JP2017501313A - 改善された水分管理特性を有する繊維混合物 - Google Patents

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Abstract

単一組成物の複数のステープル長および複数のデニール双方の疎水性繊維を有する繊維混合物が開示される。また、改善された水分管理特性を有する繊維混合物を含む糸、生地、衣類、およびリネンも開示される。繊維混合物から形成される生地は、組成物的に同一であるがその疎水性繊維が複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない比較生地よりも、少なくとも約10%高い水放出速度を有する。【選択図】なし

Description

関連案件の相互参照
本出願は、2013年12月10日に出願された米国特許出願第61/914,080号の利益を主張するものであり、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、全般的に、繊維混合物ならびに該繊維混合物から作製される糸および生地に関する。より具体的には、本発明は、改善された水分管理(水の放出速度、ウィッキング、および乾燥時間)特性を有する、繊維混合物ならびに該繊維混合物から作製される糸および布地に関する。
セルロース糸を含む速乾性生地は、アクティブなスポーツ、屋外作業、レクレーション活動、軍事、および例えば発汗率が高い他の用途といった分野において、利点を衣服に提供する。いくつかの事例において、生地は、生地全体が耐水性または疎水性になる程度まで、耐水性化学物質で処理される。他の事例では、改善された耐水性、およびいくつかの構成では、より急速な乾燥速度を提供するために、セルロース糸と合成糸との混合物が生地に組み込まれる。しかしながら、これらの生地は、未処理のセルロース生地の外観、迅速なウィッキング能力、または心地よい手触りを有しない。加えて、これらの生地は、典型的に、疎水性化学物質で処理されるか、または水を吸収しない合成繊維もしくは疎水性処理した糸と混合され、このことは、未処理の生地と比較して、該生地が水を吸収する全体的な能力を低減させる。故に、これらの生地は、未処理のセルロース生地の程度まで水を吸収しない。したがって、これらの生地は、水を十分に吸収せず、また、例えばタオルなどの乾燥用途にはあまり適していない。
したがって、未処理のセルロース生地の外観および手触りを有し、未処理のセルロース生地と同程度の水の重量増加を有し、汗のウィッキングを提供するように親水性であり、さらには、速乾性である生地に使用することができる、繊維混合物に対する必要性が存在する。本発明の繊維混合物、ならびに糸、生地、衣類、およびリネンは、これらのならびに他の重要な目的に向けられている。
本発明は、全般的に、繊維混合物に関し、複数のステープル長および複数のデニール双方を有する疎水性繊維が開示される。この繊維混合物を含む糸、生地、衣類、およびリネンは、より速い水放出速度、ウィッキング、および乾燥時間を含む、改善された水分管理特性を有する。
一実施形態は、繊維混合物を対象とし、該繊維混合物は、
繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、少なくとも1つの親水性繊維を含む親水性成分と、
繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、疎水性成分であって、
第1の組成物を有する第1の合成疎水性繊維、および
第2の組成物を有する1つ以上の随意の第2の合成疎水性繊維を含む、疎水性成分と、を含み、
該第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有し、
該第1の組成物が、該第2の組成物とは異なる。
第2の実施形態は、繊維混合物を対象とし、該繊維混合物は、
繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、綿繊維と、
繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、ポリエチレンテレフタレート繊維と、を含み、
該ポリエステル繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する。
第3の実施形態は、繊維混合物を対象とし、該繊維混合物は、
繊維混合物の総重量に基づいて約15重量%の、綿繊維と、
繊維混合物の総重量に基づいて約75重量%の、モダクリル繊維と、
繊維混合物の総重量に基づいて約10重量%の、ナイロン繊維と、を含み、
該モダクリル繊維の少なくとも一部分、該ナイロン繊維の少なくとも一部分、または該モダクリル繊維および該ナイロン繊維双方の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する。
別の実施形態は、本明細書で説明される繊維混合物を含む糸を対象とする。
さらに別の実施形態は、本明細書で説明される糸を含む生地を対象とする。
他の実施形態は、本明細書で説明される生地を含む衣服またはリネンを対象とする。
さらなる実施形態は、繊維混合物の水分管理特性を改善する方法を対象とし、該方法は、
密に混合することであって、
繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、少なくとも1つの親水性繊維を含む親水性成分と、
繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、疎水性成分であって、
第1の組成物を有する第1の合成疎水性繊維、および
第2の組成物を有する1つ以上の随意の第2の合成疎水性繊維を含む、疎水性成分と、を密に混合することを含み、
該第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する。
本発明は、以下の詳細な説明、実施例、図面、および特許請求の範囲、ならびにそれらの以前および以降の説明を参照することによって、より容易に理解することができる。しかしながら、本発明は、別途指定されない限り、開示される特定の組成物、物品、デバイス、システム、および/または方法に限定されず、よって当然ながら、変更される可能性があることを理解されたい。本発明の態様は、システムの法廷分類などの特定の法廷分類において説明および特許請求することができるが、これは、便宜上のものであり、当業者は、本発明の各態様が任意の法廷分類において説明および特許請求することができることを理解するであろう。
以下の本発明の説明はまた、その最良の現在知れられている態様における実際的な本発明の教示としても提供される。この目的を達成するために、当業者は、本明細書で説明される本発明の種々の態様に対して変更および修正が行われ得るが、それでも、本発明の有益な結果を得ることを認識し、理解するであろう。また、本発明の利益のいくつかが、他の特徴を利用することなく、本発明の特徴のうちのいくつかを選択することによって得られ得ることも明らかになるであろう。故に、当業者は、本発明に対する数多くの修正および改作が可能であり、それらが、ある特定の状況においては望ましくさえあり得、したがって、本発明の一部でもあることを認識するであろう。
本発明は、種々の形態で具現化することができるが、いくつかの実施形態の下の説明は、本開示が、本発明を例証するものとみなされ、また、例示される特定の実施形態に本発明を限定することを意図しないという理解によって行われる。見出しは、便宜のためだけに提供されており、いかなる様式においても本発明を限定するものと解釈するべきではない。本開示の任意の見出しまたは任意の部分において例示される実施形態は、本開示の任意の他の見出しまたは他の部分によって例示される実施形態と組み合わせられ得る。
本明細書で別途指示されない限り、または明らかに文脈と矛盾しない限り、本発明の全ての可能な変形例において本明細書で説明される要素の任意の組み合わせが本発明によって包含される。
別途明示的に記述されない限り、本明細書に記載される任意の方法または態様が、そのステップを特定の順序で行うことを必要とするものと解釈されることを決して意図しない。故に、方法の請求項が、そのステップが特定の順序に限定されるように特許請求の範囲または説明において具体的に記述されていない場合は、いかなる点においても、ある順序が推測されることを決して意図しない。これは、ステップまたは動作フローの配列に関する論理的事項、文法構成または句読点に由来する平易な意味、または明細書で説明される実施形態の数またはタイプを含む、解釈のためのあらゆる可能な明白でない根拠にも当てはまる。前述の一般的説明および後述の詳細な説明はどちらも、単に例示的および説明的なものであり、限定するものではないことを理解されたい。
本明細書で言及される全ての刊行物は、列挙された刊行物と関連する方法および/または材料を開示および説明するように、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書で使用される用語は、特定の態様を説明するためだけのものであり、限定することを意図しないことを理解されたい。別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明が帰属する当業者によって一般的に理解される用語と同じ意味を有する。本明細書では、およびそれに続く特許請求の範囲では、本明細書で定義される多くの用語に対して参照が行われる。上でおよび本開示の全体を通して利用されるとき、以下の用語は、別途指示されない限り、以下の意味を有するものとして理解されるものとする。
本明細書で使用されるとき、単数形態の「a」、「an」、および「the」は、別途文脈が明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
本明細書で使用されるとき、「約」という用語は、量、時間的な継続期間、および同類のものなどの測定可能な値を指す場合、別途指定されない限り、指定された値から±10%、好ましくは±5%、より好ましくは±1%、さらに好ましくは0.1%の変動を包含することを意味し、そのような変動は、改善された織布生地および衣類を達成するのに適切である。本明細書で使用されるとき、「約」という用語は、範囲を指す場合、別途指定されない限り、指定された値から±10%、好ましくは±5%、より好ましくは±1%、さらに好ましくは0.1%の範囲の差以内の変動を包含することを意味し、そのような変動は、改善された織布生地および衣類を達成するのに適切である。
本明細書で使用されるとき、「繊維」とは、その直径または幅の少なくとも100倍の長さを有することを特徴とし、特定の軸に対するその結晶単位格子の一定の好適な配向を有する、物質の単位を意味する。繊維は、1つ以上の連続する、または非常に長いフィラメント、またはそれらのより短い切断した部分、またはそれらの組み合わせで作製することができる。
「糸」という用語は、本明細書で使用されるとき、疎水性繊維および親水性繊維を、織物材料にすることができる連続ストランドに任意に組み立てること指す。換言すれば、「糸」という用語は、本明細書で使用されるとき、紡績糸および被覆フィラメント、ならびに他の可能な実施形態を包含する。
「ステープル長」という用語は、本明細書で使用されるとき、一群の繊維の平均長を指す。ステープル長は、繊維の起点に依存する。天然繊維(綿またはウールなど)は、各試料においてある範囲の長さを有するので、ステープル長は、平均値である。ある長さに切断した合成繊維の場合、ステープル長は、群の中の繊維毎に同じである。
「複数のステープル長」は、本明細書で使用されるとき、少なくとも2つの異なるステープル長を有する繊維を指し、任意の2つのステープル長の差は、少なくとも約5%、好ましくは約10%、より好ましくは約15%、さらにより好ましくは少なくとも約20%、なおさらに好ましくは少なくとも約25%である。
「デニール」という用語は、本明細書で使用されるとき、繊維の線形質量密度の測定単位である。この単位は、繊維9000メートルあたりの質量としてグラムで定義される。
「複数のデニール」という用語は、本明細書で使用されるとき、少なくとも2つの異なるデニールを有する繊維を指し、任意の2つのデニールの差は、少なくとも約5%、好ましくは約10%、より好ましくは約15%、さらにより好ましくは少なくとも約20%、なおさらに好ましくは少なくとも約25%である。
「差」という用語は、繊維組成物と関連して使用されるとき、
・例えばモダクリルおよびナイロンなどの少なくとも2つの異なるポリマー組成物、
・例えば90/10のコポリマーおよび50/50のコポリマーなどの、単一のポリマータイプにおける少なくとも2つの異なる比率の重合残基、ならびに
・それらの組み合わせ、を指す。
コポリマーにおける任意の重量範囲について、差は、少なくとも約1%、好ましくは少なくとも約5%である。
本明細書で使用されるとき、「ポリアクリロニトリル繊維」という用語は、ホモポリマーまたはコポリマー(アクリレート、メタクリレート、スチレン、塩化ビニル(モダクリル)、および同類のものなど)のいずれかとして、
の残基を含有するポリマー樹脂の人造繊維を指す。
本明細書で使用されるとき、「モダクリル繊維」という用語は、主にアクリロニトリルの残基を含むポリマーから作製されるアクリル合成繊維を指す。モダクリル繊維は、広範囲のアクリロニトリルのコポリマーから紡績される。モダクリル繊維は、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、臭化ビニリデン、および同類のもの等が挙げられるが、それらに限定されない、ビニルモノマー、特にハロゲン含有ビニルモノマーを含む、他のモノマーの残基を含有し得る。この広いカテゴリー内で生産することができるモダクリル繊維のタイプは、それらの組成物に応じて、特性を幅広く変動させることができる。一般に入手可能なモダクリルのいくつかの例は、Kaneka CorporationによるPROTEX(商標)、KANEKALON(商標)、およびKANECARON(商標)、PYROTEX(商標)、ならびにFormosa Plasticsである。
本明細書で使用されるとき、「ナイロン繊維」という用語は、ナイロン−4,6、ナイロン−4,10、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、ナイロン−6,12、ナイロン−10,10、ナイロン−10,12、ナイロン−11、ナイロン−12、および同類のものを含む、脂肪族ポリアミドの人造繊維を指す。
本明細書で使用されるとき、「ポリエステル繊維」という用語は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(トリメチレンテレフタレート)、そのコポリマー、およびそれらの組み合わせなどの、その主鎖の中にエステル官能基を含有するポリマー樹脂の人造繊維を指す。
本明細書で使用されるとき、「フルオロポリマー繊維」という用語は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシポリマー(PFA)、またはフッ素化エチレンプロピレン(FEP)が挙げられるが、それらに限定されない、少なくとも1つだが、好ましくは複数の強い炭素−フッ素結合を伴うフルオロカーボン系ポリマーを含有する人造繊維を指す。
本明細書で用いられる場合、「アラミド繊維」という用語は、繊維形成物質が、長鎖合成ポリアミドであり、アミド結合(−CO−NH−)の少なくとも85%が、パラアラミド(p−アラミド)およびメタアラミド(m−アラミド)が挙げられるが、それらに限定されない2つの芳香族環に直接付着している、人造繊維を指す。パラアラミドの例としては、ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)、例えば、KEVLAR(登録商標)(E.I.du Pont de Nemours and Company)、TWARON(登録商標)(Teijin Twaron BV)、およびTECHNORA(Teijin Company)が挙げられるが、それらに限定されない。KEVLARは、28〜32グラム/デニールの非常に高い引張り強さ、および卓越した耐熱性を有するパラアラミド繊維である。メタアラミドの例としては、NOMEX(登録商標)(E.I.du Pont de Nemours and Company)およびCONEX(登録商標)(Teijin Twaron BV)などの、ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)が挙げられるが、それらに限定されない。好ましくは、構造繊維は、p−アラミド、マイクロデニールp−アラミドである。そのような構造繊維は、優れた熱安定性を特徴とし、また、実質的に不燃性である。これらの繊維は、非常に高い耐熱性を有し、また、少なくとも700°Fの温度での溶融、滴下、および燃焼に耐える。さらに、それらのLOI(限界酸素指数)値は、好ましくは、約28〜約30の範囲である。
本明細書で使用されるとき、「メラミン繊維」という用語は、繊維形成物質が、メチレンおよびジメチレンエーテル結合によって連結されたメラミンユニットの架橋された非熱可塑性メラミンポリマーの少なくとも50重量%からなる合成ポリマーである、人造繊維である。重合反応では、メラミンのメチロール誘導体が互いに反応して3次元的構造を形成する。この構造が、繊維の熱安定性、耐溶媒性および耐炎性の基礎である。
本明細書で使用されるとき、「帯電防止繊維」という用語は、生地または他の材料に組み込まれたときに、静電気を除去するか、または低減させる繊維を指す。適切な繊維としては、米国特許第3,803,453号、米国特許第4,035,441号、米国特許第4,107,129号、および同類のもので説明されるような、金属繊維(鋼、銅、または他の金属)、金属めっきしたポリマー繊維、ならびにカーボンブラックを繊維の表面および/または内部に組み込んだポリマー繊維が挙げられるが、それらに限定されない。帯電防止炭素繊維は、好適な帯電防止繊維である。そのような導電性繊維の1つの例としては、E.I.du Pont de Nemours and Companyによって生産されているNEGASTAT(登録商標)が挙げられ、それは、ナイロンまたはポリエステルのいずれかである非導電性ポリマー被覆によって囲まれた導電性炭素の炭素コアを有する炭素繊維である。別の例は、Shakespeare Conductive Fibers LLC製のRESISTAT(登録商標)であり、それは、炭素粒子をナイロンフィラメントの表面にエンボス加工した繊維である。そのような繊維の糸はどちらも、少なくとも40デニールで入手可能である。例として、鋼線は、わずか0.035ミリメートルの直径で、Bekaert S.A.からBEKINOXおよびBEKITEXの名称で入手可能である。別の帯電防止繊維としては、Noble Fiber Technologies製の製品X−staticが挙げられ、それは、金属(銀)層で被覆したナイロン繊維である。X−static繊維は、紡糸過程で、モダクリルなどの他の繊維と混合され得る。
本明細書で使用されるとき、「衣服」という用語は、シャツ、パンツ、下着、上着、履物、帽子、水着、ベルト、手袋、ヘッドバンド、およびリストバンド、特に防護服または防護具として使用されるものが挙げられるが、それらに限定されない、人が身につける任意の衣料品または装身具を指す。
本明細書で使用されるとき、(親水性繊維を指すのではない場合)「リネン」という用語は、敷布、毛布、室内装飾品カバー、車内装飾品カバー、およびマットレスカバーが挙げられるが、それらに限定されない、作業者を、または作業者によって使用される座席装置を覆うために使用される任意の物品を指す。
本明細書で使用されるとき、「密に混合する」という用語は、織り糸と関連して使用される場合、ステープル繊維成分を糸の中に統計的にランダムに混合することを指す。
本発明の繊維混合物は、単一および複数双方の疎水性繊維組成物について、単一の繊維組成物内に複数のステープル長および複数のデニールを有する疎水性繊維を有する。この繊維混合物を含む糸、生地、衣類、およびリネンは、より速い水放出速度、ウィッキング、および乾燥時間を含む、改善された水分管理特性を有する。
故に、一実施形態において、本発明は繊維混合物を対象とし、該繊維混合物は、
繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、少なくとも1つの親水性繊維を含む親水性成分と、
繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、疎水性成分であって、
第1の組成物を有する第1の合成疎水性繊維、および
第2の組成物を有する1つ以上の随意の第2の合成疎水性繊維を含む、疎水性成分と、を含み、
第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有し、
該第1の組成物が、該第2の組成物とは異なる。
第2の実施形態は、繊維混合物を対象とし、該繊維混合物は、
繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、綿繊維と、
繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、ポリエチレンテレフタレート繊維と、を含み、
該ポリエステル繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する。
第3の実施形態は、繊維混合物を対象とし、該繊維混合物は、
繊維混合物の総重量に基づいて約15重量%の、綿繊維と、
繊維混合物の総重量に基づいて約75重量%の、モダクリル繊維と、
繊維混合物の総重量に基づいて約10重量%の、ナイロン繊維と、を含み、
該モダクリル繊維の少なくとも一部分、該ナイロン繊維の少なくとも一部分、または該モダクリル繊維および該ナイロン繊維双方の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する。
適切な親水性繊維としては、セルロース、セルロース誘導体(綿、ビスコース、リネン、レーヨン、耐火性レーヨン、リヨセル、またはそれらの組み合わせなど)、ウール、およびそれらのコポリマー、ならびにそれらの組み合わせからなる群から選択される、少なくとも1つのポリマーが挙げられる。好ましくは、親水性繊維は、綿または耐火性レーヨン、またはそれらの組み合わせを含む。ある特定の実施形態において、親水性繊維は、綿、ビスコース、リネン、レーヨン、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない、セルロース誘導体である。ある特定の実施形態において、親水性繊維は、綿、特に一時的耐火性処理剤によって処理されていない綿である。
適切な疎水性繊維としては、ポリプロピレン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(トリメチレンテレフタレート)など)、ポリフェニレンオキシド、ポリ乳酸、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリベンソイミダゾール、アラミド、フルオロポリマー、およびそれらのコポリマー、ならびにそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのポリマーが挙げられ得る。好ましくは、疎水性繊維は、ポリエステル、ポリアクリロニトリルもしくはそのコポリマー、ナイロン、またはそれらの組み合わせを含む。より好ましくは、疎水性繊維は、ポリエステル、またはモダクリルおよびナイロンの組み合わせである。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該親水性繊維が、セルロース、セルロース誘導体、ウール、またはそれらの組み合わせである。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該親水性繊維が、綿またはレーヨンである。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリフェニレンオキシド、ポリ乳酸、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリベンソイミダゾール、アラミド、フルオロポリマー、およびそれらのコポリマーからなる群から選択される繊維である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が存在する。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が存在し、該少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリフェニレンオキシド、ポリ乳酸、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリベンソイミダゾール、アラミド、フルオロポリマー、およびそれらのコポリマーからなる群から選択される繊維である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、ポリ(エチレンテレフタレート)、ナイロン、およびモダクリルからなる群から選択される繊維である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が存在し、該少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が、ポリ(エチレンテレフタレート)、ナイロン、およびモダクリルからなる群から選択される繊維である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該疎水性成分が単色である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、
同じステープル長および複数のデニールを有する第1の群の繊維と、
同じデニールおよび複数のステープル長を有する第2の群の繊維と、を含み、
該第1の群の中の繊維を該第2の群の中の繊維とすることができる。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の群の繊維および該第2の群の繊維が、実質的に同じ色である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、
第1のステープル長および第1のデニールを有する第1の群の繊維と、
第2のステープル長および第2のデニールを有する第2の群の繊維と、を含み、
該第1のステープル長が、該第2のステープル長とは異なり、
該第1のデニールが、該第2のデニールとは異なる。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の群の繊維および該第2の群の繊維が、実質的に同じ色である。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該親水性成分が、繊維混合物の総重量に基づいて約10重量%〜約15重量%のレベルで存在し、
該疎水性成分が、繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約90重量%のレベルで存在する。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のデニールを有する繊維であって、
該第1のデニールが該第2のデニールとは異なる、第2のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約80重量%の、該第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる該追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のステープル長を有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のステープル長を有する繊維であって、
該第1のステープル長が該第2のステープル長とは異なる、第2のステープル長を有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約80重量%の、該第1のステープル長、第2のステープル長、および存在する場合は任意の追加的なステープル長とは異なる該追加的なステープル長を有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約80重量%の、該第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる該追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のステープル長を有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のステープル長を有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約80重量%の、該第1のステープル長、第2のステープル長、および存在する場合は任意の追加的なステープル長とは異なる該追加的なステープル長を有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第2のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約60重量%の、該第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる該追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第1のステープル長を有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第2のステープル長を有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約60重量%の、該第1のステープル長、第2のステープル長、および存在する場合は任意の追加的なステープル長とは異なる該追加的なステープル長を有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該第1の合成疎水性繊維が、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第2のデニールを有する繊維と、
第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約60重量%の、該第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる該追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む。
繊維混合物のある特定の実施形態では、該繊維混合物が、実質的に密に混合される。
別の実施形態は、本明細書で説明される繊維混合物を含む糸を対象とする。ある特定の実施形態では、該糸が、紡績糸である。
ある特定の実施形態では、糸が、随意に少なくとも1つの帯電防止繊維を含有し得る。典型的な実施形態では、帯電防止繊維(複数可)が、生地の総重量に基づいて約0.1〜2.5重量%で存在する。
さらに別の実施形態は、本明細書で説明される糸を含む生地を対象とする。
ある特定の実施形態では、該生地が、米国材料試験協会の標準性能仕様ASTM F1506に記載される耐炎性要件を満たす。
ある特定の実施形態では、該生地が、暫定的なAATCC重量乾燥試験法(AATCC/MM TS−05)の修正版に従って試験したときに、該生地が20重量%の水から1重量%の水まで乾燥するのに、比較生地よりも少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約10%高い水放出速度を有し、
該比較生地が、該生地と組織的に同一であり、その疎水性繊維が、複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない。
ある特定の実施形態では、該生地が、暫定的なAATCC重量乾燥試験法(AATCC/MM TS−05)の修正版に従って試験したときに、該生地が湿潤(膨潤)状態から1重量%未満の水まで乾燥するのに、比較生地よりも少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約10%高い水放出速度を有し、
該比較生地が、該生地と組織的に同一であり、その疎水性繊維が、複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない。
ある特定の実施形態では、該生地が、暫定的なAATCC重量乾燥試験法(AATCC/ASTM MM TS−05)の修正版に従って試験したときに、70°Fおよび55%の相対湿度(±5%の相対湿度)の制御環境において、20重量%の水から1重量%の水まで乾燥するのに、比較生地よりも少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約10%速い乾燥時間を有し、
該比較生地が、該生地と組織的に同一であり、その疎水性繊維が、複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない。
他の実施形態は、本明細書で説明される生地を含む衣服またはリネンを対象とする。
さらなる実施形態は、繊維混合物の水分管理特性を改善する方法を対象とし、該方法は、
密に混合することであって、
繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、少なくとも1つの親水性繊維を含む親水性成分と、
繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、疎水性成分であって、
第1の組成物を有する第1の合成疎水性繊維、および
第2の組成物を有する1つ以上の随意の第2の合成疎水性繊維を含む、疎水性成分と、を密に混合することを含み、
該第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する。
繊維混合物、糸および生地は、他の成分および処理剤を含有し得る。例えば、生地は、トリクロサン、銀、および同類のものなどの抗菌成分および/または防臭成分を含有し得る。生地、衣服、およびリネンはまた、縦糸の全体的な吸水性を低減させ、それによって水分管理をさらに改善するために、汚れ放出剤または撥水剤で衣類の外面が処理される場合もある。適切な汚れ放出剤および撥水剤としては、従来のフルオロポリマーおよびシリコーンポリマー(NextecによるEPICおよびXeromaxからのDWR)が挙げられる。
種々の実施形態の糸を作製する方法は、当技術分野でよく知られている。例えば、それらの考察が参照により本明細書に組み込まれる、Osaka Senken Ltd.,大阪、日本(1991)によって発行されたT.Ishida著の「An Introduction to Textile Technology」、またはJ.H.Marvin著「Textile Processing」、Volume 1、South Carolina State Department of Education (1973)における議論を参照されたい。
疎水性繊維および随意の親水性繊維の糸は、織るおよび編むなどの従来の手段によって織物材料または生地に作製することができる。また、この混合繊維から不織布も作製され得る。所望の特性を得るために、他の繊維がこの生地に組み込まれ得る。例えば、生地は、伸縮性を提供するために生地に組み込まれる、Lycra(Invista)、Elaspan(Invista)、Acepora(Taekwang)、Creora(Hyosung)、ROICAおよびDorlastan(Asahi Kasei)、Linel(Fillattice)、ならびにESPA(Toyobo)の商品名で販売されている製品などの、生地の総重量に基づいて約5%〜約10%の連続エラストメリックフィラメントを含有し得る。例えば、生地は、静電気を除去するか、または低減させるために、生地の総重量に基づいて約0.1重量%〜約2.5重量%の帯電防止繊維を含有し得る。例えば、生地は、アラミドポリマー、メラミンポリマー、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの構造繊維を含有し得る。典型的な実施形態では、生地の総重量に基づいて約5〜30重量%で、構造繊維が存在する。ある特定の他の実施形態では、生地の総重量に基づいて約20〜30重量%で、構造成分が存在する。他の実施形態では、構造成分が、m−アラミドポリマーまたはp−アラミドポリマーなどのアラミドポリマーである。
生地は、Osaka Senken Ltd.,大阪、日本(1991)によって発行されたT.Ishida著の「An Introduction to Textile Technology」、およびJ.H.Marvin著「Textile Processing」、Volume 1、South Carolina State Department of Education (1973)などの参考文献で説明されるような従来の様式で染色され、仕上げられ得、それらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、以下の実施例においてさらに明確にされ、そこでは、別途指示がない限り、全ての割合およびパーセントは、重量によるものである。これらの実施例は、本発明の好適な実施形態を示すが、単なる例示の目的で与えられるものであり、任意の方法に限定するものとして解釈されないことを理解されたい。当業者は、上の考察およびこれらの実施例から本発明の基本的な特徴を確認することができ、また、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の種々の変更および修正を行い、種々の使用法および条件に適用させることができる。
実施例1:
2つの100%ポリエステル糸条を、以下のデニールおよびステープル長で紡績した。
糸A(発明物)で編んだ生地(生地A)(発明物)、および糸Bで編んだ生地(生地B)(比較物)を染色し、同じ様式で仕上げた。これらの生地を、生地の手触り/柔らかさ、および乾燥時間性能について、下に詳述されるように評価した。
手触り/柔らかさの評価
生地の手触りは、米国線繊化学染色協会(AATCC)評価手順5(2011)(生地の手触りの主観的な評価のためのガイドライン)に従って評価した。10人の評価者のうちの7人が、生地A(発明物)が生地B(比較物)よりも柔らかいと評価した。残りの3人の評価者のうち1人だけが、生地B(比較物)が生地A(発明物)よりも柔らかいと評価し、一方で、他の2人は、生地A(発明物)も生地B(比較物)も同等に柔らかいと評価した。試験者の何人かは、生地A(発明物)が、かさ高くおよび/または暖かく感じると述べた。
乾燥時間性能
含浸量、総乾燥時間(総水分〜1%の水分)、快適帯における乾燥時間(20%〜1%の水分)、水放出速度(WRR)(総水分〜1%の水分)、および快適帯におけるWRR(20%〜1%の水分)を含む、乾燥時間を、AATCC/ASTM水分管理の技術的補足05(AATCC/ASTM MM TS−5)の重量乾燥試験手順に従って、生地1(発明物)および生地2(比較物)について測定した。
一般的な試験については、4つの2.5×2.5インチ(約6.4×6.4cm)の正方形の試料を使用した。試料のうちの2つを「対照」(参照)生地とし、2つを対象となる「試験」生地とした。試験前に、70°Fおよび65%の相対湿度で、少なくとも4時間にわたって調整室内で試料を調整した。次いで、調整した乾燥重量を確立するために、0.0001グラムの精度で、実験室の天秤を使用して試料を計量した。次いで、10mLの蒸留水を25mLのビーカーに入れた。ビーカー中に1つの試料につき5〜10分間、試料を水の中に完全に浸漬し、完全な湿潤を確実にするために試料が完全に水中に完全に浸漬されていることを確認した。100秒以上の水平方向のウィッキング時間などの、水平方向のウィッキングをほとんどまたは全く呈さない試料であっても、説明されるように浸漬した場合に水を吸収する。次いで、試料をビーカーから取り出し、2片の未使用のAATCC吸い取り紙の間に挟み、絞り器(LabPro Padder)を通過させた。次いで、試料を取り外して垂直試料スタンドに取り付けるまで、試料を湿った吸い取り紙に挟んだままにした。乾燥中に試料を支持するために、発泡基材によって支持されるワイヤループを備え、ワイヤループの頂部が基材の頂部よりも約15cm上側にあり、基部から延在する平行ワイヤ部分が約7.5cm間隔である、垂直試料スタンドを使用した。垂直試料スタンドおよびクリップを天秤に配置し、天秤は、風袋を計測した。試料がワイヤループ内に垂れ下がるように、吸い取った湿潤試料を、クリップを使用してワイヤループの頂部に取り付けた。湿潤重量を確立するために、試料の重量を記録した。天秤は、Lab Viewソフトウェアを備えるデータ収集システムに連結した。重量指示値は、コンピュータによって15秒毎に自動的に記録した。調整した乾燥重量に対して試料の重量が所定の停止水分に到達した時点で、試験を完了した。停止水分レベルは、約2%とした。試験は、Lab Viewのデータ収集を停止することによって終了した。その試料について、データファイルを保存した。
算出および判断
総乾燥時間は、標本が停止重量に到達するまでにかかる時間である。
総水放出速度(「WRR」、グラム/分)は、以下のように算出した。
総WRR=(湿潤標本重量−終了標本重量)/(総乾燥時間)
WRRtotal(%)は、次式のようにそれぞれの総WRR値から算出される。
WRRtotal=100×(WRRtest−WRRcontrol)/WRRcontrol
結果を下表に示す。
分子量などの物理的特性、または化学式などの化学的特性について本明細書で範囲が使用されるときには、本明細書内の具体的な実施形態の範囲の全ての組み合わせおよび副組み合わせが含まれることが意図される。
本文書において引用または説明される各特許、特許出願、および特許出願公開の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
当業者は、数多くの変更および修正を本発明の好適な実施形態に行うことができること、およびそのような変更および修正を本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行うことができることを認識するであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の趣旨および範囲内に入る全てのそのような同等の変形例を対象とすることを意図している。

Claims (35)

  1. 繊維混合物であって、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、少なくとも1つの親水性繊維を含む親水性成分と、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、疎水性成分であって、
    第1の組成物を有する第1の合成疎水性繊維、および
    第2の組成物を有する1つ以上の随意の第2の合成疎水性繊維を含む、疎水性成分と、を含み、
    前記第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有し、
    前記第1の組成物が、前記第2の組成物とは異なる、
    繊維混合物。
  2. 前記親水性繊維が、セルロース、セルロース誘導体、ウール、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の繊維混合物。
  3. 前記親水性繊維が、綿またはレーヨンである、請求項1に記載の繊維混合物。
  4. 前記第1の合成疎水性繊維が、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリフェニレンオキシド、ポリ乳酸、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリベンソイミダゾール、アラミド、フルオロポリマー、およびそれらのコポリマーからなる群から選択される繊維である、請求項1に記載の繊維混合物。
  5. 前記少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が存在する、請求項1に記載の繊維混合物。
  6. 前記少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が存在し、前記少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリフェニレンオキシド、ポリ乳酸、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ポリベンソイミダゾール、アラミド、フルオロポリマー、およびそれらのコポリマーからなる群から選択される繊維である、請求項1に記載の繊維混合物。
  7. 前記第1の合成疎水性繊維が、ポリ(エチレンテレフタレート)、ナイロン、およびモダクリルからなる群から選択される繊維である、請求項1に記載の繊維混合物。
  8. 前記少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が存在し、前記少なくとも1つの第2の合成疎水性繊維が、ポリ(エチレンテレフタレート)、ナイロン、およびモダクリルからなる群から選択される繊維である、請求項1に記載の繊維混合物。
  9. 前記疎水性成分が単色である、請求項1に記載の繊維混合物。
  10. 前記第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、
    同じステープル長および複数のデニールを有する第1の群の繊維と、
    同じデニールおよび複数のステープル長を有する第2の群の繊維と、を含み、
    前記第1の群の中の繊維を前記第2の群の中の繊維とすることができる、請求項1に記載の繊維混合物。
  11. 前記第1の群の繊維および前記第2の群の繊維が、実質的に同じ色である、請求項10に記載の繊維混合物。
  12. 前記第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、
    第1のステープル長および第1のデニールを有する第1の群の繊維と、
    第2のステープル長および第2のデニールを有する第2の群の繊維と、を含み、
    前記第1のステープル長が、前記第2のステープル長とは異なり、
    前記第1のデニールが、前記第2のデニールとは異なる、請求項1に記載の繊維混合物。
  13. 前記第1の群の繊維および前記第2の群の繊維が、実質的に同じ色である、請求項12に記載の繊維混合物。
  14. 前記親水性成分が、前記繊維混合物の総重量に基づいて約10重量%〜約15重量%のレベルで存在し、
    前記疎水性成分が、前記繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約90重量%のレベルで存在する、請求項1に記載の繊維混合物。
  15. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のデニールを有する繊維であって、
    前記第1のデニールが前記第2のデニールとは異なる、第2のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約80重量%の、前記第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる前記追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  16. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のステープル長を有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のステープル長を有する繊維であって、
    前記第1のステープル長が前記第2のステープル長とは異なる、第2のステープル長を有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約80重量%の、前記第1のステープル長、第2のステープル長、および存在する場合は任意の追加的なステープル長とは異なる前記追加的なステープル長を有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  17. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約80重量%の、前記第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる前記追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  18. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第1のステープル長を有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約90重量%の、第2のステープル長を有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約80重量%の、前記第1のステープル長、第2のステープル長、および存在する場合は任意の追加的なステープル長とは異なる前記追加的なステープル長を有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  19. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第2のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約60重量%の、前記第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる前記追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  20. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第1のステープル長を有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第2のステープル長を有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約0重量%〜約60重量%の、前記第1のステープル長、第2のステープル長、および存在する場合は任意の追加的なステープル長とは異なる前記追加的なステープル長を有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  21. 前記第1の合成疎水性繊維が、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第1のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約20重量%〜約80重量%の、第2のデニールを有する繊維と、
    前記第1の合成疎水性繊維の総重量に基づいて約10重量%〜約60重量%の、前記第1のデニール、第2のデニール、および存在する場合は任意の追加的なデニールとは異なる前記追加的なデニールを有する、少なくとも1つの繊維と、を含む、請求項1に記載の繊維混合物。
  22. 前記繊維混合物が、実質的に密に混合される、請求項1に記載の繊維混合物。
  23. 繊維混合物であって、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、綿繊維と、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、ポリエチレンテレフタレート繊維と、を含み、
    前記ポリエステル繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する、
    繊維混合物。
  24. 繊維混合物であって、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約15重量%の、綿繊維と、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約75重量%の、モダクリル繊維と、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約10重量%の、ナイロン繊維と、を含み、
    前記モダクリル繊維の少なくとも一部分、前記ナイロン繊維の少なくとも一部分、または前記モダクリル繊維および前記ナイロン繊維双方の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する、
    繊維混合物。
  25. 請求項1に記載の繊維混合物を含む、糸。
  26. 前記糸が、紡績糸である、請求項25に記載の糸。
  27. 少なくとも1つの帯電防止繊維をさらに含む、請求項25に記載の糸。
  28. 請求項25に記載の糸を含む、生地。
  29. 前記生地が、米国材料試験協会の標準性能仕様ASTM F1506に記載される耐炎性要件を満たす、請求項28に記載の生地。
  30. 前記生地が、暫定的なAATCC重量乾燥試験法(AATCC/MM TS−05)の修正版に従って試験したときに、前記生地が20重量%の水から1重量%の水まで乾燥するのに、比較生地よりも少なくとも約10%高い水放出速度を有し、
    前記比較生地が、前記生地と組織的に同一であり、その疎水性繊維が、複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない、請求項28に記載の生地。
  31. 前記生地が、暫定的なAATCC重量乾燥試験法(AATCC/MM TS−05)の修正版に従って試験したときに、前記生地が湿潤(膨潤)状態から1重量%未満の水まで乾燥するのに、比較生地よりも少なくとも約10%高い水放出速度を有し、
    前記比較生地が、前記生地と組織的に同一であり、その疎水性繊維が、複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない、請求項28に記載の生地。
  32. 前記生地が、暫定的なAATCC重量乾燥試験法(AATCC/ASTM MM TS−05)の修正版に従って試験したときに、70°Fおよび55%の相対湿度(±5%の相対湿度)の制御環境において、20重量%の水から1重量%の水まで乾燥するのに、比較生地よりも少なくとも約10%速い乾燥時間を有し、
    前記比較生地が、前記生地と組織的に同一であり、その疎水性繊維が、複数のステープル長および複数のデニールのどちらでもない、請求項28に記載の生地。
  33. 請求項28に記載の生地を含む、衣服。
  34. 請求項28に記載の生地を含む、リネン。
  35. 繊維混合物の水分管理特性を改善する方法であって、
    密に混合することであって、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約0重量%〜約15重量%の、少なくとも1つの親水性繊維を含む親水性成分と、
    前記繊維混合物の総重量に基づいて約85重量%〜約100重量%の、疎水性成分であって、
    第1の組成物を有する第1の合成疎水性繊維、および
    第2の組成物を有する1つ以上の随意の第2の合成疎水性繊維を含む、疎水性成分と、を密に混合することを含み、
    前記第1の合成疎水性繊維の少なくとも一部分が、複数のステープル長および複数のデニールを有する、
    方法。
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