JP2017228935A - パケット転送制御装置、パケット転送制御方法、およびパケット転送制御プログラム - Google Patents
パケット転送制御装置、パケット転送制御方法、およびパケット転送制御プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017228935A JP2017228935A JP2016123818A JP2016123818A JP2017228935A JP 2017228935 A JP2017228935 A JP 2017228935A JP 2016123818 A JP2016123818 A JP 2016123818A JP 2016123818 A JP2016123818 A JP 2016123818A JP 2017228935 A JP2017228935 A JP 2017228935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- external
- ofs
- internal
- destination
- packet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
Description
したがって、従来型ルータおよび相互接続するOFSクラスタを拡大させてもネットワークの大規模化を容易に実現させることができる。
[OpenFlow]
図1(a)に示すように、従来型ルータがレイヤ3によるダイナミックルーチングを行う際、従来型ルータと一体で動作するREが、ルーチングプロトコルとして機能するC-Plane(コントロールプレーン)にてコントロールパケットを処理し経路計算を行っていた。そして、従来型ルータは、経路計算結果に従って、D-Plane(データプレーン)にてパケット転送部がデータパケットを実際に処理することでパケット転送を行っていた。しかし、図1(a)に示す方式では、C-PlaneとD-Planeとが一体化しているため、従来型ルータに新たな経路制御方法を導入することが困難であり、柔軟なNW構築が困難であった。
例えば、従来型NWからOpenFlowベースNWへのマイグレーション時などに、それぞれのNWをレイヤ3(L3)で接続する必要がある場合が想定される。マイグレーション時には、従来型ルータに新たな技術の導入は困難であることが想定される。このため、OFC側の技術を従来型ルータに合わせるようにするために、OFCにREを備え、OFCが従来型ルータとダイナミックルーチング(IP(Internet Protocol)ルーチング)を行わせることが検討されている(非特許文献2,3参照)。なお、REは、例えばBGP(Border Gateway Protocol)やOSPF(Open Shortest Path First)などのプロトコルスタックである。
複数のOFSと複数の従来型ルータとを相互接続する場合、以下の方式1および方式2が考えられる。
つまり、図3(a)に示すように、方式1では、OFCが備えるREをOFSごとに複数用意し、OFS群のトポロジとOFC側のRE群のトポロジとを同一にしつつ、OFC側のRE群の各々が、従来型ルータが備えるREの各々に接続している。方式1によれば、OFCは、OFS群が配置される内部NWと従来型ルータが配置される外部NWとを区別なく管理する。
方式2に示すクラスタ化は、一部の課題を解決することができるが、以下の課題a〜cが存在する。
課題a:OFSクラスタを構成するOFSの数が増大した場合、内部経路と外部経路との紐付けが複雑化する。その結果、内部NW上のフォワーディング(内部フォワーディング)の実装が困難になる。
課題b:すべてのOFSがすべてのフローエントリ(またはすべての外部経路の管理情報)を持つ必要があり、フローエントリ数のスケール性の向上が制限される。
課題c:パケットヘッダの書換方式について具体的に検討されていない。例えば、Ethernet(登録商標)におけるMAC(Media Access Control)アドレス書換や、IP/MPLS(Multi Protocol Label Switching)におけるMPLSラベル書換などは、OFSクラスタ内のいずれの箇所(ingress側かegress側かなど)でいかなる方法で実行されるかは何ら規定されていない。
本実施形態は、課題a〜cを解決するために以下の特徴を備える。
・内部NWの(OFS間の)経路制御については、方式1に従い、REを各OFSに1つずつ配備する。
・外部NWの(OFS−従来型ルータ間の)経路制御については、方式2に従い、REをOFSクラスタ(またはOFC)に1つ配備する。OFCを複数用いるシステムについては、REを各OFSクラスタ(または各OFC)に1つずつ配備する。
・内部経路と外部経路との紐付けは、各OFSのREとOFSクラスタのREとの紐付けとして実現し、各OFSのREとOFSクラスタのREとの紐付けには専用のテーブルを用いる(詳細は後記)。フローエントリ変換時(書換時)には、ソースMACアドレスフォワーディング(またはソースMPLSラベルフォワーディング)を実行するフローエントリ生成を行う(詳細は後記)。
OFS#2(2−2)は、従来型ルータ#2(3−2)、OFS#3(2−3)、OFS#4(2−4)にそれぞれ接続するためのポートp1,p2,p3をそれぞれ備える。
OFS#3(2−3)は、OFS#1(2−1)、OFS#2(2−2)、OFS#5(2−5)、OFS#6(2−6)にそれぞれ接続するためのポートp1,p2,p3,p4をそれぞれ備える。
OFS#4(2−4)は、OFS#1(2−1)、OFS#2(2−2)、OFS#5(2−5)、OFS#6(2−6)にそれぞれ接続するためのポートp1,p2,p3,p4をそれぞれ備える。
OFS#5(2−5)は、OFS#3(2−3)、OFS#4(2−4)、従来型ルータ#3(3−3)にそれぞれ接続するためのポートp1,p2,p3をそれぞれ備える。
OFS#6(2−6)は、OFS#3(2−3)、OFS#4(2−4)、従来型ルータ#4(3−4)にそれぞれ接続するためのポートp1,p2,p3をそれぞれ備える。
≪構成≫
図5に、本実施形態のOFC1の機能構成詳細図の例を示す。OFC1は、統合処理部11と、外部NW経路制御部12と、内部NW経路制御部13とを含む機能部を有する。統合処理部11は、OpenFlow処理部111と、システム管理部112と、フローエントリ生成部113で構成される。システム管理部112は、IF管理部1121と、内外IF連携制御部1122で構成される。なお、「IF」はインタフェース(Interface)の略語であり、本実施形態では、OFSのポートおよび従来型ルータのポートを意味する。
OFC1は、制御部、記憶部、入力部、出力部といったハードウェアを有し、制御部が、記憶部に記憶されているプログラム(パケット転送制御プログラムを含む)を記憶領域に展開し実行することにより、上記の機能部を実現し、さまざまな処理を実行することができる。本実施形態のOFC1は、このようなソフトウェアとハードウェアの協働を実現することができる。
図6に示すように、IF管理部1121が有するIF状態テーブルT1は、「IF名」、「種類」、「mac」、「状態」といった項目を有し、OFSのポートごとにエントリが登録されている。IF状態テーブルT1は、OFS#1〜#6(2−1〜2−6)ごとに生成されている。
「IF名」には、対象のOFSが有するポートの名称が格納されている。
「種類」には、該当ポートが外部NWの従来型ルータに接続するポートであることを示す「外部」またはポートが内部NWの他のOFSに接続するポートであることを示す「内部」のいずれかの値が格納されている。
「mac」には、該当ポートのMACアドレスが格納されている。
「状態」には、該当ポートの接続状態が良好であることを示す「Up」または故障であることを示す「Down」のいずれかの値が格納されている。
「宛先」には、外部NWに配置されている機器のIPアドレスが格納されている。
「nexthop」には、宛先の機器から転送されるパケットまたは宛先の機器へのパケットを処理する従来型ルータに隣接して接続しているOFSのうち1つを示す値、および、当該OFSが従来型ルータと接続されているポートを示す値が格納されている。例えば、宛先が「1.1.1.0/24」に対応するnexthopが「OFS#1-p1」の場合、当該経路を持つ従来型ルータ#1(3−1)に接続しているOFSがOFS#1(2−1)であり、OFS#1(2−1)が従来型ルータ#1(3−1)と接続されているポートが「p1」であることを示す。なお、説明の便宜上、「OFS#1-p1」を単に各図において「#1-p1」と表記する場合がある(OFSが異なる場合やポート(IF)が異なる場合も同様)。
「宛先」には、自身のOFSのIPアドレスまたは自身以外のOFSのIPアドレスが格納されている。
「nexthop」には、クラスタ内の他の全てのOFSと接続されているポートを示す値が格納されている。
OFS#1(2−1)の内部経路テーブルT3を例にとって説明すると、内部NW経路制御部13内のRE2−1が他のOFSとの経路を計算することになる。
例えばOFS#2(2−2)自身を表すIPアドレスである10.0.0.2に対しては、nexthopがp2であることを計算できるため、「nexthop」には「p2」が格納される。「宛先」の項目に自身のOFSを表すIPアドレスが格納されている場合、対応する「nexthop」には自身のLoopbackアドレスを示す「Lo」が格納される。
「宛先」には、外部NWに配置されている機器のIPアドレスが格納されている。
「src. mac」には、ソースMACアドレスフォワーディングのMACアドレスが格納されている。例えば、当該OFSが従来型ルータと接続されているポートのMACアドレスを示す値が格納されている。
「クラスタからの出力先」には、OFSクラスタ2からのパケットを「宛先」で識別される機器に出力するときの出力先を示す値が格納されている。例えば、宛先の機器へのパケットを処理する従来型ルータに隣接して接続しているOFSを示す値、および、当該OFSと従来型ルータとの接続を担うポートを示す値が格納されている。
「Local Label」には、OFSクラスタまたはOFCが割り当てた値で、外部NWに配置されている機器に対して広告するラベルの値が格納されている。
「Remote Label」には、外部NWが割り当てた値で、到達性のある経路について、外部NWに配置されている機器より割り当てられたラベルの値が格納されている。
「dst. mac」には、内部NWにとっての宛先となるMACアドレスが格納されている。パケット書換テーブルT4bの「dst. mac」は、パケット書換テーブルT4aの「dst. mac」と同等である。
「クラスタからの出力先」には、OFSクラスタ2からのパケットを「宛先」で識別される機器に出力するときの出力先を示す値が格納されている。パケット書換テーブルT4bの「クラスタからの出力先」は、パケット書換テーブルT4aの「クラスタからの出力先」と同等である。
図5に戻って説明を続ける。OFC1は、フローエントリの生成の事前準備として、図5中の処理A1〜A6を実行する。すなわち、まず、OpenFlow処理部111が、OFS#1〜#6(2−1〜2−6)ごとのポートのIF状態をIF管理部1121に通知する(処理A1)。IF管理部1121は、通知されたIF状態を用いてIF状態テーブルT1を作成する。
OFC1は、OFSクラスタ2に関連する故障時には、図5中の処理B1〜B3を実行することがある。すなわち、まず、故障が発生した場合は必ず、IF管理部1121は、外部IF情報および内部IF情報を内外IF連携制御部1122に送信する(処理B1)。
フローエントリの書換の詳細について説明する。
図11に示すように、パケット転送に関する正常系動作(故障が発生していない正常時でのパケットの転送動作)において、以下の手順1〜3を踏むことで、外部NW経路制御部12および内部NW経路制御部13は、OFSクラスタ2へのパケット流入前にて経路計算を行い、フローエントリの書換を行う。宛先1.1.1.0/24の機器から宛先2.2.2.0/24の機器へのトラヒック方向を有するパケット転送を例に採り上げて説明する。
パケット書換テーブルT4aaは、外部NW制御用として機能するRE(4−C)が従来型ルータから受信した経路情報をもとに作成される。内部出力IFテーブルT5aは、内部NW制御用として機能するRE(4−1〜4−6)が内部NWで経路計算を行った結果から作成される。IF状態テーブルT1aは、事前に設定されている。
また、OFS#3(2−3)のフローエントリにて、流出側IFをポートp3とする様子が図示されている(符号1103)。符号1103で示すエントリ部分は、OFS#5(2−5)を除くすべてのOFSに投入すれば十分である。
IF連携の切断を表す故障が発生した場合、OFC1は、当該故障箇所を迂回するパケット転送経路のルーチングを行う。
図12に示すように、本実施形態の例として採り上げたOFSクラスタ2を構成するOFS群において、例えば、OFS#1(2−1)に関するIF連携の切断を表す故障には、故障パターン1(各OFSは内部NWから孤立しておらず、外部NWとも接続されている故障)、故障パターン2(内部NWから孤立するOFSが存在するが、当該OFSは外部NWとは接続されている)、故障パターン3(外部NWと接続断となるOFSが存在する)がある。また、OFSクラスタ2を介するトラヒックには、1.1.1.0/24宛(左←右)、2.2.2.0/24宛(左→右)、3.3.3.0/24宛(左→右)、4.4.4.0/24宛(左←右)の4種類が存在し、故障が発生したときに宛先の切替パターン(切替先となる宛先)がこれらの4種類であることを意味する。このため、故障時切替動作は、12(=3×4)通り存在するが、図12中の表に示すように、切替動作を内容別に分けると、以下の切替動作1〜6に分類される。
切替動作1は、故障パターン1の故障が発生したときに、1.1.1.0/24宛(左←右)、2.2.2.0/24宛(左→右)、3.3.3.0/24宛(左→右)、4.4.4.0/24宛(左←右)の4種類の切替パターンをとる場合に実行される。切替動作1として、内部NW経路制御部13は、RE2−1〜6が内部経路テーブルT3(図8)のnexthopを適切に変更することで、つまり故障箇所を回避するように変更することで迂回可能となる。
切替動作2は、故障パターン2の故障が発生したときに、1.1.1.0/24宛(左←右)の1種類の切替パターンをとる場合に実行される。内外IF連携制御部1122がOFS#1(2−1)の孤立を判定した上で(孤立判定の詳細は後記する)、外部NW経路制御部12は、外部経路テーブルT2(図7)のnexthopをOFS#2(2−2)に変更することで、OFSクラスタ2内部で迂回可能となる。ただし、クラスタ内での迂回先が無い場合は切替動作4に準ずる。
切替動作3は、故障パターン2の故障が発生したときに、2.2.2.0/24宛(左→右)、または、3.3.3.0/24宛(左→右)の2種類の切替パターンをとる場合に実行される。内外IF連携制御部1122がOFS#1(2−1)の孤立を判定した上で、外部NW経路制御部12が、各従来型ルータに対して、故障個所となる経路の経路削除を広告することで従来型ルータが迂回可能となる(故障の無い経路を新たに設定しその経路上をパケットが辿るようにすることが可能となる)。ただし、クラスタ内での迂回先が無い場合は切替動作4に準ずる。
切替動作4は、故障パターン2の故障が発生したときに、4.4.4.0/24宛(左←右)の1種類の切替パターンをとる場合に実行される。内外IF連携制御部1122がOFS#1(2−1)の孤立を判定した上で、外部NW経路制御部12は、外部経路テーブルT2(図7)のnexthopをOFS#2(2−2)に変更しようとするが、変更先が無いため、各従来型ルータに対して、故障個所となる経路の経路削除を広告することで従来型ルータが迂回可能となる(故障の無い経路を新たに設定しその経路上をパケットが辿るようにすることが可能となる)。ただし、従来型ルータが迂回先を保持していない場合は通信断となる。
上記のように切替動作2〜4のようにOFSの孤立が発生するときに、内外IF連携制御部1122が必要となる。
切替動作5は、故障パターン3の故障が発生したときに、1.1.1.0/24宛(左←右)の1種類の切替パターンをとる場合に実行される。外部NW経路制御部12は、外部経路テーブルT2(図7)のnexthopをOFS#2(2−2)に変更することで、OFSクラスタ2内部で迂回可能となる。ただし、クラスタ内で迂回先が無い場合は切り替え動作6に準ずる。
切替動作6は、故障パターン3の故障が発生したときに、2.2.2.0/24宛(左→右)、3.3.3.0/24宛(左→右)、4.4.4.0/24宛(左←右)の3種類の切替パターンをとる場合に実行される。外部NW経路制御部12が、各従来型ルータに対して、故障個所となる経路の経路削除を広告することで従来型ルータが迂回可能となる(故障の無い経路を新たに設定しその経路上をパケットが辿るようにすることが可能となる)。ただし、従来型ルータが迂回先を保持していない場合は通信断となる。
図12に示す故障パターン2の故障が発生し、外部NWに接続しているOFS#1(2−1)が、外部NWに接続している他のOFSのいずれか1つへの到達性(宛先にパケットを転送させること)が無くなった場合、内部NW経路制御部13は、当該OFS#1(2−1)が孤立したと判定する(OFSの孤立判定)。孤立判定により、内部NW経路制御部13は、外部NW経路制御部12に対し、OFS#1−p1を断と処理するように命令する。そして、内部NW経路制御部13は、RE(4−1〜4−6)の経路計算結果により、孤立したOFSに対して作成された内部経路テーブルT3の内容を空(null)にする。
[工程1(OFSクラスタが迂回。図12中、故障パターン2、切替パターン:1.1.1.0/24宛(左←右)に対応)]・・・外部NW経路制御部12は、孤立したOFSの外部向けIFを断として、RE(4−C)に通知する。そして、外部NW経路制御部12は、RE(4−C)の経路計算結果により外部経路テーブルT2を更新する。
図13には、外部NW経路制御部12が、孤立したOFS#1(2−1)の外部向けIF、OFS#1−p1を断として処理し、外部経路テーブルT2にて、nexthopをOFS#2−p1に変更することが図示されている(符号1301−1参照)。また、宛先1.1.1.0/24への経路広告が継続される(図13中の符号1301−2参照)。
図13には、外部NW経路制御部12が、OFS#1−p1を断として処理した結果、宛先が4.4.4.0/24のエントリのnexthopが無くなった(null)ため、各従来型ルータ(3−1〜3−4)に対し、宛先4.4.4.0/24に対する経路削除が広告されたことが図示されている(符号1302−1,1302−2参照)。
図13には、外部NW経路制御部12が、OFS#1−p1の断(符号1303−1参照)に伴い、孤立したOFS#1(2−1)に接続していた従来型ルータ#1(3−1)に対し、2.2.2.0/24宛(左→右)、および、3.3.3.0/24宛(左→右)の経路広告が停止したことを広告することが図示されている(符号1303−2参照)。また、他の従来型ルータ(#2(3−2)など)に対し、2.2.2.0/24宛(左→右)、および、3.3.3.0/24宛(左→右)の新たな経路広告をする(符号1303−3参照)。
本実施形態のOFC1が実行する処理について説明する。
図14に示すように、故障が無い正常系において、OFC1が実行する処理となる転送時動作は、以下のステップS1〜ステップS6に示す通りである。
まず、OFC1は、事前準備処理を行う(ステップS1)。具体的には、OFC1は、システム管理部112によって、コントロールパケットがPacketIn/PacketOutするようにフローエントリを設定する。また、IF管理部1121が管理するIF状態テーブルT1を生成する。つまり、OFSクラスタ2内の各OFSにおける各IFの状態(Up/Down)の取得、各IFの種類の定義(内部NW上にあれば内部IF(「内部」と定義)、外部NW上にあれば外部IF(「外部」)と定義)、各IFのMACアドレスの定義を行う。
まず、OFC1は、故障が発生したIFがどのIFであるかを判定する(ステップS11)。具体的には、OFC1は、IF管理部1121が管理するIF状態テーブルT1の状態の項目を参照して判定する。
ここで、内部IFの故障によって内部IF断となったことで、OFSが孤立し、孤立が発生した外部IFが存在する場合(ステップS14でYes。図12の故障パターン2に相当。)、OFC1は、当該(外部)IFをRE(4−C)に通知する(ステップS15)。RE(4−C)は、通知された外部IFを故障が発生した外部IFとみなし、経路計算を行い、OFC1は、経路計算結果を外部経路テーブルT2(図7)に格納する(ステップS16)。
本実施形態によれば、フローエントリ生成部113によって、OFSクラスタ2内に流入したパケットは、当該パケットの外部NW上の宛先へ転送する従来型ルータに接続しているOFSの出力IF(ポート)へ一度集約されるようにOFSクラスタ2内を経由することができる(図11の符号1101〜1104参照)。つまり、パケットごとに、OFSクラスタ2からの流出先を1つのOFSの1つの出力IFに固定するように内部経路と外部経路との紐付けが行われ、紐付けは単純化される。このような集約は、NWの大規模化のために1OFSクラスタ内のOFSの数を増大して、OFSクラスタを拡大させた場合にもあてはまる。
したがって、従来型ルータおよび相互接続するOFSクラスタを拡大させてもネットワークの大規模化を容易に実現させることができる。
また、本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
また、本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、処理手順などについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
2 OFSクラスタ
2−1〜2−6 OFS#1〜#6
3−1〜3−4 従来型ルータ
4−1〜4−6、4−C RE(ルーチングエンジン)
11 統合処理部
12 外部NW経路制御部(外部NW経路制御手段)
13 内部NW経路制御部(内部NW経路制御手段)
113 フローエントリ生成部(フローエントリ生成手段)
112 システム管理部
1121 IF管理部
1122 内外IF連携制御部
T1 IF状態テーブル
T2 外部経路テーブル
T3 内部経路テーブル
T4a,T4b パケット書換テーブル
T5 内部出力IFテーブル
Claims (8)
- 複数の従来型ルータを介して外部NW(Network)と接続される内部NW上に配置されている複数のOpenFlowスイッチを制御してパケット転送を制御するパケット転送制御装置であって、
前記複数のOpenFlowスイッチの各々に対応するルーチングエンジンを備え、前記内部NWについての経路計算を行う内部NW経路制御部と、
前記複数のOpenFlowスイッチをクラスタ化したOFSクラスタに対応するルーチングエンジンを備え、前記外部NWに対する経路計算を行う外部NW経路制御部と、
前記複数のOpenFlowスイッチの各々に対して生成されるフローエントリにおいて、前記外部NW上の宛先が設定されたパケットの、前記OFSクラスタからの流出先を、前記設定された、外部NW上の宛先へ転送する前記従来型ルータに接続している前記OpenFlowスイッチの出力IF(Interface)に設定するフローエントリ生成部と、を備える、
ことを特徴とするパケット転送制御装置。 - 前記フローエントリ生成部は、
前記パケットの前記OFSクラスタ内への流入を受け付ける前記OpenFlowスイッチにて、前記設定を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のパケット転送制御装置。 - 前記設定する出力IFをMACアドレスにより識別し、前記内部NW経路制御部と外部NW経路制御部は該当MACアドレスをソースアドレスに書換え、そのソースアドレスルーチングでパケットを転送することを特徴とする請求項2に記載のパケット転送装置。
- 前記外部NWがIPネットワークである場合、前記パケットに設定された、前記外部NW上の宛先がIPアドレスであり、
前記外部NWがIP/MPLSネットワークである場合、前記パケットに設定された、前記外部NW上の宛先が宛先ラベルである、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のパケット転送制御装置。 - 前記複数のOpenFlowスイッチの各々が備える前記ルーチングエンジンを動作させるアルゴリズムと、前記OFSクラスタが備える前記ルーチングエンジンを動作させるアルゴリズムとが共通化可能である、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のパケット転送制御装置。 - 前記設定された、外部NW上の宛先に前記パケットが到達できなくなる故障が発生した場合、当該パケットの、前記OFSクラスタからの流出先を、前記設定された、外部NW上の宛先へ転送する他の従来型ルータに接続している前記OpenFlowスイッチの出力IFに設定し、
前記設定された宛先へ転送する他の従来型ルータに接続している前記OpenFlowスイッチが無い場合、前記設定された、外部NW上の宛先を削除して、前記外部NWへ経路広告する、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のパケット転送制御装置。 - 複数の従来型ルータを介して外部NWと接続される内部NW上に配置されている複数のOpenFlowスイッチを制御してパケット転送を制御するパケット転送制御装置におけるパケット転送制御方法であって、
前記パケット転送制御装置が、
前記複数のOpenFlowスイッチの各々に対応するルーチングエンジンを備え、前記内部NWについての経路計算を行う内部NW経路制御ステップと、
前記複数のOpenFlowスイッチをクラスタ化したOFSクラスタに対応するルーチングエンジンを備え、前記外部NWに対する経路計算を行う外部NW経路制御ステップと、
前記複数のOpenFlowスイッチの各々に対して生成されるフローエントリにおいて、前記外部NW上の宛先が設定されたパケットの、前記OFSクラスタからの流出先を、前記設定された、外部NW上の宛先へ転送する前記従来型ルータに接続している前記OpenFlowスイッチの出力IFに設定するフローエントリ生成ステップと、を実行する、
ことを特徴とするパケット転送制御方法。 - 複数の従来型ルータを介して外部NWと接続される内部NW上に配置されている複数のOpenFlowスイッチを制御してパケット転送を制御するパケット転送制御装置としてのコンピュータを、
前記複数のOpenFlowスイッチの各々に対応するルーチングエンジンを備え、前記内部NWについての経路計算を行う内部NW経路制御手段、
前記複数のOpenFlowスイッチをクラスタ化したOFSクラスタに対応するルーチングエンジンを備え、前記外部NWに対する経路計算を行う外部NW経路制御手段、
前記複数のOpenFlowスイッチの各々に対して生成されるフローエントリにおいて、前記外部NW上の宛先が設定されたパケットの、前記OFSクラスタからの流出先を、前記設定された、外部NW上の宛先へ転送する前記従来型ルータに接続している前記OpenFlowスイッチの出力IFに設定するフローエントリ生成手段、
として機能させるためのパケット転送制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016123818A JP6527488B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | パケット転送制御装置、パケット転送制御方法、およびパケット転送制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016123818A JP6527488B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | パケット転送制御装置、パケット転送制御方法、およびパケット転送制御プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017228935A true JP2017228935A (ja) | 2017-12-28 |
JP6527488B2 JP6527488B2 (ja) | 2019-06-05 |
Family
ID=60892143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016123818A Active JP6527488B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | パケット転送制御装置、パケット転送制御方法、およびパケット転送制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6527488B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019181051A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 日本電気株式会社 | マルチレイヤネットワークシステム、コントローラ、制御方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
WO2020031687A1 (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送システム、転送方法及びプログラム |
JP2020088769A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送システム、転送方法及びプログラム |
KR20200140085A (ko) * | 2019-06-05 | 2020-12-15 | 주식회사 시큐아이 | 네트워크 보안 장치 및 방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080239958A1 (en) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Christopher Warren Murray | Routing path calculation apparatus and methods |
JP2014160922A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信システム、及び経路制御方法 |
JP2014533001A (ja) * | 2011-10-21 | 2014-12-08 | 日本電気株式会社 | 転送装置の制御装置、転送装置の制御方法、通信システムおよびプログラム |
-
2016
- 2016-06-22 JP JP2016123818A patent/JP6527488B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080239958A1 (en) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Christopher Warren Murray | Routing path calculation apparatus and methods |
JP2014533001A (ja) * | 2011-10-21 | 2014-12-08 | 日本電気株式会社 | 転送装置の制御装置、転送装置の制御方法、通信システムおよびプログラム |
JP2014160922A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信システム、及び経路制御方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
芦田 優太: "OpenFlowネットワークにおけるドメイン縮約を用いた階層型ネットワーク構築手法の提案", 電子情報通信学会技術研究報告, vol. 112, no. 10, JPN6019015457, 12 April 2012 (2012-04-12), JP, ISSN: 0004026652 * |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019181051A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 日本電気株式会社 | マルチレイヤネットワークシステム、コントローラ、制御方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
JPWO2019181051A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2021-03-11 | 日本電気株式会社 | マルチレイヤネットワークシステム、コントローラ、制御方法、及びプログラム |
WO2020031687A1 (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送システム、転送方法及びプログラム |
JP2020025201A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送システム、転送方法及びプログラム |
JP7091923B2 (ja) | 2018-08-07 | 2022-06-28 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送方法及びプログラム |
US11799801B2 (en) | 2018-08-07 | 2023-10-24 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Transfer device, transfer system, transfer method, and program |
JP2020088769A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送システム、転送方法及びプログラム |
WO2020110810A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日本電信電話株式会社 | 転送装置、転送システム、転送方法及びプログラム |
KR20200140085A (ko) * | 2019-06-05 | 2020-12-15 | 주식회사 시큐아이 | 네트워크 보안 장치 및 방법 |
KR102203828B1 (ko) * | 2019-06-05 | 2021-01-18 | 주식회사 시큐아이 | 네트워크 보안 장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6527488B2 (ja) | 2019-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11303515B2 (en) | IP MPLS PoP virtualization and fault tolerant virtual router | |
JP5416596B2 (ja) | ネットワーク中継装置、ネットワークシステム、それらの制御方法 | |
US8576721B1 (en) | Local forwarding bias in a multi-chassis router | |
CA2922541C (en) | Buffer-less virtual routing | |
JP7091923B2 (ja) | 転送装置、転送方法及びプログラム | |
JP6562466B2 (ja) | 冗長コントローラに対するルーティングプロトコルのプロキシ | |
US20130003745A1 (en) | Information system, control device, method of managing virtual network, and program | |
JP6160446B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法 | |
US20140204760A1 (en) | Optimizing traffic flows via mac synchronization when using server virtualization with dynamic routing | |
JP4389221B2 (ja) | ネットワーク、ルータ装置、それに用いる切替方法及びそのプログラム並びに記録媒体 | |
US20110228767A1 (en) | Virtual link aggregation of network traffic in an aggregation switch | |
JP5488979B2 (ja) | コンピュータシステム、コントローラ、スイッチ、及び通信方法 | |
JP6008801B2 (ja) | 伝送システム、送信方法、及び伝送装置 | |
CN106170952A (zh) | 用于在数据网络中部署最大冗余树的方法和系统 | |
WO2009018728A1 (fr) | Réseau en anneau ip, dispositif de routage de réseau en anneau et procédé pour transmettre un message | |
US9832121B1 (en) | Next hop instruction associations for forwarding unit programming within a network device | |
JP5429179B2 (ja) | ネットワークノードおよびその負荷分散方法 | |
JP2010517351A (ja) | ネットワークツリー管理のための方法と装置 | |
KR20150051107A (ko) | 신속한 경로 설정 및 장애 복구 방법 | |
JP6527488B2 (ja) | パケット転送制御装置、パケット転送制御方法、およびパケット転送制御プログラム | |
JP2017511069A5 (ja) | ||
JP2020537854A (ja) | 通信ルーティングシステム | |
WO2015079616A1 (ja) | 通信システム、通信方法、ネットワーク情報結合装置およびネットワーク情報結合プログラム | |
WO2011118586A1 (ja) | 通信システム、制御装置、転送ノード、処理規則の更新方法およびプログラム | |
WO2014175423A1 (ja) | 通信ノード、通信システム、パケット処理方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190415 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190510 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6527488 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |