JP2017217681A - ワーク保持治具の交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブロックの装着・取り外しと同時に、複数のエア配管の接続/取り外しを行うことができるワーク保持治具用の交換装置を提供する。【解決手段】前面に開口する有底の穴14を有するホルダ12と、ホルダの穴に、装着可能な挿入位置と軸方向の移動が拘束される固定位置との間で回動自在に嵌合される挿入部15を有するブロック13とからなり、ホルダ12の穴の底面14aに複数本のエア源通路が開口しており、挿入部の先端面に、固定位置でエア源通路と連通するエア受け通路が形成されており、ホルダ12の穴14の内周面とブロック13の挿入部15の外周面に、ブロック13の回動操作を基部側への押し込み操作に変換する機構(縦溝24、横溝25、突起26)が設けられているワーク保持治具の交換装置10。【選択図】図1

Description

本発明はプレス機械の金型間でワークの搬送を行うロボットのワーク保持治具の交換装置に関する。
特許文献1には、プレス機械のワーク吸着用治具の基部に固定したブロックを、フィードバーの前面に設けたホルダに着脱自在に装着するワーク吸着治具交換装置が開示されている。この装置では、ブロックをホルダに装着すると、ワーク吸着用のバキューム回路も同時に連結される。そしてブロックを装着した後、ホルダに内装したエアシリンダを作動させてブロックの側面をホルダの内側の側面に押圧し、両者の間に介在されるOリングにシール圧を与えると共に、ブロックを固定するようにしている。なお、特許文献1の図5には、従来技術として、押しボルトでブロックをホルダに横向きに押しつける交換装置が記載されている。
特開平08−1260号公報
前記従来の交換装置では、接続できるエア配管(バキューム回路)が1本だけである。そのため、エアシリンダで開閉させるワーク把持治具に交換する場合は、バキューム回路を圧縮空気回路に交換したり、回路を切り換えたりする必要があり、段取り替えが煩雑である。また、エア配管を増やそうとしても、ブロックの側面やホルダの内側の側面は幅が狭いので困難である。
さらに従来の装置では、エア圧や油圧を使用してピストンを作動させる必要があり、しっかりと固定するためには大きなピストンにするか、大きなエア圧、油圧が必要である。そのため、装置が複雑で価格的にも不利である。他方、押しボルトを使用する装置では、簡易な構成で、価格的にも有利であるが、スパナなどの工具を用いて作業する必要がある。
本発明は上記従来の装置の問題を解消し、ブロックの装着・取り外しと同時に、保持具が用いる複数のエア配管の接続/取り外しを行うことができるワーク保持治具用の交換装置を提供することを技術課題としている。
本発明のワーク保持治具の交換装置は、ワーク搬送装置のフィードバーに固定され、前面に開口する有底の穴を有するホルダと、ワーク保持治具の基部に設けられ、前記ホルダの穴に、装着可能な挿入位置と軸方向の移動が拘束される固定位置との間で回動自在に嵌合される挿入部を有するブロックとからなり、前記ホルダの穴の底面にエア源と連通する複数本のエア源通路が開口しており、前記ブロックの挿入部の先端面に、保持部材と連結され、少なくとも前記固定位置で前記エア源通路と連通するエア受け通路が形成されており、前記ホルダの穴の内周面とブロックの挿入部の外周面に、ブロックの挿入位置から固定位置への回動操作をブロックの基部側への押し込み操作に変換する変換機構が設けられていることを特徴としている。このような交換装置では、前記エア源通路が、バキューム用の負圧の通路と圧縮エアの通路を備えているものが好ましい。
また、前記変換機構が、ホルダの穴の内周面とブロックの円柱部の外周面のうち、いずれかに設けられる突起と、他方に設けられる溝ないし突起とからなるものが好ましい。また、前記変換機構が、ブロックの回動によってブロックを抜けないように係合する係合機構を兼ねているものが好ましい。
前記ホルダの穴の内周面に半径方向内向きに複数個の突起が突出しており、前記ブロックの外周面に、ブロックの挿入方向で突起を通す複数本の縦溝と、ブロックの回動方向で突起を通し、かつ、内壁で突起の先端部と係合する少なくとも1本の横溝が形成されており、前記ブロックの回動によって突起の先端部が横溝の側壁に乗り上げて係合し、その乗り上げによってブロックを基部側に押し込むように構成されているものが好ましい。
さらに前記いずれの交換装置においても、ホルダに、ブロックの回動を固定位置において拘束/解除するロック部材が設けられているものが好ましい。
本発明の交換装置では、ホルダの底面と、その面と当接するブロックの挿入部の先端面に複数個のエア源通路およびエア受け通路が開口している。これらの底面や先端面は、面積を広くすることができる。したがって複数個、とくに3個以上、あるいは5組以上のエア源通路およびエア受け通路のセットを互いに干渉しないように設けることは比較的容易である。
また、係合機構によってブロックを回動させるだけで、ブロックをホルダに固定してエア源通路を連結したり解除したりできる。そのため、エアシリンダや油圧シリンダなどの機構は不要である。さらにブロックは吸着治具や把持治具などの治具の基部に固定されるが、これらの治具(あるいは治具のブラケット)を把持すれば比較的軽くブロックを回動することができる。そのため、工具を使わずに治具の交換ができる。
さらにエア源通路が複数本設けられているので、吸着するワークによって、強い吸着と弱い吸着を切り換えたり、把持する力の強さを切り換えたりすることができる。また、異なるタイミングで2種類の吸着操作あるいは2種類の把持操作を作動させることもできる。さらに把持と、把持したフィンガの反転を行ったり、把持の動作を2段階で行うこともできる。また、前記エア源通路が、バキューム用の負圧の通路と圧縮エアの通路を備えている場合は、ワークによって吸着と把持を選択することができる。さらに吸着と把持を同時に作動させることも可能である。
前記変換機構が、ホルダの穴の内周面とブロックの円柱部の外周面のうち、いずれかに設けられる突起と、他方に設けられる溝ないし突起とからなる場合は、一方の突起と他方の溝または突起の当接部の形状や傾斜の角度を適切に設計することができる。それにより、吸着治具や把持治具の回動に対する押し込みの力を所望の範囲にすることができる。また、押し込みの力を調節可能に設計することも可能である。前記変換機構が、ブロックの回動によってブロックを抜けないように係合する係合機構を兼ねている場合は、変換機構と係合機構を別個に設ける必要がなく、コンパクトに設計することができる。
前記ホルダの穴の内周面に半径方向内向きに複数個の突起が突出しており、前記ブロックの外周面に、ブロックの挿入方向で突起を通す複数本の縦溝と、ブロックの回動方向で突起を通し、かつ、内壁で突起の先端部と係合する少なくとも1本の横溝が形成されており、前記変換機構が、ブロックの回動によって突起の先端部が横溝の側壁に乗り上げ、その乗り上げによってブロックが基部側に押し込むように構成されている場合は、複数の突起でバランスよくブロックを押し込むことができる。そのため、エア源通路とエア受け通路の連結やシールが容易になる。
前記交換装置において、ホルダに、ブロックの回動を拘束/解除するロック部材が設けられている場合は、ブロックを固定位置に拘束することにより、安全性が向上する。
本発明の交換装置の一実施形態におけるホルダとブロックの結合前の状態を示す斜視図である。 図1の交換装置の結合後の状態を示す平面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図4aは図3のIV-IV線断面図、図4bは図4aのB−B線断面図、図4cは図4aのC矢視、図4dは挿入位置にあるブロックの先端面を示す正面図である。 図5aおよび図5bはそれぞれ図1の交換装置のブロックの溝とホルダのピンの協働関係を示す要部平面図、図5cはそれらの要部拡大図である。 図3のVI-VI線断面図である。 図1の交換装置のロックレバーの作用を示す側面図である。 本発明の交換装置の他の実施形態を示す概略斜視図である。
図1に示す交換装置10は、フィードバー11に固定されるホルダ12と、そのホルダに着脱自在に取り付けられるブロック13からなる。ブロックは吸着治具や把持治具のブラケットBRの後端に固定されるものであり、ワークの材質や形状に応じて適切な形態の治具にブロック13ごと交換する。ブロック13の前面の上下のねじ穴13aは、ブラケットBRを固定するためのものである。ホルダ12の前面には底面を有する円筒状の穴14が形成されており、ブロック13には、この穴14に着脱自在に、かつ回動自在に嵌合する円柱状の挿入部15が設けられている。
ホルダ12は略直方体であり、この実施形態では、加工の容易さ、精度出しの容易さから、ホルダ12を本体16と、その本体の背面に固定されるプレート17とに分割して構成している(図2参照)。それらはノックピンなどによって位置決めされており、ボルト(図3の符号17a)などで一体に結合される。前述の穴14は本体16を貫通しており、プレート17の前面が穴14の底面14aとなっている。そしてその底面に5本のエア源通路18a〜18eが開口している(図3参照)。穴14の底面14a、すなわちプレート17の前面は後述するOリングが摺動する面であるので、平滑に仕上げられており、エア源通路の開口の周縁はOリングと引っかかりがないように仕上げられている。
これらのエア源通路は、図3に示すように、互いに間隔をあけて、しかもブロックとの結合、解除が一斉にできるよう中央に集めて配列されており、中央の通路18a、右側の上下2個の通路18b、18c、左側の上下2個の通路18d、18eのようにバランスを考慮して、通路同士が干渉しないように配列されている。中央の通路18aおよび右側の2個の通路18b、18cはプレート17内に形成された通路を経由して右側の側面に開口している(図4参照)。それらの通路の開口端にはチューブを連結するニップル(竹の子ニップル)19が螺合しており、フィードバーなどに固定された真空発生装置などにチューブを介して連結されている。真空発生装置としては、たとえばベンチュリ管を利用した圧縮空気で作動するものが用いられる。不要な通路はプラグしておく。図3のホルダ12の右下の符号STはブロック13の回動を止めるストッパである。
他方、中央の通路18aは、ホルダの本体16およびティー20などを経由して真空検出スイッチSWに連結されている。中央の通路18aの右側の側面の開口は、不要であれば、たとえばプラグなどで密閉する。左側の上下の通路18d、18eはプレート17に形成された通路を経由して左側の側面に開口している(図7参照)。これらはニップル19を介して圧縮空気のチューブが連結され、その圧縮空気がブロック13のエア受け通路を通って把持機構や反転機構のエアシリンダなどを駆動する。エアシリンダなどは、通常は1本の通路と戻りスプリングによって往復駆動するが、2本の通路を用いてもよい。圧縮空気が不要であればプラグしておく。
図1に戻って、ブロック13は直方体状の本体部13bと、その背面側から突出する前述の円柱状の挿入部15とを備えている。本体部13bのコーナには45度に切り欠かれた切り欠き面13cが形成されている。挿入部15の先端面には、装着時にプレート17のエア源通路18a〜18eと対応するエア受け通路21a〜21eが形成されている(図4b参照)。それらのエア受け通路は、挿入部15に沿って本体部13bの側に延び、途中から横方向の孔と連通して側方に開口している(図6参照)。
本実施形態では、ブロック13の挿入部15の先端面15aに、それぞれのエア受け通路21a〜21eを囲むように、Oリング用の凹溝ないし凹所22が形成されている。これらの凹所22は、Oリング(図4の符号23)を押圧して変形させることにより適切なシール圧が得られるよう、自然な状態では先端面15aからOリング23が僅かに突出する深さに形成されている。Oリングは弾力性を維持できる接着剤で凹溝ないし凹所22に接着される。
ブロック13のエア受け通路21a〜21eのうち、中央のエア受け通路21aは、図6に破線で示されるように、ブロック13の先端面15aから軸心と平行に延び、途中で横方向の通路と連通し、本体部13bの側面に開口している。他のエア受け通路21b〜21eについても、ブロック13の先端から軸と平行に延び、途中で斜め方向の通路と連通し、本体部13bの切り欠き面13cに開口している(図4c参照)。
つぎにブロック13のホルダー12への押し込み・係合機構を説明する。図1に示すように、ブロック13の挿入部15の外周面には、軸方向に延びる縦溝24と、周方向に延びる環状の横溝25とが形成されている。この実施形態では、図4bに示すように、縦溝24は挿入部15の中心軸に対して対称に、上下2カ所に設けている。これらの縦溝24は、ブロック13を固定したときに上端および下端からいくらか周方向にずれた位置に形成されている。他方、図4a、図4bに示すように、ホルダ12には、縦溝24を通過して横溝25と係合する突起26が、穴14の上下2カ所から半径方向内向きに突出している。
この実施形態では、突起26はホルダの本体16の上面と下面に取り付けられる上下一対のガイド部材27によって構成している。ガイド部材27は、略円板状の取り付け板28と、その取り付け板の中央から突出する軸29とから構成している。そして軸29の先端部に、軸の中心から偏心した細い円柱状の偏心ピン29aが形成されている。この偏心ピン29a、とくに穴14の内周面から突出する部位が前述の突起26である。
上記のように構成されるブロック13をホルダ12に取り付けるには、まず図3の想像線および図4dに示すように、ブロック13を少し傾けて縦溝24を上下に位置させ、縦溝24と突起26を合わせた状態にする(挿入位置)。そしてその状態からブロック13を軸方向に押し込む。それにより突起26が縦溝24内を通り、横溝25の位置に来る。その状態でブロック13を時計回りに回動させると、突起26が横溝25内に入り込み、横溝の壁面25aと係合する(固定位置)。これらのブロック13の縦溝24や横溝25と突起26の相互作用は、上下の突起26と、それらと対応する縦溝、横溝との間で同時に奏される。したがって上下のバランスがとれ、挿入部15はスムーズに穴14に入っていく。
突起26が横溝25と係合している状態では、ブロック13はホルダ12から外れない。ブロック13をホルダ12から外すには、前記と逆に、ブロック13を反時計周りに回動させ、突起26が縦溝24の位置まで来るようにする。その状態では突起26が縦溝24を通るので、ブロック13を外すことができる。
つぎにブロック13をホルダ12に装着するときにシール圧を生じさせる構成(変換機構)を説明する。図5aの状態では、ブロック13の先端面15aとホルダの底面14a(プレート17の前面)との間に、Oリングの締め代分のわずかな隙間があいている。そして突起26の横溝25の壁面25aと係合する部位は締め代に相当する寸法Pが縦溝24内に残っている。この状態からブロックを回動させると、突起26は横溝25の壁面25aに乗り上げる。すなわち円柱状の突起26の凸湾曲面がカム作用を奏し、ブロック13を軸方向先端側に押し込みながら、横溝25内に入り込む。それによりOリングが弾性変形し、シール圧が生ずる。一旦、突起26が横溝25の壁面25aに乗り上げると、Oリングの弾性変形の反力は壁面25aを介して突起26が受けるので、その状態は安定して維持される。
この実施形態では、Oリングを変形させた後、さらにブロック13を回動すると、図3のようにブロックの本体部13bがストッパSTに当接した状態で止まる。この位置(固定位置)では5個のエア源通路の開口と、5個のエア受け通路の開口が合致し、通路同士が連通する。そして通路の連結部では、挿入部15の先端面15aと穴14の底面14aの隙間をOリングがシールする。
ブロック13を逆方向に回動させる場合は、シール圧に基づく摩擦力に抗して回動させる。それにより、前述と同様にブロック13をホルダ12から外すことができる。
前述のように突起26の位置は、横溝の壁面への乗り上げる高さを与え、Oリングにシール圧を生じさせる締め代を規定する。そのため、前述の実施形態では突起26の縦溝方向の位置を調節する機構を採用している。すなわち図2に示すように、取り付け板28には円弧状の長穴30が形成され、それらの長穴に通された2本のボルトないしネジ31によって取り付け板28が角度調節自在にホルダ12の本体16に取り付けられている。そして軸29の先端部は軸心に対していくらか偏心した偏心ピン29aとしている。それにより、取り付け板28を回動し、適切な位置でネジ31を締めることにより、図3または図4における偏心ピン29aの縦溝方向の位置を調節することができる。ガイド部材27の角度を調節する場合、上下のガイド部材を同一角度に調節する。
ブロック13をホルダ12に装着した後は、Oリングなどの摩擦力でその状態が維持される。そのため多少の外力が加わってもブロック13は回動せず、安全に維持される。しかし前記実施形態では、さらに安全にするため、ブロック13を固定位置にロックするロック機構を採用している。図6および図3に示すように、ホルダ12の本体16に、直方体状の切り込み33が形成され、その内部の空間にロックレバー34が収容されている。切り込み33の深さは円筒状の穴14の内周までは達していない。
図6に示すように、ロックレバー34はピン34aによって回動自在に支持されており、穴14の側にロック片35を有する。ブロック13にはそのロック片35と係合する凹部36が形成されている。さらに図7に示すように、ホルダ12の本体16には上面側から切り込み33に向かって貫通する雌ねじ孔37が形成されている。そしてその雌ねじ孔37にボールプランジャ38が螺合されており、先端のボール39が出没自在に設けられ、突出する方向に付勢されている。他方、ロック片35には、ボールプランジャ38のボール39と係合する係合凹部40が形成されている。
そのため、ロックレバー34が穴14の側に回動されたとき、ボールプランジャ38のボール39がロック片35の係合凹部40に係合するので、意図して回動させない限り、ロックレバー34はそのロック位置から移動しない。それにより安全性が高まる。なお、Oリングの弾性変形の反力は、突起26と横溝25の係合によって受けるので、ブロック13を回動させる力は生じない。そのため、ロックレバー34には大きい力は加わらない。したがってボールプランジャ38によるロックレバー34の拘束は、振動などによってロックレバー34が抜けるのを防止する程度で足りる。
前記実施形態では、5本のエア源通路およびエア受け通路を設けているが、1〜4本でもよく、6本以上でもよい。ただし本発明の交換装置は3本以上設ける場合に充分効果を発揮する。前記実施形態では、圧縮エアとバキューム用の真空回路の両方を接続するようにしているが、真空回路のみ、あるいは圧縮エアのみでもかまわない。また、突起26は上下に一対で設けているが、3個以上設けることもできる。その場合は、円周方向等間隔で設けるようにするのが好ましい。
前記実施形態においては、ブロックの挿入部に縦溝と横溝を設けているが、ホルダの突起と係合するものであれば、溝に代えて突起を採用することもできる。また、前記実施形態ではブロックの挿入部を円柱状とし、ホルダの穴に対し、軸方向に挿入する構成を採用しているが、たとえば図8に示すように、ブロック13の挿入部15に一対の切り欠き溝42を形成した略小判状の部位を形成し、ホルダ12に設けた断面T字状のガイド溝43に着脱自在に挿入できるように構成してもよい。ブロック13は略小判状の部位を平行面44に沿って半径方向に挿入し、内部でいくらか回動させる。この場合も前述の実施形態と同様に、回動によって挿入部15の先端面を穴14の底面に押圧する機構を採用する。
10 交換装置
11 フィードバー
12 ホルダ
13 ブロック
13a ねじ穴
13b 本体部
13c 切り欠き面
14 穴
14a 底面
15 挿入部
15a 先端面
16 本体
17 プレート
17a ボルト
18a〜18e エア源通路
19 ニップル
ST ストッパ
SW 真空検出スイッチ
20 ティー
21a〜21e エア受け通路
22 凹部
23 Oリング
24 縦溝
25 横溝
25a 壁面
26 突起
27 ガイド部材
28 取り付け板
29 軸
29a 偏心ピン
30 長穴
31 ネジ
33 切り込み
34 ロックレバー
34a ピン
35 ロック片
36 凹部
37 雌ねじ孔
38 ボールプランジャ
39 ボール
40 係合凹部
42 切り欠き溝
43 ガイド溝
44 平行面
BR ブラケット

Claims (6)

  1. ワーク搬送装置におけるワーク保持治具の交換装置であって、ワーク搬送装置のフィードバーに固定され、前面に開口する有底の穴を有するホルダと、ワーク保持治具の基部に設けられ、前記ホルダの穴に、装着可能な挿入位置と軸方向の移動が拘束される固定位置との間で回動自在に嵌合される挿入部を有するブロックとからなり、前記ホルダの穴の底面にエア源と連通する複数本のエア源通路が開口しており、前記ブロックの挿入部の先端面に、保持部材と連結され、少なくとも前記固定位置で前記エア源通路と連通するエア受け通路が形成されており、前記ホルダの穴の内周面とブロックの挿入部の外周面に、ブロックの挿入位置から固定位置への回動操作をブロックの基部側への押し込み操作に変換する変換機構が設けられている、ワーク保持治具の交換装置。
  2. 前記エア源通路が、バキューム用の負圧の通路と圧縮エアの通路を備えている請求項1記載のワーク保持治具の交換装置。
  3. 前記変換機構が、ホルダの穴の内周面とブロックの円柱部の外周面のうち、いずれかに設けられる突起と、他方に設けられる溝ないし突起とからなる請求項1または2記載のワーク保持治具の交換装置。
  4. 前記変換機構が、ブロックの回動によってブロックを抜けないように係合する係合機構を兼ねている請求項1〜3のいずれかに記載のワーク保持治具の交換装置。
  5. 前記ホルダの穴の内周面に半径方向内向きに複数個の突起が突出しており、前記ブロックの外周面に、ブロックの挿入方向で突起を通す複数本の縦溝と、ブロックの回動方向で突起を通し、かつ、内壁で突起の先端部と係合する少なくとも1本の横溝が形成されており、前記変換機構が、ブロックの回動によって突起の先端部が横溝の側壁に乗り上げて係合し、その乗り上げによってブロックを基部側に押し込むように構成されている請求項3または4記載のワーク保持治具の交換装置。
  6. 前記ホルダに、ブロックの回動を固定位置において拘束/解除するロック部材が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載のワーク保持治具の交換装置。
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