテナポートに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば図4Aから図4Dに示す時間周波数パターンのうちのいずれか1つであってもよく、時間周波数シフトが時間周波数パターン上で行われた後に得られる時間周波数パターンであってもよい。図4Aから図4Dに示すように、斜線で埋められた部分は基本シーケンスが占有する時間周波数リソースを表している。残りの空白部分で表されるREは、データを搬送してもしなくてもよく、かつ、基本シーケンスを搬送してもしなくてもよい。残りの空白部分で表されるREが基本シーケンスを搬送する場合、搬送される基本シーケンスの形態は同一であっても異なってもよいが、本明細書では限定されない。
図4Aから図4Dをさらに参照して、この例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、既存のLTEシステムのPRSの時間周波数パターンと同一であってもよく、既存のLTEシステムのPRSの時間周波数パターンの全部または一部の時間周波数リソースを含んでもよく、または、PRSの時間周波数パターンに基づく変換によって得ることができる。変換の特定の意味について、以下に詳細に説明する。
さらに、この例では、1つのRBペア内で、基本シーケンスの周波数再利用率は例えば6に等しく、すなわち、1つのRBペアは、6つの基本シーケンスを異なる時間周波数パターンとともに搬送することができる。異なる基本シーケンスの周波数再利用率は、同一であっても異なってもよい。
なお、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが既存のLTEシステムのPRSの時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。別の実現可能な実施形態では、基本シーケンスの時間周波数パターンはLTEシステムの別の参照信号の時間周波数パターン、例えばPSS、SSS、CRS、CSI−RS、MBSFN参照信号(MBSFN RS)、DMRSまたはDRSなどの参照信号の時間周波数パターンであってもよい。
なお、さらに、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが図4Aから図4Dに示す時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。別の実現可能な実施形態では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図4Aから図4Dのうちいずれか1つに示す時間周波数パターンの一部のセグメントを含んでもよく、ここで、一部のセグメントは、図4Aから図4Dのうちいずれか1つに示す時間周波数パターンに含まれる一部のREを指す。
なお、さらに、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが図4Aから図4Dに示す時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。あるいは、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図4Aから図4Dに示す時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターンであってもよい。さらに、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図4Aから図4Dのうちいずれか1つに示す時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターンを含む、別の時間周波数パターンであってもよい。異なる時間周波数シフトは、異なるPCIに対応してもよく、または、異なる同期レベルに対応してもよい。
具体的には、時間周波数シフトは、周波数リソースおよび/または時間リソース上の基本シーケンスの時間周波数パターンの変換を指している。本発明のこの実施例では、以下の2つの時間周波数シフト方法を、図4Aから図4Dに示す時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行い、基本シーケンスの時間周波数パターンを取得するために使用することができる。方法1:非巡回時間周波数シフト方法この方法では、変換後に、基本シーケンスの時間周波数パターンが配置された時間周波数リソース以遠の部分が破棄される。方法2:巡回時間周波数シフト方法この方法では、RBペアを一例としてさらに使用し、1つのRBペア内で、OFDMシンボルインデックスの範囲は、0から
(インデックスが0から
のOFDMシンボルは、RBペアに含まれる第1タイムスロットにおいてインデックスが0から
のOFDMシンボルに対応し、インデックスが
から
のOFDMシンボルは、RBペアに含まれる第2タイムスロットにおいてインデックスが0から
のOFDMシンボルに対応する)であり、副搬送波インデックスの範囲は、0から
であると仮定する。RBブロック内で、REが、周波数インデックスmおよびOFDMシンボルインデックスnを使用して一意に識別されると仮定すると、ここで、
および
であり、REが搬送したデータが周期的に変換された後、RBペア内で周波数インデックスm’およびOFDMシンボルインデックスn’を使用して、占有されたREを一意に識別することができ、ここで、
m’=(m+m1)mod M
n’=(n+n1)mod N
であり、m1は、REが搬送したデータが周波数リソース上で変換される副搬送波の量を示し、Mは、
を超えない整数であり、Nは、
を超えない整数であり、
n1は、REが搬送したデータが時間リソース上で変換されるOFDMシンボルの数量を示し、modは、REM演算を示している。巡回時間周波数シフトはまた、別の数学的表現形式を有してもよく、上述のパラメータは別の表現形式または意味を有してもよいが、本明細書では限定されない。具体的には、図4Eから図4Hを参照する。
図4Eおよび図4Fは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンである。図4Eは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが時間リソース上で1つのOFDMシンボルによって右方向へ周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示し、図4Fは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが周波数リソース上で1つの副搬送波によって下方へ周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示している。具体的には、図4Eおよび図4Fを参照して、この実施例では、Mの値は12であり、Nの値は11であり、m1の値は−1であり、n1の値は1である。各図に示す斜線で埋められたパターンは、図4Aに示す時間周波数パターンであり、黒色の格子で埋められたパターンは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンである。
図4Gおよび図4Hは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で非巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンである。図4Gは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが時間リソース上で1つのOFDMシンボルによって右方向へ非周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示し、図4Hは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターンが周波数リソース上で1つの副搬送波によって下方へ非周期的に変換された後に得られる、基本シーケンスの時間周波数パターンを示している。具体的には、図4Gおよび図4Hを参照して、この実施例では、Mの値は12であり、Nの値は11であり、m1の値は−1であり、n1の値は1である。各図に示す斜線で埋められたパターンは、図4Aに示す時間周波数パターンであり、黒色の格子で埋められたパターンは、図4Aに示す基本シーケンスの時間周波数パターン上で非巡回時間周波数シフトが行われた後に得られる基本シーケンスの時間周波数パターンであり、黒色の直線で埋められた時間周波数リソースは、破棄された時間周波数リソースである。上述の図4Eおよび図4Fと比較して、図4Gおよび図4Hでは、基本シーケンスの時間周波数パターンが配置された時間周波数リソース以遠の部分が変換後に破棄される。この例では、基本シーケンスの時間周波数パターンが配置された時間周波数リソースを、インデックスが3から13であるOFDMシンボル、および現在のサブフレーム内でインデックスが0から11である副搬送波に含まれる時間周波数リソースとして定義することができる。
形式2:時間周波数パターンは、図5Aおよび図5Bに示されている。
1つのサブフレーム内で、RBペアを一例として使用して、ユニキャスト制御領域が2つのOFDMシンボルを占有すると仮定すると、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば図5Aおよび図5Bに示す時間周波数パターンであってもよい。図5Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が通常CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図であり、図5Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、ユニキャスト制御領域が拡張CPに対して2つのOFDMシンボルを占有する場合の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
具体的には、図5Aおよび図5Bを参照して、この実施例では、各図に示す斜線で埋められたパターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンであり(すなわち、斜線で埋められた部分は基本シーケンスが配置された時間周波数リソースである)、格子で埋められたパターンは、ユニキャスト制御領域の時間周波数パターンであり(すなわち、格子で埋められた部分はユニキャスト制御領域が配置された時間周波数リソースである)、空白部分は、(基本シーケンスを含む)データを搬送してもしなくてもよいREである。なお、上述の実施例では、本発明を詳細に説明するために、基本シーケンスの時間周波数パターンが図5Aまたは図5Bに示す時間周波数パターンである一例を使用するが、これは本発明において限定されない。別の実現可能な実施形態では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図5Aまたは図5Bのいずれかに示す時間周波数パターンの一部のセグメントを含んでもよく、ここで、一部のセグメントは、図5Aまたは図5Bのいずれかに示す時間周波数パターンに含まれる一部のREを指す。
形態3:基本シーケンスの時間周波数パターンは、任意の2つ以上の参照信号の時間周波数パターンの組み合わせである。
具体的には、可能な組み合わせの方法は、異なる参照信号の時間周波数パターンの組み合わせを、基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として使用することである。例えば、PRSの時間周波数パターンおよび2つのアンテナポートを有するCRSの時間周波数パターンを基本シーケンスの異なる時間周波数パターンとして組み合わせると仮定すると、基本シーケンスの時間周波数パターンは、PRSの時間周波数パターンまたはCRSの時間周波数パターンを有してもよいことを示している。さらに、1つのサブフレーム内で、PRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が6であり、2つのアンテナポートを有するCRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が3である場合、基本シーケンスの時間周波数パターンにサポートされた再利用率は9である。
別の可能な組み合わせの方法は、異なる参照信号の時間周波数パターンを基本シーケンスの時間周波数パターンとして組み合わせることである。例えば、PRSのパターンおよび2つのアンテナポートを有するCRSのパターンを基本シーケンスの異なるパターンとして組み合わせると仮定すると、基本シーケンスのパターンは、PRSの時間周波数パターンおよびCRSの時間周波数パターンの形態の両方を有することを示している。さらに、1つのサブフレーム内で、PRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が6であり、2つのアンテナポートを有するCRSの時間周波数パターンにサポートされた再利用率が3である場合、基本シーケンスの時間周波数パターンにサポートされた再利用率もまた3である。
具体的な実施例を参照して、上述の形態3における2つの可能な組み合わせの方法を以下に詳細に説明する。具体的には、図6Aから図6Fを参照する。図6Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Cは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Dは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して1である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Eは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して2である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図6Fは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が拡張CPに対して4である場合の、CRSおよびPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
具体的には、異なる種類の巡回プレフィックス、PBCH上で報知される異なる数量のアンテナポートなどに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンは、図6Aから図6Fに示す時間周波数パターンのいずれか1つを有してもよく、または、時間周波数シフトが時間周波数パターン上で行われた後に得られる時間周波数パターンであってもよい。図6Aから図6Fに示すように、斜線で埋められた部分はPRSが占有する時間周波数リソースを示している。格子で埋められた部分はCRSが占有する時間周波数リソースを示している。空白部分で示されるREは、データを搬送してもしなくてもよく、かつ、基本シーケンスを搬送してもしなくてもよい。空白部分で示されるREが基本シーケンスを搬送する場合、搬送される基本シーケンスの形態は同一であっても異なってもよいが、本明細書では限定されない。
なお、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの上述の時間周波数パターンについて、PBCH上で報知され、かつPRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数が、PBCH上で報知され、かつCRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数と同一である一例を、本発明を詳細に説明するために使用するが、本発明では限定されない。組み合わせの形態を考慮する場合、PBCH上で報知され、かつPRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数は、PBCH上で報知され、かつCRSの時間周波数パターンに対応するアンテナポートの数と同一であってもよく、異なってもよい。
なお、さらに、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの上述の時間周波数パターンについて、PRSの時間周波数パターンおよびCRSの時間周波数パターンを、基本シーケンスの時間周波数パターンまたは基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として直接組み合わせる一例を、本発明を詳細に説明するために使用するが、本発明では限定されない。別の実現可能な実施形態では、時間周波数シフトは、PRSまたはCRSの時間周波数パターン上、および、時間周波数シフトを基本シーケンスの時間周波数パターンまたは基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として組み合わせた後の、PRSまたはCRSの時間周波数パターン上で行われてもよい。
なお、さらに、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの上述の時間周波数パターンについて、PRSの時間周波数パターンおよびCRSの時間周波数パターンを、基本シーケンスの時間周波数パターンまたは基本シーケンスの時間周波数パターンの可能な形態として組み合わせる一例を、本発明を詳細に説明するために使用するが、本発明では限定されない。別の実現可能な実施形態では、PSS、SSS、MBSFN RS、CSI−RS、DRS、CRS、PRSなどのうち任意の2つ以上のシーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンとして組み合わせられる。
上述の図4Aから図4H、図5Aおよび図5B、および図6Aから図6Fで説明した基本シーケンスの時間周波数パターンは、1つのアンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンと見なすことができる。複数のアンテナポートを考慮する場合、異なるアンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンは、同一または異なる。この場合、基本シーケンスの時間周波数パターンがLTEシステムにサポートされる参照信号を組み合わせることで得られる場合、例えば、図6Aから図6Fに示す基本シーケンスの時間周波数パターンがPRSに対応するパターンおよびCRSに対応するパターンを組み合わせることで得られる場合、基本シーケンスのものであり異なるアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSに対応する時間周波数パターンと異なるアンテナポートに対応するCRSのパターンとの組み合わせであってもよい。具体的には、図7Aおよび7Bを参照する。
図7Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第1アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図7Bは、本発明のネットワークリスニング方法において、PBCH上で報知されるアンテナポートの数が通常CPに対して2である場合の、第2アンテナポート上の基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図7Aを参照して、この実施例では、基本シーケンスのものでありアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSの時間周波数パターンと、CRSのものであり第1アンテナポート(例えば、アンテナポート0)に対応する時間周波数パターンとの組み合わせであってもよい。図7Bを参照して、この実施例では、基本シーケンスのものであり他のアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSのパターンと、CRSのものであり第2アンテナポート(例えば、アンテナポート1)に対応する時間周波数パターンとの組み合わせであってもよい。あるいは、基本シーケンスのものでありアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、PRSの時間周波数パターンであってもよく、他のアンテナポートに対応する時間周波数パターンは、CRSなどのパターンであってもよい。
別の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば、特殊サブフレームに含まれるGPに含まれる全部または一部の時間周波数リソースであってもよい。具体的には、図8Aを参照すると、図8Aは、本発明のネットワークリスニング方法を適用することができる特殊サブフレームの概略構成図である。
図8Aに示すように、特殊サブフレームのGPに含まれる全部または一部の時間周波数リソースは、GPに含まれる全部または一部のRE、またはRE、OFDMシンボルまたは副搬送波を含む別の時間周波数リソースユニットを指している。一部の時間周波数リソースは、例えば、1つ以上の受信/送信遷移時間以外の特殊サブフレームのGP内の他の時間周波数リソースであってもよい。具体的には、図8Bを参照すると、図8Bは、2つの受信/送信遷移時間を除く図8Aに示すGPにおける時間周波数リソースの概略図である。
図8Bを参照すると、斜線で埋められた部分は特殊サブフレームの下りパイロットタイムスロット(Downlink Pilot Time Slot,DwPTS)が占有する時間周波数リソースであり、灰色で埋められた領域は受信/送信遷移時間が配置された時間周波数リソースを表し、格子で埋められた領域は上りパイロットタイムスロット(Uplink Pilot Time Slot,UpPTS)が占有する時間周波数リソースである。DwPTS、GPおよびUpPTSが使用する時間周波数リソースの比が、DwPTS:GP:UpPTS=3:9:2であると仮定すると、2つの受信/送信遷移時間が除外され、基本シーケンスの時間周波数パターンは、空の部分で表される時間周波数リソースに配置される。
なお、基本シーケンスの時間周波数パターンがMBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースに配置される(すなわち、基本シーケンスが占有する時間周波数リソースがMBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソース内に配置される)と同様に、基本シーケンスの時間周波数パターンは、LTEシステムにサポートされる参照信号の全部または一部の時間周波数パターンであるかこのパターンを含んでもよく、時間周波数シフトがLTEシステムにサポートされる参照信号の時間周波数パターン上で行われた後に得られる全部または一部の対応する時間周波数パターンであるかこのパターンを含んでもよく、LTEシステムにサポートされる参照信号の全部または一部の時間周波数パターンの組み合わせであるかこの組み合わせを含んでもよく、ここで、組み合わせの処理において、参照信号の全部または一部の時間周波数パターンの時間周波数シフトもまた考慮される。
なお、さらに同様に、リソースの再利用率を改善するために、ガード期間(GP)に含まれる全部または一部の時間周波数リソースは異なる基本シーケンスを搬送してもよく、ここで、異なる基本シーケンスは、異なる時間周波数パターンまたはシーケンス形式を含む基本シーケンスを指している。
さらに別の可能な実施態様では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えば下りサブフレームまたは上りサブフレームの全部または一部の時間周波数リソースであってもよく、ここで、上りサブフレームはシステム・ブロードキャスト・メッセージ内で報知される。一部の時間周波数リソースは、1つ以上の受信/送信遷移時間を除く下りサブフレームまたは上りサブフレームの全部または一部の時間周波数リソース、および/または、ユニキャスト制御領域を除く全部または一部の時間周波数リソースを含んでもよく、ここで、本明細書に記載の下りサブフレームは、通常下りサブフレームであるかMBSFNサブフレームであってもよい。
この実施例では、基本シーケンスおよび参照信号の時間周波数パターンと再利用率などとの関係性について、上述の説明を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。サブフレーム(上りサブフレームまたは下りサブフレーム)の時間周波数リソースを一例として使用して、基本シーケンスの時間周波数パターンのいくつかの一般的な形態を以下に説明する。具体的には、図9Aおよび図9Bを参照する。図9Aは、本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。図9Bは、本発明のネットワークリスニング方法における、通常CPに対するPRSおよびCRSの時間周波数パターンを含む基本シーケンスの時間周波数パターンの概略図である。
図9Aに示すように、RBペアを一例としてさらに使用して、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えばPRSの時間周波数パターンのみを含んでもよい一方で、図9Bでは、RBペアを一例としてさらに使用して、基本シーケンスの時間周波数パターンは、例えばPRSおよびCRSの時間周波数パターンの組み合わせであってもよい。
必要に応じて、上述の実施例1では、特定の種類のネットワークリスニングリソースのために、第1デバイスは、以下のいくつかの方法において、第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを決定することができる。
方法1:第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定する。
このようにして、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得する。
方法2:第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定する。
このようにして、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係と、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンとを事前に記憶することができる。この場合、第1デバイスは、第1シーケンスのものであり関連する種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンに対する対応関係を検索し、その後、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンから第1シーケンスの時間周波数パターンを決定する。
形態3:第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定して、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換する。
具体的には、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係を事前に記憶することができる。この場合、第1デバイスは、基本シーケンスの時間周波数パターンのものであり、かつ関連する種類のネットワークリスニングリソースに対応する変換方式に対する対応関係を検索し、その後、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために、発見した変換方式に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換する。
必要に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンの上述の様々な生成方法では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
具体的には、ネットワークリスニングリソースの種類が具体的にはMBSFNサブフレームであり、かつ特殊サブフレームのGPが使用される一例では、例えば同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで、2つの種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する第1シーケンスの時間周波数パターンを得ることができる。さらに、2つの種類のネットワークリスニングリソースに対応する第1シーケンスの時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、上述の実施例1では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップは、第1デバイスまたは別のネットワーク要素によって実行することができるが、本発明では限定されない。次に、様々な変換方式を以下に詳細に説明する。
第1変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用することである。
このようにして、基本シーケンスは第1シーケンスとして直接送信される。この場合、第1デバイスがネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定した第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンと同一であり、第1シーケンスのシーケンス形式および基本シーケンスのシーケンス形式は、同一であっても異なってもよい。
基本シーケンスの時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用するこの変換方式の適用可能なシナリオは、第1デバイスが実際に送信する第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを含むことができるシナリオ、または、第2デバイスが実際に受信する第1シーケンスの時間周波数パターンが基本シーケンスの時間周波数パターンを含むシナリオを含む。例えば、基本シーケンスのものであり、かつ第1デバイスが送信した第1シーケンス、および/または第2デバイスが受信した第1シーケンスに対応する時間周波数パターンは、特殊サブフレームのGPに含まれる全部または一部の時間周波数リソースであると仮定すると、第1デバイスまたは第2デバイスあるいはこれらデバイスの両方が、MBSFNサブフレーム、特殊サブフレームのGP、またはシステム・ブロードキャスト・メッセージの上りサブフレームまたは下りサブフレームの非ユニキャスト領域を使用して第1シーケンスを送信および/または受信する場合、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用されてもよい。本発明のこの実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンは第1シーケンスが配置された時間周波数リソースであってもよい。
第2変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャし、パンクチャされた時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。
このようにして、基本シーケンスの時間周波数パターンの一部のセグメントが適応的にパンクチャされ(puncture)、パンクチャされた時間周波数パターンが、第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用される。例えば、特定の基本シーケンスの時間周波数パターンについて、優先度が第1シーケンスよりも高いチャネルまたはデータが占有するREをパンクチャすることができ、パンクチャされた時間周波数パターンは、第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用される。優先度が第1シーケンスよりも高いチャネルまたはデータは、PBCH、一次同期チャネル(Primary Synchronization Channel,P−SCH)、二次同期チャネル(Secondary Synchronization Channel,S−SCH)、およびPDCCH、PCFICHまたはPHICHなどのユニキャスト制御チャネルを含む。基本シーケンスがCRSを含まない場合、優先度が第1シーケンスよりも高いデータはCRSをさらに含んでもよい。
第3変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートし、トランケートされた時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。
この変換方式では、基本シーケンスの対応するセグメントが適応的にトランケートされ、第1シーケンスとして使用される。この場合、第1シーケンスの時間周波数パターンは基本シーケンスの時間周波数パターンの一部であり、第1シーケンスのシーケンス形式および基本シーケンスのシーケンス形式は、同一であっても異なってもよい。
この変換方式の一般的な適用シナリオでは、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用される時間周波数リソースが基本シーケンスの時間周波数パターンの一部のみを含むことができる場合、基本シーケンスの時間周波数パターンの一部をトランケートして第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することができる。例えば、基本シーケンスのものであり、かつ第1デバイスが送信した第1シーケンス、および/または第2デバイスが受信した第1シーケンスに対応する時間周波数リソースは、MBSFNサブフレームの非ユニキャスト領域に含まれる全部または一部の時間周波数リソースであると仮定すると、第1デバイスまたは第2デバイスあるいはこれらデバイスの両方が、特殊サブフレームのGPを使用して第1シーケンスを送信および/または受信する場合、特殊サブフレームのGP内の送信のために第1デバイスが使用することができる実際の時間周波数リソースに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンに対してトランケートを行うことができる。具体的には、図10Aを参照すると、図10Aは、本発明のネットワークリスニング方法において、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートするステップの概略図である。
図10Aを参照して、基本シーケンスの時間周波数パターンが格子で埋められた部分で表されると仮定して、第3変換方式が使用される場合、特殊サブフレームのGP内で第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用される時間周波数リソースに応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンを適応的にトランケートすることができ トランケート後に得られる第1シーケンスの時間周波数パターンは、図中のRBペアにおける2つの黒色の太い破線間の時間周波数パターンである。
さらに、基本シーケンスの時間周波数パターンがトランケートされた後、時間周波数シフトをトランケートされていない時間周波数パターン、例えば図10Aの2つの黒色の太い破線間の時間周波数リソース以外の別の時間周波数リソース上で行うことができ、これにより、トランケートされていない全部または一部の時間周波数パターンが、第1シーケンスの時間周波数リソースを搬送することができ、すなわち、2つの黒色の太い破線間の領域に収まる。具体的には、図10Bを参照すると、図10Bは、図10Aにおいてトランケートされない時間周波数リソース上で時間周波数シフトを行うステップの概略図である。図10Bに示すように、トランケートされていない2つの時間周波数リソースは、トランケートされた範囲内に時間周波数シフトされてもよい。
第4変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張し、拡張された時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。
この変換方式では、基本シーケンスの時間周波数パターンは第1シーケンスの時間周波数パターンのサブセットである。この場合、基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで第1シーケンスの時間周波数パターンを取得することができる。
この変換方式の一般的な適用シナリオでは、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用される時間周波数リソースが、基本シーケンスが占有する時間周波数リソースの時間周波数パターンよりも大きい場合、基本シーケンスの時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして直接使用することができるだけでなく、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用され、基本シーケンスの時間周波数パターンに占有されない時間周波数リソース上で、基本シーケンスの一部のセグメントを搬送することができる。
第5変換方式は、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行い、時間周波数シフト後に得られた時間周波数パターンを第1シーケンスの時間周波数パターンとして使用することである。具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンの上述の可能な特定の形態の関連説明を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。
なお、基本シーケンスの時間周波数パターンの変換は、上述の方法の任意の組み合わせをさらに含むことができる。例えば、パンクチャと時間周波数シフトとの組み合わせを考慮する場合、パンクチャされたRE上で搬送された基本シーケンスを直接破棄することができ、その後、時間周波数シフトがパンクチャされていない基本シーケンスのパターンに対して行われ、あるいは、パンクチャされたRE上で搬送された基本シーケンスは、第1シーケンスを送信および/または受信するために実際に使用することができる時間周波数リソースへ時間周波数シフトされる。
なお、さらに、上述の様々な変換方式の適用可能な一般的なシナリオは単なる例示であり、本発明はこれに限定されない。別の実現可能な実施態様では、様々な変換方式は他のシナリオに対応してもよい。
なお、さらに、異なるサブフレームでは、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよく、同一のサブフレームに含まれる異なるタイムスロットでは、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよく、またはさらに、同一のサブフレームに含まれる時間リソースの異なる範囲内で、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよい。さらに、異なるアンテナポートに対して、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよく、(例えばPRBのユニット内の)異なる周波数領域リソースブロックに対して、基本シーケンスに対する変換は同一であっても異なってもよい。異なる第1シーケンスの時間周波数パターンに対して、対応する基本シーケンスは同一の時間周波数パターンを使用してもよく、互いの時間周波数シフトである時間周波数パターンを使用してもよい。異なる第1シーケンスの時間周波数パターンは同一のサブフレームに配置されてもよく、または異なるサブフレームに配置されてもよい。
なお、さらに、本発明では、異なる同期レベルの少なくとも2つのネットワーク要素またはユーザ機器について、基本シーケンスの時間周波数パターンは同一であっても異なってもよいが、同一の同期レベルのネットワーク要素またはユーザ機器について、基本シーケンスの時間周波数パターンは同一である。例えば、同期レベルが第1の所定の閾値未満であるネットワーク要素またはユーザ機器(例えば、同期レベルが2未満、すなわち、同期レベルが0または1であるネットワーク要素またはユーザ機器)について、PRSまたはPRS+CRSの時間周波数パターンを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよく、同期レベルが第2の所定の閾値を越えるネットワーク要素またはユーザ機器(例えば、同期レベルが1を越えるネットワーク要素またはユーザ機器)について、CRSの時間周波数パターンを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよい。換言すれば、同期レベルが第1の所定の閾値未満であるネットワーク要素またはユーザ機器の第1シーケンスの時間周波数パターンは、PRSまたはPRS+CRSの時間周波数パターンを変換することで取得され、同期レベルが第2の所定の閾値を越えるネットワーク要素またはユーザ機器の第1シーケンスの時間周波数パターンは、CRSの時間周波数パターンを変換することで取得される。この例では、上述の説明と同様に、基本シーケンスの時間周波数パターンは、PSS、SSS、CSI−RS、MBSFN RS、DMRSおよびDRSの時間周波数パターンのうちのいずれか1つまたはこれらの組み合わせであってもよい。この例では、より低い同期レベルのネットワーク要素またはユーザ機器は、外部同期ソースからより少ない量の遷移ホップを通過する。この特徴に基づいて、同期レベルが第1閾値未満であるネットワーク要素またはユーザ機器は、より正確なクロック同期信号を提供することができる。特に、異なるネットワーク要素またはユーザ機器が異なる演算子に属する場合、異なる演算子間のクロック同期の精度を確保することができる。
なお、さらに、本発明では、異なる同期状態にあるネットワーク要素またはユーザ機器について、基本シーケンスの時間周波数パターンは同一であっても異なってもよい。異なる同期状態は、同期された状態および同期されていない状態を含み、ネットワーク要素またはユーザ機器が提供したクロック同期が信頼できるかどうかによって、異なる同期状態をさらに示すことができる。例えば、信頼性のあるクロック同期を提供することができる同期ネットワーク要素またはネットワーク要素のために、PRSまたはPRS+CRSを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよく、信頼性のあるクロック同期を提供することができない非同期ネットワーク要素またはネットワーク要素のために、CRSを基本シーケンスの時間周波数パターンとして使用してもよい。換言すれば、信頼性のあるクロック同期を提供することができる同期ネットワーク要素またはネットワーク要素が送信した第1シーケンスの時間周波数パターンは、PRSまたはPRS+CRSの時間周波数パターンを変換することで取得され、信頼性のあるクロック同期を提供することができない非同期ネットワーク要素またはネットワーク要素が送信した第1シーケンスの時間周波数パターンは、CRSの時間周波数パターンを変換することで取得される。この例では、上述の説明と同様に、基本シーケンスの時間周波数パターンは、PSS、SSS、CSI−RS、MBSFN RS、DMRSおよびDRSの時間周波数パターンのうちのいずれか1つまたはこれらの組み合わせであってもよい。
なお、さらに、本発明では、ネットワークリスニングリソースは周期的に現れてもよく、例えば、10秒または7.5秒毎に1回現れるが、本明細書では限定されない。
必要に応じて、上述の実施例1では、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものであり、この種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを決定する前に、第1デバイスは第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをさらに決定する必要があり、ここで、第1シーケンスが配置されたネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く上りサブフレームの別の部分、および下りサブフレームまたはユニキャスト制御領域を除く下りサブフレームの別の部分のうち少なくとも1つのリソースを含む。この場合、第1デバイスは、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定されたネットワークリスニングリソース上で生成する。第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、例えば第1デバイスによってネットワーク構成に応じて実現される。
さらに、必要に応じて、第1デバイスが周波数分割複信(Frequency Division Duplex,FDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第1デバイスが時分割複信(Time Division Duplex,TDD)標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームであり、これにより、第1デバイスが第1シーケンスを送信するときに第1デバイスがユーザ機器に与える影響を低減する。ユーザ機器への影響は、ユーザ機器の無線リソース管理(Radio Resource Management,RRM)測定への影響、ユーザデータのスケジューリングなどへの影響を含む。
図11は、本発明のネットワークリスニング方法の実施例2のフローチャートである。この実施例は、第2デバイスによって実行され、ネットワークリスニング信号を異なる種類のネットワークリスニングリソースについて効率的に生成する必要があるシナリオに適用することができる。具体的には、この実施例は以下のステップを含む。
201.第2デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信し、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定される。
このステップでは、ネットワークリスニングリソース、第1シーケンスなどの種類の関連する説明のために、図2の上述の実施例1を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。
202.第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信した後、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。
本発明のこの実施例において提供されたネットワークリスニング方法によれば、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信した後、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。この処理では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、上述の実施例2では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。具体的には、上述の実施例1の関連する説明を参照し、詳細については本明細書では再び説明しない。
必要に応じて、上述の実施例2では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、上述の実施例2では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、上述の実施例2では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
さらに、必要に応じて、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームであり、これにより、第1デバイスが第1シーケンスを送信することで第1デバイスがユーザ機器に与える影響を低減する。ユーザ機器への影響は、ユーザ機器のRRM測定への影響、ユーザデータのスケジューリングなどへの影響を含む。
必要に応じて、上述の実施例2では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含む。
必要に応じて、上述の実施例2では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、上述の実施例2では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、上述の実施例2では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図12は、本発明による第1デバイスの実施例1の概略構成図である。この実施例で提供される第1デバイスは、図2における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第1デバイス100は、具体的には、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成された決定モジュール11を含み、ここで、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスは、第2デバイスによってネットワークリスニングを行うために使用されるシーケンスであり、そして、第1デバイス100は、決定モジュール11によって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信モジュール12を含む。
第1シーケンスのものでありこの種類のネットワークリスニングリソースに対応する時間周波数パターンを、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定した後、本発明のこの実施例で提供される第1デバイスは、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1シーケンスを第2デバイスへ送信し、これにより、第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うことができる。この処理において決定された第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、決定モジュール11は、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースでネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、決定モジュール11に決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第1デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、決定モジュール11に決定されたネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、決定モジュール11は、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上で生成するようにさらに構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、決定モジュール11は、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図13は、本発明による第2デバイスの実施例1の概略構成図である。この実施例で提供される第2デバイスは、図11における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第2デバイス200は、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成される受信モジュール21を含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定され、そして、第2デバイス200は、受信モジュール21が受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたネットワークリスニングモジュール22を含む。
第1シーケンスの時間周波数パターンを使用して第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信した後、本発明のこの実施例において提供された第2デバイスは、第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行う。この処理では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、それから得られるネットワークリスニング信号、すなわち、第1シーケンスの時間周波数パターンは単純であり、ネットワークリスニング信号を生成する複雑さとネットワークリスニング信号を構文解析する計算の複雑さとを低減する目的を達成することができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図14は、本発明による第1デバイスの実施例3の概略構成図である。この実施例で提供される第1デバイスは、図2における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第1デバイス300は、具体的には、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する時間周波数パターンを決定するように構成されたプロセッサ31を含み、ここで、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスは、第2デバイスによってネットワークリスニングを行うために使用されるシーケンスであり、そして、第1デバイス300は、プロセッサ31によって決定された第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで、第1シーケンスを第2デバイスへ送信するように構成された送信機32を含む。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は、具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースの種類に応じて変換して、第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、または、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて第1シーケンスの時間周波数パターンを決定するか、あるいは、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定し、第1シーケンスの時間周波数パターンを取得するために基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するように構成され、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、プロセッサ31は、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソースでネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、プロセッサ31に決定されたネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第1デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、プロセッサ31に決定されたネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースを決定するようにさらに構成され、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、または、時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、そして、プロセッサ31は、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて、第1シーケンスの時間周波数パターンをネットワークリスニングリソース上で生成するようにさらに構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、プロセッサ31は具体的には、基本シーケンスの時間周波数パターンをネットワーク構成に応じて決定するように構成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
図15は、本発明による第2デバイスの実施例2の概略構成図である。この実施例で提供される第2デバイスは、図11における本発明の実施例に対応する装置の実施例であり、具体的な実施プロセスは本明細書では再び説明しない。具体的には、この実施例で提供される第2デバイス400は、具体的には、第1シーケンスの時間周波数パターンを使用することで第1デバイスが送信した第1シーケンスを受信するように構成される受信機41を含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワークリスニングリソースの種類に応じて決定され、そして、第2デバイス400は、受信機41が受信した第1シーケンスに応じてネットワークリスニングを行うように構成されたプロセッサ42を含む。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類に応じて基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで決定されてもよく、または、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソースの種類と第1シーケンスの時間周波数パターンとの対応関係に応じて決定されてもよく、または、第1デバイスが、ネットワークリスニングリソースの種類と基本シーケンスの時間周波数パターンの変換方式との対応関係に応じて、基本シーケンスの時間周波数パターンのものでありネットワークリスニングリソースの種類に対応する変換方式を決定した後に、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得ることができる。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一の基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンであり、第1シーケンスのものであり異なる種類のネットワークリスニングリソースにそれぞれ対応する時間周波数パターンは、同一または異なる。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンを変換することで得られる時間周波数パターンは、基本シーケンスの時間周波数パターンをパンクチャすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターンをトランケートすることで得られる時間周波数パターン、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うことで得られる時間周波数パターン、および基本シーケンスの時間周波数パターンを拡張することで得られる時間周波数パターンのうち少なくとも1つの時間周波数パターンを含み、基本シーケンスの時間周波数パターン上で時間周波数シフトを行うステップは、具体的には、周波数リソースおよび/または時間リソース上で基本シーケンスの時間周波数パターンを変換するステップである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)、上りサブフレームおよび下りサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第2デバイスが周波数分割複信FDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームであり、または、第2デバイスが時分割複信TDD標準デバイスである場合、ネットワークリスニングリソースはマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、特殊サブフレームのガード期間(GP)または上りサブフレームである。
必要に応じて、本発明の実施例では、ネットワークリスニングリソースは、周波数分割複信FDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレーム、および時分割複信TDD方式において、サブフレームインデックス番号が1であるサブフレームおよび/またはサブフレームインデックス番号が6であるサブフレームのうち少なくとも1つのリソースを含み、第1シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによって、ネットワークリスニングリソース上でネットワークリスニングリソースの種類に応じて生成される。
必要に応じて、本発明の実施例では、第1シーケンスの時間周波数パターンが配置されたネットワークリスニングリソースは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、第1デバイスによってネットワーク構成に応じて決定される。
必要に応じて、本発明の実施例では、基本シーケンスの時間周波数パターンは、位置参照信号(PRS)の時間周波数パターンおよび/またはセル固有参照信号(CRS)の時間周波数パターンを含む。
当業者は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって、方法の実施例のステップの全部または一部を実施してもよいことを理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムを実行すると、方法の実施例のステップが行われる。上述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
最後に、なお、上述の実施例は、本発明の技術的解決策を説明するものに過ぎず、本発明を限定するものではない。上述の実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、上述の実施例で説明した技術的解決策をさらに変更することができるか、または、本発明の実施例の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、その技術的解決策の一部または全部に同等の置換を行うことができることを、当業者は理解すべきである。
11 決定モジュール
12 送信モジュール
21 受信モジュール
22 ネットワークリスニングモジュール
31,42 プロセッサ
32 送信機
41 受信機
100,300 第1デバイス
200,400 第2デバイス