JP2017503814A - 部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息のpde4インヒビターを用いた(およびロイコトリエン調節薬と組み合わせて用いた)治療 - Google Patents

部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息のpde4インヒビターを用いた(およびロイコトリエン調節薬と組み合わせて用いた)治療 Download PDF

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Abstract

部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、a)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターまたはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬のいずれかを、重症喘息の標準治療へのアドオンとして投与することを含む、前記方法。

Description

発明の分野
本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療のための療法に関する。より具体的には、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の、ホスホジエステラーゼ4インヒビターを用いるか、またはホスホジエステラーゼ4インヒビターと組み合わせてロイコトリエン調節薬を用いた治療に関する。
発明の背景
喘息は世界中で最も一般的な疾病であり、深刻な世界的な健康問題である。十分にコントロールされていない場合に、喘息は日々の生活を激しく制限することがあり、時として命にかかわる。喘息の罹患率は、ほとんどの国で、特に子供において増加傾向にあり、推定3億人の罹患人口を擁する。Global Strategy for Asthma Management and Prevention,Global Initiative for Asthma 2011(www.ginasthma.orgで入手可能)(以下、「GINA 2011 Report」と呼ぶ);Global Strategy for the Diagnosis and Management of Asthma in Children 5 years and younger(これまたwww.ginasthma.orgで入手可能)(以下、「GINA 2009 Children Report」と呼ぶ);Masoli M,Fabian D,Holt S,Beasley R,Allergy 2004;59:469−478を参照のこと。
喘息は、多くの細胞および細胞要素が役目を果たす気道の慢性炎症性疾患である。慢性炎症は、喘鳴、息切れ、胸苦しさおよび咳嗽の再発エピソードを、特に夜間または早朝に導く気道過剰応答性に関連している。これらのエピソードは、通常、自発的または処置によるかのいずれかにより、しばしば可逆性である、広範囲に及ぶが変わりやすい肺内の気流閉塞と関連している(GINA 2011 Report,チャプター1、第2頁)。
喘息は、炎症性プロセスを伴い、それが病因に中心的役割を果たす肺の慢性的な病気である(Barnes PJ,Eur Respir Mon 2003;23:84−113)。白血球による気道の浸潤に引き続いての幅広い炎症メディエーターの放出は、気道中への微小血管漏出、粘液過剰分泌、気管支収縮および更なる炎症性細胞の気道への流入を引き起こす。喘息は、特徴的な症状と機能的な異常性の存在によって特定される。それにより、気管支収縮は、気道閉塞の大きな要因であるが、気管支拡張薬によって可逆的である。
Global Strategy for Asthma Management and Prevention 2007 Reportは、症状のレベル、気道制限、および肺機能変動性に基づいて、喘息を重症度により4つのカテゴリー:間欠性喘息、軽症持続型喘息、中等症持続型喘息、または重症持続型喘息へと細分化した。それまでは、喘息の重症度は、基礎をなす病気の重症度とその治療への応答性の両方に関係すると認識されていた。喘息の重症度を分類していた今までの方法の主な限界は、どの治療が必要となるのかを予測することと、その治療に対して患者がどのように応答しうるかを予測することといった可能性が不十分であったことである。これらの限界を考慮に入れて、喘息の重症度は目下(総意により)良好な喘息コントロールに至るのに必要とされる治療の強さをもとに分類されている。
低用量の吸入型グルココルチコステロイド類、ロイコトリエン調節薬またはクロモン類のような低強度治療で十分にコントロールできる喘息は、軽症喘息とみなされる。一方で、コントロール可能な重症喘息は、良好なコントロールを維持するために高強度治療を必要とする喘息である。
喘息治療の重要な目標は、臨床的コントロールに達し、それを維持することである。GINA 2011 ReportおよびGINA 2009 Children Reportによれば、患者の現在の臨床コントロールの状況は、3つのカテゴリー:コントロール状態、部分的コントロール状態、およびコントロール不良状態、へと分類されうる。
GINA 2011 Reportにおいて5歳より上の患者について分類された喘息コントロールのレベルは、以下のように説明されうる:
「コントロール状態」の喘息という状況は、以下の条件の全てを満たすことを意味する:日中の症状(咳、喘鳴または呼吸困難)無し(1週間に2回以下);活動の制限無し;夜間の症状/覚醒無し;リリーバー/救急処置の必要無し(1週間に2回以下);および気管支拡張薬の非投与における通常の肺機能(PEF − 最大呼気流量またはFEV1 − 1秒間の努力呼気量)。
「部分的コントロール状態」の喘息という状況は、以下の条件のいずれかが存在することを意味する:日中の症状(1週間に2回超);何らかの活動の制限;何らかの夜間の症状/覚醒;リリーバー/救急処置の必要性(1週間に2回超);および予想の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)。
最後に、「コントロール不良状態」の喘息は、部分的コントロール状態の喘息の特徴の3つ以上が存在することによって特徴付けられる。
GINA 2009 Children Reportにおいて5歳以下の患者について分類された喘息コントロールのレベルは、以下のように説明されうる。
「コントロール状態」の喘息という状況は、以下の条件の全てを満たすことを意味する:日中の症状(咳、喘鳴または呼吸困難)無し(1週間に2回以下);活動の制限無し;夜間の症状/覚醒無し;リリーバー/救急処置の必要無し(1週間に2日以下)。
「部分的コントロール状態」の喘息という状況は、以下の条件のいずれかが存在することを意味する:日中の症状(1週間に2回超);何らかの活動の制限;何らかの夜間の症状/覚醒;リリーバー/救急処置の必要性(1週間に2日超)。
最後に、「コントロール不良状態」の喘息は、「部分的コントロール状態の喘息」の特徴の3つ以上が存在することによって特徴付けられる。
GINA 2011 ReportとGINA 2009 Children Reportによれば、患者の現在の喘息コントロールのレベルおよび現在の治療は、薬理学的治療の選択を決定する。喘息が所定の治療計画でコントロールされなければ、コントロールに至るまで治療の段階を上げるべきである。「部分的コントロール状態の喘息」の場合に、処置を高めることは、より効果的な選択肢を利用できるかどうか(例えば投与量増大または追加の治療)次第で考慮すべきである。
GINA 2011 Reportは、5歳より上の喘息患者においてコントロールに達するために5種類の治療ステップを区別している。症状の素早い緩和のために、リリーバーの投薬(短時間作用性または長時間作用性の即効性気管支拡張薬)を、各々の治療ステップで講じるべきである。
GINAステップ1(必要に応じてリリーバーの投薬):時々日中の症状(咳、喘鳴、呼吸困難が1週間に2回以下、または夜間であればより低い頻度で)を伴う通常未治療の患者のために必要に応じてリリーバーの投薬をする治療。速効性の吸入型β2−アゴニストは、GINAステップ1として分類される大部分の患者にとって推奨されるリリーバー処置である。
GINAステップ2ないしステップ5の治療において、必要に応じたリリーバーの処置は、定期的なコントローラーの処置と組み合わされる。
GINAステップ2(リリーバーの処置に加えて単独のコントローラー):必要に応じたリリーバーを用いた処置のために、低用量の吸入型グルココルチコステロイド(以下、「ICS」)が、初回コントローラー処置として追加される。代替的なコントローラーの投薬は、ロイコトリエン調節薬を含んでよく、あまり好ましくはないが、持続放出性テオフィリンまたはクロモン類を含んでよい。
GINAステップ3(リリーバーの処置に加えて1もしくは2種のコントローラー):ステップ3においては、低用量の吸入型グルココルチコステロイドと吸入型の長時間作用性β2−アゴニストとを組み合わせることが推奨される。選択的に、吸入型グルココルチコステロイドの用量を低用量から中用量へと増加させることができる。ステップ3におけるもう一つの選択的な治療は、低用量の吸入型グルココルチコステロイドとロイコトリエン調節薬との組み合わせである。
GINAステップ4(リリーバーの投薬に加えて2種以上のコントローラー):ステップ4の治療の選択は、可能であれば、ステップ2およびステップ3での事前の治療の選択を基礎とするべきである。中用量または高用量の吸入型グルココルチコステロイドと吸入型の長時間作用性β2−アゴニスト(以下、「LABA」)との組み合わせは、ステップ4での通常好ましい治療である。ロイコトリエン調節薬または低用量の徐放性テオフィリンは、中用量または高用量の吸入型グルココルチコステロイドと長時間作用性β2−アゴニストとの組み合わせに追加的に加えられてよい。
GINAステップ5(リリーバーの投薬に加えて追加のコントローラーの選択肢):ステップ5においては、追加のコントローラーが、既に採用されたステップ4の投薬に加えられてよい。追加のコントローラーは、低用量の経口グルココルチコステロイドまたは抗IgEの処置であってよい。
GINA 2009 Children Reportは、5歳未満の子供については相応のステップ1ないしステップ5の治療を含まない。喘息のコントロールがこの患者群において速効性(吸入型)β2−アゴニストでの必要に応じた治療によって達成されない場合に、それに加えて、低用量の吸入型グルココルチコステロイドでの定期的な治療が推奨される。この治療によってさえも喘息のコントロールが達成されない場合には、吸入型グルココルチコステロイドの初期用量を二倍にすることが、推奨される次の治療の選択肢である。5歳未満の子供であって喘息が初期用量の二倍の吸入型グルココルチコステロイドでコントロールされていない子供にとって最良の治療は確立されていない。GINA 2009 Children Reportによれば、そのような状況での小児喘息のコントロールを向上させる選択肢には、吸入型グルココルチコステロイドの用量の更なる増加、またはロイコトリエン調節薬、テオフィリン、もしくは低用量の経口グルココルチコステロイドを数週間にわたり加えることが含まれる。
吸入型グルココルチコステロイド(ICS)および長時間作用性β2−アゴニスト類(LABAs)は、最近では5歳を超える喘息患者の大部分にとっての持続治療の中核を成す。国際ガイドライン、例えば2011 GINA Reportで発行された国際ガイドラインは、低用量のICSにもかかわらず症状が留まる5歳より上の喘息を伴う患者のための持続治療としてICS/LABAを組み合わせて使用することを提唱している。
しかしながら、全ての患者の約10%は、高用量のICSおよびLABAによる治療を含むステップ5へと段階を上げた治療をおこなっても、GINAガイドラインによって定義されるように、コントロール不良状態の喘息を患っている(Wenzel S.,Am J Respir Crit Care Med 2005;172:149−60)。ICSは、特に気道炎症を抑え、気道過剰応答を減らせることで、一時的に喘息症状をコントロールし、それを予防するが、それらには制限が無いわけではなく、全身性の副作用の危険性は非経口投与により用量とともに増加し、こうしてそれらの長期使用を制限する。それに加え、重症喘息患者の多くは、特に痰中により高い割合の好中球を有する重症喘息患者は、ICSまたは経口投与されたグルココルチコステロイドに応答しない。
喘息の治療へのもう一つのアプローチは、炎症誘発性細胞および免疫細胞の機能の生理学的な調節を要し、それは、細胞内環状アデノシン一リン酸(cAMP)を介して媒介される。炎症性細胞中に見られるホスホジエステラーゼ(PDE)、特にPDE4は、cAMPの分解を媒介する。PDE4の阻害は、細胞内cAMPレベルの増大をもたらし、それはまた、炎症性応答を抑制する(Chung KF.,Eur J Pharmacol 2006;533:110−117)。今までは、PDE4インヒビターは、喘息の治療での使用のために承認されていない。
小規模なオープンラベルの医師主導治験から、重症のコントロール不良状態の気管支喘息を伴う患者において、有意に改善されたFEV1、朝のPEFおよび努力肺活量(FVC)、ならびに誘発採痰における好中球の蓄積のロフルミラスト、つまり選択的PDE4インヒビター(一日二回のフルチカゾン500mcg/サルメテロール50mcgの標準的な投薬に加えて)による低下が報告された(Sadigov,AS,Am J.Respir.Crit.Care Med.183;2011:A4501)。
システイニルロイコトリエンは、組織浮腫、浸潤および炎症性細胞の活性化を媒介する。システイニルロイコトリエンは、アラキドン酸代謝の5−リポキシゲナーゼ経路によって産生される強力な炎症性メディエーターであり、それらは気管支収縮と炎症反応を種々の細胞を通して媒介することによって喘息の病態生理学に役割を果たすと考えられている。
喘息の治療における、特に十分にコントロールされていない喘息の治療におけるロイコトリエン受容体アンタゴニスト類(LTRAs)の役割は審議中である。
臨床研究によって、ロイコトリエン調節薬は小さく可変の気管支拡張効果を有し、咳を含む症状を減らし、肺機能および喘息憎悪を改善することが実証された(Dicpinigaitis PVら,J Asthma 2002;39(4)291−297)。ロイコトリエン調節薬は、中等症持続型喘息を伴う成人患者のための代替治療としても使用でき(Noonan MJら Eur Respir J 1998,11,1232−1239)、アスピリン感受性喘息を伴う一部の患者は、ロイコトリエン調節薬に良く応答する(Dahlenら,Am J Respir Crit Care Med 1998,157,1187−1194)。
しかしながら、コントローラーとして単独で使用する場合に、ロイコトリエン調節薬の効果は、低用量の吸入型グルココルチコステロイドの効果よりも一般的に低く、そして既にグルココルチコステロイドを吸入した患者においては、ロイコトリエン調節薬は、喘息のコントロールを失う危険性なくして、この治療に置き換えることはできない(Bleecker ERら,J Allergy Clin Immunol 2000,105,1123−1129)。
それに加えて、ロイコトリエン調節薬は、GINA 2011 Reportにおいて、GINAステップ2の患者のための低用量の吸入型グルココルチコステロイドに代わるコントローラーの投薬として述べられているが、同時にこの代替法は、吸入型グルココルチコステロイドを使用できない、もしくは使用したくない患者のために、または吸入型グルココルチコステロイド処置による持続的なしゃがれ声のような耐えがたい副作用の経験のある患者のために特に適切であることが指摘されている。ロイコトリエン調節薬はまた、GINA 2011 Reportにおいて、GINAステップ2の治療にある患者における中用量の吸入型グルココルチコステロイドへのアドオンとしても指摘されているが、ここでも、5歳以上の子供、青年および成人に推奨される治療の選択肢は、中用量の吸入型グルココルチコステロイドへと吸入型の長時間作用性β2−アゴニストを加えることである。それに加えて、ロイコトリエン調節薬は、GINAステップ3として分類される患者において中用量または高用量の吸入型グルココルチコステロイドへのアドオンとしても試験されているが、ここでも、達成された利益は、通常長時間作用性β2−アゴニストの追加により達成された利益よりも低かった(Lavioletteら Am J Respir Crit Care Med 1999,160,1862−1868)。
更に、American Lung Associationによる吸入型グルココルチコステロイドへのロイコトリエン調節薬およびテオフィリンによるアドオン療法への研究は、どちらの療法も利益を報告していない(American lung Association Asthma Clinical Research Centres Am J Respir Crit Care Med 2007,175,235−242)。最後に、高用量コルチコステロイド依存性喘息を伴う患者においてモンテルカストが痰内好酸球増加を減らすという不良がL.JayaramらによってEur Respir J 2005,25,41−46において報告されている。
国際特許出願WO2009/052624(米国特許出願番号2010−0210611)、WO2003/024488およびWO02/38155(米国特許第6,528,527)は、PDE4インヒビター(例えばロフルミラストを含む)とロイコトリエンアンタゴニスト(モンテルカストを含む)との組み合わせによって、気管支性の呼吸疾患を治療することを開示している。
殆どの喘息の事例は、グルココルチコステロイドか、またはグルココルチコステロイドと気管支拡張剤との組み合わせによって十分にコントロールできるが、全ての年齢かつ両方の性別の喘息患者のかなりの割合(約10%)は、高用量のICSまたは他のコントローラー、例えばLABAsの確立された投与にもかかわらず症状が出続けたままであり、かつ憎悪の危険性と十分にコントロールされていない重症喘息の危険性がある状態に留まる(Wenzel S.,Am J Respir Crit Care Med 2005;172:149−60)。GINAステップ4および5で定義される喘息患者の部分母集合は、極めて高い罹患率を有しており、ヘルスケアの活用と費用を必要とする。このように、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息を伴う患者の治療のためには、ステロイド以外の効果的な抗炎症剤が無いため、新たな薬物療法に対して検討されていない高い医学的需要が存在する。従って、ICSまたはICS/LABAの組み合わせのいずれかと一緒に使用できる代替療法が必要とされる。
定義
本明細書で使用される場合に、「治療的有効量」という語句は、有効化合物もしくは薬剤の量、または組合せ療法の場合には、それぞれの化合物もしくは薬剤の組み合わせ量であって、組織、系、動物、個体もしくはヒトにおいて研究者、獣医、医師または他の臨床医に求められている生物学的もしくは医学的な応答を顕現させる量を指す。その応答は以下:
(1)病気およびその悪化を抑制すること、例えば病気、状態もしくは疾患の病状または総体的症状を経験しているか、もしくは示している個体におけるその病気、状態もしくは疾患を抑制すること(すなわち、その病状または総体的症状の更なる進展を阻止すること)、例えば部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の場合には、喘鳴、息切れ、胸苦しさおよび咳嗽の再発エピソードに導く気道過剰応答と関連する慢性炎症、通常は広範囲に及ぶが変わりやすい肺内の気流閉塞と関連する慢性炎症を抑制すること、および
(2)病気を改善させること、例えば病気、状態もしくは疾患の病状または総体的症状を経験しているか、もしくは示している個体におけるその病気、状態もしくは疾患を改善させること(すなわち、その病状または総体的症状を後退させること)、例えば部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の場合には、喘鳴、息切れ、胸苦しさおよび咳嗽の再発エピソードに導く気道過剰応答と関連する慢性炎症、通常は広範囲に及ぶが変わりやすい肺内の気流閉塞と関連する慢性炎症を減少させること
の1つ以上を含む。
本明細書で使用される場合に、「患者」とは、成人患者、15歳以上の青年患者、5歳より上で15歳未満の小児患者、および5歳以下の小児患者を指す。何らかの更なる説明がなければ、「患者」は、全ての上述の患者群を含む。
本明細書で使用される場合に、「部分的コントロール状態の重症喘息を伴う患者」という語句の意味は、治療される患者の年齢に依存している。
15歳以上の成人患者および青年患者については、前記の語句は、その15歳以上の成人患者および青年患者が、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず、(i)1週間に2回より多く経験する、日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;(ii)日常の活動の何らかの制限;(iii)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;(iv)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;および(v)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する。この特定の患者群においては、中用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば500マイクログラム(以下、「mcg」)を上回り1000mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(CFC)、250mcgを上回り500mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(HFA)、400mcg以上で800mcgまでのブデソニド、160mcgを上回り320mcgまでのシクレソニド、1000mcgを上回り2000mcgまでのフルニソリド、250mcgを上回り500mcgまでのフルチカゾンプロピオン酸エステル、400mcg以上のモメタゾンフロエート、または1000mcgを上回り2000mcgまでのトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。更に、この特定の患者群においては、高用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば1000mcgを上回り2000mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(CFC)、500mcgを上回り1000mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(HFA)、800mcgを上回り1600mcgまでのブデソニド、320mcgを上回り1280mcgまでのシクレソニド、2000mcgを上回るフルニソリド、500mcgを上回り1000mcgまでのフルチカゾンプロピオン酸エステル、800mcg以上のモメタゾンフロエート、または2000mcgを上回るトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。
5歳より上で15歳未満の小児患者については、前記の語句は、その5歳より上で15歳未満の小児患者が、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず、(i)1週間に2回より多く経験する、日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;(ii)日常の活動の何らかの制限;(iii)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;(iv)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;および(v)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する。この特定の患者群においては、中用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば200mcgを上回り400mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、200mcgを上回り400mcgまでのブデソニド、500mcgを上回り1000mcgまでのブデソニド噴霧、160mcgを上回り320mcgまでのシクレソニド、750mcgを上回り1250mcgまでのフルニソリド、200mcgを上回り500mcgまでのフルチカゾンプロピオン酸エステル、200mcg以上のモメタゾンフロエート、または800mcgを上回り1200mcgまでのトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。更に、この特定の患者群においては、高用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば400mcgを上回るベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、400mcgを上回るブデソニド、1000mcgを上回るブデソニド噴霧、320mcgを上回るシクレソニド、1250mcgを上回るフルニソリド、500mcgを上回るフルチカゾンプロピオン酸エステル、400mcg以上のモメタゾンフロエート、または1200mcgを上回るトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。
5歳未満の小児患者については、前記の語句は、その5歳未満の小児患者が、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず、(i)1週間に2回より多く経験する、日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;(ii)日常の活動の何らかの制限;(iii)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および(iv)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する。この特定の患者群においては、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば200mcgのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、400mcgのブデソニド(MDI+スペーサー)、1000mcgのブデソニド噴霧、または200mcgのフルチカゾンプロピオン酸エステルの日用量を意味する。
本明細書で使用される場合に、「コントロール不良状態の重症喘息を伴う患者」という語句の意味は、治療される患者の年齢に依存している。
15歳以上の成人患者および青年患者については、前記の語句は、その15歳以上の成人患者および青年患者が、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず、(i)1週間に2回より多く経験する、日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;(ii)日常の活動の何らかの制限;(iii)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;(iv)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;および(v)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)からなる群から選択される少なくとも3つの症状を患うことを意味する。この特定の患者群においては、中用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば500マイクログラムを上回り1000mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(CFC)、250mcgを上回り500mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(HFA)、25mcgを上回り500mcgまでの、400mcg以上で800mcgまでのブデソニド、160mcgを上回り320mcgまでのシクレソニド、1000mcgを上回り2000mcgまでのフルニソリド、250mcgを上回り500mcgまでのフルチカゾンプロピオン酸エステル、400mcg以上のモメタゾンフロエート、または1000mcgを上回り2000mcgまでのトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。更に、この特定の患者群においては、高用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば1000mcgを上回り2000mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、800mcgを上回り1600mcgまでのブデソニド、320mcgを上回り1280mcgまでのシクレソニド、2000mcgを上回るフルニソリド、500mcgを上回り1000mcgまでのフルチカゾンプロピオン酸エステル、800mcg以上のモメタゾンフロエート、または2000mcgを上回るトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。
5歳より上で15歳未満の小児患者については、前記の語句は、その5歳より上で15歳未満の小児患者が、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず、(i)1週間に2回より多く経験する、日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;(ii)日常の活動の何らかの制限;(iii)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;(iv)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;および(v)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)からなる群から選択される少なくとも3つの症状を患うことを意味する。この特定の患者群においては、中用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば200mcgを上回り400mcgまでのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、200mcgを上回り400mcgまでのブデソニド、500mcgを上回り1000mcgまでのブデソニド噴霧、160mcgを上回り320mcgまでのシクレソニド、750mcgを上回り1250mcgまでのフルニソリド、200mcgを上回り500mcgまでのフルチカゾンプロピオン酸エステル、200mcg以上のモメタゾンフロエート、または800mcgを上回り1200mcgまでのトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。更に、この特定の患者群においては、高用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば400mcgを上回るベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、400mcgを上回るブデソニド、1000mcgを上回るブデソニド噴霧、320mcgを上回るシクレソニド、1250mcgを上回るフルニソリド、500mcgを上回るフルチカゾンプロピオン酸エステル、400mcg以上のモメタゾンフロエート、または1200mcgを上回るトリアムシノロンアセトニドの日用量を意味する。
5歳未満の小児患者については、前記の語句は、その5歳未満の小児患者が、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず、(i)1週間に2回より多く経験する、日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;(ii)日常の活動の何らかの制限;(iii)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および(iv)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性からなる群から選択される少なくとも3つの症状を患うことを意味する。この特定の患者群においては、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイドとは、例えば200mcgのベクロメタゾン二プロピオン酸エステル、400mcgのブデソニド(MDI+スペーサー)、1000mcgのブデソニド噴霧、または200mcgのフルチカゾンプロピオン酸エステルの日用量を意味する。
本発明で使用されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化学名「5−((2R,4aR,10bR)−9−エトキシ−2−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,2,3,4,4a,10b−ヘキサヒドロフェナントリジン−6−イル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン」を有し、以下、「化合物A」と呼称する。
本明細書で使用される「併用投与」とは、PDE4インヒビター(特に化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩)とロイコトリエン調節薬(特にモンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩)の両方が、(a)治療を必要とする患者に、同時の並行した投与のための単回投与形で投与されることか、または(b)治療を必要とする患者に、2つの別々の投与形であって、一方の投与形がPDE4インヒビターを含有し、もう一方の投与形がロイコトリエン調節薬を含有する投与形で投与され、前記2つの別々の投与形が、直ちに次々に投与されることを意味する。この文脈において、前記2つの別々の投与形は、前記2つの投与形が互いに0分から15分の間の時間以内に投与されるか、またはより好ましくは互いに0分から5分の間の時間以内に投与されるか、または最も好ましくは互いに0分から1分の間の時間以内に投与される場合に、直ちに次々に投与されているものとする。
本明細書で使用される「順次投与」とは、PDE4インヒビター(特に化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩)が、治療を必要とする患者に1つの投与形で投与され、かつロイコトリエン調節薬(特にモンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩)が、治療を必要とする患者に、もう一つの別々の投与形で投与され、ここで二番目の投与形は、治療を必要とする患者に、一番目の投与形が治療される患者に対してまだ有効である間に投与されることを意味する。本発明の好ましい一実施形態においては、前記一番目の投与形と前記二番目の投与形は、治療される患者に対する組合せ治療の効果が相乗効果であるような時間間隔で投与される。この文脈において、前記2つの別々の投与形は、前記2つの投与形が15分間より長く離れて投与されれば、順次投与されているものとする。
本明細書で使用される「喘息憎悪」は、患者に問題となり、治療の変更の必要性を促す喘息の悪化の何らかのエピソードと認識される。重症喘息憎悪は、少なくとも3日間にわたる経口もしくは非経口のグルココルチコステロイド摂取の必要性、および/または喘息の治療のために全身性コルチコステロイドの使用を必要とする緊急外来受診または治療のための入院の必要性によって定義される。中等症喘息憎悪は、認められたら、その憎悪が重症になるのを防ぐために治療に一時的な変更を招く状況である。それは、症状の悪化、肺機能の低下、またはリリーバーの使用増加のいずれかを含む状況として定義される。これらの症状は、少なくとも2日以上にわたり持続するはずであるが、全身性コルチコステロイドの使用および/または入院を許可するほど重症ではないものである。
本明細書で使用される「(日中の)活動の制限」は、5歳以下の小児患者については、基礎を成す病気による(すなわち咳嗽、喘鳴のため、または呼吸困難を有することによる)活動、例えば運動、活発な遊びまたは笑いのような活動の制限に関する。
本明細書で使用される「活動の制限」は、5歳より上の患者については、基礎を成す病気による典型的な年齢に応じた活動の制限に関する。
発明の概要
本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
もう一つの実施形態においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
もう一つの実施形態においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
更にもう一つの実施形態においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
もう一つの実施形態においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
もう一つの実施形態においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
更にもう一つの実施形態においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療方法に関する。該方法は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与するステップを含む。
発明の詳細な説明
本発明は、とりわけ、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療のための組成物および方法を提供する。特に、本発明は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、GINAステップ4による治療(GINA 2011 Reportからの)にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息、またはより具体的には必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療に関する。本発明は、更に、5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息の治療に関する。そのような治療は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息を患うこれらの患者群に、治療的有効量のa)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビター、またはb)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を投与することによって提供される。
ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を共に投与する場合(例えば併用投与または順次投与)に、これらの2種の剤は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療において、これら2種の剤を単独で投与して見られる効果を合計したものと比較して相乗効果をもたらす。そのような共投与により見られる相乗効果は、依然として同じ臨床的効果を得ながら、これらの剤の一方または両方の投与量を減らすことを可能にし、それにより、これらの化合物の一方または両方の投与により見られる副作用の発生率および/または重症度は低下される。
ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬とを共に投与する場合に、これらの2つのクラスの化合物の作用の両方の機構を利用することによって、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の更により効果的な治療を達成できると考えられる。
PDE4インヒビター
「化合物A」
化合物Aの化学名は、5−((2R,4aR,10bR)−9−エトキシ−2−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,2,3,4,4a,10b−ヘキサヒドロフェナントリジン−6−イル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オンである。その実験式は、C222624であり、分子量は、382.4である。
前記のホスホジエステラーゼ−4インヒビターの化合物Aは、米国特許第8,324,391号(本明細書では参照によりその全体が援用される)に開示されており、以下の化学構造:
Figure 2017503814
を有する。
化合物Aの医薬的に許容可能な塩としては、化合物Aの塩酸塩、フマル酸塩およびL−酒石酸塩を挙げることができる。化合物Aの塩は、例えば米国特許出願公開US2013−0096152に開示されており、それは本明細書では参照によりその全体が援用される。
化合物Aは、米国特許第8,324,391号に開示されるようにして合成できる。
化合物Aは、幾つかの投与経路によって投与するための様々な投与形で製剤化できる。
ロイコトリエン調節薬
システイニルロイコトリエンは、組織浮腫、浸潤および炎症性細胞の活性化を媒介する。システイニルロイコトリエンは、アラキドン酸代謝の5−リポキシゲナーゼ経路によって産生される強力な炎症性メディエーターであり、それらは気管支収縮と炎症反応を種々の細胞を通して媒介することによって喘息の病態生理学に役割を果たすと考えられている。ロイコトリエン調節薬は、システイニル−ロイコトリエン1受容体アンタゴニスト(モンテルカスト、プランルカストおよびザフィルルカスト(zifurkulast))ならびに5−リポキシゲナーゼインヒビター(ジロートン)を含む。
1.モンテルカスト
モンテルカストの化学名は、[R−(E)]−1−[[[1−[3−[2−(7−クロロ−2−キノリニル)エテニル]フェニル]−3−[2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェニル]プロピル]チオ]メチル]シクロプロパン酢酸である。その実験式は、C3536ClNO3Sであり、分子量は、586.2である。
モンテルカストは、医薬において、主にその一ナトリウム塩の形で使用される。モンテルカストもしくはモンテルカストナトリウムは、システイニルロイコトリエンCysLT1受容体を阻害する選択的な経口活性型ロイコトリエン受容体アンタゴニストである。
モンテルカストナトリウムの構造式は、
Figure 2017503814
である。
モンテルカストおよびその合成方法は、米国特許第5,565,473号に開示され、それは本明細書では参照によりその全体が援用される。
モンテルカストの医薬的に許容可能な塩としては、モンテルカスト一ナトリウム塩、モンテルカスト1,2−エタンジスルホン酸塩およびモンテルカストN,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩を挙げることができる。モンテルカストの特に好ましい医薬的に許容可能な塩は、モンテルカストの一ナトリウム塩である。
モンテルカストナトリウムおよびその非晶質形と晶質形における製造は、米国特許第5,565,473号および同第5,614,632号に開示されている。モンテルカストナトリウムの晶質形は、米国特許第6,320,052号(WO95/18107)および米国特許第7,560,559号(WO2004/091618)に開示されている。晶質のモンテルカスト遊離酸と、非晶質のモンテルカストナトリウムの改善された製造方法は、WO2004/108679(米国特許出願公開第2007−0082925号明細書)に開示されている。モンテルカストの晶質の1,2−エタンジスルホン酸およびN,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩は、WO2009/052625(米国特許出願公開第2010−0305080号明細書)に開示されている。これらの特許文献および米国特許出願公開明細書のそれぞれは、本明細書では参照によりその全体が援用される。
モンテルカストは、幾つかの投与経路によって投与するための様々な投与形で製剤化できる。モンテルカストナトリウムは、顆粒形、錠剤形およびチュアブル錠剤形で、4mg、5mgおよび10mgの投与量で製剤化される。モンテルカストナトリウム経口顆粒の製造は、米国特許第8,007,830号(WO2003/035036)に開示され、それは本明細書では参照によりその全体が援用される。51.9mgのモンテルカストナトリウムを含有する錠剤組成物は、WO97/16173に記載されている。
ラベルおよび投与量情報:モンテルカストは、とりわけ、12月齢以上の患者の喘息の予防および長期治療のために販売されている。モンテルカストナトリウムは、晩に服用すべきである。推奨される用量は、成人および15歳以上の青年の場合には1つの10mg錠剤、6歳から14歳までの小児患者の場合には1つの5mgチュアブル錠剤、2歳から5歳までの小児患者の場合には1つの4mgチュアブル錠剤または1包の4mg経口顆粒、および12月齢から23月齢の小児患者の場合には1包の4mg経口顆粒である。
2.プランルカスト
プランルカストの化学名は、N−[4−オキソ−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−4H−クロメン−7−イル]−4−(4−フェニルブトキシ)ベンザミドである。その実験式は、C272354であり、分子量は、481.503である。モンテルカストと同様に、プランルカストは、システイニルロイコトリエンCysLT1受容体を阻害する経口活性型ロイコトリエン受容体アンタゴニストである。
プランルカストの構造式は、
Figure 2017503814
である。
プランルカストおよびその合成方法は、米国特許第4,780,463号に開示され、それは本明細書では参照によりその全体が援用される。
プランルカストの医薬的に許容可能な塩としては、プランルカストナトリウム塩を挙げることができる。
WO2006/109737において、プランルカスト半水和物を含有する苦味が減らされた医薬品調剤(口腔内で素早く崩壊する錠剤)が開示されている。WO2007/060802においては、安定なプランルカスト水和物を含有する更なる医薬品製剤が開示されている。
ラベルおよび投与量情報:プランルカスト水和物は、日本および他の国々で成人および子供における気管支喘息およびアレルギー性鼻炎の予防および長期治療のために販売されている。日本では、プランルカスト水和物は、朝と夜に服用すべきである。推奨される用量は、15歳以上の成人の場合には一日二回の225mgカプセル剤(一日二回、一回当たり2つの112.5mgカプセル剤)であり、かつ14歳以下の子供の場合には一日二回の35mg/kgの10%ドライシロップである。
3.ザフィルルカスト
ザフィルルカストの化学名は、シクロペンチル 3−{2−メトキシ−4−[(o−トシルスルホニル)カルバモイル]ベンジル}−1−メチル−1H−インドール−5−イルカルバメートである。その実験式は、C313336Sであり、分子量は、575.676である。モンテルカストのように、ザフィルルカストは、システイニルロイコトリエンCysLT1受容体を阻害する経口活性型ロイコトリエン受容体アンタゴニストである。
ザフィルルカストの構造式は、
Figure 2017503814
である。
ザフィルルカストおよびその合成方法は、米国特許第4,859,692号に開示され、それは本明細書では参照によりその全体が援用される。
EP0490648およびEP0490649(米国特許第5,319,097号、同第5,482,963号および同第5,993,859号)においては、新規の晶質の結晶多形のザフィルルカストおよびこれらの新規の晶質の結晶多形を含む医薬製剤が開示されている。上記参照の特許の開示内容は、本明細書では参照によりその全体が援用される。
ラベルおよび投与量情報:ザフィルルカストは、最近、成人および5歳以上の子供における喘息の予防および長期治療のために販売されている。アメリカ合衆国で成人と12歳以上の子供に最近推奨されているザフィルルカストの経口用量は、一日二回の20mg錠剤である。5歳から11歳までの子供において最近推奨されているザフィルルカストの用量は、一日二回の10mg錠剤である。
4.ジロートン
ジロートンの化学名は、N−[1−(1−ベンゾチエン−2−イル)エチル]−N−ヒドロキシウレアである。その実験式は、C111222Sであり、分子量は、236.291である。ジロートンは、5−リポキシゲナーゼの経口活性型インヒビターであり、従ってロイコトリエン(LTB4、LTC4、LTD4およびLTE4)形成を阻害する。
ジロートンの構造式は、
Figure 2017503814
である。
ジロートンおよびその合成方法は、米国特許第4,873,259号に開示され、それは本明細書では参照によりその全体が援用される。
ラベルおよび投与量情報:ジロートン(制御放出)は、成人および12歳以上の子供における喘息の予防および長期治療のために販売されている。ジロートン(制御放出)の推奨される経口用量は、2400mgの全日用量のために、一日二回の2つの600mgの持続放出錠剤である。
GINA 2011 ReportおよびGINA 2009 Children Reportによる重症喘息についての標準的投薬についての詳細な情報
一つの態様(態様a)においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイドに加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う成人患者および青年(15歳以上)患者の治療方法に関する。
態様a)に関して例として挙げることができる適切な速効性β2−アゴニストは、サルブタモール、テルブタリン、フェノテロール、ラバルブテロールHFA、レプロテロールおよびピルブテロールを含む。
態様a)に関して例として挙げることができる適切な長時間作用性の吸入型β2−アゴニストは、ホルモテロールおよびサルメテロールを含む。
態様a)に関して例として挙げることができる適切な長時間作用性の経口型β2−アゴニストは、サルブタモール、テルブタリンおよびバムブテロールの遅延放出製剤を含む。
態様a)に関して例として挙げることができる適切な吸入型グルココルチコステロイド(ICS)は、ベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(CFC;>500〜1000/>1000〜2000)、ベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(HFA;>250〜500/>500〜1000)、ブデソニド(≧400〜800/>800〜1600)、シクレソニド(>160〜320/>320〜1280)、フルニソリド(>1000〜2000/>2000)、フルチカゾンプロピオン酸エステル(>250〜500/>500〜1000)、モメタゾンフロエート(≧400/≧800)およびトリアムシノロンアセトニド(>1000〜2000/>2000)を含む。示された医薬名の後にある括弧内の一番目の数字または範囲は、成人患者および青年(15歳以上)患者の場合のそれぞれのICSについてのmcgでの中程度の日用量であり、二番目の数字または範囲は、成人患者および青年(15歳以上)患者の場合のそのようなICSについてのmcgでの高い日用量を示す(GINA 2011 Reportによる)。
もう一つの態様(態様b)においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量もしくは高用量の吸入型グルココルチコステロイドに加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う5歳より上で15歳未満の小児患者の治療方法に関する。
態様b)に関して例として挙げることができる適切な速効性β2−アゴニストは、第一に、吸入型の速効性β2−アゴニスト、例えばサルブタモール、フェノテロール、ラバルブテロールHFAおよびレプロテロールを含む。
態様b)に関して例として挙げることができる適切な長時間作用性の吸入型β2−アゴニストは、ホルモテロールおよびサルメテロールを含む。
態様b)に関して例として挙げることができる適切な吸入型グルココルチコステロイド(ICS)は、ベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(>200〜400/>400)、ブデソニド(>200〜400/>400)、シクレソニド(>160〜320/>320)、フルニソリド(>750〜1250/>1250)、フルチカゾンプロピオン酸エステル(>200〜500/>500)、モメタゾンフロエート(≧200/≧400)およびトリアムシノロンアセトニド(>800〜1200/>1200)を含む。示された医薬名の後にある括弧内の一番目の数字または範囲は、5歳より上で15歳未満の小児患者の場合のそれぞれのICSについてのmcgでの中程度の日用量であり、二番目の数字または範囲は、5歳より上で15歳未満の小児患者の場合のそのようなICSについてのmcgでの高い日用量を示す(GINA 2011 Reportによる)。
更なる態様(態様c)においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイドを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う5歳以下の小児患者の治療方法に関する。
態様c)に関して例として挙げることができる適切な速効性β2−アゴニストは、第一に、吸入型の速効性β2−アゴニスト、例えばサルブタモール、フェノテロール、ラバルブテロールHFAおよびレプロテロールを含む。
態様c)に関して例として挙げることができる適切な吸入型グルココルチコステロイド(ICS)は、ベクロメタゾン二プロピオン酸エステル(100)、ブデソニド MDI スペーサー(200)、ブデソニド噴霧(500)およびフルチカゾンプロピオン酸エステル(100)を含む。示された医薬名の後にある括弧内の数字または範囲は、5歳以下の小児患者の場合のそれぞれのICSについてのmcgでの低い日用量である(GINA 2009 Children Reportによる)。
更なる態様(態様d)においては、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイドに加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う成人患者の治療方法に関する。
態様d)に関して、重症喘息を患う患者には、Spiriva(登録商標)Respimat(登録商標)からの2パフの摂取により5mcgの臭化チオトロピウム一水和物が好ましくは投与される。
アドオン単独療法
化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩は、重症喘息の十分なコントロールが、GINA 2011 ReportまたはGINA 2009 Children Reportにより推奨される標準的な投薬の適用によって達成できない場合には、アドオン治療として使用できる。
化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩は、様々な経路によって投与されうる。投与は、例えば肺内投与、経口投与、非経口投与または経皮投与であってよい。好ましい投与経路は経口投与である。
単独療法のための好ましい投与形は、経口投与形である。適切な経口投与形は、錠剤、カプセル剤、粉剤、丸剤、液剤、懸濁液剤、エマルジョン剤、ペースト剤および顆粒剤を含む。最も好ましい経口投与形は錠剤である。
アドオン単独療法のための投与量情報
PDE4インヒビター(特に化合物A)は、一日一回、一日二回、一日三回または一日四回投与されうる。一日一回の投与は、特に好ましく、好ましくは朝または夜に行ってよい。
化合物Aは、一日一回の投与を目的とする経口投与形において、0.05mgから3.0mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの量で存在してよく、本発明の一実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする経口投与形において、1mgから3mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの量で存在してよい。本発明の更なる実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする経口投与形において、治療される患者の年齢に応じて、0.15mgから1.0mgまでの量で、0.1mgから0.5mgまでの量で、または0.05mgから0.2mgまでの量で存在してよい。この関連において例として挙げることができる具体的な投与量は、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgである。
化合物Aは、一日一回の投与を目的とする成人患者および15歳以上の青年患者のための経口投与形において、0.15mgから3.0mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの量で存在してよい。本発明の更なる一実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする成人患者および15歳以上の青年患者のための経口投与形において、1mgから3mgまでの量で、例えば1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの量で存在してよい。本発明のなおも更なる一実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする成人患者および15歳以上の青年患者のための経口投与形において、0.15mgから1mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1mgの量で存在してよい。
一日一回の投与を目的とする5歳より上で15歳未満の小児患者のための経口投与形において、化合物Aは、0.1mgから2mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.1mg、0.125mg、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mgもしくは2.0mgの量で存在してよい。本発明の一実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする5歳より上で15歳未満の小児患者のための経口投与形において、0.5mgから2mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mgもしくは2.0mgの量で存在してよい。本発明のもう一つの実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする5歳より上で15歳未満の小児患者のための経口投与形において、0.1mgから0.5mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.1mg、0.125mg、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mgもしくは0.5mgの量で存在してよい。
化合物Aは、一日一回の投与を目的とする5歳以下の小児患者のための経口投与形において、0.05mgから1.5mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mgもしくは1.5mgの量で存在してよい。本発明の一実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする5歳以下の小児患者のための経口投与形において、0.5mgから1.5mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mgもしくは1.5mgの量で存在してよい。本発明のもう一つの実施形態においては、化合物Aは、一日一回の投与を目的とする5歳以下の小児患者のための経口投与形において、0.05mgから0.2mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.150mg、0.175mgもしくは0.2mgの量で存在してよい。
一日一回の投与ではなく一日二回の投与を目的とするのであれば、上述の化合物Aの量は、半分に割ってよい。
化合物Aの医薬的に許容可能な塩の相応の量は、当業者によれば、その都度の塩の選択に応じて簡単に計算することができる。
アドオン組合せ療法
単独療法に代わるものとして、化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩との組み合わせは、重症喘息の十分なコントロールが、GINA 2011 ReportまたはGINA 2009 Children Reportにより推奨される標準的な投薬の適用によって達成できない場合には、アドオン治療として使用できる。
組合せ療法のためには、化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩と、併用により、並行して、または逐次的に共に投与することができる。化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩と、同じ投与経路または異なる投与経路によって共に投与することができる。化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩と、同じ製剤中または異なる製剤中で、制限されるものではないが、例えば
a)化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩の両方を含有する単独経口投与形;
b)2つの別々の経口投与形であって、一方の経口投与形が化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を含有し、もう一方の経口投与形がロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩を含有する経口投与形;
c)化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩の両方を含有する単独経皮投与形;
d)2つの別々の経皮投与形であって、一方の経皮投与形が化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を含有し、もう一方の経皮投与形がロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩を含有する経皮投与形;
e)化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩の両方を含有する単独静脈内投与形;
f)2つの別々の静脈内投与形であって、一方の静脈内投与形が化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を含有し、もう一方の静脈内投与形がロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩を含有する静脈内投与形;
g)化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩の両方を含有する単独吸入投与形;
h)2つの別々の吸入投与形であって、一方の吸入投与形が化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を含有し、もう一方の吸入投与形がロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩を含有する吸入投与形;および
i)2つの別々の投与形であって、第一の投与形が化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩を含有し、第二の投与形がロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩を含有し、前記第一の投与形と第二の投与形は、異なる投与経路によって投与される投与形
において共に投与することができる。
組合せ療法のために好ましい投与形は、化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩の両方の投与を提供する単独経口投与形である。適切な経口投与形は、錠剤、カプセル剤、粉剤、丸剤、液剤、懸濁液剤、エマルジョン剤、ペースト剤および顆粒剤を含む。組合せ療法のために最も好ましい経口投与形は、各錠剤が、化合物Aまたはその医薬的に許容可能な塩と、ロイコトリエン調節薬またはその医薬的に許容可能な塩を含有する複数の錠剤を含む。
組合せ治療のための投与量情報
PDE4インヒビターとロイコトリエン調節薬の組合せ物は、具体的な組み合わせに応じて、一日一回で、一日二回で、一日三回で、または一日四回で共に投与されうる。
化合物Aとモンテルカストとを組み合わせる場合に、一日一回で共に投与することが特に好ましい。一日一回で共に投与することは、好ましくは朝または夜に行ってよい。
化合物Aとモンテルカストとの組み合わせを一日一回で共に投与するための経口投与形は、
a)化合物Aとモンテルカストの両方を含有する単独経口投与形の形か、または
b)2つの別々の経口投与形であって、一方の投与形が化合物Aを含有し、かつもう一方の投与形がモンテルカストを含有する経口投与形の形の
いずれかであってよい。
モンテルカストは、0.1mgから50mgまでのいずれかの量で、例えば0.1mg、0.25mg、0.5mg、1mg、1.5mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mgおよび50mgの量で、より好ましくは1mg、2mg、4mg、5mg、8mg、10mgもしくは20mgの量で存在してよい。化合物Aは、0.05mgから3.0mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mg、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの量で存在してよく、本発明の一実施形態においては、化合物Aは、1mgから3mgまでの量で、例えば制限されるものではないが、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの量で存在してよく、本発明の更なる実施形態においては、化合物Aは、治療される患者の年齢に応じて、0.15mgから1mgまでの量で、0.1mgから0.5mgまでの量で、または0.05mgから0.2mgまでの量で存在してよい。この関連において例として挙げることができる具体的な投与量は、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgである。
一日一回で共に投与することを目的とする成人患者および15歳以上の青年患者のための経口投与形における、化合物Aとモンテルカストのそれぞれの量は、3.0mg/15mg;2.5mg/15mg;2.0mg/15mg;1.75mg/15mg;1.5mg/15mg;1.25mg/15mg;1.0mg/15mg;0.75mg/15mg;0.5mg/15mg;0.45mg/15mg;0.4mg/15mg;0.35mg/15mg;0.3mg/15mg;0.25mg/15mg;0.2mg/15mg;0.175mg/15mg;0.150mg/15mg;3.0mg/10mg;2.5mg/10mg;2.0mg/10mg;1.75mg/10mg;1.5mg/10mg;1.25mg/10mg;1.0mg/10mg;0.75mg/10mg;0.5mg/10mg;0.45mg/10mg;0.4mg/10mg;0.35mg/10mg;0.3mg/10mg;0.25mg/10mg;0.2mg/10mg;0.175mg/10mg;0.15mg/10mg;3.0mg/8mg;2.5mg/8mg;2.0mg/8mg;1.75mg/8mg;1.5mg/8mg;1.25mg/8mg;1.0mg/8mg;0.75mg/8mg;0.5mg/8mg;0.45mg/8mg;0.4mg/8mg;0.35mg/8mg;0.3mg/8mg;0.25mg/8mg;0.2mg/8mg;0.175mg/8mgもしくは0.15mg/8mg(化合物Aの量/モンテルカストの量)から選択されうる。
一日一回で共に投与することを目的とする5歳より上で15歳未満の小児患者のための経口投与形における、化合物Aとモンテルカストのそれぞれの量は、2.0mg/10mg;1.75mg/10mg;1.5mg/10mg;1.25mg/10mg;1.0mg/10mg;0.75mg/10mg;0.5mg/10mg;0.45mg/10mg;0.4mg/10mg;0.35mg/10mg;0.3mg/10mg;0.25mg/10mg;0.2mg/10mg;0.175mg/10mg;0.15mg/10mg;0.125mg/10mg;0.1mg/10mg;2.0mg/8mg;1.75mg/8mg;1.5mg/8mg;1.25mg/8mg;1.0mg/8mg;0.75mg/8mg;0.5mg/8mg;0.45mg/8mg;0.4mg/80mg;0.35mg/8mg;0.3mg/8mg;0.25mg/8mg;0.2mg/8mg;0.175mg/8mg;0.15mg/8mg;0.125mg/8mg;0.1mg/8mg;2.0mg/5mg;1.75mg/5mg;1.5mg/5mg;1.25mg/5mg;1.0mg/5mg;0.75mg/5mg;0.5mg/5mg;0.45mg/5mg;0.4mg/5mg;0.35mg/5mg;0.3mg/5mg;0.25mg/5mg;0.2mg/5mg;0.175mg/5mg;0.15mg/5mg;0.125mg/5mgもしくは0.1mg/5mg(化合物Aの量/モンテルカストの量)から選択されうる。
一日一回で共に投与することを目的とする5歳以下の小児患者のための経口投与形における、化合物Aとモンテルカストのそれぞれの量は、1.5mg/5mg;1.25mg/5mg;1.0mg/5mg;0.75mg/5mg;0.5mg/5mg;0.45mg/5mg;0.4mg/5mg;0.35mg/5mg;0.3mg/5mg;0.25mg/5mg;0.2mg/5mg;0.175mg/5mg;0.15mcg/5mg;0.125mg/5mg;0.1mg/5mg;0.075mg/5mg;0.05mg/5mg;1.5mg/4mg;1.25mg/4mg;1.0mg/4mg;0.75mg/4mg;0.5mg/4mg;0.45mg/4mg;0.4mg/4mg;0.35mg/4mg;0.3mg/4mg;0.25mg/4mg 0.2mg/4mg;0.175mg/4mg;0.15mcg/4mg;0.125mg/4mg;0.1mg/4mg;0.075mg/4mg;0.05mg/4mg;1.5mg/3mg;1.25mg/3mg;1.0mg/3mg;0.75mg/3mg;0.5mg/3mg;0.45mg/3mg;0.4mg/3mg;0.35mg/3mg;0.3mg/3mg;0.25mg/3mg;0.2mg/3mg;0.175mg/3mg;0.15mcg/3mg;0.125mg/3mg;0.1mg/3mg;0.075mg/3mgもしくは0.05mg/3mg(化合物Aの量/モンテルカストの量)から選択されうる。
一日一回の投与ではなく一日二回で共に投与することを目的とするのであれば、上述の化合物Aとモンテルカストの量は、半分に割ってよい。
化合物Aおよび/またはモンテルカストの医薬的に許容可能な塩の相応の量は、当業者によれば、その都度の塩の選択に応じて簡単に計算することができる。
医薬製剤および投与形
医薬品として使用される場合に、本発明の化合物は、医薬組成物の形で投与することができる。これらの組成物は、医薬品業界でよく知られるように製造でき、様々な経路によって投与することができる。投与は、肺内投与(例えば粉末もしくはエアロゾルの、例えばネブライザーによる吸入もしくは吸い込みによって、気管内投与、鼻内投与、表皮内投与および経皮投与)、経口投与または非経口投与であってよい。非経口投与は、静脈内投与、皮下投与、腹腔内投与、筋内投与または注射もしくは点滴を含む。非経口投与は、単独のボーラス投与の形であってよく、または例えば連続灌流ポンプによるものであってよい。局所投与のための医薬組成物および製剤は、経皮パッチを含みうる。慣用の医薬用担体、水性基材、粉末基材もしくは油状基材、増粘剤等は必要となるどころか望ましいこともある。
また、本発明は、有効成分として、前記化合物の1種以上を、1種以上の医薬的に許容可能な担体と組み合わせて含有する医薬組成物を含む。本発明の組成物の製造にあたり、前記有効成分は、一般的に賦形剤と混合されるか、賦形剤によって希釈されるか、またはそのような担体内で、例えばカプセル、サッシェ、紙または他の容器の形で密閉される。前記賦形剤が希釈剤としてはたらくときに、該賦形剤は固体、半固体または液体の材料であってよく、前記材料は有効成分用のビヒクル、担体または媒体として作用する。このように、前記組成物は、錠剤、丸剤、粉剤、ロゼンジ、サッシェ、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液剤、エマルジョン剤、液剤、シロップ剤、エアロゾル(固体として、または液体媒体中)、軟質ゼラチンカプセルおよび硬質ゼラチンカプセル、坐剤、滅菌注射可能溶液、ならびに滅菌包装粉末の形であってよい。
製剤の製造にあたり、それぞれの有効化合物を粉砕することで、他の成分と合する前に適切な粒度にすることができる。該有効化合物が本質的に不溶性であれば、該化合物は200メッシュ未満の粒度へと粉砕することができる。該有効化合物が本質的に水溶性であれば、その粒度は、粉砕によって該製剤中で本質的に均一な分布をもたらすように粉砕することによって調整することができる(例えば約40メッシュ)。
適切な賦形剤の幾つかの例は、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップおよびメチルセルロースを含む。前記製剤は、追加的に、滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸マグネシウムおよび鉱油、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、保存剤、例えばメチルヒドロキシベンゾエートおよびプロピルヒドロキシベンゾエート、甘味剤およびフレーバー剤を含んでよい。本発明の組成物は、当該技術分野で公知の手順を用いることによって患者に投与した後に有効成分の即時放出性、徐放性または遅延放出性をもたらすように製剤化することができる。
該組成物は、単位投与形で製剤化でき、それぞれの投与量は、前記のそれぞれの有効成分の量を含有する。用語「単位投与形」は、ヒトの被験体および他の哺乳動物用の単位投与量として適した物理的に別々の単位であって、それぞれの単位が所望の治療効果を生ずるように計算された予め決められた活性材料の量を、適切な医薬用賦形剤と共に含有する単位を指す。経口投与形は好ましい単位投与形である。
有効化合物は、広い投与量範囲にわたって有効であってよく、一般的に医薬的有効量で投与される。しかしながら、事実上投与される化合物の量は、通常は医師によって、関連の環境、例えば治療される状態、選択された投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重および応答、患者の症状の重症度等に従って決定されると理解されることとなる。
錠剤のような固体組成物の製造のためには、主要な有効成分は、有効成分の均一な混合物を含む固体予備処方組成物を形成するために、医薬用賦形剤と混合される。これらの予備処方組成物が均質と呼ばれる場合に、前記有効成分は、該組成物全体にわたって一様に分散されているため、該組成物は同効果の単位投与形、例えば錠剤、丸剤およびカプセル剤へと簡単に細分化することができる。次いでこの固体予備処方は、前記の種類の単位投与形へと細分化される。
本発明の錠剤または丸剤は、持続性作用の利点を与える投与形が得られるように、コーティングされてもよく、さもなくば調合されてもよい。例えば、錠剤または丸剤は、内側投与成分および外側投与成分を含んでよく、その際、外側投与成分は、内側投与成分の全体にわたる外被の形である。前記2つの成分は、胃内での崩壊に耐性を与えるとともに、内側成分をそのままで十二指腸中へと通過させるか、または放出を遅延させる腸溶層によって隔離されていてよい。そのような腸溶層またはコーティングのために、様々な材料、例えば多くの高分子酸のような材料および高分子酸とシェラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースのような材料との混合物を使用することができる。
本発明の化合物および組成物が導入されうる経口投与用のまたは注射による投与用の液体形は、水溶液、適宜賦香されたシロップ、水性懸濁液もしくは油性懸濁液、および食用油、例えば綿実油、ごま油、ココナツ油もしくは落花生油で賦香されたエマルジョン、ならびにエリキシル剤および類似の医薬用ビヒクルを含む。
吸入または吸い込み用組成物は、医薬的に許容可能な水性溶剤もしくは有機溶剤、またはその混合物中の溶液および懸濁液ならびに粉末を含む。前記液体または固体の組成物は、前記の適切な医薬的に許容可能な賦形剤を含有してよい。幾つかの実施形態においては、前記組成物は、局所的効果または全身性効果のために経口経路または鼻内呼吸経路によって投与される。組成物は不活性ガスを使用することによって噴霧することができる。噴霧溶液は、噴霧デバイスから直接吸い込んでもよく、または噴霧デバイスを、フェイスマスク、テント、または間欠的陽圧呼吸器に接続することもできる。溶液、懸濁液または粉末の組成物を、経口的にまたは鼻内的に、製剤を適切に送達するデバイスから投与することができる。
患者に投与された組成物は、前記の医薬組成物の形であってよい。これらの組成物は、慣用の滅菌技術によって滅菌することができ、または濾過滅菌されてよい。水溶液はそのままで使用するために包装されてよく、または凍結乾燥されてよく、その際、凍結乾燥された調製物は、投与前に滅菌水性担体と合される。該化合物の調製物のpHは、一般的に、3から11の間であり、より好ましくは5から9の間であり、最も好ましくは7から8までである。上記の賦形剤、担体または安定剤のある特定の使用は、医薬的塩の形成をもたらすものと理解されるであろう。
前臨床研究
化合物Aを単独で投与した場合a)か、またはその一方で化合物Aとモンテルカストを共に投与した場合のいずれかの、化合物Aまたはモンテルカストのいずれかを単独で投与した場合と比較した効果は、例えばステロイド抵抗性の好中球抗原により誘導されたマウスの重症喘息モデルにおいて試験することができる。
1つの適切なマウスモデルは、最近Essilfie、Foster、Hansbroらによって、Thorax 2012(Thorax 67:588−99,2012;表題:インフルエンザ菌の呼吸器感染とアレルギー性気道疾患の組み合わせは、慢性感染を招き、好中球性喘息の特徴をなす(Combined Haemophilus influenzae respiratory infection and allergic airways disease drives chronic infection and features of neutrophilic asthma))において記載された。好中球性喘息は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息において見られる表現型の一つに相当する。好中球性喘息を患う患者の60%の気道中にグラム陰性病原体(型別不能型)インフルエンザ菌(NTHi)が見られるとすれば、アレルゲン感作および攻撃投与が気道NTHi感染によって先行されたマウスモデルが生じた。簡潔に言うと、このモデルでは、雌のBalb/cマウスに、気管内でNTHi(500000CFU)が接種されている。感染の10日後に、マウスを、オバルブミン(OVA、50mcg)と一緒に水酸化アルミニウムアジュバントを用いて腹腔内で感作させる。次いでマウスを、12日目、13日目、14日目および15日目に、一日一回のオバルブミン(50μl生理食塩水あたり10mcg)での鼻内投与による繰り返しの攻撃投与にさらす。
この実験モデルでは、最後のオバルブミン攻撃投与の後日に評価したときに、NTHi/OVA処理されたマウスにおいては、OVA処理された非感染動物と比較して気管支肺胞洗浄(BAL)で累積する好中球にかなりの増加が見られる。このモデルにおいてEssilfie、Foster、Hansbroらによって実証されるように、デキサメタゾン(1mg kg-1、鼻内)はOVA処理された非感染マウスにおいてBAL好中球をほぼ無くす一方で、そのステロイドはOVA処理されたNTHi感染マウスにおいてはBAL好中球の数に影響を及ぼさず、こうしてこれは、軽症から中等症のステロイド応答性喘息とグルココルチコステロイドに耐性のある重症の好中球性喘息とを区別する主要な要因を表している。
同様な知見が、培養された縦隔リンパ節T細胞から放出されたIL−17についても報告された。更に、NTHi感染は、BAL好酸球に関するステロイド応答性の損失、および縦隔リンパ節のT細胞からのIL−5とIL−13との放出、ならびにメサコリンに対する気道過剰反応性(動的コンプライアンスおよび肺レジスタンス(transpulmonary resistance)の体プレチスモグラフィ測定に基づく)を与える。
アレルゲン攻撃投与の期間にわたり、化合物Aが単独で投与された場合、または化合物Aとモンテルカストが共に投与された場合に、予想される結果は、デキサメタゾンで観察されたのとは異なり、好中球性気道炎症もメサコリンに対する気道過剰反応性も抑制することとなる。
上記の好中球性のアレルゲン誘発型喘息のモデルにおいては、NTHi接種は慢性感染をもたらす。
ステロイド耐性の好中球性の抗原誘発型の重症喘息に対して化合物Aとモンテルカストを共に投与した効果を試験するのに適切な更なるモデルは、前記モデルに変更を加えることによって作成できる。前記モデルのマウスを、NTHiに感染させるのではなく、アレルゲン攻撃投与の期間にわたりLPS、つまりグラム陰性細菌の細胞壁の構成要素に共にさらすことができる。結果として、YangらによってJ Immunol 182:5107−15,2009で指摘されるように、前記モデルと同様に、より低い程度のステロイド応答性の好中球性気道炎症とメサコリンに対するステロイド耐性気道過剰反応性が生じうる。
化合物Aを単独で投与した効果a)、またはその一方で化合物Aかモンテルカストのいずれかを単独で投与した場合との比較における化合物Aとモンテルカストを共に投与した効果b)を試験するのに適した更なるモデルは、マウスにおけるステロイド非感受性重症喘息モデルであり、それは最近では2014年にミュンヘンで開催されたERS会議においてCharles River/Argentaによって述べられた。簡潔に言うと、このモデルにおいて、雌のBALB/cマウスを0日目に、完全フロイントアジュバント(CFA)中100μgのハウスダストダニで皮下的に感作させる。14日目にマウスを鼻内(i.n.)経路によって生理食塩水または100μgのHDMにさらす(このモデルの変更では、マウスを14日目と15日目に100μgのHDMにさらしてよい)。試験化合物投与を、HDM攻撃投与の前または後に開始してよい。HDM攻撃投与の24時間後に、炎症性細胞を気管支肺胞洗浄液中で計数する(このモデルの変更では、気管支肺胞洗浄液中での炎症性細胞の計数は、HDM攻撃投与の48時間後に行ってよい)。該モデルは、好中球性と好酸球性の両方の炎症を示し、肺内に病理組織学的変化を示し、かつTh−1/Th−2サイトカイン水準の増加を示し、それら全ては、吸入型ステロイドに対して比較的非感受性である。このモデルは、重症喘息を患う患者に見られる、混合されたTH1(ILC1)/TH2(ILC2)/TH17(ILC2)が協調した気道炎症の代表例かもしれない。IFNγの中和は、AHRを緩和するが、IL−17およびHDM特異的IgEと一緒に好酸球性および好中球性の気道炎症を増大させる。その反対に、IL−4の中和もIL−17の中和もAHRには影響を及ぼさない。IL−4のブロッキングは、好酸球性の気道炎症を緩和し、HDM特異的IgEはIL−17をブロッキングしつつ好中球性炎症を増大させるが、好酸球またはHDM特異的IgEに影響を及ぼさない。これをヒトへと当てはめれば、この混合免疫に広く適合する療法が、重症喘息を効果的に管理するために必要とされるかもしれない(Dixonら;Journal of Inflammation 10(Suppl 1)P7,2013)。
アレルゲン攻撃投与の期間にわたり、化合物Aが単独で投与された場合、または化合物Aとモンテルカストが共に投与された場合に、このモデルにおいて予想される結果は、おそらくステロイドで観察されたのとは異なり、好中球性気道炎症の抑制である。
前記の動物モデルにおいて、PDE4インヒビター(特に化合物A)を単独で投与した場合の効果a)、またはその一方でPDE4インヒビター(特に化合物A)とロイコトリエン調節薬(特にモンテルカスト)を共に投与した場合の効果b)のための適切な読み出しとしては、例えば(a)気管支肺胞洗浄(BAL)の炎症性細胞の計数、および(b)肺機能、例えばコンプライアンス、FVCおよび気道過剰応答性(AHR)、(c)粘液の過剰分泌(MUC5AC)、ならびに(d)間質性肺炎を挙げることができる。
本発明の更なる態様
PDE4インヒビター単独a)か、またはPDE4インヒビターとロイコトリエン調節薬との組み合わせb)のいずれかの投与は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息を伴う患者において最も顕著な効果を奏することが予想される一方で、PDE4インヒビター単独a)か、またはPDE4インヒビターとロイコトリエン調節薬との組み合わせb)のいずれかの投与は、部分的コントロール状態のより軽症な形の喘息またはコントロール不良状態のより軽症な喘息の形を伴う患者においても有益な効果を奏しうる。従って、先に議論されたGINAステップレベルに関して、PDE4インヒビター単独a)か、またはPDE4インヒビターとロイコトリエン調節薬b)のいずれかの投与は、部分的コントロール状態の軽症から中等症の喘息またはコントロール不良状態の軽症から中等症の喘息であって、
a)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、低用量の吸入型グルココルチコステロイドを用いた持続治療、または
b)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイドを用いた持続治療、または
c)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイドを用いた持続治療、または
d)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、低用量の吸入型グルココルチコステロイドに加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療
にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者において有用なこともある。
更に、PDE4インヒビター単独a)か、またはPDE4インヒビターとロイコトリエン調節薬との組み合わせb)のいずれかの投与は、部分的コントロール状態の非常に重症な形の喘息またはコントロール不良状態の非常に重症な形の喘息を伴う患者においても有益な効果を奏することもある。従って、PDE4インヒビター単独a)か、またはPDE4インヒビターとロイコトリエン調節薬b)のいずれかの投与は、部分的コントロール状態の喘息またはコントロール不良状態の喘息であって、
a)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量または高用量の吸入型グルココルチコステロイドに加えて長時間作用性β2−アゴニストおよび低用量の経口グルココルチコステロイドを用いた持続治療、または
b)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量または高用量の吸入型グルココルチコステロイドに加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療および抗IgE治療
にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者において有用なこともある。
また、本発明は、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量または高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない喘息を患う患者における、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターa)か、またはホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬b)のいずれかの治療的有効量を前記患者に投与することを含む、
・ 肺機能(FEV1、FVC、FEF25−75またはPEF)を改善する方法、
・ 日中の症状の回数を減らす方法、
・ 夜間の症状の回数を減らす方法、
・ 短時間作用性のβ2−アゴニストの使用を減らす方法、
・ 中等度憎悪の時間の延長の頻度を減らす方法またはその憎悪の期間を短縮する方法、
・ 重度憎悪の時間の延長の頻度を減らす方法またはその憎悪の期間を短縮する方法、
・ 吸入型のグルココルチコステロイドおよび/または長時間作用性β2−アゴニストの用量を減らす方法、
に関する。
本発明の他の更なる態様は以下の通りである。
a)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
b)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
c)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
d)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
e)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
f)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
g)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
h)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
i)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
j)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
k)前記a)からj)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記医薬組成物。
l)前記a)からj)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記患者は、成人患者である、前記医薬組成物。
m)前記a)、c)、e)、g)およびi)のいずれか1つによる医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
n)前記b)、d)、f)、h)およびj)のいずれか1つによる医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
o)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
p)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
q)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、PDE4インヒビターを含む医薬組成物。
r)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
s)前記o)およびq)のいずれか1つによる医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
t)前記p)およびr)のいずれか1つによる医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される3つより多くの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
u)部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
v)前記a)からj)、l)からn)およびu)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
w)前記a)からj)、l)からn)およびu)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
x)前記o)からt)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
y)前記o)からt)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
z)前記v)およびw)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、経口投与形である、前記医薬組成物。
aa)前記x)およびy)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、経口投与形である、前記医薬組成物。
bb)前記z)による医薬品投与形であって、前記経口投与形は、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される化合物Aの量、または1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、医薬品投与形。
cc)前記z)による医薬品投与形であって、前記経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、医薬品投与形。
dd)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
ee)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
ff)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
gg)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
hh)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
ii)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
jj)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
kk)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
ll)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
mm)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
nn)前記dd)からmm)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記医薬組成物。
oo)前記dd)からmm)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記患者は、成人患者である、前記医薬組成物。
pp)前記dd)、ff)、hh)、jj)およびll)のいずれか1つによる医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
qq)前記ee)、gg)、ii)、kk)およびmm)のいずれか1つによる医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
rr)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
ss)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
tt)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、PDE4インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
uu)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
vv)前記rr)およびtt)のいずれか1つによる医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
ww)前記ss)およびuu)のいずれか1つによる医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される3つより多くの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
xx)部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
yy)前記dd)からmm)、oo)からqq)およびww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記医薬組成物。
zz)前記dd)からmm)、oo)からqq)およびww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
aaa)前記rr)からww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記医薬組成物。
bbb)前記rr)からww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
ccc)前記dd)からmm)、oo)からqq)およびww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記医薬組成物。
ddd)前記dd)からmm)、oo)からqq)およびww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
eee)前記rr)からww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記医薬組成物。
fff)前記rr)からww)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
ggg)前記ccc)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にあり、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
hhh)前記ddd)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
iii)前記eee)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にあり、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
jjj)前記fff)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
kkk)前記yy)、zz)、ccc)、ddd)、ggg)およびhhh)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
lll)前記yy)、zz)、ccc)、ddd)、ggg)およびhhh)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
mmm)前記aaa)、bbb)、eee)、fff)、iii)およびjjj)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
nnn)前記aaa)、bbb)、eee)、fff)、iii)およびjjj)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
ooo)前記kkk)およびlll)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
ppp)前記kkk)およびlll)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
qqq)前記kkk)およびlll)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
rrr)前記mmm)およびnnn)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
sss)前記mmm)およびnnn)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
ttt)前記mmm)およびnnn)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
uuu)前記hhh)による医薬組成物であって、
a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される量で含有し、
b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
vvv)前記hhh)による医薬組成物であって、
a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有し、
b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
www)前記zz)による医薬組成物であって、前記1つの単独経口投与形は、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される化合物Aの量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記医薬組成物。
xxx)前記zz)による医薬組成物であって、前記1つの単独経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記医薬組成物。
yyy)ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
zzz)前記yyy)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記医薬組成物。
aaaa)前記yyy)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
bbbb)前記yyy)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記医薬組成物。
cccc)前記yyy)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
dddd)前記bbbb)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にあり、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
eeee)前記cccc)による医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
ffff)前記yyy)からeeee)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
gggg)前記yyy)からeeee)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
hhhh)前記yyy)からgggg)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記医薬組成物。
iiii)前記yyy)からgggg)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
jjjj)前記yyy)からgggg)のいずれか1つによる医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
kkkk)前記cccc)による医薬組成物であって、
a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される量で含有し、
b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
llll)前記cccc)による医薬組成物であって、
a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有し、
b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
mmmm)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
nnnn)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
oooo)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
pppp)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
qqqq)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
rrrr)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
ssss)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
tttt)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
uuuu)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
vvvv)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
wwww)前記mmmm)からvvvv)のいずれか1つによる使用であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記使用。
xxxx)前記mmmm)からvvvv)のいずれか1つによる使用であって、前記患者は、成人患者である、前記使用。
yyyy)前記mmmm)、oooo)、qqqq)、ssss)およびuuuu)のいずれか1つによる使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
zzzz)前記nnnn)、pppp)、rrrr)およびvvvv)のいずれか1つによる使用であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記使用。
aaaaa)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
bbbbb)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
ccccc)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
ddddd)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
eeeee)前記aaaaa)およびccccc)のいずれか1つによる使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
fffff)前記nnnn)およびpppp)のいずれか1つによる使用であって、コントロール不良状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される3つより多くの症状を患うことを意味する、前記使用。
ggggg)前記mmmm)からvvvv)およびxxxx)からzzzz)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記使用。
hhhhh)前記mmmm)からvvvv)およびxxxx)からzzzz)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
iiiii)前記aaaaa)からfffff)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記使用。
jjjjj)前記aaaaa)からfffff)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
kkkkk)前記ggggg)およびhhhhh)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記使用。
lllll)前記iiiii)およびjjjjj)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記使用。
mmmmm)前記kkkkk)による使用であって、前記経口投与形は、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される化合物Aの量、または1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記使用。
nnnnn)前記kkkkk)による使用であって、前記経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記使用。
ooooo)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
ppppp)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
qqqqq)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
rrrrr)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
sssss)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
ttttt)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
uuuuu)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
vvvvv)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
wwwww)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
xxxxx)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
yyyyy)前記ooooo)からxxxxx)のいずれか1つによる使用であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記使用。
zzzzz)前記ooooo)からxxxxx)のいずれか1つによる使用であって、前記患者は、成人患者である、前記使用。
aaaaaa)前記ooooo)、qqqqq)、sssss)、uuuuu)およびwwwww)のいずれか1つによる使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
bbbbbb)前記ppppp)、rrrrr)、ttttt)、vvvvv)およびxxxxx)のいずれか1つによる使用であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記使用。
cccccc)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
dddddd)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
eeeeee)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
ffffff)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
gggggg)前記cccccc)およびeeeeee)のいずれか1つによる使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
hhhhhh)前記dddddd)およびffffff)のいずれか1つによる使用であって、コントロール不良状態とは、治療される小児患者が、
a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
b)日常の活動の何らかの制限;
c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
からなる群から選択される3つより多くの症状を患うことを意味する、前記使用。
iiiiii)部分的コントロール状態の喘息またはコントロール不良状態の喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬の使用。
jjjjjj)前記ooooo)からxxxxx)、zzzzz)からbbbbbb)およびiiiiii)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独投与形中に含む、前記使用。
kkkkkk)前記ooooo)からxxxxx)、zzzzz)からbbbbbb)およびiiiiii)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独経口投与形中に含む、前記使用。
llllll)前記cccccc)からhhhhhh)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独投与形中に含む、前記使用。
mmmmmm)前記cccccc)からhhhhhh)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独経口投与形中に含む、前記使用。
nnnnnn)前記ooooo)からxxxxx)、zzzzz)からbbbbbb)およびiiiiii)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の投与形中に含む、前記使用。
oooooo)前記ooooo)からxxxxx)、zzzzz)からbbbbbb)およびiiiiii)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の経口投与形中に含む、前記使用。
pppppp)前記cccccc)からhhhhhh)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の投与形中に含む、前記使用。
qqqqqq)前記cccccc)からhhhhhh)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の経口投与形中に含む、前記使用。
rrrrrr)前記nnnnnn)による使用であって、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記使用。
ssssss)前記pppppp)による使用であって、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記使用。
tttttt)前記oooooo)による使用であって、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記使用。
uuuuuu)前記qqqqqq)による使用であって、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記使用。
vvvvvv)前記jjjjjj)、kkkkkk)、nnnnnn)、oooooo)、rrrrrr)およびtttttt)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記使用。
wwwwww)前記jjjjjj)、kkkkkk)、nnnnnn)、oooooo)、rrrrrr)およびtttttt)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
xxxxxx)前記llllll)、mmmmmm)、pppppp)、qqqqqq)、ssssss)およびuuuuuu)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記使用。
yyyyyy)前記llllll)、mmmmmm)、pppppp)、qqqqqq)、ssssss)およびuuuuuu)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
zzzzzz)前記vvvvvv)およびwwwwww)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記使用。
aaaaaaa)前記vvvvvv)およびwwwwww)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記使用。
bbbbbbb)前記vvvvvv)からwwwwww)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記使用。
ccccccc)前記xxxxxx)およびyyyyyy)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記使用。
ddddddd)前記xxxxxx)およびyyyyyy)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記使用。
eeeeeee)前記xxxxxx)およびyyyyyy)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記使用。
fffffff)前記tttttt)による使用であって、
a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される量で含有するか、または1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含有し、
b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記使用。
ggggggg)前記tttttt)による使用であって、
a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有するか、または0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含有し、
b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記使用。
hhhhhhh)前記kkkkkk)による使用であって、前記1つの単独経口投与形は、1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgおよび3.0mgから選択される化合物Aの量、または1.0mg、1.25mg、1.5mg、1.75mg、2.0mg、2.5mgもしくは3.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記使用。
iiiiiii)前記kkkkkk)による使用であって、前記1つの単独経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記使用。
jjjjjjj)化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの、
(a)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息、および
(b)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
のいずれか1つの治療のための医薬組成物の製造のための使用。
kkkkkkk)化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための前記jjjjjjj)による医薬組成物の製造のための使用。
lllllll)化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための前記jjjjjjj)による医薬組成物の製造のための使用。
mmmmmmm)前記jjjjjjj)からlllllll)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
nnnnnnn)前記jjjjjjj)からlllllll)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記使用。
ooooooo)前記mmmmmmm)による使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記使用。
ppppppp)前記nnnnnnn)による使用であって、前記経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記使用。
qqqqqqq)前記ooooooo)による使用であって、前記経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量を含む、前記使用。
rrrrrrr)化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の、
(a)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息、および
(b)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
のいずれか1つの治療のための医薬組成物の製造のための使用。
sssssss)化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の前記rrrrr)による使用であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための使用。
ttttttt)化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の前記rrrrr)による使用であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための使用。
uuuuuuu)前記rrrrrrr)からttttttt)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独経口投与形中に含む、前記使用。
vvvvvvv)前記rrrrrrr)からttttttt)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の経口投与形中に含む、前記使用。
wwwwwww)前記rrrrrrr)からttttttt)のいずれか1つによる使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の経口投与形中に含み、かつ前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記使用。
xxxxxxx)前記rrrrrrr)からwwwwwww)のいずれか1つによる使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
yyyyyyy)前記rrrrrr)からwwwwwww)のいずれか1つによる使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記使用。
zzzzzzz)前記xxxxxxx)による使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記使用。
aaaaaaaa)前記uuuuuuu)による使用であって、前記1つの単独経口投与形は、0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記使用。
bbbbbbbb)前記wwwwwww)による使用であって、
(a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形が、化合物Aを0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有するか、または0.150mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含有し、
(b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形が、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
(c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記使用。
本明細書に記載される内容に加え、本発明の様々な変更は先の記載から当業者には明らかであろう。そのような変更も、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。本出願で引用された、各参考文献、例えば特許、特許出願および刊行物は、本明細書では参照によりその全体が援用される。不一致または矛盾がある場合には、本開示が優先する。

Claims (251)

  1. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物であって、
    a)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    d)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    e)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    f)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    g)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    h)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    i)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    j)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療に使用するための医薬組成物。
  2. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  3. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  4. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  5. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  6. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  7. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  8. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  9. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  10. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  11. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項1に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記医薬組成物。
  13. 請求項1から11までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記患者は、成人患者である、前記医薬組成物。
  14. 請求項2、4、6、8および10のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  15. 請求項3、5、7、9および11のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  16. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物であって、
    a)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    d)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療に使用するための、前記医薬組成物。
  17. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項16に記載の医薬組成物であって、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  18. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項16に記載の医薬組成物であって、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  19. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項16に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  20. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む請求項16に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  21. 請求項17および19のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  22. 請求項18および20のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  23. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物であって、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  24. 請求項1から11、13から15および23のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  25. 請求項16から22までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  26. 請求項12に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  27. 請求項1から11、13から15、23および24のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  28. 請求項16から22および25のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  29. 請求項27に記載の医薬組成物であって、前記経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記医薬組成物。
  30. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物であって、
    a)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    d)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    e)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    f)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    g)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    h)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    i)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    j)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療において使用するための、前記医薬組成物。
  31. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  32. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  33. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  34. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  35. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  36. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  37. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  38. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  39. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  40. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項30に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  41. 請求項30から40までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記医薬組成物。
  42. 請求項30から40までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記患者は、成人患者である、前記医薬組成物。
  43. 請求項31、33、35、37および39のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  44. 請求項32、34、36、38および40のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  45. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物であって、
    a)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    d)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療において使用するための、前記医薬組成物。
  46. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項45に記載の医薬組成物であって、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  47. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項45に記載の医薬組成物であって、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  48. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項45に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  49. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む請求項45に記載の医薬組成物であって、必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  50. 請求項46および48のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  51. 請求項47および49のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記医薬組成物。
  52. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物であって、部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、前記医薬組成物。
  53. 請求項30から40、42から44および52のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記医薬組成物。
  54. 請求項30から40、42から44および52のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  55. 請求項45から51までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記医薬組成物。
  56. 請求項45から51までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  57. 請求項30から40、42から44および52のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記医薬組成物。
  58. 請求項30から40、42から44および52のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  59. 請求項45から51までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記医薬組成物。
  60. 請求項45から51までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  61. 請求項57に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にあり、かつ前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  62. 請求項58に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、かつ前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  63. 請求項59に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にあり、かつ前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  64. 請求項60に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、かつ前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  65. 請求項53、54、57、58、61および62のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  66. 請求項55、56、59、60、63および64のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  67. 請求項53、54、57、58、61および62のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  68. 請求項53、54、57、58、61および62のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
  69. 請求項55、56、59、60、63および64のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  70. 請求項55、56、59、60、63および64のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
  71. 請求項65に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  72. 請求項65に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
  73. 請求項66に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  74. 請求項65に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
  75. 請求項62に記載の医薬組成物であって、
    a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形は、化合物Aを0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有し、
    b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形は、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
    c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
  76. 請求項54に記載の医薬組成物であって、前記1つの単独経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記医薬組成物。
  77. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
  78. 請求項77に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記医薬組成物。
  79. 請求項77に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  80. 請求項77に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記医薬組成物。
  81. 請求項77に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  82. 請求項80に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にあり、かつ前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  83. 請求項81に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、かつ前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  84. 請求項77から83までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  85. 請求項77から84までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはモンテルカストの医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  86. 請求項77から84までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記医薬組成物。
  87. 請求項81および83のいずれか1項に記載の医薬組成物であって、
    a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形は、化合物Aを0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有し、
    b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形は、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
    c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
  88. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの、
    a)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    d)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    e)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    f)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    g)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    h)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    i)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    j)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療のための医薬組成物の製造のための使用。
  89. GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  90. GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  91. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  92. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  93. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  94. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  95. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  96. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  97. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  98. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項88に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  99. 請求項88から98までのいずれか1項に記載の使用であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記使用。
  100. 請求項88から98までのいずれか1項に記載の使用であって、前記患者は、成人患者である、前記使用。
  101. 請求項89、91、93、95および97のいずれか1項に記載の使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
  102. 請求項90、92、94、96および98のいずれか1項に記載の使用であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記使用。
  103. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの、
    a)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    d)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療のための医薬組成物の製造のための使用。
  104. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項103に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  105. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項103に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  106. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項103に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  107. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項103に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  108. 請求項104および106のいずれか1項に記載の使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
  109. 請求項105および107のいずれか1項に記載の使用であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記使用。
  110. 部分的コントロール状態の重症喘息またはコントロール不良状態の重症喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターの使用。
  111. 請求項88から98、100から102および110のいずれか1項に記載の使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
  112. 請求項103から109までのいずれか1項に記載の使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
  113. 請求項88から98、100から102、110および111のいずれか1項に記載の使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記使用。
  114. 請求項103から109および112のいずれか1項に記載の使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記使用。
  115. 請求項113に記載の使用であって、前記経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記使用。
  116. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の、
    a)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    d)中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    e)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    f)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    g)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    h)高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    i)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    j)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療のための医薬組成物の製造のための使用。
  117. GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  118. GINAステップ4による治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  119. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  120. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  121. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  122. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  123. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  124. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  125. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  126. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項116に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  127. 請求項116から126までのいずれか1項に記載の使用であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記使用。
  128. 請求項116から126までのいずれか1項に記載の使用であって、前記患者は、成人患者である、前記使用。
  129. 請求項117、119、121、123および125のいずれか1項に記載の使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
  130. 請求項118、120、122、124および126のいずれか1項に記載の使用であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記使用。
  131. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の、
    a)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;
    b)二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息;
    c)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息;ならびに
    d)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療のための医薬組成物の製造のための使用。
  132. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項131に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  133. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項131に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  134. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療のための請求項131に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  135. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない5歳以下の小児患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療のための請求項131に記載の医薬組成物の製造のための化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  136. 請求項132および134のいずれか1項に記載の使用であって、部分的コントロール状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患うことを意味する、前記使用。
  137. 請求項133および135のいずれか1項に記載の使用であって、コントロール不良状態とは、治療される患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患うことを意味する、前記使用。
  138. 部分的コントロール状態の喘息またはコントロール不良状態の喘息の治療のための医薬組成物の製造のための、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬の使用。
  139. 請求項116から126、128から130および138のいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独投与形中に含む、前記使用。
  140. 請求項116から126、128から130および138のいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独経口投与形中に含む、前記使用。
  141. 請求項131から137までのいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独投与形中に含む、前記使用。
  142. 請求項131から137までのいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を1つの単独経口投与形中に含む、前記使用。
  143. 請求項116から126、128から130および138のいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の投与形中に含む、前記使用。
  144. 請求項116から126、128から130および138のいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の経口投与形中に含む、前記使用。
  145. 請求項131から137までのいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の投与形中に含む、前記使用。
  146. 請求項131から137までのいずれか1項に記載の使用であって、前記医薬組成物は、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬を2つの別々の経口投与形中に含む、前記使用。
  147. 請求項143に記載の使用であって、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記使用。
  148. 請求項145に記載の使用であって、前記2つの別々の投与形は、併用投与される、前記使用。
  149. 請求項144に記載の使用であって、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記使用。
  150. 請求項146に記載の使用であって、前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記使用。
  151. 請求項116から126、128から130、138から140、143、144、147および149のいずれか1項に記載の使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
  152. 請求項131から137、141、142、145、146、148および150のいずれか1項に記載の使用であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記使用。
  153. 請求項116から126、128から130、138から140、143、144、147、149および151のいずれか1項に記載の使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記使用。
  154. 請求項116から126、128から130、138から140、143、144、147、149および151のいずれか1項に記載の使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記使用。
  155. 請求項131から137、141、142、145、146、148、150および152のいずれか1項に記載の使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記使用。
  156. 請求項131から137、141、142、145、146、148、150および152のいずれか1項に記載の使用であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記使用。
  157. 請求項149に記載の使用であって、
    a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む投与形は、化合物Aを0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有するか、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含有し、
    b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形は、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
    c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記使用。
  158. 請求項140に記載の使用であって、前記1つの単独経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む、前記使用。
  159. GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  160. GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  161. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  162. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  163. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  164. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  165. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  166. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  167. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  168. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  169. 請求項159から168までのいずれか1項に記載の方法であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記方法。
  170. 請求項159から168までのいずれか1項に記載の方法であって、前記患者は、成人患者である、前記方法。
  171. 請求項159、161、163、165および167のいずれか1項に記載の方法であって、前記患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患う、前記方法。
  172. 請求項160、162、164、166および168のいずれか1項に記載の方法であって、前記患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患う、前記方法。
  173. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  174. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  175. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  176. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  177. 請求項173および175のいずれか1項に記載の方法であって、前記5歳以下の小児患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患う、前記方法。
  178. 請求項174および176のいずれか1項に記載の方法であって、前記5歳以下の小児患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患う、前記方法。
  179. 部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  180. コントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    コントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを投与することを含む、前記方法。
  181. 請求項159から168、170から172、179および180のいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記方法。
  182. 請求項173から178までのいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記方法。
  183. 請求項159から168、170から172、179および180のいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形において投与される、前記方法。
  184. 請求項181に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形において投与される、前記方法。
  185. 請求項173から178までのいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形において投与される、前記方法。
  186. 請求項182に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形において投与される、前記方法。
  187. 請求項183に記載の方法であって、前記経口投与形は、0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.05mg、0.075mg、0.1mg、0.125mg、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記方法。
  188. 請求項179に記載の方法であって、前記治療的に有効量のホスホジエステラーゼ4(PDE4)は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む経口投与形を含む、前記方法。
  189. 請求項180に記載の方法であって、前記治療的に有効量のホスホジエステラーゼ4(PDE4)は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む経口投与形を含む、前記方法。
  190. GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  191. GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    GINAステップ4による治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  192. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  193. 中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  194. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  195. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、中用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  196. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  197. 高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  198. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  199. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストを用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  200. 請求項190から199までのいずれか1項に記載の方法であって、前記患者は、成人患者、15歳以上の青年患者、および5歳より上で15歳未満の小児患者の1種以上から選択される、前記方法。
  201. 請求項190から199までのいずれか1項に記載の方法であって、前記患者は、成人患者である、前記方法。
  202. 請求項190、192、194、196および198のいずれか1項に記載の方法であって、前記患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患う、前記方法。
  203. 請求項191、193、195、197および199のいずれか1項に記載の方法であって、前記患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の咳、喘鳴もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴もしくは呼吸困難または喘息に関連した覚醒;
    d)1週間に2回より多くの、リリーバー/救急処置の必要性;
    e)予想値の80%を下回る肺機能(PEFまたはFEV1)(気管支拡張薬の非投与における)
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患う、前記方法。
  204. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  205. 二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  206. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていない部分的コントロール状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  207. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、二倍の低用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)を用いた持続治療にもかかわらず十分にコントロールされていないコントロール不良状態の重症喘息を患う5歳以下の小児患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  208. 請求項204および206のいずれか1項に記載の方法であって、前記5歳以下の小児患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される少なくとも1つの症状を患う、前記方法。
  209. 請求項205および207のいずれか1項に記載の方法であって、前記5歳以下の小児患者が、
    a)1週間に2回より多く経験する日中の喘鳴、咳もしくは呼吸困難;
    b)日常の活動の何らかの制限;
    c)夜間の咳、喘鳴、呼吸困難もしくは喘息に関連した覚醒;および
    d)1週間に2日より多くの、リリーバー/救急処置の必要性
    からなる群から選択される3つ以上の症状を患う、前記方法。
  210. 請求項190から199および204から207までのいずれか1項に記載の方法であって、
    前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬との治療的有効量の投与は、
    a)FEV1
    b)FVC、
    c)FEF25%〜75%
    d)PEF、
    e)日中の症状の回数、
    f)夜間の症状の回数、
    g)短時間作用性のβ2−アゴニストの使用、
    h)喘息コントロール質問票(ACQ)、
    i)中等度憎悪の頻度、発症までの時間または期間、
    k)重度憎悪の頻度、発症までの時間または期間、
    からなる群から選択される少なくとも1つのパラメーターに対して、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬のいずれかであって、両方ではない相応の量の投与によって達成される改善と比較してより大きい改善をもたらす、前記方法。
  211. 請求項190から199および204から207までのいずれか1項に記載の方法であって、
    前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬との治療的有効量の投与は、
    a)FEV1
    b)FVC、
    c)FEF25%〜75%
    d)PEF、
    e)日中の症状の回数、
    f)夜間の症状の回数、
    g)短時間作用性のβ2−アゴニストの使用、
    h)喘息コントロール質問票(ACQ)、
    i)中等度憎悪の頻度、発症までの時間または期間、
    k)重度憎悪の頻度、発症までの時間または期間、
    からなる群から選択される少なくとも1つのパラメーターに対して、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の相応の量の別々の投与によって達成される改善の合計と比較してより大きい改善をもたらす、前記方法。
  212. 請求項190から199および204から207までのいずれか1項に記載の方法であって、
    前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬との治療的有効量の投与は、
    a)誘発採痰における好中球の数、
    b)誘発採痰における好酸球の数、
    c)誘発採痰におけるマクロファージの数、
    d)誘発採痰におけるリンパ球の数、
    e)誘発採痰における上皮細胞の数、及び
    f)呼息FeNO(ppb)の量
    からなる群から選択される少なくとも1つのバイオマーカーに対して、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬のいずれかであって、両方ではない相応の量の投与によって達成されるそれぞれのバイオマーカーに対する効果と比較してより大きい効果をもたらす、前記方法。
  213. 請求項190から199および204から207までのいずれか1項に記載の方法であって、
    前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬との治療的有効量の投与は、
    a)誘発採痰における好中球の数、
    b)誘発採痰における好酸球の数、
    c)誘発採痰におけるマクロファージの数、
    d)誘発採痰におけるリンパ球の数、
    e)誘発採痰における上皮細胞の数、及び
    f)呼息FeNO(ppb)の量
    からなる群から選択される少なくとも1つのバイオマーカーに対して、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の相応の量の別々の投与によって達成されるそれぞれのバイオマーカーに対する効果の合計と比較してより大きい効果をもたらす、前記方法。
  214. 部分的コントロール状態の重症喘息の治療方法であって、
    部分的コントロール状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  215. コントロール不良状態の重症喘息の治療方法であって、
    コントロール不良状態の重症喘息を患う患者に、治療的有効量の、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を投与することを含む、前記方法。
  216. 請求項190から199、201から203、214および215のいずれか1項に記載の方法であって、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記方法。
  217. 請求項190から199、201から203、214および215のいずれか1項に記載の方法であって、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記方法。
  218. 請求項204から209までのいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、1つの単独投与形中にある、前記方法。
  219. 請求項204から209までのいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記方法。
  220. 請求項190から199、201から203、214および215のいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記方法。
  221. 請求項190から199、201から203、214および215のいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記方法。
  222. 請求項204から209までのいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、2つの別々の投与形中にある、前記方法。
  223. 請求項204から209までのいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記方法。
  224. 請求項216、217、220および221のいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記方法。
  225. 請求項218、219、222および223のいずれか1項に記載の方法であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記方法。
  226. 請求項216、217、220、221および224のいずれか1項に記載の方法であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記方法。
  227. 請求項216、217、220、221および224のいずれか1項に記載の方法であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記方法。
  228. 請求項218、219、222、223および225のいずれか1項に記載の方法であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記方法。
  229. 請求項218、219、222、223および225のいずれか1項に記載の方法であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストナトリウムである、前記方法。
  230. 請求項221に記載の方法であって、
    a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬の組み合わせは、併用投与され、かつ該ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターとロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、
    b)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形は、化合物Aを0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有するか、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含有し、
    c)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形は、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、
    d)前記組み合わせは、一日一回投与される、前記方法。
  231. 請求項214に記載の方法であって、前記治療的に有効量のホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む1つの単独経口投与形を含む、前記方法。
  232. 請求項215に記載の方法であって、前記治療的に有効量のホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.30mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む1つの単独経口投与形を含む、前記方法。
  233. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物であって、
    (a)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息、および
    (b)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療に使用するための医薬組成物。
  234. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
  235. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む医薬組成物。
  236. 請求項233から235までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  237. 請求項233から235までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  238. 請求項236に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、1つの経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  239. 請求項237に記載の医薬組成物であって、前記経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量、または0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgもしくは1.0mgの化合物Aに相当する化合物Aの医薬的に許容可能な塩の量を含む、前記医薬組成物。
  240. 請求項238に記載の医薬組成物であって、前記経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量を含む、前記医薬組成物。
  241. 化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物であって、
    (a)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息、および
    (b)必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息
    のいずれか1つの治療において使用するための、前記医薬組成物。
  242. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者における部分的コントロール状態の重症喘息の治療において使用するための、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
  243. 必要に応じた速効性β2−アゴニストを用いた治療と、高用量の吸入型グルココルチコステロイド(ICS)に加えて長時間作用性β2−アゴニストと5mcgの臭化チオトロピウム一水和物を用いた持続治療にもかかわらず喘息が十分にコントロールされていない成人患者におけるコントロール不良状態の重症喘息の治療において使用するための、化合物Aおよび化合物Aの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターならびにモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、ジロートンおよびこれらの化合物の1つの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されるロイコトリエン調節薬を含む医薬組成物。
  244. 請求項241から243までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、1つの単独経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  245. 請求項241から243までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にある、前記医薬組成物。
  246. 請求項241から243までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターおよびロイコトリエン調節薬は、2つの別々の経口投与形中にあり、かつ前記2つの別々の経口投与形は、併用投与される、前記医薬組成物。
  247. 請求項241から246までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターは、化合物Aである、前記医薬組成物。
  248. 請求項241から246までのいずれか1項に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  249. 請求項247に記載の医薬組成物であって、前記ロイコトリエン調節薬は、モンテルカストまたはその医薬的に許容可能な塩である、前記医薬組成物。
  250. 請求項244に記載の医薬組成物であって、前記1つの単独経口投与形は、0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される化合物Aの量と、10mgのモンテルカストに相当するモンテルカストナトリウムの量とを含む医薬組成物。
  251. 請求項246に記載の医薬組成物であって、
    (a)前記ホスホジエステラーゼ4(PDE4)インヒビターを含む経口投与形は、化合物Aを0.15mg、0.175mg、0.2mg、0.25mg、0.3mg、0.35mg、0.4mg、0.45mg、0.5mg、0.75mgおよび1.0mgから選択される量で含有し、
    (b)前記ロイコトリエン調節薬を含む経口投与形は、モンテルカストナトリウムを10mgのモンテルカストに相当する量で含有し、かつ
    (c)該医薬組成物は、一日一回投与される、前記医薬組成物。
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