JP2017502908A5 - - Google Patents

Description

カゼインと活性炭との混合物（例１）が、同じ量のカゼイン（例２）又は活性炭（例３）よりも揮発性有機化合物の含有量を大幅に減少させるのを可能にすることが認められる。こうして、カゼインと活性炭との相乗効果が証明される。
本発明の代表的な態様としては、以下を挙げることができる：
《態様１》
カゼインと活性炭との混合物を含有することを特徴とする、石膏ベースの材料。
《態様２》
カゼインと活性炭の総量が、石膏１００重量部当たり０．０１〜４０重量部、好ましくは０．１〜２０部、有利には０．５〜１０部の範囲であることを特徴とする、態様１に記載の材料。
《態様３》
カゼインがカゼインと活性炭との混合物の少なくとも０．１重量％、好ましくは１．０〜６０％に相当していることを特徴とする、態様１又は２に記載の材料。
《態様４》
１００重量部の石膏当たりで表して以下の添加剤を以下の重量割合でさらに含むことを特徴とする、態様１〜３のうちの１つに記載の材料。
・０．１〜１５部の接着剤、例えばデンプン、特に酸で前処理されたもの、デキストリン、又は植物粉
・０．００１〜１０部の硬化促進剤、例えば水和硫酸カルシウム又は硫酸カリウム
・０．０００１〜１部の発泡剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム
・０〜１０部の少なくとも１種の撥水剤、例えばシロキサン
・０〜２０部の少なくとも１種の難燃剤、例えばバーミキュライト、シリカ、粘土又は金属繊維
・０〜２０部の少なくとも１種の補強材、例えばポリマー繊維、ミネラル繊維、特にガラス繊維、及び動物又は植物繊維
《態様５》
粉末、ペースト又は石膏パネルの形態であることを特徴とする、態様１〜４のうちの１つに記載の材料。
《態様６》
石膏ボードであることを特徴とする、態様５に記載の材料。
《態様７》
建物内部の空気中の揮発性有機化合物の量を減少させることへの、態様１〜６のうちの１つに記載の材料の使用。
《態様８》
揮発性有機化合物がアルデヒド類、ケトン類及び芳香族化合物であることを特徴とする、態様７に記載の使用。

Claims (13)

1. 揮発性有機化合物を吸収する石膏プラスターベースの材料であって、
   ・石膏プラスター材料、及び、
   ・カゼインと活性炭との混合物、
   を含有しており、カゼインと活性炭の総量が、１００重量部の石膏プラスター当たり０．０１〜２０重量部の範囲であり、かつカゼインの重量が、カゼインと活性炭との混合物の１．０〜６０重量％に相当している、揮発性有機化合物を吸収する石膏プラスターベースの材料。
2. カゼインと活性炭の総量が、石膏プラスター１００重量部当たり０．５〜１０重量部の範囲であることを特徴とする、請求項１に記載の石膏プラスターベースの材料。
3. １００重量部の石膏プラスター当たりで表して以下の添加剤を以下の重量割合でさらに含むことを特徴とする、請求項１又は２に記載の石膏プラスターベースの材料。
   ・０．１〜１５部の接着剤
   ・０．００１〜１０部の硬化促進剤
   ・０．０００１〜１部の発泡剤
   ・０〜１０部の少なくとも１種の撥水剤
   ・０〜２０部の少なくとも１種の難燃剤
   ・０〜２０部の少なくとも１種の補強材
4. 前記接着剤がデンプン、デキストリン、又は植物粉である、請求項３に記載の石膏プラスターベースの材料。
5. 前記デンプンが酸で前処理されたものである、請求項４に記載の石膏プラスターベースの材料。
6. 前記硬化促進剤が水和硫酸カルシウム又は硫酸カリウムである、請求項３に記載の石膏プラスターベースの材料。
7. 前記発泡剤がラウリル硫酸ナトリウムである、請求項３に記載の石膏プラスターベースの材料。
8. 前記少なくとも１種の撥水剤がシロキサンである、請求項３に記載の石膏プラスターベースの材料。
9. 前記少なくとも１種の難燃剤がバーミキュライト、シリカ、粘土又は金属繊維である、請求項３に記載の石膏プラスターベースの材料。
10. 前記少なくとも１種の補強材がポリマー繊維、ミネラル繊維、動物又は植物繊維である、請求項３に記載の石膏プラスターベースの材料。
11. 前記ミネラル繊維がガラス繊維である、請求項１０に記載の石膏プラスターベースの材料。
12. 粉末、ペースト又はプラスターパネルの形態であることを特徴とする、請求項１〜１１のうちの１項に記載の石膏プラスターベースの材料。
13. 石膏プラスターボードであることを特徴とする、請求項１２に記載の石膏プラスターベースの材料。