JP2017504989A - ローミングパラメータを動的に調整するための方法およびシステム - Google Patents

ローミングパラメータを動的に調整するための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

本開示は、WLANアクティビティに関する情報および/または接続の信頼性を示す接続特性を用いて、1つまたは複数のローミングパラメータを調整するための方法およびシステムを含む。

Description

関連出願
[001]本願は、「ローミングパラメータを動的に調整するための方法およびシステム」と題された、2013年11月22日付けで出願された米国特許出願番号14/088,263に対する優先権およびこの出願の利益を主張するものであり、それは、これの譲受人に譲渡され、およびその全体における参照によりここに組み込まれる。
[002]本開示は一般に、無線通信システムに関し、およびより具体的には、アクセスポイント間のローミングのための方法およびシステムに関する。
[003]電気電子技術者協会(IEEE)802.11のプロトコルに準拠するようなワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスは、ネットワークと通信を行うためのアクセスポイント(AP)と関連づけられ得る。APとの関連付けが、WLAN上に同様に存在する他のデバイスとの通信を可能にするが、多くの場合、デバイスは、インターネットといった広域ネットワーク(WAN)にアクセスするためのゲートウェイ(gateway)としてAPを使用し得る。特に、モバイルデバイスに関して、こういったAPによって提供された通信リンクの品質および範囲内のAPの利用可能性は変化し得る。ユーザ経験を向上させるために、デバイスが、利用可能なAPに関するワイヤレス環境を周期的に監視し、次に最良の受信を容易に提供するAPと関連づけることが所望され得る。
[004]従来、これらの能力は、ローミングパラメータの使用を通じて実現される。例えば、デバイスは、定義されたローミング間隔において他の利用可能なAPに関してスキャンし得る。このプロセスの間、より優れた信号品質を有する候補のAPが発見された場合、デバイスは、現在のAPから候補のAPへ接続をハンドオーバし得る。改良されたリンク品質を提供し得るAPを識別することが利益となり得るが、発見プロセスは、電力消費を意味し、かつ他のチャネル上で動作しているAPを探している時に、現在のWLANのコンテキストにおいて利用できない期間を必要とし得る。典型的に、ローミング間隔は、不必要な電力消費が回避されるようにローミングスキャンを最小化するように設計された固定値を有し得、かつローミングスキャンを実行するためにチャネルから外れる(going off)ことから生じる通信途絶が低減される。
[005]しかし、固定されたローミングパラメータの使用は、ある特定の使用の場合を受け入れず、望ましくない性能特性に導き得る。例えば、典型的な家庭環境においては、たった1つのAPが利用可能であり得る。したがって、継続的なローミングスキャンは、代わりのAPが存在しなくても実行され得る。こういった状況に対応するために、ローミング間隔は、代わりのAPが発見されない場合は拡大され得る。これは電力の消費を軽減し得るが、こういったAPが利用可能になっても、追加のAPが存在しない、または新しいAPを発見している時に不必要な遅延が生じ得る場合、不必要なスキャンは依然として実行され得る。
[006]ローミングパラメータを調整するための従来の戦略は、デバイスのプロセッサの動作状態に基づく。例えば、デバイスプロセッサ上で作動するアプリケーションは、WLANを介して交換されたデータのためのシンク(sink)またはソースであり得る。したがって、一時停止または他の省電力モードにあるデバイスプロセッサは、WLANを介する通信への需要は無いという指示として見なされ、現在接続の必要は無いという想定の下、ローミングスキャンがディスエーブルされることを許可する。
[007]この戦略はまた、デバイスプロセッサの動作状態がWLAN通信への実際の需要に正確に反映し得ないゆえの欠点を有する。例えば、デバイスプロセッサは、ローカルメディアファイルの再生のように、WLANトラフィックを必要としないアプリケーションを作動している時にアクティブであり得、かつ必要以上のローミングスキャンが行われ得る。別の例において、データ処理は、WLANトランシーバがデバイスプロセッサの関わり合いなしにデータパケットを処理するためにデバイスプロセッサからWLANトランシーバにオフロードされ得、かつプロセッサがアクティブでなくても最適化されることがWLAN接続にとって望ましい。さらに、多くの通信交換が、外部ソースにおいて起動され得る。デバイスプロセッサが現在使用されていない場合でも、堅固なWLAN接続を有することがこういった通信を受信する時の遅延を減少させ得る。これらのタイプのシナリオにおいて、デバイスプロセッサの動作状態は、WLANのローミング需要の有効な指示ではあり得ない。例えば、デバイスプロセッサが、省電力モードにある場合、より望ましい代わりのAPが発見され得ず、WLANを介して配信され得る受信通信を妨げるか、または遅延させることになる。
[008]したがって、本開示は、WLANアクティビティまたは接続特性に対応する基準に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のローミングパラメータを動的に調整することに関する。その結果として、より多くの望ましい性能特性を発揮する代わりのAPを発見するために費やされるエネルギーは、接続性への需要と現在のチャネル状態で相殺され得る。
[009]本開示は、ワイヤレス環境において利用可能なAPを識別するための方法のような、ワイヤレス通信のための方法およびシステムを含む。ワイヤレス通信デバイスは、デバイスのWLANトランシーバによって交換されたデータを監視し、APとワイヤレス通信デバイスの間の通信リングに関する接続特性を決定し、監視されたデータ交換と決定された接続特性に少なくとも部分的に基づいてローミングパラメータを調整し、およびそのローミングパラメータを用いてローミングスキャンを実行し得る。所望されたように、ローミングパラメータは、ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔のうちの少なくとも1つであり得る。
[0010]一態様において、データを監視することは、監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別することを含み得、およびローミングパラメータを調整することは、アクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整することをさらに備える。さらに、アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つであり得る。さらに、ローミングパラメータを調整することは、ローミング間隔を調整することを含み得、またローミグ閾値を調整することを含み得る。
[0011]別の態様において、ローミングパラメータは、いずれのトラフィックも既定の期間の間監視されいときにアイドル値に調整され得る。
[0012]さらに別の態様において、デバイス上に配置された無線アクセス技術(RAT)トランシーバの動作状態は、ローミングパラメータを調整することが、その動作状態に少なくとも部分的に基づき得るように収集され得る。さらに、その動作状態は、デバイスのホストプロセッサからの関わり合いを必要としないRATトランシーバとWLANトランシーバの間のインターフェースから取得され得る。
[0013]さらに、方法は、ローミングパラメータを調整することが、WLANの使用方法(usage)に少なくとも部分的に基づき得るように、デバイスのホストプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用方法を取得することを含み得る。
[0014]本開示はまた、ワイヤレス環境において利用可能なAPを識別するためのワイヤレス通信デバイスを含む。ワイヤレス通信デバイスは、ローミングコントローラがWLANトランシーバによって交換されたデータを監視し、APとワイヤレス通信デバイスの間の通信リンクに関する接続特性を決定し、および監視されたデータと決定された接続特性に少なくとも部分的に基づいてローミングパラメータを調整するように構成され得るように、ローミングコントローラとWLANトランシーバを有し得る。ローミングパラメータは、ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔のうちの少なくとも1つであり得る。
[0015]一態様において、ローミングコントローラは、交換されたデータに関するアクセスカテゴリを識別することによって、WLANトランシーバによって交換されたデータを監視し得、およびアクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整し得る。さらに、アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つであり得る。
[0016]別の態様において、ローミングコントローラは、ローミング間隔とローミング閾値を調整するように構成され得る。
[0017]さらに、ローミングコントローラは、いずれのトラフィックも既定の期間の間監視されないときに、アイドル値にローミングパラメータを調整し得る。
[0018]さらに別の態様において、ワイヤレス通信デバイスは、ローミングコントローラが、RATトランシーバの動作状態を収集するように構成され得、およびその動作状態に少なくとも部分的に基づいてローミングパラメータを調整し得るように、デバイス上に配置されたRATトランシーバを有し得る。さらに、ワイヤレス通信デバイスは、インターフェースがデバイスのホストプロセッサからの関わり合いを必要とせず、およびローミングコントローラが、インターフェースを介して動作状態を収集し得るように、RATトランシーバとWLANトランシーバの間にインターフェースとホストプロセッサを含み得る。
[0019]別の態様において、ワイヤレス通信デバイスは、ローミングコントローラが、ホストプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用方法を取得するように構成され得、およびそのWLANの使用方法に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整し得るようなホストプロセッサを含み得る。
[0020]本開示はまた、ワイヤレス通信デバイスを用いたワイヤレス環境において利用可能なAPを識別するための非一時的プロセッサ可読記憶媒体を含み、該プロセッサ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、ワイヤレス通信デバイスに、デバイスのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバによって交換されたデータを監視することと、APとワイヤレス通信デバイスの間の通信リンクに関する接続特性を決定することと、および監視されたデータ交換と決定された接続特性に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整することと、を行わせる命令を有する。ローミングパラメータは、ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔のうちの少なくとも1つであり得る。
[0021]一態様において、WLANトランシーバによって交換されたデータを監視するための命令は、監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別するための命令を含み得、およびローミングパラメータを調整するための命令は、アクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整し得る。アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つであり得る。
[0022]別の態様において、ローミングパラメータを調整するための命令は、ローミング間隔とローミング閾値を調整し得る。
[0023]さらに別の態様において、ローミングパラメータを調整するための前記命令は、いずれのトラフィックも既定の期間の間監視されないときに、アイドル値にローミングパラメータを調整し得る。
[0024]所望されたように、記憶媒体はまた、デバイス上に配置されたRATトランシーバの動作状態を収集するための命令を含み得、およびローミングパラメータを調整するための命令は、動作状態に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整し得る。さらに、その動作状態は、デバイスのホストプロセッサからの関わり合いを必要としないRATトランシーバとWLANトランシーバの間のインターフェースから取得され得る。
[0025]一態様において、記憶媒体は、デバイスのホストプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用方法を取得するための命令を含み得、およびローミングパラメータを調整するための命令は、WLANの使用方法に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整し得る。
[0026]本開示はまた、ネットワークにおけるワイヤレス通信デバイスのWLANトランシーバによって交換されたデータを監視することと、ローミング間隔とローミング閾値を調整することを含むワイヤレスネットワークにおいて利用可能なAPを識別するための方法を含み得る。さらに、WLANトランシーバによって交換されたデータを監視することは、ローミング間隔とローミング閾値のうちの少なくとも1つを調整することがアクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づき得るように、監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別し得る。さらに、アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つであり得る。
[0027]さらなる特徴および利点は、本開示のより好適な実施形態の下記のより具体的な説明から明らかになるだろう、添付の図面に示されたように、そこにおいて、同じ参照番号を付された特性は一般に、図面を通して同じ部分または要素に言及する。
[0028] 図1は、一実施形態にしたがって、ワイヤレス環境を概略的に図示する。 [0029] 図2は、一実施形態にしたがって、ローミングパラメータを調整するためのワイヤレスデバイスを概略的に図示する。 [0030] 図3は、一実施形態にしたがって、ローミングパラメータを調整するための例示的なルーチンを表すフローチャートを図示する。 [0031] 図4は、一実施形態にしたがって、データ交換を監視することによって、ローミングパラメータを調整するためのルーチンを表すフローチャートを図示する。
詳細な説明
[0032]初めに、本開示は、変更し得るものとして、特に例示された素材、アーキテクチャ、ルーチン、方法、または構造に限定されるものではないことが理解されるべきである。したがって、ここで説明されたことと等価または同様の多数のこういった選択肢は、本開示の実施形態または実施において使用されることが可能であり、より好適な素材および方法がここで説明される。
[0033]ここで使用される専門用語は、本開示の特定の実施形態を説明する目的のためだけのものであり、限定する意図はないこともまた理解されるべきである。
[0034]添付の図面と関連して下記に述べる詳細な説明は、本開示の例示的な実施形態の説明として意図されており、実施され得る例示的な実施形態のみを表すことを意図されたものではない。この説明を通して用いられる用語「例示的な」は、「例(example)、実例(instance)、または例示(illustration)としての役割を果たすこと」を意味しており、必ずしも他の例示的な実施形態よりも好適または有利であると解釈されるべきではない。詳細な説明は、本明細書の例示的な実施形態の全体にわたる理解を提供する目的のために具体的な詳細を含む。本願明細書の例示的な実施形態がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは、当業者にとって明らかであろう。いくつかの実例において、良く知られた構造およびデバイスは、ここに提示された例示的な実施形態の新規性を曖昧にすることを回避するためにブロック図形式で示される。
[0035]便利および明確さのみのために、上部、底部、左、右、上、下、上方、真上、下方、真下、後方、後ろおよび前などの方向性の用語は、添付図面またはチップの実施形態に対して使用され得る。これらおよび同様の方向性の用語は、任意の仕方で本開示の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
[0036]本明細書および特許請求の範囲において、別の要素「に結合されている」または「に接続されている」と言及される場合、それは、他の要素に直接接続または結合されることが可能であるか、または介在する要素が存在し得ると理解されるだろう。対照的に、要素が、別の要素「に直接結合されている」または「に直接接続されている」と言及される場合、介在する要素は存在しない。
[0037]次に続く詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビット上の動作のプロシージャ、論理ブロック、処理、および他の象徴的な描写の観点から提示される。これらの詳細な説明および描写は、それらの成果の要旨を他の当業者に最も効果的に伝えるためにデータ処理技術の当業者によって使用される手段である。本願において、プロシージャ、論理ブロック、プロセスなどは、望ましい結果に導く自己矛盾の無い一連のステップまたは命令であると考えられる。このステップは、物理量の物理的な操作を必要とするものである。通常、必ずではないが、これらの量は、コンピュータシステムにおいて記憶され、転送され、組み込まれ、比較され、そうでなければ操作されることが可能な電子または磁気信号の形態をとる。
[0038]しかし、これらのおよび同様の用語の全ては、適切な物理量と関連付けられるべきであり、かつ単にこれらの量に適用される便利なラベルであることが留意されるべきである。下記の議論から明らかであるとして特に明言されない限り、本願を通して、「アクセスすること」「受信すること」「送ること」「使用すること」「選択すること」「決定すること」「標準化すること」「増加すること」「平均化すること」「監視すること」「比較すること」「適用すること」「更新すること」「測定すること」「抽出すること」などのような用語を使用した議論は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理(電子)量として表されたデータを操作し、およびそのデータをコンピュータシステムメモリ、またはレジスタ、あるいは他のこういった情報記憶装置、送信または表示デバイス内の物理量として同様に表される他のデータに変換するコンピュータシステム、または同様の電子計算デバイスのプロセスおよび動作に関する。
[0039]ここで説明された実施形態は、1つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行されるプログラムモジュールのような、プロセッサによって読取可能な媒体のいくつかの形式に属するプロセッサによって実行可能な命令の一般的なコンテキストにおいて論じられ得る。一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実装するデータ構造、構成要素、オブジェクト、プログラム、ルーチンなどを含む。プログラムモジュールの機能(functionality)は、様々な実施形態において、所望されるように割り当てられるか、または組み合わされ得る。
[0040]図面において、単一ブロックは、1つの機能または複数の機能を実行するように表されているが、実際の実施において、そのブロックによって実行された該機能または複数の機能は、単一構成要素において、あるいは複数の構成要素にわたって実行され得、および/またはハードウェア、ソフトウェア、あるいはハードウェアとソフトウェアの組み合わせを用いて実行され得る。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明示的に示すために、様々な例としての構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に上で説明されてきた。こういった機能が、ハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課せられた設計の制限に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに関して様々な方法で、説明された機能を実装し得るが、こういった実装の決定が本開示の範囲から逸脱させると解釈されるべきではない。また、例示的なワイヤレス通信デバイスは、プロセッサまたはメモリなどのように良く知られた構成要素を含む、示されたものとは異なる構成要素を含み得る。
[0041]ここで説明された技術は、特定の仕方で実装されていると特に説明のない限り、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせに実装され得る。モジュールまたは構成要素として説明された特徴はまた、別個だが相互に動作可能な論理デバイスとして、個々にまたは集積論理デバイス内に共に実装され得る。ソフトウェアに実装された場合、技術は、実行されると、上述された1つまたは複数の方法を実行する命令を備える非一時的プロセッサ可読記憶媒体によって少なくとも部分的に実現され得る。非一時的プロセッサ可読データ記憶媒体は、コンピュータプログラムプロダクトの一部を形成し得、それはパッキング材量を含み得る。
[0042]非一時的プロセッサによって読取可能な記憶媒体は、シンクロ・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(SDRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、他の知られた記憶媒体、などのようなランダム・アクセス・メモリ(RAM)を備え得る。技術はさらに、あるいは代替として、命令またはデータ構造の形式でコードを通信または搬送する、およびコンピュータまたは他のプロセッサによってアクセス、読み取り、および/または実行されることが可能なプロセッサによって読み取り可能な通信媒体によって少なくとも部分的に実現され得る。
[0043]ここに開示された実施形態と関連して説明された様々な例としての論理ブロック、モジュール回路、おおび命令は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用目的マイクロプロセッサ、アプリケーション特定集積回路(ASIC)、アプリケーション特定の命令セットプロセッサ(ASIP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または他の等価の集積または別個の論理回路のような1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。ここで使用されたような用語「プロセッサ」は、ここで説明された実装に適した技術の前述した構造または任意の他の構造のいずれかに言及し得る。さらに、いくつかの態様において、ここで説明された機能は、ここで説明されたように構成された専用のソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュール内に提供され得る。同様に、技術は、1つまたは複数の回路または論理要素内に十分に実装されるはずである。汎用目的プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシーンのいずれかであり得る。プロセッサはまた、計算デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のこういった構成として実装され得る。
[0044]複数の実施形態は、ワイヤレス通信デバイスに関してここで説明され、それは、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルワイヤレス端末、モバイルデバイス、ノード、デバイス、遠隔局、遠隔端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置、ユーザエージェント、または他のクライアントデバイスのような任意の適切なタイプのユーザ機器を含み得る。ワイヤレス通信デバイスのさらなる例は、ワイヤレスシステムを介した通信のためのセルラ電話、コードレス電話、セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)電話、スマート電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド計算デバイス、衛星無線、ワイヤレス・モデム・カード、および/または別の処理デバイスのようなモバイルデバイスを含む。さらに、実施形態は、アクセスポイント(AP)に関してもここで説明され得る。APは、1つまたは複数のワイヤレスノードと通信するために利用され得、および特定の名称を付けられ、同様に呼ばれ、基地局、ノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)または他の適切なネットワークエンティティと関連づけられた機能を示す。APは、ワイヤレス端末とエアインターフェースを介して通信する。通信は、1つまたは複数のセクタを経由して行われ得る。APは、ワイヤレス端末とアクセスネットワークの残りの間で、ルータとして動作し得、それは、IPパケットに受信されたエアインターフェースフレームをコンバートすることによって、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含み得る。APはまた、エアインターフェースに関する属性の管理を調整し得、および有線ネットワークとワイヤレスネットワークの間のゲートウェイでもあり得る。
[0045]別の方法で定義されない限り、ここで使用される全ての技術的および科学的な学術用語は、本開示が関係する当業者によって通常理解されるのと同じ意味を有する。
[0046]最後に、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、内容が明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
[0047]本開示の態様は、図1に図示されたワイヤレス環境100のコンテンツに例示され得る。示されたように、ワイヤレス通信デバイス102は、第1のAP104と関連付けられ得る。1つまたは複数の追加のAPは、ワイヤレス通信デバイス102の範囲内にあり得る。明確のために、この例は、ワイヤレス通信デバイス102が代替のAP108の範囲106内にあることを示している。しかし、ワイヤレス通信デバイス102にとって利用可能なAPの数は、AP自体の動作に関してのみならず、ワイヤレス通信デバイス102と複数のAP間の関連する動きに依存して、次第に変化し得る。ワイヤレス通信デバイス102の能力および設計に依存して、無線アクセス技術(RAT)と称される追加のワイヤレスプロトコルが、同様に使用され得る。例えば、より短い範囲の通信は、パーソナルエリアネットワーク(PAN)として特徴づけられ得、モバイル電話、コンピュータ、デジタルカメラ、ワイヤレスヘッドセット、スピーカ、キーボード、マイス、または他の入力周辺機器、および同様のデバイスの間を接続し、情報を交換するためのブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))プロトコルを使用して提供され得る。さらに、ワイヤレス通信デバイス102は、ヘッドセット110のようなブルートゥースデバイスと一対にされ得る。さらに、高域ネットワーク(WAN)として特徴づけられ得るより長い範囲の通信は、セルラベースの技術を使用して提供され得る。示された実施形態において、ワイヤレス通信デバイス102は、セルラ基地局112にリンクされ得る。他の実施形態において、ワイヤレス通信デバイス102は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割・同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA(+))、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、強化型データGSM環境(EDGE)、WiMax、ZigBee、ワイヤレスユニバーサルシリアルバス(USB)などを無制限に含むいくつかの適切なRATを特徴として備え得る。
[0048]上述した通り、ワイヤレス通信デバイス102は、ローミングとして知られるプロセスにおいて、AP104から別の利用可能なAP、例えばAP108へと関係を切り替え得る。ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔を含むローミングパラメータは、ワイヤレス通信デバイス102の動きを適応させるために使用され得る。例えば、ローミング閾値は、望ましいレベルの接続性能を設定し得、ローミング間隔は、現在のAPの関係が所望のレベルの接続性を示さない場合、そこにおいて代替のデバイスに関するスキャンが行われる周波数を設定し得る。ワイヤレス通信デバイス102とAP104の間の通信リンクの1つまたは複数の特性がローミング閾値を上回る場合、ワイヤレス通信デバイス102は代替のAPを探す必要は無く、かつローミングスキャンは電力を保存するために一時停止され得るため、その接続は十分であると見なされ得る。
[0049]それに応じて、接続が、1つまたは複数の接続特性の観点から表され得るローミング閾値にふさわしくない場合、ワイヤレス通信デバイス102は、ローミング間隔によって設定された周波数でローミングスキャンを実行することによって、より望ましい接続特性を示す代替のAPを発見することを試み得る。後に評価されるように、ローミング間隔の長さは、ワイヤレス通信デバイス102がどれくらい早く適切な代替のAPの存在を決定し得るかと、消費される電力量の間のバランスを表す。
[0050]さらに、切替え閾値は、代替のAPを介する通信リンクが、現在のリンクを終了させることおよび代替のAPと関連付けることと関連付けられるオーバヘッドを正当化するために、十分に改良されたかを決定するために使用され得る。いくつかの実施形態において、切替え閾値が到達したかを決定するための評価は、例えば特性の平均を取ることによって、時間期間にわたって実行され得る。
[0051]下記で論じられるように、本開示の態様は、例えば、ローミング閾値、切替え閾値、ローミング間隔、および適合し得るその他の閾値のうちの1つまたは複数のローミングパラメータを調整することを含む。さらに、2つ以上のローミングパラメータは、共に調整され、あるいは、定義されたパラメータのセットは、パフォーマンスに対して望ましい効果を実現するために同時に調整され得る。
[0052]適切な接続特性は、ワイヤレス通信デバイス102とAP104またはAP108の間の無線周波数(RF)リンクの信頼性のインジケータを含み得る。無制限に、使用され得る測定基準は信号強度を含み、それは、受信された信号強度インジケータ(RSSI)、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉および雑音比、(SINR)、パケット誤り率(PER)、遅延、ジッター、順不同パケットの数、などの形式であり得る。所望されたように、ローミング閾値または切替え閾値は、1つまたは複数のこういった測定基準として表され得る。
[0053]この実施形態および所望された性能に依存して、ワイヤレス通信デバイス102は、ローミングパラメータを調整する時に、図1に示されたAP104とのリンクのような、現在のAPの関係に関して、1つまたは複数の接続特性を使用し得る。さらに、ワイヤレス通信デバイス102はまた、AP108のような代替のAPの1つまたは複数の接続特性を使用し得、それは、新しいローミングスキャンから利用可能であり得る。
[0054]ワイヤレス通信デバイス102はまた、1つまたは複数のローミングパラメータを調整するために、WLANアクティビティに関する情報を使用するように構成され得る。WLANアクティビティは、デバイスのWLANトランシーバとデバイスプロセッサ上で動作する任意のアプリケーションの間のデータの交換、またはデバイスのWLANトランシーバと関連するAPの間のデータの交換であり得る。所望されたように、WLANアクティビティの決定はまた、WLANトラフィックの性質を特徴付けることを含み得る。例えば、WLANアクティビティは、音声、映像、ベストエフォート、およびバックグラウンドクラス、または任意の他の適切なカテゴリを含むサービス(QoS)アクセスカテゴリの標準的な品質にしたがって識別され得る。それに応じて、異なるローミングパラメータは、データの既存のカテゴリのために構成され得るか、またはユーザ定義のカテゴリまたはアプリケーション依存のカテゴリのような他のトラフィッククラスのために構成され得る。
[0055]別の態様において、ワイヤレス通信デバイス102はまた、ヘッドセット110または基地局112との通信に使用されるような追加のRATの動作状態に関する情報を使用し得る。複数のRATの使用は、異なる属性を強化することによって増大した柔軟性を提供するが、ブルートゥースのようなWLANシステム、またはLTE(登録商標)およびTD−SCDMAのような隣接する帯域と同じ帯域上での動作に起因する干渉のリスクが増大し得る。このように、異なるローミングパラメータは、RATが動作可能であることに依存して使用され得る。
[0056]さらに別の態様において、ワイヤレス通信デバイス102は、デバイスのプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用に関する情報を使用し得る。アプリケーションは、WLANシステムによって交換されたデータのシンクまたはソースであり得、その情報は、現在のまたは予想される要求を反映し得る。
[0057]本開示の技術により、ワイヤレス通信デバイス102は、1つまたは複数のローミングパラメータを動的に調整するように構成され得る。例えば、一実施形態において、ワイヤレス通信デバイス102は、WLANアクティビティに依存して、ローミング閾値およびローミング間隔を調整し得る。さらに、ワイヤレス通信デバイス102はまたは、WLANアクティビティまたは現在の接続特性に依存して切替え閾値を調整し得る。別の実施形態において、ワイヤレス通信デバイス102は、WLANアクティビティおよび1つまたは複数の現在の接続特性に関する情報を使用して1つまたは複数のローミングパラメータを調整し得る。
[0058]本開示の態様は、ワイヤレス通信デバイス102のハードウェア回路および/またはソフトウェアプロセッサ内に実装され得、そのうちの一方の実施形態が、図2に示された高レベルの概略図に図示される。ワイヤレス通信デバイス102は、1つまたは複数のRATのうちのより低レベルの各プロトコルスタックが、ファームウェアおよびハードウェアモジュールに実装され得るアーキテクチャを使用し得る。したがって、ワイヤレス通信デバイス102は、検証、肯定応答、ルーティング、書式設定などを含むデータのフレームの処理および操作に関係する関数を実行するメディアアクセスコントローラ(MAC)204を有するWLANモジュール202を含み得る。入および出フレームは、MAC204と物理レイヤ(PHY)206の間で交換され、それらは、関連する802.11プロトコルにしたがってフレームを変調し、ならびにアンテナ208を経由するワイヤレス信号の受信および送信を提供するために必要なアナログ処理とRF変換を提供する複数の機能を含み得る。
[0059]ワイヤレス通信デバイス102の能力および設計に依存して、複数のRATを使用する追加のワイヤレスプロトコルがまた用いられ得る。例えば、ワイヤレス通信デバイス102はまた、ブルートゥースRFリンクを管理するためのリンクマネージャ(LM)212ならびに電子信号のハードウェア固有の送信および受信を実行するためのリンクコントローラ(LC)214を有するブルートゥースモジュール210を含み得、かつアンテナ216に結合され得る。より長い範囲の通信は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)のようなセルラベースの技術を使用して提供され得る。示されたように、ワイヤレス通信デバイス102は、データリンクレイヤを実装し、かつ検証、肯定応答、ルーティング、書式設定などを含むデータのフレームの処理および操作に関連する複数の機能を実行するように構成され得る無線リンクコントローラ(RLC)220を経由するワイヤレス媒体へのアクセスを制御するLTEモジュール218を含む。入および出フレームは、RLC220および物理レイヤ(PHY)222の間で交換され得る。RLC220およびPHY222は、共に、LTEプロトコルにしたがって、情報のフレームを変調し、ならびにアンテナ224を経由してワイヤレス信号を受信および送信するために必要なアナログ処理とRF変換を提供する。
[0060]各RATモジュールが例示目的のために専用アンテナを有するように示される一方で、ワイヤレス通信デバイス102は、複数のストリームの使用を可能にするように、望み通りに各RATに関する複数のアンテナを含み得る。さらに、ワイヤレス通信デバイス102は、従来のアンテナ切り替え技術を使用して、複数のRATの間でいくつかのアンテナを共有するように構成され得る。1つまたは複数のWLANモジュール202、ブルートゥースモジュール210、およびLTEモジュール218は、共通のシステム上に共に配置され得る(例えば、同じシステム内の同じ回路基板または別個の回路基板上、またはシステムオンチップ(SoC)実装の場合のように同じ集積回路に埋め込まれ得る)。
[0061]ワイヤレス通信デバイス102はまた、ワイヤレス通信デバイス102の機能に係わる様々な計算および動作を実行するように構成されたホストCPU226を含み得る。ホストCPU226は、バス228を経由するLTEモジュール218、ブルートゥースモジュール210、およびWLANモジュール202に結合され得、それらは、周辺機器構成要素相互接続エクスプレス(PCIe)バス、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ユニバーサル非同期受信機/送信機(UART)シリアルバス、適切な高性能マイクロコントローラバスアーキテクチャ(AMBA)インターフェース、シリアルデジタル入力出力(SDIO)バス、または他の等価のインターフェースとして実装され得る。各々のRATシステムのプロトコルスタックの上位の層は、バス228を介してホストCPU226によってアクセスされ得るメモリ232に記憶されたドライバ230としてソフトウェアに実装され得る。示された実施形態において、ワイヤレス通信デバイス102はまた、WLANモジュール202、ブルートゥースモジュール210、およびLTEモジュール218の間の動作状態に関する情報を伝達するために、専用の共存インターフェース234を特徴として備え得る。本技術分野で知られているように、共存インターフェース234は、同じまたは同様の周波数の使用の結果として生じ得る可能性のあるインターフェースを最小化するために、各々のモジュールを使用する場合の協調送信および受信を支援するために使用され得る。共存インターフェース234は、各々のRATの動作に関する情報を交換するために、ホストCPU226の関わり合いを必要としないハードウェアレベルで実装され得る。
[0062]一態様において、ワイヤレス通信デバイス102は、示されたように、例えばMAC204レイヤにおいて、WLANモジュール202に実装されたローミングコントローラ236を含み得る。本開示の技術の下に、ローミングコントローラ236は、1つまたは複数のローミングパラメータを動的に調整するために、現在の接続特性とWLANアクティビティに関する情報を決定し得る。上で示されたように、ローミングコントローラ236はまた、例えばブルートゥースモジュール210またはLTEモジュール218から、追加のRATの動作状態に関する情報および/または候補APの接続特性に関する情報を使用して、ローミングパラメータを調整し得る。一実施形態において、ローミングコントローラ236は、WLANモジュール202からの接続特性と共存インターフェース234を介する動作状態の情報とを取得し得る。それに応じて、ローミングコントローラ236は、ホストCPU226の関わり合いなしに1つまたは複数のローミングパラメータを調整し得る。
[0063]さらに、メモリ232に記憶され、およびホストCPU226上で作動するアプリケーションは、WLANモジュール202によって交換されたデータに関するシンクまたはソースであり得る。アプリケーションと関連付けられる現在のまたは予想されるデータ転送に関する情報は、例えば、バス228を介してローミングコントローラ236によって取得され得る。したがって、アプリケーションレベルでのデータの使用についての情報は、上述されたように、監視されたWLANアクティビティ、接続特性、および/またはRATの動作状態に加えて、1つまたは複数のローミングパラメータを調整するためにローミングコントローラ236によって使用され得る。
[0064]本開示の例示の態様を支援するために、ローミングパラメータを動的に調整するための代表的なルーチンが図3のフローチャートに図示される。302から開始して、ローミングコントローラ236は、現在のWLANアクティビティを決定し得る。上述した通り、WLANアクティビティは、データがホストCPU226上で作動するソースまたはシンクアプリケーションを用いるか、またはAP104のような遠隔APを用いて、WLANモジュール202を経由して活動的に交換されているかどうかの観点から評価され得る。さらに、WLANアクティビティは、トラフィッククラスまたは他の適切なカテゴリ化の観点から優先度が与えられ得る。次に、304において、ローミングコントローラ236は、図1に示された実施形態における例えばAP104を用いて、現在のWLANリンクに関する1つまたは複数の接続特性を決定し得る。ローミングコントローラ236はまた、306によって示されたように、別のRATの動作状態に関する情報を決定し得る。308において、ローミングコントローラ236はまた、ホストCPU226上で作動するアプリケーションからWLANの使用に関する情報を決定し得る。302、304、306、および308からの決定のいくつかの組み合わせを使用して、ローミングコントローラ236は次に、310において、1つまたは複数のローミングパラメータを調整し得る。312によって示されたように、ワイヤレス通信デバイス102は、調整されたパラメータのうちの少なくとも1つを使用して、ローミングスキャンを行い得る。
[0065]WLANアクティビティに少なくとも部分的に基づいてローミングパラメータを調整する一例は、ローミングコントローラ236によって実行され得る図4に図示されたフローチャートによって表される。示されたように、不活動タイマは、指定された期間内のクラスに属する任意のトラフィックが存在していたかを判断するために使用され得るトラフィッククラスに対して設定され得る。本実施形態は、音声、映像、ベストエフォート、およびバックグラウンド・トラフィック・クラスに対応する4つのカテゴリを提供するが、WLANトラフィックは、任意の適切な数のカテゴリに組織され得る。既定のカテゴリに属するデータが交換さる時はいつでも、対応する不活動タイマがリセットされ得る。示された例において、継続的に、より少ない厳しいローミングパラメータが、QoSの要求が減少するように使用され得る。したがって、音声トラフィックが、音声不活動タイマによって定義された時間期間内に交換された場合、音声トラフィックと関連付けられるローミングパラメータが使用され得る。次に、音声不活動期間内に音声トラフィックが無かったが、映像トラフィック不活動期間内に映像トラフィックがあった場合、映像トラフィックと関連付けられるローミングパラメータが使用され得る。同様に、ベストエフォートまたはバックグラウンドトラフィックと関連付けられるローミングパラメータは、そのカテゴリのトラフィックが対応する不活動期間内に交換された場合に使用され得る。この実装は、最も高い優先度のアクセスカテゴリの現在経験しているアクティビティにローミングパラメータを設定するために使用され得る。任意のカテゴリ中に交換されたトラフィックが無かった場合、(例えば、比較的最も厳しくない)アイドルローミングパラメータが使用され得る。
[0066]402から開始して、各トラフィッククラスに関する不活動タイマが初期化され得る。次に、404において、最も新しい期間は、フレームが交換されたかを決定するために解析される。示されたように、一連のカスケード評価は、任意の関係するフレームと関連付けられたトラフィッククラスを識別するために実行される。初めに、406において、音声(VO)フレームが解析期間中に交換されたかどうかが決定される。イエスの場合、ルーチンは、所望の値に音声不活動タイマを設定するために、408に移動し、次に、それがカウントダウンを行う。このように、不活動タイマは、その間中別の音声フレームが、トラフィックが活動的に交換されている場合に期待され得る総時間を表すように構成され得る。音声フレームが交換されてから、ローミング閾値およびローミング間隔のようなローミングパラメータは、410において、音声トラフィックに所望のレベルの性能を提供するように構成された値に調整され得る。このルーチンの分岐は次に412に続き、ここにおいて、下記に示されるように、全ての不活動タイマが監視される。
[0067]代替として、音声フレームが交換されなかった場合、次の決定は、414において、映像(VI)フレームが交換されたかどうかである。イエスの場合、416において、映像不活動タイマが所望の値に設定される。さらに、この値は、映像トラフィックに関して所望のレベルの性能を表すように構成され得る。次に、より高い優先度を有するトラフィッククラスに対応する不活動タイマが418において終了したかどうかの決定が行われ、この場合、音声タイマのみがより高い優先度を有する。したがって、音声タイマが終了していない場合、ルーチンは412に続く。別の状況では、音声タイマが終了した場合、ローミング閾値およびローミング間隔のようなローミングパラメータは、420において、映像トラフィックに所望のレベルの性能を提供するように構成された値に調整され得、そのルーチンは、412にリジョイン(rejoin)する。
[0068]同様に、414が、現在の期間中に映像フレームは無いと決定した場合、次の決定は、ベストエフォート(BE)フレームが422において交換されたかどうかである。イエスの場合、424において、ベストエフォート不活動タイマが所望の値に設定され、それが、ベストエフォートトラフィックに関する所望のレベルの性能を表し得る。次に、ローミングコントローラ236は、音声および映像に関するより高い優先度の不活動タイマが426において終了したかどうかを決定する。どちらか一方のタイマが依然としてカウントダウンしている場合、ルーチンは412に続く。別の状況では、ローミング閾値およびローミング間隔のようなローミングパラメータは、428においてベストエフォートトラフィックに所望のレベルの性能を提供するように構成された値に調整され得、そのルーチンは、412においてリジョイン(rejoin)し得る。
[0069]最後に、422が、現在の期間中にベストエフォートフレームが無いと決定した場合、次の決定は、バックグラウンド(BK)フレームが430において交換されたかどうかである。イエスの場合、432において、バックグラウンド不活動タイマが所望の値に設定され、それが、バックグラウンドトラフィックに関する所望のレベルの性能を表し得る。ローミングコントローラ236は次に、音声、映像、およびベストエフォートに関するより高い優先度の不活動タイマが434において終了したかどうかを決定する。より高い優先度のタイマが依然としてカウントダウンしている場合、ルーチンは412に続く。別の状況では、ローミング閾値およびローミング間隔のようなローミングパラメータは、436においてバックグラウンドトラフィックに関する所望のレベルの性能を提供するように構成された値に調整され得、そのルーチンは、412においてリジョイン(rejoin)し得る。
[0070]上述されたように、ルーチンの各分岐は、全ての不活動タイマをポーリングするために412においてリジョインする。その結果、438において、ローミングコントローラ236は、任意のタイマが依然としてカウントダウンしているかを決定し、もしそうである場合、ルーチンは、次の期間がWLANアクティビティに関して解析され得るように404に戻り得る。少なくとも1つのタイマが依然として可動しているため、ローミングパラメータに対する調整は適用されるために継続し得る。代替として、全てのタイマが終了した場合、ローミング閾値およびローミング間隔といったローミングパラメータは、440においてアイドル状態に対応する所望のレベルの性能を提供するように構成された値に調整され得、そのルーチンは404に戻り得る。
[0071]他の実施形態において、複数のローミングパラメータの1セットが、任意のデータがホストCPU226上で作動するアプリケ−ションとWLANモジュール202の間で交換されるか、あるいは任意のデータがWLANモジュール202とAP104のような遠隔APの間で交換される時はいつでも使用され得るように、全てのトラフィックが同時にグループ分けされ得、およびローミングパラメータの別のセットは、現在交換されているデータがないときに使用され得る。さらに、ローミングコントローラ236は、ローミングパラメータを調整しているときに、現在のAPの関係および/または代替のAPに関する1つまたは複数の接続特性を使用し得る。さらに、RATの動作状態に関する情報はまた、ローミングパラメータを調整するためにローミングコントローラ236によって使用され得る。例えば、ローミングコントローラ236は、共存インターフェース234を介して動作情報を取得し得る。別の例として、1つまたは複数のトラフィックカテゴリは、ユーザ定義され得るか、または特定のアプリケーションと関連付けられ得る。所望されたように、適切な値は、各トラフィッククラスと関連付けられたローミングパラメータに使用され得、かつ同じまたは異なる不活動タイマ期間は、トラフィックの各カテゴリに使用され得る。特に、これらの技術は、デバイスプロセッサまたは任意の関連するアプリケーションの関わり合いを必要とせず、ローミングコントローラ236によって実装され得る。
[0072]本開示に関するさらなる詳細は、さまざまな使用シナリオのコンテキストにおいて説明され得る。記載したように、1つまたは複数のローミングパラメータは、改良された性能を提供するために、WLANアクティビティならびに接続特性に関する情報を用いて調整され得る。RF接続の信頼性を示す接続特性は、WLANアクティビティおよびそのアクティビティと関連付けられるトラフィッククラスには依存しない。したがって、複数の接続特性が同様に、接続の信頼性に依存するローミングパラメータを調整するために使用され得る。
[0073]一例において、ローミング間隔は接続特性を用いて調整され得る。接続特性が、現在のWLAN関係は比較的信頼性があると示す場合、ローミング間隔は、信頼できる接続が与えられたと仮定して、それに応じてより長い期間に調整され得、代替の接続を発見する必要性はより低くなる。したがって、スキャンを実行するか否かを決定するためにローミング閾値を使用するのに加えて、そこにおいてスキャンが実行される周波数が、接続の質を反映するように合わせられ得る。実際は、ローミング間隔を適度に長い、または不確定な期間に設定することによって、いくつかの実施形態は、ローミング閾値の使用を回避し得る。同様に、接続の質が低下するにつれて、代替のAPが利用可能になったときにそのAPの発見までの時間の期間を短縮するために、より頻繁にローミングスキャンを実行することに関連するエネルギーを拡張することが望ましいことがある。別の例において、1つまたは複数の接続特性に関する情報は、例えば、現在の接続が優れている時に切替え閾値を比較的より高く設定し、および接続が品質低下した場合に切り替え閾値を下げることによって、切り替え閾値を調整するために使用され得る。
[0074]追加の性能の改良はまた、1つまたは複数のローミングパラメータを調整するために、配置されたRATの動作状態に関する情報を用いることによって実現され得る。上述されたように、ブルートゥース、LTE、およびTD−SCDMAのようなRATは、同じまたは同様の周波数上での動作に起因して相互干渉のリスクを増大させ得る。図1に戻って、ワイヤレス通信デバイス102は、ヘッドセット110にオーディオをルーティングしながら基地局112との接続を使用する音声呼び出しに従事し得る。WLANおよびブルートゥースシステムの間の高まった干渉のリスクが原因で、現在の接続特性が品質の低下を反映しない場合であっても、1つまたは複数のローミングパラメータに対する適切な調整が、より信頼性の低い接続の予測において行われ得る。さらに、ブルートゥースシステムに関する動作状態は、WLANスキャンがホストCPU226の関わり合いをなしに共存インターフェース234を介して取得された情報を使用して実行されるときに生じ得るブルートゥースの性能における崩壊の機会を低減するためにローミングパラメータを調整するために使用され得る。同様の調整がLTEモジュール218の動作に鑑みて行われ得る。
[0075]ここで説明されたことは、現在好適な実施形態である。
しかし、現在の実施形態に関係する当業者は、本開示の原則が、他の出願に対する適切な変更によって容易に拡張され得ることを理解するだろう。

Claims (30)

  1. ワイヤレス通信デバイスを用いてワイヤレス環境において利用可能な複数のアクセスポイント(APs)を識別するための方法であって、
    前記デバイスのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバによって交換されたデータを監視することと、
    APと前記ワイヤレス通信デバイス間の通信リンクの接続特性を決定することと、
    前記監視されたデータと前記決定された接続特性に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整することと、
    前記ローミングパラメータを用いてローミングスキャンを実行することと、
    を備える方法。
  2. 前記ローミングパラメータは、ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記WLANトランシーバによって交換されたデータを監視することは、前記監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別することを備え、前記ローミングパラメータを調整することは、前記アクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、前記ローミングパラメータを調整することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つを備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ローミングパラメータを調整することは、ローミング間隔を調整することを備え、およびローミング閾値を調整することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  6. 前記ローミングパラメータを調整することは、いずれのトラフィックも、ある時間期間の間監視されないときに、アイドル値に前記ローミングパラメータを調整することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記デバイス上に配置された無線アクセス技術(RAT)トランシーバの動作状態を収集することをさらに備え、ここにおいて、前記ローミングパラメータを調整することは、前記動作状態に少なくとも部分的にさらに基づく、請求項1に記載の方法。
  8. 前記動作状態を収集することは、前記デバイスのホストプロセッサからのり関わり合いを必要としない前記RATトランシーバと前記WLANトランシーバの間のインターフェースから前記動作状態を取得することを備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記デバイスのホストプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用方法を取得することをさらに備え、ここにおいて、前記ローミングパラメータを調整することは、前記WLANの使用方法に少なくとも部分的にさらに基づく、請求項1に記載の方法。
  10. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバとローミングコントローラを備える、ワイヤレス環境において利用可能な複数のアクセスポイント(APs)を識別するためのワイヤレス通信デバイスであって、
    ここにおいて、前記ローミングコントローラは、
    前記WLANトランシーバによって交換されたデータを監視することと、
    APと前記ワイヤレス通信デバイス間の通信リンクの接続特性を決定することと、
    前記監視されたデータと前記決定された接続特性に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整することと、
    を行うように構成された、ワイヤレス通信デバイス。
  11. 前記ローミングパラメータは、ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔のうちの少なくとも1つを備える、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  12. 前記ローミングコントローラは、前記監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別することによって前記WLANトランシーバによって交換されたデータを監視し、および前記アクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、前記ローミングパラメータを調整するように構成される、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  13. 前記アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つを備える、請求項12に記載のワイヤレス通信デバイス。
  14. 前記ローミングコントローラは、ローミング間隔とローミング閾値を調整するように構成される、請求項12に記載のワイヤレス通信デバイス。
  15. 前記ローミングコントローラは、いずれのトラフィックも既定の期間の間監視されないときに、アイドル値に前記ローミングパラメータを調整する、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  16. 前記デバイス上に配置された無線アクセス技術(RAT)トランシーバをさらに備え、ここにおいて、前記ローミングコントローラは、前記RATトランシーバの動作状態を収集し、および前記動作状態に少なくとも部分的に基づいて、前記ローミングパラメータを調整するように構成される、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  17. 前記WLANトランシーバと前記RATトランシーバの間にインターフェースとホストプロセッサをさらに備え、ここにおいて、前記インターフェースは、前記デバイスのホストプロセッサからの関わり合いを必要とせず、およびここにおいて、前記ローミングコントローラは、前記インターフェースを介して前記動作状態を収集する、請求項16に記載のワイヤレス通信デバイス。
  18. ホストプロセッサをさらに備え、ここにおいて、前記ローミングコントローラは、前記ホストプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用方法を取得し、および前記WLANの使用方法に少なくとも部分的に基づいて、前記ローミングパラメータを調整するように構成される、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
  19. ワイヤレス通信デバイスを用いてワイヤレス環境において利用可能な複数のアクセスポイント(APs)を識別するための非一時的なプロセッサ可読記憶媒体であって、前記プロセッサ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されるとき、前記ワイヤレス通信デバイスに、
    前記デバイスのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバによって交換可されたデータを監視することと、
    APと前記ワイヤレス通信デバイス間の通信リンクに関する接続特性を決定することと、
    前記監視されたデータと前記決定された接続特性に少なくとも部分的に基づいて、ローミングパラメータを調整することと、を行わせるための命令を有する、
    非一時的なプロセッサ可読記憶媒体。
  20. 前記ローミングパラメータは、ローミング閾値、切替え閾値、およびローミング間隔のうちの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の記憶媒体。
  21. 前記WLANトランシーバによって交換されたデータを監視するための前記命令は、前記監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別するための命令と、前記アクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて、前記ローミングパラメータを調整するための前記命令を備える、請求項19に記載の記憶媒体。
  22. 前記アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィックおよびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つを備える、請求項21に記載の記憶媒体。
  23. 前記ローミングパラメータを調整するための前記命令は、ローミング間隔とローミング閾値を調整する、請求項21に記載の記憶媒体。
  24. 前記ローミングパラメータを調整するための前記命令は、いずれのトラフィックも既定の期間の間監視されないときに、アイドル値に前記ローミングパラメータを調整する、請求項19に記載の記憶媒体。
  25. 前記デバイス上に配置された無線アクセス技術(RAT)トランシーバの動作状態を収集するための命令をさらに備え、ここにおいて、前記ローミングパラメータを調整するための前記命令は、前記動作状態に少なくとも部分的に基づいて前記ローミングパラメータを調整する、請求項19に記載の記憶媒体。
  26. 前記動作状態は、前記デバイスのホストプロセッサからの関わり合いを必要としない前記RATトランシーバと前記WLANトランシーバの間のインターフェースから取得される、請求項25に記載の記憶媒体。
  27. 前記デバイスのホストプロセッサ上で作動するアプリケーションからWLANの使用方法を取得するための命令をさらに備え、ここにおいて、前記ローミングパラメータを調整するための前記命令は、前記WLANの使用方法に少なくとも部分的に基づいて、前記ローミングパラメータを調整する、請求項19に記載の記憶媒体。
  28. ワイヤレスネットワークにおいて利用可能な複数のアクセスポイント(APs)を識別するための方法であって、
    前記ネットワークにおいて、ワイヤレス通信デバイスのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバによって交換されたデータを監視することと、
    前記デバイスのローミング閾値とローミング間隔を調整することと、
    を備える、方法。
  29. データ交換を監視することは、前記監視されたデータに関するアクセスカテゴリを識別することを備え、ここにおいて、前記ローミング間隔と前記ローミング閾値のうちの少なくとも1つが、前記アクセスカテゴリに少なくとも部分的に基づいて調整される、請求項28に記載の方法。
  30. 前記アクセスカテゴリは、音声トラフィック、映像トラフィック、ベストエフォートトラフィック、およびバックグラウンドトラフィックのうちの少なくとも1つを備える、請求項29に記載の方法。
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