JP2017219980A - 電子機器 - Google Patents

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平井 雄介
Yusuke Hirai
雄介 平井
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Abstract

【課題】タッチディスプレイの画像情報を切替えする時の視認性を向上させる電子機器を提供すること。【解決手段】少なくとも文字又は画像の情報を表示する画像表示部と、前記画像表示部の前面に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルの押された位置を検出するタッチ検出手段と、前記タッチパネルの表面の特定領域を、少なくとも2つ以上は変形可能な変位デバイスと、前記変位デバイスを、特定領域以外と同じである第一の形状と、前記表面の特定領域以外と異なる第二の形状とに制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、ユーザのタッチ操作と、タッチ位置に応じて、まず第一の形状から第二の形状を形成し、次に第一の形状に変化させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関し、特に表示画面上にタッチパネルが配置された電子機器に関する。
従来、液晶ディスプレイ等のディスプレイ上に、タッチパネルが配置された表示装置では、電子書籍等のドキュメントを閲覧する機能が搭載されている。電子書籍は、ユーザに紙媒体の書籍に近い印象を与える為に、画像情報に様々な工夫がされている。例えば、表示された見開き2ページの紙面をタッチ操作することで、紙面が弧の字に変形した情報を表示してページが切替る。または紙面をタッチ操作して、ページが切替ると表示装置が振動して、触覚的にページ捲りに近い状態を提案している。
特許文献1には、表示画面へのタッチ操作を検知して、ページ捲り時の紙面が変形する奥行き感を画像情報として出力して、自然なページ捲りを表示する表示装置が開示されている。
特開2012-221308号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された特許文献1では、タッチ操作によるページ捲りを行う時、画像情報にページ捲り時の紙面の変形を出力するのみであって、紙媒体の書籍から得られる、紙面の変形の立体感が不足していた。
そこで、本発明の目的は、タッチ操作に応じてページ捲りする時、より紙媒体の書籍のページ捲りに近い、現実のような立体感を得ることを可能とした電子機器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、
少なくとも文字又は画像の情報を表示する画像表示部と、前記画像表示部の前面に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルの押された位置を検出するタッチ検出手段と、前記タッチパネルの表面の特定領域を、少なくとも2つ以上は変形可能な変位デバイスと、前記変位デバイスを、特定領域以外と同じである第一の形状と、前記表面の特定領域以外と異なる第二の形状とに制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、ユーザのタッチ操作と、タッチ位置に応じて、まず第一の形状から第二の形状を形成し、次に第一の形状に変化させることを特徴とする。
本発明によれば、タッチ操作に応じてページ捲りする時、より紙媒体の書籍のページ捲りに近い、現実のような立体感を得ることを可能にした電子機器を提供することができる。
本発明の実施例1と実施例2における電子機器のシステム構成図 本発明の実施例1における電子機器の正面を示す外観図 本発明の実施例1における電子機器の側面を示す外観図 本発明の実施例1におけるシステム制御部の処理フローを示すフローチャート 本発明の実施例1における処理フローの初期状態を示す図 本発明の実施例1における処理フローの変位デバイスの領域を示す図 本発明の実施例1における処理フローの所定のページ送り動作1を示す図 本発明の実施例1における処理フローの所定のページ送り動作2を示す図 本発明の実施例1における制御領域と非制御領域を示す図 本発明の実施例1における自動プログラム領域と非自動プログラム領域を示す図 本発明の実施例1における斜め方向のページ送り動作1を示す図 本発明の実施例1における斜め方向のページ送り動作2を示す図 本発明の実施例1における斜め方向のページ送り動作3を示す図 本発明の実施例2におけるシステム制御部の処理フローを示すフローチャート 本発明の実施例2における処理フローの所定のページ送り動作1を示す図 本発明の実施例2における処理フローの所定のページ送り動作2を示す図 本発明の実施例2における処理フローの所定のページ送り動作3を示す図 本発明の実施例における、画像情報と変位デバイスが連動した時を示す図 本発明の実施例における、画像情報と変位デバイスが連動した時を示す図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかわる電子機器1を示す図である。
[実施例1]
以下、図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施例について説明する。
本実施例では、電子機器1の一例として、電子ブックリーダ、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の携帯型情報機器に、ドキュメントの紙面情報を画像表示部2に表示した状態を例にとって説明する。本件で説明するドキュメントとは、電子書籍や、ワープロソフトや表計算ソフトなどで作成した文書やPDFファイル等を示す。
まず図1に示す、本発明が適用された電子機器1のシステム構成図について説明する。また補足として電子機器1の外観図を図2(a)に示し、側面の外観図を図2(b)に示す。
図1に示されるように、電子機器1は、画像表示部2、記録媒体3、変位デバイス4、タッチ検出手段5、画像制御部6、全体の制御を司るシステム制御部7から構成される。画像表示部2は、電子機器1の外装面の一面に配設された液晶ディスプレイ(LCD)等に、後述する画像制御部6から画像情報を取得して出力する。
記録媒体3は、電子機器1に着脱可能なメモリーカード等のリムーバブルな記録装置や、電子機器1に内蔵されたフラッシュメモリ等の不揮発性メモリや、ハードディスクドライブ等の磁気記憶装置である。また記録媒体3は、ドキュメントのアプリケーションが記憶されており、そのアプリケーションで使用可能な書籍情報も記憶されている。
変位デバイス4およびタッチ検出手段5について説明する。変位デバイス4とタッチ検出手段5は、公知である特表2011-508935号公報に記載された構成を用いればよい。変位デバイス4とタッチ検出手段5は、透明又は半透明の材質であり、いずれも画像表示部2の表示面を覆うように略平行に配設される。画像表示部2の前面には変位デバイス4が任意の位置に配設されて、変位デバイス4の前面にはタッチ検出手段5が配設される。
変位デバイス4は、システム制御部7の指令に基づき、内部の空洞部が拡張し、図2に示すように、表面の特定領域が変形することで、タッチ検出手段5の柔軟なシートが変形して、タッチ検出手段5上に、少なくとも1つ以上の凸面4aを形成する。また変位デバイス4は、各特定領域に対して複数の空洞部を有しており、システム制御部7の各特定領域に対する指令信号に基づき、各特定領域が変形する。
以降の説明では、図2(a)に示すように、特定領域の変形状態を示す凸面4aは丸枠をグレーで塗り潰した表示として、フラット面4bは丸枠の破線表示又は図4(b)に示すように非表示とする。
タッチ検出手段5は、任意の位置に指が触れる等して押下されると、タッチした位置の座標が検出され、この座標情報がシステム制御部7に送信され、システム制御部7は所定の処理を実行する。システム制御部7は、その座標情報により、画像表示部2に表示された各種機能の内、何が選択されたかを判断し、選択に応じた機能を動作する。タッチ検出手段5の材質は、弾性的な柔軟なシートであり、変位デバイス4の特定領域が変形して凸面を形成するに従い、シートも変形して凸面を形成する。
タッチ検出手段5は、変位デバイス4を介して画像表示部2に重ねて配設され、タッチ検出手段5のパネル上の位置と画像表示部2の表示画面上の位置は一対一に対応する。尚、画像表示部2と変位デバイス4とタッチ検出手段5は、単一構造として一体化しても良い。また変位デバイス4は上記公報(特表2011-508935)とは異なる構成を示す、特開2009-181198号公報、特開2006-285785号公報に記載された構成を用いてもよい。
画像制御部6は、記録媒体3に記憶されたドキュメントの画像情報や、撮影された画像情報、又はインターネット上から取得した画像情報等を取得し、取得した画像情報に対して画像処理を施す。画像処理部6の画像処理の内容を2点例示する。1点目は、画像制御部6は、変位デバイス4の特定領域が凸面を形成した時、ユーザの視点からは凸面周辺の画像は、歪曲により文字が歪む、又は色ずれが生じる等の問題が生じる。その問題を解決する為に、取得した画像情報を補正して、画像表示部2に出力する。
2点目は、画像制御部6は、変位デバイス4の特定領域の凸面をより強調表示するために、凸面部周辺の画像情報のみを異なる背景色に変更する、又はページ捲り時の紙面が変形した状態を画像情報として出力する。尚、画像制御部6は、必ずしも取得した画像情報に対して画像処理を施す必要はない。例えば、取得した画像情報を、そのまま画像表示部2に表示してもよい。
システム制御部7は、システム全体を制御し、CPU、メモリ(ROM、RAM)の機能を備える。システム制御部7は、タッチ検出手段5や不図示の電源スイッチや固定スイッチからの入力信号に応じて、メモリに記憶されたプログラムを実行して、電子機器1を構成する各部を制御し、所定の処理を行う。
システム制御部7は、ユーザがドキュメント等のアプリケーションを選択して起動した後、そのアプリケーションに準じた操作方法へ切替する。例えば、ドキュメントのアプリケーションが起動されて画像表示部2に書籍情報が出力されている時、ユーザがタッチ検出手段5をタッチ操作したときに書籍情報のページ捲り動作を実行する。尚、本件で述べるタッチ操作とは、フリップ操作、スライド操作、スワイプ操作、タップ操作等が含まれる。
システム制御部7は、書籍情報が出力されている時、ユーザがタッチ検出手段5にタッチした時の始点座標や現在座標を取得し、そのタッチ操作の移動量や速度や加速度を算出し、その算出値に基づき所定の処理を実行する。その所定の処理を例示する。システム制御部7は、タッチ操作の押圧又は速度又は移動量等が閾値以上であった場合やタップ操作が入力された場合、書籍情報のページ捲り動作を画像表示部2に出力すると同時に、変位デバイス4をフラット面から凸面に変形する指令を送信する。その時、変位デバイス4の凸面の高さや領域は、書籍情報の紙面の状態と連動する。
次に、図3を参照して、フリップ操作又はスライド操作又はスワイプ操作における、システム制御部7の処理フローについて説明する。
S101は、処理フローの開始であり、電子機器1の不図示の電源スイッチをオンにして、記録媒体3に記憶されたドキュメントのアプリケーションを起動した状態である。S102へ移行する。
S102は、記録媒体3に記憶された書籍情報を読込みする。その時、過去に書籍情報を閲覧した履歴があった場合は、その時の最終閲覧ページを画像表示部2に出力する。閲覧した履歴が無い場合は、1ページ目から画像表示部2に出力する。
図4(a)は、S102における電子機器1の状態を示している。図4(a)の状態は、ユーザはタッチ検出手段にタッチしておらず、全ての変位デバイス4は、フラット面4bを形成している。尚、以降の説明では、ユーザの指の腹の略中心位置を、塗りつぶした丸印s0、s1、s2、s3で示す。S103へ移行する。
S103は、ユーザがタッチ検出手段5にタッチしたかを判定する。ユーザがタッチしていない場合、タッチ検出手段5にタッチしたかの判定を繰り返す。タッチした場合、S104へ移行する。
S104は、ユーザがタッチ検出手段5にタッチした始点の座標情報s1を取得してメモリに記憶する(図4b)。また実施例1で説明する始点の定義は、以下で述べる3点の内のいずれかとする。
1点目は、ユーザのタッチを初めて検出した座標を始点とする。2点目は、タッチ検出手段5はユーザがタッチした時の押圧を検出可能であり、その押圧が閾値以上となった時の座標を始点とする。3点目は、図5より、ユーザがタッチ検出手段5を指でなぞる操作をした場合、その軌跡のベクトル方向が画像表示部2の中央部に向けられた時の座標を始点s3とする。S105へ移行する。
S105は、S104で記憶された始点の座標情報s1が、制御領域又は非制御領域であるかを判定する。図5より、タッチ検出手段5の左右の端部周辺は、制御領域5aに割当てされており、タッチ検出手段5の中央部周辺は、非制御領域5bに割当する。S104で記憶された始点の座標情報s1が、非制御領域であれば、メモリに記憶した始点座標s1を初期化し、始点座標s1が制御領域に入るまで判定を繰り返す為に、S104へ移行する。S104で記憶された始点座標s1が、制御領域であればS106へ移行する。
S106は、S104で始点座標s1が記憶された時間を基準として、任意の時間経過後にタッチしている現在座標s2を取得してメモリに記憶する。S107へ移行する。
S107は、現在座標s2と始点座標s1と任意の時間に基づき、ユーザのタッチ操作の移動量、速度、加速度、ベクトル等を算出して、メモリに記憶する。S108へ移行する。
S108は、S107で算出した始点座標s1を始点としたベクトルが、任意の角度範囲内であるかを判定する。任意の角度範囲は、タッチ検出手段5の各々の座標に対して設定される。図5より例示すると、座標w1の場合はθ1の角度範囲、座標w2の場合はθ2の角度範囲、始点座標w3の場合はθ3の角度範囲とする。S108で設定された座標w1、w2、w3の任意の角度範囲は、略画面中心の方向に設定されている。ベクトルが任意の角度範囲内であればS109へ移行する。ベクトルが任意の角度範囲外であれば、メモリに記憶した始点座標s1を初期化し、S104へ移行する。
S109は、S107で算出したタッチ操作の速度が、閾値以上であるかを判定する。速度が閾値以上であった場合、S114へ移行する。速度が閾値未満であった場合、S110へ移行する。補足として、S109で述べた、タッチ操作の速度が閾値以上とはフリック操作のことであり、閾値未満とはスライド操作やスワイプ操作であることをイメージしてもよい。
S110は、システム制御部7に格納された座標演算部7aより、変位デバイス4をフラット面から凸面へ変化させる領域を演算する。座標演算部7aの領域の演算方法について説明する。図4(b)には既知である、始点座標s1、現在座標s2、算出されたベクトルu、タップ操作の速度V(mm/s)が示されている。これよりフラット面から凸面へ変化させる領域は、ベクトルuに略直交であり、且つ、現在座標を基準位置として、速度Vに任意の時間t1を乗算した距離Lと算出する。その距離L上の範囲が、領域m1である。また領域m1を基準として、略平行に任意の幅を含めた範囲を、領域m2、領域m3と算出する。
次に、タッチ検出手段5上の領域m1、m2、m3の範囲に対応する座標を、変位デバイス4上における座標へ変換して、メモリに記憶する。S111へ移行する。
S111は、S110で記憶した領域m1、m2、m3の範囲に対応する、各変位デバイス4をフラット面から凸面に変形する指令を送信する。同時に、領域m1、m2、m3の範囲外で凸面が形成されている場合は、凸面からフラット面に変形する指令を送信する。
この時、凸面の高さを領域に応じて可変してもよい。例えば、凸面の高さをm1>m2=m3の順や、m1>m2>m3の順や、m1>m3>m2の順で、高くしてもよい。又は、書籍をページ捲りする際の紙面の撓みの高さに応じた凸面の高さに設定してもよい。また画像制御部6は、凸面周辺の画像の文字の歪み等を補正する処理を行い、画像表示部2に画像情報を出力してもよい。
S112は、図6に示すように、現在座標s2が、非自動プログラム領域5c又は自動プログラム領域5dであるかを判定する。非自動プログラム領域5cである場合は、S113へ移行する。自動プログラム領域5dである場合は、S114へ移行する。
S113は、ユーザがタッチ入力を継続しているかを判定する。タッチ操作を継続している場合は、メモリに記憶した始点座標s1を初期化し、S104へ移行する。タッチ入力を継続していない場合、S116へ移行する。
S114は、ユーザのタッチ検出手段5へのタッチ操作とは無関係に、システム制御部7に格納された自動プログラム7bに準じた処理を実行して、自動的にページ捲りが実行される。自動プログラム7bは、S112で画像表示部2に出力された書籍情報と、変位デバイス4が凸面を形成している領域を基準として、自動的にページ捲りを実行する。図4(b)、(c)、(d)に示すのは、自動プログラム7bの処理によって、各変位デバイス4が変形する流れを示す。
図4(b)は自動プログラムの処理を実行する前であり、図4(c)は自動プログラムが実行されて図4(b)に対して任意の時間経過後の状態であり、図4(d)は継続されて自動プログラムが実行されて図4(c)に対して任意の時間経過後の状態である。図4(b)、(c)、(d)に示すように、各変位デバイス4は、フラット面から凸面の形成、又は凸面からフラット面を形成する。
S115は、ユーザがタッチ検出手段5から指を離していることより、ページ捲り動作を中断する処理を実行する。その処理は、画像制御部6に対して、書籍情報を読込みしたS102の状態に戻す処理を実行する。また変位デバイス4に対しては、書籍情報をS102に戻す処理に連動させて、全ての凸面をフラット面に変化させる指令を与える。S116は、ページ捲り動作が終了し、全ての変位デバイス4はフラット面を形成している状態である。ページ捲り動作が終了した後は、S103へ移行し同様の処理を繰り返す。
尚、上述した実施形態のS109では、タッチ操作の速度が閾値以上であるかを判定した。異なる形態として、始点座標から現在座標への移動量が閾値以上であるかを判定する。その場合、移動量が閾値以上であった場合、S114へ移行する。移動量が閾値未満であった場合、S110へ移行する。
尚、上述した実施形態のS110では、速度Vと任意の時間t1に応じて距離Lを算出し、領域m1を算出していた。異なる形態として、現在座標を基準位置として、任意の距離に領域m1を算出してもよい。またフラット面から凸面へ変化させる領域m1は、ベクトルuに略直交と説明したが、必ずしも直交させる必要は無い。
尚、上述した実施形態の図4(b)、(c)、(d)では、タッチ操作を水平方向に実施した場合を図示していた。異なる形態として、図7(a)、(b)、(c)に示すように、タッチ操作を斜め方向に実施しても、本件のフローは実施可能である。
上記実施例1の効果として、フリップ操作又はスライド操作又はスワイプ操作に応じてページ捲りする時、より紙媒体の書籍のページ捲りに近い、現実のような立体感を得ることができる。
[実施例2]
以下、図8から図9を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。
上述した実施例1と同じ部分は省略する。尚、実施例1ではフリップ操作又はスライド操作又はスワイプ操作に応じたページ捲り時のフローを説明したが、実施例2ではタップ操作に応じたページ捲り時のフローを説明する。
図8を参照して、タップ操作における、システム制御部7の処理フローについて説明する。
S101と、S102と、S103は、上述した実施例1と同じ内容の為、省略する。
S201は、ユーザがタッチ検出手段5にタッチした始点の座標情報q1を取得してメモリに記憶する。(図9a)実施例2で説明する始点の定義は、以下で述べる2点の内のいずれかとする。1点目は、ユーザのタッチを初めて検出した座標を始点とする。2点目は、タッチ検出手段5はユーザがタッチした時の押圧を検出可能であり、その押圧が閾値以上となった時の座標を始点とする。
S202は、S201で記憶された始点座標q1が、制御領域又は非制御領域であるかを判定する。図5より、タッチ検出手段5の左右の端部周辺は、制御領域5aに割当てされており、タッチ検出手段5の中央部周辺は、非制御領域5bに割当する。S201で記憶された始点の座標情報q1が、非制御領域であれば、メモリに記憶した始点座標q1を初期化し、始点座標q1が制御領域に入るまで判定を繰り返す為に、S201へ移行する。S201で記憶された始点座標s1が、制御領域であればS203へ移行する。
S203は、座標演算部7aより、変位デバイス4をフラット面から凸面へ変化させる領域を演算する。その演算方法について説明する。図9(a)に示すように、書籍情報が2ページ表示されている場合、まず始点座標q1が、書籍情報の左ページ又は右ページのいずれかを選択したかを判断する。次に、始点座標q1が該当するページ側の任意の箇所を領域n1と算出する。例えば、図9(a)は、始点座標q1の左方方向に領域n1を設けた場合であり、図9(b)は、指との干渉を回避する為に、始点座標q1近傍の変位デバイス4を除く領域を、領域n1と算出した場合である。
次に、タッチ検出手段5上の領域n1の範囲に対応する座標を、450個の変位デバイス4上における座標へ変換して、メモリに記憶する。S204へ移行する。尚、S203では書籍情報が2ページ表示の算出方法を説明したが、書籍情報が1ページ表示の場合も応用可能である。
S204は、ユーザのタッチ検出手段5へのタップ操作とは無関係に、自動プログラム7bに準じた処理を実行し、自動的にページ捲りが実行される。自動プログラム7bは、S203で記憶した領域n1の範囲に対応する、各変位デバイス4をフラット面から凸面に変形する指令を送信し(図9(a)、図9(b))、次にそれらを基準として自動的にページ捲りを実行する(図9(c))。
S205は、ページ捲り動作が終了し、全ての変位デバイス4はフラット面を形成している状態である。ページ捲り動作が終了した後は、S103へ移行し同様の処理を繰り返す。
上記実施例2の効果として、タップ操作でページ捲りする時、より紙媒体の書籍のページ捲りに近い、現実のような立体感を得ることができる。尚、上述した実施形態では、システム制御部7は、始点座標や現在座標や速度等に基づき変位デバイス4が凸部を形成する領域を算出して凸部を形成したが、その限りでは無く、ページ捲り時の画像情報に準じて、凸部を形成する領域を算出してもよい。
例えば図10(a)に示すように、ページ捲り時の画像情報が、ページの変形状態r1、r2を表示している時、その変形箇所r1、r2に凸部を形成してもよい。また図10(b)に示すように、ページ捲り時の画像情報が、ページとページの境界部r3を表示している時、その境界部r3に凸部を形成してもよい。
また凸部を形成した変位デバイス4は、立体感を生み出す為に、凸部の高さを可変してもよい。またシステム制御部7が、画像情報に準じて凸部を形成する場合、画像情報に付加された立体感などを示す奥行き情報に応じて凸部の領域や高さを制御してもよい。あるいは、システム制御部7は、ページ捲り時の画像のテンプレートを予め用意しておき、入力された画像がテンプレートとマッチングした時、凸部の領域や高さを制御してもよい。
尚、上述した実施形態では、ドキュメントのページ捲り時における変位デバイス4の制御方法について説明した。異なる形態として、ドキュメントに限定されず、画像表示部2に表示された画像が移動する場合に、本件のフローは適用可能である。例えば、タブレット等をタッチ操作してメインのホーム画面から隣のホーム画面へ切替する時に、実施可能である。
尚、上述した実施形態において、ページ捲りを実施する時、不図示のスピーカより効果音を発してもよい。尚、上述した実施形態では、本発明を電子機器1に適用した場合を例にして説明した。本発明でいう電子機器1とは、カメラ、携帯電話、タブレット機器、PDA、ゲーム機器、音楽プレーヤ、パーソナルコンピュータ等と、タッチパネルを含む製品に適用可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
2 画像表示部、4 変位デバイス、5 タッチ検出手段、7 システム制御部

Claims (8)

  1. 少なくとも文字又は画像の情報を表示する画像表示部と、
    前記画像表示部の前面に設けられたタッチパネルと、
    前記タッチパネルの押された位置を検出するタッチ検出手段と、
    前記タッチパネルの表面の特定領域を、少なくとも2つ以上は変形可能な変位デバイスと、
    前記変位デバイスを、特定領域以外と同じである第一の形状と、前記表面の特定領域以外と異なる第二の形状とに制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、ユーザのタッチ操作と、タッチ位置に応じて、
    まず第一の形状から第二の形状を形成し、次に第一の形状に変化させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第二の形状とは、前記タッチパネルの表面に対して凸となる形状であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、タッチ位置に応じて、記憶部に記憶されたプログラムを動作させて、変位デバイスに所定の動作を実行する指令を送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、タッチ移動速度ないし移動量が閾値以上である場合、前記記憶部に記憶されたプログラムを動作させて、所定の動作を実行する指令を変位デバイスに送信し、
    タッチ移動速度ないし移動量が閾値未満である場合、タッチ位置から離れた領域に、前記第二の形状を形成する指令を変位デバイスに送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、タッチ位置とタッチ移動速度に基づき、タッチ位置と第二の形状を形成する位置との距離を算出することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、タッチ位置とタッチ操作のベクトル方向に基づき、前記第二の形状を形成する領域を算出することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、前記画像表示部に表示される画像情報と、前記変位デバイスの第一と第二の形状とを、連動させて出力することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の電子機器。
  8. 前記タッチ操作とは、タップ操作、フリック操作、スライド操作、スワイプ操作、の少なくともいずれか1つを含む操作であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の電子機器。
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CN110471602A (zh) * 2018-05-11 2019-11-19 富士施乐株式会社 信息处理装置、系统、方法和非暂时性计算机可读介质

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