JP2017228634A - ウェーハの外周位置を検出するウェーハの検出方法及びウェーハの外周位置を検出することが可能な加工装置 - Google Patents

ウェーハの外周位置を検出するウェーハの検出方法及びウェーハの外周位置を検出することが可能な加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェーハの外周縁位置を検出する場合に実際の外周縁位置と異なる位置を外周縁として検出すること防ぐ。【解決手段】ウェーハの外周縁の4カ所に複数の階層の光量を照射しカメラで撮像して撮像画像を複数形成するステップと、各撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化するとともに、二値化画像における画素の境界をウェーハの外周縁座標としてウェーハの外周縁の4カ所の座標をそれぞれ第一座標〜第四座標として検出する二値化ステップと、第一座標〜第四座標のうちの三座標を選定した二以上の組み合わせ毎に三座標を通過する判定円を設定し、二つの判定円が互いに所定距離以上離れているか否かで不可又は可を判定するステップと、判定ステップで可と判定された場合におけるウェーハに照射した光量と二値化画像形成の際に設定したスライスレベルとを選別し最適値とする光量スライスレベル設定ステップとを備えたウェーハの検出方法である。【選択図】図2

Description

本発明は、ウェーハの外周位置を検出するウェーハの検出方法及びウェーハの外周位置を検出することが可能な加工装置に関する。
半導体製造プロセスにおけるウェーハの研削において、例えば外周部分が丸く面取りされたウェーハを研削して薄化すると、ウェーハの外周部は、外周部に向かって尖ったエッジ状に形成される。そして、この尖ったエッジが原因となってウェーハの外周の強度が低下することで、ウェーハの外周に衝撃が加わった際にウェーハが割れやすくなるという問題、所謂ウェーハのシャープエッジの問題がある。このシャープエッジによるウェーハ割れを防ぐために、ウェーハを研削し薄化する前に、ウェーハの外周の面取り部分を切削等により円形状にトリミングし除去することにより、薄化後のウェーハに尖ったエッジが形成されないようにするウェーハの加工方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、上記特許文献1に記載されているような除去加工を切削ブレードでウェーハに施すための装置がある(例えば、特許文献2参照)。このような装置においては、ウェーハに異物が付着することを防ぐために、例えば、ウェーハは、ウェーハの裏面の外周部分のみを保持する環状保持面を有した保持ユニットで保持された状態で加工される。
そして、ウェーハへ切削ブレードを切り込ませる位置は、例えば特許文献3に開示されているように、撮像手段でウェーハの外周縁領域を撮像して形成した撮像画像から外周縁を検出して決定しており、この撮像画像から検出したウェーハの外周縁から所定距離だけ径方向内側の位置を切削ブレードで周方向に向かって切削している。
特開2000−173961号公報 特開2015−023239号公報 特開2013−084755号公報
しかし、ウェーハを撮像する際の光量や形成された撮像画像の画像処理が適切でない場合には、実際の外周縁位置と異なる位置をウェーハの外周縁として検出してしまうおそれがある。よって、ウェーハの外周縁位置を検出する場合には、実際の外周縁位置と異なる位置をウェーハの外周縁として検出してしまうおそれを低減するという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、ウェーハを保持する保持面を有した保持テーブルと、該保持テーブルで保持されたウェーハに光を照射する光照射器と該保持テーブルで保持されたウェーハを撮像し撮像画像を形成するカメラとを有した撮像手段と、を備えた装置を用いてウェーハの外周位置を検出するウェーハの検出方法であって、該保持テーブルでウェーハを保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該保持テーブルで保持されたウェーハの外周縁の4カ所においてそれぞれ該光照射器から複数の階層の光量を照射し該カメラで撮像して異なる光量で撮像されたウェーハの撮像画像を複数形成する撮像画像形成ステップと、該撮像画像形成ステップを実施した後、ウェーハの外周縁の少なくとも4カ所においてそれぞれ複数の階層の光量毎に撮像された該撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成するとともに、該二値化画像において白い画素と黒い画素との境界をウェーハの外周縁座標としてウェーハの外周縁の4カ所の座標をそれぞれ第一座標、第二座標、第三座標、第四座標として検出する二値化ステップと、該二値化ステップで検出した該第一座標、該第二座標、該第三座標、該第四座標のうちの三座標を選定した二通り以上の組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定し、設定した少なくとも二つの判定円が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する判定ステップと、該判定ステップで可と判定された場合におけるウェーハに照射した光量と二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとを選別し、選別した光量の階層及び選別したスライスレベルの階層のそれぞれの中央値を最適値として設定する光量スライスレベル設定ステップと、を備えたウェーハの検出方法である。
前記判定ステップでは、設定した少なくとも二つの前記判定円の中心位置座標をそれぞれ算出し、算出した二点の該中心位置座標が互いに所定距離以内にある場合に可と判定とし、互いに所定距離以内にない場合に不可と判定とすると好ましい。
前記判定ステップでは、前記第一座標、前記第二座標、前記第三座標、前記第四座標のうち三座標を選定した二通りの組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定するとともに、設定した少なくとも二つの該判定円の周上から該四座標のうち選定されなかった残りの各一座標までの最短距離がそれぞれ所定距離以内にある場合に可と判定とし、それぞれ所定距離以内にない場合に不可と判定とするとすると好ましい。
また、上記課題を解決するための本発明は、ウェーハを保持する保持面を有した保持テーブルと、該保持テーブルで保持されたウェーハに光を照射する光照射器と該保持テーブルで保持されたウェーハを撮像し撮像画像を形成するカメラとを有した撮像手段と、該保持テーブルで保持されたウェーハを加工する加工手段と、少なくとも該加工手段を制御する制御手段と、を備えた加工装置であって、該制御手段は、該保持テーブルで保持されたウェーハの外周縁の4カ所においてそれぞれ該光照射器から複数の階層の光量を照射し該カメラで撮像して形成した各ヶ所におけるウェーハの外周縁を含む撮像画像を複数形成する撮像画像形成部と、複数の階層の光量毎に形成された該撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成するとともに、該二値化画像において白い画素と黒い画素との境界をウェーハの外周縁座標としてウェーハの外周縁の4カ所の座標をそれぞれ第一座標、第二座標、第三座標、第四座標として検出する二値化処理部と、該二値化処理部で検出した該第一座標、該第二座標、該第三座標、該第四座標のうち三座標を選定した二通り以上の組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定し、設定した少なくとも二つの判定円が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する判定部と、該判定部で可と判定された場合におけるウェーハに照射した光量と二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとを選別し、選別した光量の階層及び選別したスライスレベルの階層のそれぞれの中央値を最適値として設定する光量スライスレベル設定部と、を備えた加工装置である。
前記判定部では、設定した少なくとも二つの前記判定円の中心位置座標をそれぞれ算出し、算出した二点の該中心位置座標が互いに所定距離以内にある場合に可と判定とし、互いに所定距離以内にない場合に不可と判定とすると好ましい。
前記判定部では、前記第一座標、前記第二座標、前記第三座標、前記第四座標のうち三座標を選定した二通りの組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定するとともに、設定した少なくとも二つの該判定円の周上から該四座標のうち選定されなかった残りの各一座標までの最短距離がそれぞれ所定距離以内にある場合に可と判定とし、それぞれ所定距離以内にない場合に不可と判定とすると好ましい。
本発明に係るウェーハの検出方法は、保持テーブルで保持されたウェーハの外周縁の4カ所においてそれぞれ光照射器から複数の階層の光量を照射しカメラで撮像して異なる光量で撮像されたウェーハの撮像画像を複数形成する撮像画像形成ステップと、撮像画像形成ステップを実施した後、ウェーハの外周縁の少なくとも4カ所においてそれぞれ複数の階層の光量毎に撮像された撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成するとともに、二値化画像において白い画素と黒い画素との境界をウェーハの外周縁座標としてウェーハの外周縁の4カ所の座標をそれぞれ第一座標、第二座標、第三座標、第四座標として検出する二値化ステップと、二値化ステップで検出した第一座標、第二座標、第三座標、第四座標のうちの三座標を選定した二通り以上の組み合わせ毎に三座標を通過する判定円を設定し、設定した少なくとも二つの判定円が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する判定ステップとを実施した後、判定ステップで可と判定された場合におけるウェーハに照射した光量と二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとを選別し、選別した光量の階層及び選別したスライスレベルの階層のそれぞれの中央値を最適値として設定する光量スライスレベル設定ステップを実施することで、光量スライスレベル設定ステップで得ることができた最適な光量でのカメラによるウェーハの撮像及び光量スライスレベル設定ステップで得ることができた最適なスライスレベルでの撮像画像の二値化が可能となり、実際の外周縁位置と異なる位置をウェーハの外周縁として検出してしまうおそれを低減できる。
保持ステップにおいて保持テーブルでウェーハを保持する状態を示す断面図である。 撮像手段によりウェーハを撮像している状態を示す断面図である。 ウェーハの撮像位置の一例を示す平面図である。 カメラにより形成され撮像画像形成部で形成されたウェーハの外周縁を含む照射光量違いの複数の撮像画像を重ねて示す平面図である。 撮像画像形成部で形成されたウェーハの外周縁を含む照射光量違いの複数の撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成する説明図である。 二値化ステップにおいて仮想的な出力画面上に白い画素及び黒い画素に分割して表示された二値化画像を示す説明図である。 判定ステップにおいて二つの判定円の中心位置座標が互いに所定距離以内になく判定部により不可と判定される場合を示す説明図である。 判定ステップにおいて二つの判定円の中心位置座標が互いに所定距離以内にあり判定部により可と判定される場合を示す説明図である。 判定ステップにおいて各判定円から四座標のうち選定されなかった残りの一座標までの距離がそれぞれに所定距離以内になく判定部により不可と判定される場合を示す説明図である。 判定ステップにおいて各判定円から四座標のうち選定されなかった残りの一座標までの距離がそれぞれ所定距離以内にあり判定部により可と判定される場合を示す説明図である。 最適の照射光量で撮像したウェーハの外周縁を含む撮像画像を最適のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成する説明図である。 最適のスライスレベルで二値化された二値化画像を仮想的な出力画面上に白い画素及び黒い画素に分割して表示した状態を示す説明図である。 二つの判定円の中心位置座標が互いに所定距離以内にあるため、この二つの判定円から実際のウェーハの外周縁の座標位置を検出する状態を示す説明図である。 ウェーハの外周縁を加工手段によりトリミングする状態を示す断面図である。
以下に、本発明に係る加工装置1を用いて、ウェーハの外周位置を検出する方法について説明する。
1 最適条件の設定
(1)保持ステップ
図1に示すウェーハWは、円盤状の半導体ウェーハ(例えば、シリコンウェーハ)であり、その表面Waには、デバイス領域Wa1と、デバイス領域Wa1を囲む外周領域Wa2とが設けられている。デバイス領域Wa1は、格子状に配列された分割予定ラインSで複数の領域に区画されており、各領域にはIC等のデバイスDがそれぞれ形成されている。ウェーハWの外周縁Wdは面取り加工されており断面が略円弧状になっている。
図1に示す加工装置1は、ウェーハWに切削加工を施す装置であるとともに、ウェーハWの外周位置を検出することができる装置である。加工装置1に備えられ図1に示すウェーハWを吸引保持する保持テーブル30は、テーブル本体300の外周に環状保持部301が+Z方向に突出するように形成されており、この環状保持部301に囲繞されるように中央に凹み部が形成されている。環状保持部301の上面は、保持テーブル30に載置されたウェーハWの裏面Wbの外周部を吸引保持する環状の保持面301aとなっている。環状保持面301aには、図示しない環状溝又は吸引孔が形成されており、環状溝又は吸引孔には吸引源302が連通している。なお、保持テーブル30は、少なくともZ軸方向を軸として回転可能である。
保持ステップでは、ウェーハWを、ウェーハWの中心が保持テーブル30の回転中心に位置するよう位置付けた後、ウェーハWの表面Waが上側になるように保持テーブル30の環状保持面301a上に載置する。そして、環状保持面301aに連通する図示しない吸引源を作動させ、保持テーブル30の環状保持面301a上でウェーハWの裏面Wbの外周部分を吸引してウェーハWを吸引保持する。
(2)撮像画像形成ステップ
加工装置1に備える図2に示す撮像手段2は、保持テーブル30で保持されたウェーハWに光を照射する光照射器20と、保持テーブル30で保持されたウェーハWを撮像し撮像画像を形成するカメラ21とを少なくとも有している。光照射器20は、光源200(例えば、LED又はキセノンランプ等)から発する光の光量を、電圧調整器201によって調整できるようになっている。光照射器20には光ファイバー202が接続されており、光源200から発せられた光は、光ファイバー202内を通ってカメラ21の内部に到達する。カメラ21は、外部光が遮光されたケース210と、ケース210内に配設され光照射器20から発せられ光ファイバー202を介して入射した光を下方に向けて反射して方向変換するハーフミラー211と、ハーフミラー211の下側に配設されハーフミラー211で反射した光が入光する対物レンズ212と、ハーフミラー211の上側に配設された撮像素子213とを備えている。ハーフミラー211は、光照射器20から発せられ光ファイバー202を介して入射した光をウェーハWに導く機能と、ウェーハWからの反射光を透過させて撮像素子213に導く機能とを有している。対物レンズ212の光軸は、保持テーブル30に保持されたウェーハWの表面Waに対して直交している。撮像素子213は、ウェーハWからの反射光を受光し、対応する画像を出力する。なお、撮像手段2は、上下動可能であるとともに、水平面方向に移動可能であってもよい。カメラ21には、CPU及びメモリ等の記憶素子等から構成される制御手段9が接続されている。
カメラ21によるウェーハWの外周縁Wdを含む撮像画像の形成は、例えば、図3に示すウェーハWの外周縁Wdの4ヶ所、すなわち、第一の撮像ポイントP1、第二の撮像ポイントP2、第三の撮像ポイントP3、及び第四の撮像ポイントP4を含む位置で行われる。ウェーハWの外周縁Wdには、例えば、結晶方位を識別するためのマークであるノッチNが、ウェーハWの中心に向けて径方向内側に窪んだ状態で形成されている。例えば、第一の撮像ポイントP1、第二の撮像ポイントP2、第三の撮像ポイントP3、及び第四の撮像ポイントP4は、ノッチNを基準としてその各位置を設定でき、図3に示すようにウェーハWの外周縁Wdに周方向に90度毎に互いに離間するように設定できる。
撮像画像形成ステップでは、図2に示すカメラ21の撮像領域内にウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1がおさまるように、ウェーハWがカメラ21の下方に位置付けられる。その状態で、電圧調整器201によって調整された所定の電圧が光源200に印加されると、光源200は、印加された電圧に対応する光量の光を発する。光源200から発せられた光は、光ファイバー202を通り、ハーフミラー211で反射し、対物レンズ212を介してウェーハWに照射される。そして、ウェーハWからの反射光が、対物レンズ212により集光され、撮像素子213に結像することで、カメラ21により、ウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1含む撮像画像が形成される。
制御手段9は、複数の階層の光量を照射しカメラ21によって撮像したウェーハWの外周縁Wdを含む撮像画像を複数形成する撮像画像形成部90を備えており、撮像画像形成部90は、電圧調整器201により光源200に印加する電圧を調整して、光照射器20のウェーハWに対する照射光量を、例えば1%から100%まで1%ずつ変化させて、図4に示すように、カメラ21によりウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1を含む照射光量が異なる撮像画像1G1、撮像画像1G2、・・・撮像画像1Gk、・・・、撮像画像1Gm(mは、本実施形態では100となる。)を形成する。図4においては、形成された撮像画像1G1、撮像画像1G2、・・・撮像画像1Gk・・・、撮像画像1Gmを重ねて示している。なお、撮像画像1G1、撮像画像1G2、・・・撮像画像1Gk・・・、撮像画像1Gmの形成のための撮像は、カメラ21の高さ位置及びX軸Y軸平面上における位置を固定して行う。形成された計100枚の撮像画像1G1、撮像画像1G2、・・・撮像画像1Gk・・・、撮像画像1Gmには、ウェーハWの外周縁Wdの一部及び背景部分(保持テーブル30の環状保持面301aの一部)が表示されている。撮像画像1G1、撮像画像1G2、・・・撮像画像1Gk・・・、撮像画像1Gmは、カメラ21から制御手段9の撮像画像形成部90に転送される。
次いで、カメラ21の高さ位置を固定した状態で、図2に示す保持テーブル30を回転させて、カメラ21の撮像領域内に図3に示すウェーハWの外周縁Wdの第二の撮像ポイントP2がおさまるように、ウェーハWがカメラ21の下方に位置付けられる。撮像画像形成部90により光照射器20のウェーハWに対する照射光量を1%から100%まで1%ずつ変化させて、カメラ21によりウェーハWの外周縁Wdの第二の撮像ポイントP2を含む照射光量が異なる撮像画像2G1、撮像画像2G2、・・・撮像画像2Gk、・・・、撮像画像2Gm(mは、本実施形態では100となる。)を形成する。撮像画像2G1、撮像画像2G2、・・・撮像画像2Gk・・・、撮像画像2Gmは、カメラ21から制御手段9の撮像画像形成部90に転送される。同様に、カメラ21により、ウェーハWの外周縁Wdの第三の撮像ポイントP3を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像3G1〜撮像画像3Gm、及びウェーハWの外周縁Wdの第四の撮像ポイントP4を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像4G1〜撮像画像4Gmが形成され、これらの撮像画像が、カメラ21から制御手段9の撮像画像形成部90に転送される。
(3)二値化ステップ
図2に示すように、制御手段9は、複数の階層の光量毎に形成された撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成する二値化処理部91を備えている。撮像画像形成部90が形成した図4に示す撮像画像1G1〜撮像画像1Gmは、二値化処理部91に転送される。
二値化処理部91は、ウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1を含む複数の階層の光量毎に撮像された計100枚の撮像画像1G1〜撮像画像1Gmを、複数の階層のスライスレベル(閾値)でそれぞれ二値化して複数の二値化画像を形成する。すなわち、二値化処理部91は、例えば、1画素の輝度が0〜255により表示されている計100枚の撮像画像1G1〜撮像画像1Gmを、例えばスライスレベルより輝度値の小さい画素を0とし、スライスレベルより輝度値の大きい画素を255として、二値化画像に変換する。図5に示すように、撮像画像1G1に対して、それぞれ二値化スライスレベルの値を0〜255の範囲で1ずつ変化させ、それぞれのスライスレベルを基準として二値化処理を施して、二値化画像1G1、二値化画像1G1・・・、二値化画像1G1、・・・二値化画像1G1(nは255である)を形成する。二値化画像1G1〜二値化画像1G1においては、各々設定したスライスレベル未満の輝度値を有する画素を画像中で黒で表示し、設定したスライスレベル以上の輝度値を有する画素を画像中で白で表示している。二値化処理部91は、光量の異なる撮像画像1G2〜1Gmに対しても同様の処理を行う。このようにして、1枚の撮像画像あたり計256枚の二値化画像が形成されることにより、計25600枚の二値化画像が形成される。
同様に、二値化処理部91は、ウェーハWの外周縁Wdの第二の撮像ポイントP2を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像2G1〜撮像画像2Gmについても、1枚の撮像画像あたり計256枚の二値化画像が形成することにより、計25600枚の二値化画像を形成する。すなわち、撮像画像2G1に対する計256枚の二値化画像2G1、2G1・・・、2G1、・・・二値化画像2G1は、255である)、〜撮像画像2Gmに対する計256枚の二値化画像2Gm、2Gm・・・、2Gm、・・・二値化画像2Gmを形成する。さらに、二値化処理部91は、ウェーハWの外周縁Wdの第三の撮像ポイントP3を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像3G1〜撮像画像3Gmから計25600枚の二値化画像を、ウェーハWの外周縁Wdの第四の撮像ポイントP4を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像4G1〜撮像画像4Gmから計25600枚の二値化画像をそれぞれ形成する。
上記のように各撮像画像ごとに二値化画像を形成した後、二値化処理部91は、例えば、撮像画像1G1に対する二値化画像1G1を、図6に示すように、例えば解像度1600×1200の仮想的な出力画面B上に白い画素及び黒い画素に分割して表示し、白い画素と黒い画素との境界のX軸Y軸平面上における1つの座標を、ウェーハWの外周縁Wdの第一座標1G1(x1、y1)として検出する。同様に、二値化処理部91は、撮像画像2G1に対する二値化画像2G1、撮像画像3G1に対する二値化画像3G1、及び撮像画像4G1に対する二値化画像4G1からも、各二値化画像の白い画素と黒い画素との境界のX軸Y軸平面上における1つの座標を、ウェーハWの外周縁Wdの座標として第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、及び第四座標4G1(x4、y4)として検出する。
さらに、二値化処理部91は、撮像画像1G1に対する二値化画像1G1、撮像画像2G1に対する二値化画像2G1、撮像画像3G1に対する二値化画像3G1、及び撮像画像4G1に対する二値化画像4G1からも、ウェーハWの外周縁Wdの座標として第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、及び第四座標4G1(x4、y4)を検出して記録する。以下、同様に、撮像画像1G1に対する二値化画像1G1〜二値化画像1G1、撮像画像2G1に対する二値化画像2G1〜二値化画像2G1、撮像画像3G1に対する二値化画像3G1〜二値化画像3G1、及び撮像画像4G1に対する二値化画像4G1〜二値化画像4G1からも、ウェーハWの外周縁Wdの座標として、第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、及び第四座標4G1(x4、y4)、〜第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、及び第四座標4G1(x4、y4)を検出する。したがって二値化処理部91は、ウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像1G1〜撮像画像1Gmについての計25600枚の二値化画像から、計25600個のウェーハWの外周縁Wdの第一座標を検出する。同様に、二値化処理部91は、ウェーハWの外周縁Wdの第二の撮像ポイントP2を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像2G1〜撮像画像2Gmについての計25600枚の二値化画像から計25600個のウェーハWの外周縁Wdの第二座標、ウェーハWの外周縁Wdの第三の撮像ポイントP3を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像3G1〜撮像画像3Gmについての計25600枚の二値化画像から計25600個のウェーハWの外周縁Wdの第三座標、及び、ウェーハWの外周縁Wdの第四の撮像ポイントP4を含み照射光量が異なる計100枚の撮像画像4G1〜撮像画像4Gmについての計25600枚の二値化画像から計25600個のウェーハWの外周縁Wdの第四座標を検出する。
(4)判定ステップ
図2に示すように、制御手段9は、二値化処理部91で検出した第一座標、第二座標、第三座標、第四座標のうち三座標を選定した二通り以上の組み合わせ毎に三座標を通過する判定円を設定し、設定した少なくとも二つの判定円が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する判定部92を備えている。二値化処理部91が検出した計25600個の第一座標、検出した計25600個の第二座標、検出した計25600個の第三座標、検出した計25600個の第四座標についてのデータが、二値化処理部91から判定部92に転送される。
例えば、判定部92は、二値化ステップで検出した第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、第四座標4G1(x4、y4)を、図7に示すように、X軸Y軸座標系上に黒丸点でプロットする。判定部92は、第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、第四座標4G1(x4、y4)のうちの、例えば第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、及び第四座標4G1(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円AC1を図7に示すように設定し、また、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、及び第四座標4G1(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円BC1を図7に示すように設定する。なお、判定部92が設定する判定円は、3つ以上であってもよい。
判定部92は、設定した少なくとも二つの判定円AC1及び判定円BC1が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する。具体的には、判定部92は、例えば、以下の2つの判定プロセスのいずれかを実行することで判定を行う。
1つの目の判定プロセスにおいては、例えば、判定部92は、判定円AC1の中心位置座標(図7においては、四角形黒点で示している。)及び判定円BC1の中心位置座標(図7においては、三角形黒点で示している。)をそれぞれ算出し、算出した二点の中心位置座標が互いに所定距離以内にある場合に可と判定とし、互いに所定距離以内にない場合に不可と判定とする。例えば、図7に示すX軸Y軸座標系の原点を中心とする直径100μmの円CC内に、判定円AC1の中心位置座標及び判定円BC1の中心位置座標が含まれている場合には可と判定し、判定円AC1の中心位置座標及び判定円BC1の中心位置座標が含まれていない場合には不可と判定し、この判定結果を記憶する。図7においては、判定円AC1の中心位置座標が、円CC内に含まれていないため、判定部92は不可と判定する。なお、円CCの直径は、100μmに限定されるものではなく、判定部92の判定精度をより高める場合には、円CCの直径をより小さく設定してもよい。
上記と同様に、判定部92は、二値化ステップで検出した第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、第四座標4G1(x4、y4)を、X軸Y軸座標系上にプロットする。そして、選定した三座標を通過する判定円AC1及び判定円BC1をX軸Y軸座標系上に設定して、円CCを用いて判定を行っていく。判定部92は、二値化処理部91が検出した計25600個の第一座標、計25600個の第二座標、計25600個の第三座標、及び計25600個の第四座標を用いて、上記判定プロセスを実行していき判定結果を蓄積していく。
例えば、判定部92は、二値化ステップで検出した第一座標1Gk(x1、y1)、第二座標2Gk(x2、y2)、第三座標3Gk(x3、y3)、第四座標4Gk(x4、y4)を、図8に示すように、X軸Y軸座標系上に黒丸点でプロットする。なお、kは、例えば60、jは、例えば140である。判定部92は、第一座標1Gk(x1、y1)、第二座標2Gk(x2、y2)、第三座標3Gk(x3、y3)、第四座標4Gk(x4、y4)のうちの、第一座標1Gk(x1、y1)、第二座標2Gk(x2、y2)、及び第四座標4Gk(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円ACkを図8に示すように設定し、また、第二座標2Gk(x2、y2)、第三座標3Gk(x3、y3)、及び第四座標4Gk(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円BCkを図8に示すように設定する。
判定部92は、判定円ACkの中心位置座標(図8においては、四角形黒点で示している。)及び判定円BCkの中心位置座標(図8においては、三角形黒点で示している。)をそれぞれ算出し、X軸Y軸座標系上にプロットする。そして、図8に示すように、判定円ACkの中心位置座標及び判定円BCkの中心位置座標が二つとも円CC内に含まれているため、判定部92は可と判定し、この判定を記憶する。このような判定を、すべての二値化画像から検出された第一〜第四座標について行う。
上記の1つ目の判定プロセスに代えて実施可能な2つの目の判定プロセスでは、例えば、判定部92は、二値化ステップで検出した第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、第四座標4G1(x4、y4)を、図9に示すように、X軸Y軸座標系上に黒丸点でプロットする。判定部92は、第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、第四座標4G1(x4、y4)のうちの、例えば第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、及び第四座標4G1(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円AC1を図9に示すように設定し、また、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、及び第四座標4G1(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円BC1を図9に示すように設定する。そして、判定部92は、判定円AC1の周上から四座標のうち選定されなかった残りの一座標である第三座標3G1(x3、y3)までの最短距離、すなわち判定円AC1の法線を第三座標3G1(x3、y3)まで延長した場合における当該延長部分の長さが所定距離(例えば、20μmである)以内にあり、かつ、判定円BC1の周上から四座標のうち選定されなかった残りの一座標である第一座標1G1(x1、y1)までの最短距離が所定距離(例えば、20μmである)以内にある場合に可と判定とし、判定円AC1の周上から第三座標3G1(x3、y3)までの最短距離が所定距離以内になく、かつ、判定円BC1の周上から第一座標1G1(x1、y1)までの最短距離が所定距離以内にない場合に不可と判定する。図9においては、判定円AC1の周上から第三座標3G1(x3、y3)までの最短距離が30μmで、かつ、判定円BC1の周上から第一座標1G1(x1、y1)までの最短距離が30μmであるため、判定部92は不可と判定する。なお、判定部92の判定精度をより高める場合に、上記判定円AC1までの最短距離20μmをより短く設定してもよい。
上記と同様に、判定部92は、二値化ステップで検出した第一座標1G1(x1、y1)、第二座標2G1(x2、y2)、第三座標3G1(x3、y3)、第四座標4G1(x4、y4)を、X軸Y軸座標系上にプロットする。そして、この四つの座標から選定した三座標を通過する判定円AC1及び判定円BC1をX軸Y軸座標系上に設定して、同様に判定を行っていく。判定部92は、二値化処理部91が検出した計25600個の第一座標、計25600個の第二座標、計25600個の第三座標、及び計25600個の第四座標を用いて、上記判定プロセスを実行していき判定結果を蓄積していく。
例えば、判定部92は、二値化ステップで検出した第一座標1Gk(x1、y1)、第二座標2Gk(x2、y2)、第三座標3Gk(x3、y3)、第四座標4Gk(x4、y4)を、図10に示すように、X軸Y軸座標系上に黒丸点でプロットする。なお、kは、例えば60、jは、例えば140である。判定部92は、第一座標1Gk(x1、y1)、第二座標2Gk(x2、y2)、第三座標3Gk(x3、y3)、第四座標4Gk(x4、y4)のうちの、第一座標1Gk(x1、y1)、第二座標2Gk(x2、y2)、及び第四座標4Gk(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円ACkを図10に示すように設定し、また、第二座標2Gk(x2、y2)、第三座標3Gk(x3、y3)、及び第四座標4Gk(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円BCkを図10に示すように設定する。
図10においては、判定円ACkの周上から四座標のうち選定されなかった残りの一座標である第三座標3Gk(x3、y3)までの最短距離が10μmであり、かつ、判定円BCkの周上から四座標のうち選定されなかった残りの一座標である第一座標1Gk(x1、y1)までの最短距離が10μmであるため、判定部92は可と判定する。このような判定を、すべての二値化画像から検出された第一〜第四座標について行う。
(5)光量スライスレベル設定ステップ
図2に示すように、制御手段9は、判定部92で可と判定された場合におけるウェーハWに照射した光量と二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとを選別し、選別した光量の階層及び選別したスライスレベルの階層のそれぞれ中央値を最適値として設定する光量スライスレベル設定部93を備えている。まず、判定部92が、二値化処理部91が検出した計25600個の第一座標、計25600個の第二座標、計25600個の第三座標、及び計25600個の第四座標を用いて上記1つ目の判定プロセスを実行して蓄積した判定結果の内、可と判定した判定結果についてのデータを光量スライスレベル設定部93に転送する。例えば、光量スライスレベル設定部93に判定部92から転送された可としたデータが、第一座標1G60140(x1、y1)〜第四座標4G60140(x4、y4)、第一座標1G60141(x1、y1)〜第四座標4G60141(x4、y4)、第一座標1G60142(x1、y1)〜第四座標4G60142(x4、y4)、第一座標1G61140(x1、y1)〜第四座標4G61140(x4、y4)、第一座標1G61141(x1、y1)〜第四座標4G61141(x4、y4)、第一座標1G61142(x1、y1)〜第四座標4G61142(x4、y4)、第一座標1G62140(x1、y1)〜第四座標4G62140(x4、y4)、第一座標1G62141(x1、y1)〜第四座標4G62141(x4、y4)、及び、第一座標1G62142(x1、y1)〜第四座標4G62142(x4、y4)に基づいているとする。
この場合において、光量スライスレベル設定部93は、判定ステップで可と判定された場合におけるウェーハWに照射した光量として、照射光量60%、照射光量61%及び照射光量62%を選定する。また、光量スライスレベル設定部93は、判定ステップで可と判定された場合における二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとして、スライスレベル140、スライスレベル141及びスライスレベル142を選定する。さらに、光量スライスレベル設定部93は、選定した3つの照射光量60%〜照射光量62%の中で値が真ん中である値、すなわち中央値である照射光量61%を最適値として最終的に決定する。また、光量スライスレベル設定部93は、選定した3つのスライスレベル140〜スライスレベル142の中で値が真ん中である値、すなわち中央値であるスライスレベル141を最適値として最終的に決定する。
2 ウェーハの外周位置の検出及びウェーハの加工
光量スライスレベル設定ステップを実施した後、光量スライスレベル設定部93が最終的に最適値として決定したスライスレベル141及び照射光量61%という条件を用いて、加工装置1によりウェーハWを円形状にトリミングする切削加工を行う。
まず、図2に示すカメラ21の撮像領域内に図3に示すウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1がおさまるように、ウェーハWがカメラ21の下方に位置付けられる。そして、制御手段9は、光量スライスレベル設定部93に記憶された最適条件を読み込み、電圧調整器201により光源200に印加する電圧を調整して、光照射器20から照射光量61%で光をウェーハWに対して照射し、ウェーハWの外周縁Wdの第一の撮像ポイントP1を含む図11に示す撮像画像1G61を形成する。保持テーブル30を回転させて、上記と同様に光照射器20から照射光量61%で光をウェーハWに対して照射する条件下で、ウェーハWの外周縁Wdの第二の撮像ポイントP2を含む撮像画像2G61、ウェーハWの外周縁Wdの第三の撮像ポイントP3を含む撮像画像3G61、及びウェーハWの外周縁Wdの第四の撮像ポイントP4を含む撮像画像4G61を形成する。
形成された撮像画像1G61〜4G61は、図2に示すカメラ21から制御手段9に転送される。撮像画像1G61が制御手段9の二値化処理部91によってスライスレベル141で二値化されることで、図11に示す二値化画像1G61141が形成される。同様に、撮像画像2G61〜4G61も、二値化処理部91によってスライスレベル141で二値化されることで、二値化画像2G61141〜4G61141が形成される。さらに、二値化処理部91は、二値化画像1G61141を、図12に示すように、例えば解像度1600×1200の仮想的な出力画面B上に白い画素及び黒い画素に分割して表示し、二値化画像1G61141領域内の白い画素と黒い画素との境界のX軸Y軸平面上における1つの座標を、ウェーハWの外周縁Wdの第一座標1G61141(x1、y1)として検出する。同様に、二値化処理部91は、二値化画像2G61141〜4G61141からも、各二値化画像の白い画素と黒い画素との境界のX軸Y軸平面上における各1つの座標を、ウェーハWの外周縁Wdの座標として第二座標2G61141(x2、y2)、第三座標3G61141(x3、y3)、及び第四座標4G61141(x4、y4)として検出する。
二値化処理部91は、検出した第一座標1G61141(x1、y1)〜第四座標4G61141(x4、y4)についてのデータを判定部92に転送する。例えば、判定部92は、第一座標1G61141(x1、y1)〜第四座標4G61141(x4、y4)を、図13に示すように、X軸Y軸座標系上に黒丸点でプロットする。判定部92は、第一座標1G61141(x1、y1)〜第四座標4G61141(x4、y4)のうちの、例えば第一座標1G61141(x1、y1)、第二座標2G61141(x2、y2)、及び第四座標4G61141(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円AC61141を図13に示すように設定し、また、第二座標2G61141(x2、y2)、第三座標3G61141(x3、y3)、及び第四座標4G61141(x4、y4)を選定し、この三座標を通過する判定円BC61141を図13に示すように設定する。
図13に示すように、判定円AC61141の中心位置座標及び判定円BC61141の中心位置座標が二つとも、X軸Y軸座標系の原点を中心とする直径100μmの円CC内に含まれているため、判定部92が、判定円AC61141及び判定円BC61141のいずれかをウェーハWの外周縁Wdの座標位置として判定する。なお、判定円AC61141の中心位置座標及び判定円BC61141の中心位置座標が二つとも円CC内に含まれていない場合には、例えば、最初にウェーハWが保持テーブル30に保持された際に、ウェーハWの搬送位置のずれが生じていたと判定し、判定部92が外部に警告を発信する。
このように、上記最適条件の設定の段階において、ウェーハWの外周縁Wdを確実に検出するための光量及びスライスレベルの条件を求め、その条件の下で、実際に加工するウェーハWを撮像して外周縁Wdを検出することにより、実際の外周縁位置と異なる位置をウェーハWの外周縁Wdとして検出してしまうおそれを低減できる。
二値化処理部91によって、ウェーハWの外周縁Wdの座標位置が検出された後、保持テーブル30に保持されたウェーハWが、図14に示す加工装置1に備える加工手段6の直下に位置付けられる。図14に示すように、保持テーブル30に保持されたウェーハWを加工する加工手段6は、切削手段であり、軸方向がY軸方向であるスピンドル60と、スピンドル60を回転駆動するモータ62と、スピンドル60の先端部に装着された切削ブレード63とを備えており、モータ62がスピンドル60を回転駆動することに伴って、切削ブレード63も高速回転する。さらに、例えば、判定部92が判定円AC61141から検出したウェーハWの外周縁Wdの座標位置を基準として、加工手段6をY軸方向に移動させ、検出したウェーハWの外周縁Wdから所定距離だけ径方向内側の位置に切削ブレード63を位置付ける。例えば、切削ブレード63の端面の約2/3が、ウェーハWの外周縁Wdを含むウェーハWの外周領域Wa2に接触するように切削ブレード63が位置付けられる。
次いで、モータ62がスピンドル60を+Y方向側から見て反時計回り方向に高速回転させることで、スピンドル60に固定されたブレード63を+Y方向側から見て反時計回り方向に高速回転させる。さらに、加工手段6が−Z方向に下降し、切削ブレード63をウェーハWの表面Waから所定深さ切り込ませる。切削ブレード63の切込み深さは、例えば、ウェーハWのトリミング加工後に実施する研削加工におけるウェーハWの研削量に基づいて決定される。切削ブレード63を所定の高さ位置まで切込み送りした後、切削ブレード63を+Y方向側から見て時計回り方向に高速回転させ続けた状態で、保持テーブル30を+Z方向側から見て反時計方向に360度回転させることで、ウェーハWの外周縁Wd全周を切削しトリミングする。他のウェーハWについても、設定された同じ条件の下で外周縁Wdを検出し、トリミングしていく。
このように、最適条件の設定の段階において、ウェーハWの外周縁Wdを確実に検出するための光量及びスライスレベルの条件を求め、その条件の下で、実際に加工するウェーハWを撮像して外周縁Wdを検出し、その位置を基準としてブレード63を切り込ませるため、所望の位置を切削することができる。
なお、本発明に係るウェーハの外周位置を検出するウェーハの検出方法は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ウェーハWに照射する光の光量及び二値化時のスライスレベルの階層は、本実施形態の例には限定されない。
1:加工装置
30:保持テーブル 300:テーブル本体 301:環状保持部
301a:環状保持面 302:吸引源
2:撮像手段 20:光照射器 200:光源 201:電圧調整器
202:光ファイバー 21:カメラ 210:ケース 211:ハーフミラー
212:対物レンズ 213:撮像素子
6:加工手段 60:スピンドル 62:モータ 63:切削ブレード
9:制御手段 90:撮像画像形成部 91:二値化処理部 92:判定部
93:光量スライスレベル設定部
W:ウェーハ Wa:ウェーハの表面 Wb:ウェーハの裏面 Wa1:デバイス領域
Wa2:外周領域 S:分割予定ライン D:デバイス Wd:外周縁

Claims (6)

  1. ウェーハを保持する保持面を有した保持テーブルと、該保持テーブルで保持されたウェーハに光を照射する光照射器と該保持テーブルで保持されたウェーハを撮像し撮像画像を形成するカメラとを有した撮像手段と、を備えた装置を用いてウェーハの外周位置を検出するウェーハの検出方法であって、
    該保持テーブルでウェーハを保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、該保持テーブルで保持されたウェーハの外周縁の4カ所においてそれぞれ該光照射器から複数の階層の光量を照射し該カメラで撮像して異なる光量で撮像されたウェーハの撮像画像を複数形成する撮像画像形成ステップと、
    該撮像画像形成ステップを実施した後、ウェーハの外周縁の少なくとも4カ所においてそれぞれ複数の階層の光量毎に撮像された該撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成するとともに、該二値化画像において白い画素と黒い画素との境界をウェーハの外周縁座標としてウェーハの外周縁の4カ所の座標をそれぞれ第一座標、第二座標、第三座標、第四座標として検出する二値化ステップと、
    該二値化ステップで検出した該第一座標、該第二座標、該第三座標、該第四座標のうちの三座標を選定した二通り以上の組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定し、設定した少なくとも二つの判定円が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する判定ステップと、
    該判定ステップで可と判定された場合におけるウェーハに照射した光量と二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとを選別し、選別した光量の階層及び選別したスライスレベルの階層のそれぞれの中央値を最適値として設定する光量スライスレベル設定ステップと、を備えたウェーハの検出方法。
  2. 前記判定ステップでは、設定した少なくとも二つの前記判定円の中心位置座標をそれぞれ算出し、算出した二点の該中心位置座標が互いに所定距離以内にある場合に可と判定とし、互いに所定距離以内にない場合に不可と判定とする、請求項1に記載のウェーハの検出方法。
  3. 前記判定ステップでは、前記第一座標、前記第二座標、前記第三座標、前記第四座標のうち三座標を選定した二通りの組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定するとともに、設定した少なくとも二つの該判定円の周上から該四座標のうち選定されなかった残りの各一座標までの最短距離がそれぞれ所定距離以内にある場合に可と判定とし、それぞれ所定距離以内にない場合に不可と判定とする、請求項1に記載のウェーハの検出方法。
  4. ウェーハを保持する保持面を有した保持テーブルと、該保持テーブルで保持されたウェーハに光を照射する光照射器と該保持テーブルで保持されたウェーハを撮像し撮像画像を形成するカメラとを有した撮像手段と、該保持テーブルで保持されたウェーハを加工する加工手段と、少なくとも該加工手段を制御する制御手段と、を備えた加工装置であって、
    該制御手段は、
    該保持テーブルで保持されたウェーハの外周縁の4カ所においてそれぞれ該光照射器から複数の階層の光量を照射し該カメラで撮像して形成した各ヶ所におけるウェーハの外周縁を含む撮像画像を複数形成する撮像画像形成部と、
    複数の階層の光量毎に形成された該撮像画像をそれぞれ複数の階層のスライスレベルで二値化して二値化画像を形成するとともに、該二値化画像において白い画素と黒い画素との境界をウェーハの外周縁座標としてウェーハの外周縁の4カ所の座標をそれぞれ第一座標、第二座標、第三座標、第四座標として検出する二値化処理部と、
    該二値化処理部で検出した該第一座標、該第二座標、該第三座標、該第四座標のうち三座標を選定した二通り以上の組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定し、設定した少なくとも二つの判定円が互いに所定距離以上離れている場合に不可と判定するとともに互いに所定距離以上離れていない場合に可と判定する判定部と、
    該判定部で可と判定された場合におけるウェーハに照射した光量と二値化画像を形成する際に設定したスライスレベルとを選別し、選別した光量の階層及び選別したスライスレベルの階層のそれぞれの中央値を最適値として設定する光量スライスレベル設定部と、を備えた加工装置。
  5. 前記判定部では、設定した少なくとも二つの前記判定円の中心位置座標をそれぞれ算出し、算出した二点の該中心位置座標が互いに所定距離以内にある場合に可と判定とし、互いに所定距離以内にない場合に不可と判定とする、請求項4に記載の加工装置。
  6. 前記判定部では、前記第一座標、前記第二座標、前記第三座標、前記第四座標のうち三座標を選定した二通りの組み合わせ毎に該三座標を通過する判定円を設定するとともに、設定した少なくとも二つの該判定円の周上から該四座標のうち選定されなかった残りの各一座標までの最短距離がそれぞれ所定距離以内にある場合に可と判定とし、それぞれ所定距離以内にない場合に不可と判定とする、請求項4に記載の加工装置。
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