JP2017500785A - ハンズフリー・ビームパターン構成 - Google Patents

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Abstract

ユーザ/リスナの好みに基づいて1つ以上のラウドスピーカアレイにより放射される1つ以上のビームパターンを調整するオーディオシステムが説明される。オーディオシステムは、リスナ位置推定器、リスナ識別器、及び音声コマンドプロセッサを備えるオーディオ受信機を含む。リスナ位置推定器、リスナ識別器、及び音声コマンドプロセッサからの入力は、アレイプロセッサに供給される。アレイプロセッサは、これらのデバイスの各々からの入力に基づいて、リスニング領域内にビームパターンを放射するように1つ以上のラウドスピーカアレイを駆動する。位置、好ましい使用設定、及びリスナからの音声コマンドを調査することにより、生成されるビームパターンは、最小限度の直接入力で、リスナの明示的及び暗黙の好みにカスタマイズされる。他の実施形態もまた記載されている。

Description

本出願は、米国特許仮出願第61/907,946号(2013年11月22日出願)の、先の出願日の利益を主張する。
音声コマンドに応じてスピーカシステムによるビームパターン出力を構成及び調整するためのシステム並びに方法が記載されている。他の実施形態もまた記載されている。
ラウドスピーカアレイは、特定の方向にサウンドをフォーカスするビームパターンを生成することがある。例えば、ラウドスピーカアレイ内のトランスデューサのセットは、リスニング領域内に1つ以上のビームパターンを生成するために、遅延及びエネルギーレベルを含む異なるパラメータ並びに設定に従って、個々に及び別々に駆動されることがある。ビームパターンは、リスニング領域内の特定の対象又は個人にサウンドをフォーカスすることがある。
ビームパターンは、異なる方向及び/又は特定の対象若しくは個人にサウンドをフォーカスさせるが、ビームパターンを構成することは、しばしば複雑で困難なプロセスである。例えば、前述したように、ビームパターンの構成は、所望の結果を達成するために、ラウドスピーカアレイ内の各トランスデューサに対する駆動信号の遅延及びエネルギーレベルを個々に及び別々に調整することを要することがある。
本発明の一実施形態は、ユーザ/リスナの好みに基づいて1つ以上のラウドスピーカアレイにより放射される1つ以上のビームパターンを調整するオーディオシステムを対象とする。一実施形態では、オーディオシステムは、リスナ位置推定器、リスナ識別器、及び音声コマンドプロセッサを備えるオーディオ受信機を含む。リスナ位置推定器は、1つ以上のマイクロフォンアレイから受信した、検知した音声コマンドに基づいてリスニング領域内の1人以上のリスナの位置を推定する。リスナ識別器は、音声コマンドと記憶されたスピーチ識別特性との比較に基づいて1人以上のリスナをユーザプロファイルと関連付けるよう試みる。ユーザプロファイルは、オーディオシステムの以前の使用に基づいて各識別されたリスナに対して特徴付けられた、好ましい設定と関連付けられる。音声コマンドプロセッサは、各音声コマンド内の、リスナにより指定された設定を判定する。
リスナ位置推定器、リスナ識別器、及び音声コマンドプロセッサからの入力は、アレイプロセッサに供給される。アレイプロセッサは、これらのデバイスの各々からの入力に基づいて、リスニング領域内にビームパターンを放射するように1つ以上のラウドスピーカアレイを駆動する。位置、過去に用いられた好ましい使用設定、及びリスナからの音声コマンドを調査することにより、生成されるビームパターンは、最小限度の直接入力で、リスナの明示的及び暗黙の好みにカスタマイズされる。
上記概要には、本発明の全ての態様の網羅的なリストを挙げてはいない。本発明には、前述でまとめた種々の態様の全ての好適な組合せからの実施可能な全てのシステム及び方法が含まれ、並びに以下の詳細な説明で開示されるもの、特に本出願と共に提出された請求項において指摘されるものが含まれると考えられる。このような組合せには、上記概要では具体的には説明されていない特定の優位性がある。
本発明の実施形態を、限定としてではなく例として、添付図面の図に示し、図面中、同様の参照符号は同様の要素を示す。本開示での、本発明の「an」又は「1つの」実施形態への言及は、必ずしも同じ実施形態に対するものではなく、それらは、少なくとも1つを意味していることに留意されたい。
本発明の一実施形態に係るオーディオシステムの俯瞰図を示す。 一実施形態に係る単一キャビネットに収納されたラウドスピーカアレイを示す。 別の実施形態に係る単一キャビネットに収納されたラウドスピーカアレイを示す。 一実施形態に係るオーディオ受信機の機能単位ブロック図及びいくつかの構成ハードウェア要素を示す。 リスニング領域内のリスナの推定位置を示す。 リスニング領域内のリスナの推定位置を示す。 リスニング領域内のリスナの推定位置を示す。 リスニング領域内のリスナの推定位置を示す。 一実施形態に係るラウドスピーカアレイにより放射されるサウンドを調整するための方法を示す。 リスナが個別の音声コマンドを発声する例を示す。 リスナが個別の音声コマンドを発声する例を示す。 例示の音声コマンドに基づきリスナに対して生成されたビームパターンを示す。 例示の音声コマンドに基づきリスナに対して生成されたビームパターンを示す。
以下、いくつかの実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。詳細について多く説明されるが、当然のことながら、本発明のいくつかの実施形態は、これらの詳細なしに実施してよい。他の例では、本説明の理解を不明瞭にすることがないように、周知の回路、構造、及び技術について、詳細には示されていない。
図1は、本発明の一実施形態に係るオーディオシステム1の俯瞰図を示す。オーディオシステム1は、外部音源2、オーディオ受信機3及びラウドスピーカアレイ4を含むことができる。オーディオシステム1は、1人以上の意図されたリスナ5A及び5Bが位置する部屋又はリスニング領域6に音声プログラムコンテンツを出力する。リスナ5A及び5Bは、リスニング領域6内の様々な位置に着席していてよく、オーディオ受信機3は、ラウドスピーカアレイ4によるサウンド出力を以下でより詳細に説明されるようにリスナ5A及び5Bのコマンド並びに好みに従って調整することができる。
外部音源2は、1つ以上の音声ストリーム(サウンドプログラムコンテンツを表す)を、処理のために、オーディオ受信機3に送信可能な任意のデバイスとすることができる。例えば、図1のシステム1の外部音源2は、一つ以上の音声ストリーム(サウンドプログラムコンテンツを表現)を、処理のために、有線又は無線の接続のどちらかを通じて、オーディオ受信機3に送信するラップトップコンピュータである。別の実施形態では、外部音源2は、その代わりに、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット型コンピュータ、モバイル機器(例えば、携帯電話又はモバイル音楽プレーヤ)、及び、遠隔メディアサーバ(例えば、インターネットストリーム音楽又は映画サービス)のうちの1つ以上、セットトップボックス、テレビ、ゲームシステム、パーソナルビデオレコーダ、DVDプレーヤ、ブルーレイプレーヤなどとすることができる。
図1で示すように、オーディオシステム1の構成要素は、異なるユニットに分散され、収容される。他の実施形態では、オーディオ受信機3は、ラウドスピーカアレイ4の中に統合されて、独立型ユニットを提供する。この実施形態では、ラウドスピーカアレイ4は、有線又は無線の接続のどちらかを通して、サウンドプログラムコンテンツを表す1つ以上の音声ストリームを、外部音源2から直接受信する。
外部音源2から音声ストリームを受信するとして説明しているが、オーディオ受信機3は、ローカルな記憶媒体に記憶される音声ストリームにアクセスすることができる。この実施形態では、オーディオ受信機3は、外部音源2と双方向作用なしに、ローカルな記憶媒体から、処理のために、音声ストリームを読み出す。
以下でより詳細に説明するように、オーディオ受信機3は、音声ストリームの処理及び一つ以上のラウドスピーカアレイ4の駆動用の任意のデバイスの種類又はデバイスのセットとすることができる。例えば、オーディオ受信機3は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイル機器、ホームシアタオーディオ受信機、又はオーディオ信号を処理できるハードウェアプロセッサ及びロジック構造のセットとすることができる。
次にラウドスピーカアレイ4を参照すると、図2Aは、単一キャビネット8に収容された複数のトランスデューサ7を有するラウドスピーカアレイ4を示す。この例では、10個のトランスデューサ7が、キャビネット8内で1行に整列され、サウンドバースタイルのラウドスピーカアレイ4を形成し得る。図2Bに示す別の実施例では、ラウドスピーカアレイ4は、キャビネット8内で8行及び4列に整列された32個の別個のトランスデューサ7を有することができる。他の実施形態においては、等間隔又は不等間隔を有する様々な数のトランスデューサ7が使用され得る。平坦な面又は直線状に整列して示されているが、トランスデューサ7は、円弧に沿って湾曲した形態で整列させることができる。
トランスデューサ7は、フルレンジドライバ、ミッドレンジドライバ、サブウーファー、ウーファー、ツイータの任意の組合せであり得る。トランスデューサ7の各々は、円筒状の磁気ギャップを通して軸方向に動くよう、ワイヤのコイル(例えば、ボイスコイル)を制約するフレキシブルサスペンションを介して、強固なバスケット、又はフレームに接続された軽量ダイアフラム、若しくはコーンを使用してよい。電気オーディオ信号がボイスコイルに印加されると、電流によってボイスコイル内に磁界が生成され、可変電磁石となる。コイル及びトランスデューサ7の磁気システムは、相互に作用して、コイル(したがって、それに結合しているコーン)を前後に動かす機械力を生成する。これによって、発生源(例えば、信号プロセッサ、コンピュータ、及びオーディオ受信機)から到来する印加された電気オーディオ信号の制御下で、サウンドを再生する。
各トランスデューサ7は、別々かつ別個のオーディオ信号に応じてサウンドを生み出すように、個々に、かつ別々に駆動され得る。ラウドスピーカアレイ4内のトランスデューサ7が、異なるパラメータ及び設定(遅延及びエネルギーレベルを含む)に従って個々に単独で駆動されることを可能にすることによって、ラウドスピーカアレイ4は、リスナ5の好みに従って再生されるサウンドプログラムコンテンツの対応するチャネルをシミュレートするか、又はより適切に表すために、数多くの指向性/ビームパターンを生成してもよい。例えば、異なる幅/指向性及び角度のビームパターンを、ラウドスピーカアレイ4によって放射することができる。
図1に示すとおり、ラウドスピーカアレイ4は、オーディオ受信機3に接続するためのワイヤ又はコンジットを備え得る。例えば、ラウドスピーカアレイ4は、複数の配線点を備え得る。そしてオーディオ受信機3は、補完的な配線点を備え得る。これらの配線点はそれぞれ、ラウドスピーカアレイ4の背面にあるバインディングポスト及びオーディオ受信機3のスプリングクリップであり得る。ワイヤは、別々にくるまれているか、或いは他の方法でそれぞれの配線点に連結されて、ラウドスピーカアレイ4をオーディオ受信機3に電気的に連結する。
他の実施形態においては、ラウドスピーカアレイ4が、無線プロトコルを使用してオーディオ受信機3に連結されており、アレイ4及びオーディオ受信機3が物理的に結合せず、高周波接続を維持するようになっている。例えば、ラウドスピーカアレイ4は、オーディオ受信機3内の対応WiFi(登録商標)送信機からのオーディオ信号を受信するためのWiFi受信機を備え得る。いくつかの実施形態においては、ラウドスピーカアレイ4が、オーディオ受信機3から受信した無線オーディオ信号を使用してトランスデューサ7を駆動するための一体型増幅器を備え得る。上述のとおり、ラウドスピーカアレイ4は、下記の技法に従って信号を処理するため、及び各トランスデューサ7を駆動するための構成要素を備えるスタンドアロン型ユニットであり得る。
単一のラウドスピーカアレイ4を含むものとして、図1に示されているが、オーディオシステム1は、無線の又は有線の接続を通してオーディオ受信機3に接続する任意の数のラウドスピーカアレイ4を含むことができる。例えば、オーディオシステム1は、1つのサウンドプログラムコンテンツの前面左のチャネル、前面中心チャネル、前面右のチャネル、後部の右のサラウンドチャネル、後部の左のサラウンドチャネル及び低周波チャネル(例えば、サブウーファー)をそれぞれ表す6つのスピーカアレイ4を含むことができる。別の実施形態では、オーディオシステム1は、1つのステレオサウンドプログラムコンテンツの前面左及び前面右のチャネルを表す2つのラウドスピーカアレイ4を含むことができる。
図3は、一実施形態に係る、オーディオ受信機3の機能ユニットブロック図及び幾つかの構成ハードウェアコンポーネントを示す。図3に示す構成要素は、オーディオ受信機3に含まれる要素を代表するものであり、他の構成要素を除外するものと解釈されるべきでない。図3の各要素は、以下に例として説明する。
オーディオ受信機3は、電気、無線又は光信号を用いて1つ以上の外部オーディオソース2からサウンドプログラムコンテンツの1つ以上のチャネルを受信するための複数の入力9を含んでもよい。入力9は、デジタル入力9A及び9B、並びに、アナログ入力9C及び9Dのセット(オーディオ受信機3の露出表面に位置する物理的コネクタのセットを含む)とすることができる。例えば、入力9は、高解像度マルチメディアインタフェース(High-Definition Multimedia Interface、HDMI(登録商標))入力、光デジタル入力(Toslink)、同軸デジタル入力及びフォノ入力を含んでもよい。一実施形態では、オーディオ受信機3は、外部音源2との無線接続を通して、オーディオ信号を受信する。本実施形態では、入力9として、無線プロトコルを用いた外部音源2との通信用の無線アダプタが挙げられる。例えば、無線アダプタは、Bluetooth(登録商標)、IEEE(登録商標)802.11x、セルラー方式による移動通信用のグローバルシステム(GSM(登録商標))、セルラー方式による符号分割多元接続(CDMA)、又はロングタームエボリューション(LTE(登録商標))プロトコルを使用して通信することができ得る。
一実施形態では、外部音源2及びオーディオ受信機3は、1つの、分割できないユニットに統合されている。本実施形態では、ラウドスピーカアレイ4もまた、同じユニットに統合することができる。例えば、外部音源2及びオーディオ受信機3は、ユニットの左右の側に統合されたトランスデューサ7を有する1つのコンピュータに搭載することができる。
オーディオ受信機3に戻って、入力9からの全般的な信号の流れを次に説明する。最初にデジタル入力9A及び9Bを見て、入力9A及び/又は9Bを通してデジタルオーディオ信号を受信すると、オーディオ受信機3は、デコーダ10A又は10Bを用いて、電気、光又は無線の信号を、サウンドプログラムコンテンツを表すオーディオチャネルのセットにデコードする。例えば、デコーダ10Aは、6本のオーディオチャネル(例えば、5.1の信号)を含む単一の信号を受信し、6本のオーディオチャネルに信号をデコードすることができる。デコーダ10は、アドバンストオーディオコーディング(AAC(登録商標))、MPEG(登録商標)オーディオレイヤII、MPEGオーディオレイヤIII、及びフリーロスレスオーディオコーディング(FLAC)を含む任意のコーデック又は技法を使用してエンコードされたオーディオ信号をデコードすることができ得る。
アナログ入力9C及び9Dを参照すると、アナログ入力9C及び9Dによって受信される各アナログ信号は、サウンドプログラムコンテンツの単一のオーディオチャネルを表すことができる。したがって、1つのサウンドプログラムコンテンツの各チャネルを受信するのに複数のアナログ入力9C及び9Dの必要があり得る。オーディオチャネルは、各アナログ/デジタルコンバータ11A及び11Bによってデジタル化され、デジタルオーディオチャネルを形成することができる。
デコーダ10A及び10B並びにアナログ/デジタルコンバータ11A及び11Bの各々からのデジタルオーディオチャネルは、マルチプレクサ12に供給される。マルチプレクサ12は、制御信号13に基づいて、オーディオチャネルのセットを選択的に出力する。制御信号13は、オーディオ受信機3の制御回路若しくはプロセッサから、又は外部装置から受信することができる。例えば、オーディオ受信機3の動作モードを制御する制御回路は、デジタルオーディオチャネルのセットを選択的に出力するマルチプレクサ12に、制御信号13を出力することができる。
マルチプレクサ12は、選択されたデジタルオーディオチャネルをアレイプロセッサ14に供給する。マルチプレクサ12によって出力されたチャネルは、アレイプロセッサ14によって処理され、処理された駆動信号のセットを生成する。処理は、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、FFT)などの変換を用いて、時間領域及び周波数領域の両方において実行されてもよい。アレイプロセッサ14は、特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用プロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号コントローラ、又はハードウェア論理構造(例えば、フィルタ、論理演算装置、及び専用状態の機械など)のセットとすることができる。アレイプロセッサ14は、リスナ位置推定器15、リスナ識別器16、及び/又は音声コマンドプロセッサ17からの入力に基づいて、ラウドスピーカアレイ4のトランスデューサ7を駆動する信号のセットを生成する。
リスナ位置推定器15は、リスニング領域6内の1人以上の人間であるリスナ5の位置を推定する。例えば、位置推定器15は、リスニング領域6内のリスナ5の物理的座標又はラウドスピーカアレイ4に対するリスナ5の角度を推定することができる。図4Aは、リスニング領域6内のリスナ5Aの推定位置を示す。推定位置は、ラウドスピーカアレイ4の側面に対する座標x、yにより定義される。図4Aで直行座標として示されているが、リスナ5Aの推定位置は、図4Bで示されるようにラウドスピーカアレイ4に対する角度として表されてもよい(例えば、リスナ5Aは、ラウドスピーカアレイ4の長手方向軸の左にα度である)。単一のリスナ5に関して説明しているが、位置推定器15はリスニング領域6内の複数のリスナ5(例えば、リスナ5A及び5B)の位置を推定することができる。
リスナ位置推定器15は、リスナ5の位置を推定する任意のデバイス又はアルゴリズムを用いることができる。一実施形態では、リスニング領域6内の1人以上のリスナ5の位置決定を支援するために、1つ以上のマイクロフォン18A〜18Dをリスナ位置推定器15に通信可能に接続することができる。一実施形態では、マイクロフォン18A〜18Dは、オーディオコーデック19に直接接続される。オーディオコーデック19は、データストリーム又はマイクロフォン18A〜18Dから受信した信号をコーディング又はデコーディングするために用いることができる。一実施形態では、オーディオコーデック19は、オーディオ信号処理に加えて、マイクロフォン18A〜18Dにより生成されるマイクロフォン信号のアナログドメインとデジタルドメインとの間の変換を実行する。
一実施形態では、マイクロフォン18A〜18Dは、ラウドスピーカアレイ4に統合され、検知された音に対応するマイクロフォン信号は1つ以上の無線プロトコル(例えば、Bluetooth及びIEEE 802.11x)を用いて、オーディオ受信機3に送信される。例えば、図1、図4A及び図4Bに示すように、マイクロフォン18A〜18Dは、ラウドスピーカアレイ4に統合される。マイクロフォン18A〜18Dは、任意の種類の音響/電気トランスデューサ又はセンサ(微小電子機械システム(MEMS)マイクロフォン、圧電マイクロフォン、エレクトレットコンデンサマイクロフォン、又はダイナミックマイクロフォンなど)とすることができる。マイクロフォン18A〜18Dは、カージオイド、全方向性、及び8の字(figure-eight)などの様々な極性パターンの範囲を提供してよい。一実施形態では、マイクロフォン18A〜18Dの極性パターンは、経時的に継続的に変化する場合がある。
一実施形態では、マイクロフォン18A〜18Dは、マイクロフォンアレイ18を形成することがある。リスナ位置推定器15は、マイクロフォンアレイ18からの入力を受信し、これらの入力に基づいてリスナ5の位置を推定することができる。一実施形態では、マイクロフォンアレイ18は、リスニング領域6内のリスナ5からの音声コマンドを検知し、検知した音声コマンドに基づいてリスナ5の位置を推定することができる。例えば、リスナ5は、「音楽をかけて」と言うことにより、オーディオシステム1にサウンドを出力するようコマンド指定することができる。マイクロフォンアレイ18によりこのコマンドを検知することに応じて、位置推定器15は、リスニング領域6内の発声したリスナ5の位置を特定するよう試み始めることができる。別の例では、オーディオシステム1に挨拶する/呼びかける(例えば、オーディオシステム1が「システム」と名付けられている場合、「やあ、システム」)ことにより、位置推定器15にリスニング領域6内のリスナ5の位置を特定させように、リスナ5が促すことができる。
一実施形態では、リスナ位置推定器15は、検知したサウンド(すなわち、検知した音声コマンド)の到達角度を判定することによりリスニング領域6内のリスナ5のうちの1人以上の位置を推定することができる。例えば、位置推定器15は、マイクロフォンアレイ18から受信したマイクロフォン信号を、不連続な数の角度/方向に向いた、いくつものビームフォーマを通して到達角度を推定することができる。各ビームフォーマからのエネルギー出力が計算され、最大エネルギーの方向が到達角度として選択される。リスナ5のラウドスピーカアレイ4に対する角度又は方向に関係して説明したが、一実施形態では、位置推定器15は、マイクロフォンアレイ18から受信した検知したマイクロフォン信号に基づいてラウドスピーカアレイ4からのリスナ5の距離を推定してもよい。
一実施形態では、複数のマイクロフォンアレイ18は、リスニング領域6内のリスナ5のうちの1人以上の位置を推定するのに用いることができる。例えば、図4Cに示すように、複数のラウドスピーカアレイ4A及び4Bは各々、それぞれマイクロフォン18A〜18D及び18E〜18Hから成る個別のマイクロフォンアレイ18を含んでもよい。ラウドスピーカアレイ4A及び4Bの相対的配置を知ることにより、1人以上のリスナ5の位置を三角測量を用いて推定することができる。この例では、リスナ5の推定位置は、ラウドスピーカアレイ4A及び4Bにより生成されるビームパターンを角度及び距離に対して調整するのに用いることができる。例えば、ラウドスピーカアレイ4Bよりリスナ5Bから遠いラウドスピーカアレイ4Aは、オーディオシステム1がリスナ5Bにより調整されてサウンドを出すようにゲインを増加させることができる。
別の実施形態では、複数の個々のマイクロフォン18A〜18Cは、リスニング領域6内のリスナ5のうちの1人以上の位置を推定するのに用いることができる。例えば、図4Dに示すように、複数のラウドスピーカアレイ4A〜4Cは、各々、個別のマイクロフォン18A〜18Cを含んでもよい。ラウドスピーカアレイ4A〜4Cの相対的配置を知ることにより、1人以上のリスナ5の位置は、各マイクロフォン18A〜18Cでのサウンドの到達時間遅延を用いて推定することができる。例えば、マイクロフォン18Bが、音声コマンドをマイクロフォン18Aより時間dAB遅く検知した場合、リスナ5Bは定遅延線AB上に座っている。同様に、マイクロフォン18Bが、音声コマンドをマイクロフォン18Cより時間dBC遅く検知した場合、リスナ5Bは定遅延線BC上に座っている。遅延線AB及びBCの交点がリスナ5Bの推定位置を表す。リスナ5Bの推定位置は、ラウドスピーカアレイ4A〜4Cにより生成されるビームパターンを調整するのに用いることができる。
一実施形態では、オーディオ受信機3は、また、リスニング領域6内のリスナ5の識別を判定するためのリスナ識別器16を含んでもよい。一実施形態では、リスナ識別器16は、マイクロフォンアレイ18からの信号を受信する。信号は、リスナ5が発声する音声コマンド又は他のスピーチを表してもよい。リスナ識別器16は、スピーチ信号を既知のユーザ/リスナに対応するパターンと比較する。例えば、オーディオ受信機3は、既知のユーザ/リスナのスピーチパターンを記憶するユーザプロファイルデータベース20を含んでもよい。記憶されたスピーチパターンは、オーディオシステム1の通常の使用の間、又はオーディオシステム1の構成の間に記録することができる。
比較に基づいて、リスナ識別器16は、リスナ5からのスピーチを既知のユーザプロファイルと関連付ける。ユーザプロファイルは、識別されたリスナ5に対する1つ以上の好みを含んでもよい。例えば、好みとしては、好みの音量設定、好みの低音レベル設定、好みの高音レベル設定、好みの残響レベル設定、好みのイコライゼーション設定、リスニング領域6内の通常の着席場所、及び/又は他の同様な設定/好みを挙げることができる。一実施形態では、リスナ5からのスピーチをユーザプロファイルと関連付けられた記憶したスピーチパターンと一致するのに失敗すると、リスナ識別器16は、新しいリスナ5のための新しいユーザプロファイルを生成することができる。新しく生成されたユーザプロファイルはデフォルト設定に初期化されてもよい。新しいリスナ5がオーディオシステム1を経時的に使い、好みに基づいて設定を変更する(例えば、音声コマンドプロセッサ17により処理される音声コマンドを用いて)と、ユーザプロファイル設定は、こうした好みに一致するように適応できる。
例えば、リスナ5Aの音量を上げる要求に応じて、リスナ5Aのユーザプロファイルは、より大きな音量に対する好みを表すように更新されてもよい。それにより、リスナ5Aによるオーディオ受信機1のその後の使用の間、オーディオ受信機3及びラウドスピーカアレイ4のオーディオ出力の音量は、より大きな音量で開始することができる。同様な調整を、リスナ5の各々によるオーディオシステム1の経時的な使用に基づいて、他のユーザプロファイルの好みに対し行うことができる。
一実施形態では、ユーザプロファイル設定は、リスナ5のユーザプロファイルの各設定が異なるコンテンツ種類に対して個別の値を有することができるようなコンテンツベースである。例えば、音量設定は、音楽、映画、テレビなどに対して個別の好みの値を有することができる。これらのコンテンツ記述は、ジャンルに基づき更に分割されてもよい(例えば、喜劇映画、ホラー映画、及び劇映画に対する個別の音量設定)。
一実施形態では、ユーザプロファイル設定は、時間帯により同様に分割することができる。例えば、好みの音量設定は、午前の時間には好みの音量設定は第1の値(例えば15dB)で、午後の時間には好みの音量設定は第2の値(例えば20dB)のように、時間帯に基づいてもよい。音量設定に関連して説明したが、各リスナ5に対する各ユーザプロファイル設定は、同様に分割することができる。
一実施形態では、オーディオ受信機3は、音声コマンドプロセッサ17を含んでもよい。音声コマンドプロセッサ17は、マイクロフォンアレイ18からの信号を、直接又はオーディオコーデック19を介して間接のいずれかで受信する。マイクロフォン信号は、リスナ5が発声する音声コマンドを表すことができる。音声コマンドプロセッサ17は、これらのマイクロフォン信号を処理してリスナ5からの意図したコマンドを判定し、コマンドを実行するためのアレイプロセッサ14に対応する制御信号を送信する。例えば、マイクロフォン信号は、リスナ5Aが「やあ、システム!」又は「システム、私を追加して!」と発声するのに対応してもよい。これらのマイクロフォン信号の受信に応じて、音声コマンドプロセッサ17は、アレイプロセッサ14にリスナ5Aに向けたビームパターンを生成させる制御信号を送信することができる。この例では、ビームパターンは、また、リスナ位置推定器15及びリスナ識別器16からの入力に基づいて、ビームパターンがリスナ5Aの現在の位置にフォーカスしリスナ5Aの好みに応じるように生成することもできる。
一実施形態では、リスナ5Aは、リスナ位置推定器15により判定されたリスナ5の推定位置の代わりに、ビームパターンをリスニング領域6内の既定の区域、位置、又は場所にフォーカスすることができる。例えば、リスナ5Aは、「半分の音量で場所2」と話してもよい。この例では、場所2は、リスナ5Bが位置するリスニング領域6内の長いすの右の最前席に事前に設定することができる。リスナ5Aからのこの要求に応じて、音声コマンドプロセッサ17は、アレイプロセッサ14がラウドスピーカアレイ4を駆動してリスニング領域6内の場所2に向けたビームパターンを半分の音量で生成するような制御信号を送信する。
一実施形態では、ビームパターンは、オーディオシステム1の過去の使用に基づいて、識別されたリスナ5に方向付けることができる。例えば、リスナ5Aにより午後6:00に数日間オーディオシステム1が既定の場所1及び2に方向付けられたサウンドビームで連続して使われた後、その後のリスナ5Aによる午後6:00又はその頃のオーディオシステム1の使用は、既定の場所1及び2にサウンドビームを方向付けることをデフォルトとするであろう。一実施形態では、オーディオシステム1は、リスナ位置推定器15がリスナ5の位置を推定することができないと、もう1人のリスナ5の最後に知られた位置をデフォルトとすることができる。リスナ5の最後に知られた位置は、リスニング領域6内の通常/好みの着席位置と共に、ユーザプロファイルデータベース20内に記憶することができる。
前述のように、音声コマンドプロセッサ17は、実行する動作を決定する音声コマンドを分析する。音声コマンドは、既定の動作でもよい。例えば、リスナ5Aは「トランスミュージックにイコライズして」と話してもよい。この要求に応じて、音声コマンドプロセッサ17は、アレイプロセッサ17に入力されたオーディオをトランスミュージックに対する既定のイコライゼーション設定に基づいてイコライズさせる制御信号を送信する。別の例では、リスナ5Aは「システム、部屋を満たして!」と話してもよい。この要求に応じて、音声コマンドプロセッサ17は、アレイプロセッサ17がラウドスピーカアレイ4を駆動してリスニング領域6内を包含する広いビームパターンを生成させる制御信号を送信する。
前述のように、リスナ位置推定器15、リスナ識別器16、及び/又は音声コマンドプロセッサ17からの入力に基づいて、1つのサウンドプログラムコンテンツの1つ以上のオーディオチャネルが、アレイプロセッサ14によりリスナ5の好みに応じたビームパターンを生成するように修正される。サウンドプログラムコンテンツの処理されたセグメントは、1つ以上の互いに異なるアナログ信号を生成するために、アレイプロセッサ14から1つ以上のデジタル/アナログコンバータ21まで伝達される。デジタル/アナログコンバータ21によって生成されたアナログ信号は、パワーアンプ22へと供給されて、ラウドスピーカアレイ4の選択されたトランスデューサ7を駆動して、所望のビームパターンを生成する。
次に図5を参照すると、ラウドスピーカアレイ4から放射されるサウンドを調整するための方法30が説明される。方法30の動作は、オーディオ受信機3、ラウドスピーカアレイ4、及びオーディオシステム1の他のデバイスの1つ以上の構成要素によって実行され得る。
一実施形態では、方法30は、リスナ5が音声コマンドを発声する動作31から始まる。音声コマンドは、サウンドビームをリスナ若しくはリスニング領域6内の所望の位置にフォーカス、ラウドスピーカアレイ4から放射されるサウンドを調整(例えば、音量、イコライゼーション、及び残響)、並びに/又は他の同様な修正をさせるリスナ5の要望を示すことができる。図6A及び図6Bは、リスナ5Aが個別の音声コマンドを発声する例を示す。
リスナが音声コマンドを発するのに続いて、動作32は、1つ以上のマイクロフォンアレイ18を用いて音声コマンドを検知する。マイクロフォンアレイ18は、1つ以上のラウドスピーカアレイ4それぞれの内に組み込まれていてもよく、又はオーディオ受信機3に直接接続されていてもよい。検知された音声コマンドに対応するマイクロフォン信号は、以下により詳細を説明するように更に処理するために、オーディオ受信機3に中継されてもよい。
動作33では、マイクロフォン信号は、発声したリスナ5を識別するために、ユーザプロファイルと関連付けられた1つ以上のスピーチパターン/識別特性と比較される。比較には、発声したリスナ5を識別するような音声認識を実行するための任意の公知の技術を用いることができる。一実施形態では、リスナ5からのスピーチをユーザプロファイルと関連付けられた記憶したスピーチパターン/識別特性と一致するのに失敗すると、動作33は、新しいリスナ5のための新しいユーザプロファイルを生成することができる。新しく生成されたユーザプロファイルはデフォルト設定に初期化されてもよい。新しいリスナ5がオーディオシステム1を経時的に使い、好みに基づいて設定を変更する(例えば、音声コマンド)と、ユーザプロファイル設定は、こうした好みに一致するように適応できる。
動作34で、方法30は、オーディオ受信機3及びラウドスピーカアレイ4により生成されるビームパターンに適用する設定を判定する。設定は、検知した音声コマンド内の指示、発声した/識別されたリスナ5の推定位置、及び/又は発声した/識別されたリスナ5に関連付けられたユーザプロファイル内に記憶された好みに基づいてもよい。例えば、動作35は、前述したように、リスナ位置推定器15を用いて、発声した/識別されたリスナ5の推定位置を判定してもよい。この推定位置を用いて、動作35は、ビームパターンを向けるための方向の設定を判定する。別の例では、検知した音声コマンドは、「サウンドを半分の音量に下げて」と話していてもよい。この音声コマンドに応じて、動作35は、ビームパターンの音量設定を判定することができる。更に別の例では、動作35は、関連付けたユーザプロファイル内に記憶された好みに基づいて、ビームパターンを介して放射されるオーディオのイコライゼーション設定を判定できる。
図6Aの音声コマンドの例に基づいて、動作34は、半分の音量で場所1に方向付けた第1のビームパターン及び最大音量で場所2に方向付けた第2のビームパターンに対する設定を判定できる。他の設定は、リスナ5A及び5Bの識別、時間帯、オーディオコンテンツなどに基づき判定できる。図6Aの音声コマンドの例に基づいて、動作34は、リスナ5Aの推定位置に方向付けた第1のビームパターン及びリスナ5Bの推定位置に方向付けた第2のビームパターンに対する設定を判定できる。他の設定は、リスナ5A及び5Bの識別、時間帯、オーディオコンテンツなどに基づき判定できる。
動作35で、方法30は、リスナ5A及び5Bによる著しいオーバーヘッド並びに双方向作用なしに、調整されたビームパターンを生成するために判定された設定を適用する。特に、生成されたビームパターンは、リスナ5A及び5Bからの最小限度の入力で、リスナ5A及び/又は5Bの明示的並びに暗黙の好みにカスタマイズされる。図7A及び図7Bは、図6A及び図6Bそれぞれの音声コマンドに基づいて、リスナ5A及び5Bに対して生成されたビームパターンを示す。一実施形態では、リスナ5の好み及び位置は経時的に変化するので、方法30は、リスナ5に対するビームパターンを修正するために絶えず実行される。一実施形態では、動作35は、現在使われている設定に基づいて、ユーザプロファイルデータベース20内に記憶された対応するユーザプロファイルに対する好みを更新する。この調整により、リスナ設定が最新であり各リスナ5の現在の好みを反映しているのが確実になる。
先に説明したように、本発明の実施形態は製品であり、その中で1つ以上のデータ処理コンポーネント(全体的に「プロセッサ」と本明細書で称される)が、先述した動作を実行するようにプログラムする命令が記憶された機械可読媒体(超小型電子技術によるメモリなど)とすることができる。他の実施形態では、これらの動作の一部は、結線論理回路(例えば、専用デジタルフィルタブロック及びステートマシン)を含む特定のハードウェアコンポーネントにより実行されてよい。それらの動作は、或いは、プログラムされたデータ処理コンポーネント及び固定された結線回路(hardwired circuit)コンポーネントの任意の組合せにより実行されることがあり得る。
ある実施形態について説明し添付の図面に示してきたが、当然のことながら、このような実施形態は大まかな発明を単に例示するものであってそれを限定するものではなく、また、本発明は図示及び説明した特定の構成及び配置には限定されない。なぜならば、他の種々の変更が当業者に想起され得るからである。したがって、説明は、限定的ではなく例示的であると見なされる。

Claims (25)

  1. ラウドスピーカアレイにより放射されるサウンドを調整するための方法であって、
    1つ以上のマイクロフォンアレイにより、リスニング領域内のユーザからの音声コマンドを検知することと、
    前記検知した音声コマンドに基づき、ビームパターンを向ける前記リスニング領域内の位置を決定することと、
    前記リスニング領域内の前記決定された位置に前記ビームパターンを向けることと、
    を含む方法。
  2. 前記リスニング領域内の前記位置を決定することは、
    前記マイクロフォンアレイから受信したマイクロフォン信号を、前記リスニング領域内の不連続な数の方向に向いたビームフォーマのセットに供給することと、
    各ビームフォーマからのエネルギー出力を算出することと、
    最大のエネルギー出力の前記ビームフォーマに基づき、前記音声コマンドの到達角度を決定することと、
    を含み、前記ビームパターンを向ける前記決定された位置は前記音声コマンドの前記到達角度の方向である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マイクロフォンアレイからのマイクロフォン信号を受信することと、
    前記マイクロフォン信号を、一致を判定するために、記憶したユーザプロファイルに関連付けた1つ以上のスピーチ識別特性と比較することと、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記リスニング領域内の前記位置を決定することは、
    一致した前記ユーザプロファイルから好みの位置設定を取得することを含み、前記好みの位置設定は、前記ユーザによる過去の使用習慣に基づき設定される、請求項3に記載の方法。
  5. 一致した前記ユーザプロファイルから1つ以上の好みの設定を取得することを更に含み、前記ビームパターンは、前記1つ以上の好みの設定に基づき生成される、請求項3に記載の方法。
  6. 前記マイクロフォン信号と前記記憶したユーザプロファイルに関連付けた前記1つ以上のスピーチ識別特性との間の一致を判定することができないことに応じて、新しいユーザプロファイルを生成することを更に含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記マイクロフォンアレイからの前記音声コマンドに対応するマイクロフォン信号を受信することと、
    前記音声コマンドにより指示された前記ビームパターンに対する1つ以上の好みの設定を判定するために前記マイクロフォン信号を処理することと、
    を更に含み、前記ビームパターンは、判定された前記1つ以上の好みの設定に基づき生成される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記1つ以上の好みの設定は、前記ビームパターンを向ける前記リスニング領域内の既定の位置を示す、請求項7に記載の方法。
  9. 前記1つ以上の好みの設定は、前記ビームパターンの音量、低音、高音、及び残響比率のうちの1つ以上を示す、請求項7に記載の方法。
  10. 1つ以上のラウドスピーカアレイにより放射されるサウンドを調整するためのオーディオシステムであって、
    リスナからの音声コマンドを検知する複数のマイクロフォンと、
    前記複数のマイクロフォンから受信した、前記検知した音声コマンドを表す信号に基づき、前記1つ以上のラウドスピーカアレイの1つにより放射されるビームパターンに適用する第1の設定を判定する音声コマンドプロセッサと、
    前記判定した第1の設定に基づき、前記ビームパターンを放射するために前記1つ以上のラウドスピーカアレイの前記1つの各トランスデューサを駆動する駆動信号のセットを生成する、アレイプロセッサと、
    を備えるオーディオシステム。
  11. 前記複数のマイクロフォンから受信した、前記検知した音声コマンドを表す前記信号に基づき、前記リスナの前記位置を推定するためのリスナ位置推定器を更に備え、前記アレイプロセッサは、前記推定位置に前記ビームパターンを向けるための前記駆動信号を生成する、請求項10に記載のオーディオシステム。
  12. 1人以上の既知のリスナに対するスピーチ識別特性を記憶するユーザプロファイルデータベースと、
    前記リスナに対応するユーザプロファイルを識別するために、前記複数のマイクロフォンから受信した、前記検知した音声コマンドを表す前記信号を、前記記憶したスピーチ識別特性の各々と比較するためのリスナ識別器と、
    を更に備える、請求項11に記載のオーディオシステム。
  13. 前記リスナ識別器は、前記リスナに対応する前記ユーザプロファイルに関連付けた第2の設定を前記アレイプロセッサに供給し、前記アレイプロセッサは、前記第2の設定に基づいて、前記ビームパターンを放射するための前記駆動信号を生成する、請求項12に記載のオーディオシステム。
  14. 前記リスナ位置推定器が、前記リスナの前記位置を推定することができない時、前記第2の設定は、前記ビームパターンを方向付けるための、前記リスナに対応した好みの位置である、請求項13に記載のオーディオシステム。
  15. 前記複数のマイクロフォンは1つ以上のマイクロフォンアレイを形成し、各マイクロフォンアレイは、個別のラウドスピーカアレイに統合されている、請求項10に記載のオーディオシステム。
  16. 前記複数のマイクロフォンの各々は個別のラウドスピーカアレイに統合されている、請求項10に記載のオーディオシステム。
  17. ラウドスピーカアレイにより放射されるサウンドを調整するための製品であって、
    命令を記憶する非一時的可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータデバイス内のプロセッサによって実行されると、
    マイクロフォン信号から、リスニング領域内のユーザからの音声コマンドを検出し、
    前記検出した音声コマンドに基づき、ビームパターンを向ける前記リスニング領域内の位置を決定し、
    前記リスニング領域内の前記決定された位置に前記ビームパターンを向ける、
    非一時的可読記憶媒体を備える製品。
  18. 前記プロセッサによって実行されると、
    前記マイクロフォン信号を、前記リスニング領域内の不連続な数の方向に向いたビームフォーマの1つのセットに供給し、
    各ビームフォーマからのエネルギー出力を算出し、
    最大のエネルギー出力の前記ビームフォーマに基づき、前記音声コマンドの到達角度を決定する、
    更なる命令を前記非一時的可読記憶媒体が記憶し、前記ビームパターンを向ける前記決定された位置は前記音声コマンドの前記到達角度の方向である、請求項17に記載の製品。
  19. 前記プロセッサによって実行されると、
    前記マイクロフォン信号を、一致を判定するために、記憶したユーザプロファイルに関連付けた1つ以上のスピーチ識別特性と比較する、更なる命令を前記非一時的可読記憶媒体が記憶する、請求項17に記載の製品。
  20. 前記プロセッサによって実行されると、
    前記一致したユーザプロファイルから好みの位置設定を取得する更なる命令を前記非一時的可読記憶媒体が記憶し、前記好みの位置設定は、前記ユーザによる過去の使用習慣に基づき設定される、請求項19に記載の製品。
  21. 前記プロセッサによって実行されると、
    前記一致したユーザプロファイルから1つ以上の好みの設定を取得する、更なる命令を前記非一時的可読記憶媒体が記憶し、前記ビームパターンは、前記1つ以上の好みの設定に基づき生成される、請求項19に記載の製品。
  22. 前記プロセッサによって実行されると、
    前記マイクロフォン信号と前記記憶したユーザプロファイルに関連付けた前記1つ以上のスピーチ識別特性との間の一致を判定することができないことに応じて、新しいユーザプロファイルを生成する、更なる命令を前記非一時的可読記憶媒体が記憶する、請求項19に記載の製品。
  23. 前記プロセッサによって実行されると、
    前記音声コマンドにより指示された前記ビームパターンに対する1つ以上の好みの設定を判定するために前記マイクロフォン信号を処理する、更なる命令を前記非一時的可読記憶媒体が記憶し、前記ビームパターンは、前記判定された1つ以上の好みの設定に基づき生成される、請求項17に記載の製品。
  24. 前記1つ以上の好みの設定は、前記ビームパターンを向ける前記リスニング領域内の既定の位置を示す、請求項23に記載の製品。
  25. 前記1つ以上の好みの設定は、前記ビームパターンの音量、低音、高音、及び残響比率のうちの1つ以上を示す、請求項23に記載の製品。
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