JP2017505798A - 住血吸虫症を予防かつ/または治療するための組成物および方法 - Google Patents

住血吸虫症を予防かつ/または治療するための組成物および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、多価不飽和脂肪酸および治療薬を含む、住血吸虫症の予防および治療のための組成物に関する。本発明はさらに、住血吸虫症を予防および治療する方法、住血吸虫症に対する抵抗性を付与する方法、ならびに多価不飽和脂肪酸および治療薬の投与を含む、住血吸虫症の再発を予防する方法に関する。【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
[関連出願の相互参照]
[0001]本出願は、その開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、2014年2月14日出願の米国仮特許出願第61/940,041号明細書の出願日の利益を主張する。
[発明の分野]
[0002]多価不飽和脂肪酸および治療薬を含む、住血吸虫症を予防かつ/または治療するための組成物が本明細書に開示される。多価不飽和脂肪酸および治療薬の投与を含む、住血吸虫症を予防および治療する方法、住血吸虫症に対する抵抗性を付与する方法、および住血吸虫症の再発を予防する方法がさらに、本明細書で開示される。
[発明の背景]
[0003]住血吸虫症(ビルハルチア、ビルハルツ住血吸虫症または巻貝熱ともいう)は、住血吸虫属(Schistosoma)の吸虫の数種によって引き起こされる重篤な寄生虫疾患である。この疾患は、アジア、アフリカおよび南アメリカ、特に寄生虫を運ぶマキガイで水が汚染されている地域で主に発見される。それは、マラリアに次いで2番目に最も一般的な寄生虫疾患であり、主に児童に影響を及ぼす。住血吸虫症は、住血吸虫属(Schistosoma)の扁形動物、ヒトおよび動物の血流内に生きる吸虫によって引き起こされる。3種(マンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)、ビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)および日本住血吸虫(Schistosoma japonicum))が、感染症の大部分を占める。住血吸虫は、血流方向に逆らって、その永久的な居住(abode)へと移動し、マンソン住血吸虫(S.masoni)および日本住血吸虫(S.japonicum)は下腸間膜動脈神経叢へと、ビルハルツ住血吸虫(S.haematobium)は膀胱周囲の神経叢へと移動する。住血吸虫は、外部環境に卵を通過させるために導管付近に産卵し、生活環を完成する。したがって、大量の卵が毎日、毛細血管から出て、腸または膀胱の管腔へ移動し、大便および尿のサンプルの分析によって検出される。
[0004]アラキドン酸(ARA)、オール−シス5,8,11,14−エイコサテトラエン酸、オメガ−6脂肪酸:20:4(ω−6)が、体の細胞膜のリン脂質中に存在し、幼虫および成虫の、オスおよびメスの、マンソン住血吸虫(S.masoni)およびビルハルツ住血吸虫(S.haematobium)を殺すように作用すると仮定されてきた。
[0005]プラジカンテル(PZQ)は現在、住血吸虫症、特にマンソン住血吸虫(S.masoni)を治療するための唯一の薬物である。しかしながら、治療後の児童達の治癒の失敗率は、高強度の感染と一貫して関連しており、繰り返しの治療が必要とされ、薬物に対する住血吸虫症の耐性の差し迫った脅威が加速している。さらに、PZQは、住血吸虫に対する耐性を与えると証明されていなかった。結果として、住血吸虫症を治療かつ/または予防するための、かつ住血吸虫症に対する抵抗性を付与する、かつ/または住血吸虫症の再発を予防するための、単独での組成物、またはPZQと組み合わせての組成物が必要とされている。
[発明の概要]
[0006]本発明は、住血吸虫症を予防および治療するための組成物および方法に関する。本発明は、住血吸虫症に対する抵抗性を付与し、かつ/またはその再発を予防する方法にも関する。
[0007]好ましい実施形態において、この組成物は、多価不飽和脂肪酸(PUFA)および治療薬を含む。好ましくは、この組成物は、オメガ−6脂肪酸であるPUFAを含む。さらに好ましくは、この組成物は、アラキドン酸(ARA)としても知られる、オール−シス5,8,11,14−エイコサテトラエン酸である、オメガ−6脂肪酸であるPUFAを含む。好ましい実施形態において、この治療薬は、プラジカンテル(PZQ)としても知られる、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オン、またはその誘導体である。
[0008]一実施形態において、本明細書に開示される方法は、多価不飽和脂肪酸(PUFA)および治療薬の投与を含む。一実施形態において、PUFAは、第1の投与量で投与され、治療薬は第2の投与量で投与される。他の実施形態において、PUFAおよび治療薬は、同一投与量で投与される。好ましくは、PUFAはオメガ−6脂肪酸である。さらに好ましくは、PUFAは、アラキドン酸(ARA)としても知られる、オール−シス5,8,11,14−エイコサテトラエン酸であるオメガ−6脂肪酸である。好ましい実施形態において、この治療薬は、プラジカンテル(PZQ)としても知られる、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オン、またはその誘導体である。
[発明の詳細な説明]
[0009]多価不飽和脂肪酸および治療薬を含む、住血吸虫症を予防かつ/または治療するための組成物が、本明細書において開示される。さらに、住血吸虫症を予防かつ/または治療する方法、住血吸虫症に対する抵抗性を付与する方法、および住血吸虫症の再発を予防する方法であって、多価不飽和脂肪酸および治療薬を治療有効量で投与することを含む方法が本明細書において開示される。
[0010]本発明の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読めば、当業者によってさらに容易に理解される。明瞭にするために、別々の実施形態の文脈で上記および以下に記述される本発明の特定の特徴は、そのサブコンビネーションとなるように組み合わせてもよいことは理解されよう。
[0011]例として本明細書で同定される実施形態は、説明的なものであり、制限することを意図するものではない。
[0012]「約」という用語は、指定の数と実質的に同じ結果を達成し得る指定の数を超える、かつ下回るバリエーションを取り込むことが意図される。
[0013]脂肪酸は、炭素鎖の長さおよび飽和の特徴に基づいて分類される。微生物オイル中に存在する脂肪酸は、炭素原子4〜28個を有し、鎖中に存在する炭素の数に基づいて、短鎖、中鎖、または長鎖脂肪酸と呼ばれる。二重結合が炭素原子間に存在しない場合、その脂肪酸は飽和脂肪酸と呼ばれ、二重結合が存在する場合には、不飽和脂肪酸と呼ばれる。二重結合が1つのみ存在する場合には、不飽和長鎖脂肪酸は一価不飽和であり、二重結合が複数存在する場合には、多価不飽和である。
[0014]多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、脂肪酸のメチル末端からの第1二重結合の位置に基づいて分類され;オメガ−3(n−3)脂肪酸は、第3炭素に第1二重結合を含有し、オメガ−6(n−6)脂肪酸は、第6炭素に第1二重結合を含有する。例えば、ドコサヘキサエン酸(DHA)は、炭素22個の炭素鎖および二重結合6個を有するオメガ−3長鎖多価不飽和脂肪酸(LC−PUFA)であり、「22:6n−3」と示されることが多い。一実施形態において、PUFAは、オメガ−3脂肪酸、オメガ−6脂肪酸、およびその混合物から選択される。他の実施形態において、PUFAは、長鎖多価不飽和脂肪酸(LC−PUFA)から選択される。更なる実施形態において、PUFAは、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサぺンタエン酸(DPA)、アラキドン酸(ARA)、γ−リノレン酸(GLA)、ジホモ−γ−リノレン酸(DGLA)、ステアリドン酸(SDA)、およびその混合物から選択される。他の実施形態において、PUFAは、DHA、ARA、およびその混合物から選択される。更なる実施形態において、PUFAはDHAである。また更なる実施形態において、PUFAはARAである。
[0015]LC−PUFAは、二重結合を少なくとも3個含有し、かつ炭素18個以上または20個以上の鎖長を有する脂肪酸である。オメガ−6シリーズのLC−PUFAとしては、限定されないが、ジ−ホモ−γリノール酸(C20:3n−6)、アラキドン酸(C20:4n−6)(「ARA」)、ドコサテトラエン酸またはアドレン酸(C22:4n−6)、およびドコサぺンタエン酸(C22:5n−6)(「DPAn−6」)が挙げられる。オメガ−3シリーズのLC−PUFAとしては、限定されないが、エイコサトリエン酸(C20:3n−3)、エイコサテトラエン酸(C20:4n−3)、エイコサペンタエン酸(C20:5n−3)(「EPA」)、ドコサぺンタエン酸(C22:5n−3)、およびドコサヘキサエン酸(C22:6n−3)が挙げられる。LC−PUFAとしては、限定されないが、C24:6(n−3)およびC28:8(n−3)などの、22個を超える炭素および二重結合4個以上を有する脂肪酸が挙げられる。
[0016]PUFAは、遊離脂肪酸、塩、脂肪酸エステル(例えば、メチルまたはエチルエステル)、モノアシルグリセロール(MAG)、ジアシルグリセロール(DAG)、トリアシルグリセロール(TAG)、および/またはリン脂質(PL)の形態をとることができる。
[0017]例えば、動物、植物および微生物原料など、任意のPUFAの原料を本発明の組成物および方法において使用することができる。好ましい多価不飽和脂肪酸(PUFA)原料は、本発明で使用するのに適しているPUFAのいずれかの原料であることができる。
[0018]動物原料の例としては、水生動物(例えば、魚、海洋哺乳動物、甲殻類、輪形動物等)が挙げられる。植物原料の例としては、微細藻類、亜麻仁、ナタネ、トウモロコシ、オオマツヨイグサおよびルリジサが挙げられる。微生物の例としては、微細藻類、原生生物、細菌および菌類(酵母など)が挙げられる。微細藻類などの微生物原料の使用は、感覚受容性(organoleptic)の利点を提供し得る。
[0019]本発明に従って、本明細書に記載の組成物において使用される多価不飽和脂肪酸は、様々な形態をとり、例えばかかる形態としては、限定されないが:PUFAを含む高度に精製された藻類のオイル、PUFAを含む植物オイル、PUFAを含むトリグリセリドオイル、PUFAを含むリン脂質、タンパク質とPUFAを含むリン脂質との組み合わせ、PUFAを含む乾燥海洋微細藻類、PUFAを含むスフィンゴ脂質、PUFAのエステル、遊離脂肪酸、PUFAと他の生理活性分子との抱合体、およびその抱合体が挙げられる。
[0020]一実施形態において、この組成物は、多価不飽和脂肪酸(PUFA)および治療薬を含む。好ましくは、組成物は、オメガ−6脂肪酸であるPUFAを含む。さらに好ましくは、この組成物は、アラキドン酸(ARA)としても知られる、オール−シス5,8,11,14−エイコサテトラエン酸である、オメガ−6脂肪酸であるPUFAを含む。一実施形態において、この組成物は、吸虫駆除剤(trematocide)である治療薬を含む。好ましくは、この組成物は、プラジカンテル(PZQ)としても知られる、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オン、またはその誘導体である、吸虫駆除剤である治療薬を含む。
[0021]一部の実施形態において、PUFAは第1投与量で投与され、治療化合物は第2投与量で投与される。
[0022]一部の実施形態において、PUFAは、約5mg/kg体重/日、約7mg/kg体重/日、約10mg/kg体重/日、約12mg/kg体重/日、約15mg/kg体重/日、または約5〜約15mg/kg体重/日、約7〜約12mg/kg体重/日、約9〜約11mg/kg体重/日の量で投与される。
[0023]一実施形態において、PUFAは、約10mg/kg体重/日の量で投与される。
[0024]一部の実施形態において、PUFAは、約10mg/kg体重/日〜約600mg/kg体重/日、約20mg/kg体重/日〜約550mg/kg体重/日、約40mg/kg体重/日〜約500mg/kg体重/日、約50mg/kg体重/日〜約450mg/kg体重/日、約60mg/kg体重/日〜約400mg/kg体重/日、約70mg/kg体重/日〜約350mg/kg体重/日、約80mg/kg体重/日〜約300mg/kg体重/日、約90mg/kg体重/日〜約250mg/kg体重/日、約100mg/kg体重/日〜約200mg/kg体重/日、約110mg/kg体重/日〜約150mg/kg体重/日、約10mg/kg体重/日、約20mg/kg体重/日、約30mg/kg体重/日、約40mg/kg体重/日、約50mg/kg体重/日、約60mg/kg体重/日、約70mg/kg体重/日、約80mg/kg体重/日、約90mg/kg体重/日、約100mg/kg体重/日、約110mg/kg体重/日、約120mg/kg体重/日、約130mg/kg体重/日、約140mg/kg体重/日、約150mg/kg体重/日、約160mg/kg体重/日、約170mg/kg体重/日、約180mg/kg体重/日、約190mg/kg体重/日、約200mg/kg体重/日、約250mg/kg体重/日、約300mg/kg体重/日、約350mg/kg体重/日、約400mg/kg体重/日、約450mg/kg体重/日、約500mg/kg体重/日、約550mg/kg体重/日、約600mg/kg体重/日の量で投与される。
[0025]一実施形態において、PUFAは、約150mg/kg体重/日の量で投与される。
[0026]一部の実施形態において、PUFAは、単回投与または複数回投与で投与される。
[0027]一部の実施形態において、PUFAは、約30日にわたって、約20日にわたって、約15日にわたって、約10日にわたって、約5日にわたって、または約1〜30日にわたって、約1〜20日にわたって、約1〜15日にわたって、約1〜10日にわたって、約1〜5日にわたって投与される。
[0028]一部の実施形態において、治療薬は、約20mg/kg体重/日の量で、約25mg/kg体重/日の量で、約30mg/kg体重/日の量で、約35mg/kg体重/日の量で、約40mg/kg体重/日の量で、約45mg/kg体重/日の量で、約50mg/kg体重/日の量で、約55mg/kg体重/日の量で、約60mg/kg体重/日の量で、約20〜約60mg/kg体重/日の量で、約25〜約55mg/kg体重/日の量で、約30〜約50mg/kg体重/日の量で、約35〜約45mg/kg体重/日の量で投与される。
[0029]一実施形態において、治療薬は、約40mg/kg体重/日の量で投与される。
[0030]一部の実施形態において、住血吸虫症はマンソン住血吸虫症(Schistosoma mansoni)、ビルハルツ住血吸虫症(Schistosoma haematobium)および日本住血吸虫症(Schistosoma japonicum)である。一部の実施形態において、住血吸虫症はマンソン住血吸虫症(Schistosoma mansoni)である。
[0031]一実施形態において、本明細書に開示される方法は、住血吸虫症を治療または予防するための、多価不飽和脂肪酸(PUFA)および治療薬の投与を含む。他の実施形態において、本明細書に開示される方法は、住血吸虫症に対する抵抗性を付与するための、多価不飽和脂肪酸および治療薬の投与を含む。他の実施形態において、本明細書に開示される方法は、住血吸虫症の再発を防ぐための、多価不飽和脂肪酸および治療薬の投与を含む。
[0032]一部の実施形態において、PUFAはオメガ−6脂肪酸である。さらに好ましくは、PUFAは、アラキドン酸(ARA)としても知られる、オール−シス5,8,11,14−エイコサテトラエン酸であるオメガ−6脂肪酸である。
[0033]一部の実施形態において、治療薬は吸虫駆除剤である。好ましくは、吸虫駆除剤である治療薬は、プラジカンテル(PZQ)としても知られる、2−(シクロヘキシルカルボニル)−l,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オン、またはその誘導体である。
[0034]一部の実施形態において、PUFAは第1投与量で投与され、治療化合物は第2投与量で投与される。
[0035]一部の実施形態において、PUFAは、約5mg/kg体重/日、約7mg/kg体重/日、約10mg/kg体重/日、約12mg/kg体重/日、約15mg/kg体重/日または約5〜約15mg/kg体重/日、約7〜約12mg/kg体重/日、約9〜約11mg/kg体重/日の量で投与される。
[0036]一実施形態において、PUFAは、約10mg/kg体重/日の量で投与される。
[0037]一部の実施形態において、PUFAは、約10mg/kg体重/日〜約600mg/kg体重/日、約20mg/kg体重/日〜約550mg/kg体重/日、約40mg/kg体重/日〜約500mg/kg体重/日、約50mg/kg体重/日〜約450mg/kg体重/日、約60mg/kg体重/日〜約400mg/kg体重/日、約70mg/kg体重/日〜約350mg/kg体重/日、約80mg/kg体重/日〜約300mg/kg体重/日、約90mg/kg体重/日〜約250mg/kg体重/日、約100mg/kg体重/日〜約200mg/kg体重/日、約110mg/kg体重/日〜約150mg/kg体重/日、約10mg/kg体重/日、約20mg/kg体重/日、約30mg/kg体重/日、約40mg/kg体重/日、約50mg/kg体重/日、約60mg/kg体重/日、約70mg/kg体重/日、約80mg/kg体重/日、約90mg/kg体重/日、約100mg/kg体重/日、約110mg/kg体重/日、約120mg/kg体重/日、約130mg/kg体重/日、約140mg/kg体重/日、約150mg/kg体重/日、約160mg/kg体重/日、約170mg/kg体重/日、約180mg/kg体重/日、約190mg/kg体重/日、約200mg/kg体重/日、約250mg/kg体重/日、約300mg/kg体重/日、約350mg/kg体重/日、約400mg/kg体重/日、約450mg/kg体重/日、約500mg/kg体重/日、約550mg/kg体重/日、約600mg/kg体重/日の量で投与される。
[0038]一実施形態において、PUFAは、約150mg/kg体重/日の量で投与される。
[0039]一部の実施形態において、PUFAは、単回投与または複数回投与で投与される。
[0040]一部の実施形態において、PUFAは、約30日にわたって、約20日にわたって、約15日にわたって、約10日にわたって、約5日にわたって、約1〜30日にわたって、約1〜20日にわたって、約1〜15日にわたって、約1〜10日にわたって、約1〜5日にわたって投与される。
[0041]一部の実施形態において、治療薬は、約20mg/kg体重/日の量で、約25mg/kg体重/日の量で、約30mg/kg体重/日の量で、約35mg/kg体重/日の量で、約40mg/kg体重/日の量で、約45mg/kg体重/日の量で、約50mg/kg体重/日の量で、約55mg/kg体重/日の量で、約60mg/kg体重/日の量で、約20〜約60mg/kg体重/日の量で、約25〜約55mg/kg体重/日の量で、約30〜約50mg/kg体重/日の量で、約35〜約45mg/kg体重/日の量で投与される。
[0042]一実施形態において、治療薬は、約40mg/kg体重/日の量で投与される。
[0043]一部の実施形態において、住血吸虫症は、マンソン住血吸虫症(Schistosoma mansoni)、ビルハルツ住血吸虫症(Schistosoma haematobium)および日本住血吸虫症(Schistosoma japonicum)である。一部の実施形態において、住血吸虫症はマンソン住血吸虫症(Schistosoma mansoni)である。
[実施例]
[実施例1]
[被験者]
[0044]エジプトのカイロ(Cairo,Egypt)から約100km北に位置するMenoufiya行政単位における3地区の村の学齢児童約2000名をスクリーニングした。Kato−Katz法によって3日連続して、便試料の顕微鏡スライド2枚を児童それぞれについて調べ、虫卵数/グラム(epg)を記録した。epg24〜384の、体重範囲25〜52kg(平均±SD=37.8±8.6)を有する、6〜15歳(平均±SD=11.7±1.6)の児童66名(男子44名および女子22名)を被験者として選択した。性別、年齢、および社会的条件が一致する、寄生虫を持たない児童を対照として用いた。
[処置]
[0045]児童66名をランダムに3つの群に分け、処置の1日目に、児童20名の第1群にプラジカンテル(PZQ)(40mg/kg体重)を単回経口投与し、次の3週間プラシーボを投与した(5回投与/週)(「PZQ−プラシーボ処置」)。PZQはDistocide(Epico,El−Asher−Men−Ramadan City,エジプト)であった。プラシーボは、トウモロコシ−ダイズを含有するVegCap(DSM Nutritional Products,メリーランド州コロンビア(Maryland,Columbia))1gであった。児童23名の第2群は、3週間にわたる15日間にARA(10mg/kg体重/日)を投与された(5回投与/週)(「ARA処置」)。ARAは、ARA約395mg/カプセルを含有するVegCap(DSM)1gであった。児童23名の第3群は、処置の1日目にプラジカンテル(40mg/kg体重)が投与され、ARAの投与を15回受けた(10mg/kg/日;5回投与/週)(「PZQ+ARA処置」)。
[研究計画]
[0046]処置を開始する2〜3日前、およびPZQ単独での処置から18日後に相当する、ARA(またはARA+PZQ)の処置の最後から3日後に、血液約10mlを各児童から採取した。ARA処置が終了して1週間後(PZQ単独での処置から4週間後に相当する)およびARA処置の最後から6週間後(PZQ単独での処置から9週間後に相当する)、連続して3日間、各児童から便試料を採取した。各便試料のEpgを評価した。
[生化学的および血液学的パラメーター]
[0047]生化学分析の試料を平たいチューブに入れ、少なくとも60分間凝固させ、遠心分離し、血清を回収した。EDTAを含むチューブに血液試料2mlを分配し、自動血液分析器(XT 1800i,Sysmex Corporation)によって分析した。
[血漿中のインターロイキン−10(IL−10)およびインターフェロン−γ(IFN−y)のレベル]
[0048]400gで20分間遠心した後、ヘパリン添加血から血漿を回収し、製造元のプロトコルに従ってIL−10およびIFN−γのレベルについて捕捉(capture)酵素免疫測定法(ELISA)(ELISA MAX(商標)Set,BioLegend,カリフォルニア州サンディエゴ(San Diego,California))によって評価するまで−76℃にて保管した。
[寄生虫抗原に対する全血サイトカイン応答]
[0049]ペニシリン200U/ml、ストレプトマイシン200μg/mL、アンホテリシン50ng/mL、および任意の抗原の残留リポ多糖汚染物の阻害剤としてのポリミキシンB(Sigma)20μg/mLで補われた、Roswell Park Memorial Institute(RPMI)−1640培地中にヘパリン添加全血細胞を1:4で希釈した。組換えマンソン住血吸虫(S.mansoni)グリセルアルデヒド3−リン酸デヒドロゲナーゼ(rSG3PDH)0または40μg/mLを含有する培地50μlを有する滅菌丸底ウェルマイクロタイタープレートの2つ組のウェル中で、希釈血液200μlをインキュベートした。全血培養物を37℃/CO3%にて72時間インキュベートし、400gで10分間遠心分離した。細胞不含上清を滅菌プレートのウェルに移し、製造元のプロトコルに従って、放出されたIL−4、IL−17およびIFN−γのレベルについて捕捉ELISA(ELISA MAX(商標)Set,BioLegend,カリフォルニア州サンディエゴ)によって評価するまで−76℃にて保管した。
[結果]
[0050]初期のベースラインepg<100を有する被験者を、低い感染を有するとして分類した。初期ベースラインepg>100を有するが<400を有する被験者を中程度の感染を有するとして分類した。初期ベースラインepg>400を有する被験者を、高い感染を有するとして分類した。
[0051]すべての処置群が、低感染の群よりも低い、中程度の感染群における治癒率%を有した。PZQ−プラシーボの中程度および高感染群の治癒率%は、低感染群の71%と比較して67%であった。ARAの中程度および高感染群の治癒率%は、低感染群の77%と比較して50%であった。PZQ−ARAの中程度および高感染群の治癒率%は、低感染群の94%と比較して71%であった。低感染群に関してPZQ−ARA処置群は、PZQ−プラセボ治療群またはARA処置群に比べて、高い治癒率%が得られた(それぞれ、94%、71%および77%)。中程度感染および高感染に関してPZQ−ARA処置群の治癒率%は、PZQ−プラセボ治療群またはARA処置群に比べて高かった(それぞれ、71%、67%および50%)。
[0052]PZQ−プラシーボ処置の有効性
Figure 2017505798
[0053]表1に示すように、低感染を有する児童に関して、PZQ−プラシーボ処置の結果、治癒率71%となった(児童の10/14が9週後にepg0を示した)。
Figure 2017505798
[0054]表2に示すように、中程度および高感染を有する児童に関して、PZQ−プラシーボ処置の結果、治癒率67%となった(児童の4/6が9週後にepg0を示した)。
[0055]ARA処置の有効性
Figure 2017505798
[0056]表3に示すように、低感染を有する児童に関して、ARA処置の結果、治癒率77%となった(児童の10/13が9週後にepg0を示した)。
Figure 2017505798
[0057]表4に示すように、中程度および高感染を有する児童に関して、ARA処置の結果、治癒率50%となった(5/10)。
[0058]PZQ−ARA処置の有効性
Figure 2017505798
[0059]表5に示すように、低感染を有する児童に関して、PZQ−ARA処置の結果、治癒率94%となった(児童の15/16が9週後にepg0を示した)。
Figure 2017505798
[0060]表6に示すように、中程度および高感染を有する児童に関して、PZQ−ARA処置の結果、治癒率71%となった(児童の5/7が9週後にepg0を示した)。
[実施例2]
[被験者]
[0061]El Kafr Sheikhからの学齢児童を、上記の実施例1の学齢児童と同様にスクリーニングした。
[処置]
[0062]児童をランダムに3つの群に分け、処置の1日目に、児童の第1群にプラジカンテル(PZQ)(40mg/kg体重)を単回経口投与し、次の3週間プラシーボを投与した(5回投与/週)(「PZQ−プラシーボ処置」)。PZQはDistocide(Epico,El−Asher−Men−Ramadan City,エジプト)であった。プラシーボは、トウモロコシ−ダイズを含有するVegCap(DSM Nutritional Products,メリーランド州コロンビア)1gであった。児童の第2群は、3週間にわたる15日間にARA(10mg/kg体重/日)を投与された(5日/週)(「ARA処置」)。ARAは、ARA約395mg/カプセルを含有するVegCap(DSM)1gであった。児童の第3群は、処置の1日目にプラジカンテル(40mg/kg体重)が投与され、次いでARAの投与を15回受けた(10mg/kg/日;5回投与/週)(「PZQ+ARA処置」)。
[研究計画]
[0063]処置を開始する2〜3日前、およびPZQ単独での処置から18日後に相当する、ARA(またはARA+PZQ)処置の最後から3日後に、血液約10mlを各児童から採取した。ARA処置が終了して1週間後(PZQ単独での処置から4週間後に相当する)およびARA処置の最後から6週間後(PZQ単独での処置から9週間後に相当する)、連続して3日間、各児童から便試料を採取した。各便試料のepgを評価した。
[生化学的および血液学的パラメーター]
[0064]生化学分析の試料を平たいチューブに入れ、少なくとも60分間凝固させ、遠心分離し、血清を回収した。EDTAを含むチューブに血液試料2mlを分配し、自動血液分析器(XT 1800i,Sysmex Corporation)によって分析した。
[血漿中のインターロイキン−10(IL−10)およびインターフェロン−γ(IFN−y)のレベル]
[0065]400gで20分間遠心した後、ヘパリン添加血から血漿を回収し、製造元のプロトコルに従ってIL−10およびIFN−γのレベルについて捕獲酵素免疫測定法(ELISA)(ELISA MAX(商標)Set,BioLegend,カリフォルニア州サンディエゴ)によって評価するまで−76℃にて保管した。
[寄生虫抗原に対する全血サイトカイン応答]
[0066]ペニシリン200U/ml、ストレプトマイシン200μg/mL、アンホテリシン50ng/mL、および任意の抗原の残留リポ多糖汚染物の阻害剤としてのポリミキシンB(Sigma)20μg/mLで補われた、Roswell Park Memorial Institute(RPMI)−1640培地中にヘパリン添加全血細胞を1:4で希釈した。組換えマンソン住血吸虫(S.mansoni)グリセルアルデヒド3−リン酸デヒドロゲナーゼ(rSG3PDH)0または40μg/mLを含有する培地50μlを有する滅菌丸底ウェルマイクロタイタープレートの2つ組のウェル中で、希釈血液200μlをインキュベートした。全血培養物を37℃/CO3%にて72時間インキュベートし、400gで10分間遠心分離した。細胞不含上清を滅菌プレートのウェルに移し、製造元のプロトコルに従って、放出されたIL−4、IL−17およびIFN−γのレベルについて捕獲ELISA(ELISA MAX(商標)Set,BioLegend,カリフォルニア州サンディエゴ)によって評価するまで−76℃にて保管した。
[結果]
[0067]初期のベースラインepg<100を有する被験者を、低い感染を有するとして分類した。初期ベースラインepg>100を有するが<400を有する被験者を中程度の感染を有するとして分類した。初期ベースラインepg>400を有する被験者を、高い感染を有するとして分類した。
[0068]すべての処置群が、中程度の感染群または低感染群のいずれかよりも低い、高感染群における治癒率%を有した。すべての処置群が、低感染群よりも低い、中程度の感染群における治癒率%を有した。
[0069]PZQ−ARA処置群の治癒率%は、PZQ−プラセボ治療群またはARA処置群と比較して、低感染群の治癒率%が高い結果となった(それぞれ、74%、57%および50%)。表7を参照のこと。
[0070]PZQ−ARA処置群の治癒率%は、PZQ−プラセボ治療群またはARA処置群と比較して、中程度感染群の治癒率%が高い結果となった(それぞれ、73%、70%および49%)。表8を参照のこと。
[0071]PZQ−ARA処置群の治癒率%は、PZQ−プラセボ治療群またはARA処置群と比較して、高感染群の治癒率%が高い結果となった(それぞれ、84%、81%および65%)。表9を参照のこと。
[0072]血中IL−10およびIFN−γのレベルの低下がすべての処置群で示された。ARAのみでの処置またはPZQと併用されたARAでの処置は、1L−10およびIFN−γの産生の低減に対して、児童の免疫応答の変化においてより有効であった。免疫抑制性IL−10およびIFN−γのレベルのこれらの有意な低下は、住血吸虫症への再感染に対する抵抗性を示す。表10および11を参照のこと。
Figure 2017505798
Figure 2017505798
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Figure 2017505798
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Claims (74)

  1. 少なくとも1種類の多価不飽和脂肪酸(PUFA)と、少なくとも1種類の治療化合物と、を含む、住血吸虫症を治療かつ/または予防するための組成物。
  2. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記治療化合物が第2投与量で投与される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記PUFAが、5〜15mg/kg体重の量で投与される、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記PUFAおよび前記治療化合物が、同一投与量で投与される、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記PUFAが、10〜600mg/kg体重/日の量で投与される、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項5または6に記載の組成物。
  8. 前記PUFAがオメガ−6脂肪酸である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項8に記載の組成物。
  10. 前記治療化合物が吸虫駆除剤である、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項10に記載の組成物。
  12. 前記住血吸虫症がマンソン住血吸虫症である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物を投与することを含む、住血吸虫症を治療または予防する方法。
  14. 少なくとも1種類の多価不飽和脂肪酸(PUFA)および少なくとも1種類の治療化合物を治療有効量で投与することを含む、住血吸虫症を治療かつ/または予防する方法。
  15. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記治療化合物が第2投与量で投与される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記PUFAが、5〜15mg/kg体重の量で投与される、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記PUFAおよび前記治療化合物が、同一投与量で投与される、請求項14に記載の方法。
  19. 前記PUFAが、10〜600mg/kg体重/日の量で投与される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記PUFAがオメガ−6脂肪酸である、請求項14から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記治療化合物が吸虫駆除剤である、請求項14から23のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項23に記載の方法。
  25. 前記住血吸虫症がマンソン住血吸虫症である、請求項14から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 住血吸虫症を治療かつ/または予防するために、少なくとも1種類の多価不飽和脂肪酸(PUFA)および少なくとも1種類の治療化合物を投与することを含む、住血吸虫症に対する抵抗性を付与する方法。
  27. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記治療化合物が第2投与量で投与される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記PUFAが、5〜15mg/kg体重/日の量で投与される、請求項26または27に記載の方法。
  29. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項26から28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記PUFAおよび前記治療化合物が同一投与量で投与される、請求項26に記載の方法。
  31. 前記PUFAが、10〜600mg/kg体重/日の量で投与される、請求項30に記載の方法。
  32. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項30または31に記載の方法。
  33. 前記PUFAがオメガ−6脂肪酸である、請求項26から32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項33に記載の方法。
  35. 前記治療化合物が吸虫駆除剤である、請求項26から34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項35に記載の方法。
  37. 前記住血吸虫症がマンソン住血吸虫症である、請求項26から36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 個体におけるIL−10およびIFN−γの前記レベルが、前記PUFAおよび前記治療化合物を投与した後に低減される、請求項26から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 少なくとも1種類の多価不飽和脂肪酸(PUFA)および少なくとも1種類の治療化合物を投与することを含む、住血吸虫症の再発を予防する方法。
  40. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記治療化合物が第2投与量で投与される、請求項39に記載の方法。
  41. 前記PUFAが、5〜15mg/kg体重/日の量で投与される、請求項39または40に記載の方法。
  42. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記PUFAおよび前記治療化合物が、同一投与量で投与される、請求項39に記載の方法。
  44. 前記PUFAが、10〜600mg/kg体重/日の量で投与される、請求項43に記載の方法。
  45. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項43または44に記載の方法。
  46. 前記PUFAがオメガ−6脂肪酸である、請求項39から45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項39から46のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記治療化合物が吸虫駆除剤である、請求項39から47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項48に記載の方法。
  50. 前記住血吸虫症がマンソン住血吸虫症である、請求項30から49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 個体におけるIL−10およびIFN−γの前記レベルが、前記PUFAおよび前記治療化合物を投与した後に低減される、請求項39から50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 住血吸虫症の治療および/予防のための、PUFAまたは治療化合物を含む組成物の使用。
  53. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記治療化合物が第2投与量で投与される、請求項52に記載の使用。
  54. 前記PUFAが、5〜15mg/kg体重の量で投与される、請求項52または53に記載の使用。
  55. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項52から54のいずれか一項に記載の使用。
  56. 前記PUFAおよび前記治療化合物が、同一投与量で投与される、請求項52から55のいずれか一項に記載の使用。
  57. 前記PUFAが、10〜600mg/kg体重/日の量で投与される、請求項56に記載の使用。
  58. 前記治療化合物が、20〜60mg/kg体重/日の量で投与される、請求項56または57に記載の使用。
  59. 前記PUFAがオメガ−6脂肪酸である、請求項52から58のいずれか一項に記載の使用。
  60. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項52から59のいずれか一項に記載の使用。
  61. 前記治療化合物が吸虫駆除剤である、請求項52から61のいずれか一項に記載の使用。
  62. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項61に記載の使用。
  63. 前記住血吸虫症がマンソン住血吸虫症である、請求項52から62のいずれか一項に記載の使用。
  64. 住血吸虫症の治療および/または予防のための、薬物の製造における請求項52から63のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  65. 多価不飽和脂肪酸(PUFA)10mg/kg体重/日および吸虫駆除剤40mg/kg体重/日を含む、住血吸虫症の予防または治療のための組成物。
  66. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項65に記載の組成物。
  67. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項65または66に記載の組成物。
  68. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記吸虫駆除剤が第2投与量で投与される、請求項64から67のいずれか一項に記載の組成物。
  69. 前記PUFAおよび前記吸虫駆除剤が、同一投与量で投与される、請求項64から68のいずれか一項に記載の組成物。
  70. 多価不飽和脂肪酸(PUFA)150mg/kg体重/日および吸虫駆除剤40mg/kg体重/日を含む、住血吸虫症の予防または治療のための組成物。
  71. 前記PUFAがアラキドン酸である、請求項70に記載の組成物。
  72. 前記吸虫駆除剤が、2−(シクロヘキシルカルボニル)−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−a]イソキノリン−4−オンまたはその誘導体である、請求項70または71に記載の組成物。
  73. 前記PUFAが第1投与量で投与され、かつ前記吸虫駆除剤が第2投与量で投与される、請求項70から72のいずれか一項に記載の組成物。
  74. 前記PUFAおよび前記吸虫駆除剤が、同一投与量で投与される、請求項70から72のいずれか一項に記載の組成物。
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