JP2017510433A - 郵便物の小流れを仕分けする方法 - Google Patents

Abstract

動的割り当てプロセスおよびオーバーブッキング手法を用いることによって郵便物（６）を仕分けする方法であって、それによって超過密の仕分け先が一定の仕分け出口（Ｓ）に既に割り当てられている仕分け先に取り替えられる方法は、次のステップ、すなわち、ａ）前記仕分け出口（Ｓ）の中から第１の閾値（ｓ１）よりも大きな充填レベル（Ｎ）および最も長いアイドル時間を有する仕分け出口を識別するステップ（２７）、および超過密の仕分け先をその仕分け出口に割り当てるステップ（２９）と、ｂ）仕分け出口（Ｓ）がすべて前記第１の閾値（ｓ１）よりも小さい充填レベル（Ｎ）を有する場合は、仕分け出口の中から最も長いアイドル時間を有する仕分け出口を識別するステップ（３２）、その仕分け出口を前記超過密の仕分け先に割り当てるステップ（３４、３７）、および前記他の仕分け先が合併されるべき仕分け先であることを指示するステップ（３６、３９）とを含む。

Description

本発明は、郵便物区分の分野に関する。

本発明は、より詳細には、Ｎ仕分け出口を有する郵便区分機においてＭ仕分け先に郵便物を仕分けする方法であって、ここに、Ｍ＞Ｎであり、区分機において、仕分け出口を仕分け先に動的に割り当てるための動的割り当てプロセスを用いることによって、およびそれによって、受入れ郵便物の仕分け先が超過密である場合は、前記超過密の仕分け先が、現在の郵便物を前記一定の仕分け出口に収容するように機械の一定の仕分け出口に既に割り当てられているもう１つの仕分け先に取り替えられる方法に関する。

動的割り当てまたは配分は、前記郵便物の宛名を自動的に識別した後に郵便物が区分機を通過するにつれて区分機の仕分け出口を仕分け先に割り当て、または配分することにある。

したがって、機械においては、区分機の仕分け出口と動的に対応される仕分け先を持つ動的分類プランがある。

区分機の仕分け出口を動的に割り当てるための動的割り当てプロセスのオーバーブッキング手法は、仕分け先が存在するよりもより少数の仕分け出口を有する区分機を運転することができ、分類プランの一定の仕分け先に対応する現在の郵便物を仕分けするための仕分け出口として、もう１つの仕分け先に既に割り当てられている仕分け出口を用いることにある。結果として、前記仕分け出口に既に仕分けされている郵便物は、次に、現在の郵便物のために、および現在の郵便物として同じ仕分け先を有するその後の他の郵便物のために空間を残すように前記仕分け出口から取り除かれなければならない。

仕分け出口から取り除かれた郵便物は、区分機から収容トレイに移動され得る。

郵便区分機において仕分け出口を動的に割り当てるための動的割り当てプロセスのオーバーブッキング手法は、特許文献欧州特許第２２２５０４９号明細書、独国特許発明第１０２００５０５５７６３号明細書、および米国特許第８００５５６９号明細書に説明されている。

オーバーブッキング手法によるそれらの知られている動的割り当てプロセスにおいては、郵便物の小流れ（すなわち、小さい量から成り、低密度から成る仕分け先を有する郵便物のバッチ）は、仕分け先が区分機の仕分け出口にほとんど均等に配置される、郵便物の大きな流れ（大きな量から成る郵便物のバッチ）と同じ方法で処理される。

郵便物が、たとえば都市によってあるいは大きな「大都市圏」または「集団」によって郵便物を一緒にグループ化するために、ポストコードによって仕分けされる、ナショナルアウトワードソーティングセンタにおいては、郵便物の量は、一日の間中または曜日の間中、およびまた一年の特定の期間、たとえば国民の祝日の間中さまざまなポストコードに応じて変動する。

結果として、仕分けされるべき郵便物の流れの性質に応じて、一部の機械仕分け出口が、極めて少ない郵便物を含む場合があり、または実際に、たくさんの仕分け出口が、極めて少ない郵便物を含む場合がある。

この種の変動は、郵便物の数十の流れが機械で仕分けされる仕分け日の間中ずっと生じ得る。

区分機の仕分け出口は、郵便物の小流れを仕分ける場合、一部の仕分け先についてはほとんど空のままであり得ることが理解され得る。

オーバーブッキング手法の場合は、ほとんど空の仕分け出口は、それらのトレイを変化させることができるが、この場合区分機から取り除かれるそれらの仕分け出口の小さい容量は、たとえば、その結果それ自体ほとんど空のままである収容トレイに関して、この種のほとんど空のトレイがその時にトラック、船、または他の輸送手段によって輸送される場合は、無視できないほど郵便物輸送コストに影響を及ぼす。

欧州特許第２２２５０４９号明細書 独国特許発明第１０２００５０５５７６３号明細書 米国特許第８００５５６９号明細書

本発明の目的は、それらの欠点を改善すること、特に、このタイプのプロセスにおいて郵便物の小流れの影響を最小限にすることである。

本発明の基本的なアイディアは、前記郵便物が受ける仕分けパス中に郵便物の小流れを動的に識別すること、および低い充填密度を有する郵便物が合併されまたは一緒にグループ化されることになること、および新しい自動仕分けプロセス中に仕分けプロセスの終わりにそれらを再度処理することである。

したがって、郵便物のこの種の小流れのため、ほとんど空である郵便物の収容トレイを輸送しなければならないことを回避することができる。

より詳細には、本発明は、Ｎ仕分け出口を有する郵便区分機においてＭ仕分け先に郵便物を仕分けする方法であり、ここに、Ｍ＞Ｎであり、区分機において、仕分け出口を仕分け先に動的に割り当てるための動的割り当てプロセスを用いることによって、およびそれによって、受入れ郵便物の仕分け先が超過密である場合は、前記超過密の仕分け先が、現在の郵便物を前記一定の仕分け出口に収容するように機械の一定の仕分け出口に既に割り当てられているもう１つの仕分け先に取り替えられる方法であって、前記方法が、とりわけ次のステップ、すなわち、
ａ）前記仕分け出口の中から第１の閾値よりも大きな充填レベルを有する第１の仕分け出口を識別するステップ、次いで、前記第１の仕分け出口の中から最も長いアイドル時間を有するその第１の仕分け出口を識別するステップ、および最も長いアイドル時間を有する前記第１の仕分け出口を前記超過密の仕分け先に割り当てるステップと、
ｂ）仕分け出口がすべて前記第１の閾値よりも小さい充填レベルを有する場合は、前記仕分け出口の中から最も長いアイドル時間を有する第２の仕分け出口を識別するステップ、および次いでその仕分け出口を前記超過密の仕分け先に割り当てるステップ、および前記他の仕分け先が合併されるべき仕分け先であることを指示するステップと
を含むことを特徴とする、方法を提供する。本発明の方法は、次の特徴を有することができ、すなわち、
仕分けされるべき現在の郵便物が合併されるべき仕分け先であるとして機械に示される仕分け先を有すると判定される場合は、前記現在の郵便物は、合併するように割り当てられる機械の仕分け出口に収容される。

本方法は、次のステップ、すなわち、
前記第２の仕分け出口が第１の閾値よりも小さい第２の閾値よりも大きな充填レベルを有する場合は、前記第２の仕分け出口に収容される郵便物を区分機から取り除くステップと、
前記第２の仕分け出口が前記第２の閾値よりも小さい充填レベルを有する場合は、前記第２の仕分け出口に収容される前記郵便物を区分機の入口に再循環させるステップと
をさらに含むことができる。

本方法は、次のステップ、すなわち、
区分機を通る郵便物の第１の仕分けパスの終わりに、合併に割り当てられる前記仕分け出口に収容される郵便物を区分機の入口に再循環させるステップと、
区分機の仕分け出口に再びそれらを仕分けするために前記再循環された郵便物で第２の機械仕分けパスを実行するステップと、
をさらに含むことができる。

第１の閾値は、７０％から８０％までに存在することはでき、第２の閾値は、４５％から５５％までに存在し得る。

本発明の方法は、手紙、大型平坦物品または「フラット」、プラスチックまたは巻紙で包まれる郵便物、あるいは実際に混合郵便物などの、異なるタイプの郵便物に適用されることができ、このリストは、限定的ではない。

本発明の方法は、アウトワードソーティングセンタにおいて郵便物の単一パスアウトワードソーティングに適用されることが好ましい。

また、本発明の方法は、郵便物の第１の流れを仕分けした後に区分機の仕分け出口を完全に空する必要が無しに区分機で郵便物の第１の流れおよび郵便物の第２の流れを連続的に仕分けるのに適用できる。

このために、郵便物の２つの流れのそれぞれのものに適した２つの分類プランが、単一の分類プランに統合されまたは一緒にグループ化される。次に、区分機の仕分け出口の数に対しておよそ４０％以上の仕分け先から５０％以上の仕分け先の範囲において、機械の仕分け出口の数よりもかなり大きい多数の仕分け先を有することができる。

区分機の仕分け出口においては、郵便物の第２の流れの郵便物は、オーバーブッキング手法により、郵便物の第１の流れの郵便物に徐々に取り替えるが、全体的に、郵便物を処理するための処理時間は、郵便物の流れが別々に仕分けられる場合に比して低減される。

本発明の方法を実施するための郵便物仕分け設備の非常に概略的な図である。 ブロック線図の形で本発明の方法の各ステップを示す図である。

図１は、本発明の方法を実施するのに適した郵便区分機１を含む郵便仕分け設備の非常に概略的な図である。

例示として、および図のように、郵便区分機１は、仕分けされるべき郵便物を受け入れるための入口２を有し、その入り口は、ビンカルーセル３が送り込まれ、カルーセルのビンは、図１に示されていない。

カルーセルのビンの各々は、通常、一度に１つの郵便物を輸送し、機械の一連の物理的仕分け出口４の上方にループの周りに循環する。この実施例においては、仕分け出口は、機械の両側に整列して配置される。

実施例においては、各仕分け出口４には、着脱自在の収容トレイ５が設けられる。より詳細には、カルーセルのビン３に輸送される郵便物は、前記郵便物に対応する仕分け先に割り当てられまたは配分される仕分け出口４の収容トレイ５に重力下で落下するようになる。

図１は、区分機の供給口２に配置されるアンスタッカ２Ａの供給マガジンに堆積して縁部に配置される郵便物６の流れを示している。

よく知られているように、積層された郵便物６は、アンスタッカ２Ａによって一続きに並べられ、たとえば、これは、有孔ベルトおよび吸込ノズルを有するタイプから成ることができる。

アンスタッカ２Ａから下流に、画像取得部２Ｂが、各郵便物のアドレスブロックの画像を形成し、光学的文字認識（Ｏｐｔｉｃａｌ Ｃｈａｒａｃｔｅｒ Ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ）（ＯＣＲ）を用いることによって、宛名が、区分機の装置を制御するデータ処理装置７によって画像中で自動的に認識される。

次いで、現在の郵便物について認識されたアドレスを基礎として、データ処理装置７は、仕分け先（分類コード）を区分機の物理的仕分け出口と結合する分類プランに仕分け先を決定する。

たとえば、仕分け先は、ポストコードに対応することができる。したがって、それらの配達先アドレスブロックに同じポストコードを有する郵便品目が、機械の同じ仕分け出口に仕分けられ得る。

加えて、仕分けが進むにつれて前記出口が厚さを蓄積することによって郵便物で充填される充填レベルを評価するために、装置７が各仕分け出口に作用し得るように、および郵便物が仕分けされるように、連続して置かれる各郵便物の厚さを測定するための手段２Ｃが設けられる。相対的蓄積レベルの、または０％から１００％の範囲にある充填率の参照が、下記で行われる。各郵便物の厚さは、当業者によく知られているように、センサまたは撮像によって測定され得る。

また、装置７は、各仕分け出口に対応して、直近に仕分け出口に収容された郵便物が収容された時間に対応する時間を記録するように配置される。前記時間は、アイドル時間の、すなわちどのくらい前に仕分け出口が最後に作用したかの、指示である。前記時間は、郵便物が問題の仕分け出口の中にアンロードされることを装置７が決定する時間に対応する。前記時間は、装置７の内部ブロックによって与えられ得る。

また、図１は、満杯トレイ５（満杯トレイの各々はクロスハッチされた長方形によって表されている）のコンベヤ８、９を示しており、そのコンベヤは、機械の仕分け出口４の前部を通り過ぎて走行し、充満したトレイを取り除くために出口１０の方へ、またはそれらが乗せる郵便物を再循環させるために機械の供給口２の方へ延在される。

また、図１は、空トレイが仕分け出口４の後部を通り過ぎて走行することになり、各仕分け出口４を空トレイでリロードするように適応する、空トレイ５（空トレイの各々はハッチのない長方形によって表されている）のコンベヤ１１を示している。

本発明の方法を実施することに関して、分類プランの仕分け先の数Ｍは、区分機１の物理的仕分け出口の数Ｎよりも大きく、したがって、仕分けされるべき郵便物６のための仕分け先への物理的仕分け出口４の割当ては、前記郵便物６が機械を通過する時間に装置７において動的に行われ、当業者によく知られているようにオーバーブッキング状態が生じる場合には空トレイのために仕分け出口のトレイを変化させるための機構が設けられる。

したがって、機械においては、論理仕分け先Ｄ_１・・・Ｄ_Ｌ・・・Ｄ_Ｎと物理的な出口Ｓ_１・・・Ｓ_Ｍとの間に動的割り当て（矢印Ａによって示される）を持つ動的分類プランがある。

図１は、オーバーブッキング状態における区分機の挙動を示すように、仕分け出口において空トレイと取り替えられている満杯トレイ５Ａおよび５Ｂを示している。

したがって、オーバーブッキング手法の原理は、仕分け出口に空にされることを余儀なくさせ（一定の仕分け先に対応する郵便物を既に含んでいる収容トレイに取り除かれることを余儀なくさせる）、もう１つの仕分け先に対応する新しい郵便物を受け入れるためにこれに空トレイと取り替えられることを余儀なくさせることにある。

より詳細には、本発明の方法は、無駄な容積、すなわち非常に少ない範囲でしか郵便物で充填されないトレイついて過度に系統的に取り除くことによって生じる無駄を最小限にするように、トレイが交換される仕分け出口を特に選択することにある。

従来のオーバーブッキング手法においては、トレイの輸送中に無駄な容積を最小限にするように最大限まで充填される収容トレイを有する仕分け出口に優先が与えられるが、比Ｍ／Ｎが１．０６よりも大きい場合は必ずこの種の選択基準がその限界を有することを試験が示している。本発明の方法により、容積の付加的な浪費なしにその比を超えることができる。

図２は、本発明の方法を示しており、その方法においては、万一オーバーブッキングの場合にはトレイを交換するための仕分け出口を選択するための選択基準は、トレイ充填基準、およびトレイが使用されていないままである最も長いアイドル時間の基準の両方を考慮することを組み合わせる。

本発明の方法は、実質的に、装置７で実施されるデータ処理である。

したがって、これは、現存する仕分け設備において、特に、次にトラック、航空機、列車、等によってインワードソーティングセンタに搬送されるように郵便物が単一仕分けパスで仕分けられるアウトワードソーティングセンタにおいて利用しやすい。

図２においては、ステップ２０において、現在の郵便物６について、配達先アドレスブロック６Ａの郵便アドレスが、ＯＣＲを基礎として前記郵便物の画像において認識されており、その画像は、装置２Ｂによって送られる。

前記認識された郵便アドレスを基礎として、装置７は、装置７にロードされた動的分類プランでこれに対応する仕分け先を決定する。

前記仕分け先ＤＬは、郵便物を仕分けするためのグループ宛先を構成する。たとえば、仕分け先ＤＬは、ポストコードまたはポストコードの一部であってもよい。

ステップ２１において、装置７の仕分けプロセスは、現在の郵便物の前記仕分け先ＤＬが合併された仕分け先、すなわち郵便物の小流れの一部であるとして仕分けプロセス中に装置７によって既に認識されている宛名であるかどうかを判定する。

上記で説明したように、合併された仕分け先に割り当てられた仕分け出口に収容される郵便物は、区分機の仕分け出口に仕分けできるように新しい仕分けパスのために区分機の入口で一緒にグループ化される。

たとえば、装置７は、これが各仕分け先と関連する合併指示を記録することができるように現在の機械分類プランの仕分け先のすべてのテーブル１３をメモリに格納することができる。この指示は、１／０型の２値データであることができ、図２においては、例示として、この種の２値データを記号で表すＸが、仕分け先ＤＬと向い合せに示されている。

ステップ２１において、仕分け先が合併された仕分け先である場合は、プロセスは、２２において、合併された仕分け先に装置７によって動的に割り当てられる仕分け出口に現在の郵便物を仕分けることによって続く。

この仕分けプロセスにおいては、機械の特定の仕分け出口が１つまたは複数の合併された仕分け先に動的に割り当てられ得ることを理解されたい。

この合併された仕分け出口に収容される郵便物は、対応する分類プランに続いて上記で指示されたように、もう１つの仕分けプロセスのために機械の入口に再循環される。また、分類プランは、動的分類プランであってもよい。

ステップ２１の結果が「いいえ」である場合は、プロセスは、ステップ２３において続く。

ステップ２３において、装置７は、仕分け出口Ｓが現在の郵便物の仕分け先ＤＬのために既に割り当てられているかどうかを判定するように探索を行う。

たとえば、仕分け出口Ｓが既に仕分け先ＤＬに割り当てられているという指示が、メモリに記録された第２のテーブル１４を探索することを通して装置７によって得られることができ、それは、各瞬間において、仕分け先Ｄ_１・・・Ｄ_Ｍとの機械の各仕分け出口Ｓ_１・・・Ｓ_Ｍの動的な対応を確立する。加えて、本発明の方法の必要のために、充填レベルＮの指示および最も長いアイドル時間Ｔの指示が、各仕分け出口Ｓと対応される。

これらの指示ＮおよびＴは、空トレイが問題の仕分け出口にロードされるたびに初期化される。

ステップ２３の結果が「はい」である場合は、プロセスは、ステップ２４において、装置７によって識別された仕分け出口Ｓに現在の郵便物を仕分けることによって続く。

ステップ２３の結果が「いいえ」である場合は、プロセスは、ステップ２５において続く。

ステップ２５において、装置７は、まだ割り当てられていない区分機の仕分け出口Ｓが仕分け先ＤＬのために利用できるかどうかを判定するように探索を行う。まだ割り当てられていないこの仕分け出口においては、収容トレイ５はしたがって空である。

ステップ２５の結果が「はい」である場合は、プロセスは、前記利用できる仕分け出口を仕分け先ＤＬに割り当てることによってステップ２６で続き、装置７により、現在の郵便物が前記利用できる仕分け出口に仕分けられることになる。

ステップ２６において、装置７は、前記利用できる仕分け出口と仕分け先ＤＬとの間の割当てＡを同時に記録する。また、テーブル１４の指示ＮおよびＴは、前記利用できる仕分け出口に応じて更新される。

ステップ２５の結果が「いいえ」である場合は、プロセスは、ステップ２７において続く。

ステップ２７において、装置７は、この実施例においては、機械の仕分け出口のすべての中から第１の閾値ｓ１よりも大きい充填レベルＮを有するそれらの仕分け出口を識別するようにテーブル１４を探索する。

第１の閾値は、７０％から８０％の範囲に、たとえば７５％にあることができる。閾値ｓ１は、仕分けされるべき郵便物の流れの特異性を考慮するように調整可能とされ得る。

１つまたは複数の仕分け出口Ｓが装置７によってステップ２７において識別される場合は、装置７は次に、ステップ２８において、この実施例ではテーブル１４を走査することによって最も長いアイドル時間を有するそのもの、すなわち最も以前である直近の収容活性についての時間Ｔを有するものを、それらの仕分け出口の中から探索する。

次いで、プロセスは、ステップ２９において、最も長いアイドル時間を有する前記仕分け出口のトレイの変更を続ける。

同時に、仕分け先ＤＬは、最も長いアイドル時間を有する前記仕分け出口に以前に割り当てられた宛先に動的分類プランで取り替えられる。

前記仕分け出口に応じた指示ＮおよびＴは、テーブル１４において初期化される。

したがって、前記仕分け出口から取り出されるトレイは、郵便物で７５％を超えるまで充填される。これは、図１の満杯トレイコンベヤ８または９によって持って来られ、次いで、トラック、等によって取り除かれるように機械から満杯トレイを取り除くために出口１０の方へ持って行かれる。

空トレイ５は、空トレイコンベヤ１１によって前記仕分け出口に持って来られる。

同時に、ステップ３１において、現在の郵便物は、前記仕分け出口に仕分けされ、テーブル１４の指示ＮおよびＴは、現在の郵便物に適用できるパラメータで更新される。

ステップ２７から３１までは、郵便物の密な流れを処理することに関係することが理解され得る。

逆に、ステップ２７において、仕分け出口Ｓが装置７によって識別されない場合は、プロセスは、ステップ３２において、テーブル１４に指示されるように最も長いアイドル時間Ｔを有する仕分け出口のすべての中から仕分け出口Ｓを探索し、判定することを続ける。

ステップ３３において、最も長いアイドル時間を有する前記仕分け出口が、４５％から５５％の範囲にあり、たとえばこの実施例の場合のように５０％に設定される第２の閾値ｓ２よりも大きい充填レベルを有する場合は、プロセスは、ステップ３４において、前記仕分け出口のトレイの変更を続ける。郵便物で充填されるトレイは、仕分け出口から取り出され、空トレイは、前記仕分け出口に配置される。

第２の閾値ｓ２は、仕分けされるべき郵便物の流れの特異性を考慮するように調整可能であり得る。

ステップ３４において、仕分け先ＤＬは、前記仕分け出口が分類プランにおいて割り当てられた古い仕分け先ＤＬ′に取り替えられる。テーブル１４の指示ＮおよびＴは、初期化される。

本発明に従って、この論理仕分け先ＤＬ′は、合併されるべき仕分け先であるとしてテーブル１３において装置７によって識別され、次いで、その仕分け先ＤＬ′を有する次の郵便物が、図２のステップ２１および２２として処理されることになる。

次いで、ステップ３５において、郵便物で充填され、仕分け出口から取り出されるトレイは、満杯トレイコンベヤ８、９によって区分機の取り出し出口１０に持って来られる。

同時に、ステップ３６において、現在の郵便物は、前記仕分け出口の空トレイに仕分けされ、指示ＮおよびＴは、図１の手段２Ｂおよび２Ｃによって現在の郵便物として読まれるパラメータでテーブル１４において更新される。

逆に、ステップ３３において、最も長いアイドル時間を有する仕分け出口が第２の閾値ｓ２よりも小さい充填レベルを有する場合は、プロセスは、ステップ３７において、ステップ３４についてそうであるように、および仕分け先ＤＬおよびＤＬ′を仕分け出口に取り替えることによってトレイの変更を続ける。古い仕分け先ＤＬ′は、合併されるべき仕分け先であるとしてテーブル１３において装置７によって識別される。

加えて、ステップ３８において、仕分け出口から取り出される郵便物で充填されたトレイは、これが乗せる郵便物を再循環させるために機械の供給口２の方へ戻される。

ステップ３９において、現在の郵便物は、前記仕分け出口の空トレイの方へ仕分けされ、テーブル１４の指示ＮおよびＴは、現在の郵便物として読まれるパラメータで更新される。

図２に示されるように、ステップ２２、２４、２６、３１、３６、および３９の終わりに、仕分けプロセスは、新しい現在の郵便物のために繰り返される。

機械を通る郵便物のパスの終わりに、テーブル１３は消去され、合併仕分け出口から来る郵便物、および機械の収容トレイに既に持って来られたそれらのものは、新しい仕分けパスにおいて機械の仕分け出口の方へ仕分けし直される。

この新しい分類プランにおいては、仕分け出口は、できるだけ上手く収容トレイを仕分け出口に充填するように、および郵便物で充填されたトレイを輸送するコストを最小限にするように複数の仕分け先に割り当てられ得る。

本発明の方法はまた、仕分けされた郵便物を仕分けするための容器がスタッカである仕分け出口にも適用され得ることを理解されたい。

このような状況の中で、仕分けトレイからの上記で説明したトレイの除去は、当業者に知られているように仕分け出口スタッカにセパレーターをアンロードすることによって、およびトレイラベルが取り付けられる収容トレイに操作者が手でスタッカの中身を移送するはずである機械操作者に指示するように仕分け出口においてインジケータライトを用いることによって実際に実現され、次には、トレイは機械の取り出し出口の方へ、または実際に区分機の供給口の方へ移動されることができる。

本発明の方法は、満杯トレイコンベヤおよび／または空トレイコンベヤが設けられる仕分け設備において実施され得ることを理解されたい。

本発明の方法は、手紙などの小型郵便物、およびマガジンなどの大型郵便物を含む混合郵便物を仕分けするのに適用される。

本発明の方法は、上記で示したように、機械にロードされた郵便物の流れのそれぞれの動的分類プランを統合することから生じる単一の動的分類プランを用いることによって、複数の郵便物の流れを仕分けするのに適用できる。

このような適用に関して、郵便物の流れは機械の入口に連続的にロードされ、第１の仕分けパス中に、仕分け出口は前記郵便物のすべてから空にされず、それによって、区分機の性能のより良好な使用をもたらすことができるようになる。

Claims (7)

1. Ｎ仕分け出口（Ｓ）を有する郵便区分機（１）においてＭ仕分け先（Ｄ）に郵便物（６）を仕分けする方法にして、ここに、Ｍ＞Ｎであり、区分機において、仕分け出口を仕分け先（ＤＬ）に動的に割り当てるための動的割り当てプロセスを用いることによって、およびそれによって、受入れ郵便物の仕分け先（ＤＬ）が超過密である場合は、前記超過密の仕分け先（Ｄ）が、現在の郵便物（６）を前記一定の仕分け出口に収容するように機械の一定の仕分け出口（Ｓ）に既に割り当てられているもう１つの仕分け先に取り替えられる方法であって、前記方法が、とりわけ次のステップ、すなわち、
   ａ）前記仕分け出口（Ｓ）の中から第１の閾値（ｓ１）よりも大きな充填レベル（Ｎ）を有する第１の仕分け出口を識別するステップ（２７）、次いで、前記第１の仕分け出口の中から最も長いアイドル時間を有するその第１の仕分け出口を識別するステップ（２８）、および最も長いアイドル時間を有する前記第１の仕分け出口を前記超過密の仕分け先に割り当てるステップ（２９）と、
   ｂ）仕分け出口（Ｓ）がすべて前記第１の閾値（ｓ１）よりも小さい充填レベル（Ｎ）を有する場合は、前記仕分け出口の中から最も長いアイドル時間を有する第２の仕分け出口を識別するステップ（３２）、およびその仕分け出口を前記超過密の仕分け先に割り当てるステップ（３４、３７）、および前記他の仕分け先が合併されるべき仕分け先であることを指示するステップ（３６、３９）と、
   を含むことを特徴とする、方法。
2. 収容されるべき現在の郵便物（６）が合併されるべき仕分け先であるとして機械に示される仕分け先（ＤＬ）を有すると判定される場合（２１）は、前記現在の郵便物が、合併に割り当てられる機械の仕分け出口に収容される（２２）ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 方法が、次のステップ、すなわち、
   前記第２の仕分け出口（Ｓ）が第２の閾値（ｓ２）よりも大きな充填レベル（Ｎ）を有し、前記第２の閾値（ｓ２）が第１の閾値（ｓ１）よりも小さい場合は、前記第２の仕分け出口に収容される郵便物（６）を区分機から取り除くステップ（３５）と、
   前記第２の仕分け出口（Ｓ）が前記第２の閾値（ｓ２）よりも小さい充填レベル（Ｎ）を有する場合は、前記第２の仕分け出口に収容される前記郵便物を区分機の入口に再循環させるステップ（３８）と
   をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
4. 方法が、次のステップ、すなわち、
   区分機（１）を通る郵便物の第１の仕分けパスの終わりに、合併に割り当てられる前記仕分け出口に収容される郵便物（６）を区分機（１）の入口に再循環させるステップと、
   区分機の仕分け出口（Ｓ）に再びそれらを仕分けするために前記再循環された郵便物で第２の機械仕分けパスを実行するステップと
   をさらに含むことを特徴とする、請求項２に記載の方法。
5. 第１の閾値（ｓ１）が、７０％から８０％までに存在することを特徴とする、請求項１に記載の方法。
6. 第２の閾値（ｓ２）が、４５％から５５％までに存在することを特徴とする、請求項３に記載の方法。
7. 郵便物の複数の流れが、区分機（１）の入口に連続してロードされ、郵便物の前記複数の流れのそれぞれのものに対応する複数の分類プランが、単一の分類プランを用いることによって区分機の仕分け出口（Ｓ）に郵便物を仕分けするように区分機（１）に統合されることを特徴とする、請求項１から６のいずれかに記載の方法。

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