JP2017218090A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両異常発生時にインバータなどの高電圧部品に印加する電圧が動作保障電圧以上となることを防ぎ、かつ車両に異常が発生してからエンジン回転数が低下するまでの時間を短縮できる車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジン2と、車両1の駆動源であるモータ3と、エンジン2と機械的に接続された発電機4と、発電機4が発電した電力を変換して高電圧バッテリ6に充電するインバータ5と、発電機4が駆動している状態で、車両1に異常が発生したとき、エンジン2と発電機4を制御させてエンジン回転数を低下させた後、高電圧バッテリ6を遮断するハイブリッドECU8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
エンジンと走行用モータを備えたハイブリッド車両では、高電圧バッテリからインバータを経由して走行用モータに電力を供給している。このようなハイブリッド車両では、車両に異常が発生した場合に、高電圧バッテリとインバータの間に設けられたリレーで高電圧バッテリからの電力を遮断している。
例えば、特許文献1には、モータが回転している状態でインバータと並列に接続された放電回路のスイッチ素子がオン故障しているときに、モータの回転数を低下させてから電源システムのリレーを遮断させることで、放電回路の過熱を抑制する技術が開示されている。
特開2014−183718号公報
ところで、走行用モータの他に、エンジンと機械的に接続された発電機を搭載したハイブリッド車両において、発電機が駆動している状態で車両に異常が発生したときは、高電圧バッテリとインバータの間に設けられたリレーをオフすることにより高電圧バッテリからの電力を遮断する。しかしながら、例えば異常発生時に発電機の誘起電圧がインバータ内にある平滑コンデンサ電圧よりも高い場合、リレーをオフすると平滑コンデンサに電流が流れることにより平滑コンデンサ電圧が急激に上昇し、インバータなどの高電圧部品にそれぞれの動作保障電圧を超えた電圧が印加されてしまう可能性がある。よって発電機と平滑コンデンサの電圧の大小関係によっては、異常発生後すぐにリレーをオフすることは得策ではない。一方で、異常発生から高電圧遮断までの時間を短くし、素早く車両を安全状態に移行させたいという要求がある。素早く高電圧遮断に移行するためには、如何にエンジン回転数を素早く低下させ、発電機の誘起電圧を平滑コンデンサ電圧未満とするかが課題となってくる。
そこで、本発明は、車両異常発生時にインバータなどの高電圧部品に印加する電圧が動作保障電圧以上となることを防ぎ、かつ車両に異常が発生してからエンジン回転数が低下するまでの時間を短縮できる車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、エンジンと、前記エンジンと機械的に接続された発電機と、前記発電機が発電した電力を変換して高電圧バッテリに充電するインバータと、前記インバータの前記高電圧バッテリ側の正極と負極に接続された平滑コンデンサと、前記発電機が前記エンジンにより駆動されている状態のときに、前記車両の異常が発生した場合、エンジントルクを低下させるだけでなく、前記発電機がエンジンに対して負荷をかけることによりエンジン回転数を低下させた後に、前記高電圧バッテリの給電径路を遮断する制御部と、を備えるものである。
このように本発明によれば、車両異常発生時にインバータなどの高電圧部品に印加する電圧が動作保障電圧以上となることを防ぎ、かつ車両に異常が発生してからエンジン回転数が低下するまでの時間を短縮できる車両の制御装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置のブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置の高電圧遮断制御処理の手順を示すフローチャートである。 図3は、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置のブレーキ制御処理を実行する高電圧遮断制御処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置のブレーキ制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る車両の制御装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置を搭載した車両1は、内燃機関としてのエンジン2と、モータ3と、発電機4と、インバータ5と、高電圧バッテリ6と、ブレーキシステム7と、制御部としてのハイブリッドECU(Electronic Control Unit)8と、エンジンECU9と、バッテリECU10と、ブレーキECU11とを含んで構成される。
本実施形態の車両1は、エンジン2を発電機4による発電の動力源としてのみ使用し、駆動軸に動力を伝えるのはモータ3のみのシリーズ式ハイブリッド車両である。また、車両1は、駆動用と発電用の二つのモータを搭載する2モータハイブリッドシステムで構成されている。
エンジン2は、ピストンが気筒を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行なう4サイクルのエンジンによって構成されている。
エンジン2は、不図示の燃料供給装置を備えている。燃料供給装置は、各気筒に対応するインジェクタ21を有する。インジェクタ21は、エンジンECU9に接続され、燃料噴射タイミング、燃料噴射量がエンジンECU9によって制御される。
モータ3は、例えば、複数の永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻きつけられたステータと、を備えた同期型モータで構成される。モータ3は、ステータコイルに三相交流電圧が印加されることでステータに回転磁界が形成され、この回転磁界によりロータが回転して駆動力を生成する。
また、モータ3は、発電時における回転抵抗を車両1の制動に利用するように駆動される。これにより、モータ3は、回生によって発電できる機能を有する。このように、モータ3は、発電機としても機能し、高電圧バッテリ6を充電するための電力を生成できるようになっている。
発電機4は、エンジン2と機械的に接続され、エンジン2の動力によって発電し、高電圧バッテリ6を充電する。
インバータ5は、ハイブリッドECU8の制御により三相交流電力をモータ3及び発電機4に供給する。また、インバータ5は、モータ3及び発電機4が発電した三相交流電力を直流電力に変換して高電圧バッテリ6を充電する。
インバータ5は、モータ用ECU51と、モータ用スイッチング素子52と、発電機用ECU53と、発電機用スイッチング素子54とを備えている。
モータ用ECU51は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをモータ用ECU51として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、モータ用ECU51として機能する。モータ用ECU51は、ハイブリッドECU8、発電機用ECU53に接続され、これら各ECUと相互にデータのやりとりを行なう。
モータ用ECU51の出力ポートには、モータ用スイッチング素子52を含む各種制御対象類が接続されている。
モータ用スイッチング素子52は、高電圧バッテリ6から供給される直流電力をスイッチング処理により三相の交流電力に変換してモータ3に供給する。モータ用スイッチング素子52は、モータ3の出力トルクが所望の値となるようにモータ用ECU51により制御される。
モータ用スイッチング素子52は、ハイブリッドECU8からのモータスイッチング素子強制遮断信号により動作を停止する(オフ状態になる)。
発電機用ECU53は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットを発電機用ECU53として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、発電機用ECU53として機能する。発電機用ECU53は、ハイブリッドECU8、モータ用ECU51に接続され、これら各ECUと相互にデータのやりとりを行なう。
発電機用ECU53の出力ポートには、発電機用スイッチング素子54を含む各種制御対象類が接続されている。
発電機用スイッチング素子54は、発電機4から供給される交流電力を直流電力に変換して高電圧バッテリ6に供給する。発電機用スイッチング素子54は、発電機4の出力トルクが所望の値となるように発電機用ECU53により制御される。
ハイブリッドECU8は、トルク指令信号をモータ用ECU51に送信し、モータ用ECU51にモータ3の出力トルクがトルク指令信号に設定された指令トルクになるようにモータ3を制御させる。また、ハイブリッドECU8は、発電トルク指令信号を発電機用ECU53に送信し、発電機用ECU53に発電機4の出力トルクが発電トルク指令信号に設定された目標発電トルクになるように発電機4を制御させる。
インバータ5の高電圧バッテリ6側の正極と負極には、平滑コンデンサ55が接続されている。
高電圧バッテリ6は、例えば、ニッケル蓄電池やリチウム蓄電池等からなり、複数のセルを直列に接続して構成されている。高電圧バッテリ6は、インバータ5を介してモータ3及び発電機4に電力を供給する。高電圧バッテリ6の各セルのセル電圧や、温度、充電電流及び放電電流はバッテリECU10で検出できるようになっている。
高電圧バッテリ6とインバータ5との間にはメインリレー12が接続されている。
メインリレー12は、バッテリECU10の制御によりオンまたはオフして、高電圧バッテリ6とインバータ5の接続(オン)や切断(オフ)を行なう。
ブレーキシステム7は、車両1のブレーキを制御する。ブレーキシステム7は、ブレーキECU11の制御によりブレーキを制御する。ブレーキシステム7は、車両1の車速を検出することができるようになっており、検出した車速をブレーキECU11に通知するようになっている。
ハイブリッドECU8は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをハイブリッドECU8として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ハイブリッドECU8として機能する。ハイブリッドECU8は、エンジンECU9、バッテリECU10、ブレーキECU11、モータ用ECU51、発電機用ECU53に接続され、これら各ECUと相互にデータのやりとりを行なう。
ハイブリッドECU8の入力ポートには、不図示のアクセル開度センサ、シフトポジションセンサを含む各種センサ類が接続されている。
また、ハイブリッドECU8の出力ポートには、モータ用スイッチング素子51を含む各種制御対象類が接続されている。
エンジンECU9は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをエンジンECU9として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、エンジンECU9として機能する。また、エンジンECU9は、ハイブリッドECU8に接続され、相互にデータのやりとりを行う。
エンジンECU9の入力ポートには、エンジン回転数センサ22を含む各種センサ類が接続されている。エンジン回転数センサ22は、エンジン2の機関回転数であるエンジン回転数を検出する。
一方、エンジンECU9の出力ポートには、インジェクタ21を含む各種制御対象類が接続されている。
バッテリECU10は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをバッテリECU10として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、バッテリECU10として機能する。また、バッテリECU10は、ハイブリッドECU8に接続され、相互にデータのやりとりを行う。
バッテリECU10の入力ポートには、高電圧バッテリ6の各種センサ類が接続されている。一方、バッテリECU10の出力ポートには、メインリレー12を含む各種制御対象類が接続されている。
ブレーキECU11は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
このコンピュータユニットのROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをブレーキECU11として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ブレーキECU11として機能する。また、ブレーキECU11は、ハイブリッドECU8に接続され、相互にデータのやりとりを行う。
ブレーキECU11の入力ポートには、ブレーキシステム7の各種センサ類が接続されている。一方、ブレーキECU11の出力ポートには、ブレーキシステム7を含む各種制御対象類が接続されている。
このような車両1において、ハイブリッドECU8は、各種センサ類から得られる情報に基づいて、各種制御対象類を制御するようになっている。例えば、ハイブリッドECU8は、アクセル開度センサによって検出されたアクセル開度や車速などに基づいて目標駆動トルクを算出し、モータ3により目標駆動トルクを不図示の駆動軸に出力させるようにインバータ5を制御する。
また、ハイブリッドECU8は、高電圧バッテリ6の充電容量などに基づいて車両1に必要な発電出力を算出し、この発電出力を発電するために必要な目標エンジン回転数と目標エンジントルクと目標発電トルクとを算出する。ハイブリッドECU8は、目標エンジン回転数及び目標エンジントルクをエンジンECU9に送信して、目標エンジン回転数及び目標エンジントルクになるように制御させるとともに、発電機4に目標発電トルクを出力させるようにインバータ5を制御する。
本実施形態のハイブリッドECU8は、車両1に、例えば、モータ用ECU51の異常などの異常が発生すると、フェールセーフとして高電圧バッテリ6を遮断するモードに移行する。
本実施形態では、発電機4が駆動しており、モータ3の誘起電圧Ed、平滑コンデンサ55の電圧Eb、発電機4の誘起電圧EgがEd<Eb<Egの関係を満足する状態でモータ用ECU51に異常が発生した場合を考える。
ハイブリッドECU8は、発電機4が駆動しており、モータ3の誘起電圧Ed、平滑コンデンサ55の電圧Eb、発電機4の誘起電圧EgがEd<Eb<Egの関係を満足する状態でモータ用ECU51に異常が発生した場合、まずモータ用スイッチング素子強制遮断信号をモータ用スイッチング素子51に送信して、モータ用スイッチング素子51をオフ状態にする。モータ用ECU51に異常が発生した場合、モータ用ECU51にスイッチング素子のオフ要求をしても正しく実行されるか不明であるためである。
このとき、上述したように、モータ3の誘起電圧Edが平滑コンデンサ55の電圧Eb未満であるため、モータ用スイッチング素子51を通って高電圧バッテリ6の方向に電流が流れることはなく、運転者が意図しない回生トルクは発生しない。
ハイブリッドECU8は、高電圧バッテリ6を遮断する必要があると判定したとき、素早くエンジン回転数を落とすため、エンジン2のエンジン回転数及びエンジントルクと発電機4の発電トルクを制御する。
具体的には、ハイブリッドECU8は、発電要求出力瞬時値P_reqi=0[W]に設定し、現在の発電出力から発電要求出力瞬時値P_reqi=0[W]にするまでの発電要求出力瞬時値P_reqiになまし処理を施し、今回の処理での発電要求出力P_reqを算出する。
ハイブリッドECU8は、発電要求出力P_reqから目標エンジン回転数Neng_reqを算出する。ハイブリッドECU8は、例えば、発電要求出力P_reqから目標エンジン回転数Neng_reqが決まるマップにより目標エンジン回転数Neng_reqを算出する。
ハイブリッドECU8は、発電要求出力P_reqと目標エンジン回転数Neng_reqから以下の式1により目標エンジントルクTeng_reqを求める。
Teng_req = 60*P_req/(2π*Neng_req) ...(式1)
ハイブリッドECU8は、目標エンジン回転数Neng_reqと実エンジン回転数Neng_actの差がゼロになるような目標発電トルクTgen_reqを算出する。
ハイブリッドECU8は、目標エンジン回転数Neng_req及び目標エンジントルクTeng_reqをエンジンECU9に送信して、目標エンジン回転数Neng_req及び目標エンジントルクTeng_reqになるようにエンジン2を制御させる。
ハイブリッドECU8は、発電機用ECU53に目標発電トルクTgen_reqを設定した発電トルク指令信号を送信し、発電機用ECU53に発電機4の出力トルクが目標発電トルクTgen_reqになるように発電機4を制御させる。
ハイブリッドECU8は、上述のような素早くエンジン回転数を落とす処理を繰り返し行ない、実エンジン回転数Neng_actが十分低下したと判定した場合、高電圧バッテリ6を遮断する。
ハイブリッドECU8は、発電機4の誘起電圧Egとインバータ5の平滑コンデンサ55の電圧Ebが以下の式2を満たす場合、実エンジン回転数Neng_actが十分低下したと判定する。なお、式2のαは、安全のためのマージンである。
Eg + α < Eb ...(式2)
ハイブリッドECU8は、式2が成立したと判定した場合、エンジン2を停止させ、発電機用スイッチング素子54のオフ処理を行ない、メインリレー12をオフする。
ハイブリッドECU8は、エンジンECU9にフューエルカット信号を送信してエンジン2を停止させる。エンジンECU9は、フューエルカット信号を受信すると、インジェクタ21による燃料噴射を止めて、エンジン2を停止させる。
ハイブリッドECU8は、発電機用ECU53に発電機用スイッチング素子54のオフ要求を送信する。発電機用ECU53は、発電機用スイッチング素子54のオフ要求を受信すると、発電機用スイッチング素子54をオフ状態にする。
ハイブリッドECU8は、上述のような素早くエンジン回転数を落とす処理に加え、車両1の車速を抑えるブレーキ制御処理を行なってもよい。
ハイブリッドECU8は、モータ3の誘起電圧Edとインバータ5の平滑コンデンサ55の電圧Ebの関係が、Ed=Ebとなる車速を求め、その車速からマージンを考慮した最高車速閾値V*を設定する。
具体的には、ハイブリッドECU8は、高電圧バッテリ6を遮断する必要があると判定したとき、モータ3の誘起電圧Edとインバータ5の平滑コンデンサ55の電圧Ebの関係をEd=Ebとし、モータ3の誘起電圧Edからモータ回転数Nd'を算出する。
ハイブリッドECU8は、モータ回転数Nd'から減速比とタイヤ半径を考慮して以下の式3により車速V'を算出する。
車速V'=モータ回転数Nd'×2π×タイヤ動的半径×60÷1000÷減速比...(式3)
ハイブリッドECU8は、車速V'からマージン分を減算して最高車速閾値V*を算出する。
ハイブリッドECU8は、最高車速閾値V*をブレーキECU11に送信する。ブレーキECU11は、車両1の車速が最高車速閾値V*を超えないようにブレーキシステム7を制御する。
ハイブリッドECU8は、上述のようなブレーキ制御処理を上述の式2が成立するまで繰り返し行なう。なお、繰り返し最高車速閾値V*を算出するのではなく、予め最高車速閾値V*設定しておき、その最高車速閾値V*を超えないようにブレーキシステム7を制御してもよい。
例えば、下り坂を走行中に車両1に異常が発生し、運転者がブレーキ操作を行なわなかった場合、エンジン回転数の低下中に車速が上昇し、モータ3の誘起電圧Edがインバータ5の平滑コンデンサ53の電圧Ebを超えてしまう可能性がある。その場合、モータ用スイッチング素子51を通って高電圧バッテリ6に電流が流れ、モータ3に運転者の意図しない(制御できない)回生トルクが発生してしまい、ドライバビリティが悪化する。
上述のブレーキ制御処理を実行することで、このようなドライバビリティの悪化を抑えることができる。
以上のように構成された本実施形態に係る車両の制御装置による高電圧遮断制御処理について、図2を参照して説明する。なお、以下に説明する高電圧遮断制御処理は、モータ3の誘起電圧Ed、平滑コンデンサ55の電圧Eb、発電機4の誘起電圧EgがEd<Eb<Egの関係を満足する状態でモータ用ECU51に異常が発生したと判定されると開始される。
ステップS101において、ハイブリッドECU8は、モータ用スイッチング素子52をオフにする。
ステップS102において、ハイブリッドECU8は、上述の発電要求出力P_reqを算出する発電要求出力演算処理を実行する。
ステップS103において、ハイブリッドECU8は、上述の目標エンジン回転数Neng_reqと目標エンジントルクTeng_reqとを算出する目標エンジン回転数と目標エンジントルク演算処理を実行する。
ステップS104において、ハイブリッドECU8は、上述の目標発電トルクTgen_reqを算出する目標発電トルク演算処理を実行する。
ステップS105において、ハイブリッドECU8は、算出した目標エンジン回転数Neng_req、目標エンジントルクTeng_req、目標発電トルクTgen_reqになるようにエンジン2と発電機用スイッチング素子54を制御させる。
ステップS106において、ハイブリッドECU8は、発電機4の誘起電圧Egとインバータ5の平滑コンデンサ55の電圧Ebが上述の式2を満たすか否かを判定する。上述の式2を満たさないと判定した場合、ハイブリッドECU8は、ステップS102から処理を繰り返す。
上述の式2を満たすと判定した場合、ハイブリッドECU8は、ステップS107において、車両1の動作状態を表す車両モードを走行停止モードに移行させる。
ステップS108において、ハイブリッドECU8は、エンジンECU9にフューエルカット信号を送信するエンジン停止処理を実行する。
ステップS109において、ハイブリッドECU8は、発電機用スイッチング素子54をオフにする。
ステップS110において、ハイブリッドECU8は、メインリレー12をオフにして、処理を終了する。
次に、本実施形態に係る車両の制御装置による上述のブレーキ制御処理を実行する高電圧遮断制御処理について、図3を参照して説明する。なお、以下に説明するブレーキ制御処理を実行する高電圧遮断制御処理は、モータ3の誘起電圧Ed、平滑コンデンサ55の電圧Eb、発電機4の誘起電圧EgがEd<Eb<Egの関係を満足する状態でモータ用ECU51に異常が発生したと判定されると開始される。
図3に示すように、図2の高電圧遮断制御処理と同様に、ステップS101において、ハイブリッドECU8は、モータ用スイッチング素子52をオフにする。
ステップS201において、ハイブリッドECU8は、後述する図4に示すブレーキ制御処理を起動する。このため、ブレーキ制御処理とステップS102からステップS105までの処理は並列に処理される。
図2の高電圧遮断制御処理と同様に、ステップS102からステップS105において、ハイブリッドECU8は、発電要求出力演算処理を実行し、目標エンジン回転数と目標エンジントルク演算処理を実行し、目標発電トルク演算処理を実行し、算出した目標エンジン回転数Neng_req、目標エンジントルクTeng_req、目標発電トルクTgen_reqになるようにエンジン2と発電機用スイッチング素子54を制御させる。
図2の高電圧遮断制御処理と同様に、ステップS106において、ハイブリッドECU8は、発電機4の誘起電圧Egとインバータ5の平滑コンデンサ55の電圧Ebが上述の式2を満たすか否かを判定し、式2を満たさないと判定した場合、ステップS201から処理を繰り返す。
式2を満たすと判定した場合、図2の高電圧遮断制御処理と同様に、ステップS107からステップS110において、ハイブリッドECU8は、車両モードを走行停止モードに移行させ、エンジン停止処理を実行し、発電機用スイッチング素子54をオフにし、メインリレー12をオフにして、処理を終了する。
次に、本実施形態に係る車両の制御装置によるブレーキ制御処理について、図4を参照して説明する。
ステップS202において、ハイブリッドECU8は、上述のようにモータ3の誘起電圧Ed=平滑コンデンサ55の電圧Ebとなるモータ回転数Nd'を算出する。
ステップS203において、ハイブリッドECU8は、モータ回転数Nd'から減速比とタイヤ半径を考慮して車速V'を算出する。
ステップS204において、ハイブリッドECU8は、車速V'からマージン分を減算して最高車速閾値V*を算出する。
ステップS205において、ハイブリッドECU8は、最高車速閾値V*をブレーキECU11に送信して、車両1の車速が最高車速閾値V*を超えないようにブレーキシステム7を制御させる。
このように、上述の実施形態では、ハイブリッドECU8は、発電機4が駆動しており、モータ3の誘起電圧Ed、平滑コンデンサ55の電圧Eb、発電機4の誘起電圧EgがEd<Eb<Egの関係を満足する状態で車両1に異常が発生したとき、エンジン2の回転数やトルクと発電機4のトルクを制御させてエンジン回転数を低下させた後、高電圧バッテリ6を遮断する。
これにより、発電機が駆動しており、モータ3の誘起電圧Ed、平滑コンデンサ55の電圧Eb、発電機4の誘起電圧EgがEd<Eb<Egの関係を満足する状態で、車両1に異常が発生したときは、発電機4がエンジン2に対して負荷をかけてエンジン回転数を低下させた後、高電圧バッテリ6を遮断する。このため、車両1に異常が発生してからエンジン回転数が低下するまでの時間を短縮することができる。
また、ハイブリッドECU8は、エンジン回転数を低下させて、発電機4の誘起電圧Egが平滑コンデンサ55の電圧Ebより小さくなった後に、高電圧バッテリ6を遮断する。
これにより、発電機4の誘起電圧Egが平滑コンデンサ55の電圧Ebより小さくなった後に、高電圧バッテリ6が遮断される。このため、平滑コンデンサ55に電流が流れることがなく過電圧になることを防ぎ、インバータ5やその他平滑コンデンサ55と並列に接続された高電圧部品、例えば、電動コンプレッサやDCDCコンバータなどに作用する電圧が動作保証電圧以上になることを防ぐことができる。
また、ハイブリッドECU8は、車両1の車速をモータ3の誘起電圧Edと平滑コンデンサ55の電圧Ebから決まる最高車速閾値V*未満になるようにブレーキシステム7を制御させる。
これにより、車速が最高車速閾値V*未満になるようにブレーキシステム7が制御される。このため、例えば、下り坂などで車速上昇によりモータ3の誘起電圧Edが平滑コンデンサ55の電圧Ebとなることを防ぎ、運転者の意図しない場面で回生ブレーキが働くことを防ぐことができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 エンジン
3 モータ
4 発電機
5 インバータ
6 高電圧バッテリ
7 ブレーキシステム
8 ハイブリッドECU(制御部)
9 エンジンECU
11 ブレーキECU
12 メインリレー
51 モータ用ECU
53 発電機用ECU
55 平滑コンデンサ

Claims (2)

  1. エンジンと、
    前記エンジンと機械的に接続された発電機と、
    前記発電機が発電した電力を変換して高電圧バッテリに充電するインバータと、
    前記インバータの前記高電圧バッテリ側の正極と負極に接続された平滑コンデンサと、
    前記発電機が前記エンジンにより駆動されている状態のときに、前記車両の異常が発生した場合、エンジン回転数を低下させた後に、前記高電圧バッテリの給電径路を遮断する制御部と、を備える車両の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記エンジン回転数を低下させ、前記発電機の誘起電圧が前記平滑コンデンサの電圧より小さくなった後に、前記高電圧バッテリの給電径路を遮断する請求項1に記載の車両の制御装置。
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