JP2017226054A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017226054A
JP2017226054A JP2016125073A JP2016125073A JP2017226054A JP 2017226054 A JP2017226054 A JP 2017226054A JP 2016125073 A JP2016125073 A JP 2016125073A JP 2016125073 A JP2016125073 A JP 2016125073A JP 2017226054 A JP2017226054 A JP 2017226054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
polishing
roll body
roll
grindstones
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016125073A
Other languages
English (en)
Inventor
修二 堀地
Shuji Horichi
修二 堀地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horichi Kosakusho kk
Original Assignee
Horichi Kosakusho kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horichi Kosakusho kk filed Critical Horichi Kosakusho kk
Priority to JP2016125073A priority Critical patent/JP2017226054A/ja
Publication of JP2017226054A publication Critical patent/JP2017226054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

【課題】グラビア版ロールの表面の傷付きを無くして、グラビア版ロールの見映えの向上を図りかつ研磨した後工程での悪影響を確実に防止することができる研磨装置を提供する。
【解決手段】軸芯m回りに一定速度で回転するグラビア版ロールGの表面に対しその軸芯mと直行する方向から接触する研磨材3を設ける。この研磨材3として、回転部材4の周方向等間隔置きに設けた、互いに粒度の異なる6種類の砥石31〜36を用いる。そして、軸芯m回りに一定速度で回転するグラビア版ロールGの表面に対し、その軸芯m方向へ振幅運動しながら軸芯m方向一端から他端までの間を当該軸芯mと平行に往復移動する第1〜第6砥石31〜36を粒度の粗い順に回転部材4の回転により切り替えて、研磨している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール体の表面を研磨する研磨装置に関する。
従来より、この種の研磨装置としては、軸芯回りに一定速度で回転するロール体の表面に対しその軸芯と平行な軸芯回りに回転するロール状の研磨材を備え、ロール体に対しその軸芯と直行する方向から研磨材を接触させてロール体の表面を研磨するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。そして、研磨材は、ロール体の軸芯方向一端から他端までの間を往復移動して当該ロール体の表面を研磨している。
特許3165089号公報
ところが、前記従来のものでは、互いに回転するロール体と研磨材との間で周速差が生じるため、研磨時にロール体の軸芯方向一端から他端までの間を往復移動する研磨材によってロール体の表面に螺旋状の傷が付着することがある。このような傷は、表面の鏡面仕上げが要求されるロール体にあっては、見映えが著しく悪化する上、研磨した後工程に悪影響を及ぼすおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロール体の表面の傷付きを無くして、ロール体の見映えの向上を図りかつ研磨した後工程での悪影響を確実に防止することができる研磨装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、軸芯回りに一定速度で回転するロール体の表面を研磨する研磨装置を前提とし、前記ロール体の表面に対しその軸芯と直行する方向から接触して研磨する研磨材と、前記研磨材を前記ロール体の表面に対し略平行に振幅運動させる振幅運動手段と、前記振幅運動手段により振幅運動する前記研磨材を前記ロール体の軸芯方向一端から他端までの間をその軸芯と平行に往復移動させる往復運動手段と、を備えることを特徴としている。
また、前記研磨材として、互いに粒度を異ならせた複数種類の砥石を用いる。そして、前記各砥石を、前記ロール体の軸芯と平行な軸芯回りに回転する回転部材の周方向等間隔置きに設け、前記回転部材を回転させて前記ロール体の表面の研磨具合に応じて変更していてもよい。
また、前記回転部材を、前記各砥石のうちの粒度の大きい砥石の順から前記ロール体の表面が研磨されるように予め設定された時間毎に回転させていてもよい。
更に、前記ロール体として、表面に形成されたバラード鍍金を剥離した状態で研磨されるグラビア版ロールを適用していてもよい。
以上、要するに、軸芯回りに一定速度で回転するロール体の表面に対し略平行に振幅運動しながら軸芯方向一端から他端までの間を当該軸芯と平行に往復移動する研磨材によって研磨することで、ロール体の表面の傷付きを無くして、ロール体の見映えの向上を図りかつ研磨した後工程での悪影響を確実に防止することができる。
また、互いに粒度を異ならせた複数種類の砥石を、ロール体の軸芯と平行な軸芯回りに回転する回転部材の周方向等間隔置きに設け、回転部材を回転させてロール体の表面の研磨具合に応じて変更することで、ロール体の表面の研磨具合に応じて粒度を変更した最適な砥石によってロール体の表面を好適に研磨することができる。
また、回転部材を、予め設定された時間毎に回転させて、各砥石のうちの粒度の大きい砥石から順にロール体の表面を研磨することで、長時間に及ぶロール体の表面の研磨を付き添うことなく自動で仕上げまで行え、ロール体の表面の研磨のオートメーション化を図ることができる。
更に、ロール体として、表面に形成されたバラード鍍金を剥離した状態で研磨されるグラビア版ロールを適用することで、バラード鍍金を剥離した状態のグラビア版ロールの表面を傷つけることなく後工程での悪影響を確実に防止しつつ研磨することができる。
本発明の実施の形態に係る研磨装置の側面図である。 図1の研磨装置の正面図である。 図1の研磨装置の平面図である。
以下、本願発明の実施の形態に係る研磨装置を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る研磨装置の側面図、図2は研磨装置の正面図、図3は研磨装置の平面図をそれぞれ示している。
図1〜図3において、1は研磨装置であって、この研磨装置1は、表面に形成されたバラード鍍金(図示せず)を剥離した状態のロール体としてのグラビア版ロールGの表面の研磨に供される。
研磨装置1は、グラビア版ロールGをその水平方向へ延びる軸芯m回りに回転させる駆動手段2と、この駆動手段2により回転するグラビア版ロールGの両側端面をそれぞれ個別に支持する一側端面用及び他側端面用支承片21,22とを備えている。この一側端面用及び他側端面用支承片21,22は、研磨装置1の筐体10の左右両端部(図2及び図3では左右両端部)において水平軸回りに回転自在に支持されている。
一側端面用及び他側端面用支承片21,22は、その先端をグラビア版ロールGの両側端面にそれぞれ開口する中心孔部G1,G1に挿通して当該グラビア版ロールGをその軸芯m回りに回転自在に支承している。また、一側端面用及び他側端面用支承片21,22の先端は、それぞれ略円錐形状に形成され、その斜面と略一致するテーパー面に形成された中心孔部G1,G1に対し挿通されて合致し、グラビア版ロールGを各支承片21,22の先端に対し隙間のない状態で左右方向から支承している。
駆動手段2は、一側端面用及び他側端面用支承片21,22のうちの一側端面用支承片21の基端(図2では左端)に回転一体に連結されたプーリ211と、筐体10の一側下端部に設けられ、出力軸231を下方へ延ばした第1モータ23と、この第1モータ23の出力軸231の先端(図2では左端)に回転一体に連結されたプーリ232とを備えている。更に、駆動手段2は、第1モータ23の出力軸231のプーリ232と、一側端用支承片21のプーリ211との間に架け渡された無端ベルト212を備え、第1モータ23の出力軸231からの回転力を無端ベルト212を介して一側端用支承片21に伝達してグラビア版ロールGをその軸芯m回りに回転させるようにしている。この場合、第1モータ23は、制御手段Xに連結され、この制御手段Xが操作盤Sで操作された指示に基づいてグラビア版ロールGを一定の回転数(例えば約200〜300rpm)で回転させるように制御している。
また、他側端面用支承片22は、筐体10の一側端から他側端に亘って延びる一対のレール221,221上に支持された移動台222上に取り付けられている。各レール221の下方には、当該各レール221と伸縮軸が平行に延びるエアシリンダ24が設けられている。このエアシリンダ24のピストンロッド241の先端は、移動台222に取り付けられている。そして、ピストンロッド241の伸縮に応じて移動台222が各レール221上を進退移動し、他側端面用支承片22の先端をグラビア版ロールGの他側の中心孔部G1に対し挿通させて、一側の中心孔部G1との間でグラビア版ロールGを強固に支承している。
一側端面用及び他側端面用支承片21,22に支承されたグラビア版ロールGの上方には、グラビア版ロールGの表面を研磨する研磨材3が設けられている。研磨材3としては、互いに粒度を異ならせた6種類の第1〜第6砥石31〜36が用いられている。各砥石31〜36は、グラビア版ロールGの軸芯mと平行な軸芯n回りに回転する円盤状の回転部材4の周方向等間隔置きつまり60°の間隔置きに設けられている。そして、各砥石31〜36は、略矩形のブロック状に形成され、それぞれ回転部材4の外周面上より放射状に突出した状態で周方向両側から一対の保持板37,37により保持されて取り付けられている。この場合、第1〜第6砥石31〜36の粒度は、第1砥石31が最も荒粒の500番に、第2砥石32が次に荒粒の800番に、第3砥石33が1000番に、第4砥石34が2000番に、第5砥石35が4000番に、第6砥石36が最も細粒の10000番に、それぞれ設定されている。
回転部材4は、支持部材40に設けられた第2モータ41の軸に回転一体に連結されている。第2モータ41の軸は、回転部材4の軸芯n上に位置している。この第2モータ41は、支持部材40に対して回転部材4を60°毎に回転させ、第1〜第6砥石31〜36のうちの最下端に位置する砥石(例えば第1砥石31)の中心線を連結線L上に位置付けて当該砥石の先端面を一側端面用及び他側端面用支承片21,22に支承されたグラビア版ロールGの表面に対しその軸芯mに対し直行する方向から接触させるようにしている。この場合、第2モータ41も、制御手段Xに連結され、操作盤Sで操作された指示に基づいて回転部材4を回転させて第1〜第6砥石31〜36を選択するように制御している。
また、回転部材4は、下方に開口する断面略コ字状の支持部材40によって、軸芯nの一側及び他側から挟まれた状態で、軸芯n方向へ微動可能な隙間を存して支持されている。また、回転部材4は、支持部材40に設けられた振幅運動手段としての第3モータ42に連結され、この第3モータ42によって、支持部材40との隙間内で振動し、各砥石31〜36をグラビア版ロールGの表面に対しほぼ平行な軸芯m方向へ小刻み(例えば1mm〜2mm程度)に振幅運動させるようにしている。この場合、第3モータ42も、制御手段Xに連結され、操作盤Sで操作された指示に基づいて回転部材4の各砥石31〜36を小刻みに振幅運動させるように制御している。この第3モータ42としては、回転部材4の各砥石31〜36に対し固定周波数による超音波振動を生じさせる振動モータが適用されている。
また、研磨装置1の筐体10には、その一側端から他側端に亘って延びる凸状レール11が敷設され、この凸状レール11上にスライド部材12がスライド自在に支持されている。そして、スライド部材12には、支持部材40が摺動機構13を介して摺動自在に支持されている。
摺動機構13は、スライド部材12に設けられた、連結線Lと平行な斜面14を備え、この斜面14に沿って支持部材40の基部401を摺動自在に支持している。また、摺動機構13は、その斜面14を摺動する支持部材40の基部401の延長線上に接線が位置するように配置されたプーリ15を備え、このプーリ15がスライド部材12の上面に転動自在に支持されている。そして、支持部材40は、その基部401に一端が連結されたロープ16をプーリ15に巻回して他端をバランスウェイト17に連結することで、回転部材4の最下端に位置する砥石がグラビア版ロールGの表面に対し接触する際の接地圧のバランスを取っている。
また、プーリ15の軸には、図示しないモータの出力軸が回転一体に連結されている。このモータの出力軸とプーリ15の軸との間にはパウダークラッチPが設けられ、パウダークラッチPによってモータの出力がプーリ15に対してダイレクトに伝達されないように加減することで、ロープ16に対するバランスウェイト17からの荷重の作用具合を調整して、グラビア版ロールGの表面に対する各砥石31〜36の接地圧を調整している。この場合、パウダークラッチPも、制御手段Xに連結され、操作盤Sで操作された指示に基づいてグラビア版ロールGの表面に対し砥石が接触する際の接地圧のバランスを取るようにしている。
筐体10の凸状レール11には、オイル貯留部111が設けられている。このオイル貯留部111には、筐体10の一側端から他側端に亘って延びるボールネジ18が浸漬されている。このボールネジ18は、スライド部材12に設けられた雌ねじ部121に螺着されている。また、ボールネジ18の一端には、ギヤ181が回転一体に連結されている。このギヤ181には、筐体10に設けられた正逆回転可能な第4モータ19の出力ギヤ191に巻回されたチェーン182が巻き掛けられ、第4モータ19の正逆回転に応じてボールネジ18を回転させてスライド部材12を筐体10の一側または他側にスライド移動させることで、回転部材4の各砥石31〜36をグラビア版ロールGの一側端と他側端との間で往復移動させるようにしている。
そして、スライド部材12の雌ねじ部121に螺着されたボールネジ18、第4モータ19、及びボールネジ18一端のギヤ181と第4モータ19の出力ギヤ191とに巻回されたチェーン182によって、各砥石31〜36をグラビア版ロールGの一側端と他側端との間で往復移動させる往復運動手段5が構成されている。この場合、第4モータ19も、制御手段Xに連結され、操作盤Sで操作された指示に基づいてスライド部材12を支持部材40と共にスライド移動させて、回転部材4の各砥石31〜36をグラビア版ロールGの一側端と他側端との間で往復移動させるように制御している。
ここで、操作盤Sで操作された指示に基づいて制御手段Xにより研磨装置1によりグラビア版ロールGの表面を研磨する手順の一例を説明する。
先ず、表面に形成されたバラード鍍金を剥離した状態のグラビア版ロールGの一端の中心孔部G1に一側端面用支承片21の先端を挿通する。このとき、エアシリンダ24のピストンロッド241をグラビア版ロールGの長さ以上に伸張させておく。
次いで、グラビア版ロールGの他端の中心孔部G1に他側端面用支承片22の先端が挿通されるようにピストンロッド241を収縮させ、レール上の移動台222を後退させて他側端面用支承片22の先端をグラビア版ロールGの他側の中心孔部G1に挿通させることで、一側の中心孔部G1との間でグラビア版ロールGを強固に支承する。
その後、操作盤Sを操作し第1〜第4モータ23,41,42,19への指示を入力する。具体的には、グラビア版ロールGをその軸芯m回りに一定の回転数(例えば約200〜300rpm)で回転させるように第1モータ23への指示を入力する。また、回転部材4の第1〜第6砥石31〜36を最も荒粒の第1砥石31から最も細粒の第6砥石36の順に一定時間(例えば2〜3時間)経過する度に最下端の位置に切り替えられるように第2モータ41への指示を入力する。また、回転部材4の各砥石31〜36を小刻みに振幅運動させるように第3モータ42への指示を入力する。更に、スライド部材12を支持部材40と共にスライド移動させて回転部材4の各砥石31〜36をグラビア版ロールGの一側端と他側端との間で往復移動させるように第4モータ19への指示を入力する。
しかる後、操作盤Sで操作された指示に基づいて制御手段Xにより第1〜第4モータ23,41,42,19を制御し、第1〜第6砥石31〜36によるグラビア版ロールGの研磨を完了する。
したがって、本実施の形態では、軸芯m回りに一定速度で回転するグラビア版ロールGの表面に対しその軸芯m方向へ振幅運動しながら軸芯方向一端から他端までの間を当該軸芯mと平行に往復移動する研磨材3(第1〜第6砥石31〜36)によって研磨しているので、グラビア版ロールGの表面の傷付きを無くして、グラビア版ロールGの見映えの向上を図りかつ研磨した後工程での悪影響を確実に防止することができる。
また、回転部材4を予め設定された時間毎に回転させて、第1〜第6砥石31〜36のうちの最も荒粒の第1砥石31から最も細粒の第6砥石36の順に一定時間経過する度に砥石を最下端の位置に切り替えてグラビア版ロールGの表面を研磨しているので、長時間に及ぶグラビア版ロールGの表面の研磨を付き添うことなく自動で仕上げまで行え、グラビア版ロールGの表面の研磨のオートメーション化を図ることができる。
更に、表面に形成されたバラード鍍金を剥離した状態のグラビア版ロールGを研磨する研磨装置1とすることで、バラード鍍金を剥離した状態のグラビア版ロールGの表面を傷つけることなく後工程での悪影響を確実に防止しつつ円滑に研磨することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、本実施の形態では、第1〜第6砥石31〜36のうちの最も荒粒の第1砥石31から最も細粒の第6砥石36の順に一定時間経過する度に砥石を切り替えたが、ロール体の軸芯と平行な軸芯回りに回転する回転部材の周方向等間隔置きに設けられた、互いに粒度を異ならせた複数種類の砥石が、回転部材を適宜回転させてロール体の表面の研磨具合に応じて変更されるようにしてもよい。この場合には、ロール体の表面の研磨具合に応じて粒度を変更した最適な砥石によってロール体の表面を好適に研磨することが可能となる。
また、前記実施の形態では、研磨材3として、互いに粒度を異ならせた6種類の第1〜第6砥石31〜36を用いたが、互いに粒度の異なる6種類を除く複数種類の砥石が研磨材として用いられていてもよい。また、単一の砥石が研磨材として用いられていてもよい。
また、前記実施の形態では、互いに粒度を異ならせた6種類の第1〜第6砥石31〜36を回転部材4の周方向等間隔置きに設けたが、同一粒度の複数の砥石が回転部材の周方向等間隔置きに設けられていてもよい。この場合には、砥石の摩耗具合に応じて回転部材を回転させて砥石の交換が行われる。
また、前記実施の形態では、プーリ15の軸に連結したモータの出力軸とプーリ15の軸との間にパウダークラッチPを設けたが、回転部材の軸芯上に連通する流体通路を設け、この流体通路の基端に流体圧シリンダを連結する一方、先端を回転部材の第1〜第6砥石の基端側に向けて放射状に配置し、流体圧シリンダからの流体圧を砥石の粒度及び研磨対象物の種類に応じて流体通路を介して各砥石の基端側に作用させて、グラビア版ロールの表面に対する各砥石の接地圧を調整するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、振幅運動手段として、回転部材4の各砥石31〜36に対し固定周波数による超音波振動を生じさせる振動モータよりなる第3モータ42を適用したが、各砥石を小刻みに振幅運動させる超音波発振器や加振機などが適用されていてもよい。
また、前記実施の形態では、スライド部材12の雌ねじ部121に螺着したボールネジ18、第4モータ19、及びボールネジ18のギヤ181と第4モータ19の出力ギヤ191とに巻回したチェーン182によって、往復運動手段5を構成したが、流体圧シリンダによるピストンの伸縮動作、モータの回転により進退移動するラックピニオン機構などによって、各砥石をロール体の一側端と他側端との間で往復移動させる往復運動手段が構成されていてもよい。
また、本実施の形態では、第3モータ42によって各砥石31〜36をグラビア版ロールGの表面に対しほぼ平行な軸芯m方向へ小刻みに振幅運動させたが、振幅運動手段によって各砥石をロール体の表面に対しその軸芯と略直行する方向へ小刻みに振幅運動させるようにしてもよく、要するに、振幅運動手段によって砥石がロール体の表面に対しほぼ平行な方向へ小刻みに振幅運動していればよい。
更に、前記実施の形態では、バラード鍍金を剥離したグラビア版ロールGの表面を研磨する研磨装置1について述べたが、表面を鏡面に研磨するロール体であればなんでもよく、例えば自動車のクランクシャフトのクランクジャーナルやクランクピン、又はショックアブソーバーのピストンロッドなどのロール体を研磨する研磨装置としても適用可能である。
1 研磨装置
3 研磨材
31〜36 第1〜第6砥石
4 回転部材
42 第3モータ(振幅運動手段)
5 往復運動手段
G グラビア版ロール(ロール体)
m グラビア版ロールの軸芯
n 回転部材の軸芯

Claims (4)

  1. 軸芯回りに一定速度で回転するロール体の表面を研磨する研磨装置であって、
    前記ロール体の表面に対しその軸芯と直行する方向から接触して研磨する研磨材と、
    前記研磨材を前記ロール体の表面に対し略平行に振幅運動させる振幅運動手段と、
    前記振幅運動手段により振幅運動する前記研磨材を前記ロール体の軸芯方向一端から他端までの間をその軸芯と平行に往復移動させる往復運動手段と、
    を備えていることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記研磨材としては、互いに粒度を異ならせた複数種類の砥石が用いられ、
    前記各砥石は、前記ロール体の軸芯と平行な軸芯回りに回転する回転部材の周方向等間隔置きに設けられ、前記回転部材を回転させて前記ロール体の表面の研磨具合に応じて変更されている請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記回転部材は、前記各砥石のうちの粒度の大きい砥石から順に前記ロール体の表面が研磨されるように予め設定された時間毎に回転している請求項2に記載の研磨装置。
  4. 前記ロール体としては、表面に形成されたバラード鍍金を剥離した状態で研磨されるグラビア版ロールが適用されている請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の研磨装置。
JP2016125073A 2016-06-24 2016-06-24 研磨装置 Pending JP2017226054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016125073A JP2017226054A (ja) 2016-06-24 2016-06-24 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016125073A JP2017226054A (ja) 2016-06-24 2016-06-24 研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017226054A true JP2017226054A (ja) 2017-12-28

Family

ID=60890792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016125073A Pending JP2017226054A (ja) 2016-06-24 2016-06-24 研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017226054A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115070521A (zh) * 2022-08-22 2022-09-20 徐州鑫发机械有限公司 一种多功能机床
CN117798760A (zh) * 2024-03-01 2024-04-02 东光运城制版有限公司 一种印刷版辊打磨处理设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115070521A (zh) * 2022-08-22 2022-09-20 徐州鑫发机械有限公司 一种多功能机床
CN117798760A (zh) * 2024-03-01 2024-04-02 东光运城制版有限公司 一种印刷版辊打磨处理设备
CN117798760B (zh) * 2024-03-01 2024-04-30 东光运城制版有限公司 一种印刷版辊打磨处理设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204935308U (zh) 光学锥体镜抛光装置
CN109318099B (zh) 曲面玻璃凸面抛光机
CN202240825U (zh) 一种旋转靶材的打磨装置
CN212886907U (zh) 一种一体式抛光打蜡机
JP2017226054A (ja) 研磨装置
CN106625161B (zh) 打磨抛光装置及打磨抛光的方法
CN104942690A (zh) 一种异形工件的弹性抛光设备以及方法
CN113211276B (zh) 一种建筑施工用角度调节的打磨装置
KR101265070B1 (ko) 볼 연마장치
CN106112759A (zh) 一种轴承套圈的滚道复合超精研机
CN108723970A (zh) 一种多角度异形工件抛光机
US2450237A (en) Abrasive machine
US3021647A (en) Honing machine
JP2014151383A (ja) 軸状部材の研磨用保持装置及びこの保持装置を用いた研磨装置
KR101985862B1 (ko) 이발기용 커터 날의 연마장치
US3537214A (en) Optical surfacing apparatus
CN208214987U (zh) 一种内基外圆磨床
JP2004209631A (ja) 超仕上げ装置
CN106141892A (zh) 一种轴承套圈滚道和挡边复合超精研机
CN107186604B (zh) 一种五金柱条抛光装置
US3226884A (en) Abrading machine
US4837979A (en) Polishing device
KR20160087211A (ko) 하이브리드 건식 및 습식 복합소재 연마장치 및 이를 이용한 하이브리드 건식 및 습식 복합소재 연마방법
JP2010069594A (ja) 研削研磨装置と研削研磨方法
CN110666642A (zh) 一种零件平整面快速更换打磨装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200701

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200818