JP2017500985A - ウロストミーパウチのバッフル用のフィルム及びこのフィルムを用いたパウチ - Google Patents

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Abstract

ウロストミーパウチは、多層フィルムのシートを使用して形成されたバッフル部材を含んでいる。多層フィルムは、ポリエチレン及びスチレンブロックコポリマーからなる内側層と、エチルメチルアクリレートポリマー(EMA)からなる外側層とを含んでいる。多層フィルムのシートは、内側層が互いに面するとともにそれらの長手方向の縁部に沿って超音波でシールされて管状のバッフル部材を形成するように配置されている。

Description

本開示は、例えば、人間の液体の老廃物を収集するウロストミーパウチのような、(外科的に形成されたストーマからの排泄物のような)生物学的流体を収集するためのパウチに関する。さらに詳細には、本開示は、ウロストミーパウチのバッフル部材に関する。しかし、当業者が認識するであろうように、本開示の応用はウロストミーパウチの分野に限定するものではなく、本開示は、イレオストミーの排出や創傷排液等を収集するためのパウチのような他のタイプの装置にも応用可能である。簡潔さを目的とするために、本開示は、ウロストミーパウチに焦点を当てる。
ウロストミーパウチは医療機器であり、これは、ストーマを介して身体の外部へ迂回される尿路システム内への開口から排出された液体の老廃物を収集する手段を提供する。
明白な理由で、ウロストミーパウチのユーザーは、そのようなウロストミーパウチのプライバシー及び分離性にとても関心がある。しかし、ウロストミーパウチは、液体の老廃物で満たされ隠すのが困難になるようにふくらむことが多い。さらに、パウチに収集された液体の老廃物は、ユーザーが動くと波立ったりはねたりする傾向があり、そのような波立ち又ははねは、望まない音を立てることがある。
したがって、ふくらみ及びパウチ内の液体の老廃物のはねを低減するために、バッフル部材を含むウロストミーパウチが導入された。例えば、国際公開第2012/069299号は、本出願の出願人に譲渡され参照により本明細書に援用されるが、バッフル部材を含むウロストミーパウチを開示している。この文献は、パウチの壁に取り付けられた管状のバッフル部材を開示している。この文献は、ポリプロピレン層及びポリエチレン層を含む2層フィルムでバッフル部材を形成できることも開示している。しかし、そのような2層フィルムの構成を使用することは、加工精度の制御の点で障害があるかもしれないことと、製造コストが増大する結果となるかもしれないこととを発見した。
このため、工程の一貫性を改善できるとともに高品質のウロストミーパウチを製造できる、ウロストミーパウチのバッフル部材用のフィルムが必要とされている。
ウロストミーパウチには、液体の身体の老廃物で満たされたときのふくらみ及びパウチ内の液体のはねを低減するために、バッフル部材が設けられている。ポリプロピレン及びスチレンブロックコポリマーからなる第1の熱可塑性組成物で形成された内側層と、第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する第2の熱可塑性組成物で形成された外側層とを含む2層フィルムでバッフル部材を形成してもよい。そのような2層フィルムと超音波シール方法とを使用することにより、バッフル部材を備えたウロストミーパウチを作製する方法の質及び一貫性を大幅に改善できることを発見した。
1つの見方では、身体側の壁と、遠位側の壁と、それらの間に画定される収集チャンバーとを含む、生物学的流体を収集するためのパウチが提供される。パウチはまた、身体側の壁に設けられた入口開口と、収集チャンバー内に配置されたバッフル部材とを含んでいる。バッフル部材は、多層フィルムの2枚のシートから形成してもよい。多層フィルムは、ポリプロピレン及びスチレンブロックコポリマーからなる第1の熱可塑性組成物で形成された内側層と、第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する第2の熱可塑性組成物で形成された外側層とを含んでいる。2枚のシートは、内側層が互いに面するとともに外側層が身体側の壁及び遠位側の壁に面するように配置してもよく、内側層は互いに対して取り付けられ、各外側層は、身体側の壁及び遠位側の壁に取り付けられている。
ある実施形態では、多層フィルムは、約70質量%から約99質量%のポリプロピレン及び約1質量%から約30質量%のスチレンブロックコポリマーからなる内側層と、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンビニルアセテート(EVA)、エチレンメチルアクリレートコポリマー(EMA)、アタクティックポリプロピレン(PP)、ポリプロピレン−ポリエチレン(PP−PE)コポリマーから選択できる少なくとも約90質量%の熱可塑性ポリマーからなる外側層とを含む2層フィルムであってもよい。しかし、外側層に適する熱可塑性ポリマーはこれらのポリマーに限定するものではなく、第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する他の同様の熱可塑性ポリマーを使用することもできる。例えば、2層フィルムは、約85質量%から約95質量%のポリプロピレン及び約5質量%から約15質量%のスチレンイソプレンブロックコポリマーからなる内側層と、約95質量%から約100質量%のEMAからなる外側層とを含んでもよい。
多層フィルムの2枚のシートのそれぞれは、同様のサイズ及び面積を有する長方形形状を有してもよい。2枚のシートは、各シートの内側層が互いに面するとともに外側層が身体側の壁及び遠位側の壁に面するように、互いに重なって配置してもよい。2枚のシートは、それらの長手方向の縁部に沿って互いに対して超音波でシールされて管状のバッフル部材を形成してもよい。好ましくは、超音波でシールされた縁部のそれぞれは、約30.5±1.27cm/min(12.0±0.5in/min)の一定の分離速度で引っ張り試験機を用いて試験したところ、約0.17Nm(1.5lb./in)から約0.40Nm(3.5lb./in)のシール強度を有している。
2枚のシートのそれぞれは、少なくとも1つの取り付けラインを介して、身体側の壁又は遠位側の壁にヒートシールしてもよい。1つの実施形態では、2枚のシートの一方は、一対の取り付けラインを介して身体側の壁にヒートシールしてもよく、この一対の取り付けラインは、一般的にライナーであり、それらの間の距離が上端部よりも下端部の方が広くなって平行ではない。取り付けラインは、それらの端部において鈍角で滑らかに湾曲してもよく、パウチの長手方向の中心線に対して対称に配置してもよい。他方のシートは、滑らかに丸みを帯びた上部及び下部を含む単一の連続した取り付けラインを介して遠位側の壁にヒートシールしてもよい。
いくつかの実施形態では、パウチは、身体側の壁及び遠位側の壁間のパウチの上部に設けられた逆流防止フィルムを含んでもよい。さらに、パウチはバルブを含んでもよく、バルブは、オストミーパウチの下端部の開口に設けられている。
上述した実施形態のいずれかにおいて、パウチは、液体の身体の老廃物を収集するようになっているウロストミーパウチであってもよい。
他の見方では、身体側の壁と、遠位側の壁と、それらの間に画定される収集チャンバーとを含む、生物学的流体を収集するためのパウチを作製する方法が提供される。この方法は、身体側の壁に入口開口を設けるステップと、バッフル部材を設けるステップとを含んでいる。バッフル部材は、多層フィルムの2枚のシートを用いて形成してもよい。多層フィルムは、ポリプロピレン及びスチレンブロックコポリマーからなる第1の熱可塑性組成物で形成された内側層と、第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する第2の熱可塑性組成物で形成された外側層とを含んでもよい。2枚のシートは、内側層が互いに面するとともに外側層が身体側の壁及び遠位側の壁に面するように配置されている。バッフル部材を形成するステップは、2枚のシートをそれらの周縁部に沿って超音波溶接によってシールして管状のバッフル部材を形成する工程を含んでいる。
好ましくは、2枚のシートは互いに対して超音波でシールされ、超音波でシールされた縁部のそれぞれは、約30.5±1.27cm/min(12.0±0.5in/min)の一定の分離速度で引っ張り試験機を用いて試験したところ、約0.17Nm(1.5lb./in)から約0.40Nm(3.5lb./in)のシール強度を有している。
さらに、この方法は、2枚のシートの一方の外側層が身体側の壁に隣接するとともに他方のシートの外側層が遠位側の壁に隣接するように、収集チャンバー内にバッフル部材を配置することと、少なくとも1つの取り付けラインを介して、2枚のシートの一方を身体側の壁にヒートシールすることと、少なくとも1つの取り付けラインを介して、他方のシートを遠位側の壁にヒートシールすることとを含んでもよい。
1つの実施形態では、2枚のシートの一方は、一対の取り付けラインを介して身体側の壁にヒートシールしてもよく、一対の取り付けラインは、一般的にライナーであり、それらの間の距離が上端部よりも下端部の方が広くなって平行ではない。取り付けラインは、それらの端部において鈍角で滑らかに湾曲してもよく、パウチの長手方向の中心線に対して対称に配置してもよい。他方のシートは、滑らかに丸みを帯びた上部及び下部を含む単一の連続した取り付けラインを介して遠位側の壁にヒートシールしてもよい。
バッフル部材は、約70質量%から約99質量%のポリプロピレン及び約1質量%から約30質量%のスチレンブロックコポリマーからなる内側層と、LDPE、LLDPE、EVA、EMA、アタクティックPP、PP−PEコポリマーから選択できる少なくとも約90質量%の熱可塑性ポリマーからなる外側層とを含む2層フィルムを用いて形成してもよい。しかし、外側層に適する熱可塑性ポリマーはこれらのポリマーに限定するものではなく、第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する他の同様の熱可塑性ポリマーを使用することもできる。例えば、2層フィルムは、約85質量%から約95質量%のポリプロピレン及び約5質量%から約15質量%のスチレンイソプレンブロックコポリマーからなる内側層と、約95質量%から約100質量%のEMAからなる外側層とを含んでもよい。
他の見方及び目的並びに利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本実施形態の利益及び利点は、以下の詳細な説明及び添付の図面を検討した後で当業者にはより容易に明らかとなるであろう。
この実施の形態に係るバッフル部材を含むウロストミーパウチの身体側から見た図である。 図1の線2A−2Aに沿った断面図である。 図2Aの2Bにおけるバッフル部材の拡大図である。 図1のウロストミーパウチの遠位側から見た図である。
本開示は、種々の形態での実施形態が可能であるが、現時点で好ましい実施形態が図面に示されているとともに以下で説明され、本開示は、例示とみなされるべきであって、本開示を、図示された特定の実施形態に限定することを意図するものではないことが理解される。
まず簡略的に図1〜3を参照すると、例えば、2枚のフィルム14,16をそれぞれの周縁18に沿って互いに対してシールして収集チャンバー20を画定することにより形成された本体12を有するウロストミーパウチ10の実施形態が示されている。パウチのフィルム14は、本明細書では、第1の壁又は身体側の壁とも呼ばれる。フィルム16は、本明細書では、第2の壁又は遠位側の壁とも呼ばれる。ウロストミーパウチ10は、開口した周縁端部の周りをシールして内部チャンバーを画定した管状構造体から形成することもできる。
ウロストミーパウチ10の底部22は、バルブ26を取り付けて固定できる開口24を含んでもよい。フィルム14,16は、ヒートシール等のような方法によって互いに対してシールすることができ、バルブ26は同様に、底部の開口24においてウロストミーパウチ10にシールすることができる。パウチの壁/フィルム14,16を互いに対してシールする適切な方法及びバルブ26をパウチのフィルム14,16にシールする適切な方法は、当業者は理解するであろう。ウロストミーパウチ10には、不織布層15,17を設けてもよい。他の実施形態では、図1〜3に示されるウロストミーパウチ10の身体側及び遠位側のそれぞれに不織布層15,17を設けているが、不織布層を身体側のみ又は遠位側のみに設けてもよいし、不織布層を設けなくてもよい。
ウロストミーパウチ10の頂部区画30には、第1の壁14に入口開口28が設けられ、入口開口28を通って、身体の老廃物がストーマからウロストミーパウチ10に流入する。第1の壁14及び第2の壁16間の頂部区画30に、中間の逆流防止フィルム32が設けられている。逆流防止フィルム32は、下方逆流防止シール34で逆流防止フィルム32の下方周縁で第1の壁14にシールしてもよく、第1の壁14及び第2の壁16にそれらの共通の周縁18でシールしてもよい。逆流防止フィルム32は入口開口28を覆い、下方逆流防止シール34は、入口開口28からある距離に設けられている。下方逆流防止シール34は好ましくは、入口開口28と実質的に同軸に設けられ、下方逆流防止シール34は、上方に向かって窪んだ形状でウロストミーパウチ10を横切るように広がっている。
スポット溶接36のような多数の接着領域を、同様にウロストミーパウチ10を横切って窪むように湾曲した形状で設けてもよい。スポット溶接36は、下方逆流防止シール34の上方におおよそ同じ距離とすることができる。下方逆流防止シール34及びスポット溶接36間の逆流防止フィルム32に、複数のスリット38を設けてもよい。スポット溶接36は、逆流防止フィルム32を少なくとも身体側の壁14にシールし、逆流防止フィルム32を遠位側の壁16にシールしてもよい。逆流防止フィルム32がパウチの壁14,16の両方にシールされると、逆流防止フィルム32は、ウロストミーパウチ10に液体の身体の老廃物が満たされるときにウロストミーパウチ10のふくらみを低減するように機能することができる。
そのような逆流防止フィルム32を含むパウチの実施形態では、入口開口28を通してウロストミーパウチ10に流入する液体の身体の老廃物を貯留する収集チャンバー28が、逆流防止フィルム32及び第2の壁16間の下方逆流防止シール34の下方に設けられている。
ウロストミーパウチ10の下方区画40には、第1の壁14及び第2の壁16間の収集チャンバー20内にバッフル部材42を設けることができる。バッフル部材42は、バッフルフィルム44,46の2枚のシートを用いて形成することができ、これらは長手方向のアタッチメント48,50によって互いに接合されて管状構造体を形成する。管状構造体は、鉛直方向に設けてもよい。バッフルフィルム44,46の2枚のシートは、本明細書では、第1のバッフルフィルム44及び第2のバッフルフィルム46とも呼ばれる。第1のバッフルフィルム44及び第2のバッフルフィルム46はそれぞれ、第1の壁14及び第2の壁16に取り付けてもよい。
図示された実施形態では、バッフル部材42は、取り付けライン52A,52B,54によってパウチの壁14,16に取り付けることができる。第1のバッフルフィルム44は、一対の取り付けライン52A,52Bを介してパウチの第1の壁14にシールすることができ、一方、第2のバッフルフィルム46は、単一の連続した取り付けライン54を介してパウチの第2の壁16にシールすることができる。図1において最もよく見られるように、2つの取り付けライン52A及び52Bは、一般的にライナーとすることができ、それらの間の距離が上端部58よりも下端部56の方が広くなって平行でないようにすることができる。取り付けライン52A及び52Bの端部は、鈍角で、好ましくは120°よりも大きい角度で滑らかに湾曲して、使用中にシールが破損するリスクを低減する。2つの取り付けライン52A及び52Bは、ウロストミーパウチ10の長手方向の中心線に対して対称であってもよい。図3において最もよく見られるように、取り付けライン54は、両端部が閉じて単一の取り付けライン54を形成すること以外、一対の取り付けライン52A及び52Bと同様の形状である。取り付けライン54と一対の取り付けライン52A,52Bとが互いに厳密に重なるように、取り付けラインを配置してもよい。
他の実施形態では、バッフルフィルム44,46は、同一の取り付けラインを介してパウチの壁14,16に取り付けてもよい。例えば、バッフルフィルム44,46のそれぞれは、取り付けライン52A,52Bと同様の一対の取り付けラインを介して、又は、取り付けライン54と同様の単一の連続した取り付けラインを介して取り付けてもよい。
バッフルフィルム44,46は2層フィルムから形成できる。2層フィルムの各層は、異なる熱可塑性材料から形成することができ、バッフル部材42の内側に面する側の層は、パウチの壁に面する他の層よりも高い融点を有する熱可塑性材料を使用して形成されている。そのような構成では、バッフルフィルム44,46をパウチの壁14,16に溶接するときに与えられる熱又はエネルギーは、バッフルフィルム44,46の内側層を通して溶接するのに十分高くはない。したがって、バッフル部材42は開いたままである一方、バッフルフィルム44,46はパウチの壁14,16にシールされている。すなわち、溶接は、バッフルフィルム44,46を通して行われないであろうし、バッフルフィルム44,46をパウチの壁44,46にシールする溶接ラインに沿ってバッフルフィルム44,46をともにシールしないであろう。1つの実施形態では、バッフルフィルム44,46は、ポリプロピレンからなる内側層と、ポリエチレンからなる外側層とを含んでもよい。例えば、バッフル部材42の内側に面する内側層は、約130℃から165℃の融点を有するポリプロピレンから形成できるのに対し、パウチの壁14,16に溶接される外側層は、約110℃の融点を有するポリエチレンから形成できる。
そのような2層フィルムを使用して作られたバッフル部材において、バッフルフィルムは、それらの内側層が互いに面するとともに長手方向の周縁部に沿って共にシールされて管状のバッフル部材を形成するように配置されている。図2に示される実施形態では、バッフルフィルム44,46は、アタッチメント48,50において共に溶接されている。したがって、上述した2層フィルムの実施形態がバッフルフィルム44,46に使用されると、ポリプロピレンの内側層は、熱溶接又は超音波溶接を介して共にシールすることができる。しかし、ポリエチレン/ポリプロピレンの2層フィルムを使用した熱溶接のプロセスは制御するのが難しく、製造プロセスのばらつきが大きくなる結果となり、これらは非常に多くの不良品のパウチと高い製造コストとに言い換えられることを発見した。
さらなる研究の結果、ポリプロピレン及びスチレンブロックコポリマーからなるポリマー組成物で形成された内側層と、内側層のポリマー組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有するポリマー組成物で形成された外側層とを含む2層フィルムを適切な超音波溶接方法と共に使用して、バッフル部材42を作ることができ、驚くほど高い工程の一貫性を備えた高品質のパウチを提供できることを発見した。
好ましい実施形態では、バッフルフィルム44,46は、約30質量%から約99質量%のポリプロピレン及び約1質量%から約70質量%のスチレンブロックコポリマー、好ましくは約70質量%から約95質量%のポリプロピレン及び約5質量%から約30質量%のスチレンブロックコポリマー、さらに好ましくは約85質量%から約95質量%のポリプロピレン及び約5質量%から約15質量%のスチレンブロックコポリマーからなる内側層と、内側層のポリマー組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する少なくとも約90質量%の熱可塑性ポリマーからなる外側層とを含む2層フィルムから形成してもよい。外側層に適切な熱可塑性ポリマーは、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンビニルアセテート(EVA)、エチレンメチルアクリレートコポリマー(EMA)のようなポリエチレンベースのポリマーと、アタクティックポリプロピレン(PP)及びポリプロピレン−ポリエチレン(PP−PE)コポリマーのようなポリプロピレンベースのポリマーとを含むが、これらに限定されない。内側層のポリマー組成物中のポリプロピレンは、ホモポリプロピレン又はポリプロピレン共重合体であってもよい。
1つの実施形態では、2層のバッフルフィルム44,46は、約148℃の融点を有するボレアリスAGからのBorealis(登録商標)RD735CFのような約90質量%のポリプロピレン及びクラレからのHybrar(登録商標)7125のような約10質量%のスチレンイソプレンブロックコポリマーからなるポリマー混合物から形成された内側層62,66と、アルケマからのLotryl(登録商標)18MA02のような約99質量%のEMA及びシュルマン社からのPolybatch(登録商標)SAB1982VAのような約1質量%のアンチスリップマスターバッチからなる外側層64とを含んでもよい。バッフル部材42を形成するために、2層のバッフルフィルム44,46の2枚のシートは、内側層62,66が互いに面する一方で外側層64,68がそれぞれパウチの壁14,16に面するように、ウロストミーパウチ10内に配置されている。先に検討したように、バッフルフィルム44,46はそれぞれ、取り付けライン52A,52B,54で熱溶接を介してパウチの壁14,16にシールされている。内側層62,66は、外側層64,68よりも比較的高い融点を有する熱可塑性材料から形成されているので、熱溶接は、バッフルフィルム44,46の内側層62,66を通して溶接しない。図1及び2に示されるように、バッフルフィルム44,46の長手方向の縁部は共に、長手方向のパターン48,50の超音波溶接を介してシールされている。好ましくは、長手方向の縁部44,46のそれぞれは、約30.5±1.27cm/min(12.0±0.5in/min)のジョーによる一定の分離速度で引っ張り試験機を用いて試験したところ、約0.17Nm(1.5lb./in)から約0.40Nm(3.5lb./in)のシール強度を有している。
実施例及び試験結果
8つの異なる2層フィルム構造体を調製し、それらの超音波シール強度及び工程の一貫性を試験した。
Figure 2017500985
表1に要約されているように、対照のフィルムは、ポリエチレンターポリマーから形成された内側層と、ポリプロピレンから形成された外側層とを含んでいた。
フィルム#293−1は、デュポンからの約99質量%のHytrel(登録商標)4556(コポリエステル)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約32μmの厚さを有する内側層と、ウエストレイクケミカルからの約100質量%のEMAC(登録商標)2207(EMA)からなり約32μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
フィルム#293−2は、約49質量%のHytrel(登録商標)4556(コポリエステル)、50質量%のHytrel(登録商標)5556(コポリエステル)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約32μmの厚さを有する内側層と、約100質量%のEMAC(登録商標)2207(EMA)からなり約32μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
フィルム#293−3は、約99質量%のHytrel(登録商標)5556(コポリエステル)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約32μmの厚さを有する内側層と、約100質量%のEMAC(登録商標)2207(EMA)からなり約32μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
フィルム#293−4は、約100質量%のBorealis(登録商標)RD735CF(ポリプロピレン)からなり約29μmの厚さを有する内側層と、約99質量%のLotryl(登録商標)18MA02(EMA)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約29μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
フィルム#293−5は、約90質量%のBorealis(登録商標)RD735CF(ポリプロピレン)及びエクソンモービルケミカルからの約10質量%のVistamaxx(登録商標)3980FL(ポリプロピレン−ポリエチレンコポリマー)からなり約29μmの厚さを有する内側層と、約99質量%のLotryl(登録商標)18MA02(EMA)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約29μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
フィルム#293−6は、約90質量%のBorealis(登録商標)RD735CF(ポリプロピレン)及び約10質量%のHybrar(登録商標)7125(スチレンイソプレンブロックコポリマー)からなり約29μmの厚さを有する内側層と、約99質量%のLotryl(登録商標)18MA02(EMA)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約29μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
フィルム#293−7は、約100質量%のBorealis(登録商標)RD735CF(ポリプロピレン)からなり約19μmの厚さを有する内側層と、約99質量%のLotryl(登録商標)18MA02(EMA)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約39μmの厚さを有する外側層とを含んでいた。
2層フィルムの2枚のシートを使用し、超音波溶接を介してそれらの長手方向の縁部をシールして、図1の超音波溶接アタッチメント48,50と同様の長手方向のパターンで2つの内側層を共にシールするようにすることによって、2層フィルム構造体のそれぞれの5つのサンプルを調製した。約30.5±1.27cm/min(12.0±0.5in/min)の一定の分離速度で引っ張り試験機を用いて、サンプルの超音波シール特性に関して試験を行った。シール強度試験のデータを、下記表2に要約する。
Figure 2017500985
ウロストミーパウチ用のバッフル部材に関する超音波シール強度の許容基準は、約0.17Nm(1.5lb./in)の下限規格限界(LSL)と約0.40Nm(3.5lb./in)の上限規格限界(USL)との間であった。Ppkは工程性能指数である。Ppk=min[(USL−Ave)/(3*SD),(Ave−LSL)/(3*SD)]。Ppkの値が大きくなるとプロセス制御が良くなり、したがって、欠陥がより少なくなったより良い品質の製品となることを当業者なら理解するであろう。バッフル部材の超音波溶接プロセスにおいて、目標のPpkは、1.33以上に設定された。
表2における超音波シール強度のデータに示されるように、約90質量%のBorealis(登録商標)RD735CF(ポリプロピレン)及び約10質量%のHybrar(登録商標)7125(スチレンイソプレンブロックコポリマー)からなり約29μmの厚さを有する内側層と、約99質量%のLotryl(登録商標)18MA02(EMA)及び約1質量%のPolybatch(登録商標)SAB1982VA(アンチスリップマスターバッチ)からなり約29μmの厚さを有する外側層とを含むフィルム#293−6のサンプルは、外観検査を含む全ての許容基準に合格し、他のフィルムサンプルよりも実質的に良好であった1.73から3.92の範囲の驚くほど高いPpkの値を有していた。
本明細書で言及した全ての特許は、本開示の文章の中で特に指摘したか否かにかかわらず、参照によりその全体が本明細書に援用される。
本開示において、「1つの」という言葉は、単数形及び複数形の双方を含むように解釈されるべきである。逆に、複数の要素へのいずれの言及も、適切であれば、単数形を含むものとする。
上記から、本開示の新規の概念の真の精神及び範囲から逸脱することなく数多くの変更及び変形を行うことができることが分かるであろう。図示された特定の実施形態に関する何の限定も意図されないか又は推断されるべきではないことを理解されたい。本開示は、添付の特許請求の範囲の範囲内にあるような全ての変更を特許請求の範囲が包含することを意図している。

Claims (18)

  1. 生物学的流体を収集するパウチであって、
    収集チャンバーを間に画定する身体側の壁及び遠位側の壁と、
    前記身体側の壁に設けられた入口開口と、
    前記収集チャンバー内に配置されたバッフル部材と
    を備え、
    該バッフル部材は多層フィルムの2枚のシートから形成され、該多層フィルムは、ポリプロピレン及びスチレンブロックコポリマーを備える第1の熱可塑性組成物から形成された内側層と、該第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する第2の熱可塑性組成物から形成された外側層とを含み、
    前記2枚のシートは、前記内側層が互いに面するとともに前記外側層が前記身体側の壁及び前記遠位側の壁に面するように配置され、前記内側層は互いに対して取り付けられるとともに前記外側層のそれぞれは前記身体側の壁又は前記遠位側の壁に取り付けられるパウチ。
  2. 前記多層フィルムは2層フィルムであり、前記内側層は、約70質量%から約99質量%のポリプロピレン及び約1質量%から約30質量%のスチレンブロックコポリマーを備え、前記外側層は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンビニルアセテート(EVA)、エチレンメチルアクリレートコポリマー(EMA)、アタクティックポリプロピレン(PP)、ポリプロピレン−ポリエチレン(PP−PE)コポリマーから選択できる少なくとも約90質量%の熱可塑性ポリマーを備える、請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記多層フィルムは2層フィルムであり、前記内側層は、約85質量%から約95質量%のポリプロピレン及び約5質量%から約15質量%のスチレンイソプレンブロックコポリマーを備え、前記外側層は、LDPE、LLDPE、EVA、EMA、アタクティックPP、PP−PEコポリマーから選択される約95質量%から約100質量%の熱可塑性ポリマーを備える、請求項1または2に記載のパウチ。
  4. 前記多層フィルムの前記2枚のシートのそれぞれは、同様のサイズ及び面積を有する長方形形状を有し、前記2枚のシートは、各シートの前記内側層が互いに面するとともに前記外側層が前記身体側の壁又は前記遠位側の壁に面するように、互いに重なって配置され、前記2枚のシートは、それらの長手方向の縁部に沿って互いに対して超音波でシールされて管状のバッフル部材を形成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパウチ。
  5. 超音波でシールされた縁部のそれぞれは、約30.5±1.27cm/min(12.0±0.5in/min)の一定の分離速度で引っ張り試験機を用いて試験したところ、約0.17Nm(1.5lb./in)から約0.40Nm(3.5lb./in)のシール強度を有する、請求項4に記載のパウチ。
  6. 前記2枚のシートのそれぞれは、少なくとも1つの取り付けラインを介して、前記身体側の壁又は前記遠位側の壁にヒートシールされている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記2枚のシートの一方は、一対の取り付けラインを介して前記身体側の壁にヒートシールされており、該一対の取り付けラインは、一般的にライナーであり、それらの間の距離が上端部よりも下端部の方が広くなって平行ではなく、前記一対の取り付けラインは、近位端部において鈍角で滑らかに湾曲しており、前記パウチの長手方向の中心線に対して対称である、請求項6に記載のパウチ。
  8. 前記2枚のシートの一方は、滑らかに丸みを帯びた上部及び下部を含む単一の連続した取り付けラインを介して前記遠位側の壁にヒートシールされている、請求項6に記載のパウチ。
  9. 前記身体側の壁及び前記遠位側の壁間の前記パウチの上部に設けられた逆流防止フィルムをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパウチ。
  10. 前記パウチの下端部の開口に設けられたバルブをさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のパウチ。
  11. 前記パウチは、液体の身体の老廃物を収集するように構成されたウロストミーパウチである、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパウチ。
  12. 生物学的流体を収集するパウチを製造する方法であって、
    身体側の壁と、遠位側の壁と、それらの間に画定された収集チャンバーとを含むパウチを形成するステップと、
    前記身体側の壁に入口開口を設けるステップと、
    バッフル部材を設けるステップと
    を含み、
    該バッフル部材は、多層フィルムの2枚のシートから形成され、該多層フィルムは、ポリプロピレン及びスチレンブロックコポリマーを備える第1の熱可塑性組成物から形成された内側層と、該第1の熱可塑性組成物よりも少なくとも5℃低い融点を有する第2の熱可塑性組成物から形成された外側層とを含み、
    前記2枚のシートは、前記内側層が互いに面するとともに前記外側層が前記身体側の壁及び前記遠位側の壁に面するように配置され、前記バッフル部材を形成するステップは、前記2枚のシートをそれらの長手方向の縁部に沿って超音波溶接を介してシールして管状のバッフル部材を形成することを含む方法。
  13. 前記2枚のシートは共に超音波でシールされ、シールされた周縁部のそれぞれは、約30.5±1.27cm/min(12.0±0.5in/min)の一定の分離速度で引っ張り試験機を用いて試験したところ、約0.17Nm(1.5lb./in)から約0.40Nm(3.5lb./in)のシール強度を有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記2枚のシートの一方の前記外側層が前記身体側の壁に隣接するとともに他方のシートの前記外側層が前記遠位側の壁に隣接するように、前記収集チャンバー内に前記バッフル部材を配置することと、
    少なくとも1つの取り付けラインを介して、前記2枚のシートの一方を前記身体側の壁にヒートシールすること、及び、前記他方のシートを前記遠位側の壁にヒートシールすることと
    をさらに含む、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記2枚のシートの一方は、一対の取り付けラインを介して前記身体側の壁にヒートシールされ、該一対の取り付けラインは、一般的にライナーであり、それらの間の距離が上端部よりも下端部の方が広くなって平行ではなく、前記一対の取り付けラインは、それぞれ端部において鈍角で滑らかに湾曲しており、前記パウチの長手方向の中心線に対して対称である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記2枚のシートの一方は、滑らかに丸みを帯びた上部及び下部を含む単一の連続した取り付けラインを介して前記遠位側の壁にヒートシールされている、請求項14に記載の方法。
  17. 前記バッフル部材は2層フィルムを使用して形成され、前記内側層は、約70質量%から約99質量%のポリプロピレン及び約1質量%から約30質量%のスチレンブロックコポリマーを備え、前記外側層は、LDPE、LLDPE、EVA、EMA、アタクティックPP、PP−PEコポリマーから選択された少なくとも約90質量%の熱可塑性ポリマーを備える、請求項12〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記バッフル部材は2層フィルムを使用して形成され、前記内側層は、約85質量%から約95質量%のポリプロピレン及び約5質量%から約15質量%のスチレンイソプレンブロックコポリマーを備え、前記外側層は、LDPE、LLDPE、EVA、EMA、アタクティックPP、PP−PEコポリマーから選択された約95質量%から約100質量%の熱可塑性ポリマーを備える、請求項12〜17のいずれか一項に記載の方法。
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